JP2007174251A - レベルシフト回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】低消費電力で動作の安定化が図れるレベルシフト回路を提供する。
【解決手段】入力回路10に接続されたキャパシタ30と、第1および第2のインバータ41、42、および、抵抗43を有し、第2のインバータ42の出力が出力回路50の入力となると共に抵抗43を介して第1のインバータ41の入力に接続されて成るラッチ回路40を備え、第1および第2のインバータ41、42は2次側すなわち高圧側の高電位電源であるV2H22と低電位電源であるV2L24の間で動作するようにされている。また第1のインバータ41の入力は、キャパシタ30の出力に接続されている。キャパシタ30の入力は入力回路10の出力に接続されている。入力回路10の入力には入力(IN)1の信号が印加されると共に入力回路10の出力は1次側すなわち低圧側の高電位電源の電位と低電位電源の電位間でレベル変化するようにされている。
【選択図】図1

Description

本発明は、入力1次側の動作電位とは異なる動作電位で出力2次側が動作し所定の系に信号を伝達するレベルシフト回路に関するものである。
図7は特許文献1に開示された従来のレベルシフト回路の構成を示す図である。図7において従来のレベルシフト回路は、1次側すなわち低圧側の電源電位V1(図示せず)とグランド(図示せず)の間でレベルが変化する入力信号(IN)101が供給され入力信号の変化を低圧側から高圧側へ伝える機能を有するキャパシタ201と、キャパシタ201の出力側の端子(206)に入力が接続され2次側すなわち高圧側の電源電位V2(103)とグランドG(104)の間で動作する第1のインバータ204と、第1のインバータ204の出力端子に入力が接続され高圧側電源電位V2(103)とグランドG(104)の間で動作し、出力が回路出力(OUT)102となる第2のインバータ205と、ソースが高圧側の電源電位V2(103)に接続されゲートが第1のインバータ204の出力端子(207)に接続されドレインがキャパシタ201の出力側の端子(206)に接続されたPチャンネルMOSトランジスタ(以下、PMOSと略記)202と、ソースが高圧側のグランドG(104)に接続されゲートが第1のインバータ204の出力端子(207)に接続されドレインがキャパシタ201の出力側の端子(206)に接続されたNチャンネルMOSトランジスタ(以下、NMOSと略記)203と、から構成されている。
いま入力(IN)101がグランドレベル(図示せず)からV1レベル(図示せず)に変化すると、キャパシタ201の出力側の端子(206)は入力信号(IN)101の変化に伴い、低レベルから高レベルに変化する。キャパシタ201の出力側の端子(206)が第1のインバータ204の閾値の電圧を超えると、第1のインバータ204の出力端子(207)は低レベルに変化しNMOS203をOFFにし、PMOS202をONにし、キャパシタ201の出力側の端子(206)を高レベルに固定する。第1のインバータ204の出力端子(207)が低レベルに変化すると、第2のインバータ205の回路出力(OUT)102は高レベルに変化する。
また入力(IN)101がV1レベル(図示せず)からグランドレベル(図示せず)に変化すると、キャパシタ201の出力側の端子(206)は入力信号(IN)101の変化に伴い、低レベルから高レベルに変化する。キャパシタ201の出力側の端子(206)が第1のインバータ204の閾値の電圧を下回ると、第1のインバータ204の出力端子(207)は高レベルに変化し、PMOS202をOFFにし、NMOS203をONにし、キャパシタ201の出力側の端子(206)を低レベルに固定する。第1のインバータ204の出力端子(207)が低レベルに変化すると、第2のインバータ205の回路出力(OUT)102は低レベルに変化する。
特開2004−363740号公報
上記特許文献1に開示された従来のレベルシフト回路にあっては、第1のインバータ204とPMOS202およびNMOS203とで正帰還回路を構成し、1次側すなわち低圧側からの入力(IN)101の信号変化をキャパシタ201を通して正帰還回路に入力するようにして、PMOS202またはNMOS203により正帰還回路の入力端のレベルが固定され、低電圧側電源がオフされ入力が不定になっても、貫通電流が流れないようにして消費電流を少なくする。しかし、キャパシタ201による微分波形よりPMOS202またはNMOS203が高レベルまたは低レベルに引っ張る力が強いとデータが反転しなくなるという課題があった。すなわち、例えば、NMOS203がONしてキャパシタ201の出力側の端子(206)が低レベルで安定しているときに、キャパシタ201による微分波形(スパイク波)が高レベルとなっても、それがNMOS203に吸収されてしまうと、第1のインバータ204がその入力である高レベルを認識できず、データの反転が起こらない、という課題があった。
また上記特許文献1に開示された従来のレベルシフト回路にあっては、レベルシフト回路の2次側すなわち高圧側の電源電位が1次側すなわち低圧側の電源電位に対して上下に変化すると、入力の信号に変化がなくても、2次側の電源電位が上がる方向に変化する時には、ラッチ回路の入力に立ち下がり信号(ノイズ)が供給され、逆に2次側の電源電位が下がる方向に変化する時には、ラッチ回路の入力に立ち上がり信号(ノイズ)が供給されたように動作してレベルシフト回路が誤動作してしまうという課題があった。
そこで本発明は、上記した課題を解決するため、低消費電力で動作の安定化が図れるレベルシフト回路を提供することを目的とする。
また本発明は、2次側の電源電位が上下に変化する場合でも誤動作のおそれが無いレベルシフト回路を提供することを目的とする。
本発明は、1次側の高電位電源の電位と低電位電源の電位間でレベル変化する入力信号を出力する入力回路と、前記入力回路の出力が一端に入力されるキャパシタと、2次側の高電位電源と低電位電源をその電源とし、その出力端子と抵抗を介して接続されるとともに前記キャパシタの他端に結合される入力端子を有するラッチ回路と、を備えることを特徴とする。
また本発明は、1次側の高電位電源の電位と低電位電源の電位間でレベル変化する入力信号およびその反転信号をそれぞれ出力する第1および第2の入力回路と、前記第1および第2の入力回路の出力がそれぞれ一端に入力される第1および第2のキャパシタと、2次側の高電位電源と低電位電源をその電源とし、それぞれその出力端子と抵抗を介して接続されるとともに前記第1および第2のキャパシタの他端に結合される入力端子を有する第1および第2のラッチ回路と、2次側の高電位電源と低電位電源をその電源として前記第1および第2のラッチ回路のいずれかひとつの出力が入力されてその反転信号を出力するインバータと、2次側の高電位電源と低電位電源を電源とし、前記インバータの出力および前記第1および第2のラッチ回路の出力のうち前記インバータに入力されていない出力の2つの信号が入力されて該2つの信号が互いに逆相の場合には出力を無効とし、同相の場合には出力を有効とする入力部および該入力部の出力が入力される第3のラッチ回路を有する誤動作防止回路と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、ラッチ回路の入力端子を抵抗経由で出力端子に接続するとともにキャパシタの他端に結合するようにしたので、ラッチ回路の入力レベルが固定され、1次側電源がオフされ入力が不定になっても、不要な電流が流れないようにすることができる。その結果、消費電流を少なくできる。また動作の安定化を図ることができる。
また本発明によれば、第1および第2のラッチ回路の入力に第1および第2のキャパシタを介して互いに逆相となる信号を入力することで2次側電源電位の変動により生じる同相信号入力との区別を行わせ同相信号入力が得られた場合には出力を無効とするので、2次側電源電位の上下変動によるレベルシフト回路の誤動作を防止することができる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の実施形態に係るレベルシフト回路の基本的構成を示す図である。図1において本発明の実施形態に係るレベルシフト回路は、入力回路10(後述する)に接続されたキャパシタ30と、第1および第2のインバータ41、42、および、抵抗43を有し、第2のインバータ42の出力が出力回路50(後述する)の入力となると共に抵抗43を介して第1のインバータ41の入力に接続されて成るラッチ回路40を備え、第1および第2のインバータ41、42は2次側すなわち高圧側の高電位電源であるV2H22(その電圧も便宜的にV2Hとする)と低電位電源であるV2L24(その電圧も便宜的にV2Lとする)を電源として、L(V2L)/H(V2H)の信号を出力する。また第1のインバータ41の入力は、キャパシタ30の出力に接続されている。キャパシタ30の入力は入力回路10の出力に接続されている。なお、出力回路50は省略してインバータ42の出力をレベルシフト回路の出力としてもよい。
入力回路10の入力には入力(IN)1の信号が印加されると共に入力回路10の出力は1次側すなわち低圧側の高電位電源であるV1H7(図3参照、その電圧も便宜的にV1Hとする)と低電位電源であるV1L8(図3参照、その電圧も便宜的にV1Lとする)を電源として、L(V1L)/H(V1H)の信号を出力するようにされている。
図2は、本発明の実施形態に係るレベルシフト回路におけるキャパシタの入力波形および出力波形を示す図である。キャパシタ30の入力は、上記した入力回路10(後述する)の出力で図2(a)に示すような波形であり、またキャパシタ30の出力は、図2(b)に示すような波形であり、第1のインバータ41の入力となるものである。
図1および図2を用いて本発明の実施形態に係るレベルシフト回路の動作を説明すると、ラッチ回路40は、定常状態(キャパシタ30を介しての電流のやりとりがない状態)では、抵抗43を通じてインバータ42の出力がインバータ41に入力されることにより直前の状態が保持されている。いま入力(IN)1がL→Hへ変化すると、入力回路10(後述する)の出力がH→Lへ変化し、キャパシタ30を介してラッチ回路40の入力電位を下げる方向のパルス電流が流れ、ラッチ回路40の状態(インバータ42の出力)はLとなるため、出力回路(後述する)50の出力(OUT)26はHとなる。逆に、入力(IN)1がH→Lへ変化すると、入力回路10(後述する)がL→Hへ変化し、キャパシタ30を介してラッチ回路40の入力電位を上げる方向のパルス電流が流れ、ラッチ回路40の状態はHとなるため、出力回路(後述する)50の出力(OUT)26はLとなる。この場合、キャパシタ30の出力は、図2(b)に示すようにラッチ回路40に設けられた抵抗43を含む構成により微分された波形となり、入力波の立ち上がり時点および立ち下がり時点の各レベル変化時点にスパイクが発生する。ここで、図7に示した従来のレベルシフト回路でCMOS構成のインバータへの微分波形(スパイク波)入力について考察する。例えば、図7でCMOS構成のうちのNMOS203がONしてキャパシタ201の出力側の端子(206)が低レベルで安定しているときに、キャパシタ201による微分波形(スパイク波)が高レベルとなれば、微分波形(スパイク波)よりNMOS203が低レベルに引っ張る力が強いとNMOS203により吸収されてしまい、データが反転しなくなる。しかし、本発明の実施形態に係るレベルシフト回路では、ラッチ回路40の第2のインバータ42の出力から抵抗43を介してフィードバックされる保持された電位により、第1のインバータ41の入力が固定されている。これを図7に示す従来技術に当てはめて考えると、NMOS203がONしてキャパシタ201の出力側の端子(206)が低レベルで安定しているときに、キャパシタ201による微分波形(スパイク波)が高レベルとなってもNMOS203により吸収されることがなくなり、第1のインバータ204(図1ではインバータ41に対応)への高レベル入力として認識でき、データの反転を実現することができる。このように本発明の実施形態に係るレベルシフト回路によれば、従来のレベルシフト回路ではキャパシタ201による微分波形(スパイク波)よりPMOS202またはNMOS203が高レベルまたは低レベルに引っ張る力が強いとデータが反転しなくなるという問題を回避することができる。したがって本発明によれば、インバータを2段と抵抗を設けたことにより望ましい波形整形が可能となり、レベルシフト回路の動作の安定化を図ることができる。
図3は、本発明の実施形態に係るレベルシフト回路の第1の実施例を示す図である。図3においては、図1に示した入力回路10および出力回路50の具体的構成が示されている。さらに図1に示したラッチ回路40における第1のインバータ41のゲートに掛かる電圧範囲を制限する目的でインバータ41の入力と高圧側の高電位電源であるV2H22間およびインバータ41の入力と高圧側の低電位電源であるV2L24間にそれぞれ第3のダイオード44および第4のダイオード45を付加している。
図3において入力回路10は、入力(IN)1から信号を受けるインバータ2と、インバータ2の出力と低圧側の高電位電源であるV1H7との間に挿入された第1のダイオード3と、インバータ2の出力と低圧側の低電位電源であるV1L8との間に挿入された第2のダイオード4とから構成されており、インバータ2の出力は1次側すなわち低圧側の電源電位であるV1H7とV1L8の間で出力レベルが変化するようにされている。また第1と第2のダイオード3、4は、インバータ2を構成するMOSFETの寄生ダイオードで構成されている。
図4は、第1と第2のダイオード3、4を入力回路におけるMOSFETの寄生ダイオードで構成する場合の具体例を示す図である。図4においてインバータ2はCMOSトランジスタ、すなわちPチャネルMOSFET5とNチャネルMOSFET6とで構成され、第1のダイオード3はMOSFETの寄生ダイオードとしてPチャネルMOSFET5のソースおよび基板とドレインの間に形成され、第2のダイオード4はMOSFETの寄生ダイオードとしてNチャネルMOSFET6のソースおよび基板とドレインの間に形成される。そして、入力(IN)1はPチャネルおよびNチャネルのMOSFET5、6のゲートに印加され、低圧側の電源電位であるV1H7がPチャネルMOSFET5のソースに印加され、また低圧側の電源電位であるV1L8がNチャネルMOSFET6のソースに印加され、さらにPチャネルおよびNチャネルのMOSFET5、6のドレインはキャパシタ30の入力に接続されている。
図3において出力回路50は、2次側すなわち高圧側の高電位電源の電位V2Hと低電位電源の電位V2Lの間で出力レベルが変化するようにされたインバータ51を含んで構成されている。そしてインバータ51の出力はレベルシフト回路の出力26となるようにされている。なお、上述のようにインバータ41の出力をレベルシフト回路の出力26としてもよい。
図5は、第3および第4のダイオード44、45をMOSFETの寄生ダイオードで構成する場合の具体例を示す図である。図5においてインバータ(U2)41の入力にはPチャネルMOSFET46とNチャネルMOSFET47が接続され、第3のダイオード44はMOSFETの寄生ダイオードとしてPチャネルMOSFET46のソースおよび基板とドレインの間に形成され、第4のダイオード45はMOSFETの寄生ダイオードとしてNチャネルMOSFET47のソースおよび基板とドレインの間に形成される。そして高圧側の高電位電源であるV2H22がPチャネルMOSFET46のソースおよびゲートに印加され、高圧側の低電位電源であるV2L24がNチャネルMOSFET47のソースおよびゲートに印加され、PチャネルおよびNチャネルMOSFET46、47のドレインは、キャパシタ30の出力および第1のインバータ(U2)41の入力に接続されている。
図3に示した第1の実施例のレベルシフト回路の動作を説明すると、ラッチ回路40は、第1のインバータ41と、第1のインバータ41の出力が入力接続された第2のインバータ42と、第2のインバータ42出力を第1のインバータ41入力に接続する抵抗43とから構成され、定常状態(キャパシタ30を介しての電流のやりとりがない状態)では、抵抗43を通じて第2のインバータ42の出力が第1のインバータ41に入力されることにより直前の状態が保持されている。いま入力(IN)1がL→Hに変化すると、入力回路10のインバータ2の出力がH→Lに変化し、キャパシタ30を介してラッチ回路40の入力の電位を下げる方向のパルス電流が流れ、ラッチ回路40の状態はLとなるため、出力回路50のインバータ51の出力はHとなり、その結果、出力(OUT)26はHとなる。逆に、入力(IN)1がH→Lに変化すると、入力回路10のインバータ2の出力がL→Hに変化し、キャパシタ30を介してラッチ回路40の入力の電位を上げる方向のパルス電流が流れ、ラッチ回路40の状態はHとなるため、出力回路50のインバータ51の出力はLとなり、その結果、出力(OUT)26はLとなる。
図3に示した第1の実施例のレベルシフト回路において、キャパシタ30の容量は、第1のインバータ41の入力の寄生容量と比べて十分に大きくする必要がある。第1および第2のインバータ41、42と同じ集積回路に形成されているキャパシタを使用する場合には、キャパシタ30の下面電極と基板間の寄生容量の影響を排除するためにキャパシタ30の下面電極を入力回路10のインバータ2の出力に接続し、キャパシタ30の上面電極を第1のインバータ41側の電極とすることによりキャパシタ30の容量を第1のインバータ41の入力の寄生容量と比べて十分に大きくとり易くすることができる。また、キャパシタ30としては、十分な耐圧を有するキャパシタを使用する必要があるので、集積回路上のキャパシタを利用する場合にはキャパシタの製法に注意を要する。
図3に示した第1の実施例のレベルシフト回路は、2次側の電源電位が1次側の電源電位から見て変化する場合がある(例えば、H(high)サイドがNMOS構成のDC-DCコンバータにおけるH(high)サイドMOSFETの駆動回路などにおいてしばしば見受けられる)。このようなケースでは、入力(IN)1の信号に変化がなくても、2次側の高電位電源の電位V2Hおよび低電位電源の電位V2Lが上がる方向に変化する時には、キャパシタ30を介してラッチ回路40の第1のインバータ41の入力に立ち下がり信号(ノイズ)が供給され、2次側の電源電圧V2H22、V2L24が下がる方向に変化する時には、キャパシタ30を介してラッチ回路40の第1のインバータ41の入力に立ち上がり信号(ノイズ)が供給されたように動作してレベルシフト回路が誤動作してしまうという問題がある。このような問題に対処するのが、以下に示す第2の実施例である。
図6は、本発明の実施形態に係るレベルシフト回路の第2の実施例を示す図である。図6においては、図1に示した本発明のレベルシフト回路の基本的構成を2つ用い、入力(IN)からの信号を一方のキャパシタには正相に供給し、他方のキャパシタには逆相に供給する構成を採ることにより、2次側の電源電圧が1次側の電源電圧に対し変動した結果により生ずる同相信号入力(後述する)との区別を行い、第1および第2のラッチ回路への同相信号入力が得られた場合には出力を無効とする誤動作防止回路を付加して構成したものである。
具体的に説明すると、図6に示す第2の実施例のレベルシフト回路は、図1および図3に示した(第1の)入力回路10、(第1の)キャパシタ30、(第1の)ラッチ回路40に対応して、それぞれ第2の入力回路15、第2のキャパシタ60、第2のラッチ回路70を設けている。そして、入力(IN)1からの信号が第1の入力回路10により反転され、その第1の入力回路10の出力が第1のキャパシタ30へ正相の信号として入力されるようにすると共に、第2の入力回路15へも入力されて、第2の入力回路15のインバータにより第2のキャパシタ60へ逆相の信号が入力されるようにしている。第2のキャパシタ60の出力は第2のラッチ回路70の入力に印加される。第2のラッチ回路70の出力は誤動作防止回路80(後述する)のNMOSFET81およびPMOSFET84に入力される。一方、第1のラッチ回路40の出力は出力回路50の入力に印加され、出力回路50のインバータ51により第1のラッチ回路40の出力が反転される。そして出力回路50の出力は誤動作防止回路80のNMOSFET82およびPMOSFET83に入力される。
ここで誤動作防止回路80について説明すると、誤動作防止回路80は、上述したNMOSFET81,NMOSFET82,PMOSFET83およびPMOSFET84と、第1のインバータ85、第2のインバータ86および第3のインバータ87と、抵抗88と、キャパシタ89とにより構成されている。NMOSFET81,NMOSFET82,PMOSFET83およびPMOSFET84は誤動作防止回路80の入力部を構成し、PMOSFET83とNMOSFET82の接続点を入力部の出力端子としている。また、図1の基本的構成に示したように、第1のインバータ85、第1のインバータ85の出力が入力接続された第2のインバータ86および第2のインバータ86の出力を第1のインバータ85入力に接続する抵抗88で第3のラッチ回路を構成し、入力部からの出力を第1のインバータ85の入力に接続して第3のラッチ回路への入力するとともに、この第3のラッチ回路の出力を第3のインバータ87により反転して誤動作防止回路80の出力、すなわち誤動作防止したレベルシフト回路の出力28としている。
誤動作防止回路80の動作について説明すると、2次側の電源電圧が1次側の電源電圧から見て上下に変化しない正常状態下にあるとき入力(IN)1がL→Hとなると、第1のラッチ回路40の入力には正相信号、第2のラッチ回路70の入力には逆相信号が得られ、その結果、出力回路50に相当する回路が付加されていない第2のラッチ回路70の出力および第1のラッチ回路40の出力を反転する出力回路50の出力が共にHとなって誤動作防止回路80の入力端にあるNMOSFET81とNMOSFET82が同時に導通し、PMOSFET83とPMOSFET84が同時に遮断することにより入力部の出力がLになり、第1ないし第3のインバータ85〜87を通じて誤動作防止回路80の出力(OUT)28はHとなる。逆に、2次側の電源電圧が1次側の電源電圧から見て上下に変化しない正常状態下にあるとき入力(IN)1がH→Lとなると、出力回路50に相当する回路が付加されていない第2のラッチ回路70の出力および第1のラッチ回路40の出力を反転する出力回路50の出力が共にLとなって誤動作防止回路80の入力端にあるPMOSFET83とPMOSFET84が同時に導通し、NMOSFET81とNMOSFET82が同時に遮断することにより入力部の出力がHになり、第1ないし第3のインバータ85〜87を通じて誤動作防止回路80の出力(OUT)28はLとなる。
しかし2次側の電源電圧が1次側の電源電圧から見て上下に変化する非正常状態下にあるときに、上述したように、第1のラッチ回路40および第2のラッチ回路70に同相の信号(ノイズ)が入力され、それに呼応して第1のラッチ回路40、第2のラッチ回路70および出力回路50が動作しても、それがレベルシフト回路の出力に影響しないようになっている。すなわち、その場合は出力回路50に相当する回路が付加されていない第2のラッチ回路70の出力および第1のラッチ回路40の出力を反転する出力回路50の出力は共にH又は共にLにならず互いに反転信号となるため、誤動作防止回路80の入力端にあるNMOSFET81およびPMOSFET83が同時遮断、もしくは、NMOSFET82およびPMOSFET84が同時遮断の状態となるので入力部の出力が高インピーダンスになり、NMOSFET82およびPMOSFET83の出力点から第3のラッチ回路には2次側電源電位V2H,V2Lは供給されず、したがって第1のインバータ85の入力は抵抗88を通じて第2のインバータ86の出力からフィードバックされた保持電圧を維持するため、誤動作防止回路80の出力(OUT)28は前の状態が保持される。したがって、2次側電源電位の変動によるレベルシフト回路の誤動作を防止することができる。なお、キャパシタ89は、第1のラッチ回路40および第2のラッチ回路70の入力に同相信号が得られた際のタイミングずれによる誤動作防止回路80の出力(OUT)28の反転を防止するために設けられている。なお、図6はキャパシタ89を誤動作防止回路80の入力部の出力端子であるPMOSFET83とNMOSFET82の接続点および高圧側の低電位電源V2L24との間に接続する例を示すが、キャパシタ89を誤動作防止回路80の入力部の出力端子と高圧側の高電位電源であるV2H22との間に接続してもよい。
本発明の実施形態に係るレベルシフト回路の基本的構成を示す図である。 本発明の実施形態に係るレベルシフト回路におけるキャパシタの入力波形および出力波形を示す図である。 本発明の実施形態に係るレベルシフト回路の第1の実施例を示す図である。 本発明の実施形態に係るレベルシフト回路の入力回路における第1と第2のダイオードを寄生ダイオードで構成する場合の具体例を示す図である。 本発明の実施形態に係るレベルシフト回路のインバータにおける第1および第2のダイオードを寄生ダイオードで構成する場合の具体例を示す図である。 本発明の実施形態に係るレベルシフト回路の第2の実施例を示す図である。 従来のレベルシフト回路の構成を示す図である。
符号の説明
10、15 入力回路
30、60 キャパシタ
40、70 ラッチ回路
41 第1のインバータ
42 第2のインバータ
43 抵抗
50 出力回路
80 誤動作防止回路
81、82 NMOSFET
83、84 PMOSFET
85 誤動作防止回路80の第1のインバータ
86 誤動作防止回路80の第2のインバータ
87 誤動作防止回路80の第3のインバータ
88 抵抗
89 キャパシタ

Claims (7)

  1. 1次側の高電位電源の電位と低電位電源の電位間でレベル変化する入力信号を出力する入力回路と、前記入力回路の出力が一端に入力されるキャパシタと、2次側の高電位電源と低電位電源をその電源とし、その出力端子と抵抗を介して接続されるとともに前記キャパシタの他端に結合される入力端子を有するラッチ回路と、を備えることを特徴とするレベルシフト回路。
  2. 前記ラッチ回路は、第1のインバータと、該第1のインバータの出力が入力接続される第2のインバータと、第2のインバータ出力を第1のインバータ入力に接続する前記抵抗を有し、前記第1のインバータの入力電圧範囲を制限するダイオードを前記第1のインバータの入力と前記2次側の高電位電源間および前記第1のインバータの入力と前記2次側の低電位電源間にそれぞれ設けたことを特徴とする請求項1記載のレベルシフト回路。
  3. 前記ダイオードをMOSFETの寄生ダイオードで構成したことを特徴とする請求項2記載のレベルシフト回路。
  4. 1次側の高電位電源の電位と低電位電源の電位間でレベル変化する入力信号およびその反転信号をそれぞれ出力する第1および第2の入力回路と、前記第1および第2の入力回路の出力がそれぞれ一端に入力される第1および第2のキャパシタと、2次側の高電位電源と低電位電源をその電源とし、それぞれその出力端子と抵抗を介して接続されるとともに前記第1および第2のキャパシタの他端に結合される入力端子を有する第1および第2のラッチ回路と、2次側の高電位電源と低電位電源をその電源として前記第1および第2のラッチ回路のいずれかひとつの出力が入力されてその反転信号を出力するインバータと、2次側の高電位電源と低電位電源を電源とし、前記インバータの出力および前記第1および第2のラッチ回路の出力のうち前記インバータに入力されていない出力の2つの信号が入力されて該2つの信号が互いに逆相の場合には出力を無効とし、同相の場合には出力を有効とする入力部および該入力部の出力が入力される第3のラッチ回路を有する誤動作防止回路と、を備えることを特徴とするレベルシフト回路。
  5. 前記第1および第2のラッチ回路は、それぞれ、第1のインバータと、該第1のインバータの出力が入力接続される第2のインバータと、第2のインバータ出力を第1のインバータ入力に接続する前記抵抗を有するとともに、前記第1のインバータの入力電圧範囲を制限するダイオードを前記第1のインバータの入力と前記2次側の高電位電源間および前記第1のインバータの入力と前記2次側の低電位電源間にそれぞれ設けたことを特徴とする請求項4記載のレベルシフト回路。
  6. 前記誤動作防止回路は、前記インバータの出力が入力される第1のPMOSFETおよび第2のNMOSFET、前記第1および第2のラッチ回路の出力のうち前記インバータに入力されていない出力が入力される第1のNMOSFETおよび第2のPMOSFET、および出力端子を有し、前記2次側の高電位電源と前記出力端子の間に前記第1および第2のPMOSFETが直列に接続され、前記2次側の低電位電源と前記出力端子の間に前記第1および第2のNMOSFETが直列に接続されていることを特徴とする請求項4記載のレベルシフト回路。
  7. 前記誤動作防止回路は、前記2次側の高電位電源または低電位電源と前記出力端子の間に接続されたキャパシタを有することを特徴とする請求項4ないし6のいずれかに記載のレベルシフト回路。
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