JP2000128372A - シート材の分離・搬送装置 - Google Patents

シート材の分離・搬送装置

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JP2000128372A
JP2000128372A JP10306111A JP30611198A JP2000128372A JP 2000128372 A JP2000128372 A JP 2000128372A JP 10306111 A JP10306111 A JP 10306111A JP 30611198 A JP30611198 A JP 30611198A JP 2000128372 A JP2000128372 A JP 2000128372A
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sheet material
suction
suction chamber
separating
transfer
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JP10306111A
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English (en)
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Tomonori Nakano
知則 中野
Takahiro Fujimoto
隆博 藤本
Atsushi Tsuji
敦志 辻
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シート材のサイズに制限されることなくシー
ト材の分離、搬送を高速、高信頼で行うことができ、生
産サイクルアップを図る。シート材の2枚取りや吸着力
不足による吸着ミスの発生を防止する。 【解決手段】 分離用吸着チャンバー4とエアーブロー
装置5とで構成される分離装置Aと、複数の搬送用吸着
チャンバー3と複数のベルト20からなる吸着搬送コン
ベア6とで構成される搬送装置Bを具備する。積層され
たシート材2の上方位置において複数の搬送用吸着チャ
ンバー3と吸着搬送コンベア6の複数のベルト20とを
交互に並べて配置すると共に、シート材2のサイズLに
応じて各ベルト20間の間隔dと各搬送用吸着チャンバ
ー3間の間隔Dとを連動して変更可能とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シート材の分離・
搬送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のシート材の分離・搬送装置とし
て、図39に示すように、積層されたシート材2のうち
最上部のシート材2の隅部2aを分離用吸着チャンバー
4で吸着して所定距離だけ持ち上げ、その持ち上げられ
たシート材2の端面にエアーブロー装置5から空気を吹
き付けて1枚目のシート材2と2枚目のシート材2とを
分離し、その後、分離された1枚のシート材2を搬送用
吸着チャンバー3で吸着して持ち上げ、さらに横に移動
させて搬送コンベアに受け渡すようにしたものが知られ
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来では、
搬送用吸着チャンバー3の吸着面9のサイズが一定であ
り、このためシート材2のサイズLが一定のものに制限
される。例えば吸着面9よりも大きなサイズのシート材
2の場合、吸着力不足により吸着ミスが発生する恐れが
あり、また小さなサイズの場合、吸引エアーのリークが
発生して吸着力不足により吸着ミスが発生する恐れがあ
り、このため従来では一定サイズLのシート材2に使用
が制限されるという問題があった。また、従来では搬送
用吸着チャンバー3に分離用吸着チャンバー4が連結さ
れているために、シート材2を搬送するために搬送用吸
着チャンバー3を横移動させたときに分離用吸着チャン
バー4も一緒に移動してしまい、このため分離用吸着チ
ャンバー4によるシート材2の分離を、シート材2の搬
送が終わって搬送用吸着チャンバー3を元の位置に戻す
まで待たなければならず、生産サイクルの低速化を招く
という問題もあった。
【0004】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
あり、その目的とするところは、シート材のサイズに制
限されることなくシート材の分離、搬送を高速、高信頼
で行うことができ、生産サイクルアップを図ることがで
きるシート材の分離・搬送装置を提供するにあり、別の
目的とするところは、シート材の反りや吸着位置にばら
つき等があってもシート材の吸着圧力を均一にでき、且
つシート材の変形や傷付きを防止できるシート材の分離
・搬送装置を提供するにあり、別の目的とするところ
は、搬送用吸着チャンバーの全ての吸着用孔部に同一の
吸着圧を持たせることができるシート材の分離・搬送装
置を提供するにあり、別の目的とするところは、吸引エ
アーのリークの発生を防いで十分な吸着力を得ることが
できるシート材の分離・搬送装置を提供するにあり、別
の目的とするところは、シート材の厚み変更があっても
シート材の分離を確実に行うことができるシート材の分
離・搬送装置を提供するにあり、別の目的とするところ
は、シート材の持ち上げ動作に伴う変形や吸着ミス等の
発生を防止できるシート材の分離・搬送装置を提供する
にあり、別の目的とするところは、簡単な構造で搬送用
吸着チャンバーの間隔とベルトの間隔を変更できるシー
ト材の分離・搬送装置を提供するにあり、更に別の目的
とするところは、重ねあわせたシート材を1枚ずつ確実
に分離できるシート材の分離・搬送装置を提供するにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、積層されたシート材2のうち最上部のシー
ト材2の隅部2aを吸着して所定距離だけ持ち上げる分
離用吸着チャンバー4と、この分離用吸着チャンバー4
で持ち上げられたシート材2の端面に空気を吹き付けて
1枚目のシート材2と2枚目のシート材2とを分離する
ためのエアーブロー装置5とで構成される分離装置A
と、分離された1枚のシート材2を吸着して持ち上げる
複数の搬送用吸着チャンバー3と、この搬送用吸着チャ
ンバー3で持ち上げられたシート材2を受け取って吸着
搬送する複数のベルト20からなる吸着搬送コンベア6
とで構成される搬送装置Bとを具備し、上記積層された
シート材2の上方位置において複数の搬送用吸着チャン
バー3と吸着搬送コンベア6の複数のベルト20とを交
互に並べて配置すると共に、シート材2のサイズLに応
じて各ベルト20間の間隔dと各搬送用吸着チャンバー
3間の間隔Dとを連動して変更可能としたことを特徴と
しており、このように構成することで、シート材2のサ
イズLに合わせて複数の搬送用吸着チャンバー3の間隔
Dと吸着搬送コンベア6の複数のベルト20の間隔dを
増減できるので、シート材2のサイズLが制限されるこ
とがなく、また搬送用吸着チャンバー3の吸着面積を変
更できるのでシート材2の2枚取りや吸着力不足による
吸着ミスの発生を防止できる。また、シート材2の分離
装置Aと搬送装置Bとを分離したことにより分離用吸着
チャンバー4を移動させる際に搬送用吸着チャンバー3
を移動させる必要がなくなり、生産サイクルの高速化を
図ることができる。
【0006】また上記搬送用吸着チャンバー3の吸着面
9の外周全域に亘って圧力保持スカート部7が回動自在
に取り付けられ、この圧力保持スカート部7はシート材
2の吸着動作時に外側に回動して吸着面9と略平行な面
上でシート材2に面接触するように構成されており、こ
の圧力保持スカート部7には圧力保持スカート部7が内
側に巻き込まれるのを防止するための巻き込み防止スト
ッパー8が設けられているのが好ましく、この場合、吸
着されるシート材2に反りがあり、その上面の位置が一
定でない場合でも圧力保持スカート部7が外側に折り曲
げられてシート材2に面接触することによりシート材2
の吸着圧力が均一となり、吸着圧力によるシート材2の
変形や傷の発生を防止できると同時に、シート材2の端
部が吸着面9から離れても圧力保持スカート部7によっ
て遠方吸着ができるので、吸着ミスの発生を防止でき、
さらに巻き込み防止ストッパー8によってシートの吸着
動作時以外には圧力保持スカート部7が内側に巻き込ま
れる心配がなくなる。
【0007】また上記搬送用吸着チャンバー3が長方形
状に形成され、その吸着面9には複数の吸着用孔部18
が長手方向Cに隔設されていると共に、吸着面9とは反
対側の面に接続されたエアーノズル部10から遠い位置
にある吸着用孔部18の孔径Eをエアーノズル部10に
近い位置にある吸着用孔部18の孔径eよりも大きく設
定するのが好ましく、この場合、エアーノズル部10か
ら遠い位置にある吸着用孔部18からの吸引エアー速度
の低下を防止でき、全ての吸着用孔部18が同一の吸着
圧を有するようになる。
【0008】また上記シート材2のサイズLに応じて搬
送用吸着チャンバー3の吸着面9に開口する吸着用孔部
18の孔数を変更させるためのリーク防止手段11を備
えているのが好ましく、この場合、シート材2のサイズ
Lに応じて吸着面9に開口する吸着用孔部18の孔数を
増減させることが可能となり、吸引エアーのリークの発
生を防止できる。
【0009】また上記エアーブロー装置5からシート材
2の端面に吹き付けられるエアーの噴出位置を、シート
材2の厚みに応じて上下方向に移動させるためのエアー
噴出位置可変手段12を備えているのが好ましく、この
場合、シート材2の厚みの変更に合わせてエアーの噴出
位置を変えることができ、従って、1枚目のシート材2
と2枚目のシート材2との間にエアーを集中させること
ができる。
【0010】また上記搬送用吸着チャンバー3によるシ
ート材2の持ち上げ動作時にシート材2の弾性変形量を
計測して、シート材2に塑性変形が生じない範囲でシー
ト材2の上昇速度を制御するのが好ましく、この場合、
シート材2に塑性変形が生じないように搬送用吸着チャ
ンバー3の上下方向の速度、加速度を制御することで、
シート材2の持ち上げ動作に伴う変形や傷等の発生を防
止できる。
【0011】また上記シート材2のサイズLに応じて各
ベルト20間の間隔dと各搬送用吸着チャンバー3間の
間隔Dとを連動して変更させる手段が、電動機と、電動
機で回転するボールねじ22と、ボールねじ22に螺合
して移動するナット23と、ナット23とベルト20と
搬送用吸着チャンバー3を互いに連結する連結手段19
とからなるのが好ましく、この場合、電動機によりボー
ルねじ22を回転させるだけで、ボールねじ22に螺合
しているナット23が移動して、ナット23に連結され
ている複数のベルト20と複数の搬送用吸着チャンバー
3とがそれぞれ移動し、ベルト20間の間隔dと搬送用
吸着チャンバー3間の間隔Dとを連動して変更させるこ
とができる。
【0012】また上記積層された多数のシート材2の各
端面を横にさばくためのシート材さばき手段24を設け
るのが好ましく、この場合、シート材2を重ねあわせた
ときに、仮りにシート材2の端面に変形や噛込みが発生
してシート材2が1枚ずつ分離し難くなっていても、シ
ート材さばき手段24によってシート材2を1枚ずつ確
実に分離できる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
すると、シート材2の分離装置Aは、図1、図4に示す
ように、積層されたシート材や板材等(以下、「シート
材2」と称する。)のうち最上部のシート材2の隅部2
aを吸着して所定距離だけ持ち上げる分離用吸着チャン
バー4と、この分離用吸着チャンバー4で持ち上げられ
たシート材2の端面に空気を吹き付けて1枚目のシート
材2と2枚目のシート材2とを分離するためのエアーブ
ロー装置5とで構成されている。この分離装置Aは、積
層されたシート材2の側方位置に配置されている。分離
用吸着チャンバー4は、搬送用吸着チャンバー3の駆動
機構14とは別の昇降用シリンダー55と横方向移動用
シリンダー54とによって上下左右に移動自在とされて
おり、この分離用吸着チャンバー4の近傍位置にエアー
ブロー装置5が設置されており、これら分離用吸着チャ
ンバー4とエアーブロー装置5とでシート材2の2枚取
りミスを防止できるようになっている。
【0014】一方、シート材2の搬送装置Bは、図1、
図2、図3、図4に示すように、分離装置Aにて分離さ
れた1枚のシート材を吸着して持ち上げる複数の搬送用
吸着チャンバー3と、この搬送用吸着チャンバー3で持
ち上げられたシート材2を受け取って吸着搬送する複数
のベルト20からなる吸着搬送コンベア6とで構成され
ている。この搬送装置Bは、積層されたシート材2の上
方に、複数の搬送用吸着チャンバー3と吸着搬送コンベ
ア6の複数のベルト20とが交互に並べて配置されてい
る。
【0015】複数の搬送用吸着チャンバー3は、図2に
示すように、長手形状に形成され、その下面がウレタン
ゴム等により形成された吸着面9となっており、その吸
着面9にはその長手方向Cに沿って複数の吸着用孔部1
8が隔設されていると共に、吸着面9の外周全域に亘っ
て圧力保持スカート部7が設けられており、一方、吸着
面9とは反対側の面にはエアーノズル部10が接続され
ている。
【0016】搬送用吸着チャンバー3を上下方向に駆動
させる上下駆動装置17は、図3に示すモーター121
と、モーター121の出力軸に上下動作変換カム27を
介して連結される昇降ロッド28とを備えており、昇降
ロッド28は搬送用吸着チャンバー3を上下移動自在に
支持するガイド板29を貫通して、その下端部が搬送用
吸着チャンバー3に回動自在に連結されている。尚図2
中の30は上下駆動装置17の取り付け基台、31はガ
イド軸である。
【0017】上記吸着搬送コンベア6の複数のベルト2
0は、積層されたシート材2の上方位置において、複数
の搬送用吸着チャンバー3間に配置されている。各ベル
ト20は、図5に示すように、一対のベルト車33(図
3)に掛け渡された無端状の吸引孔34付きベルト20
からなり、この吸引孔34付きベルト20の内側に配置
されたコンベアメインフレーム35の下面に吸引管36
が一体に設けられており、吸引管36の下面にはベルト
20の吸引孔34に対向するスリット孔37が形成され
ている。この吸引管36はコンベアメインフレーム35
の側面に設けたエアーダクト38からブロア(図示せ
ず)に通じており、ブロアを駆動してベルト20の吸引
孔34から吸引管36内を通ってエアーダクト38内に
エアーを吸引することにより、搬送用吸着チャンバー3
から受け渡されたシート材2をベルト20の下面に吸着
保持して搬送できるようになっている。
【0018】ここで、シート材2のサイズLに応じて上
記各ベルト20間の間隔d(図1)と各搬送用吸着チャ
ンバー3間の間隔D(図1)とを連動して変更させる手
段は、この例では図3に示すコンベア移動用のモーター
21と、モーター21で回転する2本のボールねじ22
と、両ボールねじ22に螺合して移動する2個のナット
23と、両ナット23とベルト20と搬送用吸着チャン
バー3とを互いに連結する連結手段19とを備えた水平
駆動装置15で構成されている。
【0019】図3では、3個のベルト20と3個の搬送
用吸着チャンバー3とを交互に配列した場合において、
ベルト20の上方にベルト20と直交する方向に2個の
ボールねじ22を互いに平行に配置し、2個のボールね
じ22の各一端部にそれぞれ歯数の異なるタイミングプ
ーリー39a,39bを取り付け、2つのタイミングプ
ーリー39a,39bとコンベア移動用のモーター21
の出力軸26とを無端状ベルト40を介して互いに連結
してあり、これにより2個のボールねじ22は互いに同
方向に回転するようになっている。また3個のベルト2
0のうちの1個は固定ベルト20Aであり、残りの2個
は固定ベルト20Aに対して接近、離反する方向に往復
移動自在となった移動ベルト20Bである。そして、各
移動ベルト20Bの片側のサイドフレーム41に上記ナ
ット23がそれぞれ固定されており、各移動ベルト20
Bの反対側の片側のサイドフレーム(図示せず)に上下
駆動装置17の取り付け基台30がそれぞれ固定されて
いる。そして、一方のボールねじ22の回転によって一
方のナット23が移動して一方の移動ベルト20Bと一
方の搬送用吸着チャンバー3とが図3のM1,M2で示す
ように同じ方向に且つ同じ移動量で往復移動でき、且
つ、他方の移動ベルト20Bと他方の搬送用吸着チャン
バー3とが図3のN1,N2で示すように同じ方向に且つ
同じ移動量で往復移動できるようになっている。これら
サイドフレーム41によってナット23と移動ベルト2
0Bと搬送用吸着チャンバー3とを相互に連結する連結
手段19が構成されている。なお、移動ベルト20B及
び搬送用吸着チャンバー3の数は3個に限らず、また、
ベルト20の数をnとしたとき、(n−1)個のボール
ねじ22とナット23を用いて、水平駆動装置15を構
成できるものである。
【0020】次に動作の一例を説明する。積層されたシ
ート材2に刻印等の2次加工を行う場合において、積層
されたシート材2のサイズLに最適な位置に搬送用吸着
チャンバー3と吸着搬送コンベア6のベルト20とをそ
れぞれ移動させる。つまり搬送装置Bのモーター21を
駆動してボールねじ22を回転させるだけで、2本のボ
ールねじ22に螺合している2個のナット23が同方向
に移動して、両ナット23に連結されている2個のベル
ト20と2個の搬送用吸着チャンバー3とがそれぞれ移
動することにより、図1に示すシート材2のサイズLに
合わせてベルト20間の間隔dと搬送用吸着チャンバー
3間の間隔Dとを連動して変更させることが可能とな
り、従って、従来のようにシート材2のサイズLが制限
されることがないものである。
【0021】次いで、図6(a)のように積層されたシ
ート材2をリフター42で定位置まで上昇させ、分離用
吸着チャンバー4を左側に移動させて最上部のシート材
2の隅部2aを吸着して持ち上げ(図6(b)の状
態)、その状態でエアーブロー装置5からシート材2の
端面に空気を吹き付けて1枚目のシート材2と2枚目の
他のシート材2との分離を強制的に行う(図6(c)
(d)の状態)。
【0022】次いで、図7(a)のように水平駆動装置
15によりシート材2のサイズLに最適な位置に移動さ
れている搬送用吸着チャンバー3で、上記分離された1
枚のシート材2を吸引すると共に、分離用吸着チャンバ
ー4による吸着動作を停止させて、分離用吸着チャンバ
ー4を右側に待機させ(図7(b)の状態)、その後、
上下駆動装置17で搬送用吸着チャンバー3をベルト2
0位置まで上昇させ、ベルト20への受け渡しを行う
(図7(c)の状態)。このとき分離用吸着チャンバー
4は左側に移動して次のシート材2の分離吸着動作に速
やかに移る。
【0023】このように、シート材2の分離装置Aと搬
送装置Bとを分離して、分離用吸着チャンバー4を搬送
用吸着チャンバー3の駆動機構14とは別のシリンダー
機構によって上下左右に移動させるようにしたので、シ
ート材2の分離、搬送を高速、高信頼で行うことができ
る。ちなみに、従来では図39のように搬送用吸着チャ
ンバー3に分離用吸着チャンバー4を連結しているため
に、搬送用吸着チャンバー3を横移動させる際に分離用
吸着チャンバー4も一緒に横移動してしまい、この結
果、分離用吸着チャンバー4を元の位置に戻してシート
材2の分離を行うまで時間がかかり、その分生産サイク
ルが遅くなるという問題があるが、本発明では、分離用
吸着チャンバー4が搬送用吸着チャンバー3の駆動機構
14とは分離されているので、搬送用吸着チャンバー3
の持ち上げ後に直ちに分離用吸着チャンバー4によるシ
ート材2の分離を開始できるので、シート材2の分離、
搬送を高速、高信頼で行うことができ、生産サイクルを
アップ(例えばシート材1枚当たり2.5秒)させるこ
とができる。しかも、ボールねじ22とナット23とを
用いた簡単な構造で、シート材2のサイズLに合わせて
搬送用吸着チャンバー3間の間隔Dとベルト20間の間
隔dとを連動させて変更させることができるので、シー
ト材2の品種切り替えの自動化に十分に対応できるもの
となる。
【0024】図8、図9、図10(a)、図11は搬送
用吸着チャンバー3の圧力保持スカート部7の他の実施
形態を示している。他の構成は図1〜図5と同様であ
る。この例では、搬送用吸着チャンバー3の吸着面9の
外周全域に亘って設けられる圧力保持スカート部7が、
シート材2の吸着動作時には外側に折り曲げられて吸着
面9と略平行な面上でシート材2に面接触するように構
成されていると共に、圧力保持スカート部7の根元部に
は、シート材2の吸着動作時以外では圧力保持スカート
部7が内側に巻き込まれるのを防止するための巻き込み
防止ストッパー8が設けられている。圧力保持スカート
部7は例えばテフロン(登録商標)シートからなり、図
11に示すように、搬送用吸着チャンバー3の長辺側に
取り付けられる2枚の長辺側スカート片7aと、短辺側
に取り付けられる2枚の短辺側スカート片7bとに4分
割されており、各スカート片7a,7bは布テープ43
等を用いて搬送用吸着チャンバー3の下端外周に止着さ
れている。
【0025】しかして、図8(a)に示すように、吸着
されるシート材2に反りがあり、その上面の位置が一定
でない場合において、仮りに本発明の圧力保持スカート
部7が無いと、搬送用吸着チャンバー3で吸着するとき
に吸着圧力P1,P2がシート材2の上面で不均一(P
1≠P2)となり、吸着ミスが発生しやすくなるが、本
発明の圧力保持スカート部7を設けたことによってP1
=P2となり、たとえ図8(a)のようにシート材2の
端部(図8(a)のイ部)が吸着面9から離れていても
圧力保持スカート部7によってシート材2の遠方吸着が
できるので、吸着ミスが発生するのを防止できる。また
図8(c)のように圧力保持スカート部7によって搬送
用吸着チャンバー3の吸着面積(a×b)が大きくなる
ため、吸着圧をより大気圧に近い真空(低真空)に設定
でき、吸着しすぎによるシート材2の変形や傷等の発生
を防止できる。
【0026】さらに、図10(b)に示すように、圧力
保持スカート部7′が側面から見てハ字状となっている
場合には、吸引圧の増加によって薄板のシート材2が変
形したり、傷がついたりするという問題があるが、本発
明では図10(a)に示すように、圧力保持スカート部
7が外側に折り曲げられてシート材2に面接触するの
で、吸着圧力がシート材2に均等にかかるようになり、
これにより搬送用吸着チャンバー3の吸着面9とのなじ
みが良くなり、十分な吸着力が得られ、積層されたシー
ト材2からの2枚取りミスや、取り損ないを無くすこと
ができる。そのうえ、巻き込み防止ストッパー8(図
9)によって圧力保持スカート部7が内側に巻き込まれ
るのが防がれているので、シート材2の吸着動作時以外
において圧力保持スカート部7が内側に巻き込まれる心
配がない。つまり、シート材2の平行度を保持するため
に圧力保持スカート部7自体の重量やその折り曲げ力等
を考慮して、圧力保持スカート部7の根元部分に巻き込
み防止ストッパー8を設けたことによって、シート材2
の吸着動作時には圧力保持スカート部7が確実に外側に
折り曲がってシート材2に面接触できるようになる。
【0027】図12、図13は搬送用吸着チャンバー3
の吸着用孔部18の他の実施形態を示している。他の構
成は図1〜図5と同様である。この例では、搬送用吸着
チャンバー3が長方形状に形成され、その吸着面9には
複数の吸着用孔部18が長手方向Cに隔設されていると
共に、吸着面9とは反対側の面に接続されたエアーノズ
ル部10から遠い位置にある吸着用孔部18の孔径Eを
エアーノズル部10に近い位置にある吸着用孔部18の
孔径eよりも大きく設定してある。ここでは、ブロア等
の吸引装置のP(圧力)−Q(流量)特性と、搬送用吸
着チャンバー3の吸着用孔部18の孔径e,Eと孔数と
で求められる吸引口面積とを変化させて、圧力P=1k
Paのときに搬送用吸着チャンバー3内の吸引エアー速
度が20m/s以上になるようにし、且つ、吸着用孔部
18の圧力損失を考慮して圧力損失が発生する部分の孔
径に変化(e<E)を与えて、全ての吸着用孔部18が
同一の吸着圧を有するような構造となっている。ここで
図13は搬送用吸着チャンバー3の吸着用孔部18周辺
の圧力分布を示している。これにより、シート材2の吸
引後(把持後)に吸引エアーのリークが発生しても、吸
着力(把持圧力)が低下しないようにすることができ
る。なお、シート材2と搬送用吸着チャンバー3の吸着
面9との接触面から吸引エアーがリークしても、搬送用
吸着チャンバー3内には図12の矢印方向に空気の流れ
が生じているために、圧力低下が少なく、吸着ミスの発
生を防止できる。なお、搬送用吸着チャンバー3の吸着
面9(シート材2との接触面)の面粗さを32S以上に
粗くするのが望ましく、この場合、吸引後も吸着面9に
吸引エアーがより流れて十分な吸引力が働くと同時に、
吸引エアーのリーク防止によって搬送用吸着チャンバー
3の吸着面積が大きくなるので、その分だけ吸着圧力を
低く設定することが可能となり、シート材2の変形や傷
防止により効果的となる。なお、本例では、エアーノズ
ル部10は搬送用吸着チャンバー3の長手方向Cの一端
側に寄せて連結されているが、もちろん、エアーノズル
部10の接続位置はどの位置であってもよく、エアーノ
ズル部10から遠い位置にある吸着用孔部18の孔径E
をエアーノズル部10に近い位置にある吸着用孔部18
の孔径eよりも大きくして上記の作用効果が得られるよ
うにすればよい。
【0028】図14、図15は、搬送用吸着チャンバー
3の更に他の実施形態を示している。この例では、シー
ト材2のサイズに応じて搬送用吸着チャンバー3の吸着
面9に開口する吸着用孔部18の孔数を変更させるため
のリーク防止手段11を備えている。このリーク防止手
段11は、搬送用吸着チャンバー3内に移動自在に収納
されるリーク防止壁45と、リーク防止壁45が螺合す
るボールねじ46と、搬送用吸着チャンバー3の外部に
配置されてボールねじ46を回転させるモーター47と
で構成されており、図15のようにシート材2のサイズ
に応じてリーク防止壁45を移動させることで、吸着面
9に開口する吸着用孔部18の孔数を増減させることが
でき、これにより吸引エアーのリークが発生するのを防
止でき、十分な吸着力が確保されるので、シート材2の
分離が確実に行われ、2枚取りミスを防止できる。
【0029】図16、図17は、更に他の実施形態を示
している。この例では、シート材2の分離装置Aにおい
て、エアーブロー装置5からシート材2の端面に吹き付
けられるエアーの噴出位置を、シート材2の厚みに応じ
て上下方向に移動させるためのエアー噴出位置可変手段
12を設けたものである。他の構成は図1〜図5と同様
である。このエアー噴出位置可変手段12は、エアーブ
ロー装置5に連通するエアーノズル部50に螺合して上
下に貫通するボールねじ51と、ボールねじ51を回転
させる昇降用モーター52とで構成されている。この昇
降用モーター52は、分離用吸着チャンバー4の取り付
けベース53に支持されており、この取り付けベース5
3は、分離用吸着チャンバー4用の昇降用シリンダー5
5と横方向移動用シリンダー54とによって上下左右に
移動可能となっている。従って、エアーブロー装置5の
エアーノズル部50は、分離用吸着チャンバー4と一体
に上下左右に移動すると共に、昇降用モーター21によ
ってエアーノズル部50のみが図17の矢印リで示す上
下方向に移動自在とされており、これにより、シート材
2の厚みが変更した場合でも、1枚目のシート材2と2
枚目のシート材2との間にエアーを集中させることがで
きるので、シート材2の厚み変更に対応できると共に、
2枚取りミスを無くすことができるものである。
【0030】図18は更に他の実施形態を示している。
この例では、図1〜図5の構成に加えて、搬送用吸着チ
ャンバー3によるシート材2の持ち上げ動作時にシート
材2の弾性変形量を計測して、シート材2に塑性変形が
生じない範囲でシート材2の上昇速度を制御するように
したものである。ここでは、搬送用吸着チャンバー3に
センサーブラケット56を介して距離計測センサー13
が取り付けられており、この距離計測センサー13でシ
ート材2までの距離を計測してシート材2に塑性変形が
生じない範囲で搬送用吸着チャンバー3の上下方向の速
度、加速度を設定することで、シート材2の持ち上げ動
作に伴う変形や傷等の発生を防止でき、吸着搬送ミスの
発生を無くすことができるものである。
【0031】図19、図20は、更に他の実施形態を示
しており、搬送用吸着チャンバー3の吸着位置までの下
降距離Zを、搬送用吸着チャンバー3に取り付けた複数
の測長器の検出値に基づいて算出し、シート材2の最上
点に合わせるようにしたものである。他の構成は図1〜
図5と同様である。ここでは、測長器として複数個のレ
ーザー測長器57を搬送用吸着チャンバー3の下端面の
複数個所に隔設してある。図20は搬送用吸着チャンバ
ー3の下降距離を演算する一例のフローチャートを示し
ており、各レーザー測長器57によりシート材2の最上
点までの距離の計測を行い、搬送用吸着チャンバー3の
下降距離Z(=Z1〜Znの最小値)を算出して搬送用
吸着チャンバー3を下降させることにより、シート材2
の反りが発生していたり、積層台16が変形している場
合でも、吸着ミスを防止することができ、さらにリフタ
ー42によるシート材2の供給ムラを補完することがで
きる。
【0032】図21〜図23は、更に他の実施形態を示
しており、搬送用吸着チャンバー3の下端の四隅に取り
付けられた4個のレーザー測長器60により最上部のシ
ート材2の四隅の最上点までの距離Z1,Z2を測定し、
傾斜板59の下面四隅に設けられたアクチュエーター6
1の移動量を制御し、積層台16上のシート材2を略水
平に保つように傾斜板59の高さ調整を行うようにした
ものである。図21はZ1<Z2の場合を示し、図22は
1=Z2の場合を示している。また図23は傾斜板59
を傾斜させる一例のフローチャートを示しており、各レ
ーザー測長器60によりシート材2の四隅の最上点まで
の距離の計測を行い、各アクチュエーター61の移動量
を算出して傾斜板59を傾斜させることにより、図22
に示すように、シート材2の反りが発生している場合で
も、搬送用吸着チャンバー3の下降距離をZ1=Z2とな
るように補正でき、シート材2の反りによる吸着ミスを
防止することができると共に、積層台16等の変形に対
応でき、さらにリフター42によるシート材2の供給ム
ラを補完することができる。
【0033】図24、図25は、更に他の実施形態を示
している。この例では、シート材2を供給するためのリ
フター42の油圧(もしくは空圧)式昇降装置におい
て、積層台16が載置されるリフター42の上面に重量
検出センサー64を取り付け、この重量検出センサー6
4により積層されたシート材2の全重量を検出して、そ
の検出値に基づいてリフター42の油圧(もしくは空
圧)式動力源62に供給する油圧を制御することによっ
て、リフター42の動作速度を一定にし、これによりシ
ート材2の最上面までの高さHが常に一定になるように
したものである。図中の63は駆動弁である。図25は
積層されたシート材2の重量と油圧(もしくは空圧)式
動力源62への供給圧力との関係を示すグラフであり、
重量検出センサー64で検出されたシート材2の重量が
重い場合は油圧動力源62の供給油圧力を高くして、リ
フター42への供給圧力を高めるようにし、一方、重量
が軽い場合は油圧動力源62の供給油圧力を低くして、
リフター42への供給圧力を低下させることによって、
シート材2の重量変化に関係なく、リフター42の動作
速度が一定となり、これによりシート材2の最上面まで
の高さHが一定になるので、搬送用吸着チャンバー3に
よる吸着ミスの発生を防止できると共に、シート材2の
吸着動作時にリフター42を確実に停止させることがで
き、停止精度を向上させることができる。
【0034】図26〜図28は、更に他の実施形態を示
している。この例では、搬送用吸着チャンバー3により
シート材2を吸着する際に、シート材2のサイズL(縦
×横)やシート材2の厚みのデータと、搬送用吸着チャ
ンバー3の吸着面9に設けた複数の接触圧センサー65
からの検出データとを制御部にそれぞれ取り込み、これ
ら各データに基づいて搬送用吸着チャンバー3の上昇速
度及び吸引圧を制御するようにしたものである。図27
(a)は接触圧と搬送用吸着チャンバー3の上昇速度と
の関係を示し、(b)は接触圧と吸引圧との関係を示し
ている。しかして、リフター42上に積層されたシート
材2を搬送用吸着チャンバー3で吸着して持ち上げる
際、及び吸着後に、接触圧センサー65により吸着面9
の接触圧を測定し、接触圧によりブロア66の回転数を
変更する。つまり、図28のフローチャートで示すよう
に、接触圧が高いときには、ブロア66の回転数を下げ
て吸引圧を低下させたり、搬送用吸着チャンバー3の上
昇速度を高めるようにし、一方、十分に高い接触圧が得
られない場合には、ブロア66の回転数を上げて吸引圧
を上昇させたり、搬送用吸着チャンバー3の上昇速度を
下げることにより、安定した吸着搬送を行うことができ
る。従って、搬送用吸着チャンバー3の吸引圧が最適と
なるので、吸着ミスを防止できると共に、シート材2を
強く持ち上げすぎることがないので、シート材2の曲が
りや傷付きを防止することができるものである。
【0035】図29〜図31は、搬送用吸着チャンバー
3によりシート材2を吸着した後に、シート材2の撓み
を補正する機構を備えた場合を示している。この例で
は、複数の搬送用吸着チャンバー3を上下方向のみ移動
自在となった搬送用吸着チャンバー3Bと、上下方向と
左右方向とにそれぞれ移動自在となった搬送用吸着チャ
ンバー3Aとで構成してある。搬送用吸着チャンバー3
Aは横方向に突出自在となった撓み防止シリンダー10
0を介して昇降軸31に連結されており、各搬送用吸着
チャンバー3B,3Aでシート材2を吸着して持ち上げ
たときに、撓み防止シリンダー100を駆動して搬送用
吸着チャンバー3Aを搬送用吸着チャンバー3Bから離
すことによって、シート材2の撓み部分が横方向に引っ
張られて撓みが無くなり(図31の状態)、シート材2
の搬送ミスや、吸着ミスを防止できるようになる。
【0036】図32〜図34は、更に他の実施形態を示
しており、積層された多数のシート材2の各端面を横に
さばくためのシート材さばき手段24を設けたものであ
る。この例では、積層台16上に複数枚のシート材2を
積層し、さらにその上に捨て板71を載せておき、この
捨て板71の上面中央部を押さえ部材72で押さえなが
ら、ローラー70を捨て板71の上面中央部側から端面
側に向けて転動させることによって、積層されたシート
材2の各端面を積層台16の傾斜面73に沿って横にず
らすようにしたものであり、これら押さえ部材72とロ
ーラー70とでシート材さばき手段24が構成されてい
る。この捨て板71は押さえ部材72やローラー70に
より、シート材2に傷、打痕傷、汚れが発生するのを防
止するために用いられる。このように、シート材さばき
手段24を用いて積層された複数枚のシート材2を曲げ
て各端面にズレを生じさせることにより、1枚ずつ分離
し易くなる。特に多数のシート材2をまとめて切断する
場合、シート材2の端面(切断面)を揃えて重ねあわせ
たときに、図34に示すように、シート材2の端面に変
形や噛込み(図34のロ部で示す)が発生してシート材
2が1枚ずつ分離し難くなるが、本例では、図33に示
すように、最上部の捨て板71を押さえ部材72で押さ
えながら、ローラー70を捨て板71の上面中央部側か
ら端面側に向けて転動させることによって、図33
(b)のようにシート材2の各端面を横にずらして1枚
ずつ分離させることができる。従って、積層されたシー
ト材2からの2枚取りミスや、取り損ないを無くすこと
ができて、搬送性能をより高めることができる。
【0037】尚、シート材さばき手段の他例として図3
5(a)〜(c)が挙げられる。図35(a)はヒータ
ー、電磁波による加熱さばき装置80を示しており、シ
ート材2の積み重ね方向から各シート材2を加熱して、
各シート材2に温度差を生じさせることによって、各シ
ート材2の伸び量に差を与えて、各シート材2の端面に
ズレを生じさせるようにしたものである。図35(b)
は超音波振動による振動さばき装置を示しており、シー
ト材2に超音波Fを当てて振動させることによって、各
シート材2の端面にズレを生じさせるようにしたもので
ある。さらに図35(c)はパレット型さばき装置を示
しており、シート材2を積層するパレット81に勾配を
設け、この勾配を利用して各シート材2の端面にズレを
生じさせるようにしたものである。
【0038】図36は、更に他の実施形態を示してい
る。この例では、吸着搬送コンベア6によりシート材2
を吸着して搬送する際に、吸着搬送コンベア6に複数個
のシート材検出センサー86、吸着圧力検出センサー8
5、吸引圧制御弁87をそれぞれ設け、各センサー8
5,86の検出結果に基づき、吸着搬送コンベア6の吸
引圧や搬送速度を制御するようにしたものである。しか
して、各シート材検出センサー86により、吸着搬送コ
ンベア6に吸着されているシート材2の枚数を係止し
て、各吸着圧力センサー85で吸引圧を監視する。吸引
装置88側では吸着圧力センサー85により吸引エアー
力を制御し、一方搬送装置89側では、シート材2の枚
数や吸引圧により吸着搬送コンベア6の加速度を制御す
る。そして、吸着されているシート材2の枚数が少ない
ときは、吸引エアーのリーク量も増えるので、吸引装置
88の吸引量を増し、吸着搬送コンベア6の回転数を下
げる。これにより、通常搬送時の高速化、シート材2の
損傷防止、さらには吸引装置の省エネルギー化を図るこ
とができる。
【0039】図37は、シート材2を吸着、分離するた
めの搬送用吸着チャンバー3の吸着面9に、吸着圧力測
定用検出口90を設けるようにしたものである。この例
では、図37(a)に示すシート材2の吸着時には、搬
送用吸着チャンバー3の吸着面9とシート材2との間に
図37(a)の矢印ニで示す空気の流れが発生し、これ
により吸着圧力測定用検出口90では負圧状態となり、
圧力計91でこの負圧が測定され、更にシート材2の吸
着が確実に確認される。また、図37(b)に示すシー
ト材2の剥離時には吸着圧力測定用検出口90では大気
圧状態となり、従って、圧力計91で大気圧が測定さ
れ、シート材2の剥離が確実に検出される。従って、圧
力計によってシート材2の吸着、剥離を確実に検出でき
ると共に、圧力測定値の高精度化を実現できる。
【0040】図38は、シート材2を吸着、分離するた
めの搬送用吸着チャンバー3において、吸着面9とシー
ト材2との間に吸着面9に形成した噴出口130より圧
縮空気を噴出させ、吸着状態からシート材2を強制的に
剥離するようにしたものである。この例では、図38
(a)に示すシート材2の吸着時には、圧縮空気源93
の弁94を閉じることで、搬送用吸着チャンバー3の吸
着面9とシート材2との間に図38(a)の矢印ヘで示
す空気の流れが発生して、吸着面9で負圧状態となり、
シート材2が吸着される。一方、図38(b)に示すシ
ート材2の剥離時には、圧縮空気源93の弁94を開放
し、噴出口130から圧縮空気を噴出させることにより
吸着面9に隙間を発生させて外気を流入させて大気圧状
態にし、シート材2を剥離させる。従って、シート材2
を傷つけることなく吸着、剥離が可能となり、しかも搬
送用吸着チャンバー3による吸着動作の応答性がよくな
り、さらに圧縮空気源と弁とを用いた簡単な構造で、シ
ート材2の剥離、制御を簡便に行うことができるもので
ある。なお、搬送用吸着チャンバー3について説明した
が、シート材2を吸着搬送する吸着搬送コンベア6にお
いても同様である。つまり、吸着搬送コンベア6の吸着
面9とシート材2との間に圧縮空気を噴出させ、吸着状
態からシート材2を強制的に剥離するようにしてもよ
い。
【0041】
【発明の効果】上記のように本発明のうち請求項1記載
の発明は、積層されたシート材のうち最上部のシート材
の隅部を吸着して所定距離だけ持ち上げる分離用吸着チ
ャンバーと、この分離用吸着チャンバーで持ち上げられ
たシート材の端面に空気を吹き付けて1枚目のシート材
と2枚目のシート材とを分離するためのエアーブロー装
置とで構成される分離装置と、分離された1枚のシート
材を吸着して持ち上げる複数の搬送用吸着チャンバー
と、この搬送用吸着チャンバーで持ち上げられたシート
材を受け取って吸着搬送する複数のベルトからなる吸着
搬送コンベアとで構成される搬送装置とを具備し、上記
積層されたシート材の上方位置において複数の搬送用吸
着チャンバーと吸着搬送コンベアの複数のベルトとを交
互に並べて配置すると共に、シート材のサイズに応じて
各ベルト間の間隔と各搬送用吸着チャンバー間の間隔と
を連動して変更可能としたので、シート材のサイズに合
わせて複数の搬送用吸着チャンバーの間隔と吸着搬送コ
ンベアの複数のベルトの間隔を増減できるので、シート
材のサイズが制限されることがなく、また搬送用吸着チ
ャンバーの吸着面積を変更できるので、シート材の2枚
取りや吸着力不足による吸着ミスの発生を防止できる。
さらに、シート材の分離装置と搬送装置とを分離したこ
とにより分離用吸着チャンバーを移動させる際に搬送用
吸着チャンバーを移動させる必要がなくなり、従って、
シート材の分離、搬送を高速、高信頼で行うことがで
き、生産サイクルをアップさせることができる。
【0042】また請求項2記載の発明は、請求項1記載
の効果に加えて、搬送用吸着チャンバーの吸着面の外周
全域に亘って圧力保持スカート部が回動自在に取り付け
られ、この圧力保持スカート部はシート材の吸着動作時
に外側に回動して吸着面と略平行な面上でシート材に面
接触するように構成されており、この圧力保持スカート
部には圧力保持スカート部が内側に巻き込まれるのを防
止するための巻き込み防止ストッパーが設けられている
ので、仮りに吸着されるシート材に反りがあり、その上
面の位置が一定でない場合でも圧力保持スカート部が外
側に折り曲げられてシート材に面接触することによりシ
ート材の吸着圧力が均一となり、吸着圧力によるシート
材の変形や傷等の発生を防止できると同時に、積層され
たシート材からの2枚取りミスや、取り損ないを無くす
ことができ、そのうえシート材の端部が吸着面から離れ
ても圧力保持スカート部によって遠方吸着ができるの
で、吸着ミスが発生するのを防止できる。また、巻き込
み防止ストッパーによって圧力保持スカート部が内側に
巻き込まれるのが防がれているので、シート材の吸着動
作時以外において圧力保持スカート部が内側に巻き込ま
れる心配がなく、従って、シート材の吸着動作時には圧
力保持スカート部が必ず外側に開いてシート材に面接触
する構造となる。
【0043】また請求項3記載の発明は、請求項1記載
の効果に加えて、搬送用吸着チャンバーが長方形状に形
成され、その吸着面には複数の吸着用孔部が長手方向に
隔設されていると共に、吸着面とは反対側の面に接続さ
れたエアーノズル部から遠い位置にある吸着用孔部の孔
径をエアーノズル部に近い位置にある吸着用孔部の孔径
よりも大きく設定したので、エアーノズル部から遠い位
置にある吸着用孔部からの吸引エアー速度の低下を防止
でき、全ての吸着用孔部が同一の吸着圧を有することに
より、搬送用吸着チャンバーの吸着用孔部周辺の圧力分
布が等しくなり、吸着ミスの発生を防止することができ
る。
【0044】また請求項4記載の発明は、請求項1また
は請求項3に記載の効果に加えて、シート材のサイズに
応じて搬送用吸着チャンバーの吸着面に開口する吸着用
孔部の孔数を変更させるためのリーク防止手段を備えて
いるので、シート材のサイズに応じて吸着面に開口する
吸着用孔部の孔数を増減させることが可能となり、吸引
エアーのリークの発生を防止でき、十分な吸着力が確保
される。従って、シート材の分離が確実に行われ、2枚
取りミスを防止することができる。
【0045】また請求項5記載の発明は、請求項1記載
の効果に加えて、エアーブロー装置からシート材の端面
に吹き付けられるエアーの噴出位置を、シート材の厚み
に応じて上下方向に移動させるためのエアー噴出位置可
変手段を備えているので、シート材の厚みの変更に合わ
せてエアーの噴出位置を変えることができ、従って、1
枚目のシート材と2枚目のシート材との間にエアーを集
中させることができるので、シート材の厚み変更に対応
できると共に、2枚取りミスを無くすことができる。
【0046】また請求項6記載の発明は、請求項1記載
の効果に加えて、搬送用吸着チャンバーによるシート材
の持ち上げ動作時にシート材の弾性変形量を計測して、
シート材に塑性変形が生じない範囲でシート材の上昇速
度を制御するようにしたので、シート材に塑性変形が生
じないように搬送用吸着チャンバーの上下方向の速度、
加速度を制御することで、シート材の持ち上げ動作に伴
う変形や傷等の発生を防止でき、さらに吸着搬送ミスを
無くすことができる。
【0047】また請求項7記載の発明は、請求項1記載
の効果に加えて、シート材のサイズに応じて各ベルト間
の間隔と各搬送用吸着チャンバー間の間隔とを連動して
変更させる手段が、電動機と、電動機で回転するボール
ねじと、ボールねじに螺合して移動するナットと、ナッ
トとベルトと搬送用吸着チャンバーとを互いに連結する
連結手段とからなるので、電動機によりボールねじを回
転させるだけで、ボールねじに螺合しているナットが移
動して、ナットに連結されている複数のベルトと複数の
搬送用吸着チャンバーとがそれぞれ移動し、ベルト間の
間隔と搬送用吸着チャンバー間の間隔とを連動して変更
させることができる。従って、ボールねじとナットとを
用いた簡単な構造で、シート材のサイズに合わせて搬送
用吸着チャンバーの間隔とベルトの間隔とを変更させる
ことができる。
【0048】また請求項8記載の発明は、請求項1記載
の効果に加えて、積層された多数のシート材の各端面を
横にさばくためのシート材さばき手段を設けたので、シ
ート材を重ねあわせたときに、仮りにシート材の端面に
変形や噛込みが発生してシート材が1枚ずつ分離し難く
なっていても、シート材さばき手段によってシート材を
1枚ずつ確実に分離できるので、シート材の2枚取りミ
スや、取り損ないを無くすことができて、搬送性能の高
信頼化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の一例を示す正面断面図であ
る。
【図2】同上の側面断面図である。
【図3】同上の斜視図である。
【図4】同上の分離用吸着チャンバーによる吸着動作を
説明する正面断面図である。
【図5】同上の吸着搬送コンベアを説明する斜視図であ
る。
【図6】(a)〜(d)は同上の分離工程の説明図であ
る。
【図7】(a)〜(c)は同上の搬送工程の説明図であ
る。
【図8】他の実施形態を示し、(a)は搬送用吸着チャ
ンバーの側面断面図、(b)は正面断面図、(c)は下
面図である。
【図9】同上の吸着前の状態を説明する正面断面図であ
る。
【図10】(a)は同上の圧力保持スカート部の吸着状
態の説明図、(b)は従来の圧力保持スカート部の吸着
状態の説明図である。
【図11】同上の圧力保持スカート部を説明する斜視図
である。
【図12】更に他の実施形態を示し、(a)は搬送用吸
着チャンバーの一部破断した側面断面図、(b)は下面
図である。
【図13】(a)(b)は同上の吸着用孔部周辺の圧力
分布の説明図である。
【図14】更に他の実施形態を示し、(a)は搬送用吸
着チャンバーの一部破断した側面断面図、(b)は下面
図である。
【図15】同上のリーク防止壁の移動動作の説明図であ
る。
【図16】更に他の実施形態の説明図である。
【図17】図16の動作説明図である。
【図18】更に他の実施形態の説明図である。
【図19】更に他の実施形態の説明図である。
【図20】図19の動作を説明するフローチャートであ
る。
【図21】更に他の実施形態の説明図である。
【図22】図21の動作説明図である。
【図23】図21の動作を説明するフローチャートであ
る。
【図24】更に他の実施形態の説明図である。
【図25】図24の重量と供給圧力との関係を示すグラ
フである。
【図26】更に他の実施形態の説明図である。
【図27】(a)は図26の接触圧と上昇速度との関係
を示すグラフ、(b)は図26の接触圧と吸引圧との関
係を示すグラフである。
【図28】図26の動作を説明するフローチャートであ
る。
【図29】更に他の実施形態の説明図である。
【図30】同上のシート材の撓み部の説明図である。
【図31】同上の撓み部を伸ばした状態の説明図であ
る。
【図32】更に他の実施形態の説明図である。
【図33】(a)は同上の積み重ねたシート材をさばい
た状態の側面図、(b)は(a)のハ部の拡大図であ
る。
【図34】(a)は同上の積み重ねたシート材の斜視
図、(b)は(a)のロ部の拡大図である。
【図35】(a)〜(b)はシート材さばき手段の他例
の説明図である。
【図36】更に他の実施形態の説明図である。
【図37】(a)(b)は更に他の実施形態の説明図で
ある。
【図38】(a)(b)は更に他の実施形態の説明図で
ある。
【図39】(a)〜(d)は従来例の説明図である。
【符号の説明】
1 シート材の分離・搬送装置 2 シート材 2a 隅部 3 搬送用吸着チャンバー 4 分離用吸着チャンバー 5 エアーブロー装置 6 吸着搬送コンベア 7 圧力保持スカート部 8 巻き込み防止ストッパー 9 吸着面 10 エアーノズル部 11 リーク防止手段 12 エアー噴出位置可変手段 16 積層台 18 吸着用孔部 19 連結手段 20 ベルト 22 ボールねじ 23 ナット 24 シート材さばき手段 A 分離装置 B 搬送装置 C 長手方向 D 搬送用吸着チャンバーの間隔 d ベルトの間隔 E,e 孔径
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 辻 敦志 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 Fターム(参考) 3F049 AA01 FB05 FB07 FC13 FC21 LA02 LA06 LA15 LB03 LB05 LB10 3F101 CA05 CB08 CC11 CE18 CE21 LA16 LB12 3F343 FA10 FB17 FC01 GA01 GB01 GC04 GD01 HA12 HB04 HD16 JB02 JB14 JB17 JB25 JB27

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 積層されたシート材のうち最上部のシー
    ト材の隅部を吸着して所定距離だけ持ち上げる分離用吸
    着チャンバーと、この分離用吸着チャンバーで持ち上げ
    られたシート材の端面に空気を吹き付けて1枚目のシー
    ト材と2枚目のシート材とを分離するためのエアーブロ
    ー装置とで構成される分離装置と、分離された1枚のシ
    ート材を吸着して持ち上げる複数の搬送用吸着チャンバ
    ーと、この搬送用吸着チャンバーで持ち上げられたシー
    ト材を受け取って吸着搬送する複数のベルトからなる吸
    着搬送コンベアとで構成される搬送装置とを具備し、上
    記積層されたシート材の上方位置において複数の搬送用
    吸着チャンバーと吸着搬送コンベアの複数のベルトとを
    交互に並べて配置すると共に、シート材のサイズに応じ
    て各ベルト間の間隔と各搬送用吸着チャンバー間の間隔
    とを連動して変更可能としたことを特徴とするシート材
    の分離・搬送装置。
  2. 【請求項2】 搬送用吸着チャンバーの吸着面の外周全
    域に亘って圧力保持スカート部が回動自在に取り付けら
    れ、この圧力保持スカート部はシート材の吸着動作時に
    外側に回動して吸着面と略平行な面上でシート材に面接
    触するように構成されており、この圧力保持スカート部
    には圧力保持スカート部が内側に巻き込まれるのを防止
    するための巻き込み防止ストッパーが設けられているこ
    とを特徴とする請求項1記載のシート材の分離・搬送装
    置。
  3. 【請求項3】 搬送用吸着チャンバーが長方形状に形成
    され、その吸着面には複数の吸着用孔部が長手方向に隔
    設されていると共に、吸着面とは反対側の面に接続され
    たエアーノズル部から遠い位置にある吸着用孔部の孔径
    をエアーノズル部に近い位置にある吸着用孔部の孔径よ
    りも大きく設定したことを特徴とする請求項1記載のシ
    ート材の分離・搬送装置。
  4. 【請求項4】 シート材のサイズに応じて搬送用吸着チ
    ャンバーの吸着面に開口する吸着用孔部の孔数を変更さ
    せるためのリーク防止手段を備えていることを特徴とす
    る請求項1または請求項3記載のシート材の分離・搬送
    装置。
  5. 【請求項5】 エアーブロー装置からシート材の端面に
    吹き付けられるエアーの噴出位置を、シート材の厚みに
    応じて上下方向に移動させるためのエアー噴出位置可変
    手段を備えていることを特徴とする請求項1記載のシー
    ト材の分離・搬送装置。
  6. 【請求項6】 搬送用吸着チャンバーによるシート材の
    持ち上げ動作時にシート材の弾性変形量を計測して、シ
    ート材に塑性変形が生じない範囲でシート材の上昇速度
    を制御するようにしたことを特徴とする請求項1記載の
    シート材の分離・搬送装置。
  7. 【請求項7】 シート材のサイズに応じて各ベルト間の
    間隔と各搬送用吸着チャンバー間の間隔とを連動して変
    更させる手段が、電動機と、電動機で回転するボールね
    じと、ボールねじに螺合して移動するナットと、ナット
    とベルトと搬送用吸着チャンバーとを互いに連結する連
    結手段とからなることを特徴とする請求項1記載のシー
    ト材の分離・搬送装置。
  8. 【請求項8】 積層された多数のシート材の各端面を横
    にさばくためのシート材さばき手段を設けたことを特徴
    とする請求項1記載のシート材の分離・搬送装置。
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