JP2008137363A - 圧着郵便物の作成方法 - Google Patents

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Goshi Mitsui
郷史 三井
Toshiaki Kanemura
俊明 金村
Yoichi Tamagawa
洋一 玉川
Yuichiro Iegaki
雄一郎 家垣
Katsumi Maeda
克己 前田
Hideki Takahashi
秀樹 高橋
Hideyoshi Niinuma
英好 新沼
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Abstract

【課題】三つ折り用紙を用いて二つ折りの圧着はがきを作成する場合におけるコスト低減を実現することが可能な圧着はがきの作成技術を提供する。
【解決手段】三つ折りはがき用紙18を圧着して二つ折り圧着はがき18Vを作成する場合に、可変情報が印刷される秘匿情報記載面18−3と秘匿情報記載面18−2を接着するために秘匿情報記載面18−3に塗布される粉体接着剤Aの量よりも、単に接着されるだけの不使用面18−5と不使用面18−6とを接着するために不使用面18−6に塗布される粉体接着剤A1の量を少なくすることにより、粉体接着剤の使用量を削減してコスト低減を実現する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、秘匿すべき秘密情報を印刷した葉書、封筒、その他の書類の秘密情報印刷面に対して対向する面の少なくとも一方の面に接着剤を塗布して圧着はがきや封書等を作成する技術に関する。
従来、特定の個人のみへ文字情報を伝達するために、一般に、文字記載物を封書の形態にし、開封後に始めて当該個人が文字情報を確認できるようにしていた。
近年、個人情報保護が厳しく問われるようにもなり、各種事業所等では、例えば、個人の各種データ、成績表、給与明細書等の個人情報は、これを文字記載物の内部の印字箇所に記録して、印字箇所の周縁部もしくは文字記載物の全面を接着や圧着により封筒状やカード状にして配布したりしている。
このうち、はがきサイズのカード状のものは圧着はがきと呼ばれており、通常の郵便はがきと同じ料金で利用できることから、情報提供者側の利便性が高い印字(印刷)情報秘匿システムとして、広告宣伝のダイレクトメール等にも汎用されている。
ところで、特許文献1等に開示されているように、二つ折りの圧着はがきとしては、往復はがきのようなサイズの二つ折り用紙を二つ折りにして用いる方法と、より長い三つ折り用紙を二つ折りの圧着はがきとして用いる方法の二通りが考えられる。
前者の場合、秘匿すべき可変情報が印刷される二つ折りの対向接着面の少なくとも一方に接着剤を塗布して張り合わせて用いられる。
後者の場合には、2対の対向接着面が存在し、そのうちの1対のみが秘匿すべき可変情報の印刷に用いられ、他方の対向接着面は圧着形態を維持するために単に張り合わせるだけである。
ところで、二つ折り用紙の場合、宛て名の印刷面と、可変情報の印刷面は、当該用紙の表裏両面に必ず分かれて存在するため、プリンタで印刷する場合には、両面印刷となり、印刷の所用時間が長くなるという技術的課題がある。
これに対して、三つ折り用紙の場合には、上述の2対の対向接着面のうち、宛て名の印刷面の側を用いることで、可変印刷および宛て名印刷を片面印刷にて実行することが可能になり、印刷時間を大幅に短縮できる。
三つ折り用紙を用いて二つ折りの圧着はがきを作成する場合には、当該三つ折り用紙を三つ折りおよび二つ折りの圧着はがきの作成に共通に用いることができるため、取り扱いの効率も良くなる。
ところが、三つ折り用紙を用いて二つ折りの圧着はがきを作成する場合には、上述のように2対の対向接着面が存在するため、二つ折り用紙の場合よりも接着剤の使用量が多くなり、接着剤のコストが余分に掛かる、という技術的課題がある。
特開2005−088370号公報
本発明の目的は、三つ折り用紙を用いて二つ折りの圧着郵便物を作成する場合におけるコスト低減を実現することが可能な圧着郵便物の作成技術を提供することにある。
本発明の他の目的は、三つ折り用紙を用いて二つ折りの圧着郵便物を作成する場合における情報の秘匿性を向上させることが可能な圧着郵便物の作成技術を提供することにある。
本発明の第1の観点は、三つ折り用紙を用いて二つ折りの圧着郵便物を作成する圧着郵便物の作成方法であって、
秘匿すべき可変情報が記録される一対の第1接着面の少なくとも一方に塗布される第1接着剤の量よりも、前記可変情報の記録に使用されない一対の第2接着面の少なくとも一方に塗布される第2接着剤の量を少なくする圧着郵便物の作成方法を提供する。
本発明の第2の観点は、第1の観点に記載の圧着郵便物の作成方法において、
前記第2接着面に塗布される前記第2接着剤に有色のトナーを混在させる圧着郵便物の作成方法を提供する。
本発明の第3の観点は、第1の観点に記載の圧着郵便物の作成方法において、
前記第2接着面には、前記第2接着剤としてトナーを用いる圧着郵便物の作成方法を提供する。
本発明の第4の観点は、第1の観点に記載の圧着郵便物の作成方法において、
前記三つ折り用紙の一端の折面を折り曲げることにより、前記第1および第2接着面を当該三つ折り用紙の片面に揃えた状態で、前記第1および第2接着剤の塗布を行う圧着郵便物の作成方法を提供する。
本発明によれば、三つ折り用紙を用いて二つ折りの圧着郵便物を作成する場合におけるコスト低減を実現することができる。
また、三つ折り用紙を用いて二つ折りの圧着郵便物を作成する場合における情報の秘匿性を向上させることができる。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1(a)〜(d)は、本発明の一実施の形態である圧着はがきの作成方法の作用の一例を示す概念図である。
本実施の形態の場合には、たとえば、図1(a)および(b)、(c)に例示されるような、官製はがきの3枚分の幅を有する三つ折りはがき用紙18を用いて、図1(d)に例示されるような二つ折り圧着はがき18Vを作成する。
すなわち、三つ折りはがき用紙18は、表側(第1面)は、宛名記載面18−1、秘匿情報記載面18−2、秘匿情報記載面18−3からなり、裏側(第2面)は、公開情報記載面18−4、不使用面18−5、不使用面18−6からなる。
表と裏の各面の位置関係は、宛名記載面18−1の裏側は不使用面18−6であり、秘匿情報記載面18−3の裏側は公開情報記載面18−4である。
三つ折りはがき用紙18としては、たとえば、104.7g/mの用紙を使用することができる。
宛名記載面18−1は、宛て名の記載に使用される。
秘匿情報記載面18−2および秘匿情報記載面18−3は、発信人と受け取り人以外には、配達中に秘匿すべき任意の可変情報が記録される。この二つの面は、配送時には、密着状態に張り合わせられる。
公開情報記載面18−4は、二つ折り圧着はがき18Vの状態で宛名記載面18−1の裏側になる部分であり、宛名記載面18−1と同様に、二つ折り圧着はがき18Vが圧着状態か否かに関係なく、外部から見える面である。
不使用面18−5および不使用面18−6は、二つ折り圧着はがき18Vとしての使用時には秘匿可変情報の記録には使用されず、単に、二つ折り圧着はがき18Vのはがき形状を維持すべく張り合わせられる部分である。
本実施の形態の場合、秘匿情報記載面18−2および秘匿情報記載面18−3のいずれか1面(この場合、秘匿情報記載面18−3)に塗布される粉体接着剤A(第1接着剤)の量よりも、不使用面18−5および不使用面18−6を張り合わせるために、両者の一方(この場合、不使用面18−6)に塗布される粉体接着剤A1(第2接着剤)の量を、たとえば50%程度少なくする。
粉体接着剤Aと粉体接着剤A1とは、同一の粉体接着剤でもよく、あるいは後述のように、異質のものでもよい。
これにより、三つ折りはがき用紙18を用いて二つ折り圧着はがき18Vを作成する場合における不使用面18−5と不使用面18−6とを張り合わせるために用いられる粉体接着剤A1の量を大幅に削減でき、コストダウンを図ることができる。
なお、不使用面18−6に対する粉体接着剤A1の塗布方法としては、不使用面18−6の全面にベタに塗布する場合には、塗布厚さを薄くすることで粉体接着剤A1の使用量を減らしてもよい。
あるいは、たとえば、電子写真方式で、不使用面18−6に粉体接着剤A1を網点のように孤立パターンで塗布する場合には当該網点の数を間引くことで、粉体接着剤A1の塗布量を減らしてもよい。
あるいは、不使用面18−6の全周と、その内側の中央部の市松模様等の間引き模様との組み合わせにて粉体接着剤A1を塗布することで粉体接着剤A1の使用量を減らしてもよい。
このように不使用面18−6の粉体接着剤A1の量を減らしても、不使用面18−6および不使用面18−5には、粉体接着剤A1の接着力を低下させる要素である可変情報等の印刷パターンが存在しないので、粉体接着剤A1の塗布量を減らしても、不使用面18−5と不使用面18−6との間の十分な接着強度を実現できる。
図1の例では、三つ折りはがき用紙18の表側の秘匿情報記載面18−3および裏側の不使用面18−6の各々に粉体接着剤A、粉体接着剤A1を塗布するために、両面印刷が必要となるが、図2に例示されるように、秘匿情報記載面18−3の側を反対側に先折し、折り返した秘匿情報記載面18−3の側を先頭にして塗布装置に供給することで、秘匿情報記載面18−3および不使用面18−6の各々に片面印刷にて粉体接着剤Aおよび粉体接着剤A1を塗布することができる。
粉体接着剤Aおよび粉体接着剤A1を構成する粉体接着剤としては、たとえば、高分子樹脂系で、熱による接着成分を有するものを用いることができる。下地の印刷に対して若干組成が異なるほうが、相溶しずらく表面剥離が発生しづらい。
その他の添加剤としては、後述のような仮定着時のロールへの付着(ホットオフセット、コールドオフセット)防止のため、ワックス等が分散されたものが好ましい。
また、この粉体接着剤A、粉体接着剤A1は、たとえば、プリンタの現像プロセスにより、三つ折りはがき用紙18への目的パターンでの塗布を行うため、トナーのような帯電制御が行われていることが望ましい。これにより、目的の塗布量を三つ折りはがき用紙18上の任意の場所に塗布することが可能になる。
その他、現像プロセス中の粉体の流れを確保するために、接着剤にはトナーと同様に外添剤で表面を覆い、流動性が確保されていることが望ましい。
粉体接着剤A、粉体接着剤A1としては、オレフィン系の樹脂を使用し、ワックス、帯電制御剤、等の外添処理が施されたものを使用することができる。
そして、三つ折りはがき用紙18の秘匿情報記載面18−3に粉体接着剤Aが塗布され、不使用面18−6に、より少量の粉体接着剤A1を塗布した後に、加熱圧着を行うことで、通常の官製はがき大の二つ折り圧着はがき18Vが構成される。
そして、受信人は、図1(d)のように、秘匿情報記載面18−2と秘匿情報記載面18−3を剥離することで、二つ折り圧着はがき18Vの可変情報を読むことができる。
上述の例では、三つ折りはがき用紙18から二つ折り圧着はがき18Vを作成する場合を例示したが、二つ折り圧着封筒を作成する場合に適用してもよい。
その場合には、秘匿情報記載面18−3には、外周部に額縁状に粉体接着剤Aが塗布されることによって、秘匿情報記載面18−2および秘匿情報記載面18−3によって周辺部が封着された状態の封筒が構成される。
また、不使用面18−6には、全面に粉体接着剤A1が塗布されるが、その際に、外周部には、額縁状に塗布し、中央部は、薄く塗布することで、粉体接着剤A1の使用量を減らすことができる。中央部の粉体接着剤A1の削減量については、粉体接着剤A1の特性に応じて減らすことができる。
次に、上記のように、三つ折りはがき用紙18を使用して二つ折り圧着はがき18Vを作成する場合に、秘匿情報記載面18−3と不使用面18−6に異なる量の粉体接着剤A及び粉体接着剤A1を塗布する装置の具体例を以下に説明する。
図3は、秘匿情報印字面に適宜の型式のプリンタで可変情報を印字した後の三つ折り圧着用はがきの上記可変情報の印字面に重ねて、上述した粉体接着剤A及び粉体接着剤A1を塗布するために使用される粉体接着剤塗布装置の主要部の構成を模式的に示す側断面図である。
なお、以下の説明では、三つ折りはがき用紙18の秘匿情報記載面18−3に塗布される粉体接着剤Aと、不使用面18−6に塗布される粉体接着剤A1は、同一の種類のものを用いることとし、塗布量を変化させるものとする。
同図において、粉体接着剤塗布装置1はケーブルによって不図示のパーソナルコンピュータ等のホスト機器に接続されている。同図に示すように粉体接着剤塗布装置1は、第1の画像形成部2と、定着器4と、両面印刷搬送機構5とを備えている。
上記第1の画像形成部2には、上述の粉体接着剤Aまたは粉体接着剤A1として機能する接着剤が収容されている。
第1の画像形成部2は、少なくとも、感光体ドラム6を中心にして、その感光体ドラム6の周面を取り囲むように配置された帯電器7、記録ヘッド8、粉体接着剤現像器9、その粉体接着剤現像器9の下部側面開口部に回転可能に保持される現像ローラ11を備えている。上記感光体ドラム6と現像ローラ11とは、その対向部で現像部を形成している。
更に、第1の画像形成部2には、上記の感光体ドラム6の下面に接して搬送ベルト12が配置され、この搬送ベルト12を介して感光体ドラム6の下面に圧接する転写ローラ13が配置されている。上記感光体ドラム6、搬送ベルト12及び転写ローラ13は、それらの対向部で転写部を形成している。
上記の搬送ベルト12は、駆動ローラ14と従動ローラ15に掛け渡されて張設され、図の反時計回り方向に循環移動するように構成されている。
そして、その搬送ベルト12の、用紙搬送方向(図の右から左方向)下流側に定着器4が配置されている。定着器4は、少なくとも加熱ローラ16と押圧ローラ17を備えている。
図4(a)〜(d)は、三つ折り圧着用はがきの三つ折り前の展開された状態と、それへの粉体接着剤の塗布状態を示す図である。
尚、以下の図では、粉体接着剤の塗布部分をハッチング(図4(b),(d))で示しているが、実際には粉体接着剤A、粉体接着剤A1は透明であり、粉体接着剤を塗布した下地の紙面に予め印刷されている印刷画像(可変情報の印字文字又は画像、以下同様)は粉体接着剤の塗布層を通して透けて見えているものである。
また、三つ折りはがき用紙18の紙面に印刷されている印刷画像は、公開可能な情報及び秘匿すべき情報ともに、手元にあるプリンタ(機種は問わない)で個人的に印刷したものでよい。
図4(a)は、接着剤無加工の三つ折りはがき用紙18の宛名記載面18−1を有する第1面(表面)の三つ折り前の展開した状態を示している。そして、同図(b)は、その第1面の圧着すべき2つの秘匿情報記載面18−2および秘匿情報記載面18−3のうち、秘匿情報記載面18−3に、所定量の粉体接着剤Aが塗布された状態を示している。
また、図4(c)は、上記接着剤無加工の三つ折りはがき用紙18の差出人の公開情報記載面18−4を有する第2面(裏面)の三つ折り前の展開した状態を示している。そして、図4(d)は、その第2面の圧着すべき2面の不使用面18−5および不使用面18−6に、上述の粉体接着剤Aと、同一種類で当該粉体接着剤Aよりも量の少ない粉体接着剤A1が塗布された状態を示している。
この図4(a)〜図4(d)及び前述の図3を再び用いて、本発明における粉体接着剤の基本的塗布方法について以下に説明する。
先ず、上記第1の画像形成部2は、帯電器7で初期化帯電された感光体ドラム6の周面に、記録ヘッド8により所定のパターンの静電潜像を形成し、この静電潜像を、現像部で、現像ローラ11により粉体接着剤Aを現像する。
搬送ベルト12は、三つ折りはがき用紙18の三つ折り前の展開された長手方向を搬送方向として、三つ折りはがき用紙18を図3及び図4(a)の矢印aで示すように搬送する。
第1の画像形成部2の現像部で現像された粉体接着剤Aの現像パターンの先端が第1の画像形成部2の転写部に回転搬送されてくるタイミングで、その転写部に、三つ折りはがき用紙18の第1面の圧着すべき秘匿情報記載面18−3の転写開始部が搬送されてくる。
そして、この秘匿情報記載面18−3に、第1の画像形成部2の転写部により粉体接着剤Aの現像パターンが転写される。
第1面の圧着すべき秘匿情報記載面18−2および秘匿情報記載面18−3の一方の秘匿情報記載面18−3に、所定量の粉体接着剤Aが転写された三つ折りはがき用紙18は、図3及び図4(b)の矢印bで示すように搬送されて、第1面を上にして定着器4を通過し、通過しながら粉体接着剤Aが三つ折りはがき用紙18の圧着すべき秘匿情報記載面18−2および秘匿情報記載面18−3のうちの秘匿情報記載面18−3に定着される。
定着器4を通過した三つ折りはがき用紙18は、図3及び図4(b)の矢印c及び矢印dで示すように、両面印刷搬送機構5によって搬送され、その先で搬送を切り返される。
両面印刷搬送機構5により搬送を切り返された三つ折りはがき用紙18は、切り返し前の搬送方向後端を切り返し後の搬送方向前端として、図3及び図4の矢印e、f、g、h及びiで示すように搬送され、第2面の側を上にして搬送ベルト12の上循環移動経路による搬送状態となる。
そして、本実施の形態の場合、上述の粉体接着剤Aの場合よりも粉体接着剤A1の現像量(転写量)が少なくなるように、第1の画像形成部2による粉体接着剤A1の感光体ドラム6への現像と、その現像パターンの三つ折りはがき用紙18の裏面の圧着すべき2面の不使用面18−5および不使用面18−6の一方の不使用面18−6への転写が行われる。
このように秘匿情報記載面18−3に塗布される粉体接着剤Aよりも、不使用面18−6に塗布される粉体接着剤A1の量を少なくする方法としては、上述のように、不使用面18−6に転写される粉体接着剤A1の実効的な転写面積を、秘匿情報記載面18−3の粉体接着剤Aの場合よりも少なくなるように間引き転写パターンや網点を形成する方法を用いることができる。
あるいは、不使用面18−6に対する粉体接着剤A1の転写厚さを、秘匿情報記載面18−3に対する粉体接着剤Aの転写厚さよりも薄くすることで、粉体接着剤A1の量を粉体接着剤Aよりも相対的に少なくするように、第1の画像形成部2における現像動作等を制御する方法でもよい。
その後、三つ折りはがき用紙18は、図3の及び図4(d)に示す矢印bで示すように搬送されて、第2面を上にして定着器4を通過し、通過しながら粉体接着剤A及び粉体接着剤A1が三つ折りはがき用紙18の圧着すべき2面の不使用面18−5および不使用面18−6のうちの不使用面18−6に定着される。
定着器4を通過した三つ折りはがき用紙18は、図3及び図4(b)の矢印jで示すように、搬送されて機外に排出され、粉体接着剤A及び粉体接着剤A1の三つ折りはがき用紙18の両面への塗布が完了する。
図5(a)は、そのように粉体接着剤A及び粉体接着剤A1を塗布された三つ折りはがき用紙18を三つ折りにした状態を示す図であり、図5(b)は、三つ折りにした三つ折りはがき用紙18を熱圧着する貼付け工程(投函直前の圧着はがきの状態に作成する工程)を示す図である。
尚、図5(b)に示す貼付け工程では、粉体接着剤塗布装置1の定着器4を用い、定着器4の定着温度は、三つ折りはがき用紙18が三つ折りで3倍の紙厚になっているので、高い定着温度で定着器4を通すようにする。もちろん貼付け専用機としてもよい。
上述の場合には、三つ折りはがき用紙18の第1面の秘匿情報記載面18−3と、第2面の不使用面18−6の各々に対する粉体接着剤Aおよび粉体接着剤A1の塗布のために、両面印刷(塗布)を行ったが、上述の図2のように、先折により、片面印刷(塗布)で済ますことも可能である。
すなわち、三つ折りはがき用紙18の第2面の不使用面18−6の側を上にして、送り方向に先頭側の秘匿情報記載面18−3を折り返して、不使用面18−6と秘匿情報記載面18−3が片面に揃うようし、折り返した秘匿情報記載面18−3の側を先頭にして矢印a,b,jのように搬送すれば、第1の画像形成部2を1回通過させるだけで、秘匿情報記載面18−3に対する粉体接着剤Aの塗布と、不使用面18−6に対する、粉体接着剤Aよりも少量の粉体接着剤A1の塗布を行うことができる。
この先折りの場合、後方の不使用面18−6が第1の画像形成部2を通過するタイミングで、感光体ドラム6に対する粉体接着剤A1の付着量を、先行の粉体接着剤Aの場合よりも少なくすることで、秘匿情報記載面18−3に対する粉体接着剤Aの転写(付着)量よりも、不使用面18−6に対する粉体接着剤A1の転写(付着)量を相対的に少なくするように第1の画像形成部2の動作を制御する。
このように、本実施の形態1によれば、三つ折りはがき用紙18を用いて二つ折り圧着はがき18Vを作成する際において、再剥離される秘匿情報記載面18−2および秘匿情報記載面18−3を接着する粉体接着剤Aよりも、不使用面18−5と不使用面18−6を接着する粉体接着剤A1の量を相対的に少なくすることで、粉体接着剤A1の使用量を削減でき、三つ折りはがき用紙18を用いて二つ折り圧着はがき18Vを作成する際のコスト削減を実現できる。
通常、秘匿すべき可変情報の印刷に用いられるトナーやインクジェットのインクに対して粉体接着剤は接着しずらいため、秘匿情報記載面18−3に塗布される粉体接着剤Aの量は、この点を考慮して比較的多く必要となる。
これに対して、粉体接着剤A1によって接着される不使用面18−6および不使用面18−5には、印刷される可変情報が存在しないため、粉体接着剤A1の塗布量を少なくしても接着強度が低下することはない。
すなわち、三つ折りはがき用紙18から二つ折り圧着はがき18Vを作成する場合には、不使用面18−5および不使用面18−5には、粉体接着剤A1の接着力を低下させる印刷情報(可変情報)が存在しないことを利用して、接着力を低下させることなく、不使用面18−5と不使用面18−6を接着する粉体接着剤A1の量を減らすことができる。
本実施の形態1の変形例として、三つ折りはがき用紙18から、二つ折り圧着封書を作成する場合に適用することもできる。
その場合、秘匿情報記載面18−3の粉体接着剤Aは、当該秘匿情報記載面18−3の周辺部に対して額縁状に塗布される。
また、不使用面18−6には、秘匿情報記載面18−3の粉体接着剤Aはよりも少ない量の粉体接着剤A1を額縁状に塗布することで粉体接着剤A1の使用量を削減する。あるいは、不使用面18−6の全面にベタに粉体接着剤A1が塗布する場合には、額縁領域を除いた中央部の塗布量を50%程度に減らして塗布することで、粉体接着剤A1の使用量を削減する。
これにより、三つ折りはがき用紙18から、二つ折り圧着封書を作成する場合のコスト削減を実現できる。
なお、不使用面18−5、不使用面18−6に下地印刷が存在する場合には、下地の印刷材料、印字率等に応じて、粉体接着剤A1の減量を調整することができる。
また、上述の説明では、三つ折りはがき用紙18の第1面および第2面の異なる位置にある秘匿情報記載面18−3および不使用面18−6に粉体接着剤Aおよび粉体接着剤A1を塗布する場合を例示したが、互いに表裏をなして重なり合う中央の秘匿情報記載面18−2および不使用面18−5の各々に、粉体接着剤Aおよび粉体接着剤A1をそれぞれ塗布してもよい。
(実施の形態2)
図6は、本発明の他の実施の形態である圧着はがきの作成方法を実施する粉体接着剤塗布装置1Aの構成例を示す概念図である。
この実施の形態では、上述の粉体接着剤A1の代わりに、粉体接着剤Aとは異なる、たとえばトナー、またはトナーを含んだ接着剤(以下、トナーB(第2接着剤)と総称する)を、不使用面18−5および不使用面18−6の接着剤として使用する。この場合も、やはり、粉体接着剤AよりもトナーBの使用量を少なくする。
このため、本実施の形態の粉体接着剤塗布装置1Aでは、搬送ベルト12の上側経路の第1の画像形成部2の後方に第2の画像形成部3を配置している。第2の画像形成部3の構成は、上述した第1の画像形成部2と同様である。
第1の画像形成部2の粉体接着剤現像器9には、秘匿情報記載面18−3に塗布される粉体接着剤Aがセットされ、その後方に位置する第2の画像形成部3の粉体接着剤現像器9には、トナーBがセットされる。
このトナーBとしては、必要に応じて、秘匿情報記載面18−3および公開情報記載面18−4の透け防止を実現するために、着色材を含んだ不透明なトナーを用いることができる。
そして、上述の図4に例示したのと同様に、最初に三つ折りはがき用紙18の第1面を上向きにして、矢印aのように宛名記載面18−1の側を先頭にして搬送ベルト12にて第1の画像形成部2を通過させることで、秘匿情報記載面18−3に粉体接着剤Aを塗布する。
そして、矢印bのように定着器4を通過させて定着させた後、矢印c,d,e,fのように両面印刷搬送機構5にて送り方向を反転させた後、矢印g,h,i,aのように再び搬送ベルト12の上側経路に、第2面の側を上にして送り込み、今度は、第2の画像形成部3を不使用面18−6が通過する際に、トナーBを当該不使用面18−6に塗布する。
そして、矢印bのように定着器4を通過させてトナーBを不使用面18−6に定着させた後、矢印jのように外部に排出する。
なお、上述の図2のように、先折して、秘匿情報記載面18−3と不使用面18−6を同じ側に揃えた場合には、粉体接着剤塗布装置1Aの第1の画像形成部2および第2の画像形成部3の1回の通過によって、連続して粉体接着剤AおよびトナーBの塗布を完了することができる。
そして、上述のように秘匿情報記載面18−3に粉体接着剤Aが塗布され、不使用面18−6にトナーBが塗布された三つ折りはがき用紙18を、上述の図5に例示したように、三つ折りして圧着することにより、三つ折りはがき用紙18から、二つ折り圧着はがき18Vが作成される。
この場合、不使用面18−6に塗布されたトナーBが、当該不使用面18−6と不使用面18−5との接着を行うとともに、不透明で遮光機能も備えるため、秘匿情報記載面18−3および秘匿情報記載面18−2に印刷された可変情報が配送中の圧着状態において外部から透けて見えることが防止される。
このように、本実施の形態2では、不使用面18−6と不使用面18−5を接着する接着剤として、トナーまたはトナーを含んだ接着剤であるトナーBを用いることにより、不使用面18−5、不使用面18−6の下地の印刷状態等に影響されることなく接着力が増し、トナーBの塗布量をさらに削減して低コスト化を実現することができる。
また、着色材を含んだトナーBを用いることにより、秘匿情報記載面18−3および公開情報記載面18−4の記載情報が透けて見えることを防止できる。また、これにより、公開情報記載面18−4を、汎用の情報記載面として有効に利用することができる。
上述のトナーBに混入される着色材は不透明であれば何色でもよい。また、トナーの配合量は、透け防止機能を実現できる量でよく、必要な接着力に応じて塗布量を制御すればよい。
また、上述の粉体接着剤塗布装置1Aにおいて、第1の画像形成部2に粉体接着剤Aをセットし、第2の画像形成部3にトナーBをセットし、秘匿情報記載面18−3には第1の画像形成部2において粉体接着剤Aのみを塗布し、不使用面18−6には、第1の画像形成部2の粉体接着剤Aおよび第2の画像形成部3のトナーBを併用して塗布してもよい。
なお、本発明は、上述の実施の形態に例示した構成に限らず、その趣旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。
たとえば、上述の説明では、互いに張り合わされる秘匿情報記載面18−3および秘匿情報記載面18−2、不使用面18−6および不使用面18−5の各々のうち一方のみに粉体接着剤を塗布する例を示したが、双方に塗布してもよい。
あるいは、秘匿情報記載面18−3および秘匿情報記載面18−2は両方に粉体接着剤Aを塗布し、不使用面18−5および不使用面18−6では、いずれか一方にのみ粉体接着剤A1やトナーBを塗布してもよい。
(a)〜(d)は、本発明の一実施の形態である圧着はがきの作成方法の作用の一例を示す概念図である。 本発明の一実施の形態である圧着はがきの作成方法の作用の変形例を示す概念図である。 本発明の一実施の形態である圧着はがきの作成方法を実施する粉体接着剤塗布装置の構成例を示す概念図である。 (a)〜(d)は、三つ折り圧着用はがきの三つ折り前の展開された状態と、それへの粉体接着剤の塗布状態を示す図である。 (a)および(b)は、本発明の一実施の形態である圧着はがきの作成方法の作用の一例を示す概念図である。 本発明の他の実施の形態である圧着はがきの作成方法を実施する粉体接着剤塗布装置の構成例を示す概念図である。
符号の説明
1,1A 粉体接着剤塗布装置
2 第1の画像形成部
3 第2の画像形成部
4 定着器
5 両面印刷搬送機構
6 感光体ドラム
7 帯電器
8 記録ヘッド
9 粉体接着剤現像器
11 現像ローラ
12 搬送ベルト
13 転写ローラ
14 駆動ローラ
15 従動ローラ
16 加熱ローラ
17 押圧ローラ
18 三つ折りはがき用紙
18−1 宛名記載面
18−2 秘匿情報記載面(第1接着面)
18−3 秘匿情報記載面(第1接着面)
18−4 公開情報記載面
18−5 不使用面(第2接着面)
18−6 不使用面(第2接着面)
18V 二つ折り圧着はがき(圧着郵便物)
A 粉体接着剤(第1接着剤)
A1 粉体接着剤(第2接着剤)
B トナー(第2接着剤)

Claims (4)

  1. 三つ折り用紙を用いて二つ折りの圧着郵便物を作成する圧着郵便物の作成方法であって、
    秘匿すべき可変情報が記録される一対の第1接着面の少なくとも一方に塗布される第1接着剤の量よりも、前記可変情報の記録に使用されない一対の第2接着面の少なくとも一方に塗布される第2接着剤の量を少なくすることを特徴とする圧着郵便物の作成方法。
  2. 請求項1記載の圧着郵便物の作成方法において、
    前記第2接着面に塗布される前記第2接着剤に有色のトナーを混在させることを特徴とする圧着郵便物の作成方法。
  3. 請求項1記載の圧着郵便物の作成方法において、
    前記第2接着面には、前記第2接着剤としてトナーを用いることを特徴とする圧着郵便物の作成方法。
  4. 請求項1記載の圧着郵便物の作成方法において、
    前記三つ折り用紙の一端の折面を折り曲げることにより、前記第1および第2接着面を当該三つ折り用紙の片面に揃えた状態で、前記第1および第2接着剤の塗布を行うことを特徴とする圧着郵便物の作成方法。
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