JP2000016653A - フォイル供給装置及び方法 - Google Patents
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- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
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- Developing Agents For Electrophotography (AREA)
- Controlling Sheets Or Webs (AREA)
- Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】引き出し手段の前段のフォイル材料に対し略一
定の張力を与えることを可能とするフォイル供給装置及
び方法を提供する。 【解決手段】本発明のフォイル材料供給装置は、供給ロ
ール１と、引き出し手段６７ａ、６７ｂと、フォイル材
料の消費量に応じて供給ロール１の駆動を制御するため
の、供給ロール１と引き出し手段６７ａ、６７ｂとの間
に設けられた消費量センサ８１と、転向ローラ１９と、
センサローラ２１と、センサ手段と、から成り、センサ
ローラ２１は、フォイル材料１５の供給能と引き出し能
との差にしたがって転向ローラ１９からの距離が変化す
るように支持され配置され、センサ手段は、センサロー
ラ２１の転向ローラ１９からの距離の変化を感知して、
センサローラ２１の転向ローラ１９からの距離が第１所
定距離よりも小さいときに供給ロール１を加速させ、セ
ンサローラ２１の転向ローラ１９からの距離が第２所定
距離を超えるときに供給ローラ１９を減速させる。
定の張力を与えることを可能とするフォイル供給装置及
び方法を提供する。 【解決手段】本発明のフォイル材料供給装置は、供給ロ
ール１と、引き出し手段６７ａ、６７ｂと、フォイル材
料の消費量に応じて供給ロール１の駆動を制御するため
の、供給ロール１と引き出し手段６７ａ、６７ｂとの間
に設けられた消費量センサ８１と、転向ローラ１９と、
センサローラ２１と、センサ手段と、から成り、センサ
ローラ２１は、フォイル材料１５の供給能と引き出し能
との差にしたがって転向ローラ１９からの距離が変化す
るように支持され配置され、センサ手段は、センサロー
ラ２１の転向ローラ１９からの距離の変化を感知して、
センサローラ２１の転向ローラ１９からの距離が第１所
定距離よりも小さいときに供給ロール１を加速させ、セ
ンサローラ２１の転向ローラ１９からの距離が第２所定
距離を超えるときに供給ローラ１９を減速させる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、フォイル材料が供
給ロールによって供給され引き出し手段によって引き出
される、例えばフォイルバッグを製造するための、フォ
イル材料の供給装置及びその方法に関する。
給ロールによって供給され引き出し手段によって引き出
される、例えばフォイルバッグを製造するための、フォ
イル材料の供給装置及びその方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】フォイル材料が、一本の供給ロールとし
て供給され、更に加工されるために引き出し手段によっ
て引き出される工程において、引き出し手段は、後に続
く加工ステーションの加工速度に合わせて所定の速度で
フォイル材料を引き出すが、引き出し手段の前段のフォ
イル材料には、張力が与えられなければならない。供給
ロールは回転自在に支持され、引き出されるフォイルに
よって回転される。
て供給され、更に加工されるために引き出し手段によっ
て引き出される工程において、引き出し手段は、後に続
く加工ステーションの加工速度に合わせて所定の速度で
フォイル材料を引き出すが、引き出し手段の前段のフォ
イル材料には、張力が与えられなければならない。供給
ロールは回転自在に支持され、引き出されるフォイルに
よって回転される。
【０００３】このようなフォイル供給手段は、例えば、
フォイルバッグを製造するために必要である。フォイル
バッグは、例えば、バッグが満たされた状態において側
縁部で相互に接着されている、二つの矩形の側面フォイ
ルから成る。フォイルバッグ内に充填物のための空間を
設けるために、底面フォイルすなわち直立フォイルが、
四つの側縁部の間に選択的に接着され、折り曲げられ
る。充填物は、例えば、飲料等である。
フォイルバッグを製造するために必要である。フォイル
バッグは、例えば、バッグが満たされた状態において側
縁部で相互に接着されている、二つの矩形の側面フォイ
ルから成る。フォイルバッグ内に充填物のための空間を
設けるために、底面フォイルすなわち直立フォイルが、
四つの側縁部の間に選択的に接着され、折り曲げられ
る。充填物は、例えば、飲料等である。
【０００４】従来の供給手段では、いわゆるテンソル手
段によって、引き出し手段の前段のフォイルに張力が与
えられる。フォイルは、交互に配設された複数の固定ロ
ーラ及び可動ローラによってガイドされる。可動ローラ
は、可動ローラと固定転向ローラとの距離が小さくなる
程大きくなるバネ力によって、付勢される。これによ
り、フォイルには常に張力が与えられる。
段によって、引き出し手段の前段のフォイルに張力が与
えられる。フォイルは、交互に配設された複数の固定ロ
ーラ及び可動ローラによってガイドされる。可動ローラ
は、可動ローラと固定転向ローラとの距離が小さくなる
程大きくなるバネ力によって、付勢される。これによ
り、フォイルには常に張力が与えられる。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の供
給手段では、フォイル材料が巻き戻されるにつれて供給
ロールの直径が小さくなるため、供給ロールから一定量
のフォイル材料を引き出すために必要な引き出し力は一
定せず、与えられるべきトルクもそれにつれて変化す
る。一方、可動ローラに作用するバネ力はバネの長手方
向の伸長に比例するため、可動ローラと固定転向ローラ
との距離が変化するとテンソル手段がフォイル材料に対
して及ぼす力も変化するので、フォイルの張力は一定し
ない。
給手段では、フォイル材料が巻き戻されるにつれて供給
ロールの直径が小さくなるため、供給ロールから一定量
のフォイル材料を引き出すために必要な引き出し力は一
定せず、与えられるべきトルクもそれにつれて変化す
る。一方、可動ローラに作用するバネ力はバネの長手方
向の伸長に比例するため、可動ローラと固定転向ローラ
との距離が変化するとテンソル手段がフォイル材料に対
して及ぼす力も変化するので、フォイルの張力は一定し
ない。
【０００６】しかしながら、フォイルバッグの製造のた
めには、自動供給手段では高精度かつ超高速が必要であ
り、フォイル材料を精密に供給することが非常に重要で
ある。したがって、引き出し手段の前段のフォイル材料
の張力は、できるだけ一定でなければならない。本発明
はこのような事情に鑑みてなされたもので、引き出し手
段の前段のフォイル材料に対し略一定の張力を与えるこ
とを可能とするフォイル供給装置及び方法を提供するこ
とを目的とする
めには、自動供給手段では高精度かつ超高速が必要であ
り、フォイル材料を精密に供給することが非常に重要で
ある。したがって、引き出し手段の前段のフォイル材料
の張力は、できるだけ一定でなければならない。本発明
はこのような事情に鑑みてなされたもので、引き出し手
段の前段のフォイル材料に対し略一定の張力を与えるこ
とを可能とするフォイル供給装置及び方法を提供するこ
とを目的とする
【０００７】
【課題を解決するための手段】前記目的は、請求項１に
記載の特徴を有するフォイル供給装置、及び請求項２１
に記載の特徴を有するフォイル供給方法によって達成さ
れる。本発明に係るフォイル供給方法によれば、フォイ
ル材料は、モータ駆動される供給ロールから供給され、
続いて、少なくとも一つの固定された転向ローラ及び前
記少なくとも一つの転向ローラからの距離が可変である
少なくとも一つのセンサローラによってガイドされ、最
後に、引き出し手段によって引き出され、前記少なくと
も一つのセンサローラの前記少なくとも一つの転向ロー
ラからの距離が第１所定距離よりも小さいとき、前記供
給ロールの駆動装置の速度が大きくされ、前記少なくと
も一つのセンサローラの前記少なくとも一つの転向ロー
ラからの距離が第２所定距離を超えるとき、前記駆動装
置の速度が小さくされる。
記載の特徴を有するフォイル供給装置、及び請求項２１
に記載の特徴を有するフォイル供給方法によって達成さ
れる。本発明に係るフォイル供給方法によれば、フォイ
ル材料は、モータ駆動される供給ロールから供給され、
続いて、少なくとも一つの固定された転向ローラ及び前
記少なくとも一つの転向ローラからの距離が可変である
少なくとも一つのセンサローラによってガイドされ、最
後に、引き出し手段によって引き出され、前記少なくと
も一つのセンサローラの前記少なくとも一つの転向ロー
ラからの距離が第１所定距離よりも小さいとき、前記供
給ロールの駆動装置の速度が大きくされ、前記少なくと
も一つのセンサローラの前記少なくとも一つの転向ロー
ラからの距離が第２所定距離を超えるとき、前記駆動装
置の速度が小さくされる。
【０００８】上記目的のために、本発明に係るフォイル
供給装置は、ある供給能によって供給を行うためのモー
タ駆動される供給ロールと、ある引き出し能によって引
き出しを行うための引き出し手段と、フォイル材料の消
費量に応じて前記供給ロールの駆動を制御するための、
前記供給ロールと前記引き出し手段との間に設けられた
消費量センサと、から成り、前記消費量センサは、少な
くとも一つの固定された転向ローラと、フォイル材料の
供給能と引き出し能との差にしたがって前記少なくとも
一つの転向ローラからの距離が変化するように支持され
配置された、少なくとも一つのセンサローラと、前記少
なくとも一つのセンサローラの前記少なくとも一つの転
向ローラからの距離の変化を感知して、前記少なくとも
一つのセンサローラの前記少なくとも一つの転向ローラ
からの距離が第１所定距離よりも小さいときに前記供給
ロールの駆動装置の速度を大きくし、前記少なくとも一
つのセンサローラの前記少なくとも一つの転向ローラか
らの距離が第２所定距離を超えるときに前記駆動装置の
速度を小さくする、センサ手段と、から成る。
供給装置は、ある供給能によって供給を行うためのモー
タ駆動される供給ロールと、ある引き出し能によって引
き出しを行うための引き出し手段と、フォイル材料の消
費量に応じて前記供給ロールの駆動を制御するための、
前記供給ロールと前記引き出し手段との間に設けられた
消費量センサと、から成り、前記消費量センサは、少な
くとも一つの固定された転向ローラと、フォイル材料の
供給能と引き出し能との差にしたがって前記少なくとも
一つの転向ローラからの距離が変化するように支持され
配置された、少なくとも一つのセンサローラと、前記少
なくとも一つのセンサローラの前記少なくとも一つの転
向ローラからの距離の変化を感知して、前記少なくとも
一つのセンサローラの前記少なくとも一つの転向ローラ
からの距離が第１所定距離よりも小さいときに前記供給
ロールの駆動装置の速度を大きくし、前記少なくとも一
つのセンサローラの前記少なくとも一つの転向ローラか
らの距離が第２所定距離を超えるときに前記駆動装置の
速度を小さくする、センサ手段と、から成る。
【０００９】本発明に係る方法及び装置によれば、供給
ロールをモータ駆動するので、引き出し動作のために力
を追加する必要がない。したがって、フォイル材料の巻
き戻しの程度によって供給ロールの実際の直径が変化し
ても、引き出し力の変化は認められない。しかしなが
ら、供給ロールは一定に駆動されるものではない。供給
ロールの回転が減速されると、引き出し手段によって、
前記少なくとも一つのセンサローラと前記少なくとも一
つの転向ローラとの距離が小さくされる。ここでセンサ
ローラによってフォイル材料に与えられる力は一定であ
るため、引き出し手段の前段のフォイル材料に与えられ
る張力は、前記工程の間、一定となる。前記少なくとも
一つのセンサローラの前記少なくとも一つの転向ローラ
からの距離が第１所定距離よりも小さいときにのみ、セ
ンサ手段によって供給ロールの駆動が加速される。その
後、前記少なくとも一つのセンサローラの前記少なくと
も一つの転向ローラからの距離は再び増加してゆく。し
かしながら、この工程の間、引き出し手段の前段のフォ
イル材料の張力は、センサローラによってフォイル材料
に与えられる力によって決定されるので、バネ部材が設
けられていないために、一定となる。したがって、本発
明に係る方法及び装置によれば、フォイル供給動作中、
常にフォイル材料の張力を一定に保つことができる。
ロールをモータ駆動するので、引き出し動作のために力
を追加する必要がない。したがって、フォイル材料の巻
き戻しの程度によって供給ロールの実際の直径が変化し
ても、引き出し力の変化は認められない。しかしなが
ら、供給ロールは一定に駆動されるものではない。供給
ロールの回転が減速されると、引き出し手段によって、
前記少なくとも一つのセンサローラと前記少なくとも一
つの転向ローラとの距離が小さくされる。ここでセンサ
ローラによってフォイル材料に与えられる力は一定であ
るため、引き出し手段の前段のフォイル材料に与えられ
る張力は、前記工程の間、一定となる。前記少なくとも
一つのセンサローラの前記少なくとも一つの転向ローラ
からの距離が第１所定距離よりも小さいときにのみ、セ
ンサ手段によって供給ロールの駆動が加速される。その
後、前記少なくとも一つのセンサローラの前記少なくと
も一つの転向ローラからの距離は再び増加してゆく。し
かしながら、この工程の間、引き出し手段の前段のフォ
イル材料の張力は、センサローラによってフォイル材料
に与えられる力によって決定されるので、バネ部材が設
けられていないために、一定となる。したがって、本発
明に係る方法及び装置によれば、フォイル供給動作中、
常にフォイル材料の張力を一定に保つことができる。
【００１０】大型で重い供給ロールを使用する場合に
は、供給ロールを完全に停止することなく減速又は加速
することが有効である。これにより、供給ロールの駆動
装置にかかる力が減少する。また別の形態として、前記
少なくとも一つのセンサローラの前記少なくとも一つの
転向ローラからの距離が第２所定距離を超えるときに供
給ロールを完全にスイッチオフし、前記少なくとも一つ
のセンサローラの前記少なくとも一つの転向ローラから
の距離が第１所定距離よりも小さいときに供給ロールを
再びスイッチオンすることも可能である。センサローラ
の位置をできるだけ早く修正する必要がある場合、ある
いは、制御ユニットの構造をできるだけ簡易にする必要
がある場合には、この方法が有効である。
は、供給ロールを完全に停止することなく減速又は加速
することが有効である。これにより、供給ロールの駆動
装置にかかる力が減少する。また別の形態として、前記
少なくとも一つのセンサローラの前記少なくとも一つの
転向ローラからの距離が第２所定距離を超えるときに供
給ロールを完全にスイッチオフし、前記少なくとも一つ
のセンサローラの前記少なくとも一つの転向ローラから
の距離が第１所定距離よりも小さいときに供給ロールを
再びスイッチオンすることも可能である。センサローラ
の位置をできるだけ早く修正する必要がある場合、ある
いは、制御ユニットの構造をできるだけ簡易にする必要
がある場合には、この方法が有効である。
【００１１】センサローラは、自由に吊り下げられても
よく、例えば、フォイルによって保持される。しかしな
がら、ガイド手段を設けて、前記少なくとも一つのセン
サローラを前記少なくとも一つの転向ローラからの距離
が変化している間該ガイド手段に沿って移動させること
により、前記少なくとも一つのセンサローラを正確にガ
イドして、ずれによる誤動作を避けるのが望ましい。
よく、例えば、フォイルによって保持される。しかしな
がら、ガイド手段を設けて、前記少なくとも一つのセン
サローラを前記少なくとも一つの転向ローラからの距離
が変化している間該ガイド手段に沿って移動させること
により、前記少なくとも一つのセンサローラを正確にガ
イドして、ずれによる誤動作を避けるのが望ましい。
【００１２】特に、前記ガイド手段を略垂直に設置すれ
ば、センサローラがガイド手段の中を摩擦なしにスライ
ドすることが可能になる。前記少なくとも一つのセンサ
ローラは、自重によってフォイル材料の張力を一定に保
つことができる。また、必要に応じて、重りを追加する
ことにより、所定の張力に調整してもよい。
ば、センサローラがガイド手段の中を摩擦なしにスライ
ドすることが可能になる。前記少なくとも一つのセンサ
ローラは、自重によってフォイル材料の張力を一定に保
つことができる。また、必要に応じて、重りを追加する
ことにより、所定の張力に調整してもよい。
【００１３】好ましい形態によれば、前記センサ手段
は、前記少なくとも一つのセンサローラの前記少なくと
も一つの転向ローラからの距離が第１所定距離より小さ
いときに前記駆動装置を加速させるための信号を出力す
る、第１センサを有する。別の形態では、前記センサ手
段は、前記少なくとも一つのセンサローラの前記少なく
とも一つの転向ローラからの距離が第２所定距離を超え
るときに前記駆動装置を減速させるための信号を出力す
る、第２センサを有する。このように第１センサ及び第
２センサを設ければ、モータ制御を容易に行うことがで
きる。
は、前記少なくとも一つのセンサローラの前記少なくと
も一つの転向ローラからの距離が第１所定距離より小さ
いときに前記駆動装置を加速させるための信号を出力す
る、第１センサを有する。別の形態では、前記センサ手
段は、前記少なくとも一つのセンサローラの前記少なく
とも一つの転向ローラからの距離が第２所定距離を超え
るときに前記駆動装置を減速させるための信号を出力す
る、第２センサを有する。このように第１センサ及び第
２センサを設ければ、モータ制御を容易に行うことがで
きる。
【００１４】また、好ましい別の形態では、本発明に係
る装置は、前記少なくとも一つのセンサローラの前記少
なくとも一つの転向ローラからの距離が最小許容距離よ
りも小さいときにエラー信号を発する、第１安全センサ
を有する。別の形態では、前記センサ手段は、前記少な
くとも一つのセンサローラの前記少なくとも一つの転向
ローラからの距離が最大許容距離を超えるときにエラー
信号を発する、第２安全センサを有する。これらの更な
る形態において、誤動作が起きたときや、供給ロールが
完全に巻戻されたときには、例えば作業員に警告するた
めの警報信号を発するために、エラー信号が発せられ
る。
る装置は、前記少なくとも一つのセンサローラの前記少
なくとも一つの転向ローラからの距離が最小許容距離よ
りも小さいときにエラー信号を発する、第１安全センサ
を有する。別の形態では、前記センサ手段は、前記少な
くとも一つのセンサローラの前記少なくとも一つの転向
ローラからの距離が最大許容距離を超えるときにエラー
信号を発する、第２安全センサを有する。これらの更な
る形態において、誤動作が起きたときや、供給ロールが
完全に巻戻されたときには、例えば作業員に警告するた
めの警報信号を発するために、エラー信号が発せられ
る。
【００１５】前記第１、第２センサや安全センサは、例
えば、移動するセンサローラによって動かされる機械的
なスイッチによって構成されてもよい。一方、特に簡易
で信頼性の高い構成のためには、光バリアのような光学
センサ素子を設けることが好ましい。このような光学セ
ンサは非接触で作動するためにセンサローラの移動には
影響を与えないので、フォイル材料の張力は更に一定に
保たれる。
えば、移動するセンサローラによって動かされる機械的
なスイッチによって構成されてもよい。一方、特に簡易
で信頼性の高い構成のためには、光バリアのような光学
センサ素子を設けることが好ましい。このような光学セ
ンサは非接触で作動するためにセンサローラの移動には
影響を与えないので、フォイル材料の張力は更に一定に
保たれる。
【００１６】また、別の実施の形態では、第１、第２セ
ンサ又は安全センサとして近接スイッチを設けることに
より、簡易で信頼性の高い構造を得るとともに、汚れに
強くする。本発明に係る方法の好ましい実施の形態によ
れば、前記少なくとも一つのセンサローラの前記少なく
とも一つの転向ローラからの距離が最小許容距離よりも
小さいとき、前記引き出し手段と供給されたフォイルの
更なる加工のための作動部とがスイッチオフされる。こ
れにより、誤動作が起きた場合や、供給ロールが完全に
巻戻らない場合には、装置が正常な作動が再び可能にな
るまでフォイルの供給動作が停止される。また、別の形
態によれば、前記少なくとも一つのセンサローラの前記
少なくとも一つの転向ローラからの距離が最大許容距離
を超えるとき、前記供給ローラのモータと前記引き出し
手段と前記フォイルの更なる加工のための作動部とがス
イッチオフされる。最大許容距離が超えられたときに
は、フォイル材料の送出に明らかに不具合が生じている
ので、フォイルの更なる供給を停止することに加えて供
給ロールのモータをスイッチオフしなければならない。
ンサ又は安全センサとして近接スイッチを設けることに
より、簡易で信頼性の高い構造を得るとともに、汚れに
強くする。本発明に係る方法の好ましい実施の形態によ
れば、前記少なくとも一つのセンサローラの前記少なく
とも一つの転向ローラからの距離が最小許容距離よりも
小さいとき、前記引き出し手段と供給されたフォイルの
更なる加工のための作動部とがスイッチオフされる。こ
れにより、誤動作が起きた場合や、供給ロールが完全に
巻戻らない場合には、装置が正常な作動が再び可能にな
るまでフォイルの供給動作が停止される。また、別の形
態によれば、前記少なくとも一つのセンサローラの前記
少なくとも一つの転向ローラからの距離が最大許容距離
を超えるとき、前記供給ローラのモータと前記引き出し
手段と前記フォイルの更なる加工のための作動部とがス
イッチオフされる。最大許容距離が超えられたときに
は、フォイル材料の送出に明らかに不具合が生じている
ので、フォイルの更なる供給を停止することに加えて供
給ロールのモータをスイッチオフしなければならない。
【００１７】本発明に係る方法のこのような形態を実現
するため、本発明に係る装置の好ましい形態では、各安
全センサから発せられたエラー信号は、少なくとも、前
記引き出し手段と前記フォイルの更なる加工のための作
動部とをスイッチオフするために用いられる。必要に応
じて、引き出し手段は連続的に駆動される。引き出し手
段を断続的に駆動する場合でも、本発明の装置及び方法
は、このような場合でも引き出し手段の前段のフォイル
材料の張力を一定に保つので、本発明の装置及び方法は
有効である。
するため、本発明に係る装置の好ましい形態では、各安
全センサから発せられたエラー信号は、少なくとも、前
記引き出し手段と前記フォイルの更なる加工のための作
動部とをスイッチオフするために用いられる。必要に応
じて、引き出し手段は連続的に駆動される。引き出し手
段を断続的に駆動する場合でも、本発明の装置及び方法
は、このような場合でも引き出し手段の前段のフォイル
材料の張力を一定に保つので、本発明の装置及び方法は
有効である。
【００１８】フォイルを更に加工するために複数のフォ
イルウェブが必要な場合は、本発明に係る装置を、並列
に設けられた複数の供給手段に繰り返し使用することが
できる。例えば、フォイル材料を供給してフォイルバッ
グの二つの側部フォイルをそれぞれ形成するために、二
つのフォイルウェブが使用され得る。共通の制御ユニッ
トによって、それぞれの供給ロールのモータを個々に作
動させることが好ましい。
イルウェブが必要な場合は、本発明に係る装置を、並列
に設けられた複数の供給手段に繰り返し使用することが
できる。例えば、フォイル材料を供給してフォイルバッ
グの二つの側部フォイルをそれぞれ形成するために、二
つのフォイルウェブが使用され得る。共通の制御ユニッ
トによって、それぞれの供給ロールのモータを個々に作
動させることが好ましい。
【００１９】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に従って本発明に
係るフォイル供給装置及び方法の好ましい実施の形態に
ついて詳説する。図１及び図２は、本発明に係る装置の
第１の実施の形態を示している。符号１は、フォイルの
巻戻しが進むにつれて小さくなる直径Ｄを有する供給ロ
ールである。フォイル１５は、供給ロール１から巻き戻
され、消費量センサ８１に導かれて固定転向ローラ１９
及び可動センサローラ２１に掛けられる。符号６７ａ及
び６７ｂは、引き出し手段を模式的に示す。例えば、引
き出し手段は、摩擦グリップによってフォイルに接触
し、後に続くフォイル加工動作に応じた速度で駆動され
る、ローラである。供給ロール１のモータ３及び引き出
し手段６７ａ、６７ｂのモータ６９の実際の構造はここ
では重要でないので、これらのモータは模式的に示す。
フォイル材料は、矢印５に示されるように移動する。セ
ンサローラ２１は、ガイド枠３１内に垂直に設けられた
ガイド手段４１a 、４１b に支持されている。センサロ
ーラ２１の軸の延長上に、センサローラ２１が上下方向
に動くと光バリア４３、４５、４７、４９を通過して移
動する、トリガ手段３９が設けられている。各センサ
（光バリア４３、４５、４７、４９）は、信号ラインを
介して、供給ロール１のモータ３の制御ユニット９に接
続されている。矢印３５は、センサローラ２１の上下運
動を示し、矢印７は、供給ロールの回転運動を示す。
係るフォイル供給装置及び方法の好ましい実施の形態に
ついて詳説する。図１及び図２は、本発明に係る装置の
第１の実施の形態を示している。符号１は、フォイルの
巻戻しが進むにつれて小さくなる直径Ｄを有する供給ロ
ールである。フォイル１５は、供給ロール１から巻き戻
され、消費量センサ８１に導かれて固定転向ローラ１９
及び可動センサローラ２１に掛けられる。符号６７ａ及
び６７ｂは、引き出し手段を模式的に示す。例えば、引
き出し手段は、摩擦グリップによってフォイルに接触
し、後に続くフォイル加工動作に応じた速度で駆動され
る、ローラである。供給ロール１のモータ３及び引き出
し手段６７ａ、６７ｂのモータ６９の実際の構造はここ
では重要でないので、これらのモータは模式的に示す。
フォイル材料は、矢印５に示されるように移動する。セ
ンサローラ２１は、ガイド枠３１内に垂直に設けられた
ガイド手段４１a 、４１b に支持されている。センサロ
ーラ２１の軸の延長上に、センサローラ２１が上下方向
に動くと光バリア４３、４５、４７、４９を通過して移
動する、トリガ手段３９が設けられている。各センサ
（光バリア４３、４５、４７、４９）は、信号ラインを
介して、供給ロール１のモータ３の制御ユニット９に接
続されている。矢印３５は、センサローラ２１の上下運
動を示し、矢印７は、供給ロールの回転運動を示す。
【００２０】尚、引き出し手段６７ａ、６７ｂの上流側
に、フォイルを加工するための要素、例えば、フォイル
材料に接合継ぎ目を形成するための接着若しくは接合手
段や、穴を形成するための穿孔手段などを更に設けるこ
とも可能である。図２a は、本発明に係る装置の第１の
実施の形態のある動作状態を示したもので、センサロー
ラ２１が、通常運転における最下状態、即ちセンサ４７
の高さに達している状態を示す。図２ｂは、センサロー
ラ２１がセンサ４５とセンサ４７との間を上昇してい
る、中間状態を示す。図２c は、センサローラ２１が、
通常運転における最上点、即ちセンサ４５の高さに達し
ている動作状態を示す。
に、フォイルを加工するための要素、例えば、フォイル
材料に接合継ぎ目を形成するための接着若しくは接合手
段や、穴を形成するための穿孔手段などを更に設けるこ
とも可能である。図２a は、本発明に係る装置の第１の
実施の形態のある動作状態を示したもので、センサロー
ラ２１が、通常運転における最下状態、即ちセンサ４７
の高さに達している状態を示す。図２ｂは、センサロー
ラ２１がセンサ４５とセンサ４７との間を上昇してい
る、中間状態を示す。図２c は、センサローラ２１が、
通常運転における最上点、即ちセンサ４５の高さに達し
ている動作状態を示す。
【００２１】次に、図１及び図２を参照しながら、本発
明に係る装置の第１の実施の形態の作用を説明する。引
き出し手段６７a 、６７b は、引き出し手段とフォイル
との間にある摩擦グリップによって、矢印５の方向にフ
ォイル材料１５を引っ張る。供給ロール１が静止してい
る状態では、引き出し力によってセンサローラ２１がガ
イド４１a 、４１b 内を上昇する。センサローラ２１が
上側の光学センサの高さに達すると（例えば、図２ｃに
示すように）、トリガ３９が光バリア４５をトリガす
る。光バリアが制御ユニット９に信号を送ると、制御ユ
ニット９が供給ロール１のモータ３を起動し、それによ
って供給ロール１が符号７で示す方向に回転する。これ
により、新しいフォイル材料１５が供給され、センサロ
ーラ２１はガイド４１ａ、４１ｂ内を下降する。トリガ
３９がセンサ４７に達すると、前記光バリアが起動され
る。供給ロール１のモータ３をスイッチオフするために
制御ユニット９に信号が送られ、その結果、更なるフォ
イルの供給が停止される（図２ａ参照）。引き出し手段
６７a 、６７b の引き出し動作が継続していると、図２
ｂに示すように、センサローラ２１は再び上昇する。セ
ンサローラ２１が前述のようにセンサ４５の高さに達す
ると、供給ロール１のモータ３が再びスイッチオンされ
る。
明に係る装置の第１の実施の形態の作用を説明する。引
き出し手段６７a 、６７b は、引き出し手段とフォイル
との間にある摩擦グリップによって、矢印５の方向にフ
ォイル材料１５を引っ張る。供給ロール１が静止してい
る状態では、引き出し力によってセンサローラ２１がガ
イド４１a 、４１b 内を上昇する。センサローラ２１が
上側の光学センサの高さに達すると（例えば、図２ｃに
示すように）、トリガ３９が光バリア４５をトリガす
る。光バリアが制御ユニット９に信号を送ると、制御ユ
ニット９が供給ロール１のモータ３を起動し、それによ
って供給ロール１が符号７で示す方向に回転する。これ
により、新しいフォイル材料１５が供給され、センサロ
ーラ２１はガイド４１ａ、４１ｂ内を下降する。トリガ
３９がセンサ４７に達すると、前記光バリアが起動され
る。供給ロール１のモータ３をスイッチオフするために
制御ユニット９に信号が送られ、その結果、更なるフォ
イルの供給が停止される（図２ａ参照）。引き出し手段
６７a 、６７b の引き出し動作が継続していると、図２
ｂに示すように、センサローラ２１は再び上昇する。セ
ンサローラ２１が前述のようにセンサ４５の高さに達す
ると、供給ロール１のモータ３が再びスイッチオンされ
る。
【００２２】なお、引き出し手段６７a 、６７b は連続
的に又は断続的に駆動される。引き出し手段６７a 、６
７b を断続的に作動させた場合は、センサローラ２１も
断続的に上昇する。供給ロール１が完全に巻き戻された
後は、モータ３の作動中であっても、フォイル材料は供
給されない。しかしながら、引き出し手段６７a 、６７
b は作動し続ける。センサローラ２１は上昇する。トリ
ガ３９は光バリア４５を通過する。しかしながら、フォ
イル材料は続けて供給されない。その結果、センサロー
ラ２１は更に上昇する。そして、センサローラ２１が上
部安全センサ４３（例えば、光バリア）に達すると、エ
ラー信号が発せられ、フォイル供給手段の引き出し手段
６７a 、６７b を含む全ての部分がスイッチオフされ
る。更に、例えば、新しい供給ロール１の挿入が必要で
あることを作業者に知らせるために、音響信号又は光信
号を発することも可能である。もちろん、供給ロールが
動かなくなるなどの不具合が起きたためにフォイルの供
給が止まった場合にも、安全センサ４３が反応する。
的に又は断続的に駆動される。引き出し手段６７a 、６
７b を断続的に作動させた場合は、センサローラ２１も
断続的に上昇する。供給ロール１が完全に巻き戻された
後は、モータ３の作動中であっても、フォイル材料は供
給されない。しかしながら、引き出し手段６７a 、６７
b は作動し続ける。センサローラ２１は上昇する。トリ
ガ３９は光バリア４５を通過する。しかしながら、フォ
イル材料は続けて供給されない。その結果、センサロー
ラ２１は更に上昇する。そして、センサローラ２１が上
部安全センサ４３（例えば、光バリア）に達すると、エ
ラー信号が発せられ、フォイル供給手段の引き出し手段
６７a 、６７b を含む全ての部分がスイッチオフされ
る。更に、例えば、新しい供給ロール１の挿入が必要で
あることを作業者に知らせるために、音響信号又は光信
号を発することも可能である。もちろん、供給ロールが
動かなくなるなどの不具合が起きたためにフォイルの供
給が止まった場合にも、安全センサ４３が反応する。
【００２３】一方、制御ユニット９またはモータ３の誤
動作が起きると、センサローラ２１及びトリガ３９がセ
ンサ４７を通過したときに供給ロール１がスイッチオフ
されない可能性がある。このような場合、センサローラ
２１は、下部安全センサ４９（例えば、光バリア）に達
するまで、ガイド４１a 、４１b 内を更に下降する。こ
の光バリアは、供給ロール１や引き出し手段６７a 、６
７b を含む装置全体を、スイッチオフする信号を送信す
る。このスイッチオフは、例えば、電源を遮断すること
によって行われる。更に、音響信号又は光信号を発し
て、作業者に誤動作が生じたことを知らせることも可能
である。また、例えばフォイル材料１５がセンサローラ
２１に達する前に破れた場合も、センサ４９が作動す
る。この場合にも、センサローラ２１がセンサ４７を通
過してセンサ４９まで下降し、作業者はエラー信号によ
って警告される。ガイドレール４１a 、４１b の下端部
において、又は、相応に設けられた支柱部材上で、セン
サローラ２１は下降を停止する。
動作が起きると、センサローラ２１及びトリガ３９がセ
ンサ４７を通過したときに供給ロール１がスイッチオフ
されない可能性がある。このような場合、センサローラ
２１は、下部安全センサ４９（例えば、光バリア）に達
するまで、ガイド４１a 、４１b 内を更に下降する。こ
の光バリアは、供給ロール１や引き出し手段６７a 、６
７b を含む装置全体を、スイッチオフする信号を送信す
る。このスイッチオフは、例えば、電源を遮断すること
によって行われる。更に、音響信号又は光信号を発し
て、作業者に誤動作が生じたことを知らせることも可能
である。また、例えばフォイル材料１５がセンサローラ
２１に達する前に破れた場合も、センサ４９が作動す
る。この場合にも、センサローラ２１がセンサ４７を通
過してセンサ４９まで下降し、作業者はエラー信号によ
って警告される。ガイドレール４１a 、４１b の下端部
において、又は、相応に設けられた支柱部材上で、セン
サローラ２１は下降を停止する。
【００２４】次に、図３及び図４を参照しながら、本発
明に係る装置の別の実施の形態の構造及び作用を説明す
る。本実施の形態は、引き出し手段６８、７０の前で合
わせられる平行に延びた二つのフォイルウェブを有して
いる。このように二つの平行なフォイルウェブを供給す
ることは、例えばフォイルバッグを製造する際、二つの
フォイルを相互に接着するために必要である。このよう
な場合のフォイルは、例えば、ラミネートされたアルミ
フォイルであってもよい。引き出し手段６８、７０の上
流側、若しくは下流側に、接着手段（図示せず）等を設
けてもよい。
明に係る装置の別の実施の形態の構造及び作用を説明す
る。本実施の形態は、引き出し手段６８、７０の前で合
わせられる平行に延びた二つのフォイルウェブを有して
いる。このように二つの平行なフォイルウェブを供給す
ることは、例えばフォイルバッグを製造する際、二つの
フォイルを相互に接着するために必要である。このよう
な場合のフォイルは、例えば、ラミネートされたアルミ
フォイルであってもよい。引き出し手段６８、７０の上
流側、若しくは下流側に、接着手段（図示せず）等を設
けてもよい。
【００２５】図３において、符号２、４は、それぞれ、
直径Ｄ1 及びＤ2 を有し、フォイル材料１６、１８を供
給するための供給ロールを示す。供給ロールは、モータ
６、８によって駆動され、符号７で示す方向に回転す
る。モータ６、８は、それぞれ信号ライン１２、１４を
介して、制御ユニット１０によって制御される。フォイ
ル１６、１８は、それぞれ消費量センサ８０、８２に入
る。この際、フォイル１６、１８は、それぞれ固定転向
ローラ２０、２４、及び、可動センサローラ２２、２６
に掛けられる。図３に示す実施の形態では、消費量セン
サ８０、８２のそれぞれは、三つの固定転向ローラ２
０、２４と、二つの可動センサローラ２２、２６から成
る。可動センサローラ２２、２６は、それぞれ連結部材
４０、４２を介して相互に連結しているため、消費量セ
ンサ８０、８２のセンサローラ２２、２６は、それぞれ
が同時に上下移動する。矢印３６、３８は、センサロー
ラ２２、２６の上下方向の動作を示す。符号４４、５０
は、上側の消費量センサ８０の安全センサを示し、符号
６０、６６は、下側の消費量センサ８２の安全センサを
示す。符号４６、４８は上側の消費量センサ８０のセン
サローラ２２の上下の転向点におけるセンサを示し、符
号６２、６４は下側の消費量センサ８２の対応するセン
サを示す。光学センサは、例えば、光バリアとして設計
されている。図３上には示されていないが、各光バリア
は、信号ラインを介して、供給ロール２、４のモータ
６、８を制御する制御ユニット１０に接続される。符号
２８、３０は、結合引き出し手段６８、７０によって引
き出される前の各フォイル１６、１８のための転向ロー
ラを示す。結合引き出し手段６８、７０は、モータ７２
によって駆動される。符号３２、３４は、それぞれ各消
費量センサの転向ローラ２０、２４のための固定マウン
ト手段を示している。
直径Ｄ1 及びＤ2 を有し、フォイル材料１６、１８を供
給するための供給ロールを示す。供給ロールは、モータ
６、８によって駆動され、符号７で示す方向に回転す
る。モータ６、８は、それぞれ信号ライン１２、１４を
介して、制御ユニット１０によって制御される。フォイ
ル１６、１８は、それぞれ消費量センサ８０、８２に入
る。この際、フォイル１６、１８は、それぞれ固定転向
ローラ２０、２４、及び、可動センサローラ２２、２６
に掛けられる。図３に示す実施の形態では、消費量セン
サ８０、８２のそれぞれは、三つの固定転向ローラ２
０、２４と、二つの可動センサローラ２２、２６から成
る。可動センサローラ２２、２６は、それぞれ連結部材
４０、４２を介して相互に連結しているため、消費量セ
ンサ８０、８２のセンサローラ２２、２６は、それぞれ
が同時に上下移動する。矢印３６、３８は、センサロー
ラ２２、２６の上下方向の動作を示す。符号４４、５０
は、上側の消費量センサ８０の安全センサを示し、符号
６０、６６は、下側の消費量センサ８２の安全センサを
示す。符号４６、４８は上側の消費量センサ８０のセン
サローラ２２の上下の転向点におけるセンサを示し、符
号６２、６４は下側の消費量センサ８２の対応するセン
サを示す。光学センサは、例えば、光バリアとして設計
されている。図３上には示されていないが、各光バリア
は、信号ラインを介して、供給ロール２、４のモータ
６、８を制御する制御ユニット１０に接続される。符号
２８、３０は、結合引き出し手段６８、７０によって引
き出される前の各フォイル１６、１８のための転向ロー
ラを示す。結合引き出し手段６８、７０は、モータ７２
によって駆動される。符号３２、３４は、それぞれ各消
費量センサの転向ローラ２０、２４のための固定マウン
ト手段を示している。
【００２６】図４は、消費量センサ８０の詳細を示して
いる。消費量センサ８２は、消費量センサ８０と同一の
構造を有する。各フォイルウェブの消費量センサ８０、
８２及びモータ６、８は相互に独立して作動する。図４
は、連結部材４０が安全センサ４４、５０を通過したと
きにエラー信号Ｆを光学安全センサ４４、５０から送信
するための信号経路５２、５８を示す。該当する作動部
をスイッチオフする光学安全センサの作用形態は、前述
した第１の実施の形態の場合と同様である。図４は、更
に、図３の供給ロール２のモータ６のスイッチオン又は
オフを実行するセンサ４６、４８の信号経路５４、５６
を示す。第１の実施の形態と同様に、センサローラ２２
の高さが光学センサ４６を通過すると、供給ロール２の
モータ６がスイッチオンされ、センサローラ２２の高さ
が光学センサ４８を通過すると、供給ロール２のモータ
６がスイッチオフされる。固定転向ローラ２０とセンサ
ローラ２２とがこのように配置され、また、三つの固定
転向ローラ２０と二つのセンサローラ２２とが備えられ
ているために、センサローラ２２の位置が安定し、フォ
イルの誘導精度が向上する。
いる。消費量センサ８２は、消費量センサ８０と同一の
構造を有する。各フォイルウェブの消費量センサ８０、
８２及びモータ６、８は相互に独立して作動する。図４
は、連結部材４０が安全センサ４４、５０を通過したと
きにエラー信号Ｆを光学安全センサ４４、５０から送信
するための信号経路５２、５８を示す。該当する作動部
をスイッチオフする光学安全センサの作用形態は、前述
した第１の実施の形態の場合と同様である。図４は、更
に、図３の供給ロール２のモータ６のスイッチオン又は
オフを実行するセンサ４６、４８の信号経路５４、５６
を示す。第１の実施の形態と同様に、センサローラ２２
の高さが光学センサ４６を通過すると、供給ロール２の
モータ６がスイッチオンされ、センサローラ２２の高さ
が光学センサ４８を通過すると、供給ロール２のモータ
６がスイッチオフされる。固定転向ローラ２０とセンサ
ローラ２２とがこのように配置され、また、三つの固定
転向ローラ２０と二つのセンサローラ２２とが備えられ
ているために、センサローラ２２の位置が安定し、フォ
イルの誘導精度が向上する。
【００２７】第２の実施の形態と同様に、図１及び図２
に示す第１の実施の形態を、複数のフォイルウェブを供
給するために、対応する数の消費量センサを設けて、用
いることができる。一方、図３及び図４に示すような消
費量センサを単独で、単一のフォイルウェブを供給する
ために用いることもできる。例えば、直立するバッグの
側部及び底部のフォイルを形成するために複数のフォイ
ルウェブを供給する場合、そのフォイルウェブの数より
も多い数の消費量センサを設けてもよい。
に示す第１の実施の形態を、複数のフォイルウェブを供
給するために、対応する数の消費量センサを設けて、用
いることができる。一方、図３及び図４に示すような消
費量センサを単独で、単一のフォイルウェブを供給する
ために用いることもできる。例えば、直立するバッグの
側部及び底部のフォイルを形成するために複数のフォイ
ルウェブを供給する場合、そのフォイルウェブの数より
も多い数の消費量センサを設けてもよい。
【００２８】以上の説明においては、センサローラと転
向ローラとの距離が第１所定距離を超えたときに供給ロ
ールを完全に停止し、センサローラと転向ローラとの距
離が第２所定距離よりも小さくなったときに供給ロール
を再び駆動する場合の作用について説明したが、本発明
はこれに限定されるものではない。例えば、センサロー
ラと転向ローラとの距離が第１所定距離を超えたとき、
供給ロールを完全にスイッチオフせずに単に減速させて
もよいし、センサローラと転向ローラとの距離が第２所
定距離よりも小さくなったときに供給ロールを加速させ
る態様も可能である。これは、大型で重い供給ロールを
使用する際に特に有効である。
向ローラとの距離が第１所定距離を超えたときに供給ロ
ールを完全に停止し、センサローラと転向ローラとの距
離が第２所定距離よりも小さくなったときに供給ロール
を再び駆動する場合の作用について説明したが、本発明
はこれに限定されるものではない。例えば、センサロー
ラと転向ローラとの距離が第１所定距離を超えたとき、
供給ロールを完全にスイッチオフせずに単に減速させて
もよいし、センサローラと転向ローラとの距離が第２所
定距離よりも小さくなったときに供給ロールを加速させ
る態様も可能である。これは、大型で重い供給ロールを
使用する際に特に有効である。
【００２９】前述したように、第１の実施の形態及び第
２の実施の形態では、フォイルの供給動作において、セ
ンサローラ２１、２２の下降はその自重によって開始さ
れる。フォイル材料の張力は、センサローラの重さを調
節することにより、又は、適宜重りを追加することによ
り調節することができる。フォイル材料の例として、ア
ルミニウム等の金属の箔、ポリエチレン、ポリスチレ
ン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタラート等か
らなるプラスチックシート、及び、プラスチックシート
を積層したものや、プラスチックシートにアルミニウム
等の金属をコーティングしたものが挙げられる。
２の実施の形態では、フォイルの供給動作において、セ
ンサローラ２１、２２の下降はその自重によって開始さ
れる。フォイル材料の張力は、センサローラの重さを調
節することにより、又は、適宜重りを追加することによ
り調節することができる。フォイル材料の例として、ア
ルミニウム等の金属の箔、ポリエチレン、ポリスチレ
ン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタラート等か
らなるプラスチックシート、及び、プラスチックシート
を積層したものや、プラスチックシートにアルミニウム
等の金属をコーティングしたものが挙げられる。
【００３０】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るフォイ
ル供給装置及び方法によれば、センサローラがその自重
のみ又は適当な追加重りと共にそれぞれのフォイルの上
に載せられているので、フォイルに掛かる力は一定し、
引き出し手段の前段のフォイルの張力は一定となる。こ
れにより、フォイル材料を精度良く供給することがで
き、現在のフォイル加工ラインで標準となっている非常
に高い動作速度を保つことができる。
ル供給装置及び方法によれば、センサローラがその自重
のみ又は適当な追加重りと共にそれぞれのフォイルの上
に載せられているので、フォイルに掛かる力は一定し、
引き出し手段の前段のフォイルの張力は一定となる。こ
れにより、フォイル材料を精度良く供給することがで
き、現在のフォイル加工ラインで標準となっている非常
に高い動作速度を保つことができる。
【図１】本発明に係る装置の第１の実施の形態の略斜視
図
図
【図２】本発明に係る装置の第１の実施の形態の様々な
動作状態を示した図
動作状態を示した図
【図３】本発明に係る装置の第２の実施の形態の略側面
図
図
【図４】第２の実施の形態の消費量センサを描いた、図
３の詳細を示した図
３の詳細を示した図
１、２、４…供給ロール、３、６、８…モータ、１５、
１６、１８…フォイル材料、１９、２０、２４…転向ロ
ーラ、２１、２２、２６…センサローラ、４１ａ、４１
ｂ…ガイド手段、４３、４４、４９、５０、６０、６６
…安全センサ、４５、４６、４７、４８、６２、６４…
センサ、６７ａ、６７ｂ、６８、７０…引き出し手段、
８０、８１、８２…消費量センサ
１６、１８…フォイル材料、１９、２０、２４…転向ロ
ーラ、２１、２２、２６…センサローラ、４１ａ、４１
ｂ…ガイド手段、４３、４４、４９、５０、６０、６６
…安全センサ、４５、４６、４７、４８、６２、６４…
センサ、６７ａ、６７ｂ、６８、７０…引き出し手段、
８０、８１、８２…消費量センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 エーベルハルト・クラフト ドイツ連邦共和国、74924 ネッカールビ ショフシャイム、 ヘーベルシュトラーセ １
Claims (25)
- 【請求項１】 フォイルバッグを製造するため等に、フ
ォイル材料を供給するためのフォイル供給装置であっ
て、ある供給能によってフォイル材料を供給するための
モータ駆動される供給ロールと、ある引き出し能によっ
てフォイル材料を引き出すための引き出し手段と、フォ
イル材料の消費量に応じて前記供給ロールの駆動を制御
するための、前記供給ロールと前記引き出し手段との間
に設けられた消費量センサと、から成り、 前記消費量センサは、 少なくとも一つの固定された転向ローラと、 フォイル材料の供給能と引き出し能との差にしたがって
前記少なくとも一つの転向ローラからの距離が変化する
ように支持され配置された、少なくとも一つのセンサロ
ーラと、 前記少なくとも一つのセンサローラの前記少なくとも一
つの転向ローラからの距離の変化を感知して、前記少な
くとも一つのセンサローラの前記少なくとも一つの転向
ローラからの距離が第１所定距離よりも小さいときに前
記供給ロールの駆動装置の速度を大きくし、前記少なく
とも一つのセンサローラの前記少なくとも一つの転向ロ
ーラからの距離が第２所定距離を超えるときに前記駆動
装置の速度を小さくする、センサ手段と、から成る、 ことを特徴とするフォイル供給装置。 - 【請求項２】 前記センサ手段は、前記少なくとも一つ
のセンサローラの前記少なくとも一つの転向ローラから
の距離が前記第２所定距離を超えるときに、前記供給ロ
ールの前記駆動装置をスイッチオフすることを特徴とす
る請求項１に記載のフォイル供給装置。 - 【請求項３】 ガイド手段が設けられ、前記少なくとも
一つのセンサローラは、前記少なくとも一つの転向ロー
ラからの距離が変化する間、前記ガイド手段に沿って移
動することを特徴とする請求項１又は２に記載のフォイ
ル供給装置。 - 【請求項４】 前記ガイド手段は略垂直に設けられるこ
とを特徴とする請求項３に記載のフォイル供給装置。 - 【請求項５】 前記少なくとも一つのセンサローラに重
りが追加されることを特徴とする請求項１乃至４のいず
れかに記載のフォイル供給装置。 - 【請求項６】 前記転向ローラの数は前記センサローラ
の数より一つだけ多く、前記フォイル材料は、前記転向
ローラ及び前記センサローラに交互に掛けられることを
特徴とする請求項１乃至５のいずれかに記載のフォイル
供給装置。 - 【請求項７】 相互に連結された少なくとも二つのセン
サローラが設けられることを特徴とする請求項６に記載
のフォイル供給装置。 - 【請求項８】 前記センサ手段は、前記少なくとも一つ
のセンサローラの前記少なくとも一つの転向ローラから
の距離が前記第１所定距離より小さいときに前記駆動装
置を加速させるための信号を出力する、第１センサを備
えることを特徴とする請求項１乃至７のいずれかに記載
のフォイル供給装置。 - 【請求項９】 前記センサ手段は、前記少なくとも一つ
のセンサローラの前記少なくとも一つの転向ローラから
の距離が前記第２所定距離を超えるときに前記駆動装置
を減速させるための信号を出力する、第２センサを備え
ることを特徴とする請求項１乃至８のいずれかに記載の
フォイル供給装置。 - 【請求項１０】 前記少なくとも一つのセンサローラの
前記少なくとも一つの転向ローラからの距離が最小許容
距離よりも小さいときにエラー信号を発する、第１安全
センサを備えることを特徴とする請求項１乃至９のいず
れかに記載のフォイル供給装置。 - 【請求項１１】 前記少なくとも一つのセンサローラの
前記少なくとも一つの転向ローラからの距離が最大許容
距離よりも大きいときにエラー信号を発する、第２安全
センサを備えることを特徴とする請求項１乃至１０のい
ずれかに記載のフォイル供給装置。 - 【請求項１２】 前記安全センサは、近接スイッチから
成ることを特徴とする請求項１０又は１１に記載のフォ
イル供給装置。 - 【請求項１３】 前記安全センサは、光学センサ素子か
ら成ることを特徴とする請求項１０又は１１に記載のフ
ォイル供給装置。 - 【請求項１４】 前記第１及び第２センサのうち少なく
とも一方は、近接スイッチから成ることを特徴とする請
求項１乃至１３のいずれかに記載のフォイル供給装置。 - 【請求項１５】 前記第１及び第２センサのうち少なく
とも一方は、光学センサ素子から成ることを特徴とする
請求項１乃至１４のいずれかに記載のフォイル供給装
置。 - 【請求項１６】 前記光学センサ素子は、光バリアから
成ることを特徴とする請求項１３又は１５に記載のフォ
イル供給装置。 - 【請求項１７】 前記エラー信号は、少なくとも、前記
引き出し手段と供給されたフォイルの更なる加工のため
の作動部とをスイッチオフするために用いられることを
特徴とする請求項１０又は１１に記載のフォイル供給装
置。 - 【請求項１８】 前記引き出し手段は、断続的に駆動さ
れることを特徴とする請求項１乃至１７のいずれかに記
載のフォイル供給装置。 - 【請求項１９】 少なくとも二つのモータ駆動される供
給ロール及び消費量センサが、少なくとも二つのフォイ
ルウェブを供給可能なように設けられることを特徴とす
る請求項１乃至１８のいずれかに記載のフォイル供給装
置。 - 【請求項２０】 前記供給ロールの前記モータは、対応
する前記消費量センサの前記センサ手段から前記信号を
受け取る共通の制御ユニットによって駆動されることを
特徴とする請求項１９に記載のフォイル供給装置。 - 【請求項２１】 フォイルバッグの製造等におけるフォ
イル材料供給方法において、 フォイル材料は、モータ駆動される供給ロールから供給
され、 続いて、少なくとも一つの固定された転向ローラ及び前
記少なくとも一つの転向ローラからの距離が可変である
少なくとも一つのセンサローラによってガイドされ、 最後に、引き出し手段によって引き出され、 前記少なくとも一つのセンサローラの前記少なくとも一
つの転向ローラからの距離が第１所定距離よりも小さい
とき、前記供給ロールの駆動装置の速度が大きくされ、 前記少なくとも一つのセンサローラの前記少なくとも一
つの転向ローラからの距離が第２所定距離を超えると
き、前記駆動装置の速度が小さくされる、 ことを特徴とするフォイル供給方法。 - 【請求項２２】 前記少なくとも一つのセンサローラの
前記少なくとも一つの転向ローラからの距離が前記第２
所定距離を超えるとき、前記供給ロールの前記駆動装置
がスイッチオフされることを特徴とする請求項２１記載
のフォイル供給方法。 - 【請求項２３】 前記少なくとも一つのセンサローラの
前記少なくとも一つの転向ローラからの距離が最小許容
距離よりも小さいとき、少なくとも、前記引き出し手段
と供給されたフォイルの更なる加工のための作動部とが
スイッチオフされることを特徴とする請求項２１又は２
２に記載のフォイル供給方法。 - 【請求項２４】 前記少なくとも一つのセンサローラの
前記少なくとも一つの転向ローラからの距離が最大許容
距離を超えるとき、少なくとも、前記供給ロールの前記
駆動装置と、前記引き出し手段と、前記フォイルの更な
る加工のための作動部と、がスイッチオフされることを
特徴とする請求項２１乃至２３のいずれかに記載のフォ
イル供給方法。 - 【請求項２５】 前記フォイルは、前記引き出し手段に
よって断続的に引き出されることを特徴とする請求項２
１乃至２４のいずれかに記載のフォイル供給方法。
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