JP2008155412A - 圧着印刷物作製装置 - Google Patents

圧着印刷物作製装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2008155412A
JP2008155412A JP2006344710A JP2006344710A JP2008155412A JP 2008155412 A JP2008155412 A JP 2008155412A JP 2006344710 A JP2006344710 A JP 2006344710A JP 2006344710 A JP2006344710 A JP 2006344710A JP 2008155412 A JP2008155412 A JP 2008155412A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
powder adhesive
information
image forming
forming unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2006344710A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuichiro Iegaki
雄一郎 家垣
Toshiaki Kanemura
俊明 金村
Katsumi Maeda
克己 前田
Yoichi Tamagawa
洋一 玉川
Goshi Mitsui
郷史 三井
Hideki Takahashi
秀樹 高橋
Hideyoshi Niinuma
英好 新沼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Casio Computer Co Ltd
Casio Electronics Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
Casio Electronics Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Casio Computer Co Ltd, Casio Electronics Co Ltd filed Critical Casio Computer Co Ltd
Priority to JP2006344710A priority Critical patent/JP2008155412A/ja
Publication of JP2008155412A publication Critical patent/JP2008155412A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Credit Cards Or The Like (AREA)

Abstract

【課題】秘匿情報の印刷と秘匿情報印刷面への粉体接着剤の塗布と粉体接着剤を塗布した秘匿情報印刷面を圧着することを一度に行う圧着はがき作製装置を提供する。
【解決手段】用紙カセット2から二つ折り圧着はがき用シート3を搬送ベルト6に給送する。第1の画像形成ユニット9−1はシート3の裏面C,Dに秘匿情報59を転写し、その上に重ねて第2の画像形成ユニット9−2は粉体接着剤61を転写する。第1の加熱加圧装置28は秘匿情報59の定着と粉体接着剤61の仮定着を行う。第3の画像形成ユニット9−3は反転したシート3の表面A,Bに宛名、差出人、広告等の可変情報を転写する。その可変情報を第2の加熱加圧装置36で定着する。第1の折り装置42はシート3を二つ折りし、圧着部49は二つ折りされた秘匿情報印刷面を圧着する。三つ折りの場合は最初に第2の折り装置39で先頭部分を二つ折りし、次に第1の折り装置42で後半部分を二つ折りする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、圧着印刷物作製装置に係わり、二枚折り(V折り)又は三枚折り(Z折り)シートに宛名、差出人、及び秘匿情報を印刷し、秘匿情報印刷面に接着剤を塗布して圧着する圧着印刷物作製装置に関する。
従来、特定の個人のみへ文字情報を伝達するために、一般に、文字記載物を封書の形態にし、開封後に始めて当該個人が文字情報を確認できるようにしていた。
近年、個人情報保護が厳しく問われるようにもなり、各種事業所等では、例えば、個人の各種データ、成績表、給与明細書等の個人情報は、これを文字記載物の内部の印字箇所に記録して、印字箇所の周縁部もしくは文字記載物の全面を接着や圧着により封筒状やカード状にして配布したりしている。
このうち、はがきサイズのカード状のものは圧着はがきと呼ばれており、通常の郵便はがきと同じ料金で利用できることから、情報提供者側の利便性が高い印字(印刷)情報秘匿システムとして、広告宣伝のダイレクトメール等にも汎用されている。
このような圧着はがき等による印字情報秘匿システムを利用するには、従来、専門の製造業者に委託するか、高価な圧着はがき等製造・印刷装置を導入するかして秘匿情報を作成していた。
これらの圧着はがき等製造・印刷装置を用いて秘匿情報を作成するには、接着剤を情報印字の後に塗布する方法や、情報印字の前に塗布する方法等があるが、いずれにしても秘匿情報を大量に作成するという前提が必須であり高価であった。
また、そのような製造業者への委託は、個人情報の流出の問題も潜在的に存在しており好ましい秘匿情報の作成方法とはいえない。
ところで、近年、パソコンやプリンタの発達と相侯って、小規模事業所や個人でも利用できるように、少量単位でも簡易に圧着はがきを作成できるようにしたものも提案されている。
例えば、感圧接着剤を予め塗布した剥離紙付きはがき用紙が販売されている。これは、2つ折り内部の印字面に所定の文字情報等を印字後に、感圧接着剤部分を圧着して投函用の圧着はがきを完成させるものである。
また、例えば、粘着フイルムとはがき用紙を一組にしたものが販売されている。これは、2つ折り内部の印字面に所定の文字情報等を印字後に、2つ折り内部に粘着フイルムを挟むようにして圧着して、投函用の圧着はがきを作成できるようにしたものである。
しかしながら、これでもコスト高は避けられず、取り扱いが煩雑であり、個人的に数枚の圧着はがきを作成するのなら良いが、ある程度の枚数単位で、安価で、迅速に、且つ対需要即応体制で作成できるものではない。
そこで、粘着剤を内包したマイクロカプセルから成るトナー状粘着剤を静電印刷法により基材の表面に転写してフラッシュ定着させ、接着時には圧力によりマイクロカプセルを破壊しカプセル内の粘着剤を浸出させるようにして、圧着はがきを容易に作成できるとする提案がなされている。また、この提案では、粘着剤を溶融、混練、粉砕した粉砕トナーも示唆されている。(例えば、特許文献1参照。)
また、事務用プリンタや複写機の交換用の印字用カートリッジに圧着用物質を入れて、それら事務用プリンタ又は複写機による印字作業と同様の操作で圧着用物質を官製はがきや封筒に塗布し、その後、圧着専用機にかけるようにし、圧着専用機にかけるところまでを1台のプリンタ又は複写機で出来るとする提案がなされている。また、この提案では、二つ折りの片面、三つ折の中央両面に圧着用物質を塗布することが示唆されている。(例えば、特許文献2参照。)
また、感熱接着剤を含むトナーを用い、電子写真方式により画像を対需要即応式で作成する方法が提案されている。この提案では、感熱接着剤の軟化温度は電子写真方式用のトナーの結着樹脂の軟化温度よりも高くなるように構成し、また、感熱接着剤の電子写真方式用トナーに占める割合を5〜60重量%とし、また、感熱接着剤の組成は熱接着性樹脂、ホットメルト及びワックス類からなる群より選ばれる1種類以上を含むようにすることが提案されている。(例えば、特許文献3参照。)
特開平09−104849号公報(段落0005、0014、図1、図3、図6) 特開2000−006553号公報(要約、図なし) 特開2004−126231号公報(段落0085〜0087、図なし)
しかしながら、特許文献1の技術は、マイクロカプセル式のトナーについては構成及び組成について記載されてはいるが、粉砕トナーについては単なる思い付き程度に示唆されているのみであり、具体的な組成、製法、及び用法についての記載がなく、これでは、この分野の当業者といえども有用な粉砕トナーを作成することは勿論、試作することさえ出来ない。
また、特許文献2の技術は、圧着専用機にかける前までの官製はがきや封筒による印字情報秘匿書類を作成するものであり、投函用に完成するには圧着専用機にかけなければならない点で利便性と経済性に欠けるものであり、また対需要即応性には程遠いものと言わざるを得ない。
また、特許文献3の技術では、単に感熱接着剤の軟化温度が電子写真方式用のトナーの結着樹脂の軟化温度よりも高く設定されているというのみで、思い付き程度に示唆されてはいるものの感熱接着剤を含むトナーの具体的な材料処方も具体的な用法も開示されていない。
また、そのようなトナー状の圧着はがき用粉体接着剤は今日まで市場に流通もしていない。流通している圧着はがき用接着剤は液状または粘着シート状のものだけである。
本発明の課題は、上記従来の実情に鑑み、実用性のある粉体接着剤の製造方法を確立したうえで、秘匿情報の印刷とその秘匿情報印刷面への粉体接着剤の塗布と粉体接着剤を塗布した秘匿情報印刷面を圧着することを一度に行う圧着印刷物作製装置を提供することである。
本発明の圧着印刷物作製装置は、シートに粉体接着剤を電子写真方式による転写により塗布して、該粉体接着剤を塗布された秘匿情報印刷面を圧着する圧着印刷物作製装置であって、上記シートの裏面にトナーによる秘匿情報を転写する第1の画像形成ユニットと、該第1の画像形成ユニットによる上記シートの上記秘匿情報の転写面に粉体接着剤を転写する第2の画像形成ユニットと、上記シートに上記秘匿情報を定着すると共に上記粉体接着剤を仮定着する第1の加熱加圧装置と、上記秘匿情報を定着され上記粉体接着剤を仮定着された上記シートを反転搬送する搬送機構と、反転された上記シートの表面に宛名や差出人等の可変情報を転写する第3の画像形成ユニットと、該第3の画像形成ユニットにより転写された上記可変情報を上記シートの表面に定着する第2の加熱加圧装置と、上記シートの上記粉体接着剤を仮定着された裏面を中央部から谷折りする第1の折り装置と、該第1の折り装置により谷折りされた上記シートの裏面の上記粉体接着剤の仮定着面を熱と圧力により本定着して圧着させる第3の加熱加圧装置と、を備えて、投函可能状態の二つ折り圧着印刷物を作製するように構成される。
この圧着印刷物作製装置は、例えば、面A、面B、及び面Cの連続した3面からなる表面と、上記面A、面B、及び面Cにそれぞれ対応する面D、面E、及び面Fの連続した3面からなる裏面とからなる三つ折りシートを用い、上記第3の画像形成ユニットにトナーに代えて上記粉体接着剤を収容し、上記第1の画像形成ユニットにより上記面Aに宛名情報と差出人情報を転写すると共に上記面B及び面Cに秘匿情報を転写し、上記第2の画像形成ユニットにより上記面B及び面Cに粉体接着剤を転写し、上記第1の加熱加圧装置により上記宛名情報、差出人情報、及び秘匿情報からなる可変情報を定着すると共に上記粉体接着剤を仮定着し、上記搬送機構により上記可変情報を定着され上記粉体接着剤を仮定着された上記シートを反転搬送し、上記第3の画像形成ユニットにより上記反転されたシートの上記面Eと面Dに、又は上記面Eと面Dのいずれか一面に、上記粉体接着剤を転写し、第2の折り装置により上記面Dと面Eの境界部を谷折りし、上記第1の折り装置により上記面Cと面Bの境界部を谷折りし、該表裏二箇所を谷折りされた上記シートを上記第3の加熱加圧装置により上記谷折り面の上記粉体接着剤の仮定着面を熱と圧力により本定着して圧着させることにより、三つ折り状からなる投函可能状態の二つ折り圧着印刷物を作製するように構成しても良い。
また、この圧着印刷物作製装置は、例えば、面A、面B、及び面Cの連続した3面からなる無地の表面と、上記面A、面B、及び面Cにそれぞれ対応する面D、面E、及び面Fの連続した3面からなる裏面の上記面D及び面Eの秘匿情報と上記面Fの差出人情報とが予め印刷され三つ折りシートを用い、上記第3の画像形成ユニットにトナーに代えて上記粉体接着剤を収容し、上記第1の画像形成ユニットにより上記面Aに宛名情報を転写すると共に上記面B及び面Cに秘匿情報を転写し、上記第2の画像形成ユニットにより上記面B及び面Cに粉体接着剤を転写し、上記第1の加熱加圧装置により上記宛名情報、及び秘匿情報からなる可変情報を定着すると共に上記粉体接着剤を仮定着し、上記搬送機構により上記可変情報を定着され上記粉体接着剤を仮定着された上記シートを反転搬送し、上記第3の画像形成ユニットにより上記反転されたシートの上記面Eと面Dに、又は上記面Eと面Dのいずれか一面に、上記粉体接着剤を転写し、第2の折り装置により上記面Dと面Eの境界部を谷折りし、上記第1の折り装置により上記面Cと面Bの境界部を谷折りし、該表裏二箇所を谷折りされた上記シートを上記第3の加熱加圧装置により上記谷折り面の上記粉体接着剤の仮定着面を熱と圧力により本定着して圧着させることにより、投函可能状態の三つ折り圧着印刷物を作製するように構成することもできる。
本発明によれば、電子写真式プリンタとしても使用可能な小型装置でシートに宛名、差出人、及び秘匿情報を印刷し、秘匿情報印刷面に接着剤を塗布して圧着する圧着印刷物作製装置を提供することが可能となる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
(実施形態1)
最初にトナー状の粉体接着剤の材料処方及び具体的な作製方法について説明する。
尚、この粉体接着剤は、秘匿情報印刷面を圧着後の剥離開封時に、反対面への文字移りが発生しない粉体接着剤として開発されたものである。
先ず、結着樹脂として軟化温度110±4℃の炭化水素系樹脂(シクロオレフィンとエチレンの共重合体)90質量%以上、帯電制御剤0.3〜3質量%、ワックス1〜9質量%を用意する。
これらを、ミキサーにて混合し、その混合物を二軸スクリュー混練機にて温度をかけながら混練し、この混練物を冷却し、機械式粉砕機にて2mm程度にまで粉砕し、気流式粉砕機にてさらに微粒子にまで粉砕し、適切な粒子径に分級を行う。
その後、この混練粉砕物を、シリコンオイル又はアルキルジシラザンにて表面処理済みのシリカ微粒子0.1〜5質量%(対混練粉砕品)及びアルミナを外添し、軟化温度106℃で、平均粒径(体積D50)9.0μmの第2の粉体接着剤としてのトナー状の透明な粉体接着剤を得る。
(実施形態2)
次に、上記のように作製された粉体接着剤を塗布する前に、圧着はがき用シートの面に宛名、差出人、秘匿情報等の可変情報をトナーで印字(印刷、以下同様)し、その後に粉体接着剤を塗布し、紙折りして、粉体接着剤塗布面を圧着する圧着はがき作製装置について説明する。
図1は、実施形態2としての可変情報の印字と接着剤塗布と圧着の3処理を行う圧着はがき作製装置の内部構成を示す断面図である。尚、同図は、電子写真方式の画像形成装置に、紙折り装置と圧着装置を組み込んだ状態を示している。
同図に示す圧着はがき作製装置1は、装置本体下部に用紙カセット2を着脱自在に備えている。用紙カセット2には多枚数の圧着はがき用シート3が載置・収容されている。
また、装置本体の上部左方には、排紙トレー4が形成され、そこには上部排紙口5から排出される投函前の完成した圧着はがきが積載される。尚、この圧着はがき作製装置1は通常の画像記録装置としても使用可能である。
この圧着はがき作製装置1の上面側部には、特には図示しないが蓋部の開閉スイッチや液晶表示装置、電源スイッチ、複数のデータ入力キー等からなる操作パネルが配設されている。
また、装置本体内部の用紙カセット2の上方には、シート搬送ベルト(以下、単に搬送ベルトという)6が偏平なループ状に配置され、その両端部を駆動ローラ7と従動ローラ8に保持されて、図の矢印aで示す反時計回り方向に循環移動する。
搬送ベルト6の上方に、第1の画像形成ユニット9−1と、第2の画像形成ユニット9−2が、用紙搬送方向(図の右から左方向)に並設されている。上記第1の画像形成ユニット9−1の現像器10内には黒トナーが収容され、第2の画像形成ユニット9−2の現像器10内には実施形態1で作製された粉体接着剤が収容されている。
上記第1の画像形成ユニット9−1と第2の画像形成ユニット9−2は、現像器10内に黒トナーを収容しているか粉体接着剤を収容しているかの違いだけで、いずれも同一の構造である。
代表的に第2の画像形成ユニット9−2について各部に符号を付して説明する。先ず、搬送ベルト6の上循環部に当接して感光体ドラム11が配置され、この感光体ドラム11を取り囲むようにしてクリーナ12、初期化帯電器13、光書込ヘッド14、現像器10の現像ローラ16及び搬送ベルト6を挟んで帯電転写ローラ17が配置されている。
上記の搬送ベルト6は、下循環部の下流側裏面に押接するテンションローラ18によって常に下方に付勢されて適度の張力を保っている。この搬送ベルト6の上循環部の搬送方向上流側には、待機ローラ対19が配置され、その右方には、下方から左に反転する形状に屈曲した給紙案内路21が形成されている。
給紙案内路21の先端部には、搬送ローラ対22が配置され、用紙カセット2のシート供給口の上部には、最上部の圧着はがき用シート3の先端部に圧接して給紙ローラ23が配設されている。この給紙ローラ23と上記の搬送ローラ対22との間で、給紙ローラ23に近接して分離ローラ対24が配置されている。
また、搬送ベルト6の下流側には、第1の定着案内路25が形成されており、この第1の定着案内路25の下流に2つの加熱加圧ローラ26と27から成る第1の加熱加圧装置28が配置されている。
この第1の加熱加圧装置28の下流側には、上方から右に反転する形状に屈曲した給送案内路29が形成されている。給送案内路29の先端部には、搬送ローラ対31が配置されている。この搬送ローラ対31に続く下流側に中間転写ローラ32と帯電転写ローラ33が上下に対向して配置されている。
中間転写ローラ32の上部には、第3の画像形成ユニット9−3の感光体ドラム11が対向して配置されている。上記の中間転写ローラ32と帯電転写ローラ33の下流側には第2の定着案内路34が形成されており、この第2の定着案内路34の下流に、上述した加熱加圧ローラ27と他の加熱加圧ローラ35から成る第2の加熱加圧装置36が配置されている。
第2の加熱加圧装置36から下流側は、搬送案内路37及び38が上方左右に分岐している。その分岐点には、切り替えフラップ39が配置されている。左の搬送案内路37の上端には第2の折り装置39が配置され、この第2の折り装置39の排出路は、右の搬送案内路38に合流する。
合流搬送路41は、ほぼ水平に右方に延在し上に曲がる上態部に第1の折り装置42が配置されている。第1の折り装置42と第2の折り装置39は、それぞれ、一次搬送ローラ43、一次二次搬送ローラ44、折込板45を備えた折込装置46を備え、更に、引き込み路47、二次搬送ローラ48を備えている。
上記第1の折り装置42の排出路は、第3の加熱加圧装置としての圧着部49に連結されている。圧着部49は右端のシート搬入部から左端のシート排出部まで、下無端熱ベルト51と上無端熱ベルト52が対向して配置されている。そして、これら下無端熱ベルト51と上無端熱ベルト52の対向部をベルト内側から挟むようにして複数の加圧ローラが配置されている。
圧着部49の左端のシート排出部より下流には、上部排紙口5の内側に近接して、排出ローラ対53が配置されている。
(圧着はがき用シートのサイズ)
図2(a),(b) は、それぞれ上記圧着はがき作製装置1において圧着はがき用として印字に用いられるシートのサイズを示す図である。
同図(a) はA4判のシート3p4を示しており、裁断線55に沿って裁断し、折り線56に沿って2つに折ると、それぞれ一面が縦14.85cm、横10.5cmの2通の二つ折り圧着はがきを作製することが出来る。
また、同図(b) はA3判のシートの長手方向の一方の端部Pを予め10.5cm切り捨てておいたシート3p3を示している。これを裁断線57に沿って裁断し、二本の折り線58に沿って3つに折ると、それぞれ縦14.85cm、横10.5cmの2通の三つ折り圧着はがきを作製することが出来る。
ところで圧着はがきは通常葉書に順ずるものとして取扱われているが、郵便法によれば、私製の通常はがきの一面の寸法は、長辺14〜15.4cm、短辺9〜10.7cmとなっている。
したがって、上記図2(a),(b) に示す圧着はがきの一面の縦横の寸法は、いずれも郵政法で承認されているはがきの寸法の許容範囲の寸法である。
(圧着はがき作製装置の動作、二つ折りの場合)
続いて上記構成の圧着はがき作成装置1の動作を説明する。
図3(a) 〜(c) は、半裁されたA4判シート3p4を用いて二つ折り圧着はがきを作製する場合のシートの状態を処理工程順に示す図である。再び図1及び上記の図3を参照しながら、二つ折り圧着はがきを作製する圧着はがき作成装置1の動作を説明する。
先ず、図1に示す本体装置に電源が投入され、使用する用紙の紙質、枚数、印字モード、その他の指定がキー入力あるいは接続するホスト機器からの信号として入力されると可変情報の印字(印刷)とそれに続く粉体接着剤の塗布が開始される。
先ず、給紙ローラ23が回転し、用紙カセット2に載置収容されているシート3の最上部の一枚を取り出し、搬送ローラ対22に向けて給送する。分離ローラ対24は、上ローラが順方向、下ローラが逆方向に回転して、シートの連れ送り(重送)を防止する。搬送ローラ対22は、シート3を給紙案内路21を介して待機ローラ対19へ給送する。
待機ローラ対19は回転を一時停止して、その挟持部にシート3の先端を当接させてシートの進行を制止し、搬送タイミングを待機する。
駆動ローラ7が反時計回り方向に回転し、従動ローラ8が従動して同じく反時計回り方向に回転する。これにより搬送ベルト6は、上循環部が第1の画像形成ユニット9−1及び第2の画像形成ユニット9−2の感光体ドラム11に当接して全体が反時計回り方向へ循環移動する。
これと共に感光体ドラム11を中心に配置された諸装置が印字タイミングに合わせて順次駆動される。感光体ドラム11は時計回り方向に回転し、初期化帯電器13は、感光体ドラム11周面に一様な高マイナス電荷を付与し、光書込ヘッド14は、その感光体ドラム11周面に画像信号に応じて露光を行って低電位部を形成する。これにより、上記初期化による高マイナス電位部と、露光による低マイナス電位部からなる静電潜像が形成される。
現像ローラ16は、その静電潜像の低電位部に現像器10のトナーを転移させて感光体ドラム11周面上に、秘匿情報であるトナー像を形成(反転現像)する。
第1の画像形成ユニット9−1の感光体ドラム11周面上のトナー像の先端が搬送ベルト6との対向部に回転搬送されてくるタイミングで、その対向部にシート3の印字開始位置が一致するように、待機ローラ対21が回転を開始してシート3をシート搬入部へ給送する。このとき、シート3は、裏面(秘匿情報が印字される面)を上向きにして搬送される。
搬送ベルト6は給送されたシート3を搬送し、これにより、シート3は第1の画像形成ユニット9−1の感光体ドラム11と帯電転写ローラ17により形成されている1番目の転写部へ搬送される。
帯電転写ローラ17は、不図示の転写バイアス電源から出力される転写電流(又は転写電圧)を搬送ベルト6を介してシート3に印加する。これにより、感光体ドラム11上の秘匿情報であるトナー像がシート3に転写される。
図3(a) は、このときのシート3(シート3p4)の状態を示している。すなわち、シート3p4の裏面である面Cと面Dに秘匿情報59が印字されている。
続いて、第2の画像形成ユニットの感光体ドラム11と帯電転写ローラ17により形成されている2番目の転写部において、上記秘匿情報の転写面に粉体接着剤像が転写(塗布)される。
図3(b),(c) は、このときのシート3(シート3p4)の状態を示している。すなわち、シート3p4の面Cと面Dの秘匿情報59に重ねて、粉体接着剤61が転写されている。尚、この粉体接着剤像(粉体接着剤61)は、本例においてはベタ印字画像である。また、この粉体接着剤61の塗布は、図3(b) に示すように、シート3の面Cと面Dのいずれか一面に塗布するようにしてもよく、また、図3(c) に示すように、シート3の面Cと面Dの2面ともに塗布するようにしても良い。
続いて、このように粉体接着剤を転写されたシート3は、搬送ベルト6から分離され、第1の定着案内路25を通過し、第1の加熱加圧装置28に搬入される。第1の加熱加圧装置28は、2つの加熱加圧ローラ26と27によりシート3を押圧挟持し、下流方向に搬送しながら、シート3に熱と圧力とを加えて、シート3に上記の秘匿情報を定着すると共に粉体接着剤を仮定着し、下流側へ排出する。
このように裏面に秘匿情報59を定着され、粉体接着剤61を仮定着されたシート3は、この後、給送案内路29から成る搬送機構を通過して反転しながら搬送され、中間転写ローラ32と帯電転写ローラ33が対向配置されている3番目の転写部を通過する。
ここで、シート3への帯電転写ローラ33からの転写バイアスの印加により、第3の画像形成ユニット9−3の感光体ドラム11に現像されている宛名や差出人等の可変情報が、中間転写ローラ32を介し、シート3の表面に転写される。
図3(d) は、このときのシート3(シート3p4)の状態を示している。すなわち、シート3p4の面Bには上と下に分けて宛名情報62と差出人情報63の可変情報が印字され、面Aには宣伝用等の公開可変情報64が印字されている。
このように、表面に宛名や差出人等の可変情報を転写されたシート3は、第2の定着案内路34を介して第2の加熱加圧装置36に給送される。第2の加熱加圧装置36は、2つの加熱加圧ローラ27と35によりシート3を押圧挟持し、下流方向に搬送しながら、シート3に熱と圧力とを加えて、シート3に上記の可変情報を定着して、下流側へ排出する。
本例のように、二つ折り圧着はがきを作製する場合においては、切り替えフラップ39は、シート3を右側の搬送案内路38に案内する。シート3は、搬送案内路38の先にある第1の折り装置42の一次搬送ローラ43と一次二次搬送ローラ44により給送されて、引き込み路47に前半分のところまで引き込まれる。
シート3の面Aと面Bの境界線が一次搬送ローラ43と一次二次搬送ローラ44の対抗部に向く位置までシート3が引き込み路47に引き込まれてきたタイミングで、折込装置46の折込板45が、一次二次搬送ローラ44と二次搬送ローラ48との対抗部方向に突き出される。
これにより、シート3の面Cと面Dの境界線部分が谷折りされ、一次二次搬送ローラ44と二次搬送ローラ48との対抗部により挟持される。
図3(e) は、このときのシート3(シート3p4)の状態を示している。すなわち、シート3は、面Cと面Dの境界線部分が谷折りされたことにより、矢印cで示すように、山折りとなった面Aと面Bの境界線を搬送方向に向けて、圧着部49に搬入される。
圧着部49は、二つ折りされたシート3を、下無端熱ベルト51と上無端熱ベルト52の対向部により挟持して搬送しながら、シート3の裏面の粉体接着剤61の仮定着面を熱と圧力により本定着して圧着させる。
(圧着はがき作製装置の動作、三つ折り状二つ折りの場合)
続いて、三つ折り状二つ折り圧着はがきを作製する場合の圧着はがき作成装置1の動作を説明する。尚、三つ折り状二つ折り圧着はがきとは、普通紙でV折り圧着はがきを作製した場合、郵便はがきとして厚みがやや不足する虞がある。したがって、不足気味の厚みを持たせるために、V折りの面のいずれか一面を二枚重ねにするものである。
図4(a) 〜(d) は、半裁されたA3判シート3p3を用いて三つ折り状二つ折り圧着はがきを作製する場合のシートの状態を処理工程順に示す図である。尚、このシート3p3は、図2(b) に示したA3判のシートの長手方向の一方の端部Pを予め10.5cm切り捨て、これを裁断線57に沿って裁断したものである。
図4(a) に示すように、このシート3p3は、本来は、面A、面B、及び面Cの連続した3面からなる表面と、前記面A、面B、及び面Cにそれぞれ対応する面D、面E、及び面Fの連続した3面からなる裏面とからなる三つ折り圧着はがき用シートである。
また、この三つ折り状二つ折り圧着はがきを作製する場合は、図1に示す圧着はがき作成装置1の第3の画像形成ユニット9−3の現像器10に、トナーに代えて粉体接着剤を収容する。そして、シート3p3は、面A、面B、及び面Cからなる表面を下向きにして用紙カセット2に収容される。
再び図1及び上記の図4を参照しながら、三つ折り状二つ折り圧着はがきを作製する圧着はがき作成装置1の動作を説明する。
先ず、図1に示す本体装置に電源が投入され、使用する用紙の紙質、枚数、印字モード、その他の指定がキー入力あるいは接続するホスト機器からの信号として入力されると可変情報の印字(印刷)とそれに続く粉体接着剤の塗布が開始される。
先ず、給紙ローラ23が回転し、用紙カセット2に載置収容されているシート3の最上部の一枚を取り出し、搬送ローラ対22に向けて給送する。分離ローラ対24は、上ローラが順方向、下ローラが逆方向に回転して、シートの連れ送り(重送)を防止する。搬送ローラ対22は、シート3を給紙案内路21を介して待機ローラ対19へ給送する。
このとき、給紙案内路21が反転していることにより、面A、面B、及び面Cの表面を下向きにして用紙カセット2に収容されていたシート3p3は、その表面を上向きにして待機ローラ対19へ給送される。
以下、二つ折りの場合と同様にして、シート3p3は、第1の画像形成ユニット9−1の感光体ドラム11からトナー像を転写される。すなわち、シート3p3は、図4(a) に示すように、矢印aで示すように搬送されながら、第1の画像形成ユニット9−1により、面Aの上方に宛名情報62、下方に差出人情報63が転写されると共に面B及び面Cには秘匿情報59が転写される。
続いて、シート3p3は、第2の画像形成ユニットの感光体ドラム11から粉体接着剤像を転写される。すなわち、シート3p3は、図4(b) に示すように、面Bと面Cの秘匿情報59に重ねて、粉体接着剤61が転写されている。
尚、この粉体接着剤像(粉体接着剤55)は、本例においてもベタ印字画像である。また、この粉体接着剤59の塗布は、図4(b) に示すように、シート3p3の面Bと面Cの2面ともに塗布するようにしても良く。また、特には図示しないが、面Bと面Cのずれか一面に塗布するようにしてもよい。
続いて、シート3p3は、二つ折りの場合と同様に、第1の加熱加圧装置28により宛名情報62、差出人情報63、及び秘匿情報59からなる可変情報を定着されると共に粉体接着剤61を仮定着される。
そして、給送案内路29を通過して反転し、矢印bで示すように搬送されながら、第3の画像形成ユニット9−3の感光体ドラム11から、粉体接着剤を転写される。すなわちシート3p3は、図4(c) に示すように、何も印字されていない裏面の面Eと面Dに粉体接着剤61が転写される。尚、粉体接着剤61の転写は、面Eと面Dのいずれか一面でもよい。
この後、シート3p3は、第2の加熱加圧装置36で裏面の粉体接着剤61を仮定着されて、分岐路に向かう。
本例のように、三つ折りを行う場合は、切り替えフラップ39は、シート3p3を左側の搬送案内路37に案内する。シート3p3は、搬送案内路37の先にある第2の折り装置39の一次搬送ローラ43と一次二次搬送ローラ44により給送されて、引き込み路47に前半分のところまで引き込まれる。
シート3p3の面Aと面Bの境界線が一次搬送ローラ43と一次二次搬送ローラ44の対抗部に向く位置までシート3p3が引き込み路47に引き込まれてきたタイミングで、折込装置46の折込板45が、一次二次搬送ローラ44と二次搬送ローラ48との対抗部方向に突き出される。
これにより、シート3p3の面Dと面Eの境界線部分が谷折りされ、一次二次搬送ローラ44と二次搬送ローラ48との対抗部により挟持されて、後方へ排出される。
続いて、シート3p3は、合流搬送路41に案内され、第1の折り装置42の一次搬送ローラ43と一次二次搬送ローラ44により搬送を引き継がれて、引き込み路47に搬送先端部を引き込まれる。
シート3p3の面Dと面Eの二枚重なり部分(面A)と面Fの境界線が一次搬送ローラ43と一次二次搬送ローラ44の対抗部に向く位置までシート3p3が引き込み路47に引き込まれてきたタイミングで、折込装置46の折込板45が、一次二次搬送ローラ44と二次搬送ローラ48との対抗部方向に突き出される。
これにより、シート3p3の、面Dと面Eの二枚重なり部分(面B)と面Cの境界線部分が谷折りされ、一次二次搬送ローラ44と二次搬送ローラ48との対抗部により挟持されて、後方へ排出される。
図4(d) は、このときのシート3p3の状態を模式的に示している。すなわち、シート3p3は、面Cと面Bの境界線部分が谷折りされ、更に面Dと面Eの境界線部分が谷折りされて、三つ折り(Z折り)形状になっている。
この状態で、シート3p3は、矢印cで示すように排出され、圧着部49に搬入される。圧着部49は、三つ折りされたシート3p3を、下無端熱ベルト51と上無端熱ベルト52の対向部により挟持して搬送しながら、シート3p3の粉体接着剤55の仮定着面を熱と圧力により本定着して圧着させる。
これにより、はがきの表面(面A)に宛名と差出人が印刷され、裏面(面F)が無地の三つ折り状二つ折りの圧着はがきが出来上がる。
(圧着はがき作製装置の動作、三つ折り圧着はがきの場合)
上述した圧着はがき作製装置1を用いて、三つ折り圧着はがきを作製することもできる。但し、この場合は、面A、面B、及び面Cの連続した3面からなるシート表面は無地であって良いが、面A、面B、及び面Cにそれぞれ対応する面D、面E、及び面Fの連続した3面からなるシート裏面には、予め、面D及び面Eには秘匿情報が印刷され、面Fには差出人情報が印刷されていなければならない。
再び、図1と図4を用い、上記の三つ折り圧着はがきの作製方法を説明する。本例においても、動作は、上述した三つ折り状二つ折りの場合と殆ど同様である。以下、三つ折り状二つ折りの場合と異なる動作のみについて説明する。
先ず、第1の画像形成ユニット9−1では、面Aに宛名情報62のみを転写し、差出人情報63は予め裏面に印刷されているので表面に転写しない。そして、面B及び面Cには秘匿情報59を転写する。
そして、第3の画像形成ユニット9−3では、他の秘匿情報59が予め印刷されている面B及び面Cに粉体接着剤61を転写する。
この後、三つ折り状二つ折りの場合と同様に動作して、面Aに宛名情報62が印刷され、面Fに差出人情報63が印刷され、面B、C、E、及びDに秘匿情報59が印刷された三つ折り圧着はがきが出来上がる。
実施形態2としての可変情報の印字と接着剤塗布と圧着の3処理を行う圧着はがき作製装置の内部構成を示す断面図である。 (a),(b) はそれぞれ圧着はがき作製装置において圧着はがき用として印字に用いられるシートのサイズを示す図である。 (a) 〜(e) は半裁されたA4判シートを用いて二つ折り圧着はがきを作製する場合のシートの状態を処理工程順に示す図である。 (a) 〜(d) は半裁されたA3判シートを用いて二つ折り圧着はがきを作製する場合のシートの状態を処理工程順に示す図である。
符号の説明
1 圧着はがき作製装置
2 用紙カセット
3 圧着はがき用シート
3p3 A3判シート
3p4 A4判シート
4 排紙トレー
5 上部排紙口
6 用紙搬送ベルト(搬送ベルト)
7 駆動ローラ
8 従動ローラ
9−1 第1の画像形成ユニット
9−2 第2の画像形成ユニット
9−3 第3の画像形成ユニット
10 現像器
11 感光体ドラム
12 クリーナ
13 初期化帯電器
14 光書込ヘッド
16 現像ローラ
17 帯電転写ローラ
18 テンションローラ
19 待機ローラ対
21 給紙案内路
22 搬送ローラ対
23 給紙ローラ
24 分離ローラ対
25 第1の定着案内路
26、27 加熱加圧ローラ
28 第1の加熱加圧装置
29 給送案内路
31 搬送ローラ対
32 中間転写ローラ
33 帯電転写ローラ
34 第2の定着案内路
35 加熱加圧ローラ
36 第2の加熱加圧装置
37、38 搬送案内路
39 第2の折り装置
41 合流搬送路
42 第1の折り装置
43 一次搬送ローラ
44 一次二次搬送ローラ
45 折込板
46 折込装置
47 引き込み路
48 二次搬送ローラ
49 圧着部
51 下無端熱ベルト
52 上無端熱ベルト
53 排出ローラ対
55 裁断線
56 折り線
57 裁断線
58 折り線
59 秘匿情報
61 粉体接着剤
62 宛名情報二つ折り
63 差出人情報
64 公開可変情報

Claims (3)

  1. シートに粉体接着剤を電子写真方式による転写により塗布して、該粉体接着剤を塗布された秘匿情報印刷面を圧着する圧着印刷物作製装置であって、
    前記シートの裏面にトナーによる秘匿情報を転写する第1の画像形成ユニットと、
    該第1の画像形成ユニットによる前記シートの前記秘匿情報の転写面に粉体接着剤を転写する第2の画像形成ユニットと、
    前記シートに前記秘匿情報を定着すると共に前記粉体接着剤を仮定着する第1の加熱加圧装置と、
    前記秘匿情報を定着され前記粉体接着剤を仮定着された前記シートを反転搬送する搬送機構と、
    反転された前記シートの表面に宛名や差出人等の可変情報を転写する第3の画像形成ユニットと、
    該第3の画像形成ユニットにより転写されれた前記可変情報を前記シートの表面に定着する第2の加熱加圧装置と、
    前記シートの前記粉体接着剤を仮定着された裏面を中央部から谷折りする第1の折り装置と、
    該第1の折り装置により谷折りされた前記シートの裏面の前記粉体接着剤の仮定着面を熱と圧力により本定着して圧着させる第3の加熱加圧装置と、
    を備えて、投函可能状態の二つ折り圧着印刷物を作製することを特徴とする圧着印刷物作製装置。
  2. 面A、面B、及び面Cの連続した3面からなる表面と、前記面A、面B、及び面Cにそれぞれ対応する面D、面E、及び面Fの連続した3面からなる裏面とからなる三つ折りシートを用い、
    前記第3の画像形成ユニットにトナーに代えて前記粉体接着剤を収容し、
    前記第1の画像形成ユニットにより前記面Aに宛名情報と差出人情報を転写すると共に前記面B及び面Cに秘匿情報を転写し、
    前記第2の画像形成ユニットにより前記面B及び面Cに粉体接着剤を転写し、
    前記第1の加熱加圧装置により前記宛名情報、差出人情報、及び秘匿情報からなる可変情報を定着すると共に前記粉体接着剤を仮定着し、
    前記搬送機構により前記可変情報を定着され前記粉体接着剤を仮定着された前記シートを反転搬送し、
    前記第3の画像形成ユニットにより前記反転されたシートの前記面Eと面Dに、又は前記面Eと面Dのいずれか一面に、前記粉体接着剤を転写し、
    第2の折り装置により前記面Dと面Eの境界部を谷折りし、
    前記第1の折り装置により前記面Cと面Bの境界部を谷折りし、
    該表裏二箇所を谷折りされた前記シートを前記第3の加熱加圧装置により前記谷折り面の前記粉体接着剤の仮定着面を熱と圧力により本定着して圧着させることにより、
    三つ折り状からなる投函可能状態の二つ折り圧着印刷物を作製することを特徴とする請求項1記載の圧着印刷物作製装置。
  3. 面A、面B、及び面Cの連続した3面からなる無地の表面と、前記面A、面B、及び面Cにそれぞれ対応する面D、面E、及び面Fの連続した3面からなる裏面の前記面D及び面Eの秘匿情報と前記面Fの差出人情報とが予め印刷された三つ折りシートを用い、
    前記第3の画像形成ユニットにトナーに代えて前記粉体接着剤を収容し、
    前記第1の画像形成ユニットにより前記面Aに宛名情報を転写すると共に前記面B及び面Cに秘匿情報を転写し、
    前記第2の画像形成ユニットにより前記面B及び面Cに粉体接着剤を転写し、
    前記第1の加熱加圧装置により前記宛名情報、及び秘匿情報からなる可変情報を定着すると共に前記粉体接着剤を仮定着し、
    前記搬送機構により前記可変情報を定着され前記粉体接着剤を仮定着された前記シートを反転搬送し、
    前記第3の画像形成ユニットにより前記反転されたシートの前記面Eと面Dに、又は前記面Eと面Dのいずれか一面に、前記粉体接着剤を転写し、
    第2の折り装置により前記面Dと面Eの境界部を谷折りし、
    前記第1の折り装置により前記面Cと面Bの境界部を谷折りし、
    該表裏二箇所を谷折りされた前記シートを前記第3の加熱加圧装置により前記谷折り面の前記粉体接着剤の仮定着面を熱と圧力により本定着して圧着させることにより、
    投函可能状態の三つ折り圧着印刷物を作製することを特徴とする請求項1記載の圧着印刷物作製装置。
JP2006344710A 2006-12-21 2006-12-21 圧着印刷物作製装置 Withdrawn JP2008155412A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006344710A JP2008155412A (ja) 2006-12-21 2006-12-21 圧着印刷物作製装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006344710A JP2008155412A (ja) 2006-12-21 2006-12-21 圧着印刷物作製装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008155412A true JP2008155412A (ja) 2008-07-10

Family

ID=39656877

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006344710A Withdrawn JP2008155412A (ja) 2006-12-21 2006-12-21 圧着印刷物作製装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008155412A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20180001687A1 (en) * 2016-07-01 2018-01-04 Fuji Xerox Co., Ltd. Pressure-printed material preparing apparatus
JP2018002889A (ja) * 2016-07-01 2018-01-11 富士ゼロックス株式会社 接着材料、圧着印刷物製造用シート、圧着印刷物製造用シートの製造方法、圧着印刷物、圧着印刷物の製造方法、及び、圧着印刷物製造装置
JP2018016714A (ja) * 2016-07-27 2018-02-01 富士ゼロックス株式会社 接着材料、圧着印刷物製造用シート、圧着印刷物製造用シートの製造方法、圧着印刷物、圧着印刷物の製造方法、及び、圧着印刷物製造装置
US11036153B2 (en) 2019-07-17 2021-06-15 Fuji Xerox Co., Ltd. Toner set, toner cartridge set, and apparatus for forming printed material
US20220317602A1 (en) * 2021-03-29 2022-10-06 Fujifilm Business Innovation Corp. Printed material and method for producing printed material
US11630402B2 (en) 2020-09-18 2023-04-18 Fujifilm Business Innovation Corp. Particle conveying device and image forming apparatus
US11796939B2 (en) 2020-09-30 2023-10-24 Fujifilm Business Innovation Corp. Conveying device and image forming apparatus

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20180001687A1 (en) * 2016-07-01 2018-01-04 Fuji Xerox Co., Ltd. Pressure-printed material preparing apparatus
JP2018002889A (ja) * 2016-07-01 2018-01-11 富士ゼロックス株式会社 接着材料、圧着印刷物製造用シート、圧着印刷物製造用シートの製造方法、圧着印刷物、圧着印刷物の製造方法、及び、圧着印刷物製造装置
US10507681B2 (en) 2016-07-01 2019-12-17 Fuji Xerox Co., Ltd. Pressure-printed material preparing apparatus
US10828923B2 (en) 2016-07-01 2020-11-10 Fuji Xerox Co., Ltd. Pressure-printed material preparing apparatus
JP2018016714A (ja) * 2016-07-27 2018-02-01 富士ゼロックス株式会社 接着材料、圧着印刷物製造用シート、圧着印刷物製造用シートの製造方法、圧着印刷物、圧着印刷物の製造方法、及び、圧着印刷物製造装置
US11036153B2 (en) 2019-07-17 2021-06-15 Fuji Xerox Co., Ltd. Toner set, toner cartridge set, and apparatus for forming printed material
US11630402B2 (en) 2020-09-18 2023-04-18 Fujifilm Business Innovation Corp. Particle conveying device and image forming apparatus
US11796939B2 (en) 2020-09-30 2023-10-24 Fujifilm Business Innovation Corp. Conveying device and image forming apparatus
US20220317602A1 (en) * 2021-03-29 2022-10-06 Fujifilm Business Innovation Corp. Printed material and method for producing printed material

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2008155412A (ja) 圧着印刷物作製装置
JP2007193004A (ja) 圧着装置
JP2008173917A (ja) 圧着シート作製装置
JP2008173831A (ja) 圧着印刷物作製装置、圧着印刷物作製方法、圧着印刷物作製処理プログラムを記録した記録媒体
JP2008181027A (ja) 熱可塑性透明樹脂粉体、その製造方法及び塗布方法並びにそれを用いた圧着印刷物作製方法
JP2008162029A (ja) 袋作製・圧着印刷物作製・カラー印刷物作成兼用の画像記録装置
JP2008046311A (ja) 粉体接着剤及びその製造方法
JP4622964B2 (ja) シート折り目展開装置
JP4840024B2 (ja) 再剥離性接着シートの貼付け方法
JP2008149638A (ja) 圧着印刷物作成方法及びその接着剤塗布方法
JP2008062545A (ja) 貼付け装置
JP2007210255A (ja) 用紙印刷・後処理における用紙ジャム自動復旧システム
JP4894394B2 (ja) 圧着シート作製装置
JP2008179027A (ja) 圧着印刷物作製装置
JP4840054B2 (ja) 粉体接着剤中間転写体
JP2008178985A (ja) 圧着印刷物作製装置及びそれを用いた圧着印刷物作製システム
JP2007062226A (ja) 圧着はがき作製装置
JP2007041093A (ja) 熱可塑性透明樹脂粉体、その製造方法及び塗布方法並びにそれを用いた再剥離性接着シートの作成方法
JP2007182294A (ja) 圧着装置
JP2008169007A (ja) シートの折り目展開装置
JP2008170659A (ja) 粉体接着剤
JP2007144321A (ja) 粉体接着剤塗布装置
JP2007210723A (ja) 排・給紙カセット及びそれを用いた圧着はがき作製システム
JP2007209951A (ja) 粉体接着剤塗布装置
JP2008137362A (ja) 圧着封書作成装置、圧着封書作成方法

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20100302