JP3877106B2 - 化粧用ゲルシート - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は化粧用ゲルシートに関する。具体的には、顔や脚等に貼付して用いられる化粧用の含水ゲルシートに関する。
【0002】
【従来の技術】
化粧分野で使われる含水ゲルシート製品として、従来から顔面等に貼付したパック剤等が知られている。含水ゲルシート製品は一般的に、シート状をした支持体上に含水ゲル層が積層された構造をしている。含水ゲル層には、一般的に、安全性が広く確認されているポリアクリル酸などのカルボキシル基含有ポリマーが用いられており、これらカルボキシル基含有ポリマーを多価金属塩(例えば水酸化アルミニウムなど)で架橋したものが使用される。
【0003】
また、支持体としてはポリエステルやポリプロピレンなどからなる不織布が繁用されている。これは含水ゲル層の一部が不織布に含浸することにより、支持体との間の投錨性が向上し、剥離後の糊残りが少なくなるためである。また、不織布を用いることにより貼付感も柔らかなものとなる。
【0004】
しかしながら、不織布は不透明の白色若しくはこれに近い色をしており、顔や手、腕などに貼付した場合には、貼付していることが第三者によって直ちに認識される。この結果、外出する際にはパック剤を剥がさなくてはならず、貼付できる時間や場所などに制約されるという問題点があった。特に、美白効果や痩身効果を目的として使用する場合には、長時間貼付することが重要であり、しかも人の目に付きやすい手や腕、腿などに貼付して使用されることが多い。このために、できるだけ人の目に触れないようにすることが大切である。
【0005】
一方、透明感を持たせることを重要視すれば、支持体として、例えばポリエチレンフィルムや塩化ビニルフィルム等の透明なプラスチックフィルムを用いることが考えられるが、これらのプラスチックフィルムであれば、含水ゲル層との投錨性が悪く、剥離時にいわゆる糊残り現象、つまり剥離後の皮膚面にゲルが残ってしまうことがあり、その対策を施す必要がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記問題に鑑みてなされたものであり、支持体との投錨性を低下させることなく、貼付時に透明感を与えて目立たない化粧用ゲルシートを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
そこで、本発明者らは鋭意努力した結果、特定の構造の支持体を用いることにより、貼付した際に透明感を引き出せることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0008】
本発明の化粧用ゲルシートは、パルプ又はレーヨンからなる坪量10〜60g/mの繊維層と透明なフィルムとを積層した支持体の前記繊維層に、カルボキシビニルポリマーを含み、多価金属塩で架橋された厚みが2mm以下の含水ゲル層を積層したことを特徴としている。
【0009】
本発明に用いられる支持体は、上記したように、パルプ又はレーヨンからなる繊維層と透明なフィルムとが積層された構造をしている。つまり、本発明の化粧用ゲルシートにあっては、含水ゲル層が積層される支持体面には、繊維層が形成されているため投錨力を向上させることができる。
【0010】
このとき、繊維層に用いられる繊維としてパルプ又はレーヨンを挙げることができる。これらの繊維を用いることにより、含水ゲル層に含有される水分がこれらの繊維に浸透される。この結果、繊維によって散乱される光が減少するものと考えられる。
【0011】
また、本発明の化粧用ゲルシートは、含水ゲルシートそのものに透明性を持たせるものではなく、あくまでも皮膚面に貼付した際、皮膚面に含水ゲルシートを貼付していることを分かりにくくするものであって、必ずしも光透過性を高くするものではない。つまり、上記したように繊維層により散乱される光が減少するだけでなく、含水ゲル層が皮膚面に貼着されることにより、含水ゲル層の貼着面における散乱光も減少するために透明性が引き出されるものと考えられる。従って、本発明においては、パルプ又はレーヨン以外にも、吸水性の繊維、例えば(キュプラ、アセテート)などを用いることによっても同様な効果を発揮することが考えられる。
【0012】
繊維層としては、乾式や湿式などの製法により作製された紙又は不織布を用いることが好ましい。パルプやレーヨンの繊維を用いた編布や織布を用いることも考えられるが、この場合には編布若しくは織布に用いる繊維体とその周囲とのコントラストが大きく、繊維体が目に付きやすくなり好ましくない。
【0013】
また、パルプ若しくはレーヨンの単独層のみならず、両者を混合して用いることもできる。パルプ若しくはレーヨンの単独層を用いた場合には強度的に弱い場合があるため、本発明の効果に影響を及ぼさない範囲で、強度を補強するためポリエステルなどからなる他の合成繊維を混合しても差し支えない。他の合成繊維を混合する場合、混合比率が高くなると上記目的を達成することができなくなるため、一般には、パルプ若しくはレーヨンの比率が、繊維層全体の70%以上あることが必要である。
【0014】
また、当該繊維層としては、坪量として10〜60g/m2のもの、好ましくは10〜30g/m2のものが好適である。上記したように、本発明にあっては繊維層に水分が浸透されることが重要な要素となる。特に、繊維層の厚さ方向に渡ってほぼ全体として水分が浸透されることが望ましく、坪量が60g/m2を越えると、全体として水分が浸透されず、また浸透されたとしても透明感が出ない恐れがある。一方、坪量が10g/m2よりも小さい場合には十分な強度が得られず、また、厚さが不均一となり投錨性も十分に得ることができなくなる。なお、このことは、含水ゲル層が繊維層の全体に含浸していることを意味するものではなく、含水ゲル層が一部のみ含浸している場合でもよく、単に水分が繊維層全体(含水ゲル層が積層された平面領域の全体を意味する。)に浸透すればよい。
【0015】
一方、当該繊維層の外面には、透明なフィルムが積層される。上記したように、本発明にあっては支持体層を構成する繊維層には水分が浸透されると共に透明感を与えるために、繊維層としては比較的薄いもの(坪量の少ないもの)が用いられる。このため、繊維層のみであれば、十分に支持体としての機能を果たすことができないのみならず、繊維層からの水分の蒸発量が多くなりすぎ、さらに含水ゲル層からの裏抜けを生じることになる。係る観点から、当該フィルムが貼り合わせられたものである。
【0016】
当該透明なフィルムとしては、例えばポリエチレンフィルムやポリエステルフィルム、塩化ビニルフィルム、ポリウレタンフィルム等が用いられる。これらのフィルムには、柔軟性のあるものが好適に用いられる。特にポリウレタンフィルム、より具体的に言うと、ポリエーテルポリアミド、ポリエーテルポリウレタン、ポリエステルポリウレタン、ポリエーテルポリエステル、あるいはエチレン/酢酸ビニルコポリマーからなるフィルムを用いることにより、伸縮性が向上される。このため、ひじやひざ等の屈曲部位など伸縮性のある部位に貼付する場合に好都合である。また、エチレン/酢酸ビニルコポリマフィルムを用いる場合には、酢酸ビニル含量を20%以上にすることが好ましい。
【0017】
また、当該フィルムの厚さとしては、1〜100μmのものが好適に用いられる。1μmよりも薄い場合には、上記支持体としての機能を十分に発揮しえず、100μmを越えると柔軟性に欠ける恐れがある。
【0018】
このような機能を果たす支持体として、上記した繊維層とフィルムとを任意に組合せたものを用いることができるが、より具体的には、ポリエチレンフィルム/パルプ(紙)、ポリエステルフィルム/レーヨン不織布などの積層体が好適に用いられる。
【0019】
支持体の厚さとしては、全体として1mm以下、好ましくは500μm以下のものが好適に用いられる。これ以上の厚さになると、貼付後に含水ゲルシートが剥がれやすくなる。
【0020】
また、繊維層とフィルムとを貼り合わせて支持体が得られるが、当該方法としては特に限定されるものではなく、例えば、ドライラミネーションや各種押出ラミネーションによる方法が挙げられる。
【0021】
本発明の含水ゲルシートは、化粧用として用いられるために、皮膚貼付時に冷却感を与えることが望まれる場合がある。この場合、貼付された含水ゲルシートの背面から水分の蒸発を促進させることが、冷却感の持続を図る上で望ましい。ところで、上記支持体にあっては、支持体の外面にフィルム層が設けられているため、含水ゲル層からの水分の蒸発が妨げられる。このため、冷却感に持続性を与えることができない。そこで、透明性のあるフィルムに、含水ゲル層が裏抜けしない程度に、多数の穿孔を設けるのが好ましい。当該穿孔の大きさとしても限定されるものではないが、概ね50〜1000μm、好ましくは200〜500μm程度の穿孔を、1〜100個/cm2、好ましくは5〜50個/cm2程度の比率で設けるのが好ましい。
【0022】
含水ゲル層としては、シート状に展延して用いられるものであれば特に限定されるものではなく、ポリアクリル酸やその塩、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドンなどの各種水溶性ポリマーを、多価金属塩類で架橋したものが用いられる。特に、本発明にあっては、貼付時に透明感を与えることを目的としているため、含水ゲル層を薄膜状に形成させることが好ましい。このためには、カルボキシビニルポリマーを含み、多価金属塩で架橋されたものを用いるのが好ましい。
【0023】
ここにおいて本発明におけるカルボキシビニルポリマーは広義の意味で用いられ、ポリアクリル酸やポリアクリル酸塩のように、カルボキシビニル基が重合されたものを意味し、その一部若しくはその全てが中和されたものを含み、さらにはその一部が架橋されたものをも含む概念である。また、商品名カーボポール、ハイビスワコー、ジュンロン等として市販されている、アクリル酸を主として、これに少量のアリルショ糖などを配した共重合体であって、その一部が架橋された狭義のカルボキシビニルポリマーをも含む概念である。
【0024】
上記カルボキシビニルポリマーとしては、例えばポリアクリル酸及び/又はその塩を挙げることができ、このようなポリアクリル酸及び/又はポリアクリル酸塩として、重量平均分子量が2万〜1000万、好ましくは100万〜700万のものを用いることが望ましい。また、当該含水ゲル層中には、2〜30重量%、好ましくは3〜10重量%程度の濃度となるように調整することが望ましい。上記範囲の重量平均分子量のものを用い、濃度を上記範囲内に調整することによって、最適な三次元骨格化ができる。
【0025】
さらに本発明にあっては、多価アルコール類を配合するのが好ましい。含水ゲル層に含有する多価アルコール類としては、グリセリンやソルビトールの他、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、ポリプロピレングリコールなどのグリコール類、1,3−プロパンジオール、1,4−ブタンジオールなどのジオール類を用いることができ、1種若しくは2種以上を併用して用いることができる。これらのうち、保湿力や使用前例などの点からグリセリンを用いるのが好ましい。
【0026】
これらの多価アルコール類は、前記ポリアクリル酸やポリアクリル酸塩等のカルボキシビニルポリマーの可塑剤として作用する以外に、水分を保持して保湿効果も発揮するものである。その含有量は、含水ゲル層中に5〜90重量%、好ましくは10〜80重量%である。また、多価アルコール類の含有量は通常、10〜50重量%であるが特に限定されるものではない。
【0027】
含水ゲル層中に含有する水は、貼付部位の皮膚を湿潤して水和するために重要な成分であり、少なくとも10重量%以上、好ましくは30〜70重量%の範囲に調整することが望ましい。水の含有量が10重量%に満たない場合には、皮膚の水和効果が充分でなくなることがあるからである。
【0028】
また、前記ポリアクリル酸及び/ポリアクリル酸塩などを架橋するために配合する外部架橋剤としては、水酸化アルミニウムやカリミョウバン、硫酸アルミニウム、アルミニウムグリシネート、酢酸アルミニウム、酸化アルミニウム、メタケイ酸アルミニウム、塩化マグネシウム、水酸化アルミニウム、炭酸カルシウムなどの多価金属塩、多価金属水酸化物、多価金属酸化物を挙げられる。また、エポキシ化合物を用いることもできる。
【0029】
これらの架橋剤の配合量は、架橋剤の種類によっても一概に言えないが、全体量に対して、通常0.1〜5重量%に設定することが好ましい。架橋剤の配合量が少なすぎると、架橋が充分に行なわれず、多価アルコール類や水などの他の成分の保持性が悪くなると共に、ゲル層自体の機械的強度が低下する。また、配合量が多すぎると架橋が強すぎて得られるゲル層が硬くなり柔軟性に劣るようになると共に、他の成分の保持性も低下する傾向を示す。
【0030】
もちろん、当該含水ゲル層には、これら以外の各種水溶性ポリマーや、シリカ、酸化亜鉛、炭酸カルシウム、ヒドロキシアパタイト、カーボンなどの各種無機、有機の充填剤、香料、アロエ抽出物(液)、ハマメリス抽出物(液)、ヒアルロン酸などの各種植物、動物等の抽出物(液)、l−メントールなどの清涼剤、酢酸トコフェロール、BHTなどの酸化防止剤、パラオキシ安息香酸又はそのエステルなどの防バイ剤を配合することができる。また、これら以外にも、保湿剤や各種紫外線吸収剤など通常の化粧品類に配合することができる添加剤を、有効成分であるか否かを問わず配合することができる。
【0031】
また、各種の角質軟化剤、細胞賦活成分、オイル成分や美肌成分等を配合することにより、肘や膝、踝、踵などの部位の角化症、乾燥肌、肥厚性角質、荒れ肌、ひび割れなどの症状の改善、あるいは美肌用などいわゆる長時間の貼付を必要とするスキンケア用の化粧用シートに応用できるものである。
【0032】
本発明の化粧用ゲルシートは、常法により作製することができ、例えばセパレータ上に含水ゲル層を製膜した後、上記支持体の繊維層面に転写して、その後ロール状に巻回して、加温保存して架橋を完成させる。あるいは、上記支持体の繊維層面に含水ゲル層を製膜して架橋を完成させることにしてもよい。このとき、含水ゲル層は透明感を得るために薄膜状、つまり、含水ゲル層の厚さとしては2mm以下、好ましくは1000μm以下、さらに望ましくは200〜500μmの厚さに製膜するのが望ましい。
【0033】
また、本発明の化粧用ゲルシートにあっては、支持体の背面、すなわち、透明なフィルム面にシリコーンなどの剥離剤を塗布し、離型処理しておくこともできる。
【0034】
また、市販時には所定の大きさに裁断され、出荷される。従って、この場合には、含水ゲル層の露出面をゴミやほこり等から保護するため、露出面にはセパレータが貼り合わされる。当該セパレータとしては、特に限定されるものでなく、ポリエチレンフィルムやポリプロピレンフィルム、ポリエステルフィルムなどが挙げられる。このようにセパレータを貼り合わせることにより、離型処理することなくロール状に巻き取ることができる。もちろん、セパレータの含水ゲル層の積層面に離型処理を施すことにすれば、より一層好ましいのは言うまでもない。
【0035】
本発明は上記したように、皮膚に貼付した際に透明感を与え、目立たなくするようにするものであって、その用途等は限定されるものではない。また、パルプやレーヨンからなる繊維層は白色若しくはこれに近い色であって、透明フィルムとしてはいわゆる無色のものを用いるのが、より透明感を与えることができる。しかしながら、皮膚の色も様々であり、化粧用ゲルシートの使用用途や配合成分によって区別したい場合もある。このために、透明感を妨げない程度で、含水ゲル層や繊維層あるいは透明フィルムに薄い着色を施すことにしても全く差し支えないものである。
【0036】
【実施例】
次に実施例に基づいて、本発明についてさらに詳細に説明するが、これらの実施例に限定されるものでないのはいうまでもない。
【0037】
(実施例)
ポリアクリル酸ナトリウム6重量部、架橋型ポリアクリル酸4重量部、パラオキシ安息香酸エステル0.1重量部をグリセリン40部に懸濁させた後、精製水50重量部と乾燥水酸化アルミニウム0.3重量部を配合してゲル状組成物を得た。これを幅30cmの片面にシリコーン処理したポリエステルフィルムにゲル厚が約1mmになるように、バーコータを用いて製膜した後、表1に示すような各種の支持体を貼り合わせ、直ちにロール状に30m連続して巻き取った。この後、アルミニウムシートで当該ロールを密封し、50℃で3日間エージングして実施例1〜3及び比較例1〜2の化粧用ゲルシートを得た。なお、支持体はそれぞれ不織布面又はパルプ面を、含水ゲル層に貼着した。これらの各種化粧用ゲルシートについて、裏抜けの有無及び投錨性(剥離時の糊残り)並びに皮膚面に貼付した際の透明性について調べたところ、表1に示すように実施例のゲルシートにあっては、裏抜けもなく良好な投錨性や透明性が得られた。
【0038】
【表1】
Figure 0003877106
【0039】
【発明の効果】
本発明の化粧用ゲルシートは、パルプ又はレーヨンからなる坪量10〜60g/mの繊維層と透明なフィルムとを積層した支持体の前記繊維層に、カルボキシビニルポリマーを含み、多価金属塩で架橋された厚みが2mm以下の含水ゲル層を積層しているので、皮膚に貼付した場合には化粧用ゲルシートの透明感が増し、一見見ただけでは皮膚に何も貼付していないかのように感じさせることができる。
【0040】
このため、抵抗感なく化粧用ゲルシートを貼付したままで外出することができ、長時間の貼着を可能にすることができる。特に、ニキビケアシートや美白・美肌シート、シワ伸ばし用シートなどの美肌成分含有のフェイスマスク等、長時間の貼付を必要とする各種の化粧用ゲルシートとして好適に使用できる。

Claims (4)

  1. パルプ又はレーヨンからなる坪量10〜60g/mの繊維層と透明なフィルムとを積層した支持体の前記繊維層に、カルボキシビニルポリマーを含み、多価金属塩で架橋された厚みが2mm以下の含水ゲル層を積層したことを特徴とする化粧用ゲルシート。
  2. 前記繊維層は、紙又は不織布である請求項1に記載の化粧用ゲルシート。
  3. 前記透明なフィルムは、穿孔されていることを特徴とする請求項1又は2のいずれかに記載の化粧用ゲルシート。
  4. 前記透明なフィルムは、ポリウレタンフィルムであることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の化粧用ゲルシート。
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