JP2000057763A - ダイナミック型半導体記憶装置 - Google Patents

ダイナミック型半導体記憶装置

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JP2000057763A
JP2000057763A JP10224305A JP22430598A JP2000057763A JP 2000057763 A JP2000057763 A JP 2000057763A JP 10224305 A JP10224305 A JP 10224305A JP 22430598 A JP22430598 A JP 22430598A JP 2000057763 A JP2000057763 A JP 2000057763A
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Takashi Ito
孝 伊藤
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 用途に応じて低消費電力に切換え可能な半導
体記憶装置を提供する。 【解決手段】 メモリ容量が必要で消費電力がそれほど
重要ではない場合には通常の動作をさせ、記憶容量がそ
れほど必要ではなく消費電力を抑えたい場合にはワード
線を2本同時に活性化することにより1つのデータを記
憶するために1つのビット線に共通して接続される2つ
のメモリセルを使用する。このためリフレッシュ周期を
より長くした低消費電力動作が可能である。そして、こ
の2つの動作モードはユーザにとって必要に応じて適宜
切換えて使用することが可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ダイナミック型半
導体記憶装置に関し、特にキャパシタに情報を蓄積する
ダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM)に関
する。
【0002】
【従来の技術】図18は、DRAMの行デコーダおよび
メモリセルアレイを概略的に示す図である。
【0003】図18を参照して、外部から半導体記憶装
置に入力されたロウアドレスは内部に保持されて内部ロ
ウアドレス信号INTA0〜INTAnとなり行デコー
ダ722に入力される。行デコーダ722は内部アドレ
ス信号INTA0〜INTAnをデコードしワード線W
L0〜WLnのいずれか1本を活性化するワード線活性
化信号を内部アドレス信号INTA0〜INTAnをデ
コードして出力する。このとき、従来の半導体記憶装置
は1つのメモリセルをビット線(図示せず)に接続し
て、センスアンプで増幅することによりデータを“H”
(ハイ)レベルまたは“L”(ロウ)レベルの2値で読
出す。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、携帯端
末などのバッテリで駆動する小型情報機器にとってレジ
ューム(resume)やサスペンド(suspen
d)状態においては、ユーザが端末操作をしている通常
使用状態と比べて、より低消費電力の半導体記憶装置が
望まれる。消費電力を抑えるためには、DRAMが保持
情報をリフレッシュするためのリフレッシュ周期を長く
することが考えられる。リフレッシュ周期を長くするに
はDRAMのメモリセル1つあたりのキャパシタの容量
を大きくすればよい。レジュームやサスペンド状態にお
いては、記憶容量の多さよりも、消費電力が低いことが
メインメモリとしての半導体記憶装置に望まれる。
【0005】一方、ユーザが端末を操作している通常使
用状態においては、メインメモリはより記憶容量が多い
方が望ましい。
【0006】DRAMのメモリセル1つあたりのキャパ
シタの容量を大きくすることも、記憶容量を多くするこ
ともいずれもDRAMのチップ面積の増加につながる。
つまり、小型情報機器等の低消費電力を要求される用途
においては、メモリの記憶容量を大きくするか、または
メモリの記憶容量を減らしてレジュームやサスペンド状
態におけるバッテリにおける駆動時間を長くするかのい
ずれかを選択しなければならないという問題点があっ
た。
【0007】この発明の目的は、ユーザが端末を操作す
るような通常使用状態においてはメモリの記憶容量を多
くし、レジュームやサスペンド状態等においてはメモリ
の記憶容量を減らしてリフレッシュ周期を長くしてより
低消費電力化を図ったダイナミック型半導体記憶装置を
提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載のダイナ
ミック型半導体記憶装置は、第1のメモリアレイを備
え、第1のメモリアレイは、第1および第2のメモリセ
ルと、第1および第2のメモリセルに対して授受される
データを伝達するための第1のビット線と、第1のメモ
リセルを選択するための第1のワード線と、第2のメモ
リセルを選択するための第2のワード線と、アドレス信
号に応じて、第1および第2のワード線を活性化し、第
1および第2のメモリセルを選択するセル選択手段とを
さらに備え、セル選択手段は、第1のモードにおいて
は、アドレス信号に応じて第1および第2のメモリセル
のいずれかを選択し、第2のモードにおいては、第1の
メモリセルに対応するアドレス信号に応じて、第1およ
び第2のメモリセルを選択する第1の行デコード回路を
含む。
【0009】請求項2に記載のダイナミック型半導体記
憶装置は、請求項1記載のダイナミック型半導体記憶装
置の構成に加えて、第1の行デコード回路に第1および
第2のワード線の活性化電位を供給する電圧発生回路を
さらに備え、電圧発生回路は第1のモードにおける電流
供給能力よりも第2のモードにおける電流供給能力が大
きい。
【0010】請求項3に記載のダイナミック型半導体記
憶装置は、請求項2記載のダイナミック型半導体記憶装
置の構成に加えて、電圧発生回路は、第1のモードにお
いて活性化され第1のクロック信号を発生する発振回路
と、第2のモードにおいて活性化され第1のクロック信
号より周期の短い第2のクロック信号を発生する発振回
路と、第1および第2のクロック信号のいずれかに応じ
て昇圧動作をするチャージポンプ回路とを含む。
【0011】請求項4に記載のダイナミック型半導体記
憶装置は、請求項1記載のダイナミック型半導体記憶装
置の構成に加えて、第1の行デコード回路は、アドレス
信号の所定のビットに対応する第1および第2のプリデ
コード信号を発生するプリデコード回路を含み、プリデ
コード回路は、第1のモードにおいて所定のビットの論
理値に応じて第1および第2のプリデコード信号のいず
れかを活性化し、第2のモードにおいて第1および第2
のプリデコード信号の両方を活性化し、第1および第2
のプリデコード信号に応じて第1および第2のワード線
を活性化するワード線活性化回路をさらに含む。
【0012】請求項5に記載のダイナミック型半導体記
憶装置は、請求項1記載のダイナミック型半導体記憶装
置の構成に加えて、第1の行デコード回路は、第2のモ
ードにおいて第1のワード線を活性化するタイミングよ
りも第2のワード線を活性化するタイミングを遅延させ
る遅延手段を含む。
【0013】請求項6に記載のダイナミック型半導体記
憶装置は、請求項1記載のダイナミック型半導体記憶装
置の構成に加えて、外部クロック信号に応じてアドレス
信号を取り込むアドレスバッファ回路と、外部クロック
信号に応じて制御信号を取り込む制御信号バッファ回路
と、制御信号をデコードするコマンドデコーダと、コマ
ンドデコーダのデコード結果に応じてアドレス信号に対
応する動作モードを保持するモードレジスタとをさらに
備え、モードレジスタは、第1のメモリアレイの動作モ
ードが第1のモードと第2のモードのいずれであるかを
保持する第1の保持回路を含む。
【0014】請求項7に記載のダイナミック型半導体記
憶装置は、請求項6記載のダイナミック型半導体記憶装
置の構成に加えて、第2のメモリアレイをさらに備え、
第1および第2のメモリアレイはそれぞれ独立して動作
可能であり、かつそれぞれ動作モードを独立して制御で
きるバンクであり、第2のメモリアレイは、第3および
第4のメモリセルと、第3および第4のメモリセルに対
して授受されるデータを伝達するための第2のビット線
と、第3のメモリセルを選択するための第3のワード線
と、第4のメモリセルを選択するための第4のワード線
と、セル選択手段は、アドレス信号に応じて、第3およ
び第4のワード線を活性化し、第3および第4のメモリ
セルを選択し、第1のモードにおいては、アドレス信号
に応じて第3および第4のメモリセルのいずれかを選択
し、第2のモードにおいては、第3のメモリセルに対応
するアドレス信号に応じて、第3および第4のメモリセ
ルを選択する第2の行デコード回路をさらに含み、モー
ドレジスタは、第2のメモリアレイの動作モードが第1
のモードと第2のモードのいずれであるかを保持する第
2の保持回路をさらに含む。
【0015】請求項8に記載のダイナミック型半導体記
憶装置は、請求項1記載のダイナミック型半導体記憶装
置の構成に加えて、外部から電位を与えることが可能な
制御端子をさらに備え、制御端子の電位に応じて第1の
モードと第2のモードのいずれかが選択される。
【0016】請求項9に記載のダイナミック型半導体記
憶装置は、請求項1記載のダイナミック型半導体記憶装
置の構成に加えて、電源ノードと内部ノードとの間に接
続されるヒューズ素子をさらに備え、ヒューズ素子は、
導通状態と非導通状態のいずれかが選択可能であり、内
部ノードの電位に応じて第1のモードと第2のモードの
いずれかが選択される。
【0017】請求項10に記載のダイナミック型半導体
記憶装置は、請求項1記載のダイナミック型半導体記憶
装置の構成に加えて、接地ノードと内部ノードとの間に
接続されるヒューズ素子をさらに備え、ヒューズ素子
は、導通状態と非導通状態のいずれかが選択可能であ
り、内部ノードの電位に応じて第1のモードと第2のモ
ードのいずれかが選択される。
【0018】
【発明の実施の形態】以下において、本発明の実施の形
態を図面を参照して詳しく説明する。なお、図中同一符
号は同一または相当部分を示す。
【0019】[実施の形態1]図1は、本発明の実施の
形態1の半導体記憶装置1の構成を示す概略ブロック図
である。
【0020】図1を参照して、半導体記憶装置1は、制
御信号入力端子2〜6と、アドレス入力端子群8と、デ
ータ信号Dinを入力する入力端子14と、データ信号
Doutを出力する出力端子16と、接地電位Vssを
受ける接地端子12と、外部電源電位Ext.Vccを
受ける電源端子10とを備える。
【0021】半導体記憶装置1は、さらに、クロック発
生回路22と、行および列アドレスバッファ24と、行
デコーダ26と、列デコーダ28と、センスアンプ+入
出力制御回路30と、メモリセルアレイ32と、ゲート
回路18と、データ入力バッファ20およびデータ出力
バッファ34とを備える。
【0022】クロック発生回路22は、制御信号入力端
子2、4を介して外部から与えられる外部行アドレスス
トローブ信号Ext./RASと外部列アドレスストロ
ーブ信号Ext./CASとに基づいた所定の動作モー
ドに相当する制御クロックを発生し、半導体記憶装置全
体の動作を制御する。また、低消費電力が要求されるセ
ルフリフレッシュ等の場合には後に説明するモード選択
信号CELL2を活性化する。
【0023】行および列アドレスバッファ24は、外部
から与えられるアドレス信号A0〜An(nは自然数)
に基づいて生成した内部行アドレス信号および内部列ア
ドレス信号を行デコーダ26および列デコーダ28にそ
れぞれ与える。
【0024】行デコーダ26と列デコーダ28とによっ
て指定されたメモリセルアレイ32中のメモリセルは、
センスアンプ+入出力制御回路30とデータ入力バッフ
ァ20またはデータ出力バッファ22とを介して入力端
子14または出力端子16を通じて外部とデータをやり
とりする。
【0025】図2は、図1における行デコーダ26、メ
モリセルアレイ32、センスアンプ+入出力制御回路3
0を概略的に示した図である。
【0026】図2を参照して、行デコーダ26は内部行
アドレス信号INTA0〜INTAnを受けてデコード
しワード線WL0〜WLm(m:自然数)を活性化す
る。ここで、行デコーダ26はモード選択信号CELL
2に応じてデコード動作を変更することによりワード線
の活性化の仕方を変える点が従来と異なる。
【0027】図3は、図2における行デコーダ26の構
成を示す回路図である。図3では、説明の簡単のため、
内部アドレス信号INTA0〜INTAnがINTA0
〜INTA2の3ビットの場合を説明する。
【0028】図3を参照して、行デコーダ26は、モー
ド選択信号CELL2を受けて反転するインバータ42
と、インバータ42の出力と内部アドレス信号INTA
2を受けるNAND回路44と、NAND回路44の出
力とワード線活性化信号WLTを受けるAND回路46
と、AND回路46の出力とインバータ42の出力とを
受けるNAND回路48と、NAND回路48の出力と
ワード線活性化信号WLTを受けるAND回路52とを
含む。AND回路46の出力はプリデコード信号/IA
2となり、AND回路50の出力はプリデコード信号I
A2となる。
【0029】行デコーダ26は、さらに、内部アドレス
信号INTA1を受けて反転しプリデコード信号/IA
1を出力するインバータ52と、プリデコード信号/I
A1を受けて反転しプリデコード信号IA1を出力する
インバータ54と、内部アドレス信号INTA0を受け
て反転しプリデコード信号/IA0を出力するインバー
タ56と、プリデコード信号IA0を受けて反転しプリ
デコード信号IA0を出力するインバータ58とを含
む。
【0030】行デコーダ26は、さらに、プリデコード
信号/IA0、/IA1、/IA2を受ける3NAND
回路60と、3NAND回路60の出力を受けて反転し
ワード線活性化信号WL0を出力するインバータ62
と、プリデコード信号/IA0、/IA1、IA2を受
ける3NAND回路64と、3NAND回路64の出力
を受けて反転しワード線活性化信号WL1を出力するイ
ンバータ66と、プリデコード信号IA0、/IA1、
/IA2とを受ける3NAND回路68と、3NAND
回路68の出力を受けて反転しワード線活性化信号WL
2を出力するインバータ70と、プリデコード信号IA
0、/IA1、IA2を受ける3NAND回路72と、
3NAND回路72の出力を受けて反転しワード線活性
化信号WL3を出力するインバータ74とを含む。
【0031】行デコーダ26は、さらに、プリデコード
信号/IA0、IA1、/IA2を受ける3NAND回
路76と、3NAND回路76の出力を受けて反転しワ
ード線活性化信号WL4を出力するインバータ78と、
プリデコード信号/IA0、IA1、IA2を受ける3
NAND回路80と、3NAND回路80の出力を受け
て反転しワード線活性化信号WL5を出力するインバー
タ82と、プリデコード信号IA0、IA1、/IA2
を受ける3NAND回路84と、3NAND回路84の
出力を受けて反転しワード線活性化信号WL6を出力す
るインバータ86と、プリデコード信号IA0、IA
1、IA2を受ける3NAND回路88と、3NAND
回路88の出力を受けて反転しワード線活性化信号WL
7を出力するインバータ90とを含む。
【0032】この行デコーダ26は、モード選択信号C
ELL2が“L”レベルの場合は内部アドレス信号IN
TA0〜INTA2の値およびワード線活性化信号WL
Tに応じてワード線活性化信号WL0〜WL7のうちい
ずれか1つを活性化するが、モード選択信号CELL2
が“H”レベルの場合はワード線活性化信号WLTが
“H”レベルとなり活性化したときにはプリデコード信
号/IA2、IA2はいずれも“H”レベルとなるた
め、ワード線活性化信号WL0〜WL7のうちいずれか
2本が活性化される。
【0033】図4は、図1におけるセンスアンプ+入出
力制御回路30、メモリセルアレイ32の構成を説明す
るための回路図である。なお、接続関係を明らかにする
ため、行デコーダ26および列デコーダ28のブロック
も参考として示している。
【0034】図4を参照して、センスアンプ+入出力制
御回路30は、カラム選択信号CSL0によって活性化
され入出力信号線IO0とビット線BLaとを接続する
NチャネルMOSトランジスタ102aと、カラム選択
信号CSL0によって活性化され入出力信号線/IO0
とビット線/BLaとを接続するNチャネルMOSトラ
ンジスタ104aと、ビット線BLaとビット線/BL
aとの間の電位差を増幅するセンスアンプ122aとを
含む。
【0035】センスアンプ+入出力制御回路30は、さ
らに、カラム選択信号CSL1によって活性化され入出
力信号線IO0とビット線BLbとを接続するNチャネ
ルMOSトランジスタ102bと、カラム選択信号CS
L1によって活性化され入出力信号線/IO0とビット
線/BLbとを接続するNチャネルMOSトランジスタ
104bと、ビット線BLbとビット線/BLbとの間
の電位差を増幅するセンスアンプ122bとを含む。
【0036】センスアンプ+入出力制御回路30は、さ
らに、カラム選択信号CSL0によって活性化され入出
力信号線IO1とビット線BLcとを接続するNチャネ
ルMOSトランジスタ102cと、カラム選択信号CS
L0によって活性化され入出力信号線/IO1とビット
線/BLcとを接続するNチャネルMOSトランジスタ
104cと、ビット線BLcとビット線/BLcとの間
の電位差を増幅するセンスアンプ122cとを含む。
【0037】センスアンプ+入出力制御回路30は、さ
らに、カラム選択信号CSL1によって活性化され入出
力信号線IO1とビット線BLdとを接続するNチャネ
ルMOSトランジスタ102dと、カラム選択信号CS
L1によって活性化され入出力信号線/IO1とビット
線/BLdとを接続するNチャネルMOSトランジスタ
104dと、ビット線BLdとビット線/BLdとの間
の電位差を増幅するセンスアンプ122dとを含む。
【0038】メモリセルアレイ32は、一方の電極がセ
ルプレートCPに接続され他方の電極が記憶情報を蓄積
するストレージノードとなるキャパシタ108aと、ワ
ード線活性化信号WL0によって活性化されキャパシタ
108aのストレージノードとビット線BLaとを接続
するアクセストランジスタ106aと、一方の電極がセ
ルプレートCPに接続され他方の電極がストレージノー
ドとなるキャパシタ112aと、ワード線活性化信号W
L2により活性化されキャパシタ112aのストレージ
ノードとビット線/BLaとを接続するアクセストラン
ジスタ110aと、一方の電極がセルプレートCPに接
続され他方の電極がストレージノードとなるキャパシタ
116aと、ワード線活性化信号WL1により活性化さ
れキャパシタ116aのストレージノードとビット線B
Laとを接続するアクセストランジスタ114aと、一
方の電極がセルプレートCPに接続され他方の電極がス
トレージノードとなるキャパシタ120aと、ワード線
活性化信号WL3により活性化されキャパシタ120a
のストレージノードとビット線/BLaとを接続するア
クセストランジスタ118aとを含む。
【0039】メモリセルアレイ32は、さらに、一方の
電極がセルプレートCPに接続され他方の電極が記憶情
報を蓄積するストレージノードとなるキャパシタ108
bと、ワード線活性化信号WL0によって活性化されキ
ャパシタ108bのストレージノードとビット線BLb
とを接続するアクセストランジスタ106aと、一方の
電極がセルプレートCPに接続され他方の電極がストレ
ージノードとなるキャパシタ112bと、ワード線活性
化信号WL2により活性化されキャパシタ112bのス
トレージノードとビット線/BLbとを接続するアクセ
ストランジスタ110bと、一方の電極がセルプレート
CPに接続され他方の電極がストレージノードとなるキ
ャパシタ116bと、ワード線活性化信号WL1により
活性化されキャパシタ116bのストレージノードとビ
ット線BLbとを接続するアクセストランジスタ114
bと、一方の電極がセルプレートCPに接続され他方の
電極がストレージノードとなるキャパシタ120bと、
ワード線活性化信号WL3により活性化されキャパシタ
120bのストレージノードとビット線/BLaとを接
続するアクセストランジスタ118bとを含む。
【0040】メモリセルアレイ32は、さらに、一方の
電極がセルプレートCPに接続され他方の電極が記憶情
報を蓄積するストレージノードとなるキャパシタ108
cと、ワード線活性化信号WL4によって活性化されキ
ャパシタ108cのストレージノードとビット線BLc
とを接続するアクセストランジスタ106cと、一方の
電極がセルプレートCPに接続され他方の電極がストレ
ージノードとなるキャパシタ112cと、ワード線活性
化信号WL6により活性化されキャパシタ112cのス
トレージノードとビット線/BLcとを接続するアクセ
ストランジスタ110cと、一方の電極がセルプレート
CPに接続され他方の電極がストレージノードとなるキ
ャパシタ116cと、ワード線活性化信号WL5により
活性化されキャパシタ116cのストレージノードとビ
ット線BLcとを接続するアクセストランジスタ114
cと、一方の電極がセルプレートCPに接続され他方の
電極がストレージノードとなるキャパシタ120cと、
ワード線活性化信号WL7により活性化されキャパシタ
120cのストレージノードとビット線/BLcとを接
続するアクセストランジスタ118cとを含む。
【0041】メモリセルアレイ32は、さらに、一方の
電極がセルプレートCPに接続され他方の電極が記憶情
報を蓄積するストレージノードとなるキャパシタ108
dと、ワード線活性化信号WL4によって活性化されキ
ャパシタ108dのストレージノードとビット線BLd
とを接続するアクセストランジスタ106dと、一方の
電極がセルプレートCPに接続され他方の電極がストレ
ージノードとなるキャパシタ112dと、ワード線活性
化信号WL6により活性化されキャパシタ112dのス
トレージノードとビット線/BLdとを接続するアクセ
ストランジスタ110dと、一方の電極がセルプレート
CPに接続され他方の電極がストレージノードとなるキ
ャパシタ116dと、ワード線活性化信号WL5により
活性化されキャパシタ116dのストレージノードとビ
ット線BLdとを接続するアクセストランジスタ114
dと、一方の電極がセルプレートCPに接続され他方の
電極がストレージノードとなるキャパシタ120dと、
ワード線活性化信号WL7により活性化されキャパシタ
120dのストレージノードとビット線/BLdとを接
続するアクセストランジスタ118dとを含む。
【0042】図5は、図1におけるVPP発生回路36
の構成を示すブロック図である。図5を参照して、VP
P発生回路36は、昇圧電位VPPが所定の電圧値に達
していないときにイネーブル信号EN0を活性化するV
PP検知回路146と、モード選択信号CELL2を受
けて反転するインバータ132と、モード選択信号CE
LL2とイネーブル信号EN0とを受けてイネーブル信
号EN1を発生するAND回路134と、イネーブル信
号EN1が“H”レベルのときに活性化されクロック信
号CKHを発生するリング発振回路(High)136
と、インバータ132の出力とイネーブル信号EN0と
を受けてイネーブル信号EN2を出力するAND回路1
38と、イネーブル信号EN2が“H”レベルのときに
活性化されクロック信号CKLを発生するリング発振回
路(Low)140と、モード選択信号CELL2が
“H”レベルのときはクロック信号CKHを出力し、モ
ード選択信号CELL2が“L”レベルのときはクロッ
ク信号CKLを出力するクロック選択ゲート142と、
クロック選択信号142の出力するクロック信号に応じ
て昇圧電位VPPを発生するVPPポンプ回路144と
を含む。
【0043】図6は、図5におけるリング発振回路(H
igh)136の構成を示す回路図である。
【0044】リング発振回路(High)136は、イ
ネーブル信号EN1が“H”レベルのときにクロック信
号CKHを出力するNAND回路150と、クロック信
号CKHを受けて遅延させNAND回路150の入力に
フィードバックする遅延回路148とを含む。
【0045】遅延回路148は、偶数段の直列に接続さ
れたインバータ152〜154を含み、このインバータ
の段数は必要に応じて増減される。
【0046】図7は、図5におけるリング発振回路(L
ow)140の構成を示す回路図である。
【0047】リング発振回路(Low)140は、イネ
ーブル信号EN2が“H”レベルのときにクロック信号
CKLを出力するNAND回路160と、クロック信号
CKLを受けて遅延させNAND回路160の入力にフ
ィードバックする遅延回路158とを含む。
【0048】遅延回路158は、偶数段の直列に接続さ
れたインバータ162〜164を含む。このインバータ
の段数は図6に示した遅延回路148に含まれる段数よ
りも多く設定される。つまり、遅延回路158は遅延回
路148より遅延時間が大きいためリング発振回路14
0の発振周波数はリング発振回路136の発振周波数よ
り低い周波数になる。
【0049】図8は、実施の形態1の半導体記憶装置の
ワード線選択の様子を説明するための動作波形図であ
る。
【0050】図3、図8を参照して、期間T1において
は、モード選択信号CELL2は“L”レベルになって
いる。このとき内部アドレス信号INTA0〜INTA
2がいずれも“L”レベルであるとする。ワード線活性
化信号WLTが“L”レベルから“H”レベルに立上が
ると、内部アドレス信号INTA2が“L”レベルであ
るため行デコーダ26におけるプリデコード信号IA
2、/IA2のうちプリデコード信号/IA2のみが活
性化される。内部アドレス信号INTA0、INTA1
はいずれも“L”レベルであるため、応じてワード線活
性化信号WL0のみが活性化される。そして、ワード線
活性化信号WLTが立下がると応じてプリデコード信号
/IA2が立下がりワード線活性化信号WL0も立下が
る。
【0051】期間T2は、半導体記憶装置が使用される
機器がレジューム等の低消費電力モードとなっている場
合である。このときモード選択信号CELL2は“H”
レベルに設定される。期間T1の場合と同様に内部アド
レス信号INTA0〜INTA2がいずれも“L”レベ
ルの場合を考える。ワード線活性化信号WLTが“L”
レベルから“H”レベルに立上がると、内部アドレス信
号INTA2は“L”レベルであるがモード選択信号C
ELL2が“H”レベルであるため、応じてプリデコー
ド信号IA2、/IA2がいずれも活性化され“L”レ
ベルから“H”レベルに立上がる。内部アドレス信号I
NTA0、INTA1はいずれも“L”レベルであるた
め、応じてワード線活性化信号WL0、WL1が双方と
も“L”レベルから“H”レベルに立上がる。
【0052】ここで、ワード線活性化信号WL0、WL
1は図4に示したメモリセルアレイ32中のキャパシタ
108a、116aのストレージノードを一括してビッ
ト線BLaに接続する。したがって、キャパシタ108
a、116aのストレージノードに同じ情報が読み書き
されることになる。
【0053】しかしながら、ワード線活性化信号WL0
に加えて、ワード線活性化信号WL1も活性化させねば
ならないため、これらの活性化信号を駆動するための昇
圧電位を供給するVPP発生回路の駆動能力を強化する
必要がある。
【0054】図5においてモード選択信号CELL2が
“H”レベルであるときはVPPポンプ回路144を駆
動するクロックが速いクロックとなるためVPP発生回
路36の昇圧電位を供給する能力は期間T2においては
強化されるので問題ない。
【0055】DRAMは、メモリセル中のキャパシタの
ストレージノードに蓄積された電荷が時間の経過ととも
に失われていくため、一定時間ごとにストレージノード
に記憶されていたデータを一旦読出して再び書込むリフ
レッシュ動作が必要である。
【0056】アクセストランジスタが導通したときにキ
ャパシタに蓄積された電荷がビット線に放出されビット
線の電位が変化する。リフレッシュ動作の周期は、この
時の電位差がセンスアンプ112aが増幅可能な電位差
より大きい間に行なうことが必要である。
【0057】したがって、キャパシタ108aに加えて
キャパシタ116aに同じ情報を蓄積し2倍の電荷をビ
ット線に放出するようにすればビット線の電位変化はよ
り大きくなるので、リフレッシュ周期を伸ばすことがで
きる。したがって消費電力を抑えることができる。
【0058】以上説明したように、実施の形態1の半導
体記憶装置は、通常動作時にはモード選択信号CELL
2は“L”レベルが与えられる。このとき行デコーダ2
6は内部アドレス信号INTA0〜INTAnを受けて
デコードしワード線WL0〜WLmのうちいずれか1本
のワード線を活性化する。この活性化に応じて所定のメ
モリセルへのデータの授受またはデータのリフレッシュ
が行なわれる。
【0059】サスペンドやレジュームなどの低消費電力
が要求される場合には、モード選択信号CELL2は
“H”レベルに設定される。応じて行デコーダ26は内
部行アドレス信号INTA0〜INTAnに応じてワー
ド線WL0〜WLmの中から所定の2本を活性化させ
る。この活性化に応じて半導体記憶装置はメモリセルア
レイのデータをリフレッシュする。このときはメモリセ
ルアレイ2つに対して1つのデータが記憶される。つま
り同時に2本ワード線が選択されるとビット線に2つの
メモリセルが接続され、2つのメモリセルに蓄積されて
いた電荷がビット線に放出される結果、1つのメモリセ
ルが接続される場合よりもより大きな電位差がビット線
対間に生じる。これは、ビット線の容量値とメモリセル
の容量値の比率が変わったことに起因する。したがっ
て、リフレッシュ周期をより長くすることが可能とな
る。
【0060】すなわち、メモリ容量が必要で消費電力が
それほど重要ではない場合にはモード選択信号CELL
2を“L”レベルに設定し、通常のDRAMとしての記
憶動作を行ない、記憶容量がそれほど必要ではなく消費
電力を抑えたい場合には、モード選択信号CELL2を
“H”レベルに設定することによりリフレッシュ周期を
より長くした低消費電力動作が可能である。そして、こ
の2つの動作モードはユーザにとって必要に応じて適宜
切換えて使用することが可能である。
【0061】[実施の形態2]実施の形態2の半導体記
憶装置は、行デコーダ26に代えて行デコーダ100を
含む点が実施の形態1と異なる。
【0062】図9は、実施の形態2に用いられる行デコ
ーダ100の構成を示す回路図である。
【0063】図9を参照して、実施の形態2の半導体記
憶装置では、行デコーダ100において、ワード線活性
化信号WLTを受けて遅延させワード線活性化信号WL
TD0を出力する遅延回路182をさらに含み、モード
選択信号CELL2が“L”レベルのときはワード線活
性化信号WLTをワード線活性化信号WLTDとしてA
ND回路50に出力し、モード選択信号CELL2が
“L”レベルの場合はワード線活性化信号WLTD0を
ワード線活性化信号WLTDとしてAND回路50に出
力する選択ゲート184を含む点が実施の形態1の場合
と異なる。遅延回路182はワード線活性化信号WLT
を受けてワード線活性化信号WLTDを出力する直列に
接続された偶数段のインバータ186〜188を含む。
【0064】他の部分は図3に示した行デコーダ26と
同様であるので説明は繰返さない。図10は、行デコー
ダ100の動作を説明するための動作波形図である。
【0065】図10を参照して、期間T1においては、
モード選択信号CELL2は“L”レベルになってい
る。このとき内部アドレス信号INTA0〜INTA2
がいずれも“L”レベルであるとする。ワード線活性化
信号WLTが“L”レベルから“H”レベルに立上がる
と、内部アドレス信号INTA2が“L”レベルである
ため行デコーダ26におけるプリデコード信号IA2、
/IA2のうちプリデコード信号/IA2のみが活性化
される。内部アドレス信号INTA0、INTA1はい
ずれも“L”レベルであるため、応じてワード線活性化
信号WL0のみが活性化される。そして、ワード線活性
化信号WLTが立下がると応じてプリデコード信号/I
A2が立下がりワード線活性化信号WL0も立下がる。
【0066】一方、期間T2においてモード選択信号C
ELL2が“H”レベルに設定されると、図9における
ワード線活性化信号WLTDが遅延回路182の出力に
応じて活性化されるため、プリデコード信号/IA2の
立上がりに対してプリデコード信号/IA2の立上がり
は遅延回路182の遅延量に応じて遅延する。このため
一括して活性化されるワード線活性化信号WL0、WL
1において、立上がりのタイミングおよび立下がりのタ
イミングがずれることになる。図1に示したVPP発生
回路36はワード線活性化信号の立上がり時においてワ
ード線を充電するために電流が消費されるのであるか
ら、このワード線活性化信号をずらして立上げることに
よりVPP発生回路36の電流供給能力を増大させなく
てもワード線活性化信号を2つ同時に活性化することが
可能となる。
【0067】[実施の形態3]図11は、実施の形態3
における半導体記憶装置の例である64メガビットシン
クロナスダイナミックランダムアクセスメモリ(64M
SDRAM)のブロック図である。
【0068】図11を参照して、SDRAM500は、
外部アドレス信号A0〜A12とバンクアドレス信号B
A0、BA1とを受けて内部アドレス信号INTA0〜
INTA12を発生するアドレスバッファ504と、外
部クロック信号CLKおよびクロックイネーブル信号C
KEを受けて内部クロック信号ICLKを発生するクロ
ック信号バッファ502と、内部クロック信号ICLK
に基づいてチップセレクト信号/CS、ロウアドレスス
トローブ信号/RAS、コラムアドレスストローブ信号
/CAS、ライトイネーブル信号/WEおよび入出力D
Qマスク信号DQMを内部に取込むコントロール信号バ
ッファ506と、内部クロック信号ICLK、内部アド
レス信号INTA0〜INTA12およびコントロール
信号バッファ506の出力を受けてチップ全体の制御を
行なうコントロール回路508と、コントロール信号バ
ッファの出力に応じたSDRAMの動作モードをコント
ロール回路508の指示により保持するモードレジスタ
510とを含む。
【0069】SDRAM500は、さらに、データを外
部と入出力を行なうDQバッファ514と、外部から入
力されたデータを保持するメモリアレイ512とをさら
に含む。メモリアレイ512はメモリアレイ512a〜
512dの4バンクに分かれており、それぞれ独立して
動作が可能である。
【0070】図12は、モードレジスタ510およびコ
ントロール回路508の構成を説明するための回路図で
ある。図12では、コントロール回路508については
モードレジスタへのデータの設定に関する部分のみを示
す。図12を参照して、コントロール回路508は、コ
ントロール信号バッファ506によって取込まれた制御
信号を受けてコマンドをデコードするコマンドデコーダ
522と、モードレジスタの設定モードを更新するモー
ドレジスタセットコマンド(MRS)が入力されたとき
にコマンドデコーダによって一時的に“L”レベルに活
性化される信号/MSETを受けて反転しモードレジス
タセット信号MSETを出力するインバータ528と、
内部アドレス信号INTA0を受けモードレジスタセッ
ト信号MSETによって活性化されるクロックドインバ
ータ530と、クロックドインバータ530の出力を受
けて反転するインバータ532と、インバータ532の
出力を受けて反転しインバータ532の入力ノードに出
力するインバータ534と、内部アドレス信号INTA
1を受けてモードレジスタセット信号MSETに応じて
活性化されるクロックドインバータ536と、クロック
ドインバータ536の出力を受けて反転するインバータ
538と、インバータ538の出力を受けて反転しイン
バータ538の入力ノードに出力するインバータ540
と、内部アドレス信号INTA2を受けてモードレジス
タセット信号MSETによって活性化されるクロックド
インバータ542と、クロックドインバータ542の出
力を受けて反転するインバータ544と、インバータ5
44の出力を受けて反転しインバータ544の入力ノー
ドに出力するインバータ546と、内部アドレス信号I
NTA8を受けモードレジスタセット信号MSETによ
って活性化されるクロックドインバータ548と、クロ
ックドインバータ548の出力を受けて反転するインバ
ータ550と、インバータ550の出力を受けて反転し
インバータ550の入力ノードに出力するインバータ5
52とを含む。モードレジスタ510は、インバータ5
32、538、544の出力をそれぞれラッチするラッ
チ回路MA0、MA1、MA2と、インバータ550の
出力をラッチするラッチ回路MA8とを含む。ここでラ
ッチ回路MA0、MA1、MA2はSDRAMのバース
ト長を設定するバースト長設定部524を構成する。ま
たラッチ回路MA8はレジュームやサスペンド時に
“H”レベルに設定されるモード選択信号CELL2の
情報を保持しているモード設定部526である。
【0071】図13は、モードレジスタへのモード設定
を説明するための動作波形図である。
【0072】図13を参照して、時刻t1において、ク
ロック信号CLKの立上がりにチップセレクト信号/C
S=L、ロウアドレスストローブ信号/RAS=L、ラ
イトイネーブル信号/WE=L、カラムアドレスストロ
ーブ信号/CAS=Lがコントロール信号バッファに入
力されると、コマンドデコーダによってモードレジスタ
セットコマンド(MRS)と認識される。
【0073】応じてモードレジスタセット信号/MSE
TにH→L→Hのワンショットパルスが現われ図12に
示したクロックドインバータ530、536、542お
よび548が導通状態となり、内部アドレス信号INT
AnをモードレジスタMAnに伝えラッチされる。
【0074】この内部にラッチされたアドレスは、たと
えばMA0〜2はバースト長を示す。ここで、たとえ
ば、MA8をロウデコーダ制御信号CELL2として用
いる。
【0075】したがって、実施の形態2の半導体記憶装
置は、外部からユーザがロウデコーダの制御を容易に行
なうことが可能となり、また、半導体記憶装置に電源が
供給されている動作時においては任意に制御モードをユ
ーザが変えることが可能となる。
【0076】[実施の形態4]図14は、実施の形態4
の半導体記憶装置におけるバンクの構成と行デコーダと
の対応関係を示した図である。
【0077】実施の形態4では、バンク562a、56
2b、562c、562dに対応して設けられる行デコ
ーダ564a、564b、564c、564dにモード
選択信号CELL2、CELL2B、CELL2Cおよ
びCELL2Dを入力して、切換えることが可能になっ
ている点が実施の形態3の半導体記憶装置と異なる。モ
ード選択信号CELL2、CELL2B、CELL2C
およびCELL2Dは実施の形態3の場合と同様モード
レジスタセットコマンド(MRS)が入力された時のア
ドレス端子の設定により設定することができる。
【0078】図15は、動作モードのバンク切換をわか
りやすく説明するための図である。図15を参照して、
たとえばメモリアレイ562a(バンクA)は8MBi
tsの容量しかないが、リフレッシュ周期を約2倍程度
の256msに設定できるバンクであり、その他のメモ
リアレイ562b〜562d(バンクB、C、D)は、
容量は16MBitsあるがリフレッシュ周期は128
msであるバンクである。
【0079】このようにすれば、たとえば、バンクB、
C、Dを通常使用時におけるデータ記憶用のDRAMと
して使用し、バンクAをあまりアクセス頻度のないレジ
ュームやサスペンド等のデータ記憶用として用いること
ができる。各バンクの動作モードはそれぞれ設定するこ
とができるので、容量と消費電力のバランスを用途に応
じてユーザの希望どおりに設定可能となる。すなわちD
RAM内蔵マイコンのようにメモリ容量の決まったチッ
プにおいて、容量と消費電力とのバランスを可変にで
き、用途に応じた適切な使い方ができるという効果があ
る。
【0080】[実施の形態5]図16は、実施の形態5
においてモード選択信号CELL2を発生する構成を説
明するための回路図である。
【0081】図16を参照して、実施の形態5の半導体
記憶装置は、制御信号入力用パッド702と、パッド7
02に与えられた信号を受けて反転するインバータ70
4と、インバータ704の出力を受けて反転しモード選
択信号CELL2を出力するインバータ706を含む点
が実施の形態1の場合と異なる。
【0082】このようにすることによってモード選択信
号CELL2を外部から制御することが可能となり、ま
た、アセンブリ段階でのボンディングオプションにより
動作モードを固定することも可能となる。
【0083】[実施の形態6]図17は、実施の形態6
の半導体記憶装置においてモード選択信号CELL2を
発生する構成を示す回路図である。
【0084】図17を参照して、実施の形態6の半導体
記憶装置は、電源電位Vccと接地電位との間に直列に
接続されたヒューズ素子708、抵抗710と、ヒュー
ズ素子708と抵抗710との接続ノードの電位を受け
て反転するインバータ712と、インバータ712の出
力を受けて反転しモード選択信号CELL2を出力する
インバータ714を含む点が実施の形態1の場合と異な
る。
【0085】ヒューズ素子708は、たとえば、ポリシ
リコンなどで構成され、レーザトリミング等によって導
通状態と非導通状態とを選択することができるものであ
る。
【0086】抵抗710は、MΩオーダの高抵抗であ
る。ヒューズ素子708を切断すれば、抵抗710によ
ってインバータ712の入力は“L”レベルに設定され
る。応じてモード選択信号CELL2は“L”レベルと
なる。一方ヒューズ素子708を切断しないでおけば、
外部電源電位Vccによりインバータ712の入力はH
レベルにされ、応じてモード選択信号CELL2は
“H”レベルとなる。したがって、用途に応じてリフレ
ッシュ周期が長く記憶容量が少ない第1のモードでもメ
モリ容量が多い第2のモードでも動作可能な半導体記憶
装置とすることができるため、用途に応じた生産調整等
が容易となる。
【0087】今回開示された実施の形態はすべての点で
例示であって制限的なものではないと考えられるべきで
ある。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求
の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味お
よび範囲内でのすべての変更が含まれることが意図され
る。
【0088】
【発明の効果】請求項1に記載のダイナミック型半導体
記憶装置は、1つのデータ保持に1つのメモリセルを使
用する記憶容量の大きいモードと1つのデータ保持に2
つのメモリセルを使用する低消費電力モードを選択可能
であるため、ユーザがこの2つの動作モードを必要に応
じて適宜切換えて使用することが可能である。
【0089】請求項2、3に記載のダイナミック型半導
体記憶装置は、請求項1に記載のダイナミック型半導体
記憶装置が奏する効果に加えて、低消費電力モードにお
いて従来と同様にワード線を活性化することが可能であ
る。
【0090】請求項4に記載のダイナミック型半導体記
憶装置は、1つのデータ保持に1つのメモリセルを使用
する記憶容量の大きいモードと1つのデータ保持に2つ
のメモリセルを使用する低消費電力モードを選択可能で
あるため、ユーザがこの2つの動作モードを必要に応じ
て適宜切換えて使用することが可能である。
【0091】請求項5に記載のダイナミック型半導体記
憶装置は、請求項1に記載のダイナミック型半導体記憶
装置が奏する効果に加えて、低消費電力モードにおいて
ワード線の活性化電位を与える電圧発生回路を補強せず
に従来と同様にワード線を活性化することが可能であ
る。
【0092】請求項6に記載のダイナミック型半導体記
憶装置は、請求項1に記載のダイナミック型半導体記憶
装置が奏する効果に加えて、1つのデータ保持に1つの
メモリセルを使用する記憶容量の大きいモードと1つの
データ保持に2つのメモリセルを使用する低消費電力モ
ードを端子の設定により選択可能であるため、ユーザが
この2つの動作モードを必要に応じて適宜切換えて使用
することが可能である。
【0093】請求項7に記載のダイナミック型半導体記
憶装置は、請求項6に記載のダイナミック型半導体記憶
装置が奏する効果に加えて、バンクごとに動作モードを
選択して使用できるので用途に応じたバンクの使い分け
が可能である。
【0094】請求項8〜10に記載のダイナミック型半
導体記憶装置は、請求項1に記載のダイナミック型半導
体記憶装置が奏する効果に加えて、動作モードの設定を
簡便に行うことが可能であり、用途に応じた生産調整等
も容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1の半導体記憶装置1の
構成を示す概略ブロック図である。
【図2】 図1における行デコーダ26、メモリセルア
レイ32、センスアンプ+入出力制御回路30を概略的
に示した図である。
【図3】 図2における行デコーダ26の構成を示す回
路図である。
【図4】 図1におけるセンスアンプ+入出力制御回路
30、メモリセルアレイ32の構成を説明するための回
路図である。
【図5】 図1におけるVPP発生回路36の構成を示
すブロック図である。
【図6】 図5におけるリング発振回路(High)1
36の構成を示す回路図である。
【図7】 図5におけるリング発振回路(Low)14
0の構成を示す回路図である。
【図8】 実施の形態1の半導体記憶装置のワード線選
択の様子を説明するための動作波形図である。
【図9】 実施の形態2に用いられる行デコーダ100
の構成を示す回路図である。
【図10】 行デコーダ100の動作を説明するための
動作波形図である。
【図11】 実施の形態3における半導体記憶装置の例
である64メガビット シンクロナスダイナミックラン
ダムアクセスメモリ(64M SDRAM)のブロック
図である。
【図12】 モードレジスタ510およびコントロール
回路508の構成を説明するための回路図である。
【図13】 モードレジスタへのモード設定を説明する
ための動作波形図である。
【図14】 実施の形態4の半導体記憶装置におけるバ
ンクの構成と行デコーダとの対応関係を示した図であ
る。
【図15】 動作モードのバンク切換をわかりやすく説
明するための図である。
【図16】 実施の形態5においてモード選択信号CE
LL2を発生する構成を説明するための回路図である。
【図17】 実施の形態6の半導体記憶装置においてモ
ード選択信号CELL2を発生する構成を示す回路図で
ある。
【図18】 DRAMの行デコーダおよびメモリセルア
レイを概略的に示す図である。
【符号の説明】
2〜6 制御信号入力端子、8 アドレス入力端子群、
14 データ入力端子、16 データ出力端子、1 半
導体記憶装置、22 クロック発生回路、36Vpp発
生回路、26,100 行デコーダ、28 列デコー
ダ、32 メモリセルアレイ、30 センスアンプ+入
出力制御回路、20 データ入力バッファ、34 デー
タ出力バッファ、CSL0,CSL1 列選択線、WL
0〜WL7 ワード線活性化信号、106a〜106
d,110a〜110d,114a〜114d,118
a〜118d アクセストランジスタ、108a〜10
8d,112a〜112d,116a〜116d,12
0a〜120d キャパシタ、122a〜122d セ
ンスアンプ、136,140 リング発振回路、144
VPPポンプ回路、146 VPP検知回路、14
8,158,188 遅延回路、142,184 選択
ゲート、502 クロック信号バッファ、504アドレ
スバッファ、506 コントロール信号バッファ、50
8 コントロール回路、510 モードレジスタ、51
2 メモリアレイ、512a〜512dバンク、514
DQバッファ、500 SDRAM、548 クロッ
クドインバータ、550,552 インバータ、702
パッド、704,706,712,714 インバー
タ、708 ヒューズ素子、710 抵抗。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1のメモリアレイを備え、 前記第1のメモリアレイは、 第1および第2のメモリセルと、 前記第1および第2のメモリセルに対して授受されるデ
    ータを伝達するための第1のビット線と、 前記第1のメモリセルを選択するための第1のワード線
    と、 前記第2のメモリセルを選択するための第2のワード線
    と、 アドレス信号に応じて、前記第1および第2のワード線
    を活性化し、前記第1および第2のメモリセルを選択す
    るセル選択手段とをさらに備え、 前記セル選択手段は、 第1のモードにおいては、前記アドレス信号に応じて前
    記第1および第2のメモリセルのいずれかを選択し、第
    2のモードにおいては、前記第1のメモリセルに対応す
    るアドレス信号に応じて、前記第1および第2のメモリ
    セルを選択する第1の行デコード回路を含む、ダイナミ
    ック型半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の行デコード回路に前記第1お
    よび第2のワード線の活性化電位を供給する電圧発生回
    路をさらに備え、 前記電圧発生回路は前記第1のモードにおける電流供給
    能力よりも前記第2のモードにおける電流供給能力が大
    きい、請求項1記載のダイナミック型半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】 前記電圧発生回路は、 前記第1のモードにおいて活性化され第1のクロック信
    号を発生する発振回路と、 前記第2のモードにおいて活性化され第1のクロック信
    号より周期の短い第2のクロック信号を発生する発振回
    路と、 前記第1および第2のクロック信号のいずれかに応じて
    昇圧動作をするチャージポンプ回路とを含む、請求項2
    記載のダイナミック型半導体記憶装置。
  4. 【請求項4】 前記第1の行デコード回路は、 前記アドレス信号の所定のビットに対応する第1および
    第2のプリデコード信号を発生するプリデコード回路を
    含み、 前記プリデコード回路は、前記第1のモードにおいて前
    記所定のビットの論理値に応じて前記第1および第2の
    プリデコード信号のいずれかを活性化し、前記第2のモ
    ードにおいて前記第1および第2のプリデコード信号の
    両方を活性化し、 前記第1および第2のプリデコード信号に応じて前記第
    1および第2のワード線を活性化するワード線活性化回
    路をさらに含む、請求項1記載のダイナミック型半導体
    記憶装置。
  5. 【請求項5】 前記第1の行デコード回路は、 前記第2のモードにおいて前記第1のワード線を活性化
    するタイミングよりも前記第2のワード線を活性化する
    タイミングを遅延させる遅延手段を含む、請求項1記載
    のダイナミック型半導体記憶装置。
  6. 【請求項6】 外部クロック信号に応じてアドレス信号
    を取り込むアドレスバッファ回路と、 外部クロック信号に応じて制御信号を取り込む制御信号
    バッファ回路と、 前記制御信号をデコードするコマンドデコーダと、 前記コマンドデコーダのデコード結果に応じて前記アド
    レス信号に対応する動作モードを保持するモードレジス
    タとをさらに備え、 前記モードレジスタは、 前記第1のメモリアレイの動作モードが前記第1のモー
    ドと前記第2のモードのいずれであるかを保持する第1
    の保持回路を含む、請求項1記載のダイナミック型半導
    体記憶装置。
  7. 【請求項7】 第2のメモリアレイをさらに備え、 前記第1および第2のメモリアレイはそれぞれ独立して
    動作可能であり、かつそれぞれ前記動作モードを独立し
    て制御できるバンクであり、 前記第2のメモリアレイは、 第3および第4のメモリセルと、 前記第3および第4のメモリセルに対して授受されるデ
    ータを伝達するための第2のビット線と、 前記第3のメモリセルを選択するための第3のワード線
    と、 前記第4のメモリセルを選択するための第4のワード線
    と、 前記セル選択手段は、アドレス信号に応じて、前記第3
    および第4のワード線を活性化し、前記第3および第4
    のメモリセルを選択し、 前記第1のモードにおいては、前記アドレス信号に応じ
    て前記第3および第4のメモリセルのいずれかを選択
    し、第2のモードにおいては、前記第3のメモリセルに
    対応するアドレス信号に応じて、前記第3および第4の
    メモリセルを選択する第2の行デコード回路をさらに含
    み、 前記モードレジスタは、 前記第2のメモリアレイの動作モードが前記第1のモー
    ドと前記第2のモードのいずれであるかを保持する第2
    の保持回路をさらに含む、請求項6記載のダイナミック
    型半導体記憶装置。
  8. 【請求項8】 外部から電位を与えることが可能な制御
    端子をさらに備え、 前記制御端子の電位に応じて前記第1のモードと前記第
    2のモードのいずれかが選択される、請求項1記載のダ
    イナミック型半導体記憶装置。
  9. 【請求項9】 電源ノードと内部ノードとの間に接続さ
    れるヒューズ素子をさらに備え、 前記ヒューズ素子は、導通状態と非導通状態のいずれか
    が選択可能であり、 前記内部ノードの電位に応じて前記第1のモードと前記
    第2のモードのいずれかが選択される、請求項1記載の
    ダイナミック型半導体記憶装置。
  10. 【請求項10】 接地ノードと内部ノードとの間に接続
    されるヒューズ素子をさらに備え、 前記ヒューズ素子は、導通状態と非導通状態のいずれか
    が選択可能であり、 前記内部ノードの電位に応じて前記第1のモードと前記
    第2のモードのいずれかが選択される、請求項1記載の
    ダイナミック型半導体記憶装置。
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