JP2021088523A - 皮膚化粧料 - Google Patents

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克哉 中野
Katsuya Nakano
克哉 中野
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Abstract

【課題】本発明は、特に肌の角層を柔軟にして肌の弾力を高め、肌にうるおいを与え、肌をなめらかにし、使用感触に優れ、刺激のない皮膚化粧料を提供することを目的とする。【解決手段】下記成分(A)〜(C)を含有することを特徴とする皮膚化粧料。(A)トリメチルグリシン(B)アスコルビン酸およびその誘導体、サリチル酸およびその誘導体、クエン酸およびその誘導体の中から選択される1種または2種以上の有機酸(C)平均分子量が3000〜10000である、ポリエチレングリコール【選択図】なし

Description

本発明は皮膚化粧料に関し、詳細には、肌の角層を柔軟にして肌の弾力を高め、肌にうるおいを与え、肌をなめらかにし、使用感触に優れ、刺激のない皮膚化粧料に関するものである。
近年皮膚化粧料には、実際の肌への美容効果と並行して、スキンケア効果の実感が求められている。肌へのスキンケア効果に優れる皮膚化粧料であっても、効果が肌にあらわれはじめるのには時間がかかるものが多いため、短期間、特に使用直後にスキンケア効果を模擬的にでも感じられるような感触面での工夫は、皮膚化粧料の使用者にとって効果実感につながり、継続して使用したくなる満足感へとつながる。一般の皮膚化粧料において、手に取ってから肌に塗布し、皮膚化粧料を肌になじませている時や、なじませきった時、および翌朝に洗顔やメイクなどで肌を触った時に、肌がもちもちと弾力があり、うるおい感があり、肌が滑らかになったような実感があることが求められている。
そのような皮膚化粧料として、トリメチルグリシンを用いた皮膚化粧料がこれまでに知られている。トリメチルグリシンの持つ保湿効果から、肌にうるおいを与える化粧料にトリメチルグリシンを用いた例(例えば特許文献1を参照)が報告されている。また、他の保湿剤と組み合わせた使用(例えば特許文献2を参照)や、機械的刺激から皮膚を保護する化粧品への使用(例えば特許文献3を参照)なども知られている。
また、角質層を柔軟にする目的で、サリチル酸や乳酸といったα−ヒドロキシ酸を用いた皮膚化粧料がこれまでに知られている。水溶性高分子と組み合わせた使用(例えば特許文献4を参照)や、ポリエチレングリコールと組み合わせた非水系のケミカルピーリング剤(例えば特許文献5を参照)が提案されている。
特開1994−293625号公報 特開2000−229830号公報 特開2001500887号公報 特許3543536号 特許3437965号
上記従来技術は、皮膚化粧料として一定の効果は有していると思われるが、トリメチルグリシンを用いた例では肌の弾力を高める効果などの十分なスキンケア効果が得られず、またきしみやべたつきを感じるなど使用感に優れていなかった。また、α−ヒドロキシ酸を用いた例では十分な肌のうるおい効果が得られないだけでなく、肌への刺激を感じる場合も多かった。以上から、上記従来技術は皮膚化粧料として一定の効果は有していると思われるものの、使用した直後から変化を実感できるのに十分な機能を発揮するまでには至っていない。そのため、肌の角層を柔軟にして肌の弾力を高め、肌にうるおいを与え、肌をなめらかにし、使用感触に優れ、刺激のない、皮膚化粧料が強く望まれていた。
本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであり、その目的は、特に肌の角層を柔軟にして肌の弾力を高め、肌にうるおいを与え、肌をなめらかにし、使用感触に優れ、刺激のな
い皮膚化粧料を提供することである。
本発明者らは上記目的を達成するため鋭意研究を行った結果、トリメチルグリシンと、アスコルビン酸およびその誘導体、サリチル酸およびその誘導体、クエン酸およびその誘導体の中から選択される1種または2種以上の有機酸と、平均分子量が3000〜10000である、ポリエチレングリコールとを組み合わせることによって、肌の角層を柔軟にして肌の弾力を高め、肌にうるおいを与え、肌をなめらかにし、使用感触に優れ、刺激のない皮膚化粧料となることを見出し、本発明を完成した。さらには、HLBが12以上のポリエーテル変性シリコーンを含有させることによって、あるいは不織布に含浸されたシートマスクの形態をとることで、本願発明が有する肌の角層を柔軟にして肌の弾力を高め、肌にうるおいを与え、肌をなめらかにし、使用感触に優れ、刺激のないという特徴が一層高まることを見出し、本発明を完成した。
第一の発明は、下記成分(A)〜(C)を含有することを特徴とする皮膚化粧料である。(A)トリメチルグリシン
(B)アスコルビン酸およびその誘導体、サリチル酸およびその誘導体、クエン酸およびその誘導体の中から選択される1種または2種以上の有機酸
(C)平均分子量が3000〜10000である、ポリエチレングリコール
第二の発明は、成分(D)HLBが12以上のポリエーテル変性シリコーンを含有する、第一の発明に記載の皮膚化粧料である。
第三の発明は、不織布に含浸されたシートマスクである、第一または第二の発明に記載の皮膚化粧料である。
本発明の皮膚化粧料は、特に肌の角層を柔軟にして肌の弾力を高め、肌にうるおいを与え、肌をなめらかにし、使用感触に優れ、刺激のない皮膚化粧料を提供することができる。
以下、本発明の構成について詳述する。本発明の皮膚化粧料は、以下に詳述する成分(A)トリメチルグリシンおよび成分(B)アスコルビン酸およびその誘導体、サリチル酸およびその誘導体、クエン酸およびその誘導体の中から選択される1種または2種以上の有機酸、ならびに成分(C)平均分子量が3000〜10000である、ポリエチレングリコールを含有することにより、本発明の効果を発揮することができる。
<成分(A) トリメチルグリシン>
本発明の皮膚化粧料で用いられる成分(A)はトリメチルグリシンである。本発明の成分(A)はベタイン、グリシンベタインとも呼ばれ、皮膚化粧料で一般的に使用されるpH領域では分子内にアンモニウムカチオンとカルボキシラートアニオンを有する。アミノ酸様の構造を有しており、水溶性及び吸湿性が高い白色の粉末として知られている。本発明の成分(A)は天然に多く存在し、例えば甜菜の糖蜜から製造することができる。これらの成分は市販されている化粧品原料として入手可能であり、例えばアミノコート(旭化成ファインケム株式会社製)やGENENCARE OSMS−BA(Finnfeeds
Finland oy製)などが知られている。本発明の成分(A)を使用することにより、天然保湿因子と同様の作用から肌にうるおいを与えることができる。角質細胞内部での保湿効果と、それに伴うケラチンの膨潤による角層柔軟効果、肌の弾力向上効果を発揮するため、肌のもちもちしっとりとした使用時の実感に寄与していると考えられる。また、本発明の成分(A)を配合することによって、後述の成分(B)が有する皮膚への刺
激および成分(C)が有する使用後の皮膜感を若干緩和しているのではないかと推察される。
本発明の皮膚化粧料に用いる成分(A)の含有量は本発明の効果を発揮する限りにおいて特に限定されるものではないが、皮膚化粧料組成物全体に対して、好ましくは全組成中0.1〜3.0重量%(以後、特別な記載のない限り重量%を表す)であり、更に好ましくは0.5〜2.0%である。0.1%以上では、十分なうるおい効果、肌の弾力向上効果が得られ、3.0%以下では、塗布中に成分(A)由来のヨレを生じず、また使用時のべたつきやきしみを生じない。
<成分(B) アスコルビン酸およびその誘導体、サリチル酸およびその誘導体、クエン酸およびその誘導体の中から選択される1種または2種以上の有機酸>
本発明の皮膚化粧料で用いられる成分(B)は有機酸である。本発明においては有機酸の中でも特にアスコルビン酸およびその誘導体、サリチル酸およびその誘導体、クエン酸およびその誘導体が、使用時の角質柔軟作用や刺激のなさにおいて優れている。ここでいう誘導体とは、ナトリウムやカリウムなどの塩、および有機酸の有するカルボン酸基などがすべて結合に使われてしまわない限りの配糖体や脂肪酸エステルなどを包括するが、使用上の簡便さから、例としてアスコルビン酸、2−O−エチルアスコルビン酸、リン酸アスコルビル、アスコルビン酸Mg、アスコルビン酸Na、アスコルビン酸カリウム、アスコルビン酸2−グルコシド、サリチル酸、サリチル酸Mg、サリチル酸Na、サリチル酸TEA、クエン酸、クエン酸Na、クエン酸K、クエン酸1Na、クエン酸イソプロピル、クエン酸イソデシルなどが好ましい。本発明の成分(B)は市販の食品用途および化粧品用途のものを使用することができる。本発明の皮膚化粧料には、成分(B)として1種単独または2種以上を組み合わせて用いることができる。本発明の成分(B)を使用することにより、角層タンパクの変性と、角層内の酵素活性向上による剥離促進を誘導し、肌の角層を柔軟にして肌の弾力を高め、肌をなめらかにすることができる。
本発明の皮膚化粧料に用いる成分(B)は、1種単独または2種以上を組み合わせて使用することができる。成分(B)の含有量は本発明の効果を発揮する限りにおいて特に限定されるものではないが、2種以上を用いる場合はそれらを合計して、皮膚化粧料組成物全体に対して好ましくは0.01〜3.0%である。0.01%以上では、十分な肌の角層を柔軟にして肌の弾力を高める効果が得られ、3.0%以下では、使用時のべたつきや肌への刺激が起こりづらくなり、かつ皮膚化粧料の経時での安定性を損なわない。
また成分(B)のような有機酸を皮膚化粧料に用いると、化粧料において通常使用されるpHの範囲内であっても皮膚への刺激性を有することが知られているが、発明者は驚くべきことに、上記成分(A)と組み合わせることにより成分(B)の肌刺激性が緩和されることを見出した。したがって、本発明に係る化粧料組成物は、角層タンパクの変性と、角層内の酵素活性向上による剥離促進を誘導し、肌の角層を柔軟にして肌の弾力を高め、肌をなめらかにするという成分(B)の効果を十分に発揮しながら、肌への刺激性が抑制されることから、成分(B)を肌へ適用した後にふき取ったり洗い流したりする等によって肌から取り除く必要がなく、リーブオンタイプやシートマスク形態の化粧料として用いることができる点においても優れている。
<成分(C) 平均分子量が3000〜10000である、ポリエチレングリコール>
本発明の皮膚化粧料で用いられる成分(C)は平均分子量が3000〜10000である、ポリエチレングリコールである。ポリエチレングリコールは一般的には保湿剤、増粘剤、製剤の結着剤などの目的で化粧料に一般的に用いられる成分であり、本発明で使用する際も市販されている化粧品原料として入手可能である。本発明の皮膚化粧料に平均分子量が3000〜10000であるポリエチレングリコールを添加することによって、皮膚化
粧料のうるおい効果を高めることができるが、驚くことに、さらには成分(A)や成分(B)が有する肌質改善作用を相乗的に高め、成分(B)に由来する刺激を緩和する作用があることが明らかとなった。その作用としては、成分(C)が肌上で薄く均一な塗膜を形成することにより、成分(A)および成分(B)の肌からの脱離を抑制するだけでなく、成分(A)および成分(B)を閉塞しながら徐々に肌へと浸透させていくことで、肌質改善効果を相乗的に高め、かつ急激に肌へ浸透することを抑制することに起因する刺激の緩和作用があると予想されるが、本発明の皮膚化粧料に対して成分(C)を必須足らしめている理由は本作用のみに限らない。
本発明で使用する成分(C)の含有量は本発明の効果を発揮する限りにおいて特に限定されるものではないが、全組成中0.1〜3.5%であり、好ましくは0.5〜2.0%である。0.1%以上だと、十分な肌質改善効果が得られ、3.5%以下だと、べたつきや皮膚化粧料の経時での析出物の発生など生じない。ここで、成分(C)を2種以上含む場合には、上記含有量はそれらの成分の合計量を示す。
本発明で使用する成分(C)の平均分子量は3000〜10000である。本発明で使用する「平均分子量」とは、数平均分子量のことである。平均分子量が3000以上だと、十分な塗布膜形成作用およびそれに起因する肌質改善作用が得られる。また、平均分子量が10000以下だと、べたつきなどを生じない。また、本発明で使用する成分(C)は、その全体の平均分子量が3000〜10000の範囲におさまるようにすれば、1種または2種以上を組み合わせて使用することができる。ここで、本発明においては、分子量が3000〜10000およびその周辺であるポリエチレングリコールを用いることに特異的に作用が認められることを意味するため、ここでいう平均分子量3000〜10000とは、配合されている(C)成分全体から平均して計算したものではなく、化粧料中に分子量3000〜10000のものが多く含まれていることを意味する。
<成分(D) HLBが12以上のポリエーテル変性シリコーン>
本発明の皮膚化粧料には、さらには成分(D)HLBが12以上のポリエーテル変性シリコーンを含有することが好ましい。本発明の皮膚化粧料に成分(D)を加えることによって、本発明の有する肌の角層を柔軟にして肌の弾力を高める効果、および使用感触をより一層高いものとすることができる。ポリエーテル変性シリコーンには、高重合のエラストマ−や比較的分子量の小さい両親媒性分子などが当てはまるが、本発明の成分(D)としては分子量が小さい両親媒性分子である方がさらに好ましい。このような成分(D)の例として、PEG−11メチルエーテルジメチコンや、PEG−10ジメチコンなどが挙げられる。成分(D)が本発明の皮膚化粧料の効果を一層高める要因としては、肌上に成分(C)平均分子量が3000〜10000のポリエチレングリコールの塗膜ができる際に、よりべたつきの少なく強固な塗膜を形成する作用や、成分(A)および成分(B)が角質へと浸透していく際に浸透を補助する作用などが起因していると推測されるが、本発明における成分(D)を配合することにより一層好ましい皮膚化粧料となる理由はこれらに限定されない。
本発明の皮膚化粧料に用いる成分(D)の含有量は本発明の効果を発揮する限りにおいて特に限定されるものではないが、皮膚化粧料組成物全体に対して、好ましくは全組成中0.1〜1.0%である。0.1%以上では、十分な肌の角層を柔軟にして肌の弾力を高める効果があり、使用感触にすぐれた皮膚化粧料が得られ、1.0%以下では、使用時のぬるつきが起こりづらくなる。
<その他の成分>
本発明の皮膚化粧料は、上述した成分の他に、本発明の目的を損なわない範囲で、他の成分、例えば、陰イオン性界面活性剤、陽イオン性界面活性剤、両性界面活性剤、非イオン
性界面活性剤、油剤、高分子化合物、増粘剤、粉体(色素、樹脂、顔料)、防腐剤、香料、保湿剤、生理活性成分、ミネラル塩類、溶媒、酸化防止剤、キレート剤、パール化剤、中和剤、pH調整剤、植物エキス、酵素、ビタミン類、アミノ酸等の成分を適宜配合することができる。
また、本発明の皮膚化粧料には、本発明の目的を損なわない範囲で、生理活性成分を適宜配合することができる。生理活性物質とは、皮膚に塗布した場合に皮膚に何らかの生理活性を与える物質であり、例えば、美白剤、抗炎症剤、老化防止剤、紫外線防御剤、収斂剤、抗酸化剤、血行促進剤、抗菌剤、殺菌剤、冷感剤、温感剤、創傷治癒促進剤、刺激緩和剤、鎮痛剤、細胞賦活剤等が挙げられる。
<皮膚化粧料>
本発明の皮膚化粧料は、常法に従って製造することができる。また、本発明の皮膚化粧料の一例としては、ローション、乳液、クリーム、ジェル、セラム、シートマスク、メイク、ボデイローション、ボディジェル、ボディクリーム、化粧下地等が挙げられる。剤形も目的に応じて任意に選択することができる。すなわち、液状、クリーム状、ジェル状、乳液状、シート状、スティック状、エアゾール状等のものが挙げられる。本発明の皮膚化粧料は、一般の化粧料に限定されるものではなく、医薬部外品、指定医薬部外品、外用医薬品等を包含するものである。本発明の皮膚化粧料は上記のように目的に応じて剤型を選択できるが、その中でも特にシートマスクであることが好ましい。シートマスクはシートと定義される支持体に皮膚化粧料を含浸または塗布した状態で形成されるものであり、主に顔にある一定時間密着させて使用するものである。その仕様態様上、シートマスクは肌上に化粧料を長時間、密閉しながら作用させることができるため、本発明の皮膚化粧料が有している肌からの脱離の抑制効果および成分(A)および成分(B)の閉塞・徐放効果をより一層高めることができる。支持体であるシートには、コットンやレーヨンといった繊維からなる不織布や、バイオセルロースや寒天、アクリル酸系などのポリマーなどによるゲル、プラスチックやシリコンゴムなどのフィルムを使用することができ、含浸または塗布する化粧料も化粧水、美容液、クリーム及び紛体といった剤型のものが使用されており、その中でも、使用時の感触や価格の面から、不織布に化粧水または美容液を含浸させたものが好ましい。
次に本発明を実施例に基づいて詳細に説明するが、これに限定されるものではない。実施例に先立ち、各実施例で採用した試験法、評価法を説明する。
(肌の柔軟性改善効果試験)
評価パネル5名について、1日1回洗顔後の左右いずれかの頬部に本発明の実施例および比較例の皮膚化粧料を適量塗布する連用試験を10日間実施した。連用前の頬部に皮膚化粧料を塗布していない状態と、連用後の頬部に本発明の皮膚化粧料が塗布された状態で、それぞれ温度25℃、相対湿度50%の環境下にて20分間馴化後、皮膚の柔らかさをCutometer(MPA580、Courage+Khazaka社製)を用いて測定した。ここで、皮膚の柔らかさは、装置による吸引前後での皮膚表面の吸い込まれた変位量(mm)の値によって評価した。肌の柔軟性改善効果の評価は、以下の計算式より柔軟性改善効果(%)を算出して5名の平均値を求め、下記判断基準に基づいて行った。その結果を表に示す。
柔軟性改善効果(%)=(連用後の皮膚の柔らかさ/連用前の皮膚の柔らかさ)×100<評価基準>
◎:柔軟性改善効果(%)が110%以上であった。
○:柔軟性改善効果(%)が105%以上110%未満であった。
△:柔軟性改善効果(%)が100%以上105%未満であった。
×:柔軟性改善効果(%)が100%未満であった。
(肌のハリ・弾力改善効果試験)
評価パネル5名について、1日1回洗顔後の左右いずれかの頬部に本発明の実施例および比較例の皮膚化粧料を適量塗布する連用試験を10日間実施した。連用前の頬部に皮膚化粧料を塗布していない状態と、連用後の頬部に本発明の皮膚化粧料が塗布された状態で、それぞれ温度25℃、相対湿度50%の環境下にて20分間馴化後、皮膚の粘弾性をCutometer(MPA580、Courage+Khazaka社製)を用いて測定した。ここで、皮膚の粘弾性は、装置による吸引後の肌の最大振幅に対して、解除後の変位量から、吸引前と比べてどれだけ変位が戻ったか(%)の値によって評価した。肌のハリ・弾力改善効果の評価は、以下の計算式よりハリ・弾力改善効果(%)を算出して5名の平均値を求め、下記判断基準に基づいて行った。その結果を表に示す。
ハリ・弾力改善効果(%)=(連用後の皮膚の粘弾性/連用前の皮膚の粘弾性)×100<評価基準>
◎:ハリ・弾力改善効果(%)が110%以上であった。
○:ハリ・弾力改善効果(%)が105%以上110%未満であった。
△:ハリ・弾力改善効果(%)が100%以上105%未満であった。
×:ハリ・弾力改善効果(%)が100%未満であった。
(角質水分量測定によるうるおい効果試験)
評価パネル5名について、1日1回洗顔後の左右いずれかの頬部に本発明の実施例および比較例の皮膚化粧料を適量塗布する連用試験を10日間実施した。連用前の頬部に皮膚化粧料を塗布していない状態と、連用後の頬部に本発明の皮膚化粧料が塗布された状態で、それぞれ温度25℃、相対湿度50%の環境下にて20分間馴化後、角質水分量(コンダクタンス値)をCorneometer(MPA580、Courage+Khazaka社製)を用いて測定した。うるおい効果の評価は、以下の計算式よりうるおい効果(%)を算出して5名の平均値を求め、下記判断基準に基づいて行った。
うるおい効果(%)=(連用後の角質水分量/連用前の角質水分量)×100
<評価判断>
◎:うるおい効果(%)が110%以上であった。
○:うるおい効果(%)が105%以上110%未満であった。
△:うるおい効果(%)が95%以上105%未満であった。
×:うるおい効果(%)が95%未満であった。
(肌のなめらかさ評価試験)
評価パネル5名について、1日1回洗顔後の左右いずれかの頬部に本発明の実施例および比較例の皮膚化粧料を適量塗布する連用試験を10日間実施した。連用前の頬部に皮膚化粧料を塗布していない状態と、連用後の頬部に本発明の皮膚化粧料が塗布された状態で、それぞれ温度25℃、相対湿度50%の環境下にて20分間馴化後、肌のなめらかさについて下記の評点のつけ方にて官能評価を実施した。評価基準は5名の評点の平均値を用いて、以下の通りに分類した。
<評点と内容>
5点…連用前と比較して、非常に肌がなめらかとなった。
4点…連用前と比較して、やや肌がなめらかとなった。
3点…連用前と比較して、わずかに肌がなめらかとなった。
2点…連用前と比較して、肌のなめらかさに差が見られなかった。
1点…連用前と比較して、肌がなめらかでなくなったように感じた。
(肌のなめらかさの評価基準)
◎:極めて良好 (5名の平均点が4点以上であった)
○:良好 (5名の平均点が3点以上4点未満であった)
△:やや悪い (5名の平均点が2点以上3点未満であった)
×:悪い (5名の平均点が2点未満であった)
(使用感触のよさ評価試験)
専門パネル5名により、本発明の実施例および比較例の皮膚化粧料を使用直後での肌のぬるつきのなさおよびべたつきのなさについて下記の評点のつけ方にて官能評価を実施した。評価基準は5名のぬるつきのなさに関する評点とべたつきのなさに関する評点を合計した値の平均値を用いて、以下の通りに分類した。
<ぬるつきのなさに関する評点と内容>
5点…ぬるつきを感じない。なじみも早い。
4点…ぬるつきをわずかに感じる。なじみも早い。
3点…ぬるつきをやや感じる。なじみはやや早い。
2点…ぬるつきを感じる。なじみはそれほど早いと感じない。
1点…ぬるつきを強く感じ、なじみも遅く感じる。使用時に不快である。
<べたつきのなさに関する評点と内容>
5点…べたつきを感じない。保湿された実感も有している。
4点…べたつきをわずかに感じる。保湿された実感も有している。
3点…べたつきをやや感じる。保湿された実感も有している。
2点…べたつきを感じる。保湿された実感も有している。
1点…べたつきを強く感じ、不快である。
(使用感触の良さの評価基準)
◎:極めて良好 (5名の平均点が8点以上であった)
○:良好 (5名の平均点が6点以上8点未満であった)
△:やや悪い (5名の平均点が4点以上6点未満であった)
×:悪い (5名の平均点が4点未満であった)
(刺激性評価試験)
専門パネル10名の両前腕部をぬるま湯で洗浄した後、温度25℃、相対湿度50%の環境下にて20分間馴化させ、片方の前腕部には本発明の実施例および比較例の皮膚化粧料を3cm四方の不織布(パルプ製)に0.5g含浸させたものを、もう片方の前腕部には純水を同じ不織布に0.5g含浸させたものを貼り付け、30秒経過後の肌に刺激を感じるかどうかに関して官能評価を行った。評価基準は10名の刺激性に関する評点の平均値を用いて、以下の通りに分類した。
<刺激性に関する評点と内容>
3点…純水を使用した方の前腕部と比較して、皮膚化粧料を使用した方の前腕部にぴりぴり、ほてり、かゆみといった刺激を感じた。試験後に皮膚化粧料を使用した方の前腕部に発赤や肌あれが見られた。
2点…純水を使用した方の前腕部と比較して、皮膚化粧料を使用した方の前腕部にぴりぴり、ほてり、かゆみといった刺激をやや感じた。試験後に皮膚化粧料を使用した方の前腕部に肉眼での変化は見られなかった。
1点…純水を使用した方の前腕部と比較して、皮膚化粧料を使用した方の前腕部にぴりぴり、ほてり、かゆみといった刺激をわずかに感じた。試験後に皮膚化粧料を使用した方の前腕部に肉眼での変化は見られなかった。
0点…純水を使用した方の前腕部と比較して、皮膚化粧料を使用した方の前腕部にぴりぴり、ほてり、かゆみといった刺激は感じなかった。または純水を使用した方の前腕部により刺激を感じた。試験後に皮膚化粧料を使用した方の前腕部に肉眼での変化は見られなかった。
(刺激性の評価基準)
◎:極めて良好 (10名の平均点が0点であった)
○:良好 (10名の平均点が0点より高く1点以下であった)
△:やや悪い (10名の平均点が1点より高く2点以下であった)
×:悪い (10名の平均点が2点より高かった)
<実施例1〜30及び比較例1〜8>
表1に示す実施例1〜13および比較例1〜6の各処方における皮膚化粧料を常法により調製し、各試験法により評価した。その結果を表1に併せて示す。
Figure 2021088523

表1から明らかなように、本発明の成分を用いた実施例の皮膚化粧料はいずれも優れた性能を有していた。一方、必須成分のいずれかを欠いた比較例では、肌の柔軟性改善効果、肌のハリ・弾力改善効果、うるおい効果、肌のなめらかさ、使用感触の良さ、刺激性のいずれかの項目で劣っており、本発明の目的を達成できなかった。
以下、本発明の皮膚化粧料のその他の処方例を実施例として挙げる。なお、これらの実施例の皮膚化粧料についても、上記の肌の柔軟性改善効果、肌のハリ・弾力改善効果、うるおい効果、肌のなめらかさ、使用感触の良さ、刺激性について各項目を検討したところ、いずれにおいても優れた特性を有しており良好であった。
実施例14(美容セラム)
(1)トリメチルグリシン
0.5%
(2)サリチル酸
0.1%
(3)アスコルビン酸2−グルコシド
2.0%
(4)クエン酸ナトリウム
0.1%
(5)ポリエチレングリコール(平均分子量4000)
1.0%
(6)ジグリセリン
0.5%
(7)グリセリン
5.0%
(8)ジプロピレングリコール
5.0%
(9)1,3−ブチレングリコール
5.0%
(10)プロパンジオール
3.0%
(11)ソルビトール
2.0%
(12)マルチトール
0.5%
(13)アルガン油 0.01%
(14)ホホバ油 0.04%
(15)スクワラン
0.1%
(16)キサンタンガム 0.08%
(17)カルボキシビニルポリマー
0.1%
(18)アルキル変性カルボキシビニルポリマー 0.06%
(19)EDTA−2NA 0.01%
(20)ヒドロキシエチルエチレンジアミン三酢酸三ナトリウム 0.01%
(21)PEG−60水添ヒマシ油
0.2%
(22)ポリソルベート20
0.1%
(23)PPG−13−デシルテトラデセス−24
0.2%
(24)トリイソステアリンPEG−20グリセリル 0.02%
(25)香料 0.05%
(26)フェノキシエタノール
0.1%
(27)メチルパラベン 0.05%
(28)精製水
残部
(製法)(1)〜(9)、(11)、(12)、(16)〜(20)および(26)〜(28)を50℃まで加熱し、均一に溶解させた(A液)。(13)〜(15)および(21)〜(25)を(10)に加え、均一に分散させた(B液)。A液にB液を加え、均一になるまでホモミキサーで分散させた。その後、35℃まで冷却し、容器に充填して美容セラムを調製した。
実施例15(シートマスク)
(1)トリメチルグリシン
1.0%
(2)サリチル酸
0.2%
(3)アスコルビン酸2−グルコシド 0.01%
(4)クエン酸
0.1%
(5)ポリエチレングリコール(平均分子量4000)
1.0%
(6)ポリエチレングリコール(平均分子量6000)
1.0%
(7)PEG−11メチルエーテルジメチコン
0.3%
(8)ユズ果実エキス
0.2%
(9)コメヌカエキス
0.2%
(10)ポリエチレングリコール(平均分子量1000)
0.5%
(11)ジプロピレングリコール 10.0%
(12)ペンチレングリコール
2.0%
(13)加水分解シルク
0.1%
(14)加水分解コンキオリン 0.01%
(15)アルキル変性カルボキシビニルポリマー
0.1%
(16)トコフェロール 0.01%
(17)コエンザイムQ10 0.001%
(18)水酸化カリウム 0.03%
(19)塩化ナトリウム 0.001%
(20)PPG−13−デシルテトラデセス−24
0.5%
(21)リン酸一カリウム 0.09%
(22)リン酸二ナトリウム 0.01%
(23)メチルパラベン 0.005%
(24)エチルヘキシルグリセリン
0.5%
(25)精製水
残部
(製法)(1)〜(15)および(20)〜(24)を(25)の一部に加え、撹拌をして均一溶解させる(A液)。(18)および(19)を(25)の残部に加え、撹拌して均一溶解させる(B液)。(16)、(17)およびB液をA液に加え、均一になるまでホモミキサーにて分散して、美容液を作成する。その後、作成された美容液を不織布シートに含浸させて、シートマスクを調製した。
実施例16(クリーム)
(1)トリメチルグリシン
1.5%
(2)サリチル酸
0.1%
(3)ポリエチレングリコール(平均分子量4000)
1.2%
(4)PEG−11メチルエーテルジメチコン
0.3%
(5)グリチルリチン酸ジカリウム
0.1%
(6)1,3−ブチレングリコール
6.0%
(7)ミネラルオイル
2.5%
(8)ミリスチン酸オクチルドデシル
1.0%
(9)ジメチコン
0.5%
(10)トリ(カプリル・カプリン・ミリスチン・ステアリン酸)グリセリル
0.5%
(11)(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマー
0.3%
(12)シリカ
0.3%
(13)ジリノール酸ジ(フィトステリル/イソステアリル/セチル/ステアリル/ベヘニル)0.5%
(14)シクロヘキサンジカルボン酸ビスエトキシジグリコール
0.3%
(15)セチル硫酸ナトリウム
0.1%
(16)N−ステアロイル−L−グルタミン酸ナトリウム
0.7%
(17)イソステアリン酸ソルビタン 0.15%
(18)トリイソステアリン酸PEG−10グリセリル
0.1%
(19)PEG−60水添ヒマシ油
0.5%
(20)カルボキシビニルポリマー 0.15%
(21)キサンタンガム 0.09%
(22)疎水化ヒドロキシプロピルメチルセルロース 0.03%
(23)水酸化カリウム 0.02%
(24)ビワ葉エキス 0.01%
(25)ゴレンシ果実エキス
1.0%
(26)トウキンセンカ花エキス 0.02%
(27)トリエタノールアミン 0.02%
(28)エチルパラベン 0.05%
(29)メチルパラベン 0.05%
(30)フェノキシエタノール
0.5%
(31)精製水
残部
(製法)(1)〜(6)、(14)〜(16)、(18)〜(22)および(31)を約80℃に加熱、撹拌をして均一溶解させる(A液)。(7)〜(10)、(13)および(17)を約80℃に加熱、撹拌をして均一溶解させた後、A液を加えてホモミキサーにて分散する。ついで冷却を行い、40℃で(11)、(12)、(23)〜(30)を添加してさらにホモミキサーにて均一溶解させる。再び30℃まで冷却してクリームを調製した。
実施例17(ジェルクリーム)
(1)トリメチルグリシン
0.5%
(2)2−O−エチルアスコルビン酸
2.0%
(3)ポリエチレングリコール(平均分子量4000)
1.5%
(4)PEG−11メチルエーテルジメチコン
1.0%
(5)ジメチコン
0.2%
(6)フェニルトリメチコン
1.0%
(7)メチルポリシロキサン(6CS)
0.5%
(8)ベヘニルアルコール
0.5%
(9)モノステアリン酸グリセリル
1.0%
(10)ミリスチン酸オクチルドデシル
0.2%
(11)水添ポリイソブテン
0.2%
(12)セラミドIII
0.01%
(13)結晶セルロース
0.2%
(14)アラントイン 0.05%
(15)カルボキシビニルポリマー
0.2%
(16)(アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10−30))クロスポリマー
0.2%
(18)HEDTA−3Na 0.005%
(19)エデト酸二ナトリウム 0.002%
(20)水酸化カリウム 0.42%
(21)ジプロピレングリコール
5.0%
(22)1,3−ブチレングリコール
7.0%
(23)トラネキサム酸
1.0%
(24)純水
残部
(製法)(5)〜(12)を80℃に加温し、均一溶解させた(A液)。(1)〜(4)、(13)〜(19)、(21)、(22)および(24)の一部を均一分散させた(B液)。B液にA液を加え、ホモミキサーにて分散した後、室温まで冷却した。次いで(2
0)、(23)を(24)の残部にそれぞれ溶解させたものを加えて再度ホモミキサーにて分散してジェルクリームを調製した。
実施例18(乳液)
(1)トリメチルグリシン
0.3%
(2)サリチル酸
1.0%
(3)クエン酸
0.2%
(4)ポリエチレングリコール(平均分子量4000)
1.5%
(5)ポリエチレングリコール(平均分子量6000)
1.0%
(6)PEG−11メチルエーテルジメチコン
0.6%
(7)エタノール 15.0%
(8)ポリオキシエチレン(2)アルキル(12〜15)リン酸
0.3%
(9)ポリオキシエチレン(2)オレイルエーテル
0.3%
(10)テトラエチルヘキサン酸ペンタエリスリチル
1.0%
(11)流動パラフィン
2.0%
(12)メチルポリシロキサン(100cs)
1.0%
(13)ワセリン
1.0%
(14)ポリビニルピロリドン
0.1%
(15)カルボキシビニルポリマー
0.3%
(16)水酸化カリウム
0.15%
(17)エデト酸二ナトリウム
0.05%
(18)香料 0.08%
(19)フェノキシエタノール
0.2%
(20)精製水
残部
(製法)(1)〜(6)、(8)、(9)、(15)、(17)および(19)を(20)に加え、70℃に加熱して均一溶解させる(A液)。(10)〜(13)を70℃に加熱して均一分散し、A液に加え、ホモミキサーにて分散する。次に(7)、(14)、(16)、(18)を加えてさらにホモミキサーにて攪拌し、32℃まで冷却した後チューブ容器に充填し、ボディミルクを調製した。
実施例19(美容液と不織布からなるシートマスクキット)
(1)トリメチルグリシン
0.8%
(2)サリチル酸
0.1%
(3)アスコルビン酸
0.1%
(4)ポリエチレングリコール(平均分子量4000)
0.8%
(5)水素添加大豆レシチン
1.0%
(6)メチルフェニルポリシロキサン
1.0%
(7)シクロヘキサンジカルボン酸ビスエトキシジグリコール
0.2%
(8)ミネラルオイル
1.0%
(9)コレステロール
0.2%
(10)コンドロイチン硫酸ナトリウム
0.2%
(11)グリチルリチン酸ジカリウム 0.01%
(10)ポリクオタニウムー52
0.2%
(11)POE(60)硬化ヒマシ油 0.001%
(12)1,3−ブチレングリコール
6.0%
(13)グリセリン
5.0%
(14)サッカロミセス/コメ発酵液
2.0%
(15)ソルビトール
1.0%
(16)マルチトール
1.0%
(17)ジイソプロパノールアミン 0.45%
(18)水酸化カリウム 0.01%
(19)カルボキシビニルポリマー 0.08%
(20)アルキル変性カルボキシビニルポリマー 0.45%
(21)キサンタンガム 0.05%
(22)エデト酸二ナトリウム 0.01%
(23)精製水
残部
(24)コットン不織布(目付60g/m、顔型に切り抜かれた後、縦方向に2つ折り、横方向に3つ折りされたもの
(製法)(5)〜(9)を80℃にて均一溶解し、(19)〜(23)を80℃にて均一分散したところへ入れ、ホモミキサーにて分散した後、50℃まで冷却した。ついで、(1)〜(4)、(10)〜(18)を順に加え、さらにホモミキサーにて分散した後、32℃まで冷却し、美容液を調製した。得られた美容液を容器に充填し、乾燥した(24)をアルミパウチ内に1枚入れたものとともに紙箱に充填し、シートマスクキットを調製した。

Claims (3)

  1. 下記成分(A)〜(C)を含有することを特徴とする皮膚化粧料。
    (A)トリメチルグリシン
    (B)アスコルビン酸およびその誘導体、サリチル酸およびその誘導体、クエン酸およびその誘導体の中から選択される1種または2種以上の有機酸
    (C)平均分子量が3000〜10000である、ポリエチレングリコール
  2. さらに、成分(D)HLBが12以上のポリエーテル変性シリコーンを含有する、請求項1に記載の皮膚化粧料。
  3. 不織布に含浸されたシートマスクである、請求項1または2に記載の皮膚化粧料。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2021256566A1 (ja) * 2020-06-19 2021-12-23 ロート製薬株式会社 アスコルビン酸及び/又はその塩を含有する皮膚外用組成物
CN114939069A (zh) * 2022-05-17 2022-08-26 株式会社资生堂 水包油乳化体系用组合物

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