JP2000103182A - 疑似接着用紙およびその製造方法 - Google Patents

疑似接着用紙およびその製造方法

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JP2000103182A
JP2000103182A JP10276245A JP27624598A JP2000103182A JP 2000103182 A JP2000103182 A JP 2000103182A JP 10276245 A JP10276245 A JP 10276245A JP 27624598 A JP27624598 A JP 27624598A JP 2000103182 A JP2000103182 A JP 2000103182A
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Minoru Nishiyama
実 西山
Akihiko Sekiya
昭彦 関谷
Yoshihiro Maekawa
芳広 前川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】耐水性を高める。 【解決手段】紙基材表面に対する少なくとも一部に、通
常では接着せず一定の条件が付与されたとき接着可能と
なり、接着後において剥離可能な接着剤からなる接着層
を有する用紙であって、前記紙基材の接着層側表面に、
湿潤紙力増強剤層を形成したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通常では接着せず
一定の条件が付与されたとき接着可能となり、接着後、
必要時に容易に剥離できる疑似接着用紙に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】近年は、通信、郵送などの連絡手段によ
り情報を伝達する量が多くなる一方で、個人情報など親
展性を必要とする連絡手段が重要視されている。
【0003】また、郵便法の改正に伴い、親展性を有す
る葉書システムが実用化され、普及している。親展性を
有する葉書システムとは、個人情報などの各種情報が折
り畳み内面に記載された往復葉書状の葉書を折り畳み、
重ね合わせた部分を疑似接着して、情報を隠蔽したの
ち、郵送し、受取人が疑似接着部分を剥離して隠蔽情報
を読み取るというものである。これら親展性を必要とす
る連絡手段には、例えば会社が従業員に、銀行やクレジ
ット会社が顧客に親展性を有する情報を連絡するものも
ある。
【0004】かかる親展性を有する連絡手段として、疑
似接着用紙を利用したものが提案され盛んに利用されて
いる。疑似接着用紙は、基材紙の少なくとも片面の一部
に、天然ゴム、合成ゴム、あるいはこれらのゴムラテッ
クスなどのいわゆる非剥離性接着剤と、その接着剤の接
着力を抑制する微粒子充填剤とからなる接着剤(以下、
疑似接着剤ともいう)の接着層が設けられており、一時
的に接着するが必要時に容易に剥離できる機能を有する
ものである。
【0005】他方、親展性を有する葉書システムの汎用
化に伴って、郵送途中に雨に当たるなどにより当該葉書
が水に濡れた場合、紙基材の表面および紙中の強度が低
下し、紙裂け、紙基材破れが生じたり、接着層の剥離な
どの問題が生じることが明らかになってきた。その最終
的な結果は、情報の消失または不鮮明である。
【0006】このための対策として、特開平7−276
858号では紙基材自体の強度を高める手段を、特開平
7−309086号では耐水化手段を講じることをそれ
ぞれ提案している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前者の特開平
7−276858号公報のものでは、基材の強化に役立
っても、十分な接着層との接着強度を得られない点につ
いてなんら考慮がなされていない。
【0008】後者の特開平7−309086号公報のも
のは、具体的には、(1)基材を合成紙とする、(2)
湿潤紙力増強剤を紙に内添した基材を用いる、(3)用
紙の表面に耐水化剤とバインダーとを架橋させた耐水処
理層を形成することを思想とするものである。
【0009】しかしながら、前記の(1)の場合には、
この種の葉書に一般的に用いられている紙とはほど遠い
ものとなり、かつコスト高になるなどの決定的な問題を
抱えて特殊の場合以外は採用でき難い。
【0010】この点において(2)および(3)の形態
が有効であるものの、まず(2)の場合には次記の各点
の問題を生じる。
【0011】a)一般のフォーム紙、上質紙を利用でき
ず、特別な抄造条件となり、生産コストが嵩む。
【0012】b)耐水強度は、接着層と基紙との界面に
おいて最も重要であるものの、湿潤紙力増強剤を基紙に
内添したものでは、十分な接着強度を得ることができな
い。
【0013】c)敢えて、接着強度を高めるためには、
湿潤紙力増強剤の内添量を多くする必要があるが、これ
ではコスト高となる。
【0014】d)抄造過程で湿潤紙力増強剤を内添する
場合には、当該湿潤紙力増強剤の経時安定化を図る必要
があり、製造工程および在庫管理に慎重な管理を要す
る。
【0015】他方、(3)の場合にも次の問題が残る。
【0016】A)耐水処理層の塗工には、塗布前に耐水
化剤とバインダーとを混合させると、反応が起こり塗工
欠陥が発生し、塗工が困難とする。
【0017】B)耐水処理層は耐水化剤とバインダーと
を架橋させた膜であるから、接着剤のアンカー効果が悪
くなり、接着剤層の脱落を生じることが多くなる。
【0018】C)耐水処理層の造膜によって、透気度が
きわめて大きくなることによって、カールが発生した
り、印刷および加工適性が低下する。
【0019】D)耐水化剤の使用は薬品コストの高騰を
招く。
【0020】E)例示された耐水化剤とバインダーとを
混合させると多くの場合、発泡を生じ作業性が悪いもの
となる。
【0021】F)耐水化剤があることによって、用紙の
再資源化時における繊維の分散性が悪くなり、再資源化
を困難にする。
【0022】したがって、本発明の課題は、前記各問題
点を解消して後述の各利点をもたらす疑似接着用紙を提
供することにある。
【0023】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決した本発
明の請求項1記載の発明は、紙基材表面に対する少なく
とも一部に、通常では接着せず一定の条件が付与された
とき接着可能となり、接着後において剥離可能な接着剤
からなる接着層を有する用紙であって、前記紙基材の接
着層側表面に、湿潤紙力増強剤層を形成したことを特徴
とする疑似接着用紙である。
【0024】請求項2記載の発明は、湿潤紙力増強剤の
塗布量が乾燥重量で0.5g〜10g/m2である請求項
1記載の疑似接着用紙である。
【0025】請求項3記載の発明は、紙基材表面に対す
る少なくとも一部に、通常では接着せず一定の条件が付
与されたとき接着可能となり、接着後において剥離可能
な接着剤からなる接着層を有する用紙であって、前記接
着剤中に湿潤紙力増強剤を含有させたことを特徴とする
疑似接着用紙である。
【0026】請求項4記載の発明は、紙基材は古紙パル
プを70%以上配合した再生紙である請求項1〜3のい
ずれか1項に記載の疑似接着用紙である。
【0027】請求項5記載の発明は、紙基材表面に対す
る少なくとも一部に、通常では接着せず一定の条件が付
与されたとき接着可能となり、接着後において剥離可能
な接着剤からなる接着層を有する用紙を製造するにあた
り、前記紙基材の接着層側表面に、湿潤紙力増強剤を塗
布し、その後、その上に前記接着剤を塗布することを特
徴とする疑似接着用紙の製造方法である。
【0028】請求項6記載の発明は、紙基材表面に対す
る少なくとも一部に、通常では接着せず一定の条件が付
与されたとき接着可能となり、接着後において剥離可能
な接着剤からなる接着層を有する用紙を製造するにあた
り、前記紙基材の接着層側表面に、湿潤紙力増強剤を含
有させた接着剤を塗布することを特徴とする疑似接着用
紙の製造方法である。
【0029】請求項7記載の発明は、前記接着剤のPH
を9〜12に調整する請求項6記載の疑似接着用紙の製
造方法である。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る疑似接着用紙
についてさらに詳述する。まず、本発明に係る疑似接着
用紙の好適な使用形態について添付図面を参照しつつ説
明する。
【0031】図1に示す折り畳み疑似接着給与封筒は、
基材紙1の表面に疑似接着剤層2が設けられこの疑似接
着剤層2上に給与情報を印刷した後、(B)図に示すよ
うに、その情報印刷面3を内面に印刷面印刷方向中心線
から2つに谷折りし、加圧接着させるものである。裏面
には、宛名情報4などが印刷される。
【0032】図2に示す三つ折り葉書は、基材紙1の表
裏面に疑似接着剤層2,2を形成し、その表面に隠蔽情
報3、通信情報、宛名情報4を印刷した後、(B)図に
示すように、宛名印刷面が表面になるよう折り畳み加圧
接着させるものである。
【0033】図3に示す二つ折り葉書および図4に示す
一部折り畳みタイプの葉書は、基材紙1の折り畳み内面
側に疑似接着剤層を形成し情報を印刷し、折り合わせて
加圧接着するもので、いずれも疑似接着剤層相互を重ね
合わせて加圧接着するものである。
【0034】上記例においては、郵送された受取者は疑
似接着面を見開くことにより隠蔽されていた印刷情報を
読み取ることができる。
【0035】本発明の疑似接着用紙は、上記例に掲げた
用途以外にも広く好適に用いられる。例えば、本発明
は、各種葉書、封書、報告書にも好適に使用されるもの
であり、また、疑似接着剤を基材紙の一部のみ塗布した
り、一部非塗布部を設けることで再剥離を容易ならしめ
ることも可能である。本発明の疑似接着用紙は、折り畳
み疑似接着用紙、重ね合わせ疑似接着用紙の他、親展性
を有する情報隠蔽用紙、親展性葉書、親展性封筒などと
して好適に使用される。
【0036】さて、本発明に係る疑似接着用紙の基材紙
としては、フォーム用紙、上質紙、中質紙のほか、アー
ト紙、コート紙、軽量コート紙等のいわゆる塗工紙を用
いることもできる。また、基材紙として、古紙パルプを
70%以上配合した再生紙を用いると、同一坪量で比較
して場合、一般の上質紙より不透明度が高く、親展情報
を伝達する葉書用紙などの用途に適している。
【0037】この基材紙に対して、必要に応じてサイズ
プレスなどを用いて澱粉を塗布して表面強度を高めるこ
とが有効である。
【0038】本発明において、疑似接着剤の基剤として
用いられる非剥離性接着剤としては、ラテックス、具体
的には天然ゴム系、合成ゴム系または合成樹脂系等の従
来通常の感圧接着剤に使用されているものの中から任意
に選択して用いることができるが、特に、天然ゴムを無
硫黄加硫し、メタアクリル酸メチルと混合した天然ゴム
ラテックス、天然ゴムにメタアクリル酸メチルをグラフ
ト重合させて得られた天然ゴムラテックス、アクリル変
性ゴムラテックス、ゴムラテックスと保護コロイド系ア
クリル共重合エマルジョンとの混合物が耐ブロッキング
性、耐経時劣化性、インク着肉性等の点で好適である。
【0039】また、本出願人が特開平7−292329
に開示したように、疑似接着剤の基剤に、疑似接着剤の
接着力を向上させるためにポリエチレングリコールを添
加してもよい。
【0040】上記は感圧接着剤系のものであるが、感熱
接着剤や湿潤接着剤などを用いることもできる。
【0041】非剥離性接着剤の接着力を抑制する微粒子
充填剤としては、従来一般に用いられている微粒子充填
剤の全てを用いることができる。具体的には、一次また
は二次凝集体を形成しているカルサイト系沈降性炭酸カ
ルシウム、二次凝集体を形成しているアラゴナイト系沈
降性炭酸カルシウム、スチレンビーズ、穀物澱粉、変性
澱粉、合成微粒子シリカ、通常のカルシウムや、亜鉛、
マグネシウム、アルミニウムもしくはチタン等の金属の
酸化物、水酸化物、炭酸塩もしくは珪酸塩、またはこれ
らの混合物などが挙げられる。この他にも、焼成カオリ
ンクレーおよび米澱粉の混合物を用いてもよい。
【0042】疑似接着剤の塗工方法としては、エアーナ
イフコーター、ブレードコーター、カーテンコーター、
バーコーター、フレキソ印刷、スクリーン印刷等の塗工
・印刷方式による塗工が好適であり、疑似接着剤表面を
約1〜10kg/cm2で加圧し、疑似接着剤層表面の過度の
突出を平坦にするのが好ましい。
【0043】いずれにしても、紙基材に表面に対して形
成された、上述例の疑似接着剤からなる接着層は、通常
では接着せず一定の条件が付与されたとき接着可能とな
る。この場合において、一定の条件としては、常態にお
いて加圧すること、加熱しながら加圧すること、感熱接
着剤を用いる場合には加熱すること、湿潤接着剤を用い
る場合には水に濡らすことなどを挙げることができる。
接着後においては、接着層に対向する一方のシートを手
で剥離可能である。
【0044】本発明の第1の形態は、前記紙基材の接着
層側表面に、湿潤紙力増強剤層を形成し、これに前記接
着層を形成するものである。湿潤紙力増強剤層の形成に
あたっては、ブレードやエアナイフ方式などの適宜の塗
工方法を採ることができる。
【0045】この場合、湿潤紙力増強剤としては、尿素
ホルモアルデヒド樹脂、メラミンホルムアルデヒド樹
脂、ポリアミド・ポリアミン・エピクロルヒドリン樹
脂、ジアルデヒドデンプン、グリオキザール変性ポリア
クリルアミド、あるいはその変成物、さらにはこれらの
混合物などを用いることができるが、特にメラミンホル
ムアルデヒド樹脂が好ましい。
【0046】さらに、この湿潤紙力増強剤の塗布量は、
乾燥重量で0.5g〜10g/m2であることが望まし
い。少量であると、目的の耐水性が得られず、過度に多
いと、コスト高となるばかりでなく、接着性の低下を招
くなどの点で不利である。
【0047】続いて、湿潤紙力増強剤層上に接着層が形
成される。これによって、接着層中の接着剤の水酸基や
カルボキシル基と湿潤紙力増強剤中のアルデヒド基やメ
チロール基とが反応して接着性が高まり、かつ、その反
応が基材紙の表面部分で生じるので、基材紙の繊維との
結合を高め、基材紙に対する湿潤紙力増強剤層および接
着層の、接着性および密着性を高める。
【0048】本発明の第2形態は、接着剤中に湿潤紙力
増強剤を含有させることである。この第2の形態におい
ては、基材紙に対して予め湿潤紙力増強剤層を形成する
必要はなく、直接基材紙に湿潤紙力増強剤含有接着剤層
を塗布すればよい。この形態においては、接着剤中にP
H調整剤を含有させることが望ましく、このPH調整剤
としてアンモニアを例示することができ、PHとして9
〜12に調整すると、接着剤の発泡を防止しながら好適
に塗布を行うことができる。
【0049】次に実験例を示し、本発明の効果を明らか
にする。 <実験例>基材紙として上質紙を用い、この基材紙に、
湿潤紙力増強剤としてのメラミンホルムアルデヒド樹脂
を塗布して湿潤紙力増強剤層を形成し、次いで、感圧接
着剤として天然ゴムを無硫黄加硫しメタアクリル酸メチ
ルと混合した天然ゴムラテックスを用いて、これに微粒
子充填剤として合成微粒子シリカを添加して生成した疑
似接着剤を塗布して、本発明の疑似接着用紙を製作し
た。
【0050】他方、抄造段階でメラミンホルムアルデヒ
ド樹脂を内添したもの、前記上質紙そのものに、それぞ
れ前記組成の前記疑似接着剤を塗布した比較例としての
疑似接着用紙を製作した。
【0051】これらの各疑似接着用紙について下記の実
験を行った。 (湿潤強度関係)所定の大きさの各試料を水中に10分
間浸漬した後、用紙表面の余分な水分を濾紙で取り除
き、その直後に感圧接着テープを貼着した後に剥離する
いわゆる「セロピック」試験を行った。具体的には、試
料の表面(接着層側表面)に市販のメンディングテープ
を貼着し、その上に100gの金属ロールを乗せその自
重で5cmの距離を1往復させた後、前記テープを100
mm/min の速度で前記表面と垂直に剥離した。用紙表
面、および繊維の剥離状態を目視観察した結果を表1に
示す。
【0052】
【表1】
【0053】(インキの着肉性)用紙の表面を水を付着
させたロールと接触させ、その直後(連続して)にイン
キロールに接触させ、インキの着肉度合いを目視により
判断した結果を表2に、マクベス濃度計により実測した
結果を表3にそれぞれ示す。
【0054】
【表2】
【0055】
【表3】
【0056】以上の結果から、公知例の比較して本発明
の利点が明確に判る。
【0057】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、要すれば、次記の利点が得られる。
【0058】(1)フォーム用紙、上質紙などの一般紙
を用いて、耐水性の向上した疑似接着用紙を得ることが
できる。
【0059】(2)従来例のように紙基材の表面の造膜
を行うものではないから、用紙の通気性に優れ、カール
の発生がなく、印刷適性および加工適性に優れたものと
なる。
【0060】(3)同様な理由により、しかも、湿潤紙
力増強剤と接着剤のバインダーとが反応することなどの
理由により、良好な疑似接着性を得ることができる。
【0061】(4)湿潤紙力増強剤を紙基材に内添する
場合に比較して、その湿潤紙力増強剤の使用量が少なく
でき、かつ、にもかかわらず優れた耐水性を発揮するも
のとなる。
【0062】(5)紙基材中に湿潤紙力増強剤を内添し
ていないために優れた水離解性を示す、古紙回収による
リサイクル化などの再資源化においてきわめて有利であ
る。
【0063】(6)湿潤紙力増強剤そのものにより層を
形成でき、発泡を生じることなく塗布を行うことができ
る。
【0064】(7)使用薬品コストを低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】折重ね給与封筒の説明図である。
【図2】三つ折葉書の説明図である。
【図3】二つ折葉書の説明図である。
【図4】一部折返し葉書の説明図である。
【符号の説明】
1…基材紙、2…疑似接着剤層、3…情報印刷面、4…
宛名情報。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年10月1日(1999.10.
1)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0033
【補正方法】変更
【補正内容】
【0033】図3に示す二つ折り葉書および図4に示す
一部折り畳みタイプの葉書は、基材紙1の折り畳み内面
側に疑似接着剤層を形成し情報を印刷し、折り合わせ
て加圧接着するもので、いずれも疑似接着剤層相互を
重ね合わせて加圧接着するものである。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0036
【補正方法】変更
【補正内容】
【0036】さて、本発明に係る疑似接着用紙の基材紙
としては、フォーム用紙、上質紙、中質紙のほか、アー
ト紙、コート紙、軽量コート紙等のいわゆる塗工紙を用
いることもできる。また、基材紙として、古紙パルプを
70%以上配合した再生紙を用いると、同一坪量で比較
場合、一般の上質紙より不透明度が高く、親展情報
を伝達する葉書用紙などの用途に適している。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0062
【補正方法】変更
【補正内容】
【0062】(5)紙基材中に湿潤紙力増強剤を内添し
ていないために優れた水離解性を示、古紙回収による
リサイクル化などの再資源化においてきわめて有利であ
る。
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 前川 芳広 愛媛県伊予三島市紙屋町5番1号 大王製 紙株式会社内 Fターム(参考) 2C005 WA03 WA15 4L055 AC09 AG18 AG52 AG71 AG81 AG97 AH01 AH17 AH37 AJ03 BE08 BE09 EA04 EA14 EA31 FA15 FA18 FA19 FA30 GA42

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】紙基材表面に対する少なくとも一部に、通
    常では接着せず一定の条件が付与されたとき接着可能と
    なり、接着後において剥離可能な接着剤からなる接着層
    を有する用紙であって、 前記紙基材の接着層側表面に、湿潤紙力増強剤層を形成
    したことを特徴とする疑似接着用紙。
  2. 【請求項2】湿潤紙力増強剤の塗布量が乾燥重量で0.
    5g〜10g/m2である請求項1記載の疑似接着用紙。
  3. 【請求項3】紙基材表面に対する少なくとも一部に、通
    常では接着せず一定の条件が付与されたとき接着可能と
    なり、接着後において剥離可能な接着剤からなる接着層
    を有する用紙であって、 前記接着剤中に湿潤紙力増強剤を含有させたことを特徴
    とする疑似接着用紙。
  4. 【請求項4】紙基材は古紙パルプを70%以上配合した
    再生紙である請求項1〜3のいずれか1項に記載の疑似
    接着用紙。
  5. 【請求項5】紙基材表面に対する少なくとも一部に、通
    常では接着せず一定の条件が付与されたとき接着可能と
    なり、接着後において剥離可能な接着剤からなる接着層
    を有する用紙を製造するにあたり、 前記紙基材の接着層側表面に、湿潤紙力増強剤を塗布
    し、その後、その上に前記接着剤を塗布することを特徴
    とする疑似接着用紙の製造方法。
  6. 【請求項6】紙基材表面に対する少なくとも一部に、通
    常では接着せず一定の条件が付与されたとき接着可能と
    なり、接着後において剥離可能な接着剤からなる接着層
    を有する用紙を製造するにあたり、 前記紙基材の接着層側表面に、湿潤紙力増強剤を含有さ
    せた接着剤を塗布することを特徴とする疑似接着用紙の
    製造方法。
  7. 【請求項7】前記接着剤のPHを9〜12に調整する請
    求項6記載の疑似接着用紙の製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003103968A (ja) * 2001-09-27 2003-04-09 Toppan Forms Co Ltd 耐水性再生隠蔽情報担持用シート
JP2018012252A (ja) * 2016-07-20 2018-01-25 富士ゼロックス株式会社 圧着印刷物形成用シート、圧着印刷物、圧着印刷物形成用シートの製造装置、圧着印刷物形成用シートの製造方法、圧着印刷物の製造装置、及び、圧着印刷物の製造方法

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