JP2000072053A - 作業車のクローラ走行装置 - Google Patents
作業車のクローラ走行装置Info
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- JP2000072053A JP2000072053A JP10248989A JP24898998A JP2000072053A JP 2000072053 A JP2000072053 A JP 2000072053A JP 10248989 A JP10248989 A JP 10248989A JP 24898998 A JP24898998 A JP 24898998A JP 2000072053 A JP2000072053 A JP 2000072053A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 走行時の振動の発生が少ないとともに、接地
転輪がゴムクローラベルトから外れにくい作業車のクロ
ーラ走行装置を提供する。 【解決手段】 周方向に沿って所定間隔おきに芯金１１
を埋設したゴムクローラベルト７を、トラックフレーム
１３に前後に複数個支持される接地転輪９と、駆動輪８
とにわたって巻掛け張設してある作業車のクローラ走行
装置であって、各接地転輪９‥を、左右一対の外つば体
１５ａ，１５ａと、該両外つば体１５ａ，１５ａを連結
する中間のボス部１５ｂとで構成し、両外つば体１５
ａ，１５ａの間に、芯金１１から突設した左右一対の芯
金突起１２，１２が位置するよう構成するとともに、両
芯金突起１２，１２上をボス部１５ｂが転動移動するよ
うに構成してある作業車のクローラ走行装置。
転輪がゴムクローラベルトから外れにくい作業車のクロ
ーラ走行装置を提供する。 【解決手段】 周方向に沿って所定間隔おきに芯金１１
を埋設したゴムクローラベルト７を、トラックフレーム
１３に前後に複数個支持される接地転輪９と、駆動輪８
とにわたって巻掛け張設してある作業車のクローラ走行
装置であって、各接地転輪９‥を、左右一対の外つば体
１５ａ，１５ａと、該両外つば体１５ａ，１５ａを連結
する中間のボス部１５ｂとで構成し、両外つば体１５
ａ，１５ａの間に、芯金１１から突設した左右一対の芯
金突起１２，１２が位置するよう構成するとともに、両
芯金突起１２，１２上をボス部１５ｂが転動移動するよ
うに構成してある作業車のクローラ走行装置。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば建設機械等
の作業車のクローラ走行装置に関し、詳しくは周方向に
沿って所定間隔おきに芯金を埋設したゴムクローラベル
トを、トラックフレームに前後に複数個支持される接地
転輪と、駆動輪とにわたって巻掛け張設してある作業車
のクローラ走行装置に関する。
の作業車のクローラ走行装置に関し、詳しくは周方向に
沿って所定間隔おきに芯金を埋設したゴムクローラベル
トを、トラックフレームに前後に複数個支持される接地
転輪と、駆動輪とにわたって巻掛け張設してある作業車
のクローラ走行装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、この種の作業車のクローラ走行装
置にあっては、ゴムクローラベルトの芯金の左右一対の
芯金突起に対する接地転輪の構造としては、両芯金突起
の間に接地転輪の鍔部分、つまり内つば体を入り込ませ
る内転輪形式のものと、両芯金突起の外側に接地転輪の
鍔部分、つまり外つば体を係合させる外転輪形式のもの
とが周知である。
置にあっては、ゴムクローラベルトの芯金の左右一対の
芯金突起に対する接地転輪の構造としては、両芯金突起
の間に接地転輪の鍔部分、つまり内つば体を入り込ませ
る内転輪形式のものと、両芯金突起の外側に接地転輪の
鍔部分、つまり外つば体を係合させる外転輪形式のもの
とが周知である。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】従って、上記従来の作
業車のクローラ走行装置にあっては、次のような課題が
あった。すなわち、上記前者の内転輪形式のものにあっ
ては、クローラベルトが左右に傾いたりしてもその内転
輪が左右の両側で芯金突起に接当規制されるので接地転
輪がクローラベルトから外れにくいという利点があるも
のの、クローラベルトの幅方向での中央部に形成される
駆動輪との係合用の孔に内転輪が落ち込むことで振動が
発生し易く、乗り心地が悪く、安定性が低いという課題
があった。一方、上記後者の外転輪形式のものにあって
は、駆動輪との係合用の孔の箇所に対して接地するもの
でないので、振動が発生しにくく、乗り心地が良いとい
う利点があるものの、芯金突起のとの係合は左右幅方向
での片側のみであるので、クローラベルトが左右に比較
的大きく傾いたときに接地転輪が芯金突起から外れ易い
という課題があった。
業車のクローラ走行装置にあっては、次のような課題が
あった。すなわち、上記前者の内転輪形式のものにあっ
ては、クローラベルトが左右に傾いたりしてもその内転
輪が左右の両側で芯金突起に接当規制されるので接地転
輪がクローラベルトから外れにくいという利点があるも
のの、クローラベルトの幅方向での中央部に形成される
駆動輪との係合用の孔に内転輪が落ち込むことで振動が
発生し易く、乗り心地が悪く、安定性が低いという課題
があった。一方、上記後者の外転輪形式のものにあって
は、駆動輪との係合用の孔の箇所に対して接地するもの
でないので、振動が発生しにくく、乗り心地が良いとい
う利点があるものの、芯金突起のとの係合は左右幅方向
での片側のみであるので、クローラベルトが左右に比較
的大きく傾いたときに接地転輪が芯金突起から外れ易い
という課題があった。
【０００４】本発明は、上記実情に鑑みてなされたもの
であって、走行時の振動の発生が少ないとともに、接地
転輪がゴムクローラベルトから外れにくい作業車のクロ
ーラ走行装置の提供を目的とする。
であって、走行時の振動の発生が少ないとともに、接地
転輪がゴムクローラベルトから外れにくい作業車のクロ
ーラ走行装置の提供を目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】（構成） 本発明の請求
項１にかかる作業車のクローラ走行装置は、周方向に沿
って所定間隔おきに芯金を埋設したゴムクローラベルト
を、トラックフレームに前後に複数個支持される接地転
輪と、駆動輪とにわたって巻掛け張設してある作業車の
クローラ走行装置であって、前記各接地転輪を、左右一
対の外つば体と、該両外つば体を連結する中間のボス部
とで構成し、前記両外つば体の間に、前記芯金から突設
した左右一対の芯金突起が位置するよう構成するととも
に、前記両芯金突起上を前記ボス部が転動移動するよう
に構成してあることを特徴構成とする。
項１にかかる作業車のクローラ走行装置は、周方向に沿
って所定間隔おきに芯金を埋設したゴムクローラベルト
を、トラックフレームに前後に複数個支持される接地転
輪と、駆動輪とにわたって巻掛け張設してある作業車の
クローラ走行装置であって、前記各接地転輪を、左右一
対の外つば体と、該両外つば体を連結する中間のボス部
とで構成し、前記両外つば体の間に、前記芯金から突設
した左右一対の芯金突起が位置するよう構成するととも
に、前記両芯金突起上を前記ボス部が転動移動するよう
に構成してあることを特徴構成とする。
【０００６】（作用） 本発明の請求項１にかかる構成
によれば、各接地転輪を、左右一対の外つば体と、該両
外つば体を連結する中間のボス部とで構成し、両外つば
体の間に、芯金か突設した左右一対の芯金突起が位置す
るよう構成するとともに、両芯金突起上をボス部が転動
移動するように構成してあるから、接地転輪が芯金のあ
る位置にきたときには、その接地転輪のボス部が芯金突
起上を転動移動しながら芯金突起上に乗っている状態
と、芯金突起間に位置する状態とが走行中交互に現出す
るけれども、ボス部が芯金突起間に位置するときには、
ボス部の外側の外つば体が芯金の横外側の荷重受止面に
荷重を預けて乗るようになるので、接地転輪が上下に変
位することが抑制できる。
によれば、各接地転輪を、左右一対の外つば体と、該両
外つば体を連結する中間のボス部とで構成し、両外つば
体の間に、芯金か突設した左右一対の芯金突起が位置す
るよう構成するとともに、両芯金突起上をボス部が転動
移動するように構成してあるから、接地転輪が芯金のあ
る位置にきたときには、その接地転輪のボス部が芯金突
起上を転動移動しながら芯金突起上に乗っている状態
と、芯金突起間に位置する状態とが走行中交互に現出す
るけれども、ボス部が芯金突起間に位置するときには、
ボス部の外側の外つば体が芯金の横外側の荷重受止面に
荷重を預けて乗るようになるので、接地転輪が上下に変
位することが抑制できる。
【０００７】（効果） 従って、本発明の請求項１にか
かる構成によれば、走行時において接地転輪が上下動し
にくいものとなっているから、乗り心地の良い安定した
走行を行えるとともに、芯金突起上に接地転輪のボス部
が乗るようになっているので、従来のようにボス部が芯
金突起上に乗らないものと比較して、ボス部が傾くよう
な隙間がボス部と芯金突起との間に生じにくくなってい
ることによって、芯金突起から接地転輪が外れにくいも
のとなっている。
かる構成によれば、走行時において接地転輪が上下動し
にくいものとなっているから、乗り心地の良い安定した
走行を行えるとともに、芯金突起上に接地転輪のボス部
が乗るようになっているので、従来のようにボス部が芯
金突起上に乗らないものと比較して、ボス部が傾くよう
な隙間がボス部と芯金突起との間に生じにくくなってい
ることによって、芯金突起から接地転輪が外れにくいも
のとなっている。
【０００８】（構成） 本発明の請求項２にかかる作業
車のクローラ走行装置は、請求項１に記載のものにおい
て、前記左右一対の芯金突起を、それぞれ前記ゴムクロ
ーラベルトの周方向において前後に齟齬する状態に配置
してあることを特徴構成とする。
車のクローラ走行装置は、請求項１に記載のものにおい
て、前記左右一対の芯金突起を、それぞれ前記ゴムクロ
ーラベルトの周方向において前後に齟齬する状態に配置
してあることを特徴構成とする。
【０００９】（作用） 本発明の請求項２にかかる構成
によれば、左右一対の芯金突起を、それぞれ前記ゴムク
ローラベルトの周方向において前後に齟齬する状態に配
置してあるから、接地転輪のボス部は左右一対の芯金突
起に同時に載置されることがあるのみならず、左右の芯
金突起の一方に乗っていなくても他方に乗っている状態
がクローラベルトの周方向で設定されることになって、
ボス部が芯金突起に全く乗っていない状態が小さくな
り、よって、接地転輪の幾分かの下方への落ち込みが少
ないものとなって、一層振動が生じにくくなっている。
によれば、左右一対の芯金突起を、それぞれ前記ゴムク
ローラベルトの周方向において前後に齟齬する状態に配
置してあるから、接地転輪のボス部は左右一対の芯金突
起に同時に載置されることがあるのみならず、左右の芯
金突起の一方に乗っていなくても他方に乗っている状態
がクローラベルトの周方向で設定されることになって、
ボス部が芯金突起に全く乗っていない状態が小さくな
り、よって、接地転輪の幾分かの下方への落ち込みが少
ないものとなって、一層振動が生じにくくなっている。
【００１０】（効果） 従って、本発明の請求項２にか
かる構成によれば、接地転輪の上下方向でのがたつきが
生じにくくなっているから、安定性が高いものなるとと
もに、乗り心地の良いものにできる。
かる構成によれば、接地転輪の上下方向でのがたつきが
生じにくくなっているから、安定性が高いものなるとと
もに、乗り心地の良いものにできる。
【００１１】（構成） 本発明の請求項３にかかる作業
車のクローラ走行装置は、請求項１又は２に記載のもの
において、前記ゴムクローラベルトの周方向で隣合う芯
金間における前記芯金突起の途切れる箇所においては、
前記接地転輪の外つば体が、前記芯金における前記芯金
突起の横外方に設けてある荷重受止面上に乗るように、
前記芯金突起と前記荷重受止面とを前記ゴムクローラベ
ルトの周方向において前後に齟齬する状態に構成してあ
ることを特徴構成とする。
車のクローラ走行装置は、請求項１又は２に記載のもの
において、前記ゴムクローラベルトの周方向で隣合う芯
金間における前記芯金突起の途切れる箇所においては、
前記接地転輪の外つば体が、前記芯金における前記芯金
突起の横外方に設けてある荷重受止面上に乗るように、
前記芯金突起と前記荷重受止面とを前記ゴムクローラベ
ルトの周方向において前後に齟齬する状態に構成してあ
ることを特徴構成とする。
【００１２】（作用） 本発明の請求項３にかかる構成
によれば、ゴムクローラベルトの周方向で隣合う芯金間
における芯金突起の途切れる箇所においては、接地転輪
の外つば体が、芯金における芯金突起の横外方に設けて
ある荷重受止面上に乗るように、芯金突起と荷重受止面
とをゴムクローラベルトの周方向において前後に齟齬す
る状態に構成してあるから、接地転輪の接地位置の上下
方向の変動幅が極めて小さくなる。
によれば、ゴムクローラベルトの周方向で隣合う芯金間
における芯金突起の途切れる箇所においては、接地転輪
の外つば体が、芯金における芯金突起の横外方に設けて
ある荷重受止面上に乗るように、芯金突起と荷重受止面
とをゴムクローラベルトの周方向において前後に齟齬す
る状態に構成してあるから、接地転輪の接地位置の上下
方向の変動幅が極めて小さくなる。
【００１３】（効果） 従って、本発明の請求項３にか
かる構成によれば、接地転輪の上下での変動幅が小さく
なることによって、一層安定性の高い走行を行える利点
がある。
かる構成によれば、接地転輪の上下での変動幅が小さく
なることによって、一層安定性の高い走行を行える利点
がある。
【００１４】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図１に、作業車の一例としてのバ
ックホウを示している。このバックホウは、左右一対の
クローラ走行装置１，１に支持される走行機台２を設け
るとともに、該走行機台２上に上下軸芯周りで旋回自在
に装備される旋回台３を設け、該旋回台３にバックホウ
装置４、搭乗運転部５、原動部６等を搭載装備して構成
している。
に基づいて説明する。図１に、作業車の一例としてのバ
ックホウを示している。このバックホウは、左右一対の
クローラ走行装置１，１に支持される走行機台２を設け
るとともに、該走行機台２上に上下軸芯周りで旋回自在
に装備される旋回台３を設け、該旋回台３にバックホウ
装置４、搭乗運転部５、原動部６等を搭載装備して構成
している。
【００１５】次に、クローラ走行装置１，１について説
明する。図２乃至図５に示すように、各クローラ走行装
置１，１は、ゴム製のベルトからなるゴムクローラベル
ト７を駆動スプロケット８、接地転輪９群、緊張輪１０
とにわたって張設して構成している。ゴムクローラベル
ト７には、芯金１１‥が周方向に所定間隔をおいて並べ
られる状態で埋設されている。各芯金１１は、左右一対
の芯金突起１２，１２をゴムクローラベルト７の内周面
側に突設させている。そして、走行機台２のトラックフ
レーム１３に支持された前後複数個の接地転輪９は、ゴ
ムクローラベルト７の内周面に接地している。
明する。図２乃至図５に示すように、各クローラ走行装
置１，１は、ゴム製のベルトからなるゴムクローラベル
ト７を駆動スプロケット８、接地転輪９群、緊張輪１０
とにわたって張設して構成している。ゴムクローラベル
ト７には、芯金１１‥が周方向に所定間隔をおいて並べ
られる状態で埋設されている。各芯金１１は、左右一対
の芯金突起１２，１２をゴムクローラベルト７の内周面
側に突設させている。そして、走行機台２のトラックフ
レーム１３に支持された前後複数個の接地転輪９は、ゴ
ムクローラベルト７の内周面に接地している。
【００１６】そして、各接地転輪９は、図２に示すよう
に、トラックフレーム１３に左右にわたって架設された
支軸１４に外嵌される左右一対の輪体１５，１５によっ
て構成されている。各輪体１５は、対応する芯金突起１
２，１２の横外側に位置する外つば体としての外つば部
１５ａと、この外つば部１５ａより左右方向での内方に
延出され、前記支軸１４に外嵌されるボス部１５ｂとで
構成されている。両輪体１５，１５は互いのボス部１５
ｂ，１５ｂの端部同士を図２に示すように嵌合させてい
るとともに、外つば部１５ａのボス部１５ｂに連なる内
周部分において、フローティングシール１６，１６によ
ってシーリングを施している。すなわち、図２に示すよ
うに、各輪体１５の外つば部１５ａとトラックフレーム
１３との間に支持ボス体１７を支軸１４に外嵌している
とともに、該支持ボス体１７と、外つば体１５ａとの間
に形成される環状空間部Ｓに、左右一対の環状の金属製
リング１８，１８を設け、各リング１８，１８の外周面
と外つば体１５ａ及び支持ボス体１７の内周面との間に
環状の樹脂製シール部材１９，１９を圧迫状態で摺接さ
せている。ここで、各リング１８，１８は支持ボス体１
７の外周面に対して隙間をあけた浮上状態となってい
る。
に、トラックフレーム１３に左右にわたって架設された
支軸１４に外嵌される左右一対の輪体１５，１５によっ
て構成されている。各輪体１５は、対応する芯金突起１
２，１２の横外側に位置する外つば体としての外つば部
１５ａと、この外つば部１５ａより左右方向での内方に
延出され、前記支軸１４に外嵌されるボス部１５ｂとで
構成されている。両輪体１５，１５は互いのボス部１５
ｂ，１５ｂの端部同士を図２に示すように嵌合させてい
るとともに、外つば部１５ａのボス部１５ｂに連なる内
周部分において、フローティングシール１６，１６によ
ってシーリングを施している。すなわち、図２に示すよ
うに、各輪体１５の外つば部１５ａとトラックフレーム
１３との間に支持ボス体１７を支軸１４に外嵌している
とともに、該支持ボス体１７と、外つば体１５ａとの間
に形成される環状空間部Ｓに、左右一対の環状の金属製
リング１８，１８を設け、各リング１８，１８の外周面
と外つば体１５ａ及び支持ボス体１７の内周面との間に
環状の樹脂製シール部材１９，１９を圧迫状態で摺接さ
せている。ここで、各リング１８，１８は支持ボス体１
７の外周面に対して隙間をあけた浮上状態となってい
る。
【００１７】そして、図２及び図４に示すように、前記
両輪体１５のボス部１５ｂ，１５ｂは、それぞれ左右一
対の芯金突起１２，１２に荷重が加わる状態で載置でき
るようになっている。また、図３に示すように、左右の
芯金突起１２，１２がゴムクローラベルト７の周方向で
前後に齟齬する位置、すなわち左右一対の芯金突起１
２，１２が左右に隣合うのでなく、芯金１１の前後方向
での中央位置より芯金突起１２，１２の一方が前側で他
方が後側に偏位するように配置されている。そして、各
芯金１１間でゴムクローラベルト７の左右幅方向での中
央箇所には駆動スプロケット８の歯体８ａが係合する孔
部２０を形成している。さらに、図２乃至図５に示すよ
うに、左右それぞれの芯金突起１２の横外側には、前記
外つば部１５ａ，１５ａがゴムクローラベルト７のゴム
材を介して載置可能な荷重受止面２１，２１を平坦な上
面を形成する状態で設けている。尚、ボス部１５ｂが芯
金突起１２上に乗っているときは、対応する外つば部１
５ａは荷重受止面２１に荷重がかかる寸前程度に設定し
ている。このため、ボス部１５ｂが芯金突起１２上に乗
っていないときは外つば部１５ａを通して荷重が荷重受
止面２１にかかる。この左右の荷重受止面２１，２１
は、右側の荷重受止面２１の位置は左側の芯金突起１２
と前後方向での位置がほぼ一致するように設定している
とともに、左側の荷重受止面２１の位置は右側の芯金突
起１２と前後方向での位置がほぼ一致するように設定し
ている。また、図２に示すように、ゴムクローラベルト
７の外周面には、ラグ２２を設けているとともに、ゴム
クローラベルト７内で芯金１１より外周寄り箇所には周
方向に沿って補強用のワイヤ２３を埋設している。
両輪体１５のボス部１５ｂ，１５ｂは、それぞれ左右一
対の芯金突起１２，１２に荷重が加わる状態で載置でき
るようになっている。また、図３に示すように、左右の
芯金突起１２，１２がゴムクローラベルト７の周方向で
前後に齟齬する位置、すなわち左右一対の芯金突起１
２，１２が左右に隣合うのでなく、芯金１１の前後方向
での中央位置より芯金突起１２，１２の一方が前側で他
方が後側に偏位するように配置されている。そして、各
芯金１１間でゴムクローラベルト７の左右幅方向での中
央箇所には駆動スプロケット８の歯体８ａが係合する孔
部２０を形成している。さらに、図２乃至図５に示すよ
うに、左右それぞれの芯金突起１２の横外側には、前記
外つば部１５ａ，１５ａがゴムクローラベルト７のゴム
材を介して載置可能な荷重受止面２１，２１を平坦な上
面を形成する状態で設けている。尚、ボス部１５ｂが芯
金突起１２上に乗っているときは、対応する外つば部１
５ａは荷重受止面２１に荷重がかかる寸前程度に設定し
ている。このため、ボス部１５ｂが芯金突起１２上に乗
っていないときは外つば部１５ａを通して荷重が荷重受
止面２１にかかる。この左右の荷重受止面２１，２１
は、右側の荷重受止面２１の位置は左側の芯金突起１２
と前後方向での位置がほぼ一致するように設定している
とともに、左側の荷重受止面２１の位置は右側の芯金突
起１２と前後方向での位置がほぼ一致するように設定し
ている。また、図２に示すように、ゴムクローラベルト
７の外周面には、ラグ２２を設けているとともに、ゴム
クローラベルト７内で芯金１１より外周寄り箇所には周
方向に沿って補強用のワイヤ２３を埋設している。
【００１８】〔別の実施の形態〕 上記実施の形態においては接地転輪９を左右に２分
割されて構成されるものを示したが、左右一対の外つば
部とボス部とが一体に構成される単一部材のものでも良
い。
割されて構成されるものを示したが、左右一対の外つば
部とボス部とが一体に構成される単一部材のものでも良
い。
【図１】バックホウを示す全体側面図
【図２】クローラ走行装置を示す縦断正面図
【図３】クローラベルトを示す平面図
【図４】クローラ走行装置を示す縦断側面図
【図５】芯金を示す斜視図
７ クローラベルト ８ 駆動輪 ９ 接地転輪 １１ 芯金 １２ 芯金突起 １５ａ 外つば体 １５ｂ ボス部
Claims (3)
- 【請求項１】 周方向に沿って所定間隔おきに芯金を埋
設したゴムクローラベルトを、トラックフレームに前後
に複数個支持される接地転輪と、駆動輪とにわたって巻
掛け張設してある作業車のクローラ走行装置であって、 前記各接地転輪を、左右一対の外つば体と、該両外つば
体を連結する中間のボス部とで構成し、前記両外つば体
の間に、前記芯金から突設した左右一対の芯金突起が位
置するよう構成するとともに、前記両芯金突起上を前記
ボス部が転動移動するように構成してある作業車のクロ
ーラ走行装置。 - 【請求項２】 前記左右一対の芯金突起を、それぞれ前
記ゴムクローラベルトの周方向において前後に齟齬する
状態に配置してある請求項１に記載の作業車のクローラ
走行装置。 - 【請求項３】 前記ゴムクローラベルトの周方向で隣合
う芯金間における前記芯金突起の途切れる箇所において
は、前記接地転輪の外つば体が、前記芯金における前記
芯金突起の横外方に設けてある荷重受止面上に乗るよう
に、前記芯金突起と前記荷重受止面とを前記ゴムクロー
ラベルトの周方向において前後に齟齬する状態に構成し
てある請求項１又は２に記載の作業車のクローラ走行装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10248989A JP2000072053A (ja) | 1998-09-03 | 1998-09-03 | 作業車のクローラ走行装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10248989A JP2000072053A (ja) | 1998-09-03 | 1998-09-03 | 作業車のクローラ走行装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000072053A true JP2000072053A (ja) | 2000-03-07 |
Family
ID=17186377
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10248989A Pending JP2000072053A (ja) | 1998-09-03 | 1998-09-03 | 作業車のクローラ走行装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000072053A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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1998
- 1998-09-03 JP JP10248989A patent/JP2000072053A/ja active Pending
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