JPH11334201A - インクジェット記録用圧着紙 - Google Patents
インクジェット記録用圧着紙Info
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- JPH11334201A JPH11334201A JP10164168A JP16416898A JPH11334201A JP H11334201 A JPH11334201 A JP H11334201A JP 10164168 A JP10164168 A JP 10164168A JP 16416898 A JP16416898 A JP 16416898A JP H11334201 A JPH11334201 A JP H11334201A
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Abstract
ジェット染料の吸収性及び乾燥性、定着性、非転写性を
高める。 【解決手段】非剥離性感圧接着剤を基本成分とする基剤
に、微粒子充填剤と弱カチオン性樹脂を含有する疑似接
着剤の層が、支持体シートの少なくとも片面の一部に形
成されている圧着紙において、(1)平均粒子径20ミ
クロン以下であり、(2)BET比表面積が150m2
/g以上であり、(3)吸油量が200ml/100g
以上の微粒子充填剤が配合され、支持体シートの少なく
とも片面の一部に塗布され、インクジェット記録用圧着
紙とされている。
Description
リンターによって印刷又は印字され、一時的に接着する
が、必要時に容易に剥離できる機能を有するインクジェ
ット記録用圧着紙に関する。
報を伝達する量が多くなる一方で、個人情報など親展性
を必要とする連絡手段が重要視され要望されている。
便料金が安く、封書と同様に通信の機密保持が可能な親
展性をもつ葉書システムが開発され普及し始めている。
報などの各種情報が、用紙の親展面に塗被された剥離性
を持つ疑似接着剤の層面に記載された、二つ折り又は三
つ折り状の葉書を折り畳み、重ね合わせた部分を50〜
100kg/cm2の強圧をかけて再剥離可能に圧着し
て、情報を隠蔽したのち、郵送し、受取人が再剥離可能
に圧着した部分を剥離して隠蔽情報を読み取るシステム
である。これら、親展性を必要とする手段には、たとえ
ば会社が従業員に、銀行やクレジット会社が顧客に親展
性を必要とする情報を連絡する場合、その親展性情報の
漏洩防止、情報連絡の利便性、開封の容易性が大きな課
題である。
親展性の情報を印刷した後に、樹脂層同士を対向させて
加熱接合させたり、感熱または感圧性の非剥離性接着剤
を使用する方法にて親展性を得ていた。こうしたタイプ
の加熱接合、感熱または感圧非剥離性接着剤による方法
は、コンピュータ、印刷機を使用した大量処理が可能で
あり、需要が増加している。
性接着剤による接合は、上述の便利さを有するものの、
開封時に必要部分の破損を避けるためミシン目加工が必
要なこと、開封時に切片が発生すること、さらに上記葉
書システムに利用できないことなどの問題点がある。
種定形郵便物として郵送できるようにした情報積層体が
提案されており、その一例が特開平4−59395号公
報に明示されたものである。これは、基体シート面の少
なくとも一部に、従来用いられている非剥離性接着剤と
その接着剤基剤に対し、非親和性を示す微粒子充填剤と
からなる接着剤層を設けたものである。これは、たとえ
ば高圧力をかけることにより、一時的に接着するが、必
要時に容易に開封できる機能を有しており、かかる機能
を有するものを本明細書においては疑似接着用紙とい
い、その一時的な接着に用いられる接着剤を疑似接着剤
という。
合、従来、非親展性情報、たとえば枠線やあいさつの言
葉などの印刷はフォーム印刷機を使用してオフセット印
刷により行う。その後、各個人に対して親展性を有する
情報、たとえばクレジット会社などから顧客に対して行
われる連絡に記載される借入金の金額などについては、
電気的処理を施す印刷方法、たとえば静電方式のノンイ
ンパクトプリンターによって印刷を行っていた。
親展性情報および親展性情報のすべてを、インクジェッ
トプリンターにより1工程で記録することが指向されて
いる。インクジェットプリンターを使用すれば、従来の
印刷方式に比べて、小ロット印刷物に対応でき、オフセ
ット印刷の際、刷版の作成が不要となるとともに、非親
展性情報を問わず、データの入力、修正はパソコンなど
で簡単に行えるため、手間がかからず、親展性葉書を作
成する工程が減るという利点も有る。
ーにおける印刷処理速度は分速約50mであるが、イン
クジェットプリンターでは、分速約80m以上であるた
め、高速大量処理を可能にするという利点も有る。
着紙に当然に要求される機能に加えて、水溶性インクを
使用対象とする一般的なインクジェット用紙と同じく、
印字品質、インクの耐水性及び耐候性、インクの乾燥
性、インクの裏抜け防止性能等が要求されるが、インク
ジェットプリンターで印刷を行うことについての配慮は
ないものであった。そのため、インクジェットプリンタ
ーで印刷を行った場合、疑似接着剤層に含まれる非剥離
性接着剤により、インクジェットインクの吸収性及び乾
燥性が阻害され、疑似接着剤層に対しインクジェットイ
ンクの定着が悪く、インクジェットプリンターでの印字
速度が上がらない問題、郵送中の雨濡れ等による事故に
より印字部に水が付着するとインクジェットインクが溶
出して、情報の読み取りができなくなるという耐水性の
問題があった。また、印地面を疑似接着した後、剥離す
る際に、反対面に印字が転写してしまうという非転写性
の問題もあった。
おけるインクジェットインクの吸収性及び乾燥性、定着
性を高めることにより、インクジェットプリンターでの
高速大量処理に対応でき、印字した部分が水濡れ状態や
浸水状態になっても印字の脱落や滲み、汚れ等が生じる
ことのない耐水性および非転写性を向上させることにあ
る。
明は、非剥離性感圧接着剤を基本成分とする基剤に、微
粒子充填剤とカチオン性樹脂を含有する疑似接着剤の層
が、支持体シートの少なくとも片面の一部に形成されて
いる圧着紙において、前記微粒子充填剤が、(1)平均
粒子径20ミクロン以下であり、(2)BET比表面積
が150m2/g以上であり、(3)吸油量が200m
l/100g以上であることを特徴とするものである。
体シートのコブサイズ度が50g/m2以上とするのが
望ましい。
リカ、シリカゲルを挙げることができ、これらを単独で
使用または併用することができる。
は、アニオン性であり、またインクジェットインクもア
ニオン性である。したがって、かかる疑似接着剤層にイ
ンクジェットインクを吹き付けた場合、疑似接着剤層と
インクジェットインクが反発しあい、この反発が原因で
インクジェットインクの吸収性及び乾燥性、定着性が低
くなり、高速大量処理、耐水性および非転写性に劣るも
のと考えられる。
通常用いられているカチオン性のインク定着剤を疑似接
着剤層に配合すれば、インクジェットインクの定着を図
ることができると考え、この考えに基づいて、疑似接着
剤層にカチオン性のポリマー、例えばポリアミド系樹
脂、4級化ポリビニルピリジン、ポリエチレンイミン、
4級化ポリエチレンイミン、ポリアリルスルフォン、ジ
シアンジアミド縮合物、ポリエチレンポリアミン系ポリ
マー、ポリアリルアミン、ポリジアリルアミン等を内添
することで電荷的にインク分子を捕捉し、インク分子を
疑似接着剤層に固定する方法や、多価金属塩類で染料を
不溶化して耐水化する方法、カチオン性ポリマーを内添
させた疑似接着剤層の層上にアニオン性塗工層を形成し
て2層構造の塗被層とし、その塗被層によってインクの
耐水性を改善する方法等について鋭意研究を行ったが、
耐水性、非転写性とも十分とは言えず、インクジェット
プリンターによる高速大量処理、コストダウンには寄与
しない。さらに、カチオン性のインク定着剤を疑似接着
剤に過剰に配合すると、支持体シートに塗布する以前
に、疑似接着剤と染料定着剤が反応し、凝集してしま
い、疑似接着剤を支持体シートに塗布することができな
くなることを知見した。
続け、高速大量処理、耐水性および非転写性を得るに
は、非剥離性感圧接着剤を基本成分とする基剤に内添さ
れる微粒子充填剤が、(1)平均粒子径20ミクロン以
下であり、(2)BET比表面積が150m2/g以上
であり、(3)吸油量が200ml/100g以上のも
のを用いることがより有効であることを知見し、本発明
を完成するに至った。
g/m2以上とするのが、分速約150m等の高速イン
クジェットプリンターでのインクジェットインク定着に
望ましい事を知見した。
クジェットインクの定着を向上させるためには、カチオ
ン性のポリアミド系樹脂を併用することが有効であるこ
とも知見した。カチオン性のポリアミド樹脂の具体例と
しては、ポリアミド・エポキシ樹脂、及びポリアミド・
尿素樹脂を挙げることができる。これらを単独で使用ま
たは併用することが出来る。配合量は、6〜17重量%
の範囲とするのが望ましい。
クロン以下であり、(2)BET比表面積が150m2
/g以上であり、(3)吸油量が200ml/100g
以上のものを用いることで、インクジェットインクの吸
収性及び乾燥性、定着性、非転写性が向上する理由は明
らかでないが、微粒子充填剤が疑似接着剤を微粒子充填
剤表面に付着させるするとともに、インクジェットイン
クを吸蔵又は付着し安定定着させる機能をも有している
ことに起因するものと思われる。
分とする基剤に、(1)平均粒子径20ミクロン以下で
あり、(2)BET比表面積が150m2/g以上であ
り、(3)吸油量が200ml/100g以上の微粒子
充填剤を含有させることにより、インクジェットインク
の吸収性及び乾燥性、定着性、非転写性を向上させるこ
とができ、もって高速大量処理が可能で、インクジェッ
トインクの耐水性および非転写性に優れたインクジェッ
ト記録用圧着紙を得ることが出来る。かかるインクジェ
ット記録用圧着紙によれば、高速大量処理しても印字の
乾燥不良を生じることがなく、印刷を施した後、印字部
に水が付着してもインクジェットインクが溶出すること
はなく、また印地面を疑似接着した後、剥離する際に反
対面に印字が転写することもない。
ミクロン以下、特に3〜15ミクロンのものが、非剥離
性感圧接着剤に対する分散性、表面に疑似接着性を調整
する適宜な凹凸を得るため、加圧に対して緩衝効果を発
現する点、インクジェットインクの定着の点で好まし
い。
り、インクジェットインクの定着性が劣ってくる。20
ミクロンを超えると、印刷面の表面性が乱れ、印刷の映
えが悪くなり、不要なインクジェットインクのにじみが
生じる場合がある。
上の微粒子充填剤がインクジェット染料を迅速に定着さ
せる効果が顕著であり、150m2/g未満では、郵送
中の雨濡れ等による事故により印字部に水が付着すると
インクジェットインクが溶出しやすくなる問題が生じ
る。
の微粒子充填剤を使用することで、インクジェットイン
クの種類、成分、水性、油性に関係なく、各種用途のイ
ンクジェットプリンターに使用できる。吸油量が200
ml/100g未満の微粒子充填剤は、最近利用が増加
している、サイテックス社インクジェットプリンターに
使用されている、染料成分が4〜7重量%あるインクジ
ェット染料インクの場合、インクジェットインクの吸収
性及び乾燥性、定着性、非転写性が悪く、インクの裏抜
けの問題等が生じる。
合、疑似接着剤層のインクジェットインク吸収性及び乾
燥性、定着性を向上させるために、支持体シートのコブ
サイズ度が50g/m2以上が特に好ましく、コブサイ
ズ度が50g/m2未満では、インクジェット記録用圧
着紙のプリンター内での蛇行、詰まり、印刷の寸法安定
性等、プリンター適性が劣る場合がある。
により具体的に説明する。本発明に係るインクジェット
記録用圧着紙のー例としては次のようなものがある。す
なわち、図1に示す折り畳み疑似接着給与封筒は、支持
体シート1の表面に疑似接着剤層2が設けられ、この疑
似接着剤層2上に給与情報を印刷した後、(B)図に示
すように、その情報印刷面3を内面に印刷面印刷方向中
心線から2つに谷折りし、加圧接着させるものである。
裏面には、宛名情報4などが印刷される。
1の表裏面に疑似接着剤層2、2を形成し、その表面に
隠蔽情報、通信情報、宛名情報4を印刷した後、(B)
図に示すように、宛名印刷面が表面になるように折り畳
み加圧接着させるものである。
ー部折り畳みタイプの葉書は、支持体シート1の折り畳
み内面側に疑似接着剤層2を形成し情報を印刷し、折り
合わせて加圧接着するもので、いずれも疑似接着剤層2
相互を重ね合わせて加圧接着するものである。
各種葉書、封筒、報告書にも広く好適に使用されるもの
であり、疑似接着剤を支持体シートのー部のみに塗布し
たり、一部非塗布部を設けることで再剥離を容易にする
こともできる。本発明のインクジェット記録用圧着紙
は、折り畳み疑似接着用紙、重ね合わせ疑似接着用紙の
他、親展性を有する情報隠蔽用紙、親展性葉書、親展性
封筒、最近用途が広がっている、ICカード、プリペイ
ドカード用などとして好適に適用される。
は、特に限定されるものではなく、たとえばセルロース
繊維を主体とする上質紙や、各種合成紙、塩化亜鉛溶液
処理を施したバルカナイズドファイバー等を挙げること
ができ、ICカード用としてはバルカナイズドファイバ
ーが、天然繊維材料としては、機械的強度、電気絶縁性
に優れ好適に利用できる。
基本的には、非剥離性感圧接着剤基剤に、(1)平均粒
子径20ミクロン以下であり、(2)BET比表面積が
150m2/g以上であり、(3)吸油量が200ml
/100g以上である微粒子充填剤が添加されてなり、
インクジエツトインクの定着性を高めるためのカチオン
性のポリアミド系樹脂が配合された構成も取ることがで
きる。
接着剤基剤(以下、「感圧接着剤」という)としては、ラ
テックス、具体的には天然ゴム、合成ゴム等の従来通常
の感圧接着剤に使用されているものの中から任意に選択
して使用することができるが、特に天然ゴムを無硫黄加
硫し、メタアクリル酸メチルと混合した天然ゴムラテッ
クス、天然ゴムにメタアクリル酸メチルをグラフト基重
合させて得られた天然ゴムラテックス、アクリル変性ゴ
ムラテックス、ゴムラテックスと保護コロイド系アクリ
ル共童合エマルジョンとの混合物が、耐ブロッキング
性、耐経時劣化等の点で好適である。
着剤に添加する本発明において用いられる微粒子充填剤
に付加して、この感圧接着剤に対して、非親和性を有す
る微粒子充填剤を用いることができる。具体的には、前
記感圧接着剤との親和力が小さいもの、たとえば炭酸カ
ルシウム、カオリン、タルク、シリカ、尿素系樹脂、ス
チレンビーズ、焼成クレー、穀物澱粉、シリカゲル、変
性澱粉などが好適に使用でき、これらのうち、粒径の異
なるものを2種類以上組合せて用いるのが特に好適であ
る。
て、滑剤、印刷適性向上剤、酸化防止剤、紫外線吸収
剤、導電剤、蛍光染料、着色染料、防腐剤、保湿剤など
を必要に応じて配合できる。
親和性を有する微粒子充填剤に代えて、加圧に対して緩
衝効果を有する微粒子充填剤と、緩衝効果を有しない微
粒子充填剤とを用いることもでき、また好適である。こ
れら微粒子充填剤のうち、加圧に対して緩衝効果を有す
る微粒子充填剤としては、スチレンビーズ、穀物澱粉、
変性澱粉、合成微粒子シリカ、炭酸カルシウム等が挙げ
られ、この中で特に好適に使用できるのが穀物澱粉、合
成微粒子シリカである。穀物澱粉は、多孔性表面を有し
ないため、感圧接着剤の付着量が少なく、粒子径が他の
微粒子充填剤と同等またはより大きく、粒子自体の弾性
があるため、疑似接着力の調整を容易にするとともに、
感圧接着剤の付着量が少ないため、ブロッキングを防止
し、紙らしい手触りを得ることができる。穀物澱粉とし
ては、その粒径が1〜30ミクロン、好ましくは5〜2
0ミクロンのものか好適に利用できる。
少なくとも片面のー部に、前記疑似接着剤組成物の層を
設けることにより得られるが、疑似接着剤層は均一な疑
似接着面と印刷適性を得るため、ベンドブレード、チツ
プブレード、コンマ、リップまたはエアーナイフ、カー
テンコーターによる塗工を行い、疑似接着剤表面を約1
〜10kg/cm2で加圧するのが好ましい。
剤として、天然ゴムラテックスを35重量%、(1)平
均粒子径20ミクロン以下であり、(2)BET比表面
積が150m2/g以上であり、(3)吸油量が200
ml/100g以上である微粒子充填剤と、小麦粉澱
粉、焼成クレー等からなる付加微粒子充填剤をそれぞれ
表1に示す実施例および比較例の配合量に沿って配合
し、または配合せずに疑似接着剤を作成した。
5g/m2、50g/m2、80g/m2からなる支持体
シートの片面に塗布して疑似接着用紙を作成した。これ
らの疑似接着用紙に対して、インクジェット印刷機によ
り印刷を行い、各実施例および比較例について、耐水
性、非転写性、および接着力の評価を行った。
ンクジェットプリンターにて、1007番のサイテック
ス社水溶性インクを使用し、乾燥機を動かさず分速26
0mでゴシック文字の連続印字を行い、印字文字の擦れ
状態を目視で判断することにより行った。
0Jインクジェットプリンターにて1007番、101
9番、1020番のサイテックス社水溶性インクを使用
し、2cm四角のベタ印字を行い、印字完了から10分
経過した後、印字部分を水に10秒間浸漬し、印字の滲
みを目視で判断することにより行った。
JC820Jインクジェットプリンターにて1007
番、1019番、1020番のサイテックス社水溶性イ
ンクを使用し、2cm四角のベタ印字を行い、印字完了
から10分経過した後に、疑似接着剤層部分を向かい合
わせて貼合し、貼合から24時間経過後に剥離して、イ
ンクの転写状況を目視で判断することにより行った。
成された支持体シートを20℃、50%で調湿し、2つ
折りで貼ごう機で貼合わせた後、横目に5cm幅に切れ
目を入れ、T型剥離機で600mm/minの速度で剥
離し、剥離状況を観察することにより行った。それらの
結果を各微細粒子の品質条件と合わせて表1に示す。
れる、(1)平均粒子径20ミクロン以下であり、
(2)BET比表面積が150m2/g以上であり、
(3)吸油量が200ml/100g以上である微粒子
充填剤を配合した実施例1〜6においては、耐水性およ
び非転写性に劣ることは無かった。
おいて用いられる、(1)平均粒子径20ミクロン以下
であり、(2)BET比表面積が150m2/g以上で
あり、(3)吸油量が200ml/100g以上である
微粒子充填剤配合量が30重量%と少ない実施例1で
は、耐水性および非転写性ともわずかに劣る結果となっ
た。また、実施例1ほどではないが、やはり配合量が少
ない実施例2では、耐水性および非転写性とも微妙に劣
る結果となった。
に接着力が劣る結果となり、また実施例4よりも配合量
の多い実施例5では、接着力が劣る結果となるととも
に、非転写性についても微妙に劣る結果となった。ま
た、インクジェット記録用圧着紙支持体シートにコブサ
イズ度が80g/m2の上質紙とカチオン性ポリアミド
系樹脂を用いた実施例6の場合には、インクジェットイ
ンクの吸収性及び乾燥性、定着性、非転写性とも十分で
あるとの結果を得た。
れる、(1)平均粒子径20ミクロン以下であり、
(2)BET比表面積が150m2/g以上であり、
(3)吸油量が200ml/100g以上である微粒子
充填剤を配合しなかった比較例1では、耐水性、非転写
性、接着力とも著しく劣る結果となった。また、微量の
付加微粒子充填剤を使用した比較例2では、接着力に若
干の改善が見られたものの、耐水性、非転写性とも著し
く劣る結果となった。
填剤と異なる微粒子充填剤を用いた比較例3、本発明に
おいて用いられる微粒子充填剤を補足的に使用した比較
例4、5はいずれも耐水性、非転写性、接着力に劣る結
果となった。
着用紙に対するインクジェットインクの吸収性及び乾燥
性、定着性、非転写性を高めることができた。この結
果、疑似接着用紙に付着したインクジェツトインクの耐
水性および非転写性が著しく向上し、水が付着してもイ
ンクジェツトインクが溶出したり、あるいは印字面を疑
似接着した後、剥離する際に、反対面に印字が転写した
りすることをなく、高速印字することができた。
…宛名情報。
Claims (2)
- 【請求項1】非剥離性感圧接着剤を基本成分とする基剤
に、微粒子充填剤とカチオン性樹脂を含有する疑似接着
剤の層が、支持体シートの少なくとも片面の一部に形成
されている圧着紙において、前記微粒子充填剤が、
(1)平均粒子径20ミクロン以下であり、(2)BE
T比表面積が150m2/g以上であり、(3)吸油量
が200ml/100g以上であることを特徴とするイ
ンクジェット記録用圧着紙。 - 【請求項2】前記インクジェット記録用圧着紙支持体シ
ートのコブサイズ度が50g/m2以上である請求項1
記載のインクジェット記録用圧着紙。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16416898A JP3691252B2 (ja) | 1998-05-27 | 1998-05-27 | インクジェット記録用圧着紙 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16416898A JP3691252B2 (ja) | 1998-05-27 | 1998-05-27 | インクジェット記録用圧着紙 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11334201A true JPH11334201A (ja) | 1999-12-07 |
JP3691252B2 JP3691252B2 (ja) | 2005-09-07 |
Family
ID=15788030
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16416898A Expired - Lifetime JP3691252B2 (ja) | 1998-05-27 | 1998-05-27 | インクジェット記録用圧着紙 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3691252B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001303001A (ja) * | 2000-04-20 | 2001-10-31 | Toppan Forms Co Ltd | トナー定着性に優れた感圧接着剤組成物およびそれを用いた情報担持用シート |
JP2003105287A (ja) * | 2001-09-28 | 2003-04-09 | Daio Paper Corp | 疑似接着用紙 |
EP1990207A1 (en) | 2007-05-08 | 2008-11-12 | Canon Finetech Inc. | Printing method, printing apparatus, and printed document |
-
1998
- 1998-05-27 JP JP16416898A patent/JP3691252B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001303001A (ja) * | 2000-04-20 | 2001-10-31 | Toppan Forms Co Ltd | トナー定着性に優れた感圧接着剤組成物およびそれを用いた情報担持用シート |
JP2003105287A (ja) * | 2001-09-28 | 2003-04-09 | Daio Paper Corp | 疑似接着用紙 |
EP1990207A1 (en) | 2007-05-08 | 2008-11-12 | Canon Finetech Inc. | Printing method, printing apparatus, and printed document |
US8246157B2 (en) | 2007-05-08 | 2012-08-21 | Canon Kabushiki Kaisha | Printing method, printing apparatus, and printed document |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3691252B2 (ja) | 2005-09-07 |
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