JP2001335428A - アイパック化粧料 - Google Patents

アイパック化粧料

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JP2001335428A
JP2001335428A JP2000157738A JP2000157738A JP2001335428A JP 2001335428 A JP2001335428 A JP 2001335428A JP 2000157738 A JP2000157738 A JP 2000157738A JP 2000157738 A JP2000157738 A JP 2000157738A JP 2001335428 A JP2001335428 A JP 2001335428A
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Japan
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gel
extract
water
gel sheet
sheet
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Application number
JP2000157738A
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English (en)
Inventor
Akihiro Kuroda
章裕 黒田
Saori Maeda
さおり 前田
Yasushi Hayashi
康 林
Takashi Azuma
孝 東
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kanebo Ltd
Sekisui Kasei Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Plastics Co Ltd
Kanebo Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】目の周囲への密着性が良く、目の冷却効果に優
れ、疲れ目やレジャー後の目の静養効果に優れたアイパ
ック化粧料を提供する。 【解決手段】外観が透明または半透明のゲルシート状製
剤であって、かつゲルシートの少なくとも一方の表面に
水分が保持されていることを特徴とするアイパック化粧
料。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、目の周囲への密着
性が良く、目の冷却効果に優れ、疲れ目やレジャー後の
目の静養効果に優れたアイパック化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術】特開昭62−96403号公報には、ポ
リアクリル酸ナトリウム、水酸化アルミニウムゲル、無
水珪酸、メントールからなるゲルを用いたアイパック料
が示されている。また、冷蔵庫で冷やした袋入り保冷剤
を用いて目を冷却することも行なわれている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】特開昭62−9640
3号公報等にはポリアクリル酸系のゲル体からなるアイ
パック剤が提案されているが、にゲル体の水はゲル構造
中に取り込まれた束縛水であり、ゲル体表面には自由水
が存在しないので冷却効果に劣る等の問題があった。ま
た、ゲル体を不織布に延展して使用することも提案され
ているが、アイパック剤は単なる通常の目が細かい不織
布に延展しているので不透明となり、伸縮性がないの
で、目の周囲に貼りにくく、また不織布などの支持体を
持たない場合には、ゲルの周囲が細かく切れてしまった
り、目に適用する際にゲルが切断してしまったりする問
題があった。これに対してゲルの強度を上げた場合で
は、目に対する密着性が損なわれ、満足感が低くなる。
また、袋入りの保冷剤も種々提案されているが、清涼
感も少なく、接着性がなく、使用性に劣る問題があっ
た。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、これらの
問題に鑑み鋭意検討したところ、前記公報のようにポリ
アクリル酸の粘着力(接着力)を以って肌に固定する方
法ではなく、ゲルの表面に水分からなる液体層を保持さ
せることによって液体の表面張力により製剤を肌に固定
する方法を開発することで、肌により密着しやすく、か
つ水の冷涼感をより強く感じられる製剤を得ることに成
功した。さらには、ゲル(シート)の内部に、またはそ
の表面に開口率が十分に大きい編織布または不織布を厚
み方向に積層させることで、透明感を損なわずに、シー
トの強度を向上させ、かつ開口率が十分に大きいことで
十分な伸縮性が得られ、目周りの複雑な形状にもよく密
着できる製剤を得ることに成功した。
【0005】すなわち、第1の本発明は、外観が透明ま
たは半透明のゲルシート状製剤であって、かつゲルシー
トの少なくとも一方の表面に水分が保持されていること
を特徴とするアイパック化粧料である。
【0006】第2の本発明は、外観が透明または半透明
のゲルシート状製剤であって、かつゲルシートの表面に
水分及び多価アルコールが保持されていることを特徴と
するアイパック化粧料である。
【0007】第3の本発明は、メントール、メントール
誘導体、ハッカ油、カンフルから選ばれる一種以上を、
化粧料の質量に対して0.001〜1質量%含むことを
特徴とする上記のアイパック化粧料である。
【0008】第4の本発明は、前記シートの内部に、ま
たはその一方の表面に、開口率が十分に大きい支持体を
厚み方向に積層されていることを特徴とする上記のアイ
パック化粧料である。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明について詳細に説明
する。本発明のアイパック化粧料は、目の上に載置した
ときの違和感がなく、柔軟性を付与するために、外観が
透明または半透明のシート状製剤で目をパックするのに
好適であって、かつゲルシートの表面に自由水の状態の
水分を形成することによって冷却効果と目の静養効果を
付与でき、好ましくは長時間保湿性を肌に付与するため
にはゲルシートの表面に自由水としての水分、または水
分と多価アルコールが保持されていることを特徴とす
る。ここで言う多価アルコールとしては、例えば、エチ
レングリコール、プロピレングリコール、ブチレングリ
コール、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコー
ル、グリセリン、ジグリセリン、ソルビトール、マルビ
トール、トレハロース、ラフィノース、キシリトール、
マンニトール、ヒアルロン酸およびその塩、ポリエチレ
ングリコール、ポリグリセリンなどが挙げられる。本発
明でいう水分、または多価アルコールがゲルシート表面
に保持されていることとは、例えばシート状製剤の表面
を油とり紙で押さえた時に水分、または多価アルコール
が油とり紙に移ってくるか否かにより判断することがで
きる。従来のハップ材タイプの場合、製剤中に水分を持
っていてもその水分は製剤中の粘剤等のゲル中に固定さ
れた束縛水であり、その表面には自由水からなる水分層
を持っていない。本発明では、表面に自由水があること
が必要であり、自由水にするには多価金属イオン化合物
を塗工、または噴霧してゲルから水分、または水分と多
価アルコールをはき出させるか、後からゲルシートの表
面に水分、または水分と多価アルコールを塗工、噴霧す
ることで、ゲル中に固定されていない水分層をゲル表面
に形成することで自由水を生成させる。
【0010】また、本発明のアイパック化粧料は、目の
冷却効果と静養効果を増強するために、メントール、メ
ントール誘導体、ハッカ油、カンフルから選ばれる一種
以上を化粧料の質量(支持体が積層されている場合は支
持体を除いた化粧料の質量)に対して0.001〜1質
量%含ませことが好ましい。これらの化合物の各種光学
活性体を本発明では用いることができる。メントールと
しては、l−メントール、dl−メントール等であり、
メントール誘導体としては、l−メンチルグリセリルエ
ーテル、メントールの配糖体、ピロリドンカルボン酸エ
ステル等を用いることが好ましく、カンフルとしては、
d−カンフル、dl−カンフル等が挙げられる。これら
の中でも鼻の近くの目に貼る本発明のアイパックとして
は、無臭タイプのl−メンチルグリセリルエーテルが好
ましい。
【0011】さらに、本発明のアイパック化粧料では、
前記シートの内部に、開口率が十分に大きい支持体を厚
み方向に積層させてあることが好ましい。支持体として
は、編織布、不織布、開孔処理したフィルム、開孔処理
した紙等が挙げられ、好ましくは編織布、不織布であ
り、さらに好ましくは編織布である。開口率が大きい編
織布、不織布等の支持体とは、支持体を通しても10ポ
イントの活字を判読することができる程度に広い開口率
をもつ(透明性が維持された)ものをいう。開口率が大
きいということは、透明性が維持され、また柔軟性と可
撓性を有するので、目の上とその周囲にフットし易い利
点がある。
【0012】本発明のアイパック化粧料では、上記の特
性を備えたゲルを例えば以下のようにして製造する。
【0013】本発明で用いるゲルシートタイプは、好ま
しくは少なくとも網目構造を有する合成高分子及び/又
は粘剤と、水を含む溶媒とから構成され、好ましくは無
色、または着色された透明ないしは半透明であり、かつ
保形性を有することを特徴としている。ゲルシートの構
造は、単層であっても二層以上の複数の層を持っていて
も構わない。
【0014】ゲルシート中の化粧料部分(以下、ゲル体
と呼ぶ)における水の割合は1〜99質量%であるのが
好ましい。ゲル体に占める水の割合が1質量%を下回る
と、ゲル体中に配合される薬効成分等の各種添加剤等を
容易に溶かすことができなくなるおそれがある。逆に、
ゲル体に占める水の割合が99質量%を超えると、ゲル
体の腰強度が弱くなったり、ゲル体中に封じ込めた溶媒
や薬効成分等の添加剤を安定に保つことが困難となるお
それがある。ゲル体に占める水の割合は、上記範囲の中
でも特に5〜95質量%であるのが好ましく、10〜8
5質量%であるのがより好ましい。
【0015】上記ゲル体を構成する溶媒としては、水の
ほか、水と相分離を起こさないものであり、従来、化粧
品、医薬品、医薬部外品、衛生材料、雑貨等の分野で経
皮用途として使用されている溶媒であれば構わない。か
かる溶媒としては、例えばエチルアルコール等のモノア
ルコール類、1,3−ブチレングリコール、プロピレン
グリコール、ポリエチレングリコール、グリセリン等の
多価アルコール類等が挙げられ、これらは単独でまたは
2種以上を混合して用いることができる。
【0016】ゲル体に占める水以外の溶媒の割合は98
質量%以下であるのが好ましい。かかる割合が98質量
%を超えると、ゲル体中に配合される各種の添加剤等を
容易に溶解できなくなるおそれがある。さらに、ゲル体
の腰強度が弱くなったり、ゲル体中に封じ込めた溶媒や
薬効成分等の添加剤を安定に保つことが困難となるおそ
れがある。
【0017】前記ゲル体を構成する、粘剤としては寒
天、ゼラチン、カラギーナン、ポリアクリル酸またはそ
の塩、ポリメタクリル酸またはその塩、ポリビニルアル
コール、ポリビニルピロリドン、アルギン酸またはその
塩、ポリアクリルアミド、それらの単量体や他の単量体
との共重合体等の水溶性高分子であり、またこれら水溶
性高分子の粘剤以外の網目構造を有する合成高分子とし
ては、水と親和性があり、少なくとも60℃で1ヶ月保
存した後においてもゲル構造が保持され、従来、化粧
品、医薬品、医薬部外品、衛生材料、雑貨等の分野で経
皮用途として使用されているものであれば特に限定され
ず、種々の合成高分子を用いることができる。
【0018】その中でも、製造が容易であるとの観点か
ら、(a)1種または2種以上の重合性不飽和単量体と
架橋性不飽和単量体との共重合体、または(b)側鎖に
カルボキシル基、スルホン酸基、水酸基、アミド基、ア
ミノ基からなる群より選ばれる少なくとも1種の官能基
を有する、1種または2種以上の重合性不飽和単量体を
重合して得られる親水性合成高分子と、多価金属イオン
化合物、多価カルボン酸、多価アルコール、多官能エポ
キシド類およびジアルデヒド類からなる群より選ばれる
少なくとも1種の架橋性因子とを反応して得られる架橋
構造体が好適に用いられる。
【0019】上記網目構造を有する共重合のカルボキシ
ル基を有する親水性合成高分子としては、ポリ(メタ)
アクリル酸やそのカルボキシル基の一部または全部を水
酸化ナトリウム等のアルカリで中和したもの等が挙げら
れる。側鎖にスルホン酸基を有する親水性合成高分子と
しては、ポリt−ブチルアクリルアミドスルホン酸やそ
のスルホン酸基の一部または全部を水酸化ナトリウム等
のアルカリで中和したもの等が挙げられる。側鎖に水酸
基を有する親水性合成高分子としては、酢酸ビニルモノ
マーを重合し、加水分解して得られるポリビニルアルコ
ール等が挙げられる。側鎖にアミド基を有する親水性合
成高分子としては、ポリ(メタ)アクリルアミド、ポリ
N,N’−ジメチル(メタ)アクリルアミド、ポリビニ
ルピロリドン、ポリN−ビニルアセトアミド等が挙げら
れる。側鎖にアミノ基を有する親水性合成高分子として
は、ポリアリルアミンやそのアミノ基の一部または全部
を塩酸等の酸で中和したもの、ポリ塩化メタクリロイル
トリメチルオキシエチルアンモニウム等が挙げられる。
【0020】上記親水性合成高分子を構成する単量体
は、カルボキシル基、スルホン酸基、水酸基、アミド
基、アミノ基のほかに、これらを変性した官能基を有し
てもよい。例えば、皮膚への密着性の向上を目的として
親水性合成高分子中における水酸基やカルボキシル基の
40%程度をエステル化して親油化する処理を行なって
もよい。また、側鎖に長い飽和炭化水素部分がある場合
には、当該部分に親水性を付与することを目的として、
さらにカルボキシル基、スルホン酸基、水酸基、アミド
基、アミノ基等を導入したり、酸やアルカリ等の試薬で
処理してもよい。これらの処理は単量体の重合前に行っ
てもよいし、重合後に行ってもよい。
【0021】重合性不飽和単量体としては、(メタ)ア
クリル酸(およびその塩); t−ブチルアクリルアミ
ドスルホン酸(およびその塩)、 N,N’−ジメチル
アクリルアミド、ジメチルアミノプロピルメタクリルア
ミド等の(メタ)アクリルアミドの誘導体;ビニルピロ
リドン等が、製造が容易であるなどの観点から好適に用
いられる。前記重合性不飽和単量体は単独で、または2
種以上を混合して用いられる。
【0022】架橋性不飽和単量体としては、例えばN,
N’−メチレンビスアクリルアミド、 N,N’−メチ
レンビスメタクリルアミド、 N,N’−エチレンビス
アクリルアミド、 N,N’−エチレンビスメタクリル
アミド、1,2−ジアクリルアミドエチレングリコール
等が挙げられる。
【0023】架橋性因子としては、前述のように、多価
金属イオン化合物、多価カルボン酸、多価アルコール、
多官能エポキシド類およびジアルデヒド類が挙げられ
る。このうち多価金属イオン化合物としては、例えばア
ルミニウム化合物、カルシウム化合物、マグネシウム化
合物等が挙げられる。中でも、架橋効率の観点から、水
酸化アルミニウムおよびその塩、合成ケイ酸アルミニウ
ム、メタケイ酸アルミン酸マグネシウム、マグネシウム
アルミニウム酸化物、アルミニウム酸化物、ジヒドロキ
シアルミニウムアミノアセテート、マグネシウムアルミ
ニウムハイドロオキサイドカーボネートハイドレート、
水酸化アルミニウム炭酸ナトリウム共沈物等の3価のア
ルミニウムイオンを含む化合物が好適であり、さらには
非晶質構造であるものがより好適である。多価カルボン
酸としては、例えばコハク酸、フマル酸、フタル酸、ク
エン酸、リンゴ酸等が挙げられる。多価アルコールとし
ては、例えばエチレングリコール、プロピレングリコー
ル、ブタンジオール、グリセリン、ジエチレングリコー
ル、ジグリセリン等が挙げられる。多官能エポキシドと
しては、例えばエチレングリコールジグリシジルエーテ
ル、ポリエチレングリコールジグリシジルエーテル、プ
ロピレングリコールジグリシジルエーテル、ポリプロピ
レングリコールジグリシジルエーテル、ポリテトラメチ
レングリコールジグリシジルエーテル、グリセロールポ
リグリシジルエーテル、ポリグリセロールポリグリシジ
ルエーテル、ソルビトールポリグリシジルエーテル、ソ
ルビタンポリグリシジルエーテル、トリメチロールプロ
パンポリグリシジルエーテル、ペンタエリスリトールポ
リグリシジルエーテル、レゾルシンジグリシジルエーテ
ル、ネオペンチルグリコールジグリシジルエーテル、
1,6−ヘキサンジオールジグリシジルエーテル等が挙
げられる。また、ジアルデヒド類としては、例えばグリ
オキサール、テレフタルアルデヒド、グルタルアルデヒ
ド等が挙げられる。
【0024】網目構造を有する合成高分子として前記
(a)の共重合体を用いる場合、架橋性不飽和単量体の
配合量は、ゲル体に対して0.005〜0.5質量%で
あるのが好ましい。配合量が0.005質量%を下回る
と十分な腰強度を有するゲル体が得られにくくなり、ゲ
ル体中に封じ込めた溶媒、薬効成分等の添加剤を安定に
保つことが困難になるおそれがある。逆に、配合量が
0.5質量%を超えると、得られるゲル体の脆さが増大
し、引張応力や圧縮応力によって切断や破壊が生じやす
くなるおそれがある。
【0025】一方、網目構造を有する合成高分子とし
て、架橋性因子が多価金属イオン化合物である前記
(b)の架橋構造体を用いる場合、多価金属イオン化合
物の配合量は、ゲル体に対して0.1〜10質量%であ
るのが好ましい。架橋性因子が多価カルボン酸または多
価アルコールである場合において、多価カルボン酸また
は多価アルコールの配合量は、ゲル体に対して0.1〜
5質量%であるのが好ましい。また、架橋性因子が多官
能エポキシド類またはジアルデヒド類である場合におい
て、多官能エポキシド類またはジアルデヒド類の配合量
は、ゲル体に対して0.01〜3質量%であるのが好ま
しい。
【0026】多価金属イオン化合物等の架橋性因子の配
合量が前記範囲を下回ると、得られる合成高分子ゲル体
の腰強度が弱くなり、ゲル体に封じ込めた溶媒や薬効成
分等の添加剤を安定に保つことが困難になるおそれがあ
る。逆に、配合量が前記範囲を超えると、ゲル体の脆さ
が増大し、引張応力や圧縮応力によって切断や破壊が生
じやすくなるおそれがある。こうしたゲルは、紫外線
(C領域紫外線)、電子線、熱などを用いて重合を促進
することも可能である。
【0027】また、本発明のゲルシートのゲル体成分と
して、上記網目構造を有する合成高分子以外の粘剤を一
種、二種以上併用するか、またはそれのみでゲル体成分
として使用するが、これらの粘剤類としては、従来から
粘剤として用いられる、ゼラチン、アルギン酸およびそ
の塩、ポリアクリル酸およびその塩、ポリメタクリル酸
およびその塩、カラギーナン、高分子量ポリエチレンオ
キサイド、ポリビニルアルコール、ヒドロキシエチルセ
ルロース、ポリビニルピロリドン、寒天、これらの高分
子の単量体の共重合体、またはこれらの高分子と他の単
量体との共重合体等である水溶性高分子が挙げられる。
これら粘剤はその一部に上記と同じ方法にて架橋構造を
とらせ、ゲル性を高めて用いることもできる。
【0028】本発明のゲルシート体において、当該ゲル
体を構成する、網目構造を有する合成高分子及び/又は
粘剤の配合量は、ゲル体に対して1〜50質量%である
のが好ましい。その配合量が1質量%を下回ると、ゲル
体の腰強度が弱くなり、ゲル体中に封じ込めた溶媒、薬
効成分等の添加剤を安定に保つことが困難になるおそれ
がある。逆に、50質量%を超えると、ゲル強度は強く
なるものの、ゲル体の高分子構造が密になりすぎて、ゲ
ル体中に保持できる溶媒や薬効成分等の量が少なくなり
すぎるおそれがある。合成高分子の配合量は、上記範囲
の中でも特に、3〜30質量%であるのが好ましく、5
〜25質量%であるのがより好ましい。
【0029】上記の様にして得られたゲルシートは未だ
その表面に自由水の状態の水分、または多価アルコール
を保持していない。そこで、このゲルシートの少なくと
も一方の表面に多価金属イオン化合物を含む溶液を塗
工、または噴霧することによって、ゲルシートが収縮し
て水分や多価アルコールの内溶液がゲルシート表面に滲
み出し、ゲルシート表面が自由水状態の水や多価アルコ
ールにて覆われたゲルシートが得られる。上記多価金属
イオン化合物の金属イオンとしては、Ca2+、Mg2+
Zn2+、Al3+、Fe3+、Ti3+、In3+、Zr4+、T
5+等の二価以上の金属イオン、特に三価以上の金属イ
オンが好適に用いられ、特にAl3+が好ましく、例え
ば、乳酸カルシウム、カリウムミョウバン(硫酸アルミ
ニウムカリウム)および水和物、合成ケイ酸アルミニウ
ム、メタケイ酸アルミン酸マグネシウム、水酸化アルミ
ニウムおよびその塩、マグネシウム−アルミニウム酸化
物、塩化アルミニウム、水酸化アルミニウム等である
が、水溶液として使用できるカリウムミョウバン水和物
等の三価以上の金属イオンの水溶性化合物が最も好まし
い。その処理量としては、ゲル体の表面1cm2当た
り、1×10-12〜1×10-2当量の架橋当量であるこ
とが好ましい。尚、多価金属イオン化合物でゲル表面を
架橋して水分を絞りだすためには、上記処理を行う前に
ゲル体の高分子には未架橋で多価金属イオンでの架橋性
を有する部分を残存させておく必要がある。
【0030】また、上記のゲルシートの少なくとも一方
の表面に直接水や多価アルコールを含む液を垂れ落ちな
い程度の適量で塗工、または噴霧した場合でも、ゲルシ
ート表面が自由水状態の水や多価アルコールに覆われた
ゲルシートが得られる。ゲルシートの表面に水や多価ア
ルコールの層を形成させる時期としては、ゲルシートを
製造した直後、または消費者がアイパック料を使用する
前に上記処理を行い、自由水等をゲル表面に生成させて
からアイパックすることもできるが、ゲルシートを製造
した後、数日以内に上記処理を実施するのが好ましい。
【0031】尚、網目構造を有しない前記粘剤を用いた
ゲル体を上記多価金属イオン処理して、ゲル体の表面に
水分を絞りだすときののゲル体を構成する水溶性子分子
として、アニオン性高分子であるアルギン酸およびその
塩、ポリアクリル酸およびその塩、ポリメタクリル酸お
よびその塩、カラギーナン、これらの高分子の単量体の
共重合体、またはこれらの高分子と他の単量体との共重
合体等である水溶性高分子が好ましい。
【0032】本発明で用いるシートの厚みについては、
その使用状況に応じて適宜設定すればよく、全体に均一
であっても、部分的に厚さが異なっていてもよいが、皮
膚に貼り付けたときの違和感や強度を考慮すると、0.
1〜3mmの範囲であるのが好ましい。シート全体の厚
みが0.1mmを下回ると粘着ゲルシートの強度が弱く
なるおそれがある。一方、3mmを超えると、シートの
自重が大きくなりすぎて、皮膚に貼り付けたときに違和
感が生じるおそれがある。なお、粘着ゲルシート全体が
厚くないのであれば、部分的にシートの厚みを6mm程
度にまで厚くすることが可能である。
【0033】本発明のアイパック化粧料では、ゲル体を
不透明としない範囲内で、上記の各種成分以外に各種の
添加剤を含むことが可能である。例えば美容、美顔およ
び皮膚の治療等を目的とする薬効成分のほか、多価アル
コール以外の保湿剤、香料、着色料、安定剤、酸化防止
剤、紫外線吸収剤、粘着付与剤、pH調整剤、キレート
剤、界面活性剤、防腐剤、抗菌剤等が挙げられる。
【0034】上記薬効成分は本発明においては配合する
ことが好ましく、それらの成分としては、従来、医薬
品、医薬部外品、化粧品、衛生材料、雑貨等で使用され
ているものであれば特に限定されるものではなく、例え
ば、アシタバエキス、アボガドエキス、アマチャエキ
ス、アルテアエキス、アルニカエキス、アンズエキス、
アンズ核エキス、ウイキョウエキス、ウコンエキス、ウ
ーロン茶エキス、エチナシ葉エキス、オウゴンエキス、
オウバクエキス、オオムギエキス、オランダカラシエキ
ス、オレンジエキス、海水乾燥物、加水分解エラスチ
ン、加水分解コムギ末、加水分解シルク、カモミラエキ
ス、カロットエキス、カワラヨモギエキス、甘草エキ
ス、カルカデエキス、キウイエキス、キナエキス、キュ
ーカンバーエキス、グアノシン、クマザサエキス、クル
ミエキス、グレープフルーツエキス、クレマティスエキ
ス、酵母エキス、ゴボウエキス、コンフリーエキス、コ
ラーゲン、コケモモエキス、サイコエキス、サイタイ抽
出液、サルビアエキス、サボンソウエキス、ササエキ
ス、サンザシエキス、シイタケエキス、ジオウエキス、
シコンエキス、シナノキエキス、シモツケソウエキス、
ショウブ根エキス、シラカバエキス、スギナエキス、ス
イカズラエキス、セイヨウキズタエキス、セイヨウサン
ザシエキス、セイヨウニワトコエキス、セイヨウノコギ
リソウエキス、セイヨウハッカエキス、ゼニアオイエキ
ス、センブリエキス、タイソウエキス、タイムエキス、
チョウジエキス、チガヤエキス、チンピエキス、トウヒ
エキス、ドクダミエキス、トマトエキス、納豆エキス、
ニンジンエキス、ノバラエキス、ハイビスカスエキス、
バクモンドウエキス、パセリエキス、蜂蜜、パリエタリ
アエキス、ヒキオコシエキス、ビサボロール、フキタン
ポポエキス、フキノトウエキス、ブクリョウエキス、ブ
ッチャーブルームエキス、ブドウエキス、プロポリス、
ヘチマエキス、ペパーミントエキス、ボダイジュエキ
ス、ホップエキス、マツエキス、マロニエエキス、ミズ
バショウエキス、ムクロジエキス、モモエキス、ヤグル
マギクエキス、ユーカリエキス、ユズエキス、ヨモギエ
キス、ラベンダーエキス、リンゴエキス、レタスエキ
ス、レモンエキス、レンゲソウエキス、ローズエキス、
ローズマリーエキス、ローマカミツレエキス、ローヤル
ゼリーエキス等を挙げることができる。
【0035】また、デオキシリボ核酸、コンドロイチン
硫酸ナトリウム、コラーゲン、エラスチン、キチン、キ
トサン、加水分解卵殻膜等の生体高分子;アミノ酸、尿
素、ピロリドンカルボン酸ナトリウム、ベタイン、ホエ
イ、トリメチルグリシン等の保湿成分;スフィンゴ脂
質、セラミド、コレステロール、コレステロール誘導
体、リン脂質等の油性成分;ε−アミノカプロン酸、グ
リチルリチン酸、β−グリチルレチン酸、塩化リゾチー
ム、グアイアズレン、ヒドロコルチゾン等の抗炎症剤;
ビタミンA,B2,B6,D,E,パントテン酸カルシウ
ム、ビオチン、ニコチン酸アミド等のビタミン類;アラ
ントイン、ジイソプロピルアミンジクロロアセテート、
4−アミノメチルシクロヘキサンカルボン酸等の活性成
分;トコフェロール、カロチノイド、フラボノイド、タ
ンニン、リグナン、サポニン等の抗酸化剤;γ−オリザ
ノール、ビタミンE誘導体等の血行促進剤;レチノー
ル、レチノール誘導体等の創傷治癒剤;セファランチ
ン、トウガラシチンキ、ヒノキチオール、ヨウ化ニンニ
クエキス、塩酸ピリドキシン、dl−α−トコフェロー
ル、酢酸dl−α−トコフェロール、ニコチン酸、ニコ
チン酸誘導体、パントテン酸カルシウム、D−パントテ
ニルアルコール、アセチルパントテニルエチルエーテ
ル、ビオチン、アラントイン、イソプロピルメチルフェ
ノール、エストラジオール、エチニルエステラジオー
ル、塩化カプロニウム、塩化ベンザルコニウム、塩酸ジ
フェンヒドラミン、タカナール、カンフル、サリチル
酸、ノニル酸バニリルアミド、ノナン酸バニリルアミ
ド、ピロクトンオラミン、ペンタデカン酸グリセリル、
モノニトログアヤコール、レゾルシン、γ−アミノ酪
酸、塩化ベンゼトニウム、塩酸メキシレチン、オーキシ
ン、女性ホルモン、カンタリスチンキ、シクロスポリ
ン、ヒドロコルチゾン、モノステアリン酸ポリオキシエ
チレンソルビタン、鎮痛剤、精神安定剤、抗高血圧剤、
抗生物質、抗ヒスタミン剤、抗菌性物質等も挙げられ
る。
【0036】これらの成分の配合量は、その素材により
有効成分量が異なるため一概には規定できないが、一般
にシート状製剤の質量に対して0.001〜80質量%
であるのが好ましく、0.05〜30質量%であるのが
より好ましい。
【0037】本発明で言う透明、半透明のゲルシートと
は、ゲルシートを通して10ポイントの活字を判読する
ことができる程度の透明度のものである。ゲルシートの
厚み調整は、例えば、ゲル体の硬化が終了する前のゲル
形成用配合物を、例えば押出機やドクターブレード等を
用いて展延したり、所定の厚みをもった容器、例えば凹
部を有するブリスター容器に充填したり、ローラーの間
隙を調整することで行われる。
【0038】所定の厚みをもった凹部を有する容器に充
填する後者の方法では、かかる容器の形状を使用時の生
体用粘着ゲルシートの形状に合わせて凹部を形成してお
けば、インライン製造プロセスが容易となり、製造工程
上好ましいものとなる。さらに、長い帯状のゲル体を形
成させこれから目的とする使用時の形状に打抜く方法に
比べて、廃棄するゲルの発生量が抑えられること、また
ゲル体と打抜き刃の接触がないことから衛生的であるこ
と等の観点からも好適である。
【0039】ゲルシートは、使用されるまでの間、少な
くとも自由水が保持された粘着面側にはポリエチレンや
ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート等のプラ
スチックフィルムをそのままの状態で、またはそのプラ
スチックフィルムの表面にシリコーン樹脂等の離型剤を
塗布もしくは焼付けした離型紙を貼り付けておくのが、
衛生上好ましい。
【0040】なお、貼り付けられた離型紙は、その柔軟
性が乏しいため皮膚表面の動きに十分追従することがで
きないことから、使用時には剥がす必要がある。上記離
型紙は、ゲルシートのゲル製造プロセスの際に下敷きや
表面材として用いてもよいし、ゲルシートの製造が終了
した後で貼り付けてもよい。
【0041】本発明のアイパック化粧料の形状としては
特に制限はないが、楕円形、円形、ハート形、半円形、
半楕円形、正方形、長方形、台形、三角形、適用部位に
沿った形状、あるいはこれら組み合わせ等が挙げられ、
特に目の形に合わせた楕円形の形状や、両目を同時に覆
える横長の形状が好ましい。ゲルシートの中心部や周辺
部に位置合わせ等の目的で凸部や凹部を設けたり、指で
つまみ易い様にゲルシートの周辺の一部につまみ部を凸
設することが好ましい。また、使用部位の目の周りの形
状に応じて切り込みやくり抜き部分等を設けると、ゲル
シートの取り扱い性を向上させることができる。
【0042】上記の様にして得られた本発明のアイパッ
ク化粧料は、離型紙を取り除き、目の上にゲルシートの
自由水が保持された面を向けて載置して目をパックす
る。
【0043】
【実施例】以下、実施例および比較例によって本発明を
さらに詳細に説明する。実施例および比較例で用いた評
価方法は以下の通り。
【0044】[皮膚有用性評価]専門パネラーを各評価
品目ごとに10名ずつ用意し(但し、品目によりパネラ
ーが重複する場合もある)、表1に示す評価基準に従っ
て評価を行い、全パネラーの合計点数を以て評価結果と
した。従って、点数が高いほど評価項目に対する有用性
が高いことを示す。(満点:50点)
【0045】 [表1] 基 準 点 数 ------------------------------------------------- 効果が高いように感じられる 5 効果が感じられる 4 効果はやや感じられる 3 効果はわずかしか感じられない 2 効果が感じられない 1
【0046】実施例1 下記の製造方法により、アイパック化粧料を作製した。
ゲルシートをつくる単一の合成高分子ゲル体のゲル形成
用配合物の組成を表2に示す。尚、薬効成分は事前に保
湿剤と精製水に溶解させてから配合した。
【0047】 [表2] 組 成 質量% ------------------------------------------------------------------ <ゲル形成用配合物> 親水性合成高分子 ポリアクリル酸ソーダ(分子量約400万) 4.0 ポリアクリル酸(分子量約1万) 6.0 架橋性因子 合成ケイ酸アルミニウム 1.5 保湿剤 ジプロピレングリコール 10.0 防腐剤 デヒドロ酢酸ソーダ 0.3 薬効成分 グリチリチン酸ジカリウム(抗炎症成分) 0.1 精製水 残 量 合計 100.0
【0048】表2に示す架橋性因子以外のゲル形成用配
合物を混合し、50℃で約30分間混練して均一にした
後、上記架橋性因子を加えて、さらに60℃で約10分
間混練して均一にした。こうして得られたゲル形成用配
合物を、厚さ100μmのポリプロピレンシート上に、
ドクターブレードを用いて厚さ0.8mmに均一に展延
した。これを室温で約2時間放置することによってゲル
体の硬化を終了させて、透明な合成高分子ゲル体を形成
した。
【0049】ついで、上記合成高分子ゲル体の一方の表
面に、塩化アルミニウム6水和物の10%水溶液をハケ
を用いて均一に、ゲル体の表面1cm2当たり、9mg
/cm2(1.1×10-5当量/cm2)を処理した。得
られた透明な製剤はゲル表面に自由水とジプロピレング
リコールを含む液体成分を保持していた。
【0050】そして、このゲルシートを四隅を丸めた長
方形であって、中心部上下に凹部を設け鼻でシートが浮
かないように工夫した形状(両眼用)に打ち抜き、アル
ミ蒸着フィルムにて包装して製品を得た。
【0051】実施例2 実施例1の表2中の薬効成分にl―メントール0.05
質量%とl−メンチルグリセリルエーテル0.2質量%
をさらに加え、中間層に開口率の大きい15デニールの
ナイロン製チュールの織布を浸漬させ積層する他はすべ
て実施例1と同様にして透明なゲル体製品を得た。得ら
れた透明な製剤はゲル表面には自由水とジエチレングリ
コールの層を保持していた。
【0052】比較例1 特開昭62−96403号公報の実施例1に従い、ポリ
アクリル酸ナトリウム、水酸化アルミニウムゲル、無水
珪酸、グリセリン等を用い、3−l−メントキシプロパ
ン−1,2−ジオールの代わりl−メントールを用い
て、実施例1と同様の形状の凹部を有するブリスターパ
ックでゲル体を作製して、ゲル体の表面には自由水と多
価アルコールの層を保持していないが実施例1と同様な
形状の製品を得た。
【0053】比較例2 実施例1のアイパック化粧料の表面を不織布を用いて良
くふき取り、冷風で乾燥したものを用いた(ゲル体表面
に自由水の水分と1,3−ブチレングリコール層を保持
しない例)。
【0054】比較例3 ポリ袋の中に保冷剤とゲルを収納した市販のアイマスク
を冷蔵庫で冷やしてから使用した。
【0055】表3に実施例および比較例の評価結果を示
す。
【0056】 [表3] 透明性 冷涼感に優れる 目の疲れがとれる 密着感に優れる ------------------------------------------------------------------- 実施例1 透明 48 45 44 実施例2 透明 50 46 45 比較例1 透明 33 32 21 比較例2 透明 20 16 10 比較例3 不透明 49 32 10
【0057】表3の結果より、本発明の各実施例は各比
較例と比べて、密着感に富み、冷涼感に優れ、目の疲労
回復に役立つことがわかる。これに対して比較例1は支
持体がない例であるが、使用時にゲルが切れてしう例が
多く発生し、評価が悪くなった。比較例2は表面に水分
を保持しない例であるが、パック自体の冷涼感はやや残
っているものの密着せず、使用感も悪かった。比較例3
は市販の保冷剤を用いたアイマスクであるが、冷たさは
試験品の中で一番冷たくはあったが、密着性が悪いこ
と、重量があり、バンドを用いて頭に固定する必要があ
ることなどの要因により、評価が悪くなった。
【0058】
【発明の効果】以上の結果から、本発明は、目の周囲へ
の密着性が良く、目の冷却効果に優れ、疲れ目やレジャ
ー後の目の静養効果に優れたアイパック化粧料を提供す
ることは明らかである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 林 康 奈良県奈良市大安寺7丁目1番33号 (72)発明者 東 孝 奈良県桜井市桜井585番地 ローレルコー ト桜井南706号 Fターム(参考) 4C083 AA121 AB051 AB372 AC111 AC842 AD092 AD112 AD531 AD532 CC07 DD12 DD41 EE06

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外観が透明または半透明のゲルシート状
    製剤であって、かつゲルシートの少なくとも一方の表面
    に水分が保持されていることを特徴とするアイパック化
    粧料。
  2. 【請求項2】 外観が透明または半透明のゲルシート状
    製剤であって、かつゲルシートの表面に水分及び多価ア
    ルコールが保持されていることを特徴とするアイパック
    化粧料。
  3. 【請求項3】 メントール、メントール誘導体、ハッカ
    油、カンフルから選ばれる一種以上を、化粧料の質量に
    対して0.001〜1質量%含むことを特徴とする請求
    項1または2記載のアイパック化粧料。
  4. 【請求項4】 前記ゲルシートの内部に、またはその一
    方の表面に、開口率が十分に大きい支持体を厚み方向に
    積層されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれ
    か1項に記載のアイパック化粧料。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003053421A1 (fr) * 2001-12-13 2003-07-03 Dia Pharmaceutical Co., Ltd. Compositions de gel a usage externe, compresses et compresses destinees a etre emballees dans des recipients de type blister
WO2009084234A1 (ja) * 2007-12-27 2009-07-09 Kao Corporation 身体貼付用シート剤
JP2009292840A (ja) * 2009-09-18 2009-12-17 Shiseido Co Ltd アイパック化粧料
JP2010154898A (ja) * 2008-12-26 2010-07-15 Kao Corp 身体貼付用シート剤
JP2018501194A (ja) * 2014-10-31 2018-01-18 アヴェント インコーポレイテッド 膀胱収縮の抑制に関連する用途のための方法および装置

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