JP2007105885A - 封書作成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 封書の受取人が早期に、封書を入手できるようにすること。
【解決手段】 封筒原紙を折り曲げて重なり合った部分を貼り合わせることにより封筒を作成するとともに前記封筒に封入対象を封入する封書作成装置2300と、封入対象と前記封筒とに印刷するデータを送信する送信装置1000と、送信装置1000によって送信されたデータに基づいて前記印刷を行う印刷装置2200とを備え、封書作成装置2300側及び印刷装置2200側と送信装置1000側とをネットワーク3000を介して接続している。
【選択図】 図6

Description

本発明は、封書作成装置に関し、特に、内容物に秘匿性が要求される封書作成装置に関する。
近年、コンビニエンスストアなどの小売店では、ファクシミリの受信サービスを行っている。また、写真店などでは、ディジタルカメラの撮影データを印刷するプリントサービスを行っている。
しかし、受信したファクシミリの文書データ、印刷した撮影データは、少なくとも店員等が内容を見得る状況にあり、サービスを受ける者のプライバシーが守られていないのが現状である。
ところで、特許文献1には、本発明者による、封筒作成用原紙と、その封筒作成用原紙を用いた封筒の作成方法について開示されている。この発明によると、汎用サイズの紙を用いて封筒が作成できるという優れた効果がある。
本発明者は、その後、研究開発を進め、封書作成装置を実現し、更には、上記データのように、内容物に秘匿性が要求される場合に、それを担保するのに好適な封書作成装置を実現するに至った。
特許第3494206号
上記課題と解決するために、本発明の封書作成装置は、
搬送されてきた用紙に画像を印刷する印刷部と、
前記印刷部によって画像が印刷された用紙を折り畳むことで封書とする封書作成部と、
前記印刷部と前記折り畳み部との間に前記用紙の印刷面を秘匿する秘匿部とを備える。
また、本発明の封書作成装置は、
用紙に画像を印刷する印刷装置の搬出先に取り付け可能であって、
前記印刷装置から搬出された用紙を折り畳むことで封書とする封書作成部と、
前記印刷装置と前記折り畳み部との間に前記用紙の印刷面を秘匿する秘匿部とを備える。
このような封書作成装置は、特に、封書内面に内容が印刷された場合に、その内容の秘匿性が担保できるという効果がある。通常、封書外面には、その封書の宛名等が印刷されるであろう。なお、上記用紙は、内容の秘匿性が担保できるような条件のものであれば、厚さ、色、サイズ、形状等は限定されない。例えば、秘匿性を担保するために、厚手(0.2mm程度の厚さ)としてもよいし、黒などの暗色を用いてもよいし、A4サイズなどの汎用サイズでもよいし、ひし形などでもよい。
なお、前記封書作成部によって封書を作成するのに先立って、当該封書内となる位置に内容物を搬送する搬送部を備えるとよい。この場合、特に、封書と内容物とが別の用紙に印刷された場合に、その内容の秘匿性が担保できるという効果がある。もちろん、封書内面に内容が印刷されていることを妨げるものではない。例えば、この封書作成装置が、いわゆるディジタルプリントサービスの提供にあたり使用する場合には、封書外面には発注者名、封書内面に発注内容等を印刷し、内容物としてディジタル画像を印刷した印画紙が封入されることが考えられる。
なお、前記内容物を折り畳む折り畳み部を備えることもできる。この場合、内容物は、一般的には、ファクシミリ受信データなどが印刷される、A4サイズ等の普通紙であろう。
また、前記封書となる用紙を収容する第1収容部と、前記内容物となる用紙を収容する第2収容部とを備えるとよい。なお、印刷部を備える封書作成装置の場合には、第1収容部と第2収容部とを、それらの概形が相互に直交する態様で設けられているとよい。一方、印刷装置の搬出先に取り付け可能な封書作成装置の場合には、例えば、第1収容部及び第2収容部を既存の二段給紙トレーとしてもよい。この際、各トレーに収容される用紙サイズは、同じでもよいし、違っていてもよい。一例としては、封書となる用紙を、内容物となる用紙よりも相対的に大きくすることが考えられる。他の例として、二段給紙トレーが仮にA5サイズの用紙を収容できる場合には、各トレーにA4サイズの用紙を長辺が直交する態様で収容することもできる。もちろん、図5等を用いて説明するように、内容物となる用紙を回転させる機構を設けることで、用紙の向きを気にせずに収容することもできる。
なお、封書作成装置内部で用紙詰まりが発生したことを検知する検知部と、前記検知部で用紙詰まりが発生したことを検知したときに当該用紙の印刷面を人間が視覚によって認識できないように改変する改変部とを備えると好ましい。
典型的には、封書作成装置内に、インク突出部を適当な間隔で配設することが考えられる。
図1は、本発明の実施形態の封筒に係る封筒作成用原紙1の模式図である。封筒作成用原紙1は、例えば、A4サイズの紙の表面に、四角形(ここでは例えば230mm×100mmの大きさの長方形)の封筒主面6を設け、封筒主面6の上側に第一裏面5、封筒主面6の下側に第二裏面7、封筒主面6の右側に右主側面3、封筒主面6の左側に左主側面9という、外部領域をそれぞれ設けている。
A4サイズの紙の四隅である、第一裏面5の右側に右第一側面2を、第一裏面5の左側に左第一側面8を、第二裏面7の右側に右第二側面4を、第二裏面7の左側に左第二側面10を、それぞれ形成している。
第一裏面5と右第一側面2との間、第一裏面5と左第一側面8との間、第二裏面7と右第二側面4との間、および二裏面7と左第二側面10との間に、各々、例えば三角形状の糊着部11〜14を設けている。第二裏面7の表面の外側周辺部の一部に、例えば短冊状の糊着部15を設けている。
糊着は、後述する付着手段によって、これらの糊着部11〜15に糊を付してから、所要部分を重ね合わせた状態で加圧等することによって行う。これに代え、封筒の作成に先立って、熱圧着式、紫外線硬化式、放射線硬化式などの、粘着シート等の糊を付しておき、加熱や加圧等の処理を施して糊着を行ってもよい。
特許文献1に記載してあるように、糊着部11〜15の形状等は、種々のパターンとすることが可能である。また、レターサイズ(216mm×279mm)やエクゼクティブサイズ(191mm×267mm)の封筒を作成してもよい。さらには、和封筒を作成してもよい。
図2は、図1に示す封筒作成用原紙1を用いる封書の作成工程の概略図である。ここでは、封筒作成用原紙1上に封入対象21を置いた状態で封書を作成するという、封入工程と作成工程とを一連で行う場合を例に説明する。
図2(a),図2(b)に示すように、まず、封筒への封入対象21(例えば三つ折にしたA4サイズの印刷物)を、封筒主面6の裏側に置く。つぎに、右主側面3と左主側面9とを各辺3a,9aを基準として裏側へ折り曲げる。それから、右第一側面2と右第二側面4と左第一側面8と左第二側面10とを、糊着部11〜14の裏側への折り曲げを開始する。つづいて、図2(c)に示すように、糊着部11〜14を、裏側に折り曲げる。
なお、右第一側面2と右第二側面4と左第一側面8と左第二側面10との折り曲げと、右主側面3と左主側面9との折り曲げとの開始順序は、上記の場合と逆にしてもよい。すなわち、まず、右第一側面2と右第二側面4と左第一側面8と左第二側面10とを、糊着部11〜14の裏側への折り曲げを開始し、これらの折り曲げ中または折り曲げ後に、右主側面3と左主側面9とを各辺3a,9aを基準として裏側へ折り曲げるようにしてもよい。
図2(d)に示すように、第一裏面5と第二裏面7とを、各辺5a,7aを基準として裏側(図面前側)に折り曲げる。最後に、糊着部11〜15に設けられている熱圧着シートで、または、糊を内包するマイクロカプセルを加熱や加圧等の処理をすることで、必要部分の糊着を行い、図2(e)に示すように、封入対象21を封入した封筒を完成させる。
この糊着に代えて、例えば各糊着部11〜15を折り曲げる際に、糊着部11〜15に糊付けを行い、上記各部2,4,8,10,3,9を折り曲げた後に、糊着部11〜15に圧力をかけて糊着することも可能である。また、例えば各糊着部11〜15を折り曲げる前に、糊着部11〜15に糊付けを行うことも可能である。
図3は、図1に示す封筒作成用原紙1を用いて封筒の作成する封筒作成ユニット100の主要構成部分の模式的な斜視図である。図3には、封筒作成用原紙1が裁置される裁置台60を示している。裁置台60には、封筒作成用原紙1が、図面右側に第二裏面7が位置し、図面左側に第一裏面5が位置し、かつ裏面が上(図面手前)向きになるように裁置される。
裁置台60の上側には、裁置台60に裁置された封筒作成用原紙1の封筒主面6を上部から押さえる押さえ部材54が位置する。押さえ部材54は、底面が長方形状で、短手方向に沿った断面が二等辺三角形状又は台形状である。押さえ部材54は、図面x方向及びz方向に移動可能に構成されている。押さえ部材54のx方向の移動可能域の幅は、封筒主面6とほぼ同じ大きさの中央領域48の短辺の幅と同じにしている。なお、中央領域48は、封筒作成ユニット100からの封筒の搬出のために、z方向に移動するように構成されている。
押さえ部材54には、x方向を軸とした例えばゴム状のローラ54e,54f(図4(c))が、いくつか(ここでは二つ)設けられている。ローラ54e,54fは、後述するように、その底部が押さえ部材54の底面よりも下に位置し、中央領域48と共に封筒を挟んだ状態で回転させることにより、封筒作成ユニット100の外部に搬出する搬出手段を構成している。
中央領域48の四隅外側には、封筒主面6に対して、右第一側面2と右第二側面4と左第一側面8と左第二側面10とを折り曲げる第二プレート34,36,32,30が、それぞれ配置されている。第二プレート34,36,32,30は、封筒作成用原紙1の折り曲げ時に、封筒主面6に向けて、水平方向(xy方向)に移動可能としている。
中央領域48の四辺外側には、右主側面3と左主側面9とを封筒主面6に対して折り曲げる第三プレート44,40と、第一裏面5と第二裏面7とを封筒主面6に対して折り曲げる第四プレート42,46とが、それぞれ配置されている。第三プレート44,40と第四プレート42,46とは、封筒作成用原紙1の折り曲げ時に、封筒主面6に向けて、それぞれ、y方向、x方向に移動させるようにしている。
ここで、第二〜第四プレートは、図面上方向(z方向)に向けて、第四プレート42,46、第二プレート34,36,32,30、第三プレート44,40の順に位置している。
第三プレート44,40の上側には、y方向及びz方向に移動する一対の第五プレート50,52が位置する。第五プレート50,52は、封筒作成用原紙1との接触面が台形状であり、平行辺の長手側の第一辺50a,52aをそれぞれ、中央領域48側に位置するように配置している。また、第二辺50b、52bは、第三辺50c、52cよりもそれぞれ長くしている。これは、右第一側面2及び左第一側面8側の折り曲げ位置のx方向の長さに比して、右第二側面4及び左第二側面10側の折り曲げ位置のx方向の長さの方が長いことに起因する。
第五プレート50,52のy方向の移動可能域は、第四辺50d、52dが、それぞれ、中央領域48の短辺の近い側まで移動するように設定されている。第五プレート50,52のz方向の移動可能域は、封筒主面6を含む封筒作成用原紙1の上部から押さえるために十分な区域に設定されている。
ここで、第五プレート50,52と第三プレート44,40とにより、更に、第四プレート42,46と押さえ部材54とにより、封筒主面6の四辺で封筒主面6の周辺を折り曲げる。具体的には、第五プレート50,52の第四辺50d,52dと、押さえ部材54の辺54a,54cとをそれぞれ基準として、封筒主面6の四辺を基準に封筒作成用原紙1を折り曲げるようにしている。
また、第五プレート50,52と第二プレート34,36,32,30とにより、封筒作成用原紙1の四隅を折り曲げる。具体的には、第五プレート50,52の第二辺50b,52bを基準に封筒作成用原紙1を折り曲げるようにしている。
図4は、図3に示す封筒作成ユニット100を作動させることによって封筒を作成する手順を示す封筒の作成工程図である。まず、実際に封筒作成用原紙1を封筒作成ユニット100内に搬入し、図3に破線で示している載置位置に合わせて載置する。
図4(a)に示すように、封筒作成用原紙1を載置し終えると、第五プレート50,52をyz方向に移動させる。具体的には、第五プレート50,52の第四辺50d,52dが、図3に示す位置から、封筒主面6と右主側面3との境界線上、封筒主面6と左主側面9との境界線上に位置するまで移動させる。つぎに、第五プレート50,52によって封筒作成用原紙1を上から押さえた状態で、第二プレート34,36,32,30をそれぞれ移動させる。これにより、第二プレート34,36,32,30の端部と、第五プレート50,52の第二辺50b、52bおよび第三辺50c、52cとで封筒作成用原紙1の四隅が折られる。
なお、この際、封筒の四隅のいくつかを面取りして、封筒の向きを整えたり、デザイン性を向上させたりしてもよい。この場合には、図4(a)に示す工程で、第二プレート34,36,32,30のいくつかの近傍に、面取り用のプレートを配置しておき、これらを移動させるようにすればよい。
図4(b)に示すように、図4(a)の状態から、第三プレート44,40をそれぞれ移動させる。これにより、第三プレート44,40の端部と、第五プレート50,52の第四辺50d,52dとで封筒作成用原紙1の短辺が折られる。その後、第二プレート34,36,32,30と、第三プレート44,40と、第五プレート50,52とがそれぞれ元の位置に戻る。
図4(c)に示すように、押さえ部材54を移動させ、押さえ部材54の辺54aを中央領域48の第四プレート46側の辺上に位置させる。
図4(d)に示すように、図4(c)の状態から、第四プレート46をx方向に移動させる。これにより、第四プレート46の端部と押さえ部材54の辺54aとで封筒作成用原紙1が折られる。その後、第四プレート46が元の位置に戻る。つづいて、押さえ部材54を、やや上昇させてから、第四プレート42の方へ移動させる。
図4(e)に示すように、押さえ部材54の辺54cを中央領域48の第四プレート42側の上方まで移動すると、押さえ部材54を下降させる。その後、図4(d)を参照して説明した場合と同様に、第四プレート42を移動させる。これにより、第四プレート46の端部と押さえ部材54の辺54cとで封筒作成用原紙1が折られる。それから、第四プレート42が元の位置に戻る。また、押さえ部材54を、やや上昇させてから、第四プレート46の方へ移動させる。引き続き、押さえ部材54を、上昇させてから、第四プレート46の方へ移動させる。こうして、押さえ部材54を中央領域48の中央上部に位置させる。
図4(f)に示すように、押さえ部材54を下降させる。こうして、糊着部11〜15に設けられている、例えば糊が内包されているマイクロカプセルを加圧により押しつぶすことによって、必要箇所の糊着を行う。その後、押さえ部材54及び中央領域48を、一体で上昇させる。つぎに、押さえ部材54に設けられているローラ54e,54fを回転させ、封筒を第三プレート40側に移動させていき、封筒作成ユニット100の外へ搬出する。搬出先には、封筒の受け皿が用意されている。
なお、受け皿は複数用意しておき、バッチ処理などによって封筒を高速で作成して、作成した封筒を、例えば宛先に応じて各受け皿にソートするようにしてもよい。
また、上記のマイクロカプセルは、図4を用いて説明した手順の開始前に、封筒作成ユニット100において糊着部11〜15に付せばよい。ただし、後述する印刷ユニットにおける印刷前にマイクロカプセルを設けると、印刷の際に邪魔になるので、以下説明する折り曲げユニット70内で設ける、あるいは封筒作成ユニット100内で設けるようにすることが好ましい。
以上説明したように、図4に示す封筒作成ユニット100によると、押さえ部材54等で封筒作成用原紙1を押さえて、種々のプレート34,36,44等を移動させるという少ない工程数で、封筒を作成することができる。
図5は、図3に示す封筒作成ユニット100を含む封書作成装置に設けられている折り畳みユニット70の動作手順を示す工程図である。本実施形態の場合、例えば、図面右側に、封筒作成ユニット100が配置されているものとする。
折り畳みユニット70は、封筒内への封入対象21を封筒主面6の大きさ以下に折り畳むものである。封入対象21の折り畳み方の骨子は、封筒作成ユニット100での封筒作成用原紙1のそれと同様としている。すなわち、まず、紙面を上から押さえ部材で押さえる。その状態で、押さえ部材に隣接するプレートを押さえ部材側に水平移動させる。こうして、押さえ部材の端部を基準に紙面を折り曲げるようにしている。
図5(a)に示すように、封入対象21の各短辺側には、一対のプレート72,80(図5(a)ではプレート80を図示せず。図5(b)参照。)が設置されている。プレート72,80の上部には、突起部74,76,82,84が形成されている。プレート72,80は、封入対象21の長手方向に沿って移動可能とされている。
また、封入対象21の各長辺の外側には、一対のローラ(図示せず)が設置されている。本実施形態の場合、一対のローラのうち図面左側のローラによって、封入対象21及び封筒作成用原紙1が折り畳みユニット70に搬入される。そして、封筒作成用原紙1は、一対のローラのうち図面右側のローラによって、封筒作成ユニット100に向けて搬送される。一方、封入対象21は、以下説明する折り畳みユニット70の折り畳み後に、一対のローラのうち図面右側のローラによって、封筒作成ユニット100に向けて搬出される。
封筒作成用原紙1の封筒作成ユニット100への搬出後に、封入対象21が、折り畳みユニット70に搬入される。この際、搬入対象21が、封入対象21がプレート72の設置方向に対して斜めに搬入されることがある。そこで、封入対象21をきちんと三つ折りとするために、プレート72,80を移動させ、突起部74,76,82,84により、封入対象21の向きを整える。この状態で、封入対象21を、押さえ部材78によって上から押さえる。ここでの押さえ部材78の位置は、長辺78bが封入対象21の折り畳み位置と一致させている。
図5(b)に示すように、プレート80を移動させ、これにより、押さえ部材78の長辺78bを基準に、封入対象21が折られる。その後、押さえ部材78を、やや上昇させてから、プレート72方向に移動させる。押さえ部材78の長辺78aを、折り畳み位置と一致するまで移動させたら、押さえ部材78を下降させる。その後、プレート72を移動させ、これにより、押さえ部材78の長辺78aを基準に、封入対象21が折られる。
なお、図5(b)に示す手法で封入対象21の折り畳みを行うと、封入対象21の同一面に対して、それぞれ封入対象21が折られる。これに代えて、プレート72,80を相互に上下方向にずらして設置して、これらを例えば同時に移動することによって、封入対象21の一方の面に対して封入対象21の一方を折り、封入対象21の異なる面に対して封入対象21の他方を折る、つまり、封入対象21の折り畳み後の長手方向に沿った断面がZ型になるように折り畳んでもよい。
図5(c)に示すように、封入対象21を三つ折りした後に、封入対象21を封筒作成ユニット100に向けて搬送するためのアーム90が移動してくる。通常時には、アーム90は、封筒作成ユニット100側に位置している。アーム90は、軸心を基準に回転可能な支持部92と、支持部92の底部に形成されている把持部98と、把持部98の両端側に上側がヒンジ接続されており把持部98と共に封入対象21を把持する一対の爪部94,96とを備えている。また、封入対象21の下、すなわち封入対象21の載置台には、封入対象21を把持するときに爪部94,96が入り込む一対の溝部86,88が形成されている。封入対象21を把持する際には、アーム90の爪部94,96が、溝部86,88の上側に位置するまで移動させる。つづいて、アーム90を下降させてから、爪部94,96を把持部98側に回動させる。こうして、封入対象21を、アーム90によって把持するようにしている。
図5(d)に示すように、アーム90によって封入対象21を把持してから、アーム90を上昇させる。その後に、アーム90を、回転部92の軸心を基準に回転させながら、図4に示す封筒作成ユニット100に向けて移動させる。
図5(e)に示すように、アーム90によって搬送された封入対象21は、封筒作成ユニット100に載置されている封筒作成用原紙1上で把持が解除される。なお、封筒作成用原紙1と封入対象21にアライメントマークを形成しておき、封筒作成ユニット100でアライメントマークを用いて封筒作成用原紙1と封入対象21との位置合わせを行うようにするとよい。
ちなみに、封筒内の封入対象21は一枚に限定されず、複数枚でもよい。この場合には、一度に複数枚を折り畳みユニット70で折り畳みしてもよいし、一枚ずつ折り畳みしてもよい。その後は、図4を用いて説明したとおりの順序で、封書が作成される。こうして、封入対象21が内包されている封書が完成する。
なお、図3〜図5に示すユニットは一例であり、これに限定されるものではない。例えば、アーム90を取り付けることなく、封筒作成ユニット100の上側に、折り畳みユニット70を配置するようにしてもよい。
また、封書作成装置の折り畳みユニット70の搬入元には、封筒作成用原紙1と封入対象21とに印刷を行うプリンタなどの印刷ユニットの排紙部を接続してある。なお、印刷は、封筒作成用原紙1と封入対象21との少なくとも一方にだけ行うようにしてもよい。印刷ユニットで印刷された封筒作成用原紙1および封入対象21は、折り畳みユニット70に設置されているローラによって、折り畳みユニット70内に搬入される。なお、この印刷ユニットによって、以下説明するマッチングのためのバーコードや符号などの印刷、または、透明インクによる印刷を行うとよい。
本実施形態では、封筒と封入対象21との宛先を一致させるために、封筒と封入対象21とのマッチング処理を行っている。具体的には、封筒作成用原紙1の表面または裏面の端の方に、固有の番号・記号等が登録されたICチップを貼付け或いはICチップを糊付けしてから固有の番号等を登録し、または、他と識別可能なバーコードや符号などを印刷し、または、透明インクで他と識別可能な符号を印刷するなどして照合マークを形成する。なお、ICチップの貼付けを採用する場合には、ICチップへの書き込み、修正、消去を行うメモリ編集器を用意すればよい。一方、封入対象21にも、上記照合マークに対応する固有の照合マーク、または封筒の宛先と対応する固有の照合マークを形成しておく。
封筒と封入対象21との双方に、照合マークを形成する場合の一例としては、10枚の封筒を郵送する場合には、各封筒に1〜10までの連番を付し、封入対象21にも、対応する1〜10の符号を付すようにすればよい。
封筒と封入対象21との双方に、照合マークを形成する場合の一例としては、10枚の封筒を郵送する場合には、各封筒に1〜10までの連番を付し、封入対象21にも、対応する1〜10の符号を付すようにすればよい。
各照合マークの固有の番号等を一対で、または封筒の宛先と封入対象21に形成されている照合マークとを一対で、テーブルメモリなどに記憶しておく。
さらに、封筒作成ユニット100に、ICセンサ、またはOCR、またはインクセンサなどの検知手段を備えておく。そして、検知手段によって、封筒作成用原紙1のICチップに登録されている固有の番号等を検知するとともに、封入対象21の固有の番号等を検知する。そして、検知した固有の番号等に基づいてテーブルメモリを参照して、対応する封入対象21の固有の番号に対するマッチング処理を行う。
或いは、検知手段であるところのCCD撮像素子などで、封筒作成用原紙1に印刷されている封筒の宛先を読み取るとともに、封入対象21の固有の番号等を読み取る。読み取った宛先に基づいてテーブルメモリを参照して、対応する封入対象21の宛先に対するマッチング処理を行う。なお、これらのマッチング処理は、ハード的に行ってもソフト的に行ってもよい。なお、CCD撮像素子を備える場合には、これによって封入対象21に印刷されている文字等を読み込み、封入対象21に所要の印刷がなされているか、さらには、印刷内容の誤字・脱字があるかというチェック等を行うようにしてもよい。
また、封筒作成ユニット100あるいは折り畳みユニット70あるいは印刷ユニットで、紙詰まりなどの発生により、正常な動作の続行が不可能となった場合、または、上記のマッチング処理で、封筒と封入対象21との照合がとれなかった場合には、以下のように対処する。
まず、正常な動作の続行が不可能となったことを、例えば、封筒作成用原紙1が所定のルートを通過しなかったことによって検知すると、検知結果に基づいて、当該ユニット等から警報を発し、ユニット管理者等に詰まった紙を取り除く必要があることを報知する。ユニット管理者は、作成中の封筒および封入対象21の一式取り出す。また、このユニット側では、作成していた封筒および封入対象21の再作成をするように他のユニットに通知する。
なお、ユニット管理者の手作業による紙詰まりの解消に代えて、マテリアル・ハンドリング技術を用いてユニット側で紙詰まりの解消を行うようにしてもよい。さらには、正常な動作の続行が不可能となったことの検知に応じて、その封筒の宛先および封入対象を特定し、特定した情報を印刷ユニット等にフィードバックするようにしてもよい。さらには、作成中の封筒および封入対象21の一式取り出すことに代えて、紙詰まり対象だけの取り出しを行い、これだけの再作成を行うように通知してもよい。
なお、本実施形態の封筒作成ユニットでは、封入対象21を折り曲げるようにしているが、封筒作成用原紙1を相対的に大きくして、封入対象21を折り曲げずに封入して封書を作成するようにしてもよい。このためには、具体的には大きく2つの手法がある。第1に、封入対象21を例えばA4サイズとし、封筒作成用原紙1を例えばA3サイズとし、封筒作成ユニットの仕様等を、2枚の封筒作成用原紙1で、封入対象21を挟み込むものに変更して封書を作成すればよい。第2に、封入対象21を例えばA4サイズとし、封筒作成用原紙1をA4サイズの3倍の大きさとし、既述の封筒作成装置100で封筒を作成し、封筒作成ユニットの折り畳み装置70の仕様等を、封入対象21を折ることなく封筒作成装置100へ搬送するように変更して封書を作成すればよい。
図6は、図3〜図5を用いて説明した封筒作成ユニットを含む封書配送システムの模式的な構成を示すブロック図である。図6を用いて、封書配送システムのビジネスモデルについて説明する。
本実施形態では、封書の差出人側で封書を作成せず、封書に記載される封書データを、ファクシミリ電送、ファイル電送、パケット電送などを含む電子電送で送信する。送信された封書データは、封書の差出人と受取人との間を中継する宅配便センターなどで受信される。宅配便センターには、封筒作成ユニットが設置されており、ここで封書が作成され、受取人に宅配されるようにしている。
図6には、家庭、オフィス、ホテル、自動車、船舶、飛行機、郵便局、配達業などを営む運送店又はコンビニエンスストアを含む商店等2000に、封書作成装置2300と、封入対象21と封筒とに印刷を行うプリンタ2200と、プリンタ2200に封書データを出力するパーソナルコンピュータ(PC)2100とが設置されている。
また、PC2100には、インターネット、宇宙衛星通信網などのネットワーク3000が接続されている。ネットワーク3000には、プリンタ2200で印刷する封書データをPC2100へ送信する送信装置1000が接続されている。送信装置1000には、PC1100、PDA(personal digital assistant)1200、携帯電話機1300、PHS(Personal Handyphone System)1400、ファクシミリ装置1500、公衆電話機1600などが含まれる。
封書の送信者から、送信装置1000である携帯電話機1300などに、封書の受取人の住所・氏名・電話番号、メールアドレス等の情報と、封入対象21に付加される画像・音声・テキストなどの情報などとを含む封書データが入力されると、通信装置1000は、その封書データを、ネットワーク3000を介して送信する。すると、封書データが、運送店等2000側へ送信される。
運送店等2000側では、携帯電話機1300等を通じて送信された封書データを、PC2100で受信する。PC2100は、受信した封書データをプリンタ2200に出力する。プリンタ2200は、PC2100から出力された封書データに基づいて、封筒作成用原紙1に受取人の住所・氏名・電話番号等を印刷する。受取人の住所・氏名等が印刷された封筒作成用原紙1は、封書作成装置2300へ搬送される。
その後、プリンタ2200は、封書データに基づいて、封入対象21にデータの内容を印刷する。データの内容が印刷された封入対象21は、封書作成装置2300へ搬送される。封書作成装置2300の動作は、既述の通りである。
こうして作成された封書は、運送店等2000から、受取人に配送される。なお、封書作成装置2300等が、商店に設置されている場合は、電話番号等に基づいて受取人に、封書が届いている旨を連絡し、受取人側に受け取りに来させてもよい。また、電話による連絡に代えて、PC2100において、例えばソフト的に、受信メールのサブジェクトなどから当該メールに封書データが含まれているか否かを確認し、封書データが含まれている場合にメールから封書データの送り先のメールアドレス(受取人のメールアドレス)を抽出し、抽出したメールアドレスに従って封書が届いている旨の内容を含むメールを送信することにより、受取人に封書が届いている旨の連絡をしてもよい。さらに、PC2100は、この連絡を行ったことを示す情報を、メールの差出人のアドレスに従って送信するようにしてもよい。
なお、実際には、ネットワーク3000には、複数の送信装置1000及び運送店等2000の各PC1100,2100が接続されている。また、複数のPC2100を例えばツリー状、サテライト状に接続してもよい。この場合には、上位乃至中核のPC2100に、各下位のPC2100が設置されている住所などの情報を予め登録しておく。そして、送信装置1000は、一律に、上位のPC2100に対して、封書に関するデータを送るようにしてもよい。この場合には、上位のPC2100で受取人の住所等と登録してある情報とのマッチング処理を行い、その結果を用いることで、その住所等の最寄りのPC2100のへ、送信装置1000からのデータを転送するようにすればよい。
封書の伝送サービスを行う際には、封書配送システムの保守者、ネットワーク3000上で情報又はサービスを提供するプロバイダ側、携帯電話機1300又はPHS1400のサービス提供者側、又は運送店等2000側で封書作成代金、配達サービス代金、情報量等を徴収すればよい。
図7は、他の封書配送システムの模式的な構成を示すブロック図である。図7を用いて、封書配送システムのビジネスモデルについて説明する。図7には、図6に示す送信装置1000とPC2100とプリンタ2200と封書作成装置2300とをパッケージ化した封書機4000,5000と、例えば封書機4000から封書機5000へ向けて封書を出したことを示す情報等を受信する封書機5000のユーザが所有する携帯電話機6000とを示している。なお、封書機4000等の態様は図7に示すものに限定されず、例えばプリンタ2200は外付けとしてもよい。
図7に示す封書配送システムの動作について説明する。例えば封書機4000から封書機5000へ向けて封書データを送信するときに、封書機4000から携帯電話機6000に対しても、この封書データを送信したことを示す情報を送信する。封書機4000は、当該送信に先立って、この情報および封書データに、これらをマッチングするための固有の情報を含める。
また、携帯電話機6000への上記情報を送信するために、既述の封書機4000内の送信装置1000は、封書機4000のユーザに対して、携帯電話機6000に割り当てられているメールアドレスの入力を行うように促す。これに応じてユーザからメールアドレスが入力されると、送信装置1000は、このメールアドレスに従って、上記情報を付加したメールを送信する。なお、このメールの送信は、ユーザが、送信装置1000の指示がなくても行えるようにしてもよい。
封書機5000のユーザが、携帯電話機6000で上記メールを受信し、このメールに対応する封書の作成を希望する場合には、封書機5000に対して、当該封書の作成命令を入力する。この際、メールに含まれている固有の情報も併せて入力する。封書機5000は、ユーザからの封書の作成命令が入力されると、上記固有の情報と先に送られてきている封書データ内の固有の情報とのマッチング処理を行う。封書機5000は、マッチング認証が得られると、封書データに基づいて封書の作成を行う。こうして、封書機4000から送信された封書データに基づいて作成した封書をユーザに提供する。この場合、例えば、封書機5000内のプリンタ2200が稼動することを条件として、既述のプロバイダ等が課金を行うようにすればよい。なお、課金は、封書の送信時或いは受信時に、封書機4000或いは封書機5000の稼動等を条件に行ってもよい。また課金により得たインカムは、例えば封書機4000或いは封書機5000の所有者又は使用者、後述するコンテンツサービス装置7000の所有者又は使用者で分配してもよい。
なお、封書機4000から封書機5000へ向けて封書データを送信することに代えて、封書機4000から携帯電話機6000へ向けて封書データを送信するようにしてもよい。この場合には、携帯電話機6000のユーザは、携帯電話機6000で受信した封書データを封書機5000に入力し、封書機5000で、封書データに基づいて封書の作成を行えばよい。こうすると、ユーザは、封書データを受信したら、商店などに設置されている封書機を用いて、すぐに封書を作成することも可能になる。なお、携帯電話機6000に代えて、これと同様の機能を有する、PDA、ユーザが所有するパーソナルコンピュータ等を用いてもよい。
図8は、別の封書配送システムの模式的な構成を示すブロック図である。図8を用いて、封書配送システムのビジネスモデルについて説明する。図8には、図7に示す封書電送システムに加えて、封書データに画像・音声・テキストなどのコンテンツ情報を付加するコンテンツサービス装置7000を示している。或いは、封書機4000側から送信されるコンテンツ情報を保持するとともにそこにアクセスする封書機4000側から送信されるコンテンツ情報をための情報を示すバーコード、二次元バーコード、埋め込みICタグ等に対応するデータを封書データに付加する。
図8に示す封書配送システムでは、例えば封書機4000から封書機5000へ向けて封書データを送信するときに、コンテンツサービス装置7000を中継して送信するようにしている。コンテンツサービス装置7000では、予め複数のコンテンツ情報を用意しておき、封書機4000から送信される封書データに、指示されたコンテンツ情報を付加して、封書機5000へ転送するようにしている。或いは、封書機4000側から送信されるコンテンツ情報を保持すると共に、そこにアクセスするためのバーコード等に対応するデータを、封書データに付加して、封書機5000へ転送するようにしている。
なお、上記バーコード等を付すことに代えて、封書機5000側に、例えば、二値データと音声データとを対応させて保持する手段と、二次元バーコード等を読み取る手段と、読み取られバーコードを二値データに変換する手段と、変換された二値データに対応する音声データ等を読み出す手段と、読み出された音声データ等を出力する手段とを備える装置を用意しておく。そして、コンテンツサービス装置7000において、封書機4000側から送信されるコンテンツ情報を二値データに変換し、変換した二値データに対応する二次元バーコード等を作成して封書データに付加してもよい。
具体的には、まず、例えば封書機4000からコンテンツサービス装置7000に向けて、封書データと、封書データに付加するコンテンツ情報を指示する指示データとを送信する。コンテンツサービス装置7000は、封書機4000からの封書データ及び指示データを受信すると、封書データに対して、指示データに対応するコンテンツ情報を付加してから封書機5000へ向けて送信する。また、封書機4000或いはコンテンツサービス装置7000から、携帯電話機6000に対して、封書データを送信したことを示す情報を送信する。こうして、封書内の封入対象21に記載されている内容に応じたコンテンツ(例えば、デザイン等)を、封書に施すことが可能になる。
封書機4000から携帯電話機6000への情報の送信については、例えば図7を用いて説明した手法と同様の手法を採用すればよい。コンテンツサービス装置7000から携帯電話機6000への情報の送信は、封書機4000からコンテンツサービス装置7000に対して封書データ及び指示データとともに、携帯電話機6000に割り当てられているメールアドレスを送信するようにし、コンテンツサービス装置7000側で例えばソフト的に、携帯電話機6000への配信を行うようにすればよい。この後、動作は図7に示す封書配送システムの場合と同様である。
また、図7に示す封書配送システムの場合と同様に、コンテンツサービス装置7000から携帯電話機6000へ封書データ等を送信するようにしてもよい。なお、封書配送料金については、封書機5000内のプリンタ2200が稼動することを条件として、コンテンツサービス装置7000側で課金するようにしてもよい。
封書機4000等には、封書の差出人の名前等及び封入対象21のサブジェクト(題名)或いは封入対象21の要約等を表示するディスプレイを設けるとともに、ディスプレイへの表示対象を封書データから抽出する手段と、抽出された表示対象をディスプレイに表示する手段と、封書の作成に先だって封書の受信者を認証する認証パスワードの入力を促す手段と、認証パスワードによって受信者の照合がとれたことを条件としてプリンタ2200を稼動する手段と、封書データの返信或いは破棄を行う手段とのうち、いくつかを備えるようにしてもよい。
そして、例えば封書機5000で封書データを受信した場合などに、ディスプレイに封書の差出人の名前等を表示する。この際、その封書を見たくない場合には対応する封書データを返信或いは破棄する。こうすれば、プリンタの稼動を条件として課金する場合には、封書の受取人側で不要な課金が発生しない。
一方、封書の受取人が、封書を作成しようとした場合には、所要の認証パスワードを封書機5000へ入力する。認証パスワードは、予め固有の認証パスワードを設定するようにしてもよいし、例えば携帯電話機6000へ封書データを送信したことを示す情報に加えて送信するようにしてもよい。この際、認証パスワードの照合は、前者の場合、封書機5000に認証パスワードに対応する情報を設定しておけばよい。後者の場合、携帯電話機6000へ送信する認証パスワードに対応する情報を封書機5000へ送信しておけばよい。
認証パスワードに基づく照合がとれた場合には、プリンタ2200を稼動する。こうして、封書機5000で、封書データに基づいて封書の作成を行う。一方、認証パスワードに基づく照合がとれない場合には、プリンタ2200を稼動せず、封書機4000のユーザ、封書配送システムの保守者等へ連絡する。加えて、封書データの返信或いは破棄を行うようにしてもよい。こうすれば、封書に封入される封入対象の内容の機密性が担保される。
図9は、図6〜図8に示すプリンタ2200の各種機能を搭載した封書作成装置2400の模式的な構成図である。図9には、以下説明する印刷部2410と、封筒作成ユニット100と、折り畳みユニット70とに大別される。もっとも、ディジタルカメラプリントを行う場合には、内容物自体を折り畳みユニット70によって折り畳む必要性に乏しいという点には、留意されたい。
印刷部2410は、内容物となる普通紙、印画紙などの印刷媒体2405が、図面手前奥方向が長辺となる態様で複数収納される用紙カセット2406を有する。用紙カセット2406の例えば下側には、封書となる例えばA4などの汎用サイズ等の印刷媒体2405’が、図面手前奥方向が短辺となる態様で複数収納される用紙カセット2406’を有する。
各用紙カセット2406,2406’の用紙搬出口には、印刷媒体2405,2405’を1枚ずつ分離させて搬送するためのホッピングローラ2407,2407’が配設されている。ホッピングローラ2407,2407’の下流には、印刷媒体2405,2405’を搬送するために、ピンチローラ2408と搬送ローラ2410とが配設されている。さらに、これらの下流には、印刷媒体2405,2405’を、その斜行を修正して搬送するために、ピンチローラ2409とレジストローラ2411とが配設されている。
レジストローラ2411等の下流には、例えば、赤(R)・緑(G)・青(B)の各色の画像を形成するプロセスユニット2401〜2403を有する。プロセスユニット2401〜2403の各色は例示であり、これらに代えて、イエロー・マゼンダ・シアン・ブラックなどの画像を形成できるものとしてもよい。
各プロセスユニット2401〜2403には、像担持体としての感光体ドラム2401a〜2403aが図面に対して時計回りに回転可能に配置されている。感光体ドラム2401a〜2403aに隣接して、感光体ドラム2401a〜2403aの表面に電荷を供給し、これを帯電させる帯電装置2401b〜2403bが配設されている。
感光体ドラム2401a〜2403aの上部には、帯電装置2401b〜2403bによって帯電された感光体ドラム2401a〜2403aの表面に選択的に光を照射して、静電潜像を形成する露光装置2401c〜2403cが配設されている。
また、感光体ドラム2401a〜2403aの近傍には、露光装置2401c〜2403cによって静電潜像が形成された感光体ドラム2401a〜2403aの表面に、色トナーを付着させて顕像を発生させる現像装置2401d〜2403dが配設されている。
さらに、感光体ドラム2401a〜2403aには、現像装置2401d〜2403dによる色トナーの顕像を印刷媒体2405,2405’へ転写した後に、感光体ドラム2401a〜2403a上の残留した色トナーを除去するクリーニング装置2403eが配設されている。
プロセスユニット2401〜2403の各感光体ドラムに対向する位置には、それぞれ半導電性のゴム等によって形成された転写ローラ2412が配設されている。各転写ローラ2412は、感光ドラム2401a〜2403a上に付着された色トナーによる顕像を印刷媒体2405,2405’に転写する転写時に、感光体ドラム2401a〜2404aの表面電位とこれら各転写ローラ2412の表面電位に電位差を付与するための電位が印加されている。
プロセスユニット2401〜2403の下流には、定着装置2413が配設されている。定着装置2413は、加熱ローラ213aとバックアップローラ213bとを有している。これらは、印刷媒体2405,2405’上に転写された色トナーを加圧・加熱することに、印刷媒体2405,2405’上に色トナーを定着する。
定着装置2413の下流には、定着装置2413から搬出された印刷媒体2405,2405’を、折り畳みユニット70側へ搬送する、ピンチローラ2416、2417及び搬送ローラ2414,2415が配設されている。
折り畳みユニット70の上流には、ピンチローラ2417とレジストローラ2415とが配設されている。折り畳みユニット70の構成の概要は、図5a等に示したとおりである。ただし、折り畳みユニット70は、図5a等に示したものと対比して、アーム90を用いない構成としている。アーム90は、既述のように、封書となる印刷媒体に対して、内容物を回転搬送等するものである。封書作成装置2400では、用紙カセット2406,2406’に、各印刷媒体2405,2405’を直交させて収容しているので、内容物を回転させる必要がない。アーム90を用いない代わりに、押さえ部材78には、内容物となる用紙を封筒作成ユニット100へ向けて搬送するローラ78c,78dを設けている。
折り畳みユニット70の下流には、ピンチローラ2417とレジストローラ2415とが配設されている。これらの下流には、封筒作成ユニット100が位置している。封筒作成ユニット100の構成の概要は、図3等に示したとおりである。ただし、封書作成装置2400では、押さえ部材54に取り付けるローラ54e,54fの向きを、図3等に示したものと直交する方向にしている。折り畳みユニット70を経て作成された封書は、ピンチローラ2424と搬出ローラ2423によって、搬出口に搬出される。
ここで、本実施形態では、印刷部2410と折り畳みユニット70と封書作成ユニット100とを、封書作成装置2400内に組み込んである。このため、内容物の内容の秘匿性は担保される。
なお、図9には、印刷部2410の上方に、折り畳みユニット70と封書作成ユニット100とを設けた立体的なタイプの封書作成装置の例を説明したが、印刷部2410の水平方向に、折り畳みユニット70と封書作成ユニット100とを設けてもよい。
さらに、印刷部2410を含まない、折り畳みユニット70及び封書作成ユニット100を備える封書作成装置とすることもできる。この場合、折り畳みユニット100の用紙搬入口付近は、既存のプリンタなどの印刷装置の用紙搬出口に着脱可能なように構成するとよい。この際、印刷装置の用紙搬出口と折り畳みユニット100の用紙搬入口との間を、外部から見えないようにする等により、上記秘匿性を担保する。なお、秘匿性の担保は、強度があるカバー等で印刷装置の用紙搬出口と折り畳みユニット100の用紙搬入口を被うことで実現してもよい。
また、既存の印刷装置の用紙搬出口に着脱可能な封書作成装置の場合には、ピンチローラ2417とレジストローラ2415の上流に、用紙の到来を検知するセンサを設けておく。そして、このセンサで用紙の到来を検知した場合には、これをトリガとして、ピンチローラ2417とレジストローラ2415を回転させ、その後、折り畳みユニット100等を駆動すればよい。
さらには、既存の印刷装置の給紙トレーが一段しかない場合には、例えば、この給紙トレーを用紙カセット2406’として用い、かつ、折り畳みユニット70側に別途給紙トレーを設けて、これを用紙カセット2406として用いればよい。
本発明は、小売業、印刷業、配達業、通信業で利用することができる。
本発明の実施形態の封筒に係る封筒作成用原紙1の模式図である。 図1に示す封筒作成用原紙1を用いる封筒の作成工程の概略図である。 図1に示す封筒作成用原紙1を用いて封筒の作成する封筒作成装置100の主要構成部分の模式的な斜視図である。 図3に示す封筒作成装置100を作動させることによって封筒を作成する手順を示す封筒の作成工程図である。 図3に示す封筒作成装置100を作動させることによって封筒を作成する手順を示す封筒の作成工程図である。 図3に示す封筒作成装置100を作動させることによって封筒を作成する手順を示す封筒の作成工程図である。 図3に示す封筒作成装置100を作動させることによって封筒を作成する手順を示す封筒の作成工程図である。 図3に示す封筒作成装置100を作動させることによって封筒を作成する手順を示す封筒の作成工程図である。 図3に示す封筒作成装置100を作動させることによって封筒を作成する手順を示す封筒の作成工程図である。 図3に示す封筒作成装置100を含む封筒作成ユニットに設けられている折り畳み装置70を作動させることによって封入対象を作成する手順を示す作成工程図である。 図3に示す封筒作成装置100を含む封筒作成ユニットに設けられている折り畳み装置70を作動させることによって封入対象を作成する手順を示す作成工程図である。 図3に示す封筒作成装置100を含む封筒作成ユニットに設けられている折り畳み装置70を作動させることによって封入対象を作成する手順を示す作成工程図である。 図3に示す封筒作成装置100を含む封筒作成ユニットに設けられている折り畳み装置70を作動させることによって封入対象を作成する手順を示す作成工程図である。 図3に示す封筒作成装置100を含む封筒作成ユニットに設けられている折り畳み装置70を作動させることによって封入対象を作成する手順を示す作成工程図である。 図3〜図5を用いて説明した封筒作成ユニットを含む封書配送システムの模式的な構成を示すブロック図である。 他の封書配送システムの模式的な構成を示すブロック図である。図7を用いて、封書配送システムのビジネスモデルについて説明する。 別の封書配送システムの模式的な構成を示すブロック図である。 図6〜図8に示すプリンタ2200の各種機能を搭載した封書作成装置2400の模式的な構成図である。
符号の説明
1 封筒作成用原紙
2 右第一側面
3 右主側面
4 右第二側面
5 第一裏面
6 封筒主面
7 第二裏面
8 左第一側面
9 左主側面
10 左第二側面
60 裁置台
34,36,32,30 第二プレート
42,46 第四プレート
44,40 第三プレート
48 中央領域
50,52 第五プレート
54 押さえ部材
70 折り曲げ装置
72,80 プレート
74,76,82,84 突起部
78 押さえ部材
86,88 溝部
90 アーム
92 支持部
94,96 爪部
98 把持部
100 封筒作成装置
1000 送信装置
1100 PC
1200 PDA
1300 携帯電話機
1400 PHS
2000 運送店等
2100 パーソナルコンピュータ(PC)
2200 プリンタ
2300 封書作成装置
3000 ネットワーク
4000,5000 封書機
6000 携帯電話機
7000 コンテンツサービス装置

Claims (8)

  1. 搬送されてきた用紙に画像を印刷する印刷部と、
    前記印刷部によって画像が印刷された用紙を折り畳むことで封書とする封書作成部と、
    前記印刷部と前記折り畳み部との間に前記用紙の印刷面を秘匿する秘匿部とを備える封書作成装置。
  2. 用紙に画像を印刷する印刷装置の搬出先に取り付け可能であって、
    前記印刷装置から搬出された用紙を折り畳むことで封書とする封書作成部と、
    前記印刷装置と前記折り畳み部との間に前記用紙の印刷面を秘匿する秘匿部とを備える封書作成装置。
  3. 前記封書作成部によって封書を作成するのに先立って、当該封書内となる位置に内容物を搬送する搬送部を備える、請求項1又は2記載の封書作成装置。
  4. 前記内容物を折り畳む折り畳み部を備える、請求項3記載の封書作成装置。
  5. 前記内容物は、ファクシミリ受信データ又はディジタル画像データを印刷した印刷物である、請求項3記載の封書作成装置。
  6. 前記封書となる用紙を収容する第1収容部と、前記内容物となる用紙を収容する第2収容部とを備える、請求項3から5のいずれか記載の封書作成装置。
  7. 前記第1の収容部と前記第2の収容部とに収容される用紙はそれぞれ矩形状であり、長辺が相互に直交する態様で収容されている、請求項6記載の封書作成装置。
  8. 封書作成装置内部で用紙詰まりが発生したことを検知する検知部と、前記検知部で用紙詰まりが発生したことを検知したときに当該用紙の印刷面を人間が視覚によって認識できないように改変する改変部とを備える、請求項1から7のいずれか記載の封書作成装置。
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