JP2008173831A - 圧着印刷物作製装置、圧着印刷物作製方法、圧着印刷物作製処理プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

圧着印刷物作製装置、圧着印刷物作製方法、圧着印刷物作製処理プログラムを記録した記録媒体 Download PDF

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洋一 玉川
Toshiaki Kanemura
俊明 金村
Katsumi Maeda
克己 前田
Yuichiro Iegaki
雄一郎 家垣
Goshi Mitsui
郷史 三井
Hideki Takahashi
秀樹 高橋
Hideyoshi Niinuma
英好 新沼
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Abstract

【課題】シート材に可変情報を印刷し、粉体接着剤を後塗りし、郵送途中で自然開封しない圧着印刷物を作製する圧着印刷物作製装置、圧着印刷物作製方法、圧着印刷物作製処理プログラムを記録した記録媒体を提供する。
【解決手段】圧着印刷物65の開封時の3辺65−1、65−2及び65−3の周辺部に沿って幅w(mm)の帯状の印字率0%の領域69を設け、その帯状の領域69よりも印字面内側に可変情報印字領域71を設定する。適正な印字率0%の領域w(mm)の寸法は、粉体接着剤の接着力を0.1N/25mmに設定したときは、5≦w、好ましくは7≦w以上、また、粉体接着剤の接着力を0.2N/25mm以上に設定したときは、3≦w、好ましくは5≦wである。
【選択図】 図9

Description

本発明は、圧着印刷物作製装置、圧着印刷物作製方法、圧着印刷物作製処理プログラムを記録した記録媒体に関する。
従来、特定の個人のみへ文字情報を伝達するために、一般に、文字記載物を封書の形態にし、開封後に始めて当該個人が文字情報を確認できるようにしていた。
近年、個人情報保護が厳しく問われるようにもなり、各種事業所等では、例えば、個人の各種データ、成績表、給与明細書等の個人情報は、これを文字記載物の内部の印字箇所に記録して、印字箇所の周縁部もしくは文字記載物の全面を接着や圧着により封筒状やカード状にして配布したりしている。
このうち、はがきサイズのカード状のものは圧着はがきと呼ばれており、通常の郵便はがきと同じ料金で利用できることから、情報提供者側の利便性が高い印字(印刷)情報秘匿システムとして、広告宣伝のダイレクトメール等にも汎用されている。
このような圧着はがき等による印字情報秘匿システムを利用するには、従来、専門の製造業者に委託するか、高価な圧着はがき等製造・印刷装置を導入するかして秘匿情報を作成していた。
これらの圧着はがき等製造・印刷装置を用いて秘匿情報を作成するには、接着剤を情報印字の後に塗布する方法や、情報印字の前に塗布する方法等があるが、いずれにしても秘匿情報を大量に作成するという前提が必須であり高価であった。
また、そのような製造業者への委託は、個人情報の流出の問題も潜在的に存在しており好ましい秘匿情報の作成方法とはいえない。
ところで、近年、パソコンやプリンタの発達と相侯って、小規模事業所や個人でも利用できるように、少量単位でも簡易に圧着はがきを作成できるようにしたものも提案されている。
例えば、感圧接着剤を予め塗布した剥離紙付きはがき用紙が販売されている。これは、2つ折り内部の印字面に所定の文字情報等を印字後に、感圧接着剤部分を圧着して投函用の圧着はがきを完成させるものである。しかし、これは専用の用紙を必要とし、普通紙を使用するものではないから、一般的といえるものではない。
また、例えば、粘着フイルムとはがき用紙を一組にしたものが販売されている。これは、2つ折り内部の印字面に所定の文字情報等を印字後に、2つ折り内部に粘着フイルムを挟むようにして圧着して、投函用の圧着はがきを作成できるようにしたものである。しかし、これは粘着フイルムを使用するためコスト高は避けられず、取り扱いが煩雑である。
いずれにしても上記の方式は、個人的に数枚の圧着はがきを作成するのなら良いが、ある程度の枚数単位で、安価で、迅速に、且つ対需要即応体制で作成できるものではない。
そこで、粘着剤を内包したマイクロカプセルから成るトナー状粘着剤を静電印刷法により基材の表面に転写してフラッシュ定着させ、接着時には圧力によりマイクロカプセルを破壊しカプセル内の粘着剤を浸出させるようにして、圧着はがきを容易に作成できるとする提案がなされている。また、この提案では、粘着剤を溶融、混練、粉砕した粉砕トナーも示唆されている。(例えば、特許文献1参照。)
また、事務用プリンタや複写機の交換用の印字用カートリッジに圧着用物質を入れて、それら事務用プリンタ又は複写機による印字作業と同様の操作で圧着用物質を官製はがきや封筒に塗布し、その後、圧着専用機にかけるようにし、圧着専用機にかけるところまでを1台のプリンタ又は複写機で出来るとする提案がなされている。また、この提案では、二つ折りの片面、三つ折の中央両面に圧着用物質を塗布することが示唆されている。(例えば、特許文献2参照。)
また、感熱接着剤を含むトナーを用い、電子写真方式により画像を対需要即応式で作成する方法が提案されている。この提案では、感熱接着剤の軟化温度は電子写真方式用のトナーの結着樹脂の軟化温度よりも高くなるように構成し、また、感熱接着剤の電子写真方式用トナーに占める割合を5〜60重量%とし、また、感熱接着剤の組成は熱接着性樹脂、ホットメルト及びワックス類からなる群より選ばれる1種類以上を含むようにすることが提案されている。(例えば、特許文献3参照。)
特開平09−104849号公報(段落0005、0014、図1、図3、図6) 特開2000−006553号公報(要約、図なし) 特開2004−126231号公報(段落0085〜0087、図なし)
しかしながら、特許文献1の技術は、マイクロカプセル式のトナーについては構成及び組成について記載されてはいるが、粉砕トナーについては単なる思い付き程度に示唆されているのみであり、具体的な組成、製法、及び用法についての記載がなく、これでは、この分野の当業者といえども有用な粉砕トナーを作成することは勿論、試作することさえ出来ない。
また、特許文献2の技術は、圧着専用機にかける前までの官製はがきや封筒による印字情報秘匿書類を作成するものであり、投函用に完成するには圧着専用機にかけなければならない点で利便性と経済性に欠けるものであり、また対需要即応性には程遠いものと言わざるを得ない。
また、特許文献3の技術では、単に感熱接着剤の軟化温度が電子写真方式用のトナーの結着樹脂の軟化温度よりも高く設定されているというのみで、感熱接着剤を含むトナーの詳細な処方等の説明はない。
ところで、対需要即応性のある圧着はがきの作成方法としては、個人的にも使用できる小型の電子写真式プリンタのトナーカートリッジに収容して使用可能な粉体接着剤を具体的に実現し、その粉体接着剤を現像、転写及び定着によって同プリンタで可変情報を印字(又は印刷、以下同様)した紙面に塗布できればよいと考えられる。
但し、そのように印字後の用紙に対する接着剤の塗布を電子写真式プリンタを用いて行うものとすると、粉体接着剤は通常のトナーとほぼ同様の形態のものでないと、接着剤として塗布(現像、転写、及び定着)は出来ないと考えられる。
しかしながら、トナー状の圧着はがき用粉体接着剤は、従来の提案技術である上記の各特許文献には思い付き程度に示唆されてはいるものの、既に述べたように具体的な材料処方も具体的な用法も開示されていない。
また、そのようなトナー状の圧着はがき用粉体接着剤は今日まで市場に流通もしていない。流通している圧着はがき用粉体接着剤は液状または粘着シート状のものだけである。
ましてや、電子写真式プリンタで圧着はがき用紙に宛名や秘匿情報を印刷したのち折り工程、接着剤塗布工程、秘匿情報印刷面圧着工程等の後処理を個人的に行う方法や、その後処理中に発生する可能性のある用紙ジャム時に適切に対処する方法を開示したり示唆したものは未だ存在していない。
本発明の課題は、上記従来の実情に鑑み、具体的な材料処方から成る実用性のある粉体接着剤を作製し、シート材に可変情報を印刷し、粉体接着剤を後塗りして、如何なる場合でも郵送途中で自然開封してしまうことのない圧着印刷物を作製する圧着印刷物作製装置、圧着印刷物作製方法、圧着印刷物作製処理プログラムを記録した記録媒体を提供することである。
先ず、第1の発明の圧着印刷物作製装置は、トナーで可変情報を印字した圧着印刷物用のシート状印刷媒体の貼り合わせ面を圧着して圧着印刷物を完成させる圧着印刷物作製装置において、少なくとも、上記トナーで上記可変情報を印字した上記シート状印刷媒体の所定の面に粉体接着剤を後塗りする接着剤塗布手段と、該接着剤塗布手段にて塗布される上記粉体接着剤の塗布領域よりも上記可変情報を印字する印字領域を小さい面積に設定する印字領域設定手段と、を有して構成される。
この圧着印刷物作製装置において、例えば、上記粉体接着剤の塗布領域は、上記シート状印刷媒体の貼り合わせ面のうち少なくとも一方の面全面であり、上記可変情報の上記印字領域は、上記シート状印刷媒体が上記圧着印刷物として開封される際の3辺の周辺部に沿って形成される所定幅の帯領域よりも内側であるように構成される。
また、例えば、上記粉体接着剤のシート状印刷媒体の無地面に対する接着・剥離力を「0.2N/25mm」としたとき、上記帯領域の幅は3mm以上であり、上記粉体接着剤のシート状印刷媒体の無地面に対する接着・剥離力を「0.1N/25mm」としたとき、上記帯領域の幅は5mm以上であるように構成される。
次に、第2の発明の圧着印刷物作製方法は、トナーで可変情報を印字した圧着印刷物用のシート状印刷媒体の貼り合わせ面を圧着して圧着印刷物を完成させる圧着印刷物作製方法において、少なくとも、上記トナーで上記可変情報を印字した上記シート状印刷媒体の所定の面に粉体接着剤を後塗りする接着剤塗布工程と、該接着剤塗布手段にて塗布される上記粉体接着剤の塗布領域よりも上記可変情報を印字する印字領域を小さい面積に設定する印字領域設定工程と、を含んで構成される。
この圧着印刷物作製方法において、例えば、上記粉体接着剤の塗布領域は、上記シート状印刷媒体の貼り合わせ面のうち少なくとも一方の面全面であり、上記可変情報の上記印字領域は、上記シート状印刷媒体が上記圧着印刷物として開封される際の3辺の周辺部に沿って形成される所定幅の帯領域よりも内側であるように構成される。
また、例えば、上記粉体接着剤のシート状印刷媒体の無地面に対する接着・剥離力を「0.2N/25mm」としたとき、上記帯領域の幅は3mm以上であり、上記粉体接着剤のシート状印刷媒体の無地面に対する接着・剥離力を「0.1N/25mm」としたとき、上記帯領域の幅は5mm以上であるように構成される。
更に、第3の発明の記録媒体は、トナーで可変情報を印字した圧着印刷物用のシート状印刷媒体の貼り合わせ面を圧着して圧着印刷物を完成させる圧着印刷物作製処理をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録した記録媒体であって、少なくとも、上記トナーで上記可変情報を印字した上記シート状印刷媒体の所定の面に粉体接着剤を後塗りする接着剤塗布処理と、該接着剤塗布手段にて塗布される上記粉体接着剤の塗布領域よりも上記可変情報を印字する印字領域を小さい面積に設定する印字領域設定処理と、をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録している。
この記録媒体において、例えば、上記粉体接着剤の塗布領域は、上記シート状印刷媒体の貼り合わせ面のうち少なくとも一方の面全面であり、上記可変情報の上記印字領域は、上記シート状印刷媒体が上記圧着印刷物として開封される際の3辺の周辺部に沿って形成される所定幅の帯領域よりも内側であるよう処理することをコンピュータに実行させるためのプログラムを記録している。
また、例えば、上記粉体接着剤のシート状印刷媒体の無地面に対する接着・剥離力が「0.2N/25mm」に設定されているとき、上記帯領域の幅を3mm以上に設定し、上記粉体接着剤のシート状印刷媒体の無地面に対する接着・剥離力が「0.1N/25mm」に設定されているとき、上記帯領域の幅を5mm以上に設定するよう処理することをコンピュータに実行させるためのプログラムを記録している。
本発明によれば、如何なる場合でも郵送途中で自然開封してしまうことのない圧着印刷物を作製する圧着印刷物作製装置、圧着印刷物作製方法、圧着印刷物作製処理プログラムを記録した記録媒体を提供することが可能となる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら説明する。
(実施形態1)
最初にトナー状の粉体接着剤の材料処方及び具体的な作製方法について説明する。尚、この粉体接着剤は、秘匿情報印刷面を圧着後の剥離開封時に、反対面への文字移りが発生しない粉体接着剤として、プリンタのトナーと、トナーよりも接着力の弱い材料(例えばオレフィン系材料をメイン樹脂とした材料)を選択する必要があるとして開発されたものである。
先ず、結着樹脂として軟化温度110±4℃の炭化水素系樹脂(シクロオレフィンとエチレンの共重合体)90質量%以上、帯電制御剤0.3〜3質量%、ワックス1〜9質量%を用意する。
これらを、ミキサーにて混合し、その混合物を二軸スクリュー混練機にて温度をかけながら混練し、この混練物を冷却し、機械式粉砕機にて2mm程度にまで粉砕し、気流式粉砕機にてさらに微粒子にまで粉砕し、適切な粒子径に分級を行う。
その後、この混練粉砕物を、シリコンオイル又はアルキルジシラザンにて表面処理済みのシリカ微粒子0.1〜5質量%(対混練粉砕品)及びアルミナを外添し、軟化温度106℃で、平均粒径(体積D50)10.0μmの粉体接着剤としてのトナー状の透明な粉体接着剤を得る。
(実施形態2)
次に、上記のように作製された粉体接着剤を塗布する前に、圧着印刷物用シートの面に宛名、差出人、秘匿情報等の可変情報をトナーで印字(印刷、以下同様)し、その後に粉体接着剤を塗布し、紙折りして、粉体接着剤塗布面を圧着する圧着印刷物作製装置について説明する。
図1は、実施形態2としての可変情報の印字と接着剤塗布と圧着の3処理を行う圧着印刷物作製装置の内部構成を示す断面図である。尚、同図は、電子写真方式の画像形成装置に、紙折り装置と圧着装置を組み込んだ状態を示している。
同図に示す圧着印刷物作製装置1は、装置本体下部にシート供給カセット2を着脱自在に備えている。シート供給カセット2には多枚数の圧着印刷物用シート3が載置・収容されている。
また、装置本体の上部左方には、シート排出トレー4が形成され、そこには上部排出口5から排出される投函前の完成した圧着印刷物が積載される。尚、この圧着印刷物作製装置1は通常の画像記録装置としても使用可能である。
この圧着印刷物作製装置1の上面側部には、特には図示しないが蓋部の開閉スイッチや液晶表示装置、電源スイッチ、複数のデータ入力キー等からなる操作パネルが配設されている。
また、装置本体内部のシート供給カセット2の上方には、シート搬送ベルト(以下、単に搬送ベルトという)6が偏平なループ状に配置され、その両端部を駆動ローラ7と従動ローラ8に保持されて、図の矢印aで示す反時計回り方向に循環移動する。
搬送ベルト6の上方に、第1の画像形成ユニット9−1と、第2の画像形成ユニット9−2が、用紙搬送方向(図の右から左方向)に並設されている。上記第1の画像形成ユニット9−1の現像器10内には黒トナーが収容され、第2の画像形成ユニット9−2の現像器10内には実施形態1で作製された粉体接着剤が収容されている。
上記第1の画像形成ユニット9−1と第2の画像形成ユニット9−2は、現像器10内に黒トナーを収容しているか粉体接着剤を収容しているかの違いだけで、いずれも同一の構造である。
代表的に第2の画像形成ユニット9−2について各部に符号を付して説明する。先ず、搬送ベルト6の上循環部に当接して感光体ドラム11が配置され、この感光体ドラム11を取り囲むようにしてクリーナ12、初期化帯電器13、光書込ヘッド14、現像器10の現像ローラ16及び搬送ベルト6を挟んで帯電転写ローラ17が配置されている。
上記の搬送ベルト6は、下循環部の下流側裏面に押接するテンションローラ18によって常に下方に付勢されて適度の張力を保っている。この搬送ベルト6の上循環部の搬送方向上流側には、待機ローラ対19が配置され、その右方には、下方から左に反転する形状に屈曲したシート案内路21が形成されている。
シート案内路21の先端部には、搬送ローラ対22が配置され、シート供給カセット2のシート供給口の上部には、最上部の圧着印刷物用シート3の先端部に圧接して供給ローラ23が配設されている。この供給ローラ23と上記の搬送ローラ対22との間で、供給ローラ23に近接して分離ローラ対24が配置されている。
また、搬送ベルト6の下流側には、第1の定着案内路25が形成されており、この第1の定着案内路25の下流に2つの加熱加圧ローラ26と27から成る第1の加熱加圧装置28が配置されている。
この第1の加熱加圧装置28の下流側には、上方から右に反転する形状に屈曲した給送案内路29が形成されている。給送案内路29の先端部には、搬送ローラ対31が配置されている。この搬送ローラ対31に続く下流側に中間転写ローラ32と帯電転写ローラ33が上下に対向して配置されている。
中間転写ローラ32の上部には、第3の画像形成ユニット9−3の感光体ドラム11が対向して配置されている。上記の中間転写ローラ32と帯電転写ローラ33の下流側には第2の定着案内路34が形成されており、この第2の定着案内路34の下流に、上述した加熱加圧ローラ27と他の加熱加圧ローラ35から成る第2の加熱加圧装置36が配置されている。
第2の加熱加圧装置36から下流側は、搬送案内路37及び38が上方左右に分岐している。その分岐点には、切り替えフラップ39が配置されている。左の搬送案内路37の上端には第2の折り装置39が配置され、この第2の折り装置39の排出路は、右の搬送案内路38に合流する。
合流搬送路41は、ほぼ水平に右方に延在し上に曲がる上体部に第1の折り装置42が配置されている。第1の折り装置42と第2の折り装置39は、それぞれ、一次搬送ローラ43、一次二次搬送ローラ44、折込板45を備えた折込装置46を備え、更に、引き込み路47、二次搬送ローラ48を備えている。
上記第1の折り装置42の排出路は、第3の加熱加圧装置としての圧着部49に連結されている。圧着部49は右端のシート搬入部から左端のシート排出部まで、下無端熱ベルト51と上無端熱ベルト52が対向して配置されている。そして、これら下無端熱ベルト51と上無端熱ベルト52の対向部をベルト内側から挟むようにして複数の加圧ローラが配置されている。
圧着部49の左端のシート排出部より下流には、上部排出口5の内側に近接して、排出ローラ対53が配置されている。
(圧着印刷物用シートのサイズ)
図2(a),(b) は、それぞれ上記圧着印刷物作製装置1において圧着印刷物用として印字に用いられるシートのサイズを示す図である。
同図(a) はA4判のシート3p4を示しており、裁断線55に沿って裁断し、折り線56に沿って2つに折ると、それぞれ一面が縦14.85cm、横10.5cmの2通の二つ折り圧着印刷物を作製することが出来る。
また、同図(b) はA3判のシートの長手方向の一方の端部Pを予め10.5cm切り捨てておいたシート3p3を示している。これを裁断線57に沿って裁断し、二本の折り線58に沿って3つに折ると、それぞれ縦14.85cm、横10.5cmの2通の三つ折り圧着印刷物を作製することが出来る。
ところで圧着印刷物は通常葉書に順ずるものとして取扱われているが、郵便法によれば、私製の通常はがきの一面の寸法は、長辺14〜15.4cm、短辺9〜10.7cmとなっている。
したがって、上記図2(a),(b) に示す圧着印刷物の一面の縦横の寸法は、いずれも郵政法で承認されているはがきの寸法の許容範囲の寸法である。
続いて上記構成の圧着印刷物作成装置1の動作を説明する。
(圧着印刷物作製装置の動作、二つ折りの場合)
図3(a) 〜(c) は、半裁されたA4判シート3p4を用いて二つ折り圧着印刷物を作製する場合のシートの状態を処理工程順に示す図である。再び図1及び上記の図3を参照しながら、二つ折り圧着印刷物を作製する圧着印刷物作成装置1の動作を説明する。
先ず、図1に示す本体装置に電源が投入され、使用する用紙の紙質、枚数、印字モード、その他の指定がキー入力あるいは接続するホスト機器からの信号として入力されると可変情報の印字(印刷)とそれに続く粉体接着剤の塗布が開始される。
先ず、供給ローラ23が回転し、シート供給カセット2に載置収容されているシート3の最上部の一枚を取り出し、搬送ローラ対22に向けて給送する。分離ローラ対24は、上ローラが順方向、下ローラが逆方向に回転して、シートの連れ送り(重送)を防止する。搬送ローラ対22は、シート3をシート案内路21を介して待機ローラ対19へ給送する。
待機ローラ対19は回転を一時停止して、その挟持部にシート3の先端を当接させてシートの進行を制止し、搬送タイミングを待機する。
駆動ローラ7が反時計回り方向に回転し、従動ローラ8が従動して同じく反時計回り方向に回転する。これにより搬送ベルト6は、上循環部が第1の画像形成ユニット9−1及び第2の画像形成ユニット9−2の感光体ドラム11に当接して全体が反時計回り方向へ循環移動する。
これと共に感光体ドラム11を中心に配置された諸装置が印字タイミングに合わせて順次駆動される。感光体ドラム11は時計回り方向に回転し、初期化帯電器13は、感光体ドラム11周面に一様な高マイナス電荷を付与し、光書込ヘッド14は、その感光体ドラム11周面に画像信号に応じて露光を行って低電位部を形成する。これにより、上記初期化による高マイナス電位部と、露光による低マイナス電位部からなる静電潜像が形成される。
現像ローラ16は、その静電潜像の低電位部に現像器10のトナーを転移させて感光体ドラム11周面上に、秘匿情報であるトナー像を形成(反転現像)する。
第1の画像形成ユニット9−1の感光体ドラム11周面上のトナー像の先端が搬送ベルト6との対向部に回転搬送されてくるタイミングで、その対向部にシート3の印字開始位置が一致するように、待機ローラ対21が回転を開始してシート3をシート搬入部へ給送する。このとき、シート3は、裏面(秘匿情報が印字される面)を上向きにして搬送される。
搬送ベルト6は給送されたシート3を搬送し、これにより、シート3は第1の画像形成ユニット9−1の感光体ドラム11と帯電転写ローラ17により形成されている1番目の転写部へ搬送される。
帯電転写ローラ17は、不図示の転写バイアス電源から出力される転写電流(又は転写電圧)を搬送ベルト6を介してシート3に印加する。これにより、感光体ドラム11上の秘匿情報であるトナー像がシート3に転写される。
図3(a) は、このときのシート3(シート3p4)の状態を示している。すなわち、シート3p4の裏面である面Cと面Dに秘匿情報59が印字されている。
続いて、第2の画像形成ユニットの感光体ドラム11と帯電転写ローラ17により形成されている2番目の転写部において、上記秘匿情報の転写面に粉体接着剤像が転写(塗布)される。
図3(b),(c) は、このときのシート3(シート3p4)の状態を示している。すなわち、シート3p4の面Cと面Dの秘匿情報59に重ねて、粉体接着剤61が転写されている。尚、この粉体接着剤像(粉体接着剤61)は、本例においてはベタ印字画像である。また、この粉体接着剤61の塗布は、図3(b) に示すように、シート3の面Cと面Dのいずれか一面に塗布するようにしてもよく、また、図3(c) に示すように、シート3の面Cと面Dの2面ともに塗布するようにしても良い。
続いて、このように粉体接着剤を転写されたシート3は、搬送ベルト6から分離され、第1の定着案内路25を通過し、第1の加熱加圧装置28に搬入される。第1の加熱加圧装置28は、2つの加熱加圧ローラ26と27によりシート3を押圧挟持し、下流方向に搬送しながら、シート3に熱と圧力とを加えて、シート3に上記の秘匿情報を定着すると共に粉体接着剤を仮定着し、下流側へ排出する。
このように裏面に秘匿情報59を定着され、粉体接着剤61を仮定着されたシート3は、この後、給送案内路29から成る搬送機構を通過して反転しながら搬送され、中間転写ローラ32と帯電転写ローラ33が対向配置されている3番目の転写部を通過する。
ここで、シート3への帯電転写ローラ33からの転写バイアスの印加により、第3の画像形成ユニット9−3の感光体ドラム11に現像されている宛名や差出人等の可変情報が、中間転写ローラ32を介し、シート3の表面に転写される。
図3(d) は、このときのシート3(シート3p4)の状態を示している。すなわち、シート3p4の面Bには上と下に分けて宛名情報62と差出人情報63の可変情報が印字され、面Aには宣伝用等の公開可変情報64が印字されている。
このように、表面に宛名や差出人等の可変情報を転写されたシート3は、第2の定着案内路34を介して第2の加熱加圧装置36に給送される。第2の加熱加圧装置36は、2つの加熱加圧ローラ27と35によりシート3を押圧挟持し、下流方向に搬送しながら、シート3に熱と圧力とを加えて、シート3に上記の可変情報を定着して、下流側へ排出する。
本例のように、二つ折り圧着印刷物を作製する場合においては、切り替えフラップ39は、シート3を右側の搬送案内路38に案内する。シート3は、搬送案内路38の先にある第1の折り装置42の一次搬送ローラ43と一次二次搬送ローラ44により給送されて、引き込み路47に前半分のところまで引き込まれる。
シート3の面Aと面Bの境界線が一次搬送ローラ43と一次二次搬送ローラ44の対抗部に向く位置までシート3が引き込み路47に引き込まれてきたタイミングで、折込装置46の折込板45が、一次二次搬送ローラ44と二次搬送ローラ48との対抗部方向に突き出される。
これにより、シート3の面Cと面Dの境界線部分が谷折りされ、一次二次搬送ローラ44と二次搬送ローラ48との対抗部により挟持される。
図3(e) は、このときのシート3(シート3p4)の状態を示している。すなわち、シート3は、面Cと面Dの境界線部分が谷折りされたことにより、矢印cで示すように、山折りとなった面Aと面Bの境界線を搬送方向に向けて、圧着部49に搬入される。
圧着部49は、二つ折りされたシート3を、下無端熱ベルト51と上無端熱ベルト52の対向部により挟持して搬送しながら、シート3の裏面の粉体接着剤61の仮定着面を熱と圧力により本定着して圧着させる。
(圧着印刷物作製装置の動作、三つ折り状二つ折りの場合)
続いて、三つ折り状二つ折り圧着印刷物を作製する場合の圧着印刷物作成装置1の動作を説明する。尚、三つ折り状二つ折り圧着印刷物とは、普通紙でV折り圧着印刷物を作製した場合、郵便はがきとして厚みがやや不足する虞がある。したがって、不足気味の厚みを持たせるために、V折りの面のいずれか一面を二枚重ねにするものである。
図4(a) 〜(d) は、半裁されたA3判シート3p3を用いて三つ折り状二つ折り圧着印刷物を作製する場合のシートの状態を処理工程順に示す図である。尚、このシート3p3は、図2(b) に示したA3判のシートの長手方向の一方の端部Pを予め10.5cm切り捨て、これを裁断線57に沿って裁断したものである。
図4(a) に示すように、このシート3p3は、本来は、面A、面B、及び面Cの連続した3面からなる表面と、前記面A、面B、及び面Cにそれぞれ対応する面D、面E、及び面Fの連続した3面からなる裏面とからなる三つ折り圧着印刷物用シートである。
また、この三つ折り状二つ折り圧着印刷物を作製する場合は、図1に示す圧着印刷物作成装置1の第3の画像形成ユニット9−3の現像器10に、トナーに代えて粉体接着剤を収容する。そして、シート3p3は、面A、面B、及び面Cからなる表面を下向きにしてシート供給カセット2に収容される。
再び図1及び上記の図4を参照しながら、三つ折り状二つ折り圧着印刷物を作製する圧着印刷物作成装置1の動作を説明する。
先ず、図1に示す本体装置に電源が投入され、使用する用紙の紙質、枚数、印字モード、その他の指定がキー入力あるいは接続するホスト機器からの信号として入力されると可変情報の印字(印刷)とそれに続く粉体接着剤の塗布が開始される。
先ず、供給ローラ23が回転し、シート供給カセット2に載置収容されているシート3の最上部の一枚を取り出し、搬送ローラ対22に向けて給送する。分離ローラ対24は、上ローラが順方向、下ローラが逆方向に回転して、シートの連れ送り(重送)を防止する。搬送ローラ対22は、シート3をシート案内路21を介して待機ローラ対19へ給送する。
このとき、シート案内路21が反転していることにより、面A、面B、及び面Cの表面を下向きにしてシート供給カセット2に収容されていたシート3p3は、その表面を上向きにして待機ローラ対19へ給送される。
以下、二つ折りの場合と同様にして、シート3p3は、第1の画像形成ユニット9−1の感光体ドラム11からトナー像を転写される。すなわち、シート3p3は、図4(a) に示すように、矢印aで示すように搬送されながら、第1の画像形成ユニット9−1により、面Aの上方に宛名情報62、下方に差出人情報63が転写されると共に面B及び面Cには秘匿情報59が転写される。
続いて、シート3p3は、第2の画像形成ユニットの感光体ドラム11から粉体接着剤像を転写される。すなわち、シート3p3は、図4(b) に示すように、面Bと面Cの秘匿情報59に重ねて、粉体接着剤61が転写されている。
尚、この粉体接着剤像(粉体接着剤55)は、本例においてもベタ印字画像である。また、この粉体接着剤59の塗布は、図4(b) に示すように、シート3p3の面Bと面Cの2面ともに塗布するようにしても良く。また、特には図示しないが、面Bと面Cのずれか一面に塗布するようにしてもよい。
続いて、シート3p3は、二つ折りの場合と同様に、第1の加熱加圧装置28により
宛名情報62、差出人情報63、及び秘匿情報59からなる可変情報を定着されると共に粉体接着剤61を仮定着される。
そして、給送案内路29を通過して反転し、矢印bで示すように搬送されながら、第3の画像形成ユニット9−3の感光体ドラム11から、粉体接着剤を転写される。すなわちシート3p3は、図4(c) に示すように、何も印字されていない裏面の面Eと面Dに粉体接着剤61が転写される。尚、粉体接着剤61の転写は、面Eと面Dのいずれか一面でもよい。
この後、シート3p3は、第2の加熱加圧装置36で裏面の粉体接着剤61を仮定着されて、分岐路に向かう。
本例のように、三つ折りを行う場合は、切り替えフラップ39は、シート3p3を左側の搬送案内路37に案内する。シート3p3は、搬送案内路37の先にある第2の折り装置39の一次搬送ローラ43と一次二次搬送ローラ44により給送されて、引き込み路47に前半分のところまで引き込まれる。
シート3p3の面Aと面Bの境界線が一次搬送ローラ43と一次二次搬送ローラ44の対抗部に向く位置までシート3p3が引き込み路47に引き込まれてきたタイミングで、折込装置46の折込板45が、一次二次搬送ローラ44と二次搬送ローラ48との対抗部方向に突き出される。
これにより、シート3p3の面Dと面Eの境界線部分が谷折りされ、一次二次搬送ローラ44と二次搬送ローラ48との対抗部により挟持されて、後方へ排出される。
続いて、シート3p3は、合流搬送路41に案内され、第1の折り装置42の一次搬送ローラ43と一次二次搬送ローラ44により搬送を引き継がれて、引き込み路47に搬送先端部を引き込まれる。
シート3p3の面Dと面Eの二枚重なり部分(面A)と面Fの境界線が一次搬送ローラ43と一次二次搬送ローラ44の対抗部に向く位置までシート3p3が引き込み路47に引き込まれてきたタイミングで、折込装置46の折込板45が、一次二次搬送ローラ44と二次搬送ローラ48との対抗部方向に突き出される。
これにより、シート3p3の、面Dと面Eの二枚重なり部分(面B)と面Cの境界線部分が谷折りされ、一次二次搬送ローラ44と二次搬送ローラ48との対抗部により挟持されて、後方へ排出される。
図4(d) は、このときのシート3p3の状態を模式的に示している。すなわち、シート3p3は、面Cと面Bの境界線部分が谷折りされ、更に面Dと面Eの境界線部分が谷折りされて、三つ折り(Z折り)形状になっている。
この状態で、シート3p3は、矢印cで示すように排出され、圧着部49に搬入される。圧着部49は、三つ折りされたシート3p3を、下無端熱ベルト51と上無端熱ベルト52の対向部により挟持して搬送しながら、シート3p3の粉体接着剤55の仮定着面を熱と圧力により本定着して圧着させる。
これにより、はがきの表面(面A)に宛名と差出人が印刷され、裏面(面F)が無地の三つ折り状二つ折りの圧着印刷物が出来上がる。
(圧着印刷物作製装置の動作、三つ折り圧着印刷物の場合)
上述した圧着印刷物作製装置1を用いて、三つ折り圧着印刷物を作製することもできる。但し、この場合は、面A、面B、及び面Cの連続した3面からなるシート表面は無地であって良いが、面A、面B、及び面Cにそれぞれ対応する面D、面E、及び面Fの連続した3面からなるシート裏面には、予め、面D及び面Eには秘匿情報が印刷され、面Fには差出人情報が印刷されていなければならない。
再び、図1と図4を用い、上記の三つ折り圧着印刷物の作製方法を説明する。本例においても、動作は、上述した三つ折り状二つ折りの場合と殆ど同様である。以下、三つ折り状二つ折りの場合と異なる動作のみについて説明する。
先ず、第1の画像形成ユニット9−1では、面Aに宛名情報62のみを転写し、差出人情報63は予め裏面に印刷されているので表面に転写しない。そして、面B及び面Cには秘匿情報59を転写する。
そして、第3の画像形成ユニット9−3では、他の秘匿情報59が予め印刷されている面B及び面Cに粉体接着剤61を転写する。
この後、三つ折り状二つ折りの場合と同様に動作して、面Aに宛名情報62が印刷され、面Fに差出人情報63が印刷され、面B、C、E、及びDに秘匿情報59が印刷された三つ折り圧着印刷物が出来上がる。
ところで、上述したように圧着印刷物に塗布される本例の粉体接着剤は、塗布量や圧着時の温度又はその処理時間によって、接着強度や開封時の剥離性が変化する。したがって、粉体接着剤を圧着印刷物に使用するには、塗布量や圧着時の温度又はその処理時間等を適宜に設定する必要がある。
ところが、適宜に設定した条件で粉体接着剤の塗布を行っても、トナーによる可変情報の印字量によって、接着強度、ひいては開封時の剥離性が変化することが判明した。すなわち、可変情報の文字等の量が多くなるにつれて、圧着印刷物の接着力が低下する傾向がある。圧着印刷物の接着力が低下すると、郵送中に種々の衝撃で開いてしまうという問題が発生する。
図5(a),(b),(c) は、可変情報の文字等の量が多くなるにつれて圧着印刷物の接着力が低下する傾向を模式的に示す図である。同図(a) は、Z折り圧着印刷物3p3が、Z状に折り畳まれる状態を示している。
また、同図5(b) は、左から右へ、可変情報の印字率が非常に小さい場合、印字率が普通の場合、印字率が非常に大きいベタ印字つまり印字率100%の場合を示している。尚、実際の実験では、印字率0%から100%まで20%刻みに6通りの接着力強度試験を行った。
図5(c) は、その実験結果を示すグラフである。同図(c) に示すグラフは、横軸に印字率(%)を示し、縦軸に接着力(N/25mm)を示している。同図(c) に示すように、印字率が0%から100%まで変わるに応じて、接着力が0.2N/25mmから0.0N/25mmまで変化することが判る。
図6(a),(b) は、本例の印字率の算出方法を、簡略にV折り圧着印刷物を例にとって説明する図である。同図(a) はV折りの場合の貼付け面A及びBを示し、同図(b) は、それらの貼付け面A及びBに印字された可変情報の画素数を示している。
同図(b) において、面Aの文字画素総数Apは13画素、面Bの文字画素総数Bpは17、面Aと面Bが同図(a) に示すように貼り合わされたとき重なる画素数ABpは、A4列4行とB4列4行、A6列6行とB6列6行、A6列8行とB6列8行、及びA4列10行とB4列10行の合計4画素である。また、面A及び面Bの画素区画総数ABtは77である。
この場合を例にとると、この場合の印字率Rは、R=((Ap+Ab−ABp)/ABt)×100=((13+17−4)/77)×100=33.8(%)と算出される。
また、剥離力(接着力)の測定には、島津製作所社製の引っ張り試験機AGS−20NJ、オートグラフと呼ばれる剥離試験機73(73a、73b)が用いられた。
図7(a),(b) は、そのT字剥離試験を模式的に示す図である。剥離試験の条件は次のとおりである。試験片として、白無地の圧着印刷物用シートに前述のように粉体接着剤を塗布して圧着された二つ折(V折り)圧着シートを用いた。
図7(a) に示すように、上記のようにして作製したV折り圧着シート65を、25mm幅×105mm長の試験片66に裁断して、これらを順次、図7(b) に示すように引っ張り試験機67(67a、67b)に掛けて剥離強度を測定した。測定条件は、上記の試験シート巾25mm、引っ張り速度300mm/min、JISK6854に準じたT字剥離で、試験が行われた。
図8は、粉体接着材における圧着印刷物の接着面のモデルを示す図である。このモデルにおいて接着境界面は次の4つに代表される。すなわち、粉体接着剤61と粉体接着剤61との接着境界面a、粉体接着剤61とシート65との接着境界面b、印字トナー68と粉体接着剤61との接着境界面c、印字トナー68とシート65との接着境界面d、である。
このモデルにおいて、印字トナー68と粉体接着剤61との接着境界面cにおける接着力は、他の接着境界面a、b、dにおける接着力に比べて格段に小さく、これらの接着境界面の接着力を比較すると、a≧b≒d≫cとなる。
また、図8に示すモデルの境界構成を見ると、a、b、c及びdすべての接着境界面が存在する場合と、aとbの二つの接着境界面が存在する場合の二通りに代表される。この場合、前者の場合は接着境界面cが最優先の剥離面となり、後者は接着境界面bが優先的な剥離面となる。
尚、接着境界面aが剥離面となることは少なく、特に接着境界面dが剥離面になることは全くあり得ない。もし、接着境界面dが剥離面になる場合は、可変情報に文字オフセットが発生していることを意味し、これは欠陥製品となる。
以上の事柄を総合すると、文字等の可変情報の印字量が増加すると、接着境界面cが増加し、可変情報印字面の接着境界面bが減少するから圧着印刷物の接着力は減少することになる。つまり文字量(印字量)が増えれば接着力が弱まることになる。
(実施形態3)
それであるからといって、印字量に応じて、粉体接着剤の接着力を適正に変更すべく粉体接着剤の塗布量、圧着温度、圧着処理時間等を加減する制御は簡単ではない。特に、ベタ印字に近い印字量の圧着面に対しては、粉体接着剤の塗布をいかようにしても接着強力を増すことは至難である。
そこで、本発明者は、圧着印刷物用シートに可変情報を印字する領域を、粉体接着剤を塗布する領域よりも、より小さい面積に限定することを考えた。
特に、可変情報の印字領域を、シート状印刷媒体としての圧着印刷物用シートの、圧着印刷物として開封される際の3辺の周辺部に沿って形成される所定幅の帯領域よりも内側となるようにすれば、接着境界面の接着力がa≧b≒d≫cの関係にある接着境界面aが圧着印刷物の開封時の3辺の周辺部に沿って形成されるから、郵送時の自然開封の不具合は防止できると考えられる。
つまり、開封時の3辺の周辺部に沿って帯状の印字率0%の領域、つまり印字による接着力低下の発生しない接着力の高い領域を、ある面積以上設けることにより、郵送時の自然開封の不具合の防止を達成することが出来ると考えられる。
図9は、開封時の3辺の周辺部に沿って帯状の印字率0%の領域を設ける場合のレイアウトを具体的に示す図である。同図に示すように、V折り圧着印刷物65の開封時の3辺65−1、65−2、及び65−3の周辺部に沿って帯状の印字率0%の領域69が設けられ、その帯状の領域69よりも内側に、可変情報印字領域71が形成されている。
上記の帯状の領域69の幅w(mm)を、どのように設定すると、最適な接着力が得られるものか以下に示すような実験を行った。
尚、通常の圧着はがきは、圧着面の一方の面の開封口角を△状に切り欠いて指の爪を掛け易いようにして開封時の3辺を密着させているもの(接着材塗布領域=印字可能額域)と、△状の切り欠きは無いが3辺の周辺部に1〜2mm幅の接着剤非塗布部を設けて、どこからでも開封しやすいようにしたもの(接着材塗布領域≒印字可能額域)とがある。
図9に示す本例の圧着印刷物は、△状の切り欠きが無く3辺の周辺部に1〜2mm幅の接着剤非塗布部72が形成されるものを例に取り上げて実験した。
この実験では、図1に示した圧着印刷物作製装置1において、現像器10内に黒の印字トナー68を収容した第1の画像形成ユニット9−1と、現像器10内に粉体接着剤61を収容した第2の画像形成ユニット9−2、及び現像器10内に黒又は他の色の印字トナー68を収容した第3の画像形成ユニット9−3が用いられた。
そして、それぞれ「印字可能領域=接着材塗布領域−w(mm)幅の帯領域」のように印字可能領域を設定するように不図示の制御部により制御しながら可変情報の印字と粉体接着剤の塗布と圧着が行われた。
実験における条件としては、先ず、可変情報を印字率がほぼ100%の画像として圧着印刷物用シート65に形成した。但し、このベタ画像データは、第1の画像形成ユニット9−1で出力した印刷出力面積が、開封時の3辺に沿う帯状幅w(mm)の寸法よりも印字面内側であることを満足するような面積となるようなデータとなっている。
そして、上記のように印字を施した圧着印刷物用シート65に粉体接着剤61を塗布・仮定着し、Z折り(又はV折り)に折り曲げ、圧着して圧着シートを完成させた。この粉体接着剤の塗布処理では、印字率0%における接着力が0.1N/25mm又は0.2N/25mmになるように設定された2種類の接着処理工程を用いた。
また、開封時の3辺に沿う帯状幅w(mm)の寸法として、w=0,3,5,7(mm)の4段階を設定した。そして、図7(a) に示したような試験片数66を、上記各条件とともに5個用意した。
図10は、上記の接着・剥離力試験の結果を評価した図表である。同図は上段に印字率0%における接着力が0.1N/25mm及び0.2N/25mmになるように設定された2種類の接着処理工程をそれぞれ4工程示している。
また、中段には、それぞれの処理工程で設定された開封時の3辺に沿う帯状幅w(mm)の寸法を示している。そして、下段には、郵送試験を実施して、宛先到着時における開封状況を観察した結果の評価を示している。
評価方法は、「×」はほとんど開封している、「△」は一部の試料に開封が見られる、「○」は開封してはいないが一部接着が弱そうなものがある、「◎」はしっかり接着していて問題ない、である。
以上の実験結果を総合すると、開封時の3辺に沿った粉体接着剤塗布領域に文字の無い印字率0%の領域wを設ければ、その部分の接着力により、可変情報が高い印字率の場合においても郵送中の開封事故を防止することができることが判明する。
尚、その際の適正な印字率0%の領域w(mm)の寸法は、粉体接着剤の接着力を0.1N/25mmに設定したときは、5≦w、好ましくは7≦w以上であり、また、粉体接着剤の接着力を0.2N/25mm以上に設定したときは、3≦w、好ましくは5≦wであれば良いことが判明した。
(実施形態3の変形例)
尚、粉体接着剤の接着力を一定にしたまま(塗布量、圧着温度、圧着処理時間の制御を一定にしたまま)、上記の実験と同様の実験を行って、印字率と印字率0%の領域w(mm)との適正な関係を見つけ出して、その関係テーブルを作成し、このテーブルに基づいて、印字率に応じて、印字可能領域を「接着材塗布領域−w(mm)幅の帯領域」として制御すると、印字率に応じた制御が容易になる。
また、このように印字率に応じて印字率0%の領域wを設定するようにすると、常に印字率100%を対象にした帯幅wを設定するときよりも、印字率に応じて情報量を加減して印字することができる。
また、本発明の圧着印刷物作製装置、圧着印刷物作製方法、圧着印刷物作製処理プログラムを記録した記録媒体では、粉体接着剤の塗布が後塗り(可変情報を印字後に接着剤を塗ること)であるので、先塗りした専用紙を用いる必要がなく普通紙を使うことができるので使い勝手がよい。また、普通紙を用いた後塗りであっても専用の圧着用フィルムを使用する必要が無いので取り使いが容易である。
実施形態2としての可変情報の印字と接着剤塗布と圧着の3処理を行う圧着印刷物作製装置の内部構成を示す断面図である。 (a),(b) はそれぞれ圧着印刷物作製装置において圧着印刷物用として印字に用いられるシートのサイズを示す図である。 (a) 〜(e) は半裁されたA4判シートを用いて二つ折り圧着印刷物を作製する場合のシートの状態を処理工程順に示す図である。 (a) 〜(d) は半裁されたA3判シートを用いて三つ折り状二つ折り圧着印刷物を作製する場合のシートの状態を処理工程順に示す図である。 (a),(b),(c) は可変情報の文字等の量が多くなるにつれて圧着印刷物の接着力が低下する傾向を模式的に示す図である。 (a),(b) は本例の印字率の算出方法を簡略にV折り圧着印刷物を例にとって説明する図である。 (a),(b) は粉体接着剤の接着強度を調べるためのT字剥離試験を模式的に示す図である。 粉体接着材を用いた圧着印刷物の接着面のモデルを示す図である。 開封時の3辺の周辺部に沿って帯状の印字率0%の領域を設ける場合のレイアウトを具体的に示す図である。 接着・剥離力試験の結果を評価した図表である。
符号の説明
1 圧着印刷物作製装置
2 シート供給カセット
3 圧着印刷物用シート
3p3 A3判シート
3p4 A4判シート
4 シート排出トレー
5 上部排出口
6 シート搬送ベルト
7 駆動ローラ
8 従動ローラ
9−1 第1の画像形成ユニット
9−2 第2の画像形成ユニット
9−3 第3の画像形成ユニット
10 現像器
11 感光体ドラム
12 クリーナ
13 初期化帯電器
14 光書込ヘッド
16 現像ローラ
17 帯電転写ローラ
18 テンションローラ
19 待機ローラ対
21 シート案内路
22 搬送ローラ対
23 供給ローラ
24 分離ローラ対
25 第1の定着案内路
26、27 加熱加圧ローラ
28 第1の加熱加圧装置
29 給送案内路
31 搬送ローラ対
32 中間転写ローラ
33 帯電転写ローラ
34 第2の定着案内路
35 加熱加圧ローラ
36 第2の加熱加圧装置
37、38 搬送案内路
39 第2の折り装置
41 合流搬送路
42 第1の折り装置
43 一次搬送ローラ
44 一次二次搬送ローラ
45 折込板
46 折込装置
47 引き込み路
48 二次搬送ローラ
49 圧着部
51 下無端熱ベルト
52 上無端熱ベルト
53 排出ローラ対
55 裁断線
56 折り線
57 裁断線
58 折り線
59 秘匿情報
61 粉体接着剤
62 宛名情報
63 差出人情報
64 公開可変情報
65 V折り圧着シート
65−1、65−2、65−3 開封時の3辺
66 試験片
67(67a、67b) 引っ張り試験機
68 印字トナー
69 印字率0%の帯状領域
w 幅
71 可変情報印字領域
72 接着剤非塗布部

Claims (9)

  1. トナーで可変情報を印字した圧着印刷物用のシート状印刷媒体の貼り合わせ面を圧着して圧着印刷物を完成させる圧着印刷物作製装置において、少なくとも、
    前記トナーで前記可変情報を印字した前記シート状印刷媒体の所定の面に粉体接着剤を後塗りする接着剤塗布手段と、
    該接着剤塗布手段にて塗布される前記粉体接着剤の塗布領域よりも前記可変情報を印字する印字領域を小さい面積に設定する印字領域設定手段と、
    を有することを特徴とする圧着印刷物作製装置。
  2. 前記粉体接着剤の塗布領域は、前記シート状印刷媒体の貼り合わせ面のうち少なくとも一方の面全面であり、
    前記可変情報の前記印字領域は、前記シート状印刷媒体が前記圧着印刷物として開封される際の3辺の周辺部に沿って形成される所定幅の帯領域よりも内側である、
    ことを特徴とする請求項1記載の圧着印刷物作製装置。
  3. 前記粉体接着剤のシート状印刷媒体の無地面に対する接着・剥離力を「0.2N/25mm」としたとき、前記帯領域の幅は3mm以上であり、
    前記粉体接着剤のシート状印刷媒体の無地面に対する接着・剥離力を「0.1N/25mm」としたとき、前記帯領域の幅は5mm以上である、
    ことを特徴とする請求項2記載の圧着印刷物作製装置。
  4. トナーで可変情報を印字した圧着印刷物用のシート状印刷媒体の貼り合わせ面を圧着して圧着印刷物を完成させる圧着印刷物作製方法において、少なくとも、
    前記トナーで前記可変情報を印字した前記シート状印刷媒体の所定の面に粉体接着剤を後塗りする接着剤塗布工程と、
    該接着剤塗布手段にて塗布される前記粉体接着剤の塗布領域よりも前記可変情報を印字する印字領域を小さい面積に設定する印字領域設定工程と、
    を含むことを特徴とする圧着印刷物作製方法。
  5. 前記粉体接着剤の塗布領域は、前記シート状印刷媒体の貼り合わせ面のうち少なくとも一方の面全面であり、
    前記可変情報の前記印字領域は、前記シート状印刷媒体が前記圧着印刷物として開封される際の3辺の周辺部に沿って形成される所定幅の帯領域よりも内側である、
    ことを特徴とする請求項4記載の圧着印刷物作製方法。
  6. 前記粉体接着剤のシート状印刷媒体の無地面に対する接着・剥離力を「0.2N/25mm」としたとき、前記帯領域の幅は3mm以上であり、
    前記粉体接着剤のシート状印刷媒体の無地面に対する接着・剥離力を「0.1N/25mm」としたとき、前記帯領域の幅は5mm以上である、
    ことを特徴とする請求項5記載の圧着印刷物作製方法。
  7. トナーで可変情報を印字した圧着印刷物用のシート状印刷媒体の貼り合わせ面を圧着して圧着印刷物を完成させる圧着印刷物作製処理をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録した記録媒体であって、少なくとも、
    前記トナーで前記可変情報を印字した前記シート状印刷媒体の所定の面に粉体接着剤を後塗りする接着剤塗布処理と、
    該接着剤塗布手段にて塗布される前記粉体接着剤の塗布領域よりも前記可変情報を印字する印字領域を小さい面積に設定する印字領域設定処理と、
    をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録した記録媒体。
  8. 前記粉体接着剤の塗布領域は、前記シート状印刷媒体の貼り合わせ面のうち少なくとも一方の面全面であり、
    前記可変情報の前記印字領域は、前記シート状印刷媒体が前記圧着印刷物として開封される際の3辺の周辺部に沿って形成される所定幅の帯領域よりも内側である、
    よう処理することをコンピュータに実行させるためのプログラムを記録した記録媒体。
  9. 前記粉体接着剤のシート状印刷媒体の無地面に対する接着・剥離力が「0.2N/25mm」に設定されているとき、前記帯領域の幅を3mm以上に設定し、
    前記粉体接着剤のシート状印刷媒体の無地面に対する接着・剥離力が「0.1N/25mm」に設定されているとき、前記帯領域の幅を5mm以上に設定する、
    よう処理することをコンピュータに実行させるためのプログラムを記録した記録媒体。
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