JP2007210255A - 用紙印刷・後処理における用紙ジャム自動復旧システム - Google Patents

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俊明 金村
Katsumi Maeda
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Yuichiro Iegaki
雄一郎 家垣
Yoichi Tamagawa
洋一 玉川
Yasuo Kamoshita
康夫 鴨下
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Abstract

【課題】用紙印刷・後処理システムにおける用紙ジャム自動復旧システムを提供する。
【解決手段】圧着はがき作成システムはコンピュータ3と画像形成装置4を備えた印刷部1と、印刷後処理部としての圧着はがき作製装置2から成る。コンピュータ3は画像形成装置4を用い、圧着はがき用紙に相手先の郵便番号、住所、通知内容などの他に宛名面に識別用コードを印刷する。圧着はがき作製装置2は印刷済みの圧着はがき用紙の搬入時に識別用コードを読取り、それからV折り又はZ折りの圧着はがきとして完成させて排紙収納部に排紙する。用紙ジャムが発生すると、読取って記憶している識別用コードをコンピュータ3に通知する。コンピュータ3は識別用コードを受け取ると識別用コードに対応する印刷データを記憶装置から読み出して画像形成装置4により再印刷を行う。
【選択図】 図1

Description

本発明は、用紙に印刷したのち後処理を行うシステム例えば圧着はがき用紙に宛名や秘匿情報を印刷したのち、折り工程、接着剤塗布工程、秘匿情報印刷面圧着工程等の後処理を行う用紙印刷・後処理における用紙ジャム自動復旧システムに関する。
従来、特定の個人のみへ文字情報を伝達するために、一般に、文字記載物を封書の形態にし、開封後に始めて当該個人が文字情報を確認できるようにしていた。
近年、個人情報保護が厳しく問われるようにもなり、各種事業所等では、例えば、個人の各種データ、成績表、給与明細書等の個人情報は、これを文字記載物の内部の印字箇所に記録して、印字箇所の周縁部もしくは文字記載物の全面を接着や圧着により封筒状やカード状にして配布したりしている。
このうち、はがきサイズのカード状のものは圧着はがきと呼ばれており、通常の郵便はがきと同じ料金で利用できることから、情報提供者側の利便性が高い印字(印刷)情報秘匿システムとして、広告宣伝のダイレクトメール等にも汎用されている。
このような圧着はがき等による印字情報秘匿システムを利用するには、従来、専門の製造業者に委託するか、高価な圧着はがき等製造・印刷装置を導入するかして秘匿情報を作成していた。
これらの圧着はがき等製造・印刷装置を用いて秘匿情報を作成するには、接着剤を情報印字の後に塗布する方法や、情報印字の前に塗布する方法等があるが、いずれにしても秘匿情報を大量に作成するという前提が必須であり高価であった。
また、そのような製造業者への委託は、個人情報の流出の問題も潜在的に存在しており好ましい秘匿情報の作成方法とはいえない。
ところで、近年、パソコンやプリンタの発達と相侯って、小規模事業所や個人でも利用できるように、少量単位でも簡易に圧着はがきを作成できるようにしたものも提案されている。
例えば、感圧接着剤を予め塗布した剥離紙付きはがき用紙が販売されている。これは、2つ折り内部の印字面に所定の文字情報等を印字後に、感圧接着剤部分を圧着して投函用の圧着はがきを完成させるものである。
また、例えば、粘着フイルムとはがき用紙を一組にしたものが販売されている。これは、2つ折り内部の印字面に所定の文字情報等を印字後に、2つ折り内部に粘着フイルムを挟むようにして圧着して、投函用の圧着はがきを作成できるようにしたものである。
しかしながら、これでもコスト高は避けられず、取り扱いが煩雑であり、個人的に数枚の圧着はがきを作成するのなら良いが、ある程度の枚数単位で、安価で、迅速に、且つ対需要即応体制で作成できるものではない。
そこで、粘着剤を内包したマイクロカプセルから成るトナー状粘着剤を静電印刷法により基材の表面に転写してフラッシュ定着させ、接着時には圧力によりマイクロカプセルを破壊しカプセル内の粘着剤を浸出させるようにして、圧着はがきを容易に作成できるとする提案がなされている。また、この提案では、粘着剤を溶融、混練、粉砕した粉砕トナーも示唆されている。(例えば、特許文献1参照。)
また、事務用プリンタや複写機の交換用の印字用カートリッジに圧着用物質を入れて、それら事務用プリンタ又は複写機による印字作業と同様の操作で圧着用物質を官製はがきや封筒に塗布し、その後、圧着専用機にかけるようにし、圧着専用機にかけるところまでを1台のプリンタ又は複写機で出来るとする提案がなされている。また、この提案では、二つ折りの片面、三つ折の中央両面に圧着用物質を塗布することが示唆されている。(例えば、特許文献2参照。)
また、感熱接着剤を含むトナーを用い、電子写真方式により画像を対需要即応式で作成する方法が提案されている。この提案では、感熱接着剤の軟化温度は電子写真方式用のトナーの結着樹脂の軟化温度よりも高くなるように構成し、また、感熱接着剤の電子写真方式用トナーに占める割合を5〜60重量%とし、また、感熱接着剤の組成は熱接着性樹脂、ホットメルト及びワックス類からなる群より選ばれる1種類以上を含むようにすることが提案されている。(例えば、特許文献3参照。)
特開平09−104849号公報(段落0005、0014、図1、図3、図6) 特開2000−006553号公報(要約、図なし) 特開2004−126231号公報(段落0085〜0087、図なし)
しかしながら、特許文献1の技術は、マイクロカプセル式のトナーについては構成及び組成について記載されてはいるが、粉砕トナーについては単なる思い付き程度に示唆されているのみであり、具体的な組成、製法、及び用法についての記載がなく、これでは、この分野の当業者といえども有用な粉砕トナーを作成することは勿論、試作することさえ出来ない。
また、特許文献2の技術は、圧着専用機にかける前までの官製はがきや封筒による印字情報秘匿書類を作成するものであり、投函用に完成するには圧着専用機にかけなければならない点で利便性と経済性に欠けるものであり、また対需要即応性には程遠いものと言わざるを得ない。
また、特許文献3の技術では、単に感熱接着剤の軟化温度が電子写真方式用のトナーの結着樹脂の軟化温度よりも高く設定されているというのみで、感熱接着剤を含むトナーの詳細な処方等の説明はない。
ところで、対需要即応性のある圧着はがきの作成方法としては、個人的にも使用できる小型の電子写真式プリンタのトナーカートリッジに収容して使用可能な粉体接着剤を具体的に実現し、その粉体接着剤を現像、転写及び定着によって同プリンタで可変情報を印字(又は印刷、以下同様)した紙面に塗布できればよいと考えられる。
但し、そのように印字後の用紙に対する接着剤の塗布を電子写真式プリンタを用いて行うものとすると、粉体接着剤は通常のトナーとほぼ同様の形態のものでないと、接着剤として塗布(現像、転写、及び定着)は出来ないと考えられる。
しかしながら、トナー状の圧着はがき用粉体接着剤は、従来の提案技術である上記の各特許文献には思い付き程度に示唆されてはいるものの、既に述べたように具体的な材料処方も具体的な用法も開示されていない。
また、そのようなトナー状の圧着はがき用粉体接着剤は今日まで市場に流通もしていない。流通している圧着はがき用粉体接着剤は液状または粘着シート状のものだけである。
ましてや、電子写真式プリンタで圧着はがき用紙に宛名や秘匿情報を印刷したのち折り工程、接着剤塗布工程、秘匿情報印刷面圧着工程等の後処理を個人的に行う方法や、その後処理中に発生する可能性のある用紙ジャム時に適切に対処する方法を開示したり示唆したものは未だ存在していない。
本発明の課題は、上記従来の実情に鑑み、具体的な材料処方から成る実用性のある粉体接着剤を作製して、その粉体接着剤を用いて実用的かつ具体的に用紙に印刷したのち後処理を行うシステム、例えば圧着はがき用紙に宛名や秘匿情報を印刷したのち折り工程、接着剤塗布工程、秘匿情報印刷面圧着工程等の後処理を行う用紙印刷・後処理システムにおける用紙ジャム自動復旧システムを提供することである。
先ず、第1の発明の用紙印刷・後処理システムにおける用紙ジャム自動復旧システムは、印刷部にて用紙に可変情報と共に識別コードを印刷する印刷工程と、印刷後処理部にて上記識別コードを読み取ってこの読み取った上記識別コードを認識する識別工程と、上記印刷後処理部にて用紙ジャムが発生したとき該用紙ジャムに係わる上記用紙の上記識別工程にて識別された上記識別コードを上記印刷部に送信する工程と、上記印刷部にて上記送信された識別コードに対応する上記可変情報を新たな用紙に再印刷する工程とからなる。
次に、第2の発明の用紙印刷・後処理システムにおける用紙ジャム自動復旧システムは、印刷部にて用紙に可変情報を印刷処理した順に識別コードを圧着はがき作製部に送信する工程と、印刷後処理部にて上記識別コードに基づき上記可変情報を印刷処理された用紙を管理する工程と、上記印刷後処理部にて用紙ジャムが発生したとき該用紙ジャムとなった上記用紙に係わる上記識別コードを上記印刷部に送信する工程と、上記印刷部にて上記送信された識別コードに対応する上記可変情報を新たな用紙に再印刷する工程とからなる。
更に、第3の発明の圧着はがき作成システムにおける用紙ジャム自動復旧システムは、印刷部にて圧着はがき用紙に可変情報と共に識別コードを印刷する印刷工程と、圧着はがき作成部にて上記識別コードを読み取ってこの読み取った上記識別コードを認識する識別工程と、上記圧着はがき作成部にて用紙ジャムが発生したとき該用紙ジャムに係わる上記用紙の上記識別工程にて識別された上記識別コードを上記印刷部に送信する工程と、上記印刷部にて上記送信された識別コードに対応する上記可変情報を新たな圧着はがき用紙に再印刷する工程とからなる。
また、第4の発明の圧着はがき作成システムにおける用紙ジャム自動復旧システムは、印刷部にて圧着はがき用紙に可変情報を印刷処理した順に識別コードを圧着はがき作製部に送信する工程と、圧着はがき作成部にて上記識別コードに基づき上記可変情報を印刷処理された圧着はがき用紙を管理する工程と、上記圧着はがき作成部にて用紙ジャムが発生したとき該用紙ジャムとなった上記用紙に係わる上記識別コードを上記印刷部に送信する工程と、上記印刷部にて上記送信された識別コードに対応する上記可変情報を新たな圧着はがき用紙に再印刷する工程とからなる。
本発明によれば、用紙に可変情報と共に識別コードを印刷してその識別コードに基づいて可変情報の印刷された用紙を管理するようにしたので、用紙の印刷後処理を行う工程で用紙ジャムが発生したとき識別コードに基づいて用紙ジャムが発生した用紙を特定しその再印刷を自動的に行うことができ、これにより、用紙ジャムが発生しても復元処理を人の介入なしに自動的に行うことができて作業能率が向上する。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら説明する。
(実施形態1)
最初にトナー状の粉体接着剤の材料処方及び具体的な作製方法について説明する。尚、この粉体接着剤は、秘匿情報印刷面を圧着後の剥離開封時に、反対面への文字移りが発生しない粉体接着剤として開発されたものである。
先ず、結着樹脂として軟化温度110±4℃の炭化水素系樹脂(シクロオレフィンとエチレンの共重合体)90質量%以上、帯電制御剤0.3〜3質量%、ワックス1〜9質量%を用意する。
これらを、ミキサーにて混合し、その混合物を二軸スクリュー混練機にて温度をかけながら混練し、この混練物を冷却し、機械式粉砕機にて2mm程度にまで粉砕し、気流式粉砕機にてさらに微粒子にまで粉砕し、適切な粒子径に分級を行う。
その後、この混練粉砕物を、シリコンオイル又はアルキルジシラザンにて表面処理済みのシリカ微粒子0.1〜5質量%(対混練粉砕品)及びアルミナを外添し、軟化温度106℃で、平均粒径(体積D50)9.0μmの第2の粉体接着剤としてのトナー状の透明な粉体接着剤を得る。
(実施形態2)
図1は、実施形態2としての圧着はがき作成システムの構成を模式的に示す図である。同図に示すように、圧着はがき作成システムは、印刷部1と印刷後処理部2から成る。印刷部1は、コンピュータ3と画像形成装置4を備えている。印刷後処理部2の内部構成については、詳しくは後述する。
上記のコンピュータ3は、本体5と、この本体5に接続された液晶表示装置6とキーボード7からなる。本体5は、特には図示しないが、CPU(central processing unit)、ROM(read only memory)、RAM(Random Access Memory)、HD(hard disk)等を備えている。
オペレータは、コンピュータ3により印刷データ(相手先郵便番号、住所、相手先への通知内容など)を作成あるいは加工して、この印刷データを用いた画像形成装置4による印刷の実行をコンピュータ3に指示する。
また、画像形成装置4は、例えば4色のトナーを用いる通常の電子式画像形成装置であり、パーソナルコンピュータ3に接続され、そのパーソナルコンピュータ3からの指示に基づいて、2つ折り圧着はがき用紙や図1(a) に示す3つ折り圧着はがき用紙8に、上記の印刷データに基づく詳しくは後述するような内容の印刷を実行する。
上記の印刷後処理部2は、用紙ジャムが発生したとき、その用紙ジャムに係わる2つ折り圧着はがき用紙や3つ折り圧着はがき用紙8の後述する識別用コードを有線又は無線9により印刷部1のパーソナルコンピュータ3に送信する。
尚、印刷後処理部2と印刷部1との無線による通信は、電波と限るものではなく、赤外線、超音波など、後述する認識コードを通信できる方法であれば何を用いてもよい。
図2(a) は、上記の画像形成装置4で印刷される2つ折り(以下、V折りともいう)圧着はがき用紙の印刷例を示す図であり、同図(b) は、3つ折り(以下、Z折りという)圧着はがき用紙の印刷例を示す図である。
同図(a) に示すように、V折り圧着はがき用紙11は、第1面(表面)が2つの単面に別れており、面aには非秘匿情報12と差出人名13等が印刷され、面bには郵便番号14、住所と宛名15、識別用コード16等が印刷されている。
また、第2面(裏面)も2つの単面に分かれており、図では陰になって見えないが、面c及び面dには秘匿情報が印刷されている。このV折り圧着はがき用紙11は、最終的に折り線17で山折りされる。
また、同図(b) は、図1で示したZ折り圧着はがき用紙8を示しており、第1面、第2面ともに3つの単面に分かれている。第1面は、図2(b) に示すように、面A及び面Bには例えば請求明細書のような秘匿情報が2つの単面に連続して印刷され(勿論、単面ごとに別々でもよい)、面Cには同図(a) の面bと同様に、郵便番号14、住所と宛名15、識別用コード16等が印刷されている。
また、第2面(裏面)も3つの単面に分かれており、図では陰になって見えないが、面Dには同図(a) の面aと同様に非秘匿情報12と差出人名13等が印刷されており、面E及び面Fには、面A及び面Bとは異なる秘匿情報が印刷されている。このZ折り圧着はがき用紙8は最終的に折り線19で谷折りされ、折り線21で山折りされる。
図3は、上記の印刷後処理部2の内部構成を示すブロック図である。図3に示す印刷後処理部2は、圧着はがき作成装置であり、用紙搬送方向上流側(図では右側)から下流側(図の左側)へ、給紙部22、識別コード読取部23、仮折部24、接着剤塗布部25、仮・本定着部26、本折部27、形状整頓部28、切断分離部29、及び排紙収納部31で構成されている。
図4(a),(b) は、それぞれ上記印刷後処理部(圧着はがき作製装置)2において圧着はがき用紙として印字に用いられる用紙のサイズを示す図である。
同図(a) はA4判の用紙P−4を示しており、折り線32に沿って2つに折り、裁断線33に沿って裁断すると、それぞれ一面が縦14.85cm、横10.5cmの2通のV折り圧着はがきを作製することが出来る。
また、同図(b) はA3判の用紙の長手方向の一方の端部P´を予め10.5cm切り捨てておいた用紙P−3を示しており、二本の折り線34に沿って3つに折り、裁断線35に沿って裁断すると、それぞれ縦14.85cm、横10.5cmの2通のZ折り圧着はがきを作製することが出来る。
ところで、圧着はがきは通常葉書に順ずるものとして取扱われているが、郵便法によれば、私製の通常はがきの一面の寸法は、長辺14〜15.4cm、短辺9〜10.7cmとなっている。
したがって、上記図4(a),(b) に示す圧着はがきの一面の縦横の寸法は、いずれも郵政法で承認されているはがきの寸法の許容範囲の寸法である。
これら図4(a),(b) に示す用紙P−4及びP−3は、粉体接着剤を塗布のとき、仮折りのとき、粉体接着剤を仮定着のとき、本折りのとき、及び本定着(圧着)のとき、いずれも矢印bで示す裁断線33又は35方向に搬送される。
図5(a) 〜(f) は、図1及び図3に示す圧着はがき作製装置2における圧着はがきの作製工程順に、図2(a) に示したV折り圧着はがき用紙11(以下、単に用紙11という)の状態を平面図、斜視図、側断面図等で示す図である。
尚、図5(a) 〜(f) には、圧着はがき作製装置2における用紙11の搬送方向を矢印dで示している。すなわち、用紙11は、矢印d方向に搬送されながら、仮折り、接着剤塗布、仮定着、展開、2つ折り、圧着、切断分離の処理を経てV折り圧着はがきとして完成される。
また、図5(a) 〜(f) には、本来、切断分離までは図4(a) に示したように2通分の用紙11が連続しているが、判りやすく簡略に図示するために、1通分のみを示している。また、図5(a) 〜(f) には、第1面及び第2面の各単面を、図2(a) と同一の面記号a〜dで示している。
図6(a) 〜(f) は、図1及び図3に示す圧着はがき作製装置2における圧着はがきの作製工程順に、図2(b) に示したZ折り圧着はがき用紙8(以下、単に用紙8という)の状態を平面図、斜視図、側断面図等で示す図である。
尚、図6(a) 〜(f) には、圧着はがき作製装置2における用紙8の搬送方向を矢印dで示している。すなわち、用紙8も、矢印d方向に搬送されながら、仮折り、接着剤塗布、仮定着、展開、3つ折り、圧着、切断分離の処理を経てZ折り圧着はがきとして完成される。
また、図6(a) 〜(f) も、本来、切断分離までは図4(b) に示したように2通分の用紙8が連続しているが、判りやすく簡略に図示するために、1通分のみを示している。また、図6(a) 〜(f) には、第1面及び第2面の各単面を、図2(b) と同一の面記号A〜Fで示している。
以下、図1乃至図6を用いて、本例の圧着はがき作製処理及びその圧着はがき作製処理における用紙ジャム自動復旧システムについて説明する。
先ず、図3の給紙部22から用紙8又は用紙11が仮折部24に給紙される。尚、この給紙では、図3には、図示の煩雑さを避けるため、矢印方向に搬送される用紙8又は11を圧着はがき1通分しか示していないが、実際には、図4(a),(b) に示したように、未だ裁断線33又は35で連続したままの圧着はがき2通分の用紙8又は11が図4(a),(b) の矢印b方向に搬送される。
この仮折部24への搬送途上で、識別コード読取部23によって、図2(a) 又は図2(b) に示した識別用コード16が読み込まれ、その読み込まれた識別用コード16が不図示の制御部によって認識される。
識別用コード16は、例えば一連番号をバーコードで表すようにしてもよい。この場合、識別コード読取部23はバーコード読み取り機で構成される。
仮折部24においては、用紙11の場合は、図5(b),(c) に示すように、表裏で面bと面cの部分が矢印iで示すように折り込まれる。このように折り込まれた用紙11は、接着剤塗布部25へと搬送される。
また、用紙8の場合は、図6(b),(c) に示すように、用紙の一部(表裏で面Cと面Fの部分)が矢印jで示すように折り込まれる。この用紙の一部が折り込まれた用紙8は、接着剤塗布部25へと搬送される。
接着剤塗布部25は、粉体接着剤収容部36、この粉体接着剤収容部36下端開口部に設けられた接着剤塗布ローラ37、この接着剤塗布ローラ37に対向して圧接する転写ローラ38、接着剤塗布ローラ37の周面を清掃するクリーナ39等で構成されている。
接着剤塗布部25に搬入された用紙8又は11は、接着剤塗布ローラ37と転写ローラ38とにより挟持されて搬送されながら上面に粉体接着剤15を塗布される。
この粉体接着剤15を塗布される上面は、用紙8の場合であれば図6(c) の面Fとこの折られた面Fに並んで露出する折られなかった面Aの表裏であり、この表裏それぞれの所定の面(面Fと面A)に、図6(d) に示すように、一度に粉体接着剤41を塗布される。
また、用紙11の場合であれば、粉体接着剤15を塗布される上面は、図5(c) に示す第2面の面cであり、この第2面の面cに、図5(d) に示すように粉体接着剤41を塗布される。
粉体接着剤15を塗布された用紙8又は11は、仮・本定着部26へと搬送される。仮・本定着部26の用紙搬入部には下無端熱ベルト42と、この下無端熱ベルト42を上下内外から挟むようにして加圧ローラ43と36が配置されて仮定着部を形成している。
下無端熱ベルト42の下面(外側)に位置する加圧ローラ44は常時下無端熱ベルト42の下面に当接しており、加圧ローラ44に対向配置された加圧ローラ43は、仮定着のときは下方に移動して下無端熱ベルト42を加圧ローラ43に向けて押圧する。
これにより、用紙8又は11は、下無端熱ベルト42と加圧ローラ44によって挟持されて搬送されながら、熱と圧力を加えられて、粉体接着剤41が紙面に仮定着される。
この粉体接着剤41を紙面に仮定着された用紙8又は11は、続いて本折部27へと搬送される。本折部27に搬入された用紙8又は11は、先ず一旦上記折られた面が広げられる。
図5(e) は、矢印kで示すように広げられた用紙11の第1面(表面の面a、面b)を示しており、図5(e) では陰となって見えないが、第2面(裏面)の面cに上記の粉体接着剤41が仮定着されている。
また、図6(e) は、矢印mで示すように広げられた用紙8第1面(表面の面A、面B、面C)を示しており、面Aには上記の粉体接着剤41が仮定着されている。また、図6(e) では、陰となって見えないが、第2面(裏面)の面Fには上記の粉体接着剤41が仮定着されている。
この後、本折部27において、用紙11の場合は、図5(f) で示すように、面cが矢印nで示すように面d側に折り込まれる。これにより用紙11がV折りにされる。
また、用紙8の場合は、図6(f) に示すように、面Fが面E側に折り込まれ、続いていま折り込まれて面Fと二重になった面Bが面A側に折り込まれる。これにより用紙8がZ折りにされる。
このV折り又はZ折りにされた用紙11又は8は、再び仮・本定着部26へと搬送される。ただし、今度は用紙11又は8は、下無端熱ベルト42と上無端熱ベルト45とが対向配置されている本定着部に搬入される。
下無端熱ベルト42の内部には上述した加圧ローラ43を含む3個の加圧ローラが配設されており、上無端熱ベルト45の内部にも、下無端熱ベルト42内部の上記3個の加圧ローラと対になって対向する位置に3個の加圧ローラが配設されている。
これらの加圧ローラは、それぞれ無端熱ベルトを対向部方向へ押圧する。これにより、V折り又はZ折りにされた用紙11又は8は、下無端熱ベルト42と上無端熱ベルト45とにより挟持されて搬送されながら、粉体接着剤41の塗布面(用紙11では面c、用紙8では面A及び面F)とその対向面(用紙11では面d、用紙8では面B及び面E)とがそれぞれ圧着される。
続いて用紙11又は8は、形状整頓部28へと搬送される。形状整頓部28では、用紙11又は8は、斜行を矯正され、搬送幅方向を位置合わせされて、更に、切断分離部29へと搬送される。
切断分離部29ではスプリッタにより、図4(a) 又は同図(b) に示した裁断線33又は35に沿って裁断され、独立した2通のV折り又はZ折りの圧着はがき11´又は8´として完成する。
この完成した2通のV折り又はZ折りの圧着はがき11´又は8´は、排紙収納部31に収納される。
ここで、上記いずれかの処理工程で用紙ジャムが発生したものとする。用紙ジャムの検出は、例えば用紙11又は8の給紙部22から圧着はがき作製装置2への給送から排紙収納部31への排出まで、予め判明している所定の時間が経過しても、用紙11又は8が排紙収納部31に排出されないことから検出するようにする。
あるいは、圧着はがき作製装置2の内部の各々の処理工程部の直後に、識別コード読取装置を配設して、前段の工程から一定の時間内に次段の工程を通過しない用紙があるとき、用紙ジャムの発生と判断するようにしてもよい。
また、搬送時間から用紙ジャムを判断するのではなく、一般的機構的なジャム検出装置を用いてもよく、用紙ジャムの検出ができる方法または装置であれば、何を用いてもよい。
いずれにしても、用紙ジャムが自動的に認識される。圧着はがき作製装置2の不図示の制御部では、用紙ジャムが認識されると、先に識別コード読取部23で読み取って認識していた識別コードを、図1に示したように、有線又は無線9により印刷部1のコンピュータ3に送信する。
コンピュータ3は、用紙8又は11に対する印刷を画像形成装置4に指示すると、オペレータから消去の指示があるまでは、印刷データをHD上のデータベースに保存している。
コンピュータ3は、圧着はがき作製装置2の制御部から送信された識別コードを受け取ると、その識別コードにより上記のデータベースを検索し、識別コードに対応する印刷データを読み出して、この印刷データによる再印刷を画像形成装置4に指示する。
これにより、用紙ジャムを引き起こした圧着はがき用紙に対応する再印刷が画像形成装置4において実行される。
このように、用紙ジャムが発生し該当の用紙が使用の役に立たなくなった場合には自動的に再印刷が行われるので、オペレータは、用紙ジャムを引き起こした用紙を取り除いてから画像形成装置4で再印刷された用紙を単に圧着はがき作製装置2に再送するだけで良くなる。
したがって、用紙ジャムを引き起こした用紙の印刷内容を確認したり、その確認した印刷内容の印刷データを探し出して画像形成装置4に印刷指示を出すなどの、用紙ジャム発生時の人手による復旧への対処が不要となり、ジャム発生時の復旧のための時間及び労力が軽減される。
尚、上記実施の形態では、識別コードの構成として、例えば一連番号をバーコードで表すとしたが、例えば文字又は数字をそのまま印刷するようにしてもよく、その場合は、識別コード読取部23を、例えばカメラ又はスキャナ等で構成するようにするとよい。
また、使用する用紙を圧着はがき用紙としているが、これに限ることなく、秘匿情報を印刷して、その秘匿情報印刷面を隠蔽シートで被覆した通常の秘匿情報通信用紙の作製に適用することもできる。
(実施形態3)
図7は、実施形態3としての圧着はがき作成システムの主要部の構成を模式的に示す図である。尚、同図には図1に示したコンピュータ3の図示を省略している。
また、図1の場合は、画像形成装置4は印刷後処理部(圧着はがき作成装置)2から離れていて、画像形成装置4で印刷された圧着はがき用紙8又は11は、圧着はがき作成装置2の給紙部22に一旦収容されるようになっていたが、本例では画像形成装置4の側面排紙口と圧着はがき作成装置2の給紙口が連結されている。
また、図7に示す圧着はがき作成装置2は、図3の場合に給紙口近傍に配置されていた識別コード読取部23が排紙口近傍に置き換えられている点を除いては、全ての構成が図3の場合と同一である。すなわち圧着はがき作製処理の動作は図3の場合と同一である。
また、図7では、構成ブロックと圧着はがきにのみ図3と同一の番号を付与し、他の構成部分の番号の付与は省略し、ここでは、用紙ジャム発生時の復旧に係わる動作についてのみ説明する。
本例では、コンピュータ3は、画像形成装置4で印刷処理を実行させた順に識別コードを生成して、この生成した識別コードを圧着はがき作成装置2に送信する。圧着はがき作成装置2の制御部は、送信されてきた識別コードと同期して画像形成装置4の側面排紙口から圧着はがき作成装置2の給紙口に給送されてくる圧着はがき8又は11を、送信されてきた識別コードと関連付けて監視する。
そして、圧着はがき作成装置2の制御部は、給送されてきた圧着はがき8又は11が完成した圧着はがき8´又は11´として排紙収納部31に収納されるに応じて収納された圧着はがき8´又は11´に関連付けられている識別コードを消去する。
用紙ジャムが発生すると、圧着はがき作成装置2の制御部は、消去されていない識別コードの先頭の識別コードが用紙ジャムとなった圧着はがき8又は11に関連付けられている識別コードであると判断して、その識別コードをコンピュータ3に送信する。
本例の場合も、コンピュータ3は、用紙8又は11に対する印刷を画像形成装置4に指示すると、オペレータから消去の指示があるまでは、識別コードと共に印刷データをHD上のデータベースに保存している。
コンピュータ3は、圧着はがき作製装置2の制御部から送信された識別コードを受け取ると、その識別コードにより上記のデータベースを検索し、識別コードに対応する印刷データを読み出して、この印刷データによる再印刷を画像形成装置4に指示する。
これにより、用紙ジャムを引き起こした圧着はがき用紙に対応する再印刷が画像形成装置4において実行される。
このように、用紙ジャムが発生し該当の用紙が使用の役に立たなくなった場合には自動的に再印刷が行われるので、オペレータは、用紙ジャムを引き起こした用紙を取り除いてから画像形成装置4で再印刷された用紙を単に圧着はがき作製装置2に再送するだけで良くなる。
したがって、用紙ジャムを引き起こした用紙の印刷内容を確認したり、その確認した印刷内容の印刷データを探し出して画像形成装置4に印刷指示を出すなどの、用紙ジャム発生時の人手による復旧への対処が不要となり、ジャム発生時の復旧のための時間及び労力が軽減される。
尚、上記実施形態2及び3では、圧着はがき作製装置2とコンピュータ3との間での双方向の通信により用紙ジャムを復旧させているが、圧着はがき作製装置2と画像形成装置4との間に上記と同様の通信機能ソフトと再印刷機能ソフトを搭載することにより、コンピュータ3が介在しない用紙ジャム復旧処理システムを構築することもできる。
(実施形態4)
ところで、郵便物にはすべからく配達地域別に仕分けする作業が付き物である。勿論、圧着はがきも例外ではない。しかし、郵便番号を視認しながら配達地域別に郵便物を人手で区分けするのには、多大な労力と時間がかかる。
もっとも、郵便番号から、はがき又は封筒を区分けする方法としては、例えば、特開平10−094761号公報、特開平08−323297号公報、特開平07−267429号公報などで既に開示されている。
ただし、これらはいずれも大型機械に係わる技術である。すなわち、郵便番号を読み取る装置は、極めて大型の機械であって、個人的に容易に使用できるようなものではない。本例では圧着はがきの配達地域別仕分けを簡単に行おうとするものである。
図8(a) は、実施形態4における可変情報印刷ソフトにより画像形成装置4で印刷物を作製する工程を示す図であり、同図(b) は、仕分け情報に基づいて印刷物を仕分けするフローチャート、同図(c) は、仕分け情報のデータ構成の例を示す図である。
尚、本例における全体としての圧着はがき作成システムは、図7の場合と同様である。
図8(a) において、画像形成装置4を用い、可変情報印刷ソフト46により、圧着はがき用紙8又は11に、郵便番号、住所、受取人名、通信内容などの可変情報を印刷した印刷物を作成する。
この印刷物(圧着はがき8又は11)は、画像形成装置4の側面排紙口から圧着はがき作成装置2の給紙口に給送される。
また、これと同時に、可変情報印刷ソフト46からは、可変情報印刷ソフト46によって印刷された印刷物に係わる「印刷順序」の情報と「仕分け情報」とが圧着はがき作成装置2に送信される。
上記の仕分け情報は、例えば同図(c) に示すように、仕分け情報データベース47に郵便番号と住所の印刷データが印刷順に上から下へ並べられているものである。
圧着はがき作製装置2の制御部は、圧着はがき作成装置2の給紙口に給送されてくる印刷物の順序と仕分け情報とを関連付けて印刷物の工程中の流れを監視する。
そして、圧着はがき作製装置2の制御部は、特には図示しないが、図7の圧着はがき作製装置2の内部に設置してある仕分け装置に、印刷順序の情報と仕分け情報とを伝達する。
仕分け装置は、図8(b) に示すように、制御部から伝達により与えられた印刷順序の情報と仕分け情報とに基づいて仕分け先を区別し(S1)、分類1と判断されるものは分類1に仕分けし(S2)、分類2と判断されるものは分類2に仕分けする(S3)。
尚、同図(b) に示す例では、仕分け先を分類1と分類2の2通りにしているが、これに限ることなく、仕分け情報に応じて、又は仕分け装置の仕分け能力に応じて、何通りにでも仕分けすることができる。
また、仕分け情報を郵便番号や住所としたが、仕分け情報はこれに限ることなく、例えば郵便番号や住所などをカスタマーバーコードで置き換えた仕分けしたい地域を示すコード情報であってもよい。
また、可変情報ソフト46が記憶している情報であれば、何でも仕分けに利用可能である。すなわち、可変情報の配達先の仕分けだけでなく、例えば広告画像を印刷するソフトと連動させると、画像別の仕分けも可能である。
また、可変情報ソフト46は、宛名、住所などの可変情報を印刷する画像形成装置4と圧着はがき作成装置2の両方を集中管理する、システム管理ソフトとして構成してもよい。
(実施形態4の変形例)
仕分け情報を圧着はがき作製装置2に送信するのではなく、圧着はがきの表書きに直接印刷するようにしてもよい。
この場合は、圧着はがきの表書きに印刷されている仕分け情報を識別コード読取部23で読み取って、この読み取った仕分け情報を制御部で認識し、この認識に基づいて仕分け装置を制御するようにする。
上記実施形態4又は実施形態4の変形例のいずれにしても、郵便物を区分けして投函することにより、郵便料金割引制度の料金割引を受けることができるので経済的である。
(付記1)
圧着はがき用紙に、少なくとも宛名、受取人地域情報、差出人、及び秘匿情報を印刷する印刷手段と、
該印刷手段による印刷が完了した前記圧着はがき用紙に対し折り工程、接着剤塗布工程、秘匿情報印刷面圧着工程を含む後処理を行って投函可能状態の圧着はがきを完成させる圧着はがき作製手段と、
該圧着はがき作製手段により作製されて完成した前記圧着はがきの前記受取人地域情報を読み取る読取手段と、
該読取手段により読み取られた前記受取人地域情報に基づいて少なくとも2箇所以上の地域別に前記圧着はがきを仕分ける仕分け手段と、
を有することを特徴とする圧着はがき作製システム。
(付記2)
前記受取人地域情報は、郵便番号であることを特徴とする付記1記載の圧着はがき作製システム。
(付記3)
前記受取人地域情報は、受取人の住所であることを特徴とする付記1記載の圧着はがき作製システム。
(付記4)
前記受取人地域情報は、受取人の住所を示すカスタマーバーコードであることを特徴とする付記1記載の圧着はがき作製システム。
(付記5)
前記受取人地域情報は、受取人の住所を示すQRコード(Quick Response Code)であることを特徴とする付記1記載の圧着はがき作製システム。
実施形態2としての圧着はがき作成システムの構成を模式的に示す図である。 (a) は2つ折り(V折り)圧着はがき用紙の印刷例を示す図、(b) は3つ折り(Z折り)圧着はがき用紙の印刷例を示す図である。 実施形態2としての圧着はがき作成システムの印刷後処理部(圧着はがき作製装置)の内部構成を示すブロック図である。 (a),(b) はそれぞれ実施形態2の圧着はがき作製装置において圧着はがき用紙として印字に用いられる用紙のサイズを示す図である。 (a) 〜(f) は実施形態2の圧着はがき作製装置における圧着はがきの作製工程順にV折り圧着はがき用紙の状態を平面図、斜視図、側断面図等で示す図である。 (a) 〜(f) は実施形態2の圧着はがき作製装置における圧着はがきの作製工程順にZ折り圧着はがき用紙の状態を平面図、斜視図、側断面図等で示す図である。 実施形態3としての圧着はがき作成システムの主要部の構成を模式的に示す図である。 (a) は実施形態4としての圧着はがき作成システムにおける完成圧着はがきを所望の種類ごとに仕分けする処理を説明する図であり、(b) はその仕分け処理に用いられる仕分け用データの例を示す図である。
符号の説明
1 印刷部
2 印刷後処理部(圧着はがき作成装置)
3 コンピュータ
4 画像形成装置
5 本体
6 液晶表示装置
7 キーボード
8 3つ折り(Z折り)圧着はがき用紙
8´ 完成Z折り圧着はがき
9 有線又は無線
11 2つ折り(V折り)圧着はがき用紙
11´ 完成V折り圧着はがき
12 非秘匿情報
13 差出人名
14 郵便番号
15 住所と宛名
16 識別用コード
17 折り線
18 秘匿情報
19、21 折り線
22 給紙部
23 識別コード読取部
24 仮折部
25 接着剤塗布部
26 仮・本定着部
27 本折部
28 形状整頓部
29 切断分離部
31 排紙収納部
32、34 折り線
33、35 裁断線
36 粉体接着剤収容部
37 接着剤塗布ローラ
38 転写ローラ
39 クリーナ
41 粉体接着剤
42 下無端熱ベルト
43、44 加圧ローラ
45 上無端熱ベルト
46 可変情報印刷ソフト
47 仕分け情報データベース

Claims (4)

  1. 印刷部にて用紙に可変情報と共に識別コードを印刷する印刷工程と、
    印刷後処理部にて前記識別コードを読み取ってこの読み取った前記識別コードを認識する識別工程と、
    前記印刷後処理部にて用紙ジャムが発生したとき該用紙ジャムに係わる前記用紙の前記識別工程にて識別された前記識別コードを前記印刷部に送信する工程と、
    前記印刷部にて前記送信された識別コードに対応する前記可変情報を新たな用紙に再印刷する工程と、
    からなる用紙印刷・後処理における用紙ジャム自動復旧システム。
  2. 印刷部にて用紙に可変情報を印刷処理した順に識別コードを圧着はがき作製部に送信する工程と、
    印刷後処理部にて前記識別コードに基づき前記可変情報を印刷処理された用紙を管理する工程と、
    前記印刷後処理部にて用紙ジャムが発生したとき該用紙ジャムとなった前記用紙に係わる前記識別コードを前記印刷部に送信する工程と、
    前記印刷部にて前記送信された識別コードに対応する前記可変情報を新たな用紙に再印刷する工程と、
    からなる用紙印刷・後処理における用紙ジャム自動復旧システム。
  3. 印刷部にて圧着はがき用紙に可変情報と共に識別コードを印刷する印刷工程と、
    圧着はがき作成部にて前記識別コードを読み取ってこの読み取った前記識別コードを認識する識別工程と、
    前記圧着はがき作成部にて用紙ジャムが発生したとき該用紙ジャムに係わる前記用紙の前記識別工程にて識別された前記識別コードを前記印刷部に送信する工程と、
    前記印刷部にて前記送信された識別コードに対応する前記可変情報を新たな圧着はがき用紙に再印刷する工程と、
    からなる圧着はがき作成処理における用紙ジャム自動復旧システム。
  4. 印刷部にて圧着はがき用紙に可変情報を印刷処理した順に識別コードを圧着はがき作製部に送信する工程と、
    圧着はがき作成部にて前記識別コードに基づき前記可変情報を印刷処理された圧着はがき用紙を管理する工程と、
    前記圧着はがき作成部にて用紙ジャムが発生したとき該用紙ジャムとなった前記用紙に係わる前記識別コードを前記印刷部に送信する工程と、
    前記印刷部にて前記送信された識別コードに対応する前記可変情報を新たな圧着はがき用紙に再印刷する工程と、
    からなる圧着はがき作成処理における用紙ジャム自動復旧システム。
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