JP2020021978A - レベル変換回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】動作電圧を小さくできるようにして上記した問題を解決したレベル変換回路を提供する。【解決手段】出力端子OUTがVL2のときに入力端子INがGNDからVDD3に遷移するときオンし入力端子INがVDD3に遷移した後にオフするトランジスタMN5と、出力端子OUTがVDD1のときに入力端子INがVDD3からGNDに遷移するときオンし、入力端子INがGNDに遷移した後にオフするトランジスタMN6と、ドレインがノードN3に接続されゲートがノードN2に接続されたトランジスタMP5と、ドレインがノードN4に接続されゲートがノードN1に接続されたトランジスタMP6と、ノードN4が入力側となりノードN3が出力側となるインバータINV1とノードN3が入力側となりノードN4が出力側となるようインバータINV1と逆並列接続されるインバータINV2を有しノードN4の電圧が出力端子OUTに出力するラッチ回路1とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は入力端子の電圧をハイレベル及びロウレベルともに異なる電圧にレベル変換して出力端子に出力するレベル変換回路に関する。
<第1従来例>
図3に第1従来例のレベル変換回路を示す(例えば、特許文献1参照)。このレベル変換回路は、入力端子INに入力するロウレベル(GND)、ハイレベル(VDD3)の電圧を、出力端子OUTにロウレベル(VL2)、ハイレベル(VDD1)の電圧にレベル変換して出力する回路である。
Figure 2020021978
である。電圧は、
Figure 2020021978
の関係にある。MP11〜MP15はPMOSトランジスタ、MN11〜MN18はNMOSトランジスタ、DMN1、DMN2は高耐圧NMOSトランジスタである。また、ZD1、ZD2はツェナーダイオード、INV11、INV12はインバータ、R11〜R14は抵抗である。11、12は電流制限回路、13はラッチ回路である。
まず、入力端子INの入力信号がロウレベル(GND)からハイレベル(VDD3)に遷移した場合は次の動作となる。トランジスタMN11はオンし、トランジスタDMN1のソース電圧と抵抗R11で決まる最大電流が抵抗R11に流れるが、直後にトランジスタMN12がオンすることで、トランジスタMN11のドレイン電流は定常電流に制限される。
トランジスタDMN11の電流はツェナーダイオードZD1と抵抗R12に流れ、ツェナーダイオードZD1のアノード(ノードN11)の電圧は、VDD1からツェナー電圧Vz1まで低下する。ノードN11の電圧がVDD1から「VDD1−Vz1」に遷移すると、ノードN11が繋がったトランジスタMN17がオフ、トランジスタMP14がオンするので、ノードN13の電圧がVDD1になり、トランジスタMN16がオンする。一方、トランジスタMN18はオンし、トランジスタMP15がオフするので、ノードN14の電圧はロウレベル(VL2)になって、トランジスタMN15がオフする。このように、ノードN14は、ハイレベル(VDD1)からロウレベル(VL2)に遷移するので、インバータINV11を介在して、出力端子OUTの電圧は、ロウレベル(VL2)からハイレベル(VDD1)に遷移する。
入力端子INの入力信号がハイレベル(VDD3)からロウレベル(GND)に遷移した場合は次の動作となる。このときはトランジスタMN11がOFFし、トランジスタMN13がオンするので、電流制限回路11が動作を停止し、電流制限回路12が動作して、ラッチ回路13が反転することで、出力端子OUTの電圧はハイレベル(VDD1)からロウレベル(VL2)に遷移する。
図3のレベル変換回路では、ノードN11の電圧がVDD1から「VDD1−Vz」に低下するときにトランジスタDMN1に最大ドレイン電流が流れることで、トランジスタMP14のゲート電圧を短い時間にハイレベル(VDD1)からロウレベル(VL2)に遷移させ、出力端子OUTの電圧のロウレベル(VL2)からハイレベル(VDD1)への遷移時間が短くなる。また、ノードN12の電圧がVDD1から「VDD1−Vz」に低下するときにトランジスタDMN2に最大ドレイン電流が流れることで、トランジスタMP15のゲート電圧を短い時間にハイレベル(VDD1)からロウレベル(VL2)に遷移させ、出力端子OUTの電圧のハイレベル(VDD1)からロウレベル(VL2)への遷移時間が短くなる。
ところが、図3のレベル変換回路では、電流制限回路11、12によってツェナーダイオードZD1、ZD2に大電流が継続して流れることを防止して、それらのツェナーダイオードZD1、ZD2が破壊されることを防止しているが、トランジスタMN11、MN13には一定値以上のドレイン電流を流すことができず、レベル遷移時の遷移時間の短縮化には限界があった。
<第2従来例>
図4に第2従来例のレベル変換回路を示す。このレベル変換回路は第1従来例を改善してレベル変遷の遷移時間をさらに短縮したものである。MP21〜MP30はPMOSトランジスタ、MN21〜MN28はNMOSトランジスタ、R21〜R24は抵抗、21はラッチ回路である。
まず、入力端子INの入力信号がロウレベル(GND)からハイレベル(VDD3)に遷移した場合は、トランジスタMN24はオンし、トランジスタMN26はオフする。ノードN21がロウレベル(VL2+VGSMP28)になるので、トランジスタMP22、MP24、MP25、MP27がオンし、出力端子OUTはハイレベル(VDD1)となる。VGSMP28はトランジスタMP28のゲート・ソース間電圧である。このとき、トランジスタMP24がオンし、トランジスタMN22がオフすることで、ノードN22はハイレベル(VDD1)となるので、トランジスタMN21がオンし、トランジスタMP21、MP23がオフする。また、トランジスタMP26もオフする。
入力端子INの入力信号がハイレベル(VDD3)からロウレベル(GND)に遷移した場合は、トランジスタMN24はオフし、トランジスタMN26はオンするので、ノードN21がハイレベル(VDD1)となり、ノードN22がロウレベル(VL2+VGSMP29)になるので、上記と逆の動作となって、出力端子OUTはロウレベル(VL2)となる。VGSMP29はトランジスタMP29のゲート・ソース間電圧である。
この図4のレベル変換回路は、ツェナーダイオードを使用しないので、それを保護するための電流制限が不要となり、トランジスタMN24、MN26に流れる電流を大きくできることから、出力端子OUTの電圧の遷移時間を短くすることができる。また、ノードN21のロウレベルを電圧「VL2+VGSMP28」にクランプし、ノードN22のロウレベルを電圧「VL2+VGSMP29」にクランプするので、ノードN21、N22に接続されているトランジスタが破壊されることを防止することができる。
特許第5881432号公報
ところが、図4で説明したレベル変換回路は、電圧VDD2を、
Figure 2020021978
にする必要があり、低電圧化が困難であった。なお、VGSMP22はトランジスタMP22のゲート・ソース間電圧、VDSMP21はトランジスタMP21のドレイン・ソース間電圧である。
また、ノードN21の電圧は「VL2+VGSMP28」、ノードN22の電圧は「VL2+VGSMP29」となるので、電圧VL2、つまりVDD2が変動すると、ノードN21、N22の電圧も変動して誤動作が発生するおそれがある。
一方、スイッチング電源回路の出力段は、例えば図5に示すように、スイッチングトランスとして、ハイサイドにNMOSトランジスタMN31をロウサイドにNMOSトランジスタMN32を使用し、ハイサイドのトランジスタMN31をハイサイド駆動回路31で、ロウサイドのトランジスタMN32をロウサイド駆動回路32で駆動する構成が採用されている。L31はリアクタ、C31は平滑用キャパシタである。VHはハイサイド駆動信号、VLはロウサイド駆動信号、VINは入力電圧、VOUTは出力電圧である。このように、NMOSトランジスタはオン抵抗の低さと低価格の観点から、出力段のロウサイドばかりでなくハイサイドにも使用されている。
この場合、ハイサイドのトランジスタMN31をオンさせる際、完全にオンさせるにはそのトランジスタMN31のゲート電圧をドレイン電圧(入力電圧VIN)よりも高くする必要があることから、逆流阻止用のダイオードD31と入力電圧VINの蓄積用のキャパシタC32によるブートストラップ回路を設けている。
ハイサイド駆動回路31の電源電圧をVDDHとすると、このブートストラップ回路により、
Figure 2020021978
のように、ハイサイド駆動回路31の電源電圧VDDHを内部電圧VDD1よりも高くすることでき、トランジスタMN31を完全にオン状態に制御することができる。VFD31はダイオードD31の順方向電圧である。
ところが、このハイサイド駆動回路31を図4で説明したレベル変換回路で構成した場合は、トランジスタMN31、MN32の共通接続点の電圧でもあるVL2が、スイッチング動作に同期して大きく変動するので、図4における動作電圧VDD2が不足し、ノードN21、N22の電圧が低下し、レベル変換動作が誤動作する恐れがある。
本発明の目的は、動作電圧を小さくでき、またラッチ動作に誤動作が生じることがないようにしたレベル変換回路を提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1にかかる発明は、第1高電圧と第1低電圧の振幅を有する電圧が出力する出力端子と、第2高電圧と第2低電圧の振幅を有する電圧が入力する入力端子と、ソースが前記第2低電圧のラインに接続され、ドレインが第1ノードに接続され、前記出力端子が前記第1低電圧のときに前記入力端子が前記第2低電圧から前記第2高電圧に遷移するときオンし、前記入力端子が前記第2高電圧に遷移した後にオフするNMOSの第5トランジスタと、ソースが前記第2低電圧のラインに接続され、ドレインが第2ノードに接続され、前記出力端子が前記第1高電圧のときに前記入力端子が前記第2高電圧から前記第2低電圧に遷移するときオンし、前記入力端子が前記第2低電圧に遷移した後にオフするNMOSの第6トランジスタと、ソースが前記第1高電圧のラインに接続され、ドレインが第3ノードに接続され、ゲートが前記第2ノードに接続されたPMOSの第5トランジスタと、ソースが前記第1高電圧のラインに接続され、ドレインが第4ノードに接続され、ゲートが前記第1ノードに接続されたPMOSの第6トランジスタと、前記第1高電圧のラインと前記第1低電圧のラインを電源とし前記第4ノードが入力側となり前記第3ノードが出力側となる第1インバータと、前記第1高電圧のラインと前記第1低電圧のラインを電源とし前記第3ノードが入力側となり前記第4ノードが出力側となるよう前記第1インバータと逆並列接続される第2インバータを備え、且つ前記第4ノードの電圧が前記出力端子に出力するラッチ回路と、を備え、前記第1インバータはPMOSの第8トランジスタとNMOSの第4トランジスタからなり、前記第2インバータはPMOSの第7トランジスタとNMOSの第3トランジスタからなることを特徴とする。
請求項2にかかる発明は、請求項1に記載のレベル変換回路において、前記第2ノードと前記第1低電圧のラインの間に接続される、前記出力端子が前記第1低電圧のときオンするNMOSの第1トランジスタ及び第1抵抗の直列回路と、前記第1ノードと前記第1低電圧のラインの間に接続される、前記出力端子が前記第1高電圧のときオンするNMOSの第2トランジスタ及び第2抵抗の直列回路と、を備えることを特徴とする。
請求項3にかかる発明は、請求項2に記載のレベル変換回路において、前記第1高電圧のラインにソースが接続され、ゲートとドレインが前記第1ノードに接続されたPMOSの第1トランジスタと、前記第1高電圧のラインにソースが接続され、ゲートが前記第1ノードに接続され、ドレインが前記第2ノードに接続されたPMOSの第2トランジスタと、前記第1高電圧のラインにソースが接続され、ゲートとドレインが前記第2ノードに接続されたPMOSの第4トランジスタと、前記第1高電圧のラインにソースが接続され、ゲートが前記第2ノードに接続され、ドレインが前記第1ノードに接続されたPMOSの第3トランジスタと、を備えることを特徴とする。
請求項4にかかる発明は、請求項1、2又は3に記載のレベル変換回路において、前記NMOSの第5トランジスタは、前記出力端子が前記第1低電圧で且つ前記入力端子が前記第2低電圧のときオフし、前記出力端子が前記第1低電圧で且つ前記入力端子が前記第2高電圧のときオンし、前記出力端子が前記第1高電圧で且つ前記入力端子が前記第2低電圧のときオフし、前記出力端子が前記第1高電圧で且つ前記入力端子が前記第2高電圧のときオフし、前記NMOSの第6トランジスタは、前記出力端子が前記第1低電圧で且つ前記入力端子が前記第2低電圧のときオフし、前記出力端子が前記第1低電圧で且つ前記入力端子が前記第2高電圧のときオフし、前記出力端子が前記第1高電圧で且つ前記入力端子が前記第2低電圧のときオンし、前記出力端子が前記第1高電圧で且つ前記入力端子が前記第2高電圧のときオフする、ことを特徴とする。
請求項1にかかる発明によれば、第1高電圧のラインと第1低電圧のラインを電源として、第1インバータと第2インバータを逆並列接続したラッチ回路を使用するので、第1高電圧と第1低電圧の電圧差を、それらインバータのPMOSトランジスタのゲート・ソース間電圧とNMOSトランジスタのゲート・ソース間電圧の加算合計値にまで低下させることができ、低電圧化を実現できる。また、第1低電圧が多少変動しても第3及び第4ノードの電圧が変動することはないので、出力段のハイサイドとロウサイドのトランジスタにNMOSトランジスタを使用し、ブートストラップ回路を設けたスイッチング電源回路のハイサイド駆動回路に適用しても、誤動作が発生することを防止できる。
また、請求項2にかかる発明によれば、NMOSの第1トランジスタにより第2ノードがフローティングになることが防止され、NMOSの第2トランジスタにより第1ノードがフローティングになることが防止され、ノイズの影響を回避できる。
また、請求項3にかかる発明によれば、第1ノードを第1高電圧よりもPMOSの第1トランジスタのゲート・ソース間電圧だけ低い電圧にクランプでき、第2ノードを第1高電圧よりもPMOSの第4トランジスタのゲート・ソース間電圧だけ低い電圧にクランプでき、PMOSの第1乃至第6トランジスタが高圧で破壊されることを防止することができる。
さらに、請求項4にかかる発明によれば、NMOSの第5及び第6トランジスタを遷移動作が必要なときのみオンさせることができる。
本発明の実施例のレベル変換回路の回路図である。 図1のレベル変換回路の動作波形図である。 第1従来例のレベル変換回路の回路図である。 第2従来例のレベル変換回路の回路図である。 スイッチング電源回路の出力部の回路図である。
図1に本発明のレベル変換回路の実施例を示す。このレベル変換回路は、入力端子INに入力するロウレベル(GND)、ハイレベル(VDD3)の電圧を出力端子OUTにロウレベル(VL2)、ハイレベル(VDD1)の電圧にレベル変換して出力する回路である。VL2、VDD1、VDD2は前述した式(1)で示された関係にあり、各電圧VDD1、VDD3、GNDは前述した式(2)で示された関係にある。例えば、VDD1=30V、VDD2=5V、VDD3=3V、GND=0Vである。本実施例では、請求項に記載の第1高電圧をVDD1とし、第1低電圧をVL2とし、第2高電圧をVDD3とし、第2低電圧をGNDとしている。
図1において、MP1〜MP9はPMOSトランジスタ、MN1〜MN8はNMOSトランジスタ、AND1、AND2はアンドゲート、INV1〜INV7はインバータ、R1〜R7は抵抗、1はラッチ回路である。以下では、図1の電圧VDD1、VL2が印加する上段の回路をハイサイド回路2と呼び、電圧VDD3が印加する下段の回路をロウサイド回路3と呼ぶことにする。
ハイサイド回路2において、トランジスタMP1、MP2、MP6はカレントミラー回路を構成し、ノードN1の電圧とトランジスタMN2のオン/オフによって制御される。トランジスタMP3、MP4、MP5もカレントミラー回路を構成し、ノードN2の電圧とトランジスタMN1のオン/オフによって制御される。トランジスタMN1にはドレインに抵抗R1が接続され、オンしたときにトランジスタMP3のゲート電流を制限する。トランジスタMN2にはドレインに抵抗R2が接続され、オンしたときにトランジスタMP2のゲート電流を制限する。
ラッチ回路1は、トランジスタMP8、MN4からなるインバータINV1と、トランジスタMP7、MN3からなるインバータINV2を逆並列接続して構成されている。抵抗R3、R4はバイアス用である。そして、トランジスタMP7、MN3の共通ゲート(入力側)であるノードN3がトランジスタMP5で制御され、トランジスタMP8、MN4の共通ゲート(入力側)であるノードN4がトランジスタMP6で制御される。
インバータINV3はノードN4の電圧を反転し、トランジスタMN1を制御する。インバータINV4はインバータINV3の出力電圧を反転して出力端子OUTに出力するとともに、トランジスタMN2とトランジスタMP9を制御する。トランジスタMP9はロウサイド回路3のトランジスタMN8を制御する。
ロウサイド回路3において、アンドゲートAND1は、入力端子INの電圧とインバータINV6の出力電圧に応じてトランジスタMN5のオン/オフを決め、ノードN1の電圧を制御する。アンドゲートAND2は、入力端子INの電圧をインバータINV5で反転した電圧とインバータINV7の出力電圧に応じてトランジスタMN6のオン/オフを決め、ノードN2の電圧を制御する。インバータINV6は、出力端子OUTがハイレベル(VDD1)のとき出力電圧をロウレベル(GND)にし、出力端子OUTがロウレベル(VL2)のとき出力電圧をハイレベル(VDD3)にする。インバータINV7はインバータINV6の出力電圧を反転する。
以下、図2の波形図を参照して動作を説明する。まず、入力端子INの電圧がロウレベル(GND)で安定状態にあるときは、出力端子OUTもロウレベル(VL2)で安定状態にある。このため、トランジスタMP9がオンしているので、トランジスタMN7を経由してトランジスタMN8がオンし、インバータINV6の出力はハイレベル(VDD3)、インバータINV7の出力はロウレベル(GND)となっている。よって、アンドゲートAND1の出力がロウレベル(GND)となって、トランジスタMN5がオフしている。また、アンドゲートAND2の出力もロウレベル(GND)となって、トランジスタMN6がオフしている。
また、トランジスタMN1がオンし、トランジスタMN2がオフしている。このため、トランジスタMP3、MP4、MP5がオンし、MP1、MP2、MP6がオフしている。以上から、ノードN1はトランジスタMP3がオンすることによりハイレベル(VDD1)となっている。また、ノードN2はトランジスタMP4がオンすることより、「VDD1−VGSMP4」の電圧にクランプされている。VGSMP4はトランジスタMP4のゲート・ソース間電圧である。
このようにトランジスタMP5がオンし、トランジスタMP6がオフしているので、ノードN3がハイレベル(VDD1)となって、トランジスタMP7がオフ、トランジスタMN3がオン、トランジスタMP8がオン、トランジスタMN4がオフしている。以上のようなノードN3がハイレベル(VDD1)、ノードN4がロウレベル(VL2)の状態はラッチ回路1によって保持される。
次に、入力端子INの電圧がロウレベル(GND)からハイレベル(VDD3)に遷移すると、インバータINV6の出力はまだハイレベル(VDD1)であるので、アンドゲートAND1の出力がハイレベル(VDD3)に変化しトランジスタMN5がオンする。このため、ノードN1がハイレベル(VDD1)から低下してトランジスタMP1がオンし、ノードN1の電圧が「VDD1−VGSMP1」に低下する。VGSMP1はトランジスタMP1のゲート・ソース間電圧である。このとき、トランジスタMP3がオンしているが、オンしているトランジスタMN1を流れるトランジスタMP4のドレイン電流は抵抗R1により制限をうける。このため、トランジスタMP3、MP4のゲート・ソース間電圧も制限をうけ、そのトランジスタMP3のオン抵抗はトランジスタMP1のオン抵抗より大きくなっているので、トランジスタMP1のオン抵抗が支配的となり、ノードN1の電圧は上記のように「VDD1−VGSMP1」になる。
また、アンドゲートAND2の出力はロウレベル(GND)から変化しないので、トランジスタMN6はオフのままである。よって、ノードN2はトランジスタMP2がオンすることにより、「VDD1−VGSMP4」からハイレベル(VDD1)の電圧に上昇し、トランジスタMP5がオフする。
ノードN1の電圧が「VDD1−VGSMP1」に低下することで、トランジスタMP6がオンしてノードN4の電圧をハイレベル(VDD1)に持ち上げる。よって、ラッチ回路1が反転して、ノードN3がロウレベル(VL2)に低下する。このとき、インバータINV3の出力がロウレベル(VL2)に低下し、インバータINV4の出力がハイレベル(VDD1)に立ち上がるので、トランジスタMN1がオフし、トランジスタMN2がオンする。また、出力端子OUTがハイレベル(VDD1)に変化する。
また、トランジスタMN8がオフするので、インバータINV6の出力はロウレベル(GND)に変化し、アンドゲートAND1の出力がロウレベル(GND)に変化し、トランジスタMN5がオフに復帰する。
以上によって、ノードN3がロウレベル(VL2)、ノードN4がハイレベル(VDD1)の状態がラッチ回路1によって保持され、出力端子OUTのハイレベル(VDD1)が保持される。
次に、入力端子INの電圧がハイレベル(VDD3)からハイレベル(VL2)に遷移すると、インバータINV5の出力がハイレベル(VDD3)になり、インバータINV7の出力はまだハイレベル(VDD1)であるので、アンドゲートAND2の出力がハイレベル(VDD3)に変化しトランジスタMN6がオンする。このため、ノードN2がハイレベル(VDD1)から低下してトランジスタMP4がオンし、ノードN2の電圧が「VDD1−VGSMP4」に低下する。VGSMP4はトランジスタMP4のゲート・ソース間電圧である。このとき、トランジスタMP2がオンしているが、オンしているトランジスタMN2を流れるトランジスタMP1のドレイン電流は抵抗R2により制限をうける。このため、トランジスタMP1、MP2のゲート・ソース間電圧も制限をうけ、そのトランジスタMP2のオン抵抗はトランジスタMP4のオン抵抗より大きくなっているので、トランジスタMP4のオン抵抗が支配的となり、ノードN2の電圧は上記のように「VDD1−VGSMP4」となる。
また、アンドゲートAND1の出力はロウレベル(GND)から変化しないので、トランジスタMN5はオフのままである。よって、ノードN1はトランジスタMP3がオンすることにより、「VDD1−VGSMP1」からハイレベル(VDD1)の電圧に上昇し、トランジスタMP6がオフする。
ノードN2の電圧が「VDD1−VGSMP4」に低下することで、トランジスタMP5がオンしてノードN3の電圧をハイレベル(VDD1)に持ち上げる。よって、ラッチ回路1が復帰して、ノードN4がロウレベル(VL2)に低下する。このとき、インバータINV3の出力がハイレベル(VDD1)に上昇し、インバータINV4の出力がロウレベル(VL2)に立ち下がるので、トランジスタMN1がオンし、トランジスタMN2がオフする。また、出力端子OUTがロウレベル(VL2)に変化する。
また、トランジスタMN8がオンするので、インバータINV6の出力はハイレベル(VDD3)に変化し、インバータINV7の出力がロウレベル(GND)に低下するので、アンドゲートAND2の出力がロウレベル(GND)に変化し、トランジスタMN6がオフに復帰する。
以上によって、ノードN3がハイレベル(VDD1)、ノードN4がロウレベル(VL2)の状態がラッチ回路1によって保持され、出力端子OUTのロウレベル(VL2)が保持される。
以上のように、本実施例のレベル変換回路では、ハイサイド回路2において、必要となる電圧VDD2は、ラッチ回路1のトランジスタMP8のゲート・ソース間電圧をVGSMP8とし、トランジスタMM4のゲート・ソース間電圧をVGSMN4とすると、
Figure 2020021978
となり、式(3)に比べて、トランジスタのドレイン・ソース間電圧であるVDSMP21の電圧分だけ小さくなり、低電圧の動作が可能となる。
また、電圧VDD2が変動して電圧VL2が多少変動してもノードN3、N4の電圧が変動することはないので、ブートストラップ回路を設けた図5で説明したスイッチング電源回路のハイサイド駆動回路31に本実施例のレベル変換回路を適用しても、誤動作が発生することを防止できる。
また、トランジスタMN1と抵抗R1の直列回路を用いたことによって、トランジスタMP6をオンさせる際のノードN1の電圧を「VDD1−VSGMP1」にクランプできる。また、トランジスタMN2と抵抗R2の直列回路を用いたことによって、トランジスタMP5をオンさせる際のノードN2の電圧を「VDD1−VSGMP4」にクランプできる。これらのため、トランジスタMP1〜MP6に過大電圧が印加することを防止できる。
また、トランジスタMN1はトランジスタMN5がオフした後にノードN1がフローティングになることも防止でき、トランジスタMN2はトランジスタMN6がオフした後にノードN2がフローティングになることも防止できるので、ラッチ回路1のラッチ状態が外乱の影響を受けることを防止できる。
1:ラッチ回路、2:ハイサイド回路、3:ロウサイド回路

Claims (4)

  1. 第1高電圧と第1低電圧の振幅を有する電圧が出力する出力端子と、
    第2高電圧と第2低電圧の振幅を有する電圧が入力する入力端子と、
    ソースが前記第2低電圧のラインに接続され、ドレインが第1ノードに接続され、前記出力端子が前記第1低電圧のときに前記入力端子が前記第2低電圧から前記第2高電圧に遷移するときオンし、前記入力端子が前記第2高電圧に遷移した後にオフするNMOSの第5トランジスタと、
    ソースが前記第2低電圧のラインに接続され、ドレインが第2ノードに接続され、前記出力端子が前記第1高電圧のときに前記入力端子が前記第2高電圧から前記第2低電圧に遷移するときオンし、前記入力端子が前記第2低電圧に遷移した後にオフするNMOSの第6トランジスタと、
    ソースが前記第1高電圧のラインに接続され、ドレインが第3ノードに接続され、ゲートが前記第2ノードに接続されたPMOSの第5トランジスタと、
    ソースが前記第1高電圧のラインに接続され、ドレインが第4ノードに接続され、ゲートが前記第1ノードに接続されたPMOSの第6トランジスタと、
    前記第1高電圧のラインと前記第1低電圧のラインを電源とし前記第4ノードが入力側となり前記第3ノードが出力側となる第1インバータと、前記第1高電圧のラインと前記第1低電圧のラインを電源とし前記第3ノードが入力側となり前記第4ノードが出力側となるよう前記第1インバータと逆並列接続される第2インバータを備え、且つ前記第4ノードの電圧が前記出力端子に出力するラッチ回路と、
    を備え、
    前記第1インバータはPMOSの第8トランジスタとNMOSの第4トランジスタからなり、前記第2インバータはPMOSの第7トランジスタとNMOSの第3トランジスタからなることを特徴とするレベル変換回路。
  2. 請求項1に記載のレベル変換回路において、
    前記第2ノードと前記第1低電圧のラインの間に接続される、前記出力端子が前記第1低電圧のときオンするNMOSの第1トランジスタ及び第1抵抗の直列回路と、
    前記第1ノードと前記第1低電圧のラインの間に接続される、前記出力端子が前記第1高電圧のときオンするNMOSの第2トランジスタ及び第2抵抗の直列回路と、
    を備えることを特徴とするレベル変換回路。
  3. 請求項2に記載のレベル変換回路において、
    前記第1高電圧のラインにソースが接続され、ゲートとドレインが前記第1ノードに接続されたPMOSの第1トランジスタと、
    前記第1高電圧のラインにソースが接続され、ゲートが前記第1ノードに接続され、ドレインが前記第2ノードに接続されたPMOSの第2トランジスタと、
    前記第1高電圧のラインにソースが接続され、ゲートとドレインが前記第2ノードに接続されたPMOSの第4トランジスタと、
    前記第1高電圧のラインにソースが接続され、ゲートが前記第2ノードに接続され、ドレインが前記第1ノードに接続されたPMOSの第3トランジスタと、
    を備えることを特徴とするレベル変換回路。
  4. 請求項1、2又は3に記載のレベル変換回路において、
    前記NMOSの第5トランジスタは、前記出力端子が前記第1低電圧で且つ前記入力端子が前記第2低電圧のときオフし、前記出力端子が前記第1低電圧で且つ前記入力端子が前記第2高電圧のときオンし、前記出力端子が前記第1高電圧で且つ前記入力端子が前記第2低電圧のときオフし、前記出力端子が前記第1高電圧で且つ前記入力端子が前記第2高電圧のときオフし、
    前記NMOSの第6トランジスタは、前記出力端子が前記第1低電圧で且つ前記入力端子が前記第2低電圧のときオフし、前記出力端子が前記第1低電圧で且つ前記入力端子が前記第2高電圧のときオフし、前記出力端子が前記第1高電圧で且つ前記入力端子が前記第2低電圧のときオンし、前記出力端子が前記第1高電圧で且つ前記入力端子が前記第2高電圧のときオフする、
    ことを特徴とするレベル変換回路。
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