JP2005160890A - 生体用粘着ゲルシート - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明の目的は、皮膚に対する保湿性や密着性、閉塞感等を総合的に満足させた生体用粘着ゲルシートを提供することにある。
【解決手段】支持体に粘着ゲルを塗布してなる生体用粘着ゲルシートであって、前記粘着ゲルが、前記支持体の一部にのみ塗布されている生体用粘着ゲルシート。支持体の一部が、少なくとも支持体の周縁部である上記生体用粘着ゲルシート。さらに化粧水を含んでなる上記生体用粘着ゲルシート。化粧水が、植物抽出成分を含む上記生体用粘着ゲルシート。

Description

本発明は、医薬品、医薬部外品、化粧品、衛生材料、雑貨等の分野に用いられる、生体用粘着ゲルシートに関し、より詳しくは、支持体の一部に粘着ゲルを塗布することによって、皮膚とのなじみをよくし、皮膚に保湿性を与えることを特徴とする生体用粘着ゲルシートに関する。
従来、美容、美顔に用いられるパック料や貼付剤、または経皮吸収剤、生体用粘着テープ、創傷被覆剤、消炎鎮痛剤等の生体用粘着シートとしては、皮膚への密着性や閉塞性の観点から、湿布薬に代表されるようなゲルシートが使用されている。しかしながら、こうした従来のゲルシートは、皮膚とのなじみや皮膚に与える保湿性、あるいは含有する薬効成分の皮膚への移行の点で十分なものとはいえない。
一方、同様な生体用シートとして、不織布や織布に液体である化粧水や薬品を含有した水溶液等を浸したものを直接皮膚に貼り付けて使用するものがあるが、上述のゲルシートに比べ、皮膚に与える保湿性等の点では優れているものの、本来、皮膚に保持する手段が水分の表面張力のみとなるため、使用中にシートが剥がれてしまうということがあり、皮膚への密着性や閉塞性の点で問題がある。
特開2001−104468号公報
このように従来の生体用ゲルシート、あるいは、生体用液体含浸シートは皮膚に対する保湿性や密着性、閉塞感等を総合的に満足させるものではなかった。
そこで本発明の目的は、皮膚に対する保湿性や密着性、閉塞感等を総合的に満足させた生体用粘着ゲルシートを提供することにある。
本発明は、支持体に粘着ゲルを塗布してなる生体用粘着ゲルシートであって、前記粘着ゲルが、前記支持体の一部にのみ塗布されている生体用粘着ゲルシートに関する。
また、本発明は、支持体の一部が少なくとも支持体の周縁部である上記生体用粘着ゲルシートに関する。
また、本発明は、さらに化粧水を含んでなる上記生体用粘着ゲルシートに関する。
また、本発明は、化粧水が、植物抽出成分を含む上記生体用粘着ゲルシートに関する。
支持体に粘着ゲルを塗布してなる生体用粘着ゲルシートであって、前記粘着ゲルが、前記支持体の一部にのみ、特に支持体の周縁部にのみ塗布されていることにより、皮膚に対する保湿性を保持しつつ、密着性、閉塞性が持続し、効果を明確にすることができる。
また本発明の生体用粘着ゲルシートに、化粧水を塗布して使用することができるので、使用者が自分の好みの成分が入った、例えば日常使用している化粧水、あるいは植物抽出成分を含む化粧水などを含ませて使用することができる。そうすることによって、アレルギー体質の人でも、自分にあった成分を含浸させて、安心して生体用粘着ゲルシートを使用することができるメリットがある。
本発明において、生体用粘着ゲルシートは、パック料、貼付剤、経皮吸収剤、生体用粘着テープ、創傷被覆剤、消炎鎮痛剤等の美容、美顔及び皮膚の治療を目的として、皮膚に貼り付けて使用される粘着シートあるいは貼着シートのことを指す。
[合成高分子ゲル]
本発明の生体用粘着ゲルシートのゲル部分は、少なくとも水系溶媒を含み、網目構造を有し、かつ粘着性を有する合成高分子ゲルで構成され、保形性を有することを特徴とする。
本発明の生体用粘着ゲルシートのゲル部分を構成する合成高分子ゲルに占める水系溶媒の割合は1〜99重量%であるのが好ましい。ゲルに占める水系溶媒の割合が1重量%を下回ると、ゲル中に配合される薬効成分等の各種添加剤等を容易に溶かすことができなくなるおそれがある。逆に、ゲルに占める水系溶媒の割合が99重量%を超えると、ゲルの腰強度が弱くなり、ゲルの保形性が不安定となり、こうして得られた生体用粘着ゲルシートは、使用の際に、ちぎれたりして操作性が悪くなるおそれがある。ゲルに占める水系溶媒の割合は、上記範囲の中でも特に5〜95重量%であるのが好ましく、10〜85重量%であるのがより好ましい。
上記合成高分子ゲルを構成する水系溶媒としては、水のほか、水と相分離を起こさないものであり、従来、化粧品、医薬品、医薬部外品、衛生材料、雑貨等の分野で経皮用途として使用されている溶媒であれば、これを水と混合した上で使用することができる。かかる溶媒としては、例えばエチルアルコール等のモノアルコール類、1,3−ブチレングリコール等のグリコール類、グリセリン等の多価アルコール類等が挙げられ、これらは単独でまたは2種以上を混合して用いることができる。
合成高分子ゲルに占める水以外の溶媒の割合は98重量%以下であるのが好ましい。かかる割合が98重量%を超えると、溶媒としての水の含有量が低下するため、ゲル中に配合される各種の添加剤等を容易に溶解できなくなるおそれがある。さらに、ゲルの腰強度が弱くなり、ゲルの保形性が不安定となり、こうして得られた生体用粘着ゲルシートは、使用の際に、ちぎれたりして操作性が悪くなるおそれがある。
前記合成高分子ゲルを構成する合成高分子としては、水系溶媒と親和性があり、網目構造を有し、少なくとも水系溶媒を含んでゲルを形成し、かつ前記ゲルを形成したときに粘着性を有するものであって、従来、化粧品、医薬品、医薬部外品、衛生材料、雑貨等の分野で経皮用途として使用されているものであるほかは特に限定されず、種々の合成高分子を用いることができる。
このような合成高分子は、カルボキシル基、スルホン酸基、水酸基、アミド基、アミノ基、リン酸基などの親水性基を有する高分子であり、水に完全に溶解しないために、分子量を大きくしたか、架橋構造をとったものである。主鎖は、ポリビニル、ポリアクリル、ポリエーテル、ポリエステル、ポリアミド、ポリウレタン、ポリウレア、ポリウレタンウレア、セルロースなどである。主鎖は、1種または2種以上のものが選ばれる。架橋構造は、共有結合、イオン結合、配位結合などで、必要に応じて架橋剤を用いて主鎖同士を結合したものである。電子線などの架橋処理をしたものでもよい。
[支持体]
本発明で用いられる支持体は、高分子ゲルを保持でき、ある程度の通気性を確保できるものならば、特に限定はない。具体的には、布、不織布、紙、合成紙、コットン、あるいは、通気孔を設けたプラスチックフィルムなどが挙げられる。あるいは、これらの積層体であってもよい。本発明の支持体は、ゲル部分が存在しない部分があり、そこに、化粧水を保持させることもできる。化粧水を保持しやすいように、布、不織布、紙、合成紙、コットンを皮膚接触面に用いることが好ましい。
[粘着ゲルシート]
本発明の生体用粘着ゲルシートは、支持体の一部のみに、パターン塗工、またはパターンマスクを用いた塗工を、公知の塗工機で塗工することができる。塗工機は、ゲルの粘度に応じて適宜選択される。例えば、グラビア、シルクスクリーン、噴霧、インクジェット塗工などが挙げられる。
本発明の生体用粘着ゲルシートのゲルは、支持体の一部、特に支持体の周縁部に塗工される。支持体が、生体接触面に開口部を有する場合は、その開口部の周縁部も塗工されるのが好ましい。
周縁部のみを塗工にすることによって、ゲルによる生体に対する密着性を確保したまま、ゲルに起因する保湿性の低下を最低限に押さえることができる。ここで、塗工される周縁部は、支持体の周縁から0.5〜5.0cmが好ましい。その際、ゲルは連続して周縁部に存在する必要はなく、密着性を確保できる範囲内で、周縁部もしくは周縁部近傍にゲルが存在していればよい。
本発明の生体用粘着ゲルシートの厚みについては、その使用状況に応じて適宜設定すればよく、全体に均一であっても、部分的に厚さが異なっていてもよいが、皮膚に貼り付けたときの違和感や強度を考慮すると支持体は、0.03〜3mm、好ましくは0.7mm以下、ゲル部分は0.3〜3mm程度であることが好ましい。
本発明の生体用粘着ゲルシートは色素などで着色しても構わない。
本発明の生体用粘着ゲルシートでは、必要に応じて各種の添加剤を本発明の目的を阻害しないように適宜配合することができる。例えば美容、美顔および皮膚の治療等を目的とする薬効成分のほか、保湿剤、香料、油剤、フッ素化合物、樹脂、着色料、安定剤、増粘剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、粘着付与剤、pH調整剤、塩類、溶媒、キレート剤、中和剤、界面活性剤、防腐剤、抗菌剤等が挙げられる。
生体用粘着ゲルシートは、使用されるまでの間、少なくともゲル部分にポリエチレンやポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート等のプラスチックフィルムをそのままの状態で、またはそのプラスチックの表面にシリコーン樹脂等の離型剤を塗布もしくは焼付けした状態で離型紙として貼り付けておくのが衛生上好ましい。
本発明の生体用粘着ゲルシートの形状としては特に制限はないが、楕円形、円形、ハート形、半円形、半楕円形、正方形、長方形、台形、三角形、適用部位に沿った形状、あるいはこれら組み合わせ等が挙げられ、使用部位により最も適切に貼り付けることができる形状を適宜設計すればよい。また、顔や目元や額や頬などの形状に合わせて形状を設計することも好ましい。生体用粘着ゲルシートの中心部や周辺部に位置合わせ等の目的で凸部や凹部を設けたり、使用部位の形状に応じて切り込みやくり抜き部分等を設けると、シート状パック化粧料の取り扱い性を向上させることができる。
本発明の生体用粘着ゲルシートの適用部位としては、顔(唇、頬部、目元部、目の上下部、鼻部、額部)、腕部、脚部、胸部、腹部、背部、首部等が挙げられる。生体用粘着ゲルシートの形状、面積、厚み、ゲル部分の粘着特性等は、適用部位に応じて適宜調整すればよい。例えば、適用部位が顔全体であるシートを形成する場合には、目、口の位置に相当する部分をくり抜き、鼻の位置に相当する部分に切り込みを入れた形状とするのが好ましい。
本発明の生体用粘着ゲルシートの包装形態としては、前記シートをアルミニウム積層プラスチックフィルム、アルミニウム蒸着プラスチックフィルムなど、気密性のフィルムにて3〜4方シールして密閉する方法や、凹部を有するブリスター容器に設置したものを気密性フィルムを覆い密封する方法などが挙げられる。
[化粧水]
本発明の生体用粘着ゲルシートは、さらに、化粧水を含むことが好ましい。本発明において、化粧水とは、ローション、乳液、エッセンスなどであり、医薬品、植物抽出成分、保湿剤などの生理活性成分を含んだものである。化粧水は、ゲルに含まれていてもよい。また、本発明の生体用粘着ゲルシートのゲルが存在しない支持体部分に含まれていてもよい。ゲルまたは支持体中に、生理活性成分を含ませる方法としては、それぞれに原材料に直接またはバインダーなどを介して、練り込み、付着、浸透などの公知の方法が挙げられる。
生理活性成分としては、例えば、アシタバエキス、アボガドエキス、アマチャエキス、アルテアエキス、アルニカエキス、アロエエキス、アンズエキス、アンズ核エキス、イチョウエキス、ウイキョウエキス、ウコンエキス、ウーロン茶エキス、エイジツエキス、エチナシ葉エキス、オウゴンエキス、オウバクエキス、オウレンエキス、オオムギエキス、オトギリソウエキス、オドリコソウエキス、オランダカラシエキス、オレンジエキス、海藻エキス、海水乾燥物、加水分解コムギ末、加水分解シルク、カキョクエキス、カモミラエキス、カロットエキス、カワラヨモギエキス、カルカデエキス、甘草エキス、キウイエキス、キナエキス、キューカンバーエキス、グアノシン、クチナシエキス、クマザサエキス、クララエキス、クルミエキス、グレープフルーツエキス、クレマティスエキス、クロレラエキス、クワエキス、ケールエキス、ゲンチアナエキス、紅茶エキス、酵母エキス、ゴーヤエキス、ゴボウエキス、コメヌカ発酵エキス、コメ胚芽油、コンフリーエキス、コラーゲン、コケモモエキス、サイシンエキス、サイコエキス、サイタイ抽出液、サルビアエキス、サボンソウエキス、ササエキス、サンザシエキス、サンショウエキス、シイタケエキス、ジオウエキス、シコンエキス、シソエキス、シナノキエキス、シモツケソウエキス、シャクヤクエキス、ショウブ根エキス、シラカバエキス、スギナエキス、セイヨウキズタエキス、セイヨウサンザシエキス、セイヨウニワトコエキス、セイヨウノコギリソウエキス、セイヨウハッカエキス、セージエキス、ゼニアオイエキス、センキュウエキス、センブリエキス、ダイズエキス、タイソウエキス、タイムエキス、竹エキス、茶エキス、チョウジエキス、チガヤエキス、チンピエキス、トウキエキス、トウキンセンカエキス、トウニンエキス、トウヒエキス、ドクダミエキス、トマトエキス、納豆エキス、ニンジンエキス、ニンニクエキス、ノバラエキス、ハイビスカスエキス、バクモンドウエキス、ハスエキス、パセリエキス、蜂蜜、ハマメリスエキス、パリエタリアエキス、ヒキオコシエキス、ビサボロール、ビワエキス、フキタンポポエキス、フキノトウエキス、ブクリョウエキス、ブッチャーブルームエキス、ブドウエキス、プルーンエキス、プロポリス、ヘチマエキス、ベニバナエキス、ペパーミントエキス、ボダイジュエキス、ボタンエキス、ホップエキス、マツエキス、マロニエエキス、ミズバショウエキス、ムクロジエキス、メコンブエキス、メリッサエキス、モモエキス、ヤグルマギクエキス、ユーカリエキス、ユキノシタエキス、ユズエキス、油溶性甘草エキス、ヨクイニンエキス、ヨモギエキス、ラベンダーエキス、リンゴエキス、レタスエキス、レモンエキス、レンゲソウエキス、ローズエキス、ローズマリーエキス、ローマカミツレエキス、ローヤルゼリーエキス等を挙げることができる。
また、デオキシリボ核酸、ムコ多糖類、ヒアルロン酸ナトリウム、コンドロイチン硫酸ナトリウム、コラーゲン、エラスチン、キチン、キトサン、加水分解卵殻膜等の生体高分子;アミノ酸、乳酸ナトリウム、尿素、ピロリドンカルボン酸ナトリウム、ベタイン、ホエイ、トリメチルグリシン、ラフィノース等の保湿成分;スフィンゴ脂質、セラミド、コレステロール、コレステロール誘導体、リン脂質等の油性成分;ε−アミノカプロン酸、グリチルリチン酸、β−グリチルレチン酸、塩化リゾチーム、グアイアズレン、ヒドロコルチゾン等の抗炎症剤;ビタミンA,B2,B6,C,D,E,パントテン酸カルシウム、ビオチン、ニコチン酸アミド、ビタミンCエステル等のビタミン類;アラントイン、ジイソプロピルアミンジクロロアセテート、4−アミノメチルシクロヘキサンカルボン酸等の活性成分;トコフェロール、カロチノイド、フラボノイド、タンニン、リグナン、サポニン等の抗酸化剤;α−ヒドロキシ酸、β−ヒドロキシ酸等の細胞賦活剤;γ−オリザノール、ビタミンE誘導体等の血行促進剤;レチノール、レチノール誘導体等の創傷治癒剤;アルブチン、コウジ酸、プラセンタエキス、イオウ、エラグ酸、リノール酸、トラネキサム酸、グルタチオン等の美白剤;セファランチン、カンゾウ抽出物、トウガラシチンキ、ヒノキチオール、ヨウ化ニンニクエキス、塩酸ピリドキシン、dl−α−トコフェロール、酢酸dl−α−トコフェロール、ニコチン酸、ニコチン酸誘導体、パントテン酸カルシウム、D−パントテニルアルコール、アセチルパントテニルエチルエーテル、ビオチン、アラントイン、イソプロピルメチルフェノール、エストラジオール、エチニルエステラジオール、塩化カプロニウム、塩化ベンザルコニウム、塩酸ジフェンヒドラミン、タカナール、カンフル、サリチル酸、ノニル酸バニリルアミド、ノナン酸バニリルアミド、ピロクトンオラミン、ペンタデカン酸グリセリル、l−メントール、モノニトログアヤコール、レゾルシン、γ−アミノ酪酸、塩化ベンゼトニウム、塩酸メキシレチン、オーキシン、女性ホルモン、カンタリスチンキ、シクロスポリン、ヒドロコルチゾン、モノステアリン酸ポリオキシエチレンソルビタン、ハッカ油、鎮痛剤、精神安定剤、抗高血圧剤、抗生物質、抗ヒスタミン剤、抗菌性物質、植物由来成分、海藻由来成分等も挙げられる。生理活性成分としては、特に美白効果を有する成分および抗炎症作用、抗酸化作用を有する成分の1種または2種以上を配合していることが好ましい。
化粧水の配合量は、その素材により有効成分量が異なるため一概には規定できないが、一般に生体用粘着ゲルシートの全体に対して、生理活性成分として、0.001〜80重量%であるのが好ましく、0.05〜10重量%であるのがより好ましい。
これらの化粧水は、あらかじめ、包装する前に生体用粘着ゲルシートに含まれていてもよいし、本発明の生体用粘着ゲルシートとセットにして包装開封後に噴霧などで含ませることも可能である。
さらに、生体用粘着ゲルシートの使用前および/または後に生理活性成分を含んだローション、クリーム、乳液、エッセンス、軟膏などの基礎化粧料もしくは医薬品を生体自体に使用することも好ましい。また、本発明の粘着ゲルシートは事前に冷蔵庫にて冷やしてから使用すると冷涼感を増すことができる。また、温水または風呂で暖めてから使用すると、秋冬時の血行促進や薬効成分の経皮吸収性を高めることもできる。
実施例1
下記の製造方法により、生体用粘着ゲルシートを製造した。生体用粘着ゲルシートの製造に使用した合成高分子ゲル体形成用配合物(ゲル体形成用配合物)と硬化処理剤の組成を表1に示す。
(表1)
------------------------------------------------------------------
組成(重量%)
------------------------------------------------------------------
<ゲル体形成用配合物>
親水性合成高分子
ポリアクリル酸(重量平均分子量約1万) 8.5
ポリアクリル酸ソーダ(重量平均分子量約400万) 4.0
架橋性因子
合成ケイ酸アルミニウム(Al含有量:5.6重量%) 2.3
保湿剤
1,3−ブチレングリコール 10.0
防腐剤
デヒドロ酢酸ソーダ 0.3
薬効成分
ビタミンC 3.0
精製水 残 量
合計 100.0
<硬化処理剤>
架橋性因子
塩化アルミニウム六水和物(Al含有量:11重量%)10.0
溶媒
精製水 残 量
合計 100.0
------------------------------------------------------------------
表1に示すゲル体形成用配合物のうち架橋性因子(合成ケイ酸アルミニウム)を除く成分を混合し、50℃で約30分間混練して均一にした。次いで、前記架橋性因子を加えて、さらに60℃で約10分間混練して均一にした。こうして得られたゲル体形成用配合物を、下敷き材であるポリエステル不織布(厚さ100μm)上にシルクスクリーンを用いて2cm幅で外側が一辺9cmの正方形ができるようになるように厚さ0.8mmパターン塗布し、室温で約2時間放置してゲル体の硬化を終了させることによって、シート状の合成高分子ゲル体を得た。
上記シート状の合成高分子ゲル体の片面に、表1に示す硬化処理剤(すなわち、架橋性因子(塩化アルミニウム六水和物)を溶媒(精製水)に溶解したものを、先と同じパターンのシルクスクリーンを用いてに塗布することにより、前記合成高分子ゲル体の硬化処理を施した。前記硬化処理剤の塗布量は、合成高分子ゲル体の表面1cm2辺り3mg(すなわち架橋当量で、1×10-6当量/cm2)となるように調整した。
さらに、合成高分子ゲル体のうち、前記硬化処理剤が施された側の表面に厚さ50μmのポリプロピレンシートの離型シートを乗せて、ゲルの外側(一辺9cmの正方形)を打ち抜き、生体用粘着ゲルシートを得た。生体用粘着ゲルシート中央部に、市販のクマザサエキス(固形分50重量%)を2cm3噴霧して、生体用粘着ゲルシートを作成した。
当該、生体用粘着シートは、離型シートを剥離し、頬に付着したところ、保湿感を維持したまま、下を向いても脱離することがなかった。

Claims (4)

  1. 支持体に粘着ゲルを塗布してなる生体用粘着ゲルシートであって、前記粘着ゲルが、前記支持体の一部にのみ塗布されている生体用粘着ゲルシート。
  2. 支持体の一部が、少なくとも支持体の周縁部である請求項1記載の生体用粘着ゲルシート。
  3. さらに化粧水を含んでなる請求項1または2記載の生体用粘着ゲルシート。
  4. 化粧水が、植物抽出成分を含む請求項3記載の生体用粘着ゲルシート。
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