JP2000113051A - グローバル部品調達システム - Google Patents

グローバル部品調達システム

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JP2000113051A
JP2000113051A JP27992798A JP27992798A JP2000113051A JP 2000113051 A JP2000113051 A JP 2000113051A JP 27992798 A JP27992798 A JP 27992798A JP 27992798 A JP27992798 A JP 27992798A JP 2000113051 A JP2000113051 A JP 2000113051A
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Hirotaka Morita
浩隆 森田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】コストの最少化を実現できる、部品の調達案を
作成して提示する。 【解決手段】拠点別生産計画情報201の内容を、拠点
別データ収集手段203で収集し、生産計画情報204
に格納する。この情報と、BOM情報205の内容と、
部品情報208の内容とで、MRP展開手段206によ
ってMRP展開を行い、この結果を所要量情報207に
格納する。所要量情報207、部品情報208、ベンダ
情報209、物流情報210、および評価ルール214
の内容により、調達判定手段213で、調達方法を変更
すべき部品を抽出し、候補情報215に格納する。代替
案作成手段により、前記部品の調達案を作成する。調達
判定手段213は、前記調達案のコスト評価を行い、コ
ストが低い所定数個の調達案を、前記部品の調達方法の
代替案として、候補情報215に格納する。代替案修正
手段は、候補情報215に格納された代替案の修正・承
認等を受け付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、世界各地に製造拠
点を有する製造業において、部品を供給する世界各地の
企業から、部品を調達する方法を決定する技術に関す
る。
【0002】
【従来の技術】コンピュータ関連製品等を製造する製造
業のメーカにおいては、製品の開発設計を一つの拠点に
集約することが多い。そして、前記メーカにおいては、
製品を製造する製造拠点を、市場の変化に迅速に対応す
るために、世界各地に(グローバルに)展開するという
戦略がしばしば取られる。
【0003】このような場合、前記製造拠点への部品の
調達方法としては、まず、各製造拠点が自製造拠点で使
用する部品を独自に調達する方法であるローカル部品調
達がある。次に、部品を製造する企業であるベンダのう
ちから、前記製造拠点の総数よりも少ない数のベンダを
抽出し、該ベンダから集約的に部品を購入し、購入され
た部品を、前記製造拠点の各々へ調達する方法であるグ
ローバル部品調達がある。ベンダの抽出に当たっては、
部品の価格が安いこと、技術的に優れた部品を製造する
こと等が考慮されている。
【0004】多くの場合、部品の価格は、一ベンダあた
りから調達する部品の個数が増えると、部品の一個あた
りの価格(単価)が下がるように設定されている。そこ
で、グローバル部品調達にしてベンダを集約すると、一
ベンダあたりから調達する部品の個数が増えるので、部
品の単価が下がり、コストの削減を達成することができ
るというメリットがある。
【0005】製造拠点を世界各地に(グローバルに)展
開する場合に有効な技術としては、たとえば、特開平5
−266044号公報に記載の技術がある。この技術
は、予め、製品の生産に必要となる標準的な部品に対応
する互換部品のライブラリを用意することにより、各製
造拠点において、効率よく、自製造拠点において調達す
べき部品についてのデータを得ることができる管理方式
を提案している。
【0006】製造拠点を世界各地に(グローバルに)展
開する場合においても、製造拠点を日本国内に展開する
場合においても有効な技術としては、たとえば、特開平
7−192068号公報に記載の技術がある。この技術
は、生産計画の変更時に、将来の在庫推移の評価値を算
出し、算出された評価値に基づいて、部品毎に発注方法
を変更することにより、コスト削減を図る方式を提案し
ている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】コスト削減を目的とし
て、既に一つのベンダからグローバル部品調達を行って
いる場合においても、部品のライフサイクルの末期や、
製品の需要が減少したことによる部品の所要量の減少
や、為替の変動などの要因により、必ずしも期待通りの
コスト削減効果が得られるとは限らない。ベンダの集約
によるグローバル部品調達をやめて、ローカル部品調達
に切り替えたほうが、トータルのコストが下がるという
状況もありうる。一方、従来ローカル部品調達を行って
いた場合においても、部品の標準化や、製品の統合化な
どにより、各製造拠点において使用する部品が共通にな
ってくれば、ベンダを集約してグローバル部品調達を行
なった方が、より低コストを実現することができる場合
もある。
【0008】すなわち、製品のコストに占める部品のコ
ストが大きいほど、部品の調達方法が、製品の競争力を
左右する。このため、その時々の状況に合致した最適な
調達方法を、動的に選択していくことが必要となってい
る。この調達方法の選択は、グローバル部品調達を行う
か、ローカル部品調達を行うかの二者択一だけではな
い。ベンダから、輸送、保管を経て、各製造拠点に部品
が届くまでの各プロセスにおいて、各々に、どの企業あ
るいはどの手段を用いるかの組み合わせ(以下、サプラ
イチェーンと称する)を評価して、コストの最少化を実
現することができる一つのサプライチェーンを選択しな
ければならない。
【0009】本発明は、部品の所要量の変化や、為替の
変動、部品の代替部品の変更等の状況を考慮して、コス
トの最少化を実現することができるサプライチェーンを
作成して提示することができる、グローバル部品調達シ
ステムを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明によれば、製品を生産するために必要となる
部品の所要量の計画を、製品を生産する製造拠点に対応
させて格納する所要量情報記憶手段と、少なくとも、部
品を供給するベンダと、該ベンダから供給される部品の
単価と、代替部品と、部品の現状の調達方法とについて
の情報を、複数の部品について部品毎に格納する部品情
報記憶手段と、少なくとも、ベンダの所在地と、該ベン
ダが供給する部品の種類とについての情報を、複数のベ
ンダについてベンダ毎に格納するベンダ情報記憶手段
と、少なくとも、製品を生産する製造拠点の所在地につ
いての情報を、複数の製造拠点について製造拠点毎に格
納する製造拠点情報記憶手段と、少なくとも、部品を輸
送および保管する物流手段と、該物流手段が輸送および
保管する区間、前記物流手段に要するコストとについて
の情報を格納する物流情報記憶手段と、現状の調達方法
を変更すべき部品である変更候補部品の指定を受け付け
る受け付け手段と、前記変更候補部品を使用する製造拠
点を、前記所要量情報記憶手段から検索し、前記製造拠
点毎に、前記変更候補部品を調達するための、部品を供
給するベンダを前記ベンダ情報記憶手段から検索して特
定し、ベンダ情報記憶手段に格納されたベンダの所在地
と、製造拠点情報記憶手段に格納された製造拠点の所在
地と、前記物流情報記憶手段に格納された区間により、
前記ベンダと前記製造拠点を結ぶ物流手段を特定して、
部品の調達案を複数作成する第1の作成手段と、前記製
造拠点毎に作成された調達案により部品を調達するため
に要するコストを、前記部品情報記憶手段に格納された
コストと、前記物流情報記憶手段に格納されたコスト
と、前記所要量情報記憶手段に格納された所要量とを参
照して算出するコスト算出手段と、算出されたコストが
低い順に、前記製造拠点毎に作成された調達案のうち
の、第一の所定数個の調達案を選択する手段と、前記選
択された前記製造拠点毎の調達案を組み合わせて、前記
第一の所定数をN、前記製造拠点の数をMとすると、N
のM乗通りの調達案を作成する第2の作成手段と、前記
NのM乗通りの調達案のうちから、現状の調達方法によ
り部品を調達するのに要するコストよりも、要するコス
トが低い調達案を、コストが低い順に第二の所定数個選
択して、該選択された調達案を前記変更候補部品の調達
方法の代替案とする手段と、を有することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明のグローバル部品調
達システムについての実施の形態を、図を参照しつつ説
明する。
【0012】まず、本発明のグローバル部品調達システ
ムの全体構成について、図1を用いて説明する。図1
は、本発明のグローバル部品調達システムの全体構成図
である。図1においては、製品を生産する複数の製造拠
点である製造拠点101、製造拠点102、製造拠点1
03、…と、前記複数の製造拠点で製品を生産するため
に必要となる部品の調達の方法を決定する管理拠点10
4とが、ネットワーク105によって接続されて、グロ
ーバルに(世界中に)分散している。前記複数の製造拠
点(101、102、103、…)と管理拠点104と
は、TCP/IP(Transmission Control Protocol/Inter
net Protocol)等の通信プロトコルを用いて、ファイ
ルの転送およびデータ信号の授受を行うことができる。
【0013】次に、本発明のグローバル部品調達システ
ムの機能ブロックについて、図2を用いて説明する。図
2は、本発明のグローバル部品調達システムの機能ブロ
ック図である。図2においては、前記複数の製造拠点の
それぞれに、拠点別生産計画情報ファイル201が存在
する。以下、図2において、拠点別生産計画情報ファイ
ル201以外の各手段およびファイルは、管理拠点10
4に存在することとする。
【0014】拠点別データ収集手段203は、ネットワ
ーク105を介して、拠点別生産計画情報ファイル20
1のデータを収集する。拠点別データ収集手段203に
より収集されたデータは、生産計画情報ファイル204
に書き込まれる。生産計画情報ファイル204に書き込
まれたデータと、別途用意されたBOM情報ファイル20
5に格納されているデータと、別途用意された部品情報
ファイル208に格納されているデータを、MRP展開手
段206が読み取って、MRP展開を行い、製品を生産す
るために必要となる部品の所要量を算出する。MRP展開
手段206は、算出された部品の所要量を、所要量情報
ファイル207に書き込む。
【0015】一方、別途用意されている情報ファイルと
して、さらに、ベンダ情報ファイル209と、物流情報
ファイル210と、マクロ経済情報フィル211とがあ
る。前記部品情報ファイル208、前記ベンダ情報ファ
イル209、および、前記物流情報ファイル210に
は、価格に関する情報が格納されている。この価格に関
する情報は、前記マクロ経済情報フィル211に格納さ
れる為替レートに関する情報に基づいて、コスト修正手
段212により円に換算されて、価格に関する情報を所
望する調達判定手段213に通知される。
【0016】前記所要量情報ファイル207、前記部品
情報ファイル208、前記ベンダ情報ファイル209、
前記物流情報ファイル210、および前記マクロ経済情
報フィル211に格納された情報を、調達判定手段21
3が読み取って、別途用意された評価ルール情報ファイ
ル214に格納された、変更候補部品を抽出するための
ルールに従って、部品調達の現状サプライチェーンを変
更すべき部品を、変更候補部品として抽出する。部品調
達の現状サプライチェーンは、前記部品情報ファイル2
08に格納されている。前記調達判定手段213は、抽
出された変更候補部品を調達するための現状サプライチ
ェーンを、前記部品情報ファイル208から抽出する。
そして、前記変更候補部品に付与された識別子である部
品図番と、前記変更候補部品を調達するための現状サプ
ライチェーン等とを対応づけて、候補情報ファイル21
5に格納する。
【0017】前記候補情報ファイル215に格納された
変更候補部品の部品図番と現状サプライチェーンとを、
代替案作成手段216が読み取る。代替案作成手段21
6は、前記所要量情報ファイル207、前記部品情報フ
ァイル208、前記ベンダ情報ファイル209、およ
び、前記物流情報ファイル210に格納された情報をも
読み取って、変更候補部品を調達するサプライチェーン
の代替案を作成する。代替案作成手段216は、作成さ
れた代替案と、変更候補部品の部品図番とを対応させ
て、候補情報ファイル215に一時的に格納する。
【0018】前記候補情報ファイル215に格納された
代替案は、前記調達判定手段213により、コストの評
価がなされ、現状のサプライチェーンよりもコストが低
い代替案が、所定数個選択される。これらの選択された
代替案に対して、前記評価ルール情報ファイル214に
格納された、推奨度を決定するためのルールに従って、
前記調達判定手段213により、推奨度が決定される。
前記調達判定手段213は、前記選択された代替案の各
々に、推奨度を付与して、候補情報ファイル215に登
録する。
【0019】この推奨度と、代替案が適用される変更候
補部品の名称と、部品図番等とが対応づけられた組が、
既に作成されている代替案について一覧表として、代替
案修正手段217を介してユーザに提示される。提示さ
れた一覧表のうちの一組をユーザにより指定されると、
指定された組に含まれる部品についての保留、指定され
た組に含まれる部品の代替案の選択等の指示を、受け付
けるためのメニューを、前記代替案修正手段217が表
示する。前記代替案修正手段217が部品の保留の指示
を受け付けると、前記代替案修正手段217は、保留の
条件の入力を受け付け、該保留の条件を、前記評価ルー
ル情報ファイル214に格納する。前記代替案修正手段
217が代替案の選択の指示を受け付けると、選択され
た組に含まれる部品についての、現状サプライチェーン
と代替案とが、代替案修正手段217を介してユーザに
提示される。
【0020】提示された代替案のうちの一つをユーザに
より指定されると、指定された代替案の承認、保留、修
正等の指示を、前記代替案修正手段217が受け付ける
ためのメニューを表示する。前記代替案修正手段217
が代替案の修正の指示を受け付けると、代替案の修正を
受け付けるモードとなる。このモードにおいて受け付け
られた修正に基づいて、前記候補情報ファイル215に
格納された代替案が修正される。前記代替案修正手段2
17が代替案の保留の指示を受け付けると、前記代替案
修正手段217は、保留の条件の入力を受け付け、該保
留の条件を、前記評価ルール情報ファイル214に格納
する。前記代替案修正手段217が代替案の承認の指示
を受け付けると、前記代替案修正手段217は、承認さ
れた代替案に対応する部品の、前記部品情報ファイル2
08中の現状サプライチェーンを、前記承認された代替
案に書き換える。
【0021】次に、図2に示した各情報ファイルおよび
各手段について説明する。まず、拠点別生産計画情報フ
ァイル201について説明する。拠点別生産計画情報フ
ァイル201は、上述のように、前記複数の製造拠点の
それぞれに備えられている情報ファイルであり、各製造
拠点における生産計画情報をそれぞれ格納している。拠
点別生産計画情報ファイル201に格納されている生産
計画情報の内容の一例を、図3に示す。図3において
は、前記複数の製造拠点として、製造拠点A、製造拠点
B、製造拠点C、…があり、各製造拠点において各々、拠
点別生産計画情報ファイル201が備えられている様子
が示されている。各拠点別生産計画情報ファイル201
は、複数の欄から構成される製品欄301と、該製品欄
301の各欄にそれぞれ対応する欄から構成される生産
量欄302と、該生産量欄302の各欄にそれぞれ対応
する欄から構成される生産日欄303とを有する。製品
欄301の各欄は、当該拠点別生産計画情報ファイル2
01が備えられている製造拠点において生産する製品の
図番を格納する。ここで図番とは、製品または部品を識
別するために、製品または部品毎につけられた英数字の
コードである。生産量欄302の各欄は、対応する製品
欄301の欄に格納された図番の製品を生産する量を格
納する。生産日欄303は、対応する製品欄301の欄
に格納された図番の製品を生産する日を格納する。図3
に示す例においては、製造拠点Aにおける生産計画情報
は、1998年7月20日には、製品P1を35000
個生産し、1998年7月21日には、製品P2を20
00個生産し、1998年7月23日には、製品P3を
1000個生産することとなっている。
【0022】拠点別データ収集手段203は、管理拠点
104に備えられていて、ネットワーク105を介し
て、製造拠点101、製造拠点102、製造拠点10
3、…の拠点別生産計画情報ファイル201を監視す
る。拠点別生産計画情報ファイル201のうち、格納さ
れている情報に変更が生じたファイルが発生した場合に
は、当該拠点別生産計画情報ファイル201に格納され
ている情報を、ネットワーク105を介して収集し、生
産計画情報ファイル204に格納する。
【0023】次に、生産計画情報ファイル204につい
て説明する。生産計画情報ファイル204は、上述のよ
うに、管理拠点104に備えられている情報ファイルで
あり、すべての製造拠点の生産計画情報を格納してい
る。生産計画情報ファイル204に格納されている生産
計画情報の内容の一例を、図4に示す。生産計画情報フ
ァイル204の生産計画情報400は、少なくとも、複
数の欄から構成される管理番号欄401と、該管理番号
欄401の各欄にそれぞれ対応する欄から構成される製
品欄402と、該製品欄402の各欄にそれぞれ対応す
る欄から構成される生産量欄403と、該生産量欄40
3の各欄にそれぞれ対応する欄から構成される生産日欄
404とを有する。
【0024】管理番号欄401の各欄は、英字と数字の
組み合わせにより構成される管理番号を格納する。管理
番号は、各製造拠点で生産される製品に対して生産日ご
とに付与される。各製造拠点で生産される製品の生産日
ごとの生産量を、各製造拠点における個々の生産計画と
呼ぶことにすると、管理番号は、各製造拠点における個
々の生産計画を識別するための識別子ということができ
る。たとえば、管理番号中の英字で製造拠点を識別でき
るようにしておき、管理番号中の数字を各製造拠点毎に
シーケンシャルな数としておくとよい。
【0025】製品欄402の各欄は、対応する管理番号
欄401の欄に格納された管理番号で識別される、各製
造拠点における個々の生産計画の、製品の図番を格納す
る。生産量欄403の各欄は、対応する管理番号欄40
1の欄に格納された管理番号で識別される、各製造拠点
における個々の生産計画の製品の生産量を格納する。生
産日欄404の各欄は、対応する管理番号欄401の欄
に格納された管理番号で識別される、各製造拠点におけ
る個々の生産計画の製品の生産日を格納する。図4に示
す例においては、管理番号A001で識別される生産計
画は、製造拠点Aにおいて、1998年7月20日に、
製品P1を35000個生産する計画であることを示し
ている。また、管理番号B001で識別される生産計画
は、製造拠点Bにおいて、1998年7月20日に、製
品P1を15000個生産する計画であることを示して
いる。
【0026】次に、BOM情報ファイル205について説
明する。BOMというのは、Bill ofMaterialの略称で、
部品構成表のことである。部品構成表とは、親となる製
品(ペアレントアセンブリ)から半製品(サブアセンブ
リ)へ、該半製品から部品(パーツ)または原材料へと
展開したリストのことをいう。BOM情報ファイル205
は、少なくとも、前記複数の製造拠点において生産され
ている製品についての、部品構成表を格納する。
【0027】BOM情報ファイル205に格納されている
の部品構成表の内容の一例を、図5に示す。BOM情報フ
ァイル205の部品構成表500は、少なくとも、複数
の欄から構成される親部品図番欄501と、該親部品図
番欄501の各欄にそれぞれ対応する欄から構成される
子部品図番欄502と、該子部品図番欄502の各欄に
それぞれ対応する欄から構成される員数欄503とを有
する。
【0028】親部品図番欄501の各欄は、親となる製
品または半製品の図番を格納する。子部品図番欄502
の各欄は、対応する親部品図番欄501の欄に格納され
ている図番の製品または半製品を構成する、半製品また
は部品の図番を格納する。員数欄503は、対応する親
部品図番欄501の欄に格納されている図番の製品また
は半製品を構成する、対応する子部品図番欄502に格
納されている図番の半製品または部品の個数を格納す
る。
【0029】図5に示す例においては、製品P1は、1個
の半製品SA1から構成され、1個の半製品SA1は、2個の
部品X1から構成されていることが示されている。
【0030】次に、MRP展開手段206について説明す
る。MRPとは、Material Requirements Planningの略
称であり、資材所要量計画のことである。しばしば、Ma
nufacturing Resource Planningという広義の意味で
使用されることもあるが、本発明においては、Material
Requirements Planningという狭義の意味でよい。MR
P展開手段206は、MRP展開を行う。MRP展開において
は、生産計画情報ファイル204に格納された管理番号
に対応する製品を、対応する生産日に、対応する生産量
だけ生産するために必要となる、部品または原材料の個
数または量を、BOM情報ファイル205の内容を検索し
て求める。また、部品情報ファイル208の内容を検索
して、前記必要となる部品または原材料を、調達すべき
年月日を算出する。MRP展開で得られた情報を、所要量
情報と称することとする。MRP展開の方法については、
後述する。MRP展開手段206は、MRP展開で得られた所
要量情報を、所要量情報ファイル207に書き込む。
【0031】次に、所要量情報ファイル207について
説明する。所要量情報ファイル207は、前記所要量情
報を格納する。すなわち、部品の図番と、該図番の部品
を必要とする製造拠点の識別子と、前記図番の部品を前
記製造拠点において必要とする個数と、前記図番の部品
を前記製造拠点において必要とする年月日とを対応づけ
て格納する。所要量情報ファイル207に格納されてい
る所要量情報の内容の一例を、図6に示す。所要量情報
ファイル207は、MRP展開手段206によるMRP展開の
最新の所要量情報リスト600と、前回の所要量情報リ
スト610と、前々回の所要量情報リスト620とを有
する。所要量情報リスト600、所要量情報リスト61
0、および所要量情報リスト620は、それぞれ、少な
くとも、複数の欄から構成される部品図番欄601と、
該部品図番欄601の各欄にそれぞれ対応する欄から構
成される所要拠点欄602と、該所要拠点欄602の各
欄にそれぞれ対応する欄から構成される所要量欄603
と、該所要量欄603の各欄にそれぞれ対応する欄から
構成される所要時期欄604とを有する。
【0032】部品図番欄601の各欄は、部品の図番を
格納する。所要拠点欄602は、対応する部品図番欄6
01の欄に格納された図番の部品を必要とする製造拠点
の識別子を格納する。所要量欄603の各欄は、対応す
る部品図番欄601の欄に格納された図番の部品を、対
応する所要拠点欄602の欄に格納された識別子で識別
される製造拠点において必要とする個数を格納する。所
要時期欄604の各欄は、対応する部品図番欄601の
欄に格納された図番の部品を、対応する所要拠点欄60
2の欄に格納された識別子で識別される製造拠点におい
て必要とする年月日を格納する。
【0033】また、部品図番欄601の欄に部品の図番
を格納し、対応する所要拠点欄602の欄に「合計」を格
納すると、対応する部品図番欄601の欄に格納された
図番と同じ図番を格納する部品図番欄601のすべての
欄に対応する、所要量欄603の欄に格納された個数の
合計を、「合計」が格納された所要拠点欄602の欄に対
応する所要量欄603の欄に格納する。
【0034】図6に示す例においては、部品図番X1で
識別される部品は、製造拠点Aにおいて、1998年7
月13日に、70000個必要となることを示してい
る。また、部品図番X1で識別される部品は、製造拠点B
において、1998年7月13日に、30000個必要
となることを示している。これらを合計すると、部品図
番X1で識別される部品は、1998年7月13日に、
100000個必要となることを示している。
【0035】次に、部品情報ファイル208について説
明する。部品情報ファイル208は、複数の製造拠点に
おいて製品を生産する際に使用される部品についての情
報である、部品情報を格納する。該部品情報としては、
部品毎に、当該部品の部品図番、部品名、現状のサプラ
イチェーン、代替部品の図番、当該部品を製造している
部品製造会社(以下、ベンダと称する)、当該部品を調
達するために必要となる時間(以下、リードタイムと称
する)、当該部品の価格等を格納する。ここで、サプラ
イチェーンとは、部品を調達する際に、どの製造拠点に
おいて必要となる部品を、どのベンダに発注し、該ベン
ダからどういう輸送手段により、前記部品を必要とする
製造拠点へ搬入するかという供給経路のことである。ユ
ーザにより所定のコマンド等を投入されること等によ
り、すべての部品についての、現状のサプライチェーン
の情報のみを抽出して、部品図番と共に、一覧表示する
ようにしておいてもよい。
【0036】部品情報ファイル208に格納されている
部品情報の内容の一例を、図7に示す。部品情報700
は、少なくとも、複数の欄から構成される部品図番欄7
01と、該部品図番欄701の各欄にそれぞれ対応する
欄から構成される部品名欄702と、該部品名欄702
の各欄にそれぞれ対応する欄から構成される現状サプラ
イチェーン欄703と、該現状サプライチェーン欄70
3の各欄にそれぞれ対応する欄から構成される代替部品
欄704と、該代替部品欄704の各欄にそれぞれ対応
する欄から構成される取扱ベンダ欄705とを有する。
【0037】現状サプライチェーン欄703は、少なく
とも、複数の欄から構成される比率欄7031と、該比
率欄7031の各欄にそれぞれ対応する欄から構成され
る製造拠点欄7032と、該製造拠点欄7032の各欄
にそれぞれ対応する欄から構成されるベンダ欄7033
と、該ベンダ欄7033の各欄にそれぞれ対応する欄か
ら構成される物流欄7034とを有する。
【0038】取扱ベンダ欄705は、少なくとも、複数
の欄から構成されるベンダ欄7051と、該ベンダ欄7
051の各欄にそれぞれ対応する欄から構成されるリー
ドタイム欄7052と、該リードタイム欄7052の各
欄にそれぞれ対応する欄から構成される、部品個数段階
別の価格欄7053とを有する。
【0039】部品図番欄701の各欄は、複数の製造拠
点において製品を生産する際に使用される部品の図番を
格納する。部品名欄702は、対応する部品図番欄70
1の欄に格納された図番の部品の部品名を格納する。こ
こで、部品の図番は、上述のように英数字のコードであ
ったが、部品の部品名とは、「10Wモータ」のような日
本語である。
【0040】現状サプライチェーン欄703の各欄は、
現在部品が供給されているサプライチェーンに関する情
報を格納する。現状サプライチェーン欄703の製造拠
点欄7032の各欄は、対応する部品図番欄701の欄
に格納された図番の部品が、現在供給されている製造拠
点を識別するためのの識別子を一つ格納する。ベンダ欄
7033の各欄は、対応する部品図番欄701の欄に格
納された図番の部品を、対応する製造拠点欄7032の
欄に格納されている識別子で識別される製造拠点へ、供
給しているベンダを識別するためのの識別子を一つずつ
格納する。物流欄7034の各欄は、対応する部品図番
欄701の欄に格納された図番の部品を、対応するベン
ダ欄7033の欄に格納された識別子で識別されるベン
ダから、対応する製造拠点欄7032の欄に格納された
識別子で識別される製造拠点へ輸送する輸送手段または
保管する保管手段を識別するための識別子を格納する。
比率欄7031は、対応する製造拠点欄7032の欄に
格納された識別子で識別される製造拠点へ、複数のベン
ダから同一図番の部品が供給される場合を考慮して設け
られており、該部品を供給する個数の前記複数のベンダ
間の比率を格納する。現状サプライチェーン欄703に
おいては、一つの図番の部品の一つのベンダから一つの
製造拠点へのサプライチェーンを、一つの製造拠点欄7
032の欄と、該欄に対応するベンダ欄7033の欄
と、該欄に対応する物流欄7034の欄とからなる一つ
の組に格納するようにする。したがって、複数のベンダ
から、同一図番の部品が、一つの製造拠点へ供給される
場合には、複数の組にわたって、情報が格納されること
となる。
【0041】代替部品欄704の各欄は、対応する部品
図番欄701の欄に格納された図番の部品の、代替部品
となりうる部品の図番を格納する。
【0042】取扱ベンダ欄705に各欄は、対応する部
品図番欄701の欄に格納された図番の部品を供給する
ベンダに関する情報を格納する。取扱ベンダ欄705の
ベンダ欄7051の各欄は、対応する部品図番欄701
の欄に格納された図番の部品を供給するベンダを識別す
るための識別子を格納する。リードタイム欄7052の
各欄は、対応する部品図番欄701の欄に格納された図
番の部品を、対応するベンダ欄7051の欄に格納され
た識別子で識別されるベンダから調達するためのリード
タイムを格納する。この例においては、リードタイムの
単位を、日とすることとする。リードタイム部品個数段
階別の価格欄7053の各欄は、対応する部品図番欄7
01の欄に格納された図番の部品を、対応するベンダ欄
7051の欄に格納された識別子で識別されるベンダか
ら調達する際の、部品一個あたりの価格(単価)を、調
達する部品の個数の段階別に格納する。一般に、部品を
調達する際の単価は、部品毎ベンダ毎に、調達する部品
の数により段階的に定まっていることが多いので、部品
個数段階別の価格欄7053を設けている。部品個数段
階別の価格欄7053に格納される価格の単位は、ベン
ダとの契約に従っていて、現地通貨(円、ドル、元、ル
ピア等)または基準通貨(ドル)である。
【0043】図7に示す例においては、部品図番X1の部
品の部品名は、5Wモータである。部品図番X1の部品の
現状のサプライチェーンとしては、まず、ベンダα1か
ら輸送手段TR1を介して製造拠点Aに供給される経路が
ある。ここで、ベンダαには複数の拠点があり、ベンダ
α1とは、これらの複数の拠点のうちの第一の拠点を示
すこととする。部品図番X1の部品の現状のサプライチェ
ーンとして、次に、ベンダβから輸送手段Fを介して製
造拠点Bに供給される経路がある。部品図番X1の部品の
代替部品としては、部品図番X11、X12、X15の部品があ
る。部品図番X1の部品を供給するベンダとしては、α
1、β、…、γがある。部品図番X1の部品を、ベンダα
1から調達するために必要なリードタイムは、20日で
ある。部品図番X1の部品を、ベンダα1から調達する際
の単価は、調達する部品の数が1個から2000個まで
の場合は、300円である。調達する部品の数が200
1個から5000個までの場合は、250円である。調
達する部品の数が5001個から7000個までの場合
は、200円である。調達する部品の数が7001個か
ら10000個までの場合は、100円である。
【0044】次に、ベンダ情報ファイル209について
説明する。ベンダ情報ファイル209は、ベンダ情報お
よび製造拠点情報を格納する。ベンダ情報は、少なくと
も、ベンダ毎に、ベンダが部品を製造する拠点の所在地
に関する情報と、ベンダが供給する部品の図番に関する
情報とを含む。製造拠点情報は、少なくとも、製造拠点
毎に、製造拠点の所在地に関する情報を含む。
【0045】図8に、ベンダ情報ファイル209が格納
するベンダ情報および製造拠点情報の例を示す。図8に
おいて、ベンダ情報800は、少なくとも、複数の欄か
ら構成されるベンダ・製造拠点欄801と、該ベンダ・
製造拠点欄801の各欄にそれぞれ対応する欄から構成
される拠点所在欄802と、該拠点所在欄802の各欄
にそれぞれ対応する欄から構成される取扱品目欄803
とを有する。製造拠点情報810は、少なくとも、複数
の欄から構成されるベンダ・製造拠点欄801と、該ベ
ンダ・製造拠点欄801の各欄にそれぞれ対応する欄か
ら構成される拠点所在欄802とを有する。ベンダ・製
造拠点欄801の各欄は、ベンダまたは製造拠点を識別
するための識別子を格納する。拠点所在欄802の各欄
は、対応するベンダ・製造拠点欄801の欄に格納され
た識別子により識別されるベンダが部品を製造する拠点
の所在地、または、対応するベンダ・製造拠点欄801
の欄に格納された識別子により識別される製造拠点の所
在地を、識別するための識別子を格納する。取扱品目欄
803の各欄は、対応するベンダ・製造拠点欄801の
欄に格納された識別子により識別されるベンダが、供給
する部品の図番を格納する。
【0046】図8に示す例おいては、ベンダαの第一拠
点の所在地は、A-J-Tで、供給する部品の図番は、X1、Y
2、…である。ベンダαの第二拠点の所在地は、A-J-Y
で、供給する部品の図番は、W*、Z*、…である。ここ
で、W*とは、Wで始まるすべての図番の部品を意味し、Z
*とは、Zで始まるすべての図番の部品を意味することと
する。また、図8に示す例おいては、製造拠点Aの所在
地は、A-SPである。
【0047】次に、物流情報ファイル210について説
明する。物流情報ファイル210は、物流情報を格納す
る。物流情報は、少なくとも、部品の輸送手段または保
管手段の各々に対してそれぞれ付与され、各輸送手段ま
たは保管手段を識別するための複数の物流コードを有す
る。また、物流コードごとに、物流コードで識別される
手段が輸送手段である場合には、該輸送手段が部品を輸
送する区間に関する情報を有する。物流コードで識別さ
れる手段が保管手段である場合には、該保管手段が部品
を保管する地点に関する情報を有する。
【0048】さらに、物流コードごとに、物流コードで
識別される手段が輸送手段である場合には、該輸送手段
が船便であるか航空便であるか等を示し、物流コードで
識別される手段が保管手段である場合には、その旨を示
す、手段の分類に関する情報を有する。さらに、物流コ
ードごとに、物流コードで識別される手段を遂行するこ
とができる会社、または、物流コードで識別される手段
を遂行することができる会社および使用する乗り物等を
表現するコードであるタイプを有する。
【0049】さらに、物流コードごとに、物流コードで
識別される手段により部品を輸送するために要する時
間、または、部品を保管する時間を示すリードタイムに
関する情報を有する。さらに、物流コードごとに、物流
コードで識別される手段により部品を輸送または保管す
るための、コストに関する情報を有する。さらに、物流
コードごとに、物流コードで識別される手段を適用する
ことができる部品の図番に関する情報を有する。
【0050】図9に、物流情報ファイル210が格納す
る物流情報の例を示す。図9において、物流情報900
は、複数の欄から構成される物流コード欄901と、該
物流コード欄901の各欄にそれぞれ対応する欄から構
成される区間欄902と、該区間欄902の各欄にそれ
ぞれ対応する欄から構成される手段分類欄903と、該
手段分類欄903の各欄にそれぞれ対応する欄から構成
されるタイプ欄904と、該タイプ欄904の各欄にそ
れぞれ対応する欄から構成されるリードタイム欄905
と、該リードタイム欄905の各欄にそれぞれ対応する
欄から構成されるコスト欄906と、該コスト欄906
の各欄にそれぞれ対応する欄から構成される対象部品欄
907とを有する。
【0051】物流コード欄901の各欄は、各輸送手段
または保管手段を識別するための識別子である物流コー
ドを格納する。区間欄902の各欄は、対応する物流コ
ード欄901の欄に格納された物流コードにより識別さ
れる手段が輸送手段である場合には、該輸送手段が部品
を輸送する区間の始点および終点を識別するための識別
子を格納する。物流コードで識別される手段が保管手段
である場合には、該保管手段が部品を保管する地点に関
する情報を格納する。手段分類欄903の各欄は、対応
する物流コード欄901の欄に格納された物流コードに
より識別される手段が輸送手段である場合には、該輸送
手段が船便であるか航空便であるか等を示し、物流コー
ドで識別される手段が保管手段である場合には、その旨
を示す、手段分類を格納する。
【0052】タイプ欄904の各欄は、対応する物流コ
ード欄901の欄に格納された物流コードにより識別さ
れる手段を遂行することができる会社、または、物流コ
ードで識別される手段を遂行することができる会社およ
び使用する乗り物等を識別するためのコードである、タ
イプを格納する。たとえば、FX、NWというのは、会社を
識別するためのコードであり、C10000というのは、Cで
識別される会社、および、10000トンの貨物船を表
現するコードである。たとえば、同じ船便においても、
複数の種類の手段があるので、これらを区別するために
物流コードを設けている。リードタイム欄905の各欄
は、対応する物流コード欄901の欄に格納された物流
コードにより識別される手段により部品を輸送するため
に要する時間を示すリードタイムを格納する。対応する
物流コード欄901の欄に格納された物流コードにより
識別される手段が、保管手段の場合には、「−」を格納す
る。この例においては、リードタイムとして日数を格納
する。
【0053】コスト欄906の各欄は、対応する物流コ
ード欄901の欄に格納された物流コードにより識別さ
れる手段により、部品を輸送または保管するための、部
品1個あたりのコストを格納する。コスト欄906の各
欄に格納される価格の単位は、ベンダとの契約に従って
いて、現地通貨(円、ドル、元、ルピア等)または基準
通貨(ドル)である。対象部品欄907の各欄は、対応
する物流コード欄901の欄に格納された物流コードに
より識別される手段を適用することができる部品の図番
を格納する。
【0054】図9に示す例においては、たとえば、物流
コードTR1の手段は、部品図番X1の部品を、A-J-TとA-SP
との間の区間を輸送することができる、Cという会社の
10000トンの貨物船を用いた船便である。リードタ
イムは、14日で、部品1個あたりの輸送コストは、5
0円である。
【0055】次に、マクロ経済情報ファイル211につ
いて説明する。マクロ経済情報ファイル211は、マク
ロ経済情報を格納する。マクロ経済情報は、少なくと
も、複数の国またはエリアを識別するための識別子を有
する。また、該識別子ごとに、該識別子により識別され
る国またはエリアにおける、現地通貨と円との為替レー
トの推移に関する情報を有する。
【0056】図10に、マクロ経済情報ファイル211
が格納するマクロ経済情報の例を示す。図10におい
て、マクロ経済情報1000は、複数の欄から構成され
る国・エリア欄1001と、該国・エリア欄1001の
各欄にそれぞれ対応する欄から構成される、為替レート
推移欄1002とを有する。為替レート推移欄1002
は、n週前欄10021、…、現在欄10022、…、
m週後欄10023を有する。
【0057】国・エリア欄1001の各欄は、国または
エリアを識別するための識別子を格納する。為替レート
推移欄1002の各欄は、対応する国・エリア欄100
1の欄に格納された識別子により識別される国またはエ
リアにおける、現地通貨、または基準通貨であるドル
と、円との為替レートの推移に関する情報を格納する。
ある国またはエリアについて、現地通貨と円との為替レ
ートの推移に関する情報を格納するか、基準通貨である
ドルと円との為替レートの推移に関する情報を格納する
かは、当該国またはエリアにおけるベンダ等との契約に
より定まる。現地通貨、または基準通貨であるドルと、
円との為替レートの推移に関する情報においては、将来
の為替レートをも予測して格納する。これは、将来の部
品購入価格を推定するためである。たとえば、将来部品
が必要となる際のコストを評価する際に、部品が必要と
なる時期の予測された為替レートに基づいて、コストを
評価する。
【0058】為替レート推移欄1002のn週前欄10
021は、対応する国・エリア欄1001の欄に格納さ
れた識別子により識別される国またはエリアにおける、
n週前の、現地通貨または基準通貨であるドルと、円と
の為替レートを格納する。現在欄10022は、対応す
る国・エリア欄1001の欄に格納された識別子により
識別される国またはエリアにおける、現在の、現地通貨
または基準通貨であるドルと、円との為替レートを格納
する。m週後欄10023は、対応する国・エリア欄1
001の欄に格納された識別子により識別される国また
はエリアにおける、m週後の、現地通貨または基準通貨
であるドルと、円との為替レートの予測を格納する。
【0059】図10に示す例においては、たとえば、A
‐SPにおいて、n週前の現地通貨と円との為替レートは
100円で、現在の現地通貨と円との為替レートは25
0円で、m週後の現地通貨と円との為替レートの予測は
300円である。
【0060】次に、コスト修正手段212について説明
する。コスト修正手段212は、部品情報ファイル20
8の部品個数段階別の価格欄7053に格納された価
格、または、物流ファイル210のコスト欄906に格
納されたコストを、通知してほしいという依頼を、調達
判定手段213から受けた場合に、部品情報ファイル2
08の部品個数段階別の価格欄7053に格納された価
格、および、物流ファイル210のコスト欄906に格
納されたコストを、マクロ経済情報ファイル211に格
納されたマクロ経済情報1000の、部品の所要時期の
円との為替レートに基づいて、円に換算して、調達判定
手段213に通知する。また、本実施例の図面には盛り
込んでいないが、マクロ経済情報1000に、ある国ま
たはエリアについての政情不安または経済不安について
の情報を盛り込んでおき、その国またはエリアに所在す
るベンダが出荷不能になるリスクを評価するようにする
こともできる。
【0061】次に、調達判定手段213について説明す
る。調達判定手段213は、所要量ファイル207、部
品情報ファイル208、ベンダ情報ファイル209、物
流情報ファイル210、マクロ経済情報ファイル21
1、および、評価ルール情報ファイル214の内容に基
づいて、現状のサプライチェーンを変更すべき部品(こ
のような部品を変更候補部品と称する)の抽出を行う。
この変更候補部品の抽出の方法については後述する。ま
た、評価ルール情報ファイル214の内容についても後
述する。さらに、抽出された変更候補部品の現状サプラ
イチェーンに関する情報を、前記候補情報ファイル21
5に登録する。さらに、調達判定手段213は、後述す
る代替案作成手段216により作成された代替案に、評
価ルール情報ファイル214の内容に基づいて、推奨度
を付与する。調達判定手段213は、代替案作成手段2
16により作成された代替案の中から、現状サプライチ
ェーンよりコストが低い代替案を、コストが低い順に所
定数選択して、選択された代替案と、変更候補部品の部
品図番と、推奨度等とを対応させて、前記候補情報ファ
イル215に登録する。
【0062】次に、評価ルール情報ファイル214につ
いて説明する。評価ルール情報ファイル214は、保留
ルール1100、変更候補ルール1110、推奨度ルー
ル1120、および、代替案ルール1130を格納す
る。保留ルール1100は、保留する部品の図番、保留
期間、保留条件を、後述する代替案修正手段217によ
り受け付けて格納する。また、予め格納しておいてもよ
い。ここで、保留というのは、変更候補部品として抽出
しないことをいう。変更候補ルール1110は、変更候
補部品として抽出する部品の図番、該図番の部品を変更
候補部品として抽出する期間および条件を格納する。推
奨度ルール1120は、代替案に推奨度を付与する際の
対象となる部品の図番、該図番の部品の代替案に推奨度
を付与する期間および条件を格納する。代替案ルール1
130は、代替案を仮登録または本登録する際の対象と
なる部品の図番、該図番の部品の代替案を登録する期間
および条件を格納する。代替案の登録には、仮登録と本
登録とがあるが、仮登録および本登録については、後に
図23を用いて説明する代替案の作成の方法の説明の際
に、説明する。
【0063】図11に、評価ルール情報ファイル214
が格納する保留ルール1100、変更候補ルール111
0、推奨度ルール1120、および、代替案ルール11
30の一例を示す。図11においては、保留ルール11
00、変更候補ルール1110、推奨度ルール1120
および、代替案ルール1130は、ともに、複数の欄か
ら構成される分類欄1101と、該分類欄1101の各
欄にそれぞれ対応する欄から構成される、適用範囲欄1
102と、該適用範囲欄1102の各欄にそれぞれ対応
する欄から構成される、適用期間欄1103と、該適用
期間欄1103の各欄にそれぞれ対応する欄から構成さ
れる、条件欄1104とを有する。
【0064】分類欄1101の各欄は、保留、変更候
補、推奨度、または代替案という分類のうちのいずれか
一つを格納する。分類欄1101の欄に「保留」が格納さ
れると、格納されるルールが保留ルール1100である
ことを示す。分類欄1101の欄に「変更候補」が格納さ
れると、格納されるルールが変更候補ルール1110で
あることを示す。分類欄1101の欄に「推奨度」が格納
されると、格納されるルールが推奨度ルール1120で
あることを示す。分類欄1101の欄に「代替案」が格納
されると、格納されるルールが代替案ルール1130で
あることを示す。
【0065】適用範囲欄1102の各欄は、対応する分
類欄1101の欄に格納された分類のルールが、対象と
する部品の図番を格納する。適用期間欄1103の各欄
は、対応する分類欄1101の欄に格納された分類のル
ールの、適用期間を格納する。条件欄1104の各欄
は、対応する分類欄1101の欄に格納された分類のル
ールの適用条件を格納する。
【0066】図11に示す例においては、部品Y*(Yで
始まる図番のすべての部品)は、1999年12月31
日まで無条件に保留するというルールが示されている。
また、総所要量が1000個未満のすべての部品の代替
案は、すべての期間において、保留するというルールが
示されている。さらに、部品X1は、1999年6月30
日まで、為替レートの変動率が10%未満であれば保留
するというルールが示されている。
【0067】図11に示す例においては、さらに、部品
X*(Xで始まる図番のすべての部品)は、すべての期間
において、総所要量が8000個以上であれば変更候補
として抽出するというルールが示されている。総所要量
が所定の数以上であれば変更候補として抽出するという
場合、この所定の数をグローバル化基準値と称する。さ
らに、部品X*は、すべての期間において、総コスト中の
物流手段に要するコストの割合が、40%以上であれ
ば、変更候補として抽出するというルールが示されてい
る。総コスト中の物流手段に要するコストの割合が所定
数値の%以上であれば変更候補として抽出するという場
合、この所定数値の%を、適正物流費比率と称する。さ
らに、部品X*は、すべての期間において、総コストの増
加の比率が30%以上、または、減少の比率が30%以
上である場合に、変更候補として抽出するというルール
が示されている。総コストの増加の比率が所定数値の%
以上、または、総コストの減少の比率が所定数値の%以
下であれば変更候補として抽出するという場合、この所
定数値の%を、増減基準値と称する。さらに、すべての
部品は、すべての期間において、当該部品の代替部品の
図番に変更があった場合に、変更候補として抽出すると
いうルールが示されている。
【0068】図11に示す例においては、さらに、すべ
ての部品は、すべての期間において、当該部品の代替案
のサプライチェーンのコストが、当該部品の現状のサプ
ライチェーンのコストの80%未満(すなわち20%以
上の削減率)であれば、前記代替案に、推奨度2を付与
するというルールが示されている。さらに、すべての部
品は、すべての期間において、当該部品の代替案のサプ
ライチェーンのコストが、当該部品の現状のサプライチ
ェーンのコストの90%未満で80%以上(すなわち1
0%以上で20%未満の削減率)であれば、前記代替案
に、推奨度1を付与するというルールが示されている。
さらに、すべての部品は、すべての期間において、取引
通貨の為替レートの下落が150%より大きい場合に、
当該部品の代替案の推奨度を1レベル下げるというルー
ルが示されている。
【0069】図11に示す例においては、さらに、すべ
ての部品は、すべての期間において、代替案の仮登録の
際には、各製造拠点毎に、コストの低い順に、最大N個
の代替案を仮登録するというルールが示されている。さ
らに、すべての部品は、すべての期間において、代替案
の本登録の際には、現状よりコストの低い順に、最大P
個の代替案を本登録するというルールが示されている。
【0070】次に、候補情報ファイル215について説
明する。候補情報ファイル215は、調達判定手段21
3により抽出された変更候補部品の、現状のサプライチ
ェーンに関する情報1200を格納する。また、後述す
る代替案作成手段216により作成された、変更候補部
品のサプライチェーンの代替案に関する情報1210を
も格納する。現状のサプライチェーンに関する情報12
00は、調達判定手段213により変更候補部品が抽出
されると、調達判定手段213により、該変更候補部品
の現状のサプライチェーンに関する情報を格納される。
また、変更候補部品のサプライチェーンの代替案に関す
る情報1210は、後述する代替案作成手段216によ
り、変更候補部品のサプライチェーンの代替案が作成さ
れると、作成された代替案のうちの所定数の代替案に関
する情報を、調達判定手段213により、格納される。
作成された代替案が前記所定数に満たない場合には、作
成された代替案に関する情報を、調達判定手段213に
より、格納される。現状のサプライチェーンに関する情
報1200、および変更候補部品のサプライチェーンの
代替案に関する情報1210が格納される際には、部品
情報ファイル208、物流情報ファイル210、および
所要量情報ファイル207等が参照される。
【0071】図12に、候補情報ファイル215が格納
する変更候補部品の現状のサプライチェーンに関する情
報1200、および、変更候補部品のサプライチェーン
の代替案に関する情報1210の一例を示す。図12に
おいては、変更候補部品の現状のサプライチェーンに関
する情報1200、および、変更候補部品のサプライチ
ェーンの代替案に関する情報1210は、ともに、少な
くとも、複数の欄から構成される分類欄1208と、該
分類欄1208の各欄にそれぞれ対応する欄から構成さ
れる推奨度欄1220と、該推奨度欄1220の各欄に
それぞれ対応する欄から構成される対象欄1201と、
該対象欄1201の各欄にそれぞれ対応する欄から構成
される、ベンダ欄1202と、該ベンダ欄1202の各
欄にそれぞれ対応する欄から構成される、物流欄120
3と、該物流欄1203の各欄にそれぞれ対応する欄か
ら構成される、拠点欄1204と、該拠点欄1204の
各欄にそれぞれ対応する欄から構成される、所要量欄1
205と、該所要量欄1205の各欄にそれぞれ対応す
る欄から構成される、総単価欄1206と、該総単価欄
1206の各欄にそれぞれ対応する欄から構成される、
総コスト欄1207と、対象欄1201の各欄にそれぞ
れ対応する欄から構成される、合計欄1209とを有す
る。
【0072】分類欄1208の各欄は、「現行データ」、
または、「代替案番号」を格納する。「現行データ」が格納
されると、当該「現行データ」が格納された分類欄120
8に対応する各欄に格納された情報が、現状のサプライ
チェーンに関する情報1200であることを示す。「代
替案番号」が格納されると、当該「代替案番号」が格納さ
れた分類欄1208に対応する各欄に格納された情報
が、代替案のサプライチェーンに関する情報1210で
あることを示す。
【0073】現状のサプライチェーンに関する情報12
00の推奨度欄1220の各欄は、−を格納する。これ
は、現状のサプライチェーンについては、推奨度が定義
されていないからである。現状のサプライチェーンに関
する情報1200の対象欄1201の各欄は、変更候補
部品として抽出された部品の図番を格納する。ベンダ欄
1202の各欄は、対応する対象欄1201の欄に格納
された図番の部品の、現状のサプライチェーンにおける
ベンダを識別するための識別子を格納する。このとき、
一つの対象欄1201の欄に対して、ベンダ欄1202
の複数の欄が対応することもありうる。現状のサプライ
チェーンに関する情報1200の拠点欄1204の各欄
は、対応する対象欄1201の欄に格納された図番の部
品を、対応するベンダ欄1202の欄に格納された識別
子で識別されるベンダから供給されて、該供給された部
品を使用して製品を製造する製造拠点を識別するための
識別子を格納する。
【0074】現状のサプライチェーンに関する情報12
00の物流欄1203の各欄は、対応する対象欄120
1の欄に格納された図番の部品を、対応するベンダ欄1
202に格納された識別子で識別されるベンダから、対
応する拠点欄1204に格納された識別子で識別される
製造拠点へ、輸送する輸送手段を識別するための識別子
を格納する。物流欄1203の各欄は、必要であれば、
対応する対象欄1201の欄に格納された図番の部品
を、対応するベンダ欄1202に格納された識別子で識
別されるベンダから、対応する拠点欄1204に格納さ
れた識別子で識別される製造拠点へ、輸送する途中で保
管するための保管手段を識別するための識別子をも格納
する。
【0075】現状のサプライチェーンに関する情報12
00の所要量欄1205の各欄は、対応するベンダ欄1
202に格納された識別子で識別されるベンダから、対
応する拠点欄1204に格納された識別子で識別される
製造拠点へ供給される、対応する対象欄1201の欄に
格納された図番の部品の個数を格納する。現状のサプラ
イチェーンに関する情報1200の総単価欄1206の
各欄は、対応するベンダ欄1202に格納された識別子
で識別されるベンダから、対応する拠点欄1204に格
納された識別子で識別される製造拠点へ供給される、対
応する対象欄1201の欄に格納された図番の部品の、
輸送料および保管料をも含めた一個あたりの値段を格納
する。図中の@は、一個あたりという意味である。
【0076】現状のサプライチェーンに関する情報12
00の総コスト欄1207の各欄は、対応する総単価欄
1206の欄に格納された、一個あたりの値段に、対応
する所要量欄1205の欄に格納された個数を乗じて得
られる値である総コストの値を格納する。図中のMは、
メガを示す。メガは、1000の1000倍であり、百
万を意味する。現状のサプライチェーンに関する情報1
200の合計欄1209は、対応する対象欄1201の
欄に格納された図番に対応する、総コスト欄1207の
欄に格納された総コストの合計を格納する。
【0077】変更候補部品のサプライチェーンの代替案
に関する情報1210の推奨度欄1220の各欄は、対
応する分類欄1208に格納された代替案番号の代替案
に対して付与された推奨度を格納する。対象欄1201
の各欄は、対応する分類欄1208に格納された代替案
番号の代替案が供給する部品の図番を格納する。ベンダ
欄1202の各欄は、対応する対象欄1201の欄に格
納された図番の部品の、代替案のサプライチェーンにお
けるベンダを識別するための識別子を格納する。このと
き、一つの対象欄1201の欄に対して、ベンダ欄12
02の複数の欄が対応することもありうる。代替案のサ
プライチェーンに関する情報1200の拠点欄1204
の各欄は、対応する対象欄1201の欄に格納された図
番の部品を、対応するベンダ欄1202の欄に格納され
た識別子で識別されるベンダから供給されて、該供給さ
れた部品を使用して製品を製造する製造拠点を識別する
ための識別子を格納する。
【0078】代替案のサプライチェーンに関する情報1
210の物流欄1203の各欄は、対応する対象欄12
01の欄に格納された図番の部品を、対応するベンダ欄
1202に格納された識別子で識別されるベンダから、
対応する拠点欄1204に格納された識別子で識別され
る製造拠点へ、輸送する輸送手段を識別するための識別
子を格納する。物流欄1203の各欄は、必要であれ
ば、対応する対象欄1201の欄に格納された図番の部
品を、対応するベンダ欄1202に格納された識別子で
識別されるベンダから、対応する拠点欄1204に格納
された識別子で識別される製造拠点へ、輸送する途中で
保管するための保管手段を識別するための識別子をも格
納する。
【0079】代替案のサプライチェーンに関する情報1
200の所要量欄1205の各欄は、対応するベンダ欄
1202に格納された識別子で識別されるベンダから、
対応する拠点欄1204に格納された識別子で識別され
る製造拠点へ供給される、対応する対象欄1201の欄
に格納された図番の部品の個数を格納する。代替案のサ
プライチェーンに関する情報1200の総単価欄120
6の各欄は、対応するベンダ欄1202に格納された識
別子で識別されるベンダから、対応する拠点欄1204
に格納された識別子で識別される製造拠点へ供給され
る、対応する対象欄1201の欄に格納された図番の部
品の、輸送料および保管料をも含めた一個あたりの値段
を格納する。図中の@は、一個あたりという意味であ
る。
【0080】代替案のサプライチェーンに関する情報1
200の総コスト欄1207の各欄は、対応する総単価
欄1206の欄に格納された、一個あたりの値段に、対
応する所要量欄1205の欄に格納された個数を乗じて
得られる値である総コストの値を格納する。図中のM
は、メガを示す。メガは、1000の1000倍であ
り、百万を意味する。代替案のサプライチェーンに関す
る情報1200の合計欄1209は、対応する対象欄1
201の欄に格納された図番に対応する、総コスト欄1
207の欄に格納された総コストの合計を格納する。
【0081】図12に示す例においては、部品図番X1
の部品の現状サプライチェーンとしては、ベンダα1か
ら製造拠点Aへ、総単価350円で70000個(総コ
スト2450万円)を輸送手段TR1により供給するサプ
ライチェーンと、ベンダβから製造拠点Bへ、総単価4
20円で30000個(総コスト1260万円)を輸送
手段Fにより供給するサプライチェーンとがある。現状
サプライチェーンの総コストの合計は、3710万円で
ある。
【0082】また、図12に示す例においては、部品図
番X1の部品のサプライチェーンの第一の代替案として
は、ベンダγから製造拠点Aへ、総単価305円で70
000個(総コスト2135万円)を輸送手段Gにより
供給するサプライチェーンと、ベンダγから製造拠点B
へ、総単価305円で30000個(総コスト915万
円)を輸送手段Gにより供給するサプライチェーンとが
ある。第一の代替案のサプライチェーンの総コストの合
計は、3050万円である。また、第一の代替案の推奨
度は1である。
【0083】次に、代替案作成手段216について説明
する。代替案作成手段216は、前記候補情報ファイル
215に格納された変更候補部品の部品図番と、現状サ
プライチェーンとを、読み取る。代替案作成手段216
は、前記所要量情報ファイル207、前記部品情報ファ
イル208、前記ベンダ情報ファイル209、および、
前記物流情報ファイル210に格納された情報をも読み
取って、変更候補部品を調達するサプライチェーンの代
替案を作成する。この、代替案を作成する方法について
は、後述する。
【0084】次に、代替案修正手段217について説明
する。前記候補情報ファイル215に登録された代替案
に対して、前記調達判定手段213により、推奨度が決
定されると、この推奨度と、代替案が適用される変更候
補部品の名称と、部品図番等とが対応づけられた組が、
既に作成されている代替案について一覧表として、代替
案修正手段217を介してユーザに提示される。この一
覧表の一例を、図13に示す。
【0085】図13に示す例においては、前記一覧表1
300は、複数の欄から構成される推奨度欄1301
と、該推奨度欄1301の各欄にそれぞれ対応する欄か
ら構成される部品名欄1302と、該部品名欄1302
の各欄にそれぞれ対応する欄から構成される、部品図番
欄1303と、該部品図番欄1303の各欄にそれぞれ
対応する欄から構成される、調達先欄1304と、該調
達先欄1304の各欄にそれぞれ対応する欄から構成さ
れる、コスト欄1305と、該コスト欄1305の各欄
にそれぞれ対応する欄から構成される、代替案欄130
6とを有する。また、前記一覧表1300が表示されて
いる画面には、前記一覧表1300の表示を終了するこ
とを指示するための終了ボタン1307が設けられてい
る。
【0086】推奨度欄1301の各欄は、対応する部品
名欄1302の欄に格納された部品名の部品を調達する
ためのサプライチェーンの代替案に対して付与された推
奨度を格納する。対応する部品名欄1302の欄に格納
された部品名の部品を調達するための代替案が、複数存
在する場合には、これらの複数の代替案に対して付与さ
れた推奨度のうちの、最も大きい推奨度を格納する。推
奨度欄1301に格納された推奨度に応じて、推奨度欄
1301および対応する各欄内を、異なる色により表示
することにする。たとえば、推奨度欄1301に格納さ
れた推奨度が1である場合には、推奨度欄1301およ
び対応する各欄内を、黄色により表示し、推奨度欄13
01に格納された推奨度が2である場合には、推奨度欄
1301および対応する各欄内を、赤色により表示す
る。このように推奨度に応じて異なる色で表示すること
により、ユーザは、推奨度の違いを一目で知ることがで
きる。
【0087】部品名欄1302の各欄は、変更候補とし
て抽出された部品(変更候補部品)の、部品名を格納す
る。部品図番欄1303の各欄は、対応する部品名欄1
302の欄に格納された部品名の部品の、部品図番を格
納する。調達先欄1304の各欄は、現状のサプライチ
ェーンに基づいて、対応する部品名欄1302の欄に格
納された部品名の部品を供給するベンダを識別するため
の識別子と、該識別子により識別されるベンダから部品
の供給を受ける製造拠点を識別するための識別子とを、
ベンダを識別するための識別子から、製造拠点を識別す
るための識別子へ向けた矢印で結んで格納する。
【0088】コスト欄1305の各欄は、対応する部品
名欄1302の欄に格納された部品名の部品を、現状の
サプライチェーンにより調達する際にかかる総コストの
合計を格納する。ここでは、単位は円とする。代替案欄
1306の各欄は、対応する部品名欄1302の欄に格
納された部品名の部品を調達するためのサプライチェー
ンの代替案の個数を格納する。
【0089】図13に示す例においては、部品図番がX
1で、部品名が5Wモータである部品を調達するための
サプライチェーンの代替案は二つある。これらの二つの
代替案のうち、少なくとも一方は、推奨度が1である。
また、部品図番がX1で、部品名が5Wモータである部品
を調達するための、現状のサプライチェーンの、総コス
トの合計は、3710万円である。そして、部品図番が
X1で、部品名が5Wモータである部品を調達するため
の、現状のサプライチェーンにおいては、ベンダα1か
ら製造拠点Aへと、ベンダβから製造拠点Bへ部品を供給
する。
【0090】提示された一覧表1300のうちの一つの
欄を、ユーザによって、マウス等により指定されると、
指定された欄に対応する部品についての保留、選択等の
指示を、受け付けるためのメニューを、前記代替案修正
手段217が表示する。このメニューの一例を、図13
の1310として示す。図13に示すメニュー1310
は、選択ボタン1311、保留ボタン1312、無視ボ
タン1313を有する。
【0091】前記代替案修正手段217が保留の指示を
受け付けると、前記代替案修正手段217は、保留の対
象となる部品図番、保留の期限、および、保留条件の入
力を受け付け、該保留の条件を、前記評価ルール情報フ
ァイル214に格納する。この後、保留の対象となる部
品図番の部品についての、候補情報ファイル215に格
納されていた現状サプライチェーンおよび代替案を、候
補情報ファイル215から削除する。保留の条件とは、
保留の期限内に、保留の条件が満たされると、保留の対
象となる図番の部品を保留するというものである。保留
の指示は、たとえば前記メニュー1310の、保留ボタ
ン1312をマウス等でクリックすること等により行う
ことができる。保留の対象となる部品図番、保留の期
限、および、保留の条件の入力の受け付けは、たとえば
図14に示すような、保留事項入力部1400を表示し
て、この保留事項入力部1400に、ユーザにより保留
の対象となる部品図番、保留の期限、および、保留の条
件を入力されるようにすればよい。
【0092】ここで、保留事項入力部1400について
説明する。保留事項入力部1400は、保留部品入力部
1401と、保留期限入力部1402と、判定条件入力
部1403とを有する。保留部品入力部1401は、保
留対象となる部品の図番の入力を受け付ける。保留期限
入力部1402は、保留対象となる期限の入力を受け付
ける。判定条件入力部1403は、保留の条件の入力を
受け付ける。図14に示す例においては、部品図番X1
の部品は、1999年6月30日まで、部品図番X1の
部品を購入する際の現地通貨または基準通貨の為替レー
トの変動が、10%未満である場合には、保留対象とす
る旨が示されている。
【0093】前記代替案修正手段217が無視の指示を
受け付けると、前記代替案修正手段217は、指定され
た欄に対応する部品についての、候補情報ファイル21
5に格納されていた現状サプライチェーンおよび代替案
を、候補情報ファイル215から削除する。この後、指
定された欄に対応する部品についての保留、選択等の指
示を、受け付けるためのメニューを消去して、提示され
た一覧表(1300)のうちの一つの欄を、ユーザによ
り指定されるのを待つ状態に戻る。
【0094】前記代替案修正手段217が選択の指示を
受け付けると、前記代替案修正手段217は、提示され
た一覧表1300のうちの指定された欄に対応する部品
についての、現状サプライチェーンおよび代替案の一覧
表示が、代替案修正手段217を介してユーザに提示さ
れる。この時提示される現状サプライチェーンおよび代
替案の一覧表示の一例を、図15に示す。図15に示す
例においては、現状サプライチェーンおよび代替案の一
覧表示1500は、現状サプライチェーン表示部151
0と、第一の代替案表示部1520と、第二の代替案表
示部1530とから構成される。
【0095】現状サプライチェーン表示部1510に
は、部品図番X1の部品の現状サプライチェーンが表示さ
れる。この現状サプライチェーンによると、部品図番X1
の部品の調達は、製造拠点毎に異なるベンダから部品を
調達するローカル部品調達である。製造拠点Aは、ベン
ダα1から輸送手段TR1により総単価350円、総コス
ト2450万円で部品図番X1の部品を調達している。製
造拠点Bは、ベンダβから輸送手段Fにより総単価420
円、総コスト1260万円で部品図番X1の部品を調達し
ている。製造拠点Aおよび製造拠点Bに、部品図番X1の部
品を調達するための総コストの合計は、3710万円で
ある。
【0096】第一の代替案表示部1520には、部品図
番X1の部品を調達するためのサプライチェーンの第一の
代替案が表示される。この第一の代替案によると、部品
図番X1の部品の調達は、ベンダを集約したグローバル部
品調達である。製造拠点Aおよび製造拠点Bは、ベンダγ
から輸送手段Gにより総コスト3050万円で、部品図
番X1の部品を、現状サプライチェーンと同じ個数調達す
る。
【0097】第二の代替案表示部1530には、部品図
番X1の部品を調達するためのサプライチェーンの第二の
代替案が表示される。この第二の代替案によると、部品
図番X1の部品の調達は、ベンダを集約したグローバル部
品調達である。製造拠点Aおよび製造拠点Bは、ベンダβ
から輸送手段Fにより総コスト3420万円で、部品図
番X1の部品を、現状サプライチェーンと同じ個数調達す
る。
【0098】現状サプライチェーンおよび代替案の一覧
表示のうちの、一つの代替案を、ユーザによってマウス
等により指定されると、指定された代替案の承認、修
正、保留、または、無視の指示を代替案修正手段217
が受け付けるためのメニューを表示する。このメニュー
の一例を、図15のメニュー1540として示す。図1
5のメニュー1540は、承認ボタン1541と、修正
ボタン1542と、保留ボタン1543と、無視ボタン
1544とを有する。
【0099】代替案修正手段217が代替案の承認の指
示を受け付けると、代替案修正手段217は、指定され
た代替案に対応する部品の、前記部品情報ファイル20
8中の現状サプライチェーンを、前記指定された代替案
に書き換える。また、指定された代替案に対応する部品
についての、候補情報ファイル215に格納されていた
現状サプライチェーンおよび代替案を、候補情報ファイ
ル215から削除する。代替案の承認の指示は、たとえ
ば、図15のメニュー1540の承認ボタン1541
を、ユーザがマウス等でクリック等することにより、行
うことができる。
【0100】代替案修正手段217が代替案の修正の指
示を受け付けると、指定された代替案に対する修正を受
け付けることができるモードとなり、ユーザによる指定
された代替案に対する修正を受け付けることができる。
代替案の修正の指示は、たとえば、図15のメニュー1
540の修正ボタン1542を、ユーザがマウス等でク
リック等することにより、行うことができる。
【0101】代替案修正手段217が代替案の保留の指
示を受け付けると、前記代替案修正手段217は、保留
の対象となる部品図番、保留の期限、および、保留条件
の入力を受け付け、該保留の条件を、前記評価ルール情
報ファイル214に格納する。保留の対象となる部品図
番、保留の期限、および、保留の条件の入力の受け付け
は、上述の図14に示すような、保留事項入力部140
0を表示して、この保留事項入力部1400に、ユーザ
により保留の対象となる部品図番、保留の期限、およ
び、保留の条件を入力されるようにすればよい。また、
指定された代替案に対応する部品についての、候補情報
ファイル215に格納されていた現状サプライチェーン
および代替案を、候補情報ファイル215から削除す
る。代替案の保留の指示は、たとえば、図15のメニュ
ー1540の保留ボタン1543を、ユーザがマウス等
でクリック等することにより、行うことができる。
【0102】代替案修正手段217が代替案の無視の指
示を受け付けると、上述した、推奨度と、代替案が適用
される変更候補部品の名称と、部品図番等とが対応づけ
られた組の、既に作成されている代替案についての一覧
表の表示に戻る。この一覧表の一例は、上述したように
図13に示されている。また、指定された代替案に対応
する部品についての、候補情報ファイル215に格納さ
れていた現状サプライチェーンおよび代替案を、候補情
報ファイル215から削除する。代替案の無視の指示
は、たとえば、図15のメニュー1540の無視ボタン
1544を、ユーザがマウス等でクリック等することに
より、行うことができる。
【0103】次に、本発明によるグローバル部品調達シ
ステムの、複数の製造拠点(101、102、103、
…)および管理拠点104のそれぞれを構成するハード
ウエアの構成について説明する。図16は、本発明によ
るグローバル部品調達システムの、複数の製造拠点(1
01、102、103、…)および管理拠点104のそ
れぞれのハードウエア構成図である。図16において
は、バス1607に、CPU(Central Processing Uni
t)1601と、主記憶装置1602と、二次記憶装置
1603と、通信制御装置1604と、入力装置160
5と、出力装置1606とが接続されている。CPU16
01は、演算、および命令の解読と実行による制御を行
う。主記憶装置1602は、プログラムやデータを格納
するエリアである。CPU1601は、直接、主記憶装置
1602にアクセスして、命令語を読み取って実行す
る。二次記憶装置1603は、外部記憶装置とも呼ば
れ、磁気ディスク、フロッピーディスク等がある。通信
制御装置1604は、データの伝送・受信に関する制御
を行う。入力装置1605は、データを取り込むための
装置で、キーボード、マウス、ドラッグボール等があ
る。出力装置1606は、データを出力するための装置
で、プリンタやディスプレイ等がある。
【0104】複数の製造拠点(101、102、10
3、…)においては、拠点別生産計画情報201は、二
次記憶装置1603に格納される。管理拠点104にお
いては、拠点別データ収集手段203、MRP展開手段2
06、コスト修正手段212、調達判定手段213、代
替案作成手段216、および代替案修正手段217の動
作を規定するプログラムが、二次記憶装置1603に格
納される。CPU1601は、二次記憶装置1603に格
納されたプログラムを、主記憶装置1602にロードす
る。CPU1601が、主記憶装置1602にロードされ
たプログラムを実行することにより、拠点別データ収集
手段203、MRP展開手段206、コスト修正手段21
2、調達判定手段213、代替案作成手段216、およ
び代替案修正手段217の動作が実行される。拠点別デ
ータ収集手段203は、通信制御装置1604を介し
て、データの受信を行う。代替案修正手段217は、出
力装置1606に情報を表示したり、入力装置1605
から入力された情報を受け付けたりする。また、管理拠
点104において、生産計画情報ファイル204、BOM
情報ファイル205、所要量情報ファイル207、部品
情報ファイル208、ベンダ情報ファイル209、物流
情報ファイル210、マクロ経済情報ファイル211、
評価ルール情報ファイル214、および候補情報ファイ
ル215は、二次記憶装置1603に格納される。
【0105】次に、本発明によるグローバル部品調達シ
ステムの動作について説明する。本システムの動作の概
略フローチャートを、図17、図18、および図19に
示す。本システムは、まず、ステップ16010におい
て、BOM情報ファイル205、部品情報ファイル20
8、ベンダ情報ファイル209、物流情報ファイル21
0、マクロ経済情報ファイル211、または、評価ルー
ル情報ファイル214への、ユーザからの書き込み要求
が発生したか否かを判定する。ステップ16010にお
いて、前記いずれのファイルへもユーザからの書き込み
要求が発生していないと判定された場合には、ステップ
16040へ進む。
【0106】ステップ16010において、前記いずれ
かのファイルへのユーザからの書き込み要求が発生した
と判定された場合には、ステップ16020へ進み、ユ
ーザからの書き込み要求の対象となったファイルへの、
書き込みを受け付ける。ステップ16020において、
書き込みを受け付けた後、ステップ16030に進み、
書き込み要求の対象となったファイルの内容を、受け付
けられた書き込みに基づいて更新する。この更新の後、
ステップ16040に進み、各製造拠点にある拠点別生
産計画情報ファイル201の内容のうちのいずれかに、
変更が生じたか否かを判定する。
【0107】ステップ16040において、各製造拠点
にある拠点別生産計画情報ファイル201のうちのいず
れにも、内容の変更が生じていないと判定された場合に
は、ステップ17010へ進む。ステップ16040に
おいて、各製造拠点にある拠点別生産計画情報ファイル
201のうちのいずれかに、内容の変更が生じたと判定
された場合には、ステップ16050へ進む。
【0108】ステップ16050においては、ステップ
16040において内容の変更が生じたと判定された拠
点別生産計画情報ファイル201に格納された拠点別生
産計画情報の内容を、通信制御手段202を介して、拠
点別データ収集手段203により収集する。次に、ステ
ップ16060へ進み、拠点別データ収集手段203に
より収集された内容に基づいて、生産計画情報ファイル
204に格納された生産計画情報の内容を更新する。
【0109】次に、ステップ16070へ進み、生産計
画情報ファイル204に格納された生産計画情報と、BO
M情報ファイル205に格納されたBOM情報と、部品情報
ファイル208に格納された部品情報とに基づいて、MR
P展開手段206により、MRP展開を実行して、部品の所
要量情報を算出する。このMRP展開の実行方法について
は、後述する。部品の所要量情報が算出されると、ステ
ップ16080へ進み、算出された所要量情報に基づい
て、所要量情報ファイル207を更新する。
【0110】次に、ステップ17010において、変更
候補となる部品を指定して、指定された部品の代替案を
作成させる起動指示が、ユーザによりなされたか否か
を、判定する。この起動指示は、キーボード等から、所
定のコマンド等を入力すること等により、行うことがで
きる。ステップ17010において、指定された部品の
代替案を作成させる起動指示が、ユーザによりなされた
と判定された場合には、ステップ17040へ進む。ス
テップ17010において、指定された部品の代替案を
作成させる起動指示が、ユーザによりなされなかったと
判定された場合には、ステップ17020へ進む。
【0111】ステップ17020においては、変更候補
となる部品の設定、設定された部品を調達するための代
替案の作成、および作成された代替案の修正・承認等の
一連の動作を起動させるための起動条件が発生したか否
かを判定する。この起動条件としては、まず、所定の時
間が経過した(定期的)ということが考えられる。ま
た、起動条件として、生産計画情報ファイル204、BO
M情報ファイル205、部品情報ファイル208、ベン
ダ情報ファイル209、物流情報ファイル210、マク
ロ経済情報ファイル211、または、評価ルール情報フ
ァイル214に格納された内容に変更が生じたというこ
とも考えられる。さらに、ユーザによるキーボード等か
らの、所定のコマンド等の入力ということも考えられ
る。ステップ17020において、変更候補となる部品
の設定、設定された部品を調達するための代替案の作
成、および作成された代替案の修正・承認等の一連の動
作を起動させるための起動条件が発生していないと判定
された場合には、ステップ16010に戻る。ステップ
17020において、変更候補となる部品の設定、設定
された部品を調達するための代替案の作成、および作成
された代替案の修正・承認等の一連の動作を起動させる
ための起動条件が発生したと判定された場合には、ステ
ップ17030に進む。
【0112】ステップ17030においては、調達判定
手段213により、変更候補となる部品の抽出および登
録を行う。この抽出および登録の方法については、後述
する。変更候補となる部品の登録においては、当該変更
候補部品の部品図番と、当該変更候補部品を調達するた
めの現状サプライチェーンとを対応づけて、候補情報フ
ァイル215に格納する。
【0113】次に、ステップ17040に進み、代替案
作成手段216により、前記登録された変更候補部品を
調達するサプライチェーンの代替案の作成を行う。ま
た、作成された代替案に対して、調達判定手段213に
より、評価ルール情報ファイル214に格納された、推
奨度を決定するためのルールに従って、推奨度が決定さ
れる。そして、調達判定手段213により、作成された
代替案と、変更候補部品の部品図番と、推奨度とを対応
させて、候補情報ファイル215に登録する。この代替
案の作成および登録の方法については、後述する。
【0114】次に、ステップ17050に進み、前記推
奨度と、代替案が適用される変更候補部品の名称と、部
品図番等とが対応づけられた組を、既に作成されている
代替案について、図13に示したような一覧表1300と
して、代替案修正手段217を介してユーザに提示す
る。
【0115】次に、ステップ17060に進み、提示さ
れた一覧表1300のうちの一つの欄がユーザにより指
定されたか否かを判定する。ステップ17060におい
て、提示された一覧表1300のうちのいずれの欄もユ
ーザにより指定されていないと判定された場合には、ス
テップ17110へ進み、一覧表1300の表示を終了
することを指示する終了ボタン1307が押下されたか
否かを判定する。ステップ17110において、一覧表
1300の表示を終了することを指示する終了ボタン1
307が押下されたと判定された場合には、ステップ1
6010へ戻る。ステップ17110において、一覧表
1300の表示を終了することを指示する終了ボタン1
307が押下されていないと判定された場合には、ステ
ップ17060へ戻る。
【0116】ステップ17060において、提示された
一覧表1300のうちの一つの欄がユーザにより指定さ
れたと判定された場合には、ステップ17070へ進
む。ステップ17070においては、指定された欄に対
応する部品についての保留、選択等の指示を、受け付け
るためのメニュー1310(図13参照)を表示する。
【0117】次に、ステップ17080に進み、メニュ
ー1310の保留ボタン1312が、ユーザにより指示
されたか否かを判定する。ステップ17080におい
て、メニュー1310の保留ボタン1312が、ユーザ
により指示されたと判定された場合には、ステップ17
120へ進み、図14に示すような、保留事項入力部1
400を表示して、保留条件等の入力が、ユーザにより
なされたか否かを判定する。ステップ17120におい
て、保留条件等の入力が、ユーザによりなされなかった
と判定された場合には、ステップ17120を再実行し
て、入力を待つ。ステップ17120において、保留条
件等の入力が、ユーザによりなされたと判定された場合
には、ステップ17130に進み、保留条件等の入力を
受け付けて、評価ルール情報ファイル214に格納す
る。この評価ルール情報ファイル214への格納が終了
すると、ステップ17060へ戻る。ステップ1708
0において、メニュー1310の保留ボタン1312
が、ユーザにより指示されなかったと判定された場合に
は、ステップ17090へ進む。
【0118】ステップ17090においては、メニュー
1310の無視ボタン1313が、ユーザにより指示さ
れたか否かを判定する。ステップ17090において、
メニュー1310の無視ボタン1313が、ユーザによ
り指示されたと判定された場合には、ステップ1706
0へ戻る。ステップ17090において、メニュー13
10の無視ボタン1313が、ユーザにより指示されな
かったと判定された場合には、ステップ17100へ進
む。
【0119】ステップ17100においては、メニュー
1310の選択ボタン1311が、ユーザにより指示さ
れたか否かを判定する。ステップ17100において、
メニュー1310の選択ボタン1311が、ユーザによ
り指示されなかったと判定された場合には、ステップ1
7080に戻る。ステップ17100において、メニュ
ー1310の選択ボタン1311が、ユーザにより指示
されたと判定された場合には、ステップ18010へ進
む。
【0120】ステップ18010においては、ステップ
17060において指定されたと判定された欄に対応す
る部品についての、現状サプライチェーンおよび代替案
の一覧表示1500(図15参照)を表示する。
【0121】次に、ステップ18020において、一覧
表示1500のうちの、一つの代替案を、ユーザにより
指定されたか否かを判定する。ステップ18020にお
いて、一覧表示1500のうちの、一つの代替案を、ユ
ーザにより指定されなかったと判定された場合には、ス
テップ18010を再実行して、ユーザによる指定を待
つ。ステップ18020において、一覧表示1500の
うちの、一つの代替案を、ユーザにより指定されたと判
定された場合には、ステップ18030へ進む。
【0122】ステップ18030においては、指定され
た代替案の承認、修正、保留、または、無視の指示を代
替案修正手段217が受け付けるためのメニュー154
0(図15参照)を表示する。
【0123】次に、ステップ18040において、メニ
ュー1540の無視ボタン1544が、ユーザにより指
示されたか否かを判定する。ステップ18040におい
て、メニュー1540の無視ボタン1544が、ユーザ
により指示されたと判定された場合には、ステップ17
050へ戻る。ステップ18040において、メニュー
1540の無視ボタン1544が、ユーザにより指示さ
れなかったと判定された場合には、ステップ18050
へ進む。
【0124】ステップ18050においては、メニュー
1540の保留ボタン1543が、ユーザにより指示さ
れたか否かを判定する。ステップ18050において、
メニュー1540の保留ボタン1543が、ユーザによ
り指示されたと判定された場合には、ステップ1809
0へ進み、図14に示すような、保留事項入力部140
0を表示して、保留条件等の入力が、ユーザによりなさ
れたか否かを判定する。ステップ18090において、
保留条件等の入力が、ユーザによりなされなかったと判
定された場合には、ステップ18090を再実行して、
入力を待つ。ステップ18090において、保留条件等
の入力が、ユーザによりなされたと判定された場合に
は、ステップ18100に進み、保留条件等の入力を受
け付けて、評価ルール情報ファイル214に格納する。
この評価ルール情報ファイル214への格納が終了する
と、ステップ17050へ戻る。ステップ18050に
おいて、メニュー1540の保留ボタン1543が、ユ
ーザにより指示されなかったと判定された場合には、ス
テップ18060へ進む。
【0125】ステップ18060においては、メニュー
1540の承認ボタン1541が、ユーザにより指示さ
れたか否かを判定する。ステップ18060において、
メニュー1540の承認ボタン1541が、ユーザによ
り指示されたと判定された場合には、ステップ1811
0へ進み、承認された代替案を、現状サプライチェーン
として、部品情報ファイル208に書き込む。承認され
た代替案を、現状サプライチェーンとして、部品情報フ
ァイル208に書き込んだ後に、ステップ17050へ
戻る。ステップ18060において、メニュー1540
の承認ボタン1541が、ユーザにより指示されなかっ
たと判定された場合には、ステップ18070へ進む。
【0126】ステップ18070においては、メニュー
1540の修正ボタン1542が、ユーザにより指示さ
れたか否かを判定する。ステップ18070において、
メニュー1540の修正ボタン1542が、ユーザによ
り指示されなかったと判定された場合には、ステップ1
8040へ戻る。ステップ18070において、メニュ
ー1540の修正ボタン1542が、ユーザにより指示
されたと判定された場合には、ステップ18080へ進
む。
【0127】ステップ18080においては、ユーザに
よる代替案の修正を受け付ける。ユーザによる代替案の
修正が終了すると、ステップ18040へ戻る。
【0128】次に、図17に示したフローチャートのス
テップ1670で実行する、MRP展開の方法(手順)に
ついて説明する。MRP展開の手順を記述した詳細フロー
チャートを、図20に示す。また、図20に示す詳細フ
ローチャートのステップにおいて取得されるデータ等を
示す説明図を、図21に示す。
【0129】MRP展開の手順としては、まず、ステップ
20010において、生産計画情報ファイル204か
ら、一つの管理番号を選択する。次に、ステップ200
20において、生産計画情報ファイル204から、前記
管理番号に対応する、製品の図番、生産量、及び生産日
を取得する。ここで、前記図番の製品を当該製品とす
る。ステップ20020においては、たとえば、図21
(a)に示すように、製品の図番としてP1を、生産量と
して35000個を、生産日として1998年7月20
日を取得する。
【0130】次に、ステップ20030において、BOM
情報ファイル205から、当該製品(このステップを二
回以上実行する場合の二回目以降は、当該部品)を構成
する、子部品の図番と員数とを取得する。ステップ20
030においては、たとえば、図21(b)に示すよう
に、製品P1の子部品の図番としてSA1を、員数とし
て1を取得する。
【0131】次に、ステップ20040において、部品
情報ファイル208から、当該製品(このステップを二
回以上実行する場合の二回目以降は、当該部品)のリー
ドタイムを取得し、当該製品(または当該部品)の生産
に着手すべき日を算出する。当該製品(または当該部
品)の生産に着手すべき日とは、言い換えると、当該製
品(または当該部品)を構成する前記子部品を入手すべ
き期日ということもできる。ステップ20040におい
ては、たとえば、図21(c)に示すように、製品P1の
リードタイムとして、2(日)を取得する。このリード
タイム2(日)と、ステップ20020において取得し
た生産日である1998年7月20日とから、当該製品
の生産に着手すべき日として、1998年7月19日が
算出される。
【0132】次に、ステップ20050において、ステ
ップ20030において取得された前記子部品の員数
と、ステップ20020において取得された当該製品
(または当該部品)の生産量とを乗じることにより、前
記子部品の所要量を算出する。たとえば、ステップ20
030において取得された前記子部品であるSA1の員
数は1で、ステップ20020において取得された製品
P1の生産量は35000個なので、前記子部品である
SA1の所要量は35000個であると算出される。
【0133】次に、ステップ20060において、前記
子部品が、BOM情報ファイル205の内容において、親
部品になるか否かを判定する。ステップ20060にお
いて、前記子部品が親部品になると判定された場合に
は、ステップ20070へ進む。ステップ20070に
おいては、前記子部品を当該部品としてステップ200
30へ戻る。ステップ20060において、前記子部品
が親部品にならないと判定された場合には、ステップ2
0080へ進む。たとえば、前記子部品であるSA1
は、図21(b)に示すように、親部品になるので、ステ
ップ20070へ進む。ステップ20070において
は、前記子部品であるSA1を当該部品として、ステッ
プ20030へ戻る。
【0134】ステップ20080においては、生産計画
情報ファイル204から、既に、すべての管理番号を選
択したか否かを判定する。ステップ20080におい
て、まだ選択されていない管理番号があると判定された
場合には、ステップ20010へ戻る。ステップ200
80において、既に、すべての管理番号を選択したと判
定された場合には、図17のフローチャートへリターン
し、次に、ステップ16080を実行する。
【0135】図21の(a)に示す生産計画情報、図2
1の(b)に示すBOM情報、および、図21の(c)に
示す部品情報について、図20に示すフローチャートに
よる手順に従ってMRP展開を行うと、図21の(d)に
示す結果が得られる。すなわち、1998年7月20日
に製品P1を35000個生産するためには、7月19
日に部品SA1が35000個必要となる。また、7月1
5日に部品X1が70000個必要となる。
【0136】次に、図18に示したフローチャートのス
テップ17030で実行する、変更候補となる部品の抽
出および登録の方法(手順)について説明する。変更候
補となる部品の抽出および登録の手順を記述した詳細フ
ローチャートを、図22に示す。
【0137】図22に示す詳細フローチャートにおいて
は、まず、ステップ22010において、所要量情報フ
ァイル207に格納されている所要量情報の部品の図番
を一つ選択する。次に、ステップ22015において、
ステップ22010において選択された図番が、既に選
択されたことのある図番であるか否かを判定する。所要
量情報ファイル207に格納されている所要量情報にお
いては、同一図番の部品の所要日が異なる場合などがあ
り、同一図番が複数回出現する可能性が高いので、ステ
ップ22015における操作が必要となる。ステップ2
2015において、既に選択されたことのある図番であ
ると判定された場合には、ステップ22010へ戻る。
ステップ22015において、まだ選択されたことのな
い図番であると判定された場合には、ステップ2202
0へ進む。
【0138】ステップ22020においては、選択され
た前記図番の部品が、評価ルール情報ファイル214に
格納されている保留ルール1100のうちの、「無条件
に除外」という条件に対応する適用範囲の部品の図番で
あるか否かを判定する。ステップ22020において、
選択された前記図番の部品が、評価ルール情報ファイル
214に格納されている保留ルール1100のうちの、
「無条件に除外」という条件に対応する適用範囲の部品
の図番であると判定された場合には、ステップ2201
0へ戻る。ステップ22020において、選択された前
記図番の部品が、評価ルール情報ファイル214に格納
されている保留ルール1100のうちの、「無条件に除
外」という条件に対応する適用範囲の部品の図番でない
と判定された場合には、ステップ22030へ進む。
【0139】ステップ22030においては、前記図番
の部品が、評価ルール情報ファイル214に格納されて
いる保留ルール1100のうちの、いずれかの条件に対
応する適用範囲の部品の図番であるか否かを判定する。
ステップ22030において、前記図番の部品が、評価
ルール情報ファイル214に格納されている保留ルール
1100のうちの、いずれかの条件に対応する適用範囲
の部品の図番であると判定された場合には、ステップ2
2080へ進む。ステップ22030において、前記図
番の部品が、評価ルール情報ファイル214に格納され
ている保留ルール1100のうちの、いずれの条件にも
対応しない部品の図番であると判定された場合には、ス
テップ22040へ進む。
【0140】ステップ22080においては、前記図番
の部品が、評価ルール情報ファイル214に格納されて
いる保留ルール1100のうちの、対応する条件を満た
しているか否かを判定する。ステップ22080におい
て、前記図番の部品が、評価ルール情報ファイル214
に格納されている保留ルール1100のうちの、対応す
る条件を満たしていると判定された場合には、ステップ
22010へ戻る。ステップ22080において、前記
図番の部品が、評価ルール情報ファイル214に格納さ
れている保留ルール1100のうちの、対応する条件を
満たしていないと判定された場合には、ステップ220
40へ進む。
【0141】ステップ22040においては、前記図番
の部品が、評価ルール情報ファイル214に格納されて
いる変更候補ルール1110のうちの、いずれかの条件
に対応する適用範囲の部品の図番であるか否かを判定す
る。ステップ22040において、前記図番の部品が、
評価ルール情報ファイル214に格納されている変更候
補ルール1110のうちの、どの条件に対応する適用範
囲の部品の図番でないと判定された場合には、ステップ
22010へ戻る。ステップ22040において、前記
図番の部品が、評価ルール情報ファイル214に格納さ
れている変更候補ルール1110のうちの、いずれかの
条件に対応する適用範囲の部品の図番であると判定され
た場合には、ステップ22050へ進む。
【0142】ステップ22050においては、前記図番
の部品が、評価ルール情報ファイル214に格納されて
いる変更候補ルール1110のうちの、対応する条件を
満たしているか否かを判定する。ステップ22050に
おいて、前記図番の部品が、評価ルール情報ファイル2
14に格納されている変更候補ルール1110のうち
の、対応する条件を満たしていないと判定された場合に
は、ステップ22010へ戻る。ステップ22050に
おいて、前記図番の部品が、評価ルール情報ファイル2
14に格納されている変更候補ルール1110のうち
の、対応する条件を満たしていると判定された場合に
は、ステップ22060へ進む。
【0143】ステップ22060においては、前記図番
の部品を、変更候補部品とする。そして、当該変更候補
部品を調達するための現状サプライチェーンを、部品情
報ファイル208から抽出する。そして、当該変更候補
部品の部品図番と、当該変更候補部品を調達するための
現状サプライチェーンとを対応づけて、候補情報ファイ
ル215に格納することにより、変更候補の登録を行
う。このとき、所要量情報ファイル207を参照して所
要量をも格納する。また、コスト修正手段212に、部
品情報ファイル208および物流情報ファイル210を
参照して、当該変更候補部品の単価を、通知するように
依頼する。そして、通知された単価をも格納する。ま
た、通知された当該変更候補部品の単価に、前記所要量
を乗じて、当該変更候補部品の現状サプライチェーンに
よる総コストを算出する。そして、算出された総コスト
をも格納する。
【0144】次に、ステップ22070においては、所
要量情報ファイル207に格納されている所要量情報の
部品の図番であって、まだ選択されていない図番がある
か否かを判定する。ステップ22070において、所要
量情報ファイル207に格納されている所要量情報の部
品の図番であって、まだ選択されていない図番があると
判定された場合には、ステップ22010へ戻る。ステ
ップ22070において、所要量情報ファイル207に
格納されている所要量情報の部品の図番であって、まだ
選択されていない図番がないと判定された場合には、図
18のフローチャートへリターンし、次に、ステップ1
7040を実行する。
【0145】次に、図18に示したフローチャートのス
テップ17040で実行する、変更候補部品を調達する
ためのサプライチェーンの代替案の作成および登録の方
法(手順)について説明する。変更候補部品を調達する
ためのサプライチェーンの代替案の作成および登録の手
順を記述した詳細フローチャートを、図23に示す。
【0146】図23に示す詳細フローチャートにおいて
は、まず、ステップ23010において、代替案作成手
段216は、候補情報ファイル215に格納されている
変更候補部品の図番のうちの一つを選択する。次に、ス
テップ23020において、代替案作成手段216は、
選択された図番の当該変更候補部品の代替部品の図番
を、部品情報ファイル208に格納された部品情報70
0から、検索して抽出する。
【0147】次に、ステップ23030において、代替
案作成手段216は、当該変更候補部品または代替部品
の図番のうちの一つを選択する。次に、ステップ230
40において、当該変更候補部品または代替部品の図番
の部品を使用する製造拠点を、所要量情報ファイル20
7に格納された所要量情報600から検索して、一つの
製造拠点を選択する。
【0148】次に、ステップ23050において、代替
案作成手段216は、ステップ23030において選択
された図番の部品を製造するベンダを、ベンダ情報ファ
イル209から、検索して抽出する。次に、ステップ2
3060において、ステップ23050において抽出さ
れたベンダのうちの一つを選択する。
【0149】次に、ステップ23070において、代替
案作成手段216は、ステップ23060において選択
されたベンダと、ステップ23040において選択され
た製造拠点との間を結ぶ、輸送手段(必要であれば保管
手段も)を、ベンダ情報ファイル209、物流情報ファ
イル210を検索して抽出する。以下、ベンダと製造拠
点との間を結ぶ、二以上の輸送手段(必要であれば保管
手段も)を含むこともありうる交通手段を、物流ルート
と称する。
【0150】次に、ステップ23080において、代替
案作成手段216は、ステップ23070において抽出
された物流ルートのうちの一ルートを選択する。代替案
作成手段216は、ステップ23060において選択さ
れたベンダと、ステップ23040において選択された
製造拠点と、ステップ23080において選択された物
流ルートとから構成されるサプライチェーンを、候補情
報ファイル215に、一時的に格納する。
【0151】次に、ステップ23090において、調達
判定手段213は、ステップ23080において候補情
報ファイル215に格納されたサプライチェーンについ
ての、コストを評価する。この、コストの評価の方法に
ついて説明する。調達判定手段213は、当該サプライ
チェーンのコストを算出するために、コスト修正手段2
10に、部品情報ファイル208および物流情報ファイ
ル210を参照して単価のコストを取得し、取得された
単価のコストを統一通貨(円)に換算して、調達判定手
段213に通知するように依頼する。この依頼を受け
て、コスト修正手段210は、部品情報ファイル208
および物流情報ファイル210を参照して、単価のコス
トを取得し、取得された単価のコストを統一通貨(円)
に換算して、調達判定手段213に通知する。この通知
を受けて、調達判定手段213は、当該サプライチェー
ンにより供給される部品の総数を、所要量情報ファイル
207から取得する。調達判定手段213は、取得され
た総数と、通知された単価とに基づいて、当該サプライ
チェーンにより所定数の部品を供給するための総コスト
を算出することにより、コストの評価を行う。
【0152】次に、ステップ23100において、調達
判定手段213は、ステップ23090においてコスト
を評価された当該サプライチェーンと、選択中の製造拠
点に関して既に仮登録されている代替案とのうちから、
コストの低い最大N個(Nは自然数)を選択して、代替
案として、候補情報ファイル215に仮登録する。こ
の、最大数Nは、評価ルールファイル214の代替案ル
ール1130に登録してある。
【0153】次に、ステップ23110において、代替
案作成手段216は、ステップ23060において選択
されたベンダと、ステップ23040において選択され
た製造拠点との間を結ぶ物流ルートであって、まだコス
トを評価されていない物流ルートがあるか否かを判定す
る。ステップ23110において、まだコストを評価さ
れていない物流ルートがあると判定された場合には、ス
テップ23080へ戻る。ステップ23110におい
て、もうコストを評価されていない物流ルートがないと
判定された場合には、ステップ23120へ進む。
【0154】ステップ23120においては、代替案作
成手段216は、選択されている製造拠点間との物流ル
ートを、まだ検索されていないベンダがあるか否かを判
定する。ステップ23120において、選択されている
製造拠点間との物流ルートを、まだ検索されていないベ
ンダがあると判定された場合には、ステップ23060
へ戻る。ステップ23120において、選択されている
製造拠点間との物流ルートを、検索されていないベンダ
がないと判定された場合には、ステップ23130へ進
む。
【0155】ステップ23130においては、代替案作
成手段216は、ステップ23030で選択された部品
を使用する製造拠点のうち、まだ選択されていない製造
拠点があるか否かを判定する。ステップ23130にお
いて、ステップ23030で選択された部品を使用する
製造拠点のうち、まだ選択されていない製造拠点がある
と判定された場合には、ステップ23040へ戻る。ス
テップ23130において、ステップ23030で選択
された部品を使用する製造拠点のうち、選択されていな
い製造拠点がないと判定された場合には、ステップ23
140へ進む。
【0156】ステップ23140においては、代替案作
成手段216は、当該変更候補部品または代替部品のう
ち、当該変更候補部品または代替部品を供給するベンダ
を、まだ検索していない部品があるか否かを判定する。
ステップ23140において、当該変更候補部品または
代替部品のうち、当該変更候補部品または代替部品を供
給するベンダを、まだ検索していない部品があると判定
された場合には、ステップ23030へ戻る。ステップ
23140において、当該変更候補部品または代替部品
のうち、当該変更候補部品または代替部品を供給するベ
ンダを、まだ検索していない部品がないと判定された場
合には、ステップ23150へ進む。
【0157】ステップ23150においては、代替案の
本登録を行う。この本登録の方法は、まず、代替案作成
手段216が、ステップ23100において仮登録され
た、各製造拠点毎のN個の代替案を組み合わせて、当該
変更候補部品または代替部品を使用する製造拠点数がM
である場合には、NのM乗通りの代替案を作成する。次
に、代替案作成手段216は、作成されたNのM乗通り
の代替案を、候補情報ファイル215に、一時的に格納
する。候補情報ファイル215に一時的に格納されたN
のM乗通りの代替案を、調達判定手段213が読み取
り、これらのNのM乗通りの代替案のうちから、現状の
サプライチェーンに要するコストよりもコストの低い代
替案を、コストの低い順に、最大P個(Pは自然数)選
択する。この、最大数Pは、評価ルールファイル214
の代替案ルール1130に登録してある。調達判定手段
213は、選択された最大P個の代替案のそれぞれに、
評価ルールファイル214の推奨度ルール1120にし
たがって推奨度を付与する。調達判定手段213は、選
択された最大P個の代替案のそれぞれに、変更候補部品
の部品図番と、推奨度をと対応させて、候補情報ファイ
ル215に、本登録する。
【0158】次に、ステップ23160においては、代
替部品を検索していない変更候補部品があるか否かを判
定する。ステップ23160において、代替部品を検索
していない変更候補部品があると判定された場合には、
ステップ23010へ戻る。ステップ23160におい
て、代替部品を検索していない変更候補部品がないと判
定された場合には、図18のフローチャートへリターン
し、次に、ステップ17050を実行する。
【0159】ここで、図23のステップ23100にお
いて行う代替案の仮登録と、図23のステップ2315
0において行う代替案の本登録との関係について、図2
4を用いて説明する。図24は、図23のステップ23
100において行う代替案の仮登録と、図23のステッ
プ23150において行う代替案の本登録との関係につ
いての、簡単な具体例による説明図である。
【0160】図24(a)は、当該変更候補部品または
代替部品を使用するすべての製造拠点について、図23
のステップ23100を実行して得られる、仮登録され
ている代替案についての説明図である。図24(a)に
おいては、当該変更候補部品または代替部品を供給する
ベンダが、α、β、γの三社ある。また、当該変更候補
部品または代替部品を使用する製造拠点として、A、
B、Cがある。さらに、αからAへの部品の輸送手段と
してT1があり、αからBへの部品の輸送手段としてT
2があり、αからCへの部品の輸送手段としてT3があ
る。さらに、βからAへの部品の輸送手段としてT4が
あり、βからBへの部品の輸送手段としてT5があり、
βからCへの部品の輸送手段としてT6がある。さら
に、γからAへの部品の輸送手段としてT7があり、γ
からBへの部品の輸送手段としてT8があり、γからC
への部品の輸送手段としてT9がある。
【0161】このとき、部品をベンダから輸送手段によ
り製造拠点Aへ調達するためのサプライチェーンとし
て、まず、ベンダαから輸送手段T1により製造拠点A
へ供給するサプライチェーンがある。次に、ベンダβか
ら輸送手段T4により製造拠点Aへ供給するサプライチ
ェーンがある。さらに、ベンダγから輸送手段T7によ
り製造拠点Aへ供給するサプライチェーンがある。部品
をベンダから輸送手段により製造拠点Bへ調達するため
のサプライチェーンとして、まず、ベンダαから輸送手
段T2により製造拠点Bへ供給するサプライチェーンが
ある。次に、ベンダβから輸送手段T5により製造拠点
Bへ供給するサプライチェーンがある。さらに、ベンダ
γから輸送手段T8により製造拠点Bへ供給するサプラ
イチェーンがある。部品をベンダから輸送手段により製
造拠点Cへ調達するためのサプライチェーンとして、ま
ず、ベンダαから輸送手段T3により製造拠点Cへ供給
するサプライチェーンがある。次に、ベンダβから輸送
手段T6により製造拠点Cへ供給するサプライチェーン
がある。さらに、ベンダγから輸送手段T9により製造
拠点Cへ供給するサプライチェーンがある。
【0162】代替案の仮登録において、各製造拠点につ
いてのサプライチェーンのうちから、コストの低い2個
ずつのサプライチェーンを選択し、仮登録することにす
る。製造拠点Aについては、ベンダαから輸送手段T1
により製造拠点Aへ供給するサプライチェーンと、ベン
ダβから輸送手段T4により製造拠点Aへ供給するサプ
ライチェーンとが、選択されて仮登録されたとする。製
造拠点Bについては、ベンダβから輸送手段T5により
製造拠点Bへ供給するサプライチェーンと、ベンダγか
ら輸送手段T8により製造拠点Bへ供給するサプライチ
ェーンとが、選択されて仮登録されたとする。製造拠点
Cについては、ベンダαから輸送手段T3により製造拠
点Cへ供給するサプライチェーンと、ベンダβから輸送
手段T6により製造拠点Cへ供給するサプライチェーン
とが、選択されて仮登録されたとする。図24(a)に
おいては、仮登録される代替案として選択されたサプラ
イチェーンを示す矢印に、丸印を付けてある。
【0163】図24(b)は、図23のステップ231
50を実行して得られる、本登録される代替案について
の説明図である。図24(b)においては、図24
(a)において得られた、各製造拠点についての仮登録
された二個ずつの代替案を組み合わせて得られる、八通
りの組み合わせのうちから、現状よりもコストが低い順
に、二通りの組み合わせを選択して、二個の代替案とし
て本登録する様子を示している。図24(b)において
は、まず、ベンダαから輸送手段T1により製造拠点A
へ供給するサプライチェーンと、ベンダβから輸送手段
T5により製造拠点Bへ供給するサプライチェーンと、
ベンダαから輸送手段T3により製造拠点Cへ供給する
サプライチェーンとの組み合わせを選択して、代替案と
して本登録している。次に、ベンダβから輸送手段T4
により製造拠点Aへ供給するサプライチェーンと、ベン
ダβから輸送手段T5により製造拠点Bへ供給するサプ
ライチェーンと、ベンダαから輸送手段T3により製造
拠点Cへ供給するサプライチェーンとの組み合わせを選
択して、代替案として本登録している。図24(b)に
おいては、代替案として本登録された二通りの組み合わ
せを、破線2401および破線2402により囲んで、
示している。
【0164】以上、本発明の実施に形態について説明し
たが、次に、本発明の他の実施の形態について説明す
る。本発明の他の実施の形態の機能ブロック図を、図2
5に、示す。図25においては、複数の製造拠点のそれ
ぞれに、拠点別生産計画情報201の他に、BOM情報フ
ァイル205、MRP展開手段206、および、拠点別所
要量情報2501を備えた点が、図2に示した機能ブロ
ック図と異なっている。また、図25においては、管理
拠点104において、生産計画情報ファイル204、BO
M情報ファイル205、およびMRP展開手段206が備え
られていない点が、図2に示した機能ブロック図と異な
っている。
【0165】図25における手段および情報ファイル間
の結合関係において、図2における手段および情報ファ
イル間の結合関係においてと異なっている点は、次の通
りである。まず、複数の製造拠点のそれぞれにおいて、
拠点別生産計画情報201に格納されたデータと、BOM
情報ファイル205に格納されたデータと、部品情報フ
ァイル208に格納されたデータとを、MRP展開手段2
06が読み取って、MRP展開を行い、製品を生産するた
めに必要となる部品の所要量を算出する。次に、MRP展
開手段206は、算出された部品の所要量を、拠点別所
要量情報ファイル2501に書き込む。管理拠点104
においては、拠点別データ収集手段203は、ネットワ
ーク105を介して、拠点別所要量情報ファイル250
1のデータを収集する。拠点別データ収集手段203に
より収集されたデータは、所要量情報ファイル207に
書き込まれる。
【0166】次に、図25に固有の、拠点別所要量情報
ファイル2501の内容について説明する。拠点別所要
量情報ファイル2501は、図6に示した所要量情報フ
ァイル207の内容のうちの、拠点別所要量情報ファイ
ル2501が置かれている製造拠点に関するデータのみ
を格納する。
【0167】次に、前記本発明の他の実施の形態におけ
る、動作について説明する。この動作の概略フローチャ
ートを、図26、図27、および図28に示す。図26
に示すフローチャートは、図17に示すフローチャート
において、ステップ1650からステップ1680まで
を削除し、代わりに、ステップ2510からステップ2
550までを挿入したフローチャートとなっている。図
27に示すフローチャートの動作は、図18に示すフロ
ーチャートの動作と同じである。図28に示すフローチ
ャートの動作は、図19に示すフローチャートの動作と
同じである。
【0168】図26に示すフローチャートの、ステップ
2510からステップ2550までの動作について説明
する。まず、ステップ2510においては、拠点別生産
計画情報201に格納されたデータに、変更があったか
否かを判定する。ステップ2510において、拠点別生
産計画情報201に格納されたデータに、変更が無かっ
たと判定された場合には、図27のフローチャートの、
ステップ17010へ進む。ステップ2510におい
て、拠点別生産計画情報201に格納されたデータに、
変更があったと判定された場合には、ステップ2520
へ進む。ステップ2520においては、拠点別生産計画
情報201に格納されたデータと、BOM情報ファイル2
05に格納されたデータと、部品情報ファイル208に
格納されたデータとを、MRP展開手段206が読み取っ
て、MRP展開を実行して、拠点別の所要量を算出する。
次に、ステップ2530において、MRP展開手段206
は、算出された拠点別の所要量を、拠点別所要量情報フ
ァイル2501に格納する。次に、ステップ2540に
おいて、拠点別データ収集手段203は、ネットワーク
105を介して、拠点別所要量情報ファイル2501の
データを収集する。次に、ステップ2550において、
拠点別データ収集手段203は、収集された拠点別所要
量情報ファイル2501のデータに基づいて、所要量情
報ファイル207の内容を更新する。
【0169】次に、本発明によるグローバル部品調達シ
ステムを、ベンダと製造拠点とが共に国内に存在する国
内生産において、流用する場合について説明する。この
場合には、部品情報ファイル208および物流情報ファ
イル210における価格およびコストは、円を単位とし
て記述される。そこで、マクロ経済情報ファイル211
とコスト修正手段212とが、不要となる。調達判定手
段213は、代替案のコストの評価をする場合には、部
品情報ファイル208および物流情報ファイル210に
おける価格およびコストを、直接読み出して、コストの
評価を行う。その他の情報ファイルおよび手段の機能
は、グローバルな生産を行う場合と同様でよい。
【0170】
【発明の効果】本発明の請求項1に記載の技術によれ
ば、調達方法を変更すべき部品の指定を受け付けて、指
定された部品を調達するための、コストの最少化を実現
することができるサプライチェーンを作成して提示する
ことができる、グローバル部品調達システムを提供する
ことができる。
【0171】本発明の請求項2に記載の技術によれば、
調達方法を変更すべき部品を抽出し、抽出された部品を
調達するための、コストの最少化を実現することができ
るサプライチェーンを作成して提示することができる、
グローバル部品調達システムを提供することができる。
【0172】本発明の請求項3に記載の技術によれば、
作成された代替案を表示して、表示された代替案に対し
ての修正を受け付けることができる、グローバル部品調
達システムを提供することができる。
【0173】本発明の請求項4に記載の技術によれば、
製品の生産計画の変化を考慮して、コストの最少化を実
現することができるサプライチェーンを作成して提示す
ることができる、グローバル部品調達システムを提供す
ることができる。
【0174】本発明の請求項5に記載の技術によれば、
各製造拠点における製品の生産計画についての情報の変
化を考慮して、コストの最少化を実現することができる
サプライチェーンを作成して提示することができる、グ
ローバル部品調達システムを提供することができる。
【0175】本発明の請求項6に記載の技術によれば、
為替の変動を考慮して、コストの最少化を実現すること
ができるサプライチェーンを作成して提示することがで
きる、グローバル部品調達システムを提供することがで
きる。
【0176】本発明の請求項7に記載の技術によれば、
部品の所要量の変化や、部品の代替部品の変更等を考慮
して、調達方法を変更すべき部品を抽出し、抽出された
部品を調達するための、コストの最少化を実現すること
ができるサプライチェーンを作成して提示することがで
きる、グローバル部品調達システムを提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のグローバル部品調達システムの全体構
成図。
【図2】本発明のグローバル部品調達システムの機能ブ
ロック図。
【図3】拠点別生産計画情報ファイル201に格納され
ている生産計画情報の内容の説明図。
【図4】生産計画情報ファイル204に格納されている
生産計画情報の内容の説明図。
【図5】BOM情報ファイル205に格納されているの部
品構成表の内容の説明図。
【図6】所要量情報ファイル207に格納されている所
要量情報の内容の説明図。
【図7】部品情報ファイル208に格納されている部品
情報の内容の説明図。
【図8】ベンダ情報ファイル209が格納するベンダ情
報および製造拠点情報の内容の説明図。
【図9】物流情報ファイル210が格納する物流情報の
内容の説明図。
【図10】マクロ経済情報ファイル211が格納するマ
クロ経済情報の内容の説明図。
【図11】評価ルール情報ファイル214が格納するル
ールの内容の説明図。
【図12】候補情報ファイル215が格納する内容の説
明図。
【図13】代替案修正手段217の機能の説明図。
【図14】代替案修正手段217の機能の説明図。
【図15】代替案修正手段217の機能の説明図。
【図16】本発明のグローバル部品調達システムのハー
ドウエアの構成図。
【図17】本発明のグローバル部品調達システムの動作
を説明するためのフローチャート。
【図18】本発明のグローバル部品調達システムの動作
を説明するためのフローチャート。
【図19】本発明のグローバル部品調達システムの動作
を説明するためのフローチャート。
【図20】MRP展開の手順を説明するためのフローチ
ャート。
【図21】MRP展開の説明図。
【図22】変更候補の抽出および登録の手順を説明する
ためのフローチャート。
【図23】代替案の作成および登録の手順を説明するた
めのフローチャート。
【図24】代替案の仮登録と本登録についての説明図。
【図25】本発明のグローバル部品調達システムの他の
例の機能ブロック図。
【図26】本発明のグローバル部品調達システムの他の
例の動作を説明するためのフローチャート。
【図27】本発明のグローバル部品調達システムの他の
例の動作を説明するためのフローチャート。
【図28】本発明のグローバル部品調達システムの他の
例の動作を説明するためのフローチャート。
【符号の説明】
201…拠点別生産計画情報ファイル、203…拠点別
データ収集手段、204…生産計画情報ファイル、20
5…BOM情報ファイル、206…MRP展開手段、20
7…所要量情報ファイル、208…部品情報ファイル、
209…ベンダ情報ファイル、210…物流情報ファイ
ル、211…マクロ経済情報ファイル、212…コスト
修正手段、213…調達判定手段、214…評価ルール
情報ファイル、215…候補情報ファイル、216…代
替案作成手段、217…代替案修正手段。
フロントページの続き Fターム(参考) 3C030 DA01 DA04 5B049 BB07 CC05 CC11 DD05 EE01 EE05 EE31 FF03 FF04 FF09 GG04 GG07 GG09 5H215 AA06 AA20 BB01 CC05 CC09 CX01 GG09 HH03 JJ02 JJ04 JJ14 JJ16

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】製品を生産するために必要となる部品の所
    要量の計画を、製品を生産する製造拠点に対応させて格
    納する所要量情報記憶手段と、 少なくとも、部品を供給するベンダと、該ベンダから供
    給される部品の単価と、代替部品と、部品の現状の調達
    方法とについての情報を、複数の部品について部品毎に
    格納する部品情報記憶手段と、 少なくとも、ベンダの所在地と、該ベンダが供給する部
    品の種類とについての情報を、複数のベンダについてベ
    ンダ毎に格納するベンダ情報記憶手段と、 少なくとも、製品を生産する製造拠点の所在地について
    の情報を、複数の製造拠点について製造拠点毎に格納す
    る製造拠点情報記憶手段と、 少なくとも、部品を輸送および保管する物流手段と、該
    物流手段が輸送および保管する区間、前記物流手段に要
    するコストとについての情報を格納する物流情報記憶手
    段と、 現状の調達方法を変更すべき部品である変更候補部品の
    指定を受け付ける受け付け手段と、 前記変更候補部品を使用する製造拠点を、前記所要量情
    報記憶手段から検索し、前記製造拠点毎に、前記変更候
    補部品を調達するための、部品を供給するベンダを前記
    ベンダ情報記憶手段から検索して特定し、ベンダ情報記
    憶手段に格納されたベンダの所在地と、製造拠点情報記
    憶手段に格納された製造拠点の所在地と、前記物流情報
    記憶手段に格納された区間により、前記ベンダと前記製
    造拠点を結ぶ物流手段を特定して、部品の調達案を複数
    作成する第1の作成手段と、 前記製造拠点毎に作成された調達案により部品を調達す
    るために要するコストを、前記部品情報記憶手段に格納
    されたコストと、前記物流情報記憶手段に格納されたコ
    ストと、前記所要量情報記憶手段に格納された所要量と
    を参照して算出するコスト算出手段と、 算出されたコストが低い順に、前記製造拠点毎に作成さ
    れた調達案のうちの、第一の所定数個の調達案を選択す
    る手段と、 前記選択された前記製造拠点毎の調達案を組み合わせ
    て、前記第一の所定数をN、前記製造拠点の数をMとす
    ると、NのM乗通りの調達案を作成する第2の作成手段
    と、 前記NのM乗通りの調達案のうちから、現状の調達方法
    により部品を調達するのに要するコストよりも、要する
    コストが低い調達案を、コストが低い順に第二の所定数
    個選択して、該選択された調達案を前記変更候補部品の
    調達方法の代替案とする手段と、 を有することを特徴とするグローバル部品調達システ
    ム。
  2. 【請求項2】請求項1記載のグローバル部品調達システ
    ムにおいて、 調達方法を変更すべき部品の条件についての情報を格納
    する評価ルール記憶手段と、 前記所要量情報記憶手段と、前記部品情報記憶手段と、
    前記ベンダ情報記憶手段と、前記製造拠点情報記憶手段
    と、前記物流情報記憶手段とを参照し、前記評価ルール
    記憶手段に格納された条件を満たすか否かを判定するこ
    とにより、現状の調達方法を変更すべき部品である変更
    候補部品を抽出する変更候補部品抽出手段を備え、 前記受け付け手段は、前記変更候補部品抽出手段により
    抽出された変更候補部品を受け付けることを特徴とする
    グローバル部品調達システム。
  3. 【請求項3】請求項1記載のグローバル部品調達システ
    ムにおいて、さらに、 前記代替案作成手段により作成された前記代替案を表示
    して、表示された代替案に対しての修正を受け付ける代
    替案修正手段を有することを特徴とするグローバル部品
    調達システム。
  4. 【請求項4】請求項1記載のグローバル部品調達システ
    ムにおいて、さらに、 製品の生産計画についての情報を格納する生産計画情報
    記憶手段と、 前記製品を構成する部品の、親部品と子部品についての
    関係についての情報を格納するBOM情報記憶手段と、 前記生産計画情報記憶手段と、前記BOM情報記憶手段
    と、前記部品情報記憶手段とに格納された情報を参照し
    て、部品の所要量を算出するMRP展開手段とを有し、 前記所要量記憶手段は、前記MRP展開手段により算出
    された所要量を格納することを特徴とするグローバル部
    品調達システム。
  5. 【請求項5】請求項4記載のグローバル部品調達システ
    ムにおいて、さらに、 複数の製造拠点において、それぞれ、各製造拠点におけ
    る製品の生産計画についての情報を格納する、製造拠点
    毎に備えられた拠点別生産計画情報記憶手段と、 該拠点別生産計画情報記憶手段に格納された情報を収集
    する拠点別データ収集手段と、 を有し、 前記生産計画情報記憶手段は、前記拠点別データ収集手
    段により収集された情報から、すべての製造拠点の製品
    の生産計画についての情報を作成し、該情報を格納する
    ことを特徴とするグローバル部品調達システム。
  6. 【請求項6】請求項1記載のグローバル部品調達システ
    ムにおいて、 前記部品情報記憶手段および物流情報記憶手段に格納さ
    れたコストについての情報は、現地通貨によるコストに
    ついての情報が格納されていて、 さらに、 為替の変動を含む経済的な指標についての情報を格納す
    るマクロ経済情報記憶手段と、 少なくとも、前記部品情報記憶手段および物流情報記憶
    手段に格納されたコストについての情報を、前記マクロ
    経済情報記憶手段に格納された情報に基づいて、所定の
    通貨によるコストについての情報に修正して、前記コス
    ト算出手段に通知するコスト修正手段と、 を有することを特徴とするグローバル部品調達システ
    ム。
  7. 【請求項7】請求項2記載のグローバル部品調達システ
    ムにおいて、前記評価ルール記憶手段に格納された条件
    として、 当該部品の所要量が、所定個数以上であるという条件、 または、 当該部品の現状の調達方法において、該現状の調達方法
    に要するコストである総コストに対する、前記現状の調
    達方法における輸送費および保管費の割合が、所定の数
    値以上であるという条件、 または、 当該部品の前回の所要量と今回の所要量との変動率が、
    所定の数値以上であるという条件、 または、 当該部品の代替となる部品に変更があるという条件を含
    むことを特徴とするグローバル部品調達システム。
  8. 【請求項8】請求項3記載のグローバル部品調達システ
    ムにおいて、 前記代替案に対して、現状の調達方法において要するコ
    ストに対しての、前記代替案の調達方法において要する
    コストの割合に基づいて、前記代替案に推奨度を付与す
    る推奨度付与手段を備え、 前記代替案修正手段により代替案を表示するのに先立っ
    て、前記代替案修正手段は、 調達方法の代替案が作成された部品を識別するための識
    別子または名称と、当該部品の調達方法の代替案の数
    と、当該部品の調達方法の代替案のうち、最も推奨度が
    高い代替案の推奨度とを対応させた組を、部品毎に複数
    表示し、 表示された組のうちの一つの組の選択を受け付け、 選択を受け付けられた組の中の部品を調達するための代
    替案と、現状の調達方法とを表示することを特徴とする
    グローバル部品調達システム。
  9. 【請求項9】請求項1から請求項8のいずれか一項に記
    載のグローバル部品調達システムにおいて、前記部品情
    報記憶手段は、代替部品についての情報をも格納し、前
    記第1の作成手段は、前記変更候補部品に、前記部品情
    報記憶手段から検索される前記変更候補部品の代替部品
    を含めて、製造拠点およびベンダを検索することを特徴
    とするグローバル部品調達システム。
  10. 【請求項10】調達方法の変更を要する部品である変更
    候補部品を使用する製造拠点毎に、当該変更候補部品を
    調達するための、部品を供給するベンダ、および物流手
    段を特定する、調達案を複数作成するステップと、 前記製造拠点毎に作成された調達案により部品を調達す
    るために要するコストを算出するステップと、 算出されたコストが低い順に、前記製造拠点毎に作成さ
    れた調達案のうちの、第一の所定数個の調達案を選択す
    るステップと、 前記選択された前記製造拠点毎の調達案を組み合わせ
    て、前記所定数をN、前記製造拠点の数をMとすると、
    NのM乗通りの調達案を作成するステップと、 前記NのM乗通りの調達案のうちから、現状の調達方法
    により部品を調達するのに要するコストよりも、要する
    コストが低い代替案を、コストが低い順に第二の所定数
    個選択して、該選択された調達案を前記変更候補部品の
    調達方法の代替案とするステップと、 を有する部品の調達方法の代替案を作成する方法を、コ
    ンピュータに実行させるためのプログラムを記憶したコ
    ンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  11. 【請求項11】請求項10記載のコンピュータ読み取り
    可能な記録媒体において、前記調達案を複数作成するス
    テップは、変更候補部品に、当該変更候補部品の代替部
    品を含めて使用する製造拠点毎に、変更候補部品に、当
    該変更候補部品の代替部品を含めて調達するためのベン
    ダを特定することを特徴とするコンピュータ読み取り可
    能な記録媒体。
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