JP2000221515A - 液晶表示素子 - Google Patents

液晶表示素子

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JP2000221515A
JP2000221515A JP11233964A JP23396499A JP2000221515A JP 2000221515 A JP2000221515 A JP 2000221515A JP 11233964 A JP11233964 A JP 11233964A JP 23396499 A JP23396499 A JP 23396499A JP 2000221515 A JP2000221515 A JP 2000221515A
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liquid crystal
conductive
seal portion
thin film
film
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Kazuo Fukuda
和生 福田
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NANOX KK
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    • G02OPTICS
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    • G02F1/00Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics
    • G02F1/01Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour 
    • G02F1/13Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour  based on liquid crystals, e.g. single liquid crystal display cells
    • G02F1/133Constructional arrangements; Operation of liquid crystal cells; Circuit arrangements
    • G02F1/1333Constructional arrangements; Manufacturing methods
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 色ムラや導通不良が生じるのを回避して信頼
性向上を図る。 【解決手段】 液晶が注入されるシール部12がメイン
シール部19と導通シール部18とからなり、導通シー
ル部18に対応する第1及び第2のガラス基板1、8の
表面には金属薄膜5が形成されている。そして、シール
部12の厚さを制御するスペーサが、略均一に分散され
て前記シール部12に含有されると共に、導通シール部
18に混入される第1のスペーサ21の粒子径D1が、
メインシール部19に混入される第2のスペーサ22の
粒子径D2よりも所定値X={(2t+0.5)〜(2
t−0.6)}μm(t:金属薄膜の膜厚)だけ小さく
形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は液晶表示素子に関
し、特に携帯電話や電子手帳等の小型携帯機器に使用さ
れる液晶表示素子に関する。
【0002】
【従来の技術】今日の情報通信技術の急速な進展に伴
い、携帯電話や電子手帳等の小型携帯機器の分野におい
ても液晶表示素子の重要性は近時益々増大している。
【0003】この種の液晶表示素子は、2枚のガラス基
板(第1及び第2のガラス基板)の間に液晶を気密封着
した液晶セルと、該液晶セルの周辺に配設されて該液晶
セルの駆動・制御を行う駆動回路(以下、「駆動IC」
という)とで1個のモジュールを構成している。
【0004】そして、小形のモジュールを製造する方法
としては、従来より、1枚のガラス基板に対して所謂
「多面付け」を行い、連続した1回の作業工程で多数の
液晶セルを作製し、この後、所謂COG(chip on glas
s)実装方式により駆動ICを直接液晶パネルに実装する
ことが行われている。この製造方法によれば、多面付け
処理を行うことにより1回の作業工程で多数の液晶セル
を得ることができるため大幅に生産性を向上させること
ができ、またCOG実装方式を採用することにより工数
等の削減を図ることができ、小形モジュールを安価に製
造することができる。
【0005】図16はこの種従来の液晶表示素子の要部
を模式的に示した平面図であって、該液晶表示素子は、
具体的には、液晶注入口51を有する枠状のシール部5
2が第1のガラス板53と第2のガラス板54との間に
挟着され、前記液晶注入口51から液晶55が注入され
ると共に、該液晶注入口51は紫外線硬化樹脂(以下、
「UV硬化樹脂」という)等の封止材で封止され、これ
により前記液晶55は前記シール部52により気密封着
されている。また、前記枠状のシール部52の一辺の角
部近傍には上下導通部56が設けられており、前記第1
及び第2のガラス基板53、54の夫々の表面に形成さ
れた透明導電膜間の導通が図られている。尚、前記シー
ル部52は、エポキシ樹脂を主成分とするシール材を枠
状パターンにスクリーン印刷して作製されている。
【0006】図17は前記シール部52の詳細を示す断
面図である。
【0007】すなわち、シール部52にはスペーサ58
と導通粒子59とが略均一に分散されて多数混入されて
おり、該スペーサ58によりシール部52の厚みが制御
されると共に、前記導電粒子59による異方性導電法を
使用することによって第1及び第2のガラス基板53の
表面に形成された透明導電膜間の導通が確保される。
尚、導通粒子59は、透明導電膜間の導通を確保するた
めのものであるため上下導通部56にのみ混入させるだ
けで足りるが、生産効率を考慮し、シール部52の全域
に均一に添加することが広く行われている。
【0008】ところで、今日の情報化社会においては多
くの情報を表示すべく液晶表示における表示パターンの
高精細化が要請されている。そして、そのためには駆動
ICに接続される接続配線57(図16参照)の線幅を
細く形成する必要があり、特に前記駆動ICの周辺では
接続配線57の線幅は100μm以下と極細に形成する
必要がある。
【0009】しかしながら、前記接続配線57を極細に
形成すると配線抵抗が高くなるため、透明導電膜のみで
接続配線57を構成した場合は接続配線57の電圧降下
が著しく、液晶表示に支障を来す結果となる。
【0010】したがって、従来より、配線抵抗が小さく
導電性の優れた金属薄膜を透明導電膜に被着させ、接続
配線57を透明導電膜と金属薄膜との2層構造にするこ
とが行われている。
【0011】すなわち、上述の如く上記第1及び第2の
ガラス基板53、54の夫々の表面には透明導電膜、具
体的には酸化インジウムスズ(indium tin oxide:以
下、「ITO」という)膜が積層されているが、液晶表
示部に対応する透明導電膜の表面には透明絶縁膜が積層
されている。そして、従来は透明絶縁膜をマスクとして
前記透明導電膜の表面に無電解ニッケル(Ni)−リン
(P)合金メッキ及び無電解金(Au)メッキを施すこ
とにより、ITO膜上の所定部位に金属薄膜を被着さ
せ、これにより、金属薄膜の液晶表示部への付着を防止
すると共に所望の極細な接続配線57を得ている。
【0012】この無電解メッキでは、ITO膜が形成さ
れている部分のみを選択してNi−P合金が析出し、次
いでNi−P合金上でのPとの置換反応により、さらに
はAuイオンの自己触媒反応によってAuが析出し、こ
れにより液晶表示部にメッキ膜が付着することもなく所
望の高精細な接続配線57を得ている。すなわち、従来
においては、透明導電膜としてのITO膜上に金属が選
択的に析出して該ITO膜上に金属薄膜が被着し、した
がってITO膜が形成されていない部分には金属薄膜が
成膜されないため、金属薄膜形成のためのパターニング
を要することなく所望部位に金属薄膜からなる接続配線
57を形成することができる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の液晶表示素子では、上述したように透明絶縁膜をマ
スクとして無電解メッキを施しているため、透明絶縁膜
が塗布されていない上下導通部56の透明導電膜上にも
メッキ膜、すなわち金属薄膜が被着することとなる。
【0014】しかも、液晶セルは上述の如く「多面付
け」により連続した1回の作業工程で大量生産されるた
め、第1のガラス基板53側のみならず第2のガラス基
板54側の上下導通部56にも金属薄膜が被着する。
【0015】図18は図16のX−X断面図であり、図
19は図18のY−Y断面図である。第1及び第2のガ
ラス基板53、54の表面には透明導電膜60、61が
形成されているが、該第1及び第2のガラス基板53、
54上の上下導通部56には透明絶縁膜が形成されてい
ないため、上下導通部56の透明導電膜60、61上に
もメッキ処理が施されて金属薄膜62が形成される。
【0016】したがって、同一の粒子径を有するスペー
サ58を使用した場合、金属薄膜62の膜厚をt′とす
ると、上下導通部56では双方の金属薄膜62の膜厚2
t′分だけ上下導通部56以外の部位よりシール部52
の厚みが大きくなる。すなわちシール部52の厚みにバ
ラツキが生じ、このため液晶層の厚さ分布が不均一とな
り、液晶表示をした場合に背景色に色ムラが生じるとい
う問題点があった。
【0017】また、上記シール部52は、上述の如くエ
ポキシ樹脂を主成分とするシール材を枠状パターンにス
クリーン印刷して形成しているため、シール部52の上
面及び下面には樹脂薄膜64が形成され、その結果該樹
脂薄膜64が絶縁膜としての作用を呈し、導通不良が生
じるという問題点があった。すなわち、例えば、図20
に示すように、第1のガラス基板53の表面には透明導
電膜61及び金属薄膜63が積層されているが、シール
部52の下面に樹脂薄膜64が形成される。同様にシー
ル部52の上面にも樹脂薄膜が形成される。このため、
該樹脂薄膜64により透明導電膜60、61と導通粒子
59との導通が阻害され、導通不良が生じる場合がある
という問題点があった。
【0018】本発明はこのような問題点に鑑みなされた
ものであって、色ムラや導通不良が生じるのを回避して
信頼性向上を図ることができる液晶表示素子を提供する
ことを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】シール部に設けられた導
通部(上下導通部)は透明導電膜間の導通を確保するた
めのものであるため、該導通部での透明導電膜上の金属
薄膜は不要と考えられる。
【0020】しかしながら、導通部には透明絶縁膜が塗
布されないため、メッキ処理を行った場合、該導通部の
透明導電膜上には金属薄膜が必然的に被着する。
【0021】一方、液晶表示素子の生産面を考慮する
と、現状のように1枚の大判のガラス基板に「多面付
け」を行ない、効率良く生産する必要がある。
【0022】したがって、現状の生産技術・作業効率等
を考慮すると金属薄膜が透明導電膜に被着することを前
提として液晶表示時の背景色の色ムラに対処するのが望
ましいと考えられる。
【0023】そこで、本発明者は、導通部上の透明導電
膜に金属薄膜が被着することを前提としてコントラスト
の高いSTN(Super Twisted nematic:超ねじれネマテ
ィック)形液晶について鋭意研究を行った結果、色ムラ
が生じるのを極力抑制して均一な背景色を得るためには
液晶層の厚さ分布を0.1μm以下に抑制する必要があ
るという知見を得た。そして、斯かる液晶層の厚さ分布
を0.1μm以下に抑制するためには導通部に混入され
るスペーサ部材を、導通部以外のシール部内に混入され
る第2のスペーサ部材よりも所定値Xだけ小さく形成し
てシール部の厚みに均一性を持たせることが必要である
ことが判った。
【0024】本発明はこのような知見に基づいてなされ
たものであって、本発明に係る液晶表示素子は、第1の
透明導電膜が表面に形成された第1の透明基板と、該第
1の透明基板と対向状に第2の透明導電膜が形成された
第2の透明基板と、前記第1の透明基板と前記第2の透
明基板との間に挟着された液晶と、該液晶を気密封着す
るシール部とを備え、前記第1の透明導電膜と前記第2
の透明導電膜とを電気的に連通する導通部が前記シール
部に設けられると共に、前記導通部を含む前記第1及び
第2の透明導電膜の夫々の所定表面に金属薄膜が被着さ
れ、該金属薄膜に接続された駆動回路により液晶表示の
制御を行う液晶表示素子において、前記シール部の厚さ
を制御するスペーサ部材が、略均一に分散されて前記シ
ール部に混入されると共に、前記導通部に混入された第
1のスペーサ部材は、前記導通部以外のシール部内に混
入された第2のスペーサ部材よりも所定値Xだけ小さく
形成されていることを特徴としている。
【0025】上記構成によれば、導通部に混入されたス
ペーサ部材は、前記導通部以外のシール部内に混入され
たスペーサ部材よりも所定値Xだけ小さく形成されてい
るので、透明導電膜上に金属薄膜が被着されている場合
であっても導通部におけるシール部の厚みを小さくする
ことができ、液晶層の厚さ分布を略均一にすることが可
能となる。
【0026】そして、本発明者は更に鋭意研究をした結
果、所定値Xは金属薄膜の膜厚tに依存する関係にある
という知見を得、具体的には所定値XをX={(2t+
0.5)〜(2t−0.6)}μmの範囲に設定するこ
とにより、前記シール部の厚みを略均一にすることがで
き、液晶表示時の背景色の色ムラが生じるのを解消する
ことができることが判った。
【0027】そこで、本発明は、前記所定値Xは、X=
{(2t+0.5)〜(2t−0.6)}μm(tは前
記金属薄膜の膜厚)に設定されていることをも特徴とし
ている。
【0028】また、〔発明が解決しようとする課題〕の
項で述べたように、シール部の上面及び下面に樹脂薄膜
が形成されて導通不良が生じることがあるが、この点に
ついても本発明者が鋭意研究した結果、樹脂薄膜の膜厚
を超えるような多数の突起部を金属薄膜に形成すること
により、導通不良の発生を回避することができるという
知見を得た。
【0029】すなわち、本発明に係る液晶表示素子は、
導電部材が前記導通部に混入されると共に、多数の突起
部が前記金属薄膜に形成され、前記第1及び第2の透明
導電膜が前記導電部材及び前記金属薄膜を介して電気的
に連通されることを特徴としている。
【0030】さらに、本発明者の研究結果から前記シー
ル部の上面及び下面に形成される樹脂薄膜の膜厚は0.
04μm以下であることが判明した。したがって、前記
突起部のピーク高さは、少なくとも樹脂膜厚の膜厚より
も大きくする必要がある。一方、突起部のピーク高さが
過度に大きい場合はシール部の厚さ制御が困難となる。
また、突起部の1μm2 当たりの個数、すなわち個数密
度が小さい場合は導電部材と突起部とが非接触状態とな
る一方、個数密度が大きい場合は隣接する突起部同士が
連なってしまう虞がある。すなわち、突起部のピーク高
さ及び個数密度には最適範囲があると考えられる。
【0031】そこで、本発明者が種々の実験を行った結
果、突起部のピーク高さを0.05〜0.50μm、個
数密度を0.1〜0.5個/μm2に夫々設定すること
により、突起部と導電部材とが確実に接触して第1及び
第2の透明導電膜間の導通を確保することができること
が判明した。
【0032】すなわち、本発明に係る液晶表示素子は、
前記突起部のピーク高さが0.05〜0.50μmに設
定され、且つ前記突起部の個数密度が0.1〜0.5個
/μm2に設定されていることをも特徴としている。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳説する。
【0034】図1は本発明に係る液晶表示素子の一実施
の形態を示す断面図である。
【0035】同図において、1は低アルカリガラス等か
らなる矩形形状の第1のガラス基板1(第1の透明基
板)であって、該第1のガラス基板1の上面には所定形
状にパターニングされたITOからなる第1の透明導電
膜2が形成されると共に、該第1の透明導電膜2の表面
上であって液晶表示部に対応する箇所にはSiO2−T
iO2からなる第1の透明絶縁膜3が積層され、さらに
該第1の透明絶縁膜3の表面にはポリイミド等からなる
第1の配向膜4が積層されている。
【0036】また、液晶表示部外方の該第1の透明導電
膜2上にはNi、Au等からなる金属薄膜5が被着され
ると共に、金属薄膜5上には駆動IC6が装着され、さ
らに該駆動IC6は保護樹脂7により被覆されている。
【0037】8は上記第1のガラス基板1と同様の材料
からなる第2のガラス基板(第2の透明基板)であっ
て、該第2のガラス基板8には前記第1のガラス基板1
と対向状にITOからなる第2の透明導電膜9が形成さ
れると共に、該第2の透明導電膜7の表面にはSiO2
−TiO2からなる第2の透明絶縁膜10が積層され、
さらに該第2の透明絶縁膜10の表面にはポリイミド等
からなる第2の配向膜11が積層されている。
【0038】また、第1及び第2のガラス基板1、8の
間には枠状のシール部12が挟着されると共に、該シー
ル部12内部には液晶13が注入され、該液晶13はシ
ール部11と第1及び第2の配向膜4、10とで囲繞さ
れている。さらに、第1及び第2のガラス基板1、8の
背面側には夫々偏光板14、15が貼着されている。
【0039】尚、本実施の形態では、第1の透明導電膜
2は、セグメント側表示電極部2aと外部電極部2bと
を構成し、また、第2の透明導電膜2はコモン側表示電
極を構成している。
【0040】図2は図1のA−A矢視図である。
【0041】すなわち、第1のガラス基板1の表面には
所定パターンにパターニングされた第1の透明導電膜2
により7個のセグメント表示電極部2aが形成されてい
る。そして、該セグメント表示電極部2aの表面には切
欠部16を有する略矩形形状の透明絶縁膜3が積層され
ており、金属薄膜5は透明絶縁膜3をマスクとして前記
第1の透明導電膜2上に選択的に被着され、該金属薄膜
5により線幅100μm以下の高精細な接続配線が形成
されている。
【0042】そして、前記切欠部16により切り欠かれ
た部位には第1の透明導電膜2と第2の透明導電膜9と
の間を導通させるための上下導通部17が設けられてい
る。
【0043】すなわち、シール部12は、図3に示すよ
うに、導通シール部18と該導通シール部18以外のメ
インシール部19とに区分され、導通シール部18は第
1の透明導電膜2と第2の透明導電膜9とを電気的に連
通させて第1及び第2の透明導電膜2、9間を導通可能
としている。
【0044】図4は上下導通部17の近傍を示す平面図
である。
【0045】すなわち、前記メインシール部19の下方
には第1の透明絶縁膜3が形成され、さらに該第1の透
明絶縁膜3の下方にはセグメント側表示電極部2aとし
ての第1の透明導電膜2が形成されている。また、前記
第1の透明絶縁膜3が形成されていない第1の透明導電
膜2上には金属被膜5が被着されている。
【0046】一方、導通シール部18側においては、第
2の透明導電膜9の下面と第1の透明導電膜2の上面に
は金属膜膜5が形成されており、導通シール部18を挟
んで電気的に接続されている。
【0047】図5は図4のC−C断面図であり、図6は
図4のD−D断面図である。
【0048】すなわち、上述したように、第1の透明導
電膜2の上面及び第2の透明導電膜0の下面には金属薄
膜5が形成されており、導通シール部18は該金属薄膜
5間に挟着されている。
【0049】そして、図5に示すように、導通シール部
18には金属薄膜5間での導通を取るためのAuからな
る導通粒子20とシール部12の厚さを制御するための
第1のスペーサ21(第1のスペーサ部材)とが多数混
入されている。
【0050】また、図6に示すように、メインシール部
19には第1のスペーサ21よりも粒子径の大きな第2
のスペーサ22(第2のスペーサ部材)が略均一に分散
されて含有されている。すなわち、第1のスペーサ21
の粒子径(以下、「第1のスペーサ径D1」という)が
第2のスペーサ22の粒子径(以下、「第2のスペーサ
径D2」という)よりも所定値Xμmだけ小さい粒子径
を有するような前記第1及び第2のスペーサ21、22
が夫々導通シール部18及びメインシール部19に略均
一に分散されて混入されている。
【0051】そして、所定値Xは、具体的には、数式
(1)に示す範囲に設定されている。
【0052】 X={(2t+0.5)〜(2t−0.6)}…(1) ここで、tは金属薄膜5の膜厚である。
【0053】このように所定値Xの範囲を数式(1)の
ように設定したのは以下の理由である。
【0054】すなわち、上述のように、上下導通部16
においては、第1の透明導電膜2の上面及び第2の透明
導電膜9の下面に金属薄膜5が形成されているため、液
晶層の厚さ、すなわちシール部12の厚さを均一にして
液晶表示に色ムラが生じるのを回避するためには第1の
スペーサ径D1を第2のスペーサ径D2よりも所定値X
だけ小さくする必要がある。
【0055】しかしながら、シール部12は第1及び第
2のガラス基板1、8を加熱圧着して貼合されるもの
の、所定値Xが(2t+0.5)を超えると加熱圧着し
ても導通シール部17の厚みがメインシール部19の厚
みよりも薄くなり、液晶層の厚さ分布を略均一するのが
困難となる。一方、所定値Xが(2t−0.6)以下に
なった場合は逆にメインシール部19の厚みが導通シー
ル部17の厚みよりも薄くなり、この場合も液晶層の厚
さ分布を略均一に制御するのが困難となる。すなわち、
第1及び第2のスペーサ21、22を数式(1)に示す
範囲外のスペーサ径に設定すると液晶層の厚さ分布が
0.1μmを超えて該厚さ分布の均一性を損ない、その
結果液晶表示した場合に背景色に色ムラが生じる。そこ
で、上述の如く、所定値Xを{(2t+0.5)〜(2
t−0.6)}μm、好ましくは{(2t+0.4)〜
(2t−0.1)}に設定した。
【0056】また、本実施の形態では、図7に示すよう
に、金属薄膜5には、表面に多数の突起部24が形成さ
れている。すなわち、〔発明が解決しようとする課題〕
の項でも述べたように、シール部12はエポキシ樹脂を
主成分としているが、スクリーン印刷によりシール部1
2を形成するときにシール部12の下面及び上面に樹脂
薄膜23が形成される。したがって、導通シール部18
の下面及び上面にも樹脂薄膜23が形成されることとな
り、該樹脂薄膜23が金属薄膜5と導通粒子20との接
触を阻害する絶縁膜として作用し、導通不良を引き起こ
す虞がある。
【0057】そこで、本実施の形態では金属薄膜5の表
面に多数の突起部24を設けることにより金属薄膜5と
導通粒子20との間で導通不良が生じるのを回避してい
る。具体的には、突起部24はピーク高さH(所定高
さ)が0.05〜0.50μmに設定され、突起部24
の個数密度ρは0.1〜0.50μmに設定されてい
る。
【0058】このように突起部24のピーク高さHと個
数密度ρを上述の数値に限定したのは以下の理由によ
る。
【0059】(a)突起部24のピーク高さH 多数の突起部を設けることにより金属薄膜5と導通粒子
20との間の導通を確保することができるが、樹脂膜厚
は0.04μm程度あるため突起部24のピーク高さH
が0.05μm以下の場合は樹脂薄膜23の膜厚の方が
大きくなる可能性があり、導通不良が生じるのを回避す
るという所期の目的を達成することができない虞があ
る。一方、突起部24のピーク高さHが0.50μmを
超えるとピーク高さHが大きくなりすぎて第1のスペー
サ20に基づいた液晶層の厚さ制御が困難となる。そこ
で、本実施の形態では突起部24のピーク高さH(所定
高さ)を0.05〜0.50μmに設定した。
【0060】(b)突起部24の個数密度ρ 金属薄膜5と導通粒子20との導通を確保するためには
突起部24の個数密度も重要な要素となる。すなわち、
突起部24の個数密度ρが0.1個/μm2以下の場合
は導通粒子20が樹脂薄膜23とのみ接触して金属薄膜
5と非接触状態となる箇所が生じ、導通不良を引き起こ
す虞がある。一方、突起部24の広がりは1μm程度で
あるため、個数密度ρが0.5個/μm2を超えると隣
接する突起部24同士が連なって突起状態を現出するこ
とができなくなる虞がある。そこで、本実施の形態では
突起部24の個数密度ρを0.1〜0.5個/μm2
設定した。
【0061】次に、上記液晶表示素子の製造方法につい
て説明する。
【0062】図8は本液晶表示素子の製造方法を示す全
体工程図であり、図9〜図15は各工程の詳細を示す工
程図である。
【0063】まず、図8の透明導電膜形成工程30で
は、第1及び第2のガラス基板1、8の表面に所定パタ
ーンからなる第1及び第2の透明導電膜2、9を形成す
る。
【0064】すなわち、図9に示すように、周知のスパ
ッタリング法等により一方の表面全域にITO膜が成膜
された第1及び第2のガラス基板1、8を用意し(図
中、30aで示す)、続く洗浄工程30bで洗浄操作を
行ない、ITO膜の表面等に付着している汚れやゴミを
除去する。次いで、パターニング工程30cでは周知の
フォトリソグラフィ技術を利用して所定パターンの第1
及び第2の透明導電膜2、9を作製する。すなわち、I
TO膜上にレジストパターンを形成した後、該レジスト
パターンをマスクとしてエッチング処理を施し、該エッ
チング処理を施した後、レジストを除去し、これにより
所定パターンにパターニングされた第1及び第2の透明
導電膜2、9を作製する。
【0065】次いで、図8の透明絶縁膜形成工程31で
は液晶表示部に対応する第1及び第2の透明導電膜9の
表面上に第1及び第2の透明絶縁膜3、10を形成す
る。
【0066】すなわち、図10に示すように、まず、印
刷工程31aでは後述するメッキ工程32で液晶表示素
子の表示部にメッキが付着しないような形状を有するフ
レキソ版を用意し、フレキソ印刷によりSi−Tiアル
コキシド液を第1及び第2の透明導電膜2、9の表面に
塗布する。尚、Si−Tiアルコキシド液はSiO2
びTiO2換算でSiO2:TiO2=1:1となるよう
に成分調整し、また透明絶縁膜3、10の膜厚が0.0
5〜0.08μmとなるようにフレキソ印刷の印刷条件
及びSi−Tiアルコキシド液の粘度を調整する。
【0067】そして、続く乾燥工程31bでは80℃に
加熱されたホットプレート上で3〜5分間乾燥し、次い
で紫外線(UV)照射工程31cでは高圧水銀ランプ等
の光源を利用して波長250nmの紫外線を照射し、続
く焼成工程31dでは300℃で30分間焼成処理を行
い、これによりSiO2−TiO2からなる透明絶縁膜
3、10が第1及び第2の電極2、9の表面に積層され
る。
【0068】次に、図8のメッキ工程32では無電解メ
ッキにより前記第1及び第2のガラス基板1、8上に金
属薄膜5を形成する。
【0069】すなわち、図11に示すように、洗浄工程
32aでアルカリ性溶液を使用して脱脂を行なった後、
中和工程32bで塩酸により中和させ、次いでキャタリ
スト処理工程32cではキャタリストと呼称されるSn
−Pd混合溶液に前記第1及び第2のガラス基板1、8
を浸漬した後、水洗し、続くアクセレレータ処理工程3
2dでは硫酸や塩酸等をアクセレレータ液として前記第
1及び第2のガラス基板1、8を前記アクセレレータ液
に浸漬し、メッキ金属の析出が容易となるように表面に
触媒金属核(Pd)を種づけする。そして、この後、無
電解Ni−Pメッキ工程33eでは透明絶縁膜3、10
をマスクとし、ホスフィン酸塩を還元剤に使用して無電
解Ni−P合金メッキを行ない、これにより、透明絶縁
膜3、10が積層されていない透明導電膜2、9上に選
択的にNi−P合金を析出させる。そして、続く無電解
Auメッキ工程32fでは奥野製薬(株)製ムデンゴー
ルドを使用し、Pとの置換反応によってNi膜上にAu
を析出させ、これにより表面に多数の突起部24が形成
された金属薄膜5が第1及び第2の透明導電膜2、9上
に被着される。そして、最後に熱処理工程33gではN
iの付着力を増加させるために250℃、30分程度の
熱処理を施す。
【0070】次に、図8の配向処理工程33では液晶分
子を一定方向に配向させための第1及び第2の配向膜
4、11を第1及び第2のガラス基板1、8上に塗布す
る。
【0071】すなわち、図12に示すように、まず、洗
浄工程33aでは金属薄膜5が第1及び第2の透明導電
膜2、9に被着した第1及び第2のガラス基板1、8に
所定の洗浄処理を施した後、フレキソ印刷によりポリイ
ミド系材料を第1及び第2のガラス基板1、8上に塗布
して第1及び第2の配向膜4、11を積層し、続く焼成
工程33cでは所定条件下で焼成処理を施し、次いでラ
ビング処理工程33dでは、液晶分子の配向方向を一定
方向に揃えるために、配向膜4、11の表面を回転金属
ローラに巻き付けたバフ布で一定方向に擦り、ラビング
処理を行なう。
【0072】次に、図8のシール部形成工程34では、
スクリーン印刷により液晶注入口を有するメインシール
部19を第1のガラス基板1上に形成すると共に、導通
シール部18を第2のガラス基板8上に形成し、両者を
組み合わせてシール部12を作製する。
【0073】すなわち、図13に示すように、メインシ
ール部印刷工程34aでは略枠状のメインシール用スク
リーン版を用意し、ガラスファイバ製の第2のスペーサ
22を略均一分布で含有したエポキシ樹脂を第1のガラ
ス基板1にスクリーン印刷し、次いで仮焼成工程34b
で仮焼成処理を施し、メインシール部19を作製する。
そしてこの後、ギャップ材散布工程34cでは液晶層の
厚さを制御するためのプラスチック製ギャップ材をメイ
ンシール部34aの内部に散布する。
【0074】一方、導通シール部印刷工程34dでは線
状の導通シール用スクリーン版を用意し、該第2のスペ
ーサ径D2よりも所定値Xだけ小さい第1のスペーサ径
D1を有する第1のスペーサ21とAuからなる導通粒
子20とを含有したエポキシ樹脂を第2のガラス基板8
にスクリーン印刷し、次いで、仮焼成工程34eで仮焼
成処理を施し、導通シール部18を作製する。そして、
この後、基板貼合せ工程34fではメインシール部19
と導通シール部18とが面一となって組み合わさるよう
に第1のガラス基板1と第2のガラス基板8とを貼り合
わせる。
【0075】次に、図8の液晶注入・分断工程35で
は、シール部12内部に液晶を注入し、その後多面取り
しているガラス基板1、8を個々の液晶セルに分断す
る。
【0076】すなわち、図14に示すように、まず加熱
圧着工程35aでは上述の如く貼り合わされた第1及び
第2のガラス基板1、8に対し、所定温度に加熱された
加熱プレスで加熱圧着(本焼成)した後、続く、スクラ
イブ工程35bでは液晶注入口から容易に液晶が注入可
能となるようにガラススクライバで短冊状にクラックラ
インを入れ、次いで、一次ブレーキング工程35cでは
クラックラインに沿って短冊状に分断する。そして、液
晶注入工程35dでは真空注入法で液晶注入口から液晶
材料を注入し、その後該液晶注入口をUV硬化樹脂等の
封止材で封止する。次いで、外観検査工程35eでは異
物混入や分断不良の有無等所定の外観検査を行ない、続
く二次ブレーキング工程35fで前記一次ブレーキング
工程35cにおけるクラックラインと直交する方向にガ
ラス基板1、8を分断し、多数の液晶セルを得る。
【0077】次に、図8の偏光板貼付・駆動IC実装工
程36では、第1及び第2のガラス基板1、8の背面側
に偏光板14、15を貼り付け、COG実装により駆動
IC6を第1のガラス基板1上に実装する。
【0078】すなわち、図15に示すように、洗浄工程
36aでは液晶セルの基板面や電極端子面等に付着して
いるゴミ、汚れ等を所定の洗浄液を使用して洗浄・除去
し、次いで、偏光板貼付工程36bでは圧力ローラ貼付
装置によりPVAやヨウ素を含有した偏光板を第1及び
第2のガラス基板1、8の背面に貼付け、次いで駆動I
C圧着工程36cで駆動IC6が金属薄膜5と電気的に
接続される所定位置に圧着して実装し、次いで、保護樹
脂塗布工程36dではシリコン樹脂等の保護樹脂を駆動
IC6の外周に塗布して該駆動IC6を被覆する。そし
て、最後に表示検査工程36eでは電圧を印加して液晶
の表示検査を行ない、これにより液晶表示素子が製造さ
れる。
【0079】このように本実施の形態によれば、シール
部12をメインシール部19と導通シール部18とに区
分して別々に製造すると共に、導通シール部18に混入
される第1のスペーサ21のスペーサ径(第1のスペー
サ径D1)をメインシール部19に混入される第2のス
ペーサ22のスペーサ径(第2のスペーサ径D2)より
も所定値Xだけ小さく形成しているので、シール部12
全体の厚みを均一化することが可能となり、したがって
液晶層の厚さ分布の均一性を確保することができ、液晶
表示時における背景色の色ムラを回避することができ
る。また、金属薄膜5の表面に所定高さH及び所定の個
数密度ρを有する多数の突起部を形成することにより、
第1及び第2の透明導電膜2、9間は導通が確実に確保
され、導通不良が生じるのを回避することができる。そ
して、これにより、信頼性の向上した液晶表示素子を得
ることができる。
【0080】尚、本発明は上記実施の形態に限定される
ものではない。例えば、上記実施の形態では第1のガラ
ス基板1上にメインシール部19を形成し、第2のガラ
ス基板8上に導通シール部18を形成しているが、第1
のガラス基板1上に導通シール部18を形成し、第2の
ガラス基板8上にメインシール部19を形成してもよい
のはいうまでもない。
【0081】
【実施例】次に、本発明の実施例を具体的に説明する。
【0082】〔第1の実施例〕本発明者は、第2のスペ
ーサ径D2を同一径とし、第1のスペーサ径D1のみが
異なる10種類の液晶セルを各500個宛試験片として
作製し、表示試験を行なって第1のスペーサ径D1と第
2のスペーサ径D2との差分が液晶表示に及ぼす影響を
実験した。
【0083】すなわち、まず、縦300mm、横315
mm、板厚1.1mmからなる2枚のガラス基板(第1
及び第2のガラス基板1、8)を総計で5000個の液
晶が得られる枚数分用意した。
【0084】そして、スパッタリング法で第1及び第2
のガラス基板1、8の表面にITO膜を成膜した後、
〔発明の実施の形態〕で述べたような周知のフォトリソ
グラフィ技術を利用して膜厚が0.03μmの所定パタ
ーンの透明導電膜2、9を前記第1及び第2のガラス基
板1、8上に形成した。
【0085】次いで、液晶表示素子の表示部にメッキが
付着しないような形状を有するフレキソ版を用意し、フ
レキソ印刷によりSi−Tiアルコキシド液を第1及び
第2の透明導電膜2、9の表面に塗布した。尚、Si−
Tiアルコキシド液はSiO 2及びTiO2換算でSiO
2:TiO2=1:1となるように成分調整し、また透明
絶縁膜3、10の膜厚が0.06μmとなるようにフレ
キソ印刷の印列条件及びSi−Tiアルコキシド液の粘
度を調整した。
【0086】次いで、第1及び第2のガラス基板1、8
を80℃に加熱されたホットプレート上で3〜5分間乾
燥し、この後、高圧水銀ランプにより波長250nmの
紫外線を照射し、次いで300℃で30分間焼成処理を
行い、これにより液晶表示に使用される第1及び第2の
透明導電膜2、9の表面に膜厚0.06μmのSiO 2
−TiO2からなる透明絶縁膜3、10を積層した。
【0087】次に、このように透明絶縁膜3、10が積
層された第1及び第2のガラス基板1、8を洗浄液で洗
浄して脱脂処理等を施した。ここで、洗浄液としては、
アルカリ性クリーナ剤(上村工業(株)製C−400
0)を50g/l含有したアルカリ水溶液を使用した。
次に、塩酸100ml/lを含有した塩酸水溶液を使用
して中和処理を行った後、前記第1及び第2のガラス基
板1、8をSn−Pd混合溶液(キャタリスト液)に1
〜3分間浸漬した。キャタリスト液としては上村工業
(株)製SKN−200を100ml/l含有した水溶
液を使用した。そして、このようなキャタリスト処理が
終了した後、前記第1及第2のガラス基板1、8を水洗
し、次いで、アクセレレータ液に浸漬し、メッキ金属の
析出が容易となるように表面に触媒金属核(Pd)を種
づけした。尚、アクセレレータ液としては上村工業製A
L−106を100ml/l含有した水溶液を使用し
た。次いで、透明絶縁膜3、10をマスクとし、ホスフ
ィン酸塩を還元剤に使用して無電解Ni−Pメッキを行
ない、透明絶縁膜3、10が積層されていない透明導電
膜2、9上に選択的にNi−P合金を析出させた。ここ
で、無電解Ni−Pメッキ浴としては上村工業製NPR
4を使用した。そしてこの後、奥野製薬(株)製ムデン
ゴールドを無電解金メッキ浴に使用して無電解金メッキ
を施し、Pとの置換反応によりNi膜上にAuを析出さ
せ、多数の突起部24を有する金属薄膜5を透明導電膜
2、9に被着させた。次いで、温度250℃の条件で3
0分間熱処理を施してNiの付着力を強化した。尚、突
起部24のピーク高さH及び個数密度ρを電子顕微鏡で
計測したところ、ピーク高さHは0.17μm、個数密
度は0.18個/μm2であった。
【0088】次に、金属薄膜5が形成された第1及び第
2のガラス基板1、8に対し超音波洗浄を施し、ポリイ
ミド系材料をフレキソ印刷により第1及び第2のガラス
基板1、8上に塗布した後、300℃で30分間焼成処
理を施し、次いで液晶分子の配向方向を一定方向に揃え
るために塗布面の回転金属ローラに巻き付けたバフ布で
一定方向に擦ってラビング処理を行ない、膜厚が0.0
7μmの第1及び第2の配向膜4、11を形成した。
【0089】次いで、第2のスペーサ22を略均一分布
で含有したエポキシ樹脂を第1のガラス基板1にスクリ
ーン印刷し、次いで温度80℃で30分間仮焼成を施し
て略枠状のメインシール部19を作製する。そしてこの
後、液晶層の厚さを制御するためにギャップ材をメイン
シール部34aの内部に散布した。尚、第2のスペーサ
22としては、第2のスペーサ径D2が6.3μmのガ
ラスファイバ製スペーサを使用し、ギャップ材として
は、液晶層の厚さが6μmとなるように粒子径が6μm
のプラスチック製ギャップ材を使用した。
【0090】一方、スペーサ径が第2のスペーサ径D2
よりも所定値Xだけ小さい第1のスペーサ21とAuか
らなる導通粒子20を含有したエポキシ樹脂を第2のガ
ラス基板8にスクリーン印刷し、次いで、仮焼成工程3
4eで温度80℃で30分間仮焼成を施して線状の導通
シール部18を作製した。ここで、第1のスペーサ径D
1としては、4.8〜6.3μmの間のものを使用し
た。また、導通粒子20としては粒子径がD1より0.
7μm大きい粒径のものを使用し、導通シール部18に
1重量%添加した。
【0091】そして、この後、メインシール部19と導
通シール部18とが面一となって組み合わさるように第
1のガラス基板1と第2のガラス基板8とを貼り合わせ
た。
【0092】次に、互いに貼り合わされた第1及び第2
のガラス基板1、8を温度180℃に加熱した加熱プレ
スで加熱圧着させて本焼成を行ない、次いで液晶注入が
容易となるように第1及び第2のガラス基板1、8に対
し、ガラススクライバでクラックラインを短冊状に入
れ、次に、クラックラインに沿って第1及び第2のガラ
ス基板を一体として短冊状に分断し、一次ブレーキング
を行った。そして、エステル系のSTN形液晶材料を真
空注入法で液晶注入口からシール部12内部に注入し、
その後ディスペンサを使用して該液晶注入口をUV硬化
樹脂等の封止材で封止した。
【0093】次いで、異物混入や分断不良の有無等の外
観検査を行ない、この後、前記一次ブレーキングにおけ
るクラックラインとは直交する方向に二次ブレーキング
を行ってガラス基板1、8を分断し、大判のガラス基板
(縦300mm、横315mm、板厚1.1mm)から
多数の液晶セルを製造した。
【0094】このようにして本第1の実施例では、第1
のスペーサ径D1のみが異なる10種類の液晶セルを各
500個宛作製した。
【0095】表示試験は、周波数1024Hz、電圧
1.5Vの矩形波を各々液晶セルに印加し、液晶表示の
背景色に色ムラが生じるか否かを目視し、液晶セルの信
頼性を評価した。
【0096】表1は実験結果を示す。
【0097】
【表1】
【0098】ここで、金属薄膜はメッキ条件を変えるこ
とにより、膜厚tが0.44μmと0.64μmの2種
類を作製した。尚、膜厚tが0.44μmの金属薄膜5
の場合はNi層の膜厚は0.4μm、Au層の膜厚は
0.04μmに夫々形成し、膜厚tが0.64μmの金
属薄膜5の場合はNi層の膜厚は0.6μm、Au層の
膜厚は0.04μmに夫々形成した。
【0099】比較例51は背景色に色ムラの生じる不良
率ηが1.8%と高い。これは比較例51では第1のス
ペーサ径D1が小さすぎるため、メインシール部19の
厚みの方が導通シール部18の厚みに比べて大きなり、
その結果背景色に色ムラが生じる確率が高くなったため
と思われる。
【0100】また、比較例52〜54は第2のスペーサ
径D2と第1のスペーサ径D1との差分が少なすぎるた
め、金属薄膜5の膜厚tを加味すると導通シール部18
の厚みの方がメインシール部19の厚みに比べて大きく
なり、その結果背景色に色ムラが生じ、不良率が2%以
上となって歩留りの低下を招いたものと思われる。
【0101】これに対して、実施例1〜4は所定値X
(=D2−D1)が1.0〜0.4μmの範囲にあり、
また、実施例5、6は所定値X(=D2−D1)が夫々
1.2μm、0.8μmであり、不良率ηはいずれも1
%以下となって歩留りの低下を極力回避することができ
ることが判る。
【0102】すなわち、[発明の実施の形態]の項で述
べたように、液晶層の厚みに均一性を保たせるために
は、所定値Xを{(2t+0.5)〜(2t−0.
6)}μmに設定する必要がある。そして、そのために
は、金属薄膜5の膜厚tが0.44μmの場合は所定値
X(=D2−D1)が1.38〜0.28の範囲にある
必要があり、金属薄膜5の膜厚tが0.64μmの場合
は所定値X(=D2−D1)が1.78〜0.68の範
囲である必要にある。しかるに、実施例1〜6は所定値
Xがいずれもこれらの設定範囲に入っており、不良率η
を1%以下に抑制することができたものと思われる。特
に、所定値Xが0.8〜1.2にある実施例1、2及び
7の場合は不良品が生じず、優れた結果が得られること
が確認された。
【0103】〔第2の実施例〕次に、本発明者は、メッ
キ条件を変えることにより、異なるピーク高さH及び個
数密度ρの金属薄膜5を有する12種類の液晶セルを各
500個宛作製し、表示試験を行なってピーク高さH及
び個数密度ρの液晶表示に及ぼす影響を実験した。
【0104】すなわち、第1の実施例と同様の方法で大
判のガラス基板から試験片としての多数の液晶セルを作
製した。
【0105】ここで、シール部12に混入するスペーサ
径としては第1のスペーサ径D1が5.5μm、第2の
スペーサ径D2が6.3μmのものを使用した。
【0106】表示試験は、第1の実施例と同様、周波数
1024Hz、電圧1.5Vの矩形波を各々液晶セルに
印加し、液晶表示の背景色に色ムラが生じるか否かを目
視し、液晶セルの信頼性を評価した。表2は実験結果を
示す。
【0107】
【表2】
【0108】比較例61は突起部24を形成しなかった
場合であり、不良率ηが2.4%と高かった。これは
〔発明が解決しようとする課題〕の項でも述べたよう
に、樹脂薄膜23が絶縁膜としての作用を果たす確率が
高くなるためと思われる。
【0109】また、比較例62は突起部24が形成され
ているものの、ピーク高さH及び個数密度ρが共に小さ
すぎるため、金属薄膜5と導通粒子20との間で導通不
良を起こす場合が生じ、不良率ηが高くなるものと思わ
れる。
【0110】比較例63及び比較例64は突起部24の
個数密度ρは0.16〜0.24個/μm2と本発明の
範囲内にあるものの、ピーク高さHが小さすぎるため樹
脂薄膜23が絶縁膜としての作用を果たし、このため所
望の導通を取ることができない場合があり、不良率ηは
いずれも1%を超えている。
【0111】比較例65〜比較例67はピーク高さにつ
いては0.08〜0.17μmと本発明の範囲内にある
ものの、個数密度ρが0.1個/μm2以下と小さすぎ
るため導通粒子20が突起部24と接触せずに樹脂薄膜
23にのみ接触し、このため不良率ηの発生が多くなる
ものと思われる。
【0112】これに対して実施例11〜実施例15は、
突起部24のピーク高さHが0.05〜0.50μm、
突起部24の個数密度ρが0.1〜0.5個/μm2
範囲にあり、いずれも不良率が0.5%以下の良好な結
果を得ることができることが確認された。
【0113】
【発明の効果】以上詳述したように本発明に係る液晶表
示素子は、第1の透明導電膜が表面に形成された第1の
透明基板と、該第1の透明基板と対向状に第2の透明導
電膜が形成された第2の透明基板と、前記第1の透明基
板と前記第2の透明基板との間に挟着された液晶と、該
液晶を気密封着するシール部とを備え、前記第1の透明
導電膜と前記第2の透明導電膜とを電気的に連通する導
通部が前記シール部に設けられると共に、前記導通部を
含む前記第1及び第2の透明導電膜の夫々の所定表面に
金属薄膜が被着され、該金属薄膜に接続された駆動回路
により液晶表示の制御を行う液晶表示素子において、前
記シール部の厚さを制御するスペーサ部材が、略均一に
分散されて前記シール部に混入されると共に、前記導通
部に混入された第1のスペーサ部材は、前記導通部以外
のシール部内に混入された第2のスペーサ部材よりも所
定値Xだけ小さく形成されているので、透明導電膜上に
金属薄膜が被着されている場合であっても導通部におけ
るシール部の厚みを小さくすることができ、したがっ
て、液晶層の厚さ分布を略均一にすることが可能とな
り、背景色に色ムラが生じるのを回避することができ
る。
【0114】また、前記所定値Xは、X={(2t+
0.5)〜(2t−0.6)}μm(tは前記金属薄膜
の膜厚)に設定されることにより、背景色に色ムラが生
じるのを確実に回避することができ、液晶表示素子の信
頼性向上を図ることができる。
【0115】また、本発明は、導電部材が前記導通部に
混入されると共に、多数の突起部が前記金属薄膜に形成
され、前記第1及び第2の透明導電膜が前記導電部材及
び前記金属薄膜を介して電気的に連通されているので、
シール部の上面及び下面に樹脂薄膜が形成された場合で
あっても導電部材は突起部との間で導通を確保すること
が可能となり、導通部で導通不良が生じるのを回避する
ことが可能となる。
【0116】また、前記突起部のピーク高さは0.05
〜0.50μmに設定され、且つ前記突起部の個数密度
は0.1〜0.5個/μm2に設定されることにより、
導通粒子と金属薄膜との間の導通不良を確実に回避する
ことができ、液晶表示素子の信頼性向上を図ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る液晶表示素子の一実施の形態を示
す断面図である。
【図2】図1のA−A矢視図である。
【図3】シール部の平面図である。
【図4】上下導通部の近傍を示す平面図である。
【図5】図4のC−C断面図である。
【図6】図4のD−D断面図である。
【図7】図5のE部拡大断面図である。
【図8】上記液晶表示素子の製造方法を示す全体工程図
である。
【図9】透明導電膜形成工程の工程図である。
【図10】透明絶縁膜形成工程の工程図である。
【図11】メッキ工程の工程図である。
【図12】配向処理工程の工程図である。
【図13】シール部形成工程の工程図である。
【図14】液晶注入・分断工程の工程図である。
【図15】偏光板貼付・駆動IC実装工程図である。
【図16】従来の液晶表示素子を模式的に示した平面図
である。
【図17】従来のシール部の要部断面図である。
【図18】図16のX−X断面図である。
【図19】図18のY−Y断面図である。
【図20】従来の上下導通部の要部拡大断面図である。
【符号の説明】
1 第1のガラス基板(第1の透明基板) 2 第1の透明導電膜 5 金属薄膜 8 第2のガラス基板(第2の透明基板) 9 第2の透明導電膜 12 シール部 13 液晶 18 導通部(導通シール部) 21 第1のスペーサ(第1のスペーサ部材) 22 第2のスペーサ(第2のスペーサ部材) 24 突起部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の透明導電膜が表面に形成された第
    1の透明基板と、該第1の透明基板と対向状に第2の透
    明導電膜が形成された第2の透明基板と、前記第1の透
    明基板と前記第2の透明基板との間に挟着された液晶
    と、該液晶を気密封着するシール部とを備え、前記第1
    の透明導電膜と前記第2の透明導電膜とを電気的に連通
    する導通部が前記シール部に設けられると共に、前記導
    通部を含む前記第1及び第2の透明導電膜の夫々の所定
    表面に金属薄膜が被着され、該金属薄膜に接続された駆
    動回路により液晶表示の制御を行う液晶表示素子におい
    て、 前記シール部の厚さを制御するスペーサ部材が、略均一
    に分散されて前記シール部に混入されると共に、 前記導通部に混入された第1のスペーサ部材は、前記導
    通部以外のシール部内に混入された第2のスペーサ部材
    よりも所定値Xだけ小さく形成されていることを特徴と
    する液晶表示素子。
  2. 【請求項2】 前記所定値Xは、 X={(2t+0.5)〜(2t−0.6)}μm (tは前記金属薄膜の膜厚)に設定されていることを特
    徴とする請求項1記載の液晶表示素子。
  3. 【請求項3】 導電部材が前記導通部に混入されると共
    に、多数の突起部が前記金属薄膜に形成され、前記第1
    及び第2の透明導電膜が前記導電部材及び前記金属薄膜
    の前記突起部を介して電気的に連通されることを特徴と
    する請求項1又は請求項2記載の液晶表示素子。
  4. 【請求項4】 前記突起部のピーク高さが0.05〜
    0.50μmに設定され、且つ前記突起部の個数密度が
    0.1〜0.5個/μm2に設定されていることを特徴
    とする請求項3記載の液晶表示素子。
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