JP2011098506A - 圧着用紙の原紙、その製造方法、及びその製造方法に使用される感圧接着剤組成物塗料 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】基紙と、基紙の片面または両面に形成された感圧接着剤組成物の塗工層とを包含し、塗工層には、基剤と微粒子充填剤とカチオン性インク定着剤とが含まれており、かつ微粒子充填剤としては、ISO 787−5による吸油量が100〜280ml/100gである非晶質シリカを含み、非晶質シリカの基剤に対する配合割合は、基剤100重量%に対して50〜150重量%であり、カチオン性インク定着剤としては、ポリアルキルアミンエピクロルヒドリン系樹脂を含み、ポリアルキルアミンエピクロルヒドリン系樹脂の基剤に対する配合割合は、基剤100重量%に対して5〜35重量%である、ことを特徴とするインクジェット式プリンタによる印刷に適した圧着用紙の原紙。
【選択図】図4
Description
前述の通り、圧着用紙を用いて親展性を有する葉書を形成する際には、50〜150kg/cm2程度の強圧をかけて親展面同士を剥離可能に接着する。このため、感圧接着剤組成物塗工層へのインクジェットインクの定着が十分でないと、一方の親展面に記録された画像が、強圧により重ね合わされたもう一方の親展面に転移してしまう。従って、本発明の圧着用紙の原紙の感圧接着剤組成物塗工層には、十分にインクジェットインクを定着させる機能も要求される。
微粒子充填剤として吸油量が200ml/100gである非晶質シリカ100重量部を水に添加して十分に分散した後、非剥離性感圧接着剤として天然ゴムにメタクリル酸メチルを混合した天然ゴム系ラテックス100重量部、カチオン性インク定着剤であるポリアルキルアミンエピクロルヒドリン系樹脂として数平均分子量が12000であるポリジメチルアミンエピクロルヒドリン縮合物15重量部を添加して混合し、シリコーン系消泡剤を添加して感圧接着剤組成物となる塗料を作成した。作成した塗料を米坪132g/m2のフォーム用紙の親展面とする一方の面に、エアーナイフコータにて塗工量が固形分で6.0g/m2となるように塗工し、圧着用紙の原紙を得た。
実施例1において、吸油量が200ml/100gである非晶質シリカを、吸油量が130ml/100gである非晶質シリカに変更した以外は実施例1と同様にして圧着用紙の原紙を得た。
実施例1において、吸油量が200ml/100gである非晶質シリカを、吸油量が100ml/100gである非晶質シリカに変更した以外は実施例1と同様にして圧着用紙の原紙を得た。
実施例1において、吸油量が200ml/100gである非晶質シリカを、吸油量が280ml/100gである非晶質シリカに変更した以外は実施例1と同様にして圧着用紙の原紙を得た。
実施例1において、吸油量が200ml/100gである非晶質シリカの配合量を50重量部とした以外は実施例1と同様にして圧着用紙の原紙を得た。
実施例1において、吸油量が200ml/100gである非晶質シリカの配合量を150重量部とした以外は実施例1と同様にして圧着用紙の原紙を得た。
実施例1において、数平均分子量が12000であるポリジメチルアミンエピクロルヒドリン縮合物の配合量を5重量部とした以外は実施例1と同様にして圧着用紙の原紙を得た。
実施例1において、数平均分子量が12000であるポリジメチルアミンエピクロルヒドリン縮合物の配合量を35重量部とした以外は実施例1と同様にして圧着用紙の原紙を得た。
微粒子充填剤として吸油量が100ml/100gである非晶質シリカ50重量部を水に添加して十分に分散した後、非剥離性感圧接着剤として天然ゴムにメタクリル酸メチルを混合した天然ゴム系ラテックス100重量部、カチオン性インク定着剤であるポリアルキルアミンエピクロルヒドリン系樹脂として数平均分子量が12000であるポリメチルエチルアミンエピクロルヒドリン縮合物5重量部を添加して混合し、シリコーン系消泡剤を添加して感圧接着剤組成物となる塗料を作成した。作成した塗料を米坪132g/m2のフォーム用紙の親展面とする一方の面に、エアーナイフコータにて塗工量が固形分で6.0g/m2となるように塗工し、圧着用紙の原紙を得た。
微粒子充填剤として吸油量が280ml/100gである非晶質シリカ50重量部を水に添加して十分に分散した後、非剥離性感圧接着剤として天然ゴムにメタクリル酸メチルを混合した天然ゴム系ラテックス100重量部、カチオン性インク定着剤であるポリアルキルアミンエピクロルヒドリン系樹脂として数平均分子量が12000であるポリメチルエチルアミンエピクロルヒドリン縮合物5重量部を添加して混合し、シリコーン系消泡剤を添加して感圧接着剤組成物となる塗料を作成した。作成した塗料を米坪132g/m2のフォーム用紙の親展面とする一方の面に、エアーナイフコータにて塗工量が固形分で6.0g/m2となるように塗工し、圧着用紙の原紙を得た。
微粒子充填剤として吸油量が100ml/100gである非晶質シリカ150重量部を水に添加して十分に分散した後、非剥離性感圧接着剤として天然ゴムにメタクリル酸メチルを混合した天然ゴム系ラテックス100重量部、カチオン性インク定着剤であるポリアルキルアミンエピクロルヒドリン系樹脂として数平均分子量が12000であるポリメチルエチルアミンエピクロルヒドリン縮合物35重量部を添加して混合し、シリコーン系消泡剤を添加して感圧接着剤組成物となる塗料を作成した。作成した塗料を米坪132g/m2のフォーム用紙の親展面とする一方の面に、エアーナイフコータにて塗工量が固形分で6.0g/m2となるように塗工し、圧着用紙の原紙を得た。
実施例1において、数平均分子量が12000であるポリジメチルアミンエピクロルヒドリン縮合物を、数平均分子量が12000であるポリジエチルアミンエピクロルヒドリン縮合物とした以外は実施例1と同様にして圧着用紙の原紙を得た。
実施例1において、数平均分子量が12000であるポリジメチルアミンエピクロルヒドリン縮合物を、数平均分子量が12000であるポリジメチルアミンアンモニアエピクロルヒドリン縮合物とした以外は実施例1と同様にして圧着用紙の原紙を得た。
実施例1において、数平均分子量が12000であるポリジメチルアミンエピクロルヒドリン縮合物を、数平均分子量が10000であるポリジメチルアミンエピクロルヒドリン縮合物とした以外は実施例1と同様にして圧着用紙の原紙を得た。
実施例1において、数平均分子量が12000であるポリジメチルアミンエピクロルヒドリン縮合物を、数平均分子量が5000であるポリジメチルアミンエピクロルヒドリン縮合物とした以外は実施例1と同様にして圧着用紙の原紙を得た。
実施例1において、数平均分子量が12000であるポリジメチルアミンエピクロルヒドリン縮合物を、数平均分子量が1000であるポリジメチルアミンエピクロルヒドリン縮合物とした以外は実施例1と同様にして圧着用紙の原紙を得た。
微粒子充填剤として吸油量が200ml/100gである非晶質シリカ100重量部を水に添加して十分に分散した後、非剥離性感圧接着剤として天然ゴムにメタクリル酸メチルを混合した天然ゴム系ラテックス100重量部、カチオン性インク定着剤であるポリアルキルアミンエピクロルヒドリン系樹脂として数平均分子量が12000であるポリメチルエチルアミンエピクロルヒドリン縮合物15重量部を添加して混合し、更に完全ケン化型ポリビニルアルコール5重量部を添加して混合し、シリコーン系消泡剤を添加して感圧接着剤組成物となる塗料を作成した。作成した塗料を米坪132g/m2のフォーム用紙の親展面とする一方の面に、エアーナイフコータにて塗工量が固形分で6.0g/m2となるように塗工し、圧着用紙の原紙を得た。
微粒子充填剤として吸油量が200ml/100gである非晶質シリカ100重量部を水に添加して十分に分散した後、非剥離性感圧接着剤として天然ゴムにメタクリル酸メチルを混合した天然ゴム系ラテックス100重量部、カチオン性インク定着剤であるポリアルキルアミンエピクロルヒドリン系樹脂として数平均分子量が12000であるポリジメチルアミンエピクロルヒドリン縮合物15重量部を添加して混合し、更に完全ケン化型ポリビニルアルコール20重量部を添加して混合し、シリコーン系消泡剤を添加して感圧接着剤組成物となる塗料を作成した。作成した塗料を米坪132g/m2のフォーム用紙の親展面とする一方の面に、エアーナイフコータにて塗工量が固形分で6.0g/m2となるように塗工し、圧着用紙の原紙を得た。
微粒子充填剤として吸油量が200ml/100gである非晶質シリカ100重量部を水に添加して十分に分散した後、非剥離性感圧接着剤として天然ゴムにメタクリル酸メチルを混合した天然ゴム系ラテックス100重量部、カチオン性インク定着剤であるポリアルキルアミンエピクロルヒドリン系樹脂として数平均分子量が12000であるポリジメチルアミンエピクロルヒドリン縮合物10重量部を添加し、更にカチオン性インク定着剤であるポリアミドエピクロルヒドリン縮合物5重量部を添加して混合し、シリコーン系消泡剤を添加して感圧接着剤組成物となる塗料を作成した。作成した塗料を米坪132g/m2のフォーム用紙の親展面とする一方の面に、エアーナイフコータにて塗工量が固形分で6.0g/m2となるように塗工し、圧着用紙の原紙を得た。
微粒子充填剤として吸油量が200ml/100gである非晶質シリカ100重量部を水に添加して十分に分散した後、非剥離性感圧接着剤として天然ゴムにメタクリル酸メチルを混合した天然ゴム系ラテックス100重量部、カチオン性インク定着剤であるポリアルキルアミンエピクロルヒドリン系樹脂として数平均分子量が12000であるポリジメチルアミンエピクロルヒドリン縮合物10重量部を添加し、更にカチオン性ポリウレタン樹脂5重量部を添加して混合し、シリコーン系消泡剤を添加して感圧接着剤組成物となる塗料を作成した。作成した塗料を米坪132g/m2のフォーム用紙の親展面とする一方の面に、エアーナイフコータにて塗工量が固形分で6.0g/m2となるように塗工し、圧着用紙の原紙を得た。
微粒子充填剤として吸油量が200ml/100gである非晶質シリカ100重量部を水に添加して十分に分散した後、非剥離性感圧接着剤として天然ゴムにメタクリル酸メチルを混合した天然ゴム系ラテックス100重量部、カチオン性インク定着剤であるポリアルキルアミンエピクロルヒドリン系樹脂として数平均分子量が1000であるポリジメチルアミンエピクロルヒドリン縮合物15重量部を添加して混合し、更に完全ケン化型ポリビニルアルコール15重量部を添加して混合し、シリコーン系消泡剤を添加して感圧接着剤組成物となる塗料を作成した。作成した塗料を米坪132g/m2のフォーム用紙の親展面とする一方の面に、エアーナイフコータにて塗工量が固形分で6.0g/m2となるように塗工し、圧着用紙の原紙を得た。
実施例1において、吸油量が200ml/100gである非晶質シリカを、吸油量が90ml/100gである非晶質シリカに変更した以外は実施例1と同様にして圧着用紙の原紙を得た。
実施例1において、吸油量が200ml/100gである非晶質シリカを、吸油量が300ml/100gである非晶質シリカに変更した以外は実施例1と同様にして圧着用紙の原紙を得た。
実施例1において、吸油量が200ml/100gである非晶質シリカの配合量を40重量部とした以外は実施例1と同様にして圧着用紙の原紙を得た。
実施例1において、吸油量が200ml/100gである非晶質シリカの配合量を160重量部とした以外は実施例1と同様にして圧着用紙の原紙を得た。
実施例1において、数平均分子量が12000であるポリジメチルアミンエピクロルヒドリン縮合物の配合量を2重量部とした以外は実施例1と同様にして圧着用紙の原紙を得た。
比較例5において、数平均分子量が12000であるポリジメチルアミンエピクロルヒドリン縮合物を、数平均分子量が1000であるポリジメチルアミンエピクロルヒドリン縮合物とした以外は比較例5と同様にして圧着用紙の原紙を得た。
実施例1において、数平均分子量が12000であるポリジメチルアミンエピクロルヒドリン縮合物を、ポリアミドエピクロルヒドリン縮合物とした以外は実施例1と同様にして圧着用紙の原紙を得た。
実施例1において、数平均分子量が12000であるポリジメチルアミンエピクロルヒドリン縮合物を、カチオン性ポリウレタン樹脂とした以外は実施例1と同様にして圧着用紙の原紙を得た。
実施例1において、吸油量が200ml/100gである非晶質シリカを、吸油量が60ml/100gであるタルクに変更した以外は実施例1と同様にして圧着用紙の原紙を得た。
A:ポリジメチルアミンエピクロルヒドリン
B:ポリメチルエチルアミンエピクロルヒドリン
C:ポリジエチルアミンエピクロルヒドリン
D:ポリジメチルアミンアンモニアエピクロルヒドリン
E:ポリアミドエピクロルヒドリン
F:ウレタン樹脂
G:アミド樹脂
また、評価はそれぞれ以下の方法で行った。
記録画像の滲みを目視にて評価した。評価は、1〜5の段階評価とした。尚、最も滲みがありバーコードの読み取りなど実用上問題のあるものを1、滲みが無く最も良好であるものを5とし、2以上を実用上問題ないレベルとして合格とした。
記録画像の印刷濃度を目視にて評価した。評価は1〜5の段階評価とした。尚、印刷濃度が最も低くバーコードの読み取りなど実用上問題のあるものを1、印刷濃度が高く最も良好であるものを5とし、2以上を実用上問題ないレベルとして合格とした。
剥離した一方の親展面の記録画像がもう一方の親展面に転移していないか目視にて評価した。転移がなく実用上問題のない合格レベルにあるものを○、転移があるため実用上問題があり合格レベルに満たないものを×としている。
剥離した親展面の感圧接着剤組成物塗工層の表面状態を目視にて評価した。
◎ 感圧接着剤組成物塗工層表面が綺麗であり、感圧接着剤組成物塗工層の欠落による記録画像の欠けがなく最も良好なもの
○ 感圧接着剤組成物塗工層表面がやや荒れているものの、感圧接着剤組成物塗工層の欠落による記録画像の欠けがなく良好なもの
△ 感圧接着剤組成物塗工層表面が荒れており、感圧接着剤組成物塗工層の欠落による記録画像の欠けが若干見られるものの実用上問題のないもの
× 感圧接着剤組成物塗工層表面が荒れており、感圧接着剤組成物塗工層の欠落による記録画像の欠けが酷く実用上問題のあるもの
まず、非晶質シリカの吸油量について検証を行う。吸油量が130ml/100gである非晶質シリカを用いた実施例2で得られた圧着用紙の原紙は、実施例1の圧着用紙の原紙と同等の物性であった。
次に、非晶質シリカの配合量について検証を行う。基剤100重量部に対して非晶質シリカの配合量を50重量部とした実施例5で得られた圧着用紙の原紙は、実施例1で得られた圧着用紙に比べ滲みと印刷濃度の評価がやや劣る結果となったが、実用上問題ないレベルであった。
次に、ポリアルキルアミンエピクロルヒドリン系樹脂の配合量について検証を行う。基剤100重量部に対してポリアルキルアミンエピクロルヒドリン系樹脂としてポリジメチルアミンエピクロルヒドリン縮合物を5重量部配合した実施例7で得られた圧着用紙の原紙は、実施例1で得られた圧着用紙の原紙に比べ、滲みと印刷濃度の評価がやや劣る結果となったが、問題ないレベルであった。
次にポリアルキルアミンエピクロルヒドリン系樹脂の数平均分子量について検証を行う。ポリアルキルアミンエピクロルヒドリン系樹脂として数平均分子量が10000であるポリジメチルアミンエピクロルヒドリン縮合物を用いた実施例14、ポリアルキルアミンエピクロルヒドリン系樹脂として数平均分子量が5000であるポリジメチルアミンエピクロルヒドリン縮合物を用いた実施例15、ポリアルキルアミンエピクロルヒドリン系樹脂として数平均分子量が1000であるポリジメチルアミンエピクロルヒドリン縮合物を用いた実施例16で得られた圧着用紙の原紙では、何れも実施例1で得られた圧着用紙の原紙に比べ滲み、印刷濃度とも良好な評価となった。
次にポリビニルアルコールの配合について検証を行う。基剤100重量部に対して完全ケン化型ポリビニルアルコールを5重量部配合した実施例17、及び、基剤100重量部に対して完全ケン化型ポリビニルアルコールを20重量部配合した実施例18で得られた圧着用紙の原紙では、何れも実施例1で得られた圧着用紙の原紙に比べ塗工層強度に優れる評価となった。
次にポリアルキルアミンエピクロルヒドリン系樹脂について検証を行う。ポリアルキルアミンエピクロルヒドリン系樹脂としてポリジエチルアミンエピクロルヒドリンを使用した実施例12で得られた圧着用紙の原紙は、実施例1で得られた圧着用紙の原紙に比べ滲みと印刷濃度の評価がやや劣る結果となったが、問題ないレベルであった。
1a 圧着葉書用紙表面
1b 圧着葉書用紙裏面
2 宛名面
3 圧着面
4 基紙
5 感圧接着剤組成物塗工層
6 親展情報
7 宛名情報
10 三つ折りタイプの親展性を有する圧着葉書用紙
10a 圧着葉書用紙表面
10b 圧着葉書用紙裏面
11 宛名面
12 圧着面
13 基紙
14 本願の構成による感圧接着剤組成物塗工層
15 本願の構成とは異なる感圧接着剤組成物塗工層
16 親展情報
17 宛名情報
101 圧着用紙
110 基紙
120 感圧接着剤組成物塗工層
Claims (11)
- 基紙と、
前記基紙の片面または両面の全部又は一部に形成された、感圧接着剤組成物の塗工層とを包含し、
前記塗工層には、
非剥離性感圧接着剤を主成分とする基剤と、
前記基剤の接着態様を調整するための微粒子充填剤と、
インクジェット式プリンタによるインクを定着させるためのカチオン性インク定着剤と、が含まれており、かつ
前記微粒子充填剤としては、ISO 787−5に基づいて測定した吸油量が100〜280ml/100gである非晶質シリカを含み、
前記塗工層に含まれる前記微粒子充填剤である非晶質シリカの前記基剤に対する配合割合は、前記基剤100重量%に対して50〜150重量%であり、
前記カチオン性インク定着剤としては、ポリアルキルアミンエピクロルヒドリン系樹脂を含み、
前記塗工層に含まれる前記ポリアルキルアミンエピクロルヒドリン系樹脂の前記基剤に対する配合割合は、前記基剤100重量%に対して5〜35重量%である、圧着用紙の原紙。 - 前記非晶質シリカのISO 787−5に基づいて測定した吸油量が130〜200ml/100gである請求項1に記載の圧着用紙の原紙。
- 前記ポリアルキルアミンエピクロルヒドリン系樹脂が、ポリジメチルアミンエピクロルヒドリン縮合物及び/又は変性ジメチルアミンエピクロルヒドリン縮合物である、請求項1又は2に記載の圧着用紙の原紙。
- 前記ポリアルキルアミンエピクロルヒドリン系樹脂の数平均分子量が10000以下である、請求項1〜3のいずれかに記載の圧着用紙の原紙。
- 前記感圧接着剤組成物の塗工層には、さらに、前記基剤100重量部あたり5〜20重量部のポリビニルアルコールが配合されている、請求項1〜4のいずれかに記載の圧着用紙の原紙。
- 請求項1〜5の何れかに記載の圧着用紙の原紙を二つ折りにして葉書サイズとなるように加工し、剥離可能に圧着される感圧接着剤組成物塗工層の少なくとも一部にはインクジェットプリンタにて情報が印刷される親展性を有する葉書。
- 請求項1〜5の何れかに記載の圧着用紙の原紙を三つ折りにして葉書サイズとなるように加工し、剥離可能に圧着される感圧接着剤組成物塗工層の少なくとも一部にはインクジェットプリンタにて情報が印刷される親展性を有する葉書。
- 基紙を用意する第1のステップと、
感圧接着剤組成物塗料を用意する第2のステップと、
前記第1のステップで用意された基紙の片面又は両面の全部又は一部に、第2のステップで用意された感圧接着剤組成物塗料を塗布することにより感圧接着剤組成物の塗工層を形成する第3のステップとを包含し、
前記第2のステップは、
非剥離性感圧接着剤を主成分とする基剤と、前記基剤の接着態様を調整するための微粒子充填剤と、インクジェット式プリンタによるインクを定着させるためのカチオン性インク定着剤とを、水に添加して混合することにより感圧接着剤組成物塗料を生成する塗料生成ステップを含み、
前記塗料生成ステップにおいて、
前記微粒子充填剤としては、ISO 787−5に基づいて測定した吸油量が100〜280ml/100gである非晶質シリカを含み、
前記非晶質シリカの前記基剤に対する配合割合は、前記基剤100重量%に対して50〜150重量%であり、
前記カチオン性インク定着剤としては、ポリアルキルアミンエピクロルヒドリン系樹脂を含み、
前記ポリアルキルアミンエピクロルヒドリン系樹脂の前記基剤に対する配合割合は、前記基剤100重量%に対して5〜35重量%である、圧着用紙の原紙の製造方法。 - 前記感圧接着剤組成物塗料には、さらに、前記基剤100重量部あたり5〜20重量部のポリビニルアルコールが配合されている、請求項8に記載の圧着用紙の原紙の製造方法。
- 非剥離性感圧接着剤を主成分とする基剤と、前記基剤の接着態様を調整するための微粒子充填剤と、インクジェット式プリンタによるインクを定着させるためのカチオン性インク定着剤とを、水に添加して混合してなり、
前記微粒子充填剤としては、ISO 787−5に基づいて測定した吸油量が100〜280ml/100gである非晶質シリカを含み、
前記非晶質シリカの前記基剤に対する配合割合は、前記基剤100重量%に対して50〜150重量%であり、
前記カチオン性インク定着剤としては、ポリアルキルアミンエピクロルヒドリン系樹脂を含み、
前記ポリアルキルアミンエピクロルヒドリン系樹脂の前記基剤に対する配合割合は、前記基剤100重量%に対して5〜35重量%である、圧着用紙の原紙の製造方法に使用される感圧接着剤組成物塗料。 - 前記感圧接着剤組成物塗料には、さらに、前記基剤100重量部あたり5〜20重量部のポリビニルアルコールが配合されている、請求項8に記載の圧着用紙の原紙の製造方法に使用される感圧接着剤組成物塗料。
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