JP2010054208A - 半導体装置の不良解析システムおよび半導体装置の不良解析方法 - Google Patents

半導体装置の不良解析システムおよび半導体装置の不良解析方法 Download PDF

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Abstract

【課題】3次元構造を有する半導体メモリの十分な解析結果を表示するための半導体装置の解析システムおよび半導体装置の解析方法を提供する。
【解決手段】3次元構造を有する半導体装置に対するテスト結果に基づいて不良を解析する半導体装置の不良解析システム1。半導体装置の不良解析システム1は、半導体装置の論理アドレスに対応する論理フェイルビットマップを半導体装置の物理アドレスに対応する第1物理フェイルビットマップに変換するアドレス変換部12と、アドレス変換部12によって変換された第1物理フェイルビットマップに対して半導体装置の高さ方向に論理和演算を行なって、第2物理フェイルビットマップを作成する論理演算部14と、アドレス変換部12によって変換された第1物理フェイルビットマップおよび論理演算部14によって作成された第2物理フェイルビットマップを管理する管理部22と、管理部22によって管理された第1および第2物理フェイルビットマップを表示する表示部と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体装置の不良解析システムおよび半導体装置の不良解析方法に関し、特に、3次元構造の半導体メモリの不良解析システムおよび解析方法に関する。
一般的な半導体装置の不良解析システムとして、フェイルビットマップ(以下、「FBM」という)不良解析システムが知られている。従来のFBM不良解析システムは、2次元構造を有する半導体メモリを対象にしている(特許文献1を参照)。従来のFBM不良解析システムは、半導体メモリの各セルに対する解析結果(パス/フェイル情報)を、半導体メモリセルアレイの配列に合わせてディスプレイに表示するものである。従来のFBM不良解析システムの処理手順は以下の通りである。
はじめに、メモリテスタは、半導体メモリのテストを実施し、そのテスト結果を論理FBMとしてファイル化し、FBM不良解析システムに送信する。一般的には、その論理FBMは、半導体メモリの論理アドレスに対応し、その論理アドレス順に並んでいる。
次に、FBM不良解析システムは、メモリテスタから送信された論理FBMに対して半導体メモリセルアレイの配列に合わせてデータの並べ替え(以下、「アドレス変換処理」という)を行なって、その処理結果を物理FBMとしてファイル化する。一般的には、物理FBMは、半導体メモリの物理アドレスに対応し、物理アドレス順に並んでいる。
次に、FBM不良解析システムは、コンピュータやエンジニアリングワークステーションなどのディスプレイに表示できるように、物理FBMをピクセル変換して、画像を作成する処理(以下、「画像処理」という)を行う。
このとき、FBM不良解析システムは、物理FBMと画像とを複数の利用者から参照できるように管理する。そして、利用者によって半導体メモリの解析要求が行われたときには、FBM不良解析システムは、コンピュータやエンジニアリングワークステーションなどの表示ツールを利用して、管理されている物理FBMおよび画像などをそれらのディスプレイに表示する。
しかしながら、従来のFBM不良解析システムでは、2次元構造の半導体メモリの解析を前提としているので、3次元構造を有する半導体メモリの解析結果を表示することはできない。
また、従来のFBM不良解析システムでは、アドレス変換処理によって3次元構造のメモリセルアレイを2次元空間にマッピングさせて、物理FBMに変換したとしても、利用者がその物理FBMから半導体メモリセルアレイ上での不良の発生をイメージする事は困難である。たとえば、3次元構造を有する半導体メモリについて、ウェハ面に対して垂直方向(以下、「高さ方向」という)にスライスしたイメージを高さ方向のメモリセルの数だけ物理FBMとして同時または逐次に表示することはできるが、利用者が半導体メモリセルアレイ上での不良の発生の仕方をイメージする事は困難である。特に、3次元構造を有する半導体メモリの高さが増加するほど、利用者が半導体メモリセルアレイ上での不良の発生の仕方をイメージする事はより困難になる。
また、従来のFBM不良解析システムでは、表示ツールが有する機能(たとえば、高さ方向にスライスした複数の物理FBMを論理演算して表示する機能や色分けして表示する機能)を利用して画像を表示したとしても、利用者が3次元構造を有する半導体装置の解析結果を把握することは困難である。
以上のことから、従来の不良解析システムでは、3次元構造を有する半導体メモリの十分な解析結果を表示することができない。
特開2002−162449号公報
本発明の目的は、3次元構造を有する半導体メモリの十分な解析結果を表示するための半導体装置の解析システムおよび半導体装置の解析方法を提供することである。
本発明の第1態様によれば、
3次元構造を有する半導体装置に対するテスト結果に基づいて不良を解析する半導体装置の不良解析システムであって、
前記半導体装置の論理アドレスに対応する論理フェイルビットマップを前記半導体装置の物理アドレスに対応する第1物理フェイルビットマップに変換するアドレス変換部と、
前記アドレス変換部によって変換された第1物理フェイルビットマップに対して前記半導体装置の高さ方向に論理和演算を行なって、第2物理フェイルビットマップを作成する論理演算部と、
前記アドレス変換部によって変換された第1物理フェイルビットマップおよび前記論理演算部によって作成された第2物理フェイルビットマップを管理する管理部と、
前記管理部によって管理された第1および第2物理フェイルビットマップを表示する表示部と、を備えることを特徴とする半導体装置の不良解析システムが提供される。
本発明の第2態様によれば、
3次元構造を有する半導体装置に対するテスト結果に基づいて不良を解析する半導体装置の不良解析方法あって、
前記半導体装置の論理アドレスに対応する論理フェイルビットマップを前記半導体装置の物理アドレスに対応する第1物理フェイルビットマップに変換し、
前記第1物理フェイルビットマップに対して前記半導体装置の高さ方向に論理和演算を行なって、第2物理フェイルビットマップを作成し、
前記第1および第2物理フェイルビットマップを管理し、
前記第1および第2物理フェイルビットマップを表示することを特徴とする半導体装置の不良解析方法が提供される。
本発明によれば、3次元構造を有する半導体装置の十分な解析結果を表示する半導体装置の解析システムおよび半導体装置の解析方法を提供することができる。
以下、本発明の実施例について図面を参照して説明する。なお、以下の実施例は、本発明の実施の一形態であって、本発明の範囲を限定するものではない。
はじめに、本発明の実施例1について説明する。本発明の実施例1は、論理和演算によって得られるFBMを使用してチップレベルFBMを表示する不良チップ解析装置の例である。
まず、本発明の実施例1に係る不良解析システムの構成について図1および図2を参照して説明する。図1は、本発明の実施例1に係る不良解析システム1の構成を示すブロック図である。図2は、3次元構造の半導体メモリの構造を示す概略図である。
図1に示すように、本発明の実施例1に係る不良解析システム1は、FBM処理装置10と、管理装置20と、コンピュータ30と、を備えている。また、不良解析システム1は、半導体メモリのテストを実施し、そのテスト結果を論理FBMとしてファイル化するメモリテスタ(図示せず)に接続されている。
図1に示すように、FBM処理装置10は、アドレス変換部12と、論理演算部14と、画像処理部16と、を備えている。
図1に示すように、アドレス変換部12は、メモリテスタ(図示せず)、論理演算部14、画像処理部16、および管理部22(後述する)に接続されている。また、アドレス変換部12は、半導体メモリの物理アドレスに対応する第1物理FBMに変換するようになっている。すなわち、アドレス変換部12は、半導体メモリの論理アドレスの並びに対応する論理FBMを半導体メモリのセルアレイの並びに対応する第1物理FBMに変換するようになっている。
図1に示すように、論理演算部14は、アドレス変換部12、画像処理部16、および管理部22(後述する)に接続されている。また、論理演算部14は、アドレス変換部12によって変換された第1物理FBMに対して半導体メモリの高さ方向に論理和演算を行なって、3次元構造の半導体メモリを上から見下ろしたときのビットマップである第2物理FBMを作成するようになっている。なお、3次元構造の半導体メモリの不良解析にこのようなビットマップを用いる理由は、図2に示すように、3次元構造の半導体メモリでは、平面の面積に比べて高さが極端に低いので、平面上で不良ビットの位置を確認し、その後に高さ方向の位置を確認する方が効率的であるからである。また、論理和演算を行うことによって、高さ方向の不良ビットを見落とすことを防ぐこともできる。
図1に示すように、画像処理部16は、アドレス変換部12、論理演算部14、および管理部22に接続されている。また、画像処理部16は、アドレス変換部12によって変換された第1物理FBMおよび論理演算部14によって作成された第2物理FBMに対して画像処理を行って、半導体メモリの各レイヤに対応する画像を作成するようになっている。また、画像処理部16は、ディスプレイ34(後述する)の表示サイズに合わせて画像をピクセル変換するようになっている。
図1に示すように、管理装置20は、管理部22と、記憶部24と、を備えている。
図1に示すように、管理部22は、アドレス変換部12、論理演算部14、画像処理部16、記憶部24、および制御部32(後述する)に接続されている。また、管理部22は、アドレス変換部12によって変換された第1物理FBMを含む第1物理FBMデータ24a、論理演算部14によって作成された第2物理FBMを含む第2物理FBMデータ24b、および画像処理部16によって作成された画像を含む画像データ24cを半導体メモリのビット毎に関連付けて記憶部24に書き込むようになっている。また、管理部22は、記憶部24に記憶された第1および第2物理FBMデータ24a,24b、ならびに画像データ24cを読み出し、制御部32(後述する)に送信するようになっている。
図1に示すように、コンピュータ30は、制御部32と、ディスプレイ34と、入力部36と、メモリ38と、を備えている。たとえば、制御部32は、CPUである。たとえば、ディスプレイ34は、液晶ディスプレイである。たとえば、入力部36は、キーボードやマウスである。
図1に示すように、制御部32は、管理部22、ディスプレイ34、入力部36、およびメモリ38に接続されている。また、制御部32は、メモリ38に記憶された表示ツールプログラム38aを起動することによって、表示部として機能するようになっている。
表示部として機能する制御部32は、入力部36によって受け付けられるユーザの指示に基づいて、管理部22から送信されたデータをディスプレイ34に表示するようになっている。
次に、本発明の実施例1に係る不良解析システム1の処理内容について図3を参照して説明する。図3は、本発明の実施例1に係る不良解析処理の処理手順を示すフローチャートである。
はじめに、図3に示すように、第1物理FBM作成工程(S301)が行われる。第1物理FBM作成工程(S301)では、アドレス変換部12が、メモリテスタ(図示せず)によってファイル化された論理FBMを半導体メモリの物理アドレスに対応する第1物理FBMに変換する。このとき、アドレス変換部12は、第1物理FBMを論理演算部14、画像処理部16、および管理部22に送信する。
次に、図3に示すように、第2物理FBM作成工程(S302)が行われる。第2物理FBM作成工程(S302)では、論理演算部14が、第1物理FBM作成工程(S301)において変換された第1物理FBMに対して半導体メモリの高さ方向に論理和演算を行なって、第2物理FBMを作成する。このとき、論理演算部14は、第2物理FBMを画像処理部16および管理部22に送信する。
次に、図3に示すように、画像処理工程(S303)が行われる。画像処理工程(S303)では、画像処理部16が、第1物理FBM作成工程(S301)において変換された第1物理FBMおよび第2物理FBM作成工程(S302)において作成された第2物理FBMに対して画像処理を行って、半導体メモリの各レイヤに対応する画像を作成する。このとき、画像処理部16は、作成された画像を管理部22に送信する。
次に、図3に示すように、管理工程(S304)が行われる。管理工程(S304)では、管理部22が、第1物理FBM作成工程(S301)において変換された第1物理FBM、第2物理FBM作成工程(S302)において作成された第2物理FBM、および画像処理工程(S303)において作成された画像を、それぞれ、第1および第2物理FBMデータ24a,24b、ならびに画像データ24cとして記憶部24に書き込む。
次に、図3に示すように、表示工程(S305)が行われる。表示工程(S305)では、表示部として機能する制御部32が、記憶部24に記憶された第1および第2物理FBMデータ24a,24b、ならびに画像データ24cをディスプレイ34に表示する。このとき、ユーザは、入力部36を用いてメモリレベルFBMの表示形態(後述する)に関する指示を入力する。また、表示部として機能する制御部32は、入力部36から入力されたユーザの指示に基づいて記憶部24に記憶されたデータのリクエストを管理部22に送信する。その後、管理部22は、表示部として機能する制御部32から送信されたリクエストに対応するデータを記憶部24から読み出して、表示部として機能する制御部32に送信する。その後、表示部として機能する制御部32は、管理部22から送信されたデータを入力部36から入力されたユーザの指示に基づいて所定の表示形態のメモリレベルFBMをディスプレイ34に表示する。
図3に示すように、本発明の実施例1に係る不良解析処理は、表示工程(S305)の後に終了する。
次に、本発明の実施例1に係るメモリレベルFBMの表示形態について図4乃至図6を参照して説明する。図4乃至図6は、本発明の実施例1に係るメモリレベルFBMの表示形態を示す概略図である。
図4および図5に示すように、表示部として機能する制御部32は、ウェハマップ、チップ初期表示(トップビュー)、チップ拡大表示(トップビュー)、ならびにチップ詳細表示(フロントビューおよびサイドビュー)をそれぞれ切り替えてディスプレイ34に表示する。
図4(A)に示すように、表示部として機能する制御部32は、表示工程(図3のS305)において、ウェハマップをディスプレイ34に表示する。ウェハマップには、記憶部24に記憶されている各チップの画像データ24cがウェハマップ状に配置される。
図4(B)に示すように、表示部として機能する制御部32は、ユーザが入力部36(たとえば、マウス)を用いて図4(A)のウェハマップ上の任意のチップをクリックしたときに、チップレベルFBMの初期状態としてチップ初期表示をディスプレイ34に表示する。チップ初期表示には、画像データ24cが使用される。
図4(C)に示すように、表示部として機能する制御部32は、ユーザが入力部36(たとえば、マウス)を用いて図4(B)のチップ初期表示内の拡大縮小ボタンをクリックしたときに、チップレベルFBMを拡大したチップ拡大表示をディスプレイ34に表示する。チップ拡大表示には、第2物理FBMデータ24bが使用される。なお、チップ拡大表示に第2物理FBMデータ24bが使用される理由は、画像データ24cでは拡大表示に必要な情報量がないからである。
図5に示すように、表示部として機能する制御部32は、ユーザが入力部36(たとえば、マウス)を用いてチップ拡大表示内の任意の不良ビットを選択し、右クリックメニューで表示形態を選択したときに、チップ詳細表示をディスプレイ34に表示する。このとき、表示部として機能する制御部32は、ユーザが入力部36(たとえば、マウス)を用いて右クリックメニューから「フロントビュー」を選択した場合には、不良ビットに対して横方向の断面を示すチップ詳細表示(フロントビュー)をディスプレイ34に表示し、「サイドビュー」を選択した場合には、不良ビットに対して縦方向の断面を示すチップ詳細表示(サイドビュー)をディスプレイ34に表示する。チップ詳細表示には、選択された不良ビットに関連付けられた第1物理FBMデータ24aが使用される。なお、チップ詳細表示に第1物理FBMデータ24aが使用される理由は、画像データ24cでは高さ方向の情報を含んでいないからである。
また、図5および図6に示すように、表示部として機能する制御部32は、ユーザが入力部36(たとえば、マウス)を用いてチップ詳細表示内の座標ボタンをクリックしたときに、本のページをめくるようにチップ詳細表示を切り替えてディスプレイ34に表示する。たとえば、図6に示すように、ユーザがマウスを用いてY=0のチップ詳細表示(フロントビュー)内の+ボタンをクリックしたときには、Y=1のチップ詳細表示(フロントビュー)に切り替わる。
なお、本発明の実施例1では、画像処理部16および画像処理工程(図3のS303)は省略されても良い。この場合には、表示工程(図3のS305)において、表示部として機能する制御部32は、第2物理FBMデータ24bを使用してチップ初期表示およびチップ拡大表示をディスプレイ34に表示する。
本発明の実施例1によれば、図1に示すように、第2物理FBMデータ24bを使用してチップレベルFBMをディスプレイ34に表示するので、ユーザは、3次元構造の半導体メモリの解析が可能になる。その結果、デバイス/プロセス開発を効率的に進めることができるようになり、且つ、量産において不良原因の特定、歩留り解析、不良解析、および戻入品解析の効率が向上する。
また、本発明の実施例1によれば、図5乃至図6に示すように、従来より詳細なチップレベルFBMを表示するので、ユーザは、不良ビットを正確に把握することができるようになる。
また、本発明の実施例1によれば、3次元構造の半導体メモリを上から見下ろしたときのビットマップである第2物理FBMに基づいて作成された画像データ24cを使用してチップ初期表示を表示するので、大容量の半導体メモリを解析する場合には、第1または第2物理FBMデータ24a,24cを使用してチップ初期表示を表示するよりも解析の効率を向上させることができる。
次に、本発明の実施例1の変形例について図3を参照して説明する。
本発明の実施例1の変形例では、図3に示すように、第2物理FBM作成工程(S302)において、論理演算部14が、第1物理FBM作成工程(S301)において変換された第1物理FBMに対して半導体メモリの高さ方向の論理和演算に加えて論理積演算を行って、第2物理FBMを作成する。
この変形例によれば、記憶部24に記憶される画像データ24cが、各レイヤの画像に加えて、全レイヤの論理積によって得られる画像を含むので、チップレベルFBMを個々のレイヤまたは全てのレイヤについて選択的に表示する機能を効率良く実現することができる。
次に、本発明の実施例2について説明する。本発明の実施例2は、不良ビットの形状や位置毎にチップレベルFBMを表示する不良チップ解析装置の例である。なお、本発明の実施例1と同様の内容についての説明は省略する。
まず、本発明の実施例2に係る不良解析システムの構成について図7を参照して説明する。図7は、本発明の実施例2に係る不良解析システム1の構成を示すブロック図である。
図7に示すように、本発明の実施例2に係る不良解析システム1は、本発明の実施例1と同様の構成を備えている。
図7に示すように、FBM処理装置10は、本発明の実施例1と同様の構成に加えて、不良分類部18を備えている。
図7に示すように、アドレス変換部12は、メモリテスタ(図示せず)、論理演算部14、不良分類部18、画像処理部16、および管理部22に接続されている。また、アドレス変換部12は、本発明の実施例1と同様に動作する。
図7に示すように、論理演算部14は、アドレス変換部12、画像処理部16、および管理部22に接続されている。また、論理演算部14は、本発明の実施例1と同様に動作する。
図7に示すように、不良分類部18は、 アドレス変換部12、画像処理部16、および管理部22に接続されている。また、不良分類部18は、アドレス変換部12によって変換された第1物理FBMについて、不良ビットの形状や位置毎に不良セルを分類するようになっている。
図7に示すように、画像処理部16は、アドレス変換部12、論理演算部14、不良分類部18、および管理部22に接続されている。また、画像処理部16は、アドレス変換部12によって変換された第1物理FBM、論理演算部14によって作成された第2物理FBM、および不良分類部18の不良分類結果に対して画像処理を行って、半導体メモリの各レイヤに対応する画像を作成するようになっている。
図7に示すように、管理装置20は、本発明の実施例1と同様の構成を備えている。
図7に示すように、管理部22は、アドレス変換部12、論理演算部14、画像処理部16、不良分類部18、記憶部24、および制御部32に接続されている。また、管理部22は、アドレス変換部12によって変換された第1物理FBMを含む第1物理FBMデータ24a、論理演算部14によって作成された第2物理FBMを含む第2物理FBMデータ24b、画像処理部16によって作成された画像を含む画像データ24c、および不良分類部18の不良分類結果を含む不良分類データ24dを半導体メモリのビット毎に関連付けて記憶部24に書き込むようになっている。また、管理部22は、記憶部24に記憶された第1および第2物理FBMデータ24a,24b、画像データ24c、ならびに不良分類データ24dを読み出し、制御部32に送信するようになっている。
図7に示すように、コンピュータ30は、本発明の実施例1と同様の構成を備えている。
次に、本発明の実施例2に係る不良解析システム1の処理内容について図8を参照して説明する。図8は、本発明の実施例2に係る不良解析処理の処理手順を示すフローチャートである。
はじめに、図8に示すように、第1物理FBM作成工程(S801)が行われる。第1物理FBM作成工程(S801)では、アドレス変換部12が、メモリテスタ(図示せず)によってファイル化された論理FBMを半導体メモリの物理アドレスに対応する第1物理FBMに変換する。このとき、アドレス変換部12は、第1物理FBMを論理演算部14、不良分類部18、画像処理部16、および管理部22に送信する。
次に、図8に示すように、第2物理FBM作成工程(S802)が行われる。第2物理FBM作成工程(S802)は、本発明の実施例1に係る第2物理FBM作成工程(図3のS302)と同様に行われる。
次に、図8に示すように、不良分類工程(S803)が行われる。不良分類工程(S803)では、不良分類部18が、メモリテスタのテスト結果に基づいて、第1物理FBM作成工程(S801)において変換された第1物理FBM内の不良ビットの形状や位置毎に不良セルを分類する。このとき、不良分類部18は、不良分類結果を画像処理部16および管理部22に送信する。
次に、図8に示すように、画像処理工程(S804)が行われる。画像処理工程(S804)では、画像処理部16が、第1物理FBM作成工程(S801)において変換された第1物理FBMおよび第2物理FBM作成工程(S802)において作成された第2物理FBMに対して、不良分類工程(S803)の不良分類結果毎に画像処理を行って、半導体メモリの各レイヤに対応する画像を作成する。このとき、画像処理部16は、作成された画像を管理部22に送信する。たとえば、画像処理部16は、不良分類工程(S803)の不良分類結果毎に色または模様が変わるように画像処理を行う。
次に、図8に示すように、管理工程(S805)が行われる。管理工程(S805)では、管理部22が、第1物理FBM作成工程(S801)において変換された第1物理FBM、第2物理FBM作成工程(S802)において作成された第2物理FBM、不良分類工程(S803)の不良分類結果、および画像処理工程(S804)において作成された画像を、それぞれ、第1および第2物理FBMデータ24a,24b、不良分類データ24d、ならびに画像データ24cとして記憶部24に書き込む。
次に、図8に示すように、表示工程(S806)が行われる。表示工程(S806)では、表示部として機能する制御部32が、記憶部24に記憶された第1および第2物理FBMデータ24a,24b、画像データ24c、ならびに不良分類データ24dをディスプレイ34に表示する。
図8に示すように、本発明の実施例2に係る不良解析処理は、表示工程(S806)の後に終了する。
次に、本発明の実施例2に係るメモリレベルFBMの表示形態について図9を参照して説明する。図9は、本発明の実施例2に係るメモリレベルFBMの表示形態を示す概略図である。
図9に示すように、表示部として機能する制御部32は、本発明の実施例1と同様に、ウェハマップ、チップ初期表示(トップビュー)、およびチップ拡大表示(トップビュー)をそれぞれ切り替えてディスプレイ34に表示する。
図9(A)に示すように、表示部として機能する制御部32は、表示工程(図8のS806)において、本発明の実施例1と同様のウェハマップをディスプレイ34に表示する。
図9(B)に示すように、表示部として機能する制御部32は、ユーザが入力部36(たとえば、マウス)を用いて図9(A)のウェハマップ上の任意のチップをクリックしたときに、チップレベルFBMの初期状態としてチップ初期表示をディスプレイ34に表示する。チップ初期表示には、画像データ24cに加えて、不良分類データ24dが使用される。また、表示部として機能する制御部32は、デフォルトでは全ての不良分類結果に対応する不良ビットを色分けして表示する。一方、表示部として機能する制御部32は、ユーザが入力部36(たとえば、マウス)を用いてチップ初期表示内の不良分類リストの項目をクリックしたときには、カラールックアップテーブルを表示し、クリックされた項目に対応する不良ビットをカラールックアップテーブルにおいて選択された色で表示し、それ以外の不良ビットを無色で表示する。
図9(C)に示すように、表示部として機能する制御部32は、ユーザが入力部36(たとえば、マウス)を用いて図9(B)のチップ初期表示内の拡大縮小ボタンをクリックしたときに、チップレベルFBMを拡大したチップ拡大表示をディスプレイ34に表示する。チップ拡大表示には、第2物理FBMデータ24bに加えて、不良分類データ24dが使用される。また、表示部として機能する制御部32は、デフォルトでは全ての不良分類結果に対応する不良ビットを色分けして表示する。一方、表示部として機能する制御部32は、ユーザが入力部36(たとえば、マウス)を用いてチップ拡大表示内の不良分類リストの項目をクリックしたときには、カラールックアップテーブルを表示し、クリックされた項目に対応する不良ビットをカラールックアップテーブルにおいて選択された色で表示し、それ以外の不良ビットを無色で表示する。
なお、本発明の実施例2では、表示部として機能する制御部32は、本発明の実施例1と同様に、ユーザが入力部36(たとえば、マウス)を用いてチップ拡大表示内の任意の不良ビットを選択し、右クリックメニューで表示形態を選択したときに、図5に示すチップ詳細表示をディスプレイ34に表示しても良い。
また、本発明の実施例2では、論理演算部14および第2物理FBM作成工程(図8のS802)は省略されても良い。この場合には、表示工程(図8のS806)において、表示部として機能する制御部32は、第1物理FBMデータ24a、画像データ24c、および不良分類データ24dをディスプレイ34に表示する。すなわち、表示部として機能する制御部32は、不良分類工程(図8のS803)の不良分類結果毎に異なる色または模様で第1物理FBMデータ24aおよび画像データ24cをディスプレイ34に表示する。
本発明の実施例2によれば、不良分類データ24d毎に作成された画像データ24cを使用してチップレベルFBMを表示するので、様々な不良要因を含む大容量の半導体メモリを解析する場合であっても、本発明の実施例1より解析の効率を向上させることができる。
本発明の実施例1に係る不良解析システム1の構成を示すブロック図である。 3次元構造の半導体メモリの構造を示す概略図である。 本発明の実施例1に係る不良解析処理の処理手順を示すフローチャートである。 本発明の実施例1に係るメモリレベルFBMの表示形態を示す概略図である。 本発明の実施例1に係るメモリレベルFBMの表示形態を示す概略図である。 本発明の実施例1に係るメモリレベルFBMの表示形態を示す概略図である。 本発明の実施例2に係る不良解析システム1の構成を示すブロック図である。 本発明の実施例2に係る不良解析処理の処理手順を示すフローチャートである。 本発明の実施例2に係るメモリレベルFBMの表示形態を示す概略図である。
符号の説明
1 不良解析システム
10 FBM処理装置
12 アドレス変換部
14 論理演算部
16 画像処理部
18 不良分類部
20 管理装置
22 管理部
24 記憶部
24a 第1物理FBMデータ
24b 第2物理FBMデータ
24c 画像データ
24d 不良分類データ
30 コンピュータ
32 制御部
34 ディスプレイ
36 入力部
38 メモリ
38a 表示ツールプログラム

Claims (5)

  1. 3次元構造を有する半導体装置に対するテスト結果に基づいて不良を解析する半導体装置の不良解析システムであって、
    前記半導体装置の論理アドレスに対応する論理フェイルビットマップを前記半導体装置の物理アドレスに対応する第1物理フェイルビットマップに変換するアドレス変換部と、
    前記アドレス変換部によって変換された第1物理フェイルビットマップに対して前記半導体装置の高さ方向に論理和演算を行なって、第2物理フェイルビットマップを作成する論理演算部と、
    前記アドレス変換部によって変換された第1物理フェイルビットマップおよび前記論理演算部によって作成された第2物理フェイルビットマップを管理する管理部と、
    前記管理部によって管理された第1および第2物理フェイルビットマップを表示する表示部と、を備えることを特徴とする半導体装置の不良解析システム。
  2. 前記論理演算部は、さらに、前記第1物理フェイルビットマップに対して論理積演算を行って、前記第2物理フェイルビットマップを作成する請求項1に記載の半導体装置の不良解析システム。
  3. 前記アドレス変換部によって変換された第1物理フェイルビットマップおよび前記論理演算部によって作成された第2物理フェイルビットマップに対して画像処理を行って、各レイヤに対応する画像を作成する画像処理部をさらに備え、
    前記管理部は、前記画像処理部によって作成された画像をさらに管理する請求項1または2に記載の半導体装置の不良解析システム。
  4. 前記アドレス変換部によって変換された第1物理フェイルビットマップについて、不良セルを分類する不良分類部をさらに備え、
    前記管理部は、前記不良分類部の分類結果を管理し、
    前記表示部は、前記管理部によって管理された分類結果に基づいて、前記不良セルを異なる形態で表示する請求項1乃至3の何れか1項に記載の半導体装置の不良解析システム。
  5. 3次元構造を有する半導体装置に対するテスト結果に基づいて不良を解析する半導体装置の不良解析方法あって、
    前記半導体装置の論理アドレスに対応する論理フェイルビットマップを前記半導体装置の物理アドレスに対応する第1物理フェイルビットマップに変換し、
    前記第1物理フェイルビットマップに対して前記半導体装置の高さ方向に論理和演算を行なって、第2物理フェイルビットマップを作成し、
    前記第1および第2物理フェイルビットマップを管理し、
    前記第1および第2物理フェイルビットマップを表示することを特徴とする半導体装置の不良解析方法。
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