JP2014125432A - 皮膚貼付剤組成物 - Google Patents

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裕子 尾林
Satoyuki Ishikawa
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Abstract

【課題】本発明は、皮膚への色移りがなくシワに対して著しい効果を発揮する皮膚貼付剤を提供することを課題とする。
【解決手段】本発明は、(A)フコキサンチンを含有し、さらに(B)アジピン酸ジイソプロピル及び/又はN−メチル−2−ピロリドンを含有する皮膚貼付剤組成物を提供する。
【選択図】なし

Description

本発明は、皮膚に貼付することにより皮膚老化防止効果を有し、使用感にも優れた皮膚貼付剤組成物に関する。本発明の皮膚貼付剤組成物は、小じわ改善用の皮膚治療用シート、しみ改善用の治療シートなどとして適用されるものである。
健全な皮膚は十分な水分を含み、潤いと張りのある外観を持っている。加齢、紫外線、ストレスなどにより、シワやシミなどの皮膚老化を生じることになる。従来、シワを改善・防止する化粧水、クリーム、乳液、貼付剤などの皮膚外用組成物が種々提案されている。それら従来の組成物は、グリセリン、プロピレングリコール、ソルビトール等の多価アルコール類;アミノ酸、ピロリドンカルボン酸ナトリウム等のNMF(natural moisturizing factor)成分;ヒアルロン酸、コラーゲン、ムコ多糖類、コンドロイチン硫酸等の水溶性高分子;乳酸、グリコール酸等のα−ヒドロキシ酸;およびレチノイン酸などの有効成分が配合されている。
粘着性を有する含水性膏体が支持体と積層されている含水性貼付剤は、保湿効果の持続性が高く、有効成分が皮膚表面に滞留することによってシワ、シミ改善効果向上を期待した皮膚貼付剤組成物が提案されている。しかし、剥離すると皮膚上から水分が蒸散するため、保湿効果のみでは改善効果の持続時間として十分ではなく、有効成分が含水性膏体に包含されるため有効成分の経皮吸収量が低いといった課題がある。
フコキサンチンはエラスターゼ、ヒアルロニターゼ、チロシナーゼなどの阻害活性を有する美肌効果が知られている。
かかるフコキサンチンを含有する皮膚外用剤組成物として、フコキサンチンを含有する海藻類及び/又は褐藻類の抽出物を有効成分とすることを特徴とする美肌用組成物(特許文献1:特開2008−291004号公報)、フコキサンチンと、アーモンド及び/又はペパーミントを含有してなる細胞賦活剤及び皮膚外用剤(特許文献2:特開2011−148742号公報)などが提案されている。
しかしながら、フコキサンチンはカロテノイドの特徴である独特の色調を有するため、シワ、シミ改善に効果を発現するため十分な量を化粧料に配合すると、皮膚へ色移りする問題があり、色移りが生じない量を化粧料に配合するとシワ、シミ改善効果として満足できるものではなかった。
特開2008−291004号公報 特開2011−148742号公報
本発明は、皮膚への色移りがなくシワ、シミに対して著しい効果を発揮する皮膚貼付剤を提供することを課題とする。
本発明者らは、フコキサンチンを配合した貼付剤について、シワ、シミ改善効果の研究を重ねた結果、驚くべきことに(A)フコキサンチンと、(B)アジピン酸ジイソプロピル及び/又はN−メチル−2−ピロリドンとを組み合わせることにより、皮膚への色移りがなくシワに対して著しい効果を発揮することを知見し、それに基づいて本発明を完成させた。
本発明は、上記知見に基づいてなされたものであり、下記構成を採用した皮膚貼付剤組成物を提供する。
[1].(A)フコキサンチンを含有し、さらに(B)アジピン酸ジイソプロピル及び/又はN−メチル−2−ピロリドンを含有する皮膚貼付剤組成物。
[2].(C)水を30質量%以上含む含水性貼付剤であることを特徴とする上記[1]に記載の皮膚貼付剤組成物。
本発明により、皮膚への色移りがなくシワに対して著しい効果を発揮する皮膚貼付剤組成物を提供できる。
本発明の(A)フコキサンチン(Acetic acid[(1S,3R)−3−hydroxy−4−[(3E,5E,7E,9E,11E,13E,15E)−18−[(1S,4S,6R)−4−hydroxy−2,2,6−trimethyl−7−oxabicyclo〔4.1.0〕heptan−1−yl]−3,7,12,16−tetramethyl−17−oxooctadeca−1,3,5,7,9,11,13,15−octaenylidene]−3,5,5−trimethylcyclohexyl]ester)は、非プロビタミンA類のカロテノイドの一種であり、以下の式で表されるとおり、アレン構造、エポキシドおよびヒドロキシル基を有している。フコキサンチンは1以上の水素原子に代えて置換基を有していてもよい(例えば、フコキサンチノールなど)。
フコキサンチンは、昆布、ひじき、ワカメなどの褐藻類に微量に含まれているが、本発明において用いられるフコキサンチンの取得方法に限定はない。例えば、上記褐藻類から抽出したフコキサンチン、化学合成など人工的な方法で合成したフコキサンチン、遺伝子組み換えにより得られるフコキサンチンのいずれを用いてもよい。またフコキサンチンの市販品を用いてもよい。フコキサンチンの市販品としては例えば、「フコキサンチン−5C(商品名)」(オリザ油化(株)製)などが挙げられる。更に、様々な取得方法で得られる2種以上のフコキサンチンを組み合わせて用いてもよい。
本発明のフコキサンチンの皮膚貼付剤組成物中の含有量は、本発明の効果を損なわない限り特に制限は無く、また適応される生体の年齢、状態などの種々の要因により適宜変えることができる。しかし、目的の効果を得る含有量としては、0.0005質量%〜10 質量%であり、0.005質量%〜5質量%が好ましく、0.05質量%〜 1質量%がより好ましい。前記(A)成分の含有量が、0.0005質量%未満となるとシワ改善効果が得られなくなる場合がり、10質量%を超えると、貼付剤基剤との均一混和性の面で製剤化が困難になる場合がある。
本発明の(B)アジピン酸ジイソプロピル、及び/又はN−メチル−2−ピロリドンは、前記(A)成分の経皮吸収促進の目的で配合される
前記(B)成分の入手方法としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、合成する方法、市販品を用いる方法などが挙げられる。
前記市販品の具体例として例えば、アジピン酸ジイソプロピル「NIKKOL DID(商品名)」(日本サーファクタント工業(株)製)、N−メチル−2−ピロリドン「ファーマソルブ(商品名)」(アイ・エス・ピー・ジャパン(株)製)などが挙げられる。
前記(B)成分の含有量としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、目的の効果を得る含有量としては、0.1質量%〜20質量%であり、0.5 質量%〜15質量%が好ましく、1質量%〜10質量%がより好ましい。前記(B)成分の含有量が、0.1質量%未満となるとフコキサンチンの経皮吸収性が低くなりシワ改善効果が得られなくなる場合がり、20質量%を超えると粘着性能が劣る場合がある。
本発明の皮膚貼付剤組成物に含まれる(A)フコキサンチンを含有し、さらに(B)アジピン酸ジイソプロピル及び/又はN−メチル−2−ピロリドン以外の成分は、本発明の目的を損なわない限り特に限定されないが、皮膚刺激性の点から(C)水を含有する含水性貼付剤であることが好ましい。含水量は30質量%〜90質量%、好ましくは40質量%〜85質量%、さらに好ましくは55質量%〜80質量%である。含水量が30質量%未満となると、十分な粘着性能が得られなくなる場合がり、90質量%を超えると、基剤の保形成が保てなくなったり、支持体への裏抜け等が生じたりする場合がある。
本発明では、通常皮膚貼付剤に用いられる原料、例えば油分、界面活性剤、アルコール類、保湿剤、キレート剤、pH調整剤、紫外線吸収・散乱剤、アミノ酸類、薬理活性物質、水性粘着基剤、架橋剤、硬化調整剤、水溶性高分子物質、無機粉体、防腐剤、香料、色素などを配合可能である。
油分としては、ヒマシ油、オリーブ油、カカオ油、パーム油、椿油、ヤシ油、木ロウ、ホホバ油、グレープシード油、アボガド油等の植物油脂類;ミンク油、卵黄油等の動物油脂類;ミツロウ、鯨ロウ、ラノリン、カルナウバロウ、キャンデリラロウ等のロウ類;流動パラフィン、スクワラン、マイクロクリスタリンワックス、セレシンワックス、パラフィンワックス、ワセリン等の炭化水素類;ラウリン酸、ミリスチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、イソステアリン酸、ベヘニン酸等の天然および合成脂肪酸類;セタノール、ステアリルアルコール、ヘキシルデカノール、オクチルドデカノール、ラウリルアルコール等の天然および合成高級アルコール類;ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、ミリスチン酸オクチルドデシル、オレイン酸オクチルドデシル、コレステロールオレート等のエステル類を例示することができる。
界面活性剤としては、アクリル酸メチル・アクリル酸−2−エチルヘキシル共重合樹脂エマルジョン、N−アシル−L−グルタミン酸ナトリウム、アトモス300(商品名:花王社製)、アマコールCAB、アリルグリシジルエーテル、エチレングリコールモノメチルエーテル、エマミンD500B(商品名:共栄社油脂化学工業社製)、エマレックスAC−10(商品名:日本エマルジョン社製)、塩化セチルピリジニウム、塩化ベンザルコニウム、塩酸アルキルジアミノエチルグリシン液、オイムルギンC1000、カリ石ケン、高度精製卵黄レシチン、サニマル234NS(商品名:日本乳化剤社製)、サニマル235(同)、サニマル250−C(同)、サニマル250C(75)(同)、サニマル258B2(同)、サニマル258BA(同)、サニマル258BA2(同)、サニマル258N(同)、サニマル265(同)、サニマル451−KT(同)、サニマル55−HX(同)、サニマル55−LX(同)、サニマルDVP(同)、サニマルK−51(同)、サニマルK−51(75)(同)、サニマルPCS(同)、サニマルSN−155(同)、サニマルST−451(同)、サラシミツロウ、ジイソプロパノールアミン、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、ジオクチルソジウムスルホサクシネート、自己乳化型モノステアリン酸グリセリン、ジステアリン酸ポリエチレングリコール、ジセチルリン酸、ジブナートナトリウム、ショ糖脂肪酸エステル、親油型モノオレイン酸グリセリン、親油型モノステアリン酸グリセリン、水素添加大豆リン脂質、水素添加ラノリンアルコール、ステアリン酸、ステアリン酸カリウム、ステアリン酸ナトリウム、ステアリン酸ポリオキシル40、精製大豆レシチン、精製ラノリン、精製卵黄レシチン、セスキオレイン酸ソルビタン、セチル硫酸ナトリウム、ソルポール200(商品名:東邦化学工業社製)、ソルポール2242(同)、ソルポール2539A(同)、ソルポール2500A(同)、ソルポール2540A(同)、ソルポール2676−S(同)、ソルポール2720(同)、ソルポール2721(同)、ソルポール2850A(同)、ソルポール2852(同)、ソルポール2942−S(同)、ソルポール2944−S(同)、ソルポール3006−K(同)、ソルポール3006A(同)、ソルポール3006DB(同)、ソルポール3008−K(同)、ソルポール3008A(同)、ソルポール3080(同)、ソルポール3269(同)、ソルポール50(同)、ソルポール900A(同)、ソルポール900B(同)、ソルポールAC−2357A(同)、ソルポールAC−2411A(同)、ソルポールAC−2721A(同)、ソルポールAE102(同)、ソルポールM2242(同)、ソルポールSM−100P(同)、ソルポールSM−100S(同)、ソルポールSM−200(同)、ソルポールTM2(同)、大豆レシチン、テトラオレイン酸ポリオキシエチレンソルビット、デヒムルスE、ドデシルベンゼンスルホン酸、トリイソステアリン酸ポリオキシエチレングリセリル、トリイソステアリン酸ポリオキシエチレングリセリン(3E.O.)、トリエタノールアミン、トリオレイン酸ソルビタン、トリオレイン酸ポリオキシエチレンソルビタン(20E.O.)、トリステアリン酸ソルビタン、ニッコールPBC−14(商品名:日本サーファクタント工業社製)、ニッコールワックス220(同)、乳化剤AC2338A(商品名:東邦化学工業社製)、ニューカルゲン1015(商品名:竹本油脂社製)、ニューカルゲン1015−P(同)、ニューカルゲン1066K(同)、ニューカルゲン1070(同)、ニューカルゲン1071(同)、ニューカルゲン1500TE1(同)、ニューカルゲン1585TE1(同)、ニューカルゲン1616−D1(同)、ニューカルゲン1616−D6(同)、ニューカルゲン1616M(同)、ニューカルゲン165(同)、ニューカルゲン185−K4(同)、ニューカルゲン1880SB(同)、ニューカルゲン204(同)、ニューカルゲン2119−K(同)、ニューカルゲンCP−120(同)、ニューカルゲンEP3(同)、ニューカルゲンKH−13(同)、ニューカルゲンKH−15(同)、ニューカルゲンKH−20M(同)、ニューカルゲンKH−25(同)、ニューカルゲンKL−13(同)、ニューカルゲンKL−20M(同)、ニューカルゲンKL−26(同)、ニューコールNN15(商品名:日本乳化剤社製)、ニューポールLB−65(商品名:三洋化成工業社製)、ハイマール212(商品名:松本油脂製薬社製)、ハイマルCX−8C(商品名:松本油脂製薬社製)、ハイマルPS−90A(同)、非イオン性自己乳化型ワックス、プロピレングリコール脂肪酸エステル、ペクチン、ポリオキシエチレン(20)ポリオキシプロピレン(4)セチルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンオクチルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンオレイルエーテル、ポリオキシエチレンオレイルエーテルリン酸ナトリウム、ポリオキシエチレンステアリルエーテル、ポリオキシエチレンセチルエーテルリン酸、ポリオキシエチレンセチルエーテル、ポリオキシエチレンセチルエーテルリン酸ナトリウム(5E.O.)、ポリオキシエチレンソルビットミツロウ、ポリオキシエチレンソルビットミツロウ(6E.O.)、ポリオキシエチレンヒマシ油、ポリオキシエチレンベヘニルエーテル、ポリオキシエチレンベヘニルエーテル(20E.O.)、ポリオキシエチレン(160)ポリオキシプロピレン(30)グリコール、ポリオキシエチレンラウリルエーテル、ポリオキシエチレンラノリン、ポリソルベート40、ポリソルベート60、ポリソルベート65、ポリソルベート80、α−モノイソステアリルグリセリルエーテル、モノオレイン酸ソルビタン、モノオレイン酸ポリエチレングリコール、モノオレイン酸ポリオキシエチレンソルビタン(6E.O.)、モノステアリン酸エチレングリコール、モノステアリン酸グリセリン、モノステアリン酸ソルビタン、モノステアリン酸プロピレングリコール、モノステアリン酸ポリエチレングリコール、モノステアリン酸ポリオキシエチレングリセリン、モノステアリン酸ポリオキシエチレンソルビタン(6E.O.)、モノパルミチン酸ソルビタン、モノラウリン酸ポリエチレングリコール(10E.O.)モノラウリン酸ポリオキシエチレンソルビタン(20E.O.)、薬用石ケン、ヤシ脂肪酸、ヤシ脂肪酸ジエタノールアミド、N−ラウロイル−L−グルタミン酸ナトリウム、ラウロマクロゴール、ラウロマクロゴール(6E.O.)、ラウロマクロゴール(9E.O.)、卵黄リン脂質、デカグリセリン脂肪酸エステル、ペンタエリスリトル脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンフィトスタノール、ポリオキシエチレンラノリンアルコール・ミツロウ誘導体、ポリオキシエチレンアルキルアミン・脂肪酸アミド、ポリオキシエチレンアルキルフェニルホルムアルデヒド縮合物、アルキル硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩、N−アシルアミノ酸とその塩、N−アシルメチルタウリン塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル酢酸塩、アルキルスルホカルボン酸塩、α−オレフィンスルホン酸塩、アルキルリン酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸塩、アルキルアンモニウム塩、アルキルベンジルアンモニウム塩、酢酸ベタイン、イミダゾリウムベタイン、レシチン、脂肪酸エステル、多価アルコール脂肪酸エステル、アルキルグリセリエーテルと脂肪酸エステル、ビタミン誘導体、グリチルリチン酸、グリチルレチン酸とその誘導体などを添加し得る。
アルコール類としては、エタノール、イソプロピルアルコール等の低級アルコール類;ラウリルアルコール、ミリスチルアルコール、セチルアルコール、セトステアリルアルコール、ステアリルアルコール、イソステアリルアルコール、オレイルアルコール、ベヘニルアルコール等の高級アルコールを例示することができる。
保湿剤としては、グリセリン、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、ソルビトール、ポリグリセリン、ポリエチレングリコール、ジプロピレングリコール等の多価アルコール類;アミノ酸、ピロリドンカルボン酸ナトリウム等のNMF成分;ヒアルロン酸、コラーゲン、ムコ多糖類、コンドロイチン硫酸等の水溶性高分子物質等を例示することができる。
キレート剤としては、エデト酸二ナトリウム、エチレンジアミン四酢酸とその塩類、ピロリン酸とその塩類、ヘキサメタリン酸とその塩類、グルコン酸とその塩類等;pH調整剤としては、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、トリエタノールアミン、アンモニア水、ホウ酸、ホウ砂、リン酸水素カリウム等をそれぞれ例示することができる。
紫外線吸収・散乱剤としては、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、オクチルジメチルパラアミノベンゾエート、エチルヘキシルパラメトキシサイナメート、酸化チタン、カオリン、タルク等を例示することができる。
アミノ酸類としては、グリシン、アラニン、バリン、ロイシン、イソロイシン、フェニルアラニン、トリプトファン、シスチン、システィン、メチオニン、プロリン、ヒドロキシプロリン、アスパラギン酸、グルタミン酸、アルギニン、ヒスチジン、リジンおよびその誘導体等を例示することができる。
本発明の皮膚貼付剤組成物に用いられる薬理活性物質としては、例えば、抗生物質、化学療法剤、静菌・殺菌・消毒剤、非ステロイド系抗炎症剤、ステロイド系抗炎症剤、制ガン剤、向精神薬、局所麻酔剤、抗パーキンソン病剤、性ホルモン剤、抗発汗剤、抗アレルギー剤、抗不整脈剤、抗高血圧剤、血管拡張剤、血管補強剤、筋弛緩剤、制吐剤、乾癬治療剤、皮膚軟化剤、皮膚緩和剤、プロスタグランジン類、脂溶性ビタミン類、酵素類、ペプチドホルモン類、糖尿病治療剤、多糖類、植物抽出エキス及び精油類、殺虫剤、防虫剤、染色剤、農薬などが挙げられる。
本発明の皮膚貼付剤組成物は、水性粘着基剤として、ポリアクリル酸、その塩またはその部分中和物と架橋剤を含む架橋体を使用すると好適である。
ポリアクリル酸、その塩又はその部分中和物は1種単独で又は2種以上を適宜組み合わせて用いることができる。ポリアクリル酸としてはいずれのものでも使用でき、その分子量及び直鎖状、分岐鎖状等の形状には特に制限はないが、重量平均分子量1万〜1000万のものを用いることが好ましい。特に、使用感が向上する点から、重量平均分子量1万〜50万未満、50万〜200万未満、200万〜700万のポリアクリル酸及びその塩を2種以上組み合わせると好適である。なお、通常のアクリル酸を重合して得られた重合体のほか、カルボキシビニルポリマー、例えば、カーボポール(商品名:日本サーファクタント工業(株)製)、ジュンロンPW−110(商品名:東亞合成(株)製、粘度8000〜20000mPa・s(0.2質量%水溶液、25℃))等のアクリル酸重合体を一部架橋したものも好適に使用し得る。
本発明において、重量平均分子量は、標準物質としてポリエチレンオキサイドを用い、GPC(ゲル・パーミエーション・クロマトグラフィー)法によって測定することができる。
ポリアクリル酸塩としては、ポリアクリル酸ナトリウム、ポリアクリル酸カリウム等のポリアクリル酸の一価金属塩、ポリアクリル酸モノエタノールアミン、ポリアクリル酸ジエタノールアミン、ポリアクリル酸トリエタノールアミン等のポリアクリル酸のアミン塩、ポリアクリル酸のアンモニウム塩等が挙げられる。ポリアクリル酸とポリアクリル酸塩とを組み合わせて使用する場合、これらの配合比(質量比)は、ポリアクリル酸:ポリアクリル酸塩が1:10〜10:1が好ましく、1:9〜9:1がより好ましい。
また、ポリアクリル酸を部分中和してポリアクリル酸塩が上記比率になるようにしたものを用いてもよい。ポリアクリル酸部分中和物を使用する場合、中和度が10〜50モル質量%が好ましい。
ポリアクリル酸としてジュリマーAC−108H(東亞合成(株)製、13.3質量%水溶液、重量平均分子量は130万)、ポリアクリル酸ナトリウムとして、アロンビスSX(東亞合成(株)製、重量平均分子量は400万〜500万)、ポリアクリル酸部分中和物としてアロンビスAH−106X(東亞合成(株)製、重量平均分子量は400万〜500万、中和度40モル%)、アロンビスAH−105X(東亞合成(株)製、重量平均分子量は400万〜500万、中和度50モル%)等が挙げられる。
含有量は、皮膚貼付剤組成物中0.1質量%〜20質量%が好ましく、0.5質量%〜10質量%がより好ましく、1質量%〜8質量%がさらに好ましい。含有量が0.1質量%未満となると粘着力が不足する場合があり、20質量%を超えると粘度が高くなり、製造時の作業性に問題が生じるおそれがある。
ポリアクリル酸、その塩又はその部分中和物と、架橋剤として多価金属塩とを併用することにより架橋体となる。
多価金属塩としては、例えば、カリウムミョウバン、アンモニウムミョウバン、鉄ミョウバン等のミョウバン類;水酸化アルミニウム、硫酸アルミニウム、塩化アルミニウム、ジヒドロキシアルミニウムアミノアセテート、酢酸アルミニウム、ケイ酸アルミニウム、メタケイ酸アルミニウム、水酸化カルシウム、炭酸カルシウム、硫酸カルシウム、硝酸カルシウム、塩化カルシウム、酢酸カルシウム、リン酸カルシウム、水酸化マグネシウム、炭酸マグネシウム、硫酸マグネシウム、酢酸マグネシウム、ケイ酸マグネシウム、水酸化アルミナマグネシウム、メタケイ酸アルミン酸マグネシウム、ケイ酸アルミン酸マグネシウム、合成ヒドロタルサイト、これら金属を含む複塩等の水可溶性化合物、水難溶性化合物等が挙げられる。また、アルミニウム、マグネシウムを含む制酸剤も多価金属塩として配合し得る。この中でも、合成ヒドロタルサイト、ジヒドロキシアルミニウムアミノアセテート、メタケイ酸アルミン酸マグネシウム、ケイ酸アルミン酸マグネシウム、水酸化アルミニウムが好ましい。
多価金属塩は1種単独で又は2種以上を適宜組み合わせて用いることができ、その含有量は、ゲル形成の点から皮膚貼付剤組成物中0.01質量%〜2.5質量%が好ましく、0.05質量%〜1.0質量%がより好ましい。2.5質量%を超えると粘着剤の粘着力が不足するおそれがある。
上記水性粘着基剤には、ポリアクリル酸、その塩またはその部分中和物と架橋剤に加え硬化調整剤を適宜組み合わせて、通常量を配合することができる。
硬化調整剤としては、その種類は特に制限されず、従来、皮膚貼付剤に使用されているものを使用することができ、このような硬化調整剤として、例えば、クエン酸、リンゴ酸、酒石酸、エデト酸二ナトリウム(EDTA−2Na)、メタリン酸ナトリウム等が挙げられ、これらは1種単独で又は2種以上を適宜組み合わせて使用することができる。硬化調整剤の配合量は、適宜選定することができるが、通常、皮膚貼付剤組成物中0.001〜5質量%が好適である。含有量が0.01質量%未満となると配合による効果が十分に得られないおそれがあり、5質量%を超えると硬化速度を調整することが困難となるおそれがある。
水溶性高分子化合物としては、その種類は特に制限されず、従来皮膚貼付剤に使用されているものを配合することができ、このような水溶性高子化合物として、例えば、ゼラチン、カルボキシメチルセルロース及びそのナトリウム塩、カリウム塩、アルギン酸ナトリウム、ポリビニルアルコール、無水マレイン酸共重合体、カルボキシメチルスターチナトリウム、カルボキシル基を有する天然ゴム等を挙げることができ、これらは1種単独で又は2種以上を適宜組み合わせて使用することができる。なお、ポリアクリル酸及びポリアクリル酸塩以外の多価金属塩で架橋する水溶性高分子化合物を使用する場合、その含有量はポリアクリル酸及びポリアクリル酸塩を使用する場合と同程度とすると好適である。
無機粉体としては、その種類は特に制限されず、従来皮膚貼付剤に使用されているものを配合することができ、このような無機粉体として、例えばカオリン、ベントナイト、モンモリロナイト、酸化亜鉛、酸化チタン、無水ケイ酸等が挙げられ、これらは1種を単独で又は2種以上を適宜組み合わせて使用することができる。無機粉体の配合量は、適宜選定することができるが、通常、皮膚貼付剤組成物中1質量%〜10%質量程度、更に好ましくは4質量%〜6質量%が好適である。含有量が1質量%未満となると粘着剤の保型性が悪くなり、裏ジミを生ずる場合があり、10質量%を超えると展延ができなくなる程粘度が高くなる場合がある。
防腐剤としては、アミノエチルスルホン酸、安息香酸、安息香酸ナトリウム、安息香酸ベンジル、アンソッコウ、液状フェノール、エタノール、エデト酸ナトリウム、塩化セチルピリジニウム、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、乾燥硫酸ナトリウム、dl−カンフル、強力サンプレザーN(商品名:三栄源エフ.エフ.アイ.社製)、クエン酸ナトリウム、クロロクレゾール、クロロブタノール、ゲンチジン酸エタノールアミド、サリチル酸、サリチル酸ナトリウム、ジブチルヒドロキシトルエン、2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェノール、セイセプト(商品名:成和化成社製)、ソルビン酸、ソルビン酸カリウム、チモール、デヒドロ酢酸、デヒドロ酢酸ナトリウム、2−ナフトール、ヒノキチオール、パラオキシ安息香酸イソブチル、パラオキシ安息香酸イソプロピル、パラオキシ安息香酸エチル、パラオキシ安息香酸ブチル、パラオキシ安息香酸プロピル、パラオキシ安息香酸メチル、パラホルムアルデヒド、フェニルエチルアルコール、フェノール、プロキセルGXL(商品名:ゼネカ社製)、ベンジルアルコール、ホウ酸、ホウ砂、d−ボルネオール、l−メントール、ユーカリ油、硫酸オキシキノリン、イソプロピルメチルフェノール、ウンデシレン酸モノエタノールアミド、塩化ジステアリルジメチルアンモニウム、塩化ステアリルジメチルベンジルアンモニウム、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩酸アルキルジアミノエチルグリシン液、塩酸(グルコン酸)クロルヘキシジン、オルトフェニルフェノール、クレゾール、クロラミンT、クロルキシレノール、クロルフェネシン、臭化アルキルイソキノリニウム液、臭化ドミフェン、チアントール、トリクロロカルバニリド、パラクロルフェノール、ハロカルバン、2−(2−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、ヘキサクロロフェン、レゾルシン、フェノキシエタノールなどを添加し得る。これらは1種単独で又は2種以上を適宜組み合わせて使用することができる。防腐剤の配合量は、適宜選定することができるが、通常、皮膚貼付剤組成物中0.1質量%〜1質量%程度が好適である。含有量が0.1質量%未満となると十分な防腐力が発揮されず、1質量%を超えると皮膚刺激性が現れる場合がある。
香料としては、その種類は特に限定されず、従来、皮膚貼付剤に使用されているものを配合することができ、このような香料として、例えばアニス、アンジェリカ、安息香、イモーテル、カモミール、ガーリック、カルダモン、ガルバナム、キャラウェイ、キャロットシード、グアアックウッド、グレープフルーツ、サイプレス、サンダルウッド、シダーウッド、ジュニパー、スターアニス、セージ、ゼラニウム、セロリ、タイム、タラゴン、テレビン、トウヒ、乳香、バイオレット、パイン、パセリ、バーチ、パチュリー、バラ、ヒソップ、フェンネル、ブラックペッパー、ボダイジュ花、没薬、ヤロウ、レモン、レモングラス、ローズマリー、ローレル、シモツケギク、モモ、ヤグルマギク、ユーカリ、ユズ、ラベンダー等のハーブ系精油類またはエキス類、その他低級アルコール類、アルデヒド類などが挙げられ、これらは1種単独で又は2種以上を適宜組み合わせて使用することができる。香料の配合量は、適宜選定することができるが、通常、皮膚貼付剤組成物中0.0001質量%〜1質量%程度が好適である。含有量が0.0001質量%未満となると配合による効果が十分に得られず、10質量%を超えると皮膚刺激を発生する場合がある。
色素としては、その種類は特に限定されず、従来、皮膚貼付剤に使用されているものを配合することができ、このような色素として、例えば赤色2号、赤色3号、赤色102号、赤色104号、赤色105号、赤色106号、赤色201号、赤色202号、赤色203号、赤色204号、赤色205号、赤色206号、赤色207号、赤色208号、赤色213号、赤色214号、赤色215号、赤色218号、赤色219号、赤色220号、赤色221号、赤色223号、赤色225号、赤色226号、赤色227号、赤色228号、赤色230号の(1)、赤色230号の(2)、赤色231号、赤色232号、赤色401号、赤色404号、赤色405号、赤色501号、赤色502号、赤色503号、赤色504号、赤色505号、赤色506号、黄色4号、黄色5号、黄色201号、黄色202号の(1)、黄色202号の(2)、黄色203号、黄色204号、黄色205号、黄色401号、黄色402号、黄色403号の(1)、黄色404号、黄色405号、黄色406号、黄色407号、緑色3号、緑色201号、緑色202号、緑色204号、緑色205号、緑色401号、緑色402号、青色1号、青色2号、青色201号、青色202号、青色203号、青色204号、青色205号、青色403号、青色404号、橙色201号、橙色203号、橙色204号、橙色205号、橙色206号、橙色207号、橙色401号、橙色402号、橙色403号、褐色201号、紫色201号、紫色401号、黒色401号などが挙げられ、これらは1種単独で又は2種以上を適宜組み合わせて使用することができる。色素の配合量は、適宜選択することができるが、通常、皮膚貼付剤組成物中0.00005質量%〜0.1質量%、特に0.0001質量%〜0.01質量%程度が好適であり、皮膚貼付剤組成物に色彩を付与し、見た目の心地良さ等の嗜好性を高めることができる。含有量が0.00005質量%未満となると配合による効果が十分に得られず、0.1質量%を超えると色調が強くなりすぎる場合がある。なお、色素を添付剤組成物に配合する場合、組成物を展延した際に色素の濃淡や斑点が生じないように、色素を水、油脂、アルコール等に溶かした後に、他成分と練合することが好ましい。
以下に実施例を用いて本発明をさらに詳しく説明するが、本発明はこれら実施例に限定
されるものではない。
(実施例1〜6)
表1に示す組成で、組成物を調製した。各成分を混合し、ペースト状になるまでニーダーで十分混合し、貼付剤組成物とした。得られた貼付剤をポリエステル不織布上に10g/140cmになるように均一に塗布して、ポリエチレンフィルムを施し、貼付剤を調製した。フコキサンチンはオリザ油化株式会社製のフコキサンチン-5C(フコキサンチン含有量5%)を使用した。
(比較例1)
アジピン酸ジイソプロピルを未配合(配合せず)とした以外は、実施例1と同様にして貼付剤を調製した。なお、未配合減量分は精製水でバランスさせた。
(比較例2)
アジピン酸ジイソプロピルをセバシン酸ジエチルに変更した以外は、実施例1と同様にして貼付剤を調製した。
(比較例3)
表2で示す組成の油相部と水相部を70℃でそれぞれ混合溶解し、油相部と水相部を均一に乳化してクリームを調製した。フコキサンチンはオリザ油化株式会社製のフコキサンチン-5C(フコキサンチン含有量5%)を使用した。
(経皮吸収性試験)
ヘアレスマウス皮膚(7週令雄背部、日本SLCより購入)を用いて、経皮吸収性試験を行った。フランツセルに前述皮膚をたるみがないように張り、レシーバー液にはPBS(pH7.4)を満たした。貼付剤はフランツセルの大きさに合わせて4.9cm2に切り取り、皮膚の角層側に貼り付けた。クリームは貼付剤の組成物量とあわせて340mgを皮膚の角層側に塗布した。温度25℃、湿度50%に設定した室内にフランツセルを置き、フランツセル全体を32℃の温水で温め、24時間後に皮膚を回収した。回収した皮膚はPBSで表面を3回洗浄した後、1.4cm2を切り取り、アセトニトリル1mLを加えてホモジナイザーを用いてホモジナイズした。その後、12,000rpmで5分間遠心分離を行い、上清を得た。これをサンプルとしてHPLCを行い、皮膚中に吸収されたフコキサンチンの量を算出した。下表に示すとおり、アジピン酸ジイソプロピル、N-メチル-2-ピロリドンを含有した貼付剤ではフコキサンチンの皮膚への移行性が格段に向上した。
なお、HPLCで検出できない0.1ppm未満は検出限界以下とした。
(シワ・シミ試験)
実施例1で調製した貼付剤および比較例3で調製したクリームを用いて、ヒトでシワ・シミの改善効果を検討した。40歳から59歳成人男女8名に対して、就寝時に貼付剤(実施例1)を目尻に貼付、別の40歳から59歳成人男女7名に対して、就寝時にクリーム(比較例3)を目尻に塗布した。2週間の使用の前後でシワの程度を目視および写真で評価した。
(シワ評価)
日本香粧品学会の「抗シワ製品評価ガイドライン」に従って、8段階(0:シワなし
−7:深いシワ)でスコアリングした。
(シミ評価)
目尻のしみの程度をロボスキンアナライザー(株式会社インフォワード、色素沈着Lv2.)を用いて評価した。値はシミの程度を数値で表すもので、値が大きいほど色素沈着(=シミ)が多いことを示す。使用後‐使用前の値が、-20〜20を不変とし、-20以下を改善、20以上を悪化とした。
シワ、シミともに、使用前後の数値を比較することで改善効果を検討した。表4に示すように、実施例1では8人中4名でシワ改善、5名でシミ改善効果が認められた。また、比較例3では、7名中4名でシワ改善効果、4名でシミ改善効果が認められた。以上から、フコキサンチンの皮膚への移行が確認された組成物では、どちらもシワ、シミ改善効果が認められた。
(色移り試験)
比較例3のクリームと、実施例1の貼付剤を用いて、皮膚への使用性(色移り)を下記方法で評価した。
(使用性評価方法)
左前腕内側部に比較例3のクリームを0.3g塗布し、右前腕内側部に実施例1および実施例2の貼付剤を貼付した。30分後に右前腕の貼付剤を剥離し、左右の製剤塗布部の色の程度を以下の5段階で評価した。評価は40歳から59歳成人男女10名で行った。
色移りが
・ 気になる
・ やや気になる
・ どちらでもない
・ やや気にならない
・ 気にならない
表5から明らかなように、本発明の貼付剤では、フコキサンチンの色移りが改善された。
実施例3〜6も、実施例1と同様、皮膚への色移りがなく、シワ、シミ改善効果が得られた。
本発明によれば、皮膚への色移りがなくシワ、シミに対して著しい効果を発揮する皮膚貼付剤を提供することができる。

Claims (2)

  1. (A)フコキサンチンを含有し、さらに(B)アジピン酸ジイソプロピル及び/又はN−メチル−2−ピロリドンを含有する皮膚貼付剤組成物。
  2. (C)水を30質量%以上含む含水性貼付剤であることを特徴とする請求項1に記載の皮膚貼付剤組成物。
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