JP2001105723A - インクジェット記録用疑似圧着紙 - Google Patents

インクジェット記録用疑似圧着紙

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Abstract

(57)【要約】 【課題】疑似圧着紙に付着したインクジェットインクの
発色鮮明性、インク吸収性、光沢性、接着性および黄変
化防止を著しく向上させる。 【解決手段】非剥離性感圧接着剤に微粒子充填剤が添加
されてなる疑似接着剤にBET法による比表面積が50
〜100m2/g、平均粒度が1μm以下の軽質炭酸カ
ルシウムを含有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェット印
刷機によって印刷され、一時的に接着するが、必要時に
容易に剥離できる機能を有するインクジェット記録用疑
似圧着紙に関する。
【0002】
【従来の技術】近年は、通信、郵送等の連絡手段にて情
報を伝達する量が多くなる一方で、個人情報など親展性
を必要とする連絡手段が重要視され要望されている。
【0003】また、郵便法の改正に伴い、親展性をもつ
葉書システムが実用化され、普及し始めている。この親
展性をもつ葉書システムは、個人情報などの各種情報が
折り畳み内面に記載された往復葉書状の葉書を折り畳
み、重ね合わせた部分を疑似接着して、情報を隠蔽した
のち、郵送し、受取人が疑似接着部分を剥離して隠蔽情
報を読み取るシステムである。これら親展性を必要とす
る連絡手段には、たとえば会社が従業員に、銀行やクレ
ジット会社が顧客に親展性を必要とする連絡する場合、
その親展性情報の漏洩防止、情報連絡の利便性、開封の
容易性が大きな課題である。
【0004】従来、支持体上に熱可塑性樹脂層を設け、
親展性の情報を印刷した後に、樹脂層同士を対向させて
加熱接合させたり、感熱または加圧性の非剥離性接着剤
を使用する方法にて親展性を得ていた。こうしたタイプ
の加熱接合、加熱または感圧非剥離性接着剤による方法
は、コンピュータ、印刷機を使用した大量処理が可能で
あり、需要が増加している。
【0005】しかし、加熱接合、感熱または感圧非剥離
性接着剤による接合は、上述の便利さを有するものの、
開封時に必要部分の破損を避けるためミシン目加工が必
要なこと、開封時に切片が発生すること、さらに上記葉
書システムに利用できないことなどの問題点がある。
【0006】これらの問題を解決する手段として、第2
種定型郵便物として郵送できるようにした情報積層体が
提案されており、その一例が特開平4−59395号公
報に開示されたものである。これは、支持体シート面の
少なくとも一部に、従来用いられている非剥離性接着剤
基剤とその接着剤基剤に対して非親和性を示す微粒子充
填剤とからなる接着剤層を設けたものである。これは、
たとえば高圧力をかけることにより、一時的に接着する
が、必要時に容易に開封できる機能を有しており、かか
る機能を有するものを本明細書においては疑似圧着紙と
いい、その一時的な接着に用いられる接着剤を疑似接着
剤という。
【0007】この疑似圧着紙に対して印刷を行う場合、
従来、非親展性情報、たとえば枠線やあいさつの言葉な
どの印刷はフォーム印刷機を使用してオフセット印刷に
より行う。その後、各個人に対して親展性を有する情
報、たとえばクレジット会社などから顧客に対して行わ
れる連絡に記載される借入金の金額などについては、電
気的処理を施す印刷方式、たとえば静電方式のノンイン
パクト印刷機によって印刷を行っていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】これに対し、近年、非
親展性情報および親展性情報のすべてを、インクジェッ
ト印刷機により数工程で記録することが指向されてい
る。インクジェット印刷機を使用すれば、従来の印刷方
式に比べて、高速で大ロット印刷物に対応できるという
利点がある。また、オフセット印刷の際の刷版の作成が
不要となるとともに、親展性情報および非親展性情報を
問わず、データの入力、修正はパソコンなどで簡易に行
えるため、手間がかからず、親展性葉書を作成する工程
が減るという利点もある。
【0009】さらには、従来のノンインパクト印刷機に
おける印刷処理速度は分速約50mであるが、インクジ
ェット印刷機では、分速約150mであるため、高速大
量処理を可能にするという利点もあり急速に普及してい
る。しかしながら、ニーズの多様化に応じ、印刷機の大
型化、高速化及び記録画像の高精細化等に対する要求が
特に増大している。
【0010】ところが、従来の疑似圧着紙は、インクジ
ェット印刷機で印刷を行うことについての配慮はないも
のであった。そのため、インクジェット印刷機で印刷を
行った場合、疑似接着剤層に対するインクジェットイン
クの定着性が悪く、インクの発色鮮明性、光沢性、黄変
化防止に問題があった。
【0011】そこで、本発明の課題は、疑似圧着紙にお
けるインクジェットインクの定着性を高めるとともに、
発色鮮明性、光沢性、黄変化防止を向上させ、製造コス
トの低いインクジェット記録用疑似圧着紙を提供するこ
とにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決した本発
明は、非剥離性感圧接着剤を基本成分とする基剤に、微
粒子充填剤が含有された疑似接着剤の層が、支持体シー
トの少なくとも片面の一部に形成されている疑似圧着紙
において、前記疑似接着剤に、BET法による比表面積
が50〜100m2/g、平均粒度が1μm以下の軽質
炭酸カルシウムを含有することを特徴とするものであ
る。
【0013】従来の疑似圧着紙における疑似接着剤層に
含有される微細粒子として、例えばシリカは、アニオン
性であり、またインクジェットインクもアニオン性であ
る。したがって、かかる疑似接着剤層にインクジェット
インクを吹きつけた場合、疑似接着剤層とインクジェッ
トインクが反発しあい、この反発が原因で、発色鮮明
性、光沢性、黄変化の悪化が生じるものと考えられる。
【0014】また、一般にインクジェットインクは日光
照射や室内放置によって徐々に変退色する傾向にある。
特にシリカの如き表面活性の高い物質と染料が共存する
場合はシリカによる空気中の酸化物等の吸着によって、
染料の黄変化等、変退色が加速される場合もある。
【0015】そこで、たとえばインクジェット記録紙で
通常用いられているカチオン性のインク定着剤を疑似接
着剤層に配合すれば、インクジェットインクの定着を図
ることができると考え、この考えに基づいて鋭意研究を
行ったが、カチオン性のインク定着剤を疑似接着剤に配
合すると、支持体シートに塗布する以前に、疑似接着剤
とインク定着剤が反応し凝集してしまい、疑似接着剤を
支持体シートに塗布することができなくなることを知見
した。
【0016】かかる知見に基づき、さらなる鋭意研究を
続け、疑似接着剤との凝集が起こらず、かつインクジェ
ットインクを確実に定着させ、黄変化を防止し、疑似接
着性を損なわないようにするためには、疑似接着剤層に
BET法による比表面積が50〜100m2/g、平均
粒度が1μm以下の軽質炭酸カルシウムを含有させるこ
とが有効であることを知見し、本発明を完成させるに至
った。
【0017】BET法による比表面積が50〜100m
2/g、平均粒度が1μm以下の軽質炭酸カルシウムを
疑似接着剤に配合しても、凝集することはなく、したが
って支持体シートに塗布することができる。一方、BE
T法による比表面積が50〜100m2/g、平均粒度
が1μm以下の軽質炭酸カルシウムは、比表面積が小さ
くなる程、インクジェット印刷ドットの濃度が高くなる
傾向があり、階調性の優れた記録画像を得るためには比
表面積が50〜80m2/gであることがより好まし
い。しかしながら、50m2/gより低いと、インクジ
ェットインクの吸収性が悪化するとともに、著しい黄変
化を生じる。
【0018】また、比表面積が100m2/gより大き
いと、疑似接着性、褪色性が劣る傾向が顕著になり、コ
スト的にも高価なものとなり工業的な利用が困難であ
る。
【0019】平均粒度は、インクジェット印刷ドットの
精細度、濃度を高める効果の点から小さいほど好ましい
が、工業的生産コストの面から自ずと限界がある。平均
粒度が1μmより大きいと、疑似接着性を阻害する要因
となる問題が生じる。
【0020】したがって、BET法による比表面積が5
0〜100m2/g、平均粒度が1μm以下の軽質炭酸
を配合した疑似接着剤層を支持体シート上に形成するこ
とにより、インクジェットインクの定着性を向上させる
ことができ、もって発色鮮明性、黄変化、光沢性に優れ
たインクジェット記録用疑似圧着紙を得ることができ
る。
【0021】本発明において用いることができるインク
ジェット記録用インクとしては、たとえば特開平7−2
28808号公報、同7−228809号公報に記載の
ものを用いることができる。
【0022】特に、アントラキノン系、ベンゾキノン
系、ナフトキシキノン系、キサンテン系、トリフェニル
メタン系、キノリン系、インジゴイド系、アジン系、オ
キサジン系、チアジン系およびメチン系インクからなる
群から選ばれた少なくとも1種のアニオン性インクが好
適に用いられる。これらの具体例については、特開平7
−228809号公報の段落番号0015に例示されて
いる。
【0023】このインクの使用する媒体としては、水と
水溶性有機溶媒との混合溶媒を用いることができる。こ
のほかに、pH調整剤、粘度調整剤、表面張力調整剤な
どを含有させることができる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
により具体的に説明する。本発明に係る疑似圧着紙の一
例としては次のようなものがある。すなわち、図1に示
す折り畳み疑似接着給与封筒は、支持体シート1の表面
に疑似接着剤層2が設けられ、この疑似接着剤層2上に
給与情報を印刷した後、(B)図に示すように、その情
報印刷面3を内面に印刷面印刷方向中心線から2つに谷
折りし、加圧接着させるものである。裏面には、宛名情
報4などが印刷される。
【0025】図2に示す三つ折り葉書は、支持体シート
1の表裏面に疑似接着剤層2、2を形成し、その表面に
隠蔽情報3、通信情報、宛名情報4を印刷した後(B)
図に示すように宛名印刷面が表面になるように折り畳み
加圧接着させるものである。
【0026】図3に示す二つ折り葉書および図4に示す
一部折り畳みタイプの葉書は、支持体シート1の折り畳
み内面側に疑似接着層を形成し情報を印刷し、折り合わ
せて加圧接着するもので、いずれも疑似接着剤層相互を
重ね合わせて加圧接着するものである。
【0027】これらの例に掲げた用途以外にも、各種葉
書、封筒、報告書にも広く好適に使用されるものであ
り、疑似接着剤を支持体シートの一部のみ塗布したり、
一部非塗布部を設けることで再剥離を容易にすることも
できる。本発明の疑似圧着紙は、折り畳み疑似圧着紙、
重ね合わせ疑似圧着紙の他、親展性を有する情報隠蔽用
紙、親展性葉書、親展性封筒などとして好適に適用され
る。
【0028】なお本発明に用いられる支持体シートは、
特に限定されるものではなく、たとえばセルロース繊維
を主体とする上質紙や各種合成紙等を挙げることができ
る。
【0029】本発明において用いられる疑似接着剤は、
基本的には、非剥離性感圧接着剤基剤に、疑似接着性を
付与するための微粒子充填剤が添加されてなる疑似接着
剤に、インクジェットインクの定着性を高めるための弱
カチオン性のポリアミド系樹脂が配合されて構成され
る。
【0030】ここで、本発明で用いられる非剥離性感圧
接着剤基剤(以下、「感圧接着剤」という)としては、
ラテックス、具体的には天然ゴム、合成ゴム等の従来通
常の感圧接着剤に使用されているものの中から任意に選
択して使用することができるが、特に天然ゴムを無硫黄
加硫し、メタアクリル酸メチルと混合した天然ゴムラテ
ックス、天然ゴムにメタアクリル酸メチルをグラフト重
合させて得られた天然ゴムラテックス、アクリル変性ゴ
ムラテックス、ゴムラテックスと保護コロイド系アクリ
ル共重合エマルジョンとの混合物が、耐ブロッキング
性、耐経時劣化等の点で好適である。
【0031】また、疑似接着力を付与するため、感圧接
着剤に添加する微粒子充填剤としては、本件発明の炭酸
カルシウム以外に、この感圧接着剤に対して、非親和性
を有する微粒子充填剤を用いることができる。
【0032】疑似接着剤層における微粒子充填剤として
は、感圧接着剤に対して非親和性を示す微粒子充填剤、
加圧に対して緩衝効果を有する微粒子充填剤と、緩衝効
果を有しない微粒子充填剤とを用いることもでき、また
好適である。これら微粒子充填剤のうち、加圧に対して
緩衝効果を有する微粒子充填剤としては、スチレンビー
ズ、穀物澱粉、変性澱粉、合成微粒子シリカ等が挙げら
れ、この中で特に好適に使用できるのが穀物澱粉、合成
微粒子シリカである。
【0033】穀物澱粉は、多孔性表面を有しないため、
感圧接着剤の付着量が少なく、粒子径が他の微粒子充填
剤と同等またはより大きく、粒子自体の弾性があるた
め、疑似接着力の調整を容易にするとともに、感圧接着
剤の付着量が少ないため、ブロッキングを防止し、紙ら
しい手触りを得ることができる。穀物澱粉としては、そ
の粒径が1〜30μm、好ましくは5〜20μmのもの
が好適に利用できる。
【0034】疑似接着剤に配合するその他の助剤とし
て、滑剤、印刷適性向上剤、酸化防止剤、紫外線吸収
剤、導電剤、蛍光インク、着色インク、防腐剤、保湿剤
などを必要に応じて配合できる。
【0035】本発明の疑似圧着紙は、支持体シートの少
なくとも片面の一部に、前記疑似接着剤組成物の層を設
けることにより得られるが、疑似接着剤層は均一な疑似
接着面と印刷適性を得るため、ベンドブレード、チップ
ブレード、コンマ、リップまたはエアーナイフ、カーテ
ンコーター、ロールコーター、グラビアコーター等公知
の塗工方法による塗工を行い、疑似接着剤表面を約1〜
10kg/cm2で加圧するのが好ましい。
【0036】
【実施例】以下、本発明の実施例を詳説する。感圧接着
剤として、天然ゴムラテックスを35重量%、シリカ、
小麦粉澱粉、焼成クレーからなる微粒子充填剤を40重
量%、その他助剤15重量%をそれぞれ配合してなる疑
似接着剤基剤に、表1に示す実施例および比較例の性
状、その配合量に沿って、微細粒子を配合し、または配
合せずに疑似接着剤を作成した。これらの疑似接着剤
を、上質紙130g/m2 からなる支持体シートの片面
に塗布して疑似圧着紙を作成した。これらの疑似圧着紙
に対して、インクジェット印刷機により印刷を行い、各
実施例および比較例について、発色鮮明性、インク吸収
性、光沢性、接着力および黄変化の評価を行った。な
お、インクジェット印刷機としては、キャノン社製BJ
C−820Jを使用した。
【0037】発色鮮明性:実体顕微鏡を使用し、ドッ
ト周辺のインク滲みを目視にて判断した。 ◎:滲みなし、○:殆ど滲みなし、△:滲みが見られ
る、×:滲みが多い インクの吸収性:インクジェットインクを4色嵩ね印
字し、印字直後のベタ部にティッシュペーパーを押し当
て、ティッシュペーパーへのインク移りを目視で観察し
判断した。 ◎:移りなし、○:殆ど移りなし、△:移りが見られ
る、×:移りが多い 光沢性の評価:JIS−P8142測定法により、グ
ロスメーターGM26D(村上色差技術研究所製)を使
用して測定した。 接着力の評価:疑似接着剤層が形成された支持体シー
トを20℃、50%で調湿し、2つ折りで貼合機で貼合
わせた後、横目に5cm幅に切り目を入れ、T型剥離機
で600mm/minの速度で剥離し、剥離状況を観察
することにより行った。 ◎:再剥離良好、○:接着剤層僅かに取られ、△:接着
剤層の一部取られ、×:接着剤層剥離 黄変化の評価:インクジェットインクを4色嵩ね印字
し、事務所内に7日間、1ヶ月間放置したものについ
て、黄変化の状態を目視にて評価した。 ◎:黄変化なし、○:僅かに黄変化をが見られる、△:
黄変化がある、×:黄変化が顕著に表れる。
【0038】
【表1】
【0039】表1から判るように、BET法による比表
面積が50〜100m2/g、平均粒度が1μm以下の
軽質炭酸カルシウムを含有した実施例1〜5において
は、発色鮮明性、インク吸収性、光沢性に劣ることは無
かった。ただし、炭酸カルシウムを用いた実施例1〜5
おいて、比表面積が100m2/gと多い実施例5で
は、接着性が劣る結果となった。また、実施例1ほどで
はないが、やはり配合量が少ない実施例3では、発色鮮
明性、インク吸収性、光沢性とも微妙に劣る結果となっ
た。
【0040】他方、比表面積が低い比較例2、4、5で
は、発色鮮明性、インク吸収性、光沢性とも著しく劣る
結果となった。また、炭酸カルシウム複合シリカを使用
した比較例3では、発色鮮明性、インク吸収性は良好な
ものの、接着性が著しく劣化する問題が生じ実用に供す
ることができなかった。
【0041】また、炭酸カルシウムを添加しなかったも
のは、インクジェット印刷の適応性がなく評価できるも
のではなかった。
【0042】
【発明の効果】以上のとおり、本発明によれば、疑似圧
着紙に対するインクジェットインクの定着性を高めるこ
とができた。この結果、疑似圧着紙に付着したインクジ
ェットインクの発色鮮明性、光沢性、黄変化防止が著し
く向上した。
【図面の簡単な説明】
【図1】折重ね給与封筒の説明図である。
【図2】三つ折葉書の説明図である。
【図3】二つ折葉書の説明図である。
【図4】一部折返し葉書の説明図である。
【符号の税明】
1…支持体シート、2…疑似接着剤層、3…情報印刷面、4
…宛名情報。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 塩田 啓幸 愛媛県伊予三島市紙屋町5番1号 大王製 紙株式会社内 Fターム(参考) 2C005 WA03 2C056 FC06 2H086 BA15 BA33 BA45 BA48 4L055 AG12 AG18 AG25 AG47 AG52 AG97 AH01 AH02 AH37 AH50 AJ03 BE09 EA16 EA17 FA30 GA09 GA42 GA50

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】非剥離性感圧接着剤を基本成分とする基剤
    に、微粒子充填剤が含有された疑似接着剤の層が、支持
    体シートの少なくとも片面の一部に形成されている疑似
    圧着紙において、前記疑似接着剤に、BET法による比
    表面積が50〜100m2/g、平均粒度が1μm以下
    の軽質炭酸カルシウムを含有することを特徴とするイン
    クジェット記録用疑似圧着紙。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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