JP2014136417A - 圧着性検査装置、圧着性検査方法、プログラム、記憶媒体 - Google Patents

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Abstract

【課題】圧着面の圧着性の検証等の負荷を軽減できる圧着性検査装置等を提供する。
【解決手段】圧着性検査装置1は、指定された折り位置13、高さ15、幅17に従って、圧着メールに印刷する画像データにおいて圧着面11a、11bの範囲を定義し、圧着面11a、11bの画像21a、21bを切り出す。そして、画像21aと、画像21bを反転した画像21b’とで対応する位置にある画素の濃度和を算出し、所定の大きさの領域ごとに、領域内の画素位置間および色間での濃度和の平均値を求め、これを圧着係数に変換する。そして、圧着係数が閾値未満の領域の数が所定の割合以上である場合、圧着メールが圧着不良と判定し、圧着係数が閾値未満の領域23を抽出し、元の画像21a、21bに重ね合わせて表示する。
【選択図】図3

Description

本発明は、圧着面の圧着性を検査する圧着性検査装置等に関するものである。
近年、情報の機密性を高めるため、印刷を施した圧着面同士を圧着し、二つ折りあるいは三つ折りなどの構成とした圧着メールが普及している(例えば、特許文献1参照)。
圧着メールの圧着面の例を図9(a)に示す。この圧着面11a、11bは、基材31の表面に疑似接着層33を設け、その上に印刷を施しインク層35を形成したものである。圧着メールは、矢印aに示すように圧着面11a、11bを重ね合わせて加圧し、疑似接着層33同士を圧着して製造される。
基材31は厚紙等、各種の用紙である。疑似接着層33は剥離可能かつ再接着が不可能な接着層であり、例えばUV硬化型樹脂等の疑似接着材を基材31上に塗布して形成される。インク層35は、疑似接着層33上に絵柄や文字等を印刷することでインクによるドットパターンを形成したものである。
特開2011−235483号公報
しかしながら、このような圧着メールにおいて、圧着面11a、11bへの印刷の濃度が高い場合は、圧着面11a、11bの圧着性が弱まり、郵送中に圧着面11a、11bが剥がれるなどの不具合が生じることがある。
すなわち、圧着面11a、11bにおける印刷の濃度が高いと、ドットパターンが大きくなり、図9(b)に示すようにインク層35の面積が大きくなる。すると、疑似接着層33同士の接着面積が相対的に減少し、圧着面11a、11bの圧着性が弱まる。
これを回避するため、従来は、圧着メールをテスト製造し、剥離試験を行って圧着性を検証する必要があった。しかしながら、圧着メールのテスト製造や剥離試験は手間がかかる。また、近年ではフルカラー印字における絵柄数の増加に伴い、検証や修正の作業負荷も高まっている。
本発明は、前述した問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、圧着面の圧着性の検証等の負荷を軽減できる圧着性検査装置等を提供することである。
前述した目的を達成するために第1の発明は、互いに圧着される圧着面の圧着性を検査する圧着性検査装置であって、圧着面に印刷される画像の画素の濃度に基づいて、圧着性の検査を行う検査手段を有することを特徴とする圧着性検査装置である。
前記のように、圧着面の圧着性と圧着面における印刷の濃度には相関性がある。よって、圧着面に印刷される画像の画素の濃度から圧着面の圧着性を検査することができ、圧着性が弱くなる恐れを前もって予測できる。従って、圧着面の剥離試験等の負荷を軽減できる。
前記圧着面は、圧着メールにおいて圧着される圧着面であることが望ましい。
圧着メールでは、圧着面の圧着性を確保し機密性を保持することが特に重要であり、本発明を適用する効果が特に大きい。また本発明を圧着メールに適用することで、圧着メールをテスト製造して剥離試験を行う手間を省くことができる。
前記検査手段は、一方の圧着面に印刷される画像と、他方の圧着面に印刷される画像を反転した画像とで対応する位置にある画素の濃度和を算出し、濃度和に基づいて圧着性の検査を行うことが望ましい。
これにより、通常の圧着メールのように、圧着される両面に印刷が施されるケースにおいて、圧着性の検査を好適に行うことができる。
前記検査手段は、前記濃度和を、所定の大きさの領域内の画素位置間で平均することが望ましい。
これによって計算量を低減し容易に圧着性検査を行うことができる。
前記検査手段は、前記濃度和について、所定の大きさの領域内の画素位置間及び色間で平均して平均値を算出し、予め求めた前記平均値と圧着面の圧着力に対応する圧着係数との関係を用いて、前記算出した平均値から圧着係数を求めることが望ましい。
これによって、印刷の濃度と圧着力の関係を考慮して、圧着性の検査を行うことができる。
前記検査手段は、前記圧着係数と所定の閾値との比較によって圧着力が十分でないとされる領域が所定の割合以上の場合、圧着不良と判定することが望ましい。
これによって、圧着面において圧着力が弱い部分の面積から圧着不良を予測できる。
前記圧着性判定装置は、前記圧着係数と所定の閾値との比較によって圧着力が十分でないとされる領域を表示する表示手段を更に有することが望ましい。
これによって、圧着性の検証や圧着面に印刷する画像の修正の作業負荷を軽減することができる。
前記検査手段は、前記色間での平均を行う際、加重平均を行うことが望ましい。
これにより、インク層自体が圧着によってある程度接着し、接着力がインクの色ごとに異なるケースを圧着性検査に反映させることができる。
第2の発明は、互いに圧着される圧着面の圧着性を検査する圧着性検査装置が、圧着面に印刷される画像の画素の濃度に基づいて、圧着性の検査を行うステップを実行することを特徴とする圧着性検査方法である。
第3の発明は、互いに圧着される圧着面の圧着性を検査する圧着性検査装置を、圧着面に印刷される画像の画素の濃度に基づいて、圧着性の検査を行う検査手段として機能させるためのプログラムである。
第4の発明は、互いに圧着される圧着面の圧着性を検査する圧着性検査装置を、圧着面に印刷される画像の画素の濃度に基づいて、圧着性の検査を行う検査手段として機能させるためのプログラムを記憶した記憶媒体である。
本発明により、圧着面の圧着性の検証等の負荷を軽減できる圧着性検査装置等を提供することができる。
圧着性検査装置1のハードウェア構成を示す図 圧着性検査装置1の機能構成を示す図 圧着性検査方法を示すフローチャート 圧着面11a、11bの範囲指定の一例を示す図 圧着性検査方法について説明する図 圧着性検査方法について説明する図 圧着係数について説明する図 領域23について説明する図 圧着面11a、11bの一例を示す図
以下図面に基づいて、本発明の実施形態を詳細に説明する。
(1.圧着性検査装置1)
まず、図1を参照して、本発明の実施形態に係る圧着性検査装置1のハードウェア構成について説明する。
図1は、圧着性検査装置1のハードウェア構成を示す図である。図に示すように、圧着性検査装置1は、制御部101、記憶部102、入力部103、表示部104、通信部105、バス106等により構成された一般的なコンピュータ等で実現できる。
制御部101は、CPU、ROM、RAM等で構成される。CPUは、ROM、記憶部102等に格納されるプログラムをRAM上のワークメモリ領域に呼び出して実行し、バス106を介して接続された各部を駆動制御し、コンピュータが行う処理を実現する。ROMは、不揮発性メモリであり、コンピュータのブートプログラムやBIOS等のプログラム、データ等を恒久的に保持している。RAMは、揮発性メモリであり、記憶部102、ROM、記憶媒体等からロードしたプログラム、データ等を一時的に保持するとともに、制御部101が各種処理を行うために使用するワークエリアを備える。
記憶部102は、ハードディスクドライブ等であり、制御部101が実行するプログラム、プログラム実行に必要なデータ、OS等が格納される。プログラムに関しては、OSに相当する制御プログラムや、後述する処理を実行するためのプログラム等が格納されている。これらのプログラムやデータは、制御部101により必要に応じて読出されてRAMに移され、CPUにより各種の手段として実行される。また、記憶部102には、後述する処理で用いる、圧着メールに印刷される画像データが記憶されている。
入力部103は、データの入力を行い、例えば、キーボード、マウス等の入力装置を有する。
表示部104は、CRTモニタ、液晶パネル等のディスプレイ装置、およびディスプレイ装置と連携して表示機能を実現するための論理回路等を有する。
通信部105は、通信制御装置、通信ポート等を有し、ネットワークを介した通信を媒介する通信インタフェースであり、他の装置との通信制御を行う。
バス106は、各部間の制御信号、データ信号等の授受を媒介する経路である。
図2は、圧着性検査装置1の機能構成について説明する図である。本実施形態の圧着性検査装置1は、図9に示した圧着メールの圧着面11a、11bの圧着性検査を行うものであり、図2に示すように検査手段111と表示手段112を有する。
検査手段111は、圧着面11a、11bに印刷される画像の画素の濃度に基づいて、圧着性の検査を行うものである。
表示手段112は、後述する圧着係数が所定の閾値未満となる領域を表示するものである。
(2.圧着性検査方法)
次に、圧着性検査装置1による圧着性検査方法について説明する。図3は圧着性検査方法の流れを示すフローチャートであり、図のS101〜S107は、圧着性検査装置1の制御部101が実行する処理である。
圧着性検査装置1にて圧着性検査を行うには、まず、ユーザが、検査対象となる圧着メールに印刷する画像データを圧着性検査装置1にて指定する。圧着性検査装置1は、画像データの指定を受け付ける(S101)。
次に、ユーザは、折り位置、圧着面の高さ、幅等を入力し、画像データにおける圧着面の範囲を指定する。圧着性検査装置1は、この範囲指定を受け付ける(S102)。
図4は、圧着面の範囲指定の一例を示す図である。圧着メール10は、宛名面11の他に、圧着メール製造時に加圧して圧着させる圧着面11a、11bを有する郵送物である。
折り位置13は、圧着面11a、11bを区切る直線である。高さ15および幅17は、圧着面11a、11bの高さと幅である。
これらの値を指定することで、圧着面11a、11bが、折り位置13の両側にある同じサイズの矩形状範囲として定義される。圧着面11a、11bは、折り位置13で折って重ね合わせ圧着される。
なお、この圧着メール10は三つ折りの構成のものであり、宛名面11と圧着面11aの裏面も加圧により圧着させる。本実施形態では図4で示した圧着面11a、11bの圧着性検査について説明を行うが、上記の裏面同士の圧着性検査も同様に行うことができる。
図3の説明に戻る。圧着性検査装置1は、図5(a)に示すように、S102で指定された圧着面11a、11bの範囲の画像21a、21bを切り出す。そして、図5(b)に示すように、一方の圧着面11aの画像21aはこのままとするが、他方の圧着面11bについては、画像21bを反転させた画像21b’を作成する。続いて、画像21aと画像21b’とで対応する位置にある画素の濃度和を算出する(S103)。
S103では、例えば画像がCMYK(シアン、マゼンタ、イエロー、ブラック)カラーの場合、図5(b)に示すように画像21a、21b’で対応する位置にある画素A、Bの濃度が、画素A(C,M,Y,K)=(100,0,0,0)、画素B(C,M,Y,K)=(100,0,0,100)である時、濃度和が(C,M,Y,K)=(200,0,0,100)と色ごとに求められる。なお、本実施形態では、濃度を0〜100の値で表し、数値が大きい程高濃度となりインク層35(図9参照)の面積が大きくなるものとする。
上記の計算結果を、仮想的に画像21a、21b’を重ねた画像22上で示したものが図6(a)であり、画素A、Bの画素位置Cでの濃度和が、(C,M,Y,K)=(200,0,0,100)である。
次に、圧着性検査装置1は、画像22(図6(a)参照)の範囲を所定の大きさで分割した領域ごとに、領域内の画素位置間及び色間での濃度和の平均値を算出する(S104)。
S104において、圧着性検査装置1は、例えば、図6(b)に示すように、所定の大きさの領域Dごとに、領域内の各画素位置における濃度和を画素位置間で平均する。ここでは、領域Dについて、画素位置間で濃度和を平均した値が(C,M,Y,K)=(175,50,100,75)であるものとする。なお、領域Dの大きさは、例えば縦1mm×横1mmなど、様々に定めることができる。
そして、この値について、色間で更に平均する。ここでは、上記の値を、C、M、Y、Kで更に平均し、平均値が(175+50+100+75)÷4=100となる。なお、本実施形態では、この平均値を最大値に対する比として百分率化し以降の処理で用いるものとする。最大値は200であるので、上記算出した平均値が100の場合、百分率化した平均値は50(%)となる。
このようにして、S104において領域内の画素位置間及び色間での濃度和の平均値が算出される。本実施形態では先に画素位置間で濃度和を平均したが、先に色間で平均するようにしてもよい。
図3の説明に戻る。圧着性検査装置1は、S104で算出した平均値を圧着係数に変換し、領域ごとの圧着係数を求める(S105)。
S105において、圧着性検査装置1は、予め剥離試験等によって求めておいた、上記の平均値と圧着係数の関係を用いて、S104で算出した平均値を圧着係数に変換する。
なお、圧着係数は、圧着面11a、11bの圧着力と対応する値である。圧着力は、JIS K6854に準ずるものなど、既知の剥離試験によって求めることができる。剥離試験は、例えば圧着された2つの圧着面を掴み具等で掴んで両側から力を加えて剥がすことにより行われ、剥離に要した力が圧着力になる。
図7に上記の平均値と圧着係数の関係の例を示す。圧着係数は0〜100の値で表され、値が大きい程圧着力は大きい。例えばS104で算出した平均値が濃度0(%)の場合、圧着係数は100であり、濃度10(%)の場合、圧着係数は80である。また、濃度100(%)の場合、圧着係数は0とする。この関係は、予め圧着性検査装置1の記憶部102等に記憶させておく。
図3の説明に戻る。圧着性検査装置1は、各領域の圧着係数を所定の閾値と比較し、圧着係数が閾値未満であり圧着力が十分でないとされる領域が所定の割合以上存在するかどうか判定する(S106)。
S106において、圧着性検査装置1は、圧着係数が閾値未満の領域の数を算出し、画像22(図6(a)参照)の範囲全体の領域の数に対し所定の割合未満である場合(S106:No)、圧着メールの圧着性が「良」であると判定し、その旨を表示部104に表示するなどして処理を終了する。判定基準となる上記の閾値や割合は予め定めておき、記憶部102に記憶させることができる。あるいはS106の判定処理に際し入力するようにしてもよい。これらは様々に設定することが可能で、例えば上記の割合を50%などと設定できる。
一方、圧着係数が閾値未満の領域の数が所定の割合以上である場合(S106:Yes)、圧着メールの圧着性が「否」であり圧着不良と判定する。
そして、圧着性検査装置1は、その旨を表示部104に表示するとともに、圧着係数が閾値未満の領域を、画像21a、21bに重ね合わせて表示する(S107)。これにより、圧着メールに印刷する画像データ上で圧着性の検証を可能とし、修正が必要な箇所をユーザに対して提示することができる。
S107では、まず、図8(a)に示すように、圧着係数が閾値未満の領域23を抽出する。そして、図8(b)に示すように、圧着面11a、11bの画像21a、21bに、この領域23を重ね合わせて表示する。図8では、領域23をグレーで表示している。なお、本実施形態では領域23を画像21a、21bに重ね合わせて表示しているが、領域23は、画像21aや21bと画面を交互に切り替えて表示することなども可能である。
以上説明したように、本実施形態に係る圧着性検査装置1では、指定された折り位置13、高さ15、幅17に従って、圧着メールに印刷する画像データ上で圧着面11a、11bの範囲を定義し、圧着面11a、11bの画像21a、21bを切り出す。そして、画像21aと、画像21bを反転した画像21b’とで対応する位置にある画素の濃度和を算出し、これを用いて圧着面11a、11bの圧着性の検査を行う。
これによって、一方の圧着面11aの画像21aと、他方の圧着面11bの画像21bを反転した画像21b’とで対応する位置にある画素の濃度から圧着面11a、11bの圧着性を検査することができ、圧着性が弱くなる恐れを前もって予測できる。従って、圧着面11a、11bの剥離試験等の負荷を軽減できる。
なお、本実施形態では画像21a、21b’の画素の濃度和を用いることで、通常の圧着メールのように、圧着される両面に印刷が施されるケースにおいて好適に圧着性検査を行うようにした。しかし、圧着面11a、11bの片面のみに印刷を行う場合などでは、S103の濃度和の算出を省略し、濃度和に代えて片面の画素の濃度を用いてS104以降の処理を行うことも可能である。
また、本実施形態では圧着メールの検査を例に挙げて説明したが、これに限ることはなく、本発明は印刷を施した面を圧着する印刷物全般に適用することが可能である。ただし、圧着メールでは、圧着性を確保し機密性を保持することが特に重要であり、本発明を適用する効果が特に大きい。また本発明を圧着メールに適用することで、圧着メールをテスト製造して剥離試験を行う手間を省くことができる。
また、本実施形態では、所定の大きさの領域ごとに、領域内の画素位置間および色間で濃度和を平均し、これを圧着係数に変換して検査に用いるので、印刷の濃度と圧着性の関係を考慮しつつ、計算量を低減して容易に圧着性検査を行うことができる。
さらに、圧着係数が閾値未満となり圧着力が十分でないと判定される領域が所定の割合以上であれば圧着不良とすることで、圧着面において圧着力が弱い部分の面積から圧着不良を予測できる。
また、圧着不良である場合には、圧着係数が閾値未満の領域23を表示するので、圧着性の検証や画像21a、21bの修正の作業負荷を軽減することができる。
しかしながら、本発明がこれに限ることはない。例えば、S104では色間の平均として、単純に相加平均を用いたが、本発明の別の例として、加重平均を行うことも可能である。すなわち、(C,M,Y,K)の各値に対して重み付けのための係数を掛けた後、平均値を算出する。CMYKの各インク層自体が圧着によってある程度接着することが考えられるので、このようにして加重平均をとることで、使用する顔料の違い等の要因により、接着力がCMYKの各インクによって異なるケースを圧着性検査に反映させることができる。一方、印刷が1色のインクで行われる場合などでは、S104において、色間の平均をとる計算を省略することも可能である。
また、圧着メールの圧着性の良否判定の方法も、前記したものに限らない。例えば、圧着メールにおいては圧着面11a、11bの外周部の圧着性がより重要であるため、画像22(図6(a)参照)の範囲全体ではなく、外周部の範囲のみを対象として、上記と同様に圧着性の判定を行うこともできる。例えば、前記のS106では、外周部の範囲内において圧着係数が閾値未満となる領域の数を算出し、外周部の範囲全体の領域の数に対する割合を求めて良否判定を行うこともできる。
さらに、S106において、圧着係数が閾値未満となる領域の割合ではなく、画像22の範囲全体、あるいは外周部など所定の範囲にある各領域の圧着係数について、領域間での平均値を求め、これを良否判定に用いることも可能である。例えばこの平均値が所定値以上ならば圧着性を「良」とすることが考えられる。
あるいは、S105の圧着係数への変換処理を省略し、S104で求めた濃度和から直接圧着性の良否判定を行うことも可能である。また、圧着性の検査としては、必ずしも圧着メールの圧着性の良否判定を行うものに限ることはなく、例えばS106の良否判定処理を省略し、S107と同様の処理により求められる領域23を画像21a、21bに重ねて表示するだけでもよい。
以上、添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば、本願で開示した技術的思想の範疇内において、各種の変更例又は修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
10………圧着メール
11a、11b………圧着面
13………折り位置
15………高さ
17………幅
21a、21b、21b’………画像

Claims (11)

  1. 互いに圧着される圧着面の圧着性を検査する圧着性検査装置であって、
    圧着面に印刷される画像の画素の濃度に基づいて、圧着性の検査を行う検査手段を有することを特徴とする圧着性検査装置。
  2. 前記圧着面は、圧着メールにおいて圧着される圧着面であることを特徴とする請求項1記載の圧着性検査装置。
  3. 前記検査手段は、
    一方の圧着面に印刷される画像と、他方の圧着面に印刷される画像を反転した画像とで対応する位置にある画素の濃度和を算出し、濃度和に基づいて圧着性の検査を行うことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の圧着性検査装置。
  4. 前記検査手段は、
    前記濃度和を、所定の大きさの領域内の画素位置間で平均することを特徴とする請求項3に記載の圧着性検査装置。
  5. 前記検査手段は、
    前記濃度和について、所定の大きさの領域内の画素位置間及び色間で平均して平均値を算出し、予め求めた前記平均値と圧着面の圧着力に対応する圧着係数との関係を用いて、前記算出した平均値から圧着係数を求めることを特徴とする請求項3または請求項4に記載の圧着性検査装置。
  6. 前記検査手段は、
    前記圧着係数と所定の閾値との比較によって圧着力が十分でないとされる領域が所定の割合以上の場合、圧着不良と判定することを特徴とする請求項5に記載の圧着性検査装置。
  7. 前記圧着係数と所定の閾値との比較によって圧着力が十分でないとされる領域を表示する表示手段を更に有することを特徴とする請求項5または請求項6に記載の圧着性検査装置。
  8. 前記検査手段は、前記色間での平均を行う際、加重平均を行うことを特徴とする請求項5から請求項7のいずれかに記載の圧着性検査装置。
  9. 互いに圧着される圧着面の圧着性を検査する圧着性検査装置が、
    圧着面に印刷される画像の画素の濃度に基づいて、圧着性の検査を行うステップを実行することを特徴とする圧着性検査方法。
  10. 互いに圧着される圧着面の圧着性を検査する圧着性検査装置を、
    圧着面に印刷される画像の画素の濃度に基づいて、圧着性の検査を行う検査手段として機能させるためのプログラム。
  11. 互いに圧着される圧着面の圧着性を検査する圧着性検査装置を、
    圧着面に印刷される画像の画素の濃度に基づいて、圧着性の検査を行う検査手段として機能させるためのプログラムを記憶した記憶媒体。
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