JP2008137971A - 生体用粘着ゲルシート - Google Patents
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Abstract
【課題】視覚的な違和感を生じさせない程度の透明性を有し、使用時に剥離や破壊が生じることがなく、取扱いが容易で、皮膚の動きに対する追従性に優れ、かつ刺激性が少なく、生体への安全性や耐腐敗性に優れた生体用粘着シートを提供する。
【解決手段】少なくとも水溶性ポリアニオンと水溶性ポリカチオンとから形成されるポリイオンコンプレックスゲルを含む生体用粘着ゲルシート。
【選択図】なし
【解決手段】少なくとも水溶性ポリアニオンと水溶性ポリカチオンとから形成されるポリイオンコンプレックスゲルを含む生体用粘着ゲルシート。
【選択図】なし
Description
本発明は、医薬品、医薬部外品、化粧品、衛生材料、雑貨等の分野に用いられる、生体用粘着ゲルシートに関する。
従来、美容、美顔および皮膚の治療等に用いられるパック料や貼付剤、または経皮吸収剤、生体用粘着テープ、創傷被覆剤、消炎鎮痛剤等の生体用粘着シートとしては、取り扱いの容易さや皮膚表面への閉塞効果等の観点から、親水性の粘着ゲルが使用されている。例えば、ポリアクリル酸塩、多価アルコールおよび水を主成分としたパック剤(例えば、特許文献1参照。)や、ポリアクリル酸塩、賦形剤を主成分として含有するパック剤(例えば、特許文献2参照。)や、メタ珪酸アルミン酸マグネシウム等を架橋剤とした架橋型含水ゲルを基材として用いたシート状パック剤(例えば、特許文献3参照。)、が開示されている。
特開昭54−49334号公報
特公昭63−15243号公報
特開2001−64175号公報
しかしながら、上記従来のパック剤では、肌に対する適度な粘着性に欠け使用感に欠けるという問題点を有していた。またその多くは水不溶性の賦形剤や多価金属塩を使用しているため、全般に白濁した不均一なゲルとなり、強度が不十分となる。そのため、貼付時には視覚的な違和感が生じるだけでなく、パック剤が破断しやすく、さらには経時安定性が悪いので保管性に欠ける。
従って、本発明の目的は、視覚的な違和感を生じさせない程度の透明性を有し、使用時に剥離や破壊が生じることがなく、取扱いが容易で、皮膚の動きに対する追従性に優れ、かつ刺激性が少なく、生体への安全性や耐腐敗性に優れた生体用粘着ゲルシートを提供することにある。
本発明は下記の手段により達成されるものである。
<1>少なくとも水溶性ポリアニオンと水溶性ポリカチオンとから形成されるポリイオンコンプレックスゲルを含む生体用粘着ゲルシート。
<2>前記水溶性ポリカチオンが、水溶性多核金属錯体である上記<1>に記載の生体用粘着ゲルシート
<2>前記水溶性ポリカチオンが、水溶性多核金属錯体である上記<1>に記載の生体用粘着ゲルシート
<3>前記水溶性多核金属錯体がポリ塩化アルミニウムであることを特徴とする上記<2>の生体用粘着ゲルシート
<4>前記水溶性ポリアニオンがゼラチンであることを特徴とする上記<1>〜<3>のいずれか1項に記載の粘着ゲルシート。
<4>前記水溶性ポリアニオンがゼラチンであることを特徴とする上記<1>〜<3>のいずれか1項に記載の粘着ゲルシート。
<5>露光波長600nmにおける透過度が90%以上であることを特徴とする上記<1>〜<4>のいずれか1項に記載の生体用粘着ゲルシート。
<6>前記ポリイオンコンプレックスゲルがさらに、多価アルコールを含むことを特徴とする上記<1>〜<5>のいずれか1項に記載の生体用粘着ゲルシート
<6>前記ポリイオンコンプレックスゲルがさらに、多価アルコールを含むことを特徴とする上記<1>〜<5>のいずれか1項に記載の生体用粘着ゲルシート
<7>上記<1>〜<6>のいずれか1項に記載の生体用粘着ゲルシートを用いたシート状化粧料。
本発明において「生体用粘着ゲルシート」とは、パック料、貼付剤、経皮吸収剤、生体用粘着テープ、創傷被覆剤、消炎鎮痛剤等の、美容、美顔および皮膚の治療等を目的として、皮膚に貼り付けて使用される粘着シートをいう。
本発明によれば、視覚的な違和感を生じさせない程度の透明性を有し、使用時に剥離や破壊が生じることがなく、取扱いが容易で、皮膚の動きに対する追従性に優れ、かつ刺激性が少なく、生体への安全性や耐腐敗性に優れた生体用粘着ゲルシートを提供することにある。
以下、本発明について詳細に説明する。
本発明の生体用粘着ゲルシートは、少なくとも水溶性ポリアニオンと水溶性ポリカチオンとから形成されるポリイオンコンプレックスゲルを含んで構成される。
以下、本発明の生体用粘着ゲルシートにおける構成成分について順次説明する。
本発明の生体用粘着ゲルシートは、少なくとも水溶性ポリアニオンと水溶性ポリカチオンとから形成されるポリイオンコンプレックスゲルを含んで構成される。
以下、本発明の生体用粘着ゲルシートにおける構成成分について順次説明する。
本発明におけるポリイオンコンプレックスゲルは、前記水溶性ポリカチオンと水溶性ポリアニオンを含むゲルである。
まず、本発明において特徴的な構成成分である水溶性ポリカチオンについて説明する。
まず、本発明において特徴的な構成成分である水溶性ポリカチオンについて説明する。
〔a.水溶性ポリカチオン〕
水溶性ポリカチオンとしては、有機系、無機系いずれの化合物を使用しても良い。
有機系ポリカチオンとしてはカチオン性基を有する高分子化合物が挙げられ、第1級〜第3級アミノ基およびその塩、又は第4級アンモニウム塩基を有する単量体の単独重合体や、他の単量体(たとえば(メタ)アクリル酸エステル類)との共重合体として得られるものが挙げられる。
水溶性ポリカチオンとしては、有機系、無機系いずれの化合物を使用しても良い。
有機系ポリカチオンとしてはカチオン性基を有する高分子化合物が挙げられ、第1級〜第3級アミノ基およびその塩、又は第4級アンモニウム塩基を有する単量体の単独重合体や、他の単量体(たとえば(メタ)アクリル酸エステル類)との共重合体として得られるものが挙げられる。
第4級アンモニウム塩基を有する単量体としては、例えば、トリメチル−p−ビニルベンジルアンモニウムクロライド、トリメチル−m−ビニルベンジルアンモニウムクロライド、トリエチル−p−ビニルベンジルアンモニウムクロライド、トリエチル−m−ビニルベンジルアンモニウムクロライド、N,N−ジメチル−N−エチル−N−p−ビニルベンジルアンモニウムクロライド、N,N−ジエチル−N−メチル−N−p−ビニルベンジルアンモニウムクロライド、N,N−ジメチル−N−n−プロピル−N−p−ビニルベンジルアンモニウムクロライド、N,N−ジメチル−N−n−オクチル−N−p−ビニルベンジルアンモニウムクロライド、N,N−ジメチル−N−ベンジル−N−p−ビニルベンジルアンモニウムクロライド、N,N−ジエチル−N−ベンジル−N−p−ビニルベンジルアンモニウムクロライド、N,N−ジメチル−N−(4−メチル)ベンジル−N−p−ビニルベンジルアンモニウムクロライド、N,N−ジメチル−N−フェニル−N−p−ビニルベンジルアンモニウムクロライド、トリメチル−2−(メタクリロイルオキシ)エチルアンモニウムクロライド、トリエチル−2−(メタクリロイルオキシ)エチルアンモニウムクロライド、トリメチル−2−(アクリロイルオキシ)エチルアンモニウムクロライド、トリエチル−2−(アクリロイルオキシ)エチルアンモニウムクロライド、トリメチル−3−(メタクリロイルオキシ)プロピルアンモニウムクロライド、トリエチル−3−(メタクリロイルオキシ)プロピルアンモニウムクロライド、トリメチル−2−(メタクリロイルアミノ)エチルアンモニウムクロライド、トリエチル−2−(メタクリロイルアミノ)エチルアンモニウムクロライド、トリメチル−2−(アクリロイルアミノ)エチルアンモニウムクロライド、トリエチル−2−(アクリロイルアミノ)エチルアンモニウムクロライド、トリメチル−3−(メタクリロイルアミノ)プロピルアンモニウムクロライド、トリエチル−3−(メタクリロイルアミノ)プロピルアンモニウムクロライド、トリメチル−3−(アクリロイルアミノ)プロピルアンモニウムクロライド、トリエチル−3−(アクリロイルアミノ)プロピルアンモニウムクロライド、ジメチルジアリルアンモニウムクロリド、等が挙げられる。
第1級〜第3級アミノ基およびその塩を有する単量体しては、例えばN,N−ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート、N,N−ジエチルアミノエチル(メタ)アクリレート、N,N−ジメチルアミノプロピル(メタ)アクリレート、N,N−ジエチルアミノプロピル(メタ)アクリレート、N,N−ジメチルアミノエチル(メタ)アクリルアミド、N,N−ジエチルアミノエチル(メタ)アクリルアミド、N,N−ジメチルアミノプロピル(メタ)アクリルアミド、N,N−ジエチルアミノプロピル(メタ)アクリルアミド、N−メチルジアリルアミン、ジアリルアミン、アリルアミン、ビニルアミンおよびこれらの塩(例えば塩酸塩、硝酸塩、酢酸塩、乳酸塩、メタンスルホン酸塩、p−トルエンスルホン酸塩など)等を挙げることができる。
その他、カチオン性基を有する単量体として、N−ビニルイミダゾール、N−ビニル−2−メチルイミダゾール、2−ビニルピリジン、4−ビニルピリジン、4−ビニル−N−メチル−ピリジニウムクロリド、4−ビニル−N−エチル−ピリジニウムブロミド、等も挙げられる。
さらに、本発明における水溶性有機系ポリカチオンとしてポリエチレンイミン(およびその誘導体)、カチオン性多糖類(カチオン化デンプン、カチオン化セルロース、キトサン)、エピクロルヒドリン−ジメチルアミン付加重合物等も挙げることができる。
これらのうち、本発明における有機系ポリカチオンとしては、生体用粘着ゲルシートの強度の観点から、カチオン性多糖類、第4級アンモニウム塩基を有するカチオン性高分子化合物が好ましく、その中でも後述するポリアニオンと安定なコンプレックスが形成可能なキトサン(およびその塩)、カチオン化セルロース、およびジメチルジアリルアンモニウムクロリド(共)重合体がより好ましく、キトサン(およびその塩)、カチオン化セルロースが特に好ましい。
本発明における水溶性ポリカチオンとしては前記有機系ポリカチオンに比べて無機系のポリカチオンを使用することがより好ましい。
本発明における無機系のポリカチオンとは、2つ以上の中心金属を有する多核錯体、いわゆる水溶性多核金属錯体であり、多核アルミニウム錯体、多核亜鉛錯体、多核ジルコニウム錯体、多核銀錯体、多核白金錯体、多核チタニウム錯体が好ましく挙げられる。これらのうち、多核アルミニウム錯体がより好ましく、アコ錯体の重縮合により形成されるポリ塩化アルミニウムが特に好ましい。
本発明における無機系のポリカチオンとは、2つ以上の中心金属を有する多核錯体、いわゆる水溶性多核金属錯体であり、多核アルミニウム錯体、多核亜鉛錯体、多核ジルコニウム錯体、多核銀錯体、多核白金錯体、多核チタニウム錯体が好ましく挙げられる。これらのうち、多核アルミニウム錯体がより好ましく、アコ錯体の重縮合により形成されるポリ塩化アルミニウムが特に好ましい。
前記ポリ塩化アルミニウム化合物とは、主成分が下記の式1、2又は3で示され、例えば〔Al6(OH)15〕3+、〔Al8(OH)20〕4+、〔Al13(OH)34〕5+、〔Al21(OH)60〕3+、等のような塩基性で高分子の多核縮合イオンを安定に含んでいる水溶性のポリ水酸化アルミニウムである。
〔Al2(OH)nCl6−n〕m 式1
〔Al(OH)3〕nAlCl3 式2
Aln(OH)mCl(3n−m) 0<m<3n 式3
前記式1〜3中、nは、1〜5の整数であり、mは0<m<3nを満たす整数である。
〔Al2(OH)nCl6−n〕m 式1
〔Al(OH)3〕nAlCl3 式2
Aln(OH)mCl(3n−m) 0<m<3n 式3
前記式1〜3中、nは、1〜5の整数であり、mは0<m<3nを満たす整数である。
これらのポリ塩化アルミニウム化合物は、大明化学工業より塩基性塩化アルミニウム(アルファイン83)の名で、多木化学(株)よりポリ塩化アルミニウム(PAC)の名で、浅田化学(株)よりポリ水酸化アルミニウム(Paho)の名で、また、(株)理研グリーンよりピュラケムWTの名で、また他のメーカーからも同様の目的を持って上市されており、各種グレードの物が容易に入手できる。
前記ポリイオンコンプレックスゲルに占める水溶性ポリカチオンの割合は、ゲル強度の観点から、0.01〜20質量%であることが好ましく、0.05〜10質量%であることがより好ましく、0.1〜5質量%であることが特に好ましい。
前記0.01質量%以上とすることにより、ゲル構造の安定性が向上する傾向となり、また、20質量%以下とすることにより、ゲル体内への液状成分取込みが増加するとなる傾向にあることから好ましい。
前記0.01質量%以上とすることにより、ゲル構造の安定性が向上する傾向となり、また、20質量%以下とすることにより、ゲル体内への液状成分取込みが増加するとなる傾向にあることから好ましい。
本発明における水溶性ポリカチオンは単独でまたは2種以上を混合して用いることができる。
〔b.水溶性ポリアニオン〕
本発明において、使用される水溶性ポリアニオンとしてはアニオン性基を有する高分子化合物が好ましい。
アニオン性基を有する高分子としては、カルボキシル基を有する高分子化合物(例えば、ゼラチン、アルギン酸、ペクチン酸、ヒアルロン酸、カルボキシメチルセルロース、カルボキシメチル化デンプン)、スルホ基を有する高分子化合物(例えば、キサンタンガム、カラギーナン、ジェランガム、フコイダン、コンドロイチン硫酸)、およびホスホ基を有する高分子化合物(例えばテイコ酸、DNA、RNA)があげられる。
本発明において、使用される水溶性ポリアニオンとしてはアニオン性基を有する高分子化合物が好ましい。
アニオン性基を有する高分子としては、カルボキシル基を有する高分子化合物(例えば、ゼラチン、アルギン酸、ペクチン酸、ヒアルロン酸、カルボキシメチルセルロース、カルボキシメチル化デンプン)、スルホ基を有する高分子化合物(例えば、キサンタンガム、カラギーナン、ジェランガム、フコイダン、コンドロイチン硫酸)、およびホスホ基を有する高分子化合物(例えばテイコ酸、DNA、RNA)があげられる。
さらには従来、化粧品、医薬品、医薬部外品、衛生材料、雑貨等の分野で経皮用途として使用されている合成高分子化合物を使用しても良い。
該合成高分子化合物としては、(メタ)アクリル酸の単独重合体もしくは共重合体、安息香酸ビニルの単独もしくは共重合体、マレイン酸共重合体、イタコン酸共重合体、2−メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリン共重合体等が挙げられる。
該合成高分子化合物としては、(メタ)アクリル酸の単独重合体もしくは共重合体、安息香酸ビニルの単独もしくは共重合体、マレイン酸共重合体、イタコン酸共重合体、2−メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリン共重合体等が挙げられる。
これらのうち、水溶性ポリアニオンとしてはカルボキシ基を有する高分子化合物、またはスルホ基を有する高分子化合物が好ましく、その中でもゲル強度と保水性の観点でゼラチン、ヒアルロン酸、キサンタンガム、カラギーナン、ジェランガム、カルボキシメチルセルロース、アクリル酸(共)重合体がより好ましく、ゼラチン、キサンタンガム、カルボキシメチルセルロースが特に好ましい。
水溶性ポリアニオンの分子量は、安定なポリイオンコンプレックスを形成させる観点から、重量平均分子量で5000〜5000000であることが好ましく、10000〜1000000であることがより好ましい。
前記ポリイオンコンプレックスゲルに占めるポリアニオンの割合は、ゲル強度の観点から、0.05〜20質量%であるのが好ましく、0.1〜15質量%であることがより好ましく、0.5〜10質量%であることが特に好ましい。
前記ポリイオンコンプレックスゲルに占めるポリアニオンの割合を0.05以上とすることにより、ゲル構造の安定性が向上する傾向となり、20質量%以下とすることにより、ゲル体内への液状成分取込みが増加する傾向から好ましい。
前記ポリイオンコンプレックスゲルに占めるポリアニオンの割合を0.05以上とすることにより、ゲル構造の安定性が向上する傾向となり、20質量%以下とすることにより、ゲル体内への液状成分取込みが増加する傾向から好ましい。
水溶性ポリアニオンは、単独でまたは2種以上を混合して用いることができる。
本発明における前記ポリイオンコンプレックスゲルは、前記水溶性ポリカチオンと水溶性ポリアニオンのそれぞれの水溶液を混合することで容易に得ることができる。
前記ポリイオンコンプレックスゲル(以下、「ゲル体」ともいう。)に占める水の割合は、1〜99質量%であるのが好ましい。
ゲル体に占める水の割合が1質量%以上となると、ゲル中に配合される薬効成分等の各種添加剤等を容易に溶かすことができようになり易く、また、ゲル体に占める水の割合が99質量%以下とすることにより、ゲル強度が弱くなりずらく、ゲル体中に封じ込めた溶媒や薬効成分等の添加剤を安定に保つことが容易となる傾向となる。
ゲル体に占める水の割合は、上記観点から、上記範囲の中でも5〜95質量%であるのがより好ましく、10〜90質量%であるのが特に好ましい。
ゲル体に占める水の割合が1質量%以上となると、ゲル中に配合される薬効成分等の各種添加剤等を容易に溶かすことができようになり易く、また、ゲル体に占める水の割合が99質量%以下とすることにより、ゲル強度が弱くなりずらく、ゲル体中に封じ込めた溶媒や薬効成分等の添加剤を安定に保つことが容易となる傾向となる。
ゲル体に占める水の割合は、上記観点から、上記範囲の中でも5〜95質量%であるのがより好ましく、10〜90質量%であるのが特に好ましい。
また、本発明におけるゲル体のpHは、4.5〜7の範囲にあることが生体への付着時における表皮との親和性の点で好ましく、4.8〜6.0の範囲であることがより好ましい。
〔c.多価アルコール〕
本発明におけるゲル体は、粘着シートとして用いた際のゲル強度及び経皮浸透性の観点から、さらに多価アルコールを有することが好ましい。
本発明におけるゲル体は、粘着シートとして用いた際のゲル強度及び経皮浸透性の観点から、さらに多価アルコールを有することが好ましい。
多価アルコールとしては、グリコール類(例えば、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、テトラエチレングリコール、ポリエチレングリコール、1,2−プロパンジオール、1,3−プロパンジオール、ジプロピレングリコール、1,2−ブタンジオール、1,3−ブタンジオール、1,2−ペンタンジオール、1,2−ヘキサンジオール、など)、糖類(グルコース、フラクトース、マンノース、ガラクトース、キシロース、アラビノース、グルコサミン、N−アセチルグルコサミン、スクロース、ラクトース、マルトース、イソマルトース、トレハロース、セロビオース、コージビオース、ソホロース、マルトトリオ―ス、ラフィノース、スタキオースなど)、糖アルコール(グリセロール、トレイロール、エリスリトール、アラビニトール、キシリトール、リビトール、マンニトール、ソルビトール、ガラクチトール、イノシトールなど)が挙げられる。
これらのうち、本発明の生体用粘着ゲルシートの強度を向上させる目的としては、糖アルコールを有することが好ましく、その中でもソルビトール、マンニトール、グリセロール、エリスリトール、キシリトールがより好ましく、ソルビトール、グリセロール、またはキシリトールを有することが特に好ましい。
一方で、生体用粘着ゲルシートとして使用した際の経皮浸透性を向上させる目的としては、グリコール類を有することが好ましく、1,2−プロパンジオール、1,3−ブタンジオール、1,2−ブタンジオール、1,2−ペンタンジオール、1,2−ヘキサンジオールがより好ましく、1,2−プロパンジオール、1,3−ブタンジオールが特に好ましい。
前記多価アルコールは、糖アルコールとグリコール類を併用することができる。また、単独でまたは2種以上を混合して用いることができる。
本発明におけるポリイオンコンプレックスゲルに占める多価アルコールの割合は、50質量%以下であるのが好ましく、1〜20質量%であることが特に好ましい。
本発明におけるポリイオンコンプレックスゲルに占める多価アルコールの割合を50質量%以下とすると、均一なイオンコンプレックスゲルの形成が困難となることがなく、ゲル強度が弱くなったり、ゲル体中の添加剤を安定に保つことが困難となるおそれもない点で好ましい。
本発明におけるポリイオンコンプレックスゲルに占める多価アルコールの割合を50質量%以下とすると、均一なイオンコンプレックスゲルの形成が困難となることがなく、ゲル強度が弱くなったり、ゲル体中の添加剤を安定に保つことが困難となるおそれもない点で好ましい。
〔添加剤〕
本発明の生体用粘着ゲルシートには、網目構造を有するポリイオンコンプレックスゲルと、少なくとも水を含む液状成分とのほかに、生体用粘着ゲルシートの使用目的に応じて、各種の添加剤が配合することができる。
本発明の生体用粘着ゲルシートには、網目構造を有するポリイオンコンプレックスゲルと、少なくとも水を含む液状成分とのほかに、生体用粘着ゲルシートの使用目的に応じて、各種の添加剤が配合することができる。
かかる添加剤としては、例えば美容、美顔および皮膚の治療等を目的とする薬効成分のほか、保湿剤、増粘剤、香料、着色料、安定剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、粘着付与剤、pH調整剤、キレート剤、界面活性剤、防腐剤、抗菌剤等が挙げられる。
−保湿剤−
保湿剤としては、アミノ酸類、α−ヒドロキシ酸塩(例えば乳酸ナトリウム、乳酸カリウム、グルコン酸カリウムなど)、尿素、ピロリドンカルボン酸ナトリウム、ベタイン、ホエイ、等が挙げられる。
これらは単独でまたは2種以上を混合して用いることができる。
これらの保湿剤は、ゲル体の構造安定性の観点から、水分量の多いゲル体中に、そのゲル体の総量に対して0.1〜10質量%であるのが好ましく、0.5〜5質量%であるのがより好ましい。
保湿剤としては、アミノ酸類、α−ヒドロキシ酸塩(例えば乳酸ナトリウム、乳酸カリウム、グルコン酸カリウムなど)、尿素、ピロリドンカルボン酸ナトリウム、ベタイン、ホエイ、等が挙げられる。
これらは単独でまたは2種以上を混合して用いることができる。
これらの保湿剤は、ゲル体の構造安定性の観点から、水分量の多いゲル体中に、そのゲル体の総量に対して0.1〜10質量%であるのが好ましく、0.5〜5質量%であるのがより好ましい。
−薬効成分−
上記薬効成分としては、従来、医薬品、医薬部外品、化粧品、衛生材料、雑貨等で使用されているものであれば特に限定されるものではなく、例えば、アシタバエキス、アボガドエキス、アマチャエキス、アルテアエキス、アルニカエキス、アロエエキス、アンズエキス、アンズ核エキス、イチョウエキス、ウイキョウエキス、ウコンエキス、ウーロン茶エキス、エイジツエキス、エチナシ葉エキス、オウゴンエキス、オウバクエキス、オウレンエキス、オオムギエキス、オトギリソウエキス、オドリコソウエキス、オランダカラシエキス、オレンジエキス、海水乾燥物、海藻エキス、加水分解エラスチン、加水分解コムギ末、加水分解シルク、カモミラエキス、カロットエキス、カワラヨモギエキス、甘草エキス、カルカデエキス、カキョクエキス、キウイエキス、キナエキス、キューカンバーエキス、グアノシン、クチナシエキス、クマザサエキス、クララエキス、クルミエキス、グレープフルーツエキス、クレマティスエキス、クロレラエキス、クワエキス、ゲンチアナエキス、紅茶エキス、酵母エキス、ゴボウエキス、コメヌカ発酵エキス、コメ胚芽油、コンフリーエキス、コラーゲン、コケモモエキス、サイシンエキス、サイコエキス、サイタイ抽出液、サルビアエキス、サボンソウエキス、ササエキス、サンザシエキス、サンショウエキス、シイタケエキス、ジオウエキス、シコンエキス、シソエキス、シナノキエキス、シモツケソウエキス、
上記薬効成分としては、従来、医薬品、医薬部外品、化粧品、衛生材料、雑貨等で使用されているものであれば特に限定されるものではなく、例えば、アシタバエキス、アボガドエキス、アマチャエキス、アルテアエキス、アルニカエキス、アロエエキス、アンズエキス、アンズ核エキス、イチョウエキス、ウイキョウエキス、ウコンエキス、ウーロン茶エキス、エイジツエキス、エチナシ葉エキス、オウゴンエキス、オウバクエキス、オウレンエキス、オオムギエキス、オトギリソウエキス、オドリコソウエキス、オランダカラシエキス、オレンジエキス、海水乾燥物、海藻エキス、加水分解エラスチン、加水分解コムギ末、加水分解シルク、カモミラエキス、カロットエキス、カワラヨモギエキス、甘草エキス、カルカデエキス、カキョクエキス、キウイエキス、キナエキス、キューカンバーエキス、グアノシン、クチナシエキス、クマザサエキス、クララエキス、クルミエキス、グレープフルーツエキス、クレマティスエキス、クロレラエキス、クワエキス、ゲンチアナエキス、紅茶エキス、酵母エキス、ゴボウエキス、コメヌカ発酵エキス、コメ胚芽油、コンフリーエキス、コラーゲン、コケモモエキス、サイシンエキス、サイコエキス、サイタイ抽出液、サルビアエキス、サボンソウエキス、ササエキス、サンザシエキス、サンショウエキス、シイタケエキス、ジオウエキス、シコンエキス、シソエキス、シナノキエキス、シモツケソウエキス、
シャクヤクエキス、ショウブ根エキス、シラカバエキス、スギナエキス、セイヨウキズタエキス、セイヨウサンザシエキス、セイヨウニワトコエキス、セイヨウノコギリソウエキス、セイヨウハッカエキス、セージエキス、ゼニアオイエキス、センキュウエキス、センブリエキス、ダイズエキス、タイソウエキス、タイムエキス、茶エキス、チョウジエキス、チガヤエキス、チンピエキス、トウキエキス、トウキンセンカエキス、トウニンエキス、トウヒエキス、ドクダミエキス、トマトエキス、納豆エキス、ニンジンエキス、ニンニクエキス、ノバラエキス、ハイビスカスエキス、バクモンドウエキス、パセリエキス、蜂蜜、ハマメリスエキス、パリエタリアエキス、ヒキオコシエキス、ビサボロール、ビワエキス、フキタンポポエキス、フキノトウエキス、ブクリョウエキス、ブッチャーブルームエキス、ブドウエキス、プロポリス、ヘチマエキス、ベニバナエキス、ペパーミントエキス、ボダイジュエキス、ボタンエキス、ホップエキス、マツエキス、マロニエエキス、ミズバショウエキス、ムクロジエキス、メリッサエキス、モモエキス、ヤグルマギクエキス、ユーカリエキス、ユキノシタエキス、ユズエキス、ヨクイニンエキス、ヨモギエキス、ラベンダーエキス、リンゴエキス、レタスエキス、レモンエキス、レンゲソウエキス、ローズエキス、ローズマリーエキス、ローマカミツレエキス、ローヤルゼリーエキス等、植物由来成分、海藻由来成分等の天然成分を挙げることができる。
また、スフィンゴ脂質、セラミド、コレステロール、コレステロール誘導体、リン脂質等の油性成分;ε−アミノカプロン酸、グリチルリチン酸、β−グリチルリチン酸、塩化リゾチーム、グアイアズレン、ヒドロコルチゾン等の抗炎症剤;ビタミンA,B2,B6,C,D,E、パントテン酸カルシウム、ビオチン、ニコチン酸アミド、ビタミンCエステル等のビタミン類;アラントイン、ジイソプロピルアミンジクロロアセテート、4−アミノメチルシクロヘキサンカルボン酸等の活性成分;トコフェノール、カロチノイド、フラボノイド、タンニン、リグナン、サポニン等の抗酸化剤;α−ヒドロキシ酸、β−ヒドロキシ酸等の細胞賦活剤;γ−オリザノール、ビタミンE誘導体等の血行促進剤;レチノール、レチノール誘導体等の創傷治癒剤;アルブチン、コウジ酸、プラセンタエキス、イオウ、エラグ酸、リノール酸、トラネキサム酸、グルタチオン等の美白剤;
セファランチン、カンゾウ抽出物、トウガラシチンキ、ヒノキチオール、ヨウ化ニンニクエキス、塩酸ピリドキシン、dl―α―トコフェロール、酢酸dl―α―トコフェロール、ニコチン酸、ニコチン酸誘導体、パントテン酸カルシウム、D−パントテニルアルコール、アセチルパントテニルエチルエーテル、ビオチン、アラントイン、イソプロピルメチルフェノール、エストラジオール、エチニルエステラジオール、塩化カプロニウム、塩化ベンザルコニウム、塩酸ジフェンヒドラミン、タカナール、カンフル、サリチル酸、ノニル酸バニリルアミド、ノナン酸バニリルアミド、ピロクトンオラミン、ペンタデカン酸グリセリル、1−メントール、モノニトログアヤコール、レゾルシン、γ−アミノ酪酸、塩化ベンゼトニウミ、塩酸メキシレチン、オーキシン、女性ホルモン、カンタリスチンキ、シクロスポリン、ヒドロコルチゾン、モノステアリン酸ポリオキシエチレンソルビタン、ハッカ油等が挙げられる。
また、経皮吸収により生体内へ投与することが可能であれば、鎮痛剤、精神安定剤、抗高血圧剤、抗生物質、抗ヒスタミン剤、抗菌性物質、等の薬効成分を添加することも可能である。
また、経皮吸収により生体内へ投与することが可能であれば、鎮痛剤、精神安定剤、抗高血圧剤、抗生物質、抗ヒスタミン剤、抗菌性物質、等の薬効成分を添加することも可能である。
前記薬効成分の配合量は、その素材により有効成分量が異なるため、また使用する目的により一概には規定できないが、一般に生体用粘着シートの総量に対して0.001〜10質量%であるのが好ましく、0.05〜5質量%であるのがより好ましい。
[生体用粘着ゲルシート]
本発明の生体用粘着ゲルシートは破断強度、特に引張強度が0.1MPa以上であることが好ましい。
前記引張強度とは、厚さ1.5mm、幅2cm、長さ4cmの粘着シートをクリープメータ(RE2−3305B(株)山電)にて速度0.1mm/secで引き伸ばした際の破断強度を示し、この測定法において、引張強度が0.1MPa以上であることがこの測定法において、引張強度が0.1MPa以上であることが使用時の取り扱い性の観点から好ましい。引張強度向上にはゲルシートの厚みを厚くすることが有用であるが、強度と肌への密着性や柔軟性を両立させるという観点からは、引張強度は0.1MPa以上20MPa以下であることがより好ましい。
引張強度がこの範囲において、優れた使用性と実用上十分な強度が得られる。すなわち、使用時に生体用粘着ゲルシートが破れる、また、装着時に指へのまとわりつきにより貼付が困難になる、シートが硬くなりすぎ、皮膚への追従性が不十分になる、などの不都合が防止される。
本発明の生体用粘着ゲルシートは破断強度、特に引張強度が0.1MPa以上であることが好ましい。
前記引張強度とは、厚さ1.5mm、幅2cm、長さ4cmの粘着シートをクリープメータ(RE2−3305B(株)山電)にて速度0.1mm/secで引き伸ばした際の破断強度を示し、この測定法において、引張強度が0.1MPa以上であることがこの測定法において、引張強度が0.1MPa以上であることが使用時の取り扱い性の観点から好ましい。引張強度向上にはゲルシートの厚みを厚くすることが有用であるが、強度と肌への密着性や柔軟性を両立させるという観点からは、引張強度は0.1MPa以上20MPa以下であることがより好ましい。
引張強度がこの範囲において、優れた使用性と実用上十分な強度が得られる。すなわち、使用時に生体用粘着ゲルシートが破れる、また、装着時に指へのまとわりつきにより貼付が困難になる、シートが硬くなりすぎ、皮膚への追従性が不十分になる、などの不都合が防止される。
本発明の生体用粘着ゲルシートは、皮膚へ添付した際の外観的な違和感を軽減する観点から、透明性が高いことが好ましい。
本発明において、透明性は分光光度計を用いた600nmの波長における透過度により評価することができる。透過度が90%以上であることが好ましく、98%以上であることが特に好ましい。透過度が90%以上とすると貼付時に皮膚の状態を確認することができる点で好ましい。しかしながら、外観が考慮されない使用部位に適用する場合などは、必ずしも透明となる必要はない。
本発明において、透明性は分光光度計を用いた600nmの波長における透過度により評価することができる。透過度が90%以上であることが好ましく、98%以上であることが特に好ましい。透過度が90%以上とすると貼付時に皮膚の状態を確認することができる点で好ましい。しかしながら、外観が考慮されない使用部位に適用する場合などは、必ずしも透明となる必要はない。
本発明の生体用粘着ゲルシートの形状としては特に制限はないが、テープ状でロール状に巻いた形状で提供されてもよく、一枚一枚独立した個別のシートであってもよい。
個別のシートの場合、その形状は任意であり、楕円形、円形、ハート形、半円形、半楕円形、正方形、長方形、台形、三角形、適用部位に沿った形状、あるいはこれら組み合わせ等が挙げられ、使用部位により最も適切に貼り付けることができる形状を適宜設計してもよい。
また、粘着シートの中心部や周辺部に位置合わせ等の目的で凸部や凹部を設けたり、使用部位の形状に応じて切り込みやくり抜き部分等を設けて粘着シートの取り扱い性を向上させてもよい。
個別のシートの場合、その形状は任意であり、楕円形、円形、ハート形、半円形、半楕円形、正方形、長方形、台形、三角形、適用部位に沿った形状、あるいはこれら組み合わせ等が挙げられ、使用部位により最も適切に貼り付けることができる形状を適宜設計してもよい。
また、粘着シートの中心部や周辺部に位置合わせ等の目的で凸部や凹部を設けたり、使用部位の形状に応じて切り込みやくり抜き部分等を設けて粘着シートの取り扱い性を向上させてもよい。
また生体用粘着ゲルシートの厚みは、0.2〜4mmが好ましく、0.5〜3mmが特に好ましい。
厚みを0.2mm以上とすると、形状を保ち易く取扱い性良好の傾向となる。一方で、4mm以下であるとゲルの自重により付着性が顕著に低下しない傾向となる。
厚みを0.2mm以上とすると、形状を保ち易く取扱い性良好の傾向となる。一方で、4mm以下であるとゲルの自重により付着性が顕著に低下しない傾向となる。
前記透明性は、前記本発明の生体用粘着ゲルシートを構成する成分を用いることにより達成することができる。
次に、本発明の生体用粘着ゲルシートの製造方法の一例について説明するがこれに限定されるものではない。
まず、水溶性ポリカチオン、水を混合する。この際、必要に応じて、多価アルコール等の添加物を添加することができる。
前記混合液と水溶性ポリアニオンの水溶液を混合したのち、ドクターブレード等の塗布機を用いてシート状に塗布する。
続いて、加熱することによりゲル化を完了させて、生体用粘着ゲルシートを得る。
まず、水溶性ポリカチオン、水を混合する。この際、必要に応じて、多価アルコール等の添加物を添加することができる。
前記混合液と水溶性ポリアニオンの水溶液を混合したのち、ドクターブレード等の塗布機を用いてシート状に塗布する。
続いて、加熱することによりゲル化を完了させて、生体用粘着ゲルシートを得る。
本発明の生体用粘着シートの適用部位としては、顔(唇、頬部、目元部、目の上下部、鼻部、額部)、腕部、脚部、胸部、腹部、背部、首部等が挙げられる。
生体用粘着シートの形状、面積、厚み、粘着層の粘着特性等は、適用部位に応じて適宜調整すればよい。
例えば、適用部位が顔全体である粘着用シートを形成する場合には目、口の位置に相当する部分をくり抜き、鼻の位置に相当する部分に切り込みを入れた形状とし、さらに貼付け面積が大きいことから、粘着層の粘着力を上昇させるか、厚さを薄めにする等の調整を行うのが好ましい。
このような顔に貼付して肌に潤いや薬効成分を与えるシート状化粧料として、本発明の生体用粘着ゲルシートは特に有用である。
生体用粘着シートの形状、面積、厚み、粘着層の粘着特性等は、適用部位に応じて適宜調整すればよい。
例えば、適用部位が顔全体である粘着用シートを形成する場合には目、口の位置に相当する部分をくり抜き、鼻の位置に相当する部分に切り込みを入れた形状とし、さらに貼付け面積が大きいことから、粘着層の粘着力を上昇させるか、厚さを薄めにする等の調整を行うのが好ましい。
このような顔に貼付して肌に潤いや薬効成分を与えるシート状化粧料として、本発明の生体用粘着ゲルシートは特に有用である。
本発明の生体粘着用ゲルシートは、上記構成としたため、透明性、取り扱い性、皮膚の動きに対する追従性及び生体への安全性に優れている。また、液状成分を大量に安定に保持するハイドロゲル層を生体表面に接着させることで、高い保湿効果を与えるのみならず、有効成分の担持体としても有用であり、その応用範囲は広い。
以下、実施例により本発明をさらに具体的に説明するが、本発明はこれらより限定されるものではない。尚、特に断わらない限り、部、%は質量部、質量%を表す。
〔実施例1〕
水18g、1,3−ブタンジオール12g、ポリ塩化アルミニウム(アルファイン83;大明化学(株)製)0.3gを混合する。この混合液と、ゼラチン(PSKゼラチン:ニッピゼラチン工業(株))の20%水溶液30gを混合した後、1.5mm厚となる様にドクターブレードを用いて展延する。これを80℃で20分間加熱することでゲル化を完了させて、本発明の生体用粘着ゲルシートを得た。
水18g、1,3−ブタンジオール12g、ポリ塩化アルミニウム(アルファイン83;大明化学(株)製)0.3gを混合する。この混合液と、ゼラチン(PSKゼラチン:ニッピゼラチン工業(株))の20%水溶液30gを混合した後、1.5mm厚となる様にドクターブレードを用いて展延する。これを80℃で20分間加熱することでゲル化を完了させて、本発明の生体用粘着ゲルシートを得た。
〔実施例2〕
水1.8g、1,3−ブタンジオール0.6g、ゼラチン(PSKゼラチン:ニッピゼラチン工業(株))0.6gを加熱混合し、溶解させる。これとキトサン(ダイキトサンM:大日精化(株)製)0.3g、乳酸0.3g、水29.4gを溶解させた水溶液を混合した後、1.5mm厚となる様にドクターブレードを用いて展延する。これを80℃で20分間加熱することでゲル化を完了させて、本発明の生体用粘着ゲルシートを得た。
水1.8g、1,3−ブタンジオール0.6g、ゼラチン(PSKゼラチン:ニッピゼラチン工業(株))0.6gを加熱混合し、溶解させる。これとキトサン(ダイキトサンM:大日精化(株)製)0.3g、乳酸0.3g、水29.4gを溶解させた水溶液を混合した後、1.5mm厚となる様にドクターブレードを用いて展延する。これを80℃で20分間加熱することでゲル化を完了させて、本発明の生体用粘着ゲルシートを得た。
〔実施例3〕
実施例1のゼラチンの20%水溶液をカルボキシメチルセルロースナトリウム塩の4%水溶液に変更した以外はすべて実施例1と同様にして本発明の生体用粘着ゲルシートを得た。
実施例1のゼラチンの20%水溶液をカルボキシメチルセルロースナトリウム塩の4%水溶液に変更した以外はすべて実施例1と同様にして本発明の生体用粘着ゲルシートを得た。
〔実施例4〕
実施例1のゼラチンの20%水溶液をキサンタンガムの5%水溶液に変更した以外はすべて実施例1と同様にして本発明の生体用粘着ゲルシートを得た。
実施例1のゼラチンの20%水溶液をキサンタンガムの5%水溶液に変更した以外はすべて実施例1と同様にして本発明の生体用粘着ゲルシートを得た。
〔実施例5〕
実施例1の1,3−ブタンジオール12gを、ソルビトール12gに変更した以外はすべて実施例1と同様にして本発明の生体用粘着ゲルシートを得た。
実施例1の1,3−ブタンジオール12gを、ソルビトール12gに変更した以外はすべて実施例1と同様にして本発明の生体用粘着ゲルシートを得た。
〔比較例1〕
実施例1において、ポリ塩化アルミニウムをメタケイ酸アルミン酸マグネシウムに変更した以外はすべて実施例1と同様にして比較例用の生体用粘着ゲルシートを得た。
実施例1において、ポリ塩化アルミニウムをメタケイ酸アルミン酸マグネシウムに変更した以外はすべて実施例1と同様にして比較例用の生体用粘着ゲルシートを得た。
〔比較例2〕
ポリアクリル酸ナトリウム2.5g、ゼラチン2.5g、1,3−ブタンジオール10gを水32gに溶解させる。これにカオリン2.5g、クエン酸0.5gを加えて混練した後、1.5mm厚となる様にドクターブレードを用いて展延する。これを80℃で20分間加熱することでゲル化を完了させて、比較用の生体用粘着ゲルシートを得た。
ポリアクリル酸ナトリウム2.5g、ゼラチン2.5g、1,3−ブタンジオール10gを水32gに溶解させる。これにカオリン2.5g、クエン酸0.5gを加えて混練した後、1.5mm厚となる様にドクターブレードを用いて展延する。これを80℃で20分間加熱することでゲル化を完了させて、比較用の生体用粘着ゲルシートを得た。
〔比較例3〕
ポリアクリル酸ナトリウム3g、1,3−ブタンジオール10gを水35gに溶解させる。これに無水ケイ酸1g、水酸化アルミニウムゲル0.5g、乳酸0.5gを加えて混練した後、1.5mm厚となる様にドクターブレードを用いて展延する。これを80℃で20分間加熱することでゲル化を完了させて、比較用の生体用粘着ゲルシートを得た。
ポリアクリル酸ナトリウム3g、1,3−ブタンジオール10gを水35gに溶解させる。これに無水ケイ酸1g、水酸化アルミニウムゲル0.5g、乳酸0.5gを加えて混練した後、1.5mm厚となる様にドクターブレードを用いて展延する。これを80℃で20分間加熱することでゲル化を完了させて、比較用の生体用粘着ゲルシートを得た。
〔比較例4〕
ポリアクリル酸ナトリウム2g、1,3−ブタンジオール10g、L−アスコルビン酸−2−グルコシド2g、トリメチルグリシン0.6gを水35gに溶解させる。これにメタケイ酸アルミン酸マグネシウム0.4gを加えて混練した後、1.5mm厚となる様にドクターブレードを用いて展延する。これを80℃で20分間加熱することでゲル化を完了させて、比較用の生体用粘着ゲルシートを得た。
ポリアクリル酸ナトリウム2g、1,3−ブタンジオール10g、L−アスコルビン酸−2−グルコシド2g、トリメチルグリシン0.6gを水35gに溶解させる。これにメタケイ酸アルミン酸マグネシウム0.4gを加えて混練した後、1.5mm厚となる様にドクターブレードを用いて展延する。これを80℃で20分間加熱することでゲル化を完了させて、比較用の生体用粘着ゲルシートを得た。
[官能特性評価]
(1)透明性
上記実施例および比較例で得られた生体用粘着ゲルシートについて、分光光度計(MPS−2450、島津製作所(株)製)を用いて600nmの波長における透過度を測定した。
透過度が98%以上をA、90以上〜98%未満をB、80以上〜90%未満をC、80%未満をDとして評価した。
(1)透明性
上記実施例および比較例で得られた生体用粘着ゲルシートについて、分光光度計(MPS−2450、島津製作所(株)製)を用いて600nmの波長における透過度を測定した。
透過度が98%以上をA、90以上〜98%未満をB、80以上〜90%未満をC、80%未満をDとして評価した。
(2)操作性
上記実施例および比較例で得られた生体用粘着ゲルシートをモニターに実際に使用させ、顔に貼り付けてもらい、その際の操作性について以下の基準で評価した。尚、(2)〜(4)の官能評価の結果は、10人のモニター平均値で示した。
顔に貼り付けた際に指にまとわりつかず、容易に貼付することが出来た場合をA、指にまとわりついて貼付に時間がかかった場合をB、容易に破断して貼付が困難であった場合をCとして評価した。
上記実施例および比較例で得られた生体用粘着ゲルシートをモニターに実際に使用させ、顔に貼り付けてもらい、その際の操作性について以下の基準で評価した。尚、(2)〜(4)の官能評価の結果は、10人のモニター平均値で示した。
顔に貼り付けた際に指にまとわりつかず、容易に貼付することが出来た場合をA、指にまとわりついて貼付に時間がかかった場合をB、容易に破断して貼付が困難であった場合をCとして評価した。
(3)密着感
上記(2)の操作性において、貼り付けた生体用粘着ゲルシートが、顔の表面の凹凸に沿って容易に変形して密着する場合をA、貼付時には密着するが、経時に伴い部分的に浮きが生じた場合をB、貼付時に部分的に浮きが生じた場合をCとして評価した。
上記(2)の操作性において、貼り付けた生体用粘着ゲルシートが、顔の表面の凹凸に沿って容易に変形して密着する場合をA、貼付時には密着するが、経時に伴い部分的に浮きが生じた場合をB、貼付時に部分的に浮きが生じた場合をCとして評価した。
(4)付着性
上記(2)の操作性において、貼り付いた生体用粘着シートが、30分以上付着している場合をA、10〜30分付着している場合をB、10分以内は剥がれ落ちる場合をCとして評価した。
上記(2)の操作性において、貼り付いた生体用粘着シートが、30分以上付着している場合をA、10〜30分付着している場合をB、10分以内は剥がれ落ちる場合をCとして評価した。
(5)引張強度
上記実施例および比較例で得られた生体用粘着ゲルシートを幅2cm、長さ4cmに成型する。この粘着シートをクリープメータ(RE2−3305B(株)山電)にて速度0.1mm/secでの引張強度を測定した。破断強度が0.1MPa以上の場合をA、0.05MPa以上0.1MPa未満の場合をB、0.05MPa未満の場合をCとして評価した。
上記各評価結果について、表1に示す。
上記実施例および比較例で得られた生体用粘着ゲルシートを幅2cm、長さ4cmに成型する。この粘着シートをクリープメータ(RE2−3305B(株)山電)にて速度0.1mm/secでの引張強度を測定した。破断強度が0.1MPa以上の場合をA、0.05MPa以上0.1MPa未満の場合をB、0.05MPa未満の場合をCとして評価した。
上記各評価結果について、表1に示す。
表1の結果から、本発明の生体用粘着ゲルシートは透明性に優れ、皮膚への貼付においても皮膚への追従性に優れ、更に皮膚への付着性が高いことが分かった。
一方、比較例のゲルシートでは、強度が不足し、操作性が悪く、また透明感もないため使用感に劣るものであった。
一方、比較例のゲルシートでは、強度が不足し、操作性が悪く、また透明感もないため使用感に劣るものであった。
Claims (7)
- 少なくとも水溶性ポリアニオンと水溶性ポリカチオンとから形成されるポリイオンコンプレックスゲルを含む生体用粘着ゲルシート。
- 前記水溶性ポリカチオンが、水溶性多核金属錯体である請求項1に記載の生体用粘着ゲルシート。
- 前記水溶性多核金属錯体がポリ塩化アルミニウムであることを特徴とする請求項2に記載の生体用粘着ゲルシート。
- 前記水溶性ポリアニオンがゼラチンであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の生体用粘着ゲルシート
- 露光波長600nmにおける透過度が90%以上であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の生体用粘着ゲルシート。
- 前記ポリイオンコンプレックスゲルがさらに、多価アルコールを含むことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の生体用粘着ゲルシート。
- 請求項1〜6のいずれか1項に記載の生体用粘着ゲルシートを用いたシート状化粧料。
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JP2014227389A (ja) * | 2013-05-24 | 2014-12-08 | ロレアル | 自立性美容シート |
JP2015193566A (ja) * | 2014-03-31 | 2015-11-05 | 三笠製薬株式会社 | リン脂質ポリマー含有粘着テープ剤 |
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WO2017104221A1 (en) * | 2015-12-15 | 2017-06-22 | L'oreal | Combination of polyion complex particle and non-polymeric acid having two or more acid dissociation constants |
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2006
- 2006-12-04 JP JP2006327241A patent/JP2008137971A/ja active Pending
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