JP2021098669A - 皮膚化粧料 - Google Patents

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知也 塚原
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Abstract

【課題】使用感触に優れ、かつ、しわの緩和または改善の効果に優れており、肌にハリを与え、なめらかで潤いのある状態にする皮膚化粧料を提供する。【解決手段】下記成分(A)〜(C)を含有することを特徴とするシワ改善用皮膚化粧料。(A)分子量30,000以下の加水分解エラスチン(B)シクロヘキサン—1,4—ジカルボン酸ビスエトキシジグリコール(C)レチノール又はその誘導体、アスコルビン酸又はその誘導体、トコフェロール又はその誘導体、トラネキサム酸又はその誘導体、ビワ抽出液、ヨクイニン抽出液、ユズ抽出液、シャクヤク抽出液、ローヤルゼリー抽出液から選ばれる一種又は二種以上【選択図】なし

Description

本発明は皮膚化粧料に関し、詳細には使用感触に優れ、かつ、しわの緩和または改善の効果に優れており、肌にハリを与え、なめらかで潤いのある状態にする皮膚化粧料に関するものである。
エラスチンは真皮を構成する成分の一つであり、コラーゲンやヒアルロン酸とともに皮膚の弾力に寄与し、ハリやツヤを維持する上で重要な役割を果たしている。一方で、紫外線照射、乾燥、老化等によりエラスチンは分解・変質されることが知られており、エラスチンの減少はしわの形成の原因となる。
肌に関する今日の大きな悩みとなっているしわの緩和・改善は、化粧料に対して強く求められており、しわ対策として、エラスチンが配合されている化粧料も市販されている。また、可溶性エラスチン又は可溶化エラスチンと保湿成分とを組み合わせた化粧料(例えば、特許文献1を参照)や、エラスチン及び/又はエラスチン分解タンパク質と尿素とを組み合わせた化粧料(例えば、特許文献2を参照)などが報告されている。しかし、これらのしわへの効果は十分ではなく、しわの緩和・改善に向けたさらなる化粧料が求められていた。
特開昭59−139308号公報 特開昭61−044806号公報
皮膚化粧料は使用後、効果実感が表れにくく、しわの改善に至っていないという報告は後を絶たない。この原因の一つとして、しわを改善する有効成分が肌の表面に留まってしまい、内部まで浸透できていないということがあげられる。そのため、使用感触に優れ、かつ、有効成分が肌の内部まで浸透することによるしわの緩和または改善の効果に優れており、肌にハリを与え、なめらかで潤いのある状態にする皮膚化粧料が強く望まれていた。
本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであり、その目的は、使用感触に優れ、かつ、しわの緩和または改善の効果に優れており、肌にハリを与え、なめらかで潤いのある状態にする皮膚化粧料を提供することである。
本発明者らは上記目的を達成するため鋭意研究を行った結果、加水分解エラスチンと、シクロヘキサン―1,4―ジカルボン酸ビスエトキシジグリコール、さらにはレチノール又はその誘導体、アスコルビン酸又はその誘導体、トコフェロール又はその誘導体、トラネキサム酸又はその誘導体、ビワ抽出液、ヨクイニン抽出液、ユズ抽出液、シャクヤク抽出液、ローヤルゼリー抽出液から選ばれる一種又は二種以上とを組み合わせることによって、使用感触に優れ、かつ、しわの緩和または改善の効果に優れており、肌にハリを与え、なめらかで潤いのある状態にする皮膚化粧料となることを見出し、本発明を完成した。
第一の発明は、
下記成分(A)〜(C)を含有することを特徴とするシワ改善用皮膚化粧料である。
(A)分子量30,000以下の加水分解エラスチン
(B)シクロヘキサン―1,4―ジカルボン酸ビスエトキシジグリコール
(C)レチノール又はその誘導体、アスコルビン酸又はその誘導体、トコフェロール又はその誘導体、トラネキサム酸又はその誘導体、ビワ抽出液、ヨクイニン抽出液、ユズ抽出液、シャクヤク抽出液、ローヤルゼリー抽出液から選ばれる一種又は二種以上
第二の発明は、前記成分(A)は、分子量10,000以下であって、数平均分子量500以下の加水分解エラスチンである、第一の発明に係るシワ改善皮膚化粧料である。
本発明の皮膚化粧料は、使用感触に優れ、かつ、しわの緩和または改善の効果に優れており、肌にハリを与え、なめらかで潤いのある状態にする皮膚化粧料を提供することができる。
以下、本発明の構成について詳述する。本発明の皮膚化粧料は、以下に詳述する成分(A)分子量30,000以下の加水分解エラスチンおよび成分(B)シクロヘキサン―1,4―ジカルボン酸ビスエトキシジグリコール、(C)レチノール又はその誘導体、アスコルビン酸又はその誘導体、トコフェロール又はその誘導体、トラネキサム酸又はその誘導体、ビワ抽出液、ヨクイニン抽出液、ユズ抽出液、シャクヤク抽出液、ローヤルゼリー抽出液から選ばれる一種、又は二種以上を含有することにより、本発明の効果を発揮することができる。
<成分(A) 分子量30,000以下の加水分解エラスチン>
本発明の皮膚化粧料で用いられる成分(A)は分子量30,000以下の加水分解エラスチンである。本発明の成分(A)は動物由来のエラスチンに酵素又は酸などの処理を施し、分子量30,000以下となるよう加水分解されたエラスチンである。これらの成分は市販されている化粧品原料として入手可能であり、例えばエラスオーシャン、加水分解エラスチン、加水分解α−エラスチン(高研株式会社製)、Sealastin(株式会社寿ケミカル)、Marine Elastin BG(アシュランド・ジャパン株式会社)、マリン エラスチン PF(Istituto Ricerche Applicate S.r.l社)などが知られている。エラスチンを加水分解して分子量を30,000以下にすることで、肌に塗布した際に浸透しやすくなり、肌のシワ及びハリの改善に効果的である。
本発明の皮膚化粧料で用いられる成分(A)は、好ましくは、分子量10,000以下であって、数平均分子量500以下の加水分解エラスチンである。分子量10,000以下かつ、数平均分子量500以下となることで、肌への浸透性が良好であることから、しわの緩和、または改善の効果がより顕著に発現する。
本発明における成分(A)は、好ましくは、含有量が0.0001〜5質量%(以下、特に記載のない限りは質量%を指す)の範囲である。この範囲であれば、優れた使用感触がより顕著に発現する。
<成分(B) シクロヘキサン―1,4―ジカルボン酸ビスエトキシジグリコール>
本発明の皮膚化粧料で用いられる成分(B)はシクロヘキサン―1,4―ジカルボン酸ビスエトキシジグリコールである。本発明の皮膚化粧料で用いられるシクロヘキサン―1,4―ジカルボン酸ビスエトキシジグリコールは両親媒性エステルで、使用後にはなめらかで軽い仕上がりを実現できることが特徴である。本発明の成分(B)シクロヘキサン―1,4―ジカルボン酸ビスエトキシジグリコールを使用することにより、成分(A)及び成分(C)の肌への浸透を相乗的に高めることができる。また、皮膚化粧料の使用後のなめ
らかで潤いのある状態の持続効果を持たせることができる。
本発明における成分(B)シクロヘキサン―1,4―ジカルボン酸ビスエトキシジグリコールの含有量は、好ましくは0.001〜1%の範囲である。この範囲であれば、肌を潤いのある状態にする効果がより顕著に発現する。
<成分(C)レチノール又はその誘導体、アスコルビン酸又はその誘導体、トコフェロール又はその誘導体、トラネキサム酸又はその誘導体、ビワ抽出液、ヨクイニン抽出液、ユズ抽出液、シャクヤク抽出液、ローヤルゼリー抽出液>
本発明の皮膚化粧料で用いられる成分(C)はレチノール又はその誘導体、アスコルビン酸又はその誘導体、トコフェロール又はその誘導体、トラネキサム酸又はその誘導体、ビワ抽出液、ヨクイニン抽出液、ユズ抽出液、シャクヤク抽出液、ローヤルゼリー抽出液から選ばれる一種又は二種以上である。本発明の皮膚化粧料で用いられるレチノール又はその誘導体、アスコルビン酸又はその誘導体、トコフェロール又はその誘導体、トラネキサム酸又はその誘導体、ビワ抽出液、ヨクイニン抽出液、ユズ抽出液、シャクヤク抽出液、ローヤルゼリー抽出液はエイジングケアに関与することが知られており、それぞれに肌を整える効果がある。
本発明における成分(C)のレチノール又はその誘導体の含有量は、好ましくは、0.00001〜0.01%である。また、成分(C)のアスコルビン酸又はその誘導体、トコフェロール又はその誘導体、トラネキサム酸又はその誘導体、ビワ抽出液、ヨクイニン抽出液、ユズ抽出液、シャクヤク抽出液、ローヤルゼリー抽出液の含有量は、好ましくは0.0001〜5%の範囲である。この範囲であれば、肌をなめらかな状態にする効果がより顕著に発現する。
上記の抽出液は、抽出溶媒により抽出する。抽出溶媒としては、特に限定されるものではないが、例えば、水、エタノール、メタノール、イソプロパノール、イソブタノール、n−ヘキサノール、メチルアミルアルコール、2−エチルブタノール、n−オクチルアルコール等の1価アルコール類、グリセリン、エチレングリコール、エチレングリコールものメチルエーテル、プロピレングリコール、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、トリエチレングリコール、1,3−ブチレングリコール、へキシレングリコール等の多価アルコール又はその誘導体、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、メチル−n−プロピルケトン等のケトン類、酢酸エチル、酢酸イソプロピル等のエステル類、エチルエーテル、イソプロピルエーテル、n−ブチルエーテル等のエーテル類、スクワラン、ワセリン、パラフィンワックス、パラフィン油等の炭化水素類、オリーブ油、小麦麦芽油、米油、ゴマ油、マカデミアンナッツ油、アーモンド油、ヤシ油等の植物油脂、牛脂、豚脂、鯨脂等の動物油脂等が挙げられる。また、リン酸緩衝生理食塩水等の無機塩類を添加した極性溶媒や界面活性剤を添加した溶媒を用いることができ、更に、水、二酸化炭素、エチレン、プロピレン、エタン、プロパン、一酸化二窒素、クロロジフルオロメタン、クロロトリフルオロメタン、キセノン、アンモニア、メタノール、エタノール等の1種又は2種以上の超臨界流体、若しくは亜臨界流体を用いてもよい。このような方法により抽出される抽出液には、一般的には、被抽出物の純分が0.001〜10質量%含まれている。
本発明の皮膚化粧料は成分(A)〜(C)を含有しているため、皮膚に塗布することで成分(A)及び成分(C)が表皮内へと浸透促進され、成分(A)及び成分(C)を単独で使用するよりも相乗的な効果を獲得することができる。成分(B)を含有することで成分(A)と成分(C)の皮膚化粧料に対する親和性が低下し、相対的に皮膚に対する親和性が上昇するため、成分(A)と成分(C)の有する高い浸透力をより飛躍的に向上させることによって、しわの緩和または改善の効果に優れており、肌にハリを与え、なめらかで
潤いのある状態にすると推測されるが、本発明の成分(A)〜(C)がしわの緩和または改善の効果、及び肌にハリを与え、なめらかで潤いのある状態にする効果を有する作用機序はこれに限定されるものではない。
<その他の成分>
本発明の皮膚化粧料は、上述した成分の他に、本発明の目的を損なわない範囲で、他の成分、例えば、陰イオン性界面活性剤、陽イオン性界面活性剤、両性界面活性剤、非イオン性界面活性剤、油剤、高分子化合物、増粘剤、粉体(色素、樹脂、顔料)、防腐剤、香料、保湿剤、生理活性成分、ミネラル塩類、溶媒、酸化防止剤、キレート剤、パール化剤、中和剤、pH調整剤、本発明の皮膚化粧料で用いられる成分(C)に記載以外の植物エキス、酵素等の成分を適宜配合することができる。
また、本発明の皮膚化粧料には、本発明の目的を損なわない範囲で、生理活性成分を適宜配合することができる。生理活性物質とは、皮膚に塗布した場合に皮膚に何らかの生理活性を与える物質であり、例えば、抗炎症剤、老化防止剤、紫外線防御剤、収斂剤、抗酸化剤、血行促進剤、抗菌剤、殺菌剤、乾燥剤、冷感剤、温感剤、ビタミン類、アミノ酸、創傷治癒促進剤、刺激緩和剤、鎮痛剤、細胞賦活剤等が挙げられる。
<皮膚化粧料>
本発明の皮膚化粧料は、常法に従って製造することができる。また、本発明の皮膚化粧料の一例としては、ローション、乳液、クリーム、ジェル、セラム、シートマスク、メイク、ボデイローション、ボディジェル、ボディクリーム、化粧下地等が挙げられる。剤形も目的に応じて任意に選択することができる。すなわち、液状、クリーム状、ジェル状、乳液状、シート状、スティック状、エアゾール状等のものが挙げられる。本発明の皮膚化粧料は、一般の化粧料に限定されるものではなく、医薬部外品、指定医薬部外品、外用医薬品等を包含するものである。
次に本発明を実施例に基づいて詳細に説明するが、これに限定されるものではない。実施例に先立ち、各実施例で採用した試験法、評価法を説明する。
[使用感触試験]
本発明の皮膚化粧料の使用感のよさとは、べたつきやぬるつきがない感触のことである。専門パネル5名により、表1に記載の本発明の実施例および比較例に係る皮膚化粧料を肌に適量塗布し、下記の評点のつけ方にて官能評価を実施した。評価基準は5名の評点の平均値を用いて、以下の通りに分類した。
<評点と内容>
◎…べたつきやぬるつきを感じないパネラーが5名。
〇…べたつきやぬるつきを感じないパネラーが4名。
△…べたつきやぬるつきを感じないパネラーが2〜3名。
×…べたつきやぬるつきを感じないパネラーが0〜1名。
[しわに対する効果試験]
(評価方法)
評価パネル3名について、一日二回片方の目じり部に表1に記載の本発明の実施例および比較例に係る皮膚化粧料を、もう片側の目じり部には純水を、それぞれ適量塗布する試験を、4週間行った。連用前後の目じりのしわのレプリカを、軽く目をつぶった状態の左右の目周辺よりSILFLO(登録商標)(FLEXICO DEVEROPMENTS社製)にて採取した。採取したレプリカの三次元形状を非接触3D測定装置PRIMOS Lite(GFMesstechnik社製)を用いて計測した。小じわ改善効果の評価
は、以下の計算式より小じわ改善効果(%)を算出して3名の平均値を求め、下記判断基準に基づいて行った。その結果を表に示す。
(計算式)
小じわ改善効果(%)=(純水を塗布した目じりにおける連用後の総しわの平均深さ/純水を塗布した目じりにおける連用前の総しわの平均深さ)×100−(本発明の皮膚化粧料を塗布した目じりにおける連用後の総しわの平均深さ/本発明の皮膚化粧料を塗布した目じりにおける連用前の総しわの平均深さ)×100
(判断基準)
◎:小じわ改善効果(%)が20%以上であった。
○:小じわ改善効果(%)が10%以上20%未満であった。
△:小じわ改善効果(%)が5%以上10%未満であった。
×:小じわ改善効果(%)が5%未満であった。
[肌のハリ試験]
(評価方法)
専門パネル5名について、頬部を石けんで洗浄し、次に、温度25℃、相対湿度50%の環境下にて20分間馴化後、頬部に本発明の実施例および比較例に係る皮膚化粧料を0.1mL/cm塗布した。塗布後に温度25℃、相対湿度50%の環境下にて60分間馴化後、皮膚の粘弾性をCutometer(MPA580、Courage+Khazaka社製)を用いて測定した。肌のハリ・弾力改善効果の評価は、以下の計算式よりハリ・弾力改善効果(%)を算出して5名の平均値を求め、下記判断基準に基づいて行った。その結果を表に示す。
(計算式)
ハリ・弾力改善効果(%)=(塗布後60分経過時点での肌弾力/塗布前の肌弾力)×100
(判断基準)
◎:ハリ・弾力改善効果(%)が107%以上であった。
○:ハリ・弾力改善効果(%)が105%以上107%未満であった。
△:ハリ・弾力改善効果(%)が100%以上105%未満であった。
×:ハリ・弾力改善効果(%)が100%未満であった。
[肌のなめらかさ試験]
専門パネル5名について、頬部に本発明の皮膚化粧料を塗布し、指で軽くなじませた1分後の「肌のなめらかさ」を評価した。試験結果は、肌がなめらかであると回答した人数を用いて、下記評価基準により判断した。
(評価基準)
◎:肌がなめらかであると認めたパネラーが5名
○:肌がなめらかであると認めたパネラーが4名
△:肌がなめらかであると認めたパネラーが2名〜3名
×:肌がなめらかであると認めたパネラーが1名〜0名
[肌の潤い試験]
5名のパネルの左右いずれかの頬部に本発明の実施例および比較例に係る皮膚化粧料を、一日二回0.05mL/cm塗布する連用試験を1週間行った。連用前および連用後に、測定部位をぬるま湯で洗浄し、次に、温度25℃、相対湿度50%の環境下にて20分間馴化後、角質水分量(コンダクタンス値)をCorneometer(MPA580、Courage+Khazaka社製)を用いて測定した。潤い効果の評価は、以下の計算式より潤い効果(%)を算出して5名の平均値を求め、下記判断基準に基づいて行った。
(計算式)
潤い効果(%)=(連用後の角質水分量/連用前の角質水分量)×100
<評価判断>
◎:潤い効果(%)が115%以上であった
○:潤い効果(%)が105%以上115%未満であった
△:潤い効果(%)が90%以上105%未満であった。
×:潤い効果(%)が90%未満であった。
<実施例1〜22および比較例1〜7>
表1に示す実施例1〜22および比較例1〜7の各処方における皮膚化粧料を常法により調整し、各試験法により評価した。その結果を表1に併せて示す。
Figure 2021098669

表1から明らかなように、本発明の成分を用いた実施例の皮膚化粧料はいずれも優れた性能を有していた。一方、必須成分のいずれかを欠いた比較例では、使用感の良さ、しわに
対する効果、肌のハリへの効果、肌のなめらかさへの効果、肌の潤いのいずれかの面で劣っており、本発明の目的を達成できなかった。また、比較例4は(A)成分の代わりに数平均分子量50,000のエラスチンを組み合わせた例であるが、本発明の皮膚化粧料は比較例4よりも優れていた。
以下、本発明の皮膚化粧料のその他の処方例1〜7を挙げる。なお、これらの処方例の皮膚化粧料についても、上記の使用感の良さ、しわに対する効果、肌のハリへの効果、肌のなめらかさへの効果、肌の潤いについて各項目を検討したところ、いずれにおいても実施例と同様に優れた特性を有しており良好であった。
処方例1(美容セラム)
(1)加水分解エラスチン(平均分子量1,000) 0.6%
(2)パルミチン酸レチノール 0.01%
(3)アスコルビン酸2―グルコシド 0.1%
(4)ビワ果実エキス 0.0004%
(5)ローヤルゼリーエキス 0.01%
(6)ハトムギ種子エキス 0.07%
(7)レモン果実エキス 1.2%
(8)シクロヘキサン−1,4−ジカルボン酸ビスエトキシジグリコール 0.5%
(9)ポリエチレングリコール(平均分子量4000) 1.0%
(10)ポリグリセリン(平均分子量500) 0.3%
(11)メチルグルセス−20 0.2%
(12)グリセリン 10.0%
(13)ジプロピレングリコール 5.0%
(14)1,3−ブチレングリコール 5.0% (15)EDTA−2Na 0.001%
(16)キサンタンガム 0.1%
(17)カルボキシビニルポリマー 0.01%
(18)アルキル変性カルボキシビニルポリマー 0.1%
(19)ポリアクリル酸Na 0.002%
(20)ヒドロキシエチルエチレンジアミン三酢酸三ナトリウム 0.01%
(21)PEG−60水添ヒマシ油 0.1%
(22)ポリソルベート20 0.1%
(23)クエン酸 0.02%
(24)クエン酸ナトリウム 0.04%
(25)香料 0.007%
(26)フェノキシエタノール 0.3%
(27)メチルパラベン 0.05%
(28)精製水 残部
(製法)(8)〜(28)を80℃まで加熱し、均一に溶解させた。その後、35℃まで冷却し、(1)〜(7)を加え、均一に溶解させた後、容器に充填して美容セラムを調製した。
処方例2(シートマスク)
(1)加水分解エラスチン(平均分子量10,000) 0.003%
(2)シクロヘキサン−1,4−ジカルボン酸ビスエトキシジグリコール 1%
(3)グリチルリチン酸ジカリウム 0.05%
(4)ユズ果実エキス 3.5%
(5)シャクヤク抽出液 0.9%
(6)ローズ水 0.4%
(6)アスコルビン酸2−グルコシド 0.001%
(7)トリメチルグリシン 0.2%
(8)ポリエチレングリコール(平均分子量1000) 0.5%
(9)ジプロピレングリコール 10.0%
(10)スクワラン 0.1%
(11)パルミチン酸エチルヘキシル 0.1%
(12)ニコチン酸アミド 0.01%
(13)アルキル変性カルボキシビニルポリマー 0.15%
(14)トリイソステアリン酸PEG−10グリセリル 0.1%
(15)コエンザイムQ10 0.001%
(16)(PCA/イソステアリン酸)PEG−40水添ヒマシ油 0.1%
(17)PEG−60水添ヒマシ油 0.1%
(18)PEG−11メチルエーテルジメチコン 0.05%
(19)リン酸一カリウム 0.09%
(20)リン酸二ナトリウム 0.01%
(21)メチルパラベン 0.005%
(22)シクロヘキシルグリセリン 0.5%
(23)精製水 残部
(製法)(1)〜(9)、(13)および(19)〜(23)を80℃に加熱、撹拌をして均一溶解させる(A液)。(10)〜(12)、(14)〜(18)を80℃に加熱、撹拌して均一に分散させる(B液)。A液にB液を加え、均一になるまでホモミキサーにて分散した後、30℃まで冷却して、美容液を作成する。その後、作成された美容液を不織布シートに含浸させて、シートマスクを調製した。
処方例3(美白化粧下地クリーム)
(1)加水分解エラスチン(平均分子量10,000) 0.8%(2)メロン胎座エキス 0.025%(3)加水分解コラーゲン 4.0%(4)キュウリ果実エキス 1.15%(5)ツボクサエキス 0.0005%(6)オウゴン根エキス 0.75%(7)ローズマリー葉エキス 0.005%(8)カミツレ花エキス 0.0003%(9)イタドリ根エキス 2.5%(10)カンゾウ根エキス 5.0%(11)アルテア根エキス 0.0007%(12)アロエベラ液汁 0.85%(13)ウイキョウ果実エキス 1.0%(14)セージ葉エキス 0.006%(15)シクロヘキサン−1,4−ジカルボン酸ビスエトキシジグリコール 0.75%(16)パルミチン酸レチノール 0.00001%(17)グリチルリチン酸ジカリウム 0.05%(18)アスコルビン酸2−グルコシド 2.0%(19)トラネキサム酸 3.0%(20)3−O−エチルアスコルビン酸 0.01%(21)ニコチン酸dl−α−トコフェロール 0.005%(22)ミネラルオイル 0.5%(23)ミリスチン酸オクチルドデシル 1.0%
(24)スクワラン 0.5%(25)トリ(カプリル・カプリン・ミリスチン・ステアリン酸)グリセリル 0.1%(26)酸化亜鉛 0.5%(27)ジメチコン 1.5%(28)ジリノール酸ジ(フィトステリル/イソステアリル/セチル/ステアリル/ベヘニル)0.5%
(29)サラシミツロウ 0.5%(30)セチル硫酸ナトリウム 0.1%(31)N−ステアロイル−L−グルタミン酸ナトリウム 0.8%(32)モノイソステアリン酸ソルビタン 0.15%(33)トリイソステアリン酸PEG−10グリセリル 0.1%(34)PEG−60水添ヒマシ油 0.5%(35)カルボキシビニルポリマー 0.15%(36)キサンタンガム 0.09%(37)疎水化ヒドロキシプロピルメチルセルロース 0.03%(38)水酸化カリウム 0.02%(39)L−アルギニン 0.01%(40)クエン酸 0.01%(41)リン酸2カリウム 0.04%(42)トリエタノールアミン 0.02%(43)エチルパラベン 0.05%(44)メチルパラベン 0.05%(45)フェノキシエタノール 0.5%(46)精製水 残部
(製法)(30)〜(45)および(46)の一部を約80℃に加熱、撹拌をして均一溶解させる(A液)。(15)、(16)および(21)〜(29)を約80℃に加熱、撹拌をして均一溶解させる(B液)。B液にA液を加えてホモミキサーにて分散する。ついで冷却を行い、40℃で(1)〜(14)、(17)〜(20)を(46)の残部に溶解させたものを添加してさらに均一溶解させる。再び30℃まで冷却して美白化粧下地クリームを調製した。
処方例4(ジェルクリーム)
(1)加水分解エラスチン(平均分子量1,000) 4.5%(2)シクロヘキサン−1,4−ジカルボン酸ビスエトキシジグリコール 0.8%(3)ヒアルロン酸Na 0.055%(3)イノシトール 0.1%(4)グルコシルセラミド 0.1%(5)ピロリドンカルボン酸ナトリウム 0.1%(6)エデト酸二ナトリウム 0.01%(7)ポリエチレングリコール(分子量4000) 1.0%(8)ベヘニルアルコール 1.0%(9)モノステアリン酸グリセリル 2.0%(10)ミリスチン酸オクチルドデシル 0.5%(11)メチルポリシロキサン(6CS) 1.5%(12)ミツロウ 0.1%(13)セラミドIII 0.01%(14)イソステアリン酸ソルビタン 0.2%(15)ステアロイルグルタミン酸ナトリウム 0.3%(16)カルボキシビニルポリマー 0.2%
(17)(アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10−30))クロスポリマー
0.2%
(18)HEDTA−3Na 0.005%(19)クエン酸 0.01%(20)水酸化カリウム 0.22%(21)ジプロピレングリコール 5.0%(22)1,3−ブチレングリコール 10.0%(23)トラネキサム酸 2.0%(24)純水 残部
(製法)(2)、(8)〜(14)を80℃に加温し、均一溶解させた(A液)。(1)、(3)〜(7)、(15)〜(19)、(21)、(22)および(24)を均一溶解させた後に80℃に加温した(B液)。B液にA液を加え、ホモミキサーにて分散した後、室温まで冷却した。次いで(20)、(23)を加えて再度ホモミキサーにて分散してジェルクリームを調製した。
処方例5(シワ隠しクリーム)
(1)加水分解エラスチン(平均分子量1,000) 0.7%(2)シクロヘキサン―1,4―ジカルボン酸ビスエトキシジグリコール 0.005%(3)水分散性シリコーンエラストマー 0.1%(4)ビワ葉エキス 0.2%(5)ダイズ種子エキス 0.5%(6)絹加水分解物 0.3%(7)ノイバラ果実エキス 0.0008%(8)キウイエキス 0.09%(9)褐藻エキス 0.0001%(10)紅藻エキス 0.45%(11)緑藻エキス 0.5%(12)エタノール 15.0%(13)ポリオキシエチレン(2)アルキル(12〜15)リン酸 0.5%(14)ポリオキシエチレン(2)オレイルエーテル 0.5%(15)PEG−60水添ヒマシ油 0.5%(16)流動パラフィン 5.0%(17)メチルポリシロキサン(100cs) 1.0%(18)ワセリン 1.0%(19)ポリビニルピロリドン 0.1%(20)カルボキシビニルポリマー 0.3%(21)水酸化カリウム 0.15%(22)エデト酸二ナトリウム 0.05%(23)香料 0.1%(24)フェノキシエタノール 0.2%(25)精製水 残部
(製法)(1)、(3)、(13)〜(15)を(25)に加え、70℃に加熱して均一溶解させる(A液)。(2)、(16)〜(18)を60℃に加熱して均一分散し、A液に加え、ホモミキサーにて分散する。次に(4)〜(12)、(19)〜(24)を加えて攪拌し、チューブ容器に充填し、ボディミルクを調製した。
処方例6(キメ改善美容液)
(1)水素添加大豆レシチン 1.0%
(2)メチルフェニルポリシロキサン 1.0%(3)メチルシクロポリシロキサン 1.0%(4)ミリスチン酸オクチルドデシル 1.0%(5)コレステロール 0.2%(6)コンドロイチン硫酸ナトリウム 0.2%(7)アスコルビン酸2−グルコシド 0.01%(8)加水分解エラスチン(平均分子量10,000) 0.025%(9)キュウリ果実エキス 0.5%(10)セイヨウキズタエキス 1%
(11)セイヨウニワトコエキス 0.05%(12)パリエタリアエキス 0.075%(13)アルニカ花エキス 0.0003%(14)ゼニアオイ花エキス 0.005%(15)ブドウ葉エキス 0.002%(16)セイヨウオトギリソウ花/葉/茎エキス 0.7%(17)ハマメリス葉エキス 0.95%(18)セイヨウトチノキ葉エキス 1%
(19)フユボタイジュエキス 0.004%(20)トウキンセンカ花エキス 0.25%(21)ヤグルマギク花エキス 0.1%(22)ローマカミツレ花エキス 0.0001%(23)モモ葉エキス 0.0005%(24)シクロヘキサン―1,4―ジカルボン酸ビスエトキシジグリコール 0.6%(25)ポリクオタニウムー52 0.2%(26)POE(60)硬化ヒマシ油 0.1%(27)1,3−ブチレングリコール 6.0%(28)グリセリン 5.0%(29)ポリエチレングリコール4000 1.0%(30)ソルビトール 3.0%(31)マルチトール 3.0%(32)ジイソプロパノールアミン 0.05%(33)水酸化カリウム 0.05%(34)カルボキシビニルポリマー 0.1%(35)アルキル変性カルボキシビニルポリマー 0.12%(36)キサンタンガム 0.05%(37)エデト酸二ナトリウム 0.01%(38)精製水 残部
(製法)(6)〜(23)、(25)〜(38)を80℃にて均一溶解し、(1)〜(5)、(24)を80℃にて均一分散したところへ入れ、ホモミキサーにて分散したのち冷却し、美容液を調製した。
処方例7 (サンスクリーン)
(1)加水分解エラスチン(平均分子量1,000) 0.4%(2)シクロヘキサン―1,4―ジカルボン酸ビスエトキシジグリコール 0.001%(3)ポリエチレングリコール(平均分子量20,000) 0.1%(4)エタノール 15.0%(5)ジプロピレングリコール 2.0%(6)メトキシケイ皮エチルヘキシル 6.0%(7)ジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシル 1.0%
(8)ビスエチルヘキシルオキシフェノールメトキシフェニルトリアジン 1.0%(9)t−ブチルメトキシジベンゾイルメタン 6.0%(10)シリカ被覆酸化亜鉛 5.0%(11)POE・POP変性ジメチルポリシロキサン 1.0%(12)ミリスチン酸オクチルドデシル 5.0%(13)イソノナン酸イソノニル 1.0%(14)メチルシクロポリシロキサン 1.0%(15)ジメチルポリシロキサン 1.0%(16)水添レシチン 0.8%(17)フィトステロール 0.08%(18)酢酸DL−α―トコフェロール 0.1%(19)オウゴン根エキス 0.5%(20)チャ葉エキス 0.05%(21)トウキ根エキス 0.2%(22)ローヤルゼリーエキス 0.0001%(23)水溶性コラーゲン 0.0005%(24)アロエベラ葉エキス 0.0075%(25)セラミドNG 0.35%(26)アセチルグルコサミン 0.2%(27)精製水 残余
(製法)(3)を80℃に加熱した(27)に加えて溶解する(A液)。(1)、(5)、(16)〜(26)を加え、80℃に加熱して均一に分散させる(B液)。(2)、(6)〜(9)および(11)〜(15)を70℃に加熱して均一溶解させる(C液)。A液にB液およびC液を順に加え、ホモミキサーで均一に混合させた後に、50℃まで冷却する。そこに(4)、(10)を加え、ホモミキサーでさらに均一に混合させた後、冷却してサンスクリーンを得た。

Claims (2)

  1. 下記成分(A)〜(C)を含有することを特徴とするシワ改善用皮膚化粧料。
    (A)分子量30,000以下の加水分解エラスチン
    (B)シクロヘキサン―1,4―ジカルボン酸ビスエトキシジグリコール
    (C)レチノール又はその誘導体、アスコルビン酸又はその誘導体、トコフェロール又はその誘導体、トラネキサム酸又はその誘導体、ビワ抽出液、ヨクイニン抽出液、ユズ抽出液、シャクヤク抽出液、ローヤルゼリー抽出液から選ばれる一種又は二種以上
  2. 前記成分(A)は、分子量10,000以下であって、数平均分子量500以下の加水分解エラスチンである請求項1に記載のシワ改善皮膚化粧料。
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