JP2000039034A - 多板クラッチのためのケ―シング - Google Patents

多板クラッチのためのケ―シング

Info

Publication number
JP2000039034A
JP2000039034A JP11174354A JP17435499A JP2000039034A JP 2000039034 A JP2000039034 A JP 2000039034A JP 11174354 A JP11174354 A JP 11174354A JP 17435499 A JP17435499 A JP 17435499A JP 2000039034 A JP2000039034 A JP 2000039034A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
toothed ring
axial
ring
component
casing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP11174354A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3202209B2 (ja
Inventor
Udo Pinschmidt
ピンシュミット ウド
Werner Selzam
ゼルツァム ヴェルナー
Thomas Rudolph
ルードルフ トーマス
Horst Friedrich
フリードリヒ ホルスト
Claus Orth
オルト クラウス
Klaus Hofmann
ホフマン クラウス
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ZF Race Engineering GmbH
Original Assignee
Sachs Race Engineering GmbH
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sachs Race Engineering GmbH filed Critical Sachs Race Engineering GmbH
Publication of JP2000039034A publication Critical patent/JP2000039034A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3202209B2 publication Critical patent/JP3202209B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D13/00Friction clutches
    • F16D13/22Friction clutches with axially-movable clutching members
    • F16D13/38Friction clutches with axially-movable clutching members with flat clutching surfaces, e.g. discs
    • F16D13/52Clutches with multiple lamellae ; Clutches in which three or more axially moveable members are fixed alternately to the shafts to be coupled and are pressed from one side towards an axially-located member

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Mechanical Operated Clutches (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 可能な限り小さい質量と可能な限り小さい慣
性モーメントしかもたないように構成され得る且つその
うえ容易に組み立てられ得るないしは分解され得る、多
板クラッチのための、特に動力車多板クラッチのための
ケーシングを提供する。 【解決手段】 周方向連結領域(48、50)が、一方
は歯付リング(16)に及び他方は蓋体及ぶフライホイ
ールのうちの一方の構成要素に設けられた周方向にて互
いに当接しているあるいは接触させられ得る周方向固定
部分(48、50)を含んでおり、軸方向連結領域(5
4)が、歯付リング(16)に係合しているあるいは配
置された、歯付リング(16)に関しての前記一方の構
成要素の軸方向運動を妨げる固定リング(54;)を含
んでいる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、歯付リングであっ
て、その内周面に周方向に分散配置されてリング縦方向
に延在している複数のディスク連行歯を備える歯付リン
グをもっており、前記歯付リングとそれの第一の端部に
て一緒に回転するために結合させられているフライホイ
ールをもっており、且つ、前記歯付リングとそれの第二
の端部にて一緒に回転するために結合させられている蓋
体をもっている、多板クラッチ、特に動力車多板クラッ
チのためのケーシングにして、蓋体及びフライホイール
のうちの少なくとも一方の構成要素が固定装置によって
前記歯付リングと結合させられており、当該固定装置
が、前記歯付リングと前記の一方の構成要素との間の回
転固定な(すなわち相対回転しない)連結を作り出すた
めの周方向連結領域(Umfangs-Kopplungsbereich)をもっ
ており、並びに前記歯付リングと前記の一方の構成要素
との間の軸方向に固定な連結を作り出すための軸方向連
結領域(Axial-Kopplungsbereich)をもっているケーシン
グに関する。
【0002】
【従来の技術】ドイツ特許出願公開第19545972
号明細書(DE 195 45 972 A1)により、複数のディスク連
行歯にこれらを軸方向に貫通する開口部が設けられてい
る多板クラッチが知られている。蓋体ないしフライホイ
ールには、対応する開口部が設けられており、その結
果、この周知の多板クラッチのためのケーシングの組み
立てのために固定ボルト(固定ピン)が、フライホイー
ル、歯付リングの歯、及び蓋体におけるそのとき軸方向
にまっすぐにそろえられている開口部を通って案内され
得る。それによって、ナットをねじって締めることによ
って、ケーシングを形成するためのこれらの三つの構成
要素がつなぎ合わされ得る。
【0003】一般的にレーススポーツの分野で使用され
る多板クラッチでは、このクラッチを可能な限り軽く且
つ可能な限り小さい慣性モーメントしかもたないように
構成するという要件がある。ケーシングがばらばらにな
らないように保つための固定ボルトの使用、すなわちね
じあるいはテンション・ボルト(tension bolt、pre-lo
aded screw、レデュースト・シャフト・ボルト、Dehnsc
hrauben)の使用は、この要求に反する。なぜならば、ケ
ーシングの要求される剛性を調達できるように、これら
のねじは非常にマッシブな(ずっしりした、中身のあ
る)材料から製造されねばならないからであり、また、
それらがさらにケーシングの半径方向外側の領域に位置
し、それによって望ましくない大きな程度に質量慣性モ
ーメント(Massentragheitsmoment)を高めることに寄与
するからである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の課題
は、可能な限り小さい質量と可能な限り小さい慣性モー
メントしかもたないように構成され得る且つそのうえ容
易に組み立てられ得るないしは分解され得る、多板クラ
ッチのための、特に動力車多板クラッチのためのケーシ
ングを提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明により、この課題
は、歯付リングであって、それの内周面に周方向に分散
させられて配置されてリング縦方向に延在している複数
のディスク連行歯を備える歯付リングと、一緒に回転す
るために前記歯付リングにそれの第一の端部に結合させ
られているフライホイールと、一緒に回転するために前
記歯付リングにそれの第二の端部に結合させられている
蓋体とをもっている、多板クラッチ、特に車両多板クラ
ッチのためのケーシングにして、蓋体及びフライホイー
ルのうちの少なくとも一方の構成要素が固定装置によっ
て前記歯付リングと結合させられており、当該固定装置
が、前記歯付リングと前記の一方の構成要素との間の回
転固定な(すなわち相対回転しない)結合を作り出すた
めの周方向連結領域をもっており、並びに前記歯付リン
グと前記の一方の構成要素との間の軸方向に固定な(不
動の)結合を作り出すための軸方向連結領域をもってい
るケーシングによって解決される。
【0006】本発明に係るケーシングでは、さらに、前
記周方向連結領域が、一方は前記歯付リングに且つ他方
は前記の一方の構成要素に設けられていて周方向にて互
いに当接しているあるいは接触状態にされ得る周方向固
定部分をもっていること、及び、前記軸方向連結領域
が、前記歯付リングに係合していてあるいは配置されて
いて前記歯付リングに対しての前記の一方の構成要素の
軸方向運動を妨げる固定リングをもっていることが考慮
にいれられている。
【0007】従って、本発明に係るケーシングでは、前
記の一方の構成要素及び前記歯付リングの相互の固定の
機能は、前記固定リングによって引き受けられる。その
際、同時に付加的な予備手段によってこれらの両方のサ
ブアセンブリあるいは部材の回転固定な結合の獲得のた
めに配慮されている。相対的に重いねじを放棄(なく
す)すること及び比較的軽い固定リングを使用すること
によって、質量が及び従って慣性モーメントが低下させ
られる。同時に製造コストが低下させられ得る。周方向
における回転固定な結合を与えることに基づいて、製造
精度に関してのレーススポーツにおいて支配的である非
常に厳格な要求を顧慮する。すなわち、運転中に、歯付
リングに対しての例えば蓋体の望まれていない相対回転
(ねじり)がこれらの構成要素の接触領域におけるそれ
に応じた摩滅を伴って引き起こされることが回避され得
る。その結果前記のさまざまな構成要素の一度与えられ
た寸法量(Massgroessen)が運転中にも損なわれない。
【0008】前記の両方の構成要素の確実な軸方向の結
合を両方の方向において獲得するために、前記軸方向連
結領域がさらに前記歯付リングに形成された軸方向支持
領域をもっており、当該軸方向支持領域に前記の一方の
構成要素がそれの第一の軸方向の支持側部によって接触
し(着座し)、その際前記固定リングが前記の一方の構
成要素の第二の軸方向の支持側部に当接することが提案
される。
【0009】前記周方向連結領域が、前記の一方の構成
要素における少なくとも一つの空所をもっており、当該
空所に前記歯付リングの一つのディスク連行歯がはまり
込むとよい。たとえば、少なくとも一つのディスク連行
歯が、前記歯付リングの、前記軸方向支持領域を形成す
る縁領域を越えて軸方向に外へ突き出ており、且つ前記
の一方の構成要素における前記少なくとも一つの空所を
形成する貫通口(貫通孔)を貫くことが考慮にいれられ
ているとよい。
【0010】その際、そのとき、本発明に係るケーシン
グの簡素化のために、好ましくは、前記の少なくとも一
つのディスク連行歯においてそれの前記貫通口を越えて
外へ突き出ている領域に固定リング受容溝が形成されて
いることが考慮にいれられている。
【0011】本発明に係るケーシングの構造サイズを可
能な限り小さく保つために、前記固定リング受容開口部
が半径方向内側に向かって開いていることが提案され
る。それによって、前記固定リングが過度に半径方向外
側に向かって出っ張らないことが配慮され得る。
【0012】前記の一方の構成要素と前記歯付リングと
の間の十分に固定した回転結合を与えることができるよ
うに、少なくともそれぞれの第二のディスク連行歯が前
記の一方の構成要素における対応配置された貫通口を貫
くことが提案される。
【0013】別の実施形態では、前記軸方向支持領域が
ディスク連行歯のうちの少なくとも一部によって形成さ
れているとよい。このような形態では、同時に、回転結
合機能を与えるために、前記の一方の構成要素における
前記少なくとも一つの空所が半径方向外側に向かって開
いているとよく、且つ、この少なくとも一つの空所に、
前記の軸方向支持領域を形成するディスク連行歯よりも
大きな軸方向広がり(軸方向延在長)を有するディスク
連行歯がはまり込むとよい。
【0014】その際、構造を簡素化するために、そのと
き好ましくはさらに、前記歯付リングの前記の一方の構
成要素を越えて軸方向に延びている領域に固定リング受
容溝が形成されていることが考慮に入れられている。
【0015】本発明に係るケーシングのこのような形態
の場合にも再び前記の両方の互いに結合させられるべき
サブアセンブリの間の非常に安定性のある(固定した)
回転結合を獲得するために、少なくともそれぞれの第二
のディスク連行歯が前記の一方の構成要素における付属
する空所にはまり込むことが提案される。
【0016】一方では前記の一方の構成要素の、及び他
方では前記歯付リングの、半径方向における互いに対し
ての非常に精密な位置割り当て(Lagezuordnung)を獲得
できるように、前記歯付リングにおける前記の一方の構
成要素の、前記歯付リングに対しての半径方向運動を防
止するために半径方向連結手段がさらに設けられている
ことが提案される。
【0017】この半径方向連結手段は、前記歯付リング
あるいは前記の一方の構成要素に周方向に好ましくは連
続的に回りを巡っている軸方向突出部をもっており、且
つ前記の一方の構成要素ないしは前記歯付リングに周方
向に好ましくは連続的に回りを巡っている軸方向の凹部
をもっており、当該凹部に前記軸方向の突出部が半径方
向外側であるいは(及び)半径方向内側で当接するとよ
い。
【0018】その代わりに、前記半径方向連結手段が、
前記軸方向支持領域を形成するディスク連行歯のうちの
少なくとも一部に軸方向突出部あるいは軸方向へこみ部
をもっており、当該軸方向突出部あるいは当該軸方向へ
こみ部に前記一方の構成要素における相補的な軸方向へ
こみ部ないしは相補的な軸方向突出部がかみ合うことが
可能である
【0019】前記固定リングは、好ましくは、ばね弾性
的な形成力のある(柔軟性のある、formbar)且つ固定
位置(固定姿勢)へプレストレスを与えられた固定リン
グである。
【0020】本発明は、さらに、本発明に係るケーシン
グを有する多板クラッチに関する。
【発明の実施の形態】以下に、本発明を添付の図面に関
連して有利な実施形態をもとにして詳細に説明する。図
1は、蓋体と結合させられた歯付リングの、図2におけ
る線I−Iに沿っての縦断面図を示し、図2は、図1に
示された歯付リングの、それに固定リングによって取り
付けられた蓋体を有する状態での、図1における注視方
向IIにおいて軸方向に見た図を示し、図3は、図4にお
ける線III−IIIに沿って切断された別の実施形態の図1
に対応する図を示し、図4は、図3に示された実施形態
の、図3における注視方向IVにおいて軸方向に見た図を
示し、図5は、多板クラッチの基本的な構造を示す部分
縦断面図を示す。
【0021】本発明の詳細に立ち入るまえに、図5に関
連して一般的に多板クラッチ(マルチプレートクラッ
チ、Lamellenkupplung)の構造を説明する。その際、こ
こでは特に押されるタイプのクラッチを示す。
【0022】多板クラッチ10は、フライホイール1
4、歯付リング(かみ合わせリング、歯切りリング、Ve
rzahnungsring)16、及び蓋体18から形成された、
全体として符号12を付されたケーシングをもってい
る。フライホイール14は、複数のねじ付ボルト(ねじ
付ピン、スタッド)20を用いて駆動軸(ドライブシャ
フト)、例えば内燃機関のクランクシャフトにねじ留め
され得る。その結果、ケーシング12が駆動システムへ
の統合の後にこの駆動軸によって駆動されて回転軸心A
のまわりで回転するだろう。
【0023】歯付リング16は、周方向に分散してそれ
の内周面22に、軸心Aの延在方向に相当するリング縦
方向に延びている複数のディスク連行歯(複数のプレー
トを連行する歯)24を有する。ディスク連行歯24に
は、図5ではそれらのうちの四つが認識され得る外側デ
ィスク(外側プレート、外側板)28のそれぞれの外側
かみ合わせ部(外側歯切り部)26が係合する。それに
よって、これらの外側ディスク28は、ケーシング12
と回転固定に(すなわち相対回転しないように)結合し
ており、しかしながら、当該ケーシングに関して軸方向
には移動させられ得る。さらに、押しつけプレート30
が、対応する外側かみあわせ部32を介してケーシング
12と回転固定に結合しており、しかしながら軸方向に
は移動させられ得る。押しつけプレート30と蓋体18
との間では、エネルギーアキュムレータ(蓄力器)、こ
こではそれ自体は周知のように不図示の間隔ボルト(間
隔ピン、Distanzbolzen)によって蓋体18に保持され
ているダイアフラムスプリング34の形でのエネルギー
アキュムレータが働く。当該ダイアフラムスプリング3
4は、その半径方向外側の領域において、押しつけプレ
ート30を押す。その結果、他方また、これが外側ディ
スク28をそれぞれ外側ディスクの間に配置された内側
ディスク(内側プレート、内側板)36とともにフライ
ホイール14の方へ押す。この押しつけによって、ケー
シング12に回転固定に結合した外側ディスク26とハ
ブ38に回転固定に結合した内側ディスク36との間の
トルク伝達結合が作られる。この目的のために、内側デ
ィスク36がそれぞれ内側かみ合わせ部(内側歯切り
部)40を有し、当該内側かみ合わせ部がハブ38の対
応する外側かみ合わせ部とかみ合う。さらに、ハブ38
が内側かみ合わせ部42を有し、当該内側かみ合わせ部
によってこれがクラッチ出力軸、一般には伝動装置入力
軸(クラッチシャフト)と回転係合させられ得る。
【0024】多板クラッチ10の前述の構造は、一般に
知られている。この構造では、各構成要素、特に外側デ
ィスクないし内側ディスクの形態、数、及びポジショニ
ング、エネルギーアキュムレータの形態等に関しては、
多数の変更が行われ得ることを指摘しておく。本発明の
原理は、多板クラッチのバリエーションに依存せずにこ
れらの領域で使用可能である。特に、図5に示されたク
ラッチが簡単に、前記ダイアフラムスプリング34がそ
の半径方向外側の領域において、すなわち前記押しつけ
プレート30への着座箇所を越えて外側にある領域にお
いてケーシングに支持されており、それによってその半
径方向さらに内側に位置する領域によって押しつけプレ
ート30をフライホイール14の方へ押すことによって
引っ張られるタイプのクラッチに改造され得ることを指
摘しておく。
【0025】図1には、歯付リング16への蓋体18の
本発明に係る連結が図示されている。全く同様にフライ
ホイール14が蓋体18の代わりにあるいはそれに追加
してこの方法で歯付リング16に取り付けられ得ること
を指摘しておく。同じことが図3及び図4に示された実
施形態についてもあてはまる。さらに、図1には、引っ
張られるタイプのクラッチにおける使用のために予定さ
れている実施形態が示されていることを指摘しておく
(ダイアフラムスプリング34は、上側の部分では連動
させられた位置(クラッチがつながれた状態での位置)
において示されており、下側の部分では連動解除された
位置(クラッチがきられた状態での位置)において示さ
れている)。前記の両方のサブアセンブリ(集合体、組
立体)の間の本発明に係る方式の結合が図5に示された
押されるタイプのクラッチの場合にも使用され得ること
は言うまでもない。
【0026】図1及び図2において、ディスク連行歯2
4が端部領域44において(当該端部領域で蓋体18が
歯付リング16と結合させられ得る)歯付リング16の
縁領域46を越えて外側へ軸方向に延長されているこ
と、すなわち、延長領域48を有することがわかる。当
該延長領域48に対応配置されて、蓋体18が、延長領
域48によって通過される貫通口50を有する。特に、
貫通口50は、延長領域48を完全に取り囲む、あらゆ
る方向で閉じられた開口部50である。延長領域48に
は、それぞれ、半径方向内側に向かって開いている溝5
2が形成されている。溝52が再び開口部50から現れ
出るまで蓋体18における開口部50へこれらの領域4
8が差し込まれた後に、当該溝に、ばね弾性のある固定
リング(止め輪、Sicherungsring、Seegerring)54が
かみ合う(はまり込む)、あるいは弾性係合する(einfe
dern)ことが可能である。この固定リング54は、例え
ば、周方向において開いたリングであってよい。当該周
方向において開いたリングは、溝52へ差し込むために
まず第一に軽く圧縮されて、溝52と軸方向において位
置を合わされた(整列させられた)後に緊張を緩和され
る。
【0027】歯付リング16の縁領域46には、軸方向
支持領域(軸方向接触領域、Axialauflagebereich)5
6が形成されている。そのとき、当該軸方向支持領域
に、蓋体18が第一の軸方向の支持側部(接触側部、Au
flageseite)58によって着座する。蓋体18の第二の
軸方向の支持側部60には固定リング54が当接する。
その結果、蓋体18が軸方向における両方の方向におい
て、すなわち回転軸心Aの両方の延長方向において、歯
付リング16に固く保持されている。歯付リング16に
は軸方向支持領域に凹部(オフセット部、Ruecksprun
g)あるいはへこみ部62が形成されており、当該凹部
あるいはへこみ部に蓋体18に付属する対応する軸方向
の突出部64がはまり込むことがわかる。それによっ
て、歯付リング16における蓋体18の半径方向の中心
合わせがもたらされる。この半径方向の中心合わせは、
付加的にさらに(延長された領域48と開口部50との
間に形成される)相応に精密なはめ合わせ(Passung)に
よって補助され得る。本発明に係るケーシング12の場
合には、以下の予備手段(安全措置、Vorkehrungen)が
講じられることがわかる。すなわち: 1.歯付リング16と蓋体18との間の軸方向結合が、
一方では固定リング54によって、他方では歯付リング
16における軸方向支持領域56によって作り出されて
いる; 2.蓋体18における開口部50に係合するディスク連
行歯24の延長された領域48によって、歯付リング1
6への蓋体18の回転固定な(すなわち相対回転しな
い)結合が作り出されている; 3.へこみ部62にはまり込む突出部64によって、歯
付リング16における蓋体18のための半径方向の中心
合わせがもたらされている。当該中心合わせは、付加的
に開口部50にはまり込む延長領域48によって補助さ
れる。
【0028】それによって簡単な方法で、すべての運動
方向及び連結方向においてしっかりと働く歯付リング1
6への蓋体18の連結が作り出され得る。その際、従来
技術に関してのどんな固定ねじも省略することに基づい
て、多板クラッチケーシングの重量及び慣性モーメント
の明らかな低下が獲得され得る。
【0029】図1において、ディスク連行歯24の領域
に半径方向貫通口70、72が設けられており、当該半
径方向貫通口が一方ではさらなる重量削減に寄与し、他
方ではケーシング12の良好な通風を可能にすることが
わかる。
【0030】歯付リング16への蓋体18の連結のこの
ような形態は、とりわけ、例えばフライホイール14が
歯付リング16と溶接等によって固定的に且つ取り外し
得ないように結合させられるときに有利である。そのと
き、歯付リング16への蓋体18の前述の連結によって
簡単に多板クラッチが組み立てられ得る、ないしは、こ
れに整備が行われ得る。それにもかかわらず、フライホ
イールも歯付リング16と前述の方法で結合させられ得
ることをもう一度指摘しておく。
【0031】図1及び図2に関連して述べられた実施形態
では、さまざまな変更が行われ得る。そこで、軸方向に
延長させられた領域48が、歯付リング16のディスク
連行歯24とまっすぐにされた(位置合わせされた)領
域とは別の領域に設けられていてもよい。その際、示さ
れた領域が有利である。なぜならば、そのとき、ディス
ク連行歯24の延長の際に同時にこの延長させられた領
域48の安定した形態が獲得され得るからである。半径
方向連結が別の予備手段によって、例えば溝(当該溝に
そのときどきの他方のサブアセンブリあるいは構成要素
における突出部がはまり込む)によって作り出されても
よい。また、すべてのディスク連行歯24が軸方向に延
長されていなければならないわけではない;たとえば、
それぞれの第二のディスク連行歯だけが歯付リング16
への蓋体18の連結のために寄与するときも、歯付リン
グ16への蓋体18の安定な連結が獲得され得る。
【0032】図3及び図4は、別の実施形態を示す。図
1及び図2に関連して説明された構成要素に機能及び構
造に関して相当する構成要素は、同一の符号を添え字
「a」を添えて付されている。
【0033】図3に示す実施形態では、周方向に互いに
相前後して位置するディスク連行歯24aないし24
a′が交互に異なって形成されている。図3においてわ
かるように、ディスク連行歯24aは歯付リング16a
の端部44aの領域にディスク連行歯24a′よりも大
きい軸方向の広がりを有する。それぞれのディスク連行
歯24aに対応配置されて、前記蓋体18aが半径方向
外側に向かって開いている空所50aを有する。このこ
とは、図4の軸方向に見た図において短い破線で描かれ
た蓋体18aの周囲輪郭で認識可能である。他のディス
ク連行歯24aは、それの軸方向の端部面74aによっ
て歯付リング16の軸方向支持領域を形成する。当該軸
方向支持領域に蓋体18aがそれの第一の軸方向の支持
側部58aによって着座する(接触する)。さらに、蓋
体18aの半径方向外側に、ディスク連行歯24a及び
24a′を越えて軸方向に張り出している歯付リング1
6のリング状領域76aが設けられている。当該リング
状領域に、半径方向内側に向かって開いている周囲溝5
2aが設けられている。この周囲溝に、固定リング54
aがはまり込む。当該固定リングは、蓋体18aの第二
の軸方向の接触面60aにも当接する。それによって、
蓋体18aが軸方向にディスク連行歯24a′の軸方向
の端部面74aと固定リング54aとの間に保持されて
いる。周方向において、蓋体18aと歯付リング16a
との間の回転結合が、空所50aにはまり込むディスク
連行歯24aによって与えられている。
【0034】歯付リング16aに関しての蓋体18aの
半径方向の中心合わせないし取り付けは、蓋体18aの
ための軸方向支持部を形成するディスク連行歯24a′
においてそれぞれ端面74aに溝78aが形成されてい
ることによって形成されている。当該溝には蓋体18a
に付属する対応する軸方向の突出部80aがはまり込
む。付加的に、半径方向の中心合わせのために、歯付リ
ング16aの部分76aが、並びに軸方向に延長させら
れたディスク連行歯24aへの蓋体18aの接触が寄与
する。
【0035】図3に示す実施形態においてもディスク連
行歯が開口部70aないし72aによって半径方向内側
ないし半径方向外側に向かって開いており、さらに軸方
向の貫通口(孔)82aないし82a′を有し、その結
果、ここでさらなる重量削減が獲得され得ることがわか
る。その際、蓋体18aのための軸方向支持領域を形成
するディスク連行歯24a′が短くされた開口部82
a′を有し、ここで蓋体18aのための可能な限り大き
な支持面を調達できることが読み取り得る。
【0036】全ての前述の実施形態では、あらゆる連結
方向において、すなわち半径方向、周方向及び軸方向に
おいて、形状拘束的に作用する連結手段が設けられてい
ることに配慮されている。当該連結手段は、運転中に生
じる衝撃あるいは自発的な回転数変化に依存せずに、互
いに結合しれた構成要素の確実な運動結合(連動)を与
える。
【図面の簡単な説明】
【図1】蓋体と結合した歯付リングの、図2における線
I−Iに沿っての縦断面図である。
【図2】図1に示された歯付リングの、それに固定リン
グによって取り付けられた蓋体を有する状態での、図1
における注視方向IIにおいて軸方向に見た図である。
【図3】図4における線III−IIIに沿って切断された別
の実施形態の図1に対応する図である。
【図4】図3に示された実施形態の、図3における注視
方向IVにおいて軸方向に見た図である。
【図5】多板クラッチの基本的な構造を示す部分縦断面
図である。
【符号の説明】
12;12a ケーシング 14 フライホイール 16;16a 歯付リング 18;18a 蓋体 22 内周面 24;24a、24a′ ディスク連行歯 44;44a 歯付リングの端部領域 46 縁領域 48 延長領域(周方向連結領
域) 50;50a 空所(貫通口、周方向連
結領域) 52;52a 固定リング受容溝 54;54a 固定リング(軸方向連結
領域) 56 軸方向支持領域 58;58a 第一の軸方向の支持側部 60;60a 第二の軸方向の支持側部 62 へこみ部(軸方向の凹
部、半径方向連結手段) 64 軸方向突出部(半径方向
連結手段) 78a 溝(軸方向へこみ部、半
径方向連結手段) 80a 軸方向突出部(半径方向
連結手段) 74a 端部面(軸方向支持領
域) 76a 軸方向に外へ延びる領域
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年10月18日(1999.10.
18)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ヴェルナー ゼルツァム ドイツ連邦共和国 デー・97537 ヴィプ フェルト ツェーントグラーフェンシュト ラーセ 26 (72)発明者 トーマス ルードルフ ドイツ連邦共和国 デー・97337 デッテ ルバッハ ビュルガーマイスター・クネー トゲン・シュトラーセ 8 (72)発明者 ホルスト フリードリヒ ドイツ連邦共和国 デー・97491 アイド ハウゼン/ハッパーツハウゼン ハウプト シュトラーセ 8 (72)発明者 クラウス オルト ドイツ連邦共和国 デー・97529 メンヒ シュトックハイム ゼーシュトラーセ 3 (72)発明者 クラウス ホフマン ドイツ連邦共和国 デー・97618 ロイタ ースハウゼン アム ガルテンヴェーク 13

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 その内周面(22)に周方向に分散させ
    られて配置されてリング縦方向に延在している複数のデ
    ィスク連行歯(24;24a、24a′)を有する歯付
    リング(16;16a)、 共同の回転のために前記歯付リング(16;16a)と
    それの第一の端部にて結合しているフライホイール(1
    4)、 共同の回転のために前記歯付リング(16;16a)と
    第二の端部(44;44a)にて結合している蓋体(1
    8;18a)をもっている、多板クラッチ、特に動力車
    多板クラッチのためのケーシングにして、 蓋体(18;18a)及びフライホイール(14)のう
    ちの少なくとも一方の構成要素が固定装置によって前記
    歯付リング(16;16a)と結合させられており、当
    該固定装置が、前記歯付リング(16;16a)と前記
    の一方の構成要素との間の回転固定な連結を作り出すた
    めの周方向連結領域(48、50;24a、50a)を
    もっており、並びに前記歯付リング(16;16a)と
    前記の一方の構成要素との間の軸方向に固定な連結を作
    り出すための軸方向連結領域(54;54a)をもって
    いるケーシングにおいて、 前記周方向連結領域(48、50;24a、50a)
    が、一方は前記歯付リング(16;16a)に及び他方
    は前記の一方の構成要素に設けられた周方向にて互いに
    当接しているあるいは接触させられ得る周方向固定部分
    (48、50;24a、50a)を含んでいること、及
    び前記軸方向連結領域(54;54a)が、前記歯付リ
    ング(16;16a)に係合しているあるいは配置され
    た、前記歯付リング(16;16a)に関しての前記の
    一方の構成要素の軸方向運動を妨げる固定リング(5
    4;54a)を含んでいることを特徴とするケーシン
    グ。
  2. 【請求項2】 前記軸方向連結領域(54;54a)
    が、さらに、前記歯付リング(16;16a)に形成さ
    れた軸方向支持領域(56;74a)を含んでおり、当
    該軸方向支持領域に前記の一方の構成要素がそれの第一
    の軸方向の支持側部(58;58a)によって接触し、
    前記固定リング(54;54a)が前記の一方の構成要
    素の第二の軸方向の支持側部(60;60a)に当接す
    ることを特徴とする、請求項1に記載のケーシング。
  3. 【請求項3】 前記周方向連結領域(48、50;24
    a、50a)が、前記の一方の構成要素における少なく
    とも一つの空所(50;50a)を含んでおり、当該空
    所に前記歯付リング(16;16a)のディスク連行歯
    (24;24a)が係合することを特徴とする、請求項
    1または請求項2に記載のケーシング。
  4. 【請求項4】 少なくとも一つのディスク連行歯(2
    4)が、前記支持領域(56)を形成する前記歯付リン
    グ(16)の縁領域(46)を越えて軸方向に外へ突出
    し、且つ前記の一方の構成要素における前記少なくとも
    一つの空所(50)を形成する貫通口(50)を通過す
    ることを特徴とする、請求項2及び請求項3に記載のケ
    ーシング。
  5. 【請求項5】 前記の少なくとも一つのディスク連行歯
    (24)に、それの前記貫通口(50)を越えて外へ突
    き出ている領域に、固定リング受容溝(52)が形成さ
    れていることを特徴とする、請求項4に記載のケーシン
    グ。
  6. 【請求項6】 前記固定リング受容溝(52)が半径方
    向内側に向かって開いていることを特徴とする、請求項
    5に記載のケーシング。
  7. 【請求項7】 少なくともそれぞれの第二のディスク連
    行歯(24)が、前記の一方の構成要素における対応配
    置された貫通口(50)を貫通することを特徴とする、
    請求項4〜6のいずれか一項に記載のケーシング。
  8. 【請求項8】 前記軸方向支持領域(74a)が少なく
    とも一部のディスク連行歯(24a′)によって形成さ
    れていることを特徴とする、請求項2または請求項2に
    従属する請求項3に記載のケーシング。
  9. 【請求項9】 前記の一方の構成要素における前記少な
    くとも一つの空所(50a)が、半径方向外側に向かっ
    て開いていること、及び、前記少なくとも一つの空所
    (50a)に、前記の軸方向支持領域(74a)を形成
    するディスク連行歯(24a′)よりも大きい軸方向広
    がりを有するディスク連行歯(24a)が係合すること
    を特徴とする、請求項8に記載のケーシング。
  10. 【請求項10】 前記歯付リング(16a)の、前記の
    一方の構成要素を越えて軸方向に外へ延びる領域(76
    a)に、固定リング受容溝(52a)が形成されている
    ことを特徴とする、請求項8または請求項9に記載のケ
    ーシング。
  11. 【請求項11】 それぞれの第二のディスク連行歯(2
    4a)が前記の一方の構成要素における付属する空所
    (50a)に係合することを特徴とする、請求項9また
    は請求項10に記載のケーシング。
  12. 【請求項12】 さらに、前記歯付リング(16;16
    a)に関しての半径方向運動に対して前記歯付リング
    (16;16a)における前記の一方の構成要素を保護
    するための半径方向連結手段(62、64;78a、8
    0a)をもっていることを特徴とする、請求項1〜11
    のいずれか一項に記載のケーシング。
  13. 【請求項13】 前記半径方向連結手段(62、64)
    が、前記歯付リング(16)あるいは前記の一方の構成
    要素に周方向に好ましくは連続的にめぐっている軸方向
    突出部(64)をもっており、前記の一方の構成要素な
    いしは前記歯付リング(16)に周方向に好ましくは連
    続的にめぐっている軸方向の凹部(62)をもってお
    り、当該凹部に前記軸方向突出部(64)が半径方向外
    側にあるいは(及び)半径方向内側に当接することを特
    徴とする、請求項4〜7のいずれか一項及び請求項12
    に記載のケーシング。
  14. 【請求項14】 前記半径方向連結手段(78a、80
    a)が、前記軸方向支持領域(74a)を形成するディ
    スク連行歯(24a′)のうちの少なくとも一部に軸方
    向突出部あるいは軸方向へこみ部(78a)をもってお
    り、前記の一方の構成要素における相補的な軸方向へこ
    み部ないしは相補的な軸方向突出部(80a)がそれと
    係合することを特徴とする、請求項8〜11のいずれか
    一項及び請求項12に記載のケーシング。
  15. 【請求項15】 前記固定リング(54;54a)が、
    ばね弾性的に変形させられ得る且つ固定状態へプレスト
    レスを与えられた固定リング(54;54a)であるこ
    とを特徴とする、請求項1〜14のいずれか一項に記載
    のケーシング。
  16. 【請求項16】 請求項1〜15のいずれか一項に記載
    のケーシング(12;12a)をもっている多板クラッ
    チ。
JP17435499A 1998-06-19 1999-06-21 多板クラッチのためのケーシング及び多板クラッチ Expired - Fee Related JP3202209B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE19827342:8 1998-06-19
DE19827342A DE19827342C2 (de) 1998-06-19 1998-06-19 Gehäuse für eine Lamellenkupplung

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000039034A true JP2000039034A (ja) 2000-02-08
JP3202209B2 JP3202209B2 (ja) 2001-08-27

Family

ID=7871392

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17435499A Expired - Fee Related JP3202209B2 (ja) 1998-06-19 1999-06-21 多板クラッチのためのケーシング及び多板クラッチ

Country Status (4)

Country Link
US (1) US6145643A (ja)
JP (1) JP3202209B2 (ja)
DE (1) DE19827342C2 (ja)
GB (1) GB2339862B (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006177463A (ja) * 2004-12-22 2006-07-06 Exedy Corp 複式クラッチ装置

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20030165545A1 (en) * 2002-01-30 2003-09-04 Allergan, Inc. Ophthalmic compositions including oil-in-water emulsions, and methods for making and using same
EP1422430B1 (de) * 2002-11-19 2005-11-30 Volkswagen Aktiengesellschaft Kfz-Getriebe mit Lamellenkupplung
DE10319703B3 (de) * 2003-05-02 2004-11-11 Dr.Ing.H.C. F. Porsche Ag Lamellenkupplung, insbesondere für ein Doppelkupplungsgetriebe
US7104378B2 (en) * 2004-09-30 2006-09-12 Cnh America Llc Wet clutch
EP1950440B2 (de) 2007-01-26 2013-11-13 Hoerbiger Antriebstechnik GmbH Verfahren zur Herstellung eines Kupplungskorbes einer Doppelkupplung
US9109637B2 (en) 2010-12-14 2015-08-18 McLeod Racing, LLC Adapter rings for attaching automotive clutch assemblies to different types of flywheels
DE102012011819A1 (de) * 2012-06-14 2013-12-19 Hoerbiger Antriebstechnik Holding Gmbh Baugruppe aus einem Lamellenträger-Zahnkranz und einem Anschlussteil sowie Verfahren zur Befestigung des Zahnkranzes am Anschlussteil

Family Cites Families (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE93162C (ja) *
DE2125870B2 (de) * 1971-05-25 1975-09-11 Zf Getriebe Gmbh, 6600 Saarbruecken Lamellentrager
FR2557232B1 (fr) * 1983-12-27 1989-06-09 Valeo Embrayage multidisque dont la lubrification et le refroidissement sont ameliores
DE3936871C2 (de) * 1988-11-17 1998-09-10 Volkswagen Ag Hohlzylindrisches Gehäuseteil
US5048654A (en) * 1990-07-20 1991-09-17 Borg-Warner Automotive, Inc. Ceramic clutch separator plates
DE4119874A1 (de) * 1991-06-17 1993-01-07 Deere & Co Mehrscheibenkupplung
JPH0650352A (ja) * 1992-07-27 1994-02-22 Yamakawa Ind Co Ltd クラッチドラム
JPH0674251A (ja) * 1992-08-26 1994-03-15 Yamakawa Ind Co Ltd アルミ製クラッチドラム
JPH0742758A (ja) * 1993-07-30 1995-02-10 Dainatsukusu:Kk ドラムとリテーニングプレートを一体化した多板摩擦係合装置
US5617941A (en) * 1993-12-22 1997-04-08 Aisin Seiki Kabushiki Kaisha Force-receiving plate for friction device
JPH07310757A (ja) * 1994-05-17 1995-11-28 Daikin Mfg Co Ltd 多板クラッチ
GB9422053D0 (en) * 1994-11-02 1994-12-21 Alcon Components Ltd Clutch
GB2294732A (en) * 1994-11-05 1996-05-08 Rolls Royce Plc Integral disc seal for turbomachine
DE19545972A1 (de) * 1995-12-09 1997-06-12 Fichtel & Sachs Ag Reibungskupplung mit Carbon-Anpreßplatte
DE19650462A1 (de) * 1996-12-05 1998-06-10 Mannesmann Sachs Ag Reibungskupplung mit Distanzhülsen
US5896970A (en) * 1997-03-20 1999-04-27 Koppy Corporation Clutch housing

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006177463A (ja) * 2004-12-22 2006-07-06 Exedy Corp 複式クラッチ装置

Also Published As

Publication number Publication date
DE19827342A1 (de) 1999-12-30
GB9911805D0 (en) 1999-07-21
DE19827342C2 (de) 2000-05-18
GB2339862B (en) 2002-12-04
JP3202209B2 (ja) 2001-08-27
US6145643A (en) 2000-11-14
GB2339862A (en) 2000-02-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN106870588B (zh) 摩托车用离合器装置
KR100242376B1 (ko) 진동 완충 메커니즘을 가지는 동력 전달 장치
JP2017101810A (ja) モータサイクル用クラッチ装置
KR20060050952A (ko) 토크 전달 장치
JP3202208B2 (ja) 多板クラッチのためのケーシング、多板クラッチのケーシングの製造のための方法、及び多板クラッチ
JP2000039034A (ja) 多板クラッチのためのケ―シング
JP2007230341A (ja) 車両用駆動装置
JP2006160096A (ja) ハイブリッド車両の駆動装置
JPS5986716A (ja) 多板式クラツチ
JP2001119910A (ja) 駆動システム
JP3043755B2 (ja) 多板クラッチのためのケ―シング
JPS59151626A (ja) クラッチ装置
JP4055535B2 (ja) 遊星歯車装置およびパワートレーン
JPH1026146A (ja) モジュラークラッチ
US7044283B2 (en) Dry multiple-disk clutch
JPH11342856A (ja) パワ―ステアリング装置
JPH1130291A (ja) ダンパー装置及び軸受固定方法
JP2020502447A (ja) 自動車のトランスミッションに装備するためのトルク伝達モジュール
JP2996796B2 (ja) Vベルト式変速装置の動力伝達部構造
JP2560870B2 (ja) 駆動部品の組付け構造
JPS6133300Y2 (ja)
JP2606250Y2 (ja) 自動変速機のドライブプレート
JP2007255441A (ja) クラッチ機構及びそのクラッチ機構を用いた自動車
JPS5968563A (ja) スタ−タ
JP3968937B2 (ja) エンジンのクラッチハウジングと駆動ギヤの結合構造

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees