JP2005332031A - 偽造防止用非接触型データ受送信体 - Google Patents
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Abstract
【課題】 偽造防止性に優れた非接触型データ受送信体を提供する。
【解決手段】 透明な第一基材2の一方の面において、第一基材2を通して視認されるように情報層3が形成され、前記第一基材2の一方の面において、アンテナコイル4が、その一部が情報層3に接するように設けられ、アンテナコイル4の両端末にICチップ5が電気的に接続されている。
第一基材2とアンテナコイル4の間に直接接するように情報層3を設けることにより、第一基材2やアンテナコイル4の破壊なしでは、情報層3の入れ換えが困難となる。
【選択図】 図1
【解決手段】 透明な第一基材2の一方の面において、第一基材2を通して視認されるように情報層3が形成され、前記第一基材2の一方の面において、アンテナコイル4が、その一部が情報層3に接するように設けられ、アンテナコイル4の両端末にICチップ5が電気的に接続されている。
第一基材2とアンテナコイル4の間に直接接するように情報層3を設けることにより、第一基材2やアンテナコイル4の破壊なしでは、情報層3の入れ換えが困難となる。
【選択図】 図1
Description
本発明は、非接触型データ受送信体に関するものであり、特に、画像等の情報層の入れ替えによる偽造を防止する手段を設けた非接触型データ受送信体に関する。
従来、非接触型データ受送信体の1つである非接触ICカードは、ICチップ、アンテナコイルが基材に設けられ、メッシュシートや接着剤層を介してポリカーボネートシートやPETシートが積層され、熱融着により一体のカード基体となっている。
その一例としては、図4に示すような非接触ICカードが挙げられる(例えば、特許文献1参照)。メッシュシート45、46間にアンテナコイル44を接続したICチップ42を挟み、さらにその両面に接着剤シート47、48を介してカードの一方の面にポリカーボネートシート40、他方の面にPETシート41を積層した構造をしており、特に、ポリカーボネートシート40は昇華転写による染料受容層を再転写する面として好適であり、再転写により、カード全面あるいは一部に昇華転写画像が設けられる。
これにより、ICチップ42に各種識別情報を記録するとともに、カード基体表面には顔写真等が設けられて、視覚による識別が合わせて行われる。
その一例としては、図4に示すような非接触ICカードが挙げられる(例えば、特許文献1参照)。メッシュシート45、46間にアンテナコイル44を接続したICチップ42を挟み、さらにその両面に接着剤シート47、48を介してカードの一方の面にポリカーボネートシート40、他方の面にPETシート41を積層した構造をしており、特に、ポリカーボネートシート40は昇華転写による染料受容層を再転写する面として好適であり、再転写により、カード全面あるいは一部に昇華転写画像が設けられる。
これにより、ICチップ42に各種識別情報を記録するとともに、カード基体表面には顔写真等が設けられて、視覚による識別が合わせて行われる。
近年、このような非接触型データ受送信体が大量に使われるようになり重要性が増すにつれて、顔写真等を入れ換えて偽造される虞が出てきた。
そこで、偽造防止手段として、写真記録層に切り込みを施し、該写真記録層を接着剤層を備えるラミネートフィルムで覆うものが提案されている(例えば、特許文献2参照)。
そこで、偽造防止手段として、写真記録層に切り込みを施し、該写真記録層を接着剤層を備えるラミネートフィルムで覆うものが提案されている(例えば、特許文献2参照)。
図5は、このような偽造防止手段を施した写真付IDカードを示し、(a)はラミネートフィルム貼着前の同IDカードの平面図、(b)はラミネートフィルム貼着後の同IDカードの平面図である。
本写真付IDカード51は、顔写真エリア54に本人の顔写真を貼付し、顔写真に切り込み55を入れてからラミネートフィルム57を貼着する。
本写真付IDカード51は、顔写真エリア54に本人の顔写真を貼付し、顔写真に切り込み55を入れてからラミネートフィルム57を貼着する。
図6は、図5の偽造防止手段を施した写真付IDカード51からラミネートフィルム57を無理に引き剥がした状態を示し、(a)は切り込み55を施した顔写真エリア54から部分的に剥離した写真記録層54aがラミネートフィルム57に付着した様子を示している。一方、(b)は支持層52側に写真記録層54bが部分的に残っている様子を示している。
この部分的に剥離し、ラミネートフィルム57側に付着した写真記録層54aをカッター等で、こそぎ落としても完全には除去できないので、写真を入れ換えても汚れが残り偽造は成功せず、また、残存した写真記録層54bも完全には除去できずに、そこに凹凸が生じ、偽造防止に寄与するとされている。
特開2003−317052号公報
特開平09−1966号公報
この部分的に剥離し、ラミネートフィルム57側に付着した写真記録層54aをカッター等で、こそぎ落としても完全には除去できないので、写真を入れ換えても汚れが残り偽造は成功せず、また、残存した写真記録層54bも完全には除去できずに、そこに凹凸が生じ、偽造防止に寄与するとされている。
しかしながら、従来の偽造防止IDカードは、部分的に剥離してラミネートフィルム57に付着した写真記録層54aも、適切な溶剤を用いることによって、完全に除去され得るため、写真を入れ換えて偽造される虞がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、非接触型データ受送信体の構造を改良して、視認情報の偽造を防止できる非接触型データ受送信体を提供することを目的とする。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、非接触型データ受送信体の構造を改良して、視認情報の偽造を防止できる非接触型データ受送信体を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1にかかる発明は、電気的に接続された送受信用アンテナコイルおよびICチップを一方の面に設けてなる第一基材と、前記第一基材の一方の面に、前記アンテナコイル及び前記ICチップを覆うように接着剤層を介して設けてなる第二基材とからなる非接触型データ受送信体であって、前記アンテナコイルの少なくとも一部と前記第一基材との間に、該第一基材を通して視認される情報層を配したことを特徴としている。
かかる構成によれば、情報層は、アンテナコイルと第一基材との間に設けられているため、第一基材が情報層の保護層として機能し、さらに、視認情報を入れ換えようとした場合は、アンテナコイルを破壊しなければならず、アンテナコイルに少なからず損傷を与えるので、このように不具合を来たしたアンテナコイルでは、送受信能力が不安定または低下することになるので、外部との情報のやり取りが十分に安定して行うことが難しくなる。よって、本発明の構成からなる非接触型データ受送信体は、視認情報の改ざんが極めて困難になる。従って、本発明は、偽造防止に優れた非接触型データ受送信体の提供に寄与する。
かかる構成によれば、情報層は、アンテナコイルと第一基材との間に設けられているため、第一基材が情報層の保護層として機能し、さらに、視認情報を入れ換えようとした場合は、アンテナコイルを破壊しなければならず、アンテナコイルに少なからず損傷を与えるので、このように不具合を来たしたアンテナコイルでは、送受信能力が不安定または低下することになるので、外部との情報のやり取りが十分に安定して行うことが難しくなる。よって、本発明の構成からなる非接触型データ受送信体は、視認情報の改ざんが極めて困難になる。従って、本発明は、偽造防止に優れた非接触型データ受送信体の提供に寄与する。
かかる構成からなる非接触型データ受送信体においては、前記情報層は、文字、数字、記号、画像の少なくとも1種以上が好適に適用される。
また、かかる構成からなる非接触型データ受送信体においては、アンテナコイルの少なくとも一部は、前記情報層と接している。
これにより、視認情報を入れ替えるためには、アンテナコイルと情報層の接合を分離しなければならず、このためには、アンテナコイルの一部を破壊することになり、視認情報の入れ替えを極めて困難にすることができる。
また、かかる構成からなる非接触型データ受送信体においては、アンテナコイルの少なくとも一部は、前記情報層と接している。
これにより、視認情報を入れ替えるためには、アンテナコイルと情報層の接合を分離しなければならず、このためには、アンテナコイルの一部を破壊することになり、視認情報の入れ替えを極めて困難にすることができる。
本発明に係る非接触型データ受送信体の情報層は、インクジェット法により形成してなることを特徴としている。
これにより、インクの消費量を必要最小限に抑えて、文字、数字あるいは画像等の視認情報が記録された情報層を第一基材の任意の位置に形成することができる。
これにより、インクの消費量を必要最小限に抑えて、文字、数字あるいは画像等の視認情報が記録された情報層を第一基材の任意の位置に形成することができる。
以上説明したように、本発明によれば、アンテナコイルを破壊せずに、情報層を入れ換えることは非常に困難になり、これにより偽造防止に優れた非接触型データ受送信体を提供できる。
また、本発明の非接触型データ受送信体の情報層は、インクジェット法により形成されるので、インクの消費量を抑えられ、非常に安価に、高性能な印刷を任意の箇所に施すことができる。
また、本発明の非接触型データ受送信体の情報層は、インクジェット法により形成されるので、インクの消費量を抑えられ、非常に安価に、高性能な印刷を任意の箇所に施すことができる。
以下、本発明の非接触型データ受送信体の実施の形態について図面を用いて説明する。
なお、この形態は、発明の趣旨をより良く理解するために具体的に説明するものであり、特に指定のない限り、本発明を限定するものではない。
なお、この形態は、発明の趣旨をより良く理解するために具体的に説明するものであり、特に指定のない限り、本発明を限定するものではない。
[第一の実施形態]
図1は、本発明に係る偽造防止手段を施した非接触型データ受送信体の第一の実施形態の一例を示し、(a)は情報層を視認する方向から見た平面図であり、(b)は(a)のA−A´での断面図である。
図1の(a)において、本発明の非接触型データ受送信体1は、透明な第一基材2を通して、情報層3が視認されるようになっている。
図1の(b)において、情報層3は、透明な第一基材2の一方の面に、第一基材2を通して視認されるように形成され、アンテナコイル4は、透明な第一基材2の一方の面において、その一部が情報層3に接するように設けられ、アンテナコイル4の両端末は、第一基材2の一方の面に設けられたICチップ5に電気的に接続されている。
第一基材2の一方の面において、情報層3、アンテナコイル4、ICチップ5を覆うように接着剤層8を介して、第二基材9が積層される。第二基材9は、通常、非透明な基材が用いられる。
図1は、本発明に係る偽造防止手段を施した非接触型データ受送信体の第一の実施形態の一例を示し、(a)は情報層を視認する方向から見た平面図であり、(b)は(a)のA−A´での断面図である。
図1の(a)において、本発明の非接触型データ受送信体1は、透明な第一基材2を通して、情報層3が視認されるようになっている。
図1の(b)において、情報層3は、透明な第一基材2の一方の面に、第一基材2を通して視認されるように形成され、アンテナコイル4は、透明な第一基材2の一方の面において、その一部が情報層3に接するように設けられ、アンテナコイル4の両端末は、第一基材2の一方の面に設けられたICチップ5に電気的に接続されている。
第一基材2の一方の面において、情報層3、アンテナコイル4、ICチップ5を覆うように接着剤層8を介して、第二基材9が積層される。第二基材9は、通常、非透明な基材が用いられる。
本発明の非接触型データ受送信体1において、第一基材2は、ポリエチレンテレフタレート、塩化ビニル、ポリカーボネート、アクリロニトリルブタジエンスチレン等からなる厚さ0.1mm〜0.5mm程度で透明なものが用いられる。
情報層3は、第一基材2の一方の面に、インクジェット法により文字、数字、記号、画像の少なくとも1種以上が、透明な第一基材2を通して視認されるように印刷される。 情報層3が、第一基材2の一部のみに形成される場合には、アンテナコイル4やICチップ5は、スケルトン状に見ることができる。
情報層3は、第一基材2の一方の面に、インクジェット法により文字、数字、記号、画像の少なくとも1種以上が、透明な第一基材2を通して視認されるように印刷される。 情報層3が、第一基材2の一部のみに形成される場合には、アンテナコイル4やICチップ5は、スケルトン状に見ることができる。
第一基材2の一方の面において、情報層3を形成後、アンテナコイル4を配設するが、アンテナコイル4の一部は、情報層3を介して、情報層3に直接接するように、数ターン形成する。このようなアンテナコイル4の形成に適した方法として、導電ペーストを用いた印刷法や導電性インクを用いたインクジェット印刷法等が挙げられる。
導電性ペーストとしては、銀ペーストが好適に使用される。導電性ペーストの印刷は、スクリーン印刷、オフセット印刷やグラビア印刷等によって行われ、例えば165メッシュ/インチのマスクを介して乳剤の厚みを10μm程度に形成する。アンテナコイル4のジャンパー線6は、アンテナコイル4の一部に、厚さが0.1mm程度の絶縁シート7を被覆し、その上に形成する。
アンテナコイル4をインクジェット法により形成する場合には、導電性インクをインクジェット印刷機のノズルから噴射して、所定パターン状に形成する。
導電性インクは、熱硬化型、光硬化型、あるいは電子線硬化型のバインダと導電性微粒子を必須成分としたものや、導電性微粒子の表面にバインダをコーティングした導電性微粒子、ナノオーダーの金属微粒子を適当な分散安定物質により溶剤あるいはバインダに分散させたコロイドペ−ストなどの公知のものを用いることができるが、金属ナノコロイドがより好ましい。金属種は公知のものを用いることができ、金、銀、銅、ニッケル、アルミニウムなどから選択することができる。
アンテナコイル4のジャンパー線6は、導電ペーストの印刷法と同様に、アンテナコイル4の一部に、厚さが0.1mm程度の絶縁シート7を被覆し、その上にインクジェット法により形成する。
導電性インクは、熱硬化型、光硬化型、あるいは電子線硬化型のバインダと導電性微粒子を必須成分としたものや、導電性微粒子の表面にバインダをコーティングした導電性微粒子、ナノオーダーの金属微粒子を適当な分散安定物質により溶剤あるいはバインダに分散させたコロイドペ−ストなどの公知のものを用いることができるが、金属ナノコロイドがより好ましい。金属種は公知のものを用いることができ、金、銀、銅、ニッケル、アルミニウムなどから選択することができる。
アンテナコイル4のジャンパー線6は、導電ペーストの印刷法と同様に、アンテナコイル4の一部に、厚さが0.1mm程度の絶縁シート7を被覆し、その上にインクジェット法により形成する。
第一基材2の一方の面において、上述のようにしてアンテナコイル4を形成後、各種識別情報を記録したICチップ5を実装する。
アンテナコイル4の両端末にICチップの電極部が接続するように導電性ペーストを塗布し、導電性ペーストを硬化させてICチップを実装する。
アンテナコイル4の両端末にICチップの電極部が接続するように導電性ペーストを塗布し、導電性ペーストを硬化させてICチップを実装する。
次に、第一基材2の一方の面において、配設された情報層3、アンテナコイル4、ICチップ5、ジャンパー線6、ジャンパー線用の絶縁シート7を覆うように、接着剤を塗布して接着剤層8を形成する。
接着剤層8の接着剤としては、アクリル系あるいはポリエステル系などの接着剤が用いられる。接着剤層8の厚さは、情報層3、アンテナナコイル4、ICチップ5、ジャンパー線6、ジャンパー線用の絶縁シート7が隠れる程度の厚さに塗布される。通常、ICチップ5の厚さが0.1mm〜0.5mm程度と最も厚いので、ICチップ5の厚さを目安に、接着剤層8の厚さが設計される。
接着剤層8の接着剤としては、アクリル系あるいはポリエステル系などの接着剤が用いられる。接着剤層8の厚さは、情報層3、アンテナナコイル4、ICチップ5、ジャンパー線6、ジャンパー線用の絶縁シート7が隠れる程度の厚さに塗布される。通常、ICチップ5の厚さが0.1mm〜0.5mm程度と最も厚いので、ICチップ5の厚さを目安に、接着剤層8の厚さが設計される。
接着剤層8を形成後、接着剤層8表面に第二基材9を貼付し、加熱圧接して接着剤層8を介して第二基材9を接着させる。
第二基材9としては、ポリエチレンテレフタレート、塩化ビニル、ポリカーボネート、アクリロニトリルブタジエンスチレン等からなる厚さ0.1mm〜0.5mm程度のものが用いられるが、第一基材2とは異なり、特に透明である必要はなく、通常、非透明なものが用いられる。
第二基材9としては、ポリエチレンテレフタレート、塩化ビニル、ポリカーボネート、アクリロニトリルブタジエンスチレン等からなる厚さ0.1mm〜0.5mm程度のものが用いられるが、第一基材2とは異なり、特に透明である必要はなく、通常、非透明なものが用いられる。
[第二の実施形態]
図2は、本発明に係る偽造防止手段を施した非接触型データ受送信体の第二の実施形態の一例を示し、(a)は情報層を視認する方向から見た平面図であり、(b)は(a)のB−B´での断面図である。
第二の実施形態による非接触型データ受送信体21が、第一の実施例による非接触型データ受送信体1と異なる点は、情報層23が第一基材22のほぼ全面に設けられた点である。
これにより、第一基材22のほぼ全面に、文字、数字、記号、画像の少なくとも1種以上を記録することができる。
第二の実施例の情報層23以外は、第一の実施例と同じであるので説明を省略する。
なお、情報層23は、着色された複数のインクジェット用の受理層形成用インクを用いてインクジェット法により形成することも考えられる。この方法によれば、情報層23を形成した直後に、インクジェット法により導電性インクを用いてアンテナ形成を容易に行うことができる。
図2は、本発明に係る偽造防止手段を施した非接触型データ受送信体の第二の実施形態の一例を示し、(a)は情報層を視認する方向から見た平面図であり、(b)は(a)のB−B´での断面図である。
第二の実施形態による非接触型データ受送信体21が、第一の実施例による非接触型データ受送信体1と異なる点は、情報層23が第一基材22のほぼ全面に設けられた点である。
これにより、第一基材22のほぼ全面に、文字、数字、記号、画像の少なくとも1種以上を記録することができる。
第二の実施例の情報層23以外は、第一の実施例と同じであるので説明を省略する。
なお、情報層23は、着色された複数のインクジェット用の受理層形成用インクを用いてインクジェット法により形成することも考えられる。この方法によれば、情報層23を形成した直後に、インクジェット法により導電性インクを用いてアンテナ形成を容易に行うことができる。
[第三の実施形態]
図3は、本発明に係る偽造防止手段を施した非接触型データ受送信体の第三の実施形態の一例を示し、(a)は情報層を視認する方向から見た平面図であり、(b)は(a)のC−C´での断面図である。
第三の実施形態による非接触型データ受送信体31が、第一の実施形態による非接触型データ受送信体1や第二の実施形態による非接触型データ受送信体と異なる点は、第一基材32に、情報層33視認部に相当する部分が除かれた被覆層39´を設けた点である。
被覆層39´を設けることにより、第一基材2の情報層3視認部以外で、アンテナコイル34やICチップ35が見えないように覆い隠すことができる。
また、被覆層39´には、会社名等の共通の情報を印刷することができる。
第三の実施形態による非接触型データ受送信体31は、被覆層39´を設けた点以外は第一の実施形態による非接触型データ受送信体1と同じであるので、説明を省略する。
以上、本発明の非接触型データ受送信体の実施例1、2、3について説明したが、情報層3、23、33は、第一基材2、22、32とアンテナコイル4、24、34の一部の間に、第一基材2、22、32とアンテナコイル4、24、34の一部と直接接するように形成されており、アンテナコイル4、24、34を破壊することなく、情報層3、23、33を入れ換えることは非常に困難であり、高度な偽造防止が図られる。
図3は、本発明に係る偽造防止手段を施した非接触型データ受送信体の第三の実施形態の一例を示し、(a)は情報層を視認する方向から見た平面図であり、(b)は(a)のC−C´での断面図である。
第三の実施形態による非接触型データ受送信体31が、第一の実施形態による非接触型データ受送信体1や第二の実施形態による非接触型データ受送信体と異なる点は、第一基材32に、情報層33視認部に相当する部分が除かれた被覆層39´を設けた点である。
被覆層39´を設けることにより、第一基材2の情報層3視認部以外で、アンテナコイル34やICチップ35が見えないように覆い隠すことができる。
また、被覆層39´には、会社名等の共通の情報を印刷することができる。
第三の実施形態による非接触型データ受送信体31は、被覆層39´を設けた点以外は第一の実施形態による非接触型データ受送信体1と同じであるので、説明を省略する。
以上、本発明の非接触型データ受送信体の実施例1、2、3について説明したが、情報層3、23、33は、第一基材2、22、32とアンテナコイル4、24、34の一部の間に、第一基材2、22、32とアンテナコイル4、24、34の一部と直接接するように形成されており、アンテナコイル4、24、34を破壊することなく、情報層3、23、33を入れ換えることは非常に困難であり、高度な偽造防止が図られる。
上述の偽造防止用非接触型データ受送信体は、第二基材9、29、39を接着層から剥離可能な剥離紙とすることにより、いわゆるICラベルに対しても適用することができる。従って、本発明における非接触型データ受送信体は、基材に挟まれた形態のICカード等を含むICタグに限定されるものではなく、ICラベルも含むものである。
1、21、31 非接触型データ受送信体、2、22、32 第一基材、3、23、33 情報層、4、24、34 アンテナコイル、5、25、35 ICチップ、6 ジャンパー線、7 絶縁シート、8、28、38 接着剤層、9、29、39 第二基材、39´ 被覆層。
Claims (4)
- 電気的に接続された送受信用アンテナコイルおよびICチップを一方の面に設けてなる第一基材と、前記第一基材の一方の面に、前記アンテナコイル及び前記ICチップを覆うように接着剤層を介して設けてなる第二基材とからなる非接触型データ受送信体であって、前記アンテナコイルの少なくとも一部と前記第一基材との間に、該第一基材を通して視認される情報層を配したことを特徴とする非接触型データ受送信体。
- 前記情報層は、文字、数字、記号、画像の少なくとも1種以上を含むことを特徴とする請求項1記載の非接触型データ受送信体。
- 前記アンテナコイルの少なくとも一部は、前記情報層と接していることを特徴とする請求項1記載の非接触型データ受送信体。
- 前記情報層は、インクジェット法により形成してなることを特徴とする請求項1記載の非接触型データ受送信体。
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JP2004147543A JP2005332031A (ja) | 2004-05-18 | 2004-05-18 | 偽造防止用非接触型データ受送信体 |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009075711A (ja) * | 2007-09-19 | 2009-04-09 | Toppan Printing Co Ltd | 偽造防止用icラベル |
JP2011059978A (ja) * | 2009-09-10 | 2011-03-24 | Win Tec:Kk | Icタグ |
JP2012502380A (ja) * | 2008-09-11 | 2012-01-26 | スマートラック アイピー ビー.ヴィー. | Rfidタグ |
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2004
- 2004-05-18 JP JP2004147543A patent/JP2005332031A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP2012502380A (ja) * | 2008-09-11 | 2012-01-26 | スマートラック アイピー ビー.ヴィー. | Rfidタグ |
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