JP2000174616A - 半導体集積回路 - Google Patents

半導体集積回路

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JP2000174616A
JP2000174616A JP10345970A JP34597098A JP2000174616A JP 2000174616 A JP2000174616 A JP 2000174616A JP 10345970 A JP10345970 A JP 10345970A JP 34597098 A JP34597098 A JP 34597098A JP 2000174616 A JP2000174616 A JP 2000174616A
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Yuji Segawa
裕司 瀬川
Kunihiko Goto
邦彦 後藤
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高速なロック動作を実現することができる半
導体集積回路を提供すること。 【解決手段】 キャリア検出回路11によってキャリア
信号の断絶状態または有効な周波数範囲外のキャリア信
号が検出され、この検出結果に応じて信号切換回路10
が位相比較回路12に、キャリア信号に代えて外部のク
ロック2を入力し、これにより、位相比較回路12、チ
ャージポンプ13、ループフィルタ14、電圧制御発振
器15、1/N分周器16からなるPLLにおいてロッ
ク状態が保持され、再度の適切なキャリア信号に対して
高速なロック動作を実現すること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、キャリア信号等の
所定の信号、および前記所定の信号に基づく同期信号を
出力する電圧制御発振器から出力された帰還信号を入力
し、前記所定の信号と前記帰還信号との位相を比較し、
比較された結果を示す比較信号を前記電圧制御発振器へ
出力する半導体集積回路に関し、特に、PLL(Pha
se−Locked Loop(位相ロックループ))
を構成し、ロック動作をおこなう半導体集積回路に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】図15は、従来のPLL回路の概略構成
を示すブロック図である。図15において、従来のPL
L回路は、位相比較回路102と、チャージポンプ10
3と、ループフィルタ104と、電圧制御発振器105
と、1/N分周器106と、から構成される。
【0003】ここでは、特に、入力信号として、例えば
FM入力信号を示すキャリア信号が入力され、このキャ
リア信号に対する同期信号を得るPLL回路について説
明する。図15において、位相比較回路102は、入力
されるキャリア信号と、1/N分周器106を介して入
力される電圧制御発振器105の発振信号(以下、この
1/N分周器106を介して入力される電圧制御発振器
105の発振信号を内部発振信号と称する)との立ち上
がり時点を比較し、上記キャリア信号に対して内部発振
信号の立ち上がりが遅れる場合、すなわちキャリア信号
の周波数よりも内部発振信号の周波数が低い場合は、そ
の間、信号UPをローレベルとしてチャージポンプ10
3のPチャネル型MOSトランジスタ112のゲートに
入力する。
【0004】一方、キャリア信号に対して内部発振信号
の立ち上がりが進んでいる場合、すなわちキャリア信号
の周波数よりも内部発振信号の周波数が高い場合は、そ
の間、信号DOWNをハイレベルとしてチャージポンプ
103のNチャネル型MOSトランジスタ113のゲー
トに入力する。
【0005】チャージポンプ103は、電源と接地との
間において、電流源111と、Pチャネル型のMOSト
ランジスタ112と、Nチャネル型のMOSトランジス
タ113と、電流源114とが直列に接続されるように
構成され、MOSトランジスタ112とMOSトランジ
スタ113との接続点(ノードN)は、ループフィルタ
104を介して電圧制御発振器105に接続される。
【0006】MOSトランジスタ112のゲートに、ロ
ーレベルを示す信号UPが入力されると、MOSトラン
ジスタ112はON状態となり、ノードNに電流源11
1からの正の電荷が供給される。すなわち、正の電荷が
次段のループフィルタ104に与えられる。なお、この
正の電荷の量は、電流源111の電流値を信号UPがロ
ーレベルを示す時間にわたって積分したものである。
【0007】一方、MOSトランジスタ113のゲート
に、ハイレベルを示す信号DOWNが入力されることに
よって、MOSトランジスタ113はON状態となり、
ノードNに電流源113からの負の電荷が供給される。
すなわち、負の電荷が次段のループフィルタ104に与
えられる。なお、この負の電荷の量は、電流源113の
電流値を信号DOWNがハイレベルを示す時間にわたっ
て積分したものである。
【0008】ループフィルタ104は、ノードNと接地
との間において、抵抗115およびキャパシタ116と
が直列に接続されるように構成され、チャージポンプ1
03から与えられる電荷を、抵抗115を介してキャパ
シタ116に蓄積し、次段の電圧制御発振器105を制
御する制御電圧を生成する。
【0009】電圧制御発振器105は、制御電圧に応じ
て決定される周波数の信号を出力する発振器であり、こ
の発振信号を同期信号として得ることができる。さら
に、この発振信号は、1/N分周器106に入力され
る。1/N分周器106は、電圧制御発振器105の発
振信号がキャリア信号の周波数と一致するように、電圧
制御発振器105の発振信号に対して1/Nの分周を施
し、これを上述した内部発振信号として出力する。この
内部発振信号を再び位相比較回路102に入力すること
により、出力信号を再び入力信号として入力する負帰還
ループが形成される。
【0010】すなわち、PLL回路は、キャリア信号に
対して内部発振信号の位相が遅れている場合は、電圧制
御発振器105に、その位相差に相当する正の電圧を制
御信号として与えることによって、内部発振信号の周波
数を高くする。すなわち、周波数を高くすることによっ
て位相を進ませることができる。そして、キャリア信号
に対して内部発振信号の位相が進んでいる場合は、電圧
制御発振器105にその位相差に相当する負の電圧を制
御信号として与えることによって、内部発振信号の周波
数を低くする。すなわち、周波数を低くすることによっ
て位相を遅らせることができる。
【0011】以上の負帰還の作用によって、内部発振信
号がキャリア信号の周波数も位相も一致するようにな
り、キャリア信号の周波数を正確に示した同期信号を出
力することができる。このキャリア信号の周波数と内部
発振信号の周波数とが一致した状態がロック状態であ
り、このロック状態に至るまでに要した時間がロックア
ップタイムである。
【0012】なお、図15に示すPLL回路において、
チャージポンプ103およびループフィルタ104の動
作は、ディジタル回路によって等価的に実現でき、これ
らと位相比較回路102、電圧制御発振器105、1/
N分周器106を含めた構成をディジタル形式に変更し
たディジタルPLLが流通している。
【0013】ディジタルPLL、特にこれをIC化した
PLL−ICは、A/D変換されたキャリア信号の復調
をおこなうFSKモデム復調器やトランシーバ用の周波
数シンセサイザ等のディジタル・システムに適用されて
いる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
PLL回路においては、外的要因等により、キャリア信
号が遮断され、キャリア信号の入力が無い場合、または
有効な周波数の範囲を外れたキャリア信号が入力された
場合にロック状態が解除され、再度、適切なキャリア信
号の入力がなされた場合に、再びロック状態に至る動作
(以下、ロック動作と称する)をおこなわなければなら
ない。このように、ロック状態が解除されてから再度キ
ャリア信号が入力されるごとに、ロックアップ動作に時
間を要することになり、同期信号を迅速に得ることがで
きないという問題点があった。
【0015】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
のであって、キャリア信号の入力が遮断され、または有
効な周波数の範囲を外れたキャリア信号が入力された後
に、再び適切なキャリア信号が入力された場合に、高速
なロック動作をおこない、かつ、高速かつ安定な帰還ル
ープ動作を実現することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決し、
目的を達成するために、請求項1の発明において、所定
の信号(キャリア信号等)と、電圧制御発振器15から
出力される内部発振信号(帰還信号)との位相を位相比
較手段(位相比較回路12)により比較し、この位相比
較回路12において比較された結果、すなわちキャリア
信号と内部発振信号との位相差を示す比較信号を、電圧
制御発振器15に帰還入力することでキャリア信号に同
期した同期信号を得る半導体集積回路は、キャリア信号
の発振状態を検出する発振状態検出手段(キャリア検出
回路11)と、キャリア検出回路11によって検出され
た発振状態に応じて、キャリア信号または位相比較回路
12から出力される比較信号を、直前まで電圧制御発振
器15から出力されていた内部発振信号を保持するため
の信号(クロック2、電圧源31、電流源32、キャパ
シタCHの保持電圧等)、すなわち内部発振信号を出力
させつづけるために電圧制御発振器15に入力される制
御信号へと切り換える信号切換手段(信号切換回路1
0、30、40)と、を備えたことを特徴とする。
【0017】この請求項1の発明によれば、キャリア検
出回路11によってキャリア信号の発振状態を検出し、
検出された発振状態に応じて、キャリア信号または比較
信号を、電圧制御発振器15から出力される内部発振信
号の発振出力を保持するための信号に切り換えるので、
例えばキャリア信号が検出されない場合や所定の周波数
範囲を外れた信号が入力された場合に、直前まで電圧制
御発振器15から出力されていた内部発振信号を出力さ
せつづけるための信号を、電圧制御発振器15に入力す
ることで内部発振信号が遮断されることがなくなり、再
び正常なキャリア信号が入力された場合に、電圧制御発
振器15から内部発振信号が出力されていない状態、す
なわち帰還信号のない状態から帰還ループ動作をおこな
うのに比較して、高速なロック動作をおこなうことがで
きる。
【0018】また、請求項2において、所定の信号(キ
ャリア信号等)と、電圧制御発振器15から出力される
内部発振信号(帰還信号)との位相を位相比較手段(位
相比較回路12)により比較し、この位相比較回路12
において比較された結果、すなわちキャリア信号と内部
発振信号との位相差を示す比較信号を、電圧制御発振器
15に帰還入力することでキャリア信号に同期した同期
信号を得る半導体集積回路は、キャリア信号の発振状態
を検出する発振状態検出手段(キャリア検出回路11)
と、キャリア検出回路11によって検出された発振状態
に応じて、位相比較回路12への入力を、キャリア信号
から、あらかじめ用意された所定の周波数信号(クロッ
ク2)へと切り換える信号切換手段(信号切換回路1
0)と、を備えたことを特徴とする。
【0019】この請求項2の発明によれば、キャリア検
出回路11によってキャリア信号の発振状態を検出し、
検出された発振状態に応じて、キャリア信号をクロック
2に切り換えて位相比較回路12に入力するので、例え
ばキャリア信号が検出されない場合や所定の周波数範囲
を外れた信号が入力された場合にもロック状態が解除さ
れることなく、再び有効な信号を検出した場合のロック
アップタイムを短縮することが可能となり、高速かつ安
定な帰還ループ動作を実現することができる。
【0020】また、請求項3において、所定の信号(キ
ャリア信号等)と、電圧制御発振器15から出力される
内部発振信号(帰還信号)との位相を位相比較手段(位
相比較回路12)により比較し、この位相比較回路12
において比較された結果、すなわちキャリア信号と内部
発振信号との位相差を示す比較信号を、電圧制御発振器
15に帰還入力することでキャリア信号に同期した同期
信号を得る半導体集積回路は、キャリア信号の発振状態
を検出する発振状態検出手段(キャリア検出回路11)
と、キャリア検出回路11によって検出された発振状態
に応じて、位相比較回路12から出力される比較信号を
定電圧源(電圧源31)または定電流源(電流源32)
に基づいて生成された信号に切り換える信号切換手段
(信号切換回路30)と、を備えたことを特徴とする。
【0021】この請求項3の発明によれば、キャリア信
号の発振状態を検出し、検出された発振状態に応じて、
比較信号を所定の電圧を供給する電圧源31、または所
定の電荷を供給する電流源32に基づいて生成された信
号に切り換えるので、例えばキャリア信号が検出されな
い場合や所定の周波数範囲を外れた信号が入力された場
合にもロック状態が解除されることなく、再び有効な信
号を検出した場合のロックアップタイムを短縮すること
が可能となり、高速かつ安定な帰還ループ動作を実現す
ることができる。
【0022】また、請求項4において、所定の信号(キ
ャリア信号等)と、電圧制御発振器15から出力される
内部発振信号(帰還信号)との位相を位相比較手段(位
相比較回路12)により比較し、この位相比較回路12
において比較された結果、すなわちキャリア信号と内部
発振信号との位相差を示す比較信号を、電圧制御発振器
15に帰還入力することでキャリア信号に同期した同期
信号を得る半導体集積回路は、位相比較回路12から出
力された比較信号を保持する保持手段(キャパシタC
H)と、キャリア信号の発振状態を検出する発振状態検
出手段(キャリア検出回路11)と、キャリア検出回路
11により検出された発振状態に応じて、比較信号をキ
ャパシタCHにおいて保持された電圧に切り換える信号
切換手段(信号切換回路40)と、を備えたことを特徴
とする。
【0023】この請求項4の発明によれば、位相比較回
路12から出力された比較信号をキャパシタCHにおい
て保持し、信号切換回路40が、キャリア検出回路11
により検出されたキャリア信号の発振状態に応じて、ル
ープフィルタ14または電圧制御発振器15への入力
を、比較信号からキャパシタCHに保持された電圧へと
切り換えるので、例えばキャリア信号が検出されない場
合や所定の周波数範囲を外れた信号が入力された場合に
もロック状態が解除されることなく、前回のロック状態
における比較信号に基づいた帰還信号が入力されるの
で、再び有効な信号を検出した場合に、ロックアップタ
イムのより一層の短縮が可能となり、高速かつ安定な帰
還ループ動作を実現することができる。
【0024】また、請求項5において、請求項1〜4に
記載の半導体集積回路は、キャリア検出回路11が、キ
ャリア信号の有無および/またはキャリア信号の周波数
を検出し、キャリア信号の入力が無い場合またはキャリ
ア信号の周波数があらかじめ定められた範囲を外れた場
合に、キャリア信号の発振状態が所定条件外であること
を示す検出信号を出力し、信号切換手段(信号切換回路
10、30、40)は、この検出信号に応じて、キャリ
ア信号または位相比較回路12から出力される比較信号
を、内部発振信号を保持するための信号(クロック2、
電圧源31、電流源32、キャパシタCHの保持電圧
等)へと切り換えることを特徴とする。
【0025】また、請求項6において、請求項5に記載
の半導体集積回路は、キャリア検出回路11が、外部ク
ロック(クロック1)に基づく所定期間におけるキャリ
ア信号のパルス数またはキャリア信号に基づく所定期間
における外部クロック数(クロック1のパルス数)を計
数する計数手段(カウンタ22)と、カウンタ22によ
り計数されたパルス数またはクロック1のパルス数と、
キャリア信号の周波数のあらかじめ定められた範囲を示
す比較対象値(DH、DL)とを比較して、条件比較信
号を出力する条件比較手段(比較回路24および25)
と、を備え、この条件比較信号に基づいて検出信号を出
力することを特徴とする。
【0026】また、請求項7において、請求項1〜6に
記載の半導体集積回路は、電圧制御発振器15を構成要
素の一つとして内部に備えることによりPLL(位相ロ
ックループ)を構成することを特徴とする。
【0027】この請求項7の発明によれば、電圧制御発
振器15を内部に備えて、位相比較回路12から出力さ
れる比較信号に基づいて生成される制御電圧により電圧
制御発振器15を制御するPLL回路として機能するの
で、PLL回路として機能させるための外付け回路が削
減され、1チップによるPLLの動作を可能とし、PL
L回路の小型化を図ることができる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下に添付図面を参照して、この
発明にかかる半導体集積回路の好適な実施の形態を詳細
に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限
定されるものではない。
【0029】(実施の形態1)図1は、実施の形態1に
かかる半導体集積回路の概略構成を示すブロック図であ
る。図1において、実施の形態1にかかる半導体集積回
路は、信号切換回路10と、キャリア検出回路11と、
位相比較回路12と、チャージポンプ13と、ループフ
ィルタ14と、電圧制御発振器15と、1/N分周器1
6とを含む構成である。
【0030】ここでは、特に、信号切換回路10、キャ
リア検出回路11、位相比較回路12、チャージポンプ
13、ループフィルタ14、電圧制御発振器15および
1/N分周器16がディジタル回路によって構成され、
入力信号として、例えばFSK信号のキャリアをA/D
変換によって矩形波に変換した信号(キャリア信号)を
入力し、この半導体集積回路が、キャリア信号に対する
同期信号を得るためのPLL回路として機能する場合に
ついて説明する。
【0031】図1において、信号切換回路10は、共通
接点10aとの接続を切換接点10bまたは切換接点1
0cのいずれかに切り換えることが可能なスイッチから
なる回路である。信号切換回路10において、共通接点
10aは、位相比較回路12の入力信号が入力される端
子に接続され、切換接点10bは、図示を省略するが、
外部の発振器と接続されてクロック2が入力され、切換
接点10cは、キャリア信号が入力される。なお、クロ
ック2は、キャリア信号と同等な周波数によって発振さ
れるクロック信号である。
【0032】このように、信号切換回路10は、位相比
較回路12に入力する信号として、クロック2またはキ
ャリア信号のいずれかを選択することができる。例え
ば、キャリア検出器11から出力される検出信号がハイ
レベルを示す場合には、共通接点10aをキャリア信号
が入力される切換接点10cに接続し、キャリア検出器
11から出力される検出信号がローレベルを示す場合に
は、共通接点10aをクロック2が入力される切換接点
10bに接続する。
【0033】位相比較回路12は、例えば、EX−OR
回路やR−S形式のフリップフロップ回路によって構成
され、信号切換回路10から出力される信号(以下、選
択入力信号と称する)と、1/N分周器16を介して入
力される電圧制御発振器15の帰還信号である発振信号
(以下、内部発振信号と称する)との立ち上がり時点を
比較し、選択入力信号に対して内部発振信号の立ち上が
りが遅れる場合、すなわち選択入力信号の周波数よりも
内部発振信号の周波数が低い場合は、その間、信号UP
をローレベルとしてチャージポンプ13に入力する。
【0034】一方、選択入力信号に対して内部発振信号
の立ち上がりが進んでいる場合、すなわち選択入力信号
の周波数よりも内部発振信号の周波数が高い場合は、そ
の間、信号DOWNをハイレベルとしてチャージポンプ
13に入力する。
【0035】チャージポンプ13は、次段のループフィ
ルタ14を駆動するための電流を供給する回路であり、
位相比較回路12からローレベルを示す信号UPが入力
されると、次段のループフィルタ14に正の電流を与
え、ハイレベルを示す信号DOWNが入力されると、次
段のループフィルタ14に負の電流を与える。
【0036】ループフィルタ14は、低域通過フィルタ
であり、不要な高調波成分や雑音を除去するとともに、
チャージポンプ13から与えられる電流に応じて、次段
の電圧制御発振器15を制御する正または負の制御電圧
を生成する。また、電圧制御発振器15は、チャージポ
ンプ13から出力される制御電圧に基づいて決定される
周波数の信号を出力する発振器であり、この発振信号を
同期信号として得ることができる。さらに、この発振信
号は、1/N分周器16に入力される。
【0037】1/N分周器16は、電圧制御発振器15
の発振信号が選択入力信号の周波数と一致するように、
電圧制御発振器15の発振信号に対して1/Nの分周を
施し、これを上述した内部発振信号として出力する。こ
の内部発振信号を再び位相比較回路12に入力すること
により、出力信号を再び入力信号として入力する負帰還
ループが形成される。
【0038】このように、実施の形態1における半導体
集積回路は、選択入力信号に対して内部発振信号の位相
が遅れている場合は、電圧制御発振器15にその位相差
に相当する正の電圧を制御信号として与えることによっ
て、内部発振信号の周波数を高くする。すなわち、周波
数を高くすることによって位相を進ませることができ
る。一方、選択入力信号に対して内部発振信号の位相が
進んでいる場合は、電圧制御発振器15にその位相差に
相当する負の電圧を制御信号として与えることにより、
内部発振信号の周波数を低くする。すなわち、周波数を
低くすることによって位相を遅らせることができる。
【0039】以上の負帰還の作用によって、内部発振信
号が選択入力信号の周波数も位相も一致する状態である
ロック状態となり、選択入力信号の周波数を正確に示し
た同期信号を出力することができる。
【0040】つぎに、キャリア検出回路11について説
明する。キャリア検出回路11は、キャリア信号と、図
示を省略するが、外部の発振器において生成されるクロ
ック1とを入力し、キャリア信号が遮断されたこと、ま
たは有効な周波数の範囲を超えたキャリア信号が入力さ
れたことを検出し、その検出信号を例えばローレベルの
信号として出力する回路である。
【0041】図2は、キャリア検出回路11の内部構成
を示すブロック図である。図2において、キャリア検出
回路11は、パルス発生器21、カウンタ22、レジス
タ23、比較回路24および25、ANDゲート26、
Dフリップフロップ27、インバータ28を含む構成で
ある。
【0042】パルス発生器21は、クロック1を入力
し、クロック1の立ち上がり時にクロック1よりも小さ
なパルス幅のパルスを出力する回路である。パルス発生
器21は、例えばワンショット・マルチバイブレータ等
により実現される。
【0043】カウンタ22は、キャリア信号を入力し
て、このキャリア信号のパルス数(Dn)を計数する回
路である。また、カウンタ22は、パルス発生器21か
ら出力されるパルスの入力によってリセットされる。レ
ジスタ23は、クロック1を入力し、クロック1の立ち
上がり時にカウンタ22において計数された結果を示す
値(Dn’)を取り込んで保持する回路である。
【0044】比較回路24は、レジスタ23に保持され
た値(Dn’)と、正常なキャリア信号として識別可能
な周波数範囲の上限、すなわち有効な最大周波数を示す
値(DH)との比較をおこない、DHよりもDn’が小
さい場合に、比較結果(条件比較信号)としてハイレベ
ルの信号を出力する。
【0045】一方、比較回路25は、レジスタ23に保
持された値(Dn’)と、正常なキャリア信号として識
別可能な周波数範囲の下限、すなわち有効な最小周波数
を示す値(DL)との比較をおこない、DLよりもD
n’が大きい場合に、比較結果(条件比較信号)として
ハイレベルの信号を出力する。
【0046】ANDゲート26は、比較回路24と比較
回路25からそれぞれ出力される比較結果を入力し、出
力信号を次段のDフリップフロップ27のD端子に入力
する。また、インバータ28は、パルス発生器21から
出力されたパルスを反転させた信号をDフリップフロッ
プ27のクロック端子に入力する。
【0047】Dフリップフロップ27は、インバータ2
8から出力される信号の立ち上がり時におけるANDゲ
ート26の出力信号を保持し、保持した信号を検出信号
として出力する。
【0048】つぎに、比較回路24の回路構成について
説明する。図3は、比較回路24の回路構成を示す説明
図である。ただし、図3に示す比較回路24は、一例と
して2ビット(A0,A1)で表される値(Dn’)の
入力に対して、2ビット(B0,B1)で表される値
(DH)との比較をおこなった結果を出力する場合の回
路である。比較回路24は、Dn’およびDHが2ビッ
ト以上で表される値であっても、図3に示す回路と同様
に構成することによって、比較をおこなうことができ
る。
【0049】図3において、比較回路24は、2つのE
XORゲートL11およびL12と、4つのインバータ
L13〜L16と、1つのANDゲートL17と、6つ
のORゲートL18〜L23と、2つの3入力NAND
ゲートL24およびL25とから構成され、このうちO
RゲートL19、L20、L22、L23は3入力OR
ゲートである。
【0050】また、図3に示す比較回路24は、比較結
果を出力するための3つの端子OS、OE、OGを有し
ており、比較された結果、(A1,A0)で表される値
(Dn’)が、(B1,B0)で表される値(DH)よ
りも大きい場合には、出力端子OGにハイレベルの信号
が出力され、DHよりも小さい場合には、出力端子OS
にハイレベルの信号が出力され、DHと等しい場合に
は、出力端子OEにハイレベルの信号が出力される。こ
の比較回路24では、特に、端子OSから出力される信
号を検出信号として処理する。
【0051】図3において、ビットA0は、EXORゲ
ートL11の一方の入力端子、インバータL13の入力
端子、ORゲートL18の一方の入力端子、ORゲート
L19の第1の入力端子にそれぞれ入力され、ビットA
1は、EXORゲートL12の一方の入力端子、インバ
ータL15の入力端子、ORゲートL19の第2の入力
端子、ORゲートL20の第1の入力端子にそれぞれ入
力される。
【0052】また、ビットB0は、EXORゲートL1
1の他方の入力端子、インバータL14の入力端子、O
RゲートL21の一方の入力端子、ORゲートL23の
第1の入力端子にそれぞれ入力され、ビットB1は、E
XORゲートL12の他方の入力端子、インバータL1
6の入力端子、ORゲートL22の第1の入力端子、O
RゲートL23の第2の入力端子にそれぞれ入力され
る。
【0053】EXORゲートL11の出力は、ANDゲ
ートL17の一方の入力端子に入力され、EXORゲー
トL12の出力は、ANDゲートL17の他方の入力端
子に入力されている。そして、ANDゲートL17の出
力端子は、端子OEに接続される。
【0054】インバータL13の出力は、ORゲートL
21の他方の入力端子、ORゲートL22の第2の入力
端子にそれぞれ入力され、インバータL14の出力は、
ORゲートL18の他方の入力端子、ORゲートL20
の第2の入力端子にそれぞれ入力される。
【0055】インバータL15の出力は、ORゲートL
22の第3の入力端子、ORゲートL23の第3の入力
端子にそれぞれ入力され、インバータL16の出力は、
ORゲートL19の第3の入力端子、ORゲートL20
の第3の入力端子にそれぞれ入力される。
【0056】ORゲートL18〜L20の出力は、NA
NDゲートL24に入力され、ORゲートL21〜L2
3の出力は、NANDゲートL25に入力される。そし
て、NANDゲートL24の出力端子は、端子OGに接
続され、NANDゲートL25の出力端子は、端子OS
に接続される。
【0057】つぎに、比較回路24の動作を説明する。
図4は、Dn’を示す(A1,A0)と、DHを示す
(B1,B0)と、端子OS、OE、OGにおける出力
信号との関係を示した真理値表である。なお、ここでは
端子OSから出力される信号において、端子OSがハイ
レベルの信号を出力する場合と、ローレベルの信号を出
力する場合に注目する。
【0058】Dn’を示す(A1,A0)が、DHを示
す(B1,B0)より小さい場合、すなわち端子OSが
ハイレベルの信号を出力する場合の(A1,A0)と
(B1,B0)の組み合わせとして、{(A1,A
0),(B1,B0)}={(0,0),(0,
1)}、{(0,0),(1,0)}、{(0,1),
(1,0)}、{(0,0),(1,1)}、{(0,
1),(1,1)}、{(1,0),(1,1)}の6
つが存在する。
【0059】このうち、{(A1,A0),(B1,B
0)}={(0,1),(1,0)}である場合につい
ての比較回路24の動作を、図3に示す回路構成を参照
しつつ説明する。
【0060】まず、(A0,B0)=(1,0)である
ので、EXORゲートL11の出力は、ローレベルすな
わち論理「0」を示す。(A1,B1)=(0,1)で
あるので、EXORゲートL12の出力もまた、ローレ
ベルすなわち論理「0」を示す。これにより、ANDゲ
ートL17の出力は論理「0」を示し、端子OEにロー
レベルの信号が出力される。
【0061】また、インバータL13〜L16の出力
は、それぞれ論理「0」、「1」、「1」、「0」を示
す。よって、ORゲートL18には、論理「1」、
「1」が入力されて論理「1」の出力を示し、ORゲー
トL19には、論理「1」、「0」、「0」が入力され
て論理「1」の出力を示し、ORゲートL20には、論
理「0」、「1」、「0」が入力されて論理「1」の出
力を示す。
【0062】これにより、NANDゲートL24の出力
は論理「0」を示し、端子OGにローレベルの信号が出
力される。残りの5つの(A1,A0)と(B1,B
0)の組み合わせに対しても同様にして、端子OGにロ
ーレベルの信号が出力される。
【0063】一方、ORゲートL21には、論理
「0」、「0」が入力されて論理「0」の出力を示し、
ORゲートL22には、論理「0」、「1」、「1」が
入力されて論理「1」の出力を示し、ORゲートL23
には、論理「1」、「0」、「1」が入力されて論理
「1」の出力を示す。これにより、NANDゲートL2
5の出力は論理「1」を示し、端子OSにハイレベルの
信号が出力される。すなわち、(A1,A0)で表され
る値(Dn’)が、(B1,B0)で表される値(D
H)よりも小さい値であることが示される。
【0064】上述した(A1,A0)と(B1,B0)
の6つの組み合わせ以外、すなわち(A1,A0)で表
される値(Dn’)が、(B1,B0)で表される値
(DH)以上である場合には、出力端子OSにローレベ
ルの信号が出力される。
【0065】比較回路25は、以上に説明した比較回路
24と同様な構成および動作を示す。なお、比較回路2
5においては、Dn’が、DLよりも大きい場合に、ハ
イレベルの検出信号を出力するので、検出信号を出力す
る端子を、端子OGにする必要がある。
【0066】つぎに、キャリア検出回路11の動作を説
明する。図5は、キャリア検出回路11の動作を説明す
るタイムチャートである。図5のタイムチャートにおい
て、a〜iは図2に示した各位置a〜iに対応し、各位
置における信号の状態を示している。
【0067】図5において、まず、クロック1の立ち上
がりT11に対して、パルス発生器21からパルスT2
1が出力される。また、クロック1の立ち上がりT11
によって、レジスタ23は、カウンタ22の計数結果で
ある値(Dn−1)を示す出力信号T31を取り込んで
保持する。また、パルス発生器21から出力されるパル
スT21によって、カウンタ22がリセットされ、キャ
リア信号によるクロックの新たな計数が開始される。
【0068】レジスタ23に保持された値(Dn−
1’)を示す信号T41は、比較回路24、25に入力
され、有効な周波数の範囲内にあるかが検出される。比
較回路24において、(Dn−1’)が最大周波数を示
す値(DH)以下であると、ハイレベルを示す信号T5
1を出力し、比較回路25において、(Dn−1’)が
最小周波数を示す値(DL)以上であると、ハイレベル
を示す信号T61を出力する。
【0069】したがって、ANDゲート26は、ともに
ハイレベルを示す信号が入力され、ハイレベルを示す信
号T71を出力する。ここで、パルス発生器21から出
力されたパルスT21はまた、インバータ28において
反転されてDフリップフロップ27のクロック端子に入
力されているので、Dフリップフロップ27は、パルス
T21のパルス幅の示す時間後に、ANDゲート26か
ら出力されたハイレベルを示す信号T71を入力して保
持する。この保持された信号がハイレベルを示す検出信
号T81として出力される。
【0070】そして、再び、クロック1の立ち上がりT
12に対して、パルス発生器21からパルスT22が出
力される。また、クロック1の立ち上がりT12によっ
て、レジスタ23は、カウンタ22の計数結果である値
(Dn)を示す出力信号T32を取り込んで保持する。
【0071】レジスタ23に保持された値(Dn’)を
示す信号T42は、比較回路24および25に入力さ
れ、有効な周波数の範囲内にあるかが検出される。比較
回路24において、(Dn−1’)が最大周波数を示す
値(DH)以下であり、かつ比較回路25において、
(Dn−1’)が最小周波数を示す値(DH)以上であ
ると、比較回路24および比較回路25はともにハイレ
ベルを示す信号T51、T61を出力する。
【0072】よって、ANDゲート26は、ともにハイ
レベルを示す信号が入力され、ハイレベルを示す信号T
71を出力する。ここで、上述したように、Dフリップ
フロップ27は、パルスT22のパルス幅の示す時間後
に、ANDゲート26から出力されたハイレベルを示す
信号T71を入力して保持し、この保持されたハイレベ
ルを示す信号を検出信号T81として出力する。
【0073】つぎに、パルスT22をトリガとして計数
されるキャリア信号がパルスT2を最後に断絶された場
合、すなわちクロック1の立ち上がりT12以降、カウ
ンタ22において計数結果が「1」を示したままである
状態において、さらに、クロック1が新たな立ち上がり
T13を示すと、パルス発生器21からパルスT23が
出力されるとともに、レジスタ23には「1」が保持さ
れ、比較回路24および比較回路25に対してもこの
「1」を示す信号T43が入力される。
【0074】比較回路24においては、入力された値
「1」が最大周波数を示す値DH以下であるため、ハイ
レベルを示す信号T51を出力するが、比較回路25に
おいては、入力された値「1」が最小周波数を示す値D
H以下であるために、ローレベルを示す信号T62を出
力する。これにともなって、ANDゲート26からもロ
ーレベルを示す信号T72が出力される。
【0075】そして、ANDゲート26から出力された
ローレベルを示す信号T72は、上述したように、パル
スT22のパルス幅の示す時間後に、Dフリップフロッ
プ27に入力されて保持され、この保持されたローレベ
ルを示す信号T82が検出信号として出力される。
【0076】ここで、比較回路24および比較回路25
は、非同期に動作されるため、それぞれの出力およびそ
れにともなうANDゲート26の出力においてハイ/ロ
ーレベルの遷移の際にひげ(ハザード)HZ1、HZ2
が発生することがある。Dフリップフロップ27は、パ
ルス発生器21から出力されるパルスに基づくクロック
信号に同期して動作するため、出力される信号における
ひげ(ハザード)の発生を回避している。
【0077】図5に示すタイムチャートにおいては、キ
ャリア信号が断絶した場合を示したが、キャリア信号の
周波数が比較回路25に入力される最小周波数を示す値
以下であれば、同様な動作となる。また、キャリア信号
の周波数が比較回路24に入力される最大周波数を示す
値以上の場合であっても、比較回路24から出力される
信号がローレベルを示し、ANDゲート26もまたロー
レベルを示す信号を出力するため、結果的に上述した動
作と同様な動作となる。
【0078】このように、以上に説明したキャリア検出
器11から出力された検出信号は、キャリア信号が無く
なった場合、または有効な周波数の範囲を外れたキャリ
ア信号が入力された場合に、ローレベルを示す。信号切
換回路10は、このローレベルの検出信号を入力するこ
とにより、共通接点10aをクロック2が供給される切
換接点10bに接続し、位相比較回路12に入力する入
力信号としてクロック2を選択する。
【0079】位相比較回路12は、入力されたクロック
2に対して上述したロック状態を持続するため、キャリ
ア信号が無くなった場合、または有効な周波数の範囲を
外れたキャリア信号が入力された場合であっても、ロッ
ク状態が解除されることなく、キャリア検出回路11に
おいて、再び有効なキャリア信号を検出した場合、すな
わち検出信号としてハイレベルの信号が信号切換回路1
0に入力された場合に、キャリア信号を位相比較回路1
2に入力し、ロックアップタイムをほとんど生じること
なく、高速に同期信号を得ることができる。
【0080】つぎに、キャリア検出回路11の別の例に
ついて説明する。図6は、別のキャリア検出回路11の
概略構成を示すブロック図である。図6に示すキャリア
検出回路11は、クロック1がカウンタ22に入力され
る点と、キャリア信号がパルス発生器21に入力される
点と、カウンタ22においてオーバーフローを示す信号
がDフリップフロップ27のリセット端子(R)に入力
される点とが、図2に示すキャリア検出回路11と異な
る。
【0081】ただし、クロック1の発振周波数は、キャ
リア信号の周波数よりも十分大きくする必要がある。な
お、図2と共通する部分には同一符号を付して、その説
明を省略する。
【0082】図7は、図6に示すキャリア検出回路11
の動作を説明するタイムチャートである。図7のタイム
チャートにおいて、a〜jは図6に示した各位置a〜j
に対応し、各位置における信号の状態を示している。
【0083】図7において、まず、キャリア信号の立ち
上がりT1に対して、パルス発生器21からパルスT2
1が出力される。また、キャリア信号の立ち上がりT1
によって、レジスタ23は、カウンタ22の計数結果で
ある値(Dn−1)を示す出力信号T31を取り込んで
保持する。また、パルス発生器21から出力されるパル
スT21によって、カウンタ22がリセットされ、クロ
ック1の新たな計数が開始される。
【0084】レジスタ23に保持された値(Dn−
1’)を示す信号T51は、比較回路24および25に
入力され、有効な周波数の範囲内にあるか否かが検出さ
れる。比較回路24において、Dn−1’が最大周波数
を示す値(DH)以下であると、ハイレベルを示す信号
T61を出力し、比較回路25において、Dn−1’が
最小周波数を示す値(DL)以上であると、ハイレベル
を示す信号T71を出力する。
【0085】したがって、ANDゲート26は、ともに
ハイレベルを示す信号が入力され、ハイレベルを示す信
号T81を出力する。ここで、パルス発生器21から出
力されたパルスT21は、インバータ28において反転
されて、Dフリップフロップ27のクロック端子に入力
されているので、Dフリップフロップ27は、パルスT
21のパルス幅の示す時間後に、ANDゲート26から
出力されたハイレベルを示す信号T71を入力して保持
する。この保持された信号がハイレベルを示す検出信号
T91として出力される。
【0086】そして、再び、キャリア信号の立ち上がり
T2に対して、パルス発生器21からパルスT22が出
力される。また、このキャリアの立ち上がりT2によっ
て、レジスタ23は、カウンタ22の計数結果である値
(Dn)を示す出力信号T32を取り込んで保持する。
【0087】レジスタ23に保持された値(Dn’)を
示す信号T52は、比較回路24および25に入力さ
れ、有効な周波数の範囲内にあるかが検出される。比較
回路24において、Dn−1’が最大周波数を示す値
(DH)以下であり、かつ比較回路25において、Dn
−1’が最小周波数を示す値(DL)以上であると、比
較回路24および比較回路25はともにハイレベルを示
す信号T61、T71を出力する。
【0088】したがって、ANDゲート26は、ともに
ハイレベルを示す信号が入力され、ハイレベルを示す信
号T81を出力する。ここで、上述したように、Dフリ
ップフロップ27は、パルスT22のパルス幅の示す時
間後に、ANDゲート26から出力されたハイレベルを
示す信号を入力して保持し、この保持されたハイレベル
を示す信号を検出信号T91として出力する。
【0089】つぎに、キャリア信号が立ち上がりT2を
示すパルスを最後に断絶された場合、すなわちキャリア
信号の立ち上がりT2以降、カウンタ22においてクロ
ック1に対する計数が続いている状態になると、キャリ
ア信号によるパルス発生器21からのパルスが出力され
ず、したがってカウンタ22がリセットされることがな
くなる。
【0090】また、この状態においては、Dフリップフ
ロップ27に、クロック入力としてパルス発生器21か
ら出力されるパルスが入力されないために、Dフリップ
フロップ27は、前回に保持したハイレベルの信号が保
持されたままであり、したがって、キャリア信号の断絶
を検出することができない。
【0091】しかしながら、カウンタ22によって計数
される結果が必然的にオーバーフローとなることから、
カウンタ22は、ハイレベルを示すオーバーフロー信号
(OVF)T41を出力し、Dフリップフロップ27
は、このオーバーフロー信号T41をリセット端子に入
力しているので、オーバーフロー信号T41の立ち上が
り時に保持したデータ(この場合、ハイレベルの信号)
をローレベルにリセットすることができる。これによ
り、Dフリップフロップ27からは、ローレベルを示す
検出信号T92が出力され、キャリア信号の断絶を検出
することができる。
【0092】図7に示すタイムチャートにおいては、特
に、キャリア信号が断絶した場合を示したが、キャリア
信号の周波数が有効な範囲を外れた場合も、比較回路2
4または比較回路25によって検出される。ただし、カ
ウンタ22によって計数される対象となるのはクロック
1であり、キャリア信号のパルスの立ち上がり間隔にお
けるクロック1のパルス数が、レジスタ23に保持され
るカウンタ22の計数結果となる。
【0093】すなわち、キャリア信号の周波数が高いほ
ど、キャリア信号のパルスの立ち上がり間隔は小さくな
り、その間において計数されるクロック1のパルス数も
また少なくなる。また、キャリア信号の周波数が低いほ
ど、キャリア信号のパルスの立ち上がり間隔は大きくな
り、その間において計数されるクロック1のパルス数も
また大きくなる。
【0094】よって、比較回路24は、レジスタ23に
保持された計数結果が、最大周波数を示す値、すなわち
最大周波数のキャリア信号のパルス間におけるクロック
1のパルス数(DH)よりも小さい場合に、ローレベル
の信号を出力する。一方、比較回路25は、レジスタ2
3に保持された計数結果が、最小周波数を示す値、すな
わち最小周波数のキャリア信号のパルス間におけるクロ
ック1のパルス数(DL)よりも大きい場合に、ローレ
ベルの信号を出力する。これらローレベルの信号によ
り、ANDゲート26もまたローレベルを示す信号を出
力するため、結果的に上述した図2に示すキャリア検出
器11における動作と同様の動作となる。
【0095】以上に説明した実施の形態1によれば、キ
ャリア検出器11によって、キャリア信号が無くなった
場合、または有効な周波数の範囲を外れたキャリア信号
が入力された場合に、ローレベルを示す検出信号が出力
され、信号切換回路10は、このローレベルを示す検出
信号を入力することにより、正常なキャリア信号と同等
な周波数を有するクロック2を位相比較回路12に入力
し、検出信号がハイレベルを示す場合には、キャリア信
号を位相比較回路12に入力するので、キャリア信号が
無くなった場合、または有効な周波数の範囲を外れたキ
ャリア信号が入力された場合にもロック状態が解除され
ることなく、再び有効なキャリア信号を検出した場合の
ロックアップタイムを短縮することが可能となり、高速
かつ安定な位相同期とを達成することができる。
【0096】(実施の形態2)つぎに、実施の形態2に
かかる半導体集積回路について説明する。図8は、実施
の形態2にかかる半導体集積回路の概略構成を示すブロ
ック図である。図8において、実施の形態2にかかる半
導体集積回路は、キャリア検出回路11と、位相比較回
路12と、チャージポンプ13と、ループフィルタ14
と、電圧制御発振器15と、1/N分周器16と、信号
切換回路30と、から構成される。なお、実施の形態1
における図1と共通する部分には同一符号を付して、そ
の説明を省略する。
【0097】図8において、信号切換回路30は、キャ
リア検出回路11から出力される検出信号に応じて、共
通接点30aとの接続を切換接点30bまたは切換接点
30cのいずれかに切り換えるスイッチからなる回路で
ある。信号切換回路30において、共通接点30aは電
圧制御発振器15の制御信号が入力される端子に接続さ
れ、切換接点30bは電圧源31に接続され、切換接点
30cはループフィルタ14の出力端子に接続される。
【0098】また、電圧源31は、位相比較回路12に
正常なキャリア信号が入力された場合にループフィルタ
14において生成される制御電圧と同等な電圧を供給す
る電圧源である。
【0099】信号切換回路30の具体的な動作は、キャ
リア信号が無くなった場合、または有効な周波数の範囲
を外れたキャリア信号が入力された場合に、キャリア検
出回路11から出力されるローレベルの検出信号が信号
切換回路30に入力されることによって、共通接点30
aが切換接点30bと接続され、電圧制御発振器15に
電圧源31によって供給される制御電圧が入力される。
【0100】電圧制御発振器15は、電圧源31によっ
て供給される制御電圧に対応する周波数の発振信号を同
期検出結果として出力するとともに、1/N分周器16
に入力する。この状態においては、ループフィルタ14
の出力は電圧制御発振器15に入力されないが、電圧制
御発振器15から電圧源31の供給電圧に基づいた発振
信号が1/N分周器16を介して位相比較回路12に入
力されている。
【0101】ここで、再度、有効なキャリア信号が位相
比較回路12に入力されると、キャリア検出回路11か
らハイレベルの検出信号が出力され、この検出信号が信
号切換回路30に入力されることにより、共通接点30
aが切換接点30cと接続され、電圧制御発振器15に
ループフィルタ14の出力が制御信号として入力され
る。
【0102】この信号切換回路30による切換接点30
cへの接点切換がおこなわれる直前まで、電圧制御発振
器15から電圧源31の供給電圧に基づいた発振信号が
1/N分周器16を介して位相比較回路12に入力され
ていたため、キャリア信号と、1/N分周器16からの
発振されていない信号またはキャリア信号の周波数とは
十分離れた周波数を有する信号との位相比較をおこなう
場合と比較して、位相比較回路12に入力されていた信
号は、キャリア信号の周波数に十分近い周波数を示すこ
とから、高速な位相同期をおこなうことができ、迅速に
同期信号を得ることができる。
【0103】以上に説明した実施の形態2によれば、キ
ャリア検出器11によって、キャリア信号が無くなった
場合、または有効な周波数の範囲を外れたキャリア信号
が入力された場合に、ローレベルを示す検出信号が出力
され、信号切換回路30は、このローレベルを示す検出
信号を入力することにより、正常なキャリア信号と同等
な周波数を出力させるための制御信号を、電圧源31か
ら電圧制御発振器15に入力し、検出信号がハイレベル
を示す場合には、ループフィルタ14の出力を電圧制御
発振器15に入力するので、キャリア信号が無くなった
場合、または有効な周波数の範囲を外れたキャリア信号
が入力された場合にも位相比較回路12に内部発振信号
を入力することができ、これにより、再び有効なキャリ
ア信号を検出した場合のロックアップタイムを短縮する
ことが可能となり、高速かつ安定な位相同期とを達成す
ることができる。
【0104】図9は、実施の形態2にかかる別の半導体
集積回路の概略構成を示すブロック図である。図8に示
す半導体集積回路においては、ループフィルタ14の出
力と、電圧源31の出力とを切り換えて電圧制御発振器
15に入力するように、信号切換回路30をループフィ
ルタ14と電圧制御発振器15の間に設けたが、図9に
示す半導体集積回路のように、信号切換回路30をチャ
ージポンプ13とループフィルタ14の間に設け、電流
源32によって、正常なキャリア信号が入力された場合
のチャージポンプ13からループフィルタ14に与えら
れる電荷が供給されるようにしてもよい。
【0105】この場合、信号切換回路30においては、
共通接点30aがループフィルタ14の入力端子に接続
され、切換接点30cがチャージポンプ13の出力端子
に接続される。したがって、信号切換回路30は、キャ
リア検出器11から上述したローレベルを示す検出信号
が入力されると、電流源32から供給される電流をルー
プフィルタ14に与え、ハイレベルを示す検出信号が入
力されると、チャージポンプ13から出力される電流を
ループフィルタ14に与えて、図8に示す半導体集積回
路と同様に、ロックアップタイムの短縮と、高速かつ安
定な位相同期とを達成することができる。
【0106】(実施の形態3)つぎに、実施の形態3に
かかる半導体集積回路について説明する。図10は、実
施の形態3にかかる半導体集積回路の概略構成を示すブ
ロック図である。図10において、実施の形態3にかか
る半導体集積回路は、キャリア検出回路11と、位相比
較回路12と、チャージポンプ13と、ループフィルタ
14と、電圧制御発振器15と、1/N分周器16と、
信号切換回路40と、から構成される。なお、図1と共
通する部分には同一符号を付して、その説明を省略す
る。
【0107】図10において、信号切換回路40は、上
述したキャリア検出回路11から出力される検出信号に
応じて、共通接点40aと切換接点40bとの接続のO
N/OFFをおこなうスイッチと、キャパシタCHとか
らなる回路である。信号切換回路40において、共通接
点40aは電圧制御発振器15の制御信号が入力される
端子に接続され、切換接点40bはループフィルタ14
の出力端子に接続される。
【0108】また、キャパシタCHは、共通接点40a
と、電圧制御発振器15の制御信号が入力される端子と
を結線する信号線と接地との間に接続され、共通接点4
0aと切換接点40bとが接続されている状態、すなわ
ち上述したスイッチのON状態において、ループフィル
タ14から制御信号として出力される電圧を蓄積し、保
持する。
【0109】信号切換回路40の具体的な動作は、キャ
リア信号が無くなった場合、または有効な周波数の範囲
を外れたキャリア信号が入力された場合に、キャリア検
出回路11から出力されるローレベルの検出信号が信号
切換回路40に入力されることによって、共通接点40
aと切換接点40bとの接続が解除される。すなわち上
述したスイッチがOFF状態となり、キャパシタCHに
おいて保持された電圧が制御電圧として電圧制御発振器
15に入力される。
【0110】電圧制御発振器15は、キャパシタCHか
ら供給される制御電圧に対応する周波数の発振信号を同
期検出結果として出力するとともに、1/N分周器16
に入力する。この状態においては、ループフィルタ14
の出力は電圧制御発振器15に入力されないが、電圧制
御発振器15からキャパシタCHによって供給される制
御電圧に基づいた発振信号が1/N分周器16を介して
位相比較回路12に入力されている。
【0111】ここで、再度、有効なキャリア信号が位相
比較回路12に入力されると、キャリア検出回路11か
らハイレベルの検出信号が出力され、この検出信号が信
号切換回路40に入力されることにより、共通接点40
aが切換接点40bに接続される。すなわち上述したス
イッチのON状態となり、電圧制御発振器15にループ
フィルタ14の出力が制御信号として入力される。
【0112】この信号切換回路40におけるスイッチが
ON状態となる直前まで、電圧制御発振器15からキャ
パシタCHによって供給された電圧に基づいた発振信号
が1/N分周器16を介して位相比較回路12に入力さ
れていたため、キャリア信号と、1/N分周器16から
の発振されていない信号またはキャリア信号の周波数と
は十分離れた周波数を有する信号との位相比較をおこな
う場合と比較して、高速な位相同期をおこなうことがで
き、迅速に同期信号を得ることができる。
【0113】さらに、キャパシタCHには、信号切換回
路40のスイッチがON状態となる直前におけるループ
フィルタ14の出力電圧が保持されており、この保持さ
れた出力電圧が制御電圧として電圧制御発振器15に入
力されるので、再度入力される有効なキャリア信号の周
波数により近い周波数を有する発振信号が電圧制御発振
器15から得ることができ、キャリア信号の周波数が変
動した場合であっても、最小の位相差による位相同期を
ロック動作の開始時点とすることが可能となり、より一
層のロックアップタイムの短縮を図ることができる。
【0114】以上に説明した実施の形態3によれば、キ
ャリア検出器11によって、キャリア信号が無くなった
場合、または有効な周波数の範囲を外れたキャリア信号
が入力された場合に、ローレベルを示す検出信号が出力
され、信号切換回路40は、このローレベルを示す検出
信号を入力することにより、正常なキャリア信号と同等
な周波数を出力させるための制御電圧をキャパシタCH
に保持して、保持された制御電圧を電圧制御発振器15
に入力し、検出信号がハイレベルを示す場合には、ルー
プフィルタ14の出力を電圧制御発振器15に入力する
ので、キャリア信号が無くなった場合、または有効な周
波数の範囲を外れたキャリア信号が入力された場合にも
位相比較回路12に内部発振信号を入力することがで
き、これにより、再び有効なキャリア信号を検出した場
合のロックアップタイムを短縮することが可能となり、
高速かつ安定な位相同期を実現することができる。
【0115】図11は、実施の形態3にかかる半導体集
積回路の別の概略構成を示すブロック図である。図10
に示す半導体集積回路においては、ループフィルタ14
の出力と、キャパシタCHに保持された電圧とを切り換
えて電圧制御発振器15に入力するように、信号切換回
路40をループフィルタ14と電圧制御発振器15の間
に設けたが、図11に示す半導体集積回路のように、信
号切換回路40をチャージポンプ13とループフィルタ
14の間に設け、正常なキャリア信号が入力された場合
のチャージポンプ13からループフィルタ14に与えら
れる電荷を、キャパシタCHに蓄積して保持し、この保
持された電荷をループフィルタ14に供給してもよい。
【0116】この場合、信号切換回路40においては、
共通接点40aがループフィルタ14の入力端子に接続
され、切換接点40bがチャージポンプ13の出力端子
に接続される。よって、信号切換回路40は、キャリア
検出器11から上述したローレベルを示す検出信号が入
力されると、キャパシタCHから供給される電流をルー
プフィルタ14に与え、ハイレベルを示す検出信号が入
力されると、チャージポンプ13から出力される電流を
ループフィルタ14に与えて、図10に示す半導体集積
回路と同様に、ロックアップタイムの短縮と、高速かつ
安定な位相同期とを達成することができる。
【0117】以上に説明した実施の形態1〜3にかかる
半導体集積回路において、信号切換回路10、30、4
0と、キャリア検出回路11と、位相比較回路12と、
チャージポンプ13と、ループフィルタ14と、電圧制
御発振器15と、1/N分周器16と、を構成要素とし
たが、電圧制御発振器15と、またはさらにループフィ
ルタ14とを外付け回路とし、外付けされた電圧制御発
振器15から出力される発振信号をこの半導体集積回路
に帰還入力することにより負帰還ループを形成すること
もできる。
【0118】特に、この発明にかかる半導体集積回路
は、信号切換回路10、30、40と、キャリア検出回
路11と、位相比較回路12と、チャージポンプ13と
からなる構成、またはこの構成にループフィルタ14ま
たは電圧制御発振器15を追加した構成を1チップ化
(IC化)して使用することができる。
【0119】図12は、実施の形態1にかかる半導体集
積回路の別の概略構成を示すブロック図である。図12
は、信号切換回路10、キャリア検出回路11と、位相
比較回路12と、チャージポンプ13と、1/N分周器
16とからなる構成を、1チップ化した半導体集積回路
50とし、半導体集積回路50に、ループフィルタ14
と電圧制御発振器15が外付けの回路として接続された
状態を示しており、その他の構成は図1に示した構成と
同様である。
【0120】このように、半導体集積回路50にループ
フィルタ14を含めた構成や、1/N分周器16を外付
け回路とした構成等、信号切換回路10と、キャリア検
出回路11と、位相比較回路12と、チャージポンプ1
3とからなる構成以外を本発明にかかる半導体集積回路
に含めて1チップ化するかどうかは、設計上適宜変更す
ることができる。
【0121】図13は、実施の形態2にかかる半導体集
積回路の別の概略構成を示すブロック図である。図13
は、特に図9において、信号切換回路30、キャリア検
出回路11と、位相比較回路12と、チャージポンプ1
3と、1/N分周器16と、電圧源31とからなる構成
を、1チップ化した半導体集積回路60とし、半導体集
積回路60に、ループフィルタ14と電圧制御発振器1
5が外付けの回路として接続された状態を示している。
【0122】このように、半導体集積回路60にループ
フィルタ14を含めた構成や、1/N分周器16を外付
け回路とした構成等、信号切換回路30と、キャリア検
出回路11と、位相比較回路12と、チャージポンプ1
3と、電圧源31とからなる構成以外を本発明にかかる
半導体集積回路に含めて1チップ化するかどうかは、設
計上適宜変更できる。
【0123】図14は、実施の形態3にかかる半導体集
積回路の別の概略構成を示すブロック図である。図14
は、信号切換回路40、キャリア検出回路11と、位相
比較回路12と、チャージポンプ13と、1/N分周器
16とからなる構成を、1チップ化した半導体集積回路
70とし、半導体集積回路70に、ループフィルタ14
と電圧制御発振器15が外付けの回路として接続された
状態を示しており、その他の構成は図11に示した構成
と同様である。
【0124】このように、半導体集積回路70にループ
フィルタ14を含めた構成や、1/N分周器16を外付
け回路とした構成等、信号切換回路40と、キャリア検
出回路11と、位相比較回路12と、チャージポンプ1
3とからなる構成以外を本発明にかかる半導体集積回路
に含めて1チップ化するかどうかは、設計上適宜変更可
能である。
【0125】また、実施の形態1〜3にかかる半導体集
積回路は、携帯電話、自動車電話、コードレス電話等の
無線機器、有線/無線用モデムにおける周波数同調、検
波回路、データ再生、クロック再生等、または周波数シ
ンセサイザやモータ速度制御器等に適用されるPLL回
路として機能することかでき、これら適用対象装置に応
じて、位相比較回路12をミキサ形位相比較器、ディジ
タル形式位相比較器または位相周波数比較器として、ル
ープフィルタ14をアクティブ・ループフィルタとし
て、電圧制御発振器15をエミッタ結合マルチバイブレ
ータ、CMOS構成の電圧制御発振器またはオペレーシ
ョンアンプを用いた電圧制御発振器として、設計上適宜
選択可能である。
【0126】
【発明の効果】以上、説明したとおり、本発明によれ
ば、所定の信号が検出されない場合や所定の周波数範囲
を外れた入力信号が入力された場合にも同期信号(内部
発振信号)の発振出力を保持するための信号を代用し
て、電圧制御発振器に入力することができ、再び有効な
信号が入力された場合に、電圧制御発振器から内部発振
信号が出力されていない状態、すなわち帰還信号のない
状態から帰還ループ動作をおこなうのに比較して、高速
なロック動作をおこなうことができ、同期信号を迅速に
得ることできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1にかかる半導体集積回
路の概略構成を示すブロック図である。
【図2】実施の形態1にかかる半導体集積回路における
キャリア検出回路の内部構成を示すブロック図である。
【図3】実施の形態1にかかる半導体集積回路における
比較回路の回路構成を示す説明図である。
【図4】実施の形態1にかかる半導体集積回路における
(A1,A0)と(B1,B0)と端子OS、OE、O
Gにおける出力信号との関係を示した真理値表である。
【図5】実施の形態1にかかる半導体集積回路における
キャリア検出回路の動作を説明するタイムチャートであ
る。
【図6】実施の形態1にかかる半導体集積回路における
別のキャリア検出回路の概略構成を示すブロック図であ
る。
【図7】実施の形態1にかかる半導体集積回路における
別のキャリア検出回路の動作を説明するタイムチャート
である。
【図8】この発明の実施の形態2にかかる半導体集積回
路の概略構成を示すブロック図である。
【図9】実施の形態2にかかる半導体集積回路の別の概
略構成を示すブロック図である。
【図10】この発明の実施の形態3にかかる半導体集積
回路の概略構成を示すブロック図である。
【図11】実施の形態3にかかる半導体集積回路の別の
概略構成を示すブロック図である。
【図12】実施の形態1にかかる半導体集積回路の別の
概略構成を示すブロック図である。
【図13】実施の形態2にかかる半導体集積回路の別の
概略構成を示すブロック図である。
【図14】実施の形態3にかかる半導体集積回路の別の
概略構成を示すブロック図である。
【図15】従来のPLL回路の概略構成を示すブロック
図である。
【符号の説明】
10,30,40 信号切換回路 11 キャリア検出回路 12 位相比較回路 13 チャージポンプ 14 ループフィルタ 15 電圧制御発振器 16 1/N分周器 21 パルス発生器 22 カウンタ 23 レジスタ 24,25 比較回路 26 ANDゲート 27 Dフリップフロップ 28 インバータ 31 電圧源 32 電流源
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5J106 AA04 CC01 CC21 CC31 CC38 CC41 CC52 DD09 DD17 DD32 DD38 DD43 DD46 EE06 EE18 EE19 FF06 GG01 GG07 GG18 HH03 HH10 KK03 LL02

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の信号、および前記所定の信号に基
    づく同期信号を出力する電圧制御発振器から出力された
    帰還信号を入力し、前記所定の信号と前記帰還信号との
    位相を比較する位相比較手段を備え、前記位相比較手段
    により比較された結果を示す比較信号を前記電圧制御発
    振器へ出力する半導体集積回路において、 前記所定の信号の発振状態を検出する発振状態検出手段
    と、 前記発振状態検出手段により検出された発振状態に基づ
    いて、前記所定の信号または前記比較信号を、前記電圧
    制御発振器から出力される同期信号の発振出力を保持す
    るための信号に切り換える信号切換手段と、 を備えたことを特徴とする半導体集積回路。
  2. 【請求項2】 所定の信号、および前記所定の信号に基
    づく同期信号を出力する電圧制御発振器から出力された
    帰還信号を入力し、前記所定の信号と前記帰還信号との
    位相を比較する位相比較手段を備え、前記位相比較手段
    により比較された結果を示す比較信号を前記電圧制御発
    振器へ出力する半導体集積回路において、 前記所定の信号の発振状態を検出する発振状態検出手段
    と、 前記発振状態検出手段により検出された発振状態に基づ
    いて、前記所定の信号をあらかじめ用意された所定の周
    波数信号に切り換える信号切換手段と、 を備えたことを特徴とする半導体集積回路。
  3. 【請求項3】 所定の信号、および前記所定の信号に基
    づく同期信号を出力する電圧制御発振器から出力された
    帰還信号を入力し、前記所定の信号と前記帰還信号との
    位相を比較する位相比較手段を備え、前記位相比較手段
    により比較された結果を示す比較信号を前記電圧制御発
    振器へ出力する半導体集積回路において、 前記所定の信号の発振状態を検出する発振状態検出手段
    と、 前記発振状態検出手段により検出された発振状態に基づ
    いて、前記比較信号を定電圧源または定電流源に基づい
    て生成された信号に切り換える信号切換手段と、 を備えたことを特徴とする半導体集積回路。
  4. 【請求項4】 所定の信号、および前記所定の信号に基
    づく同期信号を出力する電圧制御発振器から出力された
    帰還信号を入力し、前記所定の信号と前記帰還信号との
    位相を比較する位相比較手段を備え、前記位相比較手段
    により比較された結果を示す比較信号を前記電圧制御発
    振器へ出力する半導体集積回路において、 前記比較信号を保持する保持手段と、 前記所定の信号の発振状態を検出する発振状態検出手段
    と、 前記発振状態検出手段により検出された発振状態に基づ
    いて、前記比較信号を前記保持手段により保持された比
    較信号に切り換える信号切換手段と、 を備えたことを特徴とする半導体集積回路。
  5. 【請求項5】 前記発振状態検出手段は、 前記所定の信号の有無および/または前記所定の信号の
    周波数を検出し、前記所定の信号の入力が無い場合また
    は前記所定の信号の周波数があらかじめ定められた範囲
    を外れた場合に、前記所定の信号の発振状態が所定条件
    外であることを示す検出信号を出力し、 前記信号切換手段は、 前記発振状態検出手段により出力された検出信号に基づ
    いて、前記所定の信号または前記比較信号の切換をおこ
    なうことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記
    載の半導体集積回路。
  6. 【請求項6】 前記発振状態検出手段は、 外部クロックに基づく所定期間における前記所定の信号
    のパルス数または前記所定の信号に基づく所定期間にお
    ける外部クロック数を計数する計数手段と、 前記計数手段により計数されたパルス数または外部クロ
    ック数と、前記所定の信号の周波数の前記あらかじめ定
    められた範囲を示す比較対象値とを比較して、条件比較
    信号を出力する条件比較手段と、 を備え、 前記条件比較信号に基づいて前記検出信号を出力するこ
    とを特徴とする請求項5に記載の半導体集積回路。
  7. 【請求項7】 さらに、前記電圧制御発振器を内部に備
    えることによりPLL(Phase−Locked L
    oop(位相ロックループ))を構成することを特徴と
    する請求項1〜6のいずれか一つに記載の半導体集積回
    路。
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