JPH0618650Y2 - プレスの型構造 - Google Patents

プレスの型構造

Info

Publication number
JPH0618650Y2
JPH0618650Y2 JP944489U JP944489U JPH0618650Y2 JP H0618650 Y2 JPH0618650 Y2 JP H0618650Y2 JP 944489 U JP944489 U JP 944489U JP 944489 U JP944489 U JP 944489U JP H0618650 Y2 JPH0618650 Y2 JP H0618650Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
die
bending
bending die
hood
press
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP944489U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02104119U (ja
Inventor
求幸 伏谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP944489U priority Critical patent/JPH0618650Y2/ja
Publication of JPH02104119U publication Critical patent/JPH02104119U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0618650Y2 publication Critical patent/JPH0618650Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Mounting, Exchange, And Manufacturing Of Dies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は上型と下型との間でワークに曲げ加工を行うプ
レスの型構造に関する。
〔従来の技術〕
プレスにおいてシート状のワークに曲げ加工を行う場
合、通常は固定の下型に対して上型を垂直に下降させ
る。このような作業においては、曲げ加工角度の範囲は
シート状のワークの表面に対して直角が最大である。曲
げ加工角度がワークの表面に対して直角以上の場合に
は、水平方向にスライド可能な曲げ用ダイスを用いて寄
せ曲げと呼ばれる曲げを行う。寄せ曲げは、例えば実開
昭63-90522号公報に記載されているように、テーパー面
を有するカムを上型に設け、対応するテーパー面を設け
た寄せ曲げ用ダイスを上型と連動して水平方向に移動さ
せて行う。
ワークに鋭角的な曲げ加工を行う場合には、曲げ加工を
行った後でワークを上方に取り出すときに鋭角に曲げら
れた加工部分が下型と干渉するので、下型に水平方向に
移動可能な寄せ曲げ用ダイスを設けてワークの取り出し
時にワークの鋭角に曲げられた加工部分から後退するよ
うにすることが必要である。
〔考案が解決しようとする課題〕
プレスによって1つのワークに曲げ加工と寄せ曲げ加工
とを行う場合、下型の固定の曲げ用ダイスと寄せ曲げ用
ダイスとの間に寄せ曲げ用ダイスの後退のための隙間が
必要であるので、従来はこれらの加工を2工程の作業で
行なわなければならなかった。例えば、第4図を参照す
ると、自動車のフード10の周辺部を曲げ加工する場
合、両側辺10a,10b及び後辺10cはほぼ直角な曲げ加工を
行うが、前辺10dは鋭角的な寄せ曲げ加工を行うことが
ある。このような曲げ加工においては、上下方向に移動
可能な上型(図示せず)に対して、下型は固定位置に配
置される曲げ加工用のダイス10eと、水平方向(矢印
A)に移動可能な寄せ曲げ加工用のダイス10fを含み、
寄せ曲げ加工用のダイス10fは加工後にフード10を上
方に取り出すために後辺10cの方向に移動されるように
なっている。従って、寄せ曲げ加工用のダイス10fの移
動を許容するために、隙間cが曲げ加工用のダイス10e
と寄せ曲げ加工用のダイス10fとの間に必要である。し
かし、下型に隙間cがあると、この部分を曲げ加工する
ことができない。従って、従来は曲げ加工用のダイス10
e又は寄せ曲げ加工用のダイス10fを隙間cを埋める寸法
で形成し、これらのダイスを1個ずつ使用して曲げ加工
と寄せ曲げ加工を2工程の作業で行っていたのである。
本考案の目的は複数の曲げ用ダイスを使用して寄せ曲げ
を含む曲げ加工を1工程でできるようにしたプレスの型
構造を提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
本考案によるプレスの型構造は、上型と下型との間でワ
ークに曲げ加工を行うプレスの型構造であって、前記上
型と下型の少なくとも一方が、第1の曲げ用ダイスと、
該第1の曲げ用ダイスに対して近接及び離間する方向に
移動可能な第2の曲げ用ダイスと、該第1の曲げ用ダイ
スと該第2の曲げ用ダイスとの間にあって該第1の曲げ
用ダイスに沿って上下動可能な第3の曲げ用ダイスとを
含むことを特徴とするものである。
〔作用〕
上記構成においては、第3の曲げ用ダイスが加工時に上
方位置に作動されて第1の曲げ用ダイスと第2の曲げ用
ダイスとの間の隙間を埋めるので、曲げ加工と寄せ曲げ
加工を同時に行うことができる。また、第3の曲げ用ダ
イスはワークの取り出し時には下方位置に作動されて第
2の曲げ用ダイスが移動する空間を形成し、ワークが鋭
角的な曲げを形成されているときでもワークを上方に取
り出すとができる。
〔実施例〕
第1図から第3図は、第4図の自動車のフード10をプ
レス成形しているところを示す図であり、第1図は第4
図の線I−Iに相当する断面で見たプレスの型構造の断
面図、第2図は第4図の線II-IIに相当する断面で見た
プレスの型構造の断面図、第3図は第1図及び第2の下
型の斜視図である。
プレスはフード10を上下に挟む上型12と下型14を
含む。上型12は公知のように上下方向に移動可能であ
り、フード10の表面を押圧可能な抑えダイス16と、
フード10の両側辺10a,10b及び後辺10cを曲げるための
曲げダイス18を含む。さらに、テーパー面20a,22aを
有するカム20,22がそれぞれ上型12に固定され、上型
12と同時に上下方向に移動可能である。
下型14は、フード10の両側辺10a,10b及び後辺10cを
曲げるために上型12の抑えダイス16の下方に位置
し、上型12の曲げダイス18と協働する曲げ用ダイス
24を含み、この曲げ用ダイス24は例えばプレスの基
底部26に固定される。なお、第2図は第4図の隙間c
に相当する部位を示す図であり、曲げ用ダイス24の作
動側縁部はこの部位より後辺10c寄りの位置で終端し、
曲げ用ダイス24の作動側縁部の延長部を形成するよう
に突き上げダイス28が挿入されている。従って、曲げ
用ダイス24及び突き上げダイス28が整列して上型1
2の曲げダイス18と協働するようになっている。
第1図に示されるように、下型14はさらにフード10
の前辺10dの鋭角的な寄せ曲げ加工を行うための寄せ曲
げ用ダイス30を含む。寄せ曲げ用ダイス30はフード
10の前辺10dの裏面を受けるなだらかな頂面30aと鋭角
的曲げを行うアンダーカット状の側面30bを有してい
る。補助ダイス32が寄せ曲げ用ダイス30のアンダー
カット状の側面30bと対面して配置され、補助ダイス3
2が寄せ曲げ用ダイス30に対して相対的に近接移動す
ることによってフード10の前辺10dの鋭角的な曲げを
達成することができるようになっている。なお、曲げ用
ダイス24、突き上げダイス28、及び寄せ曲げ用ダイ
ス30はフード10の両側辺10aに沿って連続的な頂面
を形成するように配置され、上型12の曲げダイス18
と協働してフード10の両側辺10aのほぼ直角の曲げを
行うことができるようになっている。
第1図から第3図を参照すると、突き上げダイス28は
プレスの基底部26から浮いた状態に配置されており、
矢印Bで示される上下方向に移動可能である。寄せ曲げ
用ダイス30は矢印Dで示されるように曲げ用ダイス2
4に対して近接及び離間する方向に移動可能であり、補
助ダイス32も同じく矢印Dで示される方向に移動可能
である。
これらの突き上げダイス28、寄せ曲げ用ダイス30、
及び補助ダイス32はそれぞれ上型12に固定されたカ
ム20,22及び中間カムによって作動せしめられるように
なっている。突き上げダイス28はテーパー部を有する
従動カム部28aと一体に形成され、中間カム34を介し
て上型12に固定されたカム22に連結される。従っ
て、上型12に固定されたカム22の上下移動が中間カ
ム34の矢印Eで示される水平移動を介して突き上げダ
イス28に伝達され、突き上げダイス28が上下方向に
移動可能である。寄せ曲げ用ダイス30は図示しない中
間カムを介して移動せしめられ、補助ダイス32は上型
12に固定されたカム20から直接に移動せしめられ
る。
これらの突き上げダイス28、寄せ曲げ用ダイス30、
及び補助ダイス32はそれぞれ摺動ガイドに沿って案内
される。例えば、突き上げダイス28は曲げ用ダイス2
4に沿って摺動可能であり、且つ従動カム部28aと中間
カム34とが常時摺動関係にある。そして、スプリング
36が従動カム部28aと固定のスプリングリテーナ38
との間に配置され、突き上げダイス28の下降運動を助
けるようになっている。寄せ曲げ用ダイス30は曲げ用
ダイス24の反対側に長く延びる平坦な基底部30cを有
し、この基底部30cがプレスの基底部26に沿って摺動
し、且つ第3図に示す摺動ガイド40に沿って案内され
る。また、補助ダイス32は寄せ曲げ用ダイス30の基
底部30cに沿って摺動し、且つ摺動ガイド42に沿って
案内される。その他にカム20,22及び中間カム34を案
内するための摺動ガイド44,46,48が設けられ、さらに、
図示しない摺動ガイドを設けることができる。
作動において、フード10の曲げ加工時には、上型12
の下降運動の開始とともに、寄せ曲げ用ダイス30が曲
げ用ダイス24から離間する方向に移動せしめられ、突
き上げダイス28が曲げ用ダイス24と寄せ曲げ用ダイ
ス30との間の空間内で上昇位置にもたらされ、よって
曲げ用ダイス24、突き上げダイス28、及び寄せ曲げ
用ダイス30がフード10の両側辺10aに沿って連続的
な頂面を形成する。それから上型12の抑えダイス16
がフード10に接触する位置まで下降し、それから曲げ
ダイス18がフード10の両側辺10a,10b及び後辺10cを
ほぼ直角的に曲げるとともに、補助ダイス32が寄せ曲
げ用ダイス30に向かって移動せしめられてフード10
の前辺10dを鋭角的に曲げる。
曲げ加工が完了すると、上型12が上昇運動を行い、そ
れとともに補助ダイス32が後退せしめられ、且つ突き
上げダイス28が下方位置にもたらされる。突き上げダ
イス28の下降によって、寄せ曲げ用ダイス30の頭部
と曲げ用ダイス24との間に空間が形成され、そこで寄
せ曲げ用ダイス30が曲げ用ダイス24に近接する方向
に後退移動せしめられる。寄せ曲げ用ダイス30が後退
移動することによって、寄せ曲げ用ダイス30がフード
10の鋭角的に曲げられた前辺10dと干渉しなくなり、
フード10を上方に取り出すことができるようになる。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案によれば、第1の曲げ用ダ
イスと、該第1の曲げ用ダイスに対して近接及び離間す
る方向に移動可能な第2の曲げ用ダイスと、該第1の曲
げ用ダイスと該第2の曲げ用ダイスとの間にあって該第
1の曲げ用ダイスに沿って上下動可能な第3の曲げ用ダ
イスとを設け、加工時に第1から第3の曲げ用ダイスが
連続的な表面を形成し、且つ加工後に第3の曲げ用ダイ
スが下降して第2の曲げ用ダイスが後退することができ
るので、寄せ曲げを含む曲げ加工とを1工程で行うこと
ができるようになった。また、加工後に第2の曲げ用ダ
イスが第1の曲げ用ダイスに近接するので鋭角的な曲げ
に限らずにワークの取り外しが容易になった。
【図面の簡単な説明】
第1図は第4図の線I−Iに相当する断面で見たプレス
の型構造の断面図、第2図は第4図の線II-IIに相当す
る断面で見たプレスの型構造の断面図、第3図は第1図
及び第2図の下型の斜視図、第4図はプレス成形品の1
例として自動車のフードを示す図である。 10……フード(ワーク)、12……下型、 14……上型、24……曲げ用ダイス、 28……突き上げダイス、 30……寄せ曲げ用ダイス 32……補助ダイス。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】上型と下型との間でワークに曲げ加工を行
    うプレスの型構造であって、前記上型と下型の少なくと
    も一方が、第1の曲げ用ダイスと、該第1の曲げ用ダイ
    スに対して近接及び離間する方向に移動可能な第2の曲
    げ用ダイスと、該第1の曲げ用ダイスと該第2の曲げ用
    ダイスとの間にあって該第1の曲げ用ダイスに沿って上
    下動可能な第3の曲げ用ダイスとを含むことを特徴とす
    るプレスの型構造。
JP944489U 1989-01-31 1989-01-31 プレスの型構造 Expired - Lifetime JPH0618650Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP944489U JPH0618650Y2 (ja) 1989-01-31 1989-01-31 プレスの型構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP944489U JPH0618650Y2 (ja) 1989-01-31 1989-01-31 プレスの型構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02104119U JPH02104119U (ja) 1990-08-20
JPH0618650Y2 true JPH0618650Y2 (ja) 1994-05-18

Family

ID=31216190

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP944489U Expired - Lifetime JPH0618650Y2 (ja) 1989-01-31 1989-01-31 プレスの型構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0618650Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6246600B2 (ja) * 2014-01-15 2017-12-13 オイレス工業株式会社 リバースカム装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH02104119U (ja) 1990-08-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3415358B2 (ja) 複合成形型および複合成形方法
JPH0618650Y2 (ja) プレスの型構造
JPS6211929B2 (ja)
JP2004042109A (ja) 負角成形型の回転カム移動装置
JPH0641693Y2 (ja) ダブルカム式寄曲げ加工装置
JPS6328694B2 (ja)
CN107096839A (zh) 侧翻边模具结构
JPH0512044B2 (ja)
JPH031084B2 (ja)
JP2533657B2 (ja) パネル部品のフランジ加工方法
RU2216426C2 (ru) Способ и устройство для обработки заготовки
JP2000233232A (ja) フランジ加工用プレス成形装置
JPH0649375Y2 (ja) フランジ加工用プレス成形装置
JPH039857Y2 (ja)
JPS632175Y2 (ja)
JPS6331784Y2 (ja)
JPH0320014Y2 (ja)
JP2534351B2 (ja) プレス装置
JPS5916630A (ja) 開口部付きル−フパネルの周縁部曲げ加工用プレス型
JPS5937302Y2 (ja) プレス型
JP2542106B2 (ja) プレス型
JP2560416Y2 (ja) プレス型寄曲カム構造
JPS642454B2 (ja)
JPH0719617Y2 (ja) プレス型のカム装置
JP2000202526A (ja) 曲げ加工装置