JP2014156068A - 圧着はがき用紙、圧着はがき、及び圧着はがきの製造方法 - Google Patents

圧着はがき用紙、圧着はがき、及び圧着はがきの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 圧着はがきの内面に電子透かし画像や二次元コードを印刷した場合であっても、圧着はがきを剥離した際に、電子透かし画像や二次元コードの転写を抑えることが可能な圧着はがき用紙、圧着はがき、及び圧着はがきの製造方法を提供する。
【解決手段】第1紙片1aと第2紙片1bが折り線4を介して連接されてなり、第1紙片1aと第2紙片1bの表面に感圧糊が塗布されており、第1紙片1aの第2紙片1bと対向する側の面に、情報記録画像がインクジェット方式により印刷された情報記録画像印刷層2が形成され、第2紙片1bにおいて、折り線4により2つの紙片が折り畳まれた場合に、情報記録画像印刷層2が接する位置にインクジェット方式により印刷された転写防止層3が形成される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、感圧糊が内面に塗布され、剥離後再圧着不能に圧着された圧着はがきに関し、特に、電子透かし画像やフルカラー二次元コード等、撮影して画像処理することにより、情報を抽出するための画像を印刷した圧着はがきに関する。
近年、電子透かし画像やカラー二次元コードを撮影し、情報処理装置により撮影画像から情報を取得して、その情報に基づいて何らかのサービスを提供したり、受けたりすることが行われている。例えば、情報処理装置としてCPUを備えた携帯電話機を利用し、その携帯電話機のカメラにより電子透かし画像やカラー二次元コードを撮影して、情報を取得した後、その情報を用いてネットワークにアクセスすることにより、ソフトウェアをダウンロードしたり、ネットワーク上の所定のサイトに誘導したりすることが行われている。
また、上述のような、電子透かし画像やカラー二次元コードは、印刷物に印刷されて郵送等により利用者に送付され、利用者がその電子透かし画像やカラー二次元コードを撮影して利用することにも用いられている。このような用途に利用する場合、電子透かし画像やカラー二次元コードは、印刷物に印刷されて封筒に封入して送付されたり、圧着用紙(特許文献1参照)を折り畳むことにより作成される圧着はがきの内面に印刷されて送付されたりすることになる。
特開2012−25075号公報
しかしながら、封筒に封入した場合には、大きな問題にならないが、電子透かし画像やカラー二次元コードを圧着はがきの内面側に印刷した場合、圧着はがきを剥がした際に、電子透かし画像やカラー二次元コードが印刷面と対向する面に転写してしまう。このため、電子透かし画像やカラー二次元コードの画像が欠けたり、薄まったりして、記録された情報を抽出することができなくなるという問題がある。
そこで、本発明は、圧着はがきの内面に電子透かし画像やカラー二次元コードを印刷した場合であっても、圧着はがきを剥離した際に、電子透かし画像やカラー二次元コードの転写を抑えることが可能な圧着はがき用紙、圧着はがき、及び圧着はがきの製造方法を提供することを課題とする。
本発明に係る圧着はがき用紙は、少なくとも第1紙片と第2紙片の2つの紙片が折り線を介して連接されてなり、前記折り線を介して折り畳まれた場合に互いに対向する面である第1紙片と第2紙片のそれぞれの対向面の少なくとも一方に、感圧糊が塗布されており、前記第1紙片、第2紙片のいずれか一方の対向面に、情報を記録した画像である情報記録画像がインクジェット方式により印刷された情報記録画像印刷層が形成されており、前記情報記録画像印刷層が形成された紙片と異なる紙片において、前記折り線により2つの紙片が折り畳まれた場合に、前記情報記録画像印刷層が接する位置にインクジェット方式により印刷された転写防止層が形成されてなることを特徴とする。
本発明の圧着はがき用紙によれば、折り線を介した2つの紙片のうち、いずれか一方の紙片にインクジェット方式により情報記録画像印刷層が形成され、他方の紙片において、折り線から折り畳まれた場合に、情報記録画像印刷層が接する位置にインクジェット方式により印刷された転写防止層が形成されているので、この圧着はがき用紙を折り線から折り畳んで圧着することにより圧着はがきを形成すれば、圧着はがきを剥離した際に、圧着はがきの内面に印刷された情報記録画像印刷層の他方の紙片への転写を抑えることが可能となる。
また、本発明に係る圧着はがき用紙は、前記転写防止層が、透明、または情報記録画像印刷層に用いられている色と異なる色であることを特徴とする。
本発明の圧着はがき用紙によれば、転写防止層が、透明、または情報記録画像印刷層に用いられている色と異なる色で形成されているので、情報記録画像印刷層の一部が転写してしまった場合であっても、情報記録画像印刷層に記録された情報が誤って読み取られる可能性を最小限に抑えることが可能となる。
また、本発明に係る圧着はがき用紙は、転写防止層が、前記情報記録画像印刷層が接する位置として、紙面方向において前記情報記録画像印刷層を含む範囲(最小でも前記情報記録画像印刷層と同一の範囲)に、形成されてなることを特徴とする。
本発明の圧着はがき用紙によれば、転写防止層が、情報記録画像印刷層が接する位置として、紙面方向において情報記録画像印刷層を含む範囲(最小でも情報記録画像印刷層と同一の範囲)に、形成されているので、折り畳んだ場合に、情報記録画像印刷層が接する範囲が完全に転写防止層に覆われるため、より高い確度で転写を防止することが可能となる。
本発明に係る圧着はがきは、前記圧着はがき用紙の前記折り線により前記第1紙片と前記第2紙片を前記対向面側に折り畳むことにより、前記情報記録画像印刷層を隠蔽するとともに、前記第1紙片と前記第2紙片を圧着して形成されたことを特徴とする。
本発明の圧着はがきによれば、圧着はがきを剥離した際に、圧着はがきの一方の紙片に印刷された情報記録画像印刷層の他方の紙片への転写を抑えることが可能となる。
本発明に係る圧着はがきの製造方法は、少なくとも第1紙片と第2紙片の2つの紙片が折り線を介して連接され、前記折り線を介して折り畳まれた場合に互いに対向する面である第1紙片と第2紙片のそれぞれの対向面の少なくとも一方に、感圧糊が塗布された基材に対して、前記基材の前記第1紙片、第2紙片のいずれか一方の対向面に、情報記録画像が印刷された情報記録画像印刷層を形成する画像印刷層形成工程と、前記情報記録画像印刷層が形成された紙片と異なる紙片において、前記折り線により2つの紙片が折り畳まれた場合に、前記情報記録画像印刷層が接する位置にインクジェットインクによる転写防止層を形成する転写防止層形成工程と、前記第1紙片および前記第2紙片を前記折り線により前記対向面側に折り畳み、前記第1紙片および前記第2紙片の互いの対向面を圧着する圧着工程と、を有することを特徴とする。
本発明の圧着はがきの製造方法によれば、圧着はがきを剥離した際に、圧着はがきの一方の紙片に印刷された情報記録画像印刷層の他方の紙片への転写を抑えることができる圧着はがきを、効率的に製造することが可能となる。
本発明によれば、圧着はがきの内面に情報記録画像印刷層を印刷した場合であっても、圧着はがきを剥離した際に、情報記録画像印刷層の転写を抑えることが可能となる。
本発明の一実施形態に係る圧着はがき用紙、圧着はがきを示す図である。 転写防止層3の面積を情報記録画像印刷層2の面積より広く設定した場合の圧着はがき用紙平面図である。 本発明の一実施形態に係る圧着はがき用紙の断面図である。
<1.基本構成>
以下、本発明の好適な実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る圧着はがき用紙、圧着はがきを示す平面図である。図1において、1は基材、1aは第1紙片、1bは第2紙片、2は情報記録画像印刷層、3は転写防止層、4は折り線である。
また、図1のうち、図1(a)は圧着はがき用紙の平面図、図1(b)は圧着はがき用紙を折り線4から折り曲げた状態を示す図、図1(c)は圧着はがき用紙を完全に折り畳んで圧着はがきの状態とした図、図1(d)は圧着はがきを開いて、折り畳まれていた紙片同士を剥離した状態を示す図である。
図1(a)に示すように、圧着はがき用紙は、基材1の中央に設けられた折り線4により、第1紙片1aと第2紙片1bに区分されている。すなわち、第1紙片1aと第2紙片1bは折り線4を介して連接されている。そして、第1紙片1aには、情報記録画像印刷層2が形成されている。情報記録画像印刷層2は基材1に直接形成される。
一方、第2紙片1bには、転写防止層3が形成されている。転写防止層3は、折り線4により第1紙片1aと第2紙片1bが折り畳まれた場合に、情報記録画像印刷層2が第2紙片1bに接する位置に形成される。すなわち、転写防止層3は、折り線4を介して情報記録画像印刷層2と線対称となる位置に形成される。また、転写防止層3は、平面方向において、折り線4により第1紙片1aと第2紙片1bが折り畳まれた場合に、情報記録画像印刷層2が第2紙片1bに接する位置全てを含む範囲で形成される。図1(a)の例では、情報記録画像印刷層2と転写防止層3の面積を同一にしているが、実際には、印刷時の位置決めが完全には成功しない場合があるので、転写防止層3の面積を情報記録画像印刷層2の面積よりも広くなるようにすることが多い。
本発明では、インクジェットインクで形成された情報記録画像印刷層2の対向面への転写を防止するために、転写防止層3を、インクジェットインクを用いて形成している。転写防止層3に用いるインクジェットインクは、情報記録画像印刷層2に用いられているインクジェットインクと異なる色であることが好ましい。折り畳んだ際に、情報記録画像印刷層2と転写防止層3が接し、情報記録画像印刷層2は対向面に塗布された圧着糊と直接接しないため、転写を防止する効果はあるが、万が一転写した場合でも同色でなければ、情報記録画像印刷層2の画像が損なわれないためである。本実施形態では、転写防止層3に用いるインクジェットインクとして、透明なインクジェットインクであるインクジェット透明インクを採用する。
図2は、転写防止層3の面積を情報記録画像印刷層2の面積より広く設定した場合の圧着はがき用紙平面図である。図2において、2´で示す破線は、折り線4により2つの紙片1a、1bが折り畳まれた場合に、情報記録画像印刷層2が位置する範囲の外周を示す対応線である。図2の例では、位置決め通りに正確に情報記録画像印刷層2、転写防止層3が印刷された場合を示している。この場合、対応線2´に囲まれた矩形の中心が転写防止層3の中心と一致し、対応線2´の各線分と転写防止層3の外周の各辺との距離は、1.0〜2.0mmである。1.0mmより小さいと、位置決めが上手く行かない場合に、折り畳み時に情報記録画像印刷層2が転写防止層3から外れて感圧糊に接着してしまう危険性が高くなる。逆に、2.0mmより大きいと、インクジェット透明インクを無駄に消費してしまうとともに、全体の圧着力を弱めてしまう。
図3は、圧着はがき用紙の製造工程を示す断面図である。図3においては、折り線4を破線で示している。本実施形態に係る圧着はがき用紙の製造工程では、まず、図3(a)に示すように、感圧糊(図示省略)が塗布された基材1における第1紙片1aの表面(図中、上側)に、印刷により情報記録画像印刷層2を形成する。続いて、図3(b)に示すように、基材1における第2紙片1bの表面に、印刷により転写防止層3を形成する。基材1の紙面方向における転写防止層3の形成位置は、上述のように、折り線4を介して情報記録画像印刷層2と線対称となる位置である。また、図3(b)では、情報記録画像印刷層2と転写防止層3の面積が同一の場合を示している。図3(b)は、図1(a)のA−A線断面図となる。
上述のようにして製造された圧着はがき用紙は、図1(b)に示すように折り線4により折り畳まれ、第1紙片1aと第2紙片1bの対向する面同士が圧着され、図1(c)に示すような圧着はがきが得られる。圧着はがきは、記入された宛先に送付された後、受取人により開封される。具体的には、第1紙片1aと第2紙片1bを、折り線4と対向する端部(図1(c)における右端部)から剥離することにより開封する。剥離後は、図1(d)に示すようになり、転写防止層3による保護効果のため、第1紙片1aの情報記録画像印刷層2は、第2紙片1bには、ほとんど転写されない。
情報記録画像印刷層2を形成するインクジェットインクの特性、転写防止層3を形成するインクジェット透明インクの特性、それらの印刷状態等によっては、情報記録画像印刷層2が第2紙片1b側に転写してしまうこともあり得る。しかし、情報記録画像印刷層2に記録された情報が抽出できなくなる程、情報記録画像印刷層2の画像が破壊されてしまう可能性は極めて低い。情報記録画像印刷層2に塗布されたインクジェットインクが第2紙片1b側に転写しにくくするため、転写防止層3に用いるインクジェット透明インクには、シリコン等の剥離剤(離型剤)を添加することが望ましい。ただし、第2紙片1bに感圧糊が塗布されている場合は、転写防止層3を形成することにより、第2紙片1b上の転写防止層3部分における接着力がなくなるため、剥離剤を添加していないインクジェット透明インクを用いても良い。
<2.情報記録画像印刷層の画像>
情報記録画像印刷層の画像としては、情報を記録することができるものであれば、公知の様々なものを用いることが可能である。本実施形態では、電子透かし、二次元コードの2種類を採用している。「電子透かし」とは、画像に特定の情報を記録するための技術であり、印刷された画像を見ても記録された情報が知覚困難なように形成されたものである。「電子透かし」の具体的手法は、特に限定されず、公知の種々のものを利用することができる。
また、「二次元コード」とは、水平と垂直の方向に情報をもつコードであり、一次元のバーコードよりも多くの情報をコード化できるものである。「二次元コード」としても、公知の種々のものを採用することができるが、最も普及しているQRコード(登録商標)を採用するのが望ましい。QRコードとしては、モノクロのものを用いても良いし、カラーのものを用いることもできる。カラーの場合は、色階調の高いフルカラーのものを用いても良い。また、QRコードにロゴなどのデザインを加えたものを用いても良い。
<3.各層の素材>
基材1としては、剥離後に再接着不能な圧着糊が塗布された用紙を用いる。このような特徴を有する用紙であれば、公知の種々のものを採用することができる。例えば、特許文献1に記載の圧着用紙や、北越紀州製紙製「infoPメール」等を採用することができる。当然のことながら、圧着糊が塗布された面は、折り線4を谷折りし、重ね合わせられる側に用いられることになる。圧着糊は、第1紙片1aと第2紙片1bの双方に塗布されているが、第1紙片1aと第2紙片1bのどちらか一方に塗布されるようにしても良い。
情報記録画像印刷層2を印刷する場合、モノクロの場合は、単色のインクジェットインクを用いて印刷し、カラーの場合は、適宜複数色のインクジェットインクを用いて印刷する。インクジェットインクとしては、従来、公知のインクジェットインクを用いることができる。
転写防止層3を構成するインクジェット透明インクとしては、塗布後に硬化することにより、圧着はがきの圧着および開封時に反対面に転写しないもの、もしくは転写が少ないものを用いる必要がある。また、インクジェットプリンターで使用可能である必要がある。インクジェット透明インクとしては、上記の条件を満たすものであれば、公知の種々のものを用いることができる。インクジェット透明インクは、色料(顔料または染料)を除き、情報記録画像印刷層2のインクジェットインクと同様の組成からなるものを用いることができる。
<4.製造方法>
次に、本実施形態に係る圧着はがきの製造方法について説明する。本実施形態に係る圧着はがきは、情報記録画像印刷層2および転写防止層3を印刷するインクジェットプリンターと、情報記録画像印刷層2および転写防止層3を乾燥させる乾燥部と、折り加工部が1つのラインとして配置された製造装置により製造することができる。インクジェットプリンターは、各色に対応した複数のインクジェットヘッドを有するとともに、各インクジェットヘッドにインクジェットインクを供給するためのインクカートリッジを有している。インクカートリッジとして、各色のインクジェットインクと、インクジェット透明インクのものを用意して、セットしておく。
そして、基材1の第1紙片1aと、基材1における第2紙片1bに対して、同時に印刷を行う。すなわち、基材1における第1紙片1aの表面に、インクジェットインクを塗布して情報記録画像印刷層2を印刷し、基材1における第2紙片1bの表面に、インクジェット透明インクを塗布し、転写防止層3を形成する。これにより、図1(a)、図3(b)に示したように、情報記録画像印刷層2が基材1の第1紙片1a上に形成され、転写防止層3が、折り線4により第1紙片1aと第2紙片1bが折り畳まれた場合に、情報記録画像印刷層2が第2紙片1bに接する位置全てを含む範囲に形成される。インクジェットプリンターにおいては、インクジェット透明インクを濃度100%で印刷するように設定しておき、転写防止層3にベタ印刷する。後に折り畳んだ場合に、情報記録画像印刷層2が接する範囲を覆う転写防止層3内全てにインクジェット透明インクが塗布されていることにより、情報記録画像印刷層2のインクジェットインクの色料が圧着糊と直接触れることを防ぐことができる。
次に、乾燥部が情報記録画像印刷層2および転写防止層3を乾燥させる。本実施形態では、乾燥部として熱ローラーを用いており、熱ローラーが60℃の熱を発することにより、情報記録画像印刷層2を形成するインクジェットインク、転写防止層3を形成するインクジェット透明インクを、それぞれ乾燥させる。
続いて、折り加工部が、折り線4から第1紙片1a及び第2紙片1bを折り曲げ、第1紙片1a及び第2紙片1bに圧力を加える。すると、第1紙片1a及び第2紙片1bの対向する面に塗布された感圧糊が反応し、圧着が行われる。すなわち、図1(b)に示すように折り曲げることにより、対向面に塗布された感圧糊図1(c)に示すような圧着はがきが得られる。
上記インクジェットプリンター、折り加工部としては、公知の種々のものを採用することができるが、本実施形態では、インクジェットプリンターとして、大日本スクリーン製造社製「Truepress Jet520」を用い、折り加工部として、デュプロ社製メールシーラー「MS9200」を用いた。
<5.圧着はがきの利用>
図1(c)に示した圧着はがきは、受取人に送付される。受取人が圧着はがきを開封した場合、第1紙片1a上の情報記録画像印刷層2が第2紙片1bに転写されることはない。上述のように、転写防止層3の効果により、仮に一部が転写されたとしても、情報記録画像印刷層2の画像が大きく破損することはない。利用者は、開封後、例えば、カメラ付き携帯電話機で情報記録画像印刷層2を撮影し、撮影画像に対してカメラ付き携帯電話機に組み込まれたプログラムを実行し、電子透かし抽出処理、二次元コード認識処理等を行い、情報記録画像に記録された情報を抽出する。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されず、種々の変形が可能である。例えば、上記実施形態では、圧着はがきが第1紙片1aと第2紙片1bの2枚の紙片により構成されているが、3枚以上の紙片で構成される圧着はがきであっても良い。
また、上記実施形態では、圧着はがきに、情報記録画像印刷層2を1箇所だけ形成した場合について説明したが、互いに第1紙片1a上において重ならないように複数箇所に情報記録画像印刷層2を形成するようにしても良い。この場合、それぞれの情報記録画像印刷層2に対向する第2紙片1b上の位置に、それぞれ転写防止層3を形成しても良いし、複数の情報記録画像印刷層2に対向する第2紙片1b上の位置全体を覆うように1つの転写防止層3を形成しても良い。
また、上記実施形態では、転写防止層3を形成するために使用するインクジェットインクとしてインクジェット透明インクを採用したが、情報記録画像印刷層2を形成するために使用するインクジェットインクと異なる色のインクジェットインクを採用するようにしても良い。例えば、情報記録画像印刷層2を形成するために使用するインクジェットインクとして3色のインクC(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)を使用していた場合、転写防止層3を形成するために使用するインクジェットインクとしてインクK(ブラック)を採用することができる。また、情報記録画像印刷層2が、対向面の圧着糊と接触しないため、転写防止層3を形成するために使用するインクジェットインクとして、情報記録画像印刷層2を形成するために使用するインクジェットインクと同一色のインクジェットインクを採用することもできる。
本発明の圧着はがき用紙、圧着はがきは、内側に印刷された情報を秘匿扱いとすることが可能で、簡易な配送物として利用できる。
1・・・基材
1a・・・第1紙片
1b・・・第2紙片
2・・・情報記録画像印刷層
2´・・・(情報記録画像印刷層2の外周の)対応線
3・・・転写防止層
4・・・折り線

Claims (7)

  1. 少なくとも第1紙片と第2紙片の2つの紙片が折り線を介して連接されてなり、
    前記折り線を介して折り畳まれた場合に互いに対向する面である第1紙片と第2紙片のそれぞれの対向面の少なくとも一方に、感圧糊が塗布されており、
    前記第1紙片、第2紙片のいずれか一方の対向面に、情報を記録した画像である情報記録画像がインクジェット方式により印刷された情報記録画像印刷層が形成されており、
    前記情報記録画像印刷層が形成された紙片と異なる紙片において、前記折り線により2つの紙片が折り畳まれた場合に、前記情報記録画像印刷層が接する位置にインクジェット方式により印刷された転写防止層が形成されてなることを特徴とする圧着はがき用紙。
  2. 前記転写防止層は、透明、または情報記録画像印刷層に用いられている色と異なる色であることを特徴とする請求項1に記載の圧着はがき用紙。
  3. 前記転写防止層は、前記情報記録画像印刷層が接する位置として、紙面方向において前記情報記録画像印刷層を含む範囲(最小でも前記情報記録画像印刷層と同一の範囲)に、形成されてなることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の圧着はがき用紙。
  4. 前記情報記録画像は、情報を記録した二次元コードであることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の圧着はがき用紙。
  5. 前記情報記録画像は、情報を画像に埋め込んで記録した電子透かし画像であることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の圧着はがき用紙。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の圧着はがき用紙の前記折り線により、前記第1紙片と前記第2紙片を前記対向面側に折り畳むことにより、前記情報記録画像印刷層を隠蔽するとともに、前記第1紙片と前記第2紙片を圧着して形成された圧着はがき。
  7. 少なくとも第1紙片と第2紙片の2つの紙片が折り線を介して連接され、前記折り線を介して折り畳まれた場合に互いに対向する面である第1紙片と第2紙片のそれぞれの対向面の少なくとも一方に、感圧糊が塗布された基材に対して、
    前記基材の前記第1紙片、第2紙片のいずれか一方の対向面に、インクジェット方式により情報記録画像を印刷し、情報記録画像印刷層を形成する画像印刷層形成工程と、
    前記情報記録画像印刷層が形成された紙片と異なる紙片において、前記折り線により2つの紙片が折り畳まれた場合に、前記情報記録画像印刷層が接する位置にインクジェット方式により印刷を行い、転写防止層を形成する転写防止層形成工程と、
    前記第1紙片および前記第2紙片を前記折り線により前記対向面側に折り畳み、前記第1紙片および前記第2紙片の互いの対向面を圧着する圧着工程と、
    を有することを特徴とする圧着はがきの製造方法。
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