JP2000092378A - 撮像装置 - Google Patents
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Abstract
して広ダイナミックレンジ合成画像を生成する機能を備
えた撮像装置において、通常撮影モードと強制的な広ダ
イナミックレンジ撮影モードと自動的な広ダイナミック
レンジ撮影モードのうちの少なくとも2つの撮影モード
から1つの撮影モードを選択して撮影を行うことができ
るようにする。 【解決手段】 通常撮影モードによる撮影制御手段、強
制広ダイナミックレンジ撮影モードによる撮影制御手段
及び被写体情報あるいは撮影設定情報に基づいて自動的
に広ダイナミックレンジ合成画像を選択的に生成する自
動広ダイナミックレンジ撮影モードによる撮影制御手段
のうちの少なくとも2つの制御手段と、これら制御手段
に対応した各撮影モードから1つの撮影モードを選択的
に設定する手段を備えて撮像装置を構成する。
Description
光量の異なる複数画面分の画像信号を出力させ、合成処
理を行うことにより広ダイナミックレンジ合成画像を得
る機能を備えた撮像装置に関する。
デジタルカメラ等の撮像装置においては、CCD撮像素
子等の固体撮像素子が用いられているが、固体撮像素子
のダイナミックレンジは銀塩写真フィルムに比べ極めて
狭いという問題点がある。
撮像素子から露光量の異なる2画面分の画像信号を読み
出し、合成を行うことによって拡大されたダイナミック
レンジを有する画像を得る手法が提案されており、例え
ば、特許第2522015号公報には、次のような構成
の撮像装置について開示がなされている。すなわち、被
写体像を電気信号に変換する撮像手段と、該撮像手段の
蓄積時間を周期的に変化させることにより露光量の異な
る画像を連続して周期的に出力させ、前記撮像手段から
出力される露光量の異なる複数の画面の各部分の信号レ
ベルをそれぞれ所定の基準値と比較することにより適正
レベルの画面部分を合成して前記所定周期の合成画面を
形成する第1のモードと、前記撮像手段の蓄積時間を一
定にして出力させる第2のモードとを選択的に実行する
撮像制御手段と、前記第2のモードにおいて前記撮像手
段から得られる信号を所定のレベルと比較することによ
って画面内に輝度差の大きい被写体が存在することが検
出された場合に前記撮像制御手段を第1のモードに切り
換える切り換え制御手段とを備え、第1のモードでは画
面のどの部分も適正な信号レベルとなった画像を得るこ
とができ、例えば逆光状態のように、画面内に輝度差の
大きな被写体が存在する場合であっても、画面内に白と
び等が発生せず、実質的にダイナミックレンジを広くす
ることができ、また、切り換え制御手段により、操作者
が被写体の条件等を判断しなくても、第2のモードで画
面内に輝度差の大きな被写体が存在する場合には自動的
に第1のモードに切り換わり、自動的に逆光等を補正で
きるようにした撮像装置について開示がなされている。
許第2522015号公報開示の撮像装置においては、
第2のモードにおいて得られる画面内に輝度差の大きい
被写体が存在することが検出された場合、自動的に広ダ
イナミックレンジ合成画像を生成する第1のモードへ切
り換えを行うようになっており、自動的に広ダイナミッ
クレンジ合成画像を生成させない通常の撮影モードと
か、あるいは強制的に広ダイナミックレンジ合成画像を
生成させる撮影モードが考慮されておらず、操作性がよ
くないという問題点がある。また、上記公報開示の撮影
装置においては、広ダイナミックレンジ合成画像の生成
処理のON/OFF状態を表示する手段が設けられてお
らず、合成画像のON/OFF切換状態の識別が難しい
という問題点もある。
ドと強制的な広ダイナミックレンジ撮影モードと自動的
な広ダイナミックレンジ撮影モードのうちの少なくとも
2つのモードから1つのモードを選択して撮影を行うこ
とができるようにした撮像装置を提供することを目的と
する。請求項2に係る発明は、撮影済みの画像データに
基づく情報、撮影前に得られる情報又は撮影装置への設
定情報に基づく撮影が、合成画像の生成に適合するもの
であるか否かを識別できるようにした撮像装置を提供す
ることを目的とする。請求項3に係る発明は、合成画像
の生成処理に適合しているか否かが極めて容易に確認す
ることができる撮像装置を提供することを目的とする。
請求項4に係る発明は、合成画像が不適合となる原因を
確認でき、撮影条件を変更し適合条件とすることが可能
な撮像装置を提供することを目的とする。請求項5に係
る発明は、適合させるための撮影条件の変更レベルを確
認できるようにした撮像装置を提供することを目的とす
る。
が生じる不適切な撮影が実行されるのを防止できるよう
にした撮像装置を提供することを目的とする。請求項7
に係る発明は、撮影する複数の画像の露出条件の差及び
合成画像としたときのダイナミックレンジを認識するこ
とが可能な撮像装置を提供することを目的とする。請求
項8に係る発明は、露光量比の補正の有無を確認できる
と共に露光量比のずれ及び補正された露光量比によるダ
イナミックレンジを確認できるようにした撮像装置を提
供することを目的とする。請求項9に係る発明は、動き
の補正の有無を確認でき、また画質劣化が生じているこ
とを容易に気付くことが可能な撮像装置を提供すること
を目的とする。請求項10に係る発明は、実際に合成処理
を行うか否かあるいは行ったか否かを容易に確認できる
ようにした撮像装置を提供することを目的とする。請求
項11に係る発明は、実際の合成画像を確認することがで
きる撮像装置を提供することを目的とする。
した撮影を行うことが可能な撮像装置を提供することを
目的とする。請求項13に係る発明は、ダイナミックレン
ジや適正露光量を数値で認識できるようにした撮像装置
を提供することを目的とする。請求項14に係る発明は、
視覚的な方法で合成画像のダイナミックレンジを自由に
設定することができる撮像装置を提供することを目的と
する。請求項15に係る発明は、合成画像のダイナミック
レンジ範囲に入れたい被写体領域を容易に指定できるよ
うにした撮像装置を提供することを目的とする。請求項
16に係る発明は、視覚的な方法で合成画像のダイナミッ
クレンジを自由に設定することができる撮像装置を提供
することを目的とする。請求項17に係る発明は、シャッ
タのタイムラグや消費電力を低減できるようにした撮像
装置のAE装置を提供することを目的とする。
め、請求項1に係る発明は、複数の異なる露光量で同一
被写体を撮影し、露光量の異なる複数画面分の画像信号
を生成可能な撮像手段と、該撮像手段により得られた露
光量の異なる複数画面分の画像信号を合成して広ダイナ
ミックレンジ合成画像を生成する手段とを備えた撮像装
置において、前記撮像手段より1画面分の撮像信号を生
成する通常撮影モードによる通常撮影制御手段、強制的
に広ダイナミックレンジ合成画像を生成する強制広ダイ
ナミックレンジ撮影モードによる強制広ダイナミックレ
ンジ撮影制御手段及び被写体情報あるいは撮影設定情報
に基づいて自動的に広ダイナミックレンジ合成画像を選
択的に生成する自動広ダイナミックレンジ撮影モードに
よる自動広ダイナミックレンジ撮影制御手段のうちの少
なくとも2つの制御手段と、これら制御手段に対応した
各撮影モードから1つの撮影モードを選択的に設定する
手段とを備えていることを特徴とするものである。この
ように構成することにより、単一の撮像装置において、
通常撮影モードと強制的な広ダイナミックレンジ撮影モ
ードと自動的な広ダイナミックレンジ撮影モードのうち
の少なくとも2つの撮影モードから1つの撮影モードを
選択して撮影を行うことができ、操作性を向上させるこ
とができる。
量で同一被写体を撮影し、露光量の異なる複数画面分の
画像信号を生成可能な撮像手段と、該撮像手段により得
られた露光量の異なる複数画面分の画像信号を合成して
広ダイナミックレンジ合成画像を生成する手段を備えた
撮像装置において、適正な広ダイナミックレンジ合成画
像が得られるか否かの判定を行うのに必要とする、撮影
済みの画像データに基づく情報、撮影前に得られる情報
及び撮影前の撮像装置への設定情報の少なくとも一つの
情報を合成画像生成処理への適否判断情報として表示す
る手段を備えていることを特徴とするものである。この
ように適否判断情報を表示することにより、手動で合成
画像の生成処理の設定を行う場合には、撮影済みの画像
データに基づく情報の表示により、撮影済みの画像デー
タが合成画像生成に適合する画像データであるか否かを
識別することができ、また撮影前に得られる情報あるい
は撮影前に設定される設定情報の表示により、その情報
に基づく撮影が合成画像の生成に適合するものであるか
否かの判断をすることができる。また、自動的に上記情
報に基づいて合成画像の生成処理を行っている場合は、
合成画像の生成が不適合となっている情報を確認するこ
とができる。
量で同一被写体を撮影し、露光量の異なる複数画面分の
画像信号を生成可能な撮像手段と、該撮像手段により得
られた露光量の異なる複数画面分の画像信号を合成して
広ダイナミックレンジ合成画像を生成する手段を備えた
撮像装置において、適正な広ダイナミックレンジ合成画
像の生成が得られるか否かの判定を行うのに必要とす
る、撮影済みの画像データに基づく情報、撮影前に得ら
れる情報及び撮影前の撮像装置への設定情報の少なくと
も一つの情報が合成画像の生成処理に適合する情報であ
るか否かを判断する手段と、該判断手段で判断された結
果を表示する表示手段とを備えていることを特徴とする
ものである。このように合成画像生成処理に適合するか
否かの判断結果を表示する手段を設けることにより、合
成画像生成処理に適合しているか否かが極めて容易に確
認することができる。
像装置において、前記表示手段は、前記判断手段が不適
合と判断したとき、不適合とされた情報をNG情報とし
て表示するように構成されていることを特徴とするもの
である。このように不適合となる情報がNG情報として
表示されることにより、不適合となる原因が確認でき、
それにより撮影条件を変更し、適合条件とすることが可
能となる。
係る撮像装置において、前記表示手段は、前記判断手段
の判断結果を情報の数値パラメータとして表示すると共
に、該情報数値パラメータの合成処理適合範囲を合わせ
て表示するように構成されていることを特徴とするもの
である。このように情報の数値パラメータと共に合成処
理の適合範囲を表示することにより、適合させるための
撮影条件の変更レベルを確認することができる。
量で同一被写体を撮影し、露光量の異なる複数画面分の
画像信号を生成可能な撮像手段と、該撮像手段により得
られた露光量の異なる複数画面分の画像信号を合成して
広ダイナミックレンジ合成画像を生成する手段とを備え
た撮像装置において、前記撮像手段より1画面分の撮像
信号を生成する通常撮影モードによる通常撮影制御手
段、強制的に広ダイナミックレンジ合成画像を生成する
強制広ダイナミックレンジ撮影モードによる強制広ダイ
ナミックレンジ撮影制御手段及び被写体情報あるいは撮
影設定情報に基づいて自動的に広ダイナミックレンジ合
成画像を選択的に生成する自動広ダイナミックレンジ撮
影モードによる自動広ダイナミックレンジ撮影制御手段
のうちの少なくとも2つの制御手段と、これら制御手段
に対応した各撮影モードから1つの撮影モードを選択的
に設定する手段と、広ダイナミックレンジ合成画像生成
のための生成処理条件として取得された情報が広ダイナ
ミックレンジ合成画像の生成処理に適合する情報である
か否かの判断を行う適合性判断手段と、前記モード設定
手段で設定された撮影モードと前記適合性判断手段でな
された判断結果とが適合しないとき、不一致表示を行う
表示手段とを備えていることを特徴とするものである。
このように設定された撮影モードと適合性判断手段の判
断結果とが適合しない場合に不一致表示をさせることに
より、画質劣化等が生じる不適切な撮影が実行されるの
を防止することができる。
量で同一被写体を撮影し、露光量の異なる複数画面分の
画像信号を生成可能な撮像手段と、該撮像手段により得
られた露光量の異なる複数画面分の画像信号を合成して
広ダイナミックレンジ合成画像を生成する手段を備えた
撮像装置において、露光量の異なる複数画面の画像信号
の露光量比を表示する手段を備えていることを特徴とす
るものである。このように露光量の異なる複数画面の画
像信号の露光量比を表示することにより、撮影する複数
の画像の露出条件の差及び合成画像としたときのダイナ
ミックレンジを認識することが可能となる。
量で同一被写体を撮影し、露光量の異なる複数画面分の
画像信号を生成可能な撮像手段と、該撮像手段により得
られた露光量の異なる複数画面分の画像信号を合成して
広ダイナミックレンジ合成画像を生成する手段を備えた
撮像装置において、前記露光量の異なる複数画面分の画
像信号の露光量を補正する手段と、該露光量の補正手段
の動作状態を表示する表示手段とを備えていることを特
徴とするものである。このように露光量比の補正手段の
動作状態を表示する手段を設けることにより、露光量比
の補正の有無を確認できると共に、補正前後の露光量比
を表示させることにより、露光量比のずれ及び補正され
た露光量比によるダイナミックレンジなどを確認するこ
とができる。
量で同一被写体を撮影し、露光量の異なる複数画面分の
画像信号を生成可能な撮像手段と、該撮像手段により得
られた露光量の異なる複数画面分の画像信号を合成して
広ダイナミックレンジ合成画像を生成する手段を備えた
撮像装置において、被写体像の動きを検出する手段と、
該動き検出手段で検出された動き量が補正許容範囲内の
とき動き量を補正する手段と、該動き量補正手段の動作
状態を表示する表示手段とを備えていることを特徴とす
るものである。このように動き補正手段の動作状態を表
示する手段を設けることにより、動きの補正の有無を確
認でき、また動き補正ありの表示により動きがあったこ
とがわかるので、画質劣化が生じていることに容易に気
付くことが可能となる。
量で同一被写体を撮影し、露光量の異なる複数画面分の
画像信号を生成可能な撮像手段と、該撮像手段により得
られた露光量の異なる複数画面分の画像信号を合成して
広ダイナミックレンジ合成画像を生成する手段とを備え
た撮像装置において、前記撮像手段より1画面分の撮像
信号を生成する通常撮影モードによる通常撮影制御手
段、強制的に広ダイナミックレンジ合成画像を生成する
強制広ダイナミックレンジ撮影モードによる強制広ダイ
ナミックレンジ撮影制御手段及び被写体情報あるいは撮
影設定情報に基づいて自動的に広ダイナミックレンジ合
成画像を選択的に生成する自動広ダイナミックレンジ撮
影モードによる自動広ダイナミックレンジ撮影制御手段
のうちの少なくとも2つの制御手段と、これら制御手段
に対応した各撮影モードから1つの撮影モードを選択的
に設定する手段と、該モード設定手段で設定された撮影
モードに基づく広ダイナミックレンジ合成画像の生成処
理のON/OFF状態を表示する表示手段とを備えてい
ることを特徴とするものである。このように、広ダイナ
ミックレンジ合成画像の生成処理のON/OFF状態を
表示する表示手段を設けることにより、実際に合成処理
を行うか否かあるいは行ったか否かを容易に確認するこ
とができる。
量で同一被写体を撮影し、露光量の異なる複数画面分の
画像信号を生成可能な撮像手段と、該撮像手段により得
られた露光量の異なる複数画面分の画像信号を合成して
広ダイナミックレンジ合成画像を生成する手段を備えた
撮像装置において、前記広ダイナミックレンジ合成画像
を生成する手段から出力される合成画像を表示する表示
手段を備えていることを特徴とするものである。このよ
うに広ダイナミックレンジ合成画像を表示することによ
り、実際の合成画像を確認することができる。
量で同一被写体を撮影し、露光量の異なる複数画面分の
画像信号を生成可能な撮像手段と、該撮像手段により得
られた露光量の異なる複数画面分の画像信号を合成して
広ダイナミックレンジ合成画像を生成する手段とを備え
た撮像装置において、前記撮像手段より1画面分の撮像
信号を生成する通常撮影モードによる通常撮影制御手
段、強制的に広ダイナミックレンジ合成画像を生成する
強制広ダイナミックレンジ撮影モードによる強制広ダイ
ナミックレンジ撮影制御手段及び被写体情報あるいは撮
影設定情報に基づいて自動的に広ダイナミックレンジ合
成画像を選択的に生成する自動広ダイナミックレンジ撮
影モードによる自動広ダイナミックレンジ撮影制御手段
のうちの少なくとも2つの制御手段と、これら制御手段
に対応した各撮影モードから1つの撮影モードを選択的
に設定する手段と、広ダイナミックレンジ合成画像生成
のための生成処理条件として取得された情報が広ダイナ
ミックレンジ合成画像の生成処理に適合する情報である
か否かの判断を行う適合性判断手段と、前記モード設定
手段で設定された撮影モードと前記適合性判断手段でな
された判断結果とが適合しないとき、前記情報のパラメ
ータの設定又は撮影モードの設定の変更の指示、もしく
は撮り直しの指示をする手段とを備えていることを特徴
とするものである。このように撮影モードと情報パラメ
ータの内容とが適合しないとき、撮影前は撮影モード又
は情報パラメータの設定の変更を指示する手段を備えて
いるので、画質の向上した撮影を行うことが可能とな
る。また撮影後は撮影の撮り直し指示がされるので、同
様に画質の向上した画像を得ることができる。
量で同一被写体を撮影し、露光量の異なる複数画面分の
画像信号を生成可能な撮像手段と、該撮像手段により得
られた露光量の異なる複数画面分の画像信号を合成して
広ダイナミックレンジ合成画像を生成する手段を備えた
撮像装置において、被写体の所望部分の明るさ情報を被
写体画像と共に表示する手段を備えていることを特徴と
するものである。このように被写体の所望部分の明るさ
情報を被写体画像と共に表示する手段を設けることによ
り、例えば被写体の最も暗い部分と最も明るい部分の輝
度を表示すると、ダイナミックレンジや適正露光量を数
値で認識することが可能となる。
量で同一被写体を撮影し、露光量の異なる複数画面分の
画像信号を生成可能な撮像手段と、該撮像手段により得
られた露光量の異なる複数画面分の画像信号を合成して
広ダイナミックレンジ合成画像を生成する手段を備えた
撮像装置において、表示した画像の所望の複数の領域を
指定する手段と、該指定手段で指定され領域の輝度情報
を取得する手段と、取得された輝度情報が広ダイナミッ
クレンジ合成画像生成時にそれぞれ適正な輝度レベルと
なるように前記複数の画像の露光量を調整する手段とを
備えていることを特徴とするものである。このように指
定された所望領域の輝度情報が広ダイナミックレンジ合
成画像生成時に適正な輝度レベルとなるように、複数の
画像の露光量を調整するようにしているので、視覚的な
方法で合成画像のダイナミックレンジを自由に設定する
ことが可能となる。
像装置において、前記画像の複数の所望領域の指定手段
は、予め設定された狭領域の枠部を画像上の目標被写体
にセットしてロックすることによりマーキングする手段
で構成されていることを特徴とするものである。このよ
うに指定手段を構成することにより、合成画像のダイナ
ミックレンジ内に含めたい被写体領域を容易に指定する
ことができる。
量で同一被写体を撮影し、露光量の異なる複数画面分の
画像信号を生成可能な撮像手段と、該撮像手段により得
られた露光量の異なる複数画面分の画像信号を合成して
広ダイナミックレンジ合成画像を生成する手段を備えた
撮像装置において、露光量の異なる複数の画像をそれぞ
れ表示する表示手段と、該表示手段により表示された画
像の露光量を所望の露光量に設定する手段とを備え、前
記複数の画像においてそれぞれ設定された露光量に基づ
いて合成画像のダイナミックレンジを設定することを特
徴とするものである。このように表示された複数の画像
の露光量を所望の露光量に設定し、設定された露光量に
基づいて合成画像のダイナミックレンジを設定するよう
にしているので、視覚的な方法で合成画像のダイナミッ
クレンジを自由に設定することが可能となる。
像装置において、撮像素子への露光量を制御する手段
と、該露光量制御手段に複数の異なる露光量を設定する
制御手段と、撮像素子から設定された複数の露光量によ
る複数の出力情報を取り込む手段と、取り込まれた複数
の出力情報を合成して広ダイナミックレンジの合成出力
情報を生成する手段と、合成出力情報から露光量を決定
する手段とで撮像装置のAE装置を構成するものであ
る。このようにAE装置を構成することにより、露光量
の異なる複数の出力情報に基づいて短時間で露出の適正
値を決定でき、シャッタのタイムラグや消費電力の問題
を解決することができる。
説明する。まず、本発明を適用した撮像装置(デジタル
カメラ)の第1の実施の形態の電気的な全体構成を、図
1に示すブロック構成図に基づいて説明する。図1にお
いて、1は光信号を電気的な信号に光電変換する単板カ
ラーCCD撮像素子で、電子シャッタ機能をもつもので
あり、該CCD撮像素子1には、レンズ2及び絞り・シ
ャッタ機構3を通って、被写体が入力されるようになっ
ている。CCD撮像素子1の出力は、相関二重サンプリ
ング回路等でノイズを除去されたのちアンプ4で増幅さ
れる。5はアナログデータであるアンプ4の出力をデジ
タルデータに変換するA/D変換器で、6はCCD撮像
素子1からの信号を画像データとして処理するカメラ信
号処理回路である。7は、本来の撮影に先立ってCCD
撮像素子1からの撮像信号等を用いて、フォーカスを制
御するAF(オートフォーカス)情報を取り出すAF検
波回路、露出を制御するAE(オートエクスポージァ)
情報を取り出すAE検波回路及びホワイトバランスを設
定するAWB(オートホワイトバランス)情報を取り出
すAWB検波回路であり、このAF,AE,AWB検波
回路7からの出力信号はCPU8を介して、レンズ2へ
AF情報を、絞り・シャッタ機構3へAE情報を、カメ
ラ信号処理回路6へAWB情報を与えるようになってい
る。
PEG)で、該圧縮回路9で圧縮処理された画像データ
が、メモリカードI/F14を介してメモリカード15へ記
録されるようになっている。10はメモリコントローラ
で、11はDRAMであり、これらは画像データの色処理
等を行う際に作業用メモリとして用いられるものであ
る。12は表示回路で、13はLCD表示部であり、これら
は例えばメモリカード15に記録されたデータを読み出し
表示させたりして、撮影状態の確認などに用いられる。
16はメモリカード15に記録されているデータをパソコン
17へ転送するために用いるパソコンI/Fである。な
お、図1において、18はCCD撮像素子1を駆動するタ
イミングパルスを発生するタイミングジェネレータであ
り、CPU8の制御に従ってCCD撮像素子1を駆動す
るものである。19はストロボ機構で、本来の撮影に先立
って得られるAE情報により、CPU8を介して制御さ
れ、ストロボ発光をする/しないの制御及びストロボ発
光の光量制御が行われる。20はCPUの入力キーで、各
種撮影モードや撮影条件の設定、各種スイッチの駆動等
が行えるようになっている。
構成を、図2に示した撮影者方向から見た外観図に基づ
いて説明する。本実施の形態においては、装置本体が前
カバー21と後カバー22の2つの外装部材によって構成さ
れている。そして、前カバー21の前面には、撮影レンズ
23,上面には回動式のストロボ24がそれぞれ配設されて
おり、図2においては、ストロボ24は使用しない状態を
示している。また前カバー21の上面には、装置の電源を
ON/OFFする電源スイッチボタン25が設けられてお
り、この電源スイッチボタン25を押すことにより、内部
に配置された電源スイッチが動作し、これに応じてCP
U8が電源のON/OFFを制御するようになってい
る。
作される円環状のR/P切換スイッチボタン26が設けら
れている。このR/P切換スイッチボタン26は記録と再
生を切り換えるもので、電源スイッチボタン25を中心に
して回動させて、内部に配置されているR/Pスイッチ
を動作させることによって、記録再生モードの切り換え
の制御を行うようになっている。また前カバー21の上面
右端にはレリーズボタン27が設けられており、記録時に
このレリーズボタン27を押すことにより、内部のレリー
ズスイッチがONになり、被写体像がメモリカード15に
記録されるようになっている。レリーズボタン27の周囲
にはズームノブ28が設けられており、該ズームノブ28は
レリーズボタン27を中心にして回動するように構成され
ている。ズームノブ28を時計方向、若しくは反時計方向
に回動すると、あらかじめ設定された方向に応じて、ズ
ームスイッチにより撮影レンズ23内のズームフォーカス
機構が連動制御されて、撮影像が拡大・縮小される。
光学ファインダの接眼部29が配置されており、該ファイ
ンダ接眼部29の右方向の後カバー22の上面傾斜部に沿っ
て、4つのモード設定ボタン30が並んで配置されてい
る。このモード設定ボタン30は、撮影モード、ストロボ
のON/OFFや強制発光又は記録時の圧縮率あるいは
シャッタースピード等を設定するために利用されるもの
で、内部にそれぞれ対応したモードスイッチが配置され
ている。ファインダ接眼部29の下方の後カバー背面部に
は、画像LCD表示部(カラー液晶表示部)31が配置さ
れており、この画像LCD表示部31には記録された被写
体像等が表示され、撮影後の画像等の確認に利用され
る。また、この画像LCD表示部31には、画像以外の画
像記録時の付帯情報、例えば撮影モード、各種撮影条件
や、更には記録年月日時刻とかコマ番号等の表示のON
/OFFも可能になっている。そして、画像LCD表示
部31の右側部には縦方向に4つのメニュー設定ボタン32
が配列されており、これらのボタンは上からメニューボ
タン、+ボタン、−ボタン、OKボタンとなっている。な
お、上記電源スイッチボタン25、R/P切換スイッチボ
タン26、レリーズボタン27、モード設定ボタン30及びメ
ニュー設定ボタン32等は、図1の入力キー20に対応する
ものである。
装置の右側部分が、撮影時に右手で把持する、いわゆる
グリップ部に相当する把持部33である。この把持部33の
手前側コーナー部にメモリカード用蓋34が配置されてお
り、該メモリカード用蓋34に隣接して電池蓋35が配置さ
れている。また、前カバー21の上面のレリーズボタン27
の近傍には各種情報表示用LCD36が配置されている。
いて説明する。まず、電源スイッチボタン25を押して電
源を投入し、R/P切換スイッチボタン26で記録モード
を設定し、次いで、モード設定ボタン30で撮影モードの
設定を行う。本実施の形態においては、撮影モードとし
ては、通常のAE情報に基づく1回の撮影で1画面分の
撮像信号を得る通常撮影モードと、異なる露光量で同一
被写体を2回撮影し、露光量の異なる2画面分の画像信
号を生成し、合成処理を行って広ダイナミックレンジ
(以下、SL:Super Latitudeと略称する)合成画像を
得るSL撮影のON/OFF制御を、撮影済みの2画面
分の画像情報、撮影前に得られる各種情報、撮影前のカ
メラ設定情報等に基づいて自動的に行う自動SL撮影モ
ードと、上記SL撮影を強制的に行わせる強制SL撮影
モードとを、入力キー20すなわちモード設定ボタン30で
選択設定できるようになっており、そのモードの入力設
定によりCPU8が撮影モードを切り換えるようになっ
ている。
した場合は、通常のAE情報に基づいて1回の撮影で得
られた撮像信号をA/D変換器5でディジタル信号に変
換し、カメラ信号処理回路6により所定の信号処理を受
け、次いで圧縮回路9において圧縮処理されて、メモリ
カード15へ記録される。
は、撮影済みの異なる露光量の2画面分の画像信号から
得られる情報、例えば被写体の動きに基づいて自動的に
SL合成画像の生成処理をON/OFFさせる場合に
は、図3に示すような構成のカメラ信号処理回路を用い
て、自動SL合成画像の生成処理を行う。
ータを記憶するSEメモリ、6−2は長時間露光画像デ
ータを記憶するLEメモリ、6−3は短時間露光画像と
長時間露光画像の露光量比A(=LE/SE)を、SE
メモリ6−1より読み出された短時間露光画像データに
乗算する乗算器、6−4は乗算処理された短時間露光画
像データとLEメモリ6−2より読み出された長時間露
光画像データとから広ダイナミックレンジ合成画像を合
成して形成する合成回路、6−5は合成回路6−4で得
られたSL合成画像を圧縮処理する圧縮回路、6−6は
LEメモリ6−2から読み出された長時間露光画像デー
タに対してγ補正、エッジ強調等の処理を行う信号処理
回路、6−7はCPU8からの制御信号により合成回路
6−4からのSL合成画像と、信号処理回路6−6で信
号処理された長時間露光画像データとを切り換え出力す
るセレクタである。また、8AはSEメモリ6−1及び
LEメモリ6−2から読み出された短時間露光画像デー
タと長時間露光画像データとに基づいて被写体の動きを
検出する、CPU8に内蔵されている動き検出部で、該
動き検出部8Aの出力に基づいて、前記セレクタ6−7
を切り換え制御するようになっている。
号処理回路6の動作について説明する。まず、CCD撮
像素子1で撮影された同一被写体の短時間露光画像デー
タと長時間露光画像データとをSEメモリ6−1とLE
メモリ6−2に一旦記憶させ、次いで両方のメモリ6−
1,6−2よりCPU8へ画像データを送り込み、露光
量の異なる2つの画像データに基づいて動き検出部8A
で被写体の動きを検出する。動き検出部8Aで動きが検
出されないときは、CPU8により制御されるセレクタ
6−7を介して、両メモリ6−1,6−2から読み出さ
れた画像データに基づいて合成回路6−4で合成処理さ
れ圧縮回路6−5で圧縮処理された広ダイナミックレン
ジ合成画像が出力される。一方、動きが検出された場合
は合成画像の出力をOFFとし、LEメモリ6−2から
読み出され信号処理回路6−6で信号処理された長時間
露光画像データが、セレクタ6−7を介して出力され
る。これにより、撮影済みの画像データに基づいて動き
を検出し、異なる露光量での2枚の画像の撮影時に被写
体が動いた場合には、破綻した合成画像が出力されるの
を防止することができる。
AF回路を設け、該外部AF回路からのAF信号に基づ
いて被写体の動きを検出し、自動的にSL合成画像の生
成処理のON/OFF切り換えを行う場合には、図4に
示すような構成のカメラ信号処理回路を用いて、自動S
L合成画像の生成処理を行う。
4に示すように、フレームメモリとして短時間露光画像
データを記憶するSEメモリ6−1のみを備え、短時間
露光画像データをSEメモリ6−1に取り込み、長時間
露光画像データとタイミングを合わせて、SEメモリ6
−1より短時間露光画像データを読み出し、露光量比に
基づく乗算処理を行ったのち合成回路6−4で合成処理
を行い圧縮回路6−5で圧縮処理を行うように構成され
ている。そして、外部AF回路39からのAF信号に基づ
いてCPU内蔵の動き検出部8Bで被写体の動きを検出
し、動きが検出されない場合は、カメラ信号信号処理回
路6′でセレクタ6−7を予め切り換え、合成圧縮処理
された広ダイナミックレンジ合成画像を出力し、一方、
動きが検出されたときは、セレクタ6−7を予め切り換
え、2回目のAF情報で撮影された長時間露光画像デー
タを出力させ、動きにより破綻した合成画像が出力され
るのを防止するようにしている。
は、例えば図3に示したカメラ信号処理回路を用い、常
にセレクタ6−7からSL合成処理画像が出力されるよ
うにCPU8で制御することにより、強制SL撮影モー
ドが実行される。
影モードが選択設定された場合には、LCD表示部31
(13)等に各撮影モードによる画像と共に、設定された
撮影モードの表示が行われるように構成されている。す
なわち、R/P切換スイッチボタン26で記録モードが設
定されると、撮影モード表示部にはもとの(直前)の撮
影モードの表示が行われ、新たにモード設定ボタン30で
撮影モードの設定が行われると、新たな設定撮影モード
の表示がなされるようになっている。LCD表示部31へ
の撮影モードの表示態様としては、SL撮影を行わない
通常撮影モードの設定の場合には、図5の(A)に示す
ようにSL−OFFの表示を行い、強制SL撮影モード
の設定時には図5の(B)に示すようにSL−ONの表
示を行い、また自動SL撮影モードの設定時にはSL−
AUTOの表示を行う。また、自動SL撮影モード設定
時にはSL撮影が実行される場合と、SL撮影が実行さ
れず通常撮影が実行される場合とがあるので、その表示
を例えばSL−AUTO−ON,SL−AUTO−OF
Fなどのように表示するとよい。また、図5の(A),
(B)において、41はバーグラフで表したダイナミック
レンジ(Dレンジ)を示しており、強制SL撮影モード
(SL−ON)のときは通常撮影モード(SL−OF
F)のときの2倍になっていることを示している。な
お、各撮影モードにおける画像上への各撮影モードの表
示は、表示又は消去のON/OFF切り換えが行えるよ
うになっている。
影モードはモード設定ボタン30で設定するようにしたも
のを示したが、例えば図6に示すように、3段階のスラ
イド式のスイッチを入力キーの一つとして設け、各撮影
モードを設定するようにしてもよい。図6の(A)は強
制SL撮影モードの設定状態、図6の(B)は自動SL
撮影モードの設定状態、図6の(C)は通常撮影モード
の設定状態をそれぞれ示している。
ド、自動SL撮影モード、強制SL撮影モードの3つの
撮影モードを設定できるようにしたものを示したが、通
常撮影モードと自動SL撮影モード、自動SL撮影モー
ドと強制SL撮影モード、あるいは通常撮影モードと強
制SL撮影モードの組み合わせで設定するように構成す
ることも可能である。
例えば通常撮影モード(SL−OFF)の状態を非表示
で示し、他のモードをSL−ON又はSL−AUTOな
どの表示で示して、選択状態を知らせることも可能であ
る。
る。本発明はSL撮影機能を備えた撮像装置を前提とす
るものであるが、SL撮影を行うには、SL撮影に関す
る各種情報に基づいて、SL撮影に適するか否かを自動
的に判断が行われ、あるいはマニュアルで判断を行っ
て、SL撮影のON/OFF切り換えを決定するように
なっており、第2の実施の形態は、これらのSL撮影に
関する情報をLCD表示部等に表示させるように構成す
るものである。このように、SL撮影に関する各情報に
ついて、それぞれどの程度であるかを情報パラメータと
して表示部に表示してやることにより、自動SL撮影モ
ードの場合には、各種情報のどのような状態によりSL
撮影のON/OFF切り換えがなされているのかを認識
することができ、また手動でSL撮影を設定する場合
は、それらのSL撮影に関する情報に基づいて適確にS
L撮影のON/OFF切換設定を行うことが可能とな
る。
ては次のようなものがある。まず、撮影済みの画像デー
タに基づくSL撮影に関する情報としては、先に第1の
実施の形態において述べた被写体の動き情報がある。被
写体に動きがある場合には、SL合成画像が破綻してし
まうので、SL合成画像のON/OFF切り換えの重要
な情報となる。よって、動きの有無をSL撮影に関する
適否の判断情報として表示する。また、被写体の動きに
関しては、動き量が補正許容範囲内であると補正可能で
あるので、動きの有無に合わせて動き量を判断情報とし
て表示する。このように、撮影済みの画像データからS
L撮影のON/OFF切換情報を得ることにより、精度
のよい判断情報が得られる。
適否の判断情報としては、外部AF回路あるいは外部A
E回路からのAFあるいはAE信号に基づいて得られる
被写体の動き情報や、加速度センサなどからなる手ぶれ
検出回路からの検出信号に基づく手ぶれ情報などがあ
る。手ぶれが発生した場合に合成処理を行うと不適正な
合成画像となるので、撮影の撮り直しを行うよう表示す
るのが有効である。また撮影前に予めCCD撮像素子か
らの画像データに基づいて得られるAE情報、あるいは
外部AE回路から得られるAE情報から被写体が逆光の
状態にあることが検出されたとき、逆光状態時には画像
データは広ダイナミックレンジであることが多いため、
SL撮影を行ってSL合成画像を生成した方がよい。し
たがって、逆光情報を表示させることも有効である。ま
た、被写体の明るさに関する情報である、ダイナミック
レンジ、輝度差、輝度のヒストグラム等はやはりSL撮
影情報として有効なものであるので、表示するようにす
る。
等のSL撮影に関する適否判断情報としてのカメラ設定
情報としては、まずストロボ発光モード情報がある。ス
トロボモードの撮影時には被写体が動いている場合で
も、ストロボ発光させて短時間で露光量の異なる2回の
撮影を行うことにより、被写体の動きを実質的に止める
ことができ、破綻のないSL合成画像を得ることが可能
となるので、SL撮影条件としてストロボ発光モードは
有効な情報であり、表示するようにする。次に、SL撮
影情報として有効なものには、シャッタ速がある。シャ
ッタ速が遅いと被写体の動きが大となるため、SL撮影
には適さず、シャッタ速が高速であると被写体の動きを
低減でき、SL撮影に適するようになる。したがって、
シャッタ速はSL撮影情報として有効な情報であり表示
するようにする。また、露出設定に際して、例えばユー
ザがスポット測光を行う場合、通常は逆光であるためス
ポット測光を行って撮影をしようとするケースが多いと
考えられるので、スポット測光モードを設定したときは
SL撮影を行うのが適切である。したがって、スポット
測光モードはSL撮影のための有効な情報であり、表示
するようにする。
写モードではSL撮影はできないので、SL撮影はOF
Fに切り換えなければならない。また風景(遠景)撮影
モードのときは動きは余りないと考えられるので、この
モードを設定したときにはSL撮影をONとした方がよ
い。またスポーツ撮影モードのときは被写体の動きが大
きいと考えられるので、このモード設定時にはSL撮影
をOFFとした方がよい。またマクロストロボ撮影モー
ド設定の場合は、ストロボモードと同様にSL撮影が適
している。このように、露出設定(スポット測光)、連
写、風景、スポーツ、マクロストロボなどの設定情報
は、SL撮影の適否判断に有効な情報なので、表示させ
る。
高い場合は動きが拡大されるので、SL撮影には適合せ
ずSL撮影をOFFさせる必要がある。したがって、ズ
ーム倍率もSL撮影のON/OFF切り換えの有効な情
報となるので表示する。また、SL合成画像の生成処理
を外部に接続されたパソコン等で行わせるように構成さ
れているとき、SL撮影時においては露光量の異なる2
画面分の画像データをメモリカードに記憶する必要があ
るので、メモリカードのメモリ残容量を検出する手段を
設けて、メモリ残容量を検出し、メモリ残容量が2画面
分の画像データを記憶する容量未満になったときは、S
L撮影ができないので、SL撮影をOFFとして通常の
撮影を行わせる。したがって、メモリ残容量もSL撮影
の必要な情報となるので表示させる。
適否判断情報の表示は、図7に示すようにLCD表示部
31(13)に表示される。この表示を参照することによ
り、自動SL撮影モード設定時において、SL撮影がO
FFとなった場合には、何の情報が不適合なのか容易に
識別され、また手動でSL撮影を行う場合は、各情報が
SL撮影に適合しているか否かを容易に判断することが
できる。なお、SL撮影関連情報は図7に示すように画
像と共に表示する代わりに、情報表示用LCD36に表示
させるようにしてもよい。また、これらの表示はON/
OFFできるように構成してもよい。
る。上記第2の実施の形態においては、合成画像の生成
に適合するか否かを判定するのに必要な情報を表示手段
に表示するようにしたものを示したが、表示手段に表示
された情報より直ちに適合、不適合の判断がマニュアル
ではできにくい場合がある。第3の実施の形態は、この
点を改善し、各段階で取得された情報が合成画像の生成
に適合するか否かの判断結果を合わせて表示させるよう
にしたものである。
として用いられる各情報パラメータに対する判断結果、
及び全体としてのSL撮影の適合又は不適合の判断結果
を表示する。例えば、図8の(A)に示すように、全て
の情報パラメータがSL撮影に適合する場合は、各情報
パラメータ42と共に、SL適合の表示43を行う。一方、
不適合な情報パラメータが存在する場合は、図8の
(B)に示すように、不適合な情報パラメータに対して
NGマーク44を表示すると共に、全体としてSL撮影が
不適合なことを示すためSL不適合の表示45をする。そ
して、不適合な情報パラメータに対しては、図8の
(B)に示すように、更にどの程度になればSL適合と
なるかの適合範囲の表示46をするようにしてもよい。
影の不適合理由を直ちに確認することができ、不適合の
原因によっては撮影条件を変更することにより適合条件
にすることが可能であり、また適合範囲を表示すると、
不適合レベルがわかり、どの程度変更させた場合適合条
件とさせることができるかわかる。
られる各情報パラメータの表示について説明する。ま
ず、被写体の動き情報を表示する場合について説明す
る。被写体の動きが検出されない場合は、動き無しの表
示あるいは非表示と共にSL適合の表示を行い、動きの
ある場合は、動き有りNGの表示と共にSL撮影不適合
の表示を行う。また動き量が補正許容範囲内のときは、
動き補正ONの表示と共にSL適合の表示を行い、動き
量が補正許容範囲を越えている場合は、動き補正NGの
表示と共にSL不適合の表示を行う。更に、動き補正に
関しては、図9に示すように動き補正許容範囲47をバー
グラフで表示し、検出された動き範囲や動き方向なども
表示するようにすることもできる。なお、図9におい
て、48は動いた被写体を示している。
られる手ぶれ情報の表示について説明する。手ぶれが検
出されない場合は、手ぶれ無しの表示又は非表示とする
と共にSL適合の表示を行う。手ぶれが検出されたとき
は手ぶれ有りNGの表示とSL不適合の表示を行う。手
ぶれ補正可能の場合は、手ぶれ補正ONマークの表示と
共にSL適合の表示を行う。手ぶれ補正不可の場合は、
手ぶれ補正NG表示とSL不適合の表示をする。
する場合は、逆光状態が検出されたときは逆光有りの表
示とSL適合の表示を行い、逆光状態が検出されない場
合は逆光無しNGの表示とSL不適合の表示を行う。ま
た、被写体の明るさに関する情報(Dレンジ、輝度差、
輝度のヒストグラム等)をSL撮影の適否判断情報とし
て用いる場合は、Dレンジが広い場合は、Dレンジ広の
表示とSL適合の表示を行い、Dレンジが狭い場合は、
Dレンジ狭NGの表示とSL不適合の表示を行い、また
被写体が暗いときや輝度差がないときや輝度の飽和がな
いときは、いずれもNGマークの表示と共にSL不適合
の表示を行う。
判断情報として用いる場合、例えばストロボ発光モード
とした場合はストロボON表示と共にSL適合の表示を
行い、ストロボ非発光とした場合はストロボOFFNG
の表示と共にSL不適合の表示を行う。またシャッタ速
の場合は、高速の設定時はシャッタ速を表示すると共に
SL適合の表示を行い、低速の設定時はシャッタ速とN
Gの表示と共にSL不適合の表示を行う。露出設定に関
しては、スポット測光モードあるいはマニュアル露出補
正モード設定時には、それらの表示と共にSL適合の表
示を行い、それ以外の露出設定時にはその設定表示にN
G表示を付すと共にSL不適合の表示を行う。撮影モー
ド(連写、風景、スポーツ、マクロストロボ)の設定に
関しては、風景あるいはマクロストロボ設定時にはそれ
らの表示と共にSL適合の表示を行い、連写、スポーツ
モードの設定時にはそれらの設定表示にNG表示を付す
と共にSL不適合の表示を行う。ズーム倍率情報を設定
する場合は、ワイド(低倍率)設定時はその表示と共に
SL適合の表示を行い、テレ(高倍率)設定時にはその
設定表示にNG表示を付すと共にSL不適合の表示を行
う。また、メモリ残容量をSL撮影の適否判断情報とし
て用いる場合には、バーグラフ等で残容量を表示すると
共に2画面分以上の容量があるときにはSL適合の表示
を行い、2画面分未満のときは残容量表示にNGを付す
と共に、SL不適合の表示を行う。
ての適合か不適合を表示する際に、SL適合あるいはS
L不適合の表示と共に、SL撮影の適否判断情報として
用いられる各情報パラメータの適合、不適合を含めて表
示を行うようにしたものを示したが、SL撮影に適合の
各情報パラメータは非表示とし、SL不適合すなわちN
Gマークの付される情報パラメータのみを表示するよう
にしてもよい。また、詳細な各情報パラメータに関する
表示と共に、全体としてのSL撮影の適合あるいは不適
合の表示を行う場合と、詳細な各情報パラメータに関す
る表示は非表示とし全体としてのSL撮影の適合あるい
は不適合のみの表示を行う場合とを、切り換え設定でき
るように構成することもできる。
撮像装置の記録時あるいは再生時の各ステップ段階にお
いて表示してやることができる。すなわち、カメラへの
撮影条件設定後においては、各設定条件に基づく情報パ
ラメータを表示すると共に、SL撮影の適合性の判断結
果を表示し、不適合の場合はNGマークを付して警告表
示を行う。これにより設定条件の変更などに反映させる
ことができる。また、AE設定後で撮影前においては、
撮影前に得られる各情報パラメータを表示すると共に、
SL撮影の適合性の判断結果を表示し、不適合の場合は
NGマークを付して警告表示を行う。これにより撮影条
件の変更などを行うことができる。また撮影後において
は、撮影済みの画像データから得られる各情報パラメー
タに基づいてSL適合性の判断を行い、不適合の場合は
同様にNGマークを付して警告表示を行う。これにより
撮影の撮り直しなどの判断がなされる。また、SL合成
画像処理後においても、SL適合性の判断結果を表示さ
せることができ、不適合の場合は警告表示を行ってメモ
リカード15へ記録するかあるいは消去するかの判断に利
用させることができる。更にまた、再生時においても、
再生されたSL合成画像に対してSL適合性の判断結果
を表示してやることができ、不適合の場合は警告表示し
て、やはり消去するかなどの判断に利用することができ
る。
するようにしたものを示したが、情報表示用LCD36に
表示させたり、別個のLCD表示部を設けて表示させる
ようにしてもよく、またNGを付した警告表示やSL不
適合表示は、視覚的な表示ばかりでなくブザー等の音で
も警告表示するようにしてもよい。
る。前記第3の実施の形態においては、SL撮影の適否
判断条件として用いる各種情報パラメータを取得して、
SL撮影への適合性を判断して適合性を表示すると共
に、全体としてのSL適合性の表示をするようにしたも
のを示したが、このSL適合性の判断結果と、ユーザが
設定した撮影モードとが対応しない場合がある。この第
4の実施の形態は、SL撮影の適否判断条件として用い
る各種情報パラメータに基づいて判断された全体として
のSL適合性の判断結果の表示に対して、ユーザにより
設定されている撮影モード(通常撮影モード、強制SL
撮影モード、自動SL撮影モード)が一致しない場合
に、不一致であることを表示して、画質劣化等のおそれ
のある不適切なSL撮影が行われるのを防止するように
したものである。
適合と判断されているが通常撮影モードを設定している
とか、あるいはSL不適合と判断されているときに強制
SL撮影モードが設定されているような場合には、判断
結果と設定撮影モードとが一致しておらず、そのままで
は適切な画像が得られないので、不一致を表示して警告
を与えるようにするものである。
るけれども通常撮影モード(SL−OFF)が設定され
ている場合に、不一致表示49を行って警告している態
様を示しており、図10の(B)は、SL不適合と判断さ
れているけれども強制SL撮影モード(SL−ON)が
設定されている場合に、不一致表示49を行っている態様
を示している。
る。本発明は、露光量を変えて2回の撮影を行って得ら
れる画像信号を合成処理して広ダイナミックレンジ合成
画像を得るSL撮影機能を有する撮像装置に関するもの
であるが、本実施の形態は、合成処理する露光量の異な
る2画面の画像信号の露光量(露光時間、発光量)比
や、合成処理により生成される合成画像のダイナミック
レンジを表示したり、またいくつかの露光量比を選択で
きる場合には、所定の露光量比を選択設定して表示する
ように構成したものである。
イナミックレンジが80dBの場合を文字で表示し、更にバ
ーグラフで露光量比を表示している例を示している。な
お、図11の(A)のバーグラフにおいて、黒色部分は短
時間露光割合51を、白枠部分は長時間露光割合52を示し
ている。図11の(B)は、1:2,1:4,1:8,
1:16の露光量比を選択できる場合に、1:4の露光量
比を選択設定している状態を示している。このように多
数の露光量比から特定の露光量比を選択設定できるよう
に構成されている場合は、図2に示したメニュー設定ボ
タン32で露光量比を選択して表示させ、+ボタン、−ボ
タン、OKボタンを操作することにより所定の露光量比を
設定するようになっている。
る。一般に、広ダイナミックレンジ合成画像生成機能付
のカメラにおいては、予め露光量比を設定して2回の撮
影を行っているが、実際に撮影した2枚の画像の露光量
比は必ずしも設定した値になっていない場合があり、そ
の場合に合成処理を行うと、2枚の画像のつぎ目の部分
に階調の不連続などが発生しやすいという不具合があ
る。この実施の形態は、この点を改善しようとするもの
である。
ックレンジ合成画像生成機能付のカメラにおいて、露光
量補正手段を備え、露光量補正が必要な撮影モードに設
定されたとき露光量の補正を行うと共に、露光量補正手
段の補正の有無等の動作状態を表示手段に表示させるよ
うにするものである。
れたときには、露光量補正を行うようにする。すなわ
ち、ストロボ撮影時には露光量はシャッタ速ではなく、
ストロボの発光量で左右され、ストロボ発光量はそれほ
ど正確には制御できないので、露光量にはかなりばらつ
きが生じることがある。したがって、ストロボモード設
定時には露光量の補正を行う。
れる。図3に示したカメラ信号処理回路の2つのSEメ
モリ6−1及びLEメモリ6−2に、ストロボ発光によ
る2回の撮影により得られる露光量が少ない画像データ
及び露光量が多い画像データを記憶させ、CPU8へ送
り込んでSE画像データで黒つぶれしていない領域及び
LE画像データ白とびしていない領域を抽出し、抽出さ
れた各領域の画素データの和ΣSE,ΣLEを求め、両
者の比ΣLE/ΣSEにより実際の露光量比A′を求
め、露光量が少ない画像データSEに実際の露光量比
A′を乗じて合成処理を行う。これにより2つの画像デ
ータのつぎ目の階調の不連続は防止される。
量が補正されるが、本実施の形態においては、このよう
な露光量補正手段の動作状態、すなわち露光量の補正を
行うか否か、あるいは行ったか否かを補正前あるいは補
正後に表示手段に表示させ、更に補正が行われた場合に
は、補正前後の露光量比や補正の程度などを合わせて表
示するようにする。このような表示を行うことにより、
露光量比の補正の有無ばかりでなく、露光量比のずれや
補正された露光量比によるダイナミックレンジを確認す
ることができる。
の表示態様を示す図で、補正前に“露光量比補正しま
す”、補正後に“露光量比補正しました”の表示53と、
補正後の露光量比(1:9)並びに補正比率(1.125
倍)の表示をしている例を示しており、図12の(B)
は、露光量比の補正を行わない場合の表示態様を示す図
で、“露光量比補正しません”の表示54をする例を示し
ている。なお、この場合は、表示なしで補正を行わない
状態を表示するようにしてもよい。
る。広ダイナミックレンジ合成画像生成機能付の撮像装
置において、異なる露光量での2枚の画像の撮影時に被
写体が動いた場合には、破綻した合成画像が出力される
ので、動きが検出された場合には、一般的には合成画像
の生成処理は行われない。しかしながら検出される動き
量が小さく補正許容範囲内のものとCPU8で判断され
たときは、動き補正を行って合成画像の生成処理を行
う。本実施の形態は、このような動き補正を行う場合の
前後の動作態様と共に、動き補正量を表示手段に表示す
るようにするものである。
平方向の領域を考えた場合、動き補正を行う領域の両端
から補正を行う適正な距離dにある動きが生じていない
領域の画素A,Bの値を用い、A,B画素を両端として
両者間の画素値を均等に変化させるようにして、動き補
正領域の補間を行って動き補正をする。
示態様を示す図で、補正前に“動き補正します”、補正
後に“動き補正しました”の表示55と、補正量(左右画
角の10%)56を合わせて表示している例を示しており、
また図13の(B)は、動き補正を行わない場合の表示態
様を示す図で、“動き補正しません”の表示57をする例
を示している。なお、この場合は、表示なしで補正を行
わない状態を表示させるようにしてもよい。
る。この実施の形態は広ダイナミックレンジ合成画像生
成機能付の撮像装置において、3つの撮影モード、すな
わちCCD撮像素子より1画面分の撮像信号を生成する
通常の撮影モードと、強制的にSL合成画像を生成する
強制SL撮影モードと、被写体情報あるいはカメラへの
撮影設定条件に基づいて自動的にSL合成画像を選択的
に生成する自動SL撮影モードを備えていて、それらの
撮影モードのいずれかを選択的に設定することによる、
現実のSL合成画像の生成処理のON/OFF状態を表
示手段に表示するように構成するものである。
/OFF状態を表示させることにより、実際にSL合成
画像の生成処理が行われるか否かあるいは行われたか否
かを容易に確認することができるが、この表示は、記録
行程時の種々の段階で行うことができる。すなわち、図
14のフローチャートに示すように、撮影モード設定後、
AE情報検出時点、撮影前、SL合成画像の生成処理
前、記録前、記録直後などにおいて表示をさせることが
できる。そして撮影前に表示させた場合は、その表示情
報を考慮して撮影条件を変更することができ、またSL
合成画像の生成処理前に表示させた場合は、SL撮影を
ON又はOFFに切り換えられるので、通常撮影モード
で撮影するか強制SL撮影モードで撮影するかをユーザ
が判断する情報として用いることができる。また記録前
に表示させた場合は、SL処理がONなら記録、SL処
理がOFFならば消去するというようなことを選択する
情報として用いることができる。また記録後に表示させ
た場合は、記録した画像がSL処理がONかOFFであ
ったことを表示することにより、保存あるいは消去の判
断情報として用いることができる。
ON,OFFの表示状態を示す図で、図15の(A)は自
動SL撮影モードにおいて、SL合成処理がOFFとな
っている状態を表示している状態を示しており、上段に
自動SL撮影モード(SL−AUTO)であることを示
し、下段にSL合成処理がOFF(SL−OFF)とな
っていることを示している。図15の(B)は、自動SL
撮影モード(SL−AUTO)においてSL合成処理が
ON(SL−ON)となっている状態を示している。な
お、図15の(A),(B)において、バーグラフはダイ
ナミックレンジ58を表している。
は、すでに記録済みの全画像について、それぞれSL合
成画像なのかあるいは通常撮影モードで撮影された画像
なのかの情報を、CPU8内のRAMあるいはDRAM
11の一部に記憶させておいて、図16に示すように一覧表
示できるように構成しておいてもよい。図16において左
端欄はコマ番号を示し、それに対応してSL(SL合成
画像)又はNOR(通常画像)の表示を行うようにして
いる。また、この記録済みの全画像についての表示につ
いては、処理画像はメモリカード15に記録されるように
なっているので、メモリカード15に画像を記録する際
に、その画像ファイルの付帯情報としてSL合成画像か
通常画像かの情報を記憶させるようにしてもよい。
OFF、すなわちSL合成画像又は通常画像の情報を記
憶しておくことにより、再生時においても、撮影画像が
SL合成画像か通常画像かの判別が容易にできる。
る。この実施の形態は表示手段にSL合成画像を表示し
て、実際のSL合成画像を確認することができるように
したものである。SL合成画像としては、露光量比を補
正したSL合成画像あるいは動きを補正したSL合成画
像を表示するようにしてもよく、これにより破綻のない
合成画像を表示することができる。また、SL合成画像
を表示する際には、図17に示すように、SL合成画像を
生成するための撮影に関する情報を重ねて表示するよう
にしてもよい。重ねて表示する情報としては、撮影情報
パラメータ(動き、逆光等)、SL適合性、露光量比、
露光量比の補正の有無、動き補正の有無、明るさを表す
情報、ダイナミックレンジを表す情報などがある。
示手段にSL合成画像ばかりでなく、通常撮影画像(長
時間露光画像)を表示するようにしてもよい。SL合成
画像と通常撮影画像を表示する際は、図18に示すように
通常撮影画像(SL−OFF)61とSL合成画像(SL
−ON)62とを交互に切り換えて表示させてやるとか、
あるいは図19に示すように、通常撮影画像63とSL合成
画像64とを同時に表示させるようにしてもよい。これに
より、ユーザは両方の画像を観察して、いずれかを記録
画として選択することができる。そして、この同時表示
の場合は、その時点においてユーザがいずれの画像を選
択しているかを表示させるようにしてもよく(この図示
例では、網点でSL合成画像を選択していることを表示
している)、この場合は更に画像を選択するモードに入
っていることの表示(SL画/通常画選択画面)65を行
うようにする。
(A),(B)に示すように、SL合成処理前の短時間
露光画像(SE画像)66と長時間露光画像(LE画像)
67とを、交互にあるいは同時に表示するようにしてもよ
い。このように短時間露光画像と長時間露光画像とを表
示することにより、短時間露光画像については取得しよ
うとしている部分(樹木とか家屋部分)が白とびしてい
ないかを確認することができ、また長時間露光画像につ
いては取得しようとしている部分(人物)が黒つぶれし
ていないかを確認することができ、これらの確認の結果
として、適正なSL合成画像が得られることを予想する
ことができる。
示時点は、SL合成処理の前後を含め記録前あるいは記
録後など、種々の時点において表示させることができる
が、記録前に表示させた場合は、撮影の条件の変更、通
常撮影画像かSL合成画像かの選択、あるいは記録する
か消去するかの選択の際に、画像を確認することができ
るようになり、また記録後に表示させた場合は、記録画
像の保存又は消去の選択を行う際に画像を確認すること
ができる。
生成のために撮影した短時間露光画像と長時間露光画像
とを、合成処理をせずに2枚の画像データとしてそのま
まメモリカードへ記録する。そして、再生する際に、上
記2枚の画像データを読み出して、それぞれの画像の表
示を行い、それらの画像の観察結果に基づいてSL合成
画像を生成すべきものと判断した場合は、SL合成処理
を行い、SL合成画像として再生し表示をするような構
成としてもよい。
る。上記各実施の形態は、種々のSL情報パラメータや
撮影モードを設定して、これらの設定情報を撮影の前後
の種々の段階で表示するようにしたものを示したが、種
々の段階で撮影モードと情報パラメータの適合性を自動
的に判断して、撮影前であれば情報パラメータあるいは
設定撮影モードの設定の変更を指示させ、種々の段階で
設定の変更を行えるようにし、また撮影後であれば、S
L処理の前後あるいは記録の前後に撮影の撮り直しの指
示をさせ、撮り直しを行えるように構成するものであ
る。これにより、SL適合性は自動的に判断され、画質
の向上した撮影を行うことが可能となる。
変更もしくは撮り直し動作は手動で行われるようにして
もよいし、また自動的に行われるようにしてもよい。そ
して、情報パラメータの設定を変更する場合、図21の
(A)に示すように、設定変更モードにされ、設定を変
更する旨の表示71が行われ、変更する項目と変更する前
後の値を併記するようにする。また、撮り直しの場合
は、図21の(B)に示すように、再撮影する旨の表示72
と、自動的に再撮影が行われるときは自動である旨の表
示を行い、ユーザが確認した場合の表示を合わせて表示
するようにする。このような自動的な設定変更あるいは
再撮影を行う手法は、SL撮影機能を備えていない通常
の撮像装置にも適用することができる。
る。この実施の形態は、被写体の所望部分、例えば最も
暗い部分と最も明るい部分の明るさ情報を、被写体画像
と共に表示手段に表示するようにするものである。すな
わち、図22の(A)に示すように、明るさを表示する部
分として被写体の最も明るい部分(家屋)と、最も暗
い部分(人物の胴体部分)と、中間の明るさ部分(人
物の顔部分)とを、被写体の画像上に示すと共に各部
,,の輝度を、ダイナミックレンジを表すバーグ
ラフ上に対応させて表示する。明るさを表示すべき部分
,,は所望部分へ適宜移動可能となっている。
合わせて表示するようにしてもよく、また図22の(C)
に示すように、高輝度部分(図示例では点線で囲んだ樹
木及び家屋部分)の全体画像における割合を数値とバー
グラフで表示するようにしてもよい。なお、高輝度部分
の割合が大きい場合は、SL合成画像の生成処理に適合
するものである。全体の輝度の範囲内で閾値を設けて、
この閾値以上の値を高輝度部分とするが、この閾値は数
値又はバーコード設定により可変可能である。
なわち撮影の前後、SL処理の前後、記録の前後などで
表示させることができ、撮影前に表示させた場合は、撮
影条件の変更などの判断情報として利用することがで
き、また撮影後に表示させた場合は、撮影条件を変更し
て撮り直しを行う場合などの判断情報として利用するこ
とができ、またSL処理後に表示させた場合は、SL合
成画像を記録するかあるいは消去するかの判断に利用す
ることができ、また記録後に表示させた場合は、SL合
成画像をやはり消去するか否かの判断に利用されると共
に、記録画像の付帯情報として認識できるようにする。
る。一般にSL合成画像を生成するために用いる露光量
の異なる2枚の画像の露光量比は予め設定されていて、
その露光量比に基づいて合成画像のダイナミックレンジ
が設定されるようになっているが、本実施の形態におい
ては、ユーザが実際の画像の取得したい被写体部分を指
定して、視覚的な方法でダイナミックレンジを自由に設
定できるようにするものである。
時取り込んだ画像又は以前の撮影で得られた画像を表示
し、最も暗い狭い領域(人物の胴部)75をスポットロッ
クエリアに指定して、その指定部分の輝度の最低値や平
均値より最暗部輝度情報を取得する。同様にして図23の
(B)に示すように、AE時取り込んだ画像又は以前の
撮影で得られた画像を表示し、最も明るい狭い領域(家
屋部分)76の輝度の最高値や平均値より最明部輝度情報
を取得する。そして、上記のようにして得られた最暗部
輝度情報と最明部輝度情報とが、SL合成画像において
それぞれ適正なレベルとなるように2枚の画像のシャッ
タ速を設定し、その設定されたシャッタ速に基づいて合
成画像のダイナミックレンジを設定するものである。ま
た変形例として、最暗部又は最明部の一方を予め既定値
としてもち、他方のみを設定することで、操作を簡略化
してもよい。更に適正露光部を設定して、それをもとに
ダイナミックレンジの中心となる明るさ情報を設定する
ようにしてもよい。
には、例えばメニューボタン等を用いて、予め設定され
た狭領域の枠部を画像上の所望の領域にセットしてロッ
クすることによりマーキングして指定するように構成す
る。
明する。この変形例は、短時間露光画像と長時間露光画
像をユーザが直接セットしてやり、それらの画像の露光
量比に基づいて合成画像のダイナミックレンジを設定す
るものである。すなわち、図24の(A)に示すように短
時間露光画像SEを表示して、ユーザが白とびしない範
囲はどこまでにするかを考慮して露光量をセットする。
また図24の(B)に示すように長時間露光画像LEを表
示して、ユーザが黒つぶれしない範囲ばどこまでにする
かを考慮して露光量をセットする。そして露光量をセッ
トした2つの画像の露光量に基づいて合成画像のダイナ
ミックレンジを設定する。
る。一般に、電子カメラ(デジタルカメラ)と呼ばれる
撮像装置における露出制御方式には、撮像素子の出力情
報を用いて絞りやシャッタ速を変えるいわゆるビデオA
E方式がとられている。これは、撮像素子のダイナミッ
クレンジが狭いため、僅かな露出の誤差が画質に大きな
影響を与えるためである。このため銀塩カメラ等で使わ
れている外部測光素子による露出制御方式は、外部測光
素子の精度が悪いということと共に、撮像素子と外部測
光素子のばらつきが露出制御の精度を劣化させるため、
殆ど採用されていない。
素子のダイナミックレンジが狭いため、1画面の出力情
報だけでは正確な露出制御ができないので、入射光量を
徐々に変えて、フィードバックループ方式で最適な露出
に追い込んで行く手法がとられる。このためAEの開始
から最適値が決定されるまでに数画像〜十数画像が必要
とする。特に、最近の多画素カメラにおいては1画面の
出力に長時間を要するようになってきているので、シャ
ッタのタイムラグや消費電力が増大するという問題点が
ある。
ためのもので、その構成を図25のブロック構成図に基づ
いて説明する。この実施の形態では、露出制御手段、露
出決定手段、合成手段等の機能はCPU8の中で実現す
るようになっている。81は露出制御部で、該露出制御部
81はシャッタ・絞り機構3とタイミングジェネレータ
(電子シャッタ)18とを制御するもので、CCD撮像素
子1への露光量を制御するものである。82は異なる露光
量で撮影され撮像素子から出力される2つの出力信号を
合成する合成部で、83は合成された合成出力信号に基づ
いて露出を決定する露出決定部である。
の動作を、図26のフローチャートを参照しながら説明す
る。まず、露出制御部81を初期値1に設定してタイミン
グジェネレータ18及びシャッタ・絞り機構3を初期値1
に対応した所定値にする(ステップS1)。次いで、こ
の初期値1の露光量設定状態において撮影を行って画像
1を、CCD撮像素子1よりアンプ4,A/D変換器
5,AE検波回路7を介してCPU8に取り込む(ステ
ップS2)。次いで、露出制御部81を初期値1とは異な
る初期値2に設定して、タイミングジェネレータ18及び
シャッタ・絞り機構3を初期値2に対応した所定値にす
る(ステップS3)。次いで、この初期値2の露光量設
定状態において撮影を行って画像2を、CCD撮像素子
1よりアンプ4,A/D変換器5,AE検波回路7を介
してCPU8に取り込む(ステップS4)。次いで、合
成部82において、画像1と画像2との画像合成を行う
(ステップS5)。これにより、ダイナミックレンジの
広い、黒つぶれや白とびのない画像情報が得られる。次
いで、この合成画像情報を用いてAE演算を行う(ステ
ップS6)。これにより、一度の演算で最適な適正値の
AE演算が可能となり、フィードバック制御が不要とな
る。
の合成態様を示す図で、図27の(A)において、Xは露
出制御部81を初期値1に設定した際に取り込める入射光
量範囲で、この入射光量範囲のダイナミックレンジの画
像1が取り込まれる。Yは初期値2に設定した際に取り
込める入射光量範囲で、この入射光量範囲のダイナミッ
クレンジの画像2が取り込まれる。そして、これらの画
像1,2を合成処理することにより、図27の(B)に示
すような広ダイナミックレンジの合成画像が得られる。
Zは合成処理により取り込まれた入射光量範囲を示す。
能を持つ撮像装置に適用する場合は、SL合成回路をA
E装置の合成部に併用することができる。また、本実施
の形態のAE装置を一般の電子カメラに適用する場合
は、合成部はSL合成回路よりラフな合成回路で構成す
ることができる。
に、請求項1に係る発明によれば、単一の撮像装置にお
いて、通常撮影モードと強制的な広ダイナミックレンジ
撮影モードと自動的な広ダイナミックレンジ撮影モード
のうちの少なくとも2つの撮影モードから1つの撮影モ
ードを選択して撮影を行うことができ、操作性を向上さ
せることができる。請求項2に係る発明によれば、手動
で合成画像の生成処理の設定を行う場合には、撮影済み
の画像データに基づく情報パラメータの表示により、撮
影済みの画像データが合成画像生成に適合する画像デー
タであるか否かを識別することができ、また撮影前に得
られる情報あるいは撮影前に設定される設定情報の表示
により、その情報に基づく撮影が合成画像の生成に適合
するものであるか否かの判断をすることができる。ま
た、自動的に上記情報に基づいて合成画像の生成処理を
行っている場合は、合成画像の生成不適合となっている
情報を確認することができる。請求項3に係る発明によ
れば、合成画像の生成処理に適合するか否かの判断結果
を表示するようにしているので、合成画像生成処理に適
合しているか否かが極めて容易に確認することができ
る。請求項4に係る発明によれば、不適合となる情報が
NG情報として表示されるようにしているので、不適合
となる原因が確認でき、それにより撮影条件を変更し、
適合条件とすることが可能となる。
パラメータと共に合成処理の適合範囲を表示するように
しているので、適合させるための撮影条件の変更レベル
を確認することができる。請求項6に係る発明によれ
ば、設定された撮影モードと適合性判断手段の判断結果
とが適合しない場合に不一致表示をさせるようにしてい
るので、画質劣化等が生じる不適切な撮影が実行される
のを防止することができる。請求項7に係る発明によれ
ば、露光量の異なる複数画面の画像信号の露光量比を表
示するようにしているので、撮影する複数の画像の露出
条件の差及び合成画像としたときのダイナミックレンジ
を認識することが可能となる。請求項8に係る発明によ
れば、露光量比の補正手段の動作状態を表示する手段を
設けているので、露光量比の補正の有無を確認できると
共に、補正前後の露光量比を表示させることにより、露
光量比のずれ及び補正された露光量比によるダイナミッ
クレンジなどを確認することができる。請求項9に係る
発明によれば、動き補正手段の動作状態を表示する手段
を設けているので、動きの補正の有無を確認でき、また
動き補正ありの表示により動きがあったことがわかるの
で、画質劣化が生じていることに容易に気付くことが可
能となる。請求項10に係る発明によれば、広ダイナミッ
クレンジ合成画像の生成処理のON/OFF状態を表示
する表示手段を設けているので、実際に合成処理を行う
か否かあるいは行ったか否かを容易に確認することがで
きる。
ックレンジ合成画像を表示するようにしているので、実
際の合成画像を確認することができる。請求項12に係る
発明によれば、撮影モードと情報パラメータの内容とが
適合しないとき、撮影前は撮影モード又は情報パラメー
タの設定の変更を指示する手段を備えているので、画質
の向上した撮影を行うことが可能となる。また撮影後は
撮影の撮り直し指示がされるので、同様に画質の向上し
た画像を得ることができる。請求項13に係る発明によれ
ば、被写体の所望部分の明るさ情報を被写体画像と共に
表示する手段を設けているので、例えば被写体の最も暗
い部分と最も明るい部分の輝度を表示することにより、
ダイナミックレンジや適正露光量を数値で認識すること
が可能となる。請求項14に係る発明によれば、指定され
た所望領域の輝度情報が広ダイナミックレンジ合成画像
生成時に適正な輝度レベルとなるように、複数の画像の
露光量を調整するようにしているので、視覚的な方法で
合成画像のダイナミックレンジを自由に設定することが
可能となる。請求項15に係る発明によれば、合成画像の
ダイナミックレンジ内に含めたい被写体領域を容易に指
定することができる。請求項16に係る発明によれば、表
示された複数の画像の露光量を所望の露光量に設定し、
設定された露光量に基づいて合成画像のダイナミックレ
ンジを設定するようにしているので、視覚的な方法で合
成画像のダイナミックレンジを自由に設定することが可
能となる。請求項17に係る発明によれば、露光量の異な
る複数の出力情報に基づいて短時間で露出の適正値を決
定できるので、シャッタのタイムラグや消費電力の問題
を解決したAE装置を提供することができる。
全体構成を示すブロック構成図である。
ある。
理回路の構成例を示すブロック構成図である。
ク構成図である。
示態様を示す図である。
ある。
表示態様を示す図である。
タに対する判断結果及び全体としてのSL撮影の適合又
は不適合の判断結果を表示する態様を示す図である。
る。
一致時における表示態様を示す図である。
イナミックレンジを表示する態様を示す図である。
る。
表示する段階を示す説明図である。
図である。
表示態様を示す図である。
画像に重ねて表示した態様を示す図である。
する態様を示す図である。
態様を示す図である。
画像とを切り換え表示する態様を示す図である。
態様を示す図である。
を示す図である。
ックレンジを設定する場合の態様を示す図である。
画像の露光量比に基づいて合成画像のダイナミックレン
ジを設定する態様を示す図である。
の適正値を決定するAE装置の実施の形態を示すブロッ
ク構成図である。
タイミングチャートである。
異なる画像の合成処理態様を示す図である。
Claims (17)
- 【請求項1】 複数の異なる露光量で同一被写体を撮影
し、露光量の異なる複数画面分の画像信号を生成可能な
撮像手段と、該撮像手段により得られた露光量の異なる
複数画面分の画像信号を合成して広ダイナミックレンジ
合成画像を生成する手段とを備えた撮像装置において、
前記撮像手段より1画面分の撮像信号を生成する通常撮
影モードによる通常撮影制御手段、強制的に広ダイナミ
ックレンジ合成画像を生成する強制広ダイナミックレン
ジ撮影モードによる強制広ダイナミックレンジ撮影制御
手段及び被写体情報あるいは撮影設定情報に基づいて自
動的に広ダイナミックレンジ合成画像を選択的に生成す
る自動広ダイナミックレンジ撮影モードによる自動広ダ
イナミックレンジ撮影制御手段のうちの少なくとも2つ
の制御手段と、これら制御手段に対応した各撮影モード
から1つの撮影モードを選択的に設定する手段とを備え
ていることを特徴とする撮像装置。 - 【請求項2】 複数の異なる露光量で同一被写体を撮影
し、露光量の異なる複数画面分の画像信号を生成可能な
撮像手段と、該撮像手段により得られた露光量の異なる
複数画面分の画像信号を合成して広ダイナミックレンジ
合成画像を生成する手段を備えた撮像装置において、適
正な広ダイナミックレンジ合成画像が得られるか否かの
判定を行うのに必要とする、撮影済みの画像データに基
づく情報、撮影前に得られる情報及び撮影前の撮像装置
への設定情報の少なくとも一つの情報を、合成画像生成
処理への適否判断情報として表示する手段を備えている
ことを特徴とする撮像装置。 - 【請求項3】 複数の異なる露光量で同一被写体を撮影
し、露光量の異なる複数画面分の画像信号を生成可能な
撮像手段と、該撮像手段により得られた露光量の異なる
複数画面分の画像信号を合成して広ダイナミックレンジ
合成画像を生成する手段を備えた撮像装置において、適
正な広ダイナミックレンジ合成画像の生成が得られるか
否かの判定を行うのに必要とする、撮影済みの画像デー
タに基づく情報、撮影前に得られる情報及び撮影前の撮
像装置への設定情報の少なくとも一つの情報が合成画像
の生成処理に適合する情報であるか否かを判断する手段
と、該判断手段で判断された結果を表示する表示手段と
を備えていることを特徴とする撮像装置。 - 【請求項4】 前記表示手段は、前記判断手段が不適合
と判断したとき、不適合とされた情報をNG情報として
表示するように構成されていることを特徴とする請求項
3に係る撮像装置。 - 【請求項5】 前記表示手段は、前記判断手段の判断結
果を情報の数値パラメータとして表示すると共に、該情
報数値パラメータの合成処理適合範囲を合わせて表示す
るように構成されていることを特徴とする請求項3又は
4に係る撮像装置。 - 【請求項6】 複数の異なる露光量で同一被写体を撮影
し、露光量の異なる複数画面分の画像信号を生成可能な
撮像手段と、該撮像手段により得られた露光量の異なる
複数画面分の画像信号を合成して広ダイナミックレンジ
合成画像を生成する手段とを備えた撮像装置において、
前記撮像手段より1画面分の撮像信号を生成する通常撮
影モードによる通常撮影制御手段、強制的に広ダイナミ
ックレンジ合成画像を生成する強制広ダイナミックレン
ジ撮影モードによる強制広ダイナミックレンジ撮影制御
手段及び被写体情報あるいは撮影設定情報に基づいて自
動的に広ダイナミックレンジ合成画像を選択的に生成す
る自動広ダイナミックレンジ撮影モードによる自動広ダ
イナミックレンジ撮影制御手段のうちの少なくとも2つ
の制御手段と、これら制御手段に対応した各撮影モード
から1つの撮影モードを選択的に設定する手段と、広ダ
イナミックレンジ合成画像生成のための生成処理条件と
して取得された情報が広ダイナミックレンジ合成画像の
生成処理に適合する情報であるか否かの判断を行う適合
性判断手段と、前記モード設定手段で設定された撮影モ
ードと前記適合性判断手段でなされた判断結果とが適合
しないとき、不一致表示を行う表示手段とを備えている
ことを特徴とする撮像装置。 - 【請求項7】 複数の異なる露光量で同一被写体を撮影
し、露光量の異なる複数画面分の画像信号を生成可能な
撮像手段と、該撮像手段により得られた露光量の異なる
複数画面分の画像信号を合成して広ダイナミックレンジ
合成画像を生成する手段を備えた撮像装置において、露
光量の異なる複数画面の画像信号の露光量比を表示する
手段を備えていることを特徴とする撮像装置。 - 【請求項8】 複数の異なる露光量で同一被写体を撮影
し、露光量の異なる複数画面分の画像信号を生成可能な
撮像手段と、該撮像手段により得られた露光量の異なる
複数画面分の画像信号を合成して広ダイナミックレンジ
合成画像を生成する手段を備えた撮像装置において、前
記露光量の異なる複数画面分の画像信号の露光量を補正
する手段と、該露光量の補正手段の動作状態を表示する
表示手段とを備えていることを特徴とする撮像装置。 - 【請求項9】 複数の異なる露光量で同一被写体を撮影
し、露光量の異なる複数画面分の画像信号を生成可能な
撮像手段と、該撮像手段により得られた露光量の異なる
複数画面分の画像信号を合成して広ダイナミックレンジ
合成画像を生成する手段を備えた撮像装置において、被
写体像の動きを検出する手段と、該動き検出手段で検出
された動き量が補正許容範囲内のとき動き量を補正する
手段と、該動き量補正手段の動作状態を表示する表示手
段とを備えていることを特徴とする撮像装置。 - 【請求項10】 複数の異なる露光量で同一被写体を撮影
し、露光量の異なる複数画面分の画像信号を生成可能な
撮像手段と、該撮像手段により得られた露光量の異なる
複数画面分の画像信号を合成して広ダイナミックレンジ
合成画像を生成する手段とを備えた撮像装置において、
前記撮像手段より1画面分の撮像信号を生成する通常撮
影モードによる通常撮影制御手段、強制的に広ダイナミ
ックレンジ合成画像を生成する強制広ダイナミックレン
ジ撮影モードによる強制広ダイナミックレンジ撮影制御
手段及び被写体情報あるいは撮影設定情報に基づいて自
動的に広ダイナミックレンジ合成画像を選択的に生成す
る自動広ダイナミックレンジ撮影モードによる自動広ダ
イナミックレンジ撮影制御手段のうちの少なくとも2つ
の制御手段と、これら制御手段に対応した各撮影モード
から1つの撮影モードを選択的に設定する手段と、該モ
ード設定手段で設定された撮影モードに基づく広ダイナ
ミックレンジ合成画像の生成処理のON/OFF状態を
表示する表示手段とを備えていることを特徴とする撮像
装置。 - 【請求項11】 複数の異なる露光量で同一被写体を撮影
し、露光量の異なる複数画面分の画像信号を生成可能な
撮像手段と、該撮像手段により得られた露光量の異なる
複数画面分の画像信号を合成して広ダイナミックレンジ
合成画像を生成する手段を備えた撮像装置において、前
記広ダイナミックレンジ合成画像を生成する手段から出
力される合成画像を表示する表示手段を備えていること
を特徴とする撮像装置。 - 【請求項12】 複数の異なる露光量で同一被写体を撮影
し、露光量の異なる複数画面分の画像信号を生成可能な
撮像手段と、該撮像手段により得られた露光量の異なる
複数画面分の画像信号を合成して広ダイナミックレンジ
合成画像を生成する手段とを備えた撮像装置において、
前記撮像手段より1画面分の撮像信号を生成する通常撮
影モードによる通常撮影制御手段、強制的に広ダイナミ
ックレンジ合成画像を生成する強制広ダイナミックレン
ジ撮影モードによる強制広ダイナミックレンジ撮影制御
手段及び被写体情報あるいは撮影設定情報に基づいて自
動的に広ダイナミックレンジ合成画像を選択的に生成す
る自動広ダイナミックレンジ撮影モードによる自動広ダ
イナミックレンジ撮影制御手段のうちの少なくとも2つ
の制御手段と、これら制御手段に対応した各撮影モード
から1つの撮影モードを選択的に設定する手段と、広ダ
イナミックレンジ合成画像生成のための生成処理条件と
して取得された情報が広ダイナミックレンジ合成画像の
生成処理に適合する情報であるか否かの判断を行う適合
性判断手段と、前記モード設定手段で設定された撮影モ
ードと前記適合性判断手段でなされた判断結果とが適合
しないとき、前記情報のパラメータの設定又は撮影モー
ドの設定の変更の指示、もしくは撮り直しの指示をする
手段とを備えていることを特徴とする撮像装置。 - 【請求項13】 複数の異なる露光量で同一被写体を撮影
し、露光量の異なる複数画面分の画像信号を生成可能な
撮像手段と、該撮像手段により得られた露光量の異なる
複数画面分の画像信号を合成して広ダイナミックレンジ
合成画像を生成する手段を備えた撮像装置において、被
写体の所望部分の明るさ情報を被写体画像と共に表示す
る手段を備えていることを特徴とする撮像装置。 - 【請求項14】 複数の異なる露光量で同一被写体を撮影
し、露光量の異なる複数画面分の画像信号を生成可能な
撮像手段と、該撮像手段により得られた露光量の異なる
複数画面分の画像信号を合成して広ダイナミックレンジ
合成画像を生成する手段を備えた撮像装置において、表
示した画像の所望の複数の領域を指定する手段と、該指
定手段で指定され領域の輝度情報を取得する手段と、取
得された輝度情報が広ダイナミックレンジ合成画像生成
時にそれぞれ適正な輝度レベルとなるように前記複数の
画像の露光量を調整する手段とを備えていることを特徴
とする撮像装置。 - 【請求項15】 前記画像の複数の所望領域の指定手段
は、予め設定された狭領域の枠部を画像上の目標被写体
にセットしてロックすることによりマーキングする手段
で構成されていることを特徴とする請求項14に係る撮像
装置。 - 【請求項16】 複数の異なる露光量で同一被写体を撮影
し、露光量の異なる複数画面分の画像信号を生成可能な
撮像手段と、該撮像手段により得られた露光量の異なる
複数画面分の画像信号を合成して広ダイナミックレンジ
合成画像を生成する手段を備えた撮像装置において、露
光量の異なる複数の画像をそれぞれ表示する表示手段
と、該表示手段により表示された画像の露光量を所望の
露光量に設定する手段とを備え、前記複数の画像におい
てそれぞれ設定された露光量に基づいて合成画像のダイ
ナミックレンジを設定することを特徴とする撮像装置。 - 【請求項17】 撮像素子への露光量を制御する手段と、
該露光量制御手段に複数の異なる露光量を設定する制御
手段と、撮像素子から設定された複数の露光量による複
数の出力情報を取り込む手段と、取り込まれた複数の出
力情報を合成して広ダイナミックレンジの合成出力情報
を生成する手段と、合成出力情報から露光量を決定する
手段とで構成されていることを特徴とする撮像装置のA
E装置。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27931598A JP4245699B2 (ja) | 1998-09-16 | 1998-09-16 | 撮像装置 |
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