JP2000191356A - セメント分散剤および該分散剤を含むコンクリ―ト組成物 - Google Patents

セメント分散剤および該分散剤を含むコンクリ―ト組成物

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JP2000191356A JP10376862A JP37686298A JP2000191356A JP 2000191356 A JP2000191356 A JP 2000191356A JP 10376862 A JP10376862 A JP 10376862A JP 37686298 A JP37686298 A JP 37686298A JP 2000191356 A JP2000191356 A JP 2000191356A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】減水性、スランプフローの持続性、強度発現性
等を全て満足するセメント分散剤および該分散剤を含む
コンクリート組成物の提供。 【解決手段】(A)ポリアマイドポリアミンまたはその
アルキレンオキサイド付加物、(B)(メタ)アクリル
酸またはそのアルカリ金属、アンモニウムもしくはアル
カノールアミン塩、(C)(メタ)アクリル酸のポリア
ルキレングリコールエステルとをA:B:C=10〜4
0:10〜40:50〜80(重量%)の割合で共重合
させた水溶性両性型共重合体を主成分とするセメント分
散剤(特に超高性能コンクリート用分散剤)。該分散剤
を含有するコンクリート組成物(特に超高性能コンクリ
ート)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はセメント分散剤およ
び該分散剤を含むコンクリート組成物に関する。より詳
しくは本発明は、セメント粒子の分散効果とその持続性
に優れ、それにより減水性が大きくスランプフローの持
続性が長いため作業性に優れ、硬化後の強度発現が良好
であるセメント分散剤、特に超高性能コンクリートに適
するセメント分散剤、および該分散剤を含む超高性能コ
ンクリート組成物等のコンクリート組成物に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、セメント分散剤としては、ポリメ
ラミンスルホネート、リグニンスルホネート、オレフィ
ンとマレイン酸の共重合体等のポリカルボン酸系分散剤
等が使用されてきた。しかしながら、これらの化合物で
はスランプフローの持続性に代表される効果の持続性に
問題があるばかりでなく、現在および今後の超高性能コ
ンクリートへの使用にも問題があった。これらの問題を
解決するために非イオン性基を導入した新しいタイプの
ポリカルボン酸系のセメント分散剤が積極的に提案され
ている。例えば、特開平1−226757号公報には
(メタ)アクリル酸塩、(メタ)アクリルスルホン酸
塩、ポリエチレングリコ−ルアルキルエ−テルのモノア
クリル酸エステルまたはポリプロピレングリコ−ルアル
キルエ−テルのモノアクリル酸エステルの共重合体が開
示されている。しかし、該公報に開示のものを含むこれ
までのセメント分散剤には、それを配合しコンクリート
として使用する場合、減水性、スランプフローの持続
性、強度発現性等の全てを満足するものは依然としてな
かった。従って、当業界には減水性、スランプフローの
持続性、強度発現性等を満足する、超高性能コンクリー
トにも適用可能なセメント分散剤に対する強い要望があ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような状
況を考慮してなされたものであり、従来のセメント分散
剤が有する問題点を解決する、すなわち減水性、スラン
プフローの持続性、強度発現性等を全て満足するセメン
ト分散剤および該分散剤を含むコンクリート組成物を提
供することを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記課題を
解決するために鋭意研究を重ねた結果、特定の3成分の
有機物質からなる共重合体が所望の効果を奏することを
見出し、本発明を完成させた。すなわち、本発明は、ポ
リアルキレンポリアミン1.0モルと二塩基酸または二
塩基酸と炭素原子数1ないし4の低級アルコールとのエ
ステル0.8〜0.95モルとアクリル酸もしくはメタ
クリル酸またはアクリル酸もしくはメタクリル酸と炭素
原子数1ないし4の低級アルコールとのエステル0.0
5〜0.18モルを縮合させたポリアマイドポリアミン
のアミノ残基1当量に対して炭素原子数2ないし4のア
ルキレンオキサイド0〜8モルを付加させた化合物(化
合物A)と、次式I: (式中、Rは水素原子またはメチル基を表し、Mは水素
原子、アルカリ金属、アンモニウム基またはアルカノー
ルアンモニウム基を表す)で表される化合物(化合物
B)と、次式II: (式中、R’は水素原子またはメチル基を表し、R1
炭素原子数2ないし4のアルキレン基を表し、R2 は水
素原子または炭素原子数1ないし4のアルキル基を表
し、そしてmは1ないし100の整数を表す)で表され
る化合物(化合物C)とを、化合物A:化合物B:化合
物C=10〜40重量%:10〜40重量%:50〜8
0重量%の割合で共重合させた水溶性両性型共重合体を
主成分とすることを特徴とするセメント分散剤に関す
る。本発明はまた、超高性能コンクリート組成物に配合
される上記本発明のセメント分散剤に特に関する。な
お、本発明のセメント分散剤は通常のコンクリートの配
合技術により汎用の高性能AE減水剤の使用領域でも使
用できるものである。さらに本発明は、上記本発明のセ
メント分散剤を含有することを特徴とするコンクリート
組成物、そして特に超高性能コンクリート用である該コ
ンクリート組成物に関する。なお、本明細書において
「超高性能コンクリート」とは当該分野で一般に使用お
よび理解されているようなものを意味し、相当に広範囲
のものを包含するが、例えば従来のコンクリートに比べ
水使用量が少ない場合でも従来と同等ないしはより高い
強度を示すもの、より具体的には水/バインダー比が2
0%以下、特に12%程度であっても通常の使用に支障
をきたすことのないワーカビリティを有する生コンクリ
ートが得られ、かつ硬化後、150N/mm2 以上の圧
縮強度を示すもの等である。
【0005】本発明において使用される化合物Aは上記
したように、ポリアルキレンポリアミン(化合物a)と
二塩基酸または二塩基酸と炭素原子数1ないし4の低級
アルコールとのエステル(化合物b)とアクリル酸もし
くはメタクリル酸またはアクリル酸もしくはメタクリル
酸と炭素原子数1ないし4の低級アルコールとのエステ
ル(化合物c)とを特定の割合で縮合させたポリアマイ
ドポリアミンに、アルキレンオキサイド(化合物d)を
特定量付加させた化合物である。化合物aのポリアルキ
レンポリアミンとして、例えばジエチレントリアミン、
トリエチレンテトラミン、テトラエチレンペンタミン、
ペンタエチレンヘキサミン、ジプロピレントリアミン、
トリプロピレンテトラミン、テトラプロピレンペンタミ
ン等を挙げることができるが、効果と経済性の点からジ
エチレントリアミン、トリエチレンテトラミン等が好ま
しい。化合物bの二塩基酸およびその炭素原子数1ない
し4の低級アルコールエステルとして、例えばマロン
酸、コハク酸、フマル酸、マレイン酸、グルタル酸、ア
ジピン酸、ピメリン酸、フタル酸、アゼライン酸、セバ
チン酸、またはこれらの炭素原子数1ないし4の低級ア
ルコール、例えばメタノール、エタノール、プロパノー
ル、ブタノールまたは存在する場合にはそれらの異性体
とのエステルを挙げることができる。その中でも効果と
経済性の点からアジピン酸が最も好ましい。化合物cの
アクリル酸またはメタクリル酸およびその炭素原子数1
ないし4の低級アルコールエステルとして、例えばアク
リル酸、メタクリル酸、アクリル酸メチル、メタクリル
酸メチル、アクリル酸エチル、メタクリル酸エチル、ア
クリル酸プロピル、メタクリル酸プロピル、アクリル酸
ブチル、メタクリル酸ブチル等が挙げられる。上記の化
合物a、bおよびcの3成分からなるポリアマイドポリ
アミンは公知の縮重合技術により容易に得ることができ
る。また、ポリアマイドポリアミンのアミノ残基に付加
させる化合物dである炭素原子数2ないし4のアルキレ
ンオキサイドとはエチレンオキサイド、プロピレンオキ
サイドまたはブチレンオキサイドである。これらアルキ
レンオキサイドは1種類のみを用いても、2種以上を併
用してもよい。
【0006】ポリアマイドポリアミンの製造、すなわち
化合物a、bおよびcの縮重合反応には、例えば、最初
に化合物aと化合物bのみを縮重合させ、しかる後に一
塩基酸である化合物cを加えて更に縮重合を継続させる
2段反応法、または最初から化合物a、bおよびcを同
時に混合して縮重合を行わせる一括反応法等がある。し
かしながら、いずれの方法を用いるにしてもこの縮重合
反応すなわちアマイド化反応はアマイド交換反応と並行
して進行するため、最終的には化合物cに由来するアク
リル酸残基またはメタクリル酸残基はポリアマイド鎖の
末端に位置することになり、同じ結果を与えるとみなし
てよい。
【0007】次に、ポリアマイドポリアミンを構成する
上記3成分の反応モル比について説明する。化合物a
(ポリアルキレンポリアミン)1モルに対する化合物b
(二塩基酸またはそのエステル)の反応比は0. 8〜
0. 95モルである。この範囲のモル比で反応させた化
合物aと化合物bの縮重合物は平均的には(ポリアルキ
レンポリアミン5モル:二塩基酸4モル) 〜(ポリアル
キレンポリアミン20モル:二塩基酸19モル) の縮重
合によって構成される一定範囲の鎖長を有するポリアマ
イドとなり、このことより、これを用いて得られる分散
剤は高い減水性およびスランプフローの持続性を発揮し
ている。このポリアマイドの鎖長がこれよりも短い場合
(上記反応比が0.8モル未満の場合)には、それを使
用して得られる分散剤では、スランプフローの保持性が
極端に低下する。鎖長がこれより長い場合(上記反応比
が0.95モルを越える場合)には減水性がかなり低下
し、好ましくない。
【0008】本発明に係わるポリアマイドポリアミンは
1分子当たり0. 25モル〔a:b:c=1.0:0.
8:0.05(モル)の場合〕から、3. 6モル〔a:
b:c=1.0:0.95:0.18(モル)の場合〕
のアクリル酸残基またはメタクリル酸残基を有するが、
効果の面から好ましい範囲は0. 5〜2. 0モルであ
る。この値が0. 25モルを下回る場合(例えばa:b
=1.0:0.8であって、化合物aに対する化合物c
の量比が0.05未満の場合)には、これから得られる
化合物Aが最終共重合体に組み込まれる割合が低下し、
セメント分散剤としての性能を著しく低下させる。一方
3.6モルを越えると(例えばa:b=1.0:0.9
5であって、化合物aに対する化合物cの量比が0.1
8を越える場合)、共重合体が三次元構造をとり過ぎて
しまい十分な効果が得られない。
【0009】ポリアマイドポリアミンに付加させるアル
キレンオキサイドの量はポリアマイドポリアミンのアミ
ノ残基1当量に対し0〜8モルである。8モルを越える
と化合物Aの分子量が大きくなるためにカチオン当量が
低下し、本発明の両性型ポリマーとしての十分な効果が
得られない。本発明において、上記アルキレンオキサイ
ドの付加は行われることが好ましく、その量は好ましく
はポリアマイドポリアミンのアミノ残基1当量に対し
0.5〜6.0、特に好ましくは1.0〜5.5であ
る。
【0010】本発明において使用される化合物Bは、例
えばアクリル酸もしくはメタクリル酸またはそれらのナ
トリウム、カリウム、アンモニウム、モノエタノールア
ミン、ジエタノールアミン、またはトリエタノールアミ
ン塩類を挙げることができるが、性能および経済性の面
からナトリウムおよびアンモニウム塩が好ましい。
【0011】本発明において使用される化合物Cは、例
えばメトキシポリエチレングリコールのメタクリル酸エ
ステルまたはアクリル酸エステル、エトキシポリエチレ
ングリコールのメタクリル酸エステルまたはアクリル酸
エステル、メトキシポリエチレングリコール/ポリプロ
ピレングリコール共重合体のメタクリル酸エステルまた
はアクリル酸エステル、ポリエチレングリコールのモノ
アクリル酸またはモノメタクリル酸エステル等が挙げら
れる。
【0012】本発明における水溶性両性型共重合体の製
造は化合物A、化合物Bおよび化合物Cを使用して従来
公知の方法により容易に実施され得る。ここで、本発明
の上記共重合体における化合物A:化合物B:化合物C
の共重合割合は10〜40:10〜40:50〜80の
範囲であり、重量を基準として合計が100となるよう
に適宜選択される。この範囲外であると、次に述べるよ
うな効果が得られない。このようにして得られた本発明
における水溶性両性型共重合体は、セメント分散剤とし
て極めて優れた減水性とスランプフローの持続性が長い
という特徴を有し、従来使用されまた提案されているセ
メント分散剤では得られなかった性能を発揮することが
可能である。これらの効果は共重合体の分子構造中のカ
ルボキシル基(アニオン性基)、ポリアルキレンポリア
マイド基(カチオン性基)およびアルコキシポリアルキ
レングリコール基からなる非イオン性親水性基を併せ持
つことによりもたらされると考えられるが、このような
特異的構造を有する共重合体を使用することが本発明の
根幹をなすものである。特に前記の特定のアマイド基を
有するカチオン性基を有する共重合体は、これまで提案
されたことのないものであり、しかも予測し得なかった
顕著な効果を奏することは、驚くべきことであると言え
る。なおセメント分散剤用共重合体成分としてポリアマ
イドポリアミンを組み込んだ例として特開平7−334
96号公報に開示の技術があるが、該技術において規定
された範囲のポリアマイドポリアミンを用いた共重合体
は、コンクリートの水/セメント比または水/バインダ
ー比が30%以下では減水性、スランプフローの持続
性、硬化性等の点で限界があり、本発明のような優れた
減水性やスランプフローの保持性が得られない。
【0013】一般的に、セメント粒子等の表面がプラス
電荷を帯びた物質を分散させ、かつ少量の水の介在で流
動性を保たさせるためには、分散剤として分子中にアニ
オン性基を多く持つポリマー系化合物の使用が有効であ
ることが知られている。ポリマーのアニオン部分が粒子
に吸着しプラス電荷を中和し、さらに吸着したポリマー
はマイナス電荷の電気的斥力により、良好な分散系が得
られることは公知であるし、また粒子間に働く電気的斥
力が強いほど分散系の流動性がよくなることも一般的に
論じられている。例えばβ−ナフタレンスルフォン酸フ
ォルマリン高縮合物等はアニオン性基であるスルホン酸
基が、そして低級αーオレフィン/無水マレイン酸共重
合体の塩やポリアクリル酸ソーダはアニオン性基である
カルボキシル基が作用していることは明白である。ま
た、(メタ)アクリル酸/アルコキシポリエトキシ(メ
タ)アクリレート共重合体等は、カルボキシル基とバル
キーなアルコキシポリアルキレングリコール基が粒子間
に作用し分散と流動性を発揮できると云われている。し
かしこれら従来の化合物では超高性能コンクリートのよ
うに水量が少ない場合には流動効果に限界が見られる
し、スランプフローの保持性の問題は解決できないのが
現状である。また初期の流動性を得るため、過剰添加す
ることも考えられるが、この場合凝結が極端に遅くな
り、硬化不良となる可能性が高く、構造物用コンクリー
トとして論外である。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明者らは数多くの共重合体に
ついての研究を重ねた結果、従来化合物の性能を遥かに
凌ぐ本発明に係わる共重合体を発見するに到ったが、現
在そのメカニズムについて解明を試みている。本発明に
係わる水溶性両性型共重合体のポリカルボキシル基がセ
メント粒子の電荷の中和および粒子間での電気的斥力に
関与していると考えられるし、本発明の特定のアマイド
基を有するカチオン性基部分が何らかの電荷調整的作用
をし、ポリアマイドポリアミン基の末端水酸基がスラン
プフローの保持性に大きく影響していると推察してい
る。また、本発明の化合物を構成するカルボキシル基、
アルコキシポリアルキレングリコール基およびポリアマ
イドポリアミン基はそれぞれに分散系において良好な効
果を果たす役割を充分に担っており、かつ、これらの間
に相乗作用が働き飛躍的な効果を発揮していると推察し
ている。
【0015】本発明の水溶性両性型共重合体からなるセ
メント分散剤はコンクリートの材料を含めた配合条件に
よりその添加量は変わるが、セメントに対し固形分換算
で通常0.1〜1.5%程度添加される。すなわち減水
性、スランプフロー保持性を得るためには、添加量が多
いほど良いが、多過ぎると凝結遅延を起こし最悪の場合
硬化不良となる。使用する方法は一般のセメント分散剤
の場合と同じであり、コンクリート混練時に原液添加す
るか、予め混練水に希釈して添加する。あるいはコンク
リートまたはモルタルを練り混ぜた後に添加し再度均一
に混練しても良い。本発明は上記本発明のセメント分散
剤を含有するコンクリート組成物をも提供する。ここ
で、セメント分散剤以外の成分は従来慣用のコンクリー
ト用成分であり、セメント、例えば普通ポルトランドセ
メント、早強ポルトランドセメント、低熱・中庸熱ポル
トランドセメントまたは高炉セメント等、骨材、すなわ
ち細骨材および粗骨材、混和材、例えばシリカフュー
ム、炭酸カルシウム粉末、スラグ粉末、膨張材および水
を挙げることができる。また、本発明の分散剤以外の慣
用の分散剤、減水剤、空気連行剤、消泡剤等も適宜配合
し得ることはいうまでもない。それら各成分の配合割合
は選択された成分の種類や使用目的に応じて容易に決定
され得る。
【0016】
【実施例】次に実施例に基づいて本発明をより詳しく説
明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものでは
ない。
【0017】I.水溶性両性型共重合体の合成 実施例1 攪拌器付き反応容器にジエチレントリアミン103g
(1.0モル)、アジピン酸125g(0.86モル)
を仕込み、窒素の導入による窒素雰囲気下で攪拌混合す
る。150℃になるまで昇温し縮重合に伴う反応生成物
の水を除きながら、酸価が18となるまで20時間反応
させた。次にハイドロキノンメチルエーテル0.3g、
メタクリル酸12.3g(0.14モル)を仕込み、同
温度(150℃)で10時間反応させた。これにより反
応留出水の合計32gと共にポリアマイドポリアミン2
09g(融点110℃、酸価19)を得た。このポリア
マイドポリアミン全量を水503gに溶解させ温度50
℃となるまで昇温した。同温度(50℃)でエチレンオ
キサイド127g(未反応アミノ基を含めた総アミノ残
基に対し2.0モル相当)を2時間かけて逐次導入し、
2時間の熟成を行った。これにより本発明の化合物A−
1(固形分40%)839gを得た。次に、撹拌器付き
反応容器に水1270gを仕込み、窒素を導入し合成系
内を窒素雰囲気とし温度90℃になるまで昇温した。ま
た化合物A−1を500g、メタクリル酸ナトリウム塩
(化合物B)200gおよびメトキシポリエチレングリ
コールモノメタアクリレート(化合物C,分子量200
0)600gの混合物(固形分を重量比で表すと化合物
A/化合物B/化合物C=20重量部/20重量部/6
0重量部の割合で合計100重量部)と5%チオグリコ
ール酸アンモニウム水溶液400gと、5%過硫酸アン
モニウム水溶液400gの3液を、合成系内へ2時間か
けて同時に滴下した。滴下終了後さらに5%過硫酸アン
モニウム水溶液100gを30分かけて滴下し、その後
2時間熟成を行い、水溶性両性型共重合体(実施例1)
を3470g得た。この共重合体(実施例1)はGPC
分子量測定により重量平均分子量が32000の共重合
体であった。なおその測定条件は以下のとおりである: カラム:OHpak SB-802HQ, OHpak SB-803HQ, OHpak SB-8
04HQ(昭和電工製) 溶離液:50mM硝酸ナトリウム水溶液とアセトニトリ
ルの比80:20 検出器:示差屈折計 検量線:ポリエチレングリコール。
【0018】実施例2〜9 表1に示す出発物質を用い、実施例1と同様な方法でポ
リアマイドポリアミンアルキレンオキサイド付加物であ
る化合物A−2〜A−7を得た。また表2に示される化
合物A、化合物Bおよび化合物Cを用い実施例1と同様
な方法で共重合を行い水溶性両性型共重合体(実施例2
〜9)を得た(ただし、得られた共重合体は固形分30
%になるよう水分を調整した)。
【0019】
【表1】 化合物A−1〜A−7の合成例*1 ──────────────────────────────────── 化合物A A-1 A-2 A-3 A-4 A-5 A-6 A-7 ──────────────────────────────────── (a)DETA*2 1.00 1.00 1.00 − − 1.00 1.00 TETA*3 − − − 1.00 1.00 − − (b)アジピン酸 0.86 0.91 0.83 0.88 0.91 0.80 0.88 中間縮合物酸価*4 18 19 15 20 20 21 18 (c)アクリル酸 − 0.09 − 0.14 0.10 − 0.10 メタクリル酸 0.14 − 0.17 − − 0.16 − 最終縮合物酸価*5 19 19 17 19 21 20 17 (d)エチレンオキサイド 2.0 2.0 5.0 3.0 2.0 1.0 3.0 プロピレンオキサイド − 2.0 − 1.0 − 2.0 − ──────────────────────────────────── *1 表中の化合物Aを製造するために使用される成分(a)〜(d)は上記した 化合物a〜dに相当し、各数値は構成モル比を表す。*2 ジエチレントリアミン*3 トリエチレンテトラミン*4 化合物aと化合物bとの縮合物(中間縮合物)の酸価*5 化合物aと化合物bと化合物cとの縮合物(最終縮合物)の酸価
【0020】
【表2】 実施例1〜9*1 ──────────────────────────────────── 実施例番号 1 2 3 4 5 6 7 8 9 ──────────────────────────────────── 化合物A A−1 20 − − − − − − − − A−2 − 20 − − − − − − − A−3 − − 15 − − − − − − A−4 − − − 30 − − − 25 − A−5 − − − − 25 − − − 13 A−6 − − − − − 33 − − − A−7 − − − − − − 20 − − 化合物B アクリル酸Na − 20 27 − − 12 − − − アクリル酸NH4 − − − − − − 15 − − メタクリル酸Na 20 − − 15 20 − − 20 14 化合物C C−1*2 − 60 − − − − − − − C−2*3 − − − 55 − − − − − C−3*4 − − 58 − − − − 55 − C−4*5 60 − − − 55 − − − − C−5*6 − − − − − 55 − − 73 C−6*7 − − − − − − 65 − − ──────────────────────────────────── 共重合体の重量平均 32.0 35.1 42.5 35.3 37.5 30.7 47.2 44.2 38.5 分子量(×103 ) ──────────────────────────────────── *1 表中の化合物A〜Cの値は固形分を基準とした構成重量部である。*2 メトキシポリエチレングリコールアクリレート(分子量400)*3 メトキシポリエチレングリコールメタクリレート(分子量1000)*4 メトキシポリエチレングリコールアクリレート(分子量2000)*5 メトキシポリエチレングリコールメタクリレート(分子量2000)*6 プロポキシポリエチレングリコールアクリレート(分子量3000)*7 メトキシポリエチレングリコールメタクリレート(分子量3000)
【0021】比較例1〜4 ポリアルキレンポリアミンと二塩基酸および(メタ)ア
クリル酸の反応割合を本発明の範囲外としたことを除い
て実施例1に示す方法と同様にして縮合化合物を合成し
た(化合物A’−1〜化合物A’−4)。表3にこの合
成例を示す。次いでこれらの化合物A’−1〜A’−4
と化合物Bおよび化合物Cとを共重合させ、水溶性両性
型共重合体(比較例1〜6)を得た。表4にはその合成
例を示す。
【0022】
【表3】 化合物A’−1〜A’−4(比較化合物)の合成例*1 ─────────────────────────── 比較化合物A’ A'-1 A'-2 A'-3 A'-4 ─────────────────────────── (a)DETA*2 1.00 1.00 − 1.00 TETA*3 − − 1.00 − (b)アジピン酸 0.60 0.80 0.70 0.97 中間縮合物酸価*4 18 19 20 23 (c)メタクリル酸 0.75 0.50 0.50 0.04 最終縮合物酸価*5 17 18 18 25 (d)エチレンオキサイド 2.0 5.0 3.0 2.0 ───────────────────────────*1 表中の化合物A’を製造するために使用される成分(a)〜(d)は上記し た化合物a〜dに相当し、各数値は構成モル比を表す。*2 ジエチレントリアミン*3 トリエチレンテトラミン*4 化合物aと化合物bとの縮合物(中間縮合物)の酸価*5 化合物aと化合物bと化合物cとの縮合物(最終縮合物)の酸価
【0023】
【表4】 比較例1〜6*1 ──────────────────────────── 比較例番号 1 2 3 4 5 6 ──────────────────────────── 化合物A’ A’−1 20 − − − − − A’−2 − 15 − − − − A’−3 − − 15 − − − A’−4 − − − 20 − − 化合物B メタクリル酸Na 20 25 25 25 40 35 化合物C C−1*2 60 − − − − − C−2*3 − − 60 − 60 − C−3*4 − 60 − − − − C−4*5 − − − 55 − 65 ──────────────────────────── 共重合体の重量平均 47.3 49.7 39.5 40.5 42.5 38.7 分子量(×103 ) ────────────────────────────*1 表中の化合物A’、化合物Bおよび化合物Cの値は固形分を基準とした構成 重量部である。*2 メトキシポリエチレングリコールアクリレート(分子量400)*3 メトキシポリエチレングリコールメタクリレート(分子量1000)*4 メトキシポリエチレングリコールアクリレート(分子量2000)*5 メトキシポリエチレングリコールメタクリレート(分子量2000)
【0024】II.試験例1:超高性能コンクリートで
の水溶性両性型共重合体の評価 本試験例では超高性能コンクリートとして『生コンクリ
ート製造後2時間は60cm以上のスランプフローを材
料分離することなく示し、24時間以内に凝結が始まる
もので、91日の圧縮強度が150N/mm2 以上』の
ものを対象として試験を行った。ここではセメントと併
用する粉末としてシリカフュームを用い(両者を併せて
バインダーと呼ぶ)、水/バインダー比が16%と12
%の条件下で表5に示すコンクリート配合を用いて水溶
性両性型共重合体の試験を行った。コンクリートの練混
ぜは50リットル強制二軸練りミキサーを使用し、セメ
ント、シリカフューム、細骨材、粗骨材、1/2量の水
溶性両性型共重合体セメント分散剤を溶解した水を加え
60秒間練り混ぜた後、残りの水溶性両性型共重合体を
加え150秒間練り混ぜた。コンクリート排出後、排出
直後、1時間後、2時間後のスランプ、スランプフロ
ー、外観の良否を測定し、また20℃の恒温室に放置し
所定時間以内に凝結が始まるか否かを調べ、さらに91
日後の圧縮強度も併せて測定した。スランプはJIS
A−1101、スランプフローはJASS5−T50
3、圧縮強度はJIS A−1108に準じて測定し
た。なお水溶性両性型共重合体のバインダーに対する添
加量は直後のスランプフローが約65cmになるよう決
定し、表6の比較例5および6ならびに表7の比較例3
および4のように添加量を増やしても頭打ちになる場合
には65cm以下の添加量で試験を行った。表6に示す
結果から明らかなように、実施例1〜9の水溶性両性型
共重合体は水/バインダー比が16%と極端に水量の少
ない条件下でも状態の良いコンクリートが得られ、また
作業性の目安である60cm以上のスランプフローが2
時間以上確保できた。さらに24時間以内で凝結が始ま
るため、硬化に対しても全く問題がなかった。表7には
コンクリート工学の常識を遥かに越えた水/バインダー
比が12%での試験結果を示すが、本発明の水溶性両性
型共重合体により状態の良いコンクリートが得られ、ま
た作業性の目安となる60cm以上のスランプフローが
2時間以上得られた。さらに24時間以内で凝結が始ま
るため、硬化に対しても全く問題がなく、本発明による
水溶性両性型共重合体のコンクリート工学に対する寄与
は多大であることが判明した。
【0025】
【表5】 コンクリートの配合(単位:kg/m3 ) ─────────────────────────── 配合番号 配合−1 配合−2 ─────────────────────────── W/B(%) 16.0 12.0 水*1 140 150 セメント*2 788 1125 シリカフューム*3 88 125 細骨材*4 529 381 粗骨材*5 970 765 ───────────────────────────*1 水道水*2 配合−1では中庸熱ポルトランドセメント(比重3.21) 配合−2では低熱ポルトランドセメント(比重3.22)*3 マイクロシリカ(エルケム社製)(比重2.20)*4 君津産陸砂(比重2.63)*5 下松市産砕石(比重2.74)
【0026】
【表6】 コンクリート試験結果〔コンクリート配合−1(W/B=16%)を用いた場合 〕 ─────────────────────────────────── 試験 共重合 添加 スランプ(cm)*2 スランプフロー(cm)*2 番号 体番号 量*1 直後 1時間 2時間 直後 1時間 2時間 ─────────────────────────────────── 1 実施例1 0.90 ≧25 ≧25 ≧25 66.0 64.5 62.5 2 実施例2 1.00 ≧25 ≧25 ≧25 65.0 63.0 61.5 3 実施例3 1.10 ≧25 ≧25 ≧25 64.0 62.0 60.5 4 実施例4 1.10 ≧25 ≧25 ≧25 65.5 64.5 63.5 5 実施例5 0.90 ≧25 ≧25 ≧25 65.5 63.5 61.5 6 実施例6 0.90 ≧25 ≧25 ≧25 66.0 64.0 61.5 7 実施例7 0.90 ≧25 ≧25 ≧25 65.5 63.5 62.5 8 実施例8 1.10 ≧25 ≧25 ≧25 65.0 64.5 63.0 9 実施例9 0.90 ≧25 ≧25 ≧25 66.5 63.5 60.0 10 比較例1 1.50 ≧25 ≧25 21 65.5 53.0 36.0 11 比較例2 2.00 ≧25 n.d. n.d. 63.5 n.d. n.d. 12 比較例3 1.80 ≧25 19 12 62.0 34.5 24.5 13 比較例4 2.00 ≧25 n.d. n.d. 63.5 n.d. n.d. 14 比較例5 2.50 15 n.d. n.d. 35.0 n.d. n.d. 15 比較例6 2.80 17 n.d. n.d. 36.0 n.d. n.d. ───────────────────────────────────*1 バインダーに対するセメント分散剤の添加量(固形分)を示し、単位は重量 %。*2 数値は全てスランプまたはスランプフローの値を示すが(単位:cm)、「 n.d.」とあるのは、細骨材・粗骨材の分離が甚だしく測定できなかったことを意 味する。 (表6つづき) ──────────────────────── 試験 共重合 外観*3 凝結*4 圧縮強度 番号 体番号 (N/mm2) ──────────────────────── 1 実施例1 〇 あり 184 2 実施例2 〇 あり 180 3 実施例3 〇 あり 182 4 実施例4 〇 あり 178 5 実施例5 〇 あり 185 6 実施例6 〇 あり 185 7 実施例7 〇 あり 173 8 実施例8 〇 あり 180 9 実施例9 〇 あり 178 10 比較例1 〇 あり 170 11 比較例2 ×× あり − 12 比較例3 × なし 160 13 比較例4 ×× なし − 14 比較例5 ×× なし − 15 比較例6 ×× なし − ────────────────────────*3 コンクリートの状態が良好であるものを「〇」、細骨材・粗骨材の分離気味 のものを「×」、明らかな材料分離を起こしているものを「××」で示す。*4 24時間以内に凝結が開始されたものを「あり」、開始されなかったものを 「なし」と表示する。
【0027】
【表7】 コンクリート試験結果〔コンクリート配合−2(W/B=12%)を用いた場合 〕 ─────────────────────────────────── 試験 共重合 添加 スランプ(cm) スランプフロー(cm)*2 番号 体番号 量*1 直後 1時間 2時間 直後 1時間 2時間 ─────────────────────────────────── 21 実施例1 2.50 ≧25 ≧25 ≧25 64.5 62.5 60.0 22 実施例2 2.70 ≧25 ≧25 ≧25 66.0 63.0 60.5 23 実施例4 2.50 ≧25 ≧25 ≧25 64.0 62.0 60.5 24 実施例5 2.75 ≧25 ≧25 ≧25 65.0 62.0 60.0 25 比較例1 3.50 ≧25 ≧25 ≧25 64.5 59.0 42.0 26 比較例3 4.00 18 11 4 28.5 22.5 − 27 比較例4 4.50 16 8 2 26.0 − − ───────────────────────────────────*1 バインダーに対するセメント分散剤の添加量(固形分)を示し、単位は重量 %。*2 「−」の表記は測定に意味がないので中止したことを示す。 (表7つづき) ──────────────────────── 試験 共重合 外観*3 凝結*4 圧縮強度 番号 体番号 (N/mm2) ──────────────────────── 21 実施例1 〇 あり 172 22 実施例2 〇 あり 175 23 実施例4 〇 あり 166 24 実施例5 〇 あり 165 25 比較例1 × なし 165 26 比較例3 × なし 145 27 比較例4 × なし 130 ────────────────────────*3 コンクリートの状態が目視で良好であるものを「〇」、細骨材・粗骨材の混 合が不均一であるものを「×」で示す。*4 24時間以内に凝結が開始されたものを「あり」、開始されなかったものを 「なし」と表示する。
【0028】III.試験例2:高性能AE減水剤とし
ての水溶性両性型共重合体の評価 本発明の水溶性両性型共重合体は超高性能コンクリート
用のみならずJIS−A6204に規定される高性能A
E減水剤としてのコンクリートの水量の使用限界、ない
しはそれ以上の領域において試験された。ここでは水/
セメント比が28%の条件下で表8に示すコンクリート
配合を用いて本発明の水溶性両性型共重合体および特開
平7−33496号公報の実施例1に記載された共重合
体を比較例7として試験を行った。コンクリートの練混
ぜは50リットル強制二軸練りミキサーを使用し、セメ
ント、細骨材、粗骨材、および被試共重合体を溶解した
水の全材料を加え90秒間練り混ぜた。コンクリートを
排出後、排出直後、30分後、1時間後のスランプ、ス
ランプフロー、外観の良否を測定し、20℃の恒温室に
放置し10時間以内に凝結の始発が始まるか否かを調べ
た。表9に示す結果から明らかなように、本発明により
得られる水溶性両性型共重合体は超高性能コンクリート
に対してだけでなく、JIS−A6204に規定される
高性能AE減水剤の使用上限ないしはそれ以上の領域で
の生コンクリートにも好適に使用できる。これに対し、
本発明の共重合体とは化合物Aが異なる比較例7では1
時間後のスランプ、スランプフローが共に極端に低下
し、外観は不良で、しかも硬化に問題があった。上記の
本発明による効果は当該分野の従来技術から到底予測で
きなかった程度に顕著なものである。
【0029】
【表8】 コンクリートの配合(単位:kg/m3 ) ────────────────── 配合番号 配合−3 ────────────────── W/C(%) 28.0 水*1 165 セメント*2 590 細骨材*3 647 粗骨材*4 964 ────────────────── *1 水道水*2 三銘柄等量配合の普通ポルトランドセメント(比重3.16)*3 君津産陸砂(比重2.63)*4 鳥形山産石灰砕石(比重2.70)
【0030】
【表9】 コンクリート試験結果(コンクリート配合−3を用いた場合) ─────────────────────────────────── 試験 共重合 添加 スランプ(cm) スランプフロー(cm) 番号 体番号 量*1 直後 30分 1時間 直後 30分 1時間 ─────────────────────────────────── 31 実施例1 0.40 ≧25 ≧25 ≧25 63.0 64.0 61.5 32 実施例5 0.40 ≧25 ≧25 ≧25 65.0 63.0 60.5 33 比較例7 0.60 ≧25 ≧25 19 66.0 54.0 35.0 ───────────────────────────────────*1 バインダーに対するセメント分散剤の添加量(固形分)を示し、単位は重量 %。 (表9つづき) ─────────────────── 試験 共重合 外観*2 凝結*3 番号 体番号 ─────────────────── 31 実施例1 〇 あり 32 実施例5 〇 あり 33 比較例7 × なし ───────────────────*2 コンクリートの状態が目視で良好であるものを「〇」、細骨材・粗骨材の混 合が不均一であるものを「×」で示す。*3 10時間以内に凝結が開始されたものを「あり」、開始されなかったものを 「なし」と表示する。
【0031】
【発明の効果】以上詳細に記載したように、本発明のセ
メント分散剤は、減水性が非常に高く、スランプフロー
の保持性に非常に優れたものであり、通常のコンクリー
トのためのセメント分散剤としてはもちろん、特に高流
動コンクリートに代表される超高性能コンクリートのた
めの分散剤として好適である。また本発明における上記
水溶性両性型共重合体は高性能AE減水剤等としても好
適に使用できる。上記の優れた特性を有する本発明のセ
メント分散剤が配合された本発明のコンクリート組成物
は、減水性、スランプフロー持続性および強度発現性等
が非常に良好であるため、現場作業性に優れるものであ
る。このように、本発明は当該分野で切望されていた分
散剤ないしは減水剤を提供するものであり、当該分野へ
の寄与は多大である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 斉藤 賢 神奈川県横浜市戸塚区上倉田448−303 (72)発明者 ヴェルンヘル エム. ダンジィンガー 神奈川県平塚市宝町5−24−503 (72)発明者 友寄 哲 神奈川県茅ヶ崎市浜之郷688−1 Fターム(参考) 4J002 BG011 BG071 DE076 DE086 DE146 DE236 DG056 DJ016

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリアルキレンポリアミン1.0モルと
    二塩基酸または二塩基酸と炭素原子数1ないし4の低級
    アルコールとのエステル0.8〜0.95モルとアクリ
    ル酸もしくはメタクリル酸またはアクリル酸もしくはメ
    タクリル酸と炭素原子数1ないし4の低級アルコールと
    のエステル0.05〜0.18モルを縮合させたポリア
    マイドポリアミンのアミノ残基1当量に対して炭素原子
    数2ないし4のアルキレンオキサイド0〜8モルを付加
    させた化合物(化合物A)と、次式I: (式中、Rは水素原子またはメチル基を表し、Mは水素
    原子、アルカリ金属、アンモニウム基またはアルカノー
    ルアンモニウム基を表す)で表される化合物(化合物
    B)と、次式II: (式中、R’は水素原子またはメチル基を表し、R1
    炭素原子数2ないし4のアルキレン基を表し、R2 は水
    素原子または炭素原子数1ないし4のアルキル基を表
    し、そしてmは1ないし100の整数を表す)で表され
    る化合物(化合物C)とを、化合物A:化合物B:化合
    物C=10〜40重量%:10〜40重量%:50〜8
    0重量%の割合で共重合させた水溶性両性型共重合体を
    主成分とすることを特徴とするセメント分散剤。
  2. 【請求項2】 超高性能コンクリート組成物に配合され
    る請求項1記載のセメント分散剤。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のセメント分散剤を含有す
    ることを特徴とするコンクリート組成物。
  4. 【請求項4】 超高性能コンクリート用である請求項3
    記載のコンクリート組成物。
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