JPH11346150A - 出力回路、レベルコンバータ回路、論理回路、及び、オペアンプ回路 - Google Patents

出力回路、レベルコンバータ回路、論理回路、及び、オペアンプ回路

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JPH11346150A
JPH11346150A JP10151627A JP15162798A JPH11346150A JP H11346150 A JPH11346150 A JP H11346150A JP 10151627 A JP10151627 A JP 10151627A JP 15162798 A JP15162798 A JP 15162798A JP H11346150 A JPH11346150 A JP H11346150A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】CMOSインバータ回路からなる出力回路にお
いて、MOSトランジスタの耐圧を超える振幅の出力信
号を出力し得る出力回路を提供する。 【解決手段】電位制御回路2は、高電位側電源V1レベ
ルからPMOSトランジスタTP のしきい値だけ低い電
圧と、低電位側電源V2レベルからNMOSトランジス
タTN のしきい値だけ高い電圧との間の電圧を基準電圧
V3としてゲートに供給する。そして、入力信号inが
第1のレベルになると、両トランジスタTP ,TN のソ
ース電位を同期して上昇させて、トランジスタTP のソ
ース電位を電源V1レベルとし、トランジスタTN のゲ
ート・ソース間電圧をしきい値より低くし、入力信号i
nが第2のレベルになると、両トランジスタTP ,TN
のソース電位を同期して下降させて、トランジスタTN
のソース電位を電源V2レベルとし、トランジスタTP
のゲート・ソース間電圧をしきい値より低くする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はトランジスタにて構
成される出力回路、及び、その出力回路を備えたレベル
コンバータ回路、論理回路、オペアンプ回路に係り、詳
しくは、そのトランジスタの耐圧を超える振幅の出力信
号を出力可能な出力回路、及び、その出力回路を備えた
レベルコンバータ回路、論理回路、オペアンプ回路に関
する。
【0002】近年の半導体集積回路装置では、ますます
微細化が進んでいる。そのため、上記した出力回路で
は、該回路を構成するトランジスタの耐圧が外部電源レ
ベルよりも低くなっている。一方で、近年の半導体集積
回路装置では、多機能な回路を1チップ化することが主
流となりつつある。そのため、上記した出力回路では、
出力信号の振幅を外部電源レベルまで大きくする必要が
ある。そこで、このような出力回路では、トランジスタ
の破損を防止しながら、外部電源レベルで変化する出力
信号を出力可能とすることが要求されている。
【0003】
【従来の技術】従来、CMOSインバータ回路からなる
出力回路では、外部から高電位側電源Vdd(5ボルト)
及び低電位側電源Vss(0ボルト)が供給されて駆動さ
れているものがある。このインバータ回路の入力端子に
は、電源Vdd,Vssレベルの範囲でフル振幅で動作する
入力信号が入力される。そして、インバータ回路の出力
端子からは、その入力信号の反転信号が出力信号として
出力される。
【0004】一方、上記したように近年の半導体集積回
路装置の微細化で、該装置を構成するMOSトランジス
タの耐圧が電源Vdd,Vssレベルより低下してきてい
る。しかしながら、前記出力回路を構成するMOSトラ
ンジスタは、電源Vdd,Vssレベルの範囲でフル振幅動
作する出力信号を出力するにはその耐圧が電源Vdd,V
ssの差電圧以上必要である。そのため、出力回路を構成
するMOSトランジスタには、特別に高耐圧のMOSト
ランジスタが用意される。具体的には、出力回路を構成
するMOSトランジスタは、その製造プロセスにおい
て、特別にゲート酸化膜生成工程を2回繰り返すことに
よりゲート絶縁膜が厚膜化され、高耐圧化されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、ゲート酸化
膜生成工程を2回繰り返してゲート絶縁膜を厚膜化する
形態では、MOSトランジスタの特性のばらつきが大き
くなるばかりか、特別なプロセスが必要であるため、半
導体集積回路装置の製造コストが上昇するという問題が
生じる。
【0006】又、MOSトランジスタのゲート絶縁膜を
厚膜化すると、トランジスタのしきい値が高くなり、オ
ン抵抗が大きくなる。そのため、トランジスタの駆動能
力が低下してしまう。従って、トランジスタの駆動能力
を高くするためには、トランジスタのサイズを大きくす
る必要があり、このことは半導体集積回路装置の高集積
化の妨げとなる。
【0007】そこで、MOSトランジスタの耐圧を上げ
ることなく、電源Vdd,Vssレベルで変化する出力信号
を出力可能な出力回路が必要となってきた。本発明は、
上記問題点を解決するためになされたものであって、そ
の目的は、CMOSインバータ回路からなる出力回路に
おいて、MOSトランジスタの耐圧を超える振幅の出力
信号を出力し得る出力回路、及び、その出力回路を備え
たレベルコンバータ回路、論理回路、オペアンプ回路を
提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】図1は、請求項1の原理
説明図である。即ち、出力回路は、CMOSインバータ
回路1から構成され、2値化された入力信号inに基づ
いて外部電源V1,V2レベルで変化する出力信号ou
tを出力する。電位制御回路2は、高電位側電源V1レ
ベルからPMOSトランジスタTP のしきい値だけ低い
電圧と、低電位側電源V2レベルからNMOSトランジ
スタTN のしきい値だけ高い電圧との間の電圧を基準電
圧V3として各トランジスタTP ,TN のゲートに供給
し、前記入力信号inが第1のレベルになると、両トラ
ンジスタTP ,TN のソース電位を同期して上昇させ
て、PMOSトランジスタTP のソース電位を高電位側
電源V1レベルとするとともに、NMOSトランジスタ
TN のゲート・ソース間電圧をそのしきい値より低く
し、前記入力信号inが第2のレベルになると、両トラ
ンジスタTP ,TN のソース電位を同期して下降させ
て、NMOSトランジスタTN のソース電位を低電位側
電源V2レベルとするとともに、PMOSトランジスタ
TP のゲート・ソース間電圧をそのしきい値より低くす
る。
【0009】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の出力回路において、前記電位制御回路は、高電位側電
源レベルからPMOSトランジスタのしきい値だけ低い
電圧と、低電位側電源レベルからNMOSトランジスタ
のしきい値だけ高い電圧との間の定電圧を基準電圧とし
て各トランジスタのゲートに供給する基準電圧発生回路
と、前記入力信号が第1のレベルになると、両トランジ
スタのソース電位を同期して上昇させて、PMOSトラ
ンジスタのソース電位を高電位側電源レベルとするとと
もに、NMOSトランジスタのゲート・ソース間電圧を
そのしきい値より低くし、前記入力信号が第2のレベル
になると、両トランジスタのソース電位を同期して下降
させて、NMOSトランジスタのソース電位を低電位側
電源レベルとするとともに、PMOSトランジスタのゲ
ート・ソース間電圧をそのしきい値より低くするソース
電位制御回路とから構成した。
【0010】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
の出力回路において、前記ソース電位制御回路は、前記
PMOSトランジスタのソースと高電位側電源との間に
介在され、そのゲートに高電位側電源レベルと前記基準
電圧レベルとの間で変化する第1の入力信号が入力され
るNMOSトランジスタよりなる第1のソースフォロワ
回路と、前記NMOSトランジスタのソースと低電位側
電源との間に介在され、そのゲートに前記第1の入力信
号と同期して同方向に変化し、かつ前記基準電圧レベル
と低電位側電源レベルとの間で変化する第2の入力信号
が入力されるPMOSトランジスタよりなる第2のソー
スフォロワ回路とから構成した。
【0011】請求項4に記載の発明は、請求項2に記載
の出力回路において、前記ソース電位制御回路は、動作
電源として高電位側電源と前記基準電圧レベルの電源と
が供給され、その入力端子に高電位側電源レベルと前記
基準電圧レベルとの間で変化する第1の入力信号が入力
されるとともに、その入力信号に基づいた出力信号を前
記PMOSトランジスタのソースに供給する第1のイン
バータ回路と、動作電源として前記基準電圧レベルの電
源と低電位側電源とが供給され、その入力端子に前記第
1の入力信号と同期して同方向に変化し、かつ前記基準
電圧レベルと低電位側電源レベルとの間で変化する第2
の入力信号が入力されるとともに、その入力信号に基づ
いた出力信号を前記NMOSトランジスタのソースに供
給する第2のインバータ回路とから構成した。
【0012】請求項5に記載の発明は、請求項2に記載
の出力回路において、前記ソース電位制御回路は、前記
出力信号の立ち上げ時においては、前記NMOSトラン
ジスタのソース電位を変化させるタイミングを、前記P
MOSトランジスタのソース電位を変化させるタイミン
グより早くし、前記出力信号の立ち下げ時においては、
前記NMOSトランジスタのソース電位を変化させるタ
イミングを、前記PMOSトランジスタのソース電位を
変化させるタイミングより遅くした。
【0013】請求項6に記載の発明は、請求項3又は4
に記載の出力回路と、入力信号を前記第1の入力信号と
その第1の入力信号と同期して同方向に変化する第2の
入力信号に変換し、その変換した第1及び第2の入力信
号を前記出力回路に出力する入力信号変換回路とを備え
た。
【0014】請求項7に記載の発明は、請求項6に記載
のレベルコンバータ回路において、前記入力信号変換回
路は、高電位側電源と前記基準電圧レベルの電源との間
に第1のカレントミラー回路と抵抗を直列に接続すると
ともに、前記入力信号に基づいて第1のカレントミラー
回路を活性状態又は非活性状態に切り替える第1のスイ
ッチ回路から構成し、第1のカレントミラー回路と抵抗
との接続点から前記第1の入力信号を前記出力回路に出
力する第1の入力信号変換回路部と、前記基準電圧レベ
ルの電源と低電位側電源との間に第2のカレントミラー
回路と抵抗を直列に接続するとともに、前記入力信号に
基づいて第2のカレントミラー回路を活性状態又は非活
性状態に切り替える第2のスイッチ回路から構成し、第
2のカレントミラー回路と抵抗との接続点から前記第1
の入力信号と同期して同方向に変化する前記第2の入力
信号を前記出力回路に出力する第2の入力信号変換回路
部とからなる。
【0015】請求項8に記載の発明は、請求項6に記載
のレベルコンバータ回路において、前記入力信号変換回
路は、高電位側電源と前記基準電圧レベルの電源との間
に第1及び第3のカレントミラー回路を直列に接続する
とともに、前記入力信号に基づいて第1のカレントミラ
ー回路を活性状態又は非活性状態に切り替える第1のス
イッチ回路と、前記入力信号に基づいて第3のカレント
ミラー回路を前記第1のカレントミラー回路に対して相
補動作させる第3のスイッチ回路とから構成し、両カレ
ントミラー回路の接続点から前記第1の入力信号を前記
出力回路に出力する第1の入力信号変換回路部と、前記
基準電圧レベルの電源と低電位側電源との間に第2及び
第4のカレントミラー回路を直列に接続するとともに、
前記入力信号に基づいて第2のカレントミラー回路を活
性状態又は非活性状態に切り替える第2のスイッチ回路
と、前記入力信号に基づいて第4のカレントミラー回路
を前記第2のカレントミラー回路に対して相補動作させ
る第4のスイッチ回路とから構成し、両カレントミラー
回路の接続点から前記第1の入力信号と同期して同方向
に変化する前記第2の入力信号を前記出力回路に出力す
る第2の入力信号変換回路部とからなる。
【0016】請求項9に記載の発明は、請求項6に記載
のレベルコンバータ回路において、前記入力信号は、前
記基準電圧レベルと低電位側電源レベルとの間で変化す
る信号であって、前記入力信号変換回路は、高電位側電
源と前記基準電圧レベルの電源との間に第1及び第3の
カレントミラー回路を直列に接続するとともに、前記入
力信号に基づいて第1のカレントミラー回路を活性状態
又は非活性状態に切り替える第1のスイッチ回路と、前
記入力信号に基づいて第3のカレントミラー回路を前記
第1のカレントミラー回路に対して相補動作させる第3
のスイッチ回路とから構成し、両カレントミラー回路の
接続点から前記第1の入力信号を前記出力回路に出力す
る第1の入力信号変換回路部と、前記入力信号を前記第
1の入力信号と同期して同方向に変化する前記第2の入
力信号として前記出力回路に出力する第2の入力信号変
換回路部とからなる。
【0017】請求項10に記載の発明は、請求項6に記
載のレベルコンバータ回路において、前記入力信号変換
回路は、前記第1の入力信号レベルを高電位側電源レベ
ルに切り替える第1のカレントミラー回路と、前記第1
の入力信号レベルを前記基準電圧レベルに切り替える第
3のカレントミラー回路と、前記第1の入力信号のレベ
ルを前記入力信号が変化するまで維持する第1のラッチ
回路と、第1のカレントミラー回路を活性状態又は非活
性状態に切り替える第1のスイッチ回路と、第1のカレ
ントミラー回路に対して第3のカレントミラー回路を相
補動作させる第3のスイッチ回路とから構成した第1の
入力信号変換回路部と、前記第2の入力信号レベルを前
記基準電圧レベルに切り替える第2のカレントミラー回
路と、前記第2の入力信号レベルを低電位側電源に切り
替える第4のカレントミラー回路と、前記第2の入力信
号のレベルを前記入力信号が変化するまで維持する第2
のラッチ回路と、第2のカレントミラー回路を活性状態
又は非活性状態に切り替える第2のスイッチ回路と、第
4のカレントミラー回路に対して第4のカレントミラー
回路を相補動作させる第4のスイッチ回路とから構成し
た第2の入力信号変換回路部と、前記入力信号をワンシ
ョットパルス信号に変換し、第1及び第2のスイッチ回
路を介して第1及び第2のカレントミラー回路を同期し
て所定時間だけ活性化させるとともに、第3及び第4の
スイッチ回路を介して第3及び第4のカレントミラー回
路を同期して所定時間だけ活性化させるワンショット回
路とからなる。
【0018】請求項11に記載の発明は、請求項1〜5
のいずれかに記載の出力回路を、その出力段に備えた。
請求項12に記載の発明は、請求項1〜5のいずれかに
記載の出力回路を、その出力段に備えた。
【0019】(作用)従って、請求項1に記載の発明に
よれば、電位制御回路2によって、入力信号inが第1
のレベルになると、両トランジスタTP ,TN のソース
電位が同期して上昇されて、PMOSトランジスタTP
のソース電位が高電位側電源V1レベルとされ、NMO
SトランジスタTN のゲート・ソース間電圧がそのしき
い値より低くされる。一方、入力信号inが第2のレベ
ルになると、両トランジスタTP ,TN のソース電位が
同期して下降されて、NMOSトランジスタTN のソー
ス電位が低電位側電源V2レベルとされ、PMOSトラ
ンジスタTP のゲート・ソース間電圧がそのしきい値よ
り低くされる。つまり、各トランジスタTP1,TN1のゲ
ートと、ソース・ドレインとの間に印加する電圧を外部
電源V1,V2の差電圧以下としながら、外部電源V
1,V2レベルの範囲でフル振幅動作する出力信号ou
tが出力される。従って、各トランジスタTP1,TN1の
耐圧を上げることなく、各トランジスタTP1,TN1の耐
圧を超える振幅の出力信号outを出力することができ
る。
【0020】請求項2に記載の発明によれば、基準電圧
発生回路及びソース電位制御回路によって、入力信号が
第1のレベルになると、両トランジスタのソース電位が
同期して上昇されて、PMOSトランジスタのソース電
位が高電位側電源レベルとされ、NMOSトランジスタ
のゲート・ソース間電圧がそのしきい値より低くされ
る。一方、入力信号が第2のレベルになると、両トラン
ジスタのソース電位が同期して下降されて、NMOSト
ランジスタのソース電位が低電位側電源レベルとされ、
PMOSトランジスタのゲート・ソース間電圧がそのし
きい値より低くされる。つまり、各トランジスタのゲー
トと、ソース・ドレインとの間に印加する電圧を外部電
源の差電圧以下としながら、外部電源レベルの範囲でフ
ル振幅動作する出力信号が出力される。従って、各トラ
ンジスタの耐圧を上げることなく、各トランジスタの耐
圧を超える振幅の出力信号を出力することができる。
【0021】請求項3に記載の発明によれば、第1の入
力信号が高電位側電源レベル、第2の入力信号が基準電
圧レベルになると、第1及び第2のソースフォロワ回路
によって、両トランジスタのソース電位が同期して上昇
されて、PMOSトランジスタのソース電位が高電位側
電源レベルとされ、NMOSトランジスタのゲート・ソ
ース間電圧がそのしきい値より低くされる(ゲート・ソ
ース間電圧ゼロ)。一方、第1の入力信号が基準電圧レ
ベル、第2の入力信号が低電位側電源レベルになると、
第1及び第2のソースフォロワ回路によって、両トラン
ジスタのソース電位が同期して下降されて、NMOSト
ランジスタのソース電位が低電位側電源レベルとされ、
PMOSトランジスタのゲート・ソース間電圧がそのし
きい値より低くされる(ゲート・ソース間電圧ゼロ)。
つまり、各トランジスタのゲートと、ソース・ドレイン
との間に印加する電圧を外部電源の差電圧以下としなが
ら、外部電源レベルの範囲でフル振幅動作する出力信号
が出力される。従って、各トランジスタの耐圧を上げる
ことなく、各トランジスタの耐圧を超える振幅の出力信
号を出力することができる。
【0022】請求項4に記載の発明によれば、第1の入
力信号が高電位側電源レベル、第2の入力信号が基準電
圧レベルになると、第1及び第2のインバータ回路によ
って、両トランジスタのソース電位が同期して下降され
て、NMOSトランジスタのソース電位が低電位側電源
レベルとされ、PMOSトランジスタのゲート・ソース
間電圧がそのしきい値より低くされる(ゲート・ソース
間電圧ゼロ)。一方、第1の入力信号が基準電圧レベ
ル、第2の入力信号が低電位側電源レベルになると、第
1及び第2のインバータ回路によって、両トランジスタ
のソース電位が同期して上昇されて、PMOSトランジ
スタのソース電位が高電位側電源レベルとされ、NMO
Sトランジスタのゲート・ソース間電圧がそのしきい値
より低くされる(ゲート・ソース間電圧ゼロ)。つま
り、各トランジスタのゲートと、ソース・ドレインとの
間に印加する電圧を外部電源の差電圧以下としながら、
外部電源レベルの範囲でフル振幅動作する出力信号が出
力される。従って、各トランジスタの耐圧を上げること
なく、各トランジスタの耐圧を超える振幅の出力信号を
出力することができる。
【0023】請求項5に記載の発明によれば、ソース電
位制御回路によって、出力信号の立ち上げ時において
は、NMOSトランジスタのソース電位を変化させるタ
イミングが、PMOSトランジスタのソース電位を変化
させるタイミングより早くされ、出力信号の立ち下げ時
においては、NMOSトランジスタのソース電位を変化
させるタイミングが、PMOSトランジスタのソース電
位を変化させるタイミングより遅くされる。すると、両
トランジスタのソース間にその耐圧を超える大きな電位
差が生じることはない。従って、両トランジスタの破損
を未然に防止できる。
【0024】請求項6に記載の発明によれば、入力信号
変換回路は、入力信号を第1の入力信号とその第1の入
力信号と同期して同方向に変化する第2の入力信号に変
換し、その変換した入力信号をそれぞれ出力回路に出力
する。すると、出力回路では、第1及び第2の入力信号
に基づいて、各トランジスタのゲートと、ソース・ドレ
インとの間に印加する電圧を外部電源の差電圧以下とし
ながら、外部電源レベルの範囲でフル振幅動作する出力
信号が出力される。従って、各トランジスタの耐圧を上
げることなく、各トランジスタの耐圧を超える振幅の出
力信号を出力することができる。
【0025】請求項7に記載の発明によれば、第1の入
力信号変換回路部は、入力信号に基づいて第1のカレン
トミラー回路を活性状態又は非活性状態に切り替えて、
高電位側電源レベルと基準電圧レベルとの間で変化する
第1の入力信号を生成し、その入力信号を出力回路に出
力する。第2の入力信号変換回路部は、入力信号に基づ
いて第2のカレントミラー回路を活性状態又は非活性状
態に切り替えて、基準電圧レベルと低電位側電源レベル
との間で変化し、かつ第1の入力信号と同期して同方向
に変化する第2の入力信号を生成し、その入力信号を出
力回路に出力する。すると、出力回路では、第1及び第
2の入力信号に基づいて、各トランジスタのゲートと、
ソース・ドレインとの間に印加する電圧を外部電源の差
電圧以下としながら、外部電源レベルの範囲でフル振幅
動作する出力信号が出力される。従って、各トランジス
タの耐圧を上げることなく、各トランジスタの耐圧を超
える振幅の出力信号を出力することができる。
【0026】請求項8に記載の発明によれば、第1の入
力信号変換回路部は、入力信号に基づいて第1及び第3
のカレントミラー回路を活性状態又は非活性状態に切り
替えて、高電位側電源レベルと基準電圧レベルとの間で
変化する第1の入力信号を生成し、その入力信号を出力
回路に出力する。第2の入力信号変換回路部は、入力信
号に基づいて第2及び第4のカレントミラー回路を活性
状態又は非活性状態に切り替えて、基準電圧レベルと低
電位側電源レベルとの間で変化し、かつ第1の入力信号
と同期して同方向に変化する第2の入力信号を生成し、
その入力信号を出力回路に出力する。すると、出力回路
では、第1及び第2の入力信号に基づいて、各トランジ
スタのゲートと、ソース・ドレインとの間に印加する電
圧を外部電源の差電圧以下としながら、外部電源レベル
の範囲でフル振幅動作する出力信号が出力される。従っ
て、各トランジスタの耐圧を上げることなく、各トラン
ジスタの耐圧を超える振幅の出力信号を出力することが
できる。
【0027】請求項9に記載の発明によれば、第1の入
力信号変換回路部は、入力信号に基づいて第1及び第3
のカレントミラー回路を活性状態又は非活性状態に切り
替えて、高電位側電源レベルと基準電圧レベルとの間で
変化する第1の入力信号を生成し、その入力信号を出力
回路に出力する。第2の入力信号変換回路部は、基準電
圧レベルと低電位側電源レベルとの間で変化する入力信
号を、第1の入力信号と同期して同方向に変化する第2
の入力信号として出力回路に出力する。すると、出力回
路では、第1及び第2の入力信号に基づいて、各トラン
ジスタのゲートと、ソース・ドレインとの間に印加する
電圧を外部電源の差電圧以下としながら、外部電源レベ
ルの範囲でフル振幅動作する出力信号が出力される。従
って、各トランジスタの耐圧を上げることなく、各トラ
ンジスタの耐圧を超える振幅の出力信号を出力すること
ができる。
【0028】請求項10に記載の発明によれば、ワンシ
ョット回路は、入力信号をワンショットパルス信号に変
換し、第1及び第2のスイッチ回路を介して第1及び第
2のカレントミラー回路を同期して所定時間だけ活性化
させるとともに、第3及び第4のスイッチ回路を介して
第3及び第4のカレントミラー回路を同期して所定時間
だけ活性化させる。すると、第1の入力信号変換回路部
は、第1及び第3のカレントミラー回路が所定時間だけ
活性化されるが第1のラッチ回路のラッチ動作によっ
て、入力信号に基づく信号であって、高電位側電源レベ
ルと基準電圧レベルとの間で変化する第1の入力信号を
生成し、その入力信号を出力回路に出力する。第2の入
力信号変換回路部は、第2及び第4のカレントミラー回
路が所定時間だけ活性化されるが第2のラッチ回路のラ
ッチ動作によって、入力信号に基づく信号であって、基
準電圧レベルと低電位側電源レベルとの間で変化し、か
つ第1の入力信号と同期して同方向に変化する第2の入
力信号を生成し、その入力信号を出力回路に出力する。
すると、出力回路では、第1及び第2の入力信号に基づ
いて、各トランジスタのゲートと、ソース・ドレインと
の間に印加する電圧を外部電源の差電圧以下としなが
ら、外部電源レベルの範囲でフル振幅動作する出力信号
が出力される。従って、各トランジスタの耐圧を上げる
ことなく、各トランジスタの耐圧を超える振幅の出力信
号を出力することができる。
【0029】請求項11に記載の発明によれば、論理回
路の出力段には請求項1〜5のいずれかに記載の出力回
路が備えられているので、CMOSインバータ回路の両
トランジスタの耐圧を上げることなく、各トランジスタ
の耐圧を超える振幅の論理回路の出力信号を出力するこ
とができる。
【0030】請求項12に記載の発明によれば、オペア
ンプ回路の出力段には請求項1〜5のいずれかに記載の
出力回路が備えられているので、CMOSインバータ回
路の両トランジスタの耐圧を上げることなく、各トラン
ジスタの耐圧を超える振幅のオペアンプ回路の出力信号
を出力することができる。
【0031】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)以下、本発
明を具体化した第1の実施の形態を図2及び図3に従っ
て説明する。
【0032】図2は、本実施の形態における出力回路1
0を示す。出力回路10は、PMOSトランジスタTP1
及びNMOSトランジスタTN1とからなるCMOSイン
バータ回路11、電位制御回路を構成するソース電位制
御回路としての第1及び第2のソースフォロワ回路1
2,13とから構成される。
【0033】PMOSトランジスタTP1のソース、即ち
ノードN1には、前記第1のソースフォロワ回路12を
構成するNMOSトランジスタTN2を介して、外部から
高電位側電源Vdd(5ボルト)が供給される。又、NM
OSトランジスタTN1のソース、即ちノードN2には、
前記第2のソースフォロワ回路13を構成するPMOS
トランジスタTP2を介して、外部から低電位側電源Vss
(0ボルト)が供給される。尚、本実施の形態では、各
トランジスタTP1,TN1の耐圧は、それぞれ2.5ボル
トとなっている。そして、インバータ回路11の入力端
子には、電源Vdd,Vssの中間レベルで一定の基準電圧
としての中間電圧Vb (2.5ボルト)が供給される。
この中間電圧Vb は、出力回路10と同一チップ上に搭
載される電位制御回路を構成する基準電圧発生回路とし
ての電圧発生回路14にて生成される。
【0034】前記NMOSトランジスタTN2のゲートに
は、図3に示すように中間電圧Vbレベルと高電位側電
源Vddレベルとの間で変化する第1の入力信号in1が
入力される。そして、この第1の入力信号in1が中間
電圧Vb レベルになると、NMOSトランジスタTN2の
ソース、即ち前記ノードN1の電位がほぼ中間電圧Vb
(Vb −Vth)レベルになる。一方、第1の入力信号i
n1が高電位側電源Vddレベルになると、前記ノードN
1の電位がほぼ高電位側電源Vdd(Vdd−Vth)レベル
になる。
【0035】前記PMOSトランジスタTP2のゲートに
は、図3に示すように低電位側電源Vssレベルと中間電
圧Vb レベルとの間で変化する第2の入力信号in2が
入力される。そして、この第2の入力信号in2が低電
位側電源Vssレベルになると、PMOSトランジスタT
P2のソース、即ち前記ノードN2の電位がほぼ低電位側
電源Vss(Vss+Vth)レベルになる。一方、第2の入
力信号in2が中間電圧Vb レベルになると、前記ノー
ドN2の電位がほぼ中間電圧Vb (Vb +Vth)レベル
になる。
【0036】そして、出力回路10は、第1及び第2の
入力信号in1,in2に基づいて、インバータ回路1
1の出力端子から電源Vdd,Vssレベルで変化する出力
信号outが出力されるように構成されている。
【0037】このように構成された出力回路10は、図
3に示すように動作する。即ち、第1の入力信号in1
が中間電圧Vb レベルになり、第2の入力信号in2が
低電位側電源Vssレベルになると、上記したようにノー
ドN1の電位が中間電圧Vbレベルになり、ノードN2
の電位が低電位側電源Vssレベルになる。
【0038】ノードN1の電位が中間電圧Vb レベルに
なると、前記PMOSトランジスタTP1のゲート・ソー
ス間電圧が0ボルトとなるため、該トランジスタTP1が
オフされる。又、ノードN2の電位が低電位側電源Vss
レベルになると、前記NMOSトランジスタTN1のゲー
ト・ソース間電圧が2.5ボルトとなるため、該トラン
ジスタTN1がオンされる。従って、出力回路10の出力
信号outは、低電位側電源Vssレベルになる。
【0039】又、第1の入力信号in1が高電位側電源
Vddレベルになり、第2の入力信号in2が中間電圧V
b レベルになると、上記したようにノードN1の電位が
高電位側電源Vddレベルになり、ノードN2の電位が中
間電圧Vb レベルになる。
【0040】ノードN1の電位が高電位側電源Vddレベ
ルになると、前記PMOSトランジスタTP1のゲート・
ソース間電圧が2.5ボルトとなるため、該トランジス
タTP1がオンされる。又、ノードN2の電位が中間電圧
Vb レベルになると、前記NMOSトランジスタTN1の
ゲート・ソース間電圧が0ボルトとなるため、該トラン
ジスタTN1がオフされる。従って、出力回路10の出力
信号outは、高電位側電源Vddレベルになる。
【0041】つまり、本実施の形態の出力回路10で
は、第1の入力信号in1が中間電圧Vb レベルにな
り、第2の入力信号in2が低電位側電源Vssレベルに
なると、その出力信号outが低電位側電源Vssレベル
になり、第1の入力信号in1が高電位側電源Vddレベ
ルになり、第2の入力信号in2が中間電圧Vb レベル
になると、その出力信号outが高電位側電源Vddレベ
ルになる。
【0042】しかも、この出力回路10では、各トラン
ジスタTP1,TN1のゲートと、ソース・ドレインとの間
において、その耐圧(2.5ボルト)を超える電圧を印
加することなく、電源Vdd,Vssレベル(0〜5ボル
ト)の範囲でフル振幅動作する出力信号outを出力す
ることができる。尚、本実施の形態では、図3に示すよ
うに出力信号outの立ち上がり時において、第2の入
力信号in2の立ち上がりを第1の入力信号in1の立
ち上がりより早くし、ノードN2の電位を上昇させるタ
イミングをノードN1の電位を上昇させるタイミングよ
り早くしている。又、出力信号outの立ち下がり時で
は、第2の入力信号in2の立ち下がりを第1の入力信
号in1の立ち下がりより遅くし、ノードN2の電位を
下降させるタイミングをノードN1の電位を下降させる
タイミングより遅くしている。このようにすることで、
ノードN1,N2間に各トランジスタTP1,TN1の耐圧
を超える大きな電位差が生じないようにすることができ
る。従って、PMOSトランジスタTP1及びNMOSト
ランジスタTN1の破損が未然に防止される。
【0043】上記したように、本実施の形態では、以下
に示す作用効果を得ることができる。 (1)本実施の形態の出力回路10では、各トランジス
タTP1,TN1のゲートと、ソース・ドレインとの間にお
いて、その耐圧(2.5ボルト)を超える電圧を印加す
ることなく、電源Vdd,Vssレベル(0〜5ボルト)の
範囲でフル振幅動作する出力信号outが出力される。
つまり、この出力回路10では、各トランジスタTP1,
TN1の耐圧を上げることなく、各トランジスタTP1,T
N1の耐圧を超える振幅の出力信号outを出力すること
ができる。
【0044】(2)本実施の形態では、図3に示すよう
に出力信号outの立ち上がり時において、第2の入力
信号in2の立ち上がりを第1の入力信号in1の立ち
上がりより早くし、ノードN2の電位を上昇させるタイ
ミングをノードN1の電位を上昇させるタイミングより
早くするようにした。又、出力信号outの立ち下がり
時では、第2の入力信号in2の立ち下がりを第1の入
力信号in1の立ち下がりより遅くし、ノードN2の電
位を下降させるタイミングをノードN1の電位を下降さ
せるタイミングより遅くするようにした。そのため、ノ
ードN1,N2間に各トランジスタTP1,TN1の耐圧を
超える大きな電位差が生じないようにすることができ
る。従って、PMOSトランジスタTP1及びNMOSト
ランジスタTN1の破損を未然に防止することができる。
【0045】(第2の実施の形態)以下、本発明を具体
化した第2の実施の形態を図4に従って説明する。尚、
本実施の形態では、図2に示す第1の実施の形態と同様
の構成については同一の符号を付して、その詳細な説明
を省略する。
【0046】図4は、本実施の形態における出力回路1
0aを示す。本実施の形態の出力回路10aは、前記第
1及び第2のソースフォロワ回路12,13が同じく電
位制御回路を構成するソース電位制御回路としての第1
及び第2のインバータ回路15,16に置換されてい
る。即ち、ノードN1には第1のインバータ回路15の
出力信号が出力され、ノードN2には第2のインバータ
回路16の出力信号が出力される。
【0047】第1のインバータ回路15には、動作電源
として高電位側電源Vdd及び中間電圧Vb レベルの電源
が供給される。第1のインバータ回路15の入力端子に
は、高電位側電源Vddレベルと中間電圧Vb レベルとの
間で変化する第1の入力信号in1が入力される。そし
て、この第1の入力信号in1が高電位側電源Vddレベ
ルになると、第1のインバータ回路15の出力端子、即
ち前記ノードN1の電位が中間電圧Vb レベルになる。
一方、第1の入力信号in1が中間電圧Vb レベルにな
ると、前記ノードN1の電位が高電位側電源Vddレベル
になる。
【0048】第2のインバータ回路16には、動作電源
として中間電圧Vb レベルの電源及び低電位側電源Vss
が供給される。第2のインバータ回路16の入力端子に
は、中間電圧Vb レベルと低電位側電源Vssレベルとの
間で変化する第2の入力信号in2が入力される。そし
て、この第2の入力信号in2が中間電圧Vb レベルに
なると、第2のインバータ回路16の出力端子、即ち前
記ノードN2の電位が低電位側電源Vssレベルになる。
一方、第2の入力信号in2が低電位側電源Vssレベル
になると、前記ノードN2の電位が中間電圧Vb レベル
になる。
【0049】そして、出力回路10aは、第1及び第2
の入力信号in1,in2に基づいて、インバータ回路
11の出力端子から電源Vdd,Vssレベルの範囲でフル
振幅動作する出力信号outが出力されるように構成さ
れている。
【0050】このように構成された出力回路10aで
は、第1の入力信号in1が高電位側電源Vddレベルに
なり、第2の入力信号in2が中間電圧Vb レベルにな
ると、上記したようにノードN1の電位が中間電圧Vb
レベルになり、ノードN2の電位が低電位側電源Vssレ
ベルになる。
【0051】ノードN1の電位が中間電圧Vb レベルに
なると、前記PMOSトランジスタTP1のゲート・ソー
ス間電圧が0ボルトとなるため、該トランジスタTP1が
オフされる。又、ノードN2の電位が低電位側電源Vss
レベルになると、前記NMOSトランジスタTN1のゲー
ト・ソース間電圧が2.5ボルトとなるため、該トラン
ジスタTN1がオンされる。従って、出力回路10aの出
力信号outは、低電位側電源Vssレベルになる。
【0052】又、第1の入力信号in1が中間電圧Vb
レベルになり、第2の入力信号in2が低電位側電源V
ssレベルになると、上記したようにノードN1の電位が
高電位側電源Vddレベルになり、ノードN2の電位が中
間電圧Vb レベルになる。
【0053】ノードN1の電位が高電位側電源Vddレベ
ルになると、前記PMOSトランジスタTP1のゲート・
ソース間電圧が2.5ボルトとなるため、該トランジス
タTP1がオンされる。又、ノードN2の電位が中間電圧
Vb レベルになると、前記NMOSトランジスタTN1の
ゲート・ソース間電圧が0ボルトとなるため、該トラン
ジスタTN1がオフされる。従って、出力回路10aの出
力信号outは、高電位側電源Vddレベルになる。
【0054】つまり、本実施の形態の出力回路10aで
は、第1の入力信号in1が高電位側電源Vddレベルに
なり、第2の入力信号in2が中間電圧Vb レベルにな
ると、その出力信号outが低電位側電源Vssレベルに
なり、第1の入力信号in1が中間電圧Vb レベルにな
り、第2の入力信号in2が低電位側電源Vssレベルに
なると、その出力信号outが高電位側電源Vddレベル
になる。
【0055】しかも、この出力回路10aでは、各トラ
ンジスタTP1,TN1のゲートと、ソース・ドレインとの
間において、その耐圧(2.5ボルト)を超える電圧を
印加することなく、電源Vdd,Vssレベル(0〜5ボル
ト)の範囲でフル振幅動作する出力信号outを出力す
ることができる。
【0056】尚、本実施の形態においても前記第1の実
施の形態と同様に、ノードN1,N2間に各トランジス
タTP1,TN1の耐圧を超える大きな電位差が生じないよ
うにするために、出力信号outの立ち上がり時におい
て、ノードN2の電位を上昇させるタイミングをノード
N1の電位を上昇させるタイミングより早くし、出力信
号outの立ち下がり時において、ノードN2の電位を
下降させるタイミングをノードN1の電位を下降させる
タイミングより遅くしている。
【0057】即ち、本実施の形態では、出力信号out
の立ち上がり時において、第2の入力信号in2の立ち
下がりを第1の入力信号in1の立ち下がりより早く
し、出力信号outの立ち下がり時において、第2の入
力信号in2の立ち上がりを第1の入力信号in1の立
ち上がりより遅くする。このようにすることで、ノード
N1,N2間に各トランジスタTP1,TN1の耐圧を超え
る大きな電位差が生じないため、PMOSトランジスタ
TP1及びNMOSトランジスタTN1の破損を未然に防止
することができる。
【0058】上記したように、本実施の形態では、以下
に示す作用効果を得ることができる。 (1)本実施の形態の出力回路10aでは、第1の実施
の形態と同様に、各トランジスタTP1,TN1のゲート
と、ソース・ドレインとの間において、その耐圧(2.
5ボルト)を超える電圧を印加することなく、電源Vd
d,Vssレベル(0〜5ボルト)の範囲でフル振幅動作
する出力信号outが出力される。つまり、この出力回
路10aでは、各トランジスタTP1,TN1の耐圧を上げ
ることなく、各トランジスタTP1,TN1の耐圧を超える
振幅の出力信号outを出力することができる。
【0059】(2)本実施の形態では、前記第1及び第
2のソースフォロワ回路12,13に代えて第1及び第
2のインバータ回路15,16を使用しているため、ノ
ードN1,N2の電位が各トランジスタTP1,TN1のし
きい値Vth低下する、或いは上昇することがない。従っ
て、確実に出力信号outを電源Vdd,Vssレベルの範
囲でフル振幅動作させることができる。
【0060】(第3の実施の形態)以下、本発明を具体
化した第3の実施の形態を図5に従って説明する。尚、
本実施の形態では、図4に示す第2の実施の形態の出力
回路10aを本実施の形態におけるレベルコンバータ回
路20の出力段に備えている。従って、第2の実施の形
態と同様の構成については同一の符号を付して、その詳
細な説明を省略する。
【0061】図5は、本実施の形態のレベルコンバータ
回路20を示す。レベルコンバータ回路20は、入力回
路21及び前記出力回路10aとから構成される。入力
回路21は、PMOSトランジスタTP3〜TP6、NMO
SトランジスタTN3〜TN5、及び抵抗R1,R2とから
なる。
【0062】NMOSトランジスタTN3のドレインはN
MOSトランジスタTN4及びPMOSトランジスタTP3
を介して高電位側電源Vddに接続され、そのソースには
低電位側電源Vssが供給される。NMOSトランジスタ
TN3のゲートには、中間電圧Vb レベルと低電位側電源
Vssレベルとの間で変化する入力信号in0が入力され
る。又、PMOSトランジスタTN4のゲートには中間電
圧Vb が供給される。
【0063】PMOSトランジスタTP3,TP4はカレン
トミラー回路22を構成すべく、互いのゲートが接続さ
れるとともに、そのゲートがPMOSトランジスタTP3
のドレインに接続される。PMOSトランジスタTP4の
ソースには高電位側電源Vddが供給され、そのドレイン
には抵抗R1を介して中間電圧Vb が供給される。そし
て、PMOSトランジスタTP4のドレインと抵抗R1と
の間のノードN3は、前記出力回路10aを構成する第
1のインバータ回路15の入力端子に接続される。つま
り、ノードN3の電位が前記第1の入力信号in1とし
て第1のインバータ回路15に入力される。
【0064】一方、NMOSトランジスタTN5のドレイ
ンにはPMOSトランジスタTP5を介して中間電圧Vb
が供給され、そのソースには低電位側電源Vssが供給さ
れる。NMOSトランジスタTN5のゲートには前記入力
信号in0が入力される。
【0065】PMOSトランジスタTP5,TP6はカレン
トミラー回路23を構成すべく、互いのゲートが接続さ
れるとともに、そのゲートがPMOSトランジスタTP5
のドレインに接続される。PMOSトランジスタTP6の
ソースには中間電圧Vb が供給され、そのドレインには
抵抗R2を介して低電位側電源Vssが供給される。そし
て、PMOSトランジスタTP6のドレインと抵抗R2と
の間のノードN4は、前記出力回路10aを構成する第
2のインバータ回路16の入力端子に接続される。つま
り、ノードN4の電位が前記第2の入力信号in2とし
て第2のインバータ回路16に入力される。
【0066】尚、本実施の形態では、抵抗R2の抵抗値
が抵抗R1の抵抗値より小さくなるように設定され、P
MOSトランジスタTP6のドレイン電流がPMOSトラ
ンジスタTP4のドレイン電流より小さくなるように設定
されている。
【0067】このように構成されたレベルコンバータ回
路20では、入力信号in0が中間電圧Vb レベルにな
ると、NMOSトランジスタTN3,TN5がオンされる。
すると、NMOSトランジスタTN4のソース電位が下降
し、該トランジスタTN4がオンされる。このNMOSト
ランジスタTN4がオンされるとカレントミラー回路22
が動作し、ノードN3にはPMOSトランジスタTP4を
介して高電位側電源Vddが供給される。そして、ノード
N3の電位、即ち第1の入力信号in1が高電位側電源
Vddレベルになる。
【0068】又、NMOSトランジスタTN5のオンに基
づいてカレントミラー回路23が動作し、ノードN4に
はPMOSトランジスタTP6を介して中間電圧Vb が供
給される。そして、ノードN4の電位、即ち第2の入力
信号in2が中間電圧Vb レベルになる。
【0069】こうして、第1の入力信号in1が高電位
側電源Vddレベルになり、第2の入力信号in2が中間
電圧Vb レベルになると、前記出力回路10aは第2の
実施の形態と同様に動作し、その出力信号outは低電
位側電源Vssレベルになる。
【0070】一方、入力信号in0が低電位側電源Vss
レベルになると、NMOSトランジスタTN3,TN5がオ
フされる。すると、NMOSトランジスタTN4がオフさ
れ、カレントミラー回路22が非動作状態となって、ノ
ードN3の電荷が抵抗R1を介して放出される。そし
て、ノードN3の電位、即ち第1の入力信号in1が中
間電圧Vb レベルになる。
【0071】又、NMOSトランジスタTN5のオフに基
づいて、カレントミラー回路23が非動作状態となり、
ノードN4の電荷が抵抗R2を介して放出される。そし
て、ノードN4の電位、即ち第2の入力信号in2が低
電位側電源Vssレベルになる。
【0072】こうして、第1の入力信号in1が中間電
圧Vb レベルになり、第2の入力信号in2が低電位側
電源Vssレベルになると、前記出力回路10aは第2の
実施の形態と同様に動作し、その出力信号outは高電
位側電源Vddレベルになる。
【0073】つまり、本実施の形態のレベルコンバータ
回路20では、入力信号in0が中間電圧Vb レベルに
なると、その出力信号outが低電位側電源Vssレベル
になり、入力信号in0が低電位側電源Vssレベルにな
ると、その出力信号outが高電位側電源Vddレベルに
なる。
【0074】しかも、この出力回路10aでは、前記第
2の実施の形態と同様に、各トランジスタTP1,TN1の
ゲートと、ソース・ドレインとの間において、その耐圧
(2.5ボルト)を超える電圧を印加することなく、電
源Vdd,Vssレベル(0〜5ボルト)の範囲でフル振幅
動作する出力信号outを出力することができる。
【0075】又、上記したように、抵抗R2の抵抗値が
抵抗R1の抵抗値より小さくなるように設定されている
ため、出力信号outの立ち上がり時において、第2の
入力信号in2の立ち下がりが第1の入力信号in1の
立ち下がりより早くなる。つまり、ノードN2の電位の
上昇するタイミングがノードN1の電位の上昇するタイ
ミングより早くなる。又、PMOSトランジスタTP6の
ドレイン電流がPMOSトランジスタTP4のドレイン電
流より小さくなるように設定されているため、出力信号
outの立ち下がり時において、第2の入力信号in2
の立ち上がりが第1の入力信号in1の立ち上がりより
遅くなる。つまり、ノードN2の電位の下降するタイミ
ングがノードN1の電位の下降するタイミングより遅く
なる。そのため、ノードN1,N2間に各トランジスタ
TP1,TN1の耐圧を超える大きな電位差が生じないた
め、PMOSトランジスタTP1及びNMOSトランジス
タTN1の破損を未然に防止することができる。
【0076】上記したように、本実施の形態では、以下
に示す作用効果を得ることができる。 (1)本実施の形態の出力回路10aでは、第2の実施
の形態と同様に、各トランジスタTP1,TN1のゲート
と、ソース・ドレインとの間において、その耐圧(2.
5ボルト)を超える電圧を印加することなく、電源Vd
d,Vssレベル(0〜5ボルト)の範囲でフル振幅動作
する出力信号outが出力される。つまり、この出力回
路10aでは、各トランジスタTP1,TN1の耐圧を上げ
ることなく、各トランジスタTP1,TN1の耐圧を超える
振幅の出力信号outを出力することができる。
【0077】(2)しかも、中間電圧Vb レベルと低電
位側電源Vssレベルとの間で変化する1つの入力信号i
n0のみで、前記出力信号outが出力される。従っ
て、第2の実施の形態と比較して、入力する信号数を減
らすことができるため、その信号線を少なくすることが
できる。
【0078】(第4の実施の形態)以下、本発明を具体
化した第4の実施の形態を図6に従って説明する。尚、
本実施の形態では、図4に示す第2の実施の形態の出力
回路10aを本実施の形態におけるレベルコンバータ回
路20aの出力段に備えている。従って、第2の実施の
形態と同様の構成については同一の符号を付して、その
詳細な説明を省略する。
【0079】図6は、本実施の形態のレベルコンバータ
回路20aを示す。レベルコンバータ回路20aは、入
力回路21a及び前記出力回路10aとから構成され
る。入力回路21aは、PMOSトランジスタTP7〜T
P16 及びNMOSトランジスタTN6〜TN17 とからな
る。
【0080】PMOSトランジスタTP7及びNMOSト
ランジスタTN6は、CMOSインバータ回路24を構成
している。インバータ回路24には、動作電源として中
間電圧Vb レベルの電源と、低電位側電源Vssが供給さ
れる。インバータ回路24の入力端子には、中間電圧V
b レベルと低電位側電源Vssレベルとの間で変化する入
力信号in0が入力される。インバータ回路24の出力
端子は、次段のCMOSインバータ回路25の入力端子
に接続される。
【0081】前記インバータ回路25は、PMOSトラ
ンジスタTP8及びNMOSトランジスタTN7からなる。
インバータ回路25には、動作電源として中間電圧Vb
レベルの電源と、低電位側電源Vssが供給される。イン
バータ回路25の出力端子は、NMOSトランジスタT
N8のゲートに接続される。
【0082】NMOSトランジスタTN8のドレインはN
MOSトランジスタTN9及びPMOSトランジスタTP9
を介して高電位側電源Vddに接続され、そのソースには
低電位側電源Vssが供給される。NMOSトランジスタ
TN9のゲートには中間電圧Vb が供給される。
【0083】PMOSトランジスタTP9,TP10 はカレ
ントミラー回路26を構成すべく、互いのゲートが接続
されるとともに、そのゲートがPMOSトランジスタT
P9のドレインに接続される。PMOSトランジスタTP1
0 のソースには高電位側電源Vddが供給され、そのドレ
インにはNMOSトランジスタTN10 を介して中間電圧
Vb が供給される。
【0084】NMOSトランジスタTN10 ,TN11 はカ
レントミラー回路27を構成すべく、互いのゲートが接
続されるとともに、そのゲートがNMOSトランジスタ
TN10 のドレインに接続される。NMOSトランジスタ
TN11 のソースには中間電圧Vb が供給され、そのドレ
インにはPMOSトランジスタTP11 を介して高電位側
電源Vddが供給される。
【0085】PMOSトランジスタTP11 ,TP12 はカ
レントミラー回路28を構成すべく、互いのゲートが接
続されるとともに、そのゲートがPMOSトランジスタ
TP12 のドレインに接続される。PMOSトランジスタ
TP12 のソースには高電位側電源Vddが供給され、その
ドレインはNMOSトランジスタTN12 ,TN13 を介し
て低電位側電源Vssに接続される。NMOSトランジス
タTN12 のゲートには中間電圧Vb が供給される。又、
NMOSトランジスタTN13 のゲートには前記インバー
タ回路24の出力端子が接続される。
【0086】そして、前記PMOSトランジスタTP11
及びNMOSトランジスタTN11 のドレイン、即ちノー
ドN5は、前記出力回路10aを構成する第1のインバ
ータ回路15の入力端子に接続される。つまり、ノード
N5の電位が前記第1の入力信号in1として第1のイ
ンバータ回路15に入力される。
【0087】一方、前記インバータ回路25の出力端子
は、NMOSトランジスタTN14 のゲートに接続され
る。NMOSトランジスタTN14 のソースには低電位側
電源Vssが供給され、そのドレインにはPMOSトラン
ジスタTP13 を介して中間電圧Vb が供給される。
【0088】PMOSトランジスタTP13 ,TP14 はカ
レントミラー回路29を構成すべく、互いのゲートが接
続されるとともに、そのゲートがPMOSトランジスタ
TP13 のドレインに接続される。PMOSトランジスタ
TP14 のソースには中間電圧Vb が供給され、そのドレ
インにはNMOSトランジスタTN15 を介して低電位側
電源Vssが供給される。
【0089】NMOSトランジスタTN15 ,TN16 はカ
レントミラー回路30を構成すべく、互いのゲートが接
続されるとともに、そのゲートがNMOSトランジスタ
TN15 のドレインに接続される。NMOSトランジスタ
TN16 のソースには低電位側電源Vssが供給され、その
ドレインにはPMOSトランジスタTP15 を介して中間
電圧Vb が供給される。
【0090】PMOSトランジスタTP15 ,TP16 はカ
レントミラー回路31を構成すべく、互いのゲートが接
続されるとともに、そのゲートがPMOSトランジスタ
TP16 のドレインに接続される。PMOSトランジスタ
TP16 のソースには中間電圧Vb が供給され、そのドレ
インにはNMOSトランジスタTN17 を介して低電位側
電源Vssが供給される。NMOSトランジスタTN17 の
ゲートには前記インバータ回路24の出力端子が接続さ
れる。
【0091】そして、前記PMOSトランジスタTP15
及びNMOSトランジスタTN16 のドレイン、即ちノー
ドN6は、前記出力回路10aを構成する第2のインバ
ータ回路16の入力端子に接続される。つまり、ノード
N6の電位が前記第2の入力信号in2として第2のイ
ンバータ回路16に入力される。
【0092】尚、本実施の形態では、NMOSトランジ
スタTN16 のドレイン電流がNMOSトランジスタTN1
1 のドレイン電流より大きくなるように設定され、PM
OSトランジスタTP15 のドレイン電流がPMOSトラ
ンジスタTP11 のドレイン電流より小さくなるように設
定されている。
【0093】このように構成されたレベルコンバータ回
路20aでは、入力信号in0が低電位側電源Vssレベ
ルになると、1段目のインバータ回路24の出力信号が
中間電圧Vb レベルになり、2段のインバータ回路25
の出力信号が低電位側電源Vssレベルになる。
【0094】1段目のインバータ回路24の出力信号が
中間電圧Vb レベルになると、NMOSトランジスタT
N13 がオンされる。すると、NMOSトランジスタTN1
2 のソース電位が下降し、該トランジスタTN12 がオン
される。このNMOSトランジスタTN12 がオンされる
と、カレントミラー回路28が動作する。
【0095】2段目のインバータ回路25の出力信号が
低電位側電源Vssレベルになると、NMOSトランジス
タTN8がオフされる。すると、NMOSトランジスタT
N9がオフされ、カレントミラー回路26が非動作状態と
なる。そのため、カレントミラー回路27も同様に非動
作状態になる。
【0096】従って、ノードN5にはPMOSトランジ
スタTP11 を介して高電位側電源Vddが供給され、その
ノードN5の電位が高電位側電源Vddレベル近傍まで上
昇する。つまり、第1の入力信号in1が高電位側電源
Vddレベルになる。
【0097】又、1段目のインバータ回路24の出力信
号が中間電圧Vb レベルになると、NMOSトランジス
タTN17 がオンされる。このNMOSトランジスタTN1
7 がオンされると、カレントミラー回路31が動作す
る。
【0098】2段目のインバータ回路25の出力信号が
低電位側電源Vssレベルになると、NMOSトランジス
タTN14 がオフされる。このNMOSトランジスタTN1
4 がオフされると、カレントミラー回路29が非動作状
態となる。そのため、カレントミラー回路30も同様に
非動作状態になる。
【0099】従って、ノードN6にはPMOSトランジ
スタTP15 を介して中間電圧Vb が供給され、そのノー
ドN6の電位が中間電圧Vb レベル近傍まで上昇する。
つまり、第2の入力信号in2が中間電圧Vb レベルに
なる。
【0100】こうして、第1の入力信号in1が高電位
側電源Vddレベルになり、第2の入力信号in2が中間
電圧Vb レベルになると、前記出力回路10aは第2の
実施の形態と同様に動作し、その出力信号outは低電
位側電源Vssレベルになる。
【0101】一方、入力信号in0が中間電圧Vb レベ
ルになると、1段目のインバータ回路24の出力信号が
低電位側電源Vssレベルになり、2段のインバータ回路
25の出力信号が中間電圧Vb レベルになる。
【0102】1段目のインバータ回路24の出力信号が
低電位側電源Vssレベルになると、NMOSトランジス
タTN13 がオフされる。すると、NMOSトランジスタ
TN12 がオフされ、カレントミラー回路28が非動作状
態となる。
【0103】2段目のインバータ回路25の出力信号が
中間電圧Vb レベルになると、NMOSトランジスタT
N8がオンされる。すると、NMOSトランジスタTN9の
ソース電位が下降し、該トランジスタTN9がオンされ
る。このNMOSトランジスタTN9がオンされるとカレ
ントミラー回路26が動作し、該回路26の動作に連動
してカレントミラー回路27が動作する。
【0104】従って、ノードN5の電荷がNMOSトラ
ンジスタTN11 を介して放出され、そのノードN5の電
位が中間電圧Vb レベル近傍まで下降する。つまり、第
1の入力信号in1が中間電圧Vb レベルになる。
【0105】又、1段目のインバータ回路24の出力信
号が低電位側電源Vssレベルになると、NMOSトラン
ジスタTN17 がオフされる。このNMOSトランジスタ
TN17 がオフされると、カレントミラー回路31が非動
作状態となる。
【0106】2段目のインバータ回路25の出力信号が
中間電圧Vb レベルになると、NMOSトランジスタT
N14 がオンされる。このNMOSトランジスタTN14 が
オンされるとカレントミラー回路29が動作し、該回路
29の動作に連動してカレントミラー回路30が動作す
る。
【0107】従って、ノードN6の電荷がNMOSトラ
ンジスタTN16 を介して放出され、そのノードN6の電
位が低電位側電源Vssレベル近傍まで下降する。つま
り、第2の入力信号in2が低電位側電源Vssレベルに
なる。
【0108】こうして、第1の入力信号in1が中間電
圧Vb レベルになり、第2の入力信号in2が低電位側
電源Vssレベルになると、前記出力回路10aは第2の
実施の形態と同様に動作し、その出力信号outは高電
位側電源Vddレベルになる。
【0109】つまり、本実施の形態のレベルコンバータ
回路20aでは、入力信号in0が低電位側電源Vssレ
ベルになると、その出力信号outが低電位側電源Vss
レベルになり、入力信号in0が中間電圧Vb レベルに
なると、その出力信号outが高電位側電源Vddレベル
になる。
【0110】しかも、この出力回路10aでは、前記第
2の実施の形態と同様に、各トランジスタTP1,TN1の
ゲートと、ソース・ドレインとの間において、その耐圧
(2.5ボルト)を超える電圧を印加することなく、電
源Vdd,Vssレベル(0〜5ボルト)の範囲でフル振幅
動作する出力信号outを出力することができる。
【0111】又、上記したように、NMOSトランジス
タTN16 のドレイン電流がNMOSトランジスタTN11
のドレイン電流より大きくなるように設定されているた
め、出力信号outの立ち上がり時において、第2の入
力信号in2の立ち下がりが第1の入力信号in1の立
ち下がりより早くなる。つまり、ノードN2の電位の上
昇するタイミングがノードN1の電位の上昇するタイミ
ングより早くなる。又、PMOSトランジスタTP15 の
ドレイン電流がPMOSトランジスタTP11 のドレイン
電流より小さくなるように設定されているため、出力信
号outの立ち下がり時において、第2の入力信号in
2の立ち上がりが第1の入力信号in1の立ち上がりよ
り遅くなる。つまり、ノードN2の電位の下降するタイ
ミングがノードN1の電位の下降するタイミングより遅
くなる。そのため、ノードN1,N2間に各トランジス
タTP1,TN1の耐圧を超える大きな電位差が生じないた
め、PMOSトランジスタTP1及びNMOSトランジス
タTN1の破損を未然に防止することができる。
【0112】上記したように、本実施の形態では、以下
に示す作用効果を得ることができる。 (1)本実施の形態の出力回路10aでは、第2の実施
の形態と同様に、各トランジスタTP1,TN1のゲート
と、ソース・ドレインとの間において、その耐圧(2.
5ボルト)を超える電圧を印加することなく、電源Vd
d,Vssレベル(0〜5ボルト)の範囲でフル振幅動作
する出力信号outが出力される。つまり、この出力回
路10aでは、各トランジスタTP1,TN1の耐圧を上げ
ることなく、各トランジスタTP1,TN1の耐圧を超える
振幅の出力信号outを出力することができる。
【0113】(2)しかも、中間電圧Vb レベルと低電
位側電源Vssレベルとの間で変化する入力信号in0の
みで、前記出力信号outが出力される。従って、前記
第2の実施の形態と比較して、入力する信号数を減らす
ことができるため、その信号線を少なくすることができ
る。
【0114】(3)又、前記第3の実施の形態と比較し
て、ノードN5,N6の電荷の放電を各トランジスタT
N11 ,TN16 を介して行うため、その放電にかかる時間
を短縮することができる。従って、本実施の形態では、
前記第3の実施の形態と比較して、高速動作させること
ができる。
【0115】(第5の実施の形態)以下、本発明を具体
化した第5の実施の形態を図7に従って説明する。尚、
本実施の形態では、図6に示す第4の実施の形態と同様
の構成については同一の符号を付して、その詳細な説明
を省略する。
【0116】図7は、本実施の形態のレベルコンバータ
回路20bを示す。本実施の形態のレベルコンバータ回
路20bは、前記第4の実施の形態のレベルコンバータ
回路20aからPMOSトランジスタTP13 〜TP16 及
びNMOSトランジスタTN14 〜TN17 を省略したもの
である。そして、前記レベルコンバータ回路20aにお
いて、1段目のインバータ回路24の出力端子と、第2
のインバータ回路16の入力端子、即ちノードN6の電
位の変化が同じであるため、本実施の形態では、そのノ
ードN6にインバータ回路16の出力端子が接続され
る。つまり、本実施の形態では、インバータ回路24の
出力信号を前記第2の入力信号in2としている。
【0117】このようにしても、本実施の形態のレベル
コンバータ回路20bでは、前記第4の実施の形態と同
様に動作する。つまり、入力信号in0が低電位側電源
Vssレベルになると、その出力信号outが低電位側電
源Vssレベルになり、入力信号in0が中間電圧Vb レ
ベルになると、その出力信号outが高電位側電源Vdd
レベルになる。
【0118】しかも、この出力回路10aでは、前記第
2の実施の形態と同様に、各トランジスタTP1,TN1の
ゲートと、ソース・ドレインとの間において、その耐圧
(2.5ボルト)を超える電圧を印加することなく、電
源Vdd,Vssレベル(0〜5ボルト)の範囲でフル振幅
動作する出力信号outを出力することができる。
【0119】上記したように、本実施の形態では、以下
に示す作用効果を得ることができる。 (1)本実施の形態の出力回路10aでは、第2の実施
の形態と同様に、各トランジスタTP1,TN1のゲート
と、ソース・ドレインとの間において、その耐圧(2.
5ボルト)を超える電圧を印加することなく、電源Vd
d,Vssレベル(0〜5ボルト)の範囲でフル振幅動作
する出力信号outが出力される。つまり、この出力回
路10aでは、各トランジスタTP1,TN1の耐圧を上げ
ることなく、各トランジスタTP1,TN1の耐圧を超える
振幅の出力信号outを出力することができる。
【0120】(2)しかも、中間電圧Vb レベルと低電
位側電源Vssレベルとの間で変化する入力信号in0の
みで、前記出力信号outが出力される。従って、前記
第2の実施の形態と比較して、入力する信号数を減らす
ことができるため、その信号線を少なくすることができ
る。
【0121】(3)又、本実施の形態のレベルコンバー
タ回路20bは、前記第4の実施の形態のレベルコンバ
ータ回路20aからPMOSトランジスタTP13 〜TP1
6 及びNMOSトランジスタTN14 〜TN17 を省略した
ものである。従って、回路構成を簡略化することができ
る。
【0122】(第6の実施の形態)以下、本発明を具体
化した第6の実施の形態を図8に従って説明する。尚、
本実施の形態では、図4に示す第2の実施の形態の出力
回路10aを本実施の形態におけるレベルコンバータ回
路20cの出力段に備えている。従って、第2の実施の
形態と同様の構成については同一の符号を付して、その
詳細な説明を省略する。
【0123】図8は、本実施の形態のレベルコンバータ
回路20cを示す。レベルコンバータ回路20cは、入
力回路21c及び前記出力回路10aとから構成され
る。入力回路21cは、インバータ回路32〜36、A
ND回路37、NOR回路38、抵抗及び容量よりなる
積分回路39、PMOSトランジスタTP17 〜TP24 及
びNMOSトランジスタTN18 〜TN23 とからなる。
【0124】AND回路37の一方の入力端子には中間
電圧Vb レベルと低電位側電源Vssレベルとの間で変化
する入力信号in0が入力され、他方の入力端子にはイ
ンバータ回路32及び積分回路39を介して入力信号i
n0が入力される。このインバータ回路32と積分回路
39によって、遅延回路40が構成されている。又、A
ND回路37の各入力端子、即ちノードN7,N8に
は、NOR回路38の入力端子がそれぞれ接続される。
尚、インバータ回路32、AND回路37及びNOR回
路38には、動作電源として中間電圧Vb レベルの電源
と、低電位側電源Vssがそれぞれ供給される。
【0125】AND回路37の出力端子は、NMOSト
ランジスタTN18 のゲートに接続される。NMOSトラ
ンジスタTN18 のドレインはNMOSトランジスタTN1
9 及びPMOSトランジスタTP17 を介して高電位側電
源Vddに接続され、そのソースには低電位側電源Vssが
供給される。NMOSトランジスタTN19 のゲートには
中間電圧Vb が供給される。
【0126】PMOSトランジスタTP17 ,TP18 はカ
レントミラー回路41を構成すべく、互いのゲートが接
続されるとともに、そのゲートがPMOSトランジスタ
TP17 のドレインに接続される。PMOSトランジスタ
TP18 のソースには高電位側電源Vddが供給され、その
ドレインはインバータ回路33の入力端子に接続され
る。
【0127】インバータ回路33,34はラッチ回路4
2を構成している。このインバータ回路33,34に
は、動作電源として高電位側電源Vddと、中間電圧Vb
レベルの電源が供給される。インバータ回路33の出力
端子は、PMOSトランジスタTP19 のドレインに接続
される。PMOSトランジスタTP19 のソースには高電
位側電源Vddが供給される。
【0128】PMOSトランジスタTP19 ,TP20 はカ
レントミラー回路43を構成すべく、互いのゲートが接
続されるとともに、そのゲートがPMOSトランジスタ
TP20 のドレインに接続される。PMOSトランジスタ
TP20 のソースには高電位側電源Vddが供給され、その
ドレインはNMOSトランジスタTN20 ,TN21 を介し
て低電位側電源Vssに接続される。NMOSトランジス
タTN20 のゲートには中間電圧Vb が供給される。又、
NMOSトランジスタTN21 のゲートには前記NOR回
路38の出力端子が接続される。
【0129】そして、前記PMOSトランジスタTP19
のドレインとインバータ回路33の出力端子との間のノ
ードN9は、前記出力回路10aを構成する第1のイン
バータ回路15の入力端子に接続される。つまり、ノー
ドN9の電位が前記第1の入力信号in1として第1の
インバータ回路15に入力される。
【0130】一方、前記AND回路37の出力端子は、
NMOSトランジスタTN22 のゲートに接続される。N
MOSトランジスタTN22 のドレインにはPMOSトラ
ンジスタTP21 を介して中間電圧Vb が供給され、その
ソースには低電位側電源Vssが供給される。
【0131】PMOSトランジスタTP21 ,TP22 はカ
レントミラー回路44を構成すべく、互いのゲートが接
続されるとともに、そのゲートがPMOSトランジスタ
TP21 のドレインに接続される。PMOSトランジスタ
TP22 のソースには中間電圧Vb が供給され、そのドレ
インはインバータ回路35の入力端子に接続される。イ
ンバータ回路35,36はラッチ回路45を構成してい
る。このインバータ回路35,36には、動作電源とし
て中間電圧Vb レベルの電源と、低電位側電源Vssが供
給される。インバータ回路35の出力端子は、PMOS
トランジスタTP23 のドレインに接続される。PMOS
トランジスタTP23 のソースには高電位側電源Vddが供
給される。
【0132】PMOSトランジスタTP23 ,TP24 はカ
レントミラー回路46を構成すべく、互いのゲートが接
続されるとともに、そのゲートがPMOSトランジスタ
TP24 のドレインに接続される。PMOSトランジスタ
TP24 のソースには中間電圧Vb が供給され、そのドレ
インにはNMOSトランジスタTN24 を介して低電位側
電源Vssが供給される。NMOSトランジスタTN24 の
ゲートには中間電圧Vb が供給される。
【0133】そして、前記PMOSトランジスタTP23
のドレインとインバータ回路35の出力端子との間のノ
ードN10は、前記出力回路10aを構成する第2のイ
ンバータ回路16の入力端子に接続される。つまり、ノ
ードN10の電位が前記第2の入力信号in2として第
2のインバータ回路16に入力される。
【0134】このように構成されたレベルコンバータ回
路20cでは、入力信号in0が低電位側電源Vssレベ
ルになると、ノードN7の電位は直ちに低電位側電源V
ssレベルになり、ノードN8の電位は遅延回路40によ
って所定時間経過後に低電位側電源Vssレベルから中間
電圧Vb レベルになる。つまり、AND回路37の出力
信号が低電位側電源Vssレベルになり、NOR回路38
の出力信号が中間電圧Vb レベルから所定時間経過後に
低電位側電源Vssレベルになる。
【0135】AND回路37の出力信号が低電位側電源
Vssレベルになると、NMOSトランジスタTN18 がオ
フされる。すると、NMOSトランジスタTN19 がオフ
され、カレントミラー回路41が非動作状態になる。
【0136】NOR回路38の出力信号が中間電圧Vb
レベルになると、NMOSトランジスタTN21 がオンさ
れる。すると、NMOSトランジスタTN20 のソース電
位が下降し、該トランジスタTN20 がオンされる。この
NMOSトランジスタTN20がオンされると、カレント
ミラー回路43が動作する。
【0137】すると、ノードN9にはPMOSトランジ
スタTP19 を介して高電位側電源Vddが供給され、その
ノードN9の電位が高電位側電源Vddレベル近傍まで上
昇する。つまり、第1の入力信号in1が高電位側電源
Vddレベルになる。このとき、ノードN9の電位が高電
位側電源Vddレベルになると、ラッチ回路42にてその
電位が保持される。
【0138】そして、所定時間経過後にNOR回路38
の出力信号が低電位側電源Vssレベルになると、NMO
SトランジスタTN21 がオフされる。すると、NMOS
トランジスタTN20 がオフされ、カレントミラー回路4
3が非動作状態となる。このとき、カレントミラー回路
43が非動作状態となるが、ノードN9の電位はラッチ
回路42にて高電位側電源Vddレベルに保持される。従
って、入力信号in0が低電位側電源Vssレベルになる
と、第1の入力信号in1が高電位側電源Vddレベルに
なる。
【0139】又、AND回路37の出力信号が低電位側
電源Vssレベルになると、NMOSトランジスタTN22
がオフされる。このNMOSトランジスタTN22 がオフ
されると、カレントミラー回路44が非動作状態とな
る。
【0140】NOR回路38の出力信号が中間電圧Vb
レベルになると、NMOSトランジスタTN23 がオンさ
れる。このNMOSトランジスタTN23 がオンされる
と、カレントミラー回路46が動作する。
【0141】すると、ノードN10にはPMOSトラン
ジスタTP23 を介して中間電圧Vbが供給され、そのノ
ードN10の電位が中間電圧Vb レベル近傍まで上昇す
る。つまり、第2の入力信号in2が中間電圧Vb レベ
ルになる。このとき、ラッチ回路45によって、ノード
N10の電位が中間電圧Vb レベルに保持される。
【0142】そして、所定時間経過後にNOR回路38
の出力信号が低電位側電源Vssレベルになると、NMO
SトランジスタTN23 がオフされる。このNMOSトラ
ンジスタTN23 がオフされると、カレントミラー回路4
6が非動作状態となる。このとき、カレントミラー回路
46が非動作状態となるが、ノードN10の電位はラッ
チ回路45にて中間電圧Vb レベルに保持される。従っ
て、入力信号in0が低電位側電源Vssレベルになる
と、第2の入力信号in2が中間電圧Vb レベルにな
る。
【0143】又、このとき、本実施の形態では、入力信
号in0が低電位側電源Vssレベルになると、NOR回
路38と遅延回路40によって、その入力信号in0が
中間電圧Vb レベルから所定時間経過後に低電位側電源
Vssレベルになるワンショットパルス信号に変換され
る。そのため、NMOSトランジスタTN21 ,TN23 の
オン時間が短くなるので、該トランジスタTN21 ,TN2
3 を流れる貫通電流を小さく抑えることができる。
【0144】こうして、第1の入力信号in1が高電位
側電源Vddレベルになり、第2の入力信号in2が中間
電圧Vb レベルになると、前記出力回路10aは第2の
実施の形態と同様に動作し、その出力信号outは低電
位側電源Vssレベルになる。
【0145】一方、入力信号in0が中間電圧Vb レベ
ルになると、ノードN7の電位は直ちに中間電圧Vb レ
ベルになり、ノードN8の電位は遅延回路40によって
所定時間経過後に中間電圧Vb レベルから低電位側電源
Vssレベルになる。つまり、AND回路37の出力信号
が中間電圧Vb レベルから所定時間経過後に低電位側電
源Vssレベルになり、NOR回路38の出力信号が低電
位側電源Vssレベルになる。
【0146】NOR回路38の出力信号が低電位側電源
Vssレベルになると、NMOSトランジスタTN21 がオ
フされる。すると、NMOSトランジスタTN20 がオフ
され、カレントミラー回路43が非動作状態になる。
【0147】AND回路37の出力信号が中間電圧Vb
レベルになると、NMOSトランジスタTN18 がオンさ
れる。すると、NMOSトランジスタTN19 のソース電
位が下降し、該トランジスタTN19 がオンされる。この
NMOSトランジスタTN19がオンされると、カレント
ミラー回路41が動作する。
【0148】すると、インバータ回路33の入力端子に
はPMOSトランジスタTP18 を介して高電位側電源V
ddが供給され、その入力端子の電位が高電位側電源Vdd
レベル近傍まで上昇する。つまり、ノードN9の電位、
即ち第1の入力信号in1が中間電圧Vb レベルにな
る。このとき、ラッチ回路42によって、ノードN9の
電位が中間電圧Vb レベルに保持される。
【0149】そして、所定時間経過後にAND回路37
の出力信号が低電位側電源Vssレベルになると、NMO
SトランジスタTN18 がオフされる。すると、NMOS
トランジスタTN19 がオフされ、カレントミラー回路4
1が非動作状態となる。このとき、カレントミラー回路
41が非動作状態となるが、ノードN9の電位はラッチ
回路42にて中間電圧Vb レベルに保持される。従っ
て、入力信号in0が中間電圧Vb になると、第1の入
力信号in1が中間電圧Vb レベルになる。
【0150】又、NOR回路38の出力信号が低電位側
電源Vssレベルになると、NMOSトランジスタTN23
がオフされる。このNMOSトランジスタTN23 がオフ
されると、カレントミラー回路46が非動作状態とな
る。
【0151】AND回路37の出力信号が中間電圧Vb
レベルになると、NMOSトランジスタTN22 がオンさ
れる。このNMOSトランジスタTN22 がオンされる
と、カレントミラー回路44が動作する。
【0152】すると、インバータ回路35の入力端子に
はPMOSトランジスタTP22 を介して中間電圧Vb が
供給され、その入力端子の電位が中間電圧Vb レベル近
傍まで上昇する。つまり、ノードN10の電位、即ち第
2の入力信号in2が低電位側電源Vssレベルになる。
このとき、ラッチ回路45によって、ノードN10の電
位が低電位側電源Vssレベルに保持される。
【0153】そして、所定時間経過後にAND回路37
の出力信号が低電位側電源Vssレベルになると、NMO
SトランジスタTN22 がオフされる。このNMOSトラ
ンジスタTN22 がオフされると、カレントミラー回路4
4が非動作状態となる。このとき、カレントミラー回路
44が非動作状態となるが、ノードN10の電位はラッ
チ回路45にて低電位側電源Vssレベルに保持される。
従って、入力信号in0が低電位側電源Vssレベルにな
ると、第2の入力信号in2が低電位側電源Vssレベル
になる。
【0154】又、このとき、本実施の形態では、入力信
号in0が中間電圧Vb レベルになると、AND回路3
7と遅延回路40によって、その入力信号in0が中間
電圧Vb レベルから所定時間経過後に低電位側電源Vss
レベルになるワンショットパルス信号に変換される。そ
のため、NMOSトランジスタTN18 ,TN22 のオン時
間が短くなるので、該トランジスタTN18 ,TN22 を流
れる貫通電流を小さく抑えることができる。
【0155】こうして、第1の入力信号in1が中間電
圧Vb レベルになり、第2の入力信号in2が低電位側
電源Vssレベルになると、前記出力回路10aは第2の
実施の形態と同様に動作し、その出力信号outは高電
位側電源Vddレベルになる。
【0156】つまり、本実施の形態のレベルコンバータ
回路20cでは、入力信号in0が低電位側電源Vssレ
ベルになると、その出力信号outが低電位側電源Vss
レベルになり、入力信号in0が中間電圧Vb レベルに
なると、その出力信号outが高電位側電源Vddレベル
になる。
【0157】しかも、この出力回路10aでは、前記第
2の実施の形態と同様に、各トランジスタTP1,TN1の
ゲートと、ソース・ドレインとの間において、その耐圧
(2.5ボルト)を超える電圧を印加することなく、電
源Vdd,Vssレベル(0〜5ボルト)の範囲でフル振幅
動作する出力信号outを出力することができる。
【0158】上記したように、本実施の形態では、以下
に示す作用効果を得ることができる。 (1)本実施の形態の出力回路10aでは、第2の実施
の形態と同様に、各トランジスタTP1,TN1のゲート
と、ソース・ドレインとの間において、その耐圧(2.
5ボルト)を超える電圧を印加することなく、電源Vd
d,Vssレベル(0〜5ボルト)の範囲でフル振幅動作
する出力信号outが出力される。つまり、この出力回
路10aでは、各トランジスタTP1,TN1の耐圧を上げ
ることなく、各トランジスタTP1,TN1の耐圧を超える
振幅の出力信号outを出力することができる。
【0159】(2)しかも、中間電圧Vb レベルと低電
位側電源Vssレベルとの間で変化する入力信号in0の
みで、前記出力信号outが出力される。従って、前記
第2の実施の形態と比較して、入力する信号数を減らす
ことができるため、その信号線を少なくすることができ
る。
【0160】(3)又、本実施の形態のレベルコンバー
タ回路20cでは、入力信号in0が低電位側電源Vss
レベルになると、NOR回路38と遅延回路40によっ
て、その入力信号in0が中間電圧Vb レベルから所定
時間経過後に低電位側電源Vssレベルになるワンショッ
トパルス信号に変換される。そのため、NMOSトラン
ジスタTN21 ,TN23 のオン時間が短くなるので、該ト
ランジスタTN21 ,TN23 を流れる貫通電流を小さく抑
えることができる。又、入力信号in0が中間電圧Vb
レベルになると、AND回路37と遅延回路40によっ
て、その入力信号in0が中間電圧Vb レベルから所定
時間経過後に低電位側電源Vssレベルになるワンショッ
トパルス信号に変換される。そのため、NMOSトラン
ジスタTN18 ,TN22 のオン時間が短くなるので、該ト
ランジスタTN18 ,TN22 を流れる貫通電流を小さく抑
えることができる。従って、各トランジスタTN18 ,T
N21 〜TN23 を流れる貫通電流を小さく抑えることがで
きるため、消費電力を削減することができる。
【0161】(第7の実施の形態)以下、本発明を具体
化した第7の実施の形態を図9に従って説明する。尚、
本実施の形態では、図4に示す第2の実施の形態と同様
の構成については同一の符号を付して、その詳細な説明
を省略する。
【0162】図9は、本実施の形態におけるNAND回
路50を示す。NAND回路50の出力段に備えられる
出力回路10bは、第2の実施の形態の出力回路10a
に対して、第1及び第2のインバータ回路15,16が
第1及び第2のNAND回路51,52に置換されてい
る。即ち、ノードN1には第1のNAND回路51の出
力信号が出力され、ノードN2には第2のNAND回路
52の出力信号が出力される。
【0163】第1のNAND回路51には、動作電源と
して高電位側電源Vdd及び中間電圧Vb レベルの電源が
供給される。第1のNAND回路51の一方の入力端子
にはレベルシフト用の電源53を介して入力信号in1
1が入力され、その他方の入力端子にはレベルシフト用
の電源54を介して入力信号in12が入力される。
【0164】前記入力信号in11,in12は、低電
位側電源Vssレベルと中間電圧Vbレベルとの間で変化
する信号である。そして、レベルシフト用の電源53,
54は、低電位側電源Vssレベルと中間電圧Vb レベル
との間で変化する入力信号in11,in12を中間電
圧Vb レベルと高電位側電源Vddレベルとの間で変化す
る信号にシフトし、そのシフトした信号を第1のNAN
D回路51に出力する。
【0165】第2のNAND回路52には、動作電源と
して中間電圧Vb レベルの電源及び低電位側電源Vssが
供給される。第2のNAND回路52の一方の入力端子
には前記入力信号in11が入力され、その他方の入力
端子には前記入力信号in12が入力される。
【0166】このように構成された出力回路10bで
は、前記入力信号in11,in12がともに低電位側
電源Vssレベルになると、該入力信号in11,in1
2がレベルシフト用の電源53,54によって中間電圧
Vb レベルの信号にシフトされ、そのシフトされた信号
が第1のNAND回路51に入力される。又、第2のN
AND回路52には、低電位側電源Vssレベルの前記入
力信号in11,in12が入力される。
【0167】すると、第1のNAND回路51の出力信
号、即ちノードN1の電位が高電位側電源Vddレベルに
なり、第2のNAND回路52の出力信号、即ちノード
N2の電位が中間電圧Vb レベルになる。こうして、ノ
ードN1の電位が高電位側電源Vddレベルになり、ノー
ドN2の電位が中間電圧Vb レベルになると、CMOS
インバータ回路11は第2の実施の形態と同様に動作
し、NAND回路50の出力信号outは高電位側電源
Vddレベルになる。
【0168】又、前記入力信号in11,in12がと
もに中間電圧Vb レベルになると、該入力信号in1
1,in12がレベルシフト用の電源53,54によっ
て高電位側電源Vddレベルの信号にシフトされ、そのシ
フトされた信号が第1のNAND回路51に入力され
る。又、第2のNAND回路52には、中間電圧Vb レ
ベルの前記入力信号in11,in12が入力される。
【0169】すると、第1のNAND回路51の出力信
号、即ちノードN1の電位が中間電圧Vb レベルにな
り、第2のNAND回路52の出力信号、即ちノードN
2の電位が低電位側電源Vssレベルになる。こうして、
ノードN1の電位が中間電圧Vb レベルになり、ノード
N2の電位が低電位側電源Vssレベルになると、CMO
Sインバータ回路11は第2の実施の形態と同様に動作
し、NAND回路50の出力信号outは低電位側電源
Vssレベルになる。
【0170】又、前記入力信号in11が中間電圧Vb
レベルになり、前記入力信号in12が低電位側電源V
ssレベルになると、レベルシフト用の電源53,54に
よって、入力信号in11が高電位側電源Vddレベルの
信号にシフトされ、入力信号in12が中間電圧Vb レ
ベルの信号にシフトされる。そして、そのシフトされた
信号がそれぞれ第1のNAND回路51に入力される。
又、第2のNAND回路52には、中間電圧Vb レベル
の入力信号in11と、低電位側電源Vssレベルの入力
信号in12が入力される。
【0171】すると、第1のNAND回路51の出力信
号、即ちノードN1の電位が高電位側電源Vddレベルに
なり、第2のNAND回路52の出力信号、即ちノード
N2の電位が中間電圧Vb レベルになる。こうして、ノ
ードN1の電位が高電位側電源Vddレベルになり、ノー
ドN2の電位が中間電圧Vb レベルになると、CMOS
インバータ回路11は第2の実施の形態と同様に動作
し、NAND回路50の出力信号outは高電位側電源
Vddレベルになる。
【0172】又、前記入力信号in11が低電位側電源
Vssレベルになり、前記入力信号in12が中間電圧V
b レベルになると、レベルシフト用の電源53,54に
よって、入力信号in11が中間電圧Vb レベルの信号
にシフトされ、入力信号in12が高電位側電源Vddレ
ベルの信号にシフトされる。そして、そのシフトされた
信号がそれぞれ第1のNAND回路51に入力される。
又、第2のNAND回路52には、低電位側電源Vssレ
ベルの入力信号in11と、中間電圧Vb レベルの入力
信号in12が入力される。
【0173】すると、第1のNAND回路51の出力信
号、即ちノードN1の電位が高電位側電源Vddレベルに
なり、第2のNAND回路52の出力信号、即ちノード
N2の電位が中間電圧Vb レベルになる。こうして、ノ
ードN1の電位が高電位側電源Vddレベルになり、ノー
ドN2の電位が中間電圧Vb レベルになると、CMOS
インバータ回路11は第2の実施の形態と同様に動作
し、NAND回路50の出力信号outは高電位側電源
Vddレベルになる。
【0174】つまり、本実施の形態のNAND回路50
では、前記入力信号in11,in12がともに中間電
圧Vb レベルになると、その出力信号outが低電位側
電源Vssレベルになり、前記入力信号in11,in1
2の内で少なくとも一方が低電位側電源Vssレベルにな
ると、その出力信号outが高電位側電源Vddレベルに
なる。
【0175】しかも、この出力回路10bでは、各トラ
ンジスタTP1,TN1のゲートと、ソース・ドレインとの
間において、その耐圧(2.5ボルト)を超える電圧を
印加することなく、電源Vdd,Vssレベル(0〜5ボル
ト)の範囲でフル振幅動作する出力信号outを出力す
ることができる。
【0176】上記したように、本実施の形態では、以下
に示す作用効果を得ることができる。 (1)本実施の形態の出力回路10bでは、第2の実施
の形態と同様に、各トランジスタTP1,TN1のゲート
と、ソース・ドレインとの間において、その耐圧(2.
5ボルト)を超える電圧を印加することなく、電源Vd
d,Vssレベル(0〜5ボルト)の範囲でフル振幅動作
する出力信号outが出力される。つまり、この出力回
路10bでは、各トランジスタTP1,TN1の耐圧を上げ
ることなく、各トランジスタTP1,TN1の耐圧を超える
振幅の出力信号outを出力することができる。
【0177】(第8の実施の形態)以下、本発明を具体
化した第8の実施の形態を図10に従って説明する。
尚、本実施の形態では、図4に示す第2の実施の形態の
出力回路10aを本実施の形態におけるオペアンプ回路
60の出力段に備えている。従って、第2の実施の形態
と同様の構成については同一の符号を付して、その詳細
な説明を省略する。
【0178】図10は、本実施の形態のオペアンプ回路
60を示す。オペアンプ回路60は、入力回路61及び
前記出力回路10aとから構成される。入力回路61
は、PMOSトランジスタTP25 ,TP26 、NMOSト
ランジスタTN24 〜TN28 、及び抵抗R3〜R5とから
なる。
【0179】NMOSトランジスタTN24 ,TN25 は互
いのソースが接続されるとともに、そのソースにはNM
OSトランジスタTN26 を介して低電位側電源Vssが供
給される。NMOSトランジスタTN26 ,TN27 はカレ
ントミラー回路62を構成すべく、互いのゲートが接続
されるとともに、そのゲートがNMOSトランジスタT
N27 のゲートに接続される。NMOSトランジスタTN2
7 のドレインには抵抗R3を介して高電位側電源Vddが
供給され、そのソースには低電位側電源Vssが供給され
る。そして、NMOSトランジスタTN26 ,TN27 及び
抵抗R3は定電流源を構成している。
【0180】前記NMOSトランジスタTN24 のドレイ
ンには、NMOSトランジスタTN28 及びPMOSトラ
ンジスタTP25 を介して高電位側電源Vddが供給され
る。NMOSトランジスタTN28 のゲートには中間電圧
Vb が供給される。
【0181】PMOSトランジスタTP25 ,TP26 はカ
レントミラー回路63を構成すべく、互いのゲートが接
続されるとともに、そのゲートがPMOSトランジスタ
TP25 のドレインに接続される。PMOSトランジスタ
TP26 のソースには高電位側電源Vddが供給され、その
ドレインには抵抗R4を介して中間電圧Vb が供給され
る。
【0182】又、前記NMOSトランジスタTN25 のド
レインには抵抗R5を介して中間電圧Vb が供給され
る。このNMOSトランジスタTN25 のゲートはオペア
ンプ回路60の非反転入力端子であって、該ゲートには
中間電圧Vb レベルと低電位側電源Vssレベルとの間で
変化する入力信号in21が入力される。又、前記NM
OSトランジスタTN24 のゲートはオペアンプ回路60
の反転入力端子であって、該ゲートには中間電圧Vb レ
ベルと低電位側電源Vssレベルとの間で変化する入力信
号in22が入力される。
【0183】そして、前記PMOSトランジスタTP26
と抵抗R4との間のノードN11は、前記出力回路10
aを構成する第1のインバータ回路15の入力端子に接
続される。つまり、ノードN11の電位が前記第1の入
力信号in1として第1のインバータ回路15に入力さ
れる。又、前記NMOSトランジスタTN25 と抵抗R5
との間のノードN12は、前記出力回路10aを構成す
る第2のインバータ回路16の入力端子に接続される。
つまり、ノードN12の電位が前記第2の入力信号in
2として第2のインバータ回路16に入力される。
【0184】尚、前記抵抗R4,R5は、ノードN1
1,N12間の電位差を中間電圧Vbレベル(2.5ボ
ルト)に維持するものである。つまり、ノードN11の
電位が高電位側電源Vddレベル近傍まで上昇すると、ノ
ードN12の電位が中間電圧Vb レベル近傍まで上昇す
る。一方、ノードN12の電位が低電位側電源Vssレベ
ル近傍まで下降すると、ノードN11の電位が中間電圧
Vb レベル近傍まで下降する。
【0185】このように構成されたオペアンプ回路60
では、反転入力端子に入力される入力信号in22のレ
ベルが、非反転入力端子に入力される入力信号in21
のレベルより相対的に高くなると、NMOSトランジス
タTN24 の電流駆動能力がNMOSトランジスタTN25
の電流駆動能力より高くなる。すると、NMOSトラン
ジスタTN28 のソース電位が下降し、該トランジスタT
N28 の電流駆動能力が高められる。このNMOSトラン
ジスタTN28 の電流駆動能力が高められると、PMOS
トランジスタTP25 のドレイン電流、即ちPMOSトラ
ンジスタTP26のドレイン電流が増加する。
【0186】又、言い換えれば、非反転入力端子に入力
される入力信号in21のレベルが、反転入力端子に入
力される入力信号in22のレベルより相対的に低くな
るため、NMOSトランジスタTN25 の電流駆動能力が
抑えられる。すると、NMOSトランジスタTN25 のド
レイン電流が減少する。
【0187】そして、このように動作することで、ノー
ドN11の電位、即ち前記第1の入力信号in1が高電
位側電源Vddレベル近傍まで上昇し、ノードN12の電
位、即ち前記第2の入力信号in2が中間電圧Vb レベ
ル近傍まで上昇する。こうして、第1の入力信号in1
が高電位側電源Vddレベル近傍まで上昇し、第2の入力
信号in2が中間電圧Vb レベル近傍まで上昇すると、
前記出力回路10aは第2の実施の形態と同様に動作
し、その出力信号outは低電位側電源Vssレベル近傍
まで下降する。
【0188】一方、反転入力端子に入力される入力信号
in22のレベルが、非反転入力端子に入力される入力
信号in21のレベルより相対的に低くなると、NMO
SトランジスタTN24 の電流駆動能力がNMOSトラン
ジスタTN25 の電流駆動能力より低くなる。すると、N
MOSトランジスタTN24 の電流駆動能力の低下に伴っ
て、NMOSトランジスタTN28 の電流駆動能力が抑え
られる。このNMOSトランジスタTN28 の電流駆動能
力が抑えられると、PMOSトランジスタTP25 のドレ
イン電流、即ちPMOSトランジスタTP26 のドレイン
電流が減少する。
【0189】又、言い換えれば、非反転入力端子に入力
される入力信号in21のレベルが、反転入力端子に入
力される入力信号in22のレベルより相対的に高くな
るため、NMOSトランジスタTN25 の電流駆動能力が
高められる。すると、NMOSトランジスタTN25 のド
レイン電流が増加する。
【0190】そして、このように動作することで、ノー
ドN11の電位、即ち前記第1の入力信号in1が中間
電圧Vb レベル近傍まで下降し、ノードN12の電位、
即ち前記第2の入力信号in2が低電位側電源Vssレベ
ル近傍まで下降する。こうして、第1の入力信号in1
が中間電圧Vb レベル近傍まで下降し、第2の入力信号
in2が低電位側電源Vssレベル近傍まで下降すると、
前記出力回路10aは第2の実施の形態と同様に動作
し、その出力信号outは高電位側電源Vddレベル近傍
まで上昇する。
【0191】しかも、この出力回路10aでは、前記第
2の実施の形態と同様に、各トランジスタTP1,TN1の
ゲートと、ソース・ドレインとの間において、その耐圧
(2.5ボルト)を超える電圧を印加することなく、電
源Vdd,Vssレベル(0〜5ボルト)の範囲でフル振幅
動作する出力信号outを出力することができる。
【0192】上記したように、本実施の形態では、以下
に示す作用効果を得ることができる。 (1)本実施の形態の出力回路10aでは、第2の実施
の形態と同様に、各トランジスタTP1,TN1のゲート
と、ソース・ドレインとの間において、その耐圧(2.
5ボルト)を超える電圧を印加することなく、電源Vd
d,Vssレベル(0〜5ボルト)の範囲でフル振幅動作
する出力信号outが出力される。つまり、この出力回
路10aでは、各トランジスタTP1,TN1の耐圧を上げ
ることなく、各トランジスタTP1,TN1の耐圧を超える
振幅の出力信号outを出力することができる。
【0193】尚、本発明の実施の形態は以下のように変
更してもよい。○上記各実施の形態では、CMOSイン
バータ回路11の入力端子、即ち両ト ランジスタTP1,TN1のゲートに対して、電源Vdd,V
ssの中間レベルで一定の中間電圧Vb を供給するように
したが、その中間電圧Vb の電圧値が、高電位側電源V
ddレベルからPMOSトランジスタTP1のしきい値だけ
低い電圧と、低電位側電源VssレベルからNMOSトラ
ンジスタTN1のしきい値だけ高い電圧との間であれば一
定又は変動していてもよい。
【0194】○上記第3〜第6及び第8の実施の形態で
は、図4に示す第2の実施の形態の出力回路10aを使
用したが、図2に示す第1の実施の形態の出力回路10
を使用してもよい。
【0195】○上記各実施の形態では、両トランジスタ
TP1,TN1のソース間、即ちノードN1,N2間に大き
な電位差が生じないようにするために、図3に示すよう
に出力信号outの立ち上がり時において、ノードN2
の電位を上昇させるタイミングをノードN1の電位を上
昇させるタイミングより早くし、出力信号outの立ち
下がり時において、ノードN2の電位を下降させるタイ
ミングをノードN1の電位を下降させるタイミングより
遅くしたが、ノードN1,N2の電位を同時に変化する
ようにしてもよい。
【0196】○上記第6の実施の形態では、遅延回路4
0をインバータ回路32と、抵抗及び容量よりなる積分
回路39とから構成したが、この構成に限定されるもの
ではない。例えば、インバータ回路を複数個直列に接続
して遅延回路を構成してもよい。
【0197】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
CMOSインバータ回路からなる出力回路において、M
OSトランジスタの耐圧を超える振幅の出力信号を出力
し得る出力回路、及び、その出力回路を備えたレベルコ
ンバータ回路、論理回路、オペアンプ回路を提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の原理説明図である。
【図2】 第1の実施の形態における出力回路を示す回
路図である。
【図3】 第1の実施の形態における出力回路の動作を
示す波形図である。
【図4】 第2の実施の形態における出力回路を示す回
路図である。
【図5】 第3の実施の形態におけるレベルコンバータ
回路を示す回路図である。
【図6】 第4の実施の形態におけるレベルコンバータ
回路を示す回路図である。
【図7】 第5の実施の形態におけるレベルコンバータ
回路を示す回路図である。
【図8】 第6の実施の形態におけるレベルコンバータ
回路を示す回路図である。
【図9】 第7の実施の形態におけるNAND回路を示
す回路図である。
【図10】 第8の実施の形態におけるオペアンプ回路
を示す回路図である。
【符号の説明】
1 CMOSインバータ回路 2 電位制御回路 TP PMOSトランジスタ TN NMOSトランジスタ V1 外部電源としての高電位側電源 V2 外部電源としての低電位側電源 V3 基準電圧 in 入力信号 out 出力信号

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 CMOSインバータ回路から構成され、
    2値化された入力信号に基づいて外部電源レベルで変化
    する出力信号を出力する出力回路であって、 高電位側電源レベルからPMOSトランジスタのしきい
    値だけ低い電圧と、低電位側電源レベルからNMOSト
    ランジスタのしきい値だけ高い電圧との間の電圧を基準
    電圧として各トランジスタのゲートに供給し、前記入力
    信号が第1のレベルになると、両トランジスタのソース
    電位を同期して上昇させて、PMOSトランジスタのソ
    ース電位を高電位側電源レベルとするとともに、NMO
    Sトランジスタのゲート・ソース間電圧をそのしきい値
    より低くし、前記入力信号が第2のレベルになると、両
    トランジスタのソース電位を同期して下降させて、NM
    OSトランジスタのソース電位を低電位側電源レベルと
    するとともに、PMOSトランジスタのゲート・ソース
    間電圧をそのしきい値より低くする電位制御回路を備え
    たことを特徴とする出力回路。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の出力回路において、 前記電位制御回路は、 高電位側電源レベルからPMOSトランジスタのしきい
    値だけ低い電圧と、低電位側電源レベルからNMOSト
    ランジスタのしきい値だけ高い電圧との間の定電圧を基
    準電圧として各トランジスタのゲートに供給する基準電
    圧発生回路と、 前記入力信号が第1のレベルになると、両トランジスタ
    のソース電位を同期して上昇させて、PMOSトランジ
    スタのソース電位を高電位側電源レベルとするととも
    に、NMOSトランジスタのゲート・ソース間電圧をそ
    のしきい値より低くし、前記入力信号が第2のレベルに
    なると、両トランジスタのソース電位を同期して下降さ
    せて、NMOSトランジスタのソース電位を低電位側電
    源レベルとするとともに、PMOSトランジスタのゲー
    ト・ソース間電圧をそのしきい値より低くするソース電
    位制御回路とから構成したことを特徴とする出力回路。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の出力回路において、 前記ソース電位制御回路は、 前記PMOSトランジスタのソースと高電位側電源との
    間に介在され、そのゲートに高電位側電源レベルと前記
    基準電圧レベルとの間で変化する第1の入力信号が入力
    されるNMOSトランジスタよりなる第1のソースフォ
    ロワ回路と、 前記NMOSトランジスタのソースと低電位側電源との
    間に介在され、そのゲートに前記第1の入力信号と同期
    して同方向に変化し、かつ前記基準電圧レベルと低電位
    側電源レベルとの間で変化する第2の入力信号が入力さ
    れるPMOSトランジスタよりなる第2のソースフォロ
    ワ回路とから構成したことを特徴とする出力回路。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載の出力回路において、 前記ソース電位制御回路は、 動作電源として高電位側電源と前記基準電圧レベルの電
    源とが供給され、その入力端子に高電位側電源レベルと
    前記基準電圧レベルとの間で変化する第1の入力信号が
    入力されるとともに、その入力信号に基づいた出力信号
    を前記PMOSトランジスタのソースに供給する第1の
    インバータ回路と、 動作電源として前記基準電圧レベルの電源と低電位側電
    源とが供給され、その入力端子に前記第1の入力信号と
    同期して同方向に変化し、かつ前記基準電圧レベルと低
    電位側電源レベルとの間で変化する第2の入力信号が入
    力されるとともに、その入力信号に基づいた出力信号を
    前記NMOSトランジスタのソースに供給する第2のイ
    ンバータ回路とから構成したことを特徴とする出力回
    路。
  5. 【請求項5】 請求項2に記載の出力回路において、 前記ソース電位制御回路は、前記出力信号の立ち上げ時
    においては、前記NMOSトランジスタのソース電位を
    変化させるタイミングを、前記PMOSトランジスタの
    ソース電位を変化させるタイミングより早くし、前記出
    力信号の立ち下げ時においては、前記NMOSトランジ
    スタのソース電位を変化させるタイミングを、前記PM
    OSトランジスタのソース電位を変化させるタイミング
    より遅くしたことを特徴とする出力回路。
  6. 【請求項6】 請求項3又は4に記載の出力回路と、 入力信号を前記第1の入力信号とその第1の入力信号と
    同期して同方向に変化する第2の入力信号に変換し、そ
    の変換した第1及び第2の入力信号を前記出力回路に出
    力する入力信号変換回路とを備えたことを特徴とするレ
    ベルコンバータ回路。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載のレベルコンバータ回路
    において、 前記入力信号変換回路は、 高電位側電源と前記基準電圧レベルの電源との間に第1
    のカレントミラー回路と抵抗を直列に接続するととも
    に、前記入力信号に基づいて第1のカレントミラー回路
    を活性状態又は非活性状態に切り替える第1のスイッチ
    回路から構成し、第1のカレントミラー回路と抵抗との
    接続点から前記第1の入力信号を前記出力回路に出力す
    る第1の入力信号変換回路部と、 前記基準電圧レベルの電源と低電位側電源との間に第2
    のカレントミラー回路と抵抗を直列に接続するととも
    に、前記入力信号に基づいて第2のカレントミラー回路
    を活性状態又は非活性状態に切り替える第2のスイッチ
    回路から構成し、第2のカレントミラー回路と抵抗との
    接続点から前記第1の入力信号と同期して同方向に変化
    する前記第2の入力信号を前記出力回路に出力する第2
    の入力信号変換回路部とからなることを特徴とするレベ
    ルコンバータ回路。
  8. 【請求項8】 請求項6に記載のレベルコンバータ回路
    において、 前記入力信号変換回路は、 高電位側電源と前記基準電圧レベルの電源との間に第1
    及び第3のカレントミラー回路を直列に接続するととも
    に、前記入力信号に基づいて第1のカレントミラー回路
    を活性状態又は非活性状態に切り替える第1のスイッチ
    回路と、前記入力信号に基づいて第3のカレントミラー
    回路を前記第1のカレントミラー回路に対して相補動作
    させる第3のスイッチ回路とから構成し、両カレントミ
    ラー回路の接続点から前記第1の入力信号を前記出力回
    路に出力する第1の入力信号変換回路部と、 前記基準電圧レベルの電源と低電位側電源との間に第2
    及び第4のカレントミラー回路を直列に接続するととも
    に、前記入力信号に基づいて第2のカレントミラー回路
    を活性状態又は非活性状態に切り替える第2のスイッチ
    回路と、前記入力信号に基づいて第4のカレントミラー
    回路を前記第2のカレントミラー回路に対して相補動作
    させる第4のスイッチ回路とから構成し、両カレントミ
    ラー回路の接続点から前記第1の入力信号と同期して同
    方向に変化する前記第2の入力信号を前記出力回路に出
    力する第2の入力信号変換回路部とからなることを特徴
    とするレベルコンバータ回路。
  9. 【請求項9】 請求項6に記載のレベルコンバータ回路
    において、 前記入力信号は、前記基準電圧レベルと低電位側電源レ
    ベルとの間で変化する信号であって、 前記入力信号変換回路は、 高電位側電源と前記基準電圧レベルの電源との間に第1
    及び第3のカレントミラー回路を直列に接続するととも
    に、前記入力信号に基づいて第1のカレントミラー回路
    を活性状態又は非活性状態に切り替える第1のスイッチ
    回路と、前記入力信号に基づいて第3のカレントミラー
    回路を前記第1のカレントミラー回路に対して相補動作
    させる第3のスイッチ回路とから構成し、両カレントミ
    ラー回路の接続点から前記第1の入力信号を前記出力回
    路に出力する第1の入力信号変換回路部と、 前記入力信号を前記第1の入力信号と同期して同方向に
    変化する前記第2の入力信号として前記出力回路に出力
    する第2の入力信号変換回路部とからなることを特徴と
    するレベルコンバータ回路。
  10. 【請求項10】 請求項6に記載のレベルコンバータ回
    路において、 前記入力信号変換回路は、 前記第1の入力信号レベルを高電位側電源レベルに切り
    替える第1のカレントミラー回路と、前記第1の入力信
    号レベルを前記基準電圧レベルに切り替える第3のカレ
    ントミラー回路と、前記第1の入力信号のレベルを前記
    入力信号が変化するまで維持する第1のラッチ回路と、
    第1のカレントミラー回路を活性状態又は非活性状態に
    切り替える第1のスイッチ回路と、第1のカレントミラ
    ー回路に対して第3のカレントミラー回路を相補動作さ
    せる第3のスイッチ回路とから構成した第1の入力信号
    変換回路部と、 前記第2の入力信号レベルを前記基準電圧レベルに切り
    替える第2のカレントミラー回路と、前記第2の入力信
    号レベルを低電位側電源に切り替える第4のカレントミ
    ラー回路と、前記第2の入力信号のレベルを前記入力信
    号が変化するまで維持する第2のラッチ回路と、第2の
    カレントミラー回路を活性状態又は非活性状態に切り替
    える第2のスイッチ回路と、第4のカレントミラー回路
    に対して第4のカレントミラー回路を相補動作させる第
    4のスイッチ回路とから構成した第2の入力信号変換回
    路部と、 前記入力信号をワンショットパルス信号に変換し、第1
    及び第2のスイッチ回路を介して第1及び第2のカレン
    トミラー回路を同期して所定時間だけ活性化させるとと
    もに、第3及び第4のスイッチ回路を介して第3及び第
    4のカレントミラー回路を同期して所定時間だけ活性化
    させるワンショット回路とからなることを特徴とするレ
    ベルコンバータ回路。
  11. 【請求項11】 請求項1〜5のいずれかに記載の出力
    回路を、その出力段に備えたことを特徴とする論理回
    路。
  12. 【請求項12】 請求項1〜5のいずれかに記載の出力
    回路を、その出力段に備えたことを特徴とするオペアン
    プ回路。
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