JP2000064121A - ポリウレタン弾性繊維とその製造方法 - Google Patents

ポリウレタン弾性繊維とその製造方法

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JP2000064121A JP10226097A JP22609798A JP2000064121A JP 2000064121 A JP2000064121 A JP 2000064121A JP 10226097 A JP10226097 A JP 10226097A JP 22609798 A JP22609798 A JP 22609798A JP 2000064121 A JP2000064121 A JP 2000064121A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 優れた塩素耐久性を有するポリウレタン弾性
繊維の提供。 【解決手段】 下記式で表される燐酸エステル化合物が
付着した、少なくともZn、Mgから選択された酸化
物、水酸化物、またはZnとMgの複合酸化物のうち少
なくとも1種の金属化合物粒子を、ポリウレタンに対し
0.5〜10重量%含有させることを特徴とするポリウ
レタン弾性繊維 【化1】 (但し、Rは炭素原子数1〜30の直鎖又は分岐したア
ルキル基、アルコオキシポリオキシアルキレン基、炭素
原子数5〜6のシクロアルキル基、炭素原子数1〜10
のアルキル基が置換した炭素原子数5〜6のシクロアル
キル基、炭素原子数8〜18のアルキルオキシ基に結合
した繰り返し単位1〜10の炭素原子数2〜3のアルキ
レンオキシ基、nは1〜2の整数を表す)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポリウレタン弾性
繊維及びその製造方法に関する。詳しくは、種々の塩素
水環境下で劣化し難い、特に水着として殺菌用塩素を含
んだ水泳プール中で使用した場合、劣化し難いポリウレ
タン弾性繊維及びその安定な製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】芳香族ジイソシアネート、ポリアルキレ
ングリコール及び多官能性水素含有化合物から得られる
ポリウレタン弾性繊維は、高度のゴム弾性を有し、引張
応力、回復性等の機械的性質、熱的性質に優れているめ
に、伸縮性機能繊維素材として水着、ファンデーショ
ン、ストッキング、スポーツウェア等のストレッチ性を
要求される用途に広く用いられている。
【0003】しかしながら、ポリウレタン弾性繊維が使
用された衣料製品を、塩素漂白剤に長時間浸せきし洗濯
を行うことを繰り返すと、ポリウレタン弾性繊維の弾性
機能が低下することが知られている。ポリウレタン弾性
繊維を使用した水着を、水泳プール等の活性塩素濃度
0.5〜3ppmの殺菌用塩素水中に繰り返し暴露する
と、ポリウレタン弾性繊維の弾性機能が著しく損われた
り、断糸を生じる。特に、ポリアミド繊維とポリウレタ
ン弾性繊維とからなる水着の場合には、染色物の変退色
が生じることがある。
【0004】ポリウレタン弾性繊維の塩素耐久性を改善
するため、脂肪族ポリエステルジオールを原料に用いた
ポリエステル系ポリウレタン弾性繊維が用いられていた
が、塩素耐久性は不十分であった。しかも、脂肪族ポリ
エステルの生物活性が高いため、ポリエステル系ポリウ
レタンは黴に侵され易いという欠点を有しており、使用
中又は保管中に水着の弾性機能が低下したり断糸が生じ
易いという問題点があった。生物活性の極めて少ないポ
リエーテルジオールを原料に用いたポリエーテル系ポリ
ウレタン弾性繊維は、黴による脆化は生じないけれど
も、塩素耐久性はポリエステル系ポリウレタンよりもさ
らに劣るという問題点があった。
【0005】ポリエーテル系ポリウレタン弾性繊維の塩
素による劣化を改善するために、各種の添加剤、すなわ
ち塩素劣化防止剤が提案されている。例えば、特公昭6
0−43444号公報に酸化亜鉛が、特公昭61−35
283号公報に酸化マグネシウム、酸化アルミニウム等
が、特開昭59−133248号公報に水酸化マグネシ
ウム等が、特開平6−81215号公報に酸化マグネシ
ウムと酸化亜鉛との固溶体が開示されている。
【0006】特公昭61−35283号公報に開示され
ている酸化マグネシウム及び酸化アルミニウムの塩素劣
化防止性効果は、公報第4頁第1表に示されているよう
に、比較例と比べて高くない。特公昭60−43444
号公報に開示された酸化亜鉛は、酸性下での染色(pH
3〜6)処理によって酸化亜鉛成分が繊維から溶出し、
繊維中の残存量が著しく減少するため、塩素耐久性が大
きく低下するという問題点がある。特開平6−8121
5号公報に開示された酸化マグネシウムと酸化亜鉛との
固溶体、及び特開昭59−133248号公報に水酸化
マグネシウム等も、酸化亜鉛と同様に改善効果は小さ
く、満足すべきレベルに達していない。
【0007】ポリウレタン弾性繊維とポリアミド繊維か
らなる水着の場合、水着に使用された染料がプールの水
中に含まれている塩素により変退色するのを防止するた
めに、染色処理後にタンニン液による染料固着処理が行
われている。公知の塩素劣化防止剤、例えば酸化亜鉛、
酸化マグネシウム、酸化マグネシウムと酸化亜鉛との固
溶体等を含有するポリウレタン弾性繊維は、この染色処
理(pH3〜6)によって塩素耐久性の低下を招く。さ
らに、染色処理後のタンニン液による染料固着処理(p
H3〜4.5)を行うと、ポリウレタン弾性繊維の塩素
耐久性がより低下する。
【0008】ポリウレタン弾性繊維を製造する際に、こ
れら公知の塩素劣化防止剤をポリウレタン紡糸原液や溶
融ポリウレタンに添加すると、二次凝集が生じて紡糸フ
ィルターの目詰まりや、紡糸時の糸切れが増加する。特
公昭60−43444号公報には粒径が0.1〜1μm
の酸化亜鉛が、特公昭61−35283号公報には粒径
5μm以下の酸化マグネシウムが、特開平6−8121
5号公報には粒径0.05〜3μmの酸化マグネシウム
と酸化亜鉛との固溶体が使用されている。しかし、いず
れも十分な改善が達成されていない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、酸性
での染色条件下(PH3〜6)や、染色後のタンニン液
による染料固着処理(pH3〜4.5)を行った後も、
長期間にわたり優れた塩素耐久性を有するポリウレタン
弾性繊維及びこのポリウレタン弾性繊維を安定に製造す
る方法を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、これらの
課題を解決する為に鋭意研究した結果、燐酸エステル化
合物を付着させた特定の金属化合物粒子を含有するポリ
ウレタン弾性繊維は、前記公知の塩素劣化防止剤を含有
したポリウレタン弾性繊維と比較して一層優れた塩素耐
久性を有するばかりでなく、驚くべきことに紡糸原液中
の金属化合物の二次凝集によるフィルター目詰まりや紡
糸時の糸切れが少なく、極めて安定に製造できることを
見出した。
【0011】すなわち本発明は、下記式で表される燐酸
エステル化合物が付着した、少なくともZn、Mgから
選択された酸化物、水酸化物、またはZnとMgの複合
酸化物のうち少なくとも1種の金属化合物粒子を、ポリ
ウレタンに対し0.5〜10重量%含有させることを特
徴とするポリウレタン弾性繊維、
【0012】
【化3】
【0013】(但し、Rは炭素原子数1〜30の直鎖又
は分岐したアルキル基、アルコオキシポリオキシアルキ
レン基、炭素原子数5〜6のシクロアルキル基、炭素原
子数1〜10のアルキル基が置換した炭素原子数5〜6
のシクロアルキル基、炭素原子数8〜18のアルキルオ
キシ基に結合した繰り返し単位1〜10の炭素原子数2
〜3のアルキレンオキシ基、nは1〜2の整数を表
す)。
【0014】そして、本発明のポリウレタン弾性繊維
は、燐酸エステル化合物が付着した、少なくともZn、
Mgから選択された酸化物、水酸化物、またはZnとM
gの複合酸化物のうち少なくとも1種の金属化合物粒子
を、ポリウレタンに対し0.5〜10重量%含有させた
ポリウレタン紡糸原液を紡糸することによって製造され
る。
【0015】本発明中の金属化合物とは、Zn、Mgか
ら選択された酸化物、水酸化物、またはZnとMgの複
合酸化物である。例えば、酸化亜鉛、酸化マグネシウ
ム、水酸化亜鉛、酸化亜鉛と酸化マグネシウムの固溶
体、共析物などが挙げられる。これら金属化合物は単独
で使用しても良いが、2種以上を混合して使用すること
もできる。好ましくは、酸化亜鉛、酸化マグネシウムで
ある。
【0016】本発明の燐酸エステル化合物は、下記式で
表せる。
【0017】
【化4】
【0018】(但し、Rは炭素原子数1〜30の直鎖又
は分岐したアルキル基、アルコキシポリオキシアルキレ
ン基、炭素原子数5〜6のシクロアルキル基、炭素原子
数1〜10のアルキル基が置換した炭素原子数5〜6の
シクロアルキル基、炭素原子数8〜18のアルキルオキ
シ基に結合した繰り返し単位1〜10の炭素原子数2〜
3のアルキレン基、nは1〜2の整数を表す。) 燐酸エステルの具体的な例としては、モノ又はジメチル
アシッドホスフェイト、モノ又はジエチルアシッドホス
フェイト、モノ又はジプロピルアシッドホスフェイト、
モノ又はジイソプロピルアシッドホスフェイト、モノ又
はジブチルアシッドホスフェイト、モノ又はジラウリル
アシッドホスフェイト、モノ又はジステアリルアシッド
ホスフェイト、モノ又はジ(2−エチルヘキシル)アシ
ッドホスフェイト、モノ又はジイソデシルアシッドホス
フェイト、モノ又はジブトキシエチルアシッドホスフェ
イト、モノ又はジオレイルアシッドホスフェイト、モノ
又はジテトラコシルアシッドホスフェイト、モノ又はジ
(2−ヒドロキシルエチル)メタクリレートアシッドホ
スフェイト、ポリオキシアルキレングリコールアルキレ
ンエーテルアシッドホスフェイト等が挙げられる。これ
らの燐酸エステル化合物はモノエステル型、ジエステル
型を単独または混合して使用することもでき、また異な
る数種の燐酸エステル化合物を混合して使用することも
できる。
【0019】燐酸エステル化合物は、前記式中のRの炭
素原子数1〜30の内、好ましくは炭素原子数3〜25
のものが良い。好ましくは炭素数10〜20の燐酸エス
テル化合物であり、モノ又はジステアリルアシッドホス
フェイト、モノ又はジラウリルアシッドホスフェイト、
モノ又はジオレイルアシッドホスフェイトが好適であ
る。
【0020】本発明中の金属化合物は、特公昭60−4
3444号公報、特公昭61−35283号公報、特開
昭59−133248号公報、特開平6−81215号
公報に、ポリウレタン弾性繊維の塩素劣化を防止する添
加剤として開示されている。しかし、これらの塩素劣化
防止剤は、酸性下での染色処理や、ポリアミド繊維との
交編で幅広く行われている染料固着のためのタンニン処
理によって、ポリウレタンから溶出したり、添加剤の活
性が失活したりして、塩素耐久性の早期低下を招く。例
えば、水着として水泳プールで使用される場合、弾性機
能が損なわれ着用感が乏しくなったり、着用中に断糸が
発生したりする。
【0021】特公昭60−43444号公報の5頁に
は、染色下で酸化亜鉛が不活性化または溶解し塩素耐久
性が低下することを示唆する記載もある。本発明者ら
は、前記燐酸エステル化合物を付着させた前記金属化合
物粒子を含有するポリウレタン弾性繊維は、染色処理や
タンニン処理を行っても塩素耐久性の著しく向上するポ
リウレタン弾性繊維を得ることができるばかりでなく、
紡糸原液中の金属化合物の二次凝集によるフィルター目
詰まりや紡糸時の糸切れが極めて少なく、長期安定にポ
リウレタン弾性繊維が製造できることを初めて明らかに
した。
【0022】本発明中の金属化合物粒子に燐酸エステル
化合物を付着させる方法としては、例えば、金属化合
物と表面処理剤とを加熱混合して付着する方法、溶媒
に溶解又は分散させた表面処理剤を金属化合物に直接噴
霧又は混合処理して付着させた後、溶媒を除去する方
法、その他各種の公知の方法を挙げることができる。
最も好ましくは、燐酸エステルを金属化合物の粒子表面
に効率的に均一付着させることのできるの付着方法で
ある。
【0023】付着の具体例としては、金属化合物粒子
と、金属化合物粒子に対して4重量%のモノ:ジ=1:
2のラウリルアシッドホスフェイトとをヘンシェルミキ
サーの中に入れ70℃で加熱、撹はんする方法や、金属
化合物粒子と、金属化合物粒子に対して2重量%のモ
ノ:ジ=1:1のステアリルアシッドホスフェイトの4
重量%メタノール溶液とを室温下でヘンシェルミキサー
で混合処理後、そのまま100℃でメタノールを蒸発除
去する方法、等がある。
【0024】表面処理剤の金属化合物への付着は、金属
化合物表面へ表面処理剤が物理的又は化学的に吸着し、
その表面に強い被膜を作り上げているためと考えられ
る。この表面被膜は、酸性下にある染色液やタンニン液
から、塩基性の金属化合物を保護し、染色液やタンニン
液との塩形成による溶出や失活を防止するばかりでな
く、ポリウレタン紡糸原液中で金属化合物の粒子同士が
分子間力で二次凝集することも抑制するために、本発明
の効果を生じさせているものと推定される。
【0025】表面処理する際、金属化合物粒子に対する
燐酸エステル化合物の量は、0.5〜10重量%が好ま
しい。0.5重量%未満だと付着量が少なく塩素耐久性
の向上効果が小さいばかりでなく、紡糸以前の段階で付
着させた場合には、金属化合物粒子の凝集によるフィル
ター詰まりや紡糸時の糸切れに対する効果が大きくな
い。10重量%を越えると付着量が過剰となり、過剰分
の表面処理剤がポリウレタン紡糸原液の粘性低下を招き
紡糸時の糸切れを誘発したり、ポリウレタン弾性繊維の
弾性機能を悪化させ塩素耐久性が劣る。
【0026】燐酸エステル化合物が有効量付着している
金属化合物粒子は、ポリウレタンに対して0.5〜10
重量%含有されていることが好ましい。0.5重量%未
満だと塩素耐久性が十分ではない。また、10重量%を
越えると塩素耐久性の向上効果は小さく経済的ではな
い。好ましい含有量は、2〜8重量%である。燐酸エス
テル化合物を有効量付着している金属化合物粒子は小さ
い粒径ほど、ポリウレタン弾性繊維の塩素耐久性に一層
効果を有し、フィルター詰まりや紡糸時の糸切れもより
少なくなりポリウレタン弾性繊維の製造安定性が高くな
る。好ましい平均粒径は5μm以下である。
【0027】本発明に用いられるポリウレタンは、例え
ば、両末端にヒドロキシル基を有し、数平均分子量が6
00〜5000であるポリマーグリコール、有機ジイソ
シアネート、多官能性活性水素原子を有する鎖延長剤、
及び単官能性活性水素原子を有する末端停止剤から製造
される。ポリマーグリコールとしては、例えば、ポリオ
キシエチレングリコール、ポリオキシプロピレングリコ
ール、ポリオキシテトラメチレングリコール、ポリオキ
シペンタメチレングリコール等のホモポリエーテルジオ
ール、又は炭素原子数2から6の2種以上のオキシアル
キレンから構成される共重合ポリエーテルジオール、ア
ジピン酸、セバチン酸、マレイン酸、イタコン酸、アゼ
ライン酸、マロン酸等の二塩基酸の一種または二種以上
とエチレングリコール、1,2−プロピレングリコー
ル,1,3−プロピレングリコール,2,2−ジメチル
−1,3−プロパンジオール,1,4−ブタンジオー
ル、1,3−ブタンジオール、ヘキサメチレングリコー
ル、ジエチレングリコール、1,10−デカンジオー
ル、1,3−ジメチロールシクロヘキサン、1,4−ジ
メチロールシクロヘキサン等のグリコールの一種または
二種以上とから得られたポリエステルジオール、又は、
ポリエステルアミドジオール、ポリエステルエーテルジ
オール、又はポリ−ε−カプロラクトンジオール、ポリ
バレロラクトンジオール等のポリラクトンジオール、ポ
リカーボネートジオール、ポリアクリルジオール、ポリ
チオエーテルジオール、ポリチオエステルジオール、又
はこれらジオールの共重合物、混合物等を挙げられる。
【0028】有機ジイソシアネートとしては、例えば、
メチレン−ビス(4−フェニルイソシアネート)、メチ
レン−ビス(3−メチル−4−フェニルイソシアネー
ト)、2,4−トリレンジイソシアネート、2、6−ト
リレンジイソシアネート、m−及びp−キシリレンジイ
ソシアネート、α,α,α’,α’−テトラメチル−キ
シリレンジイソシアネート、m−及びp−フェニレンジ
イソシアネート、4,4’−ジメチル−1,3−キシリ
レンジイソシアネート、1−アルキルフェニレン−2,
4及び2,6−ジイソシアネート、3−(α−イソシア
ネートエチル)フェニルイソシアネート、2,6−ジエ
チルフェニレン−1,4−ジイソシアネート、ジフェニ
ル−ジメチルメタン−4,4−ジイソシアネート、ジフ
ェニルエーテル−4,4’−ジイソシアネート、ナフチ
レン−1,5−ジイソシアネート、1,6−ヘキサメチ
レンジイソシアネート、メチレン−ビス(4−シクロヘ
キシルイソシアネート)、1,3−及び1,4−シクロ
ヘキシレンジイソシアネート、トリメチレンジイソシア
ネート、テトラメチレンジイソシアネート、ペンタメチ
レンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネー
ト、イソフォロンジイソシアネート等、又はこれらの混
合物が挙げられる。ポリウレタン弾性繊維用としては、
芳香族系のジイソシアナートが好ましい。
【0029】多官能性活性水素原子を有する鎖延長剤と
しては、例えば、ヒドラジン、ポリヒドラジン、炭素原
子数2〜10の直鎖または分岐した脂肪族、脂環族、芳
香族の活性水素を有するアミノ基を持つ化合物で例えば
エチレンジアミン、1,2プロピレンジアミン、特開平
5−155841号公報に記載されているウレア基を有
するジアミン類等のジアミン、ヒドロキシルアミン、水
等、また低分子量のグリコール、例えばエチレングリコ
ール、1,2−プロピレングリコール、1,3−プロピ
レングリコール、2,2−ジメチル−1,3−プロパン
ジオール、1,4−ブタンジオール、1,3−ブタンジ
オール、ヘキサメチレングリコール、ジエチレングリコ
ール、1,10−デカンジオール、1,3−ジメチロー
ルシクロヘキサン、1,4−ジメチロールシクロヘキサ
ン等を用いることが出来る。
【0030】好ましくは、エチレンジアミン、1,2プ
ロピレンジアミンである。単官能性活性水素原子を有す
る末端停止剤としては、例えば、ジエチルアミンのよう
なジアルキルアミン等やエタノールのようなアルキルア
ルコール等が用いられる。これらの鎖伸長剤、末端停止
剤は、単独又は、2種以上混合して用いても良い。
【0031】ポリウレタンは、公知のポリウレタン化反
応技術を用いることができる。例えば、ポリアルキレン
グリコールと芳香族ジイソシアネートとを、芳香族ジイ
ソシアネート過剰の条件下で反応させ、極性溶媒である
ジメチルアセトアミド等で溶解しポリウレタンプレポリ
マー溶液を作成し、次いでこれに鎖伸長剤と末端停止剤
を反応させることによってポリウレタン溶液が得られ
る。
【0032】本発明中の燐酸エステル化合物を付着させ
た金属化合物粒子は、通常、ポリウレタン溶液中に添加
されるが、ポリウレタン原料中にあらかじめ添加したり
又はポリウレタンプレポリマー反応中や鎖伸長反応中に
添加することも可能である。このポリウレタン溶液に、
本発明の金属化合物以外に、ポリウレタン弾性繊維に通
常用いられる他の化合物、例えば紫外線吸収剤、酸化防
止剤、光安定剤、耐ガス安定剤、着色剤、艶消し剤、充
填剤等を添加してもよい。
【0033】このようにして得られたポリウレタン溶液
は、公知の乾式紡糸、湿式紡糸等で繊維状に成形し、ポ
リウレタン弾性繊維を製造することができる。得られた
ポリウレタン弾性繊維に、ポリジメチルシロキサン、ポ
リエステル変性シリコン、ポリエーテル変性シリコン、
アミノ変性シリコン、鉱物油、鉱物性微粒子、例えばシ
リカ、コロイダルアルミナ、タルク等、高級脂肪酸金属
塩粉末、例えばステアリン酸マグネシウム、ステアリン
酸カルシウム等、高級脂肪族カルボン酸、高級脂肪族ア
ルコール、パラフィン、ポリエチレン等の常温で固形状
ワックス等の油剤を単独、又は必要に応じて任意に組み
合わせ付与してもよい。
【0034】本発明のポリウレタン弾性繊維は、そのま
ま裸糸として使用してもよく、他の繊維、例えばN6、
N66等のポリアミド繊維、ポリエチレンテレフタレー
ト、ポリトリメチレンテレフタレート、ポリテトラメチ
レンテレフタレート、各種共重合ポリテレフタレート等
のポリエステル繊維、アクリル繊維、ウール、綿、再生
繊維、その他従来公知の繊維等で被覆して被覆弾性繊維
として使用することもできる。
【0035】本発明のポリウレタン弾性繊維は、特に水
泳プール使用される競泳用水着に好適である。しかし、
用途はこれに限定されることなく、一般の水着、タイ
ツ、パンティストッキング、ファンデーション、靴下、
口ゴム、コルセット、包帯、各種スポーツ衣料等にも用
いることができる。
【0036】
【発明の実施の形態】次に、実施例により本発明を具体
的に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定される
ものではない。なお、以下の実施例において行う性能評
価のための各種の前処理及び測定方法は、以下に述べ
る。 [1]破断強度の測定 引張試験機(オリエンテック(株)製商品名UTM−I
II 100型)を使用し、20℃、湿度65%の条件
下で試料長5cmの試験糸を50cm/分の速度で引張
破断強度の測定を行う。 [2]有効塩素濃度の測定 塩素水試料25mlを100mlの三角フラスコに秤量
し、乾燥済のヨウ化カリウム2gを加えてふり混ぜる。
1/100Nのチオ硫酸ナトリウム溶液で滴定し、溶液
が橙色から薄黄色に変化した時点で澱粉溶液を加える。
ヨウ素澱粉反応による青色が消えるまで1/100Nの
チオ硫酸ナトリウム溶液で滴定する。別に、イオン交換
水25mlを採取し、同上の操作により滴定しブランク
滴定量を求める。有効塩素濃度Hは、下記(1)式で求
まる。
【0037】
【数1】
【0038】但し、Hは有効塩素濃度(ppm)、Vs
は塩素水を滴定した時の1/100Nのチオ硫酸ナトリ
ウム溶液の滴定量(ml)、Vbはイオン交換水を滴定
した時の1/100Nのチオ硫酸ナトリウム溶液の滴定
量(ml)、fは1/100Nのチオ硫酸ナトリウム溶
液の力価、Wsは塩素水の重量(g)である。 [3]染色処理 試料(染色される繊維)の量に対し2重量%の染料(I
rgalan Black BGL200[バイエル
(株)製])と硫安12gを9lイオン交換水に溶解し
酢酸でpH4.5の染色液に調整する。50%伸長下の
試料を185℃×1分間熱セット処理し、その後95℃
×40分間染色処理する。処理後に10分間水道水の流
水中で水洗する。この染色処理を行った試料を一昼夜2
0℃で風乾する。 [4]タンニン処理 イオン交換水6リットルにタンニン酸(商品名:ハイフ
ィックスSLA、大日本製薬(株)製)4.5gに酢酸
を加えてpH3.8とし、前述の染色条件処理を施した
試料を50%伸長下に、処理液が25℃の時点で投入
し、その後処理液を90℃まで昇温し、30分間浸漬処
理を行う。この後10分間水道水の流水中で水洗する。
このタンニン液処理を行った試験糸を一昼夜20℃で風
乾する。
【0039】この糸の破断強力を測定し、下記(2)式
で表される強力保持率ΔT0 を求める。
【0040】
【数2】
【0041】但し、ΔT0 は強力保持率(%)、Tは処
理後強力(g)、T0 は処理前強力(g)である。この
強力保持率が大きいほど、染色処理、タンニン液処理に
よる糸の弾性機能の低下が少ない。 [5]塩素耐久性評価 タンニン液処理を行った試料を、次亜塩素酸ナトリウム
液(佐々木薬品製)をイオン交換水で希釈して有効塩素
濃度3ppmとし、クエン酸と燐酸水素ナトリウムの緩
衝液でpHを7に調整した液中に、水温30℃で、50
%伸長下で浸漬し、1サイクル8時間にて経時的に試料
を採取し、破断強度を測定し、下記(3)式で表される
強力保持率ΔTを求める。
【0042】
【数3】
【0043】但し、ΔTは強力保持率(%)、TSは処
理後強力(g)、TS0 は処理前強力(g)である。強
力保持率が50%になる時間τ1 / 2 (Hr)で塩素耐
久性を評価する。τ1 / 2 (Hr)が大きいほど、塩素
耐久性が優れる。 [6]紡糸原液のフィルター詰まり性評価 ポリウレタン紡糸原液を2l/Hrの一定流量で、直径
17mmの10μナスロンフィルター(日本精線(株)
製)を通過させ、0.1Hr後と1Hr後の送液圧力か
ら下記(4)式で表されるフィルター詰まり圧力上昇率
ΔPを求める。
【0044】
【数4】
【0045】但し、P1 は送液0.1Hr後の送液圧力
(Kg/cm2 )、P2 は送液2Hr後の送液圧力(K
g/cm2 )である。ΔPが大きいほど、フィルター詰
まりが大きいことを表す。 [6]紡糸安定性評価 ポリウレタン紡糸原液を40μナスロンフィルター(日
本精線(株)製)に通過させ、0.2mmφ×4個のノ
ズルから吐出させ乾式紡糸を行い、40デニール/4フ
ィラメントのポリウレタン弾性繊維を一旦巻き取り速度
を300m/分に3分間固定後、巻き取り速度を徐々に
上昇させ、紡糸筒内で糸切れが発生した時点の巻き取り
速度がXm/分であった場合、(5)式にしたがって算
出した1フィラメント当たりの極限単糸デニールで紡糸
安定性を評価する。
【0046】 極限単糸デニール(d)=40/4×300/X (5) 1フィラメント当たりのデニール(極限単糸デニール)
が小さいほど、そのポリウレタンは紡糸安定性が優れて
いる。
【0047】
【実施例】〔実施例1〕平均分子量1,900のポリテ
トラメチレンエーテルグリコール1500g及び4,
4’−ジフェニルメタンジイソシアネート312gを、
窒素ガス気流中60℃において90分間撹はんしつつ反
応させて、両末端にイソシアネート基を有するポリウレ
タンプレポリマーを得た。ついで、これを室温まで冷却
した後、ジメチルアセトアミド2500gを加え、溶解
してポリウレタンプレポリマー溶液を調製した。
【0048】エチレンジアミン23.4g及びジエチル
アミン3.7gを乾燥ジメチルアセトアミド1570g
に溶解し、これを前記プレポリマー溶液に室温で添加し
て、粘度2,500ポイズ(30℃)のポリウレタン溶
液を得た。 phoslex A−18(商品名、堺化学(株)製の
ステアリルアシッドホスフェイト、モノ:ジ=1:1)
の5重量%エタノール溶液と、ZnO(白水化学(株)
製、平均粒径1μ以下)をヘンシェルミキサーで室温下
で混合後、100℃で乾燥して、ステアリルアシッドフ
ォスフェイトが2重量%付着したZnOを得た。
【0049】ポリウレタン固形分に対して、4,4’−
ブチリデンビス−(3−メチル−6−t−ブチルフェノ
ール)を1重量%、2−(2’−ヒドロキシ−3’−t
−ブチル−5’−メチルフェニル)−5−クロロ−ベン
ゾトリアゾールを0.5重量%、及び、上記の2重量%
付着させたZnO3重量%をジメチルアセトアミドに加
え、ホモミキサーで分散させ、20重量%分散液を製造
し、上記ポリウレタン溶液と混合し、ポリウレタン紡糸
原液を得た。
【0050】この紡糸原液を脱泡後、紡糸速度600m
/分、熱風温度340℃で乾式紡糸して、巻き取る手前
で、ステアリン酸マグネシウム1%を分散させた30c
st(20℃)のポリジメチルシロキサン油剤をオイリ
ングローラーでポリウレタン弾性繊維に対して6重量%
付与し、40デニール/4フィラメントの糸を製造し
た。
【0051】〔実施例2,3〕実施例1のZnOの代わ
りに、MgO、Mg(OH)2 を用いて実施例1と同様
にしてポリウレタン弾性繊維を製造した。 〔実施例4,5〕実施例1のステアリルアシッドフォス
フェイトの代わりに、ラウリルアシッドフォスフェイト
(堺化学(株)製、phoslex A−18(商品
名、堺化学(株)性ラウリルアシッドフォスフェイ
ト、:ジ=1:1)、phoslex8(商品名、堺化
学(株)製の2−エチルヘキシルアシッドホスフェイ
ト、モノ:ジ=1:1)でZnOに対し3重量%付着さ
せたZnOを用いて、実施例1と同様にしてポリウレタ
ン弾性繊維を製造した。
【0052】〔比較例1〕実施例1において、ステアリ
ルアシッドフォスフェイトが付着されてないZnOを用
いて、ポリウレタン紡糸原液を作成し、実施例1と同様
にポリウレタン弾性繊維を製造した。 〔比較例2〕実施例1において、ステアリルアシッドフ
ォスフェイトが付着したZnOを添加しないで、実施例
1と同様にして、ポリウレタン弾性繊維を製造した。
【0053】〔比較例3,4〕実施例1において、Zn
Oに対して0.1重量%、20重量%のステアリルアシ
ッドフォスフェイトを付着したZnOを各々用いて、実
施例1と同様にポリウレタン弾性繊維を製造した。実施
例1〜5及び比較例1〜4で得られたポリウレタン紡糸
原液のフィルター詰まり性、紡糸安定性、及びポリウレ
タン弾性繊維の染色−タンニン液処理後の強力保持率、
塩素耐久性の評価結果を表1、2に示す。
【0054】
【表1】
【0055】
【表2】
【0056】
【発明の効果】本発明のポリウレタン弾性繊維は、塩素
が誘発する劣化に対して優れた耐久性を有し、染色後、
タンニン液処理を行っても、繰り返し長期にわたって塩
素を含有するプール中で使用される水着に極めて好適で
ある。本発明の燐酸エステル化合物が付着している特定
の金属化合物を含有するポリウレタン紡糸原液は、フィ
ルター目詰まりや紡糸時の糸切れが極めて少なく、長期
にわたって安定した紡糸を行うことができる。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記式で表される燐酸エステル化合物が
    付着した、少なくともZn、Mgから選択された酸化
    物、水酸化物、またはZnとMgの複合酸化物のうち少
    なくとも1種の金属化合物粒子を、ポリウレタンに対し
    0.5〜10重量%含有させることを特徴とするポリウ
    レタン弾性繊維 【化1】 (但し、Rは炭素原子数1〜30の直鎖又は分岐したア
    ルキル基、アルコオキシポリオキシアルキレン基、炭素
    原子数5〜6のシクロアルキル基、炭素原子数1〜10
    のアルキル基が置換した炭素原子数5〜6のシクロアル
    キル基、炭素原子数8〜18のアルキルオキシ基に結合
    した繰り返し単位1〜10の炭素原子数2〜3のアルキ
    レンオキシ基、nは1〜2の整数を表す)。
  2. 【請求項2】 金属化合物粒子が、金属化合物粒子に対
    して0.5〜10重量%の燐酸エステル化合物で表面処
    理されていることを特徴とする請求項1記載のポリウレ
    タン弾性繊維。
  3. 【請求項3】 金属化合物粒子が酸化亜鉛、酸化マグネ
    シウムの少なくとも1種であることを特徴とする請求項
    2記載のポリウレタン弾性繊維。
  4. 【請求項4】 下記式で表される燐酸エステル化合物が
    付着した、少なくともZn、Mgから選択された酸化
    物、水酸化物、またはZnとMgの複合酸化物のうち少
    なくとも1種の金属化合物粒子を、ポリウレタンに対し
    0.5〜10重量%含有させたポリウレタン紡糸原液を
    紡糸することを特徴とするポリウレタン弾性繊維の製造
    方法。 【化2】 (但し、Rは炭素原子数1〜30の直鎖又は分岐したア
    ルキル基、アルコオキシポリオキシアルキレン基、炭素
    原子数5〜6のシクロアルキル基、炭素原子数1〜10
    のアルキル基が置換した炭素原子数5〜6のシクロアル
    キル基、炭素原子数8〜18のアルキルオキシ基に結合
    した繰り返し単位1〜10の炭素原子数2〜3のアルキ
    レンオキシ基、nは1〜2の整数を表す。)
  5. 【請求項5】 燐酸エステル化合物を溶解又は分散させ
    た溶液を、金属化合物粒子に噴霧又は混合することによ
    って、金属化合物粒子に対して0.5〜10重量%の燐
    酸エステル化合物で金属化合物粒子を表面処理し、これ
    をポリウレタン紡糸原液に混合して紡糸することを特徴
    とする請求項4記載のポリウレタン弾性繊維の製造方
    法。
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