JP3520219B2 - 情報記録用紙 - Google Patents

情報記録用紙

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通常では接着せず
一定の条件が付与されたとき接着可能となり、接着後、
必要に応じて容易に剥離できる見開き面を有する折り畳
み用紙、重ね合わせ用紙、例えば、情報隠蔽用紙等の親
展性を持つ葉書、通知書、カード等に適する情報記録用
紙に関する物である。
【0002】
【従来の技術】近年は、通信、郵送などの連絡手段によ
り情報を伝達する量が多くなる一方で個人情報など親展
性を必要とする情報の連絡手段が重要視され要望されて
いる。また、郵便法の改正にともない、親展性を有する
葉書システムが実用化され、普及している。親展性を有
する葉書システムとは、個人情報などの各種情報が折り
畳み内面に記録された往復葉書状の葉書を、折り畳み重
ね合わせた面を50〜100kg/cm2の強圧をかけ
再剥離可能に接着して、情報を隠蔽した後、郵送し、受
取人が接着部分を剥離して情報を読みとるというもので
ある。これらの親展性を必要とする連絡手段には、例え
ば会社が従業員に、銀行やクレジット会社が顧客に親展
性を有する情報を連絡するものである。
【0003】かかる親展性を有する情報伝達手段とし
て、圧着用紙を利用したものが発明され盛んに利用され
ている。圧着用紙は、基材シートの少なくとも片面の一
部に、天然ゴム、合成ゴムなどのいわゆる非剥離性接着
剤と、その接着剤の接着力を抑制する微粒子充填剤とか
らなる感圧接着剤の層が設けられており、一時的に接着
するが必要時に容易に剥離できる機能を有するものが一
般的である。
【0004】通常、この種の貼り合わせ葉書類では、紙
基材の少なくとも片面の一部に、天然ゴム、合成ゴムな
どのいわゆる非剥離性接着剤と、その接着剤の接着力を
抑制する微粒子充填剤とからなる接着剤の層が設けられ
ており、一定の条件を加えると接着層を介して接着する
が必要時に容易に剥離できる機能を有するものが一般的
である。しかしながら、従来のものは、その塗工適性に
関し、機械的安定性が悪く、また凝集物が発生し易いと
いった不都合が生じたり、基体用紙面に形成された接着
層の接着力が空気や光などの外的影響により劣化し易い
という問題が生じていた。
【0005】他方、一定の条件を加えると接着層を介し
て接着するが必要時に容易に剥離できる機能は、郵送途
中に雨に当たるなどにより、前記葉書が水に濡れたり、
高湿度下で保管されたり、濡れたあと乾燥された場合、
紙基材の表面、紙中の強度低下をきたすほか、接着強度
の上昇により、紙裂け、紙基材破れが生じたり、接着層
の剥離などの問題が生じることが明らかになってきた。
その最終結果は、情報の消失または不鮮明である。この
ための対策として、特開平7−276858号では紙基
材自体の強度を高める手段を、特開平7−309086
号では耐水手段を講じることをそれぞれ提案している。
【0006】前述の特開平7−276858号、特開平
7−309086号では、葉書類の耐濡れ性をアップさ
せるべく、用紙の表面又は表裏面にコーティング樹脂被
膜を形成する方法が提案されるが、少しの濡れの場合に
は用紙を破ることなく剥離できるものの、多量の雨水で
用紙が濡れた場合や長時間の間、用紙が濡れていた場合
には用紙の周縁端面から内部に水が侵入して剥離時に用
紙が破れるという問題と、繊維が離解し難く、古紙とし
て再利用が困難であること、コーティング樹脂薬品が高
価であり、遊離ホルマリンが紙中に残る問題等が依然と
して残る。
【0007】本発明は、かかる問題点に鑑み、雨水等に
よって用紙が濡れても用紙を破ることなく確実に剥離で
きるようにした情報記録用紙を提供することを課題とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本件発明者は上述の課題
を解決すべく鋭意研究した結果、用紙が水に濡れた場合
の挙動として、紙基材自体の強度低下よりも、接着剤の
接着強度が、水に濡れることにより向上することが剥離
時に用紙が破れるという問題の主要因であることを見出
し、本発明を完成するに至った。
【0009】上記課題を解決した請求項1記載の発明
は、紙基材表面に対する少なくとも一部に、通常では接
着せず、一定の条件が付与されたとき接着可能となり、
接着後において剥離可能な接着剤組生物からなる接着層
を有し、前記接着層が、微粒子充填剤とコールド重合タ
イプのSBR系接着剤とを主構成要素とし、前記コール
ド重合タイプのSBR系接着剤が、60%以上のトラン
ス−1,4結合を有するブタジエン−スチレン重合組生
物であり、SBR系接着剤への微粒子充填剤の配合割合
が、当該SBR系接着剤100重量部に対し、微粒子充
填剤が20〜300重量部である、ことを特徴とする情
報記録用紙である。
【0010】請求項2記載の発明は、剥離可能な接着層
の少なくとも一部が隠蔽情報記載面である、請求項2記
載の情報記録用紙である。
【0011】請求項3記載の発明は、紙基材は、古紙パ
ルプを70%以上配合した再生紙である、請求項1〜3
のいずれか1項に記載の情報記録用紙である。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る情報記録用紙
についてさらに詳述する。まず、本発明に係る情報記録
用紙の好適な使用形態について添付図面を参照しつつ説
明する。
【0013】図1に示す折り畳み情報記録用紙、給与封
筒は、基材紙1の表面に接着層2が設けられこの接着層
2上に給与情報を印刷した後、(B)図に示すように、
その情報印刷面3を内面に印刷面印刷方面中心線から2
つに谷折りし、加圧接着させるものである。裏面には、
宛名情報4などが印刷される。
【0014】図2に示す三つ折り葉書は、基材紙1の表
裏面に接着層2,2を形成し、その表面に隠蔽情報3、
通信情報、宛名情報4を印刷した後、(B)図に示すよ
うに、宛名印刷面が表面になるよう折り畳み加圧接着さ
せるものである。
【0015】図3に示す二つ折り葉書および図4に示す
ー部折り畳みタイプの葉書は、基材紙1の折り畳み内面
側に接着層を形成し情報を印刷し、折り合わせて加圧接
着するもので、いずれも接着層相互を重ね合わせて加圧
接着するものである。
【0016】上記例においては、郵送された受取者は接
着面を見開くことにより隠蔽されていた接着層上また
は、および、接着層下の印刷、印字等の情報を読み取る
ことができる。
【0017】さて、本発明に係る情報記録用紙の基材紙
としては、フォーム用紙、上質紙、中質紙のほか、アー
ト紙、コート紙、軽量コート紙等のいわゆる塗工紙を用
いることもできる。また、基材紙として、古紙パルプを
70%以上配合した再生紙を用いると、同一坪量で比較
した場合、一般の上質紙より不透明度が高く裏抜けし難
い特徴を有し、親展情報を伝達する葉書用紙などの用途
に適している。この基材紙に対して、必要に応じてサイ
ズプレスなどを用いて澱粉、紙力増強剤を塗工して表面
強度を高めることが有効である。
【0018】なお、本発明の接着剤組成物が塗工される
基材紙は、前記の他に、用途に応じ合成紙、あるいはポ
リエチレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリプロピ
レン、塩化ビニル等の合成フィルムであってもよく、こ
れらを用いる場合には、基材紙の表面に密着性を向上さ
せるためのアンダー塗工処理、コロナ放電処理等の表面
処理を施せばよい。
【0019】本発明において、接着剤組生物の接着剤と
しては、スチレンとブタジエンとを重量比1:9〜3:
7にて重合してなるコールド重合タイプのSBR系接着
剤を用いることを特徴とする。コールド重合タイプのS
BR系接着剤は、スチレンとブタジエンを、反応温度5
〜10℃、反応時間に2〜3日をかけ重合させたもの
で、狭い分子量分布を示し、分子の枝別れが極めて少な
く、天然ゴムに近似の接着剤性状を有する。スチレンと
ブタジエンの配合比率が1:9未満であると、ブロッキ
ングの発生が多くなり、紙ライクな手触りが損なわれプ
リンター、印刷機での搬送トラブルが発生しやすくな
る。配合比率が3:7を超えると、用紙が濡れた場合の
耐水接着強度が不安定になり、紙基材の破れが生じ易く
なるほか、黄変化、紫外線による接着強度劣化が発生す
る。
【0020】更に好ましくは、コールド重合タイプのS
BR系接着剤が、60%以上のトランス−1,4結合を
有するブタジエン−スチレン重合組生物であり、SBR
系接着剤への微粒子充填剤の配合割合が、当該SBR系
接着剤100重量部に対し、微粒子充填剤が20〜30
0重量部の範囲に調整することで、高湿度保存時、濡れ
た後に乾燥された場合においても、耐湿接着強度安定
性、耐磨耗性、弾性に優れた再剥離が容易な接着層を得
ることができる。スチレンとブタジエンの配合割合が
1:9以下では、ベタツキが生じ、ブロッキングが発生
する場合がある。スチレンとブタジエンの配合割合が
3:7以上では、接着力の低下が発現する。接着層に
は、要求される品質、用途に応じて、0〜50%の割合
で、天然ゴム等の非剥離性接着剤を配合出来るほか、感
圧接着剤として従来通常使用されているものの中から任
意に選択配合して用いることもできる。
【0021】感圧接着剤として天然ゴムを配合した形態
においては、接着剤の安定化のため、接着剤中にPH調
整剤を含有させることが望ましく、このPH調整剤とし
てアンモニアを例示することができ、PHとして9〜1
2に調整すると、接着剤の発泡を防止しながら好適に塗
工を行うことができる。
【0022】また、本出願人が特開平7−292329
号に開示したように、接着剤の基剤に、接着剤の接着力
を安定、向上させるためにポリエチレングリコールを添
加してもよい。
【0023】SBR系接着剤に配合する微粒子充填剤
は、配合割合が、当該SBR系接着剤100重量部に対
し、微粒子充填剤が20〜500重量部が好ましい。微
粒子充填剤の配合量が少な過ぎると耐ブロッキング性に
劣り、また接着力が強過ぎてしまう。反面、多過ぎると
接着力が低くなり過ぎる傾向がみられ好ましくない。さ
らに、接着剤組生物の塗工方式によっても微粒子充填剤
の接着層厚み方向の分布状態が変化するため接着力は影
響を受ける。したがって、微粒子充填剤の配合割合は、
例えば、ブレードコーター塗工方式を採用すると、SB
R系接着剤100重量部に対し、微粒子充填剤が、好ま
しくは150〜450重量部、より好ましくは200〜
400重量部の割合であるのがよい。
【0024】微粒子充填剤としては、従来一般に用いら
れている微粒子充填剤の全てを用いることができる。具
体的には、一次または二次凝集体を形成しているカルサ
イト系沈降性炭酸カルシウム、二次凝集体を形成してい
るアラゴナイト系沈降性炭酸カルシウム、スチレンビー
ズ、穀物澱粉、変性澱粉、合成微粒子シリカ、アミノ表
面改質シリカ、ワックス表面処理シリカ、球状シリカ、
通常のカルシウムや、亜鉛、マグネシウム、アルミニウ
ムもしくはチタン等の金属の酸化物、水酸化物、炭酸塩
もしくは珪酸塩、またはこれらの混合物などが挙げられ
る。特にアミノ表面改質シリカは、優れたカチオン性を
発揮し、インクジェット印刷のインキ定着性に優れてい
る。ワックス表面シリカは、接着層の耐湿性向上効果を
有する。この他にも、焼成カオリンクレーおよび米澱粉
の混合物を用いてもよい。これらの微粒子充填剤は、そ
の平均粒子径が1〜30μm、好ましくは5〜15μm
の範囲にあるものが好適である。
【0025】接着剤の塗工方法としては、エアーナイフ
コーター、ブレードコーター、カーテンコーター、バー
コーター、フレキソ印刷、スクリーン印刷等の塗工・印
刷方式による塗工が好適であり、接着剤表面を約1〜1
0kg/cm2で加圧し、接着剤表面の過度の突出を平
坦にするのが好ましい。
【0026】いずれにしても、紙基材に表面に対して形
成された、上述例の接着剤からなる接着層は、通常では
接着せず一定の条件が付与されたとき接着可能となる。
この場合において、一定の条件としては、常態において
加圧すること、加熱しながら加圧することなどを挙げる
ことができる。接着後においては、接着層に対向するー
方のシートを手で剥離可能である。
【0027】
【実施例】以下、本発明を実施例によって更に詳述する
が、本発明はこれによって限定されるものではない。ま
た、特にことわらない限り、以下に記載する「部」及び
「%」は、それぞれ「重量部」及び「重量%」を意味す
る。
【0028】実施例1 スチレンとブタジエンとを重量
比1:9にて重合し、65%のトランス−1,4結合を
有するコールド重合タイプのSBR系接着剤を調整し、
この接着剤100部に、微粒子充填剤として平均粒子径
15μmの小麦でんぷん20部を配合して感圧接着剤組
成物を調製した。そして、この接着剤組成物を、ブレー
ドコーター塗工にて、上質紙(米坪80g)に塗布量1
0g/m2になるように塗布し、乾燥してテストサンプ
ルとした。
【0029】実施例2 スチレンとブタジエンとを重量
比2:8にて重合し、76%のトランス−1,4結合を
有するコールド重合タイプのSBR系接着剤を調整し、
この接着剤100部に、微粒子充填剤として平均粒子径
15μmの小麦でんぷん350部を配合して感圧接着剤
組成物を調製した。そして、この接着剤組成物を、ブレ
ードコーター塗工にて、上質紙(米坪80g)に塗布量
10g/m2になるように塗布し、乾燥してテストサン
プルとした。
【0030】実施例3 スチレンとブタジエンとを重量
比3:7にて重合し、80%のトランス−1,4結合を
有するコールド重合タイプのSBR系接着剤を調整し、
この接着剤100部に、微粒子充填剤として平均粒子径
15μmの小麦でんぷん500部を配合して感圧接着剤
組成物を調製した。そして、この接着剤組成物を、ブレ
ードコーター塗工にて、上質紙(米坪80g)に塗布量
10g/m2になるように塗布し、乾燥してテストサン
プルとした。
【0031】実施例4 実施例3と同様にスチレンとブ
タジエンとを重量比2:8にて重合し、76%のトラン
ス−1,4結合を有するコールド重合タイプのSBR系
接着剤を調整し、この接着剤100部に、微粒子充填剤
として平均粒子径5μmのシリカ200部、平均粒子径
17μm小麦でんぷん200部を配合して感圧接着剤組
成物を調製した。そして、この接着剤組成物を、ブレー
ドコーター塗工にて、上質紙(米坪80g)に塗布量1
0g/m2になるように塗布し、乾燥してテストサンプ
ルとした。
【0032】実施例5 実施例3と同様の スチレンと
ブタジエンとを重量比2:8にて重合し、76%のトラ
ンス−1,4結合を有するコールド重合タイプのSBR
系接着剤を調整し、この接着剤100部に、微粒子充填
剤として平均粒子径5μmのシリカ100部、平均粒子
径17μm小麦でんぷん100部を配合して感圧接着剤
組成物を調製した。そして、この接着剤組成物を、ブレ
ードコーター塗工にて、上質紙(米坪80g)に塗布量
10g/m2になるように塗布し、乾燥してテストサン
プルとした。
【0033】比較例1〜5は、その番号に対応して、実
施例1〜5の各々において、コールド重合タイプのSB
R系接着は用いず、その代わりに、天然ゴム非剥離性接
着剤をもって構成し、それ以外は上記実施例と同様な方
法にてテストサンプルを得た。そして、これらの比較結
果を表1に示す。
【0034】初期接着力:初期着力の評価は、疑似接着
剤層が形成された用紙を20℃、50%で調湿し、2つ
折りで大日本印刷社製またはムーア社製の圧着機により
150μmのギャップを通して疑似接着させた後、横目
に5cm幅に切れ目を入れ、T型剥離機で600mm/
分の速度で剥離し、剥離状況を観察することにより行っ
た。
【0035】・剥離良好なもの→○ ・一部、接着剤の取られが有るものの、容易に剥離可能
なもの→△ ・擬似接着剤層の剥がれ、用紙の破れが生じる、若しく
は接着力が弱い(接着力が無い)もの→× 耐水性:所定の大きさの各試料を大日本印刷社製または
ムーア社製の圧着機により150μmのギャップを通し
て疑似接着させた後、巾5cmに裁断し、水中に10分
間浸漬した後、用紙表面の余分な水分を濾紙で取り除
き、100mm/分の速度でT型剥離試験を行った。 ・剥離良好なもの→○ ・一部、接着剤の取られが有るものの、容易に剥離可能
なもの→△ ・擬似接着剤層の剥がれ、用紙の破れが生じたもの→× 耐湿接着強度安定性:所定の大きさの各試料を、20
℃、80%で調湿し、大日本印刷社製の圧着機により1
50μmのギャップを通して疑似接着させた後、巾5c
mに裁断し、100mm/分の速度でT型剥離試験を行
った。 ・剥離良好なもの→○ ・一部、接着剤の取られが有るものの、容易に剥離可能
なもの→△ ・擬似接着剤層の剥がれ、用紙の破れが生じたもの→×
【0036】
【表1】
【0037】(A)は、スチレン (B)は、ブタジエン
【0038】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の情報記録用紙は、湿潤紙力増強剤などの紙力増強剤等
により原紙の耐水化を図ったものに比べ、容易に離解し
やすく再生紙化が容易になり環境に優しいほか、接着層
が、微粒子充填剤と、スチレンとブタジエンとを重量比
1:9〜3:7にて重合してなるコールド重合タイプの
SBR系接着剤を主構成要素とすることにより、郵送途
中に雨に当たるなどにより当該用紙が水に濡れた場合、
用紙の表裏面や周縁の端面から内部に水が侵入して用紙
の強度が著しく低下しても、安定した耐湿接着強度を維
持することで、紙裂け、紙基材破れが生じたり、接着層
の剥離などの問題が生じることがなく、情報記録用紙に
求められる、印刷的性、擬似接着性に優れた効果を得
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】折重ね給与封筒の説明図である。
【図2】三つ折葉書の説明図である。
【図3】二つ折葉書の説明図である。
【図4】一部折返し葉書の説明図である。
【符号の税明】
1・・・紙基材、2・・・接着剤層、3・・・情報印刷
面、4・・・宛名情報。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平10−130603(JP,A) 特開 平2−45586(JP,A) 特開 平5−341555(JP,A) 特開 平5−230789(JP,A) 特開 昭61−293212(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B42D 1/00 - 15/10 C09J 133/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】紙基材表面に対する少なくとも一部に、通
    常では接着せず、一定の条件が付与されたとき接着可能
    となり、接着後において剥離可能な接着剤組生物からな
    る接着層を有し、 前記接着層が、微粒子充填剤とコールド重合タイプのS
    BR系接着剤とを主構成要素とし、 前記コールド重合タイプのSBR系接着剤が、60%以
    上のトランス−1,4結合を有するブタジエン−スチレ
    ン重合組生物であり、SBR系接着剤への微粒子充填剤
    の配合割合が、当該SBR系接着剤100重量部に対
    し、微粒子充填剤が20〜300重量部である、ことを
    特徴とする情報記録用紙。
  2. 【請求項2】剥離可能な接着層の少なくとも一部が隠蔽
    情報記載面である、請求項2記載の情報記録用紙。
  3. 【請求項3】紙基材は、古紙パルプを70%以上配合し
    た再生紙である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の
    情報記録用紙。
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