JP2000044173A - 移動式クレーンのジブ張出・格納装置 - Google Patents

移動式クレーンのジブ張出・格納装置

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JP2000044173A
JP2000044173A JP10229310A JP22931098A JP2000044173A JP 2000044173 A JP2000044173 A JP 2000044173A JP 10229310 A JP10229310 A JP 10229310A JP 22931098 A JP22931098 A JP 22931098A JP 2000044173 A JP2000044173 A JP 2000044173A
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jib
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angle
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Shinya Tada
信也 多田
Masato Miyoshi
正人 三好
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Tadano Ltd
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Tadano Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 ジブの折りたたみ操作を簡単かつ迅速に行う
ことができ、作業の効率化と安全性向上を図ることので
きる移動式クレーンのジブ張出・格納装置を提供する。 【解決手段】 基端ブーム37並びにジブ40のいずれ
か一方に、案内ローラ42を設け、他方にこの案内ロー
ラと協働するガイド41を設け、伸縮ブーム35の所定
の起伏角度での伸縮ブームの縮小作動時に前記案内ロー
ラとガイドとが係合してジブを折り畳み位置に固定する
よう前記案内ローラおよびガイドを配置するとともに、
ジブ張出・格納操作状態であることを入力するジブ張出
・格納モード入力手段、伸縮ブームの起伏角度を検出す
るブーム角度検出手段、伸縮ブームの起伏動作を停止す
る起伏動作停止手段、前記ジブ張出・格納モード入力手
段からの入力信号およびブーム角度検出手段からのブー
ム角度信号を受け取り所定の起伏角度において前記起伏
動作停止手段へ停止信号を出力するコントローラからな
る制御手段で構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両上に旋回可能
に旋回台を設け、当該旋回台に起伏可能に伸縮ブームを
枢支し、当該伸縮ブームの基端ブームに先端側ブームを
順次嵌挿した伸縮可能な伸縮ブームの先端下部両側面か
ら水平軸をそれぞれ突設し、これら水平軸にジブの基端
を着脱自在に枢着してジブを前記伸縮ブームの基端ブー
ム下面に沿って折り畳むように構成した移動式クレーン
のジブの張出・格納装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】伸縮ブームを全伸長させたブーム長さで
の揚程・作業半径よりもさらに大きな揚程・作業半径で
の比較的小さな吊り上げ荷重の作業において、ジブの使
用は有効なものである。その張出・格納の技術は従来よ
り各種提案されており、実公昭51−47329に示さ
れた「エキステンションジブの折りたたみ装置」は案内
ローラ13をエキステンションジブに、案内14を固定
ブーム3に取り付けたもので公知の技術である。図8に
示されるように、エキステンションジブ6を折り曲げた
のち、ブーム4を縮小させてやるのみで、簡単にエキス
テンションジブ6をブームの側方へ折りたたむことがで
き、またブームを伸長させたときに、エキステンション
ジブとブームとの係合が簡単に外れるよう構成されてい
るのでエキステンションジブの折りたたみ操作を簡単か
つ迅速に行うことができるものである。
【0003】しかし、この技術ではジブの格納操作にお
いてブーム4を少し伸長させた状態で案内ローラ13が
案内14の掛止部に係合するようブーム4を高角度での
最適な角度に起伏角度を調整する必要があり、その操作
はオペレータにとって、煩わしく困難を伴うものであっ
た。
【0004】また、他の従来技術として、実公平4−2
7915「ジブの横格納装置」に示されたジブの張出・
格納技術が公知である。図9に示されるように、ワイヤ
ロープ23からフックを取り外し、ウインチより繰り出
したワイヤロープ23を基端ブームの基端部一側面から
突設した係止具28の先端部に連結する。そしてウイン
チによりワイヤロープ23を巻き込むことによりジブ1
0を基端ブームの下面方向に沿って折り畳むものである
が、ワイヤロープ23は、先端ブームの先端上部と先端
に設けた滑車26、27および滑車24に案内される。
この時ウインチの巻き込みによりジブ10の先端部は基
端ブーム4の基端部一側面から突設した係止具28方向
に引き上げられるのである。
【0005】この技術の場合、ジブ張出・格納操作時の
ブーム起伏角度に制限がないという利点を有するもの
の、ワイヤロープからのフックの取り外しとウインチよ
り繰り出したワイヤロープを基端ブーム一側面から突設
した係止具に連結するという作業が必要であり、オペレ
ータはキャビンからいちいち出てきて上記作業を行なわ
ねばならず、手間がかかるものであった。類似の技術と
して、補助のワイヤロープをフックに掛け、その補助ワ
イヤロープをジブ先端の滑車に案内したのち、基端ブー
ム一側面から突設した係止具に連結し、上記技術と同様
にウインチにより吊荷用ワイヤロープを巻き込むことに
よりジブを基端ブームの下面方向に沿って折り畳む技術
も公知である。この技術では、ワイヤロープからのフッ
クの取り外し作業は不要となるものの、補助ロープが必
要となるため部品点数の増加・コストアップとなり、上
記と同様にオペレータはワイヤロープの掛け替えの手間
がかかるものであった。
【0006】本発明は、以上のような事情に基づいてな
されたものであり、上記従来技術の課題を解決する移動
式クレーンのジブ張出・格納装置を提供しようとするも
のである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本願の請求項の発明は、
上記の目的を達成するために、次のような課題解決手段
を備えて構成されている。
【0008】すなわち、請求項1の発明の移動式クレー
ンのジブ張出・格納装置は車両上に旋回可能に旋回台を
設け、当該旋回台に起伏可能に伸縮ブームを枢支し、当
該伸縮ブームの基端ブームに先端側ブームを順次嵌挿し
た伸縮可能な伸縮ブームの先端下部両側面から水平軸を
それぞれ突設し、これら水平軸にジブの基端を着脱自在
に枢着してジブを前記伸縮ブームの基端ブーム下面に沿
って折り畳むようにすると共に、前記基端ブーム並びに
ジブのいずれか一方に、案内ローラを設け、他方にこの
案内ローラと協働するガイドを設け、伸縮ブームの所定
の起伏角度での伸縮ブームの縮小作動時に前記案内ロー
ラとガイドとが係合してジブを折り畳み位置に固定する
よう前記案内ローラおよびガイドを配置してなる移動式
クレーンのジブ張出・格納装置であって、ジブ張出・格
納操作状態であることを入力するジブ張出・格納モード
入力手段、伸縮ブームの起伏角度を検出するブーム角度
検出手段、伸縮ブームの起伏動作を停止する起伏動作停
止手段、前記ジブ張出・格納モード入力手段からの入力
信号およびブーム角度検出手段からのブーム角度信号を
受け取り所定の起伏角度において前記起伏動作停止手段
へ停止信号を出力するコントローラからなる制御手段を
有して構成されている。
【0009】以上のような構成を採用することにより、
ジブの張出操作においてジブ張出・格納モード入力手段
でジブ張出・格納モードに設定してブームを起伏操作す
ると案内ローラがガイドの掛止部から離脱最適な角度で
起伏動作停止手段により起伏動作が自動停止するので、
オペレータは続いて伸縮操作によりブームを伸長させる
だけで、案内ローラとガイドの協働によりジブが伸縮ブ
ームの基端ブーム下面から離脱されるのである。また、
ジブの格納操作においてジブ張出・格納モード入力手段
でジブ張出・格納モードに設定してブームを少し伸長さ
せた状態でブームを起伏操作すると案内ローラがガイド
の掛止部に係合最適な角度で起伏動作停止手段により起
伏動作が自動停止するので、オペレータは続いて伸縮操
作によりブームを縮小させるだけで、案内ローラとガイ
ドの協働によりジブが伸縮ブームの基端ブーム下面に沿
って折り畳まれるのである。
【0010】また、請求項2の発明の移動式クレーンの
ジブ張出・格納装置は後部にエンジンを搭載した車両フ
レーム上に水平旋回自在に旋回台を搭載すると共に、当
該旋回台の左右一対のブラケットに伸縮ブームの基端ブ
ーム基端上部を起伏自在に枢着連結し、前記旋回台上に
前記伸縮ブームの側方に位置して車両走行並びにクレー
ン操作兼用の運転室を取り付けてなる移動式クレーンの
前記伸縮ブームを最倒伏させた状態で運転室内のアイポ
イントよりも下方に前記伸縮ブームが位置するよう前記
左右一対のブラケットに取り付けた移動式クレーンのジ
ブ張出・格納装置であって、前記基端ブームに先端側ブ
ームを順次嵌挿した伸縮可能な伸縮ブームの先端下部両
側面から水平軸をそれぞれ突設し、これら水平軸にジブ
の基端を着脱自在に枢着してジブを前記伸縮ブームの基
端ブーム下面に沿って折り畳むようにすると共に、前記
基端ブーム並びにジブのいずれか一方に、案内ローラを
設け、他方にこの案内ローラと協働するガイドを設け、
伸縮ブームの所定の起伏角度での伸縮ブームの縮小作動
時に前記案内ローラとガイドとが係合してジブを折り畳
み位置に固定するよう前記案内ローラおよびガイドを配
置して構成されている。
【0011】以上のような構成を採用することにより、
ジブ張出・格納時、基端側ブームとジブ固定ピンの脱着
操作およびジブ基端部とブーム先端水平軸との脱着操作
を低い位置で行うことができると共に、ブームを所定の
角度起伏させブームを伸縮させるだけで案内ローラとガ
イドの協働によりジブが伸縮ブームの基端ブーム下面に
沿って折り畳み、あるいは張出されるのである。
【0012】
【発明の実施の形態】図1に、本発明の実施の形態に係
る移動式クレーン30の走行姿勢を側面から見た図であ
る。車両部31後部に図示しないエンジンを搭載した車
両フレーム32上に水平旋回自在に旋回台33を搭載し
ている。当該旋回台33の左右一対のブラケット34に
伸縮ブーム35の基端ブーム基端37上部を起伏自在に
枢着連結し、前記旋回台33上に前記伸縮ブーム35の
側方に位置して車両走行並びにクレーン操作兼用の運転
室36を取り付けている。前記伸縮ブーム35を最倒伏
させた状態で運転室内のアイポイントよりも下方に前記
伸縮ブーム35が位置するよう前記左右一対のブラケッ
ト34に取り付けられている。40は伸縮ブーム35の
基端ブーム37の下面に沿って折り畳まれたジブであ
る。
【0013】図2は基端ブーム37の下面に沿って折り
畳まれた状態のジブの詳細図である。41は基端ブーム
37の先端部側面の下方に取り付けられたガイドであ
る。42はジブ40のほぼ中央部に取り付けられた案内
ローラである。43は基端ブーム37の中央部側面下方
に取り付けられたブーム側ピン受けである。44はジブ
40の先端部に取り付けられたジブ側固定ピンである。
ブーム側ピン受け43の穴にジブ側固定ピンが入ってお
りジブ40の先端部は基端ブーム37の下面に固定され
ている。45は格納位置固定ピンである。
【0014】図3は図2のA矢視図である。ジブ40は
略三角形状をしており、その先端部46が基端ブーム3
7の側面よりやや突出して、基端ブーム37の中心線に
対して若干の角度振られた状態で基端ブーム37の下面
に格納されている。ジブ40はその先端部を前記ジブ側
固定ピン44により1か所で、その中央部を前記格納位
置固定ピン45により2か所で支持されている。48は
伸縮ブーム35の先端ブーム38の先端下部両側面から
突設された水平軸である。ジブ40の基端部47の端部
は二股状になっており、伸縮ブーム35が全縮小状態で
は前記水平軸48とジブ基端部47はラップするように
なっており、ジブ端部47の係止穴49に係止ピンを差
すことにより、伸縮ブーム側水平軸48とジブ基端部4
7を係合することができるようになっている。
【0015】図4は図2のB断面図である。基端ブーム
37の側面下方にはガイド41が取り付けられ、下面に
はサポート50が取り付けられている。ジブ40の片側
の部材には案内ローラ用サポート51が取り付けられ、
その先端部には案内ローラ42が設置されている。案内
ローラ42は前記ブーム側のガイド41と組み合わされ
た状態となっている。45は格納位置固定ピンであっ
て、前記ジブ側サポート51とブーム側ガイド41の穴
を挿通している。ジブ40の他方の部材にはサポート5
2が取り付けられ、前記ブーム側のサポート50と格納
位置固定ピン45により挿通されている。格納位置固定
ピン45は図示しない抜け止めピンにより抜け止めされ
る。格納位置固定ピン45はジブ基端部47とブーム側
水平軸48とを係止する係止ピンとしても共用するよう
になっている。
【0016】図5はジブ張出・格納装置の制御部のブロ
ック図である。60はジブ張出・格納操作モードスイッ
チであって、61はブーム角度検出器である。62はコ
ントローラであって、前記ジブ張出・格納操作モードス
イッチ60からの操作信号及び前記ブーム角度検出器6
1からのブーム角度信号を受け取るようになっている。
63はブーム起伏動作停止部であって、コントローラ6
2からのブーム起伏動作停止信号を受け取るようになっ
ている。上記制御部は移動式クレーンに普通に搭載され
ている過負荷防止装置に同様の機能を持たせてもよく、
その場合はジブ張出・格納操作モードスイッチは作業状
態選択スイッチに相当し、ブーム角度検出器61は過負
荷防止装置のものを兼用し、コントローラ62は過負荷
防止装置の演算部が相当するものである。ブーム起伏動
作停止部63は過負荷防止装置のものをそのまま使用で
きる。
【0017】上記説明してきた、本願の発明の構成の作
用を以下に説明する。 [ジブ張出過程] (1)図1及び図2に示されるブーム全縮小、起伏伏せ
の姿勢で、オペレータ70は地上から作業で、格納位置
固定ピン45を基端ブーム側のガイド41あるいはサポ
ート50から抜き、ジブ基端側の穴49に差すのであ
る。これにより、ジブ40を基端ブーム37との係止を
解き先端ブーム38と係合させるのである。この場合、
本願の請求項2のジブ張出・格納装置の構成では、伸縮
ブーム35が最倒伏させた状態で運転室のアイポイント
よりも下方に位置しており、ジブ40が伸縮ブーム35
の基端ブーム37下面に沿って折り畳まれているので、
ジブ40の格納高さが低い位置となり、オペレータ70
は容易に上記作業を行うことができるのである。
【0018】(2)次に図5に示されたジブ張出・格納
モードスイッチ60を、ジブ張出・格納モードに選択す
る。ブームを起伏上げ操作し、図6に示す起伏角度にな
るとブーム起伏動作停止部63によりブーム起伏動作が
停止する。その時のブーム起伏角度θは案内ローラ42
とガイド41が係合・離脱するのに最適な角度となって
いる。このブーム起伏動作の停止は緩停止させるのが望
ましく、ジブ張出・格納装置の制御部に緩停止機能を持
たせればよい。緩停止機能の具体例としては、ブーム起
伏角が目標停止角度の所定の角度範囲に近づいた時、油
圧バルブを絞り起伏速度を減速し緩停止させるようにす
ればよいのである。このブーム起伏動作の緩停止によ
り、伸縮ブーム先端から吊り下げられたフック71の伸
縮ブーム35下面との衝突を避けることができるのであ
る。
【0019】(3)この起伏角度θでブーム35を伸長
させるとに示すようにまず、ジブ側固定ピン43がブ
ーム側ピン受け44から離脱する。さらに伸縮ブーム3
5を伸長させていくと、に示すように案内ローラ42
はガイド41の斜面に沿って転動していき、ジブ40は
基端ブーム37の下面からゆっくりと離れていき、つい
にはに示すように案内ローラ42はガイド41から完
全に離脱し、ジブ40はその基端部が伸縮ブーム35の
先端ブーム38から吊下された状態となる。
【0020】(4)上記以降は本願の発明の技術範囲に
属するものではないため簡単に説明する。図示しない補
助ワイヤロープを旋回台のウインチから繰り出し、図示
しない補助フックをジブ40の先端部の下方から係止さ
せる。補助ワイヤの巻き取りあるいは、伸縮ブーム35
の伸長によりジブ40を前記先端ブーム38の水平軸4
8回りに回動させるとともに、伸縮ブームを起伏下げ操
作していき、ジブ40を伸縮ブーム35の前方に張出す
のである。
【0021】(5)次に図7に示すようにジブ40に沿
って格納されていたテンションロッド72をジブ先端部
46の枢支部を支点に持ち上げ、他端を伸縮ブーム先端
部38の上部にピン連結する。以上により、ジブ40の
作業姿勢が完成するのである。
【0022】[ジブ格納過程] (1)ジブ格納過程は 上記張出過程を逆に行うもので
ある。 ここでは、本願の発明に関係する格納過程を詳述する。 (2)ジブ40をその基端部が伸縮ブーム35の先端ブ
ーム38から吊下した状態で、伸縮ブーム35をわずか
に伸長させる。そして、図5に示されたジブ張出・格納
モードスイッチ60を、ジブ張出・格納モードに選択す
る。ブームを起伏上げ操作し、図6に示す起伏角度θ
になるとブーム起伏動作停止部63によりブーム起伏動
作が停止する。その時のブーム起伏角度θは案内ローラ
42とガイド41が係合・離脱するのに最適な角度とな
っている。このように、最適の角度で起伏操作が自動停
止するので、伸縮ブーム35を高角度での最適な角度に
起伏角度を調整する必要がなくなり、従来の煩わしく困
難な操作からオペレータを解放することが可能となるの
である。
【0023】(3)図6のに示すように伸縮ブーム3
5を縮小していくと、案内ローラ42がガイド41に沿
って転動していき、ジブ40は基端ブーム37の下面に
沿って折り畳まれていくのである。に示される状態ま
で伸縮ブーム35が縮小すると、ジブ側固定ピン43が
ブーム側ピン受けに係合されジブ40の先端部が基端ブ
ーム37に固定されるのである。
【0024】(4)次に伸縮ブームの起伏下げ操作によ
り、図1に示すような最小の起伏角となるよう伸縮ブー
ム35を下げる。ここで、オペレータ70はジブ基端部
47と先端ブーム38の水平軸48とを係合していた係
止ピン45を抜き、その係止ピン45を格納位置固定ピ
ンとして、ジブ40の中央部でのジブ側サポート51と
ブーム側ガイド41の挿通及び、ジブ側サポート52と
ブーム側サポート50の挿通を行い、ジブ40の基端ブ
ーム37への固定を完了するのである。
【0025】
【発明の効果】以上の如く構成し作用するものであるか
ら、本願の請求項1の発明によると、ジブの張出・格納
操作においてジブ張出・格納モード入力手段でジブ張出
・格納モードに設定して起伏上げ操作すると案内ローラ
がガイドの掛止部に係合最適な角度で起伏動作停止手段
により起伏動作が自動停止するので、オペレータは続い
て伸縮操作をすることにより、案内ローラとガイドの協
働によりジブが伸縮ブームの基端ブーム下面から離れ、
あるいは基端ブーム下面に沿って折り畳まれるのであ
る。このように、最適の角度で起伏動作が自動停止する
ので、伸縮ブームの高角度での起伏角度調整が必要がな
くなりオペレータへの負担が軽くなり作業効率あるいは
安全性の向上に寄与するのである。
【0026】また、本願の請求項2の発明によると、伸
縮ブームを最倒伏させた格納状態のジブの高さを低くで
きるとともに、伸縮ブームの所定の起伏角度での伸縮ブ
ームの縮小作動時に前記案内ローラとガイドとが係合し
てジブを折り畳み位置に固定するようにしたので、ジブ
と基端ブームあるいは先端ブームとの係合ピンの抜き差
しを容易に行うことができるとともに、ジブの折りたた
み操作を簡単かつ迅速に行うことができるので、作業の
効率化と安全性向上が図られるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願の発明の実施の形態に係る移動式クレーン
の走行姿勢を側面から見た図である。
【図2】基端ブームの下面に沿って折り畳まれた状態の
ジブの詳細図である。
【図3】図2のA矢視図である。
【図4】図2のB断面図である。
【図5】ジブ張出・格納装置の制御部のブロック図であ
る。
【図6】ガイドと案内ローラの作用説明図である。
【図7】ジブをブーム先端に完全に張り出した状態の図
である。
【図8】従来のジブ格納・張出装置の一例である。
【図9】従来のジブ格納・張出装置の他の例である。
【符号の説明】
30 移動式クレーン 35 伸縮ブーム 37 基端ブーム 38 先端ブーム 40 ジブ 41 ガイド 42 案内ローラ 43 ブーム側ピン受け 44 ジブ側固定ピン 45 格納位置固定ピン 46 ジブ先端部 47 ジブ基端部 48 水平軸 60 ジブ張出・格納操作モードスイッチ 61 ブーム角度検出器 62 コントローラ 63 ブーム起伏動作停止部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両上に旋回可能に旋回台を設け、当該
    旋回台に起伏可能に伸縮ブームを枢支し、当該伸縮ブー
    ムの基端ブームに先端側ブームを順次嵌挿した伸縮可能
    な伸縮ブームの先端下部両側面から水平軸をそれぞれ突
    設し、これら水平軸にジブの基端を着脱自在に枢着して
    ジブを前記伸縮ブームの基端ブーム下面に沿って折り畳
    むようにすると共に、前記基端ブーム並びにジブのいず
    れか一方に、案内ローラを設け、他方にこの案内ローラ
    と協働するガイドを設け、伸縮ブームの所定の起伏角度
    での伸縮ブームの縮小作動時に前記案内ローラとガイド
    とが係合してジブを折り畳み位置に固定するよう前記案
    内ローラおよびガイドを配置してなる移動式クレーンの
    ジブ張出・格納装置であって、 ジブ張出・格納操作状態であることを入力するジブ張出
    ・格納モード入力手段、伸縮ブームの起伏角度を検出す
    るブーム角度検出手段、伸縮ブームの起伏動作を停止す
    る起伏動作停止手段、前記ジブ張出・格納モード入力手
    段からの入力信号およびブーム角度検出手段からのブー
    ム角度信号を受け取り所定の起伏角度において前記起伏
    動作停止手段へ停止信号を出力するコントローラからな
    る制御手段を有することを特徴とする移動式クレーンの
    ジブ張出・格納装置。
  2. 【請求項2】 後部にエンジンを搭載した車両フレーム
    上に水平旋回自在に旋回台を搭載すると共に、当該旋回
    台の左右一対のブラケットに伸縮ブームの基端ブーム基
    端上部を起伏自在に枢着連結し、前記旋回台上に前記伸
    縮ブームの側方に位置して車両走行並びにクレーン操作
    兼用の運転室を取り付けてなる移動式クレーンの前記伸
    縮ブームを最倒伏させた状態で運転室内のアイポイント
    よりも下方に前記伸縮ブームが位置するよう前記左右一
    対のブラケットに取り付けた移動式クレーンのジブ張出
    ・格納装置であって、 前記基端ブームに先端側ブームを順次嵌挿した伸縮可能
    な伸縮ブームの先端下部両側面から水平軸をそれぞれ突
    設し、これら水平軸にジブの基端を着脱自在に枢着して
    ジブを前記伸縮ブームの基端ブーム下面に沿って折り畳
    むようにすると共に、前記基端ブーム並びにジブのいず
    れか一方に、案内ローラを設け、他方にこの案内ローラ
    と協働するガイドを設け、伸縮ブームの所定の起伏角度
    での伸縮ブームの縮小作動時に前記案内ローラとガイド
    とが係合してジブを折り畳み位置に固定するよう前記案
    内ローラおよびガイドを配置してなることを特徴とする
    移動式クレーンのジブ張出・格納装置。
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