JP2000072619A - シート状含水パック剤 - Google Patents

シート状含水パック剤

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JP2000072619A JP10240682A JP24068298A JP2000072619A JP 2000072619 A JP2000072619 A JP 2000072619A JP 10240682 A JP10240682 A JP 10240682A JP 24068298 A JP24068298 A JP 24068298A JP 2000072619 A JP2000072619 A JP 2000072619A
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武明 中川
Masayuki Konno
真之 今野
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隆志 川崎
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 皮膚面の伸縮に追従し、ひじやひざ、首や腰
などの曲げ伸ばしなどによっても容易に剥がれ落ちない
シート状含水パック剤を提供する。 【構成】 パルプや綿などの天然繊維あるいはレーヨ
ン、アセテート、ポリエステル、ポリエチレン、ポリプ
ロピレン、ポリウレタン、ナイロン、アクリル等の合成
繊維からなり、縦方向伸度が100%以上の不織布若し
くは縦方向又は横方向伸度の少なくとも一方が100%
以上の織布であるシート状基材上に、ポリアクリル酸等
からなる含水ゲル層を形成して本発明に係るシート状含
水パック剤を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シート状含水パッ
ク剤に関する。具体的には、シート状の基材上に含水ゲ
ル層が形成され、化粧用のパック剤や痩身用のパック剤
として、あるいは打ち身や捻挫等の冷却用パック剤とし
て好適に用いられるシート状含水パック剤に関する。
【0002】
【従来の技術】従来よりシート状をした基材上に含水ゲ
ル層を形成したいわゆるシート状含水パック剤が汎用さ
れており、例えば、特開平2ー145505号公報や特
開平3−31172号公報、特開昭58ー57406号
公報に開示されている。
【0003】これらの含水パック剤は、含水ゲル層にL
−セリンやL−アスパラギン酸等の各種アミノ酸、塩化
リゾチーム等の各種酵素、アスコルビン酸や酢酸トコフ
ェロール等の各種ビタミン類の美肌成分を含有させ、化
粧用のパック剤として用いたり、昆布やヒジキなどの海
藻抽出物やゴマやハマメリスなどの植物抽出物などを含
有させ、痩身用のパック剤として用いられる。また、含
水ゲル層には多量の水分が含まれており、貼付時には皮
膚冷却効果を発揮するため、打ち身やねんざ時の冷却用
パック剤としてそのまま貼付して用いることもできる。
【0004】これらは皮膚面に貼付されて使用されるも
のであり、上記目的を好適に達成するために、保水性や
吸水性或いは粘着性、保形性等を改善する努力が種々な
されている。例えば、特開平1−254612号公報や
特公平7−94583号公報には、保水性や粘着性を向
上させた含水ゲルや含水ゲル層が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、含水ゲ
ル層については皮膚への粘着性等が改善されたとは言
え、上記従来の含水パック剤では伸縮性のないシート状
基材が用いられており、皮膚への貼着はまだまだ不十分
なものであった。
【0006】すなわち、パック剤をひじやひざ等の可動
部位に貼付した場合には、ひじやひざの曲げ伸ばしによ
り貼付部位の皮膚が伸縮される結果、貼付されたパック
剤がひじやひざの曲げ伸ばしに十分に追従することがで
きず、貼付したパック剤がすぐに剥がれて脱落するとい
う問題があった。特に美肌や痩身目的の場合には、あご
や腹部など皮膚がすぐに引っ張られたり、たるみを生じ
やすい箇所に貼付する場合が多く、伸縮性のない基材を
使用した場合には、首を少し動かしたり、屈んだりする
だけで直ちに貼付部位からパック剤が剥がれてしまう場
合があった。また、これらの目的とする場合には長時間
貼付するのが好ましく、このためには幾度となく貼り直
さなければならず、非常に面倒なものとなっていた。
【0007】本発明は、上記従来例の問題点に鑑みてな
されたものであり、皮膚面の伸縮に追従し、ひじやひ
ざ、首や腰などの曲げ伸ばしなどによっても容易に剥が
れ落ちないシート状含水パック剤を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係るシート状含
水パック剤は、伸縮性を有するシート状基材上に、含水
ゲル層が形成されたことを特徴としている。
【0009】本発明に用いられる含水ゲル層としては、
従来から用いられている含水ゲル層と何ら変わるもので
はなく、水溶性高分子ゲル体を主成分とし、水分を高濃
度に保持可能であれば特に限定されるものではない。こ
れらの高分子ゲル体には、水溶性である天然の高分子物
質や合成の高分子物質が用いられ、例えば、天然のもの
としては、グアーガムやアラビアゴム、デキストリン、
ゼラチン、デンプンなどを、合成のものとしては、ポリ
ビニルアルコールやポリビニルピロリドン、ポリビニル
メチルエーテル、カルボキシビニルポリマー、ポリアク
リル酸及びその塩、ポリエチレンオキシド、イソプレン
−マレイン酸共重合体などを挙げることができる。ま
た、半合成のものとして、ヒドロキシエチルセルロース
やカルボキシルメチルセルロースの塩、メチルセルロー
ス、エチルセルロースなどを挙げることができ、これら
のうち1種若しくは2種以上を用いることができる。
【0010】また、保水性や保形性を高めるために、含
水ゲル層にはこれらの水溶性高分子物質に架橋が施され
て不溶化されたものが好適に用いられる。架橋処理とし
ては、放射線照射や紫外線照射、加熱などの物理的方法
によるものと架橋剤等を用いる方法とがあるがそのいず
れの方法でもよい。架橋剤としても含水ゲルに一般に用
いられるものであれば特に限定されるものではなく、例
えば、各種ミョウバン、硫酸アルミニウム、水酸化アル
ミニウムなどのアルミニウム塩、トリグリシジルイソシ
アヌレート、グリセリントリグリシジルエーテルなどの
ポリグリシジル化合物、ポリアミド化合物、過酸化ベン
ゾイルなどを挙げることができ、上記水溶性高分子物質
に応じて適宜選択される。
【0011】さらに、これらの含水ゲル層には、上記水
溶性高分子物質や架橋剤に加えて、種々の添加剤を配合
できる。添加剤として、例えば、エチレンジアミン四酢
酸ナトリウム塩(EDTA)、酢酸、クエン酸、ホウ
酸、フマル酸、炭酸水素ナトリウム等のゲル化速度調節
剤、粘着付与や製造時の溶解性を高めるためにエチレン
グリコール、ジエチレングリコール、ポリエチレングリ
コール、グリセリンなどの多価アルコール類、シリカ、
アルミナ、酸化亜鉛、酸化チタン、タルク、クレー、カ
オリン、ガラスなどの各種無機酸化物ないし有機酸化
物、あるいは硫酸バリウム、炭酸カルシウム、セラミッ
クス、カーボン、金属粉体などの各種有機物ないし無機
物などの各種充填剤、さらには、ジイソプロピルアジペ
ート、フタル酸エステル、ジエチルセバケートなどの各
種可塑剤などを添加することができる。その他に、pH
調整剤や防腐剤、着色剤、香料なども添加できる。
【0012】含水ゲル層の含水率としては、30重量%
以上とするのがよく、好ましくは35〜85重量%、さ
らに好ましくは、35〜60重量%にするのが望まし
い。30重量%未満であれば、十分な冷却効果を望むこ
とができず、85重量%を越えれば、含水ゲル層の強度
が十分でなくなるため、十分な保形性を得ることができ
ない。もちろん、痩身効果を望む場合にはパック剤を加
温して用いることも可能であって、その場合には30重
量%以下でも差し支えないが、この場合には配合成分を
可溶化させる観点から、あまり低い含水率に設定するの
は好ましくなく、少なくとも10重量%以上に設定する
必要がある。
【0013】本発明においては、シート状基材として伸
縮性のあるものが用いられる。当該伸縮性のある基材と
して特に材質として限られるものではないが、ひざやひ
じの曲げ等に追従できるために十分な伸縮性があるもの
が用いられる。このためには、プラスチック材料からな
るいわゆるシートやフィルムではなく、繊維状物からな
る織布や不織布あるいは各種の発泡体を用いるのが好ま
しい。
【0014】織布や不織布には、パルプや綿などの天然
繊維あるいはレーヨン、アセテート、ポリエステル、ポ
リエチレン、ポリプロピレン、ポリウレタン、ナイロ
ン、アクリル等の合成繊維を用いることができる。ま
た、発泡体としては、ゴムやポリウレタン、塩化ビニル
やポリエステルを用いることができる。
【0015】これらの織布や不織布、発泡体は、単一材
料から作製されたものを単層として、あるいは積層して
用いてもよく、さらには、2種以上の材質からなるもの
を組み合わせて用いてもよい。このとき、シート状基材
として、親水性樹脂及び疎水性樹脂の組み合わせからな
る織布や不織布を用いるのが好ましい。すなわち、当該
シート状基材上には含水ゲル層が形成される。このた
め、親水性基材を用いた場合には、含水ゲル層中の水分
が移行し、冷却感を損なわれたり含水ゲル層中に配合さ
れた美肌成分や痩身成分等の効果が十分に発揮できない
場合がある。また、疎水性基材を用いた場合には、含水
ゲル層の投錨力が十分に出ない場合があり、基材がゲル
層から剥離される恐れがある。従って、親水性樹脂及び
疎水性樹脂を組み合わせることにより、基材中への水分
移行を少なくし、十分な投錨力を得ることができる。こ
の組み合わせには、例えば、親水性繊維からなる織布又
は不織布と疎水性樹脂からなる織布又は不織布とを貼り
合わせて2層構造のシート状基材とすることや、親水性
繊維と疎水性繊維とを用いて単一層の織布又は不織布と
することが挙げられる。
【0016】あるいは疎水性繊維からなる織布又は不織
布のいずれか一方の面に親水処理を施したシート状基材
を用いても同様の効果を得られる。当該親水処理として
は、例えば、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエー
テルやソルビタン脂肪酸エステルなどの界面活性剤やポ
リビニルアルコールやポリアクリル酸(塩)などの水溶
性ポリマーをコーティングすることが挙げられる。さら
には、疏水性繊維の表面を予め親水処理を施しておき、
当該親水処理が施された繊維を用いて作製された織布又
は不織布を用いることにしてもよい。なお、親水性繊維
及び疎水性繊維を組み合わせたシート状基材や、親水処
理を施したシート状基材を用いた場合には、含水ゲル層
の材質やシート状基材の材質に応じて、疎水性面、親水
性面のいずれに含水ゲル層を形成されるかが適宜選択さ
れる。
【0017】また、当該シート状基材の伸度として十分
な追従性を得るため、不織布を用いた場合には縦方向に
100%以上、織布を用いた場合には縦方向又は横方向
の少なくとも一方が100%以上であるのが好ましい。
100%以上の伸度がない場合には十分な追従性を得る
ことができず、貼付部位から剥がれやすくなる。なお、
本発明において「伸度」とは、ショッパー式引張試験機
を用いて測定したものを示すものとする。
【0018】本発明に係る含水パック剤は、含水ゲル層
の構成にもよるが一般には含水率が十分にある場合には
冷却効果も高く、含水ゲル層に有効成分を配合すること
なくそのまま使用することができ、打ち身やねんざ時の
応急措置として使用できる冷却用パックとしても応用で
きる。
【0019】また、含水ゲル層には、肌引き締め成分、
美肌成分並びに痩身成分など数々の有効成分を配合でき
る。例えば、これらの成分として、上記に挙げたよう
に、主として美肌作用を有するL−セリンやL−アスパ
ラギン酸等のアミノ酸、塩化リゾチーム等の酵素、アス
コルビン酸や酢酸トコフェロール等のビタミン類、胎盤
抽出物を挙げることができる。また、主として痩身作用
を有する成分として、昆布、ワカメ、ヒバマタ、ヒジキ
などの海藻抽出物、ゴマ油、ハマメリス、高麗人参、ハ
ッカ、ハトムギ、茶、いちょう葉、米ぬか、アロエなど
の植物油あるいは植物抽出物、にがり、天然塩などの海
水組成物、ミンク油、馬油などの動物性油脂及び深海鮫
などの動物抽出物、シイタケ、サルノコシカケ、ナメタ
ケ、冬虫夏草などの菌類抽出物、ポリアミノ酸、リポア
ミノ酸、サークファンチン、コウジ酸、ヒアルロン酸な
ど微生物代謝産物等の抽出物などが挙げられる。なお、
これらの各種抽出物は常法によって得られるものであ
り、その製造方法や形態は限られず、粉末状や油状物、
水溶液などとして用いられる。
【0020】当該含水パック剤は、例えば、上記水溶性
高分子物質を水に分散、溶解し、次に水酸化ナトリウム
などの中和剤や多価アルコール等の添加剤を加え、十分
に混合する。次いで、架橋剤を加えてゲル状の組成物と
する。このとき、上記肌引き締め成分や、美肌成分など
の有効成分は、架橋剤を添加する前の工程で加えてお
く。その後ゲル状の組成物を上記の各種シート状基材上
に塗布して、本発明に係る含水パック剤を得ることがで
きる。また、添加剤を加えた水溶液を予めシート状基材
上に塗布しておき、その後架橋剤を加えて含水ゲル層を
形成することもできる。あるいは、適当な基材(その後
廃棄される)上に含水ゲル層を予め製膜した後、その後
上記伸縮性のあるシート状基材に貼り合わせるなど、そ
の他常法により作製できるのは言うまでもない。
【0021】さらに、作製された含水ゲル層の皮膚貼付
面に、プラスチックフィルムなどの剥離層を設けておく
と、水分の蒸発や皮膚貼付面の汚染が防止でき、より好
ましい実施の形態である。また、テープ状にカットされ
たシート状基材を用いた場合には、巻回して製品とする
ことができ、このためにはシート状基材の背面に撥水処
理を施しておくと、使用時に巻き戻しが容易になりより
好都合である。
【0022】このようにして作製された含水パック剤
は、所望する大きさに裁断して、あごや頬、ひじ、ふく
らはぎや二の腕、ひざ等に貼付して用いられる。また、
テープ状にカットされた含水パック剤を用いて、腹部や
ふくらはぎに巻き付けるようにして用いることも可能
で、長時間貼付し続けることができる。
【0023】
【実施例】以下、本発明の実施例(及び従来例である)
シート状含水パック剤を各種作製し、本発明による効果
を確認した。
【0024】(実施例)グリセリン43.2重量部及び
ポリアクリル酸(分子量10万、20.1重量部及び分
子量1万、17.2重量部)37.3重量部、亜硫酸水
素ナトリウム0.108重量部、水酸化ナトリウム7重
量部、ジヨードメチルパラトリルスルホン0.02重量
部を、水83重量部に溶解し、次いでトリグリシジルイ
ソシアヌレート0.355重量部、ハマメリスエキス
0.1重量部、海藻エキス0.2重量部、香料(ミン
ト)0.1重量部を加えて撹拌混合し、ゲル状物を得
た。このものをポリエステルフィルム(50μm厚)上
にゲル厚1mmとなるように製膜した後、ポリプロピレ
ン製不織布(伸度180%)に貼り合わせて、10℃で
24時間加温し、実施例のシート状含水パック剤を得
た。
【0025】(比較例)水80重量部に、ポリアクリル
酸(分子量500万)6重量部、グリセリン20重量
部、エタノール0.5重量部、パラオキシ安息香酸エス
テル0.1重量部を溶解し、次いで乾燥水酸化アルミニ
ウムゲル0.35重量部を加えて撹拌混合し、ゲル状物
を得た。このものをポリエステルフィルム(50μm
厚)上にゲル厚1mmとなるように製膜した後、ポリエ
ステル不織布(伸度50%)に貼り合わせて、50℃で
24時間加温し、比較例のシート状含水パック剤を得
た。
【0026】(比較試験)次に、上記実施例及び比較例
のシート状含水パック剤を、健常な成人女性のボランテ
ィア10人に、30日間、1日1回入浴後貼付し翌朝剥
離してもらい、その貼付感、使用感を評価してもらっ
た。また、実験前後における上腕部周囲サイズを測定
し、サイズ変化を測定した。その結果をそれぞれ表1、
表2、表3にまとめた。
【0027】
【表1】30日間の上腕部における貼付感
【0028】
【表2】30日間の上腕部における使用感
【0029】
【表3】30日後の上腕部周囲サイズの変化
【0030】表1から分かるように、実施例のシート状
含水パック剤にあっては、腕の動きによく追従し、しっ
かりと皮膚に貼付されていた。また、曲げ伸ばし等の腕
の動きによっても容易に剥がれ落ちることがなく、本発
明による効果を十分に確認することができた。この結
果、表2及び表3に示すように、パック剤に含有された
薬剤の効果を十分に発揮させることが出来、比較例に比
べて、肌の張り、引き締まり感やしっとり感を与えら
れ、美肌作用、痩身作用に優れたパック剤を提供できる
ことが確認された。
【0031】
【発明の効果】本発明に係るシート状含水パック剤は、
伸縮性を有するシート状基材上に含水ゲル層が形成され
ているので、基材が貼付部位の皮膚面の伸縮に追従して
伸び縮みし、ひじやひざ、あごや腹部などの可動部位に
貼付した際にも貼付部位から剥離され難くなる。特に、
含水ゲル層自体も柔軟性に富んでいるので、皮膚面の伸
縮に十分に追従でき、貼付性に優れたパック剤を提供で
きる。
【0032】特に、シート状基材として、縦方向伸度が
100%以上の不織布若しくは縦方向又は横方向伸度の
少なくとも一方が100%以上の織布を用いることによ
り、柔軟性に富み、より優れた追従性を発揮する。この
ため、ひじやひざなど曲げ伸ばしの大きな貼付部位に適
した含水パック剤を提供できる。
【0033】このとき、シート状基材に、疎水性繊維又
は親水性繊維の組み合わせからなる織布又は不織布、親
水処理が施された疏水性繊維からなる織布又は不織布、
疎水性繊維からなり表面に親水処理が施された織布又は
不織布を使用することにより、含水ゲル層からの水分移
行が少なくなると共に投錨力が向上して、より品質の優
れたパック剤を提供できる。
【0034】このように本発明に係るシート状含水パッ
ク剤は剥がれにくく、長時間の適用が可能になる。この
ため、当該含水ゲル層に、肌引き締め成分、美肌成分及
び/又は痩身成分を含有させることにより、動きの多い
あごや腹部、ふくらはぎ等における美肌効果や痩身効果
に優れた化粧用、痩身用のパック剤を提供できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川崎 隆志 大阪府茨木市下穂積1丁目1番2号 日東 電工株式会社内 Fターム(参考) 4C083 AA112 AB032 AB051 AB352 AC122 AC812 AD092 BB51 CC07 DD12 DD27 DD41 EE06 EE07 EE12 EE13 FF06

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 伸縮性を有するシート状基材上に、含水
    ゲル層が形成されたことを特徴とするシート状含水パッ
    ク剤。
  2. 【請求項2】 前記シート状基材は、縦方向伸度が10
    0%以上の不織布若しくは縦方向又は横方向伸度の少な
    くとも一方が100%以上の織布であることを特徴とす
    る請求項1記載のシート状含水パック剤。
  3. 【請求項3】 前記シート状基材は、疎水性繊維又は親
    水性繊維の組み合わせからなる織布又は不織布、親水処
    理が施された疏水性繊維からなる織布又は不織布、疎水
    性繊維からなり表面に親水処理が施された織布又は不織
    布であることを特徴とする請求項1又は2記載のシート
    状含水パック剤。
  4. 【請求項4】 含水ゲル層に、肌引き締め成分、美肌成
    分及び/又は痩身成分を含有することを特徴とする請求
    項1、2又は3記載のシート状含水シート剤。
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