JP2008178985A - 圧着印刷物作製装置及びそれを用いた圧着印刷物作製システム - Google Patents

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Katsumi Maeda
克己 前田
Goshi Mitsui
郷史 三井
Yoichi Tamagawa
洋一 玉川
Yuichiro Iegaki
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Hideyoshi Niinuma
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Abstract

【課題】粉体接着剤を用いて圧着郵便物を料金別納郵便の形式で効率よく作製する圧着印刷物作製装置及びそれを用いた圧着印刷物作製システムを提供する
【解決手段】シート収容カセット9から送り出される例えばZ折り圧着用のシート10は仮折り装置22で仮折りされ粉体接着剤塗布部34で表裏同時に粉体接着剤を転写され接着定着部45で粉体接着剤を定着される。その後展開部61で仮折りを展開され第1本折り装置67で最初の2面を折り重ねられ第2本折り装置71で次の2面を折り重ねられて圧着装置72に搬入されてZ折りを圧着され郵便料金計器12に給送される。電子スケールを内蔵している郵便料金計器12では圧着印刷物を電子スケールで計量し、計量結果に基づいて郵便料金を算出し、算出した郵便料金を含む所定の印影を圧着印刷物の所定の位置に印刷する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、圧着印刷物作製装置に係わり、更に詳しくは、郵便料金計器付き圧着印刷物作製装置に関する。
従来、特定の個人のみへ文字情報を伝達するために、一般に、文字記載物を封書の形態にし、開封後に始めて当該個人が文字情報を確認できるようにしていた。
近年、個人情報保護が厳しく問われるようにもなり、各種事業所等では、例えば、個人の各種データ、成績表、給与明細書等の個人情報は、これを文字記載物の内部の印字箇所に記録して、印字箇所の周縁部もしくは文字記載物の全面を接着や圧着により封筒状やカード状にして配布したりしている。
このうち、はがきサイズのカード状のものは圧着はがきと呼ばれており、通常の郵便はがきと同じ料金で利用できることから、情報提供者側の利便性が高い印字(印刷)情報秘匿システムとして、広告宣伝のダイレクトメール等にも汎用されている。
このような圧着はがき等による印字情報秘匿システムを利用するには、従来、専門の製造業者に委託するか、高価な圧着はがき等製造・印刷装置を導入するかして秘匿情報を作成していた。
これらの圧着はがき等製造・印刷装置を用いて秘匿情報を作成するには、接着剤を情報印字の後に塗布する方法や、情報印字の前に塗布する方法等があるが、いずれにしても秘匿情報を大量に作成するという前提が必須であり高価であった。
また、そのような製造業者への委託は、個人情報の流出の問題も潜在的に存在しており好ましい秘匿情報の作成方法とはいえない。
ところで、近年、パソコンやプリンタの発達と相侯って、小規模事業所や個人でも利用できるように、少量単位でも簡易に圧着はがきを作成できるようにしたものも提案されている。
例えば、感圧接着剤を予め塗布した剥離紙付きはがき用紙が販売されている。これは、2つ折り内部の印字面に所定の文字情報等を印字後に、感圧接着剤部分を圧着して投函用の圧着はがきを完成させるものである。
また、例えば、粘着フイルムとはがき用紙を一組にしたものが販売されている。これは、2つ折り内部の印字面に所定の文字情報等を印字後に、2つ折り内部に粘着フイルムを挟むようにして圧着して、投函用の圧着はがきを作成できるようにしたものである。
しかしながら、これでもコスト高は避けられず、取り扱いが煩雑であり、個人的に数枚の圧着はがきを作成するのなら良いが、ある程度の枚数単位で、安価で、迅速に、且つ対需要即応体制で作成できるものではない。
そこで、粘着剤を内包したマイクロカプセルから成るトナー状粘着剤を静電印刷法により基材の表面に転写してフラッシュ定着させ、接着時には圧力によりマイクロカプセルを破壊しカプセル内の粘着剤を浸出させるようにして、圧着はがきを容易に作成できるとする提案がなされている。また、この提案では、粘着剤を溶融、混練、粉砕した粉砕トナーも示唆されている。(例えば、特許文献1参照。)
また、事務用プリンタや複写機の交換用の印字用カートリッジに圧着用物質を入れて、それら事務用プリンタ又は複写機による印字作業と同様の操作で圧着用物質を官製はがきや封筒に塗布し、その後、圧着専用機にかけるようにし、圧着専用機にかけるところまでを1台のプリンタ又は複写機で出来るとする提案がなされている。また、この提案では、二つ折りの片面、三つ折の中央両面に圧着用物質を塗布することが示唆されている。(例えば、特許文献2参照。)
また、感熱接着剤を含むトナーを用い、電子写真方式により画像を対需要即応式で作成する方法が提案されている。この提案では、感熱接着剤の軟化温度は電子写真方式用のトナーの結着樹脂の軟化温度よりも高くなるように構成し、また、感熱接着剤の電子写真方式用トナーに占める割合を5〜60重量%とし、また、感熱接着剤の組成は熱接着性樹脂、ホットメルト及びワックス類からなる群より選ばれる1種類以上を含むようにすることが提案されている。(例えば、特許文献3参照。)
特開平09−104849号公報(段落0005、0014、図1、図3、図6) 特開2000−006553号公報(要約、図なし) 特開2004−126231号公報(段落0085〜0087、図なし)
しかしながら、特許文献1の技術は、マイクロカプセル式のトナーについては構成及び組成について記載されてはいるが、粉砕トナーについては単なる思い付き程度に示唆されているのみであり、具体的な組成、製法、及び用法についての記載がなく、これでは、この分野の当業者といえども有用な粉砕トナーを作成することは勿論、試作することさえ出来ない。
また、特許文献2の技術は、圧着専用機にかける前までの官製はがきや封筒による印字情報秘匿書類を作成するものであり、投函用に完成するには圧着専用機にかけなければならない点で利便性と経済性に欠けるものであり、また対需要即応性には程遠いものと言わざるを得ない。
また、特許文献3の技術では、単に感熱接着剤の軟化温度が電子写真方式用のトナーの結着樹脂の軟化温度よりも高く設定されているというのみで、思い付き程度に示唆されてはいるものの感熱接着剤を含むトナーの具体的な材料処方も具体的な用法も開示されていない。
また、そのようなトナー状の圧着はがき用粉体接着剤は今日まで市場に流通もしていない。流通している圧着はがき用粉体接着剤は液状または粘着シート状のものだけである。
そこで、本発明者は、上記従来の提案技術が示唆するところに基づいて、プリンタを用いて塗布できることを前提としたトナー状の接着剤(熱可塑性樹脂粉体)を試作してみることにした。
プリンタ又は複写機を用いて塗布できることを前提として試作されたトナー状接着剤の材料処方は、結着樹脂として、ポリエステルを約95%、帯電制御剤として、LR147を約2%、ワックスとして、ppを約2%とした。
尚、上記の材料処方は、圧着はがき用接着剤であること、及びプリンタを用いて塗布できること(つまりトナーと類似した粉体性質を持っていること)の両条件を満たすものとの考えに基づいて処方したものであり、ポリエステルは現在プリンタのトナーとして主に使用されている結着樹脂材料である。
次に、これらの材料を、三井鉱山製へンシェルミキサーFM20にて混合し、二軸連続混練機により混練した。その後、粗砕、粉砕、分級を経て、最後にヘンシェルミキサーにて疎水性シリカと混合し、中心粒径9μmのトナーと類似の粉体を得た。
この粉体を、粉体接着剤として感光体ドラムに現像し、往復はがきの折り合わせ面に転写し、定着させて、用紙を取り出し、圧着専用機にかけて貼り合わせた。このとき、貼り合わせる貼り付けローラの設定温度を、120℃、130℃、140℃、150℃の4段階に分けて設定し、それぞれの設定温度において貼り合わせた圧着はがきを作成した。
この圧着はがきの貼り付けに上記のように圧着専用機を用い、貼り付けローラの温度設定に通常のトナーの溶融温度よりも高い温度が含まれているのは、それぞれ従来の提案技術の示唆に応じたものである。
そして、特には図示しないが、上記設定温度ごとに作成された圧着はがきを評価してみることにした。この評価では、剥離力(圧着はがきの貼り付け部を剥離する際の力の強さ)、文字オフセット(圧着はがきの貼り付け部を開封(剥離)したとき、可変情報印字トナーが、もともと印字されていた面から脱離して接着対面へ転移して付着してしまうという現象)について視認により良し悪しを決定した。
結果としては、上記のように作成された接着剤では、はがきが貼りつく接着力(=剥離力)の温度設定領域(140℃、150℃)においては、文字オフセットが発生するという問題があることが判明した。
つまり、先行技術が示唆する範囲で作成された接着剤(軟化温度がトナーの結着樹脂の軟化温度よりも高い接着剤)では、通常トナーで可変情報を印字後に接着剤単体で印字面に塗布を行った場合、又は感熱接着剤を含むトナーで可変情報の画像を形成した場合、その後の接着剤による接着を実現するための加熱によって、紙面に定着されていたトナーが再溶融してしまい、文字オフセットが発生する。
この文字オフセット現象は、熱圧着で軟化溶融した可変情報印字トナーと接着剤の両者が共に強く結着し、はがきを開封するとき可変情報印字トナーが対向面の接着剤に強く引っ張られ、その力が紙と可変情報印字トナーとの接着力を凌いで、可変情報印字トナーが対向面側に転移することによって起こると考えられる。
従って、十分な接着力(=剥離力)を持ち、かつ文字オフセットのない粉体接着剤の作成に当たっては更なる何らかの工夫が必要である、ということが判明する。
また、上記の特許文献1、2及び3には、具体的な接着剤の塗布装置の構成及び接着剤の塗布の態様については何ら開示も示唆もされていない。
本発明の課題は、上記従来の実情に鑑み、実用性のある粉体接着剤の製造方法を確立したうえで、その粉体接着剤を用い、圧着はがき、圧着封筒、給料明細書等の圧着印刷物を料金別納郵便の形式で効率よく作製する圧着印刷物作製装置を提供することである。
先ず、第1の発明の圧着印刷物作製システムは、枚葉紙状のシートに可変情報を印刷する印刷手段と、該印刷手段にて上記可変情報を印刷された上記シートを用いて圧着印刷物を作製する圧着印刷物作製手段と、該圧着印刷物作製手段により作製された上記圧着印刷物を計量して郵便料金を算出する郵便料金算出手段と、該郵便料金算出手段により算出された郵便料金を含む所定の印影を上記圧着印刷物の所定の位置に印刷する印影出力手段と、を備えて構成される。
上記圧着印刷物製作手段は、例えば、粉体トナー粒子からなる接着剤を上記シートの所定の箇所に転写したのち、加熱加圧手段により上記接着剤を上記シートに定着させ、該シートに所定の折り加工を施して折り重ねたのち、該折り重ね部分の上記接着剤が定着されている面及びその対面を他の加熱加圧手段により圧着するように構成される。
次に、第2の発明の圧着印刷物作製装置は、予め可変情報を印刷された枚葉紙状のシートに粉体トナー粒子からなる接着剤を所定の箇所に転写する転写手段と、該転写手段により転写された前記接着剤を加熱と加圧により前記シートに定着させる接着剤定着手段と、該接着剤定着手段により前記接着剤を定着された前記シートの前記接着剤の定着面と対面とを所定の形状に折り重ねるシート折り手段と、該シート折り手段により重ね折りされた前記シートを加熱と加圧により重ね面を圧着して圧着印刷物として完成させる圧着手段と、該圧着手段により完成された前記圧着印刷物を計量して郵便料金を算出する郵便料金算出手段と、該郵便料金算出手段により算出された郵便料金を含む所定の印影を前記圧着印刷物の所定の位置に印刷する印影出力手段と、を備えて構成される。
本発明によれば、粉体接着剤を用い、圧着はがき、圧着封筒、給料明細書等の圧着印刷物を料金別納郵便の形式で効率よく作製する圧着印刷物作製装置及びそれを用いた圧着印刷物作製システムを提供することが可能となる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら説明する。
(実施形態1)
最初にトナー状の粉体接着剤の材料処方及び具体的な作製方法について説明する。尚、この粉体接着剤は、秘匿情報印刷面を圧着後の剥離開封時に、反対面への文字移りが発生しない粉体接着剤として開発されたものである。
先ず、結着樹脂として軟化温度110±4℃の炭化水素系樹脂(シクロオレフィンとエチレンの共重合体)90質量%以上、帯電制御剤0.3〜3質量%、ワックス1〜9質量%を用意する。
これらを、ミキサーにて混合し、その混合物を二軸スクリュー混練機にて温度をかけながら混練し、この混練物を冷却し、機械式粉砕機にて2mm程度にまで粉砕し、気流式粉砕機にてさらに微粒子にまで粉砕し、適切な粒子径に分級を行う。
その後、この混練粉砕物を、シリコンオイル又はアルキルジシラザンにて表面処理済みのシリカ微粒子0.1〜5質量%(対混練粉砕品)及びアルミナを外添し、軟化温度106℃で、平均粒径(体積D50)9.0μmのトナー状の透明な粉体接着剤を得る。
(実施形態2)
図1は、実施形態2としての圧着印刷物作製システムの構成を模式的に示す図である。同図に示すように、圧着印刷物作製システムは、印刷部1と圧着印刷物作製装置2から成る。印刷部1は、コンピュータ3と画像形成装置4を備えている。圧着印刷物作製装置2の内部構成については、詳しくは後述する。
上記のコンピュータ3は、本体5と、この本体5に接続された液晶表示装置6とキーボード7からなる。本体5は、特には図示しないが、CPU(central processing unit)、ROM(read only memory)、RAM(Random Access Memory)、HD(hard disk)等を備えている。
オペレータは、コンピュータ3により印刷データ(相手先郵便番号、住所、相手先への通知内容など)を作成あるいは加工して、この印刷データを用いた画像形成装置4による印刷の実行をコンピュータ3に指示する。
また、画像形成装置4は、例えば4色のトナーを用いる通常の電子式画像形成装置であり、パーソナルコンピュータ3に接続され、そのパーソナルコンピュータ3からの指示に基づいて、二つ折り圧着印刷物用シートや三つ折り圧着印刷物用シート8に、上記の印刷データに基づく詳しくは後述するような内容の印刷を実行する。
尚、圧着印刷物作製装置2と印刷部1との電気的接続は、有線でも無線でもよく、無線による場合は、電波と限るものではなく、赤外線、超音波など相互通信できる方法であれば何を用いてもよい。
(実施形態3)
次に、上記のようにして予め宛名、差出人、秘匿情報等の可変情報を電子写真式のプリンタによりトナーで印字(印刷、以下同様)されている圧着印刷物用シートの面に、実施形態1で作製された粉体接着剤を塗布し、シートの折り重ねを行い、粉体接着剤塗布面を圧着して圧着印刷物を作製し、料金別納郵便物の形に仕上げる圧着印刷物作製装置について説明する。
図2は、実施形態3としての圧着印刷物作製装置の断面図である。同図に示す圧着印刷物作製装置2は、装置本体下部にシート収容カセット9を着脱自在に備えている。シート収容カセット9には多枚数の圧着印刷物作製用のシート10が載置・収容されている。
また、装置本体の左方には、完成した圧着印刷物を排出する上部排出口11が形成されており、その排出口方向に郵便料金計器12が配設されている。この郵便料金計器12には、特には図示しないが、電子スケールと印影印刷装置が内蔵されている。そして、郵便料金計器12の下部に圧着印刷物収納装置13は配置されている。
また、この圧着印刷物作製装置2の上面側部には、特には図示しないが蓋部の開閉スイッチや液晶表示装置、電源スイッチ、複数のデータ入力キー等からなる操作パネルが配設されている。
上記シート収容カセット9のシート供給口には、積載されたシート10の最上部に当接するシート取出ローラ14が配設され、そのシート供給方向下流側に、搬送ローラ対15が配置され、その下流側に近接して、供給されるシートを上方に案内する案内ローラ16と案内板17が配設されている。
その上方には、切り替えフラップ18が配置され、切り替えフラップ18から上方は、シート搬送路が左右に分岐している。右に分岐する搬送路は、三つ折り(Z折り)圧着印刷物を作る際の搬送路であり、搬送ローラ対19、Z折り用搬送路21を経て仮折り装置22に連絡する。
仮折り装置22は、一次搬送ローラ23、一次二次搬送ローラ24、折込板25を有する折込装置26を備え、更に、引き込み部27、二次搬送ローラ28を備えている。一次二次搬送ローラ24と二次搬送ローラ28とで形成されるシート搬出部には、搬出路29が連絡している。
搬出路29のシート搬送方向下流側は、切り替えフラップ18から左に分岐して、分岐口に搬送ローラ対31を備えた二つ折り(V折り)シートを作る際の搬送路であるV折り用搬送路32に合流する。
合流点には待機ローラ対33が配置され、そのシート搬送方向下流側には粉体接着剤塗布部34が配置されている。粉体接着剤塗布部34は、待機ローラ対33からシート搬送方向下流側に延びる搬送路を上下から挟んで対向配置された転写ローラ35と感光体ドラム36を備えている。
そして、その感光体ドラム36の円周面に沿って、転写ローラ35から時計廻り方向にクリーナ37、初期化帯電ローラ38、記録ヘッド39、現像器41の現像ローラ42が配設されている。現像器41は、粉体容器43とその下方に連続して形成されている粉体供給部44を備え、上記の現像ローラ42は、粉体供給部44の前側面下部開口部に配置されている。
この粉体接着剤塗布部34のシート搬送方向下流側には、接着剤定着部45が配設されている。接着剤定着部45は、加熱加圧ローラ対46を備えている。
この接着剤定着部45のシート搬送方向下流側には、切り替えフラップ47が配置されている。切り替えフラップ47から先は、シート搬送路が上と横に分岐している。上に分岐する搬送路は、V折りシート用の搬送路であり、搬送ローラ対48とV折り用搬送路49を備えている。
また、切り替えフラップ47から先で横に分岐する搬送路は、Z折りシート用の搬送路であり、搬送ローラ対51と、Z折り用搬送路52を備えている。このZ折り用搬送路52には搬送ローラ対53が配置されている。搬送ローラ対53の一方のローラは、矢印qで示すシート搬送正方向に回転し、これに圧接する他方のローラは同方向に従動している。
このZ折り用搬送路52の搬送ローラ対53の先には、シートの搬送方向を反転させる反転案内部54が形成されている。反転案内部54には搬送ローラ対55が配置されている。搬送ローラ対55の一方のローラは、矢印rで示すシート搬送正方向に回転し、これに圧接する他方のローラも同方向に従動している。
この反転案内部54の案内方向前方は、反転方向に延びる送り込み搬送路56と、反転方向とは逆方向に延びる送り出し搬送路57との境界部58において、送り込み搬送路56方向向きに開口している。送り込み搬送路56は、搬入搬出部59を通って展開部61に連絡している。
この送り込み搬送路56の搬入搬出部59には、2組の駆動ローラと従動ローラが配置されている。送り込み搬送路56の上流側の1組には正方向駆動ローラ62と正方向従動ローラ63が配設され、下流側の1組には逆方向駆動ローラ64と逆方向従動ローラ72が配設されている。
正方向駆動ローラ62は矢印s方向に回転し、逆方向駆動ローラ64は矢印u方向に回転している。正方向従動ローラ63は上下動し、逆方向従動ローラ65も上下動するように構成されている。
そして、搬入搬出部59を通って展開部61に連絡する送り込み搬送路56と展開部61との連絡口に、摩擦軽減コロ66が配置されている。この摩擦軽減コロ66は、後述するシート10の折り目が展開部61内に侵入する際に起きる摩擦力の増加を防止する役割を持っている。
上記展開部61からの送り出し搬送路57の先には、第1本折り装置67が配設されている。この第1本折り装置67の各部の構成は、仮折り装置22と同一であるので、仮折り装置22と同一構成部分には、仮折り装置22と同一の番号を付与して示している。
この第1本折り装置67の一次二次搬送ローラ24と二次搬送ローラ28とで形成されるシート搬出部は、上に延びてから右横方向に屈曲するZ折り搬送路68に連絡している。Z折り搬送路68のシート搬送方向下流側は、前述したV折り用搬送路49に合流している。
この合流点より先には2組の搬送ローラ対69が配置されており、その先に、第2本折り装置71が配設されている。この第2本折り装置71の各部の構成も、仮折り装置22と同一であるので、仮折り装置22と同一構成部分には、仮折り装置22と同一の番号を付与して示している。
この第2本折り装置71の一次二次搬送ローラ24と二次搬送ローラ28とで形成されるシート搬出部より下流側に、圧着装置72が配設されている。圧着装置72は、加熱加圧ローラ73と駆動ローラ74に掛け渡されて時計廻り方向に循環移動する上加熱ベルト75を備えている。
そして、更に、この上加熱ベルト75の下部循環移動部に接して対向配置された下加熱ベルト76を備えている。下加熱ベルト76は、加熱加圧ローラ77と駆動ローラ78に掛け渡されて反時計廻り方向に循環移動する。
上記上加熱ベルト75の加熱加圧ローラ73と、下加熱ベルト76の加熱加圧ローラ77には、それぞれ熱源79、81を備えている。また、上加熱ベルト75と下加熱ベルト76の内側には、それぞれ4個のローラがほぼ等間隔に配置されている。
これら4個のローラは、それぞれ他方の加熱ベルト内側に配設されているローラに対向して配置され、上加熱ベルト75の下部循環移動部と下加熱ベルト76の上部循環移動部をそれぞれ内側から挟みつけるように押圧しながらベルトの循環移動に従動して回転する。
この圧着装置72の下流側には、搬送ローラ対82が配置され、その下流側に一対の回転丸歯からなる裁断装置83が配置されている。そして、裁断装置83の下流側には、排出ローラ対84が配置され、排出ローラ対84の下流に、前述した上部排出口11が位置している。
図3(a) 〜(f) は、上記の圧着印刷物作製装置2で処理されるシート10におけるZ折りシートの搬送開始から、仮折り、粉体接着剤の表裏同時塗布、及び仮折り展開までの工程順に、シート10の状態を説明する図である。
尚、このZ折り用のシート10は、図3(a) に示すように、面A、面B、及び面Cの連続した3面からなる表面と、これら面A、面B、及び面Cにそれぞれ対応する面D、面E、及び面Fの連続した3面からなる裏面とからなっている。そして、例えば面Cには宛名が印刷され、面B及び面Aには秘匿情報が印刷されている。また、面Dには差出人情報が印刷され、面Eと面Fには秘匿情報が印刷されている。
図4(a) 〜(d) は、上記の展開から、Z折り、圧着までの工程順に、シート10の状態を示す図である。上述した図2の構成及び図3及び図4のシート10の状態図を用いて、Z折り圧着印刷物を作製する工程について説明する。
図2において、先ず、シート取出ローラ14により、シート収容カセット9に収容されているシート10の最上部の1枚が取り出されて搬送ローラ対15に給送される。このとき、図3(a) に示すように、シート10は、表裏の面AD側の端部10−1を先端にして矢印aで示すように搬送される。
搬送ローラ対15により搬送され、案内ローラ16と案内板17に案内されながら搬送されるシート10は、切り替えフラップ18が図2の実線で示すように時計廻り方向に回動していることにより、搬送ローラ対19とZ折り用搬送路21方向に案内される。
Z折り用搬送路21方向に案内されたシート10は、その表裏が面Aと面Dになっている端部10−1を先頭にして、仮折り装置22の一次搬送ローラ23と一次二次搬送ローラ24に挟持されて搬送を引き継がれ、仮折り装置22に搬入される。そして、シート10は、引き込み部27に前1/3のところまで引き込まれる。
シート10の面Aと面Bの境界線が一次二次搬送ローラ24と二次搬送ローラ28との対抗部に向く位置までシート10が引き込み部27に引き込まれてきたタイミングで、折込装置26の折込板25が、一次二次搬送ローラ24と二次搬送ローラ28との対抗部方向に突き出される。
これにより、シート10の面Eと面Dの境界線部分の折り目10−2が谷折りされ、一次二次搬送ローラ24と二次搬送ローラ28との対向部により挟持されて、図3(b) の矢印bで示すように左方へ排出される。この後、シート10は、折り目10−2を先頭にして、図2の待機ローラ対33に送られる。
待機ローラ対33は回転を一時停止して、その挟持部にシート10の先端を当接させてシート10の進行を制止し、搬送タイミングを待機する。これと共に、感光体ドラム36を中心に配置された諸装置が粉体接着剤の塗布タイミングに合わせて順次駆動される。
感光体ドラム36は時計回り方向に回転し、初期化帯電器31は、感光体ドラム36周面に一様な高マイナス電荷を付与し、記録ヘッド39は、その感光体ドラム36周面に粉体接着剤用の画像信号に応じて露光を行って低電位部を形成する。これにより、上記初期化による高マイナス電位部と、露光による低マイナス電位部からなる静電潜像が形成される。
現像ローラ42は、その静電潜像の低電位部に現像器41の粉体接着剤を転移させて感光体ドラム36周面上に、粉体接着剤像を形成(反転現像)する。尚、この粉体接着剤像は通常はベタ画像であるが、場合により、一部間引きしたベタ画像であったり、梨地状のベタ印刷、あるいは細かなハッチング状のベタ印刷なども考えられる。
この感光体ドラム36周面上の粉体接着剤像の先端が転写ローラ35との対向部に回転搬送されてくるタイミングで、その対向部にシート10の粉体接着剤塗布開始位置が一致するように、待機ローラ対33が回転を開始してシート10を給送する。
これにより、シート10は、感光体ドラム36と転写ローラ35との対向部において、図3(c) に示すように、面A(シート10の表側)と面F(シート10の裏側)に粉体接着剤85を転写される。つまり表裏同時に粉体接着剤85を転写される。
粉体接着剤85を転写されたシート10は、図3(c) の矢印cで示すように、引き続き折り目10−2を先頭にしてたまま搬送されて、接着定着部45に搬入され、転写された粉体接着剤85をシート面に仮定着される。これにより粉体接着剤85の塗布が完了する。
粉体接着剤85の塗布が完了したシート10は、接着定着部45の出口の切り替えフラップ47が実線で示す反時計廻り方向に回動していることにより、搬送ローラ対51に搬送されてZ折り用搬送路52を通過し、反転案内部54に案内されて、図3(d) の矢印dで示すように下に回り込むように反転し、図2の送り込み搬送路56、搬入搬出部59を経て、展開部61に先頭部分が搬入される。
すなわち、図3(d) に示すように、反転案内部54により搬送方向を反転させて上面と下面が入れ替わったシート10は、表裏が面Aと面Dから成る短い方の仮折込部が下になって展開部61に案内される。
このとき搬入搬出部59では、逆方向従動ローラ65が上に移動して逆方向駆動ローラ64からはなれており、正方向従動ローラ63が正方向駆動ローラ62に圧接していることにより、シート10は、正方向駆動ローラ62と正方向従動ローラ63により挟持されて搬送されて、先端部である表裏が面Aと面Dから成る短い方の仮折込部が展開部61に案内される。
シート10は、表面Aと裏面Dからなる短い方の仮折込部の端部10−1が摩擦軽減コロ66を通過した時点で下方からの押さえから開放され、短い方の仮折込部は自重で、表裏の面B、C、面E、Fから成る長い方の仮折込部から離れて折り目10−2から下に垂れ下がる。
このとき、シート10の長い方の仮折込部の先端10−3が、反転案内部54の終端開口部が位置する送り込み搬送路56と送り出し搬送路57との境界部58よりも、送り込み搬送路56側に入り込んだ位置に来るように、各部が構成されている。
そして、そのように短い方の仮折込部が自重で折り目10−2から下に垂れ下がり、長い方の仮折込部の先端10−3が境界部58よりも送り込み搬送路56側に入り込んだタイミングで、正方向従動ローラ63が上に移動して正方向駆動ローラ62との圧接から開放され、代わって、逆方向従動ローラ65が下に移動して逆方向駆動ローラ64に圧接する。
これにより、シート10の長い方の仮折込部が、逆方向駆動ローラ64と逆方向従動ローラ65とに挟持されて図3(d) の矢印eで示す逆方向に搬送され、境界部58から送り出し搬送路57方向に送り出される。
シート10の長い方の仮折込部から離れて折り目10−2から下に垂れ下がった短い方の仮折込部は、送り出し搬送路57方向に、図3(e),(f) の矢印f、gで示すように搬送されながら、仮の折り目10−2から展開されて平らな元の状態になる。
図4(a),(b) は、このときのシート10の状態を示している。同図(a) は面A、B、Cからなる表面を示し、同図(b) は面D、E、Fからなる裏面を示している。また、同図(a),(b) は、いずれも搬送方向を、図3(e),(f) と同様に矢印f、gで示している。
送り出し搬送路57方向に送り出されたシート10は、図2に示す第1本折り装置67に搬入される。図3(f) に示すように表面Cと裏面Fからなる長い方の仮折り展開部の先端10−3を先頭にして第1本折り装置67に搬入されるシート10は、一次搬送ローラ23と一次二次搬送ローラ24により搬送されて、引き込み部27に前半分のところまで引き込まれる。
シート10の面Cと面Bの境界線が一次二次搬送ローラ24と二次搬送ローラ28との対抗部に向く位置までシート10が引き込み部27に引き込まれてきたタイミングで、折込装置26の折込板17 が、一次二次搬送ローラ24と二次搬送ローラ28との対抗部方向に突き出される。
これにより、図4(c) にしめすように、シート10の面Fと面Eの境界線部分が矢印kで示すように谷折りされ、一次二次搬送ローラ24と二次搬送ローラ28との対抗部により挟持され、粉体接着剤85が塗布されている面Fと塗布されていない面Eが向き合わせに二枚重ねとなって二つ折りにされてZ折り搬送路68へ排出される。
続いて、シート10は、Z折り搬送路68とV折り用搬送路49との合流点を通過し、2組の搬送ローラ対69により搬送されて、第2本折り装置71に搬入される。シート10は、第2本折り装置71の一次搬送ローラ23一次二次搬送ローラ24により搬送を引き継がれて、引き込み部27に搬送先端部を引き込まれる。
そして、シート10の面Fと面Eの二枚重なり部分(面C)と面Dの境界線が一次二次搬送ローラ24と二次搬送ローラ28との対抗部に向く位置までシート10が引き込み部27に引き込まれてきたタイミングで、折込装置26の折込板25が、一次二次搬送ローラ24と二次搬送ローラ28との対抗部方向に突き出される。
これにより、シート10の面Fと面Eの二枚重なり部分(面B)と面Aの境界線部分が谷折りされ、一次二次搬送ローラ24と二次搬送ローラ28との対抗部により挟持され、粉体接着剤が塗布されている面Aと塗布されていない面Bが向き合わせに重ねられ、図4(d) に示すように、三つ折り(Z折り)となったシート10が、同図の矢印hで示すように圧着装置72に向けて排出される。
上記の接着定着部45で粉体接着剤85を仮定着されていたシート10は、圧着装置72では、上下の加熱ベルト57、58により加熱されて仮定着の粉体接着剤85が軟化・溶融し、上下複数のローラにより加圧されて、軟化・溶融した粉体接着剤85が反対面に圧着されて、下流側に排出される。
尚、図3(a) 〜(f) 及び図(a) 〜(d) には、Z折り用シート10を1枚のみ示しているが、A3判の普通紙を用いると、このようなZ折り用シート10を、横に2枚連なった状態で、上述した一連の処理を行うことができる。
そうした場合、圧着装置72で圧着が完成したZ折り圧着印刷物(又は三つ折り圧着はがき)が2通横に繋がって、圧着装置72から排出される。圧着装置72の後方に配置された裁断装置83は、そのような2連のZ折り圧着印刷物を2通に切り離すために配置されている。
切り離されて2通に分離したZ折り圧着印刷物は、それぞれ排出ローラ対84により、上部排出口11から、左方に配置されている郵便料金計器12に送り込まれる。
尚、V折り圧着印刷物の作製に当たっては、粉体接着剤の塗布面はシートの裏面のみであるので、仮折りをしなくても一度の塗布処理で接着剤塗布面に粉体接着剤を塗布することができる。
したがって、図2において、V折り用のシートで圧着印刷物を作製するときは、切り替えフラップ18は破線で示すように反時計回り方向に回動される。これにより、シート収容カセット9から取り出されたシート10(この場合はV折り用のシート)は仮折り装置22に送り込まれることなく、粉体接着剤塗布部34に直送されて、粉体接着剤を塗布(転写)される。
その後、接着定着部45で粉体接着剤を仮定着されたシート10は、ここでも切り替えフラップ47が破線で示す時計回り方向に回動していることにより、第1本折り装置67へは送られず、第2本折り装置71に直送されて、二枚折りされて、圧着装置72で圧着され、裁断装置83で2通のV折り圧着印刷物に分離され、上部排出口11から郵便料金計器12に送り込まれる。
ここで本例に用いられる印刷データの管理方法と、その印刷データに基づいて印刷された印刷について説明する。
図5(a) は、本例に用いられる印刷データの管理方法を説明する図であり、同図(b) はその印刷データに基づいて印刷された具体的印刷例を示す図である。
先ず、図1に示す圧着印刷物作製システム1を管理するコンピュータ3の、図5(a) に示すハードディスク等の記憶装置85上には、宛名データベース86、帳票フォームデータベース87、請求内容データベース88等の各データベースが構築され、これらの各データベースが管理情報制御部89によって管理されている。
宛名データベース86からは、宛名データが読み出され、その宛名データによる宛名91が、同図(b) に示すように、圧着印刷物用シート10の面Cに印刷される。
更に、同宛名人あての請求書データが請求内容データベース88から読み出されると共に、帳票フォームデータベース87から請求書用の帳票フォームデータが読み出され、その読み出された請求書データと帳票フォームデータとに基づいて、同図(b) に示すように、圧着印刷物用シート10の面A、面Bに、帳票フォーム92に基づく請求内容(不図示)が印刷される。
同図(b) に示す請求内容が印刷された圧着印刷物用シート10は、上述したように圧着印刷物作製装置2により、粉体接着剤85を塗布され(図3、図4参照)、接着定着部45で接着剤を定着され、第1本折り装置で折り目93を山折りされ、第2本折り装置で折り目94を谷折りされ、圧着装置72で圧着されて圧着印刷物として郵便料金計器12に送り込まれる。
郵便料金計器12は、切手の代わりになる「料金スタンプ」を印字する事務機器でありオプションとして電子スケールを付帯することもできる。電子スケールは、郵便物を計量し、その計量結果に基づいて郵便料金を正確・確実に算出する機器である。
本例の圧着印刷物作製装置2は、そのような郵便料金計器12を装備しており、郵便料金計器12には電子スケールを内蔵している。
図2において、郵便料金計器12に送り込まれるV折り又はZ折りの圧着はがきや、圧着封筒、その他の圧着郵便物としての圧着印刷物は、郵便料金計器12に内蔵の電子スケールで計量され、その計量結果に基づいて郵便料金を算出される。
そして、図5(b) に示すように、上記のようにして算出された郵便料金を含む所定の印影95が、郵便料金計器12によって、圧着印刷物の所定の位置に印刷される。
尚、同図に示す圧着印刷用シート10は、折り目93及び94で展開された状態を示しているが、印影95を印刷される段階では、上述したように圧着郵便物として完成した形で郵便料金計器12に搬入され、印影95を印刷され、投函可能な状態となって圧着印刷物収納装置13に順次収納される。
このように、本発明の圧着印刷物作製装置及びそれを用いた圧着印刷物作製システムにおいては、圧着印刷物を圧着印刷物作成装置と電子スケール内蔵の郵便料金計器と連動して、料金別納郵便の方式で印影を印刷して投函可能な状態に作製する。
したがって、郵便料金の支払いが自動化されると共に、通常に圧着印刷物を作製し、計量し、その郵便料金を計算し、切手を貼るなどの作業が不要となり、圧着郵便物の作製と投函の作業能率が向上する。
実施形態2としての圧着印刷物作製システムの構成を模式的に示す図である。 実施形態3としての圧着印刷物作製装置の断面図である。 (a) 〜(f) は圧着印刷物作製装置で処理されるシートにおけるZ折りシートの搬送開始から仮折り、粉体接着剤の表裏同時塗布、及び仮折り展開までの工程順にシートの状態を説明する図である。 (a) 〜(d) は展開からZ折り及び圧着までの工程順にシートの状態を示す図である。 (a) は本例に用いられる印刷データの管理方法を説明する図、(b) はその印刷データに基づいて印刷された具体的印刷例を示す図である。
符号の説明
1 印刷部
2 圧着印刷物作製装置
3 コンピュータ
4 画像形成装置
5 本体
6 液晶表示装置
7 キーボード
8 3つ折り(Z折り)圧着印刷物用シート
9 シート収容カセット
10 シート
10−1 面ADの先端
10−2 折り目
10−3 面CFの先端
11 上部排出口
12 郵便料金計器
13 圧着印刷物収納装置
14 シート取出ローラ
15 搬送ローラ対
16 案内ローラ
17 案内板
18 切り替えフラップ
19 搬送ローラ対
21 Z折り用搬送路
22 仮折り装置
23 一次搬送ローラ
24 一次二次搬送ローラ
25 折込板
26 折込装置
27 引き込み部
28 二次搬送ローラ
29 搬出路
31 搬送ローラ対
32 V折り用搬送路
33 待機ローラ対
34 粉体接着剤塗布部
35 転写ローラ
36 感光体ドラム
37 クリーナ
38 初期化帯電ローラ
39 記録ヘッド
41 現像器
42 現像ローラ
43 粉体容器
44 粉体供給部
45 接着定着部
46 加熱加圧ローラ対
47 切り替えフラップ
48 搬送ローラ対
49 V折り用搬送路
51 搬送ローラ対
52 Z折り用搬送路
53 搬送ローラ対
54 反転案内部
55 搬送ローラ対
56 送り込み搬送路
57 送り出し搬送路
58 境界部
59 搬入搬出部
61 展開部
62 正方向駆動ローラ
63 正方向従動ローラ
64 逆方向駆動ローラ
65 逆方向従動ローラ
66 摩擦軽減コロ
67 第1本折り装置
68 Z折り搬送路
69 搬送ローラ対
71 第2本折り装置
72 圧着装置
73 加熱加圧ローラ
74 駆動ローラ
75 上加熱ベルト
76 下加熱ベルト
77 加熱加圧ローラ
78 駆動ローラ
79、81 熱源
82 搬送ローラ対
83 裁断装置
84 排出ローラ対
85 記憶装置
86 宛名データベース
87 帳票フォームデータベース
88 請求内容データベース
89 管理情報制御部
91 宛名
92 帳票フォーム
93、94 折り目

Claims (3)

  1. 枚葉紙状のシートに可変情報を印刷する印刷手段と、
    該印刷手段にて前記可変情報を印刷された前記シートを用いて圧着印刷物を作製する圧着印刷物作製手段と、
    該圧着印刷物作製手段により作製された前記圧着印刷物を計量して郵便料金を算出する郵便料金算出手段と、
    該郵便料金算出手段により算出された郵便料金を含む所定の印影を前記圧着印刷物の所定の位置に印刷する印影出力手段と、
    を備えたことを特徴とする圧着印刷物作製システム。
  2. 前記圧着印刷物製作手段は、粉体トナー粒子からなる接着剤を前記シートの所定の箇所に転写したのち、加熱加圧手段により前記接着剤を前記シートに定着させ、該シートに所定の折り加工を施して折り重ねたのち、該折り重ね部分の前記接着剤が定着されている面及びその対面を他の加熱加圧手段により圧着する、ことを特徴とする請求項1記載の圧着印刷物作製システム。
  3. 予め可変情報を印刷された枚葉紙状のシートに粉体トナー粒子からなる接着剤を所定の箇所に転写する転写手段と、
    該転写手段により転写された前記接着剤を加熱と加圧により前記シートに定着させる接着剤定着手段と、
    該接着剤定着手段により前記接着剤を定着された前記シートの前記接着剤の定着面と対面とを所定の形状に折り重ねるシート折り手段と、
    該シート折り手段により重ね折りされた前記シートを加熱と加圧により重ね面を圧着して圧着印刷物として完成させる圧着手段と、
    該圧着手段により完成された前記圧着印刷物を計量して郵便料金を算出する郵便料金算出手段と、
    該郵便料金算出手段により算出された郵便料金を含む所定の印影を前記圧着印刷物の所定の位置に印刷する印影出力手段と、
    を備えたことを特徴とする圧着印刷物作製装置。
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