JP2004123662A - 角質除去シート - Google Patents

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Kimishi Hishiki
飛鋪 季未子
Satoyuki Ishikawa
石川 聡之
Noriyuki Kita
喜多 紀之
Norio Iida
飯田 教雄
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Abstract

【課題】本発明は、皮膚への刺激・痛み・過度の水分除去などの肌へのダメージがなく、しかも肘・膝などの硬く厚い角層の角質除去効果に優れた角質除去シートを提供することを目的とする。
【解決手段】(A)架橋されたポリアクリル酸及び/又はその塩
(C)セルロース誘導体
(D)角質軟化成分
を含有する含水系粘着剤、及び透湿度100〜5000(g/m・24時間)のシート状支持体を有することを特徴とする、角質除去シート、とする。
【選択図】 なし

Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、角質除去効果に優れ、かつ剥離時の皮膚へのダメージ(刺激、痛みなど)が低い角質除去シートに関する。
【0002】
【従来の技術】
古くなった表皮細胞が厚く堆積して硬化した皮膚は、手触りが悪くなり、またくすみ・黒ずみなどの問題も生じる。そのような症状が著しい肘、膝、踝、踵などに対して、従来、スクラブ剤を配合したマッサージ化粧料や、塗布し乾燥させてから製剤と共にこすり落とすピーリング化粧料などが使用されていた。これらの製剤は、角質除去効果は得られるものの、皮膚への刺激が強かったり、皮膚を傷つけたりするなどの問題があった。また、パック剤を塗布した後洗い流す角質除去のためのパック化粧料が知られている(例えば特許文献1)が、角質除去効果は必ずしも十分とは言えなかった。
【0003】
一方、成膜性のパック剤とし、製剤を塗布または貼付後に乾燥させ、強い粘着力を利用して角質を引き剥がすピールオフタイプのパック剤が知られている(例えば、特許文献2参照)。しかし、ピールオフパックの強い粘着力は剥離時の皮膚への刺激が強く、さらに皮膚に必要な水分や油分までが過度に失われる、などの問題があった。
【0004】
また、含水系のパック化粧料の使用によって肘や膝の角化症などを改善する技術も知られている。例えば特開平11−228340(特許文献3参照)には、ポリアクリル酸及び/又はポリアクリル酸塩、多価アルコール類、水、外部架橋剤、さらに角質軟化剤・細胞賦活成分・オイル成分から選ばれる少なくとも1種を配合してなるゲル状組成物からなる層を支持体および/または支持体内に形成してなる化粧用ゲルシートの発明が開示されている。この化粧用ゲルシートは、皮膚面上での保湿作用の維持により有効成分の皮膚浸透性を発揮させるもので、角化した皮膚の柔軟化作用は期待されるが、角質の除去効果は必ずしも十分ではない。
【0005】
実用新案登録第3042905号公報実施例1(特許文献4参照)には、ポリアクリル酸、ポリアクリル酸塩、カルボキシメチルセルロース、尿素などを含有する含水系粘着性組成物を、特定の長径/短径比を有する楕円形ポリエステル不織布に塗布した肘、膝などの屈曲部に適した外用貼付剤が記載されている。この貼付剤は、ある程度の角質の柔軟・保湿効果が認められると思われる。しかし、不織布を用いているため粘着剤の水分揮散速度が速く、角質柔軟化が必ずしも十分とはいえず、角質除去効果は改善の余地がある。
【0006】
特開2002−20257号公報(特許文献5参照)には、架橋したカルボキシ基含有ポリマー及び/またはその塩を含有する含水性のゲル状組成物を支持体の一面に設けた皮脂除去用シート状パック剤が開示されているが、支持体として例示されているものは織布、不織布、編布であり、透湿度が高いため、皮脂除去に効果はあるものの、硬化し厚い角層となった肘・膝などの角質除去には十分な効果が得られにくい。
【0007】
【特許文献1】
特開平10−203925号公報
【特許文献2】
実用新案登録第3040121号公報
【特許文献3】
特開平11−228340号公報
【特許文献4】
実用新案登録第3042905号公報
【特許文献5】
特開2002−20257号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、皮膚への刺激・痛みがなく、しかも肘・膝などの硬く厚い角層の角質除去効果に優れた角質除去シートを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決する手段】
本発明者らは、上記課題を検討した結果、角質軟化成分を含有する特定の含水系粘着剤と特定の透湿度を有する支持体から構成されるシートとすることで、過度の粘着力による剥離時の刺激・痛みがなく、過度の水分・油分を失わず、しかも肘・膝などの厚く堆積した角質除去効果に優れた、良好な角質除去シートが得られることを見出し、本発明を完成するに至った。即ち、本発明は、
【0010】
<1>(A)架橋されたポリアクリル酸及び/又はその塩
(C)セルロース誘導体
(D)角質軟化成分
を含有する含水系粘着剤、及び透湿度100〜5000g/m・24時間のシート状支持体を有することを特徴とする、角質除去シート。
<2>(A)(a−1)ポリアクリル酸及び/又はその塩 (a−2)架橋剤
(B)セルロース誘導体
(C)角質軟化成分
を含有する含水系粘着剤、及び透湿度100〜5000g/m・24時間のシート状支持体を有することを特徴とする、角質除去シート。
<3>角質軟化成分が、尿素、α−ヒドロキシ酸、イオウ、レゾルシン、酸性ムコ多糖類から選ばれることを特徴とする、<1>または<2>に記載の角質除去シート。
<4>角質軟化成分が(1)尿素及び(2)α−ヒドロキシ酸、イオウ、レゾルシン、酸性ムコ多糖類から選ばれる1種以上、を含有することを特徴とする、<3>に記載の角質除去シート。
<5>シート状支持体が伸縮性フィルムと伸縮性繊維シートが積層された支持体であることを特徴とする、<1>〜<4>に記載の角質除去シート。
<6>肘・膝・踵・踝用であることを特徴とする、<1>〜<5>に記載の角質除去シート
を提供する。
以下、本発明について詳細に説明する。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明の角質除去シートに使用する含水系粘着剤は、(A)架橋されたポリアクリル酸及び/又はその塩、(B)セルロース誘導体、(C)角質軟化成分を必須成分とする。架橋型ポリアクリル酸を主マトリックスとしセルロース誘導体を併用することで、本発明の支持体との組み合わせにより、剥離時の皮膚刺激や痛みがなく、肘・膝などの特に強固な角質に対する粘着性と剥離性を達成することができる。さらに、本発明の粘着剤には角質軟化成分が配合されるため、より効果的に角質を除去することが可能である。
【0012】
(A)架橋されたポリアクリル酸系高分子化合物をマトリックスとする含水粘着剤は、高含水率の含水粘着剤が得られ、しかも皮膚への粘着力に優れている。架橋されたポリアクリル酸及び/又はその塩は、ポリアクリル酸及び/又はその塩が、架橋剤あるいは放射線照射などにより架橋されたものである。
【0013】
原料となるポリアクリル酸、ポリアクリル酸塩は、直鎖状、分岐鎖状いずれも使用することができ、分子量1万〜1000万のものを用いることが好ましい。特に重量平均分子量が1万〜50万未満、50万〜200万未満、200万〜400万の平均分子量を有するポリアクリル酸(塩)を2種または3種以上組み合わせると、使用感が向上するので好適である。
【0014】
ポリアクリル酸の塩としてはポリアクリル酸ナトリウム、ポリアクリル酸カリウム等のポリアクリル酸の一価金属塩、ポリアクリル酸モノエタノールアミン、ポリアクリル酸ジエタノールアミン、ポリアクリル酸トリエタノールアミン等のポリアクリル酸のアミン塩、ポリアクリル酸のアンモニウム塩等の1種又は2種以上が好適に使用し得る。好ましい塩は、一価金属塩である。
ここで、ポリアクリル酸とポリアクリル酸塩との配合比(重量比)は1:0.1〜1:10、特に1:0.2〜1:5とすることが好ましいが、ポリアクリル酸を一部中和してポリアクリル酸と塩を実質的に上記比率になるようにしたもの(部分中和物)を用いても差し支えない。また、ポリアクリル酸及びポリアクリル酸塩の合計配合量は組成物全体の0.5〜20質量%、特に1〜15質量%とすることが好ましい。0.5%未満では粘着力が不足する場合があり、20%を超えると粘度が高くなり、製造時の作業性に問題が生じることがある。
【0015】
ポリアクリル酸、ポリアクリル酸塩(部分中和物を含む、以下同様)の架橋剤としては、ポリアクリル酸とポリアクリル酸塩とを架橋し得る限り、その種類は特に制限されないが、特に、多価金属化合物が好適に使用される。この場合、多価金属化合物としてはマグネシウム化合物、カルシウム化合物、亜鉛化合物、カドミウム化合物、アルミニウム化合物、チタン化合物、錫化合物、鉄化合物、クロム化合物、マンガン化合物、コバルト化合物、ニッケル化合物等が使用し得るが、皮膚に対する安全性を考慮するならば、アルミニウム化合物、マグネシウム化合物、カルシウム化合物等を用いることが好ましい。
【0016】
アルミニウム化合物、マグネシウム化合物及びカルシウム化合物としては、例えばカリウムミョウバン、アンモニウムミョウバン、鉄ミョウバン等のミョウバン類、水酸化アルミニウム、硫酸アルミニウム、硫酸アルミニウムアンモニウム、硫酸アルミニウムカリウム、塩化アルミニウム、酢酸アルミニウム、酸化アルミニウム、合成ケイ酸アルミニウム、メタケイ酸アルミニウム、水酸化カルシウム、炭酸カルシウム、硫酸カルシウム、硝酸カルシウム、塩化カルシウム、酢酸カルシウム、酸化カルシウム、リン酸カルシウム、水酸化マグネシウム、炭酸マグネシウム、硫酸マグネシウム、酢酸マグネシウム、ケイ酸マグネシウム、酸化マグネシウム、水酸化アルミナ・マグネシウム、メタケイ酸アルミン酸マグネシウム、ケイ酸アルミン酸マグネシウム、合成ヒドロタルサイト、ジヒドロキシアルミニウムアミノアセテート、これらの金属を含む複塩等の水溶性化合物、水難溶性化合物のうち1種又は2種以上を使用し得る。
【0017】
好ましい架橋剤は、メタケイ酸アルミン酸マグネシウム、ケイ酸アルミン酸マグネシウム、合成ヒドロタルサイト、ジヒドロキシアルミニウムアミノアセテート、メタケイ酸アルミニウム、ケイ酸マグネシウム、水酸化カルシウム、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウムである。
上記架橋剤の好適な配合量は、その種類により種々異なるが、組成物全体の0.001〜5質量%が好ましく、特に0.01〜1質量%とすると、良好な凝集力と粘着力が得られるため、好ましい。
【0018】
上記架橋剤に加えて架橋調整剤を配合することが好ましい。架橋調整剤としては、例えばエデト酸二ナトリウムを挙げることができる。架橋調整剤の配合量は、適宜選定することができるが、含水粘着剤全体の0.001〜1質量%程度が好適である。この範囲で、良好な架橋速度に調整することが出来る。
【0019】
ポリアクリル酸、ポリアクリル酸塩、架橋剤は、製造時に各々配合し架橋させる方法が好ましいが、予め架橋させた架橋体として配合することも可能である。予め架橋させて配合する例としては、例えば特開昭59−110614号、同59−110616号、同59−110617号、同60−99180号、同60−260512号、同60−260513号公報等に記載されたポリアクリル酸とポリアクリル酸塩との金属架橋体を含有する水性粘着基剤が好ましく使用できる。また、カーボポール(商品名:米国グッドリッチ社製)等のアクリル酸重合体を一部架橋したものも好適に使用し得る。
【0020】
(B)ポリアクリル酸、ポリアクリル酸塩をマトリックスとする含水系粘着組成物は強い粘着性を発現することが可能である。しかし、厚い角層で表面の荒れた凹凸が著しい肘・膝などの部位では、通常の滑らかな皮膚と比較して、シートの剥離時に凹部に入りこんだ粘着剤が残りやすい。セルロース誘導体を配合することによって、シートを皮膚から剥す際の剥離性を向上させることができる。
【0021】
セルロース誘導体としては、例えばカルボキシメチルセルロース、ヒドロキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、メチルセルロース、エチルセルロース、等の1種又は2種以上が使用し得るが、特にカルボキシメチルセルロースが好ましい。さらに、これらのナトリウム塩、カリウム塩等のアルカリ金属塩が好適に使用し得る。
【0022】
セルロース誘導体の含有量は、粘着剤組成物中、0.5〜15質量%とすることが好ましく、特に好ましくは1〜10質量%である。この範囲で、特に良好な皮膚への粘着力と、シートを剥す際の刺激がない剥離性を得ることができる。
【0023】
なお、ポリアクリル酸、ポリアクリル酸塩、セルロース誘導体の他の水溶性高分子物質として、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ゼラチン、ペクチン、ビニルピロリドン・ビニルアセテート共重合体、アルギン酸ナトリウム、キサンタンガム、トラガントなどを配合することができる。その配合量は、粘着剤組成物全体の0〜10質量%とすると、良好な硬さの粘着剤が得られるため好ましい。
【0024】
上記水溶性高分子化合物の総量は、粘着剤組成物の1〜50質量%、好ましくは3〜40質量%、より好ましくは5〜30質量%が好ましい。この範囲で、優れた凝集力と粘着性が得られ、製造性も良好である。
【0025】
(C)本発明の粘着剤は、従来の乾燥して皮膜を形成させる強力な粘着力によって角質を剥離させるピールオフタイプのパック剤と比較すると物理的な剥離力が制限されるため、角質軟化剤を配合する。角質軟化剤としては、サリチル酸、α−ヒドロキシ酸(グリコール酸、乳酸、リンゴ酸、クエン酸、酒石酸など)、尿素、イオウ、レゾルシン、酸性ムコ多糖類(ヒアルロン酸(塩)、コンドロイチン硫酸(塩)、コンドロイチン多硫酸(塩)、ヘパリン、ヘパリン類似物質など)が好ましくあげられる。好ましいα−ヒドロキシ酸は、グリコール酸、乳酸、リンゴ酸である。好ましい酸性ムコ多糖類は、ヒアルロン酸(塩)、コンドロイチン多硫酸(塩)、ヘパリン類似物質である。これらの角質軟化剤を1種または2種以上使用するが、より好ましくは2種以上とする。2種以上使用する場合は、(1)尿素を必須とし、その他の(2)サリチル酸、グリコール酸、乳酸、リンゴ酸、イオウ、レゾルシン、酸性ムコ多糖類、特にサリチル酸、グリコール酸、乳酸、リンゴ酸、から選ばれる1種以上との併用とすることが好ましい。(1)/(2)=1/0.1〜1/10であると好ましい。角質軟化成分の含有量は、好ましくは0.001〜10質量%、好ましくは0.005〜7質量%である。
【0026】
本発明の角質除去シートの有効成分としては、上記角質軟化剤の他に、組織修復剤、保湿剤、血行促進剤から選ばれる薬効成分を含有することが好ましい。
組織修復剤としては、アラントインおよびその誘導体、グリチルリチン酸、グルチルレチン酸およびその誘導体、アズレン、ε−アミノカプロン酸、甘草、紫根、ヒノキチオール、アロエなどが挙げられる。
本発明の保湿剤としては、動植物由来成分、油性成分、海藻抽出物、アミノ酸類等、およびこれらの混合物が用いられる。
動植物由来成分としては、ピロリドンカルボン酸塩、アミノ酸としてグリシン、アラニン、アスパラギン酸、グルタミン酸、アルギニン等およびその塩、アラントイン、コラーゲン、エラスチン、乳清、大豆蛋白、アルギン酸ナトリウム、ペクチン、カラギーナン、コメヌカエキス、アロエエキス、トレハロース、キチン誘導体、キトサン誘導体、プラセンター、セラミド、大豆リン脂質、ベタイン、甘草抽出末、コメヌカ発酵エキス、アラントインおよびその誘導体、アルニカエキス、ビワ葉エキス、マロニエエキス、ヨモギエキスなどがあげられる。
【0027】
油性成分としては、ヒマシ油、オリーブ油、カカオ油、パーム油、椿油、ヤシ油、木ロウ、ホホバ油、グレープシード油、アボガド油等の植物油脂類;ミンク油、卵黄油等の動物油脂類;ミツロウ、鯨ロウ、ラノリン、カルナウバロウ、キャンデリラロウ等のロウ類;流動パラフィン、スクワラン、マイクロクリスタリンワックス、セレシンワックス、パラフィンワックス、ワセリン等の炭化水素類;ラウリン酸、ミリスチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、イソステアリン酸、ベヘニン酸等の天然および合成脂肪酸類;セタノール、ステアリルアルコール、ヘキシルデカノール、オクチルドデカノール、ラウリルアルコール等の天然および合成高級アルコール類;ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、ミリスチン酸オクチルドデシル、オレイン酸オクチルドデシル、コレステロールオレート等のエステル類を例示することができる。
【0028】
海藻抽出物としては、アオサ科、オゴノリ科、テングサ科、ミリン科、コンブ科、アイヌワカメ科、ホンダワラ科、ヒバマタ科、フノリ科、ヒトエグサ科、ミル科、ウシケノリ科、スギノリ科、カギノリ科、イバラノリ科、ナガマツモ科、モヅク科、ダービリア科、レッソニア科およびダルス科に属する海藻の抽出物があげられる。
その他、例えばピロリドンカルボン酸塩、グリシン,アラニン,バリン,ロイシン,イソロイシン,フェニルアラニン,トリプトファン,シスチン,システイン,メチオニン,プロリン,ヒドロキシプロリン,アスパラギン酸,グルタミン酸,アルギニン,ヒスチジン,リジン及びこれらの誘導体、塩等のアミノ酸類などがあげられる。
【0029】
血行促進剤としては、ビタミンE及びその誘導体、酢酸レチノール、センブリエキス、セファランチン、γ―オリザノール、トウガラシエキス、ショウキョウエキス、ニコチン酸ベンジルエステルなどがあげられる。
【0030】
上記有効成分の含有量は、各成分の有効量により、適宜調整されるが、皮膚への刺激、使用感の点から、20質量%以下、好ましくは10質量%以下であることが好ましい。
【0031】
本発明で使用される粘着基剤は、上記成分の他に、高吸水性高分子粉末、鉱物性粉末、界面活性剤、可塑剤、多価アルコール、油分、粘着付与剤などを含有することができる。
【0032】
高吸水性高分子化合物としては、その種類が特に限定されるものではなく、変性ポリアルキレンオキサイド,N−ビニルアセトアミド架橋体、アクリルアミド架橋体、酢酸ビニルーアルキル(メタ)アクリレート共重合体加水分解物の金属塩、ビニルアルコール−無水マレイン酸共重合体架橋物、ビニルアルコール−アクリル酸−無水マレイン酸共重合体架橋物、イソブチレン−マレイン酸共重合体架橋物、ポリアクリロニトリルグラフト重合体ケン化物、デンプン−アクリル酸グラフト重合体等を挙げることができ、より具体的には、「サンウェット」、「サンフレッシユAT−35」(三洋化成社製)、「アクアコーク」(住友精化社製)、「ノニオレックスNA−010」、「ノニオレックスNA−150」、「ノニオレックスNA−500」(昭和電工社製)等の商品名で市販されているものを好適に使用することができる。
【0033】
鉱物性粉末としては、例えばカオリン、ベントナイト、スメクタイト、モンモリロナイト、酸化亜鉛、酸化チタン、無水ケイ酸等が挙げられ、これらは1種単独で又は2種以上を適宜組み合わせて使用することができる。鉱物性粉末の配合量は、適宜選定することができるが、通常、含水粘着剤全体の0.01〜30質量%程度が好適である。多すぎると展延できなくなる程、含水粘着剤の硬度が硬くなる場合がある。
【0034】
界面活性剤としては、ノニオン界面活性剤、アニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、両性界面活性剤等を例示することができる。
【0035】
好ましい界面活性剤の具体的な例としては、POE(25)ラウリルエーテル、蔗糖脂肪酸エステル、モノオレイン酸ソルビタン、モノラウリン酸ソルビタン、ヤシ油脂肪酸ソルビタン、モノステアリン酸ソルビタン、グリセリルモノオレート、ラウリン酸グリセリル、ヤシ油脂肪酸グリセリル、モノラウリン酸ポリエチレングリコール、モノオレイン酸ポリエチレングリコール、ミリスチン酸グリセリル、デカグリセリルモノオレート、ジグリセリルジオレート、ヘキサグリセリルモノラウレート、プロピレングリコールモノステアレート、POE(20)ソルビタンモノオレート、POE(60)ソルビットテトラオレート、POE(40)モノステアレート、POE(10)オレイルエーテル、POE(10)ノニルフェニルエーテル、POE(50)硬化ひまし油、POE(5)オレイン酸アミド、オレイン酸ジエタノールアミド、ラウリン酸ジエタノールアミド、ステアリン酸ナトリウム、パルミチン酸カリウム、セチル硫酸ナトリウム、ラウリルリン酸ナトリウム、パルミチン酸トリエタノールアミン、POE(5)ラウリルリン酸ナトリウム、N−アシルグルタミン酸ナトリウム、塩化ステアリルジメチルベンジルアンモニウム、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化アルキルアミノエチルグリシン液、レシチン等があげられる。(上記表記において、POE(25)とは、25モルのエチレンオキシドを付加した構造であることを示す)
界面活性剤は、好ましくは粘着剤組成物中に0.01〜5質量%、特に好ましくは0.1〜3質量%含有させることができる。
【0036】
多価アルコールとしては、例えばグリセリン、ソルビトール、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、1,3−プロパンジオール、1,4−ブタンジオール、マルチトール、キシリトール等の1種又は2種以上を使用し得る。好ましい多価アルコールはグリセリン、ソルビトール、ポリエチレングリコールである。なお、多価アルコールを添加する場合、その配合量は組成物全体の配合量は、好ましくは5〜30質量%、より好ましくは10〜25質量%である。
【0037】
本発明の角質除去シートの粘着剤層には、前記成分の他、香料、有機顔料、防腐剤などを含有することが好ましい。
【0038】
香料は、製品の香気設計により植物精油などの天然香料、調合香料を使用できる。
天然香料としては、例えばアニス、アンジェリカ、安息香、イモーテル、カモミール、ガーリック、カルダモン、ガルバナム、キャラウェイ、キャロットシード、グアアックウッド、グレープフルーツ、オレンジ、サイプレス、サンダルウッド、シダーウッド、ジュニパー、スターアニス、セージ、ゼラニウム、セロリ、タイム、タラゴン、テレビン、トウヒ、乳香、バイオレット、パイン、パセリ、バーチ、パチュリー、バラ、ヒソップ、フェンネル、ブラックペッパー、ボダイジュ花、没薬、ヤロウ、レモン、レモングラス、ローズマリー、ローレル、シモツケギク、モモ、ヤグルマギク、ユーカリ、ユズ、ラベンダー、ウイキョウ、ダイウイキョウ、ケイヒ、チョウジ、チアミン、テレビン、ヘノポジ、ヤマジン、トウカ、ベルガモット、シトロネラ、ゼラニウム等のハーブ系精油類またはエキス類があげられる。
調合香料は、各種香料成分を適宜組み合わせて調合される。香料成分としては、メント−ル、カンフル、リモネン、リナロール、等のテルペノイド化合物などがあげられる。
香料の含有量は、0.0001〜1質量%程度が好ましい。
【0039】
本発明の角質除去シートの粘着剤には、製品の外観上の点から色をつけることが好ましいが、使用する色素としては、水溶性色素、有機顔料が好ましく用いられる。これらの色素は、法定色素などから適宜選択して使用することができるが、皮膚、特に角層の凹部への色移りを防止する点から、有機顔料を使用することが好ましい。含有量としては、0.0005〜0.5質量%、特に0.001〜0.1質量%程度が好適である。
【0040】
防腐剤としては、メチルパラベン、プロピルパラベンなどのパラオキシ安息香酸エステル、塩化ベンザルコニウムなどの4級カチオン、安息香酸塩、サリチル酸塩、ソルビン酸塩、デヒドロ酢酸塩、2,4,4′−トリクロロ−2′−ヒドロキシジフェニルエーテル、3,4,4′−トリクロロカルバニリド、、ヒノキチオール、レゾルシン、エタノール等があげられる。防腐剤の含有量は、粘着剤組成物中に0.01〜5質量%が好ましい。
【0041】
含水系粘着剤の水分量は、粘着剤組成物中10〜85質量%、好ましくは15〜75質量%、最も好ましくは20〜70質量%である。この範囲で、つるつる感などの使用感が良好で、保形性に優れた粘着剤が得られる。
【0042】
また、含水系粘着剤のボールタック値による粘着力(下記)は、10〜30であることが好ましい。この範囲で、皮膚刺激や痛みがなく、角質除去効果が高い良好な角質除去シートが得られ、また、皮膚に必要な油分などを過度に損なうこともない。上記粘着力は、ポリアクリル酸、ポリアクリル酸塩、架橋剤、セルロース誘導体の量などによって、調整することができる。
【0043】
<ボールタック値による粘着力の測定>
JIS Z 0237に記載の方法に準じて測定する。
JIS Z 0237で用いられている球転装置を用い、傾斜角を40°、助走路の長さを100mm、測定する面を50mmとする。JIS G 4805で規定されている材質のボールを使用し、ボールの大きさはJIS B 1501の「ボールの呼び」の1/16から1までの合計31種類として、「ボールの呼び」の32倍の数値をボールナンバーとし、粘着力の指標として用いる。球転装置の傾斜板上の所定の位置に粘着面を上にして試験片を取り付け、各大きさのボールをゲートにセットする。ゲートをゆっくりとひらいてボールを転がし、測定面内で完全に停止する(5秒以上動かない)ようなボールのうち最大のものを見出して、そのボールナンバーを粘着力の指標とする。
【0044】
本発明に使用する支持体は、透湿度100(g/m・24時間)以上であり、好ましくは150(g/m・24時間)以上、より好ましくは250(g/m・24時間)以上である。透湿度が低すぎると、貼付時にムレを生じる場合がある。なお、上記透湿度の上限は、5000(g/m・24時間)以下とし、好ましくは4500(g/m・24時間)以下、より好ましくは4000(g/m・24時間)以下、特に好ましくは3500(g/m・24時間)以下である。ここで、上記透湿度は、JIS Z 0208−1976のAの方法により測定することによって、確認することができる。上記範囲の透湿度の支持体を使用することによって含水粘着剤の水分低下を緩やかにコントロールし、角層への粘着と剥離性に優れ、痛み・刺激がない角質除去シートを得ることができる。
【0045】
上記支持体としては、その種類が特に限定されるものではないが、透湿性を有する樹脂が好適であり、例えば、エステル系ポリウレタン、エーテル系ポリウレタン等のウレタン系樹脂、6ナイロン、66ナイロン、等のアミド系樹脂、セルロース系樹脂、ポリビニルアルコール樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂等が挙げられる。これらは、1種単独で又は2種以上をブレンド及び/又は積層して使用することができる。
上記支持体の厚さは、特に限定されるものではないが、通常5〜100μm、特に10〜75μmであると好適である。樹脂層の厚さが薄すぎると、貼付剤としての取り扱い性が悪くなる場合があり、厚すぎると、目的とする透明性、伸縮性が得られない場合がある。
【0046】
本発明で使用する支持体は、含水系粘着剤との投錨性を良好とするため、粘着剤層側にアンカー層が設けられている支持体であることが好ましい。該アンカー層としては特に制限されるものではないが、織布、不織布、編布などの繊維シート層、プライマー層が挙げられる。中でも伸縮性を有する繊維シートが追随性の点で好ましく、特に編布は伸縮回復性が優れており好ましい。
【0047】
本発明の繊維シート層に使用される繊維の種類は、例えば、ポリエステル、ナイロン、ポリオレフィン(PE,PP等)、ビニロン、ビニリデン、ポリ塩化ビニル、アクリル、ポリウレタン、レーヨンなどの合成繊維、綿、絹等の天然繊維が挙げられる。好ましくは、合成繊維を使用する。
樹脂層と繊維シートとの積層支持体の製造方法は、特に制限されるものではないが、例えば樹脂フィルムを繊維シートに熱溶着する方法、又は適宜接着剤等を用いて積層する方法、溶融した樹脂を繊維シートの片面に塗布、乾燥して繊維シートの一面に樹脂層を形成する方法などによって製造することができる。
アンカー層をプライマー層とする場合、プライマー樹脂の種類は公知のプライマー用樹脂、例えば、親水性高分子樹脂を使用することができる。
【0048】
上記支持体の伸長回復率(下記)は、上記伸長回復率が縦方向で70%以上、好ましくは80%以上、横方向で75%以上、好ましくは85%以上であると好適である。低すぎると、貼付時に皮膚の伸縮に円滑に追随しない場合がある。
【0049】
<伸長回復率>
縦(展延時の流れ方向)、横(展延時の流れ方向に対して直角方向)両方向に10×150mmの試料を採取し、引っ張り試験機を用い、つかみ間隔100mm、引っ張り速度200mm/分で50mm引き伸ばし、同速度で応力が0になるまで戻す。試料の初期の長さA(100mm)、引っ張り試験後の試料の長さBをチャート紙から読み取り、下記式より算出する。
伸長回復率(%)=100−(B−A)×100/(A×0.5)
(但し、上記式中、Aは試料の初期の長さ(100mm)、Bは引っ張り試験後の試料の長さ(mm)を表す。)
【0050】
上記樹脂層と上記編布との積層体の30%モジュラス(下記)は、特に制限されるものではないが、500g/cm以下、好ましくは400g/cm以下、更に好ましくは300g/cm以下であることが好ましい。500g/cmを越えると、貼付時に皮膚の伸縮に円滑に追随しない場合がある。なお、その下限は特に制限されないが、通常30g/cm以上である。
【0051】
<30%モジュラス>
縦(展延時の流れ方向)、横(展延時の流れ方向に対して直角方向)両方向に10×200mmの試料を採取し、引っ張り試験機を用い、つかみ間隔150mm、引っ張り速度200mm/分で45mm引き伸ばした時の応力を測定する。
【0052】
本発明の角質除去シートは、上記透湿性支持体に前記含水系粘着剤を250〜1000g/mとなるように塗布し、得ることができる。
【0053】
さらに、上記角質除去シートの皮膚へ貼付する粘着面には、粘着剤の保護と使用性を目的として、使用時に剥離可能な保護シート(フェイシングシート)で覆うことが好ましい。 フェイシングシートとしては、たとえば、ポリエチレンテレフタレートフィルム、ポリプロピレンフィルム、樹脂コーティング上質紙、樹脂コーティンググラシン紙などが使用し得る。また、フェイシングシートの片面あるいは両面には、コロナ処理、シリコン処理など離型処理を施されていても良い。フェイシングシートの厚さは、好ましくは500μm以下、特に好ましくは10〜200μmである。
【0054】
本発明の角質荒れ改善シートの形状は、貼付する箇所により、丸型、四角型、ロール状、シートに切り込みや切り抜きが施された異形状等、任意に選択することができる。
【0055】
本発明の角質除去シートの好ましい実施態様を、以下にまとめる。
<1>(A)架橋されたポリアクリル酸及び/又はその塩
(B)セルロース誘導体
(C)角質軟化成分
を含有する含水系粘着剤、及び透湿度100〜5000g/m・24時間のシート状支持体を有することを特徴とする、角質除去シート。
<2>(A)(a−1)ポリアクリル酸及び/又はその塩 (a−2)架橋剤
(B)セルロース誘導体
(C)角質軟化成分
を含有する含水系粘着剤、及び透湿度100〜5000g/m・24時間のシート状支持体を有することを特徴とする、角質除去シート。
<3>角質軟化成分が、尿素、α−ヒドロキシ酸、イオウ、レゾルシン、酸性ムコ多糖類から選ばれることを特徴とする、<1>または<2>に記載の角質除去シート。
<4>角質軟化成分が(1)尿素及び(2)α−ヒドロキシ酸、イオウ、レゾルシン、酸性ムコ多糖類から選ばれる1種以上、を含有することを特徴とする、<3>に記載の角質除去シート。
<5>α−ヒドロキシ酸が、グリコール酸、乳酸、リンゴ酸、クエン酸、酒石酸から選ばれる1種以上を含有することを特徴とする<3>または<4>に記載の角質除去シート。
<6>さらに多価アルコール、油性物質から選ばれる保湿成分を含有することを特徴とする、<1>〜<5>に記載の角質除去シート。
<7>植物精油を含有することを特徴とする、<1>〜<6>に記載の角質除去シート。
<8>顔料を含有することを特徴とする、<1>〜<7>に記載の角質除去シート。
<9>ボールタック値による粘着力(JIS Z 0237による方法)が、10〜30であることを特徴とする、<1>〜<8>に記載の角質除去シート。
<10>シート状支持体が伸縮性フィルムと伸縮性繊維シートが積層された支持体であることを特徴とする、<1>〜<9>に記載の角質除去シート。
<11>肘・膝・踵・踝用であることを特徴とする、<1>〜<10>に記載の角質除去シート。
【0056】
【発明の効果】
本発明によれば、古くなった角質が厚く堆積して硬化した肘、膝、踝、踵などに対して、過度の粘着力による剥離時の刺激・痛みがなく、過度の水分・油分を失わず、しかも角質除去効果に優れた、良好な角質除去シートが得られる
【0057】
【実施例】
表1〜3に示す組成で、角質除去シートを調製した。表中の支持体の素材については、表4に示した。
常法によって各成分を混練して得た組成物を支持体上に500g/mとなるように均一に塗布して、含水粘着剤層を形成した後、その表面にフェイシングライナーとしてポリプロピレンフィルム50μmを覆い被せて、角質除去シートを調製した。
シート剤は、肘の様な湾曲した部位に万遍なく覆い密着して貼れるように適当な形状に打ち抜いた。
【0058】
<角質除去効果>
肘に角質化症状を伴う20代から30代の10人の女性をパネラーとし、▲1▼剥離時の痛みのなさ ▲2▼つるつる感 ▲3▼くすみ解消、の3点について評価した。
夜、入浴後にシート剤を肘に貼り、翌朝剥離時の痛み、剥離後の皮膚のつるつる感、くすみの解消の3点を評価した。
評価は以下の5段階評価(評価:「非常に良好:10点」、「良好:8点」、「普通:6点」、「悪い:4点」、「非常に悪い:2点」、で評点付けし、パネラー10人の合計点について下記評価基準に従い評価した。
・・評価基準・・
◎:合計81点以上
○:71〜80点
△:61〜70点
▲:51〜60点
×:50点以下
【0059】
<肌に対する刺激の評価>
前腕に6時間貼付し剥離直後の経表皮水分蒸散量(TEWL値)を評価した。(n=10の平均値)
測定にはTewameter  TM210(Courage+Khazaka社製)を用い、初期値に対して変化した割合で示した。
【0060】
【表1】
Figure 2004123662
【0061】
【表2】
Figure 2004123662
【0062】
【表3】
Figure 2004123662
【0063】
【表4】
Figure 2004123662
【0064】
【表5】
Figure 2004123662

Claims (6)

  1. (A)架橋されたポリアクリル酸及び/又はその塩
    (B)セルロース誘導体
    (C)角質軟化成分
    を含有する含水系粘着剤、及び透湿度100〜5000(g/m・24時間)のシート状支持体を有することを特徴とする、角質除去シート。
  2. (A)(a−1)ポリアクリル酸及び/又はその塩 (a−2)架橋剤
    (B)セルロース誘導体
    (C)角質軟化成分
    を含有する含水系粘着剤、及び透湿度100〜5000(g/m・24時間)のシート状支持体を有することを特徴とする、角質除去シート。
  3. 角質軟化成分が、尿素、α−ヒドロキシ酸、イオウ、レゾルシン、酸性ムコ多糖類から選ばれることを特徴とする、請求項1または2に記載の角質除去シート。
  4. 角質軟化成分が(1)尿素及び(2)α−ヒドロキシ酸、イオウ、レゾルシン、酸性ムコ多糖類から選ばれる1種以上、を含有することを特徴とする、請求項3に記載の角質除去シート。
  5. シート状支持体が伸縮性フィルムと伸縮性繊維シートが積層された支持体であることを特徴とする、請求項1〜4に記載の角質除去シート。
  6. 肘・膝・踵・踝用であることを特徴とする、請求項1〜5に記載の角質除去シート。
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