JP2008062365A - シート状部材裁断搬送装置 - Google Patents

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Toshiaki Kanemura
俊明 金村
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Goshi Mitsui
郷史 三井
Yuichiro Iegaki
雄一郎 家垣
Katsumi Maeda
克己 前田
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Abstract

【課題】シート状部材を皺や縒りを発生させることなく搬送方向に裁断しながら搬送するシート状部材裁断搬送装置を提供する。
【解決手段】シート状部材裁断搬送装置11の回転刃28と二分割型搬送ローラ29は、二分割型搬送ローラ29の二個のローラ29a及び29bが回転刃28を両側から挟むようにして回転軸31に同軸に配置される。二個のローラ29a及び29bは用紙搬送方向に直交する方向(両方向矢印q)の中央側から端部側へ末広がりに傾斜する周面を有して構成される。したがって裁断搬送受台27を押圧するローラ29a及び29bの傾斜した周面から用紙Pが受ける摩擦力は搬送方向の中央部ほど弱く中央から離れるほど強い。これにより用紙Pは搬送方向に直交する方向の両端部方向へ引き広げられるような力を加えられて搬送されながら回転刃28により裁断される。
【選択図】 図5

Description

本発明は、シート状部材を皺や縒りを発生さることなく搬送方向に裁断しながら搬送するシート状部材裁断搬送装置に関する。
従来、例えば圧着はがきの作製システムにおいては、二連の圧着はがき用紙を圧着した後、裁断し、搬送し、その出来上がった圧着はがきを重ねてスタックに集積する工程が含まれている。
一般に、二連のはがき用紙として用いることが可能なシート状部材などを裁断するのに用いられる用紙裁断機には、用紙搬送方向に裁断する回転刃を設けたものや、用紙搬送方向に直交する方向に裁断する剪断刃を設けたものなどがある。
このような用紙裁断機で行われる用紙の裁断は、用紙が刃の部分を通過するときに回転刃が回転し、又は剪断刃がギロチン式に移動することで行われる。
また、これら回転刃を用いるロータリーカッタ方式と剪断刃を用いるギロチン方式の両方を用いて二方向の裁断を行う例も提案されている。(例えば、特許文献1参照。)
通常、圧着はがき用紙の各種処理工程中における搬送では、文字や画像の印字(又は印刷、以下同様)では、フルカラーの印字で各色のインクを正確に重ねて印字する必要がある。したがって、印字部では、位置ずれ無く、正確に搬送する必要がある。
また、秘匿情報が印字されている部分には、他にずれないように正確に接着剤を塗布する必要がある。したがって、接着剤の塗布部では、位置ずれ無く、正確に搬送する必要がある。
また、二連のはがき用紙で圧着はがきを作成する場合は、圧着処理の終了後には、二連の圧着はがきを独立した投函用の圧着はがきとして正確な切り離し位置で裁断する必要がある。したがって、裁断部では、位置ずれ無く、正確に搬送する必要がある。
特開2003−071785号公報([要約]、図1)
ところで、圧着はがきの裁断については、従来、通常の回転刃や剪断刃を用いて行われている。例えば二連から独立に切り離される圧着はがき用紙の切り離し処理で、圧着はがき用紙の搬送に位置ずれがあると、圧着はがき用紙に皺や縒りが発生して、圧着はがき用紙を正確に裁断することができなくなる。
圧着はがき用紙を正確に裁断するには、刃の剪断力が、圧着はがき用紙の位置をずらさないようにする必要がある。そして、そのためには、圧着はがき用紙を裁断前に固定する必要がある。
圧着はがき作製システムでは、圧着はがき用紙を上下からガイド等で挟みこんで固定したり、静電力で固定したり、または、それらを組み合わせたりする必要がある。しかし、これらの方法は、機構が複雑になり、コストもかかるといった問題があった。
さらに、圧着はがき用紙を固定するために、圧着はがき作製システム全体の流れを一旦止めなくてはならない。このため、処理能力の低下を招くといった問題もあった。
本発明の課題は、上記従来の実情に鑑み、例えば二連の圧着はがき用紙として用いることが可能なシート状部材を、皺や縒りを発生させることなく搬送方向に裁断しながら搬送するシート状部材裁断搬送装置を提供することである。
本発明のシート状部材裁断搬送装置は、少なくとも裁断搬送部と裁断搬送受台部とを有してシート状部材を搬送方向に裁断しながら搬送するシート状部材裁断搬送装置であって、上記裁断搬送部は、回転刃と、上記裁断搬送受台部の、上記シート状部材の搬送方向の直交方向中央部から端部にわたってそれぞれ延在して配置された二分割型搬送ローラと、を有し、上記シート状部材を上記直交方向の両端部方向へ引き広げるように力を加えながら搬送して裁断するように構成される。
上記二分割型搬送ローラは、例えば、同軸に設けられ、該軸に沿い、上記直交方向中央側から端部側へ末広がりに傾斜する周面を有する二個のローラからなるように構成され、また、例えば、同軸に設けられ、周面に螺旋状の突起または螺旋状の溝を有する二個のローラからなるように構成される。
このシート状部材裁断搬送装置においては、例えば、上記裁断搬送部は、上記回転刃を中央に、上記二分割型搬送ローラの各ローラを上記回転刃の両側に、それぞれ同軸に取り付けられるように構成してもよく、また、例えば、上記回転刃と上記二分割型搬送ローラを、上記直交方向に平行する二本の回転軸にそれぞれ別体で取り付け且つ上記回転刃の回転軸よりも上流に上記二分割型搬送ローラが配置されるように構成してもよい。
また、このシート状部材裁断搬送装置においては、例えば、上記裁断搬送部の上記シート状部材の搬送方向上流側に近接して上記二分割型搬送ローラと同様の他の二分割型搬送ローラを更に備えるように構成してもよく、また、例えば、上記裁断搬送部の上記シート状部材の搬送方向下流側に近接して上記二分割型搬送ローラと同様の他の二分割型搬送ローラを更に備えるように構成してもよく、また、例えば、上記裁断搬送部の上記シート状部材の搬送方向上流側と下流側にそれぞれ近接して上記二分割型搬送ローラと同様の他の二分割型搬送ローラを更に備えるように構成してもよい。
本発明によれば、搬送方向に直交する方向の両端部方向に引く力を持つ搬送ローラでシート状部材を搬送しながら裁断するので、シート状部材を、皺や縒りを発生さることなく搬送方向に裁断しながら搬送することができる。
また、皺や縒りが発生しないので、搬送方向に乱れが無く、これにより、裁断、搬送、集積を円滑に行うことができるシート状部材裁断搬送装置を提供することが可能となる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら説明する。
(実施形態1)
最初に、圧着シートを作成するために使用するトナー状の粉体接着剤の材料処方及び具体的な作製方法について説明する。尚、この粉体接着剤は、秘匿情報印刷面を圧着後の剥離開封時に、反対面への文字移りが発生しない粉体接着剤として開発されたものである。
先ず、結着樹脂として軟化温度110±4℃の炭化水素系樹脂(シクロオレフィンとエチレンの共重合体)90質量%以上、帯電制御剤0.3〜3質量%、ワックス1〜9質量%を用意する。
これらを、ミキサーにて混合し、その混合物を二軸スクリュー混練機にて温度をかけながら混練し、この混練物を冷却し、機械式粉砕機にて2mm程度にまで粉砕し、気流式粉砕機にてさらに微粒子にまで粉砕し、適切な粒子径に分級を行う。
その後、この混練粉砕物を、シリコンオイル又はアルキルジシラザンにて表面処理済みのシリカ微粒子0.1〜5質量%(対混練粉砕品)及びアルミナを外添し、軟化温度106℃で、平均粒径(体積D50)9.0μmの第2の粉体接着剤としてのトナー状の透明な粉体接着剤を得る。
(実施形態2)
図1は、実施形態2としての圧着シート作成装置の構成を示すブロック図である。尚、本例では、圧着シートの例として、三つ折り(Z折り)圧着はがきについて説明する。
同図に示すように、圧着シート作成装置1は、シート供給部2、本体装置3、完成はがき収納部4を備えている。
シート供給部2は、多枚数の可変情報を印字済みの圧着はがき用シートPが収容されており、不図示の供給機構により、圧着はがきシートPを一枚ずつ本体装置3に供給する。
本体装置3は、シート搬送方向上流側(図では右側)から下流側(図の左側)へ、仮折部5、接着剤塗布部6、仮・本定着部7、仮折り展開本折部8、形状整頓部9、及びシート状部材裁断搬送装置11で構成されている。
完成はがき収納部4は、本体装置3で完成された投函可能状態の圧着はがきP´を収容する。
ここで、本体装置3により、Z折り(三つ折り)圧着はがきを作成する場合に使用する圧着はがき用シートについて説明する。この場合、圧着はがき用シートとしては一般規格サイズの普通紙が用いられる。
図2は、圧着シート作製装置1によりZ折り圧着はがき用シートとして使用される用紙のサイズを示す図である。
同図はA3判の用紙の長手方向の一方の端部12を予め10.5cm切り捨てておいた用紙Pを示しており、二本の折り線15に沿って3つに折り、裁断線16に沿って裁断すると、それぞれ縦14.85cm、横10.5cmの2通のZ折り(三つ折り)圧着はがきを作製することが出来る。
ところで、圧着はがきは通常葉書に順ずるものとして取扱われているが、郵便法によれば、私製の通常はがきの一面の寸法は、長辺14〜15.4cm、短辺9〜10.7cmとなっている。したがって、上記図2に示すZ折り圧着はがきの一面の縦横の寸法は、郵政法で承認されているはがきの寸法の許容範囲の寸法である。
この図2に示す用紙Pは、仮折りのとき、粉体接着剤を塗布のとき、粉体接着剤を仮定着のとき、仮折り展開のとき、本折りのとき、及び本定着(圧着)のとき、いずれも矢印bで示す裁断線16方向に搬送される。
図3(a) 〜(f) は、図1に示す圧着シート作製装置1におけるZ折り圧着はがきの作製工程順に、図2に示したZ折り圧着はがき用の用紙Pの状態を平面図、斜視図、側断面図等で示す図である。
尚、図3には、圧着シート作製装置1における用紙Pの搬送方向を矢印dで示している。すなわち、用紙Pは、矢印d方向に搬送されながら、仮折り、接着剤塗布、仮定着、仮折り展開、3つ折り、圧着、切断分離の処理を経てZ折り圧着はがきとして完成される。
また、図3は、本来、シート状部材裁断搬送装置11で切断分離されるまでは図2に示したように用紙Pは2通分が連続しているが、判りやすく簡略に図示するために、1通分のみを示している。
また、図3に示すZ折り圧着はがき用の用紙Pは、第1面、第2面ともに3つの単面に分かれている。第1面の面A及び面Bには例えば請求明細書のような秘匿情報が2つの単面に連続して印刷され(勿論、単面ごとに別々でもよい)、面Cには、郵便番号、住所と宛名、識別用コード等が印刷されている。
また、第2面(裏面)も3つの単面に分かれており、図では陰になって見えないが、面Dには非秘匿情報と差出人名等が印刷されており、面E及び面Fには、面A及び面Bとは異なる秘匿情報が印刷されている。このZ折り圧着はがき用の用紙Pは、最終的に折り線15aで谷折りされ、折り線15bで山折りされる。
以下、図1乃至図3を用いて、本例のZ折り圧着はがき作製処理について説明する。先ず、図1のシート供給部2から秘匿情報を含む可変情報を印字(印刷)された用紙Pが本体装置3に供給される。
尚、この用紙Pの供給では、図1には、図示の煩雑さを避けるため、矢印方向に搬送される用紙PをZ折り圧着はがき1通分しか示していないが、実際には、図2に示したように、未だ裁断線16で連続したままのZ折り圧着はがき2通分の用紙Pが、図2の矢印b方向に搬送される。
上記のようにシート供給部2から給紙された用紙Pは、仮折部5に搬入される。仮折部5においては、用紙Pは、図3(b),(c) に示すように、用紙の一部(表裏で面Cと面Fの部分)が矢印jで示すように折り込まれる。この用紙の一部が折り込まれた用紙Pは、接着剤塗布部6へと搬送される。
接着剤塗布部6は、粉体接着剤収容部17、この粉体接着剤収容部17下端開口部に設けられた接着剤塗布ローラ18、この接着剤塗布ローラ18に対向して圧接する転写ローラ19、接着剤塗布ローラ18の周面を清掃するクリーナ21等で構成されている。
接着剤塗布部6に搬入された用紙Pは、接着剤塗布ローラ18と転写ローラ19とにより挟持されて搬送されながら上面に粉体接着剤22を塗布される。
この粉体接着剤22を塗布される上面は、図3(c) に示す面Fとこの折られた面Fに並んで露出する折られなかった面Aから成る表裏であり、この表裏それぞれの所定の面(面Fと面A)に、図3(d) に示すように、一度に粉体接着剤22を塗布される。
粉体接着剤22を塗布された用紙Pは、仮・本定着部7へと搬送される。仮・本定着部7の用紙搬入部には、下無端熱ベルト23と、この下無端熱ベルト23を上下内外から挟むようにして加圧ローラ24と25が配置されており、これにより仮定着部が形成されている。
また、下無端熱ベルト23には、上無端ベルト26が対向配置されており、これにより本定着部が形成されている。
これら下無端熱ベルト23及び上無端ベルト26の部材構成は、熱伝導率、耐久性、強度などにより決定されるが、本例では、金属(亜鉛鉱板又はSUS)基材に、クッション性を有するシリコンゴムをベルト外側に形成し、更にシリコンゴム上にオフセット防止の向上のためにテフロン(登録商標)加工を施してある。
上記の下無端熱ベルト23の下面(外側)に位置する加圧ローラ25は常時下無端熱ベルト23の下面に当接しており、加圧ローラ25に対向配置された加圧ローラ24は、仮定着のときは下方に移動して下無端熱ベルト23を加圧ローラ24に向けて押圧する。
これにより、用紙Pは、下無端熱ベルト23と加圧ローラ25によって挟持されて搬送されながら、熱と圧力を加えられて、粉体接着剤22が紙面に仮定着される。
この粉体接着剤22を紙面に仮定着された用紙Pは、続いて仮折り展開本折部8へと搬送される。仮折り展開本折部8に搬入された用紙Pは、先ず一旦上記折られた面が広げられて、仮折り前の状態に展開される。
図3(e) は、矢印mで示すように展開された用紙Pの第1面(表面の面A、面B、面C)を示しており、面Aには上記の粉体接着剤22が仮定着されている。また、図3(e) では、陰となって見えないが、第2面(裏面)の面Fには上記の粉体接着剤22が仮定着されている。
この後、仮折り展開本折部8において、用紙Pは、図3(f) に示すように、面Fが面E側に折り込まれ、続いていま折り込まれて面Fと二重になった面Bが面A側に折り込まれる。これにより用紙PがZ折りにされる。尚、上記のZ折りは通常の紙折り装置を仮折り展開本折部8に内装することによって行われる。
このようにZ折りにされた用紙Pは、再び仮・本定着部7へと搬送される。ただし、今度は用紙Pは、下無端熱ベルト23と上無端熱ベルト26とが対向配置されている本定着部に搬入される。
下無端熱ベルト23の内部には上述した加圧ローラ24を含む3個の加圧ローラが配設されており、上無端熱ベルト26の内部にも、下無端熱ベルト23内部の上記3個の加圧ローラと対になって対向する位置に3個の加圧ローラが配設されている。
これらの加圧ローラは、それぞれ無端熱ベルトを対向部方向へ押圧する。これにより、Z折りにされた用紙Pは、下無端熱ベルト23と上無端熱ベルト26とにより挟持されて搬送されながら、粉体接着剤22の塗布面(面A及び面F)とその対向面(面B及び面E)とがそれぞれ圧着される。
続いて用紙Pは、形状整頓部9へと搬送される。形状整頓部9では、用紙Pは、斜行を矯正され、搬送幅方向を位置合わせされて、更に、シート状部材裁断搬送装置11へと搬送される。
シート状部材裁断搬送装置11では、詳しくは後述するが、用紙Pは、二分割型搬送ローラにより搬送されながら、図2に示した裁断線16に沿って、回転刃により裁断され、独立した2通のZ折り圧着はがきP´として完成する。この完成した2通のZ折りの圧着はがきP´は、完成はがき収納部4に収納される。
図4(a) は、上記のシート状部材裁断搬送装置11の内部構成を模式的に示す斜視図であり、同図(b) はその裁断搬送部の正面図である。
同図(a) に示すように、シート状部材裁断搬送装置11は、裁断搬送受台部27と、回転刃28と、二分割型搬送ローラ29(29a、29b)とから成る裁断搬送部30を備えている。
上記の二分割型搬送ローラ29は、二個のローラ29a及び29bからなる。これら二個のローラ29a及び29bは、それぞれ、裁断搬送受台27上において、シート状部材である用紙Pの搬送方向(同図(a) の矢印n)の直交方向(同図(b) の両方向矢印q)の中央部から端部にわたって延在して配置される。
更に、これら二個のローラ29a及び29bは、回転軸31に沿い、上記の直交方向(両方向矢印q)の中央側から端部側へ末広がりに傾斜する周面を有して構成されている。
そして、この裁断搬送部30においては、同図(b) に示すように、回転刃28を中央にして、その両側に二個のローラ29a及び29bが配置され、これら回転刃28、二分割型搬送ローラ29の各ローラ29a及び29bが、回転軸31により、それぞれ同軸に取り付けられている。
二個のローラ29a及び29bは、図では傾斜した周面をそのまま示しているが、実際は、裁断搬送受台27に圧接しながら回転するので、裁断搬送受台27との圧接面は、裁断搬送受台27の平面と同様に水平となる。
すなわち、ローラ29a及び29bの傾斜した周面は、搬送方向の中央部ほど裁断搬送受台27との圧接力が弱く、中央から離れるほど裁断搬送受台27との圧接力が強い。
換言すれば、ローラ29a及び29bによって搬送される用紙Pは、搬送方向の中央部ほどローラ29a又は29bから受ける摩擦力が弱く、中央から離れるほどローラ29a又は29bから受ける摩擦力が強くなる。
図5(a),(b),(c) は、上記シート状部材裁断搬送装置11の動作状態を説明する図である。同図(a) に示すように、二連の圧着はがきから成る用紙Pは、図1の形状整頓部9からシート状部材裁断搬送装置11に、図5(a) に矢印rで示すように送り込まれる。
シート状部材裁断搬送装置11に搬入された用紙Pは、図5(b) に示すように、二分割型搬送ローラ29の二個のローラ29a及び29bにより搬送されるが、このとき上述したように、搬送方向の中央から離れるほどローラ29a又は29bから受ける摩擦力が強いため、搬送方向に直交する方向の両端部方向へ、引き広げられるような力を加えられながら搬送される。そして、回転刃28により裁断される。
用紙Pは、裁断前も裁断後も、搬送方向の直交方向両側へ引き広げられるような力を加えられながら搬送されるので、表面に皺や縒りの生じることなく、したがって、搬送方向に乱れを生じることもなく装置外に排出される。
また、裁断後も搬送方向の直交方向両側(以下、左右方向という)へ引かれるので、裁断分離された2枚の完成圧着はがきP´は裁断直後に左右方向に若干移動して隙間が発生する。
したがって、図5(c) に示すように、完成はがき収納部4に搬送する際に、完成はがき収納部4に集積のための仕切り板32等をその隙間に設置し易い。このように、仕切り板32等を設置できると、用紙の斜行、ジャム、集積不良等の不具合の発生を防止できるという利点もある。
更に、用紙Pは上記のように裁断直後に左右に移動するため、回転する回転刃28の先端部のみに接触し、それ以上には回転刃28との不必要な接触が生じないから、回転刃28に不要な損傷を与えることがない。そのため、回転刃28が長寿命になるという利点もある。
図6(a),(b),(c) は、参考のため、二分割型搬送ローラの二個のローラ周面に傾斜が形成されていない場合のシート状部材裁断搬送装置の不具合を伴った動作状態を示す図である。
同図(a) に示すように、形状整頓部9からシート状部材裁断搬送装置に送り込まれてきた用紙Pは、二分割型搬送ローラの二個のローラにより均等な摩擦搬送力で搬送される。しかし、同図(b) に示すように、裁断される際に加わる複雑な内部応力で、摩擦搬送力の均等さが乱れ、紙面に皺や縒り33が発生する。
また、たとえ皺や縒り33が発生しない場合でも、裁断分離された2枚の完成圧着はがきP´は、裁断後も裁断部を互いに接触させたまま搬送される状態となり、搬送方向に乱れを生じ、同図(c) に示すように、完成はがき収納部に乱雑な状態で集積されることになる。
(実施形態2の変形例)
図7(a) 〜(d) は、それぞれ実施形態2の変形例を示す図である。尚、図7(a) 〜(d) には、図4(a),(b) と同一の構成または同一の機能部分には図4(a),(b) と同一の番号を付与して示している。
先ず、同図(a) に示すシート状部材裁断搬送装置11aは、裁断搬送部30の構成が、
回転刃28と二分割型搬送ローラ29を、用紙搬送方向に直交する方向に平行する二本の回転軸31a及び31bに、それぞれ別体で取り付けられ、且つ回転刃28の回転軸31aよりも上流に二分割型搬送ローラ29が配置されるように構成されている。
また、同図(b) に示すシート状部材裁断搬送装置11bは、図4(a),(b) に示した裁断搬送部30の、用紙搬送方向上流側に近接して、裁断搬送部30の構成部分の二分割型搬送ローラ29と同様の他の二分割型搬送ローラ29を更に備えるように構成されている。
また、同図(c) に示すシート状部材裁断搬送装置11cは、図4(a),(b) に示した裁断搬送部30の、用紙搬送方向下流側に近接して、裁断搬送部30の構成部分の二分割型搬送ローラ29と同様の他の二分割型搬送ローラ29を更に備えるように構成されている。
また、同図(d) に示すシート状部材裁断搬送装置11dは、図4(a),(b) に示した裁断搬送部30の、用紙搬送方向上流側と下流側にそれぞれ近接して、裁断搬送部30の構成部分の二分割型搬送ローラ29と同様の他の二分割型搬送ローラ29を更に備えるように構成されている。
尚、図7(a) に示すシート状部材裁断搬送装置11aの構成では、回転刃28を押切刃に代えてもよい。また、図7(b) 〜(d) に示すシート状部材裁断搬送装置11(b) 〜11dの構成においても、裁断搬送部30の前後に他の二分割型搬送ローラ29が配置されているので、裁断搬送部30を単なる押切刃に代えることができる。
また、上記図7(a) 〜(d) に示すシート状部材裁断搬送装置11(a) 〜11dの構成においても、実施形態2の場合とほぼ同様の、またはそれ以上の作用効果が得られる。
(実施形態3)
図8は、実施形態3としてのシート状部材裁断搬送装置の構成を示す斜視図である。尚、図8には、図4(a),(b) と同一の構成部分には図4(a),(b) と同一の番号を付与して示している。
図8に示すように、本例のシート状部材裁断搬送装置11eは、回転刃28の両側に回転刃28と同軸に設けられている二分割型搬送ローラ34の2個のローラ34a及び34bは、その周面に螺旋状の突起又は溝35を形成されている。
この螺旋状の突起又は溝35は、搬送する用紙Pを搬送方向の幅方向外側へ引き広げるように作用する。これにより実施形態2の場合と同様の作用効果が得られる。
実施形態2としての圧着シート作成装置の構成を示すブロック図である。 圧着シート作製装置によりZ折り圧着はがき用シートとして使用される用紙のサイズを示す図である。 (a) 〜(f) は圧着シート作製装置におけるZ折り圧着はがきの作製工程順にZ折り圧着はがき用の用紙の状態を平面図、斜視図、側断面図等で示す図である。 (a) は圧着シート作製装置におけるシート状部材裁断搬送装置の内部構成を模式的に示す斜視図、(b) はその裁断搬送部の正面図である。 (a),(b),(c) はシート状部材裁断搬送装置の動作状態を説明する図である。 (a),(b),(c) は参考のため二分割型搬送ローラの二個のローラ周面に傾斜が形成されていない場合のシート状部材裁断搬送装置の不具合を伴った動作状態を示す図である。 (a) 〜(d) はそれぞれ実施形態2の変形例を示す図である。 実施形態3としてのシート状部材裁断搬送装置の構成を示す斜視図である。
符号の説明
1 圧着シート作成装置
2 シート供給部
3 本体装置
4 完成はがき収納部
5 仮折部
6 接着剤塗布部
7 仮・本定着部
8 仮折り展開本折部
9 形状整頓部
11(11a、11b、11c、11d、11e) シート状部材裁断搬送装置
12 切捨て端部
P 用紙
P´ 完成圧着はがき
15(15a、15b) 折り線
16 裁断線
17 粉体接着剤収容部
18 接着剤塗布ローラ
19 転写ローラ
21 クリーナ
22 粉体接着剤
23 下無端熱ベルト
24、25 加圧ローラ
26 上無端熱ベルト
27 裁断搬送受台部
28 裁断刃
29(29a、29b) 二分割型搬送ローラ
30 裁断搬送部
31(31a、31b) 回転軸
32 仕切り板
33 皺や縒り
34(34a、34b) 二分割型搬送ローラ
35 螺旋状の突起又は溝

Claims (8)

  1. 少なくとも裁断搬送部と裁断搬送受台部とを有してシート状部材を搬送方向に裁断しながら搬送するシート状部材裁断搬送装置であって、
    前記裁断搬送部は、
    回転刃と、
    前記裁断搬送受台部の、前記シート状部材の搬送方向の直交方向中央部から端部にわたってそれぞれ延在して配置された二分割型搬送ローラと、
    を有し、
    前記シート状部材を前記直交方向の両端部方向へ引き広げるように力を加えながら搬送して裁断することを特徴とするシート状部材裁断搬送装置。
  2. 前記二分割型搬送ローラは、同軸に設けられ、該軸に沿い、前記直交方向中央側から端部側へ末広がりに傾斜する周面を有する二個のローラからなる、ことを特徴とする請求項1記載のシート状部材裁断搬送装置。
  3. 前記二分割型搬送ローラは、同軸に設けられ、周面に螺旋状の突起または螺旋状の溝を有する二個のローラからなる、ことを特徴とする請求項1記載のシート状部材裁断搬送装置。
  4. 前記裁断搬送部は、前記回転刃を中央に、前記二分割型搬送ローラの各ローラを前記回転刃の両側に、それぞれ同軸に取り付けられている、ことを特徴とする請求項1記載のシート状部材裁断搬送装置。
  5. 前記裁断搬送部は、前記回転刃と前記二分割型搬送ローラを、前記直交方向に平行する二本の回転軸にそれぞれ別体で取り付けられ、且つ前記回転刃の回転軸よりも上流に前記二分割型搬送ローラが配置されている、ことを特徴とする請求項1記載のシート状部材裁断搬送装置。
  6. 前記裁断搬送部の前記シート状部材の搬送方向上流側に近接して前記二分割型搬送ローラと同様の他の二分割型搬送ローラを更に備える、ことを特徴とする請求項1記載のシート状部材裁断搬送装置。
  7. 前記裁断搬送部の前記シート状部材の搬送方向下流側に近接して前記二分割型搬送ローラと同様の他の二分割型搬送ローラを更に備える、ことを特徴とする請求項1記載のシート状部材裁断搬送装置。
  8. 前記裁断搬送部の前記シート状部材の搬送方向上流側と下流側にそれぞれ近接して前記二分割型搬送ローラと同様の他の二分割型搬送ローラを更に備える、ことを特徴とする請求項1記載のシート状部材裁断搬送装置。
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