JP2000195284A - ラッチ型レベルシフト回路 - Google Patents
ラッチ型レベルシフト回路Info
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- JP2000195284A JP2000195284A JP10367832A JP36783298A JP2000195284A JP 2000195284 A JP2000195284 A JP 2000195284A JP 10367832 A JP10367832 A JP 10367832A JP 36783298 A JP36783298 A JP 36783298A JP 2000195284 A JP2000195284 A JP 2000195284A
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- G11C16/06—Auxiliary circuits, e.g. for writing into memory
- G11C16/08—Address circuits; Decoders; Word-line control circuits
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- G11C16/02—Erasable programmable read-only memories electrically programmable
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- G11C16/10—Programming or data input circuits
- G11C16/12—Programming voltage switching circuits
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- Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 負電位生成時にレベルシフト回路にリーク電
流を発生させない。 【解決手段】 ロジック回路19,20,21は、動作
モード及びアドレス信号に基づいて、レベルシフタのM
OSトランジスタMN1,MN2のうちのいずれか一方
をオン状態にする。レベルシフタの出力端a,bの電位
は、MOSトランジスタMP1,MP2を経由してラッ
チ回路INV1,INV2に導かれる。ラッチ回路IN
V1,INV2には、内部電源電位VROW’,VBB
が供給される。消去動作時やベリファイ時(読み出し
時)に、VBBが負電位になり、ノードA,Bのいずれ
か一方が負電位になる。この時、MOSトランジスタM
P1,MP2は、オフ状態を保つため、リーク電流を発
生させることがない。
流を発生させない。 【解決手段】 ロジック回路19,20,21は、動作
モード及びアドレス信号に基づいて、レベルシフタのM
OSトランジスタMN1,MN2のうちのいずれか一方
をオン状態にする。レベルシフタの出力端a,bの電位
は、MOSトランジスタMP1,MP2を経由してラッ
チ回路INV1,INV2に導かれる。ラッチ回路IN
V1,INV2には、内部電源電位VROW’,VBB
が供給される。消去動作時やベリファイ時(読み出し
時)に、VBBが負電位になり、ノードA,Bのいずれ
か一方が負電位になる。この時、MOSトランジスタM
P1,MP2は、オフ状態を保つため、リーク電流を発
生させることがない。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ラッチ型レベルシ
フト回路に関し、特に、ロウデコード回路に使用される
ものである。
フト回路に関し、特に、ロウデコード回路に使用される
ものである。
【0002】
【従来の技術】フラッシュEEPROMは、高集積化が
可能な不揮発性メモリとして、近年、注目を集めてい
る。このメモリは、メモリセルのデータの消去がブロッ
ク単位で一括して瞬時に行われる点に特徴を有する。
可能な不揮発性メモリとして、近年、注目を集めてい
る。このメモリは、メモリセルのデータの消去がブロッ
ク単位で一括して瞬時に行われる点に特徴を有する。
【0003】フラッシュEEROMの回路構成として
は、NOR型、NAND型などが知られている。いずれ
のタイプのフラッシュEEPROMにおいても、そのセ
ル構造は、複数のポリシリコン層を積み重ねて浮遊ゲー
ト電極と制御ゲート電極を形成したスタック型が一般的
である。
は、NOR型、NAND型などが知られている。いずれ
のタイプのフラッシュEEPROMにおいても、そのセ
ル構造は、複数のポリシリコン層を積み重ねて浮遊ゲー
ト電極と制御ゲート電極を形成したスタック型が一般的
である。
【0004】図16は、フラッシュEEPROMの一例
として、NOR型フラッシュEEPROMの主要部を示
している。
として、NOR型フラッシュEEPROMの主要部を示
している。
【0005】メモリセルアレイ11は、アレイ状に配置
された複数のメモリセルMCから構成される。メモリセ
ルMCは、例えば、図17に示すようなスタック型のセ
ル構造を有している。メモリセルアレイ11上には、ロ
ウ方向に伸びる複数本のワード線WL0,WL1,…W
Lnとカラム方向に伸びる複数本のビット線BL0,…
BLmが配置される。
された複数のメモリセルMCから構成される。メモリセ
ルMCは、例えば、図17に示すようなスタック型のセ
ル構造を有している。メモリセルアレイ11上には、ロ
ウ方向に伸びる複数本のワード線WL0,WL1,…W
Lnとカラム方向に伸びる複数本のビット線BL0,…
BLmが配置される。
【0006】複数のロウデコード回路RD・0,RD・
1,…RD・nは、例えば、複数本のワード線WL0,
WL1,…WLnに対応して設けられる。そして、ワー
ド線WLi(iは、0,1,…n)の一端は、これに対
応するロウデコード回路RD・iに接続される。
1,…RD・nは、例えば、複数本のワード線WL0,
WL1,…WLnに対応して設けられる。そして、ワー
ド線WLi(iは、0,1,…n)の一端は、これに対
応するロウデコード回路RD・iに接続される。
【0007】カラム選択回路12は、複数本のビット線
BL0,…BLmに接続され、カラムデコード回路CD
の出力信号に基づいて1つのカラムを選択する。選択さ
れたカラム内のビット線は、入力レジスタ13又はセン
スアンプ14に電気的に接続される。入出力バッファ1
5は、メモリチップの外部と内部でデータのやりとりを
行うために設けられる。
BL0,…BLmに接続され、カラムデコード回路CD
の出力信号に基づいて1つのカラムを選択する。選択さ
れたカラム内のビット線は、入力レジスタ13又はセン
スアンプ14に電気的に接続される。入出力バッファ1
5は、メモリチップの外部と内部でデータのやりとりを
行うために設けられる。
【0008】ロウアドレス信号は、アドレスレジスタ1
6を経由して複数のロウデコード回路RD・0,RD・
1,…RD・nに入力される。カラムアドレス信号は、
アドレスレジスタ16を経由してカラムデコード回路C
Dに入力される。
6を経由して複数のロウデコード回路RD・0,RD・
1,…RD・nに入力される。カラムアドレス信号は、
アドレスレジスタ16を経由してカラムデコード回路C
Dに入力される。
【0009】図18は、ロウデコード回路とその制御回
路の一例を示している。
路の一例を示している。
【0010】ロウデコード回路RD・iは、ロウデコー
ダ29とラッチ型レベルシフト回路30から構成され
る。
ダ29とラッチ型レベルシフト回路30から構成され
る。
【0011】ロウアドレス信号は、アドレスレジスタ1
6を経由してロウデコーダ29に入力される。ロウデコ
ーダ29は、ロウアドレス信号をデコードした結果を示
すデコード信号Ai,/Aiをラッチ型レベルシフト回
路30に供給する。ワード線WLiを含むロウが選択さ
れるとき、デコード信号Aiは“H”、デコード信号/
Aiは“L”となる。
6を経由してロウデコーダ29に入力される。ロウデコ
ーダ29は、ロウアドレス信号をデコードした結果を示
すデコード信号Ai,/Aiをラッチ型レベルシフト回
路30に供給する。ワード線WLiを含むロウが選択さ
れるとき、デコード信号Aiは“H”、デコード信号/
Aiは“L”となる。
【0012】書き込みイネーブル信号/WE、チップイ
ネーブル信号/CE及びコマンド信号は、状態遷移回路
23に入力される。状態遷移回路23は、イレーズ信号
ERASE,ERASE*をラッチ型レベルシフト回路
30に供給する。
ネーブル信号/CE及びコマンド信号は、状態遷移回路
23に入力される。状態遷移回路23は、イレーズ信号
ERASE,ERASE*をラッチ型レベルシフト回路
30に供給する。
【0013】昇圧回路24は、VROW(正電位又は接
地電位)を出力する。VROWは、レギュレータ25を
経由してラッチ型レベルシフト回路30に供給される。
昇圧回路26は、VBB(接地電位又は負電位)を出力
する。VBBは、レギュレータ27を経由してラッチ型
レベルシフト回路30に供給される。
地電位)を出力する。VROWは、レギュレータ25を
経由してラッチ型レベルシフト回路30に供給される。
昇圧回路26は、VBB(接地電位又は負電位)を出力
する。VBBは、レギュレータ27を経由してラッチ型
レベルシフト回路30に供給される。
【0014】負電位検知回路28は、VBBの値を検出
しており、VBBが所定値(例えば、−4V)を下回っ
ているときにVBBDETを“H”にし、VBBが所定
値を超えているときにVBBDETを“L”にする。ま
た、VBBが負電位のときに/VBBDETをVBBと
同じ値にし、VBBが接地電位のときに/VBBDET
を“H”にする。
しており、VBBが所定値(例えば、−4V)を下回っ
ているときにVBBDETを“H”にし、VBBが所定
値を超えているときにVBBDETを“L”にする。ま
た、VBBが負電位のときに/VBBDETをVBBと
同じ値にし、VBBが接地電位のときに/VBBDET
を“H”にする。
【0015】図19は、ロウデコーダの一例を示してい
る。
る。
【0016】このロウデコーダは、ロウアドレス信号が
入力されるNAND(論理積否定)回路17とインバー
タ回路18から構成される。NAND回路17は、デコ
ード信号/Aiを出力し、インバータ回路18は、デコ
ード信号Aiを出力する。
入力されるNAND(論理積否定)回路17とインバー
タ回路18から構成される。NAND回路17は、デコ
ード信号/Aiを出力し、インバータ回路18は、デコ
ード信号Aiを出力する。
【0017】図20は、ラッチ型レベルシフト回路の一
例を示している。
例を示している。
【0018】ノードA,Bの間には、インバータ回路I
NV1,INV2から構成されるラッチ回路が接続され
る。ノードBは、インバータ回路INV4の入力端に接
続される。インバータ回路INV4の出力信号OUT
は、ワード線WLiに与えられる。信号VBBDET
は、インバータ回路INV3に入力され、内部電源電位
VROW’がインバータ回路INV3から出力される。
内部電源電位VROW’,VBBは、インバータ回路I
NV1,INV2,INV4に供給される。
NV1,INV2から構成されるラッチ回路が接続され
る。ノードBは、インバータ回路INV4の入力端に接
続される。インバータ回路INV4の出力信号OUT
は、ワード線WLiに与えられる。信号VBBDET
は、インバータ回路INV3に入力され、内部電源電位
VROW’がインバータ回路INV3から出力される。
内部電源電位VROW’,VBBは、インバータ回路I
NV1,INV2,INV4に供給される。
【0019】ノードAと接地点VSSとの間には、Nチ
ャネルMOSトランジスタMN1,MN3が直列に接続
され、ノードBと接地点VSSとの間には、Nチャネル
MOSトランジスタMN2,MN4が直列に接続され
る。MOSトランジスタMN3,MN4のゲートには、
信号/VBBDETが入力される。
ャネルMOSトランジスタMN1,MN3が直列に接続
され、ノードBと接地点VSSとの間には、Nチャネル
MOSトランジスタMN2,MN4が直列に接続され
る。MOSトランジスタMN3,MN4のゲートには、
信号/VBBDETが入力される。
【0020】信号/VBBDETは、VBBが負電位の
ときにVBBと同じ値になり、VBBが接地電位のとき
に“H”になる。
ときにVBBと同じ値になり、VBBが接地電位のとき
に“H”になる。
【0021】MOSトランジスタMN1のゲートには、
NOR(論理和否定)回路21の出力信号VABが入力
され、MOSトランジスタMN2のゲートには、NOR
回路21の出力信号VABをインバータ回路22で反転
させた信号VAが入力される。NOR回路21には、A
ND(論理積)回路19,20の出力信号が入力され
る。AND回路19には、デコード信号Ai及びイレー
ズ信号/ERASE*が入力され、AND回路20に
は、デコード信号/Ai及びイレーズ信号ERASE*
が入力される。
NOR(論理和否定)回路21の出力信号VABが入力
され、MOSトランジスタMN2のゲートには、NOR
回路21の出力信号VABをインバータ回路22で反転
させた信号VAが入力される。NOR回路21には、A
ND(論理積)回路19,20の出力信号が入力され
る。AND回路19には、デコード信号Ai及びイレー
ズ信号/ERASE*が入力され、AND回路20に
は、デコード信号/Ai及びイレーズ信号ERASE*
が入力される。
【0022】上述の構成を有するフラッシュEEPRO
Mにおいて、通常、選択ワード線には、正又は負の高電
位が印加される。例えば、書き込み(浮遊ゲート電極に
電子を注入する動作)時には、選択ワード線に約9Vの
電位が印加され、消去(浮遊ゲート電極から電子を引き
抜く動作)時には、選択ワード線に約−9Vの電位が印
加される。なお、非選択ワード線には、0Vが印加され
る。
Mにおいて、通常、選択ワード線には、正又は負の高電
位が印加される。例えば、書き込み(浮遊ゲート電極に
電子を注入する動作)時には、選択ワード線に約9Vの
電位が印加され、消去(浮遊ゲート電極から電子を引き
抜く動作)時には、選択ワード線に約−9Vの電位が印
加される。なお、非選択ワード線には、0Vが印加され
る。
【0023】ここで、本例では、レベルシフト回路をラ
ッチ型としている。また、正及び負の高電位が同時にイ
ンバータ回路に印加されないようにするため、インバー
タ回路に与える電源電位を変えるようにしている。
ッチ型としている。また、正及び負の高電位が同時にイ
ンバータ回路に印加されないようにするため、インバー
タ回路に与える電源電位を変えるようにしている。
【0024】例えば、選択ワード線にVROW’を出力
するときは、インバータ回路には、VROW’(例え
ば、9V)とVBB(例えば、0V)が印加され、選択
ワード線にVBBを出力するときは、インバータ回路に
は、VROW’(例えば、0V)とVBB(例えば、−
9V)が印加される。
するときは、インバータ回路には、VROW’(例え
ば、9V)とVBB(例えば、0V)が印加され、選択
ワード線にVBBを出力するときは、インバータ回路に
は、VROW’(例えば、0V)とVBB(例えば、−
9V)が印加される。
【0025】次に、図16乃至図20のフラッシュEE
PROMの動作について説明する。
PROMの動作について説明する。
【0026】・ 書き込み動作(消去前書き込み動作) まず、ERASE*=“L”、/ERASE
*=“H”、VROW=9V、VBB=0Vに設定す
る。また、VBB=0Vであるため、負電位検知回路
は、VBBDET=“L”を出力する。
*=“H”、VROW=9V、VBB=0Vに設定す
る。また、VBB=0Vであるため、負電位検知回路
は、VBBDET=“L”を出力する。
【0027】選択ロウのロウデコーダRD・iでは、ロ
ウアドレス信号が全て“H”になるため、Ai=
“H”、/Ai=“L”となる。この時、NOR回路2
1の出力信号VABが“L”、インバータ回路22の出
力信号VAが“H”となる。これにより、MOSトラン
ジスタMN1がオフ状態、MOSトランジスタMN2が
オン状態となる。
ウアドレス信号が全て“H”になるため、Ai=
“H”、/Ai=“L”となる。この時、NOR回路2
1の出力信号VABが“L”、インバータ回路22の出
力信号VAが“H”となる。これにより、MOSトラン
ジスタMN1がオフ状態、MOSトランジスタMN2が
オン状態となる。
【0028】また、/VBBDETが“H”であるた
め、MOSトランジスタMN3,MN4はオン状態とな
っている。よって、接地電位Vssがラッチ回路のノー
ドBに伝達される。つまり、ラッチ回路のノードBの電
位VLBがVBB、即ち、“L(=0V)”、ノードA
の電位VLAがVROW’、即ち、“H(=9V)”と
なり、ラッチ回路の状態が確定する。また、ノードBの
電位VLBが“L”であるため、インバータ回路INV
4の出力信号OUTは、“H(=9V)”となる。
め、MOSトランジスタMN3,MN4はオン状態とな
っている。よって、接地電位Vssがラッチ回路のノー
ドBに伝達される。つまり、ラッチ回路のノードBの電
位VLBがVBB、即ち、“L(=0V)”、ノードA
の電位VLAがVROW’、即ち、“H(=9V)”と
なり、ラッチ回路の状態が確定する。また、ノードBの
電位VLBが“L”であるため、インバータ回路INV
4の出力信号OUTは、“H(=9V)”となる。
【0029】ここで、VBBDETが“L”のとき、イ
ンバータ回路INV1,INV2,INV4には、内部
電源電位VROW’(=VROW=9V)が供給され
る。よって、インバータ回路INV1,INV4の出力
信号は、“H”(=9V)となる。
ンバータ回路INV1,INV2,INV4には、内部
電源電位VROW’(=VROW=9V)が供給され
る。よって、インバータ回路INV1,INV4の出力
信号は、“H”(=9V)となる。
【0030】そして、インバータ回路INV4の出力信
号OUT(=9V)が選択ワード線WLiに印加され、
一定期間、この電位が維持されると、浮遊ゲート電極中
に電子を注入する書き込み動作(消去前書き込み動作)
が行われる。
号OUT(=9V)が選択ワード線WLiに印加され、
一定期間、この電位が維持されると、浮遊ゲート電極中
に電子を注入する書き込み動作(消去前書き込み動作)
が行われる。
【0031】なお、書き込み動作(消去前書き込み動
作)は、全てのメモリセルに対して書き込みが完了する
まで、例えば、図22のシーケンスに従い、上述の書き
込み動作が繰り返し行われる。
作)は、全てのメモリセルに対して書き込みが完了する
まで、例えば、図22のシーケンスに従い、上述の書き
込み動作が繰り返し行われる。
【0032】ところで、通常の書き込み動作には、
“0”書き込み動作(浮遊ゲート電極に電子を注入する
動作)と“1”書き込み動作(消去状態を維持する動
作)がある。消去前書き込み動作は、消去動作前にメモ
リセルの閾値を揃え、過消去を防止するもので、“0”
書き込み動作に相当する。
“0”書き込み動作(浮遊ゲート電極に電子を注入する
動作)と“1”書き込み動作(消去状態を維持する動
作)がある。消去前書き込み動作は、消去動作前にメモ
リセルの閾値を揃え、過消去を防止するもので、“0”
書き込み動作に相当する。
【0033】非選択ロウのロウデコーダRD・iでは、
ロウアドレス信号の全てが“H”にならないため、Ai
=“L”、/Ai=“H”となる。この時、NOR回路
21の出力信号VABが“H”、インバータ回路22の
出力信号VAが“L”となる。これにより、MOSトラ
ンジスタMN1がオン状態、MOSトランジスタMN2
がオフ状態となる。
ロウアドレス信号の全てが“H”にならないため、Ai
=“L”、/Ai=“H”となる。この時、NOR回路
21の出力信号VABが“H”、インバータ回路22の
出力信号VAが“L”となる。これにより、MOSトラ
ンジスタMN1がオン状態、MOSトランジスタMN2
がオフ状態となる。
【0034】また、/VBBDETが“H”であるた
め、MOSトランジスタMN3,MN4はオン状態とな
っている。よって、接地電位Vssがラッチ回路のノー
ドAに伝達される。つまり、ラッチ回路のノードAの電
位VLAがVBB、即ち、“L(=0V)”、ノードB
の電位VLBがVROW’、即ち、“H(=9V)”と
なり、ラッチ回路の状態が確定する。また、ノードBが
“H”であるため、インバータ回路INV4の出力信号
OUTは、“L(=0V)”となる。この出力信号OU
Tは、非選択ワード線に供給される。
め、MOSトランジスタMN3,MN4はオン状態とな
っている。よって、接地電位Vssがラッチ回路のノー
ドAに伝達される。つまり、ラッチ回路のノードAの電
位VLAがVBB、即ち、“L(=0V)”、ノードB
の電位VLBがVROW’、即ち、“H(=9V)”と
なり、ラッチ回路の状態が確定する。また、ノードBが
“H”であるため、インバータ回路INV4の出力信号
OUTは、“L(=0V)”となる。この出力信号OU
Tは、非選択ワード線に供給される。
【0035】なお、書き込み動作では、インバータ回路
INV1,INV2,INV4に、VROW’−VBB
=9Vの電圧が印加される。
INV1,INV2,INV4に、VROW’−VBB
=9Vの電圧が印加される。
【0036】・ 消去動作 消去動作については、図21の信号波形を参照しながら
説明する。
説明する。
【0037】まず、初期状態(期間)では、ERAS
E*=“H”、/ERASE*=“L”、VROW=4
V、VBB=0Vとなっている。また、VBB=0Vで
あるため、負電位検知回路28は、VBBDET=“L
(0V)”を出力する。
E*=“H”、/ERASE*=“L”、VROW=4
V、VBB=0Vとなっている。また、VBB=0Vで
あるため、負電位検知回路28は、VBBDET=“L
(0V)”を出力する。
【0038】選択ロウのロウデコーダでは、ロウアドレ
ス信号が全て“H”になるため、Ai=“H”、/Ai
=“L”となる。この時、NOR回路21の出力信号V
ABが“H”、インバータ回路22の出力信号VAが
“L”となる。これにより、MOSトランジスタMN1
がオン状態、MOSトランジスタMN2がオフ状態とな
る。
ス信号が全て“H”になるため、Ai=“H”、/Ai
=“L”となる。この時、NOR回路21の出力信号V
ABが“H”、インバータ回路22の出力信号VAが
“L”となる。これにより、MOSトランジスタMN1
がオン状態、MOSトランジスタMN2がオフ状態とな
る。
【0039】また、/VBBDETが“H”であるた
め、MOSトランジスタMN3,MN4はオン状態とな
っている。よって、接地電位Vssがラッチ回路のノー
ドAに伝達される。つまり、ラッチ回路のノードAの電
位VLAがVBB、即ち、“L(=0V)”、ノードB
の電位VLBがVROW’、即ち、“H(=4V)”と
なり、ラッチ回路の状態が確定する。また、ノードBが
“H”であるため、インバータ回路INV4の出力信号
OUTは、“L(=0V)”となる。
め、MOSトランジスタMN3,MN4はオン状態とな
っている。よって、接地電位Vssがラッチ回路のノー
ドAに伝達される。つまり、ラッチ回路のノードAの電
位VLAがVBB、即ち、“L(=0V)”、ノードB
の電位VLBがVROW’、即ち、“H(=4V)”と
なり、ラッチ回路の状態が確定する。また、ノードBが
“H”であるため、インバータ回路INV4の出力信号
OUTは、“L(=0V)”となる。
【0040】非選択ロウのロウデコーダでは、ロウアド
レス信号の全てが“H”にならないため、Ai=
“L”、/Ai=“H”となる。この時、NOR回路2
1の出力信号VABが“L”、インバータ回路22の出
力信号VAが“H”となる。これにより、MOSトラン
ジスタMN1がオフ状態、MOSトランジスタMN2が
オン状態となる。
レス信号の全てが“H”にならないため、Ai=
“L”、/Ai=“H”となる。この時、NOR回路2
1の出力信号VABが“L”、インバータ回路22の出
力信号VAが“H”となる。これにより、MOSトラン
ジスタMN1がオフ状態、MOSトランジスタMN2が
オン状態となる。
【0041】また、/VBBDETが“H”であるた
め、MOSトランジスタMN3,MN4はオン状態とな
っている。よって、接地電位(0V)VSSがラッチ回
路のノードBに伝達される。つまり、ラッチ回路のノー
ドBの電位VLBがVBB、即ち、“L(=0V)”、
ノードAの電位VLAがVROW’、即ち、“H(=4
V)”となり、ラッチ回路の状態が確定する。また、ノ
ードBが“L”であるため、インバータ回路INV4の
出力信号OUTは、“H(=4V)”となる。
め、MOSトランジスタMN3,MN4はオン状態とな
っている。よって、接地電位(0V)VSSがラッチ回
路のノードBに伝達される。つまり、ラッチ回路のノー
ドBの電位VLBがVBB、即ち、“L(=0V)”、
ノードAの電位VLAがVROW’、即ち、“H(=4
V)”となり、ラッチ回路の状態が確定する。また、ノ
ードBが“L”であるため、インバータ回路INV4の
出力信号OUTは、“H(=4V)”となる。
【0042】この後、ERASEが“L”から“H”に
なると、昇圧回路(負電位生成回路)26は、VBBを
0Vから−9Vに向って次第に低下させる(期間)。
なると、昇圧回路(負電位生成回路)26は、VBBを
0Vから−9Vに向って次第に低下させる(期間)。
【0043】この時、MOSトランジスタMN3,MN
4がオン状態のままであると、選択ロウでは、接地点V
SSとインバータ回路INV1のVBB端子がMOSト
ランジスタMN3及びノードAを経由して短絡し、非選
択ロウでは、接地点VSSとインバータ回路INV2の
VBB端子がMOSトランジスタMN4及びノードBを
経由して短絡し、リーク電流が流れてしまう。
4がオン状態のままであると、選択ロウでは、接地点V
SSとインバータ回路INV1のVBB端子がMOSト
ランジスタMN3及びノードAを経由して短絡し、非選
択ロウでは、接地点VSSとインバータ回路INV2の
VBB端子がMOSトランジスタMN4及びノードBを
経由して短絡し、リーク電流が流れてしまう。
【0044】そこで、VBBが負電位になっているとき
は、負電位検知回路28は、/VBBDETを“H”
(4V)からVBBに変化させる。/VBBDETは、
VBBDETの反転信号であるが、VBBが負電位の期
間においては、/VBBDETをVBBDETと無関係
にVBBに切り替える。
は、負電位検知回路28は、/VBBDETを“H”
(4V)からVBBに変化させる。/VBBDETは、
VBBDETの反転信号であるが、VBBが負電位の期
間においては、/VBBDETをVBBDETと無関係
にVBBに切り替える。
【0045】また、/VBBDETをVBBに等しくす
ると、MOSトランジスタMN3,MN4が常にカット
オフした状態となるため、上述のリーク電流をなくすこ
とができる。
ると、MOSトランジスタMN3,MN4が常にカット
オフした状態となるため、上述のリーク電流をなくすこ
とができる。
【0046】期間、即ち、VBBが−4Vを下回る
と、負電位検知回路28は、VBBDET=“H”を出
力する。この時、VROW(=VROW’)は、4Vか
ら0Vに切り替わる。つまり、インバータ回路INV
1,INV2,INV4の“H”レベルは、0Vとな
り、“L”レベルは、VBBとなる。
と、負電位検知回路28は、VBBDET=“H”を出
力する。この時、VROW(=VROW’)は、4Vか
ら0Vに切り替わる。つまり、インバータ回路INV
1,INV2,INV4の“H”レベルは、0Vとな
り、“L”レベルは、VBBとなる。
【0047】この後、VBBが−9Vとなると、選択ワ
ード線には、負の高電位(−9V)が印加される。この
電位が、選択ワード線に一定期間印加されると、選択メ
モリセルの浮遊ゲート電極中の電子は、基板又はソース
に放出される。
ード線には、負の高電位(−9V)が印加される。この
電位が、選択ワード線に一定期間印加されると、選択メ
モリセルの浮遊ゲート電極中の電子は、基板又はソース
に放出される。
【0048】なお、消去動作時においては、インバータ
回路INV1,INV2,INV4に印加される最大の
電圧は、VROW’(0V)−VBB(−9V)=9V
となる。この電圧は、書き込み動作時にインバータ回路
INV1,INV2,INV4に印加される最大の電圧
と同じである。
回路INV1,INV2,INV4に印加される最大の
電圧は、VROW’(0V)−VBB(−9V)=9V
となる。この電圧は、書き込み動作時にインバータ回路
INV1,INV2,INV4に印加される最大の電圧
と同じである。
【0049】ERASEが“L”になると、消去動作が
終了し、昇圧回路(負電位生成回路)26は、VBBを
−9Vから接地電位(0V)に戻そうとする。同時に、
/VBBDETも、VBBと同様に変化する。
終了し、昇圧回路(負電位生成回路)26は、VBBを
−9Vから接地電位(0V)に戻そうとする。同時に、
/VBBDETも、VBBと同様に変化する。
【0050】期間、即ち、VBBが−4Vを超える
と、負電位検知回路28は、VBBDETを“H”から
“L”に切り替える。この時、VROW(=VRO
W’)は、0Vから4Vに戻る。
と、負電位検知回路28は、VBBDETを“H”から
“L”に切り替える。この時、VROW(=VRO
W’)は、0Vから4Vに戻る。
【0051】VBBが0Vになった時点(期間)で、
負電位生成回路28は、/VBBDETをVROW(=
4V)に戻す。期間の状態は、初期状態(期間の状
態)と同じであり、全てのメモリセルに対して消去が完
了するまで、例えば、図22のシーケンスに従い、上述
の消去動作が繰り返し行われる。
負電位生成回路28は、/VBBDETをVROW(=
4V)に戻す。期間の状態は、初期状態(期間の状
態)と同じであり、全てのメモリセルに対して消去が完
了するまで、例えば、図22のシーケンスに従い、上述
の消去動作が繰り返し行われる。
【0052】
【発明が解決しようとする課題】上述のような従来のラ
ッチ型レベルシフト回路には、以下に示すようないくつ
かの欠点がある。
ッチ型レベルシフト回路には、以下に示すようないくつ
かの欠点がある。
【0053】第一に、負電位生成時のリーク電流の防止
に関して以下の欠点がある。
に関して以下の欠点がある。
【0054】負電位検知回路は、VBBが負電位のと
き、トランスファゲートとしてのNチャネルMOSトラ
ンジスタMN3,MN4のゲート電極にもVBBを与え
ている。これにより、VBBが負電位になっても、MO
SトランジスタMN3,MN4がカットオフするため、
リーク電流を防止できる。
き、トランスファゲートとしてのNチャネルMOSトラ
ンジスタMN3,MN4のゲート電極にもVBBを与え
ている。これにより、VBBが負電位になっても、MO
SトランジスタMN3,MN4がカットオフするため、
リーク電流を防止できる。
【0055】しかし、この場合、リーク電流を防止する
ために、VBBが0Vのとき、/VBBDETを“H
(=4V)”にし、VBBが負電位のときに、/VBB
DETをVBBと同じ値にするような制御をロジック的
に行い、MOSトランジスタMN3,MN4のオン/オ
フを制御しなければならない。
ために、VBBが0Vのとき、/VBBDETを“H
(=4V)”にし、VBBが負電位のときに、/VBB
DETをVBBと同じ値にするような制御をロジック的
に行い、MOSトランジスタMN3,MN4のオン/オ
フを制御しなければならない。
【0056】このため、従来のラッチ型レベルシフト回
路は、負電位検知回路の構成が複雑になると共に回路規
模も大きくなるという欠点がある。
路は、負電位検知回路の構成が複雑になると共に回路規
模も大きくなるという欠点がある。
【0057】第二に、読み出し動作(ベリファイ動作)
に関して以下の欠点がある。
に関して以下の欠点がある。
【0058】フラッシュEEPROMでは、例えば、消
去動作後、メモリセルのデータがきちんと消去されたか
否かを検証する消去ベリファイ動作が行われる。そし
て、ベリファイリード時には、例えば、図23に示すよ
うに、ベリファイを行う選択されたメモリセルの制御ゲ
ート電極に読み出し電位Vreadを与え、非選択のメモリ
セルの制御ゲート電極に読み出し禁止電位として接地電
位(0V)を与える。
去動作後、メモリセルのデータがきちんと消去されたか
否かを検証する消去ベリファイ動作が行われる。そし
て、ベリファイリード時には、例えば、図23に示すよ
うに、ベリファイを行う選択されたメモリセルの制御ゲ
ート電極に読み出し電位Vreadを与え、非選択のメモリ
セルの制御ゲート電極に読み出し禁止電位として接地電
位(0V)を与える。
【0059】この時、メモリセルの状態(“0”又は
“1”)と閾値Vthの関係は、図24に示すようにな
っており、非選択のメモリセルは、原則としてオフ状態
になっている。よって、選択されたメモリセルのデータ
がきちんと消去されたか否か(“1”状態になったか否
か)は、選択されたメモリセルがオン状態になるか又は
オフ状態のままかを検出すれば容易に判断できる。
“1”)と閾値Vthの関係は、図24に示すようにな
っており、非選択のメモリセルは、原則としてオフ状態
になっている。よって、選択されたメモリセルのデータ
がきちんと消去されたか否か(“1”状態になったか否
か)は、選択されたメモリセルがオン状態になるか又は
オフ状態のままかを検出すれば容易に判断できる。
【0060】しかし、例えば、製造プロセスにおける制
御ゲート電極及び浮遊ゲート電極の加工バラツキなどに
より、図25に示すように、メモリセルの消去特性(消
去のされ易さ)は、メモリセルごとに異なっている。よ
って、全てのメモリセルのデータを消去し終えた後に
は、消去特性の良いメモリセルは過消去状態(閾値が負
の状態)になっていることがある。
御ゲート電極及び浮遊ゲート電極の加工バラツキなどに
より、図25に示すように、メモリセルの消去特性(消
去のされ易さ)は、メモリセルごとに異なっている。よ
って、全てのメモリセルのデータを消去し終えた後に
は、消去特性の良いメモリセルは過消去状態(閾値が負
の状態)になっていることがある。
【0061】この場合、図26に示すように、選択メモ
リセルが接続されるビット線BLiと同一のビット線に
過消去状態の非選択のメモリセルが接続されていると、
この非選択のメモリセルはオン状態となり、ビット線B
Liのプリチャージ電位を放電する。よって、選択され
たメモリセルのデータ消去の有無にかかわらず、ビット
線の電位は放電され、ベリファイの結果は、常に消去完
了という結果が得られてしまう。
リセルが接続されるビット線BLiと同一のビット線に
過消去状態の非選択のメモリセルが接続されていると、
この非選択のメモリセルはオン状態となり、ビット線B
Liのプリチャージ電位を放電する。よって、選択され
たメモリセルのデータ消去の有無にかかわらず、ビット
線の電位は放電され、ベリファイの結果は、常に消去完
了という結果が得られてしまう。
【0062】この現象を防ぐには、例えば、選択された
メモリセルと同じビット線に接続される過消去状態のメ
モリセルがオン状態にならないように、非選択ワード線
に0Vよりも低い電位(例えば、−2V)を印加すれば
よい。これにより、例えば、ベリファイリードにおい
て、過消去状態のメモリセルがオン状態になることを防
止できる。
メモリセルと同じビット線に接続される過消去状態のメ
モリセルがオン状態にならないように、非選択ワード線
に0Vよりも低い電位(例えば、−2V)を印加すれば
よい。これにより、例えば、ベリファイリードにおい
て、過消去状態のメモリセルがオン状態になることを防
止できる。
【0063】しかし、ベリファイ動作時に非選択のワー
ド線に負電位(例えば、−2V)を印加する動作には、
次のような制御が必要となる。
ド線に負電位(例えば、−2V)を印加する動作には、
次のような制御が必要となる。
【0064】 アドレスをセットし、ラッチする(時
間tset)。 インバータ回路のVBB端子を接地点から切り離
し、負電位生成回路で生成した負電位(−2V)をVB
B端子に与える(時間tiso)。 ベリファイリードを実行する(時間tev)。 インバータ回路のVBB端子を接地点に接続する
(時間tiso)。 の状態に戻す(時間tset)。
間tset)。 インバータ回路のVBB端子を接地点から切り離
し、負電位生成回路で生成した負電位(−2V)をVB
B端子に与える(時間tiso)。 ベリファイリードを実行する(時間tev)。 インバータ回路のVBB端子を接地点に接続する
(時間tiso)。 の状態に戻す(時間tset)。
【0065】上述のベリファイ動作は、通常のベリファ
イ動作と比べると、新たにとの動作が付け加えられ
ている点に特徴を有する。この〜の動作は、消去動
作とほぼ同じシーケンスとなっている。
イ動作と比べると、新たにとの動作が付け加えられ
ている点に特徴を有する。この〜の動作は、消去動
作とほぼ同じシーケンスとなっている。
【0066】消去動作は、全てのメモリセルに対して一
括して同時に行われるため、全てのメモリセルに対して
データ消去を1回だけ行ったとき、消去シーケンスは、
1回行われたことになる。しかし、ベリファイ動作は、
メモリセルごとに行われる。よって、全てのメモリセル
に対して1回のベリファイ動作を行ったとき、ロウの数
(ワード線の数)だけ上述のシーケンスが実行されるこ
とになる。
括して同時に行われるため、全てのメモリセルに対して
データ消去を1回だけ行ったとき、消去シーケンスは、
1回行われたことになる。しかし、ベリファイ動作は、
メモリセルごとに行われる。よって、全てのメモリセル
に対して1回のベリファイ動作を行ったとき、ロウの数
(ワード線の数)だけ上述のシーケンスが実行されるこ
とになる。
【0067】例えば、1つのメモリセルアレイ(又はブ
ロック)内に1024のロウが存在する場合には、全メ
モリセルに対して1回のベリファイリードを実行する
と、その合計時間は、1024×(2×tset+2×
tiso+tev)となる。
ロック)内に1024のロウが存在する場合には、全メ
モリセルに対して1回のベリファイリードを実行する
と、その合計時間は、1024×(2×tset+2×
tiso+tev)となる。
【0068】このように、読み出し時(ベリファイリー
ド時)に、過消去セルによるリーク電流を防止するため
には、上述のような〜のシーケンスによる制御が必
要となり、動作制御が複雑になると共に、ベリファイ時
間が著しく長くなるという欠点がある。
ド時)に、過消去セルによるリーク電流を防止するため
には、上述のような〜のシーケンスによる制御が必
要となり、動作制御が複雑になると共に、ベリファイ時
間が著しく長くなるという欠点がある。
【0069】本発明は、上記欠点を解決すべくなされた
もので、その目的は、負電位VBBの生成時に、複雑な
制御なしに、接地点VSSからVBB端子にリーク電流
が流れることを防止でき、かつ、読み出し時(ベリファ
イ時)に過消去セルによるリーク電流を防止するため非
選択セルの制御ゲート電極に簡単な制御で負電位を供給
できるラッチ型レベルシフト回路を提供することであ
る。
もので、その目的は、負電位VBBの生成時に、複雑な
制御なしに、接地点VSSからVBB端子にリーク電流
が流れることを防止でき、かつ、読み出し時(ベリファ
イ時)に過消去セルによるリーク電流を防止するため非
選択セルの制御ゲート電極に簡単な制御で負電位を供給
できるラッチ型レベルシフト回路を提供することであ
る。
【0070】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のラッチ型レベルシフト回路は、第1及び第
2内部電源電位を出力する内部電源電位生成回路と、第
1及び第2ノードを有し、前記第1及び第2内部電源電
位により駆動されるラッチ回路と、第1及び第2出力端
を有し、前記第1内部電源電位及び固定電位により駆動
されるレベルシフタと、ゲートに常に前記固定電位が印
加され、前記第1ノードと前記第1出力端の間に接続さ
れる第1MOSトランジスタと、ゲートに常に前記固定
電位が印加され、前記第2ノードと前記第2出力端の間
に接続される第2MOSトランジスタとを備える。
め、本発明のラッチ型レベルシフト回路は、第1及び第
2内部電源電位を出力する内部電源電位生成回路と、第
1及び第2ノードを有し、前記第1及び第2内部電源電
位により駆動されるラッチ回路と、第1及び第2出力端
を有し、前記第1内部電源電位及び固定電位により駆動
されるレベルシフタと、ゲートに常に前記固定電位が印
加され、前記第1ノードと前記第1出力端の間に接続さ
れる第1MOSトランジスタと、ゲートに常に前記固定
電位が印加され、前記第2ノードと前記第2出力端の間
に接続される第2MOSトランジスタとを備える。
【0071】本発明のラッチ型レベルシフト回路は、第
1及び第2内部電源電位を出力する内部電源電位生成回
路と、第1及び第2ノードを有し、前記第1及び第2内
部電源電位により駆動されるラッチ回路と、第1及び第
2出力端を有し、前記第1内部電源電位及び固定電位に
より駆動されるレベルシフタと、ゲートが前記第1出力
端に接続され、オン状態になると前記第1内部電源電位
を前記第1ノードに供給する機能を有する第1MOSト
ランジスタと、ゲートが前記第2出力端に接続され、オ
ン状態になると前記第1内部電源電位を前記第2ノード
に供給する機能を有する第2MOSトランジスタとを備
える。
1及び第2内部電源電位を出力する内部電源電位生成回
路と、第1及び第2ノードを有し、前記第1及び第2内
部電源電位により駆動されるラッチ回路と、第1及び第
2出力端を有し、前記第1内部電源電位及び固定電位に
より駆動されるレベルシフタと、ゲートが前記第1出力
端に接続され、オン状態になると前記第1内部電源電位
を前記第1ノードに供給する機能を有する第1MOSト
ランジスタと、ゲートが前記第2出力端に接続され、オ
ン状態になると前記第1内部電源電位を前記第2ノード
に供給する機能を有する第2MOSトランジスタとを備
える。
【0072】前記内部電源電位生成回路は、前記第1及
び第2内部電源電位の値を変化させる機能を有し、消去
動作時に、前記第1内部電源電位を前記固定電位にし、
前記第2内部電源電位を負電位にする。
び第2内部電源電位の値を変化させる機能を有し、消去
動作時に、前記第1内部電源電位を前記固定電位にし、
前記第2内部電源電位を負電位にする。
【0073】本発明のラッチ型レベルシフト回路は、さ
らに、前記第1内部電源電位が前記固定電位であると
き、前記第1及び第2出力端を共に前記固定電位にする
スイッチ回路を備える。
らに、前記第1内部電源電位が前記固定電位であると
き、前記第1及び第2出力端を共に前記固定電位にする
スイッチ回路を備える。
【0074】前記内部電源電位生成回路は、前記第1及
び第2内部電源電位の値を変化させる機能を有し、読み
出し動作時に、前記第2内部電源電位を負電位にする。
び第2内部電源電位の値を変化させる機能を有し、読み
出し動作時に、前記第2内部電源電位を負電位にする。
【0075】前記ラッチ回路は、フリップフロップ接続
された2つのインバータ回路から構成され、前記2つの
インバータ回路は、前記第1及び第2内部電源電位によ
り駆動される。
された2つのインバータ回路から構成され、前記2つの
インバータ回路は、前記第1及び第2内部電源電位によ
り駆動される。
【0076】前記レベルシフタは、直列接続される第1
及び第2MOSトランジスタと、直列接続される第3及
び第4MOSトランジスタとから構成され、前記第3M
OSトランジスタのゲートが前記第1及び第2MOSト
ランジスタの第1接続点に接続され、前記第1MOSト
ランジスタのゲートが前記第3及び第4MOSトランジ
スタの第2接続点に接続され、前記第1接続点が前記第
1出力端となり、前記第2接続点が前記第2出力端とな
る。
及び第2MOSトランジスタと、直列接続される第3及
び第4MOSトランジスタとから構成され、前記第3M
OSトランジスタのゲートが前記第1及び第2MOSト
ランジスタの第1接続点に接続され、前記第1MOSト
ランジスタのゲートが前記第3及び第4MOSトランジ
スタの第2接続点に接続され、前記第1接続点が前記第
1出力端となり、前記第2接続点が前記第2出力端とな
る。
【0077】本発明のラッチ型レベルシフト回路は、さ
らに、前記第2及び第4MOSトランジスタのいずれか
一方をオン状態にすることで、前記ラッチ回路に保持す
るデータを決定するロジック回路を備える。
らに、前記第2及び第4MOSトランジスタのいずれか
一方をオン状態にすることで、前記ラッチ回路に保持す
るデータを決定するロジック回路を備える。
【0078】前記ラッチ型レベルシフト回路は、フラッ
シュメモリのデコード回路に使用され、前記ロジック回
路は、前記フラッシュメモリの動作モード及びアドレス
信号に基づいて、前記第2及び第4MOSトランジスタ
のいずれか一方をオン状態にする。
シュメモリのデコード回路に使用され、前記ロジック回
路は、前記フラッシュメモリの動作モード及びアドレス
信号に基づいて、前記第2及び第4MOSトランジスタ
のいずれか一方をオン状態にする。
【0079】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、本発
明のラッチ型レベルシフト回路について詳細に説明す
る。
明のラッチ型レベルシフト回路について詳細に説明す
る。
【0080】図1は、本発明のラッチ型レベルシフト回
路が適用されるNOR型フラッシュEEPROMの主要
部を示している。
路が適用されるNOR型フラッシュEEPROMの主要
部を示している。
【0081】メモリセルアレイ11は、アレイ状に配置
された複数のメモリセルMCから構成される。メモリセ
ルアレイ11上には、ロウ方向に伸びる複数本のワード
線WL0,WL1,…WLnとカラム方向に伸びる複数
本のビット線BL0,…BLmが配置される。
された複数のメモリセルMCから構成される。メモリセ
ルアレイ11上には、ロウ方向に伸びる複数本のワード
線WL0,WL1,…WLnとカラム方向に伸びる複数
本のビット線BL0,…BLmが配置される。
【0082】複数のロウデコード回路RD・0,RD・
1,…RD・nは、例えば、複数本のワード線WL0,
WL1,…WLnに対応して設けられる。そして、ワー
ド線WLi(iは、0,1,…n)の一端は、これに対
応するロウデコード回路RD・iに接続される。
1,…RD・nは、例えば、複数本のワード線WL0,
WL1,…WLnに対応して設けられる。そして、ワー
ド線WLi(iは、0,1,…n)の一端は、これに対
応するロウデコード回路RD・iに接続される。
【0083】本発明のラッチ型レベルシフト回路は、例
えば、それぞれのロウデコード回路RD・0,RD・
1,…RD・n内に設けられる。
えば、それぞれのロウデコード回路RD・0,RD・
1,…RD・n内に設けられる。
【0084】カラム選択回路12は、複数本のビット線
BL0,…BLmに接続され、カラムデコード回路CD
の出力信号に基づいて1つのカラムを選択する。選択さ
れたカラム内のビット線は、入力レジスタ13又はセン
スアンプ14に電気的に接続される。入出力バッファ1
5は、メモリチップの外部と内部でデータのやりとりを
行うために設けられる。
BL0,…BLmに接続され、カラムデコード回路CD
の出力信号に基づいて1つのカラムを選択する。選択さ
れたカラム内のビット線は、入力レジスタ13又はセン
スアンプ14に電気的に接続される。入出力バッファ1
5は、メモリチップの外部と内部でデータのやりとりを
行うために設けられる。
【0085】ロウアドレス信号は、アドレスレジスタ1
6を経由して複数のロウデコード回路RD・0,RD・
1,…RD・nに入力される。カラムアドレス信号は、
アドレスレジスタ16を経由してカラムデコード回路C
Dに入力される。
6を経由して複数のロウデコード回路RD・0,RD・
1,…RD・nに入力される。カラムアドレス信号は、
アドレスレジスタ16を経由してカラムデコード回路C
Dに入力される。
【0086】図2は、ロウデコード回路とその制御回路
の一例を示している。
の一例を示している。
【0087】ロウデコード回路RD・iは、ロウデコー
ダ29とラッチ型レベルシフト回路30から構成され
る。
ダ29とラッチ型レベルシフト回路30から構成され
る。
【0088】ロウアドレス信号は、アドレスレジスタ1
6を経由してロウデコーダ29に入力される。ロウデコ
ーダ29は、ロウアドレス信号をデコードした結果を示
すデコード信号Ai,/Aiをラッチ型レベルシフト回
路30に供給する。ワード線WLiを含むロウが選択さ
れるとき、デコード信号Aiは“H”、デコード信号/
Aiは“L”となる。
6を経由してロウデコーダ29に入力される。ロウデコ
ーダ29は、ロウアドレス信号をデコードした結果を示
すデコード信号Ai,/Aiをラッチ型レベルシフト回
路30に供給する。ワード線WLiを含むロウが選択さ
れるとき、デコード信号Aiは“H”、デコード信号/
Aiは“L”となる。
【0089】書き込みイネーブル信号/WE、チップイ
ネーブル信号/CE及びコマンド信号は、状態遷移回路
23に入力される。状態遷移回路23は、イレーズ信号
ERASE,ERASE*をラッチ型レベルシフト回路
30に供給する。
ネーブル信号/CE及びコマンド信号は、状態遷移回路
23に入力される。状態遷移回路23は、イレーズ信号
ERASE,ERASE*をラッチ型レベルシフト回路
30に供給する。
【0090】昇圧回路24は、VROW(正電位又は接
地電位)を出力する。VROWは、レギュレータ25を
経由してラッチ型レベルシフト回路30に供給される。
昇圧回路26は、VBB(接地電位又は負電位)を出力
する。VBBは、レギュレータ27を経由してラッチ型
レベルシフト回路30に供給される。
地電位)を出力する。VROWは、レギュレータ25を
経由してラッチ型レベルシフト回路30に供給される。
昇圧回路26は、VBB(接地電位又は負電位)を出力
する。VBBは、レギュレータ27を経由してラッチ型
レベルシフト回路30に供給される。
【0091】負電位検知回路28は、VBBの値を検出
しており、VBBの値が所定値(例えば、−4V)を下
回ったときにVBBDETを“H”にし、VBBの値が
所定値を超えているときにVBBDETを“L”にす
る。
しており、VBBの値が所定値(例えば、−4V)を下
回ったときにVBBDETを“H”にし、VBBの値が
所定値を超えているときにVBBDETを“L”にす
る。
【0092】なお、本例の負電位検知回路28は、従来
の/VBBDETに相当する信号を必要としない。
の/VBBDETに相当する信号を必要としない。
【0093】図3は、ロウデコーダの一例を示してい
る。
る。
【0094】このロウデコーダは、ロウアドレス信号が
入力されるNAND(論理積否定)回路17とインバー
タ回路18から構成される。NAND回路17は、デコ
ード信号/Aiを出力し、インバータ回路18は、デコ
ード信号Aiを出力する。
入力されるNAND(論理積否定)回路17とインバー
タ回路18から構成される。NAND回路17は、デコ
ード信号/Aiを出力し、インバータ回路18は、デコ
ード信号Aiを出力する。
【0095】図4は、本発明のラッチ型レベルシフト回
路の第1例を示している。
路の第1例を示している。
【0096】ノードA,Bの間には、インバータ回路I
NV1,INV2から構成されるラッチ回路が接続され
る。ノードBは、インバータ回路INV4の入力端に接
続される。インバータ回路INV4の出力信号OUT
は、ワード線WLiに与えられる。信号VBBDET
は、インバータ回路INV3に入力され、内部電源電位
VROW’がインバータ回路INV3から出力される。
内部電源電位VROW’,VBBは、インバータ回路I
NV1,INV2,INV4に供給される。
NV1,INV2から構成されるラッチ回路が接続され
る。ノードBは、インバータ回路INV4の入力端に接
続される。インバータ回路INV4の出力信号OUT
は、ワード線WLiに与えられる。信号VBBDET
は、インバータ回路INV3に入力され、内部電源電位
VROW’がインバータ回路INV3から出力される。
内部電源電位VROW’,VBBは、インバータ回路I
NV1,INV2,INV4に供給される。
【0097】インバータ回路INV3の出力端と接地点
VSSの間には、PチャネルMOSトランジスタMPH
1及びNチャネルMOSトランジスタMN1が直列に接
続される。また、インバータ回路INV3の出力端と接
地点VSSの間には、PチャネルMOSトランジスタM
PH2及びNチャネルMOSトランジスタMN2が直列
に接続される。MOSトランジスタMPH1のゲート
は、レベルシフタの出力端bに接続され、MOSトラン
ジスタMPH2のゲートは、レベルシフタの出力端aに
接続される。
VSSの間には、PチャネルMOSトランジスタMPH
1及びNチャネルMOSトランジスタMN1が直列に接
続される。また、インバータ回路INV3の出力端と接
地点VSSの間には、PチャネルMOSトランジスタM
PH2及びNチャネルMOSトランジスタMN2が直列
に接続される。MOSトランジスタMPH1のゲート
は、レベルシフタの出力端bに接続され、MOSトラン
ジスタMPH2のゲートは、レベルシフタの出力端aに
接続される。
【0098】ラッチ回路のノードAとレベルシフタの出
力端aの間には、PチャネルMOSトランジスタMP1
が接続され、ラッチ回路のノードBとレベルシフタの出
力端bの間には、PチャネルMOSトランジスタMP2
が接続される。これらMOSトランジスタMP1,MP
2のゲートは、接地点VSSに接続される。
力端aの間には、PチャネルMOSトランジスタMP1
が接続され、ラッチ回路のノードBとレベルシフタの出
力端bの間には、PチャネルMOSトランジスタMP2
が接続される。これらMOSトランジスタMP1,MP
2のゲートは、接地点VSSに接続される。
【0099】MOSトランジスタMN1のゲートには、
NOR(論理和否定)回路21の出力信号VABが入力
され、MOSトランジスタMN2のゲートには、NOR
回路21の出力信号VABをインバータ回路22で反転
させた信号VAが入力される。NOR回路21には、A
ND(論理積)回路19,20の出力信号が入力され
る。AND回路19には、デコード信号Ai及びイレー
ズ信号/ERASE*が入力され、AND回路20に
は、デコード信号/Ai及びイレーズ信号ERASE*
が入力される。
NOR(論理和否定)回路21の出力信号VABが入力
され、MOSトランジスタMN2のゲートには、NOR
回路21の出力信号VABをインバータ回路22で反転
させた信号VAが入力される。NOR回路21には、A
ND(論理積)回路19,20の出力信号が入力され
る。AND回路19には、デコード信号Ai及びイレー
ズ信号/ERASE*が入力され、AND回路20に
は、デコード信号/Ai及びイレーズ信号ERASE*
が入力される。
【0100】本発明のラッチ型レベルシフト回路は、以
下に示す5つの構成要素に大きく分けることができる。
下に示す5つの構成要素に大きく分けることができる。
【0101】 動作モード及びデコード信号に基づき
ラッチ回路に保持するデータを決定するロジック回路
(19,20,21) ロジック回路の出力信号のレベルを変換するレベル
シフタ(MPH1,MPH2,MN1,MN2) レベルシフトされた信号を保持するラッチ回路(I
NV1,INV2) ラッチ回路に保持するデータの“H”,“L”レベ
ルを切り替える内部電源電位生成回路(24〜28,I
NV3) ラッチ回路のデータの“L”レベルを負電位にした
ときのリーク電流を防止する切断回路(MP1,MP
2) そして、本発明のラッチ型レベルシフト回路を従来のラ
ッチ型レベルシフト回路と比較すると、上述の及び
の構成要素が新規となっている。
ラッチ回路に保持するデータを決定するロジック回路
(19,20,21) ロジック回路の出力信号のレベルを変換するレベル
シフタ(MPH1,MPH2,MN1,MN2) レベルシフトされた信号を保持するラッチ回路(I
NV1,INV2) ラッチ回路に保持するデータの“H”,“L”レベ
ルを切り替える内部電源電位生成回路(24〜28,I
NV3) ラッチ回路のデータの“L”レベルを負電位にした
ときのリーク電流を防止する切断回路(MP1,MP
2) そして、本発明のラッチ型レベルシフト回路を従来のラ
ッチ型レベルシフト回路と比較すると、上述の及び
の構成要素が新規となっている。
【0102】つまり、の構成要素について見ると、従
来は、レベルシフタからラッチ回路の2つのノードA,
Bのうちの一方に接地電位を与えていたのに対し、本例
では、レベルシフタからラッチ回路の2つのノードA,
Bのうちの一方に内部電源電位VROW’(例えば、4
V)を与えている。
来は、レベルシフタからラッチ回路の2つのノードA,
Bのうちの一方に接地電位を与えていたのに対し、本例
では、レベルシフタからラッチ回路の2つのノードA,
Bのうちの一方に内部電源電位VROW’(例えば、4
V)を与えている。
【0103】また、の構成要素について見ると、従来
は、ゲートに制御信号/VBBDETが入力されるNチ
ャネルMOSトランジスタをラッチ回路とレベルシフタ
の間に接続していたのに対し、本例では、ゲートが接地
点VSSに接続されたPチャネルMOSトランジスタを
ラッチ回路とレベルシフタの間に接続している。
は、ゲートに制御信号/VBBDETが入力されるNチ
ャネルMOSトランジスタをラッチ回路とレベルシフタ
の間に接続していたのに対し、本例では、ゲートが接地
点VSSに接続されたPチャネルMOSトランジスタを
ラッチ回路とレベルシフタの間に接続している。
【0104】その結果、ラッチ回路の2つのノードA,
Bのうちの一方が負電位になっても、このPチャネルM
OSトランジスタがカットオフするため、リーク電流を
防止することができる。また、従来の/VBBDETに
相当する制御信号が必要ないため、制御回路が簡素化さ
れ、設計時間の短縮、チップ面積の縮小、昇圧回路(負
電位生成回路)の負荷の軽減による高速化などを達成で
きる。
Bのうちの一方が負電位になっても、このPチャネルM
OSトランジスタがカットオフするため、リーク電流を
防止することができる。また、従来の/VBBDETに
相当する制御信号が必要ないため、制御回路が簡素化さ
れ、設計時間の短縮、チップ面積の縮小、昇圧回路(負
電位生成回路)の負荷の軽減による高速化などを達成で
きる。
【0105】また、本発明のレベルシフト回路は、ラッ
チ回路を有しているため、内部電源電位VROW’,V
BBの値を変更するタイミングを調整することで、MO
Sトランジスタにかかる電圧ストレスを緩和できる。
チ回路を有しているため、内部電源電位VROW’,V
BBの値を変更するタイミングを調整することで、MO
Sトランジスタにかかる電圧ストレスを緩和できる。
【0106】また、MOSトランジスタにかかる電圧ス
トレスを緩和できるため、MOSトランジスタのサイズ
を小さくでき、本発明のレベルシフト回路を構成するM
OSトランジスタの微細化などに貢献できる。
トレスを緩和できるため、MOSトランジスタのサイズ
を小さくでき、本発明のレベルシフト回路を構成するM
OSトランジスタの微細化などに貢献できる。
【0107】例えば、本発明によれば、外部電源電圧を
1.8V以下にした場合、通常のMOSトランジスタの
ゲート酸化膜の厚さは、5.5nm以下に設定され、そ
の閾値は、0.5V程度以下に設定され、その耐圧は、
3V以下に設定される。また、外部電源電圧よりも大き
な電圧(例えば、最大9V)が印加されるMOSトラン
ジスタのゲート酸化膜の厚さは、14nm以下に設定さ
れ、その閾値は、0.8V程度以下に設定される。
1.8V以下にした場合、通常のMOSトランジスタの
ゲート酸化膜の厚さは、5.5nm以下に設定され、そ
の閾値は、0.5V程度以下に設定され、その耐圧は、
3V以下に設定される。また、外部電源電圧よりも大き
な電圧(例えば、最大9V)が印加されるMOSトラン
ジスタのゲート酸化膜の厚さは、14nm以下に設定さ
れ、その閾値は、0.8V程度以下に設定される。
【0108】勿論、全てのMOSトランジスタが、最
大、9Vの電圧に耐えることができるように、そのゲー
ト酸化膜の厚さを14nm以下に設定し、その閾値を
0.8V程度以下に設定してもよい。
大、9Vの電圧に耐えることができるように、そのゲー
ト酸化膜の厚さを14nm以下に設定し、その閾値を
0.8V程度以下に設定してもよい。
【0109】次に、本発明のラッチ型レベルシフト回路
の動作について説明する。
の動作について説明する。
【0110】まず、図2乃至図4に表れる各信号の意味
について述べる。
について述べる。
【0111】ERASE*は、チップ内のメモリ回路が
消去モードの状態になっているか否かを示す信号であ
る。本例では、ERASE*が“H”のときに消去モー
ドが実行され、ERASE*が“L”のときに消去モー
ド以外のモードが実行される。ERASEは、選択され
たワード線WLiに負電位が印加されているか否かを示
す信号である。ERASEが“H”のときには、選択さ
れたワード線WLiに負電位が印加されており、ERA
SEが“L”のときには、選択されたワード線WLiに
0V以上の電位が印加されている。
消去モードの状態になっているか否かを示す信号であ
る。本例では、ERASE*が“H”のときに消去モー
ドが実行され、ERASE*が“L”のときに消去モー
ド以外のモードが実行される。ERASEは、選択され
たワード線WLiに負電位が印加されているか否かを示
す信号である。ERASEが“H”のときには、選択さ
れたワード線WLiに負電位が印加されており、ERA
SEが“L”のときには、選択されたワード線WLiに
0V以上の電位が印加されている。
【0112】VBBは、昇圧回路(負電位生成回路)か
ら出力される内部電源電位であり、接地電位又は負電位
となる。VBBDETは、VBBが所定値よりも低い負
電位となっているか否かを示す負電位検知信号である。
VBBDETは、例えば、VBBが、接地電位(0V)
と消去に必要な負の高電位(例えば、−9V)の間の中
間電位(例えば、−4V)を下回っているときに“H”
となり、その中間電位を超えているときに“L”とな
る。
ら出力される内部電源電位であり、接地電位又は負電位
となる。VBBDETは、VBBが所定値よりも低い負
電位となっているか否かを示す負電位検知信号である。
VBBDETは、例えば、VBBが、接地電位(0V)
と消去に必要な負の高電位(例えば、−9V)の間の中
間電位(例えば、−4V)を下回っているときに“H”
となり、その中間電位を超えているときに“L”とな
る。
【0113】VROW’は、内部電源電位であり、例え
ば、VBBが、接地電位と消去に必要な負の高電位の間
の中間電位を下回っているときに接地電位(0V)とな
り、その中間電位を超えているときにVROW(例え
ば、4V)となる。
ば、VBBが、接地電位と消去に必要な負の高電位の間
の中間電位を下回っているときに接地電位(0V)とな
り、その中間電位を超えているときにVROW(例え
ば、4V)となる。
【0114】・ 書き込み動作(消去前書き込み動作) まず、ERASE*=“L”、/ERASE
*=“H”、VROW=9V、VBB=0Vとなる。ま
た、VBB=0Vであるため、負電位検知回路は、VB
BDET=“L”を出力する。
*=“H”、VROW=9V、VBB=0Vとなる。ま
た、VBB=0Vであるため、負電位検知回路は、VB
BDET=“L”を出力する。
【0115】選択ロウのロウデコーダRD・iでは、ロ
ウアドレス信号が全て“H”になるため、Ai=
“H”、/Ai=“L”となる。この時、NOR回路2
1の出力信号VABが“L”、インバータ回路22の出
力信号VAが“H”となる。これにより、MOSトラン
ジスタMN1がオフ状態、MOSトランジスタMN2が
オン状態となる。
ウアドレス信号が全て“H”になるため、Ai=
“H”、/Ai=“L”となる。この時、NOR回路2
1の出力信号VABが“L”、インバータ回路22の出
力信号VAが“H”となる。これにより、MOSトラン
ジスタMN1がオフ状態、MOSトランジスタMN2が
オン状態となる。
【0116】この時、VL2が接地電位(0V)にな
り、MOSトランジスタMPH1がオン状態になる。ま
た、MOSトランジスタMPH1がオン状態になるた
め、VL1がVROW’(=VROW=9V)に等しく
なり、MOSトランジスタMPH2がオフ状態になる。
り、MOSトランジスタMPH1がオン状態になる。ま
た、MOSトランジスタMPH1がオン状態になるた
め、VL1がVROW’(=VROW=9V)に等しく
なり、MOSトランジスタMPH2がオフ状態になる。
【0117】MOSトランジスタMP2は、ゲートが接
地電位(0V)であり、VL2も接地電位であるため、
原則的にはオフ状態を保つ。但し、ラッチ回路のノード
Bの電位VM2が、接地電位(0V)よりもMOSトラ
ンジスタMP2の閾値Vthp分以上大きい場合には、
MOSトランジスタMP2はオン状態になる。この場
合、MOSトランジスタMN2がオン状態になっている
ため、VM2,VL2は、共に、接地電位となる。
地電位(0V)であり、VL2も接地電位であるため、
原則的にはオフ状態を保つ。但し、ラッチ回路のノード
Bの電位VM2が、接地電位(0V)よりもMOSトラ
ンジスタMP2の閾値Vthp分以上大きい場合には、
MOSトランジスタMP2はオン状態になる。この場
合、MOSトランジスタMN2がオン状態になっている
ため、VM2,VL2は、共に、接地電位となる。
【0118】一方、MOSトランジスタMP1は、ゲー
トが接地電位(0V)であり、VL1がVROW’(=
VROW=9V)であるため、オン状態となる。この
時、ラッチ回路のノードAの電位VM1は、VROW’
(=VROW=9V)に充電される。よって、ラッチ回
路には、ノードAに“H(=9V)”、ノードBに“L
(=0V)”が安定的に保持される。
トが接地電位(0V)であり、VL1がVROW’(=
VROW=9V)であるため、オン状態となる。この
時、ラッチ回路のノードAの電位VM1は、VROW’
(=VROW=9V)に充電される。よって、ラッチ回
路には、ノードAに“H(=9V)”、ノードBに“L
(=0V)”が安定的に保持される。
【0119】また、ノードBが“L(=VBB=0
V)”であるため、インバータ回路INV4の出力信号
OUTは、“H(=VROW’=9V)”となる。
V)”であるため、インバータ回路INV4の出力信号
OUTは、“H(=VROW’=9V)”となる。
【0120】そして、選択ワード線には、一定期間、
“H(=9V)”の電位が印加され、選択メモリセルの
浮遊ゲート電極中に電子が注入される。
“H(=9V)”の電位が印加され、選択メモリセルの
浮遊ゲート電極中に電子が注入される。
【0121】非選択ロウのロウデコーダでは、ロウアド
レス信号の全てが“H”にならないため、Ai=
“L”、/Ai=“H”となる。この時、NOR回路2
1の出力信号VABが“H”、インバータ回路22の出
力信号VAが“L”となる。これにより、MOSトラン
ジスタMN1がオン状態、MOSトランジスタMN2が
オフ状態となる。
レス信号の全てが“H”にならないため、Ai=
“L”、/Ai=“H”となる。この時、NOR回路2
1の出力信号VABが“H”、インバータ回路22の出
力信号VAが“L”となる。これにより、MOSトラン
ジスタMN1がオン状態、MOSトランジスタMN2が
オフ状態となる。
【0122】この時、VL1が接地電位(0V)にな
り、MOSトランジスタMPH2がオン状態になる。ま
た、MOSトランジスタMPH2がオン状態になるた
め、VL2がVROW’(=VROW=9V)に等しく
なり、MOSトランジスタMPH1がオフ状態になる。
り、MOSトランジスタMPH2がオン状態になる。ま
た、MOSトランジスタMPH2がオン状態になるた
め、VL2がVROW’(=VROW=9V)に等しく
なり、MOSトランジスタMPH1がオフ状態になる。
【0123】MOSトランジスタMP1は、ゲートが接
地電位(0V)であり、VL1も接地電位であるため、
原則的にはオフ状態を保つ。但し、ラッチ回路のノード
Aの電位VM1が、接地電位(0V)よりもMOSトラ
ンジスタMP1の閾値Vthp分以上大きい場合には、
MOSトランジスタMP1はオン状態になる。この場
合、MOSトランジスタMN1がオン状態になっている
ため、VM1,VL1は、共に、接地電位となる。
地電位(0V)であり、VL1も接地電位であるため、
原則的にはオフ状態を保つ。但し、ラッチ回路のノード
Aの電位VM1が、接地電位(0V)よりもMOSトラ
ンジスタMP1の閾値Vthp分以上大きい場合には、
MOSトランジスタMP1はオン状態になる。この場
合、MOSトランジスタMN1がオン状態になっている
ため、VM1,VL1は、共に、接地電位となる。
【0124】一方、MOSトランジスタMP2は、ゲー
トが接地電位(0V)であり、VL2がVROW’(=
VROW=9V)であるため、オン状態となる。この
時、ラッチ回路のノードBの電位VM2は、VROW’
(=VROW=9V)に充電される。よって、ラッチ回
路には、ノードAに“L(=0V)”、ノードBに“H
(=9V)”が安定的に保持される。
トが接地電位(0V)であり、VL2がVROW’(=
VROW=9V)であるため、オン状態となる。この
時、ラッチ回路のノードBの電位VM2は、VROW’
(=VROW=9V)に充電される。よって、ラッチ回
路には、ノードAに“L(=0V)”、ノードBに“H
(=9V)”が安定的に保持される。
【0125】また、ノードBが“H(=VROW’=9
V)”であるため、インバータ回路INV4の出力信号
OUTは、“L(=VBB=0V)”となる。
V)”であるため、インバータ回路INV4の出力信号
OUTは、“L(=VBB=0V)”となる。
【0126】・ 消去動作 消去動作については、図5の信号波形を参照しながら説
明する。
明する。
【0127】まず、初期状態(期間)では、ERAS
E*=“H”、/ERASE*=“L”、VROW=4
V、VBB=0Vとなっている。また、VBB=0Vで
あるため、負電位検知回路28は、VBBDET=“L
(0V)”を出力する。
E*=“H”、/ERASE*=“L”、VROW=4
V、VBB=0Vとなっている。また、VBB=0Vで
あるため、負電位検知回路28は、VBBDET=“L
(0V)”を出力する。
【0128】選択ロウのロウデコーダでは、ロウアドレ
ス信号が全て“H”になるため、Ai=“H”、/Ai
=“L”となる。この時、NOR回路21の出力信号V
ABが“H”、インバータ回路22の出力信号VAが
“L”となる。これにより、MOSトランジスタMN1
がオン状態、MOSトランジスタMN2がオフ状態とな
る。
ス信号が全て“H”になるため、Ai=“H”、/Ai
=“L”となる。この時、NOR回路21の出力信号V
ABが“H”、インバータ回路22の出力信号VAが
“L”となる。これにより、MOSトランジスタMN1
がオン状態、MOSトランジスタMN2がオフ状態とな
る。
【0129】この時、VL1が接地電位(0V)にな
り、MOSトランジスタMPH2がオン状態になる。ま
た、MOSトランジスタMPH2がオン状態になるた
め、VL2がVROW’(=VROW=4V)に等しく
なり、MOSトランジスタMPH1がオフ状態になる。
り、MOSトランジスタMPH2がオン状態になる。ま
た、MOSトランジスタMPH2がオン状態になるた
め、VL2がVROW’(=VROW=4V)に等しく
なり、MOSトランジスタMPH1がオフ状態になる。
【0130】MOSトランジスタMP1は、ゲートが接
地電位(0V)であり、VL1も接地電位であるため、
原則的にはオフ状態を保つ。但し、ラッチ回路のノード
Aの電位VM1が、接地電位(0V)よりもMOSトラ
ンジスタMP1の閾値Vthp分以上大きい場合には、
MOSトランジスタMP1はオン状態になる。この場
合、MOSトランジスタMN1がオン状態になっている
ため、VM1,VL1は、共に、接地電位になる。
地電位(0V)であり、VL1も接地電位であるため、
原則的にはオフ状態を保つ。但し、ラッチ回路のノード
Aの電位VM1が、接地電位(0V)よりもMOSトラ
ンジスタMP1の閾値Vthp分以上大きい場合には、
MOSトランジスタMP1はオン状態になる。この場
合、MOSトランジスタMN1がオン状態になっている
ため、VM1,VL1は、共に、接地電位になる。
【0131】一方、MOSトランジスタMP2は、ゲー
トが接地電位(0V)であり、VL2がVROW’(=
VROW=4V)であるため、オン状態となる。この
時、ラッチ回路のノードBの電位VM2は、VROW’
(=VROW=4V)に充電される。よって、ラッチ回
路には、ノードAに“L(=0V)”、ノードBに“H
(=4V)”が安定的に保持される。
トが接地電位(0V)であり、VL2がVROW’(=
VROW=4V)であるため、オン状態となる。この
時、ラッチ回路のノードBの電位VM2は、VROW’
(=VROW=4V)に充電される。よって、ラッチ回
路には、ノードAに“L(=0V)”、ノードBに“H
(=4V)”が安定的に保持される。
【0132】また、ノードBが“H(=VROW’=4
V)”であるため、インバータ回路INV4の出力信号
OUTは、“L(=VBB=0V)”となる。
V)”であるため、インバータ回路INV4の出力信号
OUTは、“L(=VBB=0V)”となる。
【0133】非選択ロウのロウデコーダでは、ロウアド
レス信号の全てが“H”にならないため、Ai=
“L”、/Ai=“H”となる。この時、NOR回路2
1の出力信号VABが“L”、インバータ回路22の出
力信号VAが“H”となる。これにより、MOSトラン
ジスタMN1がオフ状態、MOSトランジスタMN2が
オン状態となる。
レス信号の全てが“H”にならないため、Ai=
“L”、/Ai=“H”となる。この時、NOR回路2
1の出力信号VABが“L”、インバータ回路22の出
力信号VAが“H”となる。これにより、MOSトラン
ジスタMN1がオフ状態、MOSトランジスタMN2が
オン状態となる。
【0134】この時、VL2が接地電位(0V)にな
り、MOSトランジスタMPH1がオン状態になる。ま
た、MOSトランジスタMPH1がオン状態になるた
め、VL1がVROW’(=VROW=4V)に等しく
なり、MOSトランジスタMPH2がオフ状態になる。
り、MOSトランジスタMPH1がオン状態になる。ま
た、MOSトランジスタMPH1がオン状態になるた
め、VL1がVROW’(=VROW=4V)に等しく
なり、MOSトランジスタMPH2がオフ状態になる。
【0135】MOSトランジスタMP2は、ゲートが接
地電位(0V)であり、VL2も接地電位であるため、
原則的にはオフ状態を保つ。但し、ラッチ回路のノード
Bの電位VM2が、接地電位(0V)よりもMOSトラ
ンジスタMP2の閾値Vthp分以上大きい場合には、
MOSトランジスタMP2はオン状態になる。この場
合、MOSトランジスタMN2がオン状態になっている
ため、VM2,VL2は、共に、接地電位になる。
地電位(0V)であり、VL2も接地電位であるため、
原則的にはオフ状態を保つ。但し、ラッチ回路のノード
Bの電位VM2が、接地電位(0V)よりもMOSトラ
ンジスタMP2の閾値Vthp分以上大きい場合には、
MOSトランジスタMP2はオン状態になる。この場
合、MOSトランジスタMN2がオン状態になっている
ため、VM2,VL2は、共に、接地電位になる。
【0136】一方、MOSトランジスタMP1は、ゲー
トが接地電位(0V)であり、VL1がVROW’(=
VROW=4V)であるため、オン状態となる。この
時、ラッチ回路のノードAの電位VM1は、VROW’
(=VROW=4V)に充電される。よって、ラッチ回
路には、ノードAに“H(=4V)”、ノードBに“L
(=0V)”が安定的に保持される。
トが接地電位(0V)であり、VL1がVROW’(=
VROW=4V)であるため、オン状態となる。この
時、ラッチ回路のノードAの電位VM1は、VROW’
(=VROW=4V)に充電される。よって、ラッチ回
路には、ノードAに“H(=4V)”、ノードBに“L
(=0V)”が安定的に保持される。
【0137】また、ノードBが“L(=VBB=0
V)”であるため、インバータ回路INV4の出力信号
OUTは、“H(=VROW’=4V)”となる。
V)”であるため、インバータ回路INV4の出力信号
OUTは、“H(=VROW’=4V)”となる。
【0138】この後、ERASEが“L”から“H”に
なると、昇圧回路(負電位生成回路)26は、VBBを
0Vから−9Vに向って次第に低下させる(期間)。
なると、昇圧回路(負電位生成回路)26は、VBBを
0Vから−9Vに向って次第に低下させる(期間)。
【0139】この時、従来では、接地点VSSからVB
B端子へ向ってリーク電流が流れてしまうため、これを
防ぐために複雑な制御方法が必要であった。
B端子へ向ってリーク電流が流れてしまうため、これを
防ぐために複雑な制御方法が必要であった。
【0140】本例では、選択ロウにおいては、レベルシ
フタの出力端aの電位VL1が接地電位、ラッチ回路の
ノードAの電位VM1がVBB(負電位)になっても、
MOSトランジスタMP1のゲートが接地されているた
め、MOSトランジスタMP1は、オフ状態を維持す
る。このため、接地点VSSからVBB端子へ向ってリ
ーク電流が流れることはない。
フタの出力端aの電位VL1が接地電位、ラッチ回路の
ノードAの電位VM1がVBB(負電位)になっても、
MOSトランジスタMP1のゲートが接地されているた
め、MOSトランジスタMP1は、オフ状態を維持す
る。このため、接地点VSSからVBB端子へ向ってリ
ーク電流が流れることはない。
【0141】同様に、非選択ロウにおいては、レベルシ
フタの出力端bの電位VL2が接地電位、ラッチ回路の
ノードBの電位VM2がVBB(負電位)になっても、
MOSトランジスタMP2のゲートが接地されているた
め、MOSトランジスタMP2は、オフ状態を維持す
る。このため、接地点VSSからVBB端子へ向ってリ
ーク電流が流れることはない。
フタの出力端bの電位VL2が接地電位、ラッチ回路の
ノードBの電位VM2がVBB(負電位)になっても、
MOSトランジスタMP2のゲートが接地されているた
め、MOSトランジスタMP2は、オフ状態を維持す
る。このため、接地点VSSからVBB端子へ向ってリ
ーク電流が流れることはない。
【0142】また、本例では、ゲートが接地されたPチ
ャネル型MOSトランジスタMP1,MP2をレベルシ
フタとラッチ回路の間に接続するだけでリーク電流を防
止できる。よって、リーク電流の防止のための制御信号
(従来の/VBBDETに相当)が不要となり、制御回
路の簡素化により、設計期間の短縮やチップ面積の縮小
などを図ることができる。
ャネル型MOSトランジスタMP1,MP2をレベルシ
フタとラッチ回路の間に接続するだけでリーク電流を防
止できる。よって、リーク電流の防止のための制御信号
(従来の/VBBDETに相当)が不要となり、制御回
路の簡素化により、設計期間の短縮やチップ面積の縮小
などを図ることができる。
【0143】また、本例では、従来の/VBBDETに
相当する制御信号が不要であるため、昇圧回路(負電位
生成回路)の負荷を軽減できる。よって、消去動作の高
速化などに貢献できる。
相当する制御信号が不要であるため、昇圧回路(負電位
生成回路)の負荷を軽減できる。よって、消去動作の高
速化などに貢献できる。
【0144】期間、即ち、VBBが−4Vを下回る
と、負電位検知回路28は、VBBDETを“L”から
“H”に切り替える。この時、VROW(=VRO
W’)は、4Vから0Vに切り替わる。つまり、インバ
ータ回路INV1,INV2,INV4の“H”レベル
は、0Vとなり、“L”レベルは、VBBとなる。
と、負電位検知回路28は、VBBDETを“L”から
“H”に切り替える。この時、VROW(=VRO
W’)は、4Vから0Vに切り替わる。つまり、インバ
ータ回路INV1,INV2,INV4の“H”レベル
は、0Vとなり、“L”レベルは、VBBとなる。
【0145】ところで、VROWが0Vになると、レベ
ルシフタ(MN1,MN2,MPH1,MPH2)の電
源が0Vになるため、その出力VL1,VL2の値は不
定となる。
ルシフタ(MN1,MN2,MPH1,MPH2)の電
源が0Vになるため、その出力VL1,VL2の値は不
定となる。
【0146】例えば、選択ロウでは、MOSトランジス
タMN2がオフ状態であるため、MOSトランジスタM
PH2がオフ状態になると、VL2の値が不定となる。
しかし、VROWが0Vになると、ラッチ回路のノード
Bの電位VM2も“H(=0V)”となるため、ラッチ
回路のデータが不安定になることはない。なお、VL1
は、MOSトランジスタMN1がオン状態であるため、
接地電位を維持し、不定とならない。
タMN2がオフ状態であるため、MOSトランジスタM
PH2がオフ状態になると、VL2の値が不定となる。
しかし、VROWが0Vになると、ラッチ回路のノード
Bの電位VM2も“H(=0V)”となるため、ラッチ
回路のデータが不安定になることはない。なお、VL1
は、MOSトランジスタMN1がオン状態であるため、
接地電位を維持し、不定とならない。
【0147】同様に、非選択ロウでは、MOSトランジ
スタMN1がオフ状態であるため、MOSトランジスタ
MPH1がオフ状態になると、VL1の値が不定とな
る。しかし、VROWが0Vになると、ラッチ回路のノ
ードAの電位VM1も“H(=0V)”となるため、ラ
ッチ回路のデータが不安定になることはない。なお、V
L2は、MOSトランジスタMN2がオン状態であるた
め、接地電位を維持し、不定とならない。
スタMN1がオフ状態であるため、MOSトランジスタ
MPH1がオフ状態になると、VL1の値が不定とな
る。しかし、VROWが0Vになると、ラッチ回路のノ
ードAの電位VM1も“H(=0V)”となるため、ラ
ッチ回路のデータが不安定になることはない。なお、V
L2は、MOSトランジスタMN2がオン状態であるた
め、接地電位を維持し、不定とならない。
【0148】なお、VROWが0Vになったときに、レ
ベルシフタ(MN1,MN2,MPH1,MPH2)の
出力VL1,VL2が不定になることを防止する技術に
ついては、後に詳述する。
ベルシフタ(MN1,MN2,MPH1,MPH2)の
出力VL1,VL2が不定になることを防止する技術に
ついては、後に詳述する。
【0149】ところで、VBB=−4Vを境にして、V
BBDET及びVROWの値を変えているのは、インバ
ータ回路INV1,INV2,INV4にかかる電圧ス
トレスの最大値が9Vを超えないようにするためであ
る。即ち、切り替え時点での電圧ストレスは、VROW
(=4V)−VBB(=−4V)=8Vである。
BBDET及びVROWの値を変えているのは、インバ
ータ回路INV1,INV2,INV4にかかる電圧ス
トレスの最大値が9Vを超えないようにするためであ
る。即ち、切り替え時点での電圧ストレスは、VROW
(=4V)−VBB(=−4V)=8Vである。
【0150】この後、VBBが−9Vとなると、選択ワ
ード線には、“L(=−9V)”の電位が印加される。
この電位が、選択ワード線に一定期間印加されると、選
択メモリセルの浮遊ゲート電極中の電子は、基板又はソ
ースに放出される。
ード線には、“L(=−9V)”の電位が印加される。
この電位が、選択ワード線に一定期間印加されると、選
択メモリセルの浮遊ゲート電極中の電子は、基板又はソ
ースに放出される。
【0151】この時、インバータ回路INV1,INV
2,INV4にかかる電圧は、VROW(=0V)−V
BB(=−9V)=9Vとなる。この電圧は、書き込み
時に、インバータ回路INV1,INV2,INV4に
かかる電圧と同じである。
2,INV4にかかる電圧は、VROW(=0V)−V
BB(=−9V)=9Vとなる。この電圧は、書き込み
時に、インバータ回路INV1,INV2,INV4に
かかる電圧と同じである。
【0152】ERASEが“L”になると、消去動作が
終了し、昇圧回路(負電位生成回路)26は、VBB
を、−9Vから接地電位(0V)に上昇させる。
終了し、昇圧回路(負電位生成回路)26は、VBB
を、−9Vから接地電位(0V)に上昇させる。
【0153】期間、即ち、VBBが−4Vを超える
と、負電位検知回路28は、VBBDETを“H”から
“L”に切り替える。この時、VROW(=VRO
W’)は、0Vから4Vに戻る。
と、負電位検知回路28は、VBBDETを“H”から
“L”に切り替える。この時、VROW(=VRO
W’)は、0Vから4Vに戻る。
【0154】VBBが0Vになった時点(期間)の状
態は、初期状態(期間の状態)と同じであり、全ての
メモリセルの消去が完了するまで、例えば、図22のシ
ーケンスに従い、上述の消去動作が繰り返し行われる。
態は、初期状態(期間の状態)と同じであり、全ての
メモリセルの消去が完了するまで、例えば、図22のシ
ーケンスに従い、上述の消去動作が繰り返し行われる。
【0155】・ ベリファイ動作(読み出し動作) ベリファイ動作は、図6の信号波形で表せる。
【0156】まず、ERASE*=“L”、/ERAS
E*=“H”、VROW=4V、VBB=−2Vとな
る。また、VBB=−2Vであるため、負電位検知回路
は、VBBDET=“L”を出力する。
E*=“H”、VROW=4V、VBB=−2Vとな
る。また、VBB=−2Vであるため、負電位検知回路
は、VBBDET=“L”を出力する。
【0157】選択ロウのロウデコーダRD・iでは、ロ
ウアドレス信号が全て“H”になるため、Ai=
“H”、/Ai=“L”となる。この時、NOR回路2
1の出力信号VABが“L”、インバータ回路22の出
力信号VAが“H”となる。これにより、MOSトラン
ジスタMN1がオフ状態、MOSトランジスタMN2が
オン状態となる。
ウアドレス信号が全て“H”になるため、Ai=
“H”、/Ai=“L”となる。この時、NOR回路2
1の出力信号VABが“L”、インバータ回路22の出
力信号VAが“H”となる。これにより、MOSトラン
ジスタMN1がオフ状態、MOSトランジスタMN2が
オン状態となる。
【0158】この時、VL2が接地電位(0V)にな
り、MOSトランジスタMPH1がオン状態になる。ま
た、MOSトランジスタMPH1がオン状態になるた
め、VL1がVROW’(=VROW=4V)に等しく
なり、MOSトランジスタMPH2がオフ状態になる。
り、MOSトランジスタMPH1がオン状態になる。ま
た、MOSトランジスタMPH1がオン状態になるた
め、VL1がVROW’(=VROW=4V)に等しく
なり、MOSトランジスタMPH2がオフ状態になる。
【0159】MOSトランジスタMP2は、ゲートが接
地電位(0V)であり、VL2も接地電位であるため、
オフ状態となる。MOSトランジスタMP1は、ゲート
が接地電位(0V)であり、VL1がVROW’(=V
ROW=4V)であるため、オン状態となる。この時、
ラッチ回路のノードAの電位VM1は、VROW’(=
VROW=4V)に充電される。よって、ラッチ回路に
は、ノードAに“H(=4V)”、ノードBに“L(=
−2V)”が安定的に保持される。
地電位(0V)であり、VL2も接地電位であるため、
オフ状態となる。MOSトランジスタMP1は、ゲート
が接地電位(0V)であり、VL1がVROW’(=V
ROW=4V)であるため、オン状態となる。この時、
ラッチ回路のノードAの電位VM1は、VROW’(=
VROW=4V)に充電される。よって、ラッチ回路に
は、ノードAに“H(=4V)”、ノードBに“L(=
−2V)”が安定的に保持される。
【0160】また、ノードBが“L(=VBB=−2
V)”であるため、インバータ回路INV4の出力信号
OUTは、“H(=VROW’=4V)”となる。この
電位は、選択ワード線に印加され、選択メモリセルのデ
ータ読み出しが行われる。
V)”であるため、インバータ回路INV4の出力信号
OUTは、“H(=VROW’=4V)”となる。この
電位は、選択ワード線に印加され、選択メモリセルのデ
ータ読み出しが行われる。
【0161】非選択ロウのロウデコーダでは、ロウアド
レス信号の全てが“H”にならないため、Ai=
“L”、/Ai=“H”となる。この時、NOR回路2
1の出力信号VABが“H”、インバータ回路22の出
力信号VAが“L”となる。これにより、MOSトラン
ジスタMN1がオン状態、MOSトランジスタMN2が
オフ状態となる。
レス信号の全てが“H”にならないため、Ai=
“L”、/Ai=“H”となる。この時、NOR回路2
1の出力信号VABが“H”、インバータ回路22の出
力信号VAが“L”となる。これにより、MOSトラン
ジスタMN1がオン状態、MOSトランジスタMN2が
オフ状態となる。
【0162】この時、VL1が接地電位(0V)にな
り、MOSトランジスタMPH2がオン状態になる。ま
た、MOSトランジスタMPH2がオン状態になるた
め、VL2がVROW’(=VROW=4V)に等しく
なり、MOSトランジスタMPH1がオフ状態になる。
り、MOSトランジスタMPH2がオン状態になる。ま
た、MOSトランジスタMPH2がオン状態になるた
め、VL2がVROW’(=VROW=4V)に等しく
なり、MOSトランジスタMPH1がオフ状態になる。
【0163】MOSトランジスタMP1は、ゲートが接
地電位(0V)であり、VL1も接地電位であるため、
オフ状態となる。MOSトランジスタMP2は、ゲート
が接地電位(0V)であり、VL2がVROW’(=V
ROW=4V)であるため、オン状態となる。この時、
ラッチ回路のノードBの電位VM2は、VROW’(=
VROW=4V)に充電される。よって、ラッチ回路に
は、ノードAに“L(=−2V)”、ノードBに“H
(=4V)”が安定的に保持される。
地電位(0V)であり、VL1も接地電位であるため、
オフ状態となる。MOSトランジスタMP2は、ゲート
が接地電位(0V)であり、VL2がVROW’(=V
ROW=4V)であるため、オン状態となる。この時、
ラッチ回路のノードBの電位VM2は、VROW’(=
VROW=4V)に充電される。よって、ラッチ回路に
は、ノードAに“L(=−2V)”、ノードBに“H
(=4V)”が安定的に保持される。
【0164】また、ノードBが“H(=VROW’=4
V)”であるため、インバータ回路INV4の出力信号
OUTは、“L(=VBB=−2V)”となる。この電
位は、非選択のワード線に印加されるため、非選択のメ
モリセルは、常にオフ状態となる。
V)”であるため、インバータ回路INV4の出力信号
OUTは、“L(=VBB=−2V)”となる。この電
位は、非選択のワード線に印加されるため、非選択のメ
モリセルは、常にオフ状態となる。
【0165】上述したように、本発明のレベルシフト回
路は、ラッチ回路を備えることで、MOSトランジスタ
に印加される電圧ストレスを緩和でき、例えば、高速ラ
ンダムアクセスが要求されるようなフラッシュEEPR
OMのデコード回路に適用することができる。フラッシ
ュEEPROMでは、書き込み時及び消去時に、正の高
電位や負の高電位が必要となるが、MOSトランジスタ
にかかる電圧ストレスを軽減することで、MOSトラン
ジスタのゲート酸化膜の薄膜化や性能向上に貢献でき
る。また、MOSトランジスタを微細化でき、デコード
回路の面積縮小及びコストの低減を達成できる。
路は、ラッチ回路を備えることで、MOSトランジスタ
に印加される電圧ストレスを緩和でき、例えば、高速ラ
ンダムアクセスが要求されるようなフラッシュEEPR
OMのデコード回路に適用することができる。フラッシ
ュEEPROMでは、書き込み時及び消去時に、正の高
電位や負の高電位が必要となるが、MOSトランジスタ
にかかる電圧ストレスを軽減することで、MOSトラン
ジスタのゲート酸化膜の薄膜化や性能向上に貢献でき
る。また、MOSトランジスタを微細化でき、デコード
回路の面積縮小及びコストの低減を達成できる。
【0166】また、本発明では、ゲートが接地されたP
チャネル型MOSトランジスタを、レベルシフタとラッ
チ回路の間に接続している。この場合、ラッチ回路のノ
ードが負電位、レベルシフタの出力端が接地電位になっ
ても、このMOSトランジスタがオフ状態であるため、
リーク電流を防止できる。
チャネル型MOSトランジスタを、レベルシフタとラッ
チ回路の間に接続している。この場合、ラッチ回路のノ
ードが負電位、レベルシフタの出力端が接地電位になっ
ても、このMOSトランジスタがオフ状態であるため、
リーク電流を防止できる。
【0167】また、リーク電流の防止のための制御信号
(従来の/VBBDETに相当)が不要であるため、制
御回路の簡素化による設計期間の短縮や、消去時間の短
縮などを図ることができる。また、本例では、従来の/
VBBDETのような制御信号が不要であるため、昇圧
回路(負電位生成回路)の負荷を軽減でき、消去動作の
高速化に貢献できる。
(従来の/VBBDETに相当)が不要であるため、制
御回路の簡素化による設計期間の短縮や、消去時間の短
縮などを図ることができる。また、本例では、従来の/
VBBDETのような制御信号が不要であるため、昇圧
回路(負電位生成回路)の負荷を軽減でき、消去動作の
高速化に貢献できる。
【0168】図7は、本発明のラッチ型レベルシフト回
路の第2例を示している。
路の第2例を示している。
【0169】ノードA,Bの間には、インバータ回路I
NV1,INV2から構成されるラッチ回路が接続され
る。ノードBは、ワード線WLiに接続される。信号V
BBDETは、インバータ回路INV3に入力され、内
部電源電位VROW’がインバータ回路INV3から出
力される。内部電源電位VROW’,VBBは、インバ
ータ回路INV1,INV2に供給される。
NV1,INV2から構成されるラッチ回路が接続され
る。ノードBは、ワード線WLiに接続される。信号V
BBDETは、インバータ回路INV3に入力され、内
部電源電位VROW’がインバータ回路INV3から出
力される。内部電源電位VROW’,VBBは、インバ
ータ回路INV1,INV2に供給される。
【0170】インバータ回路INV3の出力端と接地点
VSSの間には、NチャネルMOSトランジスタMN1
及びPチャネルMOSトランジスタMPH1が直列に接
続される。また、インバータ回路INV3の出力端と接
地点VSSの間には、NチャネルMOSトランジスタM
N2及びPチャネルMOSトランジスタMPH2が直列
に接続される。MOSトランジスタMPH1のゲート
は、レベルシフタの出力端bに接続され、MOSトラン
ジスタMPH2のゲートは、レベルシフタの出力端aに
接続される。
VSSの間には、NチャネルMOSトランジスタMN1
及びPチャネルMOSトランジスタMPH1が直列に接
続される。また、インバータ回路INV3の出力端と接
地点VSSの間には、NチャネルMOSトランジスタM
N2及びPチャネルMOSトランジスタMPH2が直列
に接続される。MOSトランジスタMPH1のゲート
は、レベルシフタの出力端bに接続され、MOSトラン
ジスタMPH2のゲートは、レベルシフタの出力端aに
接続される。
【0171】ノードAとインバータ回路INV3の出力
端との間には、PチャネルMOSトランジスタMP11
が接続され、ノードBとインバータ回路INV3の出力
端との間には、PチャネルMOSトランジスタMP22
が接続される。MOSトランジスタMP11のゲート
は、レベルシフタの出力端aに接続され、MOSトラン
ジスタMP22のゲートは、レベルシフタの出力端bに
接続される。
端との間には、PチャネルMOSトランジスタMP11
が接続され、ノードBとインバータ回路INV3の出力
端との間には、PチャネルMOSトランジスタMP22
が接続される。MOSトランジスタMP11のゲート
は、レベルシフタの出力端aに接続され、MOSトラン
ジスタMP22のゲートは、レベルシフタの出力端bに
接続される。
【0172】MOSトランジスタMN1のゲートには、
NOR(論理和否定)回路21の出力信号VABが入力
され、MOSトランジスタMN2のゲートには、NOR
回路21の出力信号VABをインバータ回路22で反転
させた信号VAが入力される。NOR回路21には、A
ND(論理積)回路19,20の出力信号が入力され
る。AND回路19には、デコード信号Ai及びイレー
ズ信号/ERASE*が入力され、AND回路20に
は、デコード信号/Ai及びイレーズ信号ERASE*
が入力される。
NOR(論理和否定)回路21の出力信号VABが入力
され、MOSトランジスタMN2のゲートには、NOR
回路21の出力信号VABをインバータ回路22で反転
させた信号VAが入力される。NOR回路21には、A
ND(論理積)回路19,20の出力信号が入力され
る。AND回路19には、デコード信号Ai及びイレー
ズ信号/ERASE*が入力され、AND回路20に
は、デコード信号/Ai及びイレーズ信号ERASE*
が入力される。
【0173】本発明のラッチ型レベルシフト回路は、以
下に示す5つの構成要素に大きく分けることができる。
下に示す5つの構成要素に大きく分けることができる。
【0174】 動作モード及びデコード信号に基づき
ラッチ回路に保持するデータを決定するロジック回路
(19,20,21) ロジック回路の出力信号のレベルを変換するレベル
シフタ(MPH1,MPH2,MN1,MN2) レベルシフトされた信号を保持するラッチ回路(I
NV1,INV2) ラッチ回路に保持するデータの“H”,“L”レベ
ルを切り替える内部電源電位生成回路(24〜28,I
NV3) ラッチ回路のデータの“L”レベルを負電位にした
ときのリーク電流を防止する切断回路(MP11,MP
22) そして、本例のラッチ型レベルシフト回路は、図4のラ
ッチ型レベルシフト回路と比較すると、上述の構成要素
が新規となっている。
ラッチ回路に保持するデータを決定するロジック回路
(19,20,21) ロジック回路の出力信号のレベルを変換するレベル
シフタ(MPH1,MPH2,MN1,MN2) レベルシフトされた信号を保持するラッチ回路(I
NV1,INV2) ラッチ回路に保持するデータの“H”,“L”レベ
ルを切り替える内部電源電位生成回路(24〜28,I
NV3) ラッチ回路のデータの“L”レベルを負電位にした
ときのリーク電流を防止する切断回路(MP11,MP
22) そして、本例のラッチ型レベルシフト回路は、図4のラ
ッチ型レベルシフト回路と比較すると、上述の構成要素
が新規となっている。
【0175】つまり、図4の例では、レベルシフタの出
力信号を、ゲートが常に接地されたPチャネルMOSト
ランジスタMP1,MP2を経由して直接ラッチ回路に
与えているのに対し、本例では、レベルシフタの出力信
号を、PチャネルMOSトランジスタMP11,MP2
2のゲートに入力させ、このMOSトランジスタMP1
1,MP22のオン/オフによりラッチ回路に保持する
データを決定している。
力信号を、ゲートが常に接地されたPチャネルMOSト
ランジスタMP1,MP2を経由して直接ラッチ回路に
与えているのに対し、本例では、レベルシフタの出力信
号を、PチャネルMOSトランジスタMP11,MP2
2のゲートに入力させ、このMOSトランジスタMP1
1,MP22のオン/オフによりラッチ回路に保持する
データを決定している。
【0176】このような構成でも、ラッチ回路の2つの
ノードA,Bのうちの一方が負電位になったときのリー
ク電流を防止することができる。また、本例では、Pチ
ャネルMOSトランジスタMP1,MP2のゲートに
は、レベルシフタの出力信号が入力されるため、従来の
/VBBDETに相当する制御信号が不要であり、制御
回路の簡素化、昇圧回路(負電位生成回路)の負荷の軽
減などに貢献できる。
ノードA,Bのうちの一方が負電位になったときのリー
ク電流を防止することができる。また、本例では、Pチ
ャネルMOSトランジスタMP1,MP2のゲートに
は、レベルシフタの出力信号が入力されるため、従来の
/VBBDETに相当する制御信号が不要であり、制御
回路の簡素化、昇圧回路(負電位生成回路)の負荷の軽
減などに貢献できる。
【0177】次に、本発明のラッチ型レベルシフト回路
の動作について説明する。
の動作について説明する。
【0178】まず、図2、図3及び図7に表れる各信号
の意味について述べる。
の意味について述べる。
【0179】ERASE*は、チップ内のメモリ回路が
消去モードの状態になっているか否かを示す信号であ
る。本例では、ERASE*が“H”のときに消去モー
ドが実行され、ERASE*が“L”のときに消去モー
ド以外のモードが実行される。ERASEは、選択され
たワード線WLiに負電位が印加されているか否かを示
す信号である。ERASEが“H”のときには、選択さ
れたワード線WLiに負電位が印加されており、ERA
SEが“L”のときには、選択されたワード線WLiに
0V以上の電位が印加されている。
消去モードの状態になっているか否かを示す信号であ
る。本例では、ERASE*が“H”のときに消去モー
ドが実行され、ERASE*が“L”のときに消去モー
ド以外のモードが実行される。ERASEは、選択され
たワード線WLiに負電位が印加されているか否かを示
す信号である。ERASEが“H”のときには、選択さ
れたワード線WLiに負電位が印加されており、ERA
SEが“L”のときには、選択されたワード線WLiに
0V以上の電位が印加されている。
【0180】VBBは、昇圧回路(負電位生成回路)か
ら出力される内部電源電位であり、接地電位又は負電位
となる。VBBDETは、VBBが所定値よりも低い負
電位となっているか否かを示す負電位検知信号である。
VBBDETは、例えば、VBBが、接地電位(0V)
と消去に必要な負の高電位(−9V)の間の中間電位
(−4V)を下回っているときに“H”となり、その中
間電位を超えているときに“L”となる。
ら出力される内部電源電位であり、接地電位又は負電位
となる。VBBDETは、VBBが所定値よりも低い負
電位となっているか否かを示す負電位検知信号である。
VBBDETは、例えば、VBBが、接地電位(0V)
と消去に必要な負の高電位(−9V)の間の中間電位
(−4V)を下回っているときに“H”となり、その中
間電位を超えているときに“L”となる。
【0181】VROW’は、内部電源電位であり、例え
ば、VBBが、接地電位(0V)と消去に必要な負の高
電位(−9V)の間の中間電位(−4V)を下回ってい
るときに接地電位(0V)となり、その中間電位を超え
ているときにVROW(4V)となる。
ば、VBBが、接地電位(0V)と消去に必要な負の高
電位(−9V)の間の中間電位(−4V)を下回ってい
るときに接地電位(0V)となり、その中間電位を超え
ているときにVROW(4V)となる。
【0182】・ 書き込み動作(消去前書き込み動作) まず、ERASE*=“L”、/ERASE
*=“H”、VROW=9V、VBB=0Vとなる。ま
た、VBB=0Vであるため、負電位検知回路は、VB
BDET=“L”を出力する。
*=“H”、VROW=9V、VBB=0Vとなる。ま
た、VBB=0Vであるため、負電位検知回路は、VB
BDET=“L”を出力する。
【0183】選択ロウのロウデコーダRD・iでは、ロ
ウアドレス信号が全て“H”になるため、Ai=
“H”、/Ai=“L”となる。この時、NOR回路2
1の出力信号VABが“L”、インバータ回路22の出
力信号VAが“H”となる。これにより、MOSトラン
ジスタMN1がオフ状態、MOSトランジスタMN2が
オン状態となる。
ウアドレス信号が全て“H”になるため、Ai=
“H”、/Ai=“L”となる。この時、NOR回路2
1の出力信号VABが“L”、インバータ回路22の出
力信号VAが“H”となる。これにより、MOSトラン
ジスタMN1がオフ状態、MOSトランジスタMN2が
オン状態となる。
【0184】この時、VL2が接地電位(0V)にな
り、MOSトランジスタMPH1がオン状態になる。ま
た、MOSトランジスタMPH1がオン状態になるた
め、VL1がVROW’(=VROW=9V)に等しく
なり、MOSトランジスタMPH2がオフ状態になる。
り、MOSトランジスタMPH1がオン状態になる。ま
た、MOSトランジスタMPH1がオン状態になるた
め、VL1がVROW’(=VROW=9V)に等しく
なり、MOSトランジスタMPH2がオフ状態になる。
【0185】MOSトランジスタMP22のゲートに
は、接地電位(0V)が入力されるため、このMOSト
ランジスタMP22は、オン状態になる。よって、ラッ
チ回路のノードBの電位VM2が、VROW’(=9
V)に充電される。また、MOSトランジスタMP11
のゲートには、VROW’が入力されるため、このMO
SトランジスタMP11は、オフ状態になる。
は、接地電位(0V)が入力されるため、このMOSト
ランジスタMP22は、オン状態になる。よって、ラッ
チ回路のノードBの電位VM2が、VROW’(=9
V)に充電される。また、MOSトランジスタMP11
のゲートには、VROW’が入力されるため、このMO
SトランジスタMP11は、オフ状態になる。
【0186】よって、ラッチ回路には、VM1=“L
(=VBB=0V)”、VM2=“H(=VROW’=
9V)”が安定的に保持される。そして、選択ロウのワ
ード線には、一定期間、“H(=9V)”の電位が印加
され、選択メモリセルの浮遊ゲート電極中に電子が注入
される。
(=VBB=0V)”、VM2=“H(=VROW’=
9V)”が安定的に保持される。そして、選択ロウのワ
ード線には、一定期間、“H(=9V)”の電位が印加
され、選択メモリセルの浮遊ゲート電極中に電子が注入
される。
【0187】非選択ロウのロウデコーダでは、ロウアド
レス信号の全てが“H”にならないため、Ai=
“L”、/Ai=“H”となる。この時、NOR回路2
1の出力信号VABが“H”、インバータ回路22の出
力信号VAが“L”となる。これにより、MOSトラン
ジスタMN1がオン状態、MOSトランジスタMN2が
オフ状態となる。
レス信号の全てが“H”にならないため、Ai=
“L”、/Ai=“H”となる。この時、NOR回路2
1の出力信号VABが“H”、インバータ回路22の出
力信号VAが“L”となる。これにより、MOSトラン
ジスタMN1がオン状態、MOSトランジスタMN2が
オフ状態となる。
【0188】この時、VL1が接地電位(0V)にな
り、MOSトランジスタMPH2がオン状態になる。ま
た、MOSトランジスタMPH2がオン状態になるた
め、VL2がVROW’(=VROW=9V)に等しく
なり、MOSトランジスタMPH1がオフ状態になる。
り、MOSトランジスタMPH2がオン状態になる。ま
た、MOSトランジスタMPH2がオン状態になるた
め、VL2がVROW’(=VROW=9V)に等しく
なり、MOSトランジスタMPH1がオフ状態になる。
【0189】MOSトランジスタMP11のゲートに
は、接地電位(0V)が入力されるため、このMOSト
ランジスタMP11は、オン状態になる。よって、ラッ
チ回路のノードAの電位VM1が、VROW’(=9
V)に充電される。また、MOSトランジスタMP22
のゲートには、VROW’が入力されるため、このMO
SトランジスタMP22は、オフ状態になる。
は、接地電位(0V)が入力されるため、このMOSト
ランジスタMP11は、オン状態になる。よって、ラッ
チ回路のノードAの電位VM1が、VROW’(=9
V)に充電される。また、MOSトランジスタMP22
のゲートには、VROW’が入力されるため、このMO
SトランジスタMP22は、オフ状態になる。
【0190】よって、ラッチ回路には、VM1=“H
(=VROW’=9V)”、VM2=“L(=VBB=
0V)”が安定的に保持される。そして、選択ロウのワ
ード線には、一定期間、“L(=0V)”の電位が印加
され、選択メモリセルは消去状態を維持する。
(=VROW’=9V)”、VM2=“L(=VBB=
0V)”が安定的に保持される。そして、選択ロウのワ
ード線には、一定期間、“L(=0V)”の電位が印加
され、選択メモリセルは消去状態を維持する。
【0191】・ 消去動作 消去動作については、図5の信号波形がそのまま適用で
きるため、これを参照しながら説明する。
きるため、これを参照しながら説明する。
【0192】まず、初期状態(期間)では、ERAS
E*=“H”、/ERASE*=“L”、VROW=4
V、VBB=0Vとなっている。また、VBB=0Vで
あるため、負電位検知回路28は、VBBDET=“L
(0V)”を出力する。
E*=“H”、/ERASE*=“L”、VROW=4
V、VBB=0Vとなっている。また、VBB=0Vで
あるため、負電位検知回路28は、VBBDET=“L
(0V)”を出力する。
【0193】選択ロウのロウデコーダでは、ロウアドレ
ス信号が全て“H”になるため、Ai=“H”、/Ai
=“L”となる。この時、NOR回路21の出力信号V
ABが“H”、インバータ回路22の出力信号VAが
“L”となる。これにより、MOSトランジスタMN1
がオン状態、MOSトランジスタMN2がオフ状態とな
る。
ス信号が全て“H”になるため、Ai=“H”、/Ai
=“L”となる。この時、NOR回路21の出力信号V
ABが“H”、インバータ回路22の出力信号VAが
“L”となる。これにより、MOSトランジスタMN1
がオン状態、MOSトランジスタMN2がオフ状態とな
る。
【0194】この時、VL1が接地電位(0V)にな
り、MOSトランジスタMPH2がオン状態になる。ま
た、MOSトランジスタMPH2がオン状態になるた
め、VL2がVROW’(=VROW=4V)に等しく
なり、MOSトランジスタMPH1がオフ状態になる。
り、MOSトランジスタMPH2がオン状態になる。ま
た、MOSトランジスタMPH2がオン状態になるた
め、VL2がVROW’(=VROW=4V)に等しく
なり、MOSトランジスタMPH1がオフ状態になる。
【0195】MOSトランジスタMP11のゲートに
は、接地電位(0V)が入力されるため、このMOSト
ランジスタMP11は、オン状態となる。よって、ラッ
チ回路のノードAの電位VM1が、VROW’(=4
V)に充電される。また、MOSトランジスタMP22
のゲートには、VROW’が入力されるため、このMO
SトランジスタMP22は、オフ状態になる。
は、接地電位(0V)が入力されるため、このMOSト
ランジスタMP11は、オン状態となる。よって、ラッ
チ回路のノードAの電位VM1が、VROW’(=4
V)に充電される。また、MOSトランジスタMP22
のゲートには、VROW’が入力されるため、このMO
SトランジスタMP22は、オフ状態になる。
【0196】よって、ラッチ回路には、VM1=“H
(=VROW’=4V)”、VM2=“L(=VBB=
0V)”が安定的に保持される。
(=VROW’=4V)”、VM2=“L(=VBB=
0V)”が安定的に保持される。
【0197】非選択ロウのロウデコーダでは、ロウアド
レス信号の全てが“H”にならないため、Ai=
“L”、/Ai=“H”となる。この時、NOR回路2
1の出力信号VABが“L”、インバータ回路22の出
力信号VAが“H”となる。これにより、MOSトラン
ジスタMN1がオフ状態、MOSトランジスタMN2が
オン状態となる。
レス信号の全てが“H”にならないため、Ai=
“L”、/Ai=“H”となる。この時、NOR回路2
1の出力信号VABが“L”、インバータ回路22の出
力信号VAが“H”となる。これにより、MOSトラン
ジスタMN1がオフ状態、MOSトランジスタMN2が
オン状態となる。
【0198】この時、VL2が接地電位(0V)にな
り、MOSトランジスタMPH1がオン状態になる。ま
た、MOSトランジスタMPH1がオン状態になるた
め、VL1がVROW’(=VROW=4V)に等しく
なり、MOSトランジスタMPH2がオフ状態になる。
り、MOSトランジスタMPH1がオン状態になる。ま
た、MOSトランジスタMPH1がオン状態になるた
め、VL1がVROW’(=VROW=4V)に等しく
なり、MOSトランジスタMPH2がオフ状態になる。
【0199】MOSトランジスタMP22のゲートに
は、接地電位(0V)が入力されるため、このMOSト
ランジスタMP22は、オン状態となる。よって、ラッ
チ回路のノードBの電位VM1が、VROW’(=4
V)に充電される。また、MOSトランジスタMP11
のゲートには、VROW’が入力されるため、このMO
SトランジスタMP11は、オフ状態になる。
は、接地電位(0V)が入力されるため、このMOSト
ランジスタMP22は、オン状態となる。よって、ラッ
チ回路のノードBの電位VM1が、VROW’(=4
V)に充電される。また、MOSトランジスタMP11
のゲートには、VROW’が入力されるため、このMO
SトランジスタMP11は、オフ状態になる。
【0200】よって、ラッチ回路には、VM1=“L
(=VBB=0V)”、VM2=“H(=VROW’=
4V)”が安定的に保持される。
(=VBB=0V)”、VM2=“H(=VROW’=
4V)”が安定的に保持される。
【0201】この後、ERASEが“L”から“H”に
なると、昇圧回路(負電位生成回路)26は、VBBを
0Vから−9Vに向って次第に低下させる(期間)。
なると、昇圧回路(負電位生成回路)26は、VBBを
0Vから−9Vに向って次第に低下させる(期間)。
【0202】この時、従来では、接地点VSSからVB
B端子へ向ってリーク電流が流れてしまうため、これを
防ぐために複雑な制御方法が必要であった。
B端子へ向ってリーク電流が流れてしまうため、これを
防ぐために複雑な制御方法が必要であった。
【0203】本例では、レベルシフタの出力信号をPチ
ャネルMOSトランジスタMP11,MP22のゲート
に入力させているため、接地点VSSからVBB端子へ
繋がるリークパスが存在しなくなり、リーク電流を防止
できるようになる。
ャネルMOSトランジスタMP11,MP22のゲート
に入力させているため、接地点VSSからVBB端子へ
繋がるリークパスが存在しなくなり、リーク電流を防止
できるようになる。
【0204】また、本例では、レベルシフタの出力信号
をPチャネルMOSトランジスタMP11,MP22の
ゲートに入力させるだけでリーク電流を防止できるた
め、リーク電流の防止のための制御信号(従来の/VB
BDETに相当)が不要であり、制御回路の簡素化によ
る設計期間の短縮や、チップ面積の縮小などを図ること
ができる。
をPチャネルMOSトランジスタMP11,MP22の
ゲートに入力させるだけでリーク電流を防止できるた
め、リーク電流の防止のための制御信号(従来の/VB
BDETに相当)が不要であり、制御回路の簡素化によ
る設計期間の短縮や、チップ面積の縮小などを図ること
ができる。
【0205】また、本例では、従来の/VBBDETの
ような制御信号が不要であるため、昇圧回路(負電位生
成回路)の負荷を軽減でき、消去動作の高速化などに貢
献することもできる。
ような制御信号が不要であるため、昇圧回路(負電位生
成回路)の負荷を軽減でき、消去動作の高速化などに貢
献することもできる。
【0206】期間、即ち、VBBが−4Vを下回る
と、負電位検知回路28は、VBBDETを“L”から
“H”に切り替える。この時、VROW(=VRO
W’)は、4Vから0Vに切り替わる。つまり、インバ
ータ回路INV1,INV2の“H”レベルは、0Vと
なり、“L”レベルは、VBBとなる。
と、負電位検知回路28は、VBBDETを“L”から
“H”に切り替える。この時、VROW(=VRO
W’)は、4Vから0Vに切り替わる。つまり、インバ
ータ回路INV1,INV2の“H”レベルは、0Vと
なり、“L”レベルは、VBBとなる。
【0207】ところで、VROWが0Vになると、レベ
ルシフタ(MN1,MN2,MPH1,MPH2)の電
源が0Vになるため、その出力VL1,VL2の値が不
定となる。
ルシフタ(MN1,MN2,MPH1,MPH2)の電
源が0Vになるため、その出力VL1,VL2の値が不
定となる。
【0208】例えば、選択ロウでは、MOSトランジス
タMN2がオフ状態であるため、MOSトランジスタM
PH2がオフ状態になると、VL2の値が不定となる。
しかし、VROWが0Vになると、ラッチ回路のノード
Bの電位VM2も“H(=0V)”となるため、ラッチ
回路のデータが不安定になることはない。なお、VL1
は、MOSトランジスタMN1がオン状態であるため、
接地電位を維持し、不定とならない。
タMN2がオフ状態であるため、MOSトランジスタM
PH2がオフ状態になると、VL2の値が不定となる。
しかし、VROWが0Vになると、ラッチ回路のノード
Bの電位VM2も“H(=0V)”となるため、ラッチ
回路のデータが不安定になることはない。なお、VL1
は、MOSトランジスタMN1がオン状態であるため、
接地電位を維持し、不定とならない。
【0209】同様に、非選択ロウでは、MOSトランジ
スタMN1がオフ状態であるため、MOSトランジスタ
MPH1がオフ状態になると、VL1の値が不定とな
る。しかし、VROWが0Vになると、ラッチ回路のノ
ードAの電位VM1も“H(=0V)”となるため、ラ
ッチ回路のデータが不安定になることはない。なお、V
L2は、MOSトランジスタMN2がオン状態であるた
め、接地電位を維持し、不定とならない。
スタMN1がオフ状態であるため、MOSトランジスタ
MPH1がオフ状態になると、VL1の値が不定とな
る。しかし、VROWが0Vになると、ラッチ回路のノ
ードAの電位VM1も“H(=0V)”となるため、ラ
ッチ回路のデータが不安定になることはない。なお、V
L2は、MOSトランジスタMN2がオン状態であるた
め、接地電位を維持し、不定とならない。
【0210】なお、VROWが0Vになったときに、レ
ベルシフタ(MN1,MN2,MPH1,MPH2)の
出力VL1,VL2が不定になることを防止する技術に
ついては、後に詳述する。
ベルシフタ(MN1,MN2,MPH1,MPH2)の
出力VL1,VL2が不定になることを防止する技術に
ついては、後に詳述する。
【0211】ところで、VBB=−4Vを境にして、V
BBDET及びVROWを変化させているのは、インバ
ータ回路INV1,INV2にかかる電圧ストレスの最
大値が9Vを超えないようにするためである。即ち、切
り替え時点での電圧ストレスは、VROW(=4V)−
VBB(=−4V)=8Vである。
BBDET及びVROWを変化させているのは、インバ
ータ回路INV1,INV2にかかる電圧ストレスの最
大値が9Vを超えないようにするためである。即ち、切
り替え時点での電圧ストレスは、VROW(=4V)−
VBB(=−4V)=8Vである。
【0212】この後、VBBが−9Vとなると、選択ロ
ウのワード線には、“L(=−9V)”の電位が印加さ
れることになる。この電位が、選択ロウのワード線に一
定期間印加されると、選択メモリセルの浮遊ゲート電極
中の電子は、基板又はソースに放出される。
ウのワード線には、“L(=−9V)”の電位が印加さ
れることになる。この電位が、選択ロウのワード線に一
定期間印加されると、選択メモリセルの浮遊ゲート電極
中の電子は、基板又はソースに放出される。
【0213】この時、インバータ回路INV1,INV
2にかかる電圧は、VROW(=0V)−VBB(=−
9V)=9Vとなる。この電圧は、書き込み時にインバ
ータ回路INV1,INV2にかかる電圧と同じであ
る。
2にかかる電圧は、VROW(=0V)−VBB(=−
9V)=9Vとなる。この電圧は、書き込み時にインバ
ータ回路INV1,INV2にかかる電圧と同じであ
る。
【0214】ERASEが“L”になると、消去動作が
終了し、昇圧回路(負電位生成回路)26は、VBB
を、−9Vから接地電位(0V)に上昇させる。
終了し、昇圧回路(負電位生成回路)26は、VBB
を、−9Vから接地電位(0V)に上昇させる。
【0215】期間、即ち、VBBが−4Vを超える
と、負電位検知回路28は、VBBDETを“H”から
“L”に切り替える。この時、VROW(=VRO
W’)は、0Vから4Vに戻る。
と、負電位検知回路28は、VBBDETを“H”から
“L”に切り替える。この時、VROW(=VRO
W’)は、0Vから4Vに戻る。
【0216】VBBが0Vになった時点(期間)の状
態は、初期状態(期間の状態)と同じであり、全ての
メモリセルの消去が完了するまで、例えば、図22のシ
ーケンスに従い、上述の消去動作が繰り返し行われる。
態は、初期状態(期間の状態)と同じであり、全ての
メモリセルの消去が完了するまで、例えば、図22のシ
ーケンスに従い、上述の消去動作が繰り返し行われる。
【0217】・ ベリファイ動作(読み出し動作) ベリファイ動作については、図6の信号波形がそのまま
適用できるため、これを参照しながら説明する。
適用できるため、これを参照しながら説明する。
【0218】まず、ERASE*=“L”、/ERAS
E*=“H”、VROW=4V、VBB=−2Vとな
る。また、VBB=−2Vであるため、負電位検知回路
は、VBBDET=“L”を出力する。
E*=“H”、VROW=4V、VBB=−2Vとな
る。また、VBB=−2Vであるため、負電位検知回路
は、VBBDET=“L”を出力する。
【0219】選択ロウのロウデコーダRD・iでは、ロ
ウアドレス信号が全て“H”になるため、Ai=
“H”、/Ai=“L”となる。この時、NOR回路2
1の出力信号VABが“L”、インバータ回路22の出
力信号VAが“H”となる。これにより、MOSトラン
ジスタMN1がオフ状態、MOSトランジスタMN2が
オン状態となる。
ウアドレス信号が全て“H”になるため、Ai=
“H”、/Ai=“L”となる。この時、NOR回路2
1の出力信号VABが“L”、インバータ回路22の出
力信号VAが“H”となる。これにより、MOSトラン
ジスタMN1がオフ状態、MOSトランジスタMN2が
オン状態となる。
【0220】この時、VL2が接地電位(0V)にな
り、MOSトランジスタMPH1がオン状態になる。ま
た、MOSトランジスタMPH1がオン状態になるた
め、VL1がVROW’(=VROW=4V)に等しく
なり、MOSトランジスタMPH2がオフ状態になる。
り、MOSトランジスタMPH1がオン状態になる。ま
た、MOSトランジスタMPH1がオン状態になるた
め、VL1がVROW’(=VROW=4V)に等しく
なり、MOSトランジスタMPH2がオフ状態になる。
【0221】MOSトランジスタMP22のゲートに
は、接地電位(0V)が入力されるため、このMOSト
ランジスタMP22は、オン状態となる。よって、ラッ
チ回路のノードBの電位VM2が、VROW’(=4
V)に充電される。また、MOSトランジスタMP11
のゲートには、VROW’が入力されるため、このMO
SトランジスタMP11は、オフ状態になる。
は、接地電位(0V)が入力されるため、このMOSト
ランジスタMP22は、オン状態となる。よって、ラッ
チ回路のノードBの電位VM2が、VROW’(=4
V)に充電される。また、MOSトランジスタMP11
のゲートには、VROW’が入力されるため、このMO
SトランジスタMP11は、オフ状態になる。
【0222】よって、ラッチ回路には、ノードAに“L
(=VBB=−2V)”、ノードBに“H(=VRO
W’=4V)”が安定的に保持される。そして、ラッチ
回路のノードBの電位VM2は、選択メモリセルのワー
ド線に印加され、データ読み出しが行われる。
(=VBB=−2V)”、ノードBに“H(=VRO
W’=4V)”が安定的に保持される。そして、ラッチ
回路のノードBの電位VM2は、選択メモリセルのワー
ド線に印加され、データ読み出しが行われる。
【0223】非選択ロウのロウデコーダでは、ロウアド
レス信号の全てが“H”にならないため、Ai=
“L”、/Ai=“H”となる。この時、NOR回路2
1の出力信号VABが“H”、インバータ回路22の出
力信号VAが“L”となる。これにより、MOSトラン
ジスタMN1がオン状態、MOSトランジスタMN2が
オフ状態となる。
レス信号の全てが“H”にならないため、Ai=
“L”、/Ai=“H”となる。この時、NOR回路2
1の出力信号VABが“H”、インバータ回路22の出
力信号VAが“L”となる。これにより、MOSトラン
ジスタMN1がオン状態、MOSトランジスタMN2が
オフ状態となる。
【0224】この時、VL1が接地電位(0V)にな
り、MOSトランジスタMPH2がオン状態になる。ま
た、MOSトランジスタMPH2がオン状態になるた
め、VL2がVROW’(=VROW=4V)に等しく
なり、MOSトランジスタMPH1がオフ状態になる。
り、MOSトランジスタMPH2がオン状態になる。ま
た、MOSトランジスタMPH2がオン状態になるた
め、VL2がVROW’(=VROW=4V)に等しく
なり、MOSトランジスタMPH1がオフ状態になる。
【0225】MOSトランジスタMP11のゲートに
は、接地電位(0V)が入力されるため、このMOSト
ランジスタMP11は、オン状態となる。よって、ラッ
チ回路のノードAの電位VM1が、VROW’(=4
V)に充電される。また、MOSトランジスタMP22
のゲートには、VROW’が入力されるため、このMO
SトランジスタMP22は、オフ状態になる。
は、接地電位(0V)が入力されるため、このMOSト
ランジスタMP11は、オン状態となる。よって、ラッ
チ回路のノードAの電位VM1が、VROW’(=4
V)に充電される。また、MOSトランジスタMP22
のゲートには、VROW’が入力されるため、このMO
SトランジスタMP22は、オフ状態になる。
【0226】よって、ラッチ回路には、ノードAに“H
(=VROW’=4V)”、ノードBに“L(=VBB
=0V)”が安定的に保持される。そして、ラッチ回路
のノードBの電位VM2は、非選択メモリセルのワード
線に印加され、データ読み出しが禁止される。
(=VROW’=4V)”、ノードBに“L(=VBB
=0V)”が安定的に保持される。そして、ラッチ回路
のノードBの電位VM2は、非選択メモリセルのワード
線に印加され、データ読み出しが禁止される。
【0227】上述したように、本発明のレベルシフト回
路は、ラッチ回路を備えることで、MOSトランジスタ
に印加される電圧ストレスを緩和でき、例えば、高速ラ
ンダムアクセスが要求されるようなフラッシュEEPR
OMのデコード回路に適用することができる。フラッシ
ュEEPROMでは、書き込み時及び消去時に、正の高
電位や負の高電位が必要となるが、MOSトランジスタ
にかかる電圧ストレスを軽減することで、MOSトラン
ジスタのゲート酸化膜の薄膜化や性能向上に貢献でき
る。また、MOSトランジスタを微細化でき、デコード
回路の面積縮小及びコストの低減を達成できる。
路は、ラッチ回路を備えることで、MOSトランジスタ
に印加される電圧ストレスを緩和でき、例えば、高速ラ
ンダムアクセスが要求されるようなフラッシュEEPR
OMのデコード回路に適用することができる。フラッシ
ュEEPROMでは、書き込み時及び消去時に、正の高
電位や負の高電位が必要となるが、MOSトランジスタ
にかかる電圧ストレスを軽減することで、MOSトラン
ジスタのゲート酸化膜の薄膜化や性能向上に貢献でき
る。また、MOSトランジスタを微細化でき、デコード
回路の面積縮小及びコストの低減を達成できる。
【0228】また、本発明では、レベルシフタの出力信
号をPチャネル型MOSトランジスタMP11,MP2
2のゲートに入力させている。よって、ラッチ回路の2
つのノードA,Bのうちの一方が負電位になっても、リ
ーク電流が生じることはない。
号をPチャネル型MOSトランジスタMP11,MP2
2のゲートに入力させている。よって、ラッチ回路の2
つのノードA,Bのうちの一方が負電位になっても、リ
ーク電流が生じることはない。
【0229】また、リーク電流の防止のための制御信号
(従来の/VBBDETに相当)が不要であるため、制
御回路の簡素化による設計期間の短縮や、消去時間の短
縮などを図ることができる。また、本例では、従来の/
VBBDETのような信号が不要であるため、昇圧回路
(負電位生成回路)の負荷を軽減でき、動作の高速化な
どを達成できる。
(従来の/VBBDETに相当)が不要であるため、制
御回路の簡素化による設計期間の短縮や、消去時間の短
縮などを図ることができる。また、本例では、従来の/
VBBDETのような信号が不要であるため、昇圧回路
(負電位生成回路)の負荷を軽減でき、動作の高速化な
どを達成できる。
【0230】図8は、図4に示すラッチ型レベルシフト
回路の変形例である。
回路の変形例である。
【0231】本例のラッチ型レベルシフト回路は、図4
のレベルシフト回路と比較すると、レベルシフタの出力
端a,bと接地点VSSの間にNチャネルMOSトラン
ジスタMNH1,MNH2を接続した点が新規となって
いる。
のレベルシフト回路と比較すると、レベルシフタの出力
端a,bと接地点VSSの間にNチャネルMOSトラン
ジスタMNH1,MNH2を接続した点が新規となって
いる。
【0232】このMOSトランジスタMNH1,MNH
2のゲートには、制御信号VRSTが入力される。MO
SトランジスタMNH1,MNH2は、VROW’が接
地電位となっているときにレベルシフタの出力端a,b
を接地電位に固定する役割を果たす。この場合、レベル
シフタの出力端a,bの電位が不定とならず、VRO
W’が接地電位のときにMOSトランジスタMP1,M
P2を完全にオフ状態にできるため、ラッチ回路の安定
性を確保できる。
2のゲートには、制御信号VRSTが入力される。MO
SトランジスタMNH1,MNH2は、VROW’が接
地電位となっているときにレベルシフタの出力端a,b
を接地電位に固定する役割を果たす。この場合、レベル
シフタの出力端a,bの電位が不定とならず、VRO
W’が接地電位のときにMOSトランジスタMP1,M
P2を完全にオフ状態にできるため、ラッチ回路の安定
性を確保できる。
【0233】図9は、図7に示すラッチ型レベルシフト
回路の変形例である。
回路の変形例である。
【0234】本例のラッチ型レベルシフト回路は、図7
のレベルシフト回路と比較すると、レベルシフタの出力
端a,bと接地点VSSの間にNチャネルMOSトラン
ジスタMNH1,MNH2を接続した点が新規となって
いる。
のレベルシフト回路と比較すると、レベルシフタの出力
端a,bと接地点VSSの間にNチャネルMOSトラン
ジスタMNH1,MNH2を接続した点が新規となって
いる。
【0235】このMOSトランジスタMNH1,MNH
2のゲートには、制御信号VRSTが入力される。MO
SトランジスタMNH1,MNH2は、VROW’が接
地電位となっているときにレベルシフタの出力端a,b
を接地電位に固定する役割を果たす。この場合、レベル
シフタの出力端a,bの電位が不定とならず、VRO
W’が接地電位のときにMOSトランジスタMP1,M
P2を完全にオフ状態にできるため、ラッチ回路の安定
性を確保できる。
2のゲートには、制御信号VRSTが入力される。MO
SトランジスタMNH1,MNH2は、VROW’が接
地電位となっているときにレベルシフタの出力端a,b
を接地電位に固定する役割を果たす。この場合、レベル
シフタの出力端a,bの電位が不定とならず、VRO
W’が接地電位のときにMOSトランジスタMP1,M
P2を完全にオフ状態にできるため、ラッチ回路の安定
性を確保できる。
【0236】図10乃至図15は、図8及び図9のラッ
チ型レベルシフト回路に用いられる制御信号VRSTの
生成回路及び各信号のタイミングを示している。
チ型レベルシフト回路に用いられる制御信号VRSTの
生成回路及び各信号のタイミングを示している。
【0237】図8及び図9のMOSトランジスタMNH
1,MNH2は、VROW’が接地電位となっていると
きにレベルシフタの出力端a,bを接地電位に固定し、
ラッチ回路の安定性を確保するものである。
1,MNH2は、VROW’が接地電位となっていると
きにレベルシフタの出力端a,bを接地電位に固定し、
ラッチ回路の安定性を確保するものである。
【0238】しかし、レベルシフタの出力端a,bを接
地電位にする時期がVROW’を接地電位にする時期よ
りも前になったり、VROW’が電源電位Vdd(=4
V)に戻った後においてもレベルシフタの出力端a,b
が接地電位に固定されていたりすると、かえってラッチ
回路の安定動作を阻害する。
地電位にする時期がVROW’を接地電位にする時期よ
りも前になったり、VROW’が電源電位Vdd(=4
V)に戻った後においてもレベルシフタの出力端a,b
が接地電位に固定されていたりすると、かえってラッチ
回路の安定動作を阻害する。
【0239】そこで、本例では、レベルシフタの出力端
a,bを接地電位にする時期が常にVROW’を接地電
位にする時期よりも後に生じ、かつ、VROW’が電源
電位Vdd(=4V)に戻る前にレベルシフタの出力端
a,bが接地点VSSから切り離されるような制御信号
VRSTの“H”及び“L”のタイミング制御を行う回
路を提案する。
a,bを接地電位にする時期が常にVROW’を接地電
位にする時期よりも後に生じ、かつ、VROW’が電源
電位Vdd(=4V)に戻る前にレベルシフタの出力端
a,bが接地点VSSから切り離されるような制御信号
VRSTの“H”及び“L”のタイミング制御を行う回
路を提案する。
【0240】図10の回路は、VBBDETの立ち上が
りのタイミングを一定時間遅らせてVRST1として出
力する遅延回路のしての機能を有する。具体的なタイミ
ングは、図11に示すようになる。
りのタイミングを一定時間遅らせてVRST1として出
力する遅延回路のしての機能を有する。具体的なタイミ
ングは、図11に示すようになる。
【0241】図12の回路は、ERASEの立ち下がり
のタイミングを一定時間遅らせてVRST2として出力
する遅延回路のしての機能を有する。具体的なタイミン
グは、図13に示すようになる。
のタイミングを一定時間遅らせてVRST2として出力
する遅延回路のしての機能を有する。具体的なタイミン
グは、図13に示すようになる。
【0242】図14の回路は、VRST1及びVRST
2から制御信号VRSTを生成する機能を有する。制御
信号VRSTは、図8及び図9のMOSトランジスタM
NH1,MNH2のゲートに印加される。
2から制御信号VRSTを生成する機能を有する。制御
信号VRSTは、図8及び図9のMOSトランジスタM
NH1,MNH2のゲートに印加される。
【0243】図15は、図10、図12及び図14に用
いられる各信号のタイミングをまとめて示すものであ
る。同図から明らかなように、制御信号VRSTが
“H”の期間、即ち、レベルシフタの出力端a,bが接
地電位に固定される期間は、VBBDETが“H”の期
間、即ち、MOSトランジスタMNH1,MNH2によ
りVROW’が接地電位に固定されている期間内に完全
に含まれている。
いられる各信号のタイミングをまとめて示すものであ
る。同図から明らかなように、制御信号VRSTが
“H”の期間、即ち、レベルシフタの出力端a,bが接
地電位に固定される期間は、VBBDETが“H”の期
間、即ち、MOSトランジスタMNH1,MNH2によ
りVROW’が接地電位に固定されている期間内に完全
に含まれている。
【0244】よって、本例によれば、ラッチ回路の安定
動作を確保できる。
動作を確保できる。
【0245】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明のラッチ
型レベルシフト回路によれば、第一に、ラッチ型である
ため、MOSトランジスタに印加される電圧ストレスを
緩和でき、MOSトランジスタのゲート酸化膜の薄膜化
や性能向上に貢献できる。また、MOSトランジスタの
微細化、デコード回路の面積縮小、コストの低減なども
同時に達成できる。
型レベルシフト回路によれば、第一に、ラッチ型である
ため、MOSトランジスタに印加される電圧ストレスを
緩和でき、MOSトランジスタのゲート酸化膜の薄膜化
や性能向上に貢献できる。また、MOSトランジスタの
微細化、デコード回路の面積縮小、コストの低減なども
同時に達成できる。
【0246】第二に、本発明では、レベルシフタとラッ
チ回路の間にゲートが接地されたPチャネルMOSトラ
ンジスタを接続するか、又はレベルシフタの出力信号を
Pチャネル型MOSトランジスタのゲートに入力させて
いる。よって、消去動作時やベリファイ時(読み出し
時)にラッチ回路の2つのノードA,Bのうちの一方が
負電位になっても、リークパスが生じることがなく、ラ
ッチ回路の安定動作に貢献できる。
チ回路の間にゲートが接地されたPチャネルMOSトラ
ンジスタを接続するか、又はレベルシフタの出力信号を
Pチャネル型MOSトランジスタのゲートに入力させて
いる。よって、消去動作時やベリファイ時(読み出し
時)にラッチ回路の2つのノードA,Bのうちの一方が
負電位になっても、リークパスが生じることがなく、ラ
ッチ回路の安定動作に貢献できる。
【0247】また、これに伴い、リーク電流の防止のた
めの制御信号(従来の/VBBDETに相当)が不要と
なるため、制御回路の簡素化による設計期間の短縮、消
去時間の短縮や、回路面積の縮小などを図ることができ
る。また、本発明では、従来の/VBBDETのような
信号が不要であるため、昇圧回路(負電位生成回路)の
負荷を軽減でき、動作の高速化などを達成できる。
めの制御信号(従来の/VBBDETに相当)が不要と
なるため、制御回路の簡素化による設計期間の短縮、消
去時間の短縮や、回路面積の縮小などを図ることができ
る。また、本発明では、従来の/VBBDETのような
信号が不要であるため、昇圧回路(負電位生成回路)の
負荷を軽減でき、動作の高速化などを達成できる。
【0248】第三に、レベルシフタの出力端と接地点V
SSの間に、VROW’が接地電位(VBBが−4V未
満)であるときにオン状態となるNチャネルMOSトラ
ンジスタを接続している。このため、VROW’が接地
電位になっても、レベルシフタの出力端の電位が不定に
なることはなく、ラッチ回路の安定性を確保できる。
SSの間に、VROW’が接地電位(VBBが−4V未
満)であるときにオン状態となるNチャネルMOSトラ
ンジスタを接続している。このため、VROW’が接地
電位になっても、レベルシフタの出力端の電位が不定に
なることはなく、ラッチ回路の安定性を確保できる。
【図1】本発明のレベルシフト回路が適用されるフラッ
シュメモリの主要部を示す図。
シュメモリの主要部を示す図。
【図2】ロウデコード回路及びその制御回路を示す図。
【図3】ロウデコーダを示す図。
【図4】本発明のラッチ型レベルシフト回路の第1例を
示す図。
示す図。
【図5】消去動作時の信号波形を示す図。
【図6】消去ベリファイ時の信号波形を示す図。
【図7】本発明のラッチ型レベルシフト回路の第2例を
示す図。
示す図。
【図8】図4のレベルシフト回路の変形例を示す図。
【図9】図7のレベルシフト回路の変形例を示す図。
【図10】VRSTを生成する回路の一部を示す図。
【図11】図10の回路の信号波形を示す図。
【図12】VRSTを生成する回路の一部を示す図。
【図13】図12の回路の信号波形を示す図。
【図14】VRSTを生成する回路の一部を示す図。
【図15】図10、図12及び図14の回路の信号波形
を示す図。
を示す図。
【図16】NOR型フラッシュEEPROMの主要部を
示す図。
示す図。
【図17】スタック型のメモリセルを示す図。
【図18】ロウデコード回路及びその制御回路を示す
図。
図。
【図19】ロウデコーダを示す図。
【図20】従来のラッチ型レベルシフト回路を示す図。
【図21】消去動作時の信号波形を示す図。
【図22】消去動作のシーケンスを示す図。
【図23】読み出し時(ベリファイリード時)にワード
線に印加される電位を示す図。
線に印加される電位を示す図。
【図24】メモリセルの状態(閾値)とセル数の関係を
示す図。
示す図。
【図25】メモリセルの消去特性を示す図。
【図26】読み出し時(ベリファイリード時)に生じる
リークパスを示す図。
リークパスを示す図。
11 :メモリセルアレイ、 12 :カラム選択回路、 13 :入力レジスタ、 14 :センスアンプ、 15 :入出力バッファ、 16 :アドレスレジスタ、 17,21 :NOR回路、 18,22 :インバータ回路、 19,20 :AND回路、 23 :状態遷移回路、 24 :昇圧回路(正電位生
成回路)、 25,27 :レギュレータ、 26 :昇圧回路(負電位生
成回路)、 28 :負電位検知回路、 29 :デコーダ、 30 :ラッチ型レベルシフ
ト回路、 RD・0,…RD・n :ロウデコード回路、 CD :カラムデコード回
路、 WL0,…WLn :ワード線、 BL0,…BLm :ビット線、 MC :メモリセル、 MN1,MN2,MNH1,MNH2 :NチャネルM
OSトランジスタ、 MP1,MP2,MP11,MP22,MPH1,MP
H2 :PチャネルMOSトランジスタ、 INV1,…INV4 :インバータ回路。
成回路)、 25,27 :レギュレータ、 26 :昇圧回路(負電位生
成回路)、 28 :負電位検知回路、 29 :デコーダ、 30 :ラッチ型レベルシフ
ト回路、 RD・0,…RD・n :ロウデコード回路、 CD :カラムデコード回
路、 WL0,…WLn :ワード線、 BL0,…BLm :ビット線、 MC :メモリセル、 MN1,MN2,MNH1,MNH2 :NチャネルM
OSトランジスタ、 MP1,MP2,MP11,MP22,MPH1,MP
H2 :PチャネルMOSトランジスタ、 INV1,…INV4 :インバータ回路。
フロントページの続き Fターム(参考) 5B025 AA03 AB01 AC01 AD02 AD03 AD04 AD05 AD08 AD09 AE05 AE08 5J056 AA00 AA11 BB49 CC04 CC14 CC21 CC29 DD13 DD28 EE07 FF07 HH04 KK01
Claims (9)
- 【請求項1】 第1及び第2内部電源電位を生成する内
部電源電位生成回路と、第1及び第2ノードを有し、前
記第1及び第2内部電源電位により駆動されるラッチ回
路と、第1及び第2出力端を有し、前記第1内部電源電
位及び固定電位により駆動されるレベルシフタと、ゲー
トに常に前記固定電位が印加され、前記第1ノードと前
記第1出力端の間に接続される第1MOSトランジスタ
と、ゲートに常に前記固定電位が印加され、前記第2ノ
ードと前記第2出力端の間に接続される第2MOSトラ
ンジスタとを具備することを特徴とするラッチ型レベル
シフト回路。 - 【請求項2】 第1及び第2内部電源電位を生成する内
部電源電位生成回路と、第1及び第2ノードを有し、前
記第1及び第2内部電源電位により駆動されるラッチ回
路と、第1及び第2出力端を有し、前記第1内部電源電
位及び固定電位により駆動されるレベルシフタと、ゲー
トが前記第1出力端に接続され、オン状態になると前記
第1内部電源電位を前記第1ノードに供給する機能を有
する第1MOSトランジスタと、ゲートが前記第2出力
端に接続され、オン状態になると前記第1内部電源電位
を前記第2ノードに供給する機能を有する第2MOSト
ランジスタとを具備することを特徴とするラッチ型レベ
ルシフト回路。 - 【請求項3】 前記内部電源電位生成回路は、前記第1
及び第2内部電源電位の値を変化させる機能を有し、消
去動作時に、前記第1内部電源電位を前記固定電位に
し、前記第2内部電源電位を負電位にすることを特徴と
する請求項1又は2記載のラッチ型レベルシフト回路。 - 【請求項4】 請求項3記載のラッチ型レベルシフト回
路において、前記第1内部電源電位が前記固定電位であ
るとき、前記第1及び第2出力端を共に前記固定電位に
するスイッチ回路を具備することを特徴とするラッチ型
レベルシフト回路。 - 【請求項5】 前記内部電源電位生成回路は、前記第1
及び第2内部電源電位の値を変化させる機能を有し、読
み出し動作時に、前記第2内部電源電位を負電位にする
ことを特徴とする請求項1又は2記載のラッチ型レベル
シフト回路。 - 【請求項6】 前記ラッチ回路は、フリップフロップ接
続された2つのインバータ回路から構成され、前記2つ
のインバータ回路は、前記第1及び第2内部電源電位に
より駆動されることを特徴とする請求項1又は2記載の
ラッチ型レベルシフト回路。 - 【請求項7】 前記レベルシフタは、直列接続される第
1及び第2MOSトランジスタと、直列接続される第3
及び第4MOSトランジスタとから構成され、前記第3
MOSトランジスタのゲートが前記第1及び第2MOS
トランジスタの第1接続点に接続され、前記第1MOS
トランジスタのゲートが前記第3及び第4MOSトラン
ジスタの第2接続点に接続され、前記第1接続点が前記
第1出力端となり、前記第2接続点が前記第2出力端と
なることを特徴とする請求項1又は2記載のラッチ型レ
ベルシフト回路。 - 【請求項8】 請求項7記載のラッチ型レベルシフト回
路において、前記第2及び第4MOSトランジスタのい
ずれか一方をオン状態にすることで、前記ラッチ回路に
保持するデータを決定するロジック回路を具備すること
を特徴とするラッチ型レベルシフト回路。 - 【請求項9】 前記ラッチ型レベルシフト回路は、フラ
ッシュメモリのデコード回路に使用され、前記ロジック
回路は、前記フラッシュメモリの動作モード及びアドレ
ス信号に基づいて、前記第2及び第4MOSトランジス
タのいずれか一方をオン状態にすることを特徴とする請
求項8記載のラッチ型レベルシフト回路。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10367832A JP2000195284A (ja) | 1998-12-24 | 1998-12-24 | ラッチ型レベルシフト回路 |
US09/468,924 US6333662B1 (en) | 1998-12-24 | 1999-12-22 | Latch type level shift circuit |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10367832A JP2000195284A (ja) | 1998-12-24 | 1998-12-24 | ラッチ型レベルシフト回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000195284A true JP2000195284A (ja) | 2000-07-14 |
Family
ID=18490312
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10367832A Pending JP2000195284A (ja) | 1998-12-24 | 1998-12-24 | ラッチ型レベルシフト回路 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6333662B1 (ja) |
JP (1) | JP2000195284A (ja) |
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