JP2000100579A - 電子式自動点滅器 - Google Patents

電子式自動点滅器

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JP2000100579A
JP2000100579A JP27042798A JP27042798A JP2000100579A JP 2000100579 A JP2000100579 A JP 2000100579A JP 27042798 A JP27042798 A JP 27042798A JP 27042798 A JP27042798 A JP 27042798A JP 2000100579 A JP2000100579 A JP 2000100579A
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photovoltaic element
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solar cells
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JP27042798A
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English (en)
Inventor
Tsunehiro Kitamura
常弘 北村
Atsushi Sakai
淳 阪井
Yukihiro Murata
之広 村田
Yoshinori Akinari
芳範 秋成
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】作動する際の明るさの規定値を容易に調整でき
る電子式自動点滅器を提供する。 【解決手段】光起電力素子1は周囲の明るさに応じた電
圧を発生する。スイッチング素子SWは光起電力素子1
の出力電圧に応じてオンオフする。周囲の明るさが所定
の規定値よりも暗くなると、光起電力素子1の出力電圧
が低下し、スイッチング素子SWがオフ状態を維持でき
なくなってオン状態となる。この時、トライアックQ1
がトリガされ、トライアックQ1を介して負荷Lに電源
Eが供給される。光起電力素子1は、セルの個数が異な
り、所定の明るさにおける出力電圧が異なる複数個の太
陽電池SB1…から構成され、太陽電池SB1…の接続
状態を切り換えることによって、光起電力素子1の出力
電圧が設定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、周囲の外光を検出
して、照明負荷を自動的に点滅させる電子式自動点滅器
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、周囲の明るさを検出し、周囲
の明るさが規定値以下になると照明負荷を点灯させるよ
うにした自動点滅器が提供されている。この種の自動点
滅器として広く用いられているものに、周囲の明るさを
検出するCdSと、CdSに直列接続されるヒータを備
えたバイメタルとを用いるサーマル式と称するものがあ
る。バイメタルは負荷に直列接続された接点を開閉させ
る。このようなサーマル式の自動点滅器は安価に提供す
ることができるという利点を有している。
【0003】反面、サーマル式の自動点滅器は、機械式
の接点を開閉させるものであるから寿命が比較的短いと
いう問題がある。機械式の接点に代えて半導体スイッチ
素子を用いた電子式の自動点滅器を用いると寿命の問題
は解決される。ただし、CdSにはカドミウムが多量に
用いられているから、周囲の明るさを検出するセンサと
してCdSを用いるものは、サーマル式であっても電子
式であっても製造時の環境汚染が問題になるとともに、
CdSあるいはCdSを組み込んだ機器の廃棄処分につ
いて環境への影響が問題になる。
【0004】製造時や廃棄時の環境への影響を軽減する
自動点滅器としては、たとえば、先に提案した特開平5
−152924号公報に記載されている自動点滅器のよ
うに、フォトダイオードアレイを用いたものがある。こ
の自動点滅器は、フォトダイオードアレイにより明るさ
を検出し、フォトダイオードアレイの出力によりディプ
レッション型のMOSFETを2個直列接続したスイッ
チング素子をオンオフして、電源から負荷への給電経路
をオンオフする。
【0005】この構成では、明るさの検出にCdSを用
いていないからカドミウムによる環境への影響がなく、
また光起電力素子としてフォトダイオードアレイを用い
ているから、部品点数が少ないものであってコストを低
減することができるという利点を有している。
【0006】この自動点滅器は、ディプレッション型の
MOSFETよりなるスイッチング素子が電源と負荷と
の間に挿入されているから、負荷電流が大きくなるとス
イッチング素子にも定格電流容量の大きいものを用いる
必要があり、スイッチング素子に電流容量の大きいもの
を用いるには、フォトダイオードアレイの起電力も大き
くしなければならない。1個のフォトダイオードの起電
力は一定であるから、大きな起電力を得るにはフォトダ
イオードの個数を増やすことになり、結果的にフォトダ
イオードアレイの占有面積が大きくなる。つまり、スイ
ッチング素子として定格電流容量の大きな高コストのも
のを用いる上に、フォトダイオードアレイにも面積の大
きな高コストのものを用いることになる。
【0007】また、上記公報には、負荷容量が大きい場
合はMOSFETを並列に接続してスイッチング素子の
電流容量を大きくする旨の記載があるが、複数個のMO
SFETのゲート−ソース間が並列接続されるから、ゲ
ート−ソース間の容量成分も並列接続され、この容量成
分により帰還経路が形成されてスイッチング素子が発振
するおそれがある。しかも、定格電流容量の大きいMO
SFETと同様に高コストになるという問題を有してい
る。
【0008】さらに、フォトダイオードアレイは、分光
感度特性が人の視感度特性(比視感度曲線)と異なるの
で、周囲の明るさを検出するためにフィルタが必要にな
る。
【0009】本発明者らは、これらの問題を解決するた
めに、人の視感度特性に近い分光感度特性を有する太陽
電池をフォトダイオードアレイに代えて用い、負荷容量
の大きさに対応するためにトライアックを用いた電子式
自動点滅器を提案している(特願平10−13619号
参照)。
【0010】この電子式自動点滅器は、図10に示すよ
うに、外光の明るさに応じた電圧を発生する太陽電池S
Bを備えている。太陽電池SBは複数個のセルを直列接
続して構成され、太陽電池SBにはコンデンサC1が並
列接続される。太陽電池SBの負極はスイッチング素子
SWの制御端子に接続されている。スイッチング素子S
Wは2個のディプレッション型(ノーマリオン型)のM
OSFET21,22を逆直列に接続したものであっ
て、ソース同士およびゲート同士をそれぞれ共通に接続
してある。なお、MOSFET21,22を逆直列に接
続してあるのは、MOSFET21,22のオフ時にM
OSFET21,22の寄生ダイオードを通して流れる
電流を阻止するためである。また、太陽電池SBの正極
は両MOSFET21,22のソースに接続される。
【0011】ここで、スイッチング素子SWの一端(M
OSFET21のドレイン)は抵抗R1を介してトライ
アック(3端子双方向サイリスタ)Q1のT2端子に接
続され、スイッチング素子SWの他端(MOSFET2
2のドレイン)はトライアックQ1のゲートに接続され
る。
【0012】この電子式自動点滅器を使用する際には、
トライアックQ1のT2端子とT1端子とがそれぞれ出
力端子X2,X1を介して電源Eと負荷Lとの直列回路
に接続される。つまり電源Eと負荷Lとの間にトライア
ックQ1が接続され、トライアックQ1のオンオフによ
って、負荷Lがオンオフされる。負荷Lは通常照明負荷
であり、トライアックQ1のオン時に点灯する。なお、
トライアックQ1の両端間には抵抗R2およびコンデン
サC2の直列回路からなるスナバ回路SNが接続されて
いる。周囲が明るい時には太陽電池SBの出力電圧によ
ってMOSFET21,22のゲートが負電位になるか
ら、スイッチング素子SWがオフになって、トライアッ
クQ1のゲートにゲート信号が与えられれず、トライア
ックQ1はオフに保たれる。つまり負荷Lは点灯しな
い。一方、周囲が暗くなり、太陽電池SBの出力によっ
てスイッチング素子SWのオフ状態を維持することがで
きなくなると、スイッチング素子SWはオンになり、ト
ライアックQ1のゲートにゲート信号が与えられ、トラ
イアックQ1がオンする。つまり、トライアックQ1を
介して負荷Lに給電され、負荷Lが点灯する。
【0013】この構成では、明るさの検出にCdSを用
いていないからカドミウムによる環境への影響がなく、
また太陽電池SBを用いているから、大きな起電力を得
ることができ、フォトダイオードアレイを用いた場合に
比べてコストを低減できるという利点がある。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】上記構成の電子式自動
点滅器では、太陽電池SBの周囲の明るさに対する出力
電圧の特性と、MOSFET21,22のしきい値電圧
とによって、電子式自動点滅器が作動する際の明るさの
規定値が決定されるので、電子式自動点滅器が作動する
明るさの規定値を容易に変更することができなかった。
【0015】また、製造ロット間で周囲の明るさに対す
る太陽電池SBの出力電圧にばらつきが発生したり(図
11参照)、MOSFET21,22のオンオフするし
きい値電圧にばらつきΔVが発生したり、トライアック
Q1をトリガする際のゲート電流にばらつきが発生する
ため、電子式自動点滅器が作動する際の明るさの規定値
にばらつきが発生するという問題もあった。
【0016】そこで、電子式自動点滅器が作動する際の
明るさの規定値を調整するために、太陽電池SBの受光
面に入射する光の量を調整する調整手段を電子式自動点
滅器のカバーに設けることが従来より提案されている
が、製造コストが増加したり、明るさの規定値を微調整
することができないという問題があった。
【0017】本発明は上記問題点に鑑みて為されたもの
であり、その目的とするところは、作動する際の明るさ
の規定値を容易に調整することができる電子式自動点滅
器を提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明では、外光の明るさに応じた電圧を
発生する光起電力素子と、上記光起電力素子の出力電圧
を受けてオンオフされるスイッチング素子と、電源と負
荷との間に接続され上記スイッチング素子のオンオフに
よりトリガされて上記光起電力素子により検出される明
るさが規定値以下のときにオンになる双方向サイリスタ
とを備え、上記光起電力素子は太陽電池から構成され、
上記スイッチング素子はソース同士およびゲート同士を
それぞれ共通接続した2個のMOSFETから構成され
る電子式自動点滅器において、双方向サイリスタのオン
オフする明るさが所望の規定値となるように、太陽電池
を構成するセルの個数を変化させることによって光起電
力素子の出力電圧を変化させる規定値設定手段を設けた
ことを特徴とし、規定値設定手段は太陽電池を構成する
セルの個数を変化させることにより、所定の明るさにお
ける光起電力素子の出力電圧を変化させているので、ス
イッチング素子がオンオフする際の周囲の明るさ、すな
わち双方向サイリスタがオンオフする際の明るさの規定
値を容易に変化させることができる。
【0019】請求項2の発明では、請求項1の発明にお
いて、上記光起電力素子は、セルの個数が異なり、所定
の明るさにおける出力電圧が異なる太陽電池を複数個接
続して構成され、上記規定値設定手段は、所望の規定値
に応じて、複数個の太陽電池の接続状態を選択的に切り
換えることにより、光起電力素子の出力電圧を変化させ
ることを特徴とし、規定値設定手段は、複数個の太陽電
池の接続状態を選択的に切り換えることによって、光起
電力素子の発生する出力電圧を変化させているので、請
求項1の発明と同様に、スイッチング素子がオンオフす
る際の周囲の明るさ、すなわち双方向サイリスタがオン
オフする際の明るさの規定値を容易に変化させることが
できる。
【0020】請求項3の発明では、請求項2の発明にお
いて、上記規定値設定手段は、各太陽電池の出力端にそ
れぞれ接続され、所望の規定値に応じて複数個の太陽電
池の接続状態を選択的に切り換えるスイッチからなるこ
とを特徴とし、規定値設定手段は各スイッチのオンオフ
を切り換えることによって、光起電力素子の出力電圧を
変化させているので、組立終了後に光起電力素子の出力
電圧を調整することができ、双方向サイリスタがオンオ
フする際の明るさの規定値を容易に調整することができ
る。
【0021】請求項4の発明では、請求項1の発明にお
いて、上記光起電力素子は複数個の太陽電池を直列接続
して構成され、上記規定値設定手段は、所望の規定値に
応じて複数個の太陽電池の一部を遮光する遮光部材から
なることを特徴とし、遮光部材で太陽電池の一部を遮光
することによって、光起電力素子の出力電圧を1セル単
位で微調整することができるから、双方向サイリスタが
オン・オフする際の明るさの規定値を微調整することが
できる。
【0022】請求項5の発明では、請求項4の発明にお
いて、上記遮光部材は、太陽電池の受光面に接着される
遮光性を有する接着剤からなることを特徴とし、遮光部
材を安価に実現することができ、且つ、組立終了後に光
起電力素子の出力電圧を調整することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0024】(実施形態1)図1に本実施形態の電子式
自動点滅器Aの回路図を示す。この電子式自動点滅器A
は、外光の明るさに応じた電圧を発生する光起電力素子
1を備えている。光起電力素子1は複数個の太陽電池S
B1〜SB5を有しており、各太陽電池SB1〜SB5
はそれぞれ複数個のセルを直列接続して構成される。こ
こで、各太陽電池SB1〜SB5は、それぞれ、構成す
るセルの個数がたとえば2個、4個、6個、8個、10
個のように異なり、所定の明るさにおける出力電圧が異
なっている。各太陽電池SB1…は、図2に示すよう
に、例えば単結晶シリコン基板よりなる高抵抗体3上に
形成されており、図2に示す例では、太陽電池SB2が
規定値設定手段たるリード線4を介して高抵抗体3上に
形成された電極(出力端子)X3,X4に接続されてい
る。
【0025】光起電力素子1には、後述するトライアッ
クQ1がオンオフする際の明るさの規定値を調整するた
めの抵抗R3とコンデンサC1とがそれぞれ並列接続さ
れており、光起電力素子1の負極は、スイッチング素子
SWの制御端子に接続される。スイッチング素子SWは
2個のディプレッション型(ノーマリオン型)のMOS
FET21,22を逆直列に接続したものであって、ソ
ース同士およびゲート同士をそれぞれ共通に接続してあ
る。なお、MOSFET21,22を逆直列に接続して
あるのは、MOSFET21,22のオフ時にMOSF
ET21,22の寄生ダイオードを通して流れる電流を
阻止するためである。また、光起電力素子1の正極は両
MOSFET21,22のソースに接続される。
【0026】ここで、スイッチング素子SWの一端(M
OSFET21のドレイン)は抵抗R1を介してトライ
アック(3端子双方向サイリスタ)Q1のT2端子に接
続され、スイッチング素子SWの他端(MOSFET2
2のドレイン)はトライアックQ1のゲートに接続され
る。
【0027】この電子式自動点滅器Aを使用する際に
は、トライアックQ1のT2端子とT1端子とがそれぞ
れ出力端子X2,X1を介して電源Eと負荷Lとの直列
回路に接続される。つまり電源Eと負荷Lとの間にトラ
イアックQ1が接続され、トライアックQ1のオンオフ
によって、負荷Lがオンオフされる。負荷Lは通常照明
負荷であり、トライアックQ1のオン時に点灯する。な
お、トライアックQ1の両端間には抵抗R2およびコン
デンサC2の直列回路からなるスナバ回路SNが接続さ
れている。
【0028】ここで、周囲が明るい時には太陽電池SB
の出力電圧によってMOSFET21,22のゲートが
負電位になるから、スイッチング素子SWがオフになっ
て、トライアックQ1のゲートにゲート信号が与えられ
れず、トライアックQ1はオフに保たれる。つまり負荷
Lは点灯しない。一方、周囲が暗くなり、太陽電池SB
の出力によってスイッチング素子SWのオフ状態を維持
することができなくなると、スイッチング素子SWはオ
ンになり、トライアックQ1のゲートにゲート信号が与
えられ、トライアックQ1がオンする。つまり、トライ
アックQ1を介して負荷Lに給電され、負荷Lが点灯す
る。
【0029】ところで、光起電力素子1は、セルの個数
が異なり、所定の明るさにおける出力電圧が異なる太陽
電池SB1…を複数個有し、複数個の太陽電池SB1の
接続状態を選択的に切り換える、すなわち何れかの太陽
電池SB1をリード線4を介して出力端子X3,X4間
に接続することによって、所定の明るさにおける光起電
力素子1の出力電圧が所望の電圧値に設定される。図3
は周囲の明るさ(照度)に対する太陽電池SB1…の出
力電圧の特性を示している。例えば3個の太陽電池SB
1〜SB3がそれぞれ図3のイ〜ハに示す特性を有して
いる場合、周囲の明るさが同じであれば、各太陽電池S
B1〜SB3の発生する出力電圧は太陽電池SB3,S
B2,SB1の順に大きくなる。したがって、各太陽電
池SB1〜SB3の出力電圧が、それぞれ、スイッチン
グ素子SWのしきい値電圧V1に略等しくなるときの周
囲の照度Lx1〜Lx3は、Lx3,Lx2,Lx1の
順に暗くなる。而して、太陽電池SB1…の接続状態を
切り換えて、所定の明るさにおける光起電力素子1の出
力電圧を調整することにより、スイッチング素子SWが
オンオフする際の周囲の明るさ、すなわちトライアック
Q1がオンオフする際の明るさの規定値を所望の明るさ
に容易に変更することができ、スイッチング素子SWの
しきい値電圧のばらつきやトライアックQ1の動作のば
らつきを補正することができる。
【0030】(実施形態2)図4に本実施形態の電子式
自動点滅器Aの回路図を示す。尚、電子式自動点滅器A
の基本的な構成は実施形態1と同様であるので、同一の
構成要素には同一の符号を付してその説明を省略する。
【0031】実施形態1の電子式自動点滅器Aでは、光
起電力素子1は、セルの個数が異なり、所定の明るさに
おける出力電圧が異なる太陽電池SB1…を複数個有し
ており、トライアックQ1がオンオフする際の明るさの
規定値に応じて、何れかの太陽電池SB1…をリード線
4により光起電力素子1の出力端子X3,X4に接続し
ているが、本実施形態では光起電力素子1に、セルの個
数が異なり、所定の明るさにおける出力電圧が異なる複
数個の太陽電池SB1〜SB5を設けており、各太陽電
池SB1〜SB5の正極はそれぞれ出力端子X4に共通
接続され、各太陽電池SB1〜SB5の負極はそれぞれ
規定値設定手段たるスイッチS1〜S5を介して出力端
子X3に接続されている。ここに、各スイッチS1〜S
5は図5に示すようにディップスイッチSW1から構成
されている。
【0032】ここで、ディップスイッチSW1の何れか
のスイッチS1…をオンすると、何れかの太陽電池SB
1…が出力端子X3,X4間に接続されるので、ディッ
プスイッチSW1を用いて複数個の太陽電池SB1〜S
B5の接続状態を選択的に切り換えることによって、所
定の明るさにおける光起電力素子1の出力電圧を容易に
調整することができる。したがって、スイッチング素子
SWがオンオフする際の周囲の明るさ、すなわちトライ
アックQ1がオンオフする際の明るさの規定値を所望の
明るさに容易に変更することができ、スイッチング素子
SWのしきい値電圧のばらつきやトライアックQ1の動
作のばらつきを補正することができる。また、ディップ
スイッチSW1の切換によって太陽電池SB1〜SB5
の接続状態を切り換えているので、実施形態1のように
何れかの太陽電池SB1…と出力端子X3,X4とをリ
ード線4で接続する場合に比べ、組立後に太陽電池SB
1〜SB5の接続状態を容易に切り換えることができ
る。
【0033】なお、本実施形態ではスイッチS1〜S5
をディップスイッチSW1で構成しているが、スイッチ
S1〜S5をディップスイッチSW1に限定する趣旨の
ものではなく、例えば図6に示すようにスイッチS1〜
S5をロータリスイッチSW2で構成し、ロータリスイ
ッチSW2の切換操作によって複数個の太陽電池SB1
…の接続状態を選択的に切り換えるようにしても良い。
【0034】(実施形態3)図7に本実施形態の電子式
自動点滅器Aの回路図を示す。尚、電子式自動点滅器A
の基本的な構成は実施形態1と同様であるので、同一の
構成要素には同一の符号を付してその説明を省略する。
【0035】この電子式自動点滅器では、光起電力素子
1は、セルの個数が異なり、所定の明るさにおける出力
電圧が異なる複数個の太陽電池SB1〜SB5を直列接
続して構成される。図8は光起電力素子1の概略の構成
図を示しており、複数個の太陽電池SB1〜SB5の一
部を光を透過しない遮光部材5で覆うことによって、光
起電力素子1の出力電圧を変化させている。
【0036】而して、太陽電池SB1〜SB5の一部を
遮光部材5で覆うことにより、所定の明るさにおける光
起電力素子1の出力電圧を1セル単位で微調整すること
ができるから、スイッチング素子SWがオンオフする際
の周囲の明るさ、すなわちトライアックQ1がオンオフ
する際の明るさの規定値を所望の明るさに容易に変更す
ることができ、スイッチング素子SWのしきい値電圧の
ばらつきやトライアックQ1の動作のばらつきを補正す
ることができる。
【0037】ところで、図9に示すように遮光部材5と
して光を透過しない接着剤6を用いても良く、太陽電池
SB1〜SB5の受光面の一部を接着剤6で覆うことに
よって、光起電力素子1の出力電圧を容易に調整するこ
とができる。このように、遮光部材5を接着剤6で構成
すれば、遮光部材5を別部材として太陽電池SB1〜S
B5を覆う場合に比べて遮光部材5を安価に実現するこ
とができる。また、光起電力素子1を組み立てた後に、
トライアックQ1の動作特性に応じて接着剤6で太陽電
池SB1〜SB5の一部を覆い、光起電力素子1の出力
電圧を調整することができる。
【0038】
【発明の効果】上述のように、請求項1の発明は、外光
の明るさに応じた電圧を発生する光起電力素子と、上記
光起電力素子の出力電圧を受けてオンオフされるスイッ
チング素子と、電源と負荷との間に接続され上記スイッ
チング素子のオンオフによりトリガされて上記光起電力
素子により検出される明るさが規定値以下のときにオン
になる双方向サイリスタとを備え、上記光起電力素子は
太陽電池から構成され、上記スイッチング素子はソース
同士およびゲート同士をそれぞれ共通接続した2個のM
OSFETから構成される電子式自動点滅器において、
双方向サイリスタのオンオフする明るさが所望の規定値
となるように、太陽電池を構成するセルの個数を変化さ
せることによって光起電力素子の出力電圧を変化させる
規定値設定手段を設けたことを特徴とし、規定値設定手
段は太陽電池を構成するセルの個数を変化させることに
より、所定の明るさにおける光起電力素子の出力電圧を
変化させているので、スイッチング素子がオンオフする
際の周囲の明るさ、すなわち双方向サイリスタがオンオ
フする際の明るさの規定値を容易に変化させることがで
きるという効果がある。
【0039】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、上記光起電力素子は、セルの個数が異なり、所定の
明るさにおける出力電圧が異なる太陽電池を複数個接続
して構成され、上記規定値設定手段は、所望の規定値に
応じて、複数個の太陽電池の接続状態を選択的に切り換
えることにより、光起電力素子の出力電圧を変化させる
ことを特徴とし、規定値設定手段は、複数個の太陽電池
の接続状態を選択的に切り換えることによって、光起電
力素子の発生する出力電圧を変化させているので、請求
項1の発明と同様に、スイッチング素子がオンオフする
際の周囲の明るさ、すなわち双方向サイリスタがオンオ
フする際の明るさの規定値を容易に変化させることがで
きるという効果がある。
【0040】請求項3の発明は、請求項2の発明におい
て、上記規定値設定手段は、各太陽電池の出力端にそれ
ぞれ接続され、所望の規定値に応じて複数個の太陽電池
の接続状態を選択的に切り換えるスイッチからなること
を特徴とし、規定値設定手段は各スイッチのオンオフを
切り換えることによって、光起電力素子の出力電圧を変
化させているので、組立終了後に光起電力素子の出力電
圧を調整することができ、双方向サイリスタがオンオフ
する際の明るさの規定値を容易に調整できるという効果
がある。
【0041】請求項4の発明は、請求項1の発明におい
て、上記光起電力素子は複数個の太陽電池を直列接続し
て構成され、上記規定値設定手段は、所望の規定値に応
じて複数個の太陽電池の一部を遮光する遮光部材からな
ることを特徴とし、遮光部材で太陽電池の一部を遮光す
ることによって、光起電力素子の出力電圧を1セル単位
で微調整することができるから、双方向サイリスタがオ
ン・オフする際の明るさの規定値を微調整することがで
きるという効果がある。
【0042】請求項5の発明は、請求項4の発明におい
て、上記遮光部材は、太陽電池の受光面に接着される遮
光性を有する接着剤からなることを特徴とし、遮光部材
を安価に実現することができ、且つ、組立終了後に光起
電力素子の出力電圧を調整することができるという効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1の電子式自動点滅器を示す回路図で
ある。
【図2】同上に用いる光起電力素子を示す概略の構成図
である。
【図3】同上に用いる太陽電池の周囲照度に対する出力
電圧の特性を示す図である。
【図4】実施形態2の電子式自動点滅器を示す回路図で
ある。
【図5】同上に用いる光起電力素子を示す概略の構成図
である。
【図6】同上に用いる別の光起電力素子を示す概略の構
成図である。
【図7】実施形態3の電子式自動点滅器を示す回路図で
ある。
【図8】同上に用いる光起電力素子を示す概略の構成図
である。
【図9】同上に用いる別の光起電力素子を示す概略の構
成図である。
【図10】従来の電子式自動点滅器を示す回路図であ
る。
【図11】同上に用いる太陽電池のV−I特性を示す図
である。
【符号の説明】
1 光起電力素子 E 電源 L 負荷 Q1 トライアック SB1… 太陽電池 SW スイッチング素子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 村田 之広 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 秋成 芳範 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 Fターム(参考) 3K073 AA12 AA75 AB07 BA28 CG02 CG21 CK02 CL07 5J050 AA05 AA44 AA47 BB21 CC03 CC07 DD08 DD12 DD18 EE26 FF01 FF10 FF13

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外光の明るさに応じた電圧を発生する光起
    電力素子と、上記光起電力素子の出力電圧を受けてオン
    オフされるスイッチング素子と、電源と負荷との間に接
    続され上記スイッチング素子のオンオフによりトリガさ
    れて上記光起電力素子により検出される明るさが規定値
    以下のときにオンになる双方向サイリスタとを備え、上
    記光起電力素子は太陽電池から構成され、上記スイッチ
    ング素子はソース同士およびゲート同士をそれぞれ共通
    接続した2個のMOSFETから構成される電子式自動
    点滅器において、双方向サイリスタのオンオフする明る
    さが所望の規定値となるように、太陽電池を構成するセ
    ルの個数を変化させることによって光起電力素子の出力
    電圧を変化させる規定値設定手段を設けて成ることを特
    徴とする電子式自動点滅器。
  2. 【請求項2】上記光起電力素子は、セルの個数が異な
    り、所定の明るさにおける出力電圧が異なる太陽電池を
    複数個接続して構成され、上記規定値設定手段は、所望
    の規定値に応じて、複数個の太陽電池の接続状態を選択
    的に切り換えることにより、光起電力素子の出力電圧を
    変化させることを特徴とする請求項1記載の電子式自動
    点滅器。
  3. 【請求項3】上記規定値設定手段は、各太陽電池の出力
    端にそれぞれ接続され、所望の規定値に応じて複数個の
    太陽電池の接続状態を選択的に切り換えるスイッチから
    なることを特徴とする請求項2記載の電子式自動点滅
    器。
  4. 【請求項4】上記光起電力素子は複数個の太陽電池を直
    列接続して構成され、上記規定値設定手段は、所望の規
    定値に応じて複数個の太陽電池の一部を遮光する遮光部
    材からなることを特徴とする請求項1記載の電子式自動
    点滅器。
  5. 【請求項5】上記遮光部材は、太陽電池の受光面に接着
    される遮光性を有する接着剤からなることを特徴とする
    請求項4記載の電子式自動点滅器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104317311A (zh) * 2014-10-23 2015-01-28 天津市畅悦电子科技有限公司 一种光伏能信号驱动电路

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