本発明の組成物および方法について説明する前に、記載される特定のプロセス、組成物、または方法は異なり得るため、本発明はこれらに限定されるものではないことを理解されたい。また、説明において使用される専門用語は、特定の形式または実施形態を説明することを目的としているに過ぎず、添付の特許請求の範囲によってのみ限定される本発明の範囲を限定することを意図するものではないことも理解されたい。別途規定されない限り、本明細書で使用される全ての技術用語および科学用語は、当業者によって一般的に理解されるものと同じ意味を有する。本明細書に記載されるものと同様のまたは均等ないずれの方法および材料が本発明の実施形態の実践または検査において使用されてもよいが、好ましい方法、デバイス、および材料を以下に記載する。本明細書に記述される全ての刊行物は、参照によりそれらの全体が本明細書に組み込まれる。本明細書に記載されるいかなるものも、先行発明の理由により、本発明がそのような開示に先行する資格がないと認めるものとして解釈されるべきではない。
また、本明細書で使用される場合、また添付の特許請求の範囲において、単数形「a」、「an」、および「the」は、文脈によって別途そうではないと明確に示されない限り、複数形の言及対象を含むことにも留意されたい。よって、例えば、「保存剤」への言及は、1つ以上の保存剤および当業者に既知のその均等物への言及等である。
本明細書で使用される場合、「約」と言う用語は、それが一緒に使用されている数の数値のプラスまたはマイナス10%を意味する。したがって、約50%とは、45%〜55%の範囲を意味する。
治療薬と併せて使用される場合、「投与すること」は、治療薬を標的組織中もしくは標的組織上に直接投与するか、または治療薬を対象に投与し、それによって治療薬が標的とする組織に好ましい影響を及ぼすことを意味する。よって、本明細書で使用される場合、「投与すること」という用語は、治療薬と併せて使用される場合、限定されないが、例えば、静脈内注射によって、対象に全身的に治療薬を提供し、それによって治療薬が標的組織に到達することを含むことができる。組成物または治療薬を投与することは、例えば、注射、経口投与、局所投与、または他の既知の技術と組み併せたこれらの方法によって達成されてもよい。そのような併用技術は、加熱、照射、超音波、および送達剤の使用を含んでもよい。好ましくは、投与することは自己投与であり、治療薬または組成物が、対象自身によって投与される。代替として、投与することは、介護者による対象への投与であってもよい。
治療薬と併せて使用される場合、「提供すること」は、治療薬を標的組織中もしくは標的組織上に直接投与するか、または治療薬を対象に投与し、それによって治療薬が標的とする組織に好ましい影響を及ぼすことを意味する。
本明細書で使用される場合、「動物」という用語は、限定されないが、ヒト、ならびに野生動物、ペット、および家畜等の非ヒト脊椎動物を含む。
本明細書で使用される場合、「患者」または「対象」という用語は、本明細書に記載される治療薬および/または組成物によって治療することができる望ましくない疾患または状態に苦しむ動物、特にヒトである。
「改善する」という用語は、本発明が提供、塗布、または投与される組織の特徴および/または物理的属性のいずれかを本発明が変化させるということを伝えるために使用される。「改善する」という用語はまた、病態と併せて使用されてもよく、病態が「改善された」ときに、その病態と関連する症状または物理的特徴が減少、低下、または排除される。
「阻害すること」という用語は、症状の発症を予防すること、症状を軽減すること、または疾病、状態、もしくは疾患を排除することを一般的に指す。
「任意選択的な」または「任意選択的に」とは、後に記載される事象もしくは状況が起こってもよいか、または起こらなくもよいことを意味し、その記載は、事象が起こった場合および起こらなかった場合を含む。
本明細書で使用される場合、「室温」とは、約20℃〜約25℃(68〜77°F)の室内温度を意味する。
本出願の明細書を通して、「一次」、「二次」、「第1の」、「第2の」等の種々の用語が使用される。これらの用語は、異なる要素を区別するために便利な語句であり、そのような用語は、異なる要素がどのように用いられ得るかを限定することを意図するものではない。
「薬学的に許容される」、「生理学的に容認される」、およびそれらの文法上の変形例は、それらが、組成物、担体、希釈物、および試薬、または製剤の他の成分に言及する場合、交換可能に使用されてもよく、材料が、それらのレシピエントが耐えられない程の発疹、灼熱感、刺激、またはその他の悪影響等の望ましくない生理学的影響を引き起こすことなく投与されることが可能であることを意味する。
本明細書で使用される場合、「美容的に許容される」という用語およびその文法上の変形例は、それらが、組成物、担体、希釈物、および試薬、または製剤の他の成分に言及する場合、使用される材料および最終組成物が刺激性ではないこと、またはさもなければ、患者一般に、とりわけ皮膚に有害ではなく、好ましくは、全体的な外観、pH、色、匂い、および質感(感触)の面で快適であり、かつ良好な耐容性を示し、それらが、例えば、許容不可能に粘性(べたつき)がなく、油っぽさがなく、または乾燥せず、それらが、伸ばし易く、許容される吸収速度で皮膚内に吸収され、概して保湿性であることを意味する。
「薬学的に許容される塩」は、酸添加塩および塩基添加塩の両方を含む。「薬学的に許容される酸添加塩」とは、遊離塩基の生物学的有効性および特性を保有し、例えば、塩酸、臭化水素酸、硫酸、硝酸、炭酸、リン酸等の無機酸を含む、塩を指す。有機酸は、ギ酸、酢酸、プロピオン酸、グリコール酸、グルコン酸、乳酸、ビルビン酸、シュウ酸、リンゴ酸、マレイン酸、マロン酸、コハク酸、フマル酸、酒石酸、クエン酸、アルパラギン酸、アスコルビン酸、グルタミン酸、アントラニル酸、安息香酸、桂皮酸、マンデリン酸、エンボン酸、フェニル酢酸、メタンスルホン酸、エタンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸、サリチル酸等の、脂肪族、脂環式、芳香族、芳香脂肪族(araliphatic)、複素環式、カルボン酸、およびスルホン酸クラスの有機酸から選択されてもよい。
本明細書で使用される場合、「治療薬」という用語は、対象の望ましくない状態または疾患を治療、撃退、寛解、予防、または改善するために用いられる薬剤を意味する。一部では、本発明の実施形態は、限定されないが、例えば、酒さに関連する丘疹、膿疱、瘤腫(皮膚の肥厚)、毛細血管拡張、または紅斑を含む酒さおよび酒さに関連する症状、他の皮膚紅斑、毛細血管拡張、紫斑等、ならびにそれらに関連する他の徴候;限定されないが、毛孔性角化症、顔面播種状粟粒性狼瘡、湿疹、皮膚炎(接触性皮膚炎、アトピー性皮膚炎、脂漏性皮膚炎、貨幣状湿疹、全身性剥離性皮膚炎、うっ血性皮膚炎、神経皮膚炎、慢性単純性苔癬、乾燥症および乾燥性皮膚炎、発汗障害および発汗性皮膚炎、皮脂欠乏性湿疹等)を含む他の皮膚の炎症状態、または過敏な皮膚もしくは上皮関門の障害によって特徴付けられる他の状態;きめの粗い、乾燥した、ひび割れた、または亀裂の入った皮膚によって特徴付けられる疾患、角皮症ならびに魚鱗癬および魚鱗癬様皮膚疾患等の角質増殖性皮膚によって特徴付けられる疾患;にきび、口囲皮膚炎、および偽髭毛嚢炎等の毛包ならびに皮脂腺の疾患;限定されないが、水晶様汗疹、紅色汗疹、深在性汗疹、膿疱性汗疹を含む、汗疹等の汗腺の疾患;日焼け、慢性化学放射線障害、多形皮膚萎縮症、放射線皮膚炎、光線性紫斑(「日光紫斑」);限定されないが、乾癬、薬疹、多形性紅斑、結節性紅斑、および環状肉芽腫を含む他の炎症性皮膚疾患、皮膚の反応、ならびに状態;サイズもしくは原因を問わない血管外漏出に起因する皮膚内における任意の血液貯留を含む、点状出血、斑状出血、紫斑等の出血または打撲、外科的もしくは処置時の外傷を含む任意の外傷を含み得る任意の皮膚損傷に起因する出血または打撲によって特徴付けられる疾患および状態;任意の原因に起因する感染、炎症性皮膚疾患、または炎症、あるいはそれらの組み合わせを含む、種々の皮膚の疾病、状態、もしくは疾患、またはそれらの症状の治療に関してもよい。一部、いくつかの実施形態は、保湿特性を有するクリーム製剤に関してもよい。
「治療的に有効な」または「有効な」と言う用語は、本明細書で使用される場合、交換可能に使用されてもよく、本発明の実施形態の治療組成物(例えば、オキシメタゾリンを含む組成物)の量を指す。例えば、組成物の治療的有効量は、組成物の量であり、とりわけ、一般的に所望の効果を達成するオキシメタゾリン等の有効成分の量である。
組成物の「治療的有効量」または「有効量」とは、所望の結果を達成するために必要なまたは十分な量である。本明細書に記載される実施形態によって企図される活性は、必要に応じて、医学的に治療効果のある治療、美容的に治療効果のある治療、および/または予防的な治療を含む。治療的および/または予防的な効果を得るために本発明に従って投与される化合物の具体的な用量は、当然のことながら、例えば、投与される化合物、投与経路、および治療される状態を含む、症例を取り巻く具体的な状況によって決定される。しかしながら、投与される有効量は、治療される状態、投与される化合物の選択、および選択される投与経路を含む関連する状況に照らして、医師または製造者または患者によって決定されてもよく、したがって、上記投与量の範囲は、決して本発明の範囲を限定することを意図するものではない。本明細書に記載される実施形態の化合物の治療的有効量は、典型的には、生理学的に容認される賦形剤組成物中において投与された場合に、所望の治療結果および臨床結果を達成するための効果的な全身濃度または組織中もしくは組織上の局所的濃度を達成するのに十分な量である。
本明細書において使用される場合、「治療する」、「治療された」、または「治療すること」という用語は、治療的処置、美容的処置、および/または予防措置もしくは防止措置を指し、その目的は、望ましくない生理学的な状態、疾患、もしくは疾病を予防することまたは遅延する(軽減する)こと、あるいは、有益なまたは望ましい臨床結果を得ることである。本発明の目的のために、有益なまたは所望の臨床結果は、限定されないが、症状の軽減;状態、疾患、または疾病の程度の減弱化;状態、疾患、または疾病の安定化(すなわち、悪化させないこと);状態、疾患、もしくは疾病の発症の遅延またはそれらの進行の減速;状態、疾患、または病態の寛解;および検出可能または検出不可能である(部分的もしくは完全な)緩解、あるいは状態、疾患、もしくは疾病の向上または改善を含む。治療は、過剰なレベルの副作用を伴うことなく、臨床的に有意な応答を誘発することを含む。
本明細書で使用される場合、「〜からなる」または「〜からなっている」という用語は、製剤が、特定の請求される実施形態または特許請求の範囲に具体的に列挙される要素、ステップ、または成分のみを含むことを意味する。
本明細書で使用される場合、「〜から本質的になっている」または「〜から本質的になる」という用語は、指定された状態(例えば、治療される特定の疾病に関連する紅斑または赤み)を治療する製剤または方法に含まれる医薬品有効成分のみが、特定の実施形態または請求項において具体的に列挙される治療薬であることを意味する。
一般的に述べて、「組織」という用語は、特定の機能の遂行において一体化された、同様に特殊な細胞の任意の集団を指す。
本明細書で使用される場合、「紅斑」という用語は、充血、皮膚およびその周辺構造の脈管構造のうっ血または脈管構造の拡張に起因する任意の皮膚の赤みを刺す。紅斑は、限定されないが、例えば、酒さに関連する丘疹、膿疱、瘤腫(皮膚の肥厚)、毛細血管拡張、または紅斑を含む酒さおよび酒さに関連する症状、他の皮膚紅斑、毛細血管拡張、紫斑等、ならびにそれらに関連する他の徴候;限定されないが、毛孔性角化症、顔面播種状粟粒性狼瘡、湿疹、皮膚炎(接触性皮膚炎、アトピー性皮膚炎、脂漏性皮膚炎、貨幣状湿疹、全身性剥離性皮膚炎、うっ血性皮膚炎、神経皮膚炎、慢性単純性苔癬、乾燥症および乾燥性皮膚炎、発汗障害および発汗性皮膚炎、皮脂欠乏性湿疹等)を含む他の皮膚の炎症状態、または過敏な皮膚もしくは上皮関門の障害によって特徴付けられる他の状態;きめの粗い、乾燥した、ひび割れた、または亀裂の入った皮膚によって特徴付けられる疾患、角皮症ならびに魚鱗癬および魚鱗癬様皮膚疾患等の角質増殖性皮膚によって特徴付けられる疾患;にきび、口囲皮膚炎、および偽髭毛嚢炎等の毛包ならびに皮脂腺の疾患;限定されないが、水晶様汗疹、紅色汗疹、深在性汗疹、膿疱性汗疹を含む、汗疹等の汗腺の疾患;日焼け、慢性化学放射線障害、多形皮膚萎縮症、放射線皮膚炎、光線性紫斑(「日光紫斑」);限定されないが、乾癬、薬疹、多形性紅斑、結節性紅斑、および環状肉芽腫を含む他の炎症性皮膚疾患、皮膚の反応、ならびに状態;サイズもしくは原因を問わない血管外漏出に起因する皮膚内の任意の血液貯留を含む、点状出血、斑状出血、紫斑等の出血または打撲、外科的もしくは処置時の外傷を含む任意の外傷を含み得る任意の皮膚損傷に起因する出血または打撲によって特徴付けられる疾患および状態;感染、炎症性皮膚疾患;任意の原因に起因する炎症、あるいはそれらの組み合わせを含む多くの皮膚の状態において起こり得る。
毛孔性角化症(KP)は、非常に一般的な遺伝による毛嚢の状態であり、皮膚にざらざらした隆起が現れることによって顕在化し、紅斑を伴う場合がある。顔面播種状粟粒性狼瘡(LMDF)は、顔面中央、特に、瞼の上および周辺の赤色〜黄色または黄褐色の丘疹によって特徴付けられる珍しい慢性皮膚疾患であり、紅斑を伴う場合がある。
本明細書で使用される場合、「紫斑」は、サイズまたは原因を問わない血管外漏出に起因する皮膚内における任意の血液貯留を指す。本明細書で使用される場合、「紫斑」は、「点状出血」(針先状の点)、「斑状出血」(より大きな斑状の(扁平な)パッチ)、および「紫斑」(より大きい点)と一般的に称される病状を指す。
紫斑は、一般に、血液が血管腔から出て周辺の皮膚または皮膚の周辺組織もしくは粘膜組織に入り込む出血である。この出血は、皮膚の真皮および/または皮下組織内に、初めは暗紫色/赤色の褪色として見え、分解して再吸収されると変色する血液の貯留を生じる。
具体的に、紫斑は、扁平である(斑状もしくは触知不能)かまたは隆起している(触知可能または丘疹)と特徴付けることができる。斑状紫斑の亜型の定義は:直径が4〜5ミリメートル(mm)未満の小さい紫斑として定義される点状出血、直径が4〜5mmより大きく1cm(センチメートル)未満であると定義される紫斑、および直径が1cmよりも大きいと定義される斑状出血を含む。サイズ分けは絶対的ではないが、有用な経験則であり、任意のある特定の状態において臨床的紫斑のサイズに幅があることが多い。
挫傷または斑状出血とも称される打撲は、毛細血管等の血管に損傷が起こり、周辺組織(複数可)に血液が浸出する等の、生体組織に対する傷害である。打撲は、通常、鈍的衝撃によって引き起こされ、その確率およびその重症度は、皮膚の菲薄化および弾性の消失に起因して、年齢と共に増加する。
本明細書に記載される特定の実施形態は、オキシメタゾリンの局所投与のために配合される薬学的組成物に関する。特定の実施形態において、薬学的組成物はクリームであってもよく、そのようなクリームは、任意の数および量の追加の構成成分を有してもよい。本発明の特定の実施形態は、約0.0075%〜約5%のオキシメタゾリンと、薬学的に許容される賦形剤とを含むクリーム製剤に関する。本発明のいくつかの実施形態は、約0.0075%〜約5%のオキシメタゾリンと、薬学的に許容される賦形剤とから本質的になるクリーム製剤に関する。本発明のいくつかの実施形態は、約0.0075%〜約5%のオキシメタゾリンと、薬学的に許容される賦形剤とからなるクリーム製剤に関する。そのような製剤は、例えば、酒さに関連する丘疹、膿疱、瘤腫(皮膚の肥厚)、毛細血管拡張、または紅斑を含む酒さおよび酒さに関連する症状、他の皮膚紅斑、毛細血管拡張、紫斑等、ならびにそれらに関連する他の徴候;限定されないが、毛孔性角化症、顔面播種状粟粒性狼瘡、湿疹、皮膚炎(接触性皮膚炎、アトピー性皮膚炎、脂漏性皮膚炎、貨幣状湿疹、全身性剥離性皮膚炎、うっ血性皮膚炎、神経皮膚炎、慢性単純性苔癬、乾燥症および乾燥性皮膚炎、発汗障害および発汗性皮膚炎、皮脂欠乏性湿疹等)を含む他の皮膚の炎症状態、または過敏な皮膚もしくは上皮関門の障害によって特徴付けられる他の状態;きめの粗い、乾燥した、ひび割れた、または亀裂の入った皮膚によって特徴付けられる疾患、角皮症ならびに魚鱗癬および魚鱗癬様皮膚疾患等の角質増殖性皮膚によって特徴付けられる疾患;にきび、口囲皮膚炎、および偽髭毛嚢炎等の毛包ならびに皮脂腺の疾患;限定されないが、水晶様汗疹、紅色汗疹、深在性汗疹、膿疱性汗疹を含む、汗疹等の汗腺の疾患;日焼け、慢性化学放射線障害、多形皮膚萎縮症、放射線皮膚炎、光線性紫斑(「日光紫斑」);限定されないが、乾癬、薬疹、多形性紅斑、結節性紅斑、および環状肉芽腫を含む他の炎症性皮膚疾患、皮膚の反応、ならびに状態;サイズもしくは原因を問わない血管外漏出に起因する皮膚内の任意の血液貯留を含む、点状出血、斑状出血、紫斑等の出血または打撲、外科的もしくは処置時の外傷を含む任意の外傷を含み得る任意の皮膚損傷に起因する出血または打撲によって特徴付けられる疾患および状態;任意の原因に起因する感染、炎症性皮膚疾患、炎症等を治療するために使用されてもよい。そのような製剤は、限定されないが、酒さに関連する丘疹、膿疱、他の炎症性病変、瘤腫(皮膚の肥厚)、毛細血管拡張、または紅斑、ならびに限定されないが、毛孔性角化症、顔面播種状粟粒性狼瘡、湿疹、皮膚炎(接触性皮膚炎、アトピー性皮膚炎、脂漏性皮膚炎、貨幣状湿疹、全身性剥離性皮膚炎、うっ血性皮膚炎、神経皮膚炎、慢性単純性苔癬、乾燥症および乾燥性皮膚炎、発汗障害および発汗性皮膚炎、皮脂欠乏性湿疹等)を含む他の皮膚の炎症状態、または過敏な皮膚もしくは上皮関門の障害によって特徴付けられる他の状態;きめの粗い、乾燥した、ひび割れた、または亀裂の入った皮膚によって特徴付けられる疾患;角皮症ならびに魚鱗癬および魚鱗癬様皮膚疾患等の角質増殖性皮膚によって特徴付けられる疾患;にきび、口囲皮膚炎、および偽髭毛嚢炎等の毛包ならびに皮脂腺の疾患;限定されないが、水晶様汗疹、紅色汗疹、深在性汗疹、膿疱性汗疹を含む、汗疹等の汗腺の疾患;日焼け、慢性化学放射線障害、多形皮膚萎縮症、放射線皮膚炎、光線性紫斑(「日光紫斑」);限定されないが、乾癬、薬疹、多形性紅斑、結節性紅斑、および環状肉芽腫を含む他の炎症性皮膚疾患、皮膚の反応、ならびに状態;サイズもしくは原因を問わない血管外漏出に起因する皮膚内の任意の血液貯留を含む、点状出血、斑状出血、紫斑等の出血または打撲、外科的もしくは処置時の外傷を含む任意の外傷を含み得る任意の皮膚損傷に起因する出血または打撲によって特徴付けられる疾患および状態;任意の原因に起因する感染、炎症性皮膚疾患、または炎症、そして皮膚の紅斑の増加によって特徴付けられる他の皮膚の状態等の症状を治療または予防するために使用されてもよい。そのような製剤はまた、血液が血管腔から出て周辺の皮膚または皮膚の周辺組織もしくは粘膜組織に入り込む出血である紫斑を治療または予防するためにも使用されてもよい。さらなる実施形態において、製剤は美容的に許容される。
さらなる実施形態は、治療的有効量のオキシメタゾリンを含むクリームを投与することを含む、酒さに関連する紅斑、赤み、または毛細血管拡張を治療する方法に関する。いくつかの実施形態は、治療的有効量のオキシメタゾリンを含むクリームを投与することを含む、酒さに関連する丘疹、膿疱、および他の炎症性病変を治療する方法に関する。いくつかの実施形態は、治療的有効量のオキシメタゾリンを含むクリームを投与することを含む、皮膚紅斑を治療する方法に関する。いくつかの実施形態は、治療的有効量のオキシメタゾリンを含むクリームを投与することを含む、紫斑を治療する方法に関する。いくつかの実施形態は、治療的有効量のオキシメタゾリンを含むクリームを投与することを含む、毛孔性角化症、顔面播種状粟粒性狼瘡等を治療することに関する。いくつかの実施形態は、酒さに関連する赤みまたは紅斑、皮膚紅斑、毛細血管拡張、紫斑等、およびそれらに関連する他の徴候;限定されないが、毛孔性角化症、顔面播種状粟粒性狼瘡、湿疹、皮膚炎(接触性皮膚炎、アトピー性皮膚炎、脂漏性皮膚炎、貨幣状湿疹、全身性剥離性皮膚炎、うっ血性皮膚炎、神経皮膚炎、慢性単純性苔癬、乾燥症および乾燥性皮膚炎、発汗障害および発汗性皮膚炎、皮脂欠乏性湿疹等)を含む他の皮膚の炎症状態、または過敏な皮膚もしくは上皮関門の障害によって特徴付けられる他の状態;きめの粗い、乾燥した、ひび割れた、または亀裂の入った皮膚によって特徴付けられる疾患、角皮症ならびに魚鱗癬および魚鱗癬様皮膚疾患等の角質増殖性皮膚によって特徴付けられる疾患;にきび、口囲皮膚炎、および偽髭毛嚢炎等の毛包ならびに皮脂腺の疾患;限定されないが、水晶様汗疹、紅色汗疹、深在性汗疹、膿疱性汗疹を含む、汗疹等の汗腺の疾患;日焼け、慢性化学放射線障害、多形皮膚萎縮症、放射線皮膚炎、光線性紫斑(「日光紫斑」);限定されないが、乾癬、薬疹、多形性紅斑、結節性紅斑、および環状肉芽腫を含む他の炎症性皮膚疾患、皮膚の反応、ならびに状態;サイズもしくは原因を問わない血管外漏出に起因する皮膚内の任意の血液貯留を含む、点状出血、斑状出血、紫斑等の出血または打撲、外科的もしくは処置時の外傷を含む任意の外傷を含み得る任意の皮膚損傷に起因する出血または打撲によって特徴付けられる疾患および状態;任意の原因に起因する感染、炎症性皮膚疾患、または炎症を治療する方法に関する。さらなる実施形態において、製剤は美容的に許容される。
本発明の特定の実施形態は、クリームの約0.0075重量%〜約5重量%の量のオキシメタゾリンと、薬学的に許容される賦形剤とを含むクリームを投与することを含む、酒さに関連する紅斑または赤みを治療する方法に関する。実施形態は、クリームの約0.0075重量%〜約5重量%の量のオキシメタゾリンと、薬学的に許容される賦形剤とを含むクリームを投与することを含む、酒さに関連する丘疹および膿疱を含む炎症性病変を治療する方法に関する。実施形態は、クリームの約0.0075重量%〜約5重量%の量のオキシメタゾリンと、薬学的に許容される賦形剤とを含むクリームを投与することを含む、酒さに関連する皮膚の肥厚(瘤腫)を治療する方法に関する。本発明のいくつかの実施形態は、クリームの約0.0075重量%〜約5重量%の量のオキシメタゾリンと、薬学的に許容される賦形剤とを含むクリームを投与することを含む、毛細血管拡張症に関連する紅斑または赤みを治療する方法に関する。本発明のいくつかの実施形態は、クリームの約0.0075重量%〜約5重量%の量のオキシメタゾリンと、薬学的に許容される賦形剤とを含むクリームを投与することを含む、毛細血管拡張症を治療する方法に関する。本発明のいくつかの実施形態は、クリームの約0.0075重量%〜約5重量%の量のオキシメタゾリンを含むクリームを投与することを含む、紅斑毛細血管拡張型酒さに関連する紅斑または赤みを治療する方法に関する。本発明のいくつかの実施形態は、クリームの約0.0075重量%〜約5重量%の量のオキシメタゾリンと、薬学的に許容される賦形剤とを含むクリームを投与することを含む、紅斑毛細血管拡張型酒さを治療する方法に関する。本発明のいくつかの実施形態は、クリームの約0.0075重量%〜約5重量%の量のオキシメタゾリンを含むクリームを投与することを含む、丘疹膿疱性酒さに関連する紅斑または赤みを治療する方法に関する。本発明のいくつかの実施形態は、クリームの約0.0075重量%〜約5重量%の量のオキシメタゾリンを含むクリームを投与することを含む、丘疹膿疱性酒さに関連する丘疹を治療する方法に関する。本発明のいくつかの実施形態は、クリームの約0.0075重量%〜約5重量%の量のオキシメタゾリンと、薬学的に許容される賦形剤とを含むクリームを投与することを含む、丘疹膿疱性酒さを治療する方法に関する。本発明の実施形態は、クリームの約0.0075重量%〜約5重量%の量のオキシメタゾリンと、薬学的に許容される賦形剤とを含むクリームを投与することを含む、酒さに関連する症状を治療する方法に関し、症状は、丘疹、膿疱、紅斑(赤み)、皮膚の肥厚、および毛細血管拡張からなる群から選択される。本発明のいくつかの実施形態は、クリームの約0.0075重量%〜約5重量%の量のオキシメタゾリンと、薬学的に許容される賦形剤とを含むクリームを投与することを含む、紫斑を治療する方法に関する。実施形態は、クリームの約0.0075重量%〜約5重量%の量のオキシメタゾリンと、薬学的に許容される賦形剤とを含むクリームを投与することを含む、毛孔性角化症、顔面播種状粟粒性狼瘡等を治療する方法に関する。実施形態は、クリームの約0.0075重量%〜約5重量%の量のオキシメタゾリンと、薬学的に許容される賦形剤とを含むクリームを投与することを含む、例えば、酒さに関連する丘疹、膿疱、瘤腫(皮膚の肥厚)、毛細血管拡張、または紅斑を含む酒さおよび酒さに関連する症状、他の皮膚紅斑、毛細血管拡張、紫斑等、ならびにそれらに関連する他の徴候;限定されないが、毛孔性角化症、顔面播種状粟粒性狼瘡、湿疹、皮膚炎(接触性皮膚炎、アトピー性皮膚炎、脂漏性皮膚炎、貨幣状湿疹、全身性剥離性皮膚炎、うっ血性皮膚炎、神経皮膚炎、慢性単純性苔癬、乾燥症および乾燥性皮膚炎、発汗障害および発汗性皮膚炎、皮脂欠乏性湿疹等)を含む他の皮膚の炎症状態、または過敏な皮膚もしくは上皮関門の障害によって特徴付けられる他の状態;きめの粗い、乾燥した、ひび割れた、または亀裂の入った皮膚によって特徴付けられる疾患、角皮症ならびに魚鱗癬および魚鱗癬様皮膚疾患等の角質増殖性皮膚によって特徴付けられる疾患;にきび、口囲皮膚炎、および偽髭毛嚢炎等の毛包ならびに皮脂腺の疾患;限定されないが、水晶様汗疹、紅色汗疹、深在性汗疹、膿疱性汗疹を含む、汗疹等の汗腺の疾患;日焼け、慢性化学放射線障害、多形皮膚萎縮症、放射線皮膚炎、光線性紫斑(「日光紫斑」);限定されないが、乾癬、薬疹、多形性紅斑、結節性紅斑、および環状肉芽腫を含む他の炎症性皮膚疾患、皮膚の反応、ならびに状態;サイズもしくは原因を問わない血管外漏出に起因する皮膚内の任意の血液貯留を含む、点状出血、斑状出血、紫斑等の出血または打撲、外科的もしくは処置時の外傷を含む任意の外傷を含み得る任意の皮膚損傷に起因する出血または打撲によって特徴付けられる疾患および状態;任意の原因に起因する感染、炎症性皮膚疾患、炎症を治療する方法に関する。さらなる実施形態において、製剤は美容的に許容される。
本発明の特定の実施形態は、クリームの約0.0075重量%〜約5重量%の量のオキシメタゾリンと、薬学的に許容される賦形剤とからなるクリームを投与することを含む、酒さに関連する紅斑または赤みを治療する方法に関する。いくつかの実施形態は、クリームの約0.0075重量%〜約5重量%の量のオキシメタゾリンと、薬学的に許容される賦形剤とからなるクリームを投与することを含む、酒さに関連する丘疹を治療する方法に関する。本発明のいくつかの実施形態は、クリームの約0.0075重量%〜約5重量%の量のオキシメタゾリンと、薬学的に許容される賦形剤とからなるクリームを投与することを含む、酒さに関連する症状を治療する方法に関し、症状は、丘疹、膿疱、紅斑(赤み)、皮膚の肥厚、および毛細血管拡張からなる群から選択される。本発明のいくつかの実施形態は、クリームの約0.0075重量%〜約5重量%の量のオキシメタゾリンと、薬学的に許容される賦形剤とからなるクリームを投与することを含む、毛細血管拡張症に関連する紅斑または赤みを治療する方法に関する。本発明のいくつかの実施形態は、クリームの約0.0075重量%〜約5重量%の量のオキシメタゾリンと、薬学的に許容される賦形剤とからなるクリームを投与することを含む、毛細血管拡張症を治療する方法に関する。本発明のいくつかの実施形態は、クリームの約0.0075重量%〜約5重量%の量のオキシメタゾリンと、薬学的に許容される賦形剤とからなる含むクリームを投与することを含む、紅斑毛細血管拡張型酒さに関連する紅斑または赤みを治療する方法に関する。本発明のいくつかの実施形態は、クリームの約0.0075重量%〜約5重量%の量のオキシメタゾリンと、薬学的に許容される賦形剤とからなるクリームを投与することを含む、紅斑毛細血管拡張型酒さを治療する方法に関する。本発明のいくつかの実施形態は、クリームの約0.0075重量%〜約5重量%の量のオキシメタゾリンからなるクリームを投与することを含む、丘疹膿疱性酒さに関連する紅斑または赤みを治療する方法に関する。本発明のいくつかの実施形態は、クリームの約0.0075重量%〜約5重量%の量のオキシメタゾリンからなるクリームを投与することを含む、丘疹膿疱性酒さに関連する丘疹または膿疱を治療する方法に関する。本発明のいくつかの実施形態は、クリームの約0.0075重量%〜約5重量%の量のオキシメタゾリンと、薬学的に許容される賦形剤とからなるクリームを投与することを含む、丘疹膿疱性酒さを治療する方法に関する。本発明のいくつかの実施形態は、クリームの約0.0075重量%〜約5重量%の量のオキシメタゾリンと、薬学的に許容される賦形剤とからなるクリームを投与することを含む、紫斑を治療する方法に関する。実施形態は、クリームの約0.0075重量%〜約5重量%の量のオキシメタゾリンと、薬学的に許容される賦形剤とからなるクリームを投与することを含む、例えば、酒さに関連する丘疹、膿疱、瘤腫(皮膚の肥厚)、毛細血管拡張、または紅斑を含む酒さおよび酒さに関連する症状、他の皮膚紅斑、毛細血管拡張、紫斑等、ならびにそれらに関連する他の徴候;限定されないが、毛孔性角化症、顔面播種状粟粒性狼瘡、湿疹、皮膚炎(接触性皮膚炎、アトピー性皮膚炎、脂漏性皮膚炎、貨幣状湿疹、全身性剥離性皮膚炎、うっ血性皮膚炎、神経皮膚炎、慢性単純性苔癬、乾燥症および乾燥性皮膚炎、発汗障害および発汗性皮膚炎、皮脂欠乏性湿疹等)を含む他の皮膚の炎症状態、または過敏な皮膚もしくは上皮関門の障害によって特徴付けられる他の状態;きめの粗い、乾燥した、ひび割れた、または亀裂の入った皮膚によって特徴付けられる疾患、角皮症ならびに魚鱗癬および魚鱗癬様皮膚疾患等の角質増殖性皮膚によって特徴付けられる疾患;にきび、口囲皮膚炎、および偽髭毛嚢炎等の毛包ならびに皮脂腺の疾患;限定されないが、水晶様汗疹、紅色汗疹、深在性汗疹、膿疱性汗疹を含む、汗疹等の汗腺の疾患;日焼け、慢性化学放射線障害、多形皮膚萎縮症、放射線皮膚炎、光線性紫斑(「日光紫斑」);限定されないが、乾癬、薬疹、多形性紅斑、結節性紅斑、および環状肉芽腫を含む他の炎症性皮膚疾患、皮膚の反応、ならびに状態;サイズもしくは原因を問わない血管外漏出に起因する皮膚内の任意の血液貯留を含む、点状出血、斑状出血、紫斑等の出血または打撲、外科的もしくは処置時の外傷を含む任意の外傷を含み得る任意の皮膚損傷に起因する出血または打撲によって特徴付けられる疾患および状態;任意の原因に起因する感染、炎症性皮膚疾患、炎症を治療する方法に関する。さらなる実施形態において、製剤は美容的に許容される。
本発明の特定の実施形態は、クリームの約0075重量%〜約5重量%の量のオキシメタゾリンと、薬学的に許容される賦形剤とから本質的になるクリームを投与することを含む、酒さに関連する紅斑または赤みを治療する方法に関する。いくつかの実施形態は、クリームの約0075重量%〜約5重量%の量のオキシメタゾリンと、薬学的に許容される賦形剤とから本質的になるクリームを投与することを含む、酒さに関連する丘疹を治療する方法に関する。本発明のいくつかの実施形態は、クリームの約0075重量%〜約5重量%の量のオキシメタゾリンと、薬学的に許容される賦形剤とから本質的になるクリームを投与することを含む、酒さに関連する症状を治療する方法に関し、症状は、丘疹、膿疱、紅斑(赤み)、皮膚の肥厚、および毛細血管拡張からなる群から選択される。本発明のいくつかの実施形態は、クリームの約0075重量%〜約5重量%の量のオキシメタゾリンと、薬学的に許容される賦形剤とから本質的になるクリームを投与することを含む、毛細血管拡張症に関連する紅斑または赤みを治療する方法に関する。本発明のいくつかの実施形態クリームの約0075重量%〜約5重量%の量のオキシメタゾリンと、薬学的に許容される賦形剤とから本質的になるクリームを投与することを含む、毛細血管拡張症を治療する方法に関する。本発明のいくつかの実施形態は、クリームの約0075重量%〜約5重量%の量のオキシメタゾリンと、薬学的に許容される賦形剤とから本質的になるクリームを投与することを含む、紅斑毛細血管拡張型酒さに関連する紅斑または赤みを治療する方法に関する。本発明のいくつかの実施形態は、クリームの約0075重量%〜約5重量%の量のオキシメタゾリンと、薬学的に許容される賦形剤とから本質的になるクリームを投与することを含む、紅斑毛細血管拡張型酒さを治療する方法に関する。本発明のいくつかの実施形態は、クリームの約0075重量%〜約5重量%の量のオキシメタゾリンから本質的になるクリームを投与することを含む、丘疹膿疱性酒さに関連する紅斑または赤みを治療する方法に関する。本発明のいくつかの実施形態は、クリームの約0075重量%〜約5重量%の量のオキシメタゾリンから本質的になるクリームを投与することを含む、丘疹膿疱性酒さに関連する丘疹または膿疱を治療する方法に関する。本発明のいくつかの実施形態は、クリームの約0075重量%〜約5重量%の量のオキシメタゾリンと、薬学的に許容される賦形剤とから本質的になるクリームを投与することを含む、丘疹膿疱性酒さを治療する方法に関する。本発明のいくつかの実施形態は、クリームの約0075重量%〜約5重量%の量のオキシメタゾリンと、薬学的に許容される賦形剤とから本質的になるクリームを投与することを含む、紫斑を治療する方法に関する。いくつかの実施形態は、クリームの約0075重量%〜約5重量%の量のオキシメタゾリンと、薬学的に許容される賦形剤とから本質的になるクリームを投与することを含む、毛孔性角化症、顔面播種状粟粒性狼瘡等を治療する方法に関する。いくつかの実施形態は、クリームの約0075重量%〜約5重量%の量のオキシメタゾリンと、薬学的に許容される賦形剤とから本質的になるクリームを投与することを含む、例えば、酒さに関連する丘疹、膿疱、瘤腫(皮膚の肥厚)、毛細血管拡張、または紅斑を含む酒さおよび酒さに関連する症状、他の皮膚紅斑、毛細血管拡張、紫斑等、ならびにそれらに関連する他の徴候;限定されないが、毛孔性角化症、顔面播種状粟粒性狼瘡、湿疹、皮膚炎(接触性皮膚炎、アトピー性皮膚炎、脂漏性皮膚炎、貨幣状湿疹、全身性剥離性皮膚炎、うっ血性皮膚炎、神経皮膚炎、慢性単純性苔癬、乾燥症および乾燥性皮膚炎、発汗障害および発汗性皮膚炎、皮脂欠乏性湿疹等)を含む他の皮膚の炎症状態、または過敏な皮膚もしくは上皮関門の障害によって特徴付けられる他の状態;きめの粗い、乾燥した、ひび割れた、または亀裂の入った皮膚によって特徴付けられる疾患、角皮症ならびに魚鱗癬および魚鱗癬様皮膚疾患等の角質増殖性皮膚によって特徴付けられる疾患;にきび、口囲皮膚炎、および偽髭毛嚢炎等の毛包ならびに皮脂腺の疾患;限定されないが、水晶様汗疹、紅色汗疹、深在性汗疹、膿疱性汗疹を含む、汗疹等の汗腺の疾患;日焼け、慢性化学放射線障害、多形皮膚萎縮症、放射線皮膚炎、光線性紫斑(「日光紫斑」);限定されないが、乾癬、薬疹、多形性紅斑、結節性紅斑、および環状肉芽腫を含む他の炎症性皮膚疾患、皮膚の反応、ならびに状態;サイズもしくは原因を問わない血管外漏出に起因する皮膚内の任意の血液貯留を含む、点状出血、斑状出血、紫斑等の出血または打撲、外科的もしくは処置時の外傷を含む任意の外傷を含み得る任意の皮膚損傷に起因する出血または打撲によって特徴付けられる疾患および状態;任意の原因に起因する感染、炎症性皮膚疾患、炎症を治療する方法に関する。さらなる実施形態において、製剤は美容的に許容される。
オキシメタゾリンは、3−(4,5−ジヒドロ−1H−イミダゾール−2−いるメチル)−2,4−ジメチル−6−tert−ブチル−フェノールの一般名称であり、以下の化学構造を有する:
本明細書で使用される場合、オキシメタゾリンは、オキシメタゾリンの遊離塩基およびオキシメタゾリンの酸添加塩の両方を含む。例えば、いくつかの実施形態において、薬学的組成物の調製において使用されるオキシメタゾリンは、薬学的塩(塩酸、臭化水素酸、硫酸、硝酸、炭酸、リン酸等)、または有機酸(ギ酸、酢酸、プロピオン酸、グリコール酸、グルコン酸、乳酸、ビルビン酸、シュウ酸、リンゴ酸、マレイン酸、マロン酸、コハク酸、フマル酸、酒石酸、クエン酸、アルパラギン酸、アスコルビン酸、グルタミン酸、アントラニル酸、安息香酸、桂皮酸、マンデリン酸、エンボン酸、フェニル酢酸、メタンスルホン酸、エタンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸、サリチル酸等)を含んでもよい。特定の実施形態において、薬学的塩は塩酸であってもよい。
「クリーム」とは、本明細書で使用される場合、半固体のエマルション、すなわち、皮膚の角質層に浸透することができる約0.1μm〜約100μmの範囲の直径の小滴を含む、一方の相が別の相に分散された、少なくとも2つの不混和相を有する分散系を指す。種々の実施形態のクリームは、約25℃で約2,500センチポアズ(cP)〜約150,000cPの粘度を有することができる。いくつかの実施形態において、本明細書に記載されるクリームは、約25℃超、約30℃超、約35℃超、約40℃超、約25℃〜約80℃、約25℃〜約60℃、約30℃〜約80℃、約30℃〜約60℃、約35℃〜約80℃、約35℃〜約60℃、約35℃〜約50℃、約35℃〜約40℃、約40℃〜約80℃、または約40℃〜約60℃の融点を示すことができる。
本発明の特定の実施形態において、医薬品有効成分(API)としてのオキシメタゾリンと、薬学的に許容される賦形剤とを含むクリームが提供される。いくつかの実施形態において、クリームは、約0.0075重量%〜約5重量%、約0.0075重量%〜約2.5重量%、約0.0075重量%〜約2重量%、約0.0075重量%〜約1.5重量%、約0.0075重量%〜約1重量%、約0.0075重量%〜約0.5重量%、約0.0075重量%〜約0.25重量%、約0.0075重量%〜約0.15重量%、約0.0075重量%〜約0.1重量%、約0.0075重量%〜約0.025重量%、約0.0075重量%〜約0.075重量%、約0.0075重量%〜約0.06重量%、約0.0075重量%〜約0.05重量%、約0.01重量%〜約5重量%、約0.01重量%〜約2.5重量%、約0.01重量%〜約2重量%、約0.01重量%〜約1.5重量%、約0.01重量%〜約1重量%、約0.01重量%〜約0.5重量%、約0.01重量%〜約0.25重量%、約0.01重量%〜約0.15重量%、約0.01重量%〜約0.1重量%、約0.01重量%〜約0.025重量%、約0.05重量%〜約5重量%、約0.05重量%〜約2.5重量%、約0.05重量%〜約2重量%、約0.05重量%〜約1重量%、約0.05重量%〜約0.5重量%、約0.05重量%〜約0.25重量%、約0.05重量%〜約0.15重量%、約0.05重量%〜約0.1重量%、約0.05重量%〜約0.075重量%、約0.1重量%〜約5重量%、約0.1重量%〜約2.5重量%、約0.1重量%〜約2重量%、約0.1重量%〜約1.5重量%、約0.1重量%〜約1重量%、約0.1重量%〜約0.5重量%、約0.1重量%〜約0.25重量%、約0.1重量%〜約0.15重量%、約0.15重量%〜約5重量%、約0.15重量%〜約2.5重量%、約0.15重量%〜約2重量%、約0.15重量%〜約1.5重量%、約0.15重量%〜約1重量%、約0.15重量%〜約0.5重量%、約0.15重量%〜約0.25重量%のオキシメタゾリンと、薬学的に許容される賦形剤とを含んでもよい。いくつかの実施形態において、クリームは、約0.0075重量%、約0.01重量%、約0.025重量%、約0.05重量%、約0.06重量%、約0.075重量%、約0.1重量%、約0.15重量%、約0.2重量%、約0.25重量%、約0.3重量%、約0.35重量%、約0.4重量%、約0.45重量%、約0.5重量%、約0.55重量%、約0.6重量%、約0.65重量%、約0.7重量%、約0.75重量%、約0.8重量%、約0.85重量%、約0.9重量%、約0.95重量%、約1重量%、約1.05重量%、約1.1重量%、約1.15重量%、約1.2重量%、約1.25重量%、約1.3重量%、約1.35重量%、約1.4重量%、約1.45重量%、約1.5重量%、約1.55重量%、約1.6重量%、約1.65重量%、約1.7重量%、約1.75重量%、約1.8重量%、約1.85重量%、約1.9重量%、約1.95重量%、約2重量%、約2.05重量%、約2.1重量%、約2.15重量%、約2.2重量%、約2.25重量%、約2.3重量%、約2.35重量%、約2.4重量%、約2.45重量%、約2.5重量%、約2.55重量%、約2.6重量%、約2.65重量%、約2.7重量%、約2.75重量%、約2.8重量%、約2.85重量%、約2.9重量%、約2.95重量%、約3重量%、約3.5重量%、約4重量%、約4.5重量%、または約5重量%のオキシメタゾリンと、薬学的に許容される賦形剤とを含んでもよい。いくつかの実施形態において、クリームは、約5重量%未満のオキシメタゾリンと、薬学的に許容される賦形剤とを含んでもよい。いくつかの実施形態において、クリームは、約2.5重量%未満のオキシメタゾリンと、薬学的に許容される賦形剤とを含んでもよい。いくつかの実施形態において、クリームは、約2重量%未満のオキシメタゾリンと、薬学的に許容される賦形剤とを含んでもよい。いくつかの実施形態において、クリームは、約1重量%未満のオキシメタゾリンと、薬学的に許容される賦形剤とを含んでもよい。特定の実施形態において、オキシメタゾリン、血管収縮剤、および薬学的に許容される賦形剤を含むクリームが提供される。特定の実施形態において、オキシメタゾリン、αアドレナリン作動薬、および薬学的に許容される賦形剤を含むクリームが提供される。特定の実施形態において、オキシメタゾリン、イミダゾリンαアドレナリン作動薬、および薬学的に許容される賦形剤を含むクリームが提供される。特定の実施形態において、オキシメタゾリン、非イミダゾリンαアドレナリン作動薬、および薬学的に許容される賦形剤を含むクリームが提供される。特定の実施形態において、オキシメタゾリン、α1アドレナリン作動薬、および薬学的に許容される賦形剤を含むクリームが提供される。特定の実施形態において、オキシメタゾリン、α2アドレナリン作動薬、および薬学的に許容される賦形剤を含むクリームが提供される。特定の実施形態において、オキシメタゾリン、選択的αアドレナリン作動薬、および薬学的に許容される賦形剤を含むクリームが提供される。特定の実施形態において、オキシメタゾリン、非選択的αアドレナリン作動薬、および薬学的に許容される賦形剤を含むクリームが提供される。特定の実施形態において、オキシメタゾリン、選択的α1アドレナリン作動薬、および薬学的に許容される賦形剤を含むクリームが提供される。特定の実施形態において、オキシメタゾリン、選択的α2アドレナリン作動薬、および薬学的に許容される賦形剤を含むクリームが提供される。特定の実施形態において、オキシメタゾリン、非選択的α1アドレナリン作動薬、および薬学的に許容される賦形剤を含むクリームが提供される。特定の実施形態において、オキシメタゾリン、非選択的α2アドレナリン作動薬、および薬学的に許容される賦形剤を含むクリームが提供される。
本発明の特定の実施形態において、オキシメタゾリンおよび薬学的に許容される賦形剤から本質的になるクリームが提供される。いくつかの実施形態において、クリームは、約0.0075重量%〜約5重量%、約0.0075重量%〜約2.5重量%、約0.0075重量%〜約2重量%、約0.0075重量%〜約1.5重量%、約0.0075重量%〜約1重量%、約0.0075重量%〜約0.5重量%、約0.0075重量%〜約0.25重量%、約0.0075重量%〜約0.15重量%、約0.0075重量%〜約0.1重量%、約0.0075重量%〜約0.025重量%、約0.0075重量%〜約0.075重量%、約0.0075重量%〜約0.06重量%、約0.0075重量%〜約0.05重量%、約0.01重量%〜約5重量%、約0.01重量%〜約2.5重量%、約0.01重量%〜約2重量%、約0.01重量%〜約1.5重量%、約0.01重量%〜約1重量%、約0.01重量%〜約0.5重量%、約0.01重量%〜約0.25重量%、約0.01重量%〜約0.15重量%、約0.01重量%〜約0.1重量%、約0.01重量%〜約0.025重量%、約0.05重量%〜約5重量%、約0.05重量%〜約2.5重量%、約0.05重量%〜約2重量%、約0.05重量%〜約1.5重量%、約0.05重量%〜約1重量%、約0.05重量%〜約0.5重量%、約0.05重量%〜約0.25重量%、約0.05重量%〜約0.15重量%、約0.05重量%〜約0.1重量%、約0.05重量%〜約0.075重量%、約0.1重量%〜約5重量%、約0.1重量%〜約2.5重量%、約0.1重量%〜約2重量%、約0.1重量%〜約1.5重量%、約0.1重量%〜約1重量%、約0.1重量%〜約0.5重量%、約0.1重量%〜約0.25重量%、約0.1重量%〜約0.15重量%、約0.15重量%〜約5重量%、約0.15重量%〜約2.5重量%、約0.15重量%〜約2重量%、約0.15重量%〜約1.5重量%、約0.15重量%〜約1重量%、約0.15重量%〜約0.5重量%、約0.15重量%〜約0.25重量%のオキシメタゾリンと、薬学的に許容される賦形剤とから本質的になってもよい。いくつかの実施形態において、クリームは、約0.0075重量%、約0.01重量%、約0.025重量%、約0.05重量%、約0.06重量%、約0.075重量%、約0.1重量%、約0.15重量%、約0.2重量%、約0.25重量%、約0.3重量%、約0.35重量%、約0.4重量%、約0.45重量%、約0.5重量%、約0.55重量%、約0.6重量%、約0.65重量%、約0.7重量%、約0.75重量%、約0.8重量%、約0.85重量%、約0.9重量%、約0.95重量%、約1重量%、約1.05重量%、約1.1重量%、約1.15重量%、約1.2重量%、約1.25重量%、約1.3重量%、約1.35重量%、約1.4重量%、約1.45重量%、約1.5重量%、約1.55重量%、約1.6重量%、約1.65重量%、約1.7重量%、約1.75重量%、約1.8重量%、約1.85重量%、約1.9重量%、約1.95重量%、約2重量%、約2.05重量%、約2.1重量%、約2.15重量%、約2.2重量%、約2.25重量%、約2.3重量%、約2.35重量%、約2.4重量%、約2.45重量%、約2.5重量%、約2.55重量%、約2.6重量%、約2.65重量%、約2.7重量%、約2.75重量%、約2.8重量%、約2.85重量%、約2.9重量%、約2.95重量%、約3重量%、約3.5重量%、約4重量%、約4.5重量%、または約5重量%のオキシメタゾリンと、薬学的に許容される賦形剤とから本質的になってもよい。いくつかの実施形態において、クリームは、約5重量%未満のオキシメタゾリンと、薬学的に許容される賦形剤とから本質的になってもよい。いくつかの実施形態において、クリームは、約2.5重量%未満のオキシメタゾリンと、薬学的に許容される賦形剤とから本質的になってもよい。いくつかの実施形態において、クリームは、約2重量%未満のオキシメタゾリンと、薬学的に許容される賦形剤とから本質的になってもよい。いくつかの実施形態において、クリームは、約1重量%未満のオキシメタゾリンと、薬学的に許容される賦形剤とから本質的になってもよい。特定の実施形態において、オキシメタゾリン、血管収縮剤、および薬学的に許容される賦形剤から本質的になるクリームが提供される。特定の実施形態において、オキシメタゾリン、αアドレナリン作動薬、および薬学的に許容される賦形剤から本質的になるクリームが提供される。特定の実施形態において、オキシメタゾリン、イミダゾリンαアドレナリン作動薬、および薬学的に許容される賦形剤から本質的になるクリームが提供される。特定の実施形態において、オキシメタゾリン、非イミダゾリンαアドレナリン作動薬、および薬学的に許容される賦形剤から本質的になるクリームが提供される。特定の実施形態において、オキシメタゾリン、α1アドレナリン作動薬、および薬学的に許容される賦形剤から本質的になるクリームが提供される。特定の実施形態において、オキシメタゾリン、α2アドレナリン作動薬、および薬学的に許容される賦形剤から本質的になるクリームが提供される。特定の実施形態において、オキシメタゾリン、選択的αアドレナリン作動薬、および薬学的に許容される賦形剤から本質的になるクリームが提供される。特定の実施形態において、オキシメタゾリン、非選択的αアドレナリン作動薬、および薬学的に許容される賦形剤から本質的になるクリームが提供される。特定の実施形態において、オキシメタゾリン、選択的α1アドレナリン作動薬、および薬学的に許容される賦形剤から本質的になるクリームが提供される。特定の実施形態において、オキシメタゾリン、選択的α2アドレナリン作動薬、および薬学的に許容される賦形剤から本質的になるクリームが提供される。特定の実施形態において、オキシメタゾリン、非選択的α1アドレナリン作動薬、および薬学的に許容される賦形剤から本質的になるクリームが提供される。特定の実施形態において、オキシメタゾリン、非選択的α2アドレナリン作動薬、および薬学的に許容される賦形剤から本質的になるクリームが提供される。
本発明の特定の実施形態において、オキシメタゾリンおよび薬学的に許容される賦形剤からなるクリームが提供される。いくつかの実施形態において、クリームは、約0.0075重量%〜約5重量%、約0.0075重量%〜約2.5重量%、約0.0075重量%〜約2重量%、約0.0075重量%〜約1.5重量%、約0.0075重量%〜約1重量%、約0.0075重量%〜約0.5重量%、約0.0075重量%〜約0.25重量%、約0.0075重量%〜約0.15重量%、約0.0075重量%〜約0.1重量%、約0.0075重量%〜約0.025重量%、約0.0075重量%〜約0.075重量%、約0.0075重量%〜約0.06重量%、約0.0075重量%〜約0.05重量%、約0.01重量%〜約5重量%、約0.01重量%〜約2.5重量%、約0.01重量%〜約2重量%、約0.01重量%〜約1.5重量%、約0.01重量%〜約1重量%、約0.01重量%〜約0.5重量%、約0.01重量%〜約0.25重量%、約0.01重量%〜約0.15重量%、約0.01重量%〜約0.1重量%、約0.01重量%〜約0.025重量%、約0.05重量%〜約5重量%、約0.05重量%〜約2.5重量%、約0.05重量%〜約2重量%、約0.05重量%〜約1.5重量%、約0.05重量%〜約1重量%、約0.05重量%〜約0.5重量%、約0.05重量%〜約0.25重量%、約0.05重量%〜約0.15重量%、約0.05重量%〜約0.1重量%、約0.05重量%〜約0.075重量%、約0.1重量%〜約5重量%、約0.1重量%〜約2.5重量%、約0.1重量%〜約2重量%、約0.1重量%〜約1.5重量%、約0.1重量%〜約1重量%、約0.1重量%〜約0.5重量%、約0.1重量%〜約0.25重量%、約0.1重量%〜約0.15重量%、約0.15重量%〜約5重量%、約0.15重量%〜約2.5重量%、約0.15重量%〜約2重量%、約0.15重量%〜約1.5重量%、約0.15重量%〜約1重量%、約0.15重量%〜約0.5重量%、約0.15重量%〜約0.25重量%のオキシメタゾリンと、薬学的に許容される賦形剤とからなってもよい。いくつかの実施形態において、クリームは、約0.0075重量%、約0.01重量%、約0.025重量%、約0.05重量%、約0.06重量%、約0.075重量%、約0.1重量%、約0.15重量%、約0.2重量%、約0.25重量%、約0.3重量%、約0.35重量%、約0.4重量%、約0.45重量%、約0.5重量%、約0.55重量%、約0.6重量%、約0.65重量%、約0.7重量%、約0.75重量%、約0.8重量%、約0.85重量%、約0.9重量%、約0.95重量%、約1重量%、約1.05重量%、約1.1重量%、約1.15重量%、約1.2重量%、約1.25重量%、約1.3重量%、約1.35重量%、約1.4重量%、約1.45重量%、約1.5重量%、約1.55重量%、約1.6重量%、約1.65重量%、約1.7重量%、約1.75重量%、約1.8重量%、約1.85重量%、約1.9重量%、約1.95重量%、約2重量%、約2.05重量%、約2.1重量%、約2.15重量%、約2.2重量%、約2.25重量%、約2.3重量%、約2.35重量%、約2.4重量%、約2.45重量%、約2.5重量%、約2.55重量%、約2.6重量%、約2.65重量%、約2.7重量%、約2.75重量%、約2.8重量%、約2.85重量%、約2.9重量%、約2.95重量%、約3重量%、約3.5重量%、約4重量%、約4.5重量%、または約5重量%のオキシメタゾリンと、薬学的に許容される賦形剤とからなってもよい。いくつかの実施形態において、クリームは、約5重量%未満のオキシメタゾリンと、薬学的に許容される賦形剤とからなってもよい。いくつかの実施形態において、クリームは、約2.5重量%未満のオキシメタゾリンと、薬学的に許容される賦形剤とからなってもよい。いくつかの実施形態において、クリームは、約2重量%未満のオキシメタゾリンと、薬学的に許容される賦形剤とからなってもよい。いくつかの実施形態において、クリームは、約1重量%未満のオキシメタゾリンと、薬学的に許容される賦形剤とからなってもよい。特定の実施形態において、オキシメタゾリン、血管収縮剤、および薬学的に許容される賦形剤からなるクリームが提供される。特定の実施形態において、オキシメタゾリン、アドレナリン模倣薬、および薬学的に許容される賦形剤からなるクリームが提供される。特定の実施形態において、オキシメタゾリン、αアドレナリン作動薬、および薬学的に許容される賦形剤からなるクリームが提供される。特定の実施形態において、オキシメタゾリン、イミダゾリンαアドレナリン作動薬、および薬学的に許容される賦形剤からなるクリームが提供される。特定の実施形態において、オキシメタゾリン、非イミダゾリンαアドレナリン作動薬、および薬学的に許容される賦形剤からなるクリームが提供される。特定の実施形態において、オキシメタゾリン、α1アドレナリン作動薬、および薬学的に許容される賦形剤からなるクリームが提供される。特定の実施形態において、オキシメタゾリン、α2アドレナリン作動薬、および薬学的に許容される賦形剤からなるクリームが提供される。特定の実施形態において、オキシメタゾリン、選択的αアドレナリン作動薬、および薬学的に許容される賦形剤からなるクリームが提供される。特定の実施形態において、オキシメタゾリン、非選択的αアドレナリン作動薬、および薬学的に許容される賦形剤からなるクリームが提供される。特定の実施形態において、オキシメタゾリン、選択的α1アドレナリン作動薬、および薬学的に許容される賦形剤からなるクリームが提供される。特定の実施形態において、オキシメタゾリン、選択的α2アドレナリン作動薬、および薬学的に許容される賦形剤からなるクリームが提供される。特定の実施形態において、オキシメタゾリン、非選択的α1アドレナリン作動薬、および薬学的に許容される賦形剤からなるクリームが提供される。特定の実施形態において、オキシメタゾリン、非選択的α2アドレナリン作動薬、および薬学的に許容される賦形剤からなるクリームが提供される。
いくつかの実施形態において、クリームは、臨床的に有効な量のオキシメタゾリン以外のAPIを含んでもよい。いくつかの実施形態において、クリームは、約0.0075重量%〜約50重量%、約0.0075重量%〜約40重量%、約0.0075重量%〜約35重量%、約0.0075重量%〜約30重量%、約0.0075重量%〜約25重量%、約0.0075重量%〜約20重量%、約0.0075重量%〜約15重量%、約0.0075重量%〜約10重量%、約0.0075重量%〜約5重量%、約0.0075重量%〜約4重量%、約0.0075重量%〜約3重量%、約0.0075重量%〜約2.5重量%、約0.0075重量%〜約2重量%、約0.0075重量%〜約1重量%、約0.0075重量%〜約0.5重量%、約0.0075重量%〜約0.25重量%、約0.0075重量%〜約0.15重量%、約0.0075重量%〜約0.1重量%、約0.0075重量%〜約0.075重量%、約0.0075重量%〜約0.06重量%、約0.0075重量%〜約0.05重量%、約0.0075重量%〜約0.025重量%、約0.01重量%〜約40重量%、約0.01重量%〜約35重量%、約0.01重量%〜約30重量%、約0.01重量%〜約25重量%、約0.01重量%〜約20重量%、約0.01重量%〜約15重量%、約0.01重量%〜約10重量%、約0.01重量%〜約5重量%、約0.01重量%〜約4重量%、約0.01重量%〜約3重量%、約0.01重量%〜約2.5重量%、約0.01重量%〜約2重量%、約0.01重量%〜約1重量%、約0.01重量%〜約0.5重量%、約0.01重量%〜約0.25重量%、約0.01重量%〜約0.15重量%、約0.01重量%〜約0.1重量%、約0.01重量%〜約0.05重量%、約0.01重量%〜約0.025重量%、約0.05重量%〜約40重量%、約0.05重量%〜約35重量%、約0.05重量%〜約30重量%、約0.05重量%〜約25重量%、約0.05重量%〜約20重量%、約0.05重量%〜約15重量%、約0.05重量%〜約10重量%、約0.05重量%〜約5重量%、約0.05重量%〜約4重量%、約0.05重量%〜約3重量%、約0.05重量%〜約2.5重量%、約0.05重量%〜約2重量%、約0.05重量%〜約1重量%、約0.05重量%〜約0.5重量%、約0.05重量%〜約0.25重量%、約0.05重量%〜約0.15重量%、約0.05重量%〜約0.1重量%、約0.05重量%〜約0.075重量%、約0.1重量%〜約40重量%、約0.1重量%〜約35重量%、約0.1重量%〜約30重量%、約0.1重量%〜約25重量%、約0.1重量%〜約20重量%、約0.1重量%〜約15重量%、約0.1重量%〜約10重量%、約0.1重量%〜約5重量%、約0.1重量%〜約4重量%、約0.1重量%〜約3重量%、約0.1重量%〜約2.5重量%、約0.1重量%〜約2重量%、約0.1重量%〜約1重量%、約0.1重量%〜約0.5重量%、約0.1重量%〜約0.25重量%、約0.1重量%〜約0.15重量%、約0.15重量%〜約40重量%、約0.15重量%〜約35重量%、約0.15重量%〜約30重量%、約0.15重量%〜約25重量%、約0.15重量%〜約20重量%、約0.15重量%〜約15重量%、約0.15重量%〜約10重量%、約0.15重量%〜約5重量%、約0.15重量%〜約4重量%、約0.15重量%〜約3重量%、約0.15重量%〜約2.5重量%、約0.15重量%〜約2重量%、約0.15重量%〜約1重量%、約0.15重量%〜約0.5重量%、約0.15重量%〜約0.25重量%のオキシメタゾリン以外のAPIと、薬学的に許容される賦形剤とを含んでもよい。いくつかの実施形態において、クリームは、約0.0075重量%、約0.01重量%、約0.025重量%、約0.05重量%、約0.06重量%、約0.075重量%、約0.1重量%、約0.15重量%、約0.2重量%、約0.25重量%、約0.3重量%、約0.35重量%、約0.4重量%、約0.45重量%、約0.5重量%、約0.75重量%、約1重量%、約2重量%、約2.5重量%または約5重量%のオキシメタゾリン以外のAPIと、薬学的に許容される賦形剤とを含んでもよい。
特定の実施形態において、オキシメタゾリン以外のAPI、αアドレナリン作動薬、および薬学的に許容される賦形剤を含むクリームが提供される。特定の実施形態において、オキシメタゾリン以外のAPI、イミダゾリンαアドレナリン作動薬、および薬学的に許容される賦形剤を含むクリームが提供される。特定の実施形態において、オキシメタゾリン以外のAPI、非イミダゾリンαアドレナリン作動薬、および薬学的に許容される賦形剤を含むクリームが提供される。特定の実施形態において、オキシメタゾリン以外のAPI、α1アドレナリン作動薬、および薬学的に許容される賦形剤を含むクリームが提供される。特定の実施形態において、オキシメタゾリン以外のAPI、α2アドレナリン作動薬、および薬学的に許容される賦形剤を含むクリームが提供される。特定の実施形態において、オキシメタゾリン以外のAPI、選択的αアドレナリン作動薬、および薬学的に許容される賦形剤を含むクリームが提供される。特定の実施形態において、オキシメタゾリン以外のAPI、非選択的αアドレナリン作動薬、および薬学的に許容される賦形剤を含むクリームが提供される。特定の実施形態において、オキシメタゾリン以外のAPI、選択的α1アドレナリン作動薬、および薬学的に許容される賦形剤を含むクリームが提供される。特定の実施形態において、オキシメタゾリン以外のAPI、選択的α2アドレナリン作動薬、および薬学的に許容される賦形剤を含むクリームが提供される。特定の実施形態において、オキシメタゾリン以外のAPI、非選択的α1アドレナリン作動薬、および薬学的に許容される賦形剤を含むクリームが提供される。特定の実施形態において、オキシメタゾリン以外のAPI、非選択的α2アドレナリン作動薬、および薬学的に許容される賦形剤を含むクリームが提供される。
特定の実施形態において、クリームは、緩衝剤系を有する製剤を含んでもよい。いくつかの実施形態において、クリームは、緩衝剤を含んでもよい。いくつかの実施形態において、緩衝剤は、クエン酸、クエン酸ナトリウム、乳酸ナトリウム、水酸化アンモニウム、Trizma酢酸塩、ホウ酸ナトリウム、酢酸、酢酸ナトリウム、リン酸、リン酸ナトリウム、無水クエン酸ナトリウム等からなる群から選択されてもよい。特定の実施形態において、緩衝容量は、約0mM〜約600mM、約0mM〜約600mM、約5mM〜約600mM、約5mM〜約400mM、約5mM〜約300mM、約5mM〜約200mM、約200mM〜約400mM、約0mM、約100mM、約200mM、約300mM、約400mM、約500mM、または約600mMであってもよい。
特定の実施形態において、クリームは、オキシメタゾリンをAPIとして含む、本明細書に記載される試験物質1〜51のうちのいずれかの製剤を含んでもよい。他の実施形態において、クリームは、オキシメタゾリン以外のAPIを含む、試験物質1〜51のうちのいずれかの製剤を含んでもよい。本発明の特定の実施形態において、クリームは、本明細書に記載されるような試験物質22、24、25、または35〜51のうちのいずれかの製剤を含んでもよい。本発明の一実施形態において、クリームは、本明細書に記載されるような試験物質22、24、25、または35〜51のうちのいずれかの製剤から本質的になる。本発明の一実施形態において、クリームは、本明細書に記載されるような試験物質22、24、25、または35〜51のうちのいずれかの製剤からなる。いくつかの実施形態において、クリーム製剤は、試験物質38を基本の製剤として含む。
特定の実施形態において、クリーム製剤は、酒さに罹患する患者の過敏な皮膚に対する「刺激性がない」だけでなく、皮膚に対して鎮静性または「緩和性」でもある。さらに、本明細書に記載される特定の実施形態のクリーム製剤の鎮静作用または緩和作用および保湿作用は、長期間持続し得る。いくつかの実施形態において、緩和作用は、単回塗布で、少なくとも約4時間、少なくとも約5時間、少なくとも約6時間、少なくとも約7時間、少なくとも約8時間、少なくとも約10時間、少なくとも約12時間、少なくとも約15時間、少なくとも約18時間、少なくとも約21時間、少なくとも約24時間、または少なくとも約48時間持続し得る。いくつかの実施形態において、緩和作用は、約1〜約48時間、約1〜約24時間、約1〜約21時間、約1〜約18時間、約1〜約16時間、約1〜約12時間、約1〜約10時間、約1〜約8時間、約2〜約824時間、約2〜約16時間、約2〜約12時間、約2〜約8時間、約4〜約24時間、約4〜約16時間、約4〜約12時間、約4〜約8時間、約6〜約24時間、約6〜約16時間、約6〜約12時間、約4〜約8時間、約6〜約8時間、約2〜約6時間、約4〜約6時間まで、またはそれらの組み合わせの時間まで持続し得る。いくつかの実施形態において、この緩和作用は、クリーム製剤を皮膚に毎日塗布することにより維持され得る。いくつかの実施形態において、この緩和作用は、クリーム製剤が皮膚に毎日塗布される限り持続され得る。いくつかの実施形態において、この緩和作用は、少なくとも約1ヶ月、少なくとも約2ヶ月、少なくとも約3ヶ月、少なくとも約4ヶ月、少なくとも約5ヶ月、少なくとも約6ヶ月、少なくとも約9ヶ月、または少なくとも約12ヶ月、クリーム製剤を毎日塗布することにより維持され得る。
特定の実施形態のクリーム製剤は、酒さ、上皮関門の欠陥によって特徴付けられる疾患に罹患する患者、および健常な対照の両方に美容的に許容される。
特定の実施形態において、クリーム製剤は、美容的に洗練されており、たとえ極度に敏感かつ高度に反応性の皮膚を有する患者においても良好な耐容性を示す、緩和性の長時間持続する保湿剤である
いくつかの実施形態において、クリームは、乳化剤(emulsifying agentまたはemulsifier)を含んでもよい。乳化剤は、密度、粘度、融点、および/または小滴サイズ等のクリームの特性を調節するために提供されてもよく、いくつかの実施形態において、乳化剤は、クリームの安定性を増加させ得る。本明細書に記載される実施形態に好適な種々のエマルション、およびそのようなエマルションを調製するための方法は、当該技術分野において周知であり、例えば、Remington’s Pharmaceutical Sciences,Mack Publishing Co.、Easton,Pa.,USAに記載されており、参照により、その全体が本明細書に組み込まれる。いくつかの実施形態において、クリームは、約1%〜約30%、約1%〜約25%、約1%〜約20%、または4%〜約12%の乳化剤の量の乳化剤を含んでもよい。いくつかの実施形態において、クリームは、8%を超える量の乳化剤を含んでもよい。いくつかの実施形態において、クリームは、約8%〜約30%の乳化剤を含んでもよい。いくつかの実施形態において、クリームは、約8%〜約25%の乳化剤を含んでもよい。他の実施形態において、クリームは、約8%〜約20%の乳化剤を含んでもよい。さらに他の実施形態において、クリームは、約8%〜約10%の乳化剤を含んでもよい。1つより多くの乳化剤が使用される場合、クリームは、約1%〜約30%の各乳化剤、約2%〜約30%の各乳化剤、または約2%〜約25%の各乳化剤を含んでもよい。
種々の実施形態のクリームは、任意の乳化剤または乳化剤の組み合わせを含んでもよい。例えば、いくつかの実施形態において、クリームは、オキシメタゾリンと、水、または、例えば、綿実油、ラッカセイ油、トウモロコシ油、胚芽油、オリーブ油、ヒマシ油、ダイズ油、鉱物油、およびゴマ油等の1つ以上の一般的な油とを含む、水中油または油中水エマルションであってもよい。他の実施形態において、クリームは、1つ以上の乳化剤、例えば、セスキオレアート(セスキオレイン酸ソルビタンまたはセスキオレイン酸ポリグリセリル2等)、天然油の誘導体のエトキシ化エステル(水素化ヒマシ油のポリエトキシ化エステル等)、シリコーン乳化剤(シリコンポリオール等)、アニオン性乳化剤、脂肪酸石鹸(ステアリン酸カリウムおよび脂肪酸サルフェート(セトステアリル硫酸ナトリウム等)等)、エトキシ化脂肪アルコール、ソルビタンエステル、エトキシ化ソルビタンエステル、エトキシ化脂肪酸エステル(エトキシ化ステアレート(ethoxylated stearates)等)、エトキシ化モノ‐、ジ‐、およびトリ‐グリセリド、非イオン性自己乳化ワックス、エトキシ化脂肪酸、メチルグルコースエステル(ジステアリン酸ポリグリセリル−3−メチルグルコース等)等、およびそれらの混合物を含んでもよい。具体的な実施形態において、乳化剤は、例えば、GattefosseからTEFOSE(商標)63という商標で市販されているPEG−6/PEG−32/ステアリン酸グリコールの混合物等のエトキシ化脂肪酸であってもよい。本明細書で使用される場合、TEFOSE(商標)63は乳化剤であると見なされ、本明細書に記載される特定の実施形態において、1つ以上のステアリン酸ポリエチレングリコール(PEG)と1つ以上のステアリン酸グリコールとの混合物であると見なされる。いくつかの実施形態において、乳化剤は、ステアリン酸ポリエチレングリコール(PEG)、ステアリン酸グリコール、またはそれらの混合物を含んでもよい。いくつかの実施形態において、クリームは、約1%〜約30%のTEFOSE(商標)63を含んでもよい。いくつかの実施形態において、クリームは、約1%〜約20%のTEFOSE(商標)63を含んでもよい。他の実施形態において、クリームは、約1%〜約20%未満のTEFOSE(商標)63を含んでもよい。実施形態において、クリームは、約4%〜約12%のTEFOSE(商標)63を含んでもよい。いくつかの実施形態において、クリームは、約8%を超えるTEFOSE(商標)63を含んでもよい。他の実施形態において、クリームは、約8%〜約10%のTEFOSE(商標)を含んでもよい。さらに他の実施形態において、クリームは、約8%〜約10%未満のTEFOSE(商標)63を含んでもよい。いくつかの実施形態において、クリームは、約1%〜約20%の量のTEFOSE(商標)63を含んでもよい。種々の実施形態において、クリームは、約3%〜約15%、約5%〜約10%、約7%〜約10%、約9%、または約8%の量のTEFOSE(商標)63を含んでもよい。いくつかの実施形態において、クリームは、約7.1重量%、約7.2重量%、約7.3重量%、約7.4重量%、約7.5重量%、約7.6重量%、約7.7重量%、約7.8重量%、約7.9重量%、約8重量%、約8.1重量%、約8.2重量%、約8.3重量%、約8.4重量%、または約8.5重量%のTEFOSE(商標)63を含んでもよい。特定の実施形態において、TEFOSE(商標)63は、ステアリン酸PEG−6、ステアリン酸グリコール、およびステアリン酸PEG−32からなる。実施形態において、クリームは、約1%〜約20%、約3%〜約15%、約5%〜約10%、約7%〜約10%、約9%、または約8%の量の、TEFOSE(商標)63として加えられたステアリン酸PEG−6、ステアリン酸グリコール、およびステアリン酸PEG−32を含む。いくつかの実施形態において、クリームは、ステアリン酸PEG−6、ステアリン酸グリコール、およびステアリン酸PEG−32を含む。実施形態において、クリームは、約63:18.5:18.5、約75:12.5:12.5、約50:25:25、約75:15:10の比率、またはそのような比率の範囲で、ステアリン酸PEG−6、ステアリン酸グリコール、およびステアリン酸PEG−32を含んでもよい。実施形態において、クリームは、約1%〜約30%、約1%〜約20%、約3%〜約15%、約5%〜約10%、約7%〜約10%、約9%、または約8%の合わせた量のステアリン酸PEG−6、ステアリン酸グリコール、およびステアリン酸PEG−32を含んでもよい。実施形態において、クリームは、約1%〜約20重量%、約1重量%〜約10重量%、約4重量%〜約10重量%、または約4重量%〜約6重量%の量のステアリン酸PEG−6を含んでもよい。いくつかの実施形態において、クリームは、約0.1%〜約10%、約0.1%〜約8%、約0.5%〜約5%、約0.5%〜約3%、約0.5%〜約2%、または約0.8%〜約2%の量のステアリン酸グリコールを含んでもよい。いくつかの実施形態において、クリームは、約0.1%〜約10%、約0.1%〜約8%、約0.5%〜約5%、約0.5%〜約3%、約0.5%〜約2%、または約0.8%〜約2%の量のステアリン酸PEG−32を含んでもよい。いくつかの実施形態において、クリームは、約5%重量/重量の量で存在し得るPEG−6、約1.5%重量/重量の量で存在し得るステアリン酸グリコール、約1.5%重量/重量の量で存在し得るステアリン酸PEG−32を含んでもよい。
いくつかの実施形態において、クリームの油相(または内相)の親水性親油性バランス(「HLB」)は、クリーム中の乳化剤のブレンドのHLB値と非常に密接に合致し得る。例えば、油相中の成分は、以下のHLB値を含んでもよい。
*HLB値は近似値であり、約±1単位異なり得る。
また、例として、乳化剤のブレンドは、以下のHLB値を含んでもよい。
*HLB値は近似値であり、約±1単位異なり得る。
いくつかの実施形態において、クリームは、約9.0〜約17.0の親水性親油性バランスを有する乳化剤を含んでもよい。いくつかの実施形態において、親水性親油性バランスは、グリフィン法によって決定される。例えば、試験物質38中の油相および乳化剤ブレンドのHLB値は次の通りである。
*HLB値の範囲については、計算を実行するために中央値を使用した。
上の計算から、油相成分のパーセンテージが異なる場合、ブレンド乳化剤のパーセンテージを変化させることによって物理的に安定したエマルションを得ることができ、そのため、要求される油相のHLBが密接に合致した状態を保つことが理解されるかもしれない。実施形態において、HLBは、HLB値+/−1以内、HLB値+/−0.5以内、またはHLB値+/−0.1以内で合致し得る。
理論に拘束されることを望むものではないが、例えば、試験物質38中のTEFOSE 63(商標)(約9.0〜約10.0のHLB値を有する)またはマクロゴール(25)セトステアリルエーテル(約15.0〜約17.0のHLB値を有する)等の4つの中性から親水性の乳化剤を記載される濃度または割合で使用することにより、刺激性のない、美容的に許容されるエマルションが生じることは驚くべきことである。本明細書に記載される実施形態において使用されるような非イオン性界面活性剤は、ポリエチレングリコール(PEG)等の刺激物質を含有する可能性がある。そのようなPEG化またはPEG含有界面活性剤は、刺激性であり得、高レベルの接触性皮膚炎を引き起こす可能性がある。いくつかの実施形態において、クリーム製剤は、本明細書に記載されるクリームの実施形態において、約9.0〜約17.0のHLB値を有する乳化剤を含んでもよく、クリーム製剤は、美容的に許容され、かつ刺激性がない。実施形態において、クリーム製剤は、限定されないが、酒さ、湿疹、皮膚炎、および上皮関門の障害によって特徴付けられる他の皮膚の状態に罹患する患者において典型的に見られるように、極度に反応性および/または敏感な皮膚を有する患者に対しても刺激がない可能性がある。
さらに、いくつかの実施形態において、クリームがさらに、皮膚に対して長時間持続する緩和作用をもたらし得ることは驚くべきことである。「緩和性」という用語は、本明細書で使用される場合、製剤が、保湿性、軟化性、美容的に魅力がある、皮膚に対する刺激性がない、もしくは該して鎮静性および快適であること、またはいずれかの紅斑(もしくは赤み)が存在する場合にはそれを減少させ得ることを意味する。
よって、いくつかの実施形態において、クリーム製剤は皮膚に対して緩和性である。いくつかの実施形態において、本明細書に記載される実施形態のクリーム製剤の緩和作用は長時間持続し得る。いくつかの実施形態において、緩和作用は、単回塗布で、少なくとも約4時間、少なくとも約5時間、少なくとも約6時間、少なくとも約7時間、少なくとも約8時間、少なくとも約10時間、少なくとも約12時間、少なくとも約15時間、少なくとも約18時間、少なくとも約21時間、少なくとも約24時間、または少なくとも約48時間まで持続し得る。いくつかの実施形態において、緩和作用は、約1〜約48時間、約1〜約24時間、約1〜約21時間、約1〜約18時間、約1〜約16時間、約1〜約12時間、約1〜約10時間、約1〜約8時間、約2〜約24時間、約2〜約16時間、約2〜約12時間、約2〜約8時間、約4〜約24時間、約4〜約16時間、約4〜約12時間、約4〜約8時間、約6〜約24時間、約6〜約16時間、約6〜約12時間、約6〜約8時間、約2〜約6時間、約4〜約6時間、またはそれらの組み合わせの時間持続し得る。いくつかの実施形態において、この緩和作用は、クリーム製剤を皮膚に毎日塗布することにより維持され得る。いくつかの実施形態において、この緩和作用は、クリーム製剤が皮膚に毎日塗布される限り持続され得る。いくつかの実施形態において、この緩和作用は、少なくとも約1ヶ月、少なくとも約2ヶ月、少なくとも約3ヶ月、少なくとも約4ヶ月、少なくとも約5ヶ月、少なくとも約6ヶ月、少なくとも約9ヶ月、または少なくとも約12ヶ月、クリーム製剤を毎日塗布することにより維持され得る。
本明細書に記載されるいくつかの実施形態において、クリーム製剤は、美容的に洗練されており、高度に安定している。理論に拘束されることを望むものではないが、そのような美容的に洗練された安定したエマルションは、通常、正常な角質層、セラミド、コレステロール、および表皮脂質によって提供される上皮関門機能を回復および補強することができ、皮膚に保護および水和性の回復を提供すると考えられる。
いくつかの実施形態において、クリーム製剤は、約5%を超える量の乳化剤を含み、刺激性がない。いくつかの実施形態において、クリーム製剤は、約10%を超える量の乳化剤を含み、刺激性がない。いくつかの実施形態において、クリーム製剤は、約15%を超える量の乳化剤を含み、刺激性がない。いくつかの実施形態において、クリーム製剤は、約20%を超える量の乳化剤を含み、刺激性がない。いくつかの実施形態において、クリーム製剤は、約25%を超える量の乳化剤を含み、刺激性がない。いくつかの実施形態において、クリーム製剤は、約30%を超える量の乳化剤を含み、刺激性がない。いくつかの実施形態において、クリーム製剤は、プロピレングリコールを含み、刺激性がない。いくつかの実施形態において、クリーム製剤は、約4%を超える量のプロピレングリコールを含み、刺激性がない。
種々の実施形態のクリームは、例えば、保存剤、乳化安定剤、pH調整剤、キレート化剤、粘度調整剤、抗酸化剤、界面活性剤、皮膚軟化剤、乳白剤、スキンコンディショナー、緩衝剤、香料、およびそれらの組み合わせ等の、任意の数の追加の構成要素を含んでもよい。いくつかの実施形態において、そのような追加の構成要素は、2つの目的を果たすことができる。例えば、特定の界面活性剤は、乳化剤としても作用することができ、特定の皮膚軟化剤は、乳白剤としても作用することができ、特定の緩衝剤は、キレート化剤としても作用することができる。
本発明の特定の実施形態において、製剤は、別の皮膚の病状、状態、もしくは苦痛に関連する相乗効果または治療効果を有することがある程度分かっている、オキシメタゾリン以外の局所的に活性な薬学的薬剤または美容的薬剤をさらに含んでもよい。これらの薬剤の例は、抗酒さ剤(メトロニダゾール、沈降硫黄、スルファセタミドナトリウム、またはアゼライン酸等);抗菌剤(抗生物質)(リン酸クリンダマイシン、エリスロマイシン、またはテトラサイクリンファミリーからの抗生物質等);抗マイコバクテリア剤(ダプソン等);他の抗ざ瘡剤(レチノイド、または過酸化ベンゾイル等);抗寄生虫剤(メトロニダゾール、ペルメトリン、クロタミトン、チアベンダゾール、イベルメクチン、またはピレスロイド等);抗真菌剤(イミダゾールファミリーの化合物(ミコナゾール、クロトリマゾール、エコナゾール、ケトコナゾール、またはその塩等)、ポリエン化合物(アンホテリシンB等)、アリルアミンファミリーの化合物(テルビナフィン等)等);ステロイド系抗炎症剤(ヒドロコルチゾントリアムシノロン、フルオシノニド、吉草酸ベタメタゾン、もしくはプロピオン酸クロベタゾール等)、または非ステロイド系抗炎症剤(イブプロフェンおよびその塩、ナプロキセンおよびその塩、もしくはアセトアミノフェン等);麻酔剤(限定されないが、リドカイン、プリロカイン、テトラカイン、塩酸塩およびその誘導体を含む「アミド」および「エステル」の麻酔薬等);抗痒疹剤(テナルジン、トリメプラジン、またはプラモキシン等);抗ウイルス剤(アシクロビル等);角質溶解剤(グリコール酸もしくはサリチル酸等のαおよびβヒドロキシ酸、または尿素等);抗フリーラジカル剤(抗酸化剤)(ビタミンE(αトコフェロール)およびその誘導体、ビタミンC(アスコルビン酸)、ビタミンA(レチノール)およびその誘導体、ならびにスーパーオキシドジスムターゼ等);抗脂漏剤(亜鉛ピリチリオンおよび硫化セレン等);抗ヒスタミン剤(シプロヘプタジンまたはヒドロキシジン等);3環系抗うつ薬(塩酸ドキセピン等);乾癬治療薬(カルシポトリエン、アントラリン、コールタール等);免疫調節剤(イミキモド等);カルシニューリン阻害剤ピメクロリムスおよびタクロリムス;ならびに化学療法剤(5−フルオロウラシル、ナイトロジェンマスタード、カルムスチン、ベキサロテン、マイトマイシンC等)、あるいはそれらの組み合わせを含む。
局所的に活性な薬学的薬剤または美容的薬剤は、限定されないが、ヒドロキシ酸、ポリヒドロキシ酸、ポリヒドロキシラクトン、ケト酸、およびその関連化合物;フェニルαアシルオキシアルカン酸およびその誘導体;N−アシル−アルドサミン、N−アシルアミノ酸および関連N−アシル化合物;N−(ホスホノアルキル)−アミノ炭水化物、N−(ホスホノアルキル)−アミノ酸およびそれらの関連N−(ホスホノアルキル)−化合物;局所鎮痛剤および局所麻酔;抗ざ瘡剤;抗酵母剤;抗真菌剤;抗ウイルス剤;抗感染症剤;フケ防止剤;抗皮膚炎剤;抗湿疹剤;抗ヒスタミン剤;抗掻痒剤;制吐薬;酔い止め剤;抗炎症剤;抗角化剤;制汗剤;抗乾癬剤;抗酒さ剤;抗脂漏剤;ヘアコンディショナーおよびヘアトリートメント剤;老化防止剤および抗しわ剤;抗不安剤;抗痙攣剤;抗鬱剤;日焼け止め剤および日焼け防止剤;皮膚美白剤;脱色剤;収斂剤;クレンジング剤;魚の目、タコ、およびイボ除去剤;スキンプランピング剤;スキンボリューム剤;スキンファーミング剤;マトリックスメタロプロテイナーゼ(MMP)阻害剤;局所的心血管作動剤;創傷治癒剤;歯周病または口腔ケア剤;アミノ酸;ペプチド;ジペプチド;トリペプチド;グルタチオンおよびその誘導体;オリゴペプチド;ポリペプチド;炭水化物;アミノ炭水化物;ビタミン;副腎皮質ステロイド;日焼け剤;ホルモン、レチノイド、またはそれらの組み合わせのうちの1つ以上を含んでもよい。
いくつかの実施形態において、局所的に活性な薬学的薬剤または美容的薬剤は、限定されないが、アバカビル、アセブトロール、アセトアミノフェン、アセトアミノサロール、アセタゾラミド、アセトヒドロキサミン酸、アセチルサリチル酸、N−アシルグルタチオンエチルエステルおよび他のエステル、N−アシルプロリンエチルエステルおよび他のエステル、アシトレチン、アクロベート、アクリバスチン、アクティク、アシクロビル、アダリムマブ、アダパレン、アデフォビルジピボキシル、アデノシン、アルブテロール、アレファセプト、アルフゾシン、アロプリノール、アロキサンチン、アルモトリプタン、アルプラゾラム、アルプレノロール、酢酸アルミニウム、塩化アルミニウム、アルミニウムクロロヒドロキシド、水酸化アルミニウム、アマンタジン、アミロライド、アミナクリン、p−アミノ安息香酸、アミノカプロン酸、アミノレブリン酸、アミノサリチル酸、アミオダロン、アミトリプチリン、アムロジピン、アモカルジン、アモジアキン、アモロルフィン、アモキサピン、アンフェタミン、アンピシリン、アナグレリド、アナストロゾール、アントラリン、アポモルフィン、アプレピタント、アルブチン、アリピプラゾール、アスコルビン酸、パルミチン酸アスコルビル、アタザナビル、アテノロール、アトモキセチン、、アトロピン、アザチオプリン、アゼライン酸、アゼラスチン、アジスロマイシン、バシトラシン、ジプロピオン酸ベクロメタソン、ベメグリド、ベナゼプリル、ベンジル酸、ベンドロフルメチアジド、ベンゾカイン、ベンゾナテート、ベンゾフェノン、過酸化ベンゾイル、ベンズトロピン、ベプリジル、ジプロピオン酸ベタメタゾン、吉草酸ベタメタゾン、ボツリヌス毒素、ブリモニジン、ブロムフェニラミン、ブピバカイン、ブプレノルフィン、ブプロピオン、ブリマミド、ブテナフィン、ブトコナゾール、カベルゴリン、コーヒー酸、カフェイン、カルシポトリエン、ショウノウ、カンデサルタンシレキセチル、カプサイシン、カルバマゼピン、過酸化カルバミド、セフジトレンピボキシル、セフェピン、セフポドキシムプロキセチル、セレコキシブ、セチリジン、セビメリン、キトサン、クロルジアゼポキシド、クロルヘキシジン、クロロキン、クロロチアジド、クロロキシレノール、クロルフェニラミン、クロルプロマジン、クロルプロパミド、シクロピロックス、シロスタゾール、シメチジン、シナカルセット、シプロフロキサシン、シタロプラム、クエン酸、クラドリビン、クラリスロマイシン、クレマスチン、クリンダマイシン、クリオキノール、プロピオン酸クロベタゾール、ピバル酸クロコルトロン、クロミフェン、クロニジン、クロピドグレル、クロトリマゾール、クロザピン、コカイン、コデイン、クロモリン、クロタミトン、シクリジン、シクロベンザプリン、シクロセリン、シタラビン、ダカルバジン、ダルホプリスチン、ダプソン、ダプトマイシン、ダウノルビシン、デフェロキサミン、デヒドロエピアンドロステロン、デラビルジン、デシプラミン、デスロラタジン、デスモプレシン、デソキシメタゾン、デキサメタゾン、デクスメデトミジン、デクスメチルフェニダート、デクスラゾキサン、デクストロアンフェタミン、ジアゼパム、ジクロフェナク、ジサイクロミン、ジダノシン、ジヒドロコデイン、ジヒドロモルフィン、ジルチアゼム、6,8−ジメルカプトオクタン酸(ジヒドロリポ酸)、ジフェンヒドラミン、ジフェノキシレート、ジピリダモール、ジソピラミド、ドブタミン、ドフェチリド、ドラセトロン、ドネペジル、ドーパエステル、ドパマイド、ドーパミン、ドルゾラミド、ドキセピン、ドキソルビシン、ドキシサイクリン、ドキシラミン、ドキシピン、デュロキセチン、ジクロニン、エコナゾール、エファリズマブ、エフロルニチン、エレトリプタン、エムトリシタビン、エナラプリル、エフェドリン、エピネフリン、エピニン、エピルビシン、エプチフィバチド、エルゴタミン、エリスロマイシン、エスシタロプラム、エスモロール、エソメプラゾール、エスタゾラム、エストラジオール、エタネルセプト、エタクリン酸、エチニルエストラジオール、ピルビン酸エチル、エチドカイン、エトミダート、ファムシクロビル、ファモチジン、フェロジピン、フェンタニル、フェルラ酸、フェキソフェナジン、フィナステリド、フレカイニド、フルコナゾール、フルシトシン、フルオシノロンアセトニド、フルオシノニド、5−フルオロウラシル、フルオキセチン、フルフェナジン、フルラゼパム、プロピオン酸フルチカゾン、フルボキサミン、ホルモテロール、フロセミド、ガラクタロラクトン(galactarolactone)、ガラクトン酸、ガラクトノラクトン、ガランタミン、ガチフロキサシン、ゲフィチニブ、ゲムシタビン、ゲミフロキサシン、グルカロラクトン、グルコン酸、グルコノラクトン、グルクロン酸、グルクロノラクトン、グリコール酸、グリセオフルビン、グアイフェネシン、グアネチジン、N−グアニルヒスタミン、ハロペリドール、ハロプロジン、ヘキシルレゾルシノール、ホマトロピン、ホモサレート、ヒドララジン、ヒドロクロロチアジド、ヒドロコルチゾン、酢酸ヒドロコルチゾン21、ブチル酸ヒドロコルチゾン17、吉草酸ヒドロコルチゾン17、過酸化水素、ヒドロモルフォン、ヒドロキノン、ヒドロキノンモノエーテル、ヒドロキシジン、ヒオスシアミン、ヒポキサンチン、イブプロフェン、イクタモール、イダルビシン、イマチニブ、イミプラミン、イミキモド、インジナビル、インドメタシン、インフリキシマブ、イルベサルタン、イリノテカン、イソエタリン、イソプロテレノール、イトラコナゾール、カナマイシン、ケタミン、ケタンセリン、ケトコナゾール、ケトプロフェン、ケトチフェン、コウジ酸、ラベタロール、乳酸、ラクトビオン酸、ラミブジン、ラモトリジン、ランソプラゾール、レトロゾール、ロイプロリド、レバルブテロール、レボフロキサシン、リドカイン、リネゾリド、ロベリン、ロラタジン、ロペラミド、ロサルタン、ロキサピン、リゼルギン酸ジエチルアミド、マフェニド、リンゴ酸、マルトビオン酸、マンデリン酸、マプロチリン、メベンダゾール、メカミルアミン、メクリジン、メクロサイクリン、メマンチン、メンソール、メペリジン、メピバカイン、メキノール、メルカプトプリン、メスカリン、メタネフリン、メタプロテレノール、メタラミノール、メトホルミン、メタドン、メタンフェタミン、メトトレキサート、メトキサミン、メチルドーパエステル、メチルドパマイド、3,4−メチレンジオキシメタンフェタミン、メチル乳酸、ニコチン酸メチル、メチルフェニデート、サリチル酸メチル、メチアミド、メトラゾン、メトプロロール、メトロニダゾール、メキシレチン、ミコナゾール、ミダゾラム、ミドドリン、ミグルスタット、ミノサイクリン、ミノキシジル、ミルタザピン、ミトキサントロン、モエキシプリラート、モリンドン、モノベンゾン、モルヒネ、モキシフロキサシン、モキソニジン、ムピロシン、ナドロール、ナフチフィン、ナルブフィン、ナルメフェン、ナロキソン、ナプロキセン、ネファゾドン、ネルフィナビル、ネオマイシン、ネビラピン、ニカルジピン、ニコチン、ニフェジピン、ニモジピン、ニソルジピン、ニトロフラントイン、ニザチジン、ノルエピネフリン、ニスタチン、オクトパミン、オクトレオチド、メトキシ桂皮酸オクチル、サリチル酸オクチル、オフロキサシン、オランザピン、オルメサルタンメドキソミル、オロパタジン、オメプラゾール、オンダンセトロン、オキシコナゾール、オキソトレモリン、オキシベンゾン、オキシブチニン、オキシコドン、オキシメタゾリン、パジメートO、パロノセトロン、パントテン酸、パントイルラクトン、パロキセチン、ペモリン、ペンシクロビル、ペニシラミン、ペニシリン、ペンタゾシン、ペントバルビタール、ペントスタチン、ペントキシフィリン、ペルゴリド、ペリンドプリル、ペルメトリン、フェンシクリジン、フェネルジン、フェニラミン、フェンメトラジン、フェノバルビタール、フェノール、フェノキシベンザミン、フェントラミン、フェニレフリン、フェニルプロパノールアミン、フェニトイン、N−(ホスホノメチル)−グリシン、N−(ホスホノメチル)−クレアチン、N−(ホスホノメチル)−チラミン、フィゾスチグミン、ピロカルピン、ピメクロリムス、ピモジド、ピンドロール、ピオグリタゾン、ピパマジン、ピペロニルブトキシド、ピレンゼピン、ポドフィロックス、ポドフィリン、ポビドンヨード、プラミペキソール、プラモキシン、プラゾシン、プレドニゾン、プレナルテロール、プリロカイン、プロカインアミド、プロカイン、プロカルバジン、プラリン、プロマジン、プロメタジン、プロピオン酸プロメタジン、プロパフェノン、プロポキシフェン、プロプラノロール、プロピルチオウラシル、プロトリプチリン、プソイドエフェドリン、ピレトリン、ピリラミン、ピリメタミン、クエチアピン、キナプリル、キネタゾン、キニジン、キヌプリスチン、ラベプラゾール、レセルピン、レソルシノール、レチナール、13−シスレチノイン酸、レチノイン酸、レチノール、酢酸レチニル、パルミチン酸レチニル、リバビリン、リボン酸、リボノラクトン、リファンピン、リファペンチン、リファキシミン、リルゾール、リマンタジン、リセドロン酸、リスペリドン、リトドリン、リバスチグミン、リザトリプタン、ロピニロール、ロピバカイン、サリチルアミド、サリチル酸、サルメテロール、スコポラミン、セレギリン、硫化セレン、セロトニン、セルタコナゾール、セルチンドール、セルトラリン、シェールタール、シブトラミン、シルデナフィル、ソタロール、ストレプトマイシン、ストリキニーネ、スルコナゾール、スルファセタミド、スルファベンズ、スルファベンズアミド、スルファブロモメタジン、スルファセタミド(スルファセタミドナトリウム)、スルファクロルピリダジン、スルファシチン、スルファジアジン、スルファジメトキシン、スルファドキシン、スルファグアノール、スルファレン、スルファメチゾール、スルファメトキサゾール、スルファニルアミド、スルファピラジン、スルファピリジン、スルファサラジン、スルファソミゾール、スルファチアゾール、スルフィソキサゾール、硫黄、タクロリムス、タダラフィル、タムスロシン、酒石酸、タザロテン、テガセロール(tegaserol)、テリスロマイシン、テルミサルタン、テモゾロミド、テノフォビルジソプロキシル、テラゾシン、テルビナフィン、テルブタリン、テルコナゾール、テルフェナジン、テトラカイン、テトラサイクリン、テトラヒドロゾリン、タリドミド、テオブロミン、テオフィリン、チアベンダゾール、チオクト酸(リポ酸)、チオリダジン、チオチキセン、チモル、チアガビン、チモロール、チニダゾール、チオコナゾール、チロフィバン、チザニジン、トブラマイシン、トカイニド、トラゾリン、トルブタミド、トルナフテート、トルテロジン、トラマドール、トラニルシプロミン、トラゾドン、トリアムシノロンアセトニド、二酢酸トリアムシノロン、トリアムシノロンヘキサセトニド、トリアムテレン、トリアゾラム、トリクロサン、トリフルプロマジン、トリメトプリム、トリミプラミン、トリペレナミン、トリプロリジン、トロメタミン、トロパ酸、チラミン、ウンデシレン酸、尿素、ウロカニン酸、ウルソジオール、バルデナフィル、ベンラファキシン、ベラパミル、酢酸ビタミンE、ボリコナゾール、ワルファリン、木タール、キサンチン、ザフィルルカスト、ザレプロン、亜鉛ピリチリオン、ジプラシドン、ゾルミトリプタン、ゾルピデム、またはそれらの組み合わせを含んでもよい。
実施形態は、本明細書に記載されるクリームに使用される保存剤の数または種類によって限定されない。例えば、実施形態において有用な保存剤は、限定されないが、ペンチレングリコール、エチレンジアミンテトラアセテート(EDTA)およびその塩、クロルヘキシジンおよびそのジアセテート、ジヒドロクロリド、グルコネート誘導体、1,1,1−トリクロロ−2−メチル−2−プロパノール、パラクロロメタキシレノール、ポリヘキサメチレンビグアニド塩酸塩、デヒドロ酢酸、ジアゾリジニル尿素、2,4−ジクロロベンジルアルコール、4,4−ジメチル−1,3−オキサゾリジン、ホルムアルデヒド、グルタルアルデヒド、ジメチルヒダントイン、イミダゾリジニル尿素、5−クロロ−2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オン、オルト−フェニルフェノール、ベンジルアルコール、安息香酸およびその塩、4−ヒドロキシ安息香酸およびそのメチル−、エチル−、プロピル−、イソプロピル−、ブチル−、イソブチル−エステル(パラベン)、メチルパラベン、プロピルパラベン、イソプロピルパラベン、イソブチルパラベン、ブチルパラベン、エチルパラベン、トリクロサン、2−フェノキシエタノール、酢酸フェニル水銀、クォータニウム−15、サリチル酸メチル、サリチル酸およびその塩、ソルビン酸およびその塩、ヨードプロピニルブチルカルバメート、ソルビン酸カルシウム、亜鉛ピリチリオン、5−ブロモ−5−ニトロ−1,3−ジオキサン、2−ブロモ−2−ニトロプロパン−1,3−ジオール、亜硫酸塩、重亜硫酸塩、および塩化ベンザルコニウム、フェノキシエタノール、2−フェノキシエタノール、クロロキシレノール、ジアゾリジニル尿素、ならびにそれらの組み合わせを含んでもよい。実施形態において、クリームは、限定されないが、上に列挙したもの、またはそれらの組み合わせを含む、いずれの保存剤を含んでもよい。特定の実施形態において、クリームは、メチルパラベン、プロピルパラベン、および2−フェノキシエタノールの組み合わせを含んでもよい。
保存剤は、当該技術分野で既知の任意の濃度で提供されてもよい。例えば、いくつかの実施形態において、クリームは、約0.01重量%〜約3重量%のいずれか1つの保存剤を含んでもよく、他の実施形態において、クリームは、0.05重量%〜約1.2重量%のいずれか1つの保存剤を含んでもよい。よって、1つより多くの保存剤を含むクリームにおいて、各保存剤は、約0.01重量%〜約3重量%、または約0.05重量%〜約1.2重量%で提供されてもよい。いくつかの実施形態において、クリームは、約0.05重量%、約0.1重量%、約0.15重量%、約0.2重量%、約0.25重量%、約0.3重量%、約0.35重量%、約0.4重量%、約0.45重量%、約0.5重量%、約0.55重量%、約0.6重量%、約0.65重量%、約0.7重量%、約0.75重量%、約0.8重量%、約0.85重量%、約0.9重量%、約0.95重量%、または約1重量%の量の各保存剤を含んでもよい。
種々の実施形態のクリームは、いずれのキレート化剤またはキレート化剤の組み合わせを含んでもよい。種々の実施形態において有用なキレート化剤の例は、限定されないが、アラニン、ポリリン酸ナトリウム、メタリン酸ナトリウム、クエン酸、リン酸、酒石酸、エチレンジアミン四酢酸(エデト酸塩、EDTA)ならびにそれらの誘導体および塩、ジヒドロキシエチルグリシン、そしてそれらの混合物を含む。具体的な実施形態において、キレート化剤は、EDTAまたはエデト酸二ナトリウム、二水和物であってもよい。
キレート化剤は、いずれの有効量で提供されてもよい。例えば、いくつかの実施形態において、クリームは、約0.001重量%〜約2重量%のキレート化剤を含んでもよく、他の実施形態において、クリームは、約0.05重量%〜約1重量%のキレート化剤を含んでもよい。いくつかの実施形態において、クリームは、約0.001重量%、約0.002重量%、約0.003重量%、約0.004重量%、約0.005重量%、約0.006重量%、約0.007重量%、約0.008重量%、約0.009重量%、約0.01重量%、約0.011重量%、約0.012重量%、約0.013重量%、約0.014重量%、約0.015重量%、約0.016重量%、約0.017重量%、約0.018重量%、約0.019重量%、約0.02重量%、約0.025重量%、約0.03重量%、約0.035重量%、約0.04重量%、約0.045重量%、または約0.05重量%のキレート化剤を含んでもよい。
いくつかの実施形態において、クリームは、1つ以上の粘度調整剤を含んでもよい。そのような実施形態の粘度調整剤は、一般に、例えば、カルボキシビニルポリマー、カルボキシメチルセルロース、ポリビニルピロリドン、ヒドロキシエチルセルロース、メチルセルロース、ゼラチンおよびトラガントガム等の天然ガム、ならびにポリビニルアルコール等の種々のアルコール等の高分子量の化合物を含んでもよい。他の実施形態において、粘度調整剤は、エタノールまたはイソプロピルアルコールを含んでもよい。いくつかの実施形態において、粘度調整剤は、限定されないが、カルビトール、ラウリルアルコール、ミリスチルアルコール、セチルアルコール、イソセチルアルコール、ステアリルアルコール、イソステアリルアルコール、ヒドロキシステアリルアルコール、オレイルアルコール、リシンオレイルアルコール、ベヘニルアルコール、エルシルアルコール、2−オクチルドデカニルアルコール、セテアリルアルコール、ラノリンアルコール等の高分子の飽和および不飽和脂肪アルコールであってもよく、特定の実施形態において、粘度調整剤は、オレイルアルコールであってもよい。
粘度調整剤は、上述の粘度以内に適合するクリームを作製するために必要な任意の量で提供されてもよく、特定の実施形態において、クリームは、約0.1重量%〜約30重量%の粘度調整剤を含んでもよい。いくつかの実施形態において、クリームは、約0.5重量%〜約20重量%の粘度調整剤を含んでもよい。いくつかの実施形態において、クリームは、約0.5重量%〜約10重量%の粘度調整剤を含んでもよい。いくつかの実施形態において、クリームは、約2重量%〜約10重量%の量の粘度調整剤を含んでもよい。いくつかの実施形態において、クリームは、約2重量%、約2.5重量%、約3重量%、約3.5重量%、約4重量%、約4.5重量%、約5重量%、約5.5重量%、約6重量%、約6.5重量%、約7重量%、約7.5重量%、約8重量%、約8.5重量%、約9重量%、約9.5重量%、または約10重量%の粘度調整剤を含んでもよい。
特定の実施形態のクリームは、1つ以上の抗酸化剤を含んでもよい。数多くの抗酸化剤が当該技術分野で既知であり、本明細書に記載されるオキシメタゾリンクリームを調製するために任意のそのような抗酸化剤が使用されてもよい。好適な抗酸化剤の例は、限定されないが、アミノ酸(グリシン、ヒスチジン、チロシン、トリプトファン等)およびその誘導体、イミダゾール(ウロカニン酸等)およびその誘導体、ペプチド(D,L−カルノシン、D−カルノシン、L−カルノシン等)およびその誘導体(アンセリン等)、カロテノイド、カロテン(α−カロテン、β−カロテン、リコペン等)およびその誘導体、クロロゲン酸およびその誘導体、リポ酸およびその誘導体(ジヒドロリポ酸等)、アウロチオグルコース、プロピルチオウラシル、および他のチオール(チオレドキシン、グルタチオン、システイン、シスチン、システアミン、およびグリコシル等)、N−アセチル、メチル、エチル、プロピル、アミル、ブチル、ラウリル、パルミトイル、オレイル、α−リノレイル、コレステリルおよびグリセリルエステルならびにそれらの塩、ジラウリルチオジプロピオネート、ジステアリルチオジプロピオネート、チオジプロピオン酸およびそれらの誘導体(エステル、エーテル、ペプチド、脂質、ヌクレオチド、ヌクレオシドおよび塩等)、スルホキシミン化合物(ブチオニンスルホキシミン、ホモシステインスルホキシミン、ブチオニンスルホン、ペンタ−、ヘキサ−、ヘプタチオニンスルホキシミン等)、不飽和脂肪酸およびその誘導体(α−リノレン酸、リノール酸、オレイン酸等)、葉酸およびその誘導体、ユビキノンおよびユビキノールならびにその誘導体、ビタミンCおよびその誘導体(パルミチン酸アスコルビル、リン酸マグネシウムアスコルビル、酢酸アスコルビル等)、トコフェロールおよび誘導体(酢酸ビタミンE等)、ビタミンAおよび誘導体(パルミチン酸ビタミンA等)、ビタミンBおよびその誘導体、ベンゾイン樹脂のコニフェリルベンゾエート、ルチン酸(rutinic acid)およびその誘導体、α−グリコシルルチン、フェルラ酸、フルフリリデングルシトール、カルノシン、ブチルヒドロキシトルエン、トリヒドロキシ−ブチロフェノン、尿酸およびその誘導体、マンノースおよびその誘導体、スーパーオキシドジスムターゼ、亜鉛およびその誘導体(ZnO、ZnSO4等)、セレンおよびその誘導体(セレノメチオニン等)、スチルベンおよびその誘導体(スチルベンオキシド、trans−スチルベンオキシド等)を含む。具体的な例示的実施形態において、1つ以上の抗酸化剤は、ビタミンB、ノルジヒドログアイヤレチン酸、ブチル化ヒドロキシアニソール(BHA)、ブチル化ヒドロキシトルエン(BHT)、没食子酸プロピル、エリソルビン酸(erythorbate acid)、エリソルビン酸ナトリウム、パルミチン酸アスコルビル、およびステアリン酸アスコルビル、ブチルヒドロキシアニソール、ならびに没食子酸エステルを含んでもよく、いくつかの実施形態において、1つ以上の抗酸化剤は、BHTを含んでもよい。
1つ以上の抗酸化剤は、いずれの好適な量で提供されてもよい。例えば、いくつかの実施形態において、1つ以上の抗酸化剤は、クリームの約0.001重量%〜約3重量%であってもよく、他の実施形態において、1つ以上の抗酸化剤は、クリームの約0.01重量%〜約1重量%、またはクリームの約0.01重量%〜約0.50重量%であってもよい。いくつかの実施形態において、クリームは、約0.01重量%、約0.015重量%、約0.02重量%、約0.025重量%、約0.03重量%、約0.035重量%、約0.04重量%、約0.045重量%、約0.05重量%、約0.055重量%、約0.06重量%、約0.065重量%、約0.07重量%、約0.075重量%、約0.08重量%、約0.085重量%、約0.09重量%、約0.095重量%、または約0.1重量%の抗酸化剤を含んでもよい。
いくつかの実施形態において、本明細書に記載されるオキシメタゾリンクリームは、1つ以上の界面活性剤を含んでもよい。そのような実施形態は、使用される界面活性剤の種類によって限定されず、例えば、いくつかの実施形態において、1つ以上の界面活性剤は、アニオン性界面活性剤、例えば、アルキルスルフェート、アルキルエーテルスルフェート、アルキルスルホナート、アルキルアリールスルホナート、アルキルスクシナート、アキルスルホスクシナート、N−アルコイルサルコシナート、アシルタウラート、アシルイセチオナート、アルキルホスフェート、アルキルエーテルホスフェート、アルキルエーテルカルボキシラート、α−オレフィンスルホナート、ならびにそのアルカリ金属およびアルカリ土類金属塩およびアンモニウムおよびトリエタノールアミンであってもよい。そのようなアルキルエーテルスルフェート、アルキルエーテルホスフェートおよびアルキルエーテルカルボキシラートは、1分子当たり、1〜10個のエチレンオキシドまたはプロピレンオキシド単位、いくつかの実施形態において、1〜3個のエチレンオキシド単位を有することができる。より具体的な例は、限定されないが、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸アンモニウム、ラウリルエーテル硫酸ナトリウム、ラウリルエーテル硫酸アンモニウム、ラウリルサルコシン酸ナトリウム、オレイルコハク酸ナトリウム、ラウリルスルホコハク酸アンモニウム、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、ドデシルベンゼンスルホン酸トリエタノールアミンを含む。他の実施形態において、1つ以上の界面活性剤は、両性界面活性剤、例えば、アルキルベタイン、アルキルアミドプロピルベタイン、アルキルスルホベタイン、アルキルグリシネート、アルキルカルボキシグリシネート、アルキルアンホアセテートもしくはα−プロピオネート、アルキルアンホジアセテートもしくはαジプロピオネート、より具体的には、ココジメチルスルホプロピルベタイン、ラウリルベタイン、コカミドプロピルベタイン、またはココアンホプロピオン酸ナトリウムであってもよい。
特定の実施形態において、1つ以上の界面活性剤は、非イオン性界面活性剤、例えば、直鎖アルキル鎖に6〜20個の炭素原子を有する脂肪族アルコールまたはアルキルフェノールとエチレンオキシドおよび/またはプロピレンオキシドとの反応生成物であってもよく、アルキレンオキシドは、アルコール1モル当たり約6モル〜約60モルであってもよい。具体的に実施形態において、非イオン性界面活性剤は、アルキルアミンオキシド、モノおよびジアルキルアルカノールアミド、ポリエチレングリコールの脂肪酸エステル、エトキシ化脂肪酸アミド、エチレンオキシドと反応した飽和脂肪酸アルコール、アルキルポリグリコシド、およびソルビタンエーテルエステルを含んでもよく、いくつかの実施形態において、非イオン性界面活性剤は、セテアレス−2、セテアレス−3、セテアレス−4、セテアレス−5、セテアレス−6、セテアレス−7、セテアレス−8、セテアレス−9、セテアレス−10、セテアレス−11、セテアレス−12、セテアレス−13、セテアレス−14、セテアレス−15、セテアレス−16、セテアレス−17、セテアレス−18、セテアレス−20、セテアレス−22、セテアレス−23、セテアレス−24、セテアレス−25、セテアレス−27、セテアレス−28、セテアレス−29、セテアレス−30、セテアレス−33、セテアレス−34、セテアレス−40、セテアレス−50、セテアレス−55、セテアレス−60、セテアレス−80、セテアレス−100等、もしくはそれらの組み合わせ、または脂肪酸アルコール(ステアリルアルコール、オレイルアルコール、リノレイルアルコール、アラキジルアルコール、セチルアルコール等)と組み合わされた1つ以上のセテアレスであってもよい。特定の実施形態において、1つ以上の界面活性剤は、CREMOPHOR EL(登録商標)、CREMOPHOR A−6(登録商標)、CREMPHOR A−25(登録商標)またはそれらの組み合わせ等の、界面活性剤を含有する市販のセテアレスであってもよい。
種々の実施形態の1つ以上の界面活性剤は、クリームの約0.1重量%〜約50重量%を構成してもよく、いくつかの実施形態において、クリームの約0.5重量%〜約20重量%を構成してもよい。オキシメタゾリンクリーム中に1つより多くの界面活性剤が提供される実施形態において、各界面活性剤は、クリームの約0.5重量%〜約12重量%であってもよく、いくつかの実施形態において、2つ以上の界面活性剤を含有するオキシメタゾリンクリームの各界面活性剤は、クリームの約0.5重量%〜約5重量%であってもよい。いくつかの実施形態において、クリームは、約0.5重量%、約1重量%、約1.5重量%、約2重量%、約2.5重量%、約3重量%、約3.5重量%、約4重量%、約4.5重量%、または約5重量%の量の各界面活性剤を含んでもよい。
いくつかの実施形態において、オキシメタゾリンクリームは、1つ以上の皮膚軟化剤を含んでもよい。一般に、皮膚軟化剤の機能はクリームを有効にし、その延長として、活性薬剤を皮膚表面上または角質層内に留まらせる。皮膚軟化剤は、当該技術分野で周知であり、例えば、International Cosmetic Ingredient Dictionary,Eighth Edition,2000(参照により、その全体が本明細書に組み込まれる)に列挙されている。特定の実施形態において、1つ以上の皮膚軟化剤は、限定されないが、アジピン酸ジイソプロピル、オレイルアルコール、ラノリン、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、カプリル酸/カプリン酸トリグリセリド、乳酸セチル、パルミチン酸セチル、水素化ヒマシ油、グリセリルエステル、イソステアリン酸ヒドロキシセチル、リン酸ヒドロキシセチル、イソステアリン酸イソプロピル、イソステアリン酸イソステアリル、セバシン酸ジイソプロピル、ポリオキシプロピレン(5)ポリオキシエチレン(20)セチルエーテル(PPG−5−セテス−20)、2−イソノナン酸エチルヘキシル、2−ステアリン酸エチルヘキシル、C12−C16脂肪アルコール、C12−C16乳酸脂肪アルコール、ラノリン脂肪酸イソプロピル、2−サリチル酸エチルヘキシル、およびそれらの組み合わせを含む、脂肪エステル、脂肪アルコール、またはそれらの組み合わせであってもよい。いくつかの実施形態において、1つ以上の皮膚軟化剤は、脂肪アルコールの組み合わせであってもよい。特定の実施形態において、1つ以上の皮膚軟化剤は、1−ヘキサデカノール、アセチル化ラノリン、ベヘニルジメチコン、C12-15安息香酸アルキル、オクタン酸セテアリル、ココグリセリド、ジカプリレート/ジカプレートジメチコンコポリオール、ジメチコノール、アジピン酸ジオクチル、ステアリン酸グリセリル、イソセチルアルコール、イソヘキサデカン、イソペンチルシクロヘキサノン、パルミチン酸イソプロピル、乳酸ラウリル、鉱物油、メトキシpeg−22/ドデシルグリコールコポリマー、乳酸ミリスチル、ネオペンタン酸オクチルドデシル、ヤシ脂肪酸オクチル、パルミチン酸オクチル、ステアリン酸オクチル、ネオペンタン酸オクチルドデシル、イソステアリン酸ポリグリセリル−4、ステアリン酸ポリオキシル40、ポリオキシメチレン尿素、ソルビン酸カリウム、プロピレングリコール、酢酸プロピレングリコールイソセス−3、および酢酸プロピレングリコールミリスチルエーテルであってもよい。
皮膚軟化剤は、任意の好適な量で提供されてもよい。例えば、いくつかの実施形態において、1つ以上の皮膚軟化剤は、クリームの約1重量%〜約50重量%であってもよく、他の実施形態において、皮膚軟化剤は、オキシメタゾリンクリームの約2重量%〜約7重量%であってもよい。いくつかの実施形態において、クリームは、約1重量%、約1.5重量%、約2重量%、約2.5重量%、約3重量%、約3.5重量%、約4重量%、約4.5重量%、約5重量%、約5.5重量%、約6重量%、約6.5重量%、約7重量%、約7.5重量%、または約8重量%の量の各皮膚軟化剤を含んでもよい。上に示したように、皮膚軟化剤はまた、約0.002:1〜約50:1の乳化剤と皮膚軟化剤との比率を提供するのに十分な量で提供されてもよい。いくつかの実施形態において、乳化剤と皮膚軟化剤との比率は、約0.1:1〜約1.8:1、約0.2:1〜約1.8:1、約0.3:1〜約1.8:1、約0.4:1〜約1.8:1、約0.5:1〜約1.8:1、約0.7:1〜約1.8:1、約0.3:1〜約1.5:1、約0.3:1〜約1.285:1、約0.3〜約1:1、約0.4:1〜約1.5:1、約0.4:1〜約1.285:1、約0.4:1〜約1:1、約0.7:1〜約1.8:1、約0.7:1〜約1.5:1、約0.7:1〜約1.285:1、約0.7:1〜約1:1、約0.73:1〜約1.8:1、約0.73:1〜約1.5:1、約0.73:1〜約1.285:1、約0.73:1〜約1:1、約0.87:1〜約1.5:1、約0.87:1〜約1.285:1、約0.87:1〜約1:1、約1:1〜約1.285:1、約1:1〜約1.25:1、約1:1〜約1.2:1、約1:1、約0.87:1、約0.73:1、もしくは約0.7:1、またはそれらの組み合わせである。そのような実施形態において、クリーム中の皮膚軟化剤の重量%は、これらの範囲内に属する。いくつかの実施形態において、乳化剤は、TEFOSE(商標)63、セトステアリルアルコールマクロゴール(6)セトステアリルエーテル、マクロゴール(25)セトステアリルエーテル、またはそれらの組み合わせを含んでもよい。いくつかの実施形態において、クリームは、低分子ポリエチレングリコール(複数可)またはそのエステル(例えば、ステアリン酸PEG−32、ステアリン酸PEG−6)の乳化剤を含んでもよい。いくつかの実施形態において、TEFOSE(商標)63とセトステアリルアルコールとの比率は、約0.7:1〜約1.8:1、約0.7:1〜約1.5:1、約0.7:1〜約1.285:1、約0.7〜約1:1、約0.73:1〜約1.8:1、約0.73:1〜約1.5:1、約0.73:1〜約1.285:1、約0.73:1〜約1:1、約0.87:1〜約1.5:1、約0.87:1〜約1.285:1、約0.87:1〜約1:1、約1:1〜約1.285:1、約1:1〜約1.25:1、約1:1〜約1.2:1、約1:1、約0.87:1、約0.73:1、もしくは約0.7:1、またはそれらの組み合わせである。いくつかの実施形態において、皮膚軟化剤は、中鎖トリグリセリド、アジピン酸ジイソプロピル、オレイルアルコール、ラノリン、またはそれらの組み合わせを含んでもよい。
理論に拘束されることを望むものではないが、エマルションの安定性の見地からすると、エステルが適切に乳化されていない場合、エマルションは、クリームの上部に非極性相、その下に水層といった「クリーム状」の分離を示す。本明細書に記載される実施形態は、「真の」油相を含有しておらず、中鎖トリグリセリド、アジピン酸ジイソプロピル、およびオレイルアルコールは、「真の」油ではないため、油相の少ないエマルションを形成すると考えられる。このことは、本明細書に記載される実施形態のクリーム製剤が乳化することを極度に困難にし得、また、なぜ非常に多くの異なる乳化剤が存在するのかを説明し得る。
特定の実施形態において、オキシメタゾリンクリームは、1つ以上の乳白剤を含んでもよい。乳白剤は、さもなければ明らかに望ましくない色を有したであろう組成物に色または白さを提供する。いくつかの実施形態において、例えば、皮膚軟化剤、界面活性剤、および/または乳化剤等の構成成分は、十分な不透明さを提供してもよい。他の実施形態において、1つ以上の追加の乳白剤がクリームに提供されてもよい。乳白剤は、当該技術分野において周知であり、限定されないが、高級脂肪アルコール(セチルアルコール、ステアリルアルコール、セトステアリルアルコール、アラキジル、およびべへニルアルコール等)、固体エステル(パルミチンセチル、ラウリン酸グリセリル、ステアリン酸ステアラミドMEA、高分子脂肪アミド、およびアルカノールアミド等)、ならびに種々の脂肪酸誘導体(プロピレングリコールおよびポリエチレングリコールエステル等)を含む。他の実施形態において、乳白剤は、例えば、ケイ酸アルミニウムマグネシウム、酸化亜鉛、二酸化チタン、または他の日焼け止め剤等の無機材料を含んでもよい。
乳白剤が使用される実施形態において、乳白剤は、所望の不透明さを提供するために必要な任意の量で提供されてもよい。そのような実施形態において、乳白剤は、一般に、クリームの約0.01重量%〜約20重量%であってもよく、いくつかの実施形態において、乳白剤は、クリームの約0.01重量%〜約5重量%、または約0.02重量%〜約2重量%であってもよい。いくつかの実施形態において、クリームは、約2重量%、約2.5重量%、約3重量%、約3.5重量%、約4重量%、約4.5重量%、約5重量%、約5.5重量%、約6重量%、約6.5重量%、約7重量%、約7.1重量%、約7.2重量%、約7.3重量%、約7.4重量%、約7.5重量%、約7.6重量%、約7.7重量%、約7.8重量%、約7.9重量%、約8重量%、約8.1重量%、約8.2重量%、約8.3重量%、約8.4重量%、約8.5重量%、約8.6重量%、約8.7重量%、約8.8重量%、約8.9重量%、約9重量%、約9.5重量%、約10重量%、約10.5重量%、約11重量%、約11.5重量%、または約12重量%の乳白剤を含んでもよい。
いくつかの実施形態において、オキシメタゾリンクリームは、1つ以上のスキンコンディショナーを含んでもよい。スキンコンディショナーは、一般に、皮膚の保湿力を向上させ、皮膚からの水分の蒸発を遅延させ、皮膚の可塑化/軟化を引き起こし得る構成成分である。一般的なスキンコンディショナーは、例えば、鉱物油、ワセリン、脂肪族アルコール、ラノリンおよびその誘導体、脂肪酸、グリコール脂肪酸、糖類、グリセリン、プロピレングリコール、ソルビトールおよびポリエチレングリコール、ビタミンおよびハーブ誘導体を含む。さらなるスキンコンディショナーは、CTFA Cosmetic Ingredient Handbook,1st Ed.,1988(参照により、その全体が本明細書に組み込まれる)に見出すことができる。いくつかの実施形態において、1つ以上のスキンコンディショナーは、限定されないが、保水剤、例えば、フルクトース、グルコース、グリセリン、プロピレングリコール、グリセス−26、マンニトールおよび尿素、ピロリドンカルボン酸、加水分解レシチン、ココ−ベタイン、システイン塩酸塩、グルカミン、ポリオキシプロピレン(15)ポリオキシエチレン(PPG−15)、グルコン酸ナトリウム、アスパラギン酸カリウム、オレイルベタイン、チアミン塩酸塩、ラウリル硫酸ナトリウム、ヒアルロン酸ナトリウム、加水分解タンパク質、加水分解ケラチン、アミノ酸、アミンオキシド、ビタミンA、E、およびDの水溶性誘導体、アミノ機能性シリコーン、エトキシル化グリセリン、α−ヒドロキシ酸およびその塩等、水溶性脂肪油誘導体、例えば、PEG−24水素化ラノリン、アーモンド油、グレープシード油、およびヒマシユ油、列挙される他の多数の水溶性スキンコンディショナー、およびそれらの混合物を含んでもよい。特定の実施形態において、スキンコンディショナーは、ラノリンまたはラノリン誘導体、カプリル酸カプリン酸/トリグリセリド、アジピン酸ジイソプロピル、およびそれらの組み合わせを含んでもよい。
スキンコンディショナーは、当該技術で既知の任意の量で種々の実施形態のクリームに提供されてもよく、提供されるスキンコンディショナーの量は、皮膚の状態の種類または使用されるスキンコンディショナーの組み合わせに依存して異なり得る。一般に、実施形態のクリームは、クリームの約1重量%〜約50重量%、またはクリームの約1重量%〜約25重量%の量のコンディショナーを含んでもよい。いくつかの実施形態において、クリームは、約1重量%、約1.5重量%、約1.6重量%、約1.7重量%、約1.8重量%、約1.9重量%、約2重量%、約2.1重量%、約2.2重量%、約2.3重量%、約2.4重量%、約2.5重量%、約3重量%、約3.5重量%、約3.6重量%、約3.7重量%、約3.8重量%、約3.9重量%、約4重量%、約4.1重量%、約4.2重量%、約4.3重量%、約4.4重量%、約4.5重量%、約5重量%、約5.5重量%、約6重量%、約6.5重量%、約6.6重量%、約6.7重量%、約6.8重量%、約6.9重量%、約7重量%、約7.1重量%、約7.2重量%、約7.3重量%、約7.4重量%、約7.5重量%、約8重量%、約8.5重量%、約9重量%、約9.5重量%、または約10重量%の量の各スキンコンディショナーを含んでもよい。
患者が罹患する病態または状態を具体的に考慮して、対象の皮膚に対する快適な塗布を実現するために、種々の実施形態のオキシメタゾリンクリームは、中性から弱酸性のpHであってもよい。例えば、種々の実施形態において、クリームのpHは、室温で約2.5〜約7.0、約4.0〜約7.0、または約4.0〜約5.5であってもよい。他の実施形態において、そのようなクリームのpHは、室温で約4.5〜約5.5であってもよく、具体的な実施形態において、クリームのpHは、室温で約4.5であってもよい。適切なpHを達成するために、例えば、限定されないが、乳酸、クエン酸、クエン酸ナトリウム、グリコール酸、コハク酸、リン酸、モノナトリウムリン酸塩、リン酸二ナトリウム、シュウ酸、dl−リンゴ酸、炭酸カルシウム、水酸化ナトリウムおよび炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、ならびに炭酸水素アンモニウムを含むpH調整剤等の、当該技術分野で既知であり有用な構成要素または構成要素の組み合わせが使用されてもよい。特定の実施形態において、pH調整剤は、無水クエン酸およびクエン酸ナトリウム二水和物を含む。種々の実施形態において、総緩衝容量は、約約0mM〜約600mM、約0mM〜約600mM、約5mM〜約600mM、約5mM〜約400mM、約5mM〜約300mM、約5mM〜約200mM、約200mM〜約400mM、約0mM、約100mM、約200Mm、約300mM、約400mM、約500mM、または約600mMであってもよい。いくつかの実施形態において、クリームは、約0.05重量%、約0.1重量%、約0.15重量%、約0.16重量%、約0.17重量%、約0.18重量%、約0.19重量%、約0.2重量%、約0.21重量%、約0.22重量%、約0.23重量%、約0.24重量%、約0.25重量%、約0.26重量%、約0.27重量%、約0.28重量%、約0.29重量%、約0.3重量%、約0.31重量%、約0.32重量%、約0.33重量%、約0.34重量%、約0.35重量%、約0.36重量%、約0.37重量%、約0.38重量%、約0.39重量%、約0.4重量%、約0.45重量%、約0.5重量%、約0.55重量%、約0.6重量%、約0.65重量%、約0.7重量%、約0.75重量%、約0.8重量%、約0.85重量%、約0.9重量%、約0.95重量%、または約1重量%の量の各pH調整剤を含む。
本発明の実施形態はまた、例えば、従来の混合等によって、上述のような薬学的組成物を調製するための方法も含む。例えば、いくつかの実施形態において、オキシメタゾリンは、従来の混合を用いて、精製水中で任意の組み合わせの上述の構成成分と組み合わされてもよく、安定したエマルションが形成された後、適切なpHを有するクリームを得るために、既知の方法を用いてpHおよび粘度が調整されてもよい。他の実施形態において、種々の組み合わせの構成成分が、従来の混合によって精製水中で組み合わされてもよく、次いで、オキシメタゾリンが混合物に加えられてもよい。美容的に許容されるクリームを実現するために、pH、粘度、不透明さ、および/または密度が調整されてもよい。
特定の実施形態は、メチルパラベンおよびプロピルパラベン等の保存剤をポリエチレングリコール300等の溶媒に溶解させるステップと、磁気撹拌器を用いて混合物が均一になるまで混合するステップと、2−フェノキシエタノール等の他の保存剤を混合物に加えるステップとを含む、第1の溶液を作製することと;精製水およびエデト酸二ナトリウム(EDTA)等のキレート化剤を加熱するステップを含む、第2の溶液を作製することと;乳化剤(Tefose 63、セトステアリルアルコール、Cremophor A−6、およびCremaphor A−25等)、抗酸化剤(ブチル化ヒドロキシトルエン等)、皮膚軟化剤(ラノリン、アジピン酸ジイソプロピル、中鎖トリグリセリド等)、ならびに粘度調整剤(セトステアリルアルコール等)を加えることを含む、油相を作製することと;油相を加熱および混合することと;水相を作製するために第2の溶液にオキシメタゾリンを溶解させることと;水相溶液を作製するために第1の溶液を水相に加えることと;クリームを作製するために水相溶液を油相に加えることとを含む、クリーム製剤を作製する方法に関する。
特定の実施形態は、「ワンポット」プロセスを含むクリーム製剤を作製する方法に関する。ワンポットプロセスでは、蒸気または加熱した液体によって加熱することができる1つの槽、ケトル、または容器内でバッチを製造することができる。最初に、乳化剤(Tefose 63、セトステアリルアルコール、Cremophor A−6、およびCremaphor A−25等)、抗酸化剤(ブチル化ヒドロキシトルエン等)、皮膚軟化剤(ラノリン、アジピン酸ジイソプロピル、中鎖トリグリセリド等)、ならびに粘度調整剤(セトステアリルアルコール等)を加えることを含むように油相が作製されてもよく、油相を加熱および混合し、次いで、小さな容器中で別個に保存剤(メチルパラベンおよびプロピルパラベン等)を溶媒(ポリエチレングリコール300等)に溶解させ、磁気撹拌器を用いて混合物が均一になるまで混合することにより副次的混合物を調製し、他の保存剤(2−フェノキシエタノール等)およびキレート化剤(エデト酸二ナトリウム(EDTA)等)を混合物に加え、この溶液を油相に加え、この溶液を高温になるまで混合および加熱し、次いで、徐々に精製水を加え(水は、ポット内の温度が約70℃を超えるように維持される速度で加えられる)、全ての水が加えられ、クリームが作製されたら、API(例えば、オキシメタゾリン)をクリームに溶解させる。代替として、APIは、実行可能であるかまたは従来加えられるプロセス中の任意の時点で加えられてもよい。
さらに他の実施形態は、薬学的組成物を使用するための方法に関する。一般的に、本明細書に記載される実施形態のオキシメタゾリンクリームは、皮膚に局所的に投与されてもよく、いくつかの実施形態において、オキシメタゾリンクリームは、酒さに関連する丘疹、膿疱、他の炎症性病変、瘤腫(皮膚の肥厚)、もしくは紅斑、紫斑、毛細血管拡張、毛孔性角化症、顔面播種状粟粒性狼瘡等を示すかまたは起こし易い皮膚の一部に塗布されてもよい。他の実施形態において、オキシメタゾリンクリームは、酒さに関連する丘疹、膿疱、他の炎症性病変、瘤腫(皮膚の肥厚)、もしくは紅斑、紫斑、毛細血管拡張、毛孔性角化症、顔面播種状粟粒性狼瘡等を現在示していないかまたは起こし易い領域を含む全体的な皮膚領域にわたって塗布されてもよい。特定の実施形態において、薬学的組成物は、皮膚の状態(例えば、乾燥)を示しているかまたは起こし易い皮膚領域に有効量で提供されてもよい。
種々の実施形態において、薬学的組成物は、対象に有効量のオキシメタゾリンを提供するために塗布されてもよく、特定の実施形態において、薬学的組成物は、酒さ、毛細血管拡張、皮膚の肥厚、膿疱、丘疹、他の皮膚紅斑、紫斑、毛孔性角化症、顔面播種状粟粒性狼瘡等の症状を示しているかまたは起こし易い皮膚領域に有効量で提供されてもよい。いくつかの実施形態において、有効量のクリーム(例えば、オキシメタゾリンクリーム)は、単回塗布の結果として治療を必要とする対象の皮膚に塗布されてもよい。他の実施形態において、クリーム(例えば、オキシメタゾリンクリーム)は、1日、1週間、1ヶ月、数ヶ月、もしくは数年、またはその状態が消失するまでの期間にわたって繰り返し塗布されてもよい。例えば、例示的な一実施形態において、治療法は、酒さ、皮膚の肥厚、毛細血管拡張、膿疱、丘疹、他の皮膚紅斑、紫斑、毛孔性角化症、顔面播種状粟粒性狼瘡等の症状を示しているかまたは起こし易い皮膚領域に、その症状が持続する限り、本明細書に記載されるオキシメタゾリンクリームを1日1回塗布することを含んでもよい。他の実施形態において、オキシメタゾリンは、維持療法として塗布されてもよく、対象がそのような治療を必要とする間、必要に応じて、または経時的なスケジュールに基づいて、継続的にクリームが塗布される。実施形態において、治療法は、1日1回、1日2回、1日3回、1日4回、または必要に応じて、または処方通りにクリームを塗布することを含んでもよい。いくつかの実施形態において、治療法は、必要なときに(PRNまたは必要に応じて)クリームを塗布することを含んでもよい。他の実施形態において、治療法は、症状が持続する限り、例えば、4時間ごとに1日2回、オキシメタゾリンクリームを塗布することを含んでもよい。他の例示的な実施形態において、治療法は、症状が持続する限り、1日に、例えば、6時間ごとまたは12時間ごとに2回以上、オキシメタゾリンクリームを塗布することを含んでもよい。そのような実施形態において、オキシメタゾリンクリームの塗布は、酒さ、皮膚の肥厚、毛細血管拡張、膿疱、丘疹、他の皮膚紅斑、紫斑、毛孔性角化症、顔面播種状粟粒性狼瘡等の症状が実質的に減少または消失するまで実行されてもよく、いくつかの実施形態において、塗布されるオキシメタゾリンクリームの量または塗布の頻度は、薬学的組成物に対する対象の応答および臨床医の推奨に基づいて治療期間を通じて変更されてもよい。例えば、症状の減少または消失が観察された後、治療効果を維持するために、塗布されるオキシメタゾリンクリームの量または塗布の頻度が変更されてもよい。
種々の実施形態のクリームは、任意の方法によって塗布されてもよい。例えば、いくつかの実施形態において、オキシメタゾリンクリームは、対象によって、または臨床医等の別の人物によって手で塗布されてもよい。他の実施形態において、クリームは、棒、包帯、またはアプリケーターパッド等のアプリケーターとともに包装されていてもよく、またさらに他の実施形態において、手による塗布のために計量された用量のクリームが梱包されていてもよい。理論に拘束されることを望むものではないが、予め梱包されたアプリケーターとともに、または計量された用量でクリームを提供することにより、より制御された用量を提供することができる。一般に、対象および/または臨床医は、治療される皮膚領域にわたって均一にクリームが塗布されることを確実にする。
一実施形態において、製剤は、オキシメタゾリンおよび薬学的に許容される賦形剤を含み、製剤はクリームである。一態様において、製剤は、治療的有効量のオキシメタゾリンを含む。一態様において、製剤は、美容的に許容される。一態様において、製剤は、乳化剤および皮膚軟化剤を含む。さらなる態様において、乳化剤の親水性親油性バランスは、約9.0〜約17.0である。さらなる態様において、乳化剤は、約1重量%〜約30重量%の総量で存在する。さらなる態様において、乳化剤は、Tefose 63(商標)を含む。さらなる態様において、乳化剤は、ステアリン酸PEG、ステアリン酸グリコール、またはそれらの混合物を含む。さらなる態様において、乳化剤は、ポリエチレングリコール6(PEG−6)、ポリエチレングリコール32(PEG−32)、およびステアリン酸グリコールである。さらなる態様において、乳化剤は、エトキシ化脂肪酸を含む。さらなる態様において、皮膚軟化剤は、約1重量%〜約50重量%の総量で存在する。さらなる態様において、皮膚軟化剤は、セトステアリルアルコールを含む。さらなる態様において、乳化剤と皮膚軟化剤との比率は、約0.7:1〜約1.8:1を含む。さらなる態様において、乳化剤と皮膚軟化剤との比率は、約0.7:1〜約1.5:1を含む。一態様において、製剤は、保存剤、乳化安定剤、pH調整剤、キレート化剤、粘度調整剤、抗酸化剤、界面活性剤、皮膚軟化剤、乳白剤、スキンコンディショナー、緩衝剤、およびそれらの組み合わせからなる群から選択される添加剤を含む。さらなる態様において、1つ以上の保存剤が、約0.01重量%〜約5重量%の量で存在する。さらなる態様において、1つ以上のキレート化剤が、約0.001重量%〜約2重量%の量で存在する。さらなる態様において、1つ以上の粘度調整剤が、約0.5重量%〜約30重量%の量で存在する。さらなる態様において、1つ以上の抗酸化剤が、約0.01重量%〜約3重量%の量で存在する。さらなる態様において、1つ以上の界面活性剤が、約0.1重量%〜約50重量%の量で存在する。さらなる態様において、1つ以上の乳白剤が、約0.01%〜約20重量%の量で存在する。さらなる態様において、1つ以上のスキンコンディショナーが、約1重量%〜約50重量%の量で存在する。さらなる態様において、1つ以上のpH調整剤が、製剤に約2.5〜約7.0のpHを提供するのに十分な量で存在する。一態様において、製剤は、局所的に活性な薬学的薬剤または美容的薬剤をさらに含む。さらなる態様において、局所的に活性な薬学的薬剤は、抗マイコバクテリア剤、抗酒さ剤、およびそれらの組み合わせからなる群から選択される。さらなる態様において、製剤は、ダプソンまたはメトロニダゾールをさらに含む。一態様において、製剤は、室温で約2.0〜約7.0のpHを含む。一態様において、製剤のpHは、約25℃/60%相対湿度、約30℃/75%相対湿度、または約40℃/75%相対湿度で約4週間保存した後に減少しない。一態様において、製剤のpHは、約60℃で約1週間保存した(例えば、クリーム製剤をチューブ、例えば、30gのポリエチレンチューブまたは30gのGlaminateチューブ内に充填する)後に減少しない。一態様において、製剤のpHは、約25℃/60%相対湿度、約30℃/75%相対湿度、または約40℃/75%相対湿度で約4週間保存した後に変化しない。一態様において、製剤のpHは、約60℃で約1週間保存した後に変化しない。一態様において、製剤は、約25℃/60%相対湿度、約30℃/75%相対湿度、または約40℃/75%相対湿度で約4週間保存した後に、約4.30〜約4.70のpHを維持する。一態様において、製剤は、約60℃で約1週間保存した後に、約4.30〜約4.70のpHを維持する。一態様において、製剤は、約25℃/60%相対湿度で約9ヶ月保存した後、または約40℃/75%相対湿度で約6ヶ月保存した後に、約4.30〜約4.70のpHを維持する。一態様において、製剤は、約25℃/60%相対湿度で約3ヶ月保存した後、または約40℃/75%相対湿度で約3ヶ月保存した後に、約4.10〜約4.60のpHを維持する。一態様において、製剤は、約25℃/60%相対湿度、約30℃/75%相対湿度、または約40℃/75%相対湿度で約4週間保存した後に、約4.5のpHを維持する。一態様において、製剤は、約60℃で約1週間保存した後に、約4.5のpHを維持する。一態様において、製剤の外観(例えば、粘度、稠度および/または色)は、約25℃/60%相対湿度、約30℃/75%相対湿度、または約40℃/75%相対湿度で約4週間保存した後に変化しない。一態様において、製剤の外観は、約60℃で約1週間保存した後に変化しない。一態様において、オキシメタゾリンは、約0.0075重量%〜約5重量%の量で存在する。一態様において、オキシメタゾリンは、約0.5重量%、約1.0重量%、または約1.5重量%の量で存在する。一態様において、製剤は、血管収縮剤を含む。さらなる態様において、血管収縮剤はαアドレナリン作動薬である。さらなる態様において、血管収縮剤は、イミダゾリン型αアドレナリン作動薬、非イミダゾリン型αアドレナリン作動薬、α1アドレナリン作動薬、α2アドレナリン作動薬、選択的αアドレナリン作動薬、非選択的αアドレナリン作動薬、選択的α1アドレナリン作動薬、選択的α2アドレナリン作動薬、非選択的α1アドレナリン作動薬、非選択的α2アドレナリン作動薬、またはそれらの組み合わせである。
一実施形態において、クリーム製剤は、オキシメタゾリン以外の医薬品有効成分、乳化剤、および膚軟化剤を含む。一態様において、乳化剤と皮膚軟化剤との比率は、約0.7:1〜約1.8:1である。さらなる態様において、約1重量%〜約30重量%の総量の乳化剤を含む。さらなる態様において、乳化剤は、Tefose 63(商標)を含む。さらなる態様において、乳化剤は、ステアリン酸PEG、ステアリン酸グリコール、または」それらの組み合わせを含む。さらなる態様において、乳化剤は、ポリエチレングリコール6(PEG−6)、ポリエチレングリコール32(PEG−32)、およびステアリン酸グリコールである。さらなる態様において、乳化剤の親水性親油性バランスは、約9.0〜約17.0である。さらなる態様において、乳化剤は、エトキシ化脂肪酸を含む。さらなる態様において、乳化剤は、セトステアリルアルコールを含む。さらなる態様において、製剤は、乳化剤および皮膚軟化剤を含み、乳化剤と皮膚軟化剤との比率は、約0.7:1〜約1.5:1を含む。さらなる態様において、製剤は、保存剤、乳化安定剤、pH調整剤、キレート化剤、粘度調整剤、抗酸化剤、界面活性剤、皮膚軟化剤、乳白剤、スキンコンディショナー、緩衝剤、香料、およびそれらの組み合わせからなる群から選択される添加剤をさらに含む。さらなる態様において、医薬品有効成分は、局所的に活性な薬学的薬剤または美容的薬剤である。さらなる態様において、医薬品有効成分は、全身的に活性な薬学的薬剤または美容的薬剤である。さらなる態様において、製剤は、室温で約2.0〜約7.0のpHを有する。さらなる態様において、製剤は、室温で約4.0〜約5.5のpHを有する。さらなる態様において、医薬品有効成分は、約0.0075重量%〜約50重量%の量である。さらなる態様において、医薬品有効成分は、イミダゾリンαアドレナリン作動薬、非イミダゾリンαアドレナリン作動薬、α1アドレナリン作動薬、α2アドレナリン作動薬、選択的αアドレナリン作動薬、非選択的αアドレナリン作動薬、選択的α1アドレナリン作動薬、選択的α2アドレナリン作動薬、非選択的α1アドレナリン作動薬、非選択的α2アドレナリン作動薬、またはそれらの組み合わせである。
一実施形態において、クリーム製剤は、乳化剤および皮膚軟化剤を含み、乳化剤と皮膚軟化剤との比率は、約0.7:1〜約1.8:1であり、製剤は、医薬品有効成分を含有しない。
一実施形態において、薬学的組成物は、オキシメタゾリン以外のAPI、乳化剤、および皮膚軟化剤を含み、乳化剤と皮膚軟化剤との比率は、約0.7:1〜約1.8:1を含み、組成物はクリームである。
一実施形態において、薬学的組成物は、薬学的組成物の約0.0075重量%〜約50重量%の量のオキシメタゾリン以外のAPI、薬学的組成物の約1%〜約30重量%の量の乳化剤、および薬学的組成物の約1重量%〜約50重量%の量の皮膚軟化剤を含む。
少なくとも1つの実施形態は、本明細書に記載される実施形態のクリーム製剤を投与することを含む、例えば、酒さに関連する丘疹、膿疱、瘤腫、毛細血管拡張、または紅斑を含む酒さおよび酒さに関連する症状、他の皮膚紅斑、毛細血管拡張、紫斑等、ならびにそれらに関連する他の徴候;限定されないが、毛孔性角化症、顔面播種状粟粒性狼瘡、湿疹、皮膚炎(接触性皮膚炎、アトピー性皮膚炎、脂漏性皮膚炎、貨幣状湿疹、全身性剥離性皮膚炎、うっ血性皮膚炎、神経皮膚炎、慢性単純性苔癬、乾燥症および乾燥性皮膚炎、発汗障害および発汗性皮膚炎皮脂欠乏性湿疹)を含む皮膚の他の炎症状態、または過敏な皮膚もしくは上皮関門の障害によって特徴付けられる他の状態;きめの粗い、乾燥した、ひび割れた、または亀裂の入った皮膚によって特徴付けられる疾患、角皮症ならびに魚鱗癬および魚鱗癬様皮膚疾患等の角質増殖性皮膚によって特徴付けられる疾患;にきび、口囲皮膚炎、および偽髭毛嚢炎等の毛包ならびに皮脂腺の疾患;限定されないが、水晶様汗疹、紅色汗疹、深在性汗疹、膿疱性汗疹を含む、汗疹等の汗腺の疾患;日焼け、慢性化学放射線障害、多形皮膚萎縮症、放射線皮膚炎、光線性紫斑;限定されないが、乾癬、薬疹、多形性紅斑、結節性紅斑、および環状肉芽腫を含む他の炎症性皮膚疾患、皮膚の反応、ならびに状態;サイズもしくは原因を問わない血管外漏出に起因する皮膚内の任意の血液貯留を含む、点状出血、斑状出血、紫斑等の出血または打撲、外科的もしくは処置時の外傷を含む任意の外傷を含み得る任意の皮膚損傷に起因する出血または打撲によって特徴付けられる疾患および状態;任意の原因に起因する感染、炎症性皮膚疾患、もしくは炎症からなる群から選択される皮膚の状態を治療する方法を提供する。
特定の好ましい実施形態を参照して、本発明についてかなり詳細に記載してきたが、他の形態も可能である。したがって、添付の特許請求の範囲の主旨および範囲は、本明細書に含まれる記載および好ましい形態に限定されるべきではない。以下の非限定的な実施例を参照して、本発明の種々の態様を示す。
実施例1
以下に記載するように調製されるオキシメタゾリンクリームの各構成要素のバッチ当たりの量(kg)を、クリーム全体の重量濃度として表1に提供する。表2は、クリーム全体の重量に基づく各構成要素の濃度とともに、以下に記載するように調製されるクリームの各構成要素の機能と、バッチ当たりの量(kg)を示しており、Tefose(商標)63が、ステアリン酸PEG−6、ステアリン酸グリコール、およびステアリン酸PEG−32の混合物によって置き換えられている。
溶液1:2Lのガラスビーカー中で、磁気撹拌器を用いて混合物が均一になるまで、44.0gのメチルパラベン(国民医薬品集:NF)および11.0gのプロピルパラベン(NF)を880gのポリエチレングリコール中に溶解させた。パラベンが溶解してから、176.0gのフェノキシエタノール(欧州薬局方:Ph Eur)を混合物に加えた。
溶液2:別個の36L容量のステンレススチールビーカー中で、加熱精製した11305gの精製水を、ホットプレートを使用して75℃〜78℃まで加熱し、溶液の温度を75℃〜78℃に維持しながら、低い混合速度(450rpm)を用いて、2.2gのエデト酸二ナトリウム(EDTA)(米国薬局方:USP)、44.0gの無水クエン酸(USP)、および66.0gの無水クエン酸ナトリウム(USP)を加熱した水に加えた。
油相:反応槽(好ましくは、アンカー型のプロペラを装備した反応槽)に、11.0gのブチル化ヒドロキシトルエン(NF)、1760gのTefose(商標)63(PEG+グリコール+ステアリン酸PEG−32)、1760gのセトステアリルアルコール(NF)、1540gの中鎖トリグリセリド(NF)(カプリル酸カプリン酸トリグリセリド)、1540gのアジピン酸ジイソプロピル、1540gのオレイルアルコール(NF)、440gのラノリン(USP)、440gのマクロゴール(6)セトステアリルエーテル(Cremophor A−6)(Ph Eur)、および440gのマクロゴール(25)セトステアリルエーテル(Cremophor A−25)(Ph Eur)を加え、低い混合速度(50rpm)で混合しながら混合物を73℃〜75℃まで加熱した。
油相が溶融する間、溶液2にオキシメタゾリン塩酸塩(USP)を溶解させて水相を作製し、ステンレススチールビーカーに10.9gの精製水を加えることによって蒸発した水を置き換えた。次いで、低速混合(250rpm)で温度を75℃〜78℃に維持しながら、溶液1を水相に加えた。次いで、得られた水相溶液を、反応槽(好ましくは、低速混合(50rpm)の、アンカー型のプロペラを装備した反応槽)内の油相に中程度の速度で加え、反応器内の温度が40℃になるまで撹拌し続けた。次いで、混合速度を30rpmまで減速し、温度を35℃まで低下させた。35℃に到達したときに、混合速度を再び20rpmまで減速した。得られた白色のクリームを反応槽から手で取り出し、2つの12Lステンレススチールビーカー中に保存した。
実施例2
美容的に許容され、かつ、その物理的完全性を失うことなく40℃での長期暴露を支持するのに十分な稠度を有するクリームを得るために、様々な製剤を有するオキシメタゾリンクリームを実施例1に記載されるように調製した。試験物質1は、いずれのAPIも含まない基本の製剤であった。試験物質2は、APIが基本の製剤に与える影響を判定するために、0.1%のAPIを含んでいた。稠度(粘度値)から、試験物質1の単純な基剤と比較して、0.1%の濃度の有効成分がクリーム基剤の物理的完全性に与える直接的な影響は認められなかったことが明らかになった。試験物質3、5、および6は、開発実験中に調製された製剤であった。試験物質7〜11は、最初の安定性試験のために調製された製剤であった。試験物質12〜13は、より高い濃度のオキシメタゾリン(それぞれ、2%および1%)を含有する製剤であった。試験物質15〜18は、毒性試験のために作製された製剤であった。バッチAおよびBは、同じであり、毒性試験のためのより大きなバッチを作製するために組み合わされた。試験物質19は、解析法の開発ために保存剤を含まない製剤であった。試験物質20〜34は、第1回目の最適化製剤であった。試験物質35〜37は、pH4.5に緩衝され、高い含有量のセトステアリルアルコールおよびTefose(商標)63を含んでいた。試験物質38〜41は、0.5%、1%、2%のAPI、およびプラセボを用いてさらに最適化した試験物質36の製剤であった。試験物質42〜43は、0.01%および0.15%のAPIを用いてさらに最適化した試験物質36の製剤であり、透過流束試験に使用した。試験物質45は、試験物質36の製剤の大きなエンジニアリングバッチであった。試験物質46〜48および51は、解析法の開発のために作製された。試験物質49〜50は、毒性試験のために作製され、それぞれ、0.05%および0%のAPIを含有していた。
このプロトコルの目的は、オキシメタゾリン局所クリーム0.05%、0.10%、および0.15%について安定性試験を行うことであった。30gのポリエチレンチューブおよび30gのGlaminateチューブの2つの梱包構成にクリームを梱包した。各クリーム濃度の約120個のチューブを調製した。25℃/60%相対湿度の通常の保存条件で最長36ヶ月間、および40℃/75%相対湿度の加速条件で6ヶ月間クリームを安定させた。また、いくつかのサンプルは、30℃/75%相対湿度の中間的な条件でも保存した。この安定性試験の結果は、表11〜13に見出すことができる。生成物のpHは、経時的に低下する傾向を示した。この傾向は、40℃/75%相対湿度で保存されたサンプルにおいてより顕著であるようであった。40℃/75%相対湿度で観察された生成物の外観から、液体になる点までクリームの一部が溶融したことが示された。これらの問題はどちらも、クリーム製剤の長期安定性に関する懸念を意味するものであった。薬物の化学的安定性の見地からすると、特筆すべき効力の低下は認められず、検査したサンプルには極少量の不純物が存在していたことに留意されたい。
試験物質20〜34のクリームを30gのGlaminateチューブに梱包した。25℃/60%相対湿度の保存条件、60℃および40℃/75%相対湿度の加速条件、ならびに30℃/75%相対湿度の中間的な条件で、最長4週間クリームを安定させた。試験物質20〜34は、最初および1週間後に検査した。室温でBrookfield RVT、C/P、Spindle CPE−52を25rpmで使用して粘度を測定した。その結果を表14に要約する。
(1)10RPMの速度を用いた変形法
(2)順序:25℃/60%相対湿度 40℃/75%/相対湿度 60℃
試験物質20〜34の安定性試験に基づいて、緩衝剤系が製剤のpHを安定させると考えられる。セトステアリルアルコールおよびTefose(商標)63の含有量が高い製剤は、60℃の温度に1週間暴露されたときに、より高い粘度および安定した物理的稠度を示す。理論に拘束されることを望むものではないが、このことは、2つの賦形剤のワックス状の稠度によって説明され得、それらはクリームにより固い構造を付与する。安定性データのさらなる評価により、緩衝剤およびより高い含有量のワックス状材料によって最適化された製剤が示された。約4.5のpHを維持することができる緩衝剤を試験物質35〜37のために選択した。
実施例3
試験物質35〜37として配合されたオキシメタゾリンクリームを30グラムのチューブに充填し、25℃、30℃、40℃、および60℃で保存した。各クリームを、最初に外観(Ap)、融点(mDSC)、ゼータ電位(ZP)、pH、および粘度(V)について検査し、4週間の間、各サンプルを1週間に1回再評価して次のように安定性を評価した。
初回:Ap;mDSC;ZP;pH;およびV
1週目(25;40;60):Ap;mDSC;ZP;pHおよびV(Apが合格である場合)
2週目(25;40):Ap;mDSC;ZP;pH;およびV(Apが合格である場合)
4週目(25;40):Ap;mDSC;pH;およびV(Apが合格である場合)
盲検パネルによる感覚的評価を行った。美容的認容性についてのパネルの評価は、表15に提供される基準に基づくものであった。
カテゴリーごとの平均スコアを図1に提供し、主要評価カテゴリーの平均結果を図2に提供する。総合平均スコアを図3に提供する。図1〜3に示されるように、各製剤は、許容される外観を示した。全体として、パネルは、表15の基準に従って、最良の感覚的属性を含むとして試験物質36の製剤を選択した。
試験物質20〜34のサンプル、ならびにワックス含有量の高い3つの製剤である試験物質36、37、および38について変調示差走査熱量測定(mDSC)およびゼータ電位(ZP)の判定を行った。クリームのサンプルを約7℃から60℃まで加熱し、逆に冷却するmDSCサイクルに供した。最適な製剤は、試験物質22のようなpH4.5の緩衝剤系と併せて、物理的に安定した製剤であることが実証されたワックス状材料(セトステアリルアルコールおよびTefose 63)を高い含有量で含んでいることが分かった。
試験物質36の製剤についてMdscおよびゼータ電位の確認試験を行った。試験物質36の製剤を、試験物質27の製剤と比較した。結果:試験物質36の製剤は、1回目の加熱では39℃以降、2回目の加熱では33℃以降に材料の物理的特性に変化が見られたことを除いて、42.5℃まで化合物の構造に関する大きな変化は起こらなかったことを示した。試験物質27の製剤は、25℃での最初のmDSCおよび1週間後は、試験物質36の製剤よりも安定していなかったことを示した。約26℃から物理的な変化が見られ、約40℃以降の構造上の変化は増加した活性を示す。同時に、試験物質36の製剤のプロットは、約1週間60℃で安定にさせた後にプロットされた試験物質27の製剤と非常に類似している。試験物質36のmDSCにおける改善は、セトステアリルアルコールとTefose(商標)63との比率を1:1に調節したこと、Tefoseおよびセトステアリルアルコールの濃度の最適化、ならびに乳化剤と皮膚軟化剤との全体的な総濃度および比率の最適化を組み合わせた結果に関連していると考えられる。
無水クエン酸(0.2重量%)およびクエン酸ナトリウム二水和物(0.3重量%)を使用して試験物質36のpHを4.5に調整し、この配合物のゼータ電位は−5であった。
実施例4
正式な加速安定性試験のために試験物質36の製剤が選択された。この試験のために、試験物質42(API0.01%)および試験物質43(API0.15%)を調製した。このプロトコルの目的は、試験物質36に基づいて、オキシメタゾリン局所クリーム0.01%および0.15%について安定性試験を行うことであった。クリームを30gのGlaminateチューブに梱包した。各クリーム濃度の約60個のチューブを調製した。25℃/60%相対湿度の通常の保存条件、および40℃/75%相対湿度の加速条件でクリームを安定させた。また、サンプルは、30℃/75%相対湿度の中間的な条件でも保存した。室温でBrookfield RVT、C/P、Spindle CPE−52を25rpmで使用して粘度を測定した。
結果:サンプルの外観、粘度、pH、およびアッセイの結果は、チューブの上部、中央、および下部からのサブサンプル、ならびに複合サンプルと一致していた。これは、製造手順が効率的に行われたことを示すものである。結果は、調製物が安定した製剤であることを示している。
実施例5
0.01および0.10%重量/重量のオキシメタゾリンクリームを使用して、オキシメタゾリンクリームのインビトロ透過手順を開発した。Hanson Microette Franz Cell装置と、受容媒体として0.01N PBS(pH7.4)を使用して、インビトロ実験を行った。半合成膜の種類、サンプル採取のタイミング(時間依存性の放出‐透過プロファイル)、方法の感度、特異性、および直線性等の他の重要なパラメータについても評価した。
異なる強度(0.01%重量/重量、0.05%重量/重量、0.10%重量/重量、および0.15%重量/重量)のオキシメタゾリンクリームの透過特性は、2つの異なる人工膜(酢酸セルロースおよびポリスルホン)を横切る還流試験に基づくものであった。膜を透過したオキシメタゾリンの濃度は、HPLCアッセイを用いて測定した。
結果:調べた濃度範囲にわたるオキシメタゾリンの透過率は、dump and dieプロファイルを示し、クリーム塗布から約0.5時間でピークに達した。この期間後、薬物の放出は、無効24時間かけて徐々に減少した。オキシメタゾリンの透過性(AUC0-24h)は、0.01〜0.10%重量/重量の濃度範囲で直線的に増加した。薬物濃度のさらなる増加(0.10〜0.15%重量/重量)は、膜を横切って送達される薬物の量における比例的増加をもたらさなかった。インビトロ膜輸送は、使用した膜の種類にかかわらず、0.1%重量/重量レベルを超えて飽和に達した。
酢酸セルロース膜およびポリスルホン膜を横切る透過効率(時間の関数として透過した全薬物のパーセントとして表される)は、塗布期間から24時間後には4つ全ての強度(30〜40%)で同様であった。ポリスルホンの場合には、最も低い0.01%重量/重量レベルでより低いオキシメタゾリンの放出が観察された。理論に拘束されることを望むものではないが、この効果は、この低い濃度レベルでこの膜に結合する薬物によって引き起こされる可能性がある。
実施例6
試験物質38を基本製剤として使用し、オキシメタゾリンの量を変化させて、さらなる製剤を作製した。そのような製剤は、0.01%、0.05%、0.06%、0.1%、0.15%、0.25%、0.5%、1%、および2.5%のオキシメタゾリンを含み、安定していることが分かった。
実施例7
25℃/60%相対湿度で9ヶ月後、および40℃/75%相対湿度で6ヶ月後に、オキシメタゾリンクリームの0.01%クリーム、0.10%クリーム、および0.15%クリームについて安定性試験を行った。
結果:通常条件および加速条件の全てのサンプルの外観は、初期の外観と一致しており、外観には初期から変化が見られないことを示唆している。25℃/60%相対湿度および40℃/75%相対湿度でのサンプルのアッセイ結果(APIの効力)は、全て100%を超えており、製剤中の薬物の化学的安定性を示唆している。両方の保存条件のpH値は、4.30〜4.70の狭い範囲内であり、緩衝剤系が製剤のpHを維持することを示唆している。微生物の問題は報告されておらず、保存剤が有効であることを示している。サンプルの粘度は、両方の保存条件で上昇し、いくつかの場合には低下すると考えられる。これは、ワックス状マトリクスを含有するエマルション系では珍しいことではない。そのような系において、脂質の溶融および再結晶により、クリームのレオロジー的挙動に影響を与える異なる結晶形態のワックス材料の混合物が生成される。参考:Theory and Practice of Industrial Pharmacy.Lachman, Lieberman and Kanig)
実施例8
25℃/60%相対湿度で3ヶ月後、および40℃/75%相対湿度で3ヶ月後に、オキシメタゾリンクリームの0.25%および0.50%クリームについての安定性試験を行った。
結果:通常条件および加速条件の全てのサンプルの外観は、初期の外観と一致しており、外観には初期から変化が見られないことを示唆している。25℃/60%相対湿度および40℃/75%相対湿度でのサンプルのアッセイ結果(APIの効力)は、全て100%を超えており、製剤中の薬物の化学的安定性を示唆している。両方の保存条件のpH値は、4.10〜4.60の狭い範囲内であり、緩衝剤系が製剤のpHを維持することを示唆している。微生物の問題は報告されておらず、保存剤が有効であることを示している。サンプルの粘度は、両方の保存条件で上昇し、いくつかの場合には低下すると考えられる。これは、ワックス状マトリクスを含有するエマルション系では珍しいことではない。そのような系において、脂質の溶融および再結晶により、クリームのレオロジー的挙動に影響を与える異なる結晶形態のワックス材料の混合物が生成される(参考:Theory and Practice of Industrial Pharmacy, Lachman, Lieberman and Kanig)。
実施例9
以下の製剤は、安定であるように作製され、また安定であることが分かっている。
実施例10
中程度から重度の紅斑性酒さに罹患する対象に局所的に投与されたV−101(オキシメタゾリン)クリーム0.50%、および経鼻的に投与されたオキシメタゾリンHCl溶液(Afrin(登録商標))0.05%の単一施設、2方向クロスオーバー、相対的バイオアベイラビリティ試験を行った。
目的:最大使用条件下でV−101クリーム0.50%およびオキシメタゾリン点鼻薬0.05%の相対的バイオアベイラビリティを評価すること、ならびに最大使用条件下で中程度から重度の紅斑性酒さに罹患する男性および女性の対象の顔に局所的に投与されたV−101クリーム0.50%の安全性を評価すること。
方法:これは、中程度から重度の紅斑性酒さに罹患する成人対象に投与されたV−101クリーム0.50%およびオキシメタゾリン点鼻薬0.05%の二重盲検、ランダム化、2方向クロスオーバー試験であった。対象は、1回目の治療来院の前に、最長28日間のスクリーニングのために診察を受けた。ランダム化に適した対象は、6〜21日の休薬期間によって隔てられた2回の治療来院を経験していた。1回目の治療来院時に、0.5gのV101クリーム0.50%を1回顔に塗布し、対照(生理食塩水)点鼻薬を各鼻孔に3回噴霧すること(治療A)、または0.5gのビヒクルクリームを1回顔に塗布し、オキシメタゾリン点鼻薬0.05%を各鼻孔に3回噴霧すること(治療B)によって対象を治療した。治療シーケンス(Aの後にB、またはBの後にA)はランダム化した。対象は、2回目の治療来院時には反対の治療を受けた。オキシメタゾリンの血漿濃度の判定のための評価および血液採取は、各治療来院時に投与後12時間にわたって行った。
対象数(計画時および解析時):少なくとも20人の対象が確実に2回の治療来院を完了するように、約28人の対象(治療シーケンス当たり14人)が計画された:28人の対象をランダム化し、解析に組み入れた。
診断および主要な組入れ基準:診断:中程度から重度の紅斑性酒さ。主要な組み入れ基準:紅斑性酒さと臨床診断された、総体的な健康状態が良好な年齢18歳以上の男性および女性;対象による自己評価(SSA)および臨床医による紅斑評価(CEA)スコアが3以上であること;治療領域内の炎症性病変(丘疹および/または膿疱)が3つ以下であること;眼圧(IOP)が10mmHg以上21mmHg以下であること;ならびに、授乳中ではない、積極的に避妊方法を使用している、妊娠検査の結果が陰性である女性。
被験薬、用量および投与方法、バッチ番号:対象が指定された点鼻薬を投与した後に、施設のスタッフメンバーによって、V−101(オキシメタゾリン)クリーム0.50%(ロットB10013)が0.5gの用量で顔に局所的に投与された。
治療期間:試験は、6〜21日の休薬期間によって隔てられた2回の治療を含んでいた。治療Aは、V−101クリーム0.50%および対照食塩水点鼻薬であった。治療Bは、ビヒクルクリームおよびオキシメタゾリン点鼻薬0.05%であった。
評価基準:治験来院時に、治療領域の紅斑の全体的な重症度として、投与後0(治験薬投与の直前)、2、3、4、6、9、および12時間目に、5段階のSSAスケールを用いて対象により、また5段階のCEAスケールを用いて治験責任医師により、有効性が評価された。各治療来院時に採取した血液サンプルからのオキシメタゾリンレベルの定量化に基づいて、投与後0(治験薬投与の直前)、1、2、3、4、6、9、および12時間目に薬物動態および相対的バイオアベイラビリティを評価した。治療下で発現した有害事象(AE)、実験室評価、バイタルサイン、心電図(ECG)、および眼圧(IOP)によって安全性を評価した。
有効性の解析:臨床医による紅斑評価(CEA):有効性の主要評価項目、CEAのAUCにおける投与前からの平均変化は、ビヒクルクリームおよびオキシメタゾリン点鼻薬0.05%を用いた治療後の−0.411と比較して、V−101クリーム0.50%および対照点鼻薬を用いた治療後は−9.107であった。治療間の差は統計的に有意であった(p<0.001)。両方の治療シーケンスを併せて全体として、投与前のCEAおよび投与前の値からの変化を表17にまとめた。投与後2〜12時間目の全ての時点で、V−101クリーム0.50%および対照点鼻薬を用いた治療後に、ビヒクルクリームおよびオキシメタゾリン点鼻薬0.05%と比較して統計的に有意なより大きな改善が見られた(p≦0.003)。
Avg=平均、NA=該当なし、Oxy=オキシメタゾリン
1投与前からの変化に基づく共分散分析を用いてP値を計算し、変数は連続型変数として解析した。
治療の成功をCEAにおける0もしくは1のスコアとして、またはベースラインから少なくとも2グレードの低下として定義した解析を行った。2〜6時間の間、ビヒクルクリームおよびオキシメタゾリン点鼻薬0.05%を用いた治療よりも、V−101クリーム0.50%および対照点鼻薬を用いた治療の成功率が統計的に有意に高かった(カイ二乗検定でp≦0.010)。成功率をCEAにおける0もしくは1のスコアとして、またはベースラインから少なくとも1.5グレードの低下として定義した3〜6時間後のスコアの平均では、V−101クリーム0.50%および対照点鼻薬を用いた治療後に28人中9人(32%)の対象が、そして、ビヒクルクリームおよびオキシメタゾリン点鼻薬0.05%を用いた治療後には28人中0人の対象(0%)が、治療に成功した(カイ二乗検定でp=0.010)。
対象による自己評価(SSA):SSAのAUCにおける投与前からの平均変化は、ビヒクルクリームおよびオキシメタゾリン点鼻薬0.05%を用いた治療後の0.339と比較して、V−101クリーム0.50%および対照点鼻薬を用いた治療後は6.661であった。治療間の差は統計的に有意であった(p<0.001)。
両方の治療シーケンスを併せて全体として、投与前のSSAおよび投与前の値からの変化を表18にまとめた。投与後2〜12時間目の全ての時点で、V−101クリーム0.50%および対照点鼻薬を用いた治療後に、ビヒクルクリームおよびオキシメタゾリン点鼻薬0.05%と比較して統計的に有意なより大きな改善が見られた(p≦0.001)。
Avg=平均、NA=該当なし、Oxy=オキシメタゾリン
1投与前からの変化に基づく共分散分析を用いてP値を計算し、変数は連続型変数として解析した。
治療の成功をSSAにおける0もしくは1のスコアとして、またはベースラインから少なくとも2グレードの低下として定義した解析を行った。2〜12時間の間、ビヒクルクリームおよびオキシメタゾリン点鼻薬0.05%を用いた治療よりも、V−101クリーム0.50%および対照点鼻薬を用いた治療の成功率が高かったが、治療間の差は統計的に有意ではなかった。成功率をSSAにおける0もしくは1のスコアとして、またはベースラインから少なくとも1.5グレードの低下として定義した3〜6時間後のスコアの平均では、V−101クリーム0.50%および対照点鼻薬を用いた治療後に28人中2人(7%)の対象が、そして、ビヒクルクリームおよびオキシメタゾリン点鼻薬0.05%を用いた治療後には28人中0人の対象(0%)が、治療に成功した。
治療の成功をCEAおよびSSAの両方における0もしくは1のスコアとして、またはベースラインから少なくとも2グレードの低下として定義した解析において、2〜12時間の間、ビヒクルクリームおよびオキシメタゾリン点鼻薬0.05%を用いた治療よりも、V−101クリーム0.50%および対照点鼻薬を用いた治療の成功率が高かったが、治療間の差は統計的に有意ではなかった。成功率をCEAおよびSSAの両方における0もしくは1のスコアとして、またはベースラインから少なくとも1.5グレードの低下として定義した3〜6時間後のスコアの平均では、V−101クリーム0.50%および対照点鼻薬を用いた治療後に28人中2人(7%)の対象が、そして、ビヒクルクリームおよびオキシメタゾリン点鼻薬0.05%を用いた治療後には28人中0人の対象(0%)が、治療に成功した。
薬物動態:概して、中程度から重度の紅斑性酒さに罹患する対象におけるV−101クリーム0.50%の局所的な顔面塗布後に、オキシメタゾリンの最小限の全身性暴露が観察された。V−101クリーム0.50%および対照点鼻薬を用いた治療後に観察された平均最高血中濃度(Cmax)および0時間から最後の測定可能な血中濃度までの血中濃度‐時間曲線下面積(AUC0-t)は、それぞれ、34.7pg/mLおよび295pghr/mLであった。ビヒクルクリームおよびオキシメタゾリン点鼻薬0.05%を用いた治療後、Cmax(Tmax)までの平均時間は3.00時間であり、平均Cmax、AUC0-t、無限大時間までの血中濃度‐時間曲線下面積(AUC0-∞)、見かけの最終相速度定数(λZ)、および見かけの最終相血中半減期(t1/2)は、それぞれ、245pg/mL、1741pghr/mL、1859pghr/mL、0.143 (1/時間)、および4.99時間であった。
結論:中程度から重度の紅斑性酒さに罹患する対象において、最大使用条件下でV−101クリーム0.50%を顔面に単回局所投与することにより、Afrin点鼻薬0.05%の単回投与と比較して最小限の全身性暴露がもたらされた。V−101クリーム0.50%の局所的な顔面塗布は、良好な耐容性を示し、投与後2〜12時間で紅斑を有意に減少させた。