JP2008137362A - 圧着封書作成装置、圧着封書作成方法 - Google Patents

圧着封書作成装置、圧着封書作成方法 Download PDF

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洋一 玉川
Toshiaki Kanemura
俊明 金村
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克己 前田
Hideki Takahashi
秀樹 高橋
Hideyoshi Niinuma
英好 新沼
Goshi Mitsui
郷史 三井
Yuichiro Iegaki
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Abstract

【課題】作成量の多少に関わらず、多様なサイズの圧着封書を低コストにて作成する。
【解決手段】圧着封書としての所望の印刷情報が所望のプリンタ等にて印刷済みの普通紙18の両面の所定の位置に、接着剤塗布部2、定着器4にて粉体接着剤Aを塗布して仮定着した後、第1折り曲げ部20および第2折り曲げ部30にて三つ折りし、その後、圧着機構部40にて圧着することにより、普通紙18から所望のサイズの圧着封書18Fを作成する圧着封書作成装置1である。普通紙18に折り曲げ後に余剰端が生じる場合には、必要に応じて切断機構50により切除して整形する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、圧着封書作成技術に関する。
たとえば、特許文献1に開示されているように、商品やサービスの販売促進等の目的で、封書形態のダイレクトメールが市場で流通しており、一般に以下の工程で作成されている。
すなわち、(1)封書の中身書類の作成および印刷、(2)中身書類の折り畳み、(3)封筒表面に対する宛名印字もしくはプリントアウトされた宛名ラベル張付け、(4)封筒への中身書類の挿入、(5)封筒の封着、の各工程を経て作成されている。
また、圧着ハガキの様に折り畳んで貼り合わせ、受信人が開封して見る封書タイプのダイレクトメールも実用化されており、この場合には四隅にゴム系接着剤があらかじめ塗布された特殊紙を用いており、その非着剤塗布面に内容を印刷した後、プレス貼り付け機で張り付けるものである。
上述の特許文献1のように封筒へ封入する形態のダイレクトメールでは、以下のような技術的課題がある。
すなわち、作成は多工程に渡っていて煩雑であり手間と時間がかかる。また、大量に作成するには高価なそれぞれ工程専用の機械が必要である。従って、個人および事業所が気軽に設備投資して揃えることは難しい。このため業者に作成代行を依頼する場合、少量では高コストとなる。
一方、後者の貼付け封書タイプでは以下のような技術的課題がある。
すなわち、接着剤が塗布済みの前塗りタイプの特殊紙が必要である。さらに貼り付けの際、専用機(プレス)が必要である。さらに接着剤の部分に印刷すると接着力が低下する。また、接着剤が高温多湿に弱く、保管が難しい。このため用紙の有効期間が短い。さらに、積み重ねや、重量物の載置等で過加重が加わると、過接着になり剥離不能になる場合がある。
特開平9−76399号公報
本発明の目的は、作成量の多少に関わらず、多様なサイズの圧着封書を低コストにて作成することが可能な圧着封書作成技術を提供することにある。
本発明の他の目的は、特殊な専用用紙や煩雑な保管管理作業等を必要とすることなく、簡便に圧着封書を作成することが可能な圧着封書作成技術を提供することにある。
本発明の第1の観点は、普通紙に粉体接着剤を塗布する塗布部と、
前記普通紙を前記粉体接着剤の塗布面が内側となるように折り曲げる折り曲げ部と、
折り曲げられた前記普通紙を加圧して接着することにより封書を作成する圧着部と、
を含む圧着封書作成装置を提供する。
本発明の第2の観点は、第1の観点に記載の圧着封書作成装置において、
前記折り曲げ部は、前記普通紙の送り方向の先頭部が当接する突き当て部と、前記送り方向に沿って配列された一対の折り込みローラと、前記折り込みローラの間に前記普通紙の側面を押し込む折り込み板とを含み、
前記突き当て部と前記折り込み板との距離を可変にすることにより、前記普通紙の用紙サイズに応じて折り曲げ寸法が可変である圧着封書作成装置を提供する。
本発明の第3の観点は、第1の観点に記載の圧着封書作成装置において、
さらに、前記普通紙の余剰部分の切除、または前記封書の分割を行う切断部を含む圧着封書作成装置を提供する。
本発明の第4の観点は、普通紙に粉体接着剤を塗布する塗布工程と、
前記普通紙を前記粉体接着剤の塗布面が内側となるように折り曲げる折り曲げ工程と、
折り曲げられた前記普通紙を加圧して接着することにより封書を作成する圧着工程と、
を含む圧着封書作成方法を提供する。
本発明の第5の観点は、第4の観点に記載の圧着封書作成方法において、
前記折り曲げ工程では、前記普通紙または前記封書のサイズに応じて、折り曲げ寸法を変化させる圧着封書作成方法を提供する。
本発明の第6の観点は、第4の観点に記載の圧着封書作成方法において、
さらに、前記普通紙の余剰部分の切除、または前記封書の分割を行う切断工程を含む圧着封書作成方法を提供する。
本発明によれば、作成量の多少に関わらず、多様なサイズの圧着封書を低コストにて作成することが可能な圧着封書作成技術を提供することができる。
また、特殊な専用用紙や煩雑な保管管理作業等を必要とすることなく、簡便に圧着封書を作成することが可能な圧着封書作成技術を提供することができる。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1および図2(a)〜(d)は、本発明の一実施の形態である圧着封書作成方法の作用の一例を示す概念図であり、図3は、本実施の形態の圧着封書作成方法を実施する圧着封書作成装置の構成の一例を示す概念図である。
図1に例示されるように、本実施の形態の圧着封書作成方法では、たとえば、市場に流通する普通紙18を、その短辺Sに平行に設けられた二つの折り目18a、折り目18bに沿って長辺Lを三つ折り(Z折り)し、後述の粉体接着剤Aを圧着面に塗布して圧着封書18Fを作成する。
たとえば、普通紙18が、短辺S=210mm、長辺L=297mmのA4サイズの場合には、長辺Lをほぼ3等分するように折り目18a、折り目18bを設けることで、長辺が210mm、短辺が99mmの大きさの圧着封書18Fが得られる。
図2(a)および(c)に例示されるように、折り目18a、折り目18bを境界とする三つ折りによって普通紙18の表面および裏面には宛名記載面18−1、可変情報記載面18−2、可変情報記載面18−3、および公開情報記載面18−4、可変情報記載面18−5、可変情報記載面18−6が形成され、これらの各々の面には、予め任意のプリンタ等によって情報が印刷されている。
普通紙18の宛名記載面18−1は、圧着封書18Fとして折り畳まれた時に外部から見える面であり、たとえば配達先の宛て名が印刷されている。
同様に、公開情報記載面18−4は、圧着封書18Fとして折り畳まれた時に外部から見える面であり、たとえば、差出人の情報が記載される。
普通紙18において、宛名記載面18−1と同じ表面に位置する可変情報記載面18−2および可変情報記載面18−3は、圧着封書18Fとして折り畳まれた状態では外部から隠蔽されて見えなくなる面であり、たとえば秘匿したい任意の情報等が印刷される。
同様に、公開情報記載面18−4と同じ裏面に位置する可変情報記載面18−5および可変情報記載面18−6は、圧着封書18Fとして折り畳まれた状態では外部から隠蔽されて見えなくなる面であり、たとえば秘匿したい任意の情報等が印刷される。
本実施の形態の場合には、図2(b)および図2(d)のように、圧着封書18Fとして折り畳まれた時に互いに対向する可変情報記載面18−2と可変情報記載面18−3、および可変情報記載面18−5、可変情報記載面18−6に粉体接着剤Aを塗布し、折り目18aおよび折り目18bにて三つ折りして圧着することで、圧着封書18Fが作成される。
本実施の形態にて用いられる粉体接着剤Aは、たとえば、通常のトナーと同様な製造法により平均粒径が約10μmの粉体を作成した後、シリカを外添して製造されている。粉体接着剤Aは、たとえば、メイン樹脂:65%、石油炭化水素樹脂:30%、その他の材料:5%の組成を有する。
本実施の形態の粉体接着剤Aの製造方法の一例をより具体的に例示する。この粉体接着剤Aは、秘匿情報等の印刷面である上述の可変情報記載面18−2、可変情報記載面18−3、および可変情報記載面18−5、可変情報記載面18−6を圧着封書18Fとして圧着した後の剥離開封時に、反対面への文字移りが発生しない粉体接着剤として開発されたものである。
先ず、結着樹脂として軟化温度110±4℃の炭化水素系樹脂(シクロオレフィンとエチレンの共重合体):90質量%以上、帯電制御剤:0.3〜3質量%、ワックス:1〜9質量%を用意する。
これらを、ミキサーにて混合し、その混合物を二軸スクリュー混練機にて温度をかけながら混練し、この混練物を冷却し、機械式粉砕機にて2mm程度にまで粉砕し、気流式粉砕機にてさらに微粒子にまで粉砕し、適切な粒子径に分級を行う。
その後、この混練粉砕物を、シリコンオイル又はアルキルジシラザンにて表面処理済みのシリカ微粒子:0.1〜5質量%(対混練粉砕品)及びアルミナを外添し、軟化温度106℃で、平均粒径(体積D50)9.0μmの、トナー状の透明な粉体接着剤Aを得る。
次に、上述のように普通紙18から圧着封書18Fを作成する本実施の形態の圧着封書作成装置について説明する。
図3は、適宜の型式のプリンタで情報を印字した後の普通紙18から圧着封書18Fを得るために使用される本実施の形態の圧着封書作成装置の主要部の構成を模式的に示す側断面図である。
同図において、圧着封書作成装置1はケーブルによって不図示のパーソナルコンピュータ等のホスト機器に接続されている。同図に示すように圧着封書作成装置1は、少なくとも接着剤塗布部2と、定着器4と、両面塗布搬送機構5と、第1折り曲げ部20、第2折り曲げ部30、圧着機構部40、切断機構50、給紙カセット61、排紙収納カセット62、を備えている。
上記接着剤塗布部2には、粉体接着剤Aが収容されている。接着剤塗布部2は、少なくとも、感光体ドラム6を中心にして、その感光体ドラム6の周面を取り囲むように配置された帯電器7、記録ヘッド8、粉体接着剤現像器9、その粉体接着剤現像器9の下部側面開口部に回転可能に保持される現像ローラ11を備えている。上記感光体ドラム6と現像ローラ11とは、その対向部で現像部を形成している。
更に、接着剤塗布部2には、上記の感光体ドラム6の下面に接して搬送ベルト12が配置され、この搬送ベルト12を介して感光体ドラム6の下面に圧接する転写ローラ13が配置されている。上記感光体ドラム6、搬送ベルト12及び転写ローラ13は、それらの対向部で転写部を形成している。
上記の搬送ベルト12は、駆動ローラ14と従動ローラ15に掛け渡されて張設され、図の反時計回り方向に循環移動するように構成されている。
そして、その搬送ベルト12の、用紙搬送方向(図の右から左方向)下流側に定着器4が配置されている。定着器4は、少なくとも加熱ローラ16と押圧ローラ17を備えている。
第1折り曲げ部20は、複数の搬送兼用折り込みローラ21、搬送ローラ22、搬送兼用折り込みローラ23と、折り込み板24、突き当て板25を備えており、後述のようにして、普通紙18に折り目18aを形成する動作を行う。
第2折り曲げ部30は、複数の搬送ローラ31、搬送兼用折り込みローラ32、搬送兼用折り込みローラ33と、折り込み板34、突き当て板35を備えており、後述のようにして、普通紙18に折り目18bを形成する動作を行う。
第1折り曲げ部20における突き当て板25と折り込み板24までの折り曲げ距離L1、および第2折り曲げ部30における突き当て板35と折り込み板34の折り曲げ距離L2は可変であり、後述のように、普通紙18の先頭側から折り目18aまでの長さ(折り曲げ距離L1に相当)と、折り目18aから次の折り目18bまでの長さ(折り曲げ距離L2に相当)が所望の値に可変となっている。
圧着機構部40は、折り畳まれた普通紙18の移動経路を挟んで配置された複数の圧着ローラ41および圧着ローラ42と、圧着ローラ41および圧着ローラ42の各々に張架されて周回する圧着無端ベルト43および圧着無端ベルト44を備えている。そして、粉体接着剤Aが塗布された状態で三つ折りされた普通紙18を圧着無端ベルト43と圧着無端ベルト44の間に挟んで切断機構50の方向に搬送しつつ加圧することにより、圧着封書18Fとする動作を行う。
切断機構50は、必要に応じて、圧着後の圧着封書18Fの余剰端部の切除や、圧着状態の一つの圧着封書18Fを、複数に等分する等の動作を行う。
すなわち、切断機構50は、任意の寸法の普通紙18を用いて、郵便規格に合致した圧着封書18Fを作成する場合に発生する余剰端の切除動作を行う。
また、切断機構50は、大判の普通紙18を用いて、一枚の普通紙18から複数の圧着封書18Fを同時に作成する際に、最後に個々の圧着封書18Fに切り離す動作を行う。
給紙カセット61は、普通紙18を接着剤塗布部2に供給する動作を行う。
排紙収納カセット62は、作成された圧着封書18Fを積層して収納する動作を行う。
上述のように、図2(a)〜(d)は、普通紙18の三つ折り前の展開された状態と、それへの粉体接着剤の塗布状態を示している。
尚、以下の図では、粉体接着剤Aの塗布部分をハッチング(図2(b),(d))を施して例示しているが、実際には粉体接着剤Aは前述したように透明であり、粉体接着剤Aを塗布した下地の普通紙18の紙面に予め印刷されている印刷画像(可変情報の印字文字又は画像、以下同様)は粉体接着剤Aの塗布層を通して透けて見えているものである。
また、普通紙18の宛名記載面18−1〜可変情報記載面18−6の紙面に印刷されている印刷画像は、公開可能な情報及び秘匿すべき情報ともに、手元にあるプリンタ(機種は問わない)で個人的に印刷したものでよい。
図2(a)は、接着剤無加工の普通紙18の宛名記載面18−1を有する第1面(表面)の三つ折り前の展開した状態を示している。そして、同図(b)は、その第1面の圧着すべき2面の可変情報記載面18−2及び可変情報記載面18−3に、粉体接着剤Aが塗布された状態を示している。
また、図2(c)は、上記接着剤無加工の普通紙18の差出人の公開情報記載面18−4を有する第2面(裏面)の三つ折り前の展開した状態を示している。そして、同図(d)は、その第2面の圧着すべき2面の可変情報記載面18−5及び可変情報記載面18−6に、粉体接着剤Aが塗布された状態を示している。
この図2(a)〜(d)及び前述の図3を再び用いて、本実施の形態における圧着封書作成装置1、および圧着封書作成方法の一例について以下に説明する。
先ず、上記接着剤塗布部2は、帯電器7で初期化帯電された感光体ドラム6の周面に、記録ヘッド8により所定のパターンの静電潜像を形成し、この静電潜像を、現像部で、現像ローラ11により粉体接着剤Aを現像する。
この場合、現像パターンとしては、接着面(この場合、可変情報記載面18−2、可変情報記載面18−3、および可変情報記載面18−5、可変情報記載面18−6)に粉体接着剤Aを全面塗布する場合には、これらの記載面の大きさに合わせた矩形パターンが用いられる。
また、前記接着面の外周部に額縁状に粉体接着剤Aを塗布する場合には、輪郭が当該接着面に一致する額縁状の矩形パターンを用いる。
また、互いに対応する接着面である可変情報記載面18−2、可変情報記載面18−3、および可変情報記載面18−5、可変情報記載面18−6の組合せのいずれか一方にのみ粉体接着剤Aを塗布してもよい。
搬送ベルト12は、普通紙18の三つ折り前の展開された長手方向を搬送方向として、普通紙18を図3及び図2(a)の矢印aで示すように搬送する。
接着剤塗布部2の現像部で現像された粉体接着剤Aの現像パターンの先端が接着剤塗布部2の転写部に回転搬送されてくるタイミングで、その転写部に、普通紙18の第1面の圧着すべき2面の可変情報記載面18−2および可変情報記載面18−3の転写開始部が搬送されてくる。
そして、可変情報記載面18−2および可変情報記載面18−3に、接着剤塗布部2の転写部により粉体接着剤Aの現像パターンが転写される。
第1面の圧着すべき2面の可変情報記載面18−2及び可変情報記載面18−3に、粉体接着剤Aが転写された普通紙18は、図3及び図2(b)の矢印bで示すように搬送されて、第1面を上にして定着器4を通過し、通過しながら粉体接着剤Aが普通紙18の圧着すべき2面の可変情報記載面18−2及び可変情報記載面18−3に溶融固定されることによって定着される。
定着器4を通過した普通紙18は、図3及び図2(b)の矢印c及びdで示すように、両面塗布搬送機構5によって搬送され、その先で搬送を切り返される。
両面塗布搬送機構5により搬送を切り返された普通紙18は、切り返し前の搬送方向後端を切り返し後の搬送方向前端として、図3及び図2の矢印e、f、g、h及びiで示すように搬送され、第2面を上にし、公開情報記載面18−4の側を先頭にした状態で搬送ベルト12の上循環移動部による搬送状態となる。
そして、上記と同様の接着剤塗布部2による粉体接着剤Aの感光体ドラム6への現像と、その現像パターンの普通紙18の裏面の圧着すべき2面の可変情報記載面18−5及び可変情報記載面18−6への転写が行われる。
その後、普通紙18は、図3の及び図2(d)に示す矢印bで示すように搬送されて、第2面を上にして定着器4を通過し、通過しながら粉体接着剤Aが普通紙18の圧着すべき2面の18−5及び18−5に定着される。
定着器4を通過した普通紙18は、図3及び図2(b)の矢印jで示すように、第1折り曲げ部20に搬送されて粉体接着剤Aの普通紙18の両面への塗布が完了する。
そして、第1折り曲げ部20では、普通紙18は、矢印jで示す方向に搬送兼用折り込みローラ21と搬送ローラ22の間から突き当て板25に先端が当接するまで折り曲げ距離L1だけ移動して停止し、その状態で折り込み板24を突出させて普通紙18の側面を搬送兼用折り込みローラ21と搬送兼用折り込みローラ23の間に押し込むことにより、先端から折り曲げ距離L1の位置に形成された折り目18aにて折り畳まれた状態で、当該折り目18aを先頭にして第2折り曲げ部30の方向に、矢印kのように送り込まれる。
さらに、この第2折り曲げ部30では、第1折り曲げ部20から到来する普通紙18を搬送ローラ31と搬送兼用折り込みローラ32で挟み込んで先頭の折り目18aが突き当て板35に当接するまで折り曲げ距離L2だけ移動して停止し、その状態で、折り込み板34突出させて、折り目18bの位置で普通紙18の側面を搬送兼用折り込みローラ32と搬送兼用折り込みローラ33の間に押し込むことで、当該折り目18bを形成するように折り畳む。
これにより、第2折り曲げ部30の搬送兼用折り込みローラ32と搬送兼用折り込みローラ33から出て矢印mの方向に進む普通紙18は、粉体接着剤Aが塗布された可変情報記載面18−2と可変情報記載面18−3、可変情報記載面18−5と可変情報記載面18−6、がそれぞれ対面するように、折り目18aおよび折り目18bにて三つ折りに折り畳まれた状態となっている。
そして、このように折り畳まれた普通紙18は、搬送兼用折り込みローラ32および搬送兼用折り込みローラ33にて圧着機構部40の圧着無端ベルト43と圧着無端ベルト44の間に送り込まれて、粉体接着剤Aが塗布された可変情報記載面18−2と可変情報記載面18−3、可変情報記載面18−5と可変情報記載面18−6、がそれぞれ対面するように圧着され、圧着封書18Fとなる。
そして、必要に応じて、切断機構50にて余剰端部の切除や、分離切断等が行われた後に排紙収納カセット62に収納される。
ここで、たとえば、普通紙18としてA4サイズ(長辺L=297mm、短辺S=210mm)のものを使用し、その長辺L(297mm)をほぼ3等分するように折り目18aおよび折り目18bを形成し、三つ折りして圧着封書18Fを作成する場合には、上述の第1折り曲げ部20および第2折り曲げ部30における折り曲げ距離L1および折り曲げ距離L2として、同じ99mmが設定される。
これにより、短辺が99mm、長辺が210mmの圧着封書18Fが作成される。なお、この場合には、普通紙18に余剰端が発生しないので、切断機構50による切断は必要ない。
上述の説明では、一例として普通紙18がA4用紙の場合にて説明したが、これに限らず、封書の第一種郵便物、定形内郵便物規格、短辺:9.0〜12.0cm、長辺:14.0〜23.5cm、重量25g以内を満たす仕様の普通紙18を使えば、種々のサイズの封書作成が可能である。
また、ハガキの郵便物規格は、短辺:9.0cm〜10.7cm、長辺:14.0cm〜15.4cm、重量;2〜6g、であり、上述の封書の郵便物規格と重複しているため、明らかに、本実施の形態の圧着封書作成装置1によってZ折り圧着ハガキの作成も可能である。
また、普通紙18としてA3サイズを使用し、二つ分の圧着封書18Fの印刷情報を、普通紙18の搬送方向に直交する方向に並べて印刷しておき、上述と同様の方法にて接着剤塗布部2における粉体接着剤Aの塗布、第1折り曲げ部20および第2折り曲げ部30における三つ折り、圧着機構部40における圧着を行った後、切断機構50において、中央部を二等分することにより、複数の圧着封書18Fを1工程(1パス)にて作成することもできる。
以上説明したように、本実施の形態の圧着封書作成装置、圧着封書作成方法によれば、以下の効果が得られる。
(1)特殊な接着剤が塗布済みの寿命管理等が煩雑な特殊専用用紙等を用いることなく、一般の普通紙18を用いて簡単に圧着封書18Fが作成可能となる。
(2)必要な枚数の普通紙18に後塗りで粉体接着剤Aを塗布して圧着封書18Fを作成するので、少量の圧着封書18Fでも大量の圧着封書18Fでも随意に作成可能である。かつ少量の圧着封書18Fを作成する場合、作成のトータルコストは従来技術の圧着封書の作成方式に比べて安価である。
(3)専門業者に委託しなくとも各事業所や個人等で、普通紙18に対する所望の情報の印刷から、圧着封書18Fの作成までが可能となるため、少量の圧着封書18Fでも大量の圧着封書18Fでもすばやく作成して、郵送できる。
(4)使用する紙が市販の普通紙18(たとえばA4等)で可能な為、いろいろなルートから入手しやすく、コスト低減や納期の短縮化が図れる。
(5)従来技術の封筒タイプのように多種類の専用機を用意する必要がなく、汎用の図示しないプリンタと本実施の形態の圧着封書作成装置1とを用意するだけで圧着封書18Fを作成できる。従って、トータル設備投資が安く済み、また多数台の機械設備を置く必要がないため省スペースである。
(6)従来技術の貼り付けタイプの接着剤は高温多湿に弱いが、本実施の形態の粉体接着剤Aは通常の高温多湿に耐える。このため、保管管理等が極めて容易である。
(7)従来技術の張付けタイプの接着剤有効期間(たとえば1ケ月)に比べて、粉体接着剤Aの寿命がはるかに長いため、粉体接着剤Aの寿命や品質管理を意識することなく、個人等でも取り扱いが容易である。
(8)従来技術の貼り付けタイプの圧着封筒にくらべて、本実施の形態の粉体接着剤Aは、圧着封書18Fを積み重ねたり、重いものを載せたりして過加重を加えても、過接着することはなく接着力は安定である。
(9)ハガキサイズはもとより、様々なサイズの圧着封書18Fの作成が可能である。
(10)第1折り曲げ部20および第1折り曲げ部20により、折り目18aおよび折り目18bの位置、すなわち、折り曲げ距離L1、折り曲げ距離L2等で定まる圧着封書18Fの幅寸法を、普通紙18の幅寸法に関係なく随意に設定でき、多様なサイズの圧着封書18Fを作成できる。
(11)任意の寸法の普通紙18を用いて、郵便規格に合致した圧着封書18Fを作成する場合に発生する余剰端の切除動作を行う切断機構50を設けたので、余剰端部の発生の有無に制約されることなく、任意のサイズの普通紙18を用いて任意のサイズの圧着封書18Fを作成できる。
また、大判の普通紙18を用いて、一枚の普通紙18から複数の圧着封書18Fを同時に作成する際に、最後に切断機構50が個々の圧着封書18Fに切り離す動作を行うことにより、一枚の普通紙18から複数の圧着封書18Fを同時に作成でき、作成効率が向上する。
すなわち、本発明の上述の実施の形態の圧着封書作成装置1、および圧着封書作成方法によれば、作成量の多少に関わらず、多様なサイズの圧着封書を低コストにて作成することが可能となる。
また、特殊な専用用紙や煩雑な保管管理作業等を必要とすることなく、普通紙18を用意するだけで簡便に圧着封書を作成することが可能となる。
なお、本発明は、上述の実施の形態に例示した構成に限らず、その趣旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。
たとえば、折り目が一つの二つ折り(V折り)の圧着封筒や圧着はがきの作成に適用してもよい。
本発明の一実施の形態である圧着封書作成方法の作用の一例を示す概念図である。 (a)〜(d)は、本発明の一実施の形態である圧着封書作成方法の作用の一例を示す概念図である。 本発明の一実施の形態である圧着封書作成方法を実施する圧着封書作成装置の構成の一例を示す概念図である。
符号の説明
1 圧着封書作成装置
2 接着剤塗布部
4 定着器
5 両面塗布搬送機構
6 感光体ドラム
7 帯電器
8 記録ヘッド
9 粉体接着剤現像器
11 現像ローラ
12 搬送ベルト
13 転写ローラ
14 駆動ローラ
15 従動ローラ
16 加熱ローラ
17 押圧ローラ
18 普通紙
18−1 宛名記載面
18−2 可変情報記載面
18−3 可変情報記載面
18−4 公開情報記載面
18−5 可変情報記載面
18−6 可変情報記載面
18F 圧着封書
18a 折り目
18b 折り目
20 第1折り曲げ部
21 搬送兼用折り込みローラ
22 搬送ローラ
23 搬送兼用折り込みローラ
24 折り込み板
25 突き当て板
30 第2折り曲げ部
31 搬送ローラ
32 搬送兼用折り込みローラ
33 搬送兼用折り込みローラ
34 折り込み板
35 突き当て板
40 圧着機構部
41 圧着ローラ
42 圧着ローラ
43 圧着無端ベルト
44 圧着無端ベルト
50 切断機構
61 給紙カセット
62 排紙収納カセット
A 粉体接着剤
L 普通紙18の長辺
S 普通紙18の短辺
L1 折り曲げ距離
L2 折り曲げ距離
a〜m 普通紙18の移動方向を示す矢印

Claims (6)

  1. 普通紙に粉体接着剤を塗布する塗布部と、
    前記普通紙を前記粉体接着剤の塗布面が内側となるように折り曲げる折り曲げ部と、
    折り曲げられた前記普通紙を加圧して接着することにより封書を作成する圧着部と、
    を含むことを特徴とする圧着封書作成装置。
  2. 請求項1記載の圧着封書作成装置において、
    前記折り曲げ部は、前記普通紙の送り方向の先頭部が当接する突き当て部と、前記送り方向に沿って配列された一対の折り込みローラと、前記折り込みローラの間に前記普通紙の側面を押し込む折り込み板とを含み、
    前記突き当て部と前記折り込み板との距離を可変にすることにより、前記普通紙の用紙サイズに応じて折り曲げ寸法が可変であることを特徴とする圧着封書作成装置。
  3. 請求項1記載の圧着封書作成装置において、
    さらに、前記普通紙の余剰部分の切除、または前記封書の分割を行う切断部を含むことを特徴とする圧着封書作成装置。
  4. 普通紙に粉体接着剤を塗布する塗布工程と、
    前記普通紙を前記粉体接着剤の塗布面が内側となるように折り曲げる折り曲げ工程と、
    折り曲げられた前記普通紙を加圧して接着することにより封書を作成する圧着工程と、
    を含むことを特徴とする圧着封書作成方法。
  5. 請求項4記載の圧着封書作成方法において、
    前記折り曲げ工程では、前記普通紙または前記封書のサイズに応じて、折り曲げ寸法を変化させることを特徴とする圧着封書作成方法。
  6. 請求項4記載の圧着封書作成方法において、
    さらに、前記普通紙の余剰部分の切除、または前記封書の分割を行う切断工程を含むことを特徴とする圧着封書作成方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012135887A (ja) * 2010-12-24 2012-07-19 Riso Kagaku Corp 郵便物作成装置
US10828923B2 (en) * 2016-07-01 2020-11-10 Fuji Xerox Co., Ltd. Pressure-printed material preparing apparatus

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