JPH03216219A - ヘミング用プレス型 - Google Patents

ヘミング用プレス型

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JPH03216219A
JPH03216219A JP724190A JP724190A JPH03216219A JP H03216219 A JPH03216219 A JP H03216219A JP 724190 A JP724190 A JP 724190A JP 724190 A JP724190 A JP 724190A JP H03216219 A JPH03216219 A JP H03216219A
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JP
Japan
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bending
outer panel
flange portion
preliminary
inner panel
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Application number
JP724190A
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English (en)
Inventor
Masatoshi Hattori
服部 昌利
Kazuhiko Kurokawa
黒川 一彦
Hiroaki Yabu
藪 裕昭
Kazumoto Suzuki
一元 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takatsu Seisakusho KK
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Takatsu Seisakusho KK
Toyota Motor Corp
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Publication date
Application filed by Takatsu Seisakusho KK, Toyota Motor Corp filed Critical Takatsu Seisakusho KK
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  • Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ヘミング加工を行なうプレス型に関し、と《
にフランジ部の縦壁の倒れおよびアウタパネルのたれを
抑制するようにしたプレス型に関する. 〔従来の技術〕 2つのプレス品のうち、片方のプレス品のフランジを折
曲げて相手方をはさみ込むことにより、両者を固定させ
るヘミング加工は、たとえば自動車のボデーを製造する
際に多く採用されている.ヘミング加工は、一般にフラ
ンジ部を予備曲げしたのち、フランジ部をISO@まで
曲げるようになっている。このようなヘミング加工を行
なう装置の一例として、たとえば特開昭55−6813
3号公報、実開昭59−39019号公報が知られてい
る.第4図の(イ)ないし(二)は、従来のヘミング加
工の手順を示している.第4図の(イ)では、下型11
にアウタパネルlが載せられ、アウタバネル1の上にイ
ンナパネル2が載せられている.アウタパネル1の外周
部には、ほぼ直角に立上がるフランジ部1aが形成され
ている.下型11にアウタパネル1とインナパネル2が
載せられると、第4図の(口)に示すように、予備曲刃
(プリ刃)13によってフランジ部1aがインナパネル
2側に45゜近く折曲げられる.予備曲刃l3にらるフ
ランジ部1aの折曲げが完了すると、第4図の(ハ)に
示すように、予備曲刃13が後退し、ヘム刃14がフラ
ンジ部1aに向って下降する.そして、フランジ部1a
はヘム刃14によって押圧され、インナパネル2の外周
部は、第4図の(二)に示すように、アウタバネル1に
はさみ込まれた状態となり、アウタパネル1とインナパ
ネル2は一体化される。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、ヘミング加工は、第4図の(二)に示す形状
ばかりでなく、アウタバネル1側に角縁が形成されたも
のも存在する. 第6図は、角縁を成形するためのヘミング加工の工程を
示している。まず、図の(イ)に示すように、アウタバ
ネルlとインナパネル2とが重ね合わされた状態で、こ
のアウタパネル1とインナパネル2は、図に示すプレス
型の芯金15によって押圧される。これと同時に、予備
曲刃16がアウタバネル1のフランジ部1aに向って移
動し、第6図の(口)に示すように、フランジ1aが予
備曲刃16によって内側に折り曲げられる.フランジ部
laの予備曲げが完了すると芯金15が後退した後、図
の(ハ)に示すように、上曲刃17が下降し、フランジ
1aの折曲げが開始される。この状態では、アウタパネ
ル1のフランジ1aの縦壁1bは、下型l1の外周部1
1aと密着している.上曲刃17が下降すると、図の(
二)に示すように、フランジ部1aが下方に曲げられ、
角縁18が成形される.しかし、この状態では、フラン
ジ部1aの縦壁1bの上部が、図の(ホ)に示すように
、下型l1の外周部11aから離れ、内側への倒れl.
やたれe2が生じてしまう.したがって、角縁18の形
状は設計通りの形状に成形されず、所望の機能が発揮で
きない. なお、本発明に関連する先行技術として、特開平1−2
02319号公報が知られている.本公報に開示されて
いる縁曲げ加工装置は、芯金と予備曲刃とによって角縁
の成形を行なうものであるが、この装置による場合はイ
ンナパネルの形状が大きく制限され、製品設計上不利に
なるという問題がある.つまり、本装置の場合は、予備
曲刃と上曲刃とが共用しており、その移動の自由度が小
さいので、必然的にヘミング加工時には予備曲げ角度を
大きくとらなければならなくなる。したがって、芯金の
進入スペースを同一とするなら、アウタパネル端部から
インナパネルの立上がり部分(成形によって隆起する補
強部)までのスペースを大きく取らざるを得なくなり、
製品設計の自由度が小さくなってしまう. また、本公報の装置の場合は、上曲刃(予備曲刃)の形
状は製品形状によって必然的に決定されてしまうので、
上曲刃でフランジ部の予備曲げを行なう際は、フランジ
部の縦壁を下型の所定の部位に向けて十分に押圧させる
ことが難しくなる。
したがって、予備曲げ時にはフランジ部の縦壁部分の倒
れを防止することが困難となり、第6図の(ホ)に示す
状態になりやすい。
本発明は、上記の問題に着目し、予備曲げされたフラン
ジ部の縦壁部分の倒れを防止することができ、しかも、
芯金を用いて予備曲げを行なう際の曲げ角を小さくする
ことのできるヘミング用プレス型を提供することを目的
とする。
〔課題を解決するための手段〕
この目的に沿う本発明に係るヘミング用プレス型は、 アウタパネルとインナパネルとが重ねられた状態でセン
トされる下型と、 前記下型に対して昇降可能な上型と、 前記上型と下型との間に位置するパノドに揺動可能に支
持される芯金と、 前記芯金によるアウタパネルとインナパネルの押圧時に
前記アウタパネルのフランジ部を外側から押圧し該フラ
ンジ部を前記芯金に沿ってインナパネル側に第1の予備
曲げする曲げ加工面と、前記芯金の後退後に前記フラン
ジ部の端部と係合する係合段差部とを有し、該係合段差
部とフランジ部との保合によりフランジ部の縦壁を下型
の所定の部位に押圧しつつフランジ部の第2の予備曲げ
を行なう予備曲刃と、 前記予備曲刃による前記アウタパネルのフランジ部の予
備曲げ後、該フランジ部の先端部をインナパネルに押圧
する上曲刃と、 を具備したものから成る. 〔作用〕 このように構成されたヘミング用プレス型においては、
予備曲刃の曲げ加工面による第1の予備曲げによってア
ウタパネルのフランジ部がインナパネル側に折曲げられ
る.第1の予備曲げは、フランジ部の内側に芯金が位置
するので、フランジ部は芯金に沿って折曲げられ、フラ
ンジ部の縦壁が倒れることはない. また、本発明の場合は、第2の予備曲げによってさらに
予備曲げが行なわれるので、その分、第lの予備曲げの
角度を小さくすることが可能となり、芯金の進退方向の
角度を大きくとる必要はない.したがって、アウタバネ
ル端部からインナパネルの補強部までのスペースを大に
確保することも不要となり、製品設計の自由度が大幅に
制限されることもない. 第1の予備曲げが完了すると、予備曲刃に形成された係
合段差部によってフランジ部の第2の予備曲げが行なわ
れる.第2の予備曲げでは、フランジ部の縦壁を下型の
所定の部位に押圧するように、フランジ部のインナパネ
ル側への折曲げが行なわれるので、フランジ部の縦壁の
形状は、下型の所定部位の形状に倣うことになり、縦壁
は所望の形状に成形される. 2つの予備曲げ加工が完了すると、予備曲げされたフラ
ンジ部の先端部が上曲刃によってインナパネルに押圧さ
れ、ヘミング加工が終了する.〔実施例〕 以下に、本発明に係るヘミング用プレス型の望ましい実
施例を、図面を参照して説明する.第1図ないし第3図
は、本発明の一実施例を示しており、このうち第2図は
、角縁を成形するヘミング加工の各工程を示している.
第1図において、図中、31は下型を示しており、下型
3lには、アウタパネル21とインナパネル22とがセ
ットされている.インナパネル22は、アウタパネル2
lの上面に載せられている。アウタパネル2lの外周部
には、垂直に折曲げられたフランジ部21aが形成され
ている.この状態におけるフランジ部21aのつけ根部
の曲げポイントをZl  とする.下型31の上方には
、上型32が位置しており、上型32は、図示されない
プレス機械のラムに取付けられている.上型32と下型
3lとの間には、昇降可能な板状のパフド34が配設さ
れている.パッド34の下面には、ブレッシャパッド3
5が取付けられており、プレソシャパソド35は下型3
1側にアウタパネル2lを介して当接可能となっている
.バッド34には上方に延びるロツド33が取付けられ
ており、ロンド33は上型32に移動自在に挿通されて
いる。
バソド34は、図に示すように、上型32が上死点にあ
る場合は、ロソド33を介して上型32に吊下げられた
状態となっている. バノド34と上型32との間には、芯金37が位置して
いる.芯金37は、後述する芯金軌跡可変機構36を介
してパソド34に播動可能に支持されている.芯金37
の片側の下端部分は、アウタパネル21のフランジ部2
1aとインナパネル22を押圧する芯金部37aに形成
されている。
芯金軌跡可変機構36は、リンク7−ム3B、38′作
動アーム40、第1のカム45、第2のカム46、ロー
ラ47、50とを有している。2つのリンクアーム38
、38′は平行となっており、各リクアーム38、38
′の連結部は、ピン連結となっている.つまり、本実施
例では、パフド34と芯金37と2つのリンクアーム3
8、38′とにより、平行四辺形のリンク機構が構成さ
れている.2つのアーム38、38′のうち一方のリン
クアーム38は、引張コイルスプリング39を介してパ
ッド34の支柱34aと連結されており、これによって
芯金37はバッド34側に引寄せられている.リンクア
ーム38′には、支点部48を有する作動アーム40が
揺動可能に取付けられている.リンクアーム38′の先
端には、回転自在なローラ47が取付けられている.リ
ンクアーム38′には、作動アーム40と当接可能なス
トッパ49が設けられている.作動アーム40は、図の
上方には自在に揺動可能となっており、下方への揺動は
ストンバ49との当接によって阻止されるようになって
いる.パッド34の上面には、衝撃緩和手段としてのシ
ョソクアブソーバ41が取付けられている.ショックア
プソーバ4lのロンドの先端は、リンクアーム38に固
定されたストソパ42と当接可能となっている.ショッ
クアブソーバ41は、芯金37の後退時に芯金37を支
持する芯金軌跡可変機構36に作用する衝撃を緩和する
機能を有し、たとえば、衝撃で作動アーム40が跳上が
るのが防止されるようになっている.パフド34の上面
には、リンクアーム38と当接し、第1の予備曲げ時に
おける芯金37の位置決めを行なうストッパ43が取付
けられている.上型32には、芯金37を駆動させるた
めのカムドライバ44が取付けられている.カムドライ
バ44のリンクアーム38′側の側面には、作動アーム
4oに取付けられたローラ47と当接可能な第1のカム
45が形成されている。ローラ47と第1のカム45と
が当接した場合は、芯金37はアウタパネル21のフラ
ンジ部21aに向って揺動し、芯金部37aがアウタバ
ネル21のフランジ部21aの内壁面とインナパネル2
2とを押圧するようになっている.本実施例では、ヘミ
ング加工が完了し、上型32が上昇する際に再びローラ
47と第1のカム45とが当接するが、この場合は第1
の作動アーム4oが支点部48を中心として上方に逃げ
るので、芯金37がプレス製品と干渉することはなく、
使用上の問題は生じない.また、カムドライバ44のリ
ンクアーム38側の側面には、芯金37の強制戻しを行
なうための第2のカム46が形成されている.この第2
のカム46は、リンクアーム38側に取付けられたロー
ラ50と当接可能となっている.この第2のカム46と
ローラ50は、芯金戻し手段を構成している.第2のカ
ム46とローラ50とが当接した場合は、2つのリンク
アーム38、38′が揺動し、斜め下方に押し出された
芯金37が斜め上方に引戻されるようになっている.な
お、本実施例では、プレス製品が大きいため、第3図に
示すように、芯金37は2組の芯金軌跡可変機構36を
介して支持されている.このように、芯金37の動きを
平行四辺形のリンク機構を有する芯金軌跡可変機構36
によって制御するようにしているので、芯金37の動き
を円滑にすることができる.また、芯金戻し手段を第2
のカム46とローラ50とから構成したが、引張コイル
スプリング39のみから構成することも可能である.本
実施例のように、角縁を成形するプレス型においては、
一般のヘミング加工と異なり、予備曲刃51、上曲刃(
ヘム刃)81とが用いられる.これは、フランジ部21
aの曲げ加工時に、曲げ合力方向を必ず曲げポイントZ
,に向かわせるためである.これらの予備曲刃51と上
曲刃81は、上型32の移動に伴なって動くようになっ
ている.予備曲刃51は、ホルダ(子カム)52に取付
けられており、ホルダ52は2つのアーム53、54を
介してブロック55に播動可能に支持されている.2つ
のアーム53、54は、平行となっており、各アーム5
3、54のホルダ52とブロック55との連結部は、ピ
ン連結となっている.つまり、ホルダ52とブロック5
5と2つのアーム53、54とにより、平行四辺形のリ
ンク機構が構成されている.アーム53にはガイドロー
ラ56が取付けられている.アーム53には、引張コイ
ルスプリング59が連結されており、予備曲刃51は、
引張コイルスプリング59の付勢によってアウタパネル
21から遠ざかる方向に付勢されている.ブロック55
には、アーム54と当接可能なストッパ55aが固定さ
れている. 一方、上型32には、予備曲刃51を駆動させるための
カムドライバ60が取付けられている.カムドライバ6
0の下端部には、ローラ56に当接可能なカム61が固
定されている.カムドライバ60のカム61の直上には
、強制戻しを行なうカム62が固定されている.ローラ
56とカム6lとが当接した場合は、ホルダ52がアウ
タバネル2l側に揺動し、第1の予備曲げおよび第2の
予備曲げが行なわれるようになっている. 第2図の(口)、(ハ)は、第1の予備曲げを示してい
る.図に示すように、第1の予備曲げは、芯金37によ
るアウタパネル21とインナパネル22の押圧時に、予
備曲刃51の曲げ加工面51aによりアウタバネル21
のフランジ部21aを外側から押圧し、このフランジ部
21aを芯金部37aに沿ってインナパネル22側に折
曲げる曲げ加工である.予備曲刃5lの曲げ加工面51
a.の一方には、この曲げ加工面51aから斜め下方に
突出する係合段差部5lbが形成されており、後述する
第2の予備曲げ時には7ランジ部21aの端部が係合段
差部5lbと保合(当接)するようになっている.曲げ
加工面51aの他端には、折曲げ角部51Cが位置して
おり、第2の予備曲げ時には、フランジ部21aが折曲
げ角部51cによって折曲げ加工されるようになってい
る. 第2図の(二)、(ホ)は、第2の予備曲げを示してい
る.図に示すように、第2の予備曲げは、芯金37の後
退後に、第1の予備曲げによって曲げ加工されたフラン
ジ部21aを、予備曲刃51の段差部5lbによりフラ
ンジ部21&の縦壁2lbが下型3lの段差部31aに
押圧されるように(つまり曲げ合力が曲げボイン}Z+
 に向く形で)インナパネル22側に折曲げる加工であ
る. 上型32には、上曲刃8lが取付けられており、上曲刃
81は上型32とともに昇降するようになっている.上
曲刃8lは、第2図の(へ)に示すように、先端がV字
状に形成されており、上型32が下死点にある状態では
、予備曲げされたフランジ部21aがインナパネル22
に押圧されるようになっている.つぎに、上記のヘミン
グ用プレス型における作用について説明する. 第1図において、まず、下型3lに了ウタパネル21と
インナパネル22とがセットされる.本実施例では、ア
ウタパネル21の予備曲げする部位には、第2図の(イ
)に示すようにくぼみ21dが形成されている.この状
態では、上型32は上死点に位置している.アウタパネ
ル21とインナパネル22とのセットが完了すると、プ
レス機械のラム(図示略)が下降し、これに伴なって上
型32が下降される.上型32が下降すると、パッド3
4の下面に取付けられたプレッシ中バッド35がアウタ
パネル21の上面に当接し、パッド34の下降が停止さ
れる.さらに、上型32が下降すると、カムドライバ4
4に形成された第1のカム45がローラ47と当接し、
芯金37は、アウタパネル21のフランジ部21aに向
って斜め下方に播動する. さらに、上型32が下降すると、芯金37の揺動量が最
大となり、芯金37の芯金部37aによってアウタパネ
ル2lのフランジ部21aの内壁面のつけ根部分と、イ
ンナパネル22の外周部が十分な力で押圧される.また
、この場合は、カムドライバ60のカム6lとアーム5
3に取付けられたローラ56とが当接し、予備曲刃51
が各カム板に基づいて移動し、アウタパネル2lのフラ
ンジ部21aは、第2図の(口)(ハ)に示すように、
予備曲刃51によって第1の予備曲げAが行なわれる.
第1の予備曲げは、上述したように、アウタパネル2l
のフランジ部21aを予備曲刃5lの曲げ加工面51a
によって外側から押圧する曲げ加工であり、これにより
フランジ部21aは芯金部37aに沿って折曲げられる
.フランジ部21aの第1の予備曲げAが完了して、上
型32がさらに下降すると、カム6lの形状に倣い予備
曲刃51が一度戻る.そして、第1のカム45とローラ
47との当接が完了し、芯金37は、引張コイルスプリ
ング39によって元の位置に戻される.この時、ショノ
クアプソーバ4lにより戻るときの衝撃が緩和される.
この場合、芯金部37aは、折曲げられたフランジ部2
1aと干渉することなく戻される.つまり、予備曲刃5
1が少し戻って芯金37が逃げ、つぎに再度、この予備
曲刃51が以下に示す第2の予備曲げを行なう. この状態で上型32が下降し続けると、第2図の(二)
、(ホ)に示すように、フランジ部21aの端部が予備
曲刃51の段差部5lbと当接し、段差部5lbによっ
てフランジ部21aの縦壁2lbが下型31の段差部3
1aに押圧され、第2の予備曲げBが行なわれる.つま
り、第2の予備曲げBでは、フランジ部21aは曲げ合
力が曲げポイントZ+ に向く形で折曲げ角部51c 
(曲げポイント2g)からインナパネル22側に折曲げ
られる. さらに、上型32が下降すると、アーム53に取付けら
れたローラ56と、予備曲刃51を駆動させるためのカ
ムドライバ60に形成されたカム61との当接が完了し
、予備曲刃51は、ローラ56とカム62との当接によ
りフランジ部21aから遠ざかる方向に後退する. このように、第2の予備曲げ時には、第2の予備曲刃の
軌跡を曲げ合力の方向が曲げポイントZ,となるよう特
定の下斜め方向とすることができるため、フランジ部2
1aの縦壁2lbを下型3lの段差面31aに十分に押
圧することができる.したがって、フランジ部21aの
縦壁2lbの形状は、下型31の段差面31aに倣うこ
とになり、内側への倒れが防止される. 第2の予備曲げが完了すると、第2図の(へ)に示すよ
うに、上曲刃8lが上方からフランジ部21aに向って
下降し、予備曲げされたフランジ部21aが上曲刃81
によって押圧され、角縁21cが成形される.上曲刃8
1による本曲げ加工においては、フランジ部21aは予
備曲げと同様に曲げポイントZ2から折れ曲がるので、
本曲げ加工における成形は容易となる. 以上のように、本実施例では、フランジ部21aの予備
曲げを、第1の予備曲げと第2の予備曲げとによって行
なうため、第1の予備曲げ時におけるフランジ部21a
の曲げ角度を大に確保しなくともよく、芯金37を進退
させるためのスペースを大に確保する必要もなくなる.
したがって、アウタパネル21の端部からインナパネル
22の隆起する補強部22aまでの距R 1*を短かく
することも可能となり、製品設計の自由度が高められる
.さらに、第2の予備曲げを独立させることにより、フ
ランジ部21aを曲げる際の曲げ合力の方向が曲げポイ
ントZlに向くように設定することが、より確実となる
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明に係るヘミング用プレス型
によるときは、予備曲刃によって第1の予備曲げを行な
い、さらに第2の予備曲げを行なうようにしたので、ア
ウタパネルの縦壁の倒れを招《ことなくヘミング加工が
可能となり、プレス製品の美感を向上させることができ
る。
つまり、フランジ部の曲げ加工時には、曲げ分力を橿力
、縦壁のつけ根部分く曲げボイン}2+)に向けること
が可能となり、縦壁の倒れを確実に防止できる. また、予備曲げ加工を2工程に分けて行なうことが可能
であるので、芯金を用いる第1の予備曲げ時における曲
げ角度を小さ《することができ、芯金の進退時のスペー
スを小とすることができる.したがって、アウタパネル
の端部からインナパネルの立上がり部(隆起する補強部
)までの距離の短縮がはかれ、製品設計の自由度を高め
ることができる. 第1の予備曲げと第2の予備曲げとを1つの予備曲刃で
行なうことが可能なため、独立した2つの予備曲刃で予
備曲げを行なう場合よりも機構が簡素化でき、プレス型
のコストを低減することができる.
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例に係るヘミング用プレス型
の要部正面図、 第2図(イ)ないし(へ)は第1図のプレス型を用いた
ヘミング加工を示す断面図、 第3図は第1図における芯金軌跡可変機構の平面図、 第4図(イ)ないし(二)は従来のプレス型によるヘミ
ング加工の各行程を示す断面図、第5図は従来のヘミン
グ用プレス型の要部正面図、 第6図(イ)ないし(ホ)は角縁を成形するヘミング加
工の各行程を示す断面図、 である. 21・・・・・・アウタバネル 21a・・・・・・フランジ部 2lb・・・・・・縦壁 22・・・・・・インナパネル 3l・・・・・・下型 32・・・・・・上型 34・・・・・・パッド 36・・・・・・芯金軌跡可変機構 37・・・・・・芯金 41・・・・・・街1131和手段 5l・・・・・・予備曲刃 51a・・・・・・曲−げ加工面 5lb・・・・・・係合段差部 81・・・・・・上曲刃 A・・・・・・第1の予備曲げ B・・・・・・第2の予備曲げ Z1・・・・・・曲げポイント 許  出  願  人 同      上 トヨタ自動車株式会社 株式会社高津製作所 第3図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、アウタパネルとインナパネルとが重ねられた状態で
    セットされる下型と、 前記下型に対して昇降可能な上型と、 前記上型と下型との間に位置するパッドに揺動可能に支
    持される芯金と、 前記芯金によるアウタパネルとインナパネルの押圧時に
    前記アウタパネルのフランジ部を外側から押圧し該フラ
    ンジ部を前記芯金に沿ってインナパネル側に第1の予備
    曲げする曲げ加工面と、前記芯金の後退後に前記フラン
    ジ部の端部と係合する係合段差部とを有し、該係合段差
    部とフランジ部との係合によりフランジ部の縦壁を下型
    の所定の部位に押圧しつつフランジ部の第2の予備曲げ
    を行なう予備曲刃と、 前記予備曲刃による前記アウタパネルのフランジ部の予
    備曲げ後、該フランジ部の先端部をインナパネルに押圧
    する上曲刃と、 を具備したことを特徴とするヘミング用プレス型。
JP724190A 1990-01-18 1990-01-18 ヘミング用プレス型 Pending JPH03216219A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6619096B1 (en) * 1999-10-08 2003-09-16 Unova Ip Corp. Die post assembly
US7222416B2 (en) 2000-11-24 2007-05-29 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Edge bending apparatus
JP2012096252A (ja) * 2010-10-29 2012-05-24 Daihatsu Motor Co Ltd パネルアセンブリの製造方法及びこのアセンブリのへミング加工装置

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