JPH07291524A - 延反機の耳揃え制御方法および装置および耳位置検出装置 - Google Patents

延反機の耳揃え制御方法および装置および耳位置検出装置

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JPH07291524A
JPH07291524A JP9088894A JP9088894A JPH07291524A JP H07291524 A JPH07291524 A JP H07291524A JP 9088894 A JP9088894 A JP 9088894A JP 9088894 A JP9088894 A JP 9088894A JP H07291524 A JPH07291524 A JP H07291524A
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Masaki Mizutani
将己 水谷
Yasukazu Nishitani
泰和 西谷
Kensaku Fujiyabu
賢作 藤藪
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 いかなる延反条件であっても良好な耳揃えを
行うことを目的とする。 【構成】 生地の耳位置は耳位置検出手段によって検出
され、設定手段には延反条件に適した耳揃え立ち上がり
加速度および耳揃え速度制限値を予め設定される。指令
手段は耳揃え検出手段からの耳位置の非検出信号を基に
予め設定された耳揃え立ち上がり加速度および耳揃え速
度制限値の耳揃え速度内で耳揃えを行うように信号を導
出することによって延反機本体に設けた耳揃えモータを
制御する。また、耳位置検出手段からの耳位置の検出信
号を基に耳揃えモータの減速から停止までを短時間で行
うように信号を導出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、布帛などの生地を、ロ
ール状の原反状態から解反し、所用の長さに繰り出す際
に生地の耳を揃えるための延反機の耳揃え制御方法およ
び装置および耳位置検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】延反機においては、水平な延反テーブル
の長手方向に延反機本体が往復走行し、ロール状に巻か
れた原反を解反して繰り出し、所用の長さで所用枚数と
なるように延反テーブル上に広げて積み重ねていく。延
反機本体にはロール状の原反を載置し、繰り出し部から
生地を繰り出し、延反テーブル上に生地を積み重ねてい
く。原反の巻き状態などにより、生地を延反テーブル上
に積み重ねる際、ずれが生じる。このずれを修正するた
めに延反機の走行台車に、耳検出器および耳揃えモータ
を設けるとともに架台を載置する。該架台は原反を支持
し生地を解反および繰り出しが行えるようになってい
る。該架台は、延反機の走行方向と直交する方向に移動
調整し、生地の耳揃えが行われている。
【0003】図8は、従来例における耳揃えの概略的な
構成を示したものである。構成は大略的に制御部56、
および延反機本体57を含む。延反機本体57には、生
地の耳位置を検出する光センサよりなる耳検出器60お
よび架台を移動調整するためのACモータ59が含まれ
る。耳検出器60の検出信号は制御部56のリレーシー
ケンス58に送られる。制御部56は、延反機本体57
に設けられたACモータ59を駆動あるいは停止させる
ためのON/OFF指令58を延反機本体57に設けら
れた耳検出器60の検出信号を基にリレーシーケンス5
8によりACモータ59に送る。ACモータ59は制御
部56からのON/OFF指令58により制御される。
【0004】図10は、上記した従来例における耳検出
器60の概略図である。耳検出器60は、発光素子と受
光素子からなる光センサから構成されている。耳検出器
60は生地の通過軌跡を挟むように設けられたU字状部
材61上に生地幅方向に発光素子62Aと受光素子63
Aからなる1組の検出部材64Aと発光素子62Bと受
光素子63Bとからなるもう1組の検出部材64Bが設
けられている。
【0005】耳検出器60に設けた2対の検出部材64
A,64Bの間に生地の耳が位置していれば生地の走行
は正しく、生地が左右どちらか一方にずれて2対の検出
部材64A,64Bが耳を2対とも検出したときあるい
は2対とも検出しないときは生地が異常走行していると
きであるので、生地が2対の検出部材の間に位置するよ
うに架台を左右方向に移動調整する。
【0006】耳検出器60を構成する発光素子と受光素
子からなる光センサは延反機上において複数個設けてい
る。これらの光センサは個々に感度が微妙に異なり、良
好な耳揃えを行うためには全ての光センサの感度を均一
にしておく必要がある。そのため各光センサは感度調整
機構または感度調整回路を設けたものを使用し、その感
度調整は各光センサについているダイヤルにより手動で
調整、あるいは生地の配置状態および非配置状態での検
出信号を基に自動にその生地を検出するための適切なセ
ンサ感度を算出し調整をする。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では耳検出器60からの検出信号によってACモー
タ59を駆動あるいは停止するだけなので、図9に示す
ように耳揃え速度パターンが1つしか存在しない。その
ため、どのような生地であっても耳揃え立ち上がり加速
度は一定である。耳揃え立ち上がり加速度が大きく設定
されていれば、やわらかく滑りにくい生地を延反する場
合、良好な耳揃えが行われるが、固い生地の耳揃えを行
う場合、生地に折れが生じ、皺の原因となる。また、滑
りやすい生地の場合、解反ベルトおよび繰り出しベルト
と生地との間にスリップが生じ、これが原因となり皺が
発生する。
【0008】耳揃え立ち上がり加速度が小さく設定され
ていた場合、耳揃え完了時間が長くなり良好な耳揃えが
できない。また、耳の状態が悪い生地については耳揃え
手段が敏感に反応してしまうという問題点もある。
【0009】また耳検出器60については、生地の固さ
あるいは延反のための延反テーブル長手方向への延反機
の往復移動などが原因となり、生地がU字状部材61の
どちらか一辺に近づくことがある。特に芯地などのよう
に薄い生地を延反する場合、耳検出器60の発光素子6
2側に生地が近づきすぎると、発光素子62から発せら
れた光が生地を透過してしまい、発光素子62に対向し
て設けられた受光素子63が受光し生地が検出されず、
耳揃え装置が作動してしまうことが起こる。このような
薄い生地を延反する場合に起こる耳揃え装置の誤作動を
なくすためには、薄い生地でも発光素子62から発せら
れる光が生地を透過しないように発光素子62の光量の
微妙な調整が要求され、またこの調整には時間がかかっ
てしまうという問題もある。
【0010】また上記従来例での光センサの感度調整に
おいて、ダイヤル式の感度調整の光センサでは延反機に
設けられた全ての光センサに対して生地の配置状態およ
び非配置状態をつくり手動で調整を行わなければなら
ず、その調整には時間を要し、また微妙な調整は困難で
ある。生地の配置状態および非配置状態での検出信号を
基に自動にその生地を検出するのに適した感度を算出し
調整する光センサについては、手動での感度調整の必要
はなくなるもののダイヤル式と同じく生地の非配置状態
および配置状態をつくり感度調整をしなければならな
い。そのため延反機の全ての光センサに対して調整を行
うには時間を要するという問題点もある。
【0011】本発明は、上記の問題点に鑑みて発明され
たものであり、その目的とする処は、どのような延反条
件であっても良好な耳揃えが可能である耳揃え制御方法
および耳揃え制御装置および耳位置検出装置を提供する
ことである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、原反ロールを解反し繰り出される生地の耳
位置のずれを修正する延反機の耳揃え制御方法におい
て、延反条件に適した耳揃え立ち上がり加速度を設定
し、生地の耳位置を検出するために設けた耳位置検出手
段からの耳位置の非検出信号を基に、予め設定された耳
揃え立ち上がり加速度で耳揃えを行うように指令を出す
ことにより延反機本体に設けられた耳揃えモータを制御
することを特徴とする。
【0013】また本発明は、原反ロールを解反し繰り出
される生地の耳位置のずれを修正する延反機の耳揃え制
御装置において、延反条件に適した耳揃え立ち上がり加
速度を設定する設定手段と、生地の耳位置を検出する耳
位置検出手段と、耳位置検出手段からの耳位置の非検出
信号を基に、設定手段で設定された耳揃え立ち上がり加
速度で耳揃えを行うように信号を導出する指令手段と、
指令手段からの信号を基に延反機本体に設けた耳揃えモ
ータを制御する制御手段とを含むことを特徴とする。
【0014】また本発明は、前記設定手段には延反条件
に適した耳揃え立ち上がり加速度および耳揃え速度制限
値を設定し、前記指令手段は前記耳位置検出手段からの
耳位置の非検出信号を基に、設定手段で設定された耳揃
え立ち上がり加速度および耳揃え速度制限値の耳揃え速
度内で耳揃えを行うように信号を導出することを特徴と
する。
【0015】また本発明は、前記指令手段は前記耳位置
検出手段からの耳位置の検出信号を基に前記耳揃えモー
タの減速から停止までを短時間で行うように信号を導出
することを特徴とする。
【0016】また本発明は、走行台車上の所定位置で生
地の通過軌跡を挟むように一定距離をおいて互いに対向
する位置に設ける発光素子および受光素子からなる光セ
ンサを2組近接する位置にそれぞれの発光素子からの発
光方向が互いに対向するように設けた検出部材と、該検
出部材に設けられた2個の受光素子からの検出信号の論
理和を取り該受光素子の1つでも生地耳検出時は該検出
部材は耳位置を検出したとする生地耳の検出信号を導出
する判定手段を含むことを特徴とする。
【0017】また本発明は、発光素子および受光素子と
の間は生地の非配置状態でセンサ感度を連続的に変化さ
せていき光センサの動作レベルを検出する動作レベル検
出手段と、該動作レベル検出手段により検出された動作
レベルに予め設定された感度補正値を与え生地耳を検出
するのに適したセンサ感度を算出する適正感度算出手段
と、該適正感度算出手段により算出されたセンサ感度に
光センサの感度を調整する感度調整手段とを含むことを
特徴とする。
【0018】
【作用】本発明に従えば、延反条件に適した耳揃え立ち
上がり加速度を予め設定しておき、生地の耳位置を検出
するために設けた耳位置検出手段からの耳位置の非検出
信号を基に、予め設定された耳揃え立ち上がり加速度で
耳揃え行うように指令を出して延反機本体に設けられて
いる耳揃えモータを制御する。
【0019】また本発明に従えば、生地の耳位置は耳位
置検出手段によって検出され、設定手段には延反条件に
適した耳揃え立ち上がり加速度を予め設定される。指令
手段は耳揃え検出手段からの耳位置の非検出信号を基に
予め設定された耳揃え立ち上がり加速度で耳揃えを行う
ように信号を導出することによって延反機本体に設けて
いる耳揃えモータを制御する。
【0020】また本発明によれば、設定手段には延反条
件に適した耳揃え立ち上がり加速度および耳揃え速度制
限値を予め設定し、指令手段は耳位置検出手段からの耳
位置の非検出信号を基に設定手段に予め設定された耳揃
え立ち上がり加速度および耳揃え速度制限値の耳揃え速
度内で耳揃えが行われるように信号を導出する。
【0021】また本発明によれば、耳位置検出手段から
の耳位置の検出信号を基に耳揃えモータの減速から停止
までを短時間で行うように信号を導出する。
【0022】また本発明によれば、検出部材は走行台車
上の所定位置で生地の通過軌跡を挟むように光センサを
2組近接する位置にそれぞれの発光素子からの発光方向
が互いに対向するように設け、判定手段は該検出部材に
設けられた2個の受光素子からの検出信号の論理和を取
り該受光素子の1つでも生地耳検出時には該検出部材は
耳位置を検出したとする生地耳の検出信号を導出する。
【0023】また本発明によれば、発光素子および受光
素子との間は生地の非配置状態で動作レベル検出手段に
よりセンサ感度を連続的に変化させ、動作レベルを検出
する。適正感度算出手段は検出された動作レベルに、予
め設定された感度補正値を与え生地耳を検出するのに適
したセンサ感度を算出する。そして感度調整手段は算出
されたセンサ感度に光センサの感度を調整する。したが
って延反環境による光センサの感度変化による影響をな
くし、複数個設けた各光センサ間の感度のばらつきをな
くし均一にすることができる。
【0024】
【実施例】図1は、本発明の一実施例の概略的な構成を
一部切り欠いて示している。延反機1には、水平な載置
面を有する延反テーブル2上を長手方向に沿って往復移
動可能な走行台車3と、走行台車3上をその走行方向に
対し直交する方向に移動可能な架台として解反装置5と
繰り出し装置6が設けられる。
【0025】走行台車3には車輪4が設けられ、走行台
車3の走行は車輪4を駆動して行われ、走行方向の一端
側の側壁下部に拡布ローラ7、生地押さえ板8、カッタ
部材9等を昇降移動自在に設けている。
【0026】次に架台としての解反装置5,繰り出し装
置6の構成について説明をする。解反装置5は、走行台
車3の図示しない左右両フレーム間に設けたガイドバー
10,11により走行台車3上に支持されている。
【0027】解反装置5は、図示しない左右フレーム間
に梁14,15および原反受部材支持軸16を設け、梁
14,15の適所にアーム17,18を垂下し、アーム
17,18に設けたロール19,20によりガイドバー
10,11を挟持し、解反装置5を走行台車3上におい
て左右方向(走行台車3の走行方向に対し直交する方
向)に移動できるように支持している。
【0028】また解反装置5には原反受部材21が設け
られている。原反受部材21では、V字状に掛けられた
解反ベルト22上に原反23が乗載され、図示しない解
反モータによって駆動される。
【0029】ガイドバー10,11間に架け渡した支持
部材24によって、原反受部材21を左右動させるため
のサーボモータ25を支持する。梁14,15には図示
しない支持部材を介して延反機幅方向に延びるラック2
6を設け、サーボモータ25のモータ軸に設けたピニオ
ン27とラック26とをかみ合わせ、サーボモータ25
の回転により解反装置5を延反機幅方向に左右動させ
る。
【0030】解反ベルト22頂部から垂下した生地28
の耳位置検出手段として、生地28の通過軌跡を挟みU
字状の耳検出器29を支持部材30により設ける。耳検
出器29の構成については後で説明をする。
【0031】次に繰り出し装置6は、走行台車3の図示
しない左右両フレーム間に設けたガイドバー12,13
により走行台車3上に支持されている。
【0032】繰り出し装置6は、走行台車3上の図示し
ない左右フレーム間に梁31,32を設け、梁31,3
2の適所にアーム33,34を垂下し、アーム33,3
4に設けたロール35,36はガイドバー12,13を
挟持し、繰り出し装置6を走行台車3上において左右に
移動できるように支持している。
【0033】ガイドバー12,13間に架け渡した支持
部材37によって、繰り出し装置6を左右動させるため
のサーボモータ38を支持する。梁31,32には図示
しない支持部材を介して延反機幅方向に延びるラック3
9を設け、サーボモータ38のモータ軸に設けたピニオ
ン40とラック39とをかみ合わせ、サーボモータ38
の回転により繰り出し装置6を延反機幅方向に左右動さ
せる。
【0034】また繰り出し装置6には、一対の繰り出し
ベルト支持ロール41,42により繰り出しベルト43
を張設し、図示しない繰り出しモータにより駆動され
る。
【0035】繰り出しベルト43の頂部から垂下した生
地28の通過軌跡を挟みU字状の耳検出器44を支持部
材45により設ける。センサ44は上述したセンサ29
と同じものが使用される。
【0036】図2は、図1に示す実施例の耳揃え制御装
置の電気的構成を示したもので設定部46、指令部4
7、制御部48、および延反機本体49を含む。
【0037】設定部46では、解反装置5および繰り出
し装置6における耳揃えのための耳揃え立ち上がり加速
度および耳揃え速度制限値が作業者により入力手段5
0,51にそれぞれ入力される。
【0038】指令部47は、設定部46で設定されたデ
ータに基づき、解反装置5内に設けられた耳揃え用サー
ボモータ25を制御するための指令パルス列52を制御
部48に送る。また同様に繰り出し装置6内に設けられ
た耳揃え用サーボモータ38を制御するための指令パル
ス列53を制御部48に送る。サーボモータ25,38
を制御する制御部48は、サーボアンプ54,55を含
む。
【0039】延反機本体49には、耳揃えを行うために
解反装置5および繰り出し装置6をそれぞれ走行台車3
上において左右方向に移動させるためのサーボモータ2
5,38、そして生地28の耳の位置を検出する耳検出
器29,44が含まれる。設定部46、指令部47、制
御部48は、マイクロコンピュータ等により構成され、
延反機本体に搭載される。
【0040】原反の延反開始前に、作業者は延反条件に
適した耳揃え立ち上がり加速度および耳揃え速度制限値
を設定部46の入力手段50,51において入力をす
る。指令部47では、設定部46の入力手段50,51
において入力された耳揃え立ち上がり加速度および耳揃
え速度制限値と、延反機本体49に設けた耳検出器2
9,44の耳位置の非検出信号に応じて設定された耳揃
え立ち上がり加速度でサーボモータ25,38が耳揃え
を行うように、指令パルス列52,53を制御部48の
サーボアンプ54,55に導出する。サーボアンプ5
4,55では、指令部47からの指令パルス列52,5
3を基にサーボモータ25,38の加速駆動を行う。
【0041】耳揃え速度が予め設定した耳揃え速度制限
値に達した時は、該耳揃え速度制限値で耳揃えを行うよ
うに指令パルス列52,53を制御部48のサーボアン
プ54,55に導出し、サーボモータ25,38を定速
駆動させる。
【0042】耳検出器29,44の耳位置の検出信号に
応じて、サーボモータ25,38を減速させる時は、該
指令部46はサーボモータ25,38に負担のかからな
い程度の負の耳揃え加速度でサーボーモータ25,38
が短時間で減速をするように指令パルス列52,53を
制御部48のサーボアンプ54,55に導出する。サー
ボアンプ54,55では、指令部47からの指令パルス
列52,53を基にサーボモータ25,38を減速およ
び停止させるように制御する。
【0043】図3は、本実施例における耳揃え速度の時
間変化を表したグラフである。ここでは3種類の耳揃え
速度パターンv1,v2,v3を示している。Tav1
〜Tav3は加速部分、Tdv1〜Tdv3は減速部分
である。耳揃え速度パターンv3のように耳揃え立ち上
がり加速度が小さい時は、耳揃え速度の速度制限値を低
く、また耳揃え速度パターンv1のように耳揃え立ち上
がり加速度が大きい時には、耳揃え速度の速度制御値を
高くなるように耳揃え立ち上がり加速度および耳揃え速
度制限値を設定し制御を行う。
【0044】図3においては、本発明を理解しやすくす
るために耳揃え速度が予め設定した耳揃え速度制限値に
達する場合の耳揃え速度パターンを示した。通常の耳揃
えにおいては耳揃えに要する時間は短時間であるため、
予め設定された耳揃え立ち上がり加速度で耳揃え速度が
加速中に耳検出器29,44より耳位置の検出信号を受
け耳揃え速度を減速するように制御することが多く、し
たがって耳揃え速度パターンが三角形になることが多
い。
【0045】しかし原反ロール23の原反受部材21へ
の載置状態、または生地28の耳状態などが悪く、生地
28の耳揃えを行うために解反装置5あるいは/および
繰り出し装置6を走行台車3上において左右方向のいず
れかに大きく移動させなければならなく耳揃えに要する
時間が長くかかるときであっても、耳揃え速度制限値を
延反条件に適した値で予め設定し、耳揃え速度制限値の
耳揃え速度内で耳揃えを行うように制御するため、耳揃
え速度が上昇しすぎることがなく生地28に無理な力を
かけずに良好な耳揃えを行うことができる。
【0046】また一般にモータの制御においては、図9
に示したグラフのように台形加減速が使用され加速時間
Taと減速時間Tdとは等しいのに対し、本実施例では
減速時間は短くなるように制御される。耳検出器29,
44からの耳位置の検出信号により、指令部47は耳揃
え減速時、サーボモータ25,38に負担のかからない
程度の負の耳揃え加速度で短時間でサーボモータ25,
38が減速をするように指令パルス列52,53を制御
部48に導出し、サーボモータ25,38を減速させる
ように制御を行うため、減速指令が出されてからの解反
装置5あるいは/および繰り出し装置6の移動量(惰走
距離)を短くすることができる。
【0047】耳揃え立ち上がり加速度については延反条
件に適した値を設定部46に設定する。延反条件とは、
延反する生地の性質あるいは延反速度など様々な条件が
考えられる。例えば、延反をする生地がやわらかくかつ
滑りにくい生地の場合は、図3の速度パターンv1のよ
うに耳揃え立ち上がり加速度を大きくし、また耳揃え速
度制限値も高くする。延反する生地が固い場合あるいは
滑りやすい生地の場合は、図3の速度パターンv3のよ
うに耳揃え立ち上がり加速度を小さくすると共に耳揃え
速度制限値も低く抑える。また、延反する生地が固いあ
るいは滑りやすい場合でも生地耳の状態が悪い場合に
は、図3の速度パターンv2のように耳揃え立ち上がり
加速度および耳揃え速度制限値を設定をする。
【0048】図4は、本発明の耳位置検出手段である耳
検出器29の概略的な構成を示したものである。耳検出
器29は、生地の通過軌跡を挟むようにU字状部材71
が設けられ、U字状部材71には延反をする生地28の
幅方向に検出部材72を2対設ける。各検出部材72に
は2組の発光素子73,76および受光素子74,75
が近接する位置にそれぞれの発光素子73,76からの
発光方向が互いに対向するように配置している。また図
示していないが発光素子73,76からの光が受光素子
74,75へ漏れて干渉し誤った検出を防ぐために、発
光素子73,76と受光素子74,75との間には不透
明な遮蔽板を設けている。
【0049】検出部材72A,72Bの間に生地28の
耳が位置していれば生地28の走行は正しいが、生地2
8がいずれか一方にずれて検出部材が耳を2対とも検出
あるいは2対とも検出しないときは耳検出器29は耳位
置の非検出信号を出す。これは生地28が異常走行して
いるときであるから、解反装置5を左右いずれかに移動
しなければならない。耳検出器44については、上記で
説明した耳検出器29と同じ構成であるため説明は省略
する。
【0050】図5は、図4で示した本発明の耳検出器2
9の1つの検出部材72Aにおける電気的な構成を示し
たものである。検出部材72Aには2組の受光素子74
A,75Aを発光素子73A,76Aからの発光方向が
互いに対向するようにU字状部材71に配置される。受
光素子74A,75Aからの検出信号77,78を判定
する判定手段79を設ける。
【0051】薄い生地などを延反する場合、生地の固さ
や延反機の往復運動により生地が検出部材72Aの一方
の発光素子76Aに近づきすぎ、発光素子76Aから発
せられた光が生地を透過することで生地を検出すること
ができなくても、他方の発光素子73Aは生地まで距離
があるため生地の検出が可能である。
【0052】判定手段79では、2個の受光素子74
A,75Aからの検出信号の論理和が取られ、2個の受
光素子74A,75Aからの検出信号77,78のうち
いずれかが生地耳を検出したときには耳位置の検出信号
を導出し、2個の受光素子74A,75Aのいずれもが
生地耳を検出しなかったときは、耳位置の非検出信号を
導出する。検出部材72はU字状部材71の生地幅方向
に2対設けるが、他方の検出部材72Bも上記で説明し
た検出部材72Aの構成と同じである。
【0053】図6は、図4で示した検出部材72Aに配
置した発光素子73Aおよび受光素子75Aからなる光
センサ83の自動感度調整における電気的な構成を示し
た図である。光センサの感度は延反を行う際の環境、例
えば温度や湿度等により変化するものであり、いつも良
好な耳位置の検出を行うためにはその都度光センサの感
度設定を延反開始前に行ってもよい。光センサ83の自
動感度調整における構成には、発光素子73Aおよび受
光素子75Aからなる光センサ83と、動作レベル検出
手段80と、適正感度算出手段81および感度調整手段
82が含まれる。
【0054】動作レベル検出手段80は、発光素子73
Aおよび受光素子75Aとの間に生地28が存在しない
状態においてセンサ感度調整値を最小値から連続的に大
きく変化させていき、光センサ83の動作レベルを検出
する。センサ感度調整値が小さすぎる場合、生地28が
無いにも関わらず受光量が少ないために生地28がある
と判断されるが、センサ感度調整値を徐々に大きくなる
ように変化させていき生地28が無いと判断した時点の
感度レベルを検出する。この感度レベルが動作レベルで
ある。
【0055】適正感度算出手段81は、動作レベル検出
手段80により検出された動作レベルを基に、予め設定
された感度補正値により生地耳を検出するのに適したセ
ンサ感度の算出を行う。これは動作レベルでは光センサ
の不安定領域であり安定した検出を行うことができない
ため、生地28が発光素子73Aと受光素子75Aとの
中央部付近において薄い生地でも良好に生地耳の検出を
行うことができることを見込んで予め設定した感度補正
値を動作レベル検出手段80で検出した動作レベルに加
算する。
【0056】薄い生地などを延反する場合に生地の固さ
あるいは走行台車3の往復走行時の加減速や風の影響な
どにより生地28が揺れ発光素子73Aに近づきすぎ、
発光素子73Aから発せられた光が生地を透過し生地検
出することができない時がある。しかし、発光素子73
Aおよび受光素子75Aに近接する位置に発光素子73
Aからの発光方向と対向するように設けた発光素子76
Aおよび受光素子74Aにより確実に生地耳が検出され
る。
【0057】感度調整手段82は、適正感度算出手段8
1により算出されたセンサ感度に光センサ83の感度を
合わせるように調整する。受光素子75Aからの検出信
号は動作レベル検出手段80に導出される。
【0058】延反機1における耳位置を検出するための
光センサは本実施例では計8個設けているが上記説明し
た光センサ83以外の光センサについての感度調整も同
様であるため説明は省略する。
【0059】図7は、本発明の他の実施例の耳揃え速度
の時間変化を表したグラフで、耳揃え立ち上がり加速度
を一定加速度ではなくS字加速パターンにしたもので、
これにより耳揃えのための解反装置5および繰り出し装
置6の左右方向への移動をなめらかにすることができ
る。
【0060】次に本発明装置における原反ロールの延反
手順について説明をする。図1に示したように原反ロー
ル23から解反された生地28は、耳位置検出の耳検出
器29,44を通過した状態で延反機上にセットされ
る。そして延反作業の開始前に作業者により延反条件に
適した耳揃え立ち上がり加速度および耳揃え速度制限値
が設定部46の入力手段50,51に設定される。設定
が終われば延反が開始され、走行台車3の走行とともに
原反ロール23の解反と繰り出しが行われ、延反テーブ
ル2上に生地28が載置されていく。
【0061】原反23から解反された生地28の耳が耳
検出器29を通過したとき、耳検出器29の左右方向に
2対ある検出部材72により耳位置を検出する。耳検出
器29により生地28の耳がずれているとして耳位置の
非検出信号が出されたとき、解反装置5を左右いずれか
に移動しなければならない。指令部47は、耳検出器2
9の耳位置の非検出信号に応じて設定部に設定された耳
揃え立ち上がり加速度および耳揃え速度制限値に基づい
て制御部48のサーボアンプ54に指令パルス列52を
送る。耳揃え用サーボモータ25は、サーボアンプ54
により駆動制御される。
【0062】サーボモータ25の駆動により、駆動力は
ピニオン27とラック26を介して梁15に伝えられ
る。梁15は梁14と共にガイドバー10,11上に支
持されているため、梁14,15を適宜左右に移動し、
梁14,15上の解反装置5も左右方向に移動すること
になる。
【0063】解反装置5の左右方向への移動中に、耳検
出器29の検出部材72により生地28の耳位置が正常
な位置に戻ったとして耳位置の検出信号が出されるとこ
の耳位置の検出信号を基に、指令部47はサーボモータ
25に減速指令として耳揃え減速時にサーボモータ25
に負担のかからない程度の負の耳揃え加速度でサーボモ
ータ25が短時間で減速を行うように指令パルス列52
を制御部48に導出する。制御部48は指令部47から
の指令パルス列52を基にサーボモータ25を制御し、
解反装置5の左右方向の移動を停止させる。
【0064】繰り出し装置6においても、耳検出器44
により生地28の耳位置を検出し、予め設定された耳揃
え立ち上がり加速度および耳揃え速度制限値により耳揃
えが行われるが、この制御および動作は先に説明をした
解反装置5での場合と同様であるためここでの説明は省
略をする。
【0065】上記のように、解反装置5および繰り出し
装置6により生地28の耳揃えが行いながら、走行台車
3を延反テーブル2上を長手方向に沿って往復移動させ
ることで、延反テーブル2上に生地を所用の長さで延反
し積層していく。
【0066】なお、上記実施例では、走行台車3上の解
反装置5,繰り出し装置6のそれぞれの装置について設
定部46により耳揃え立ち上がり加速度および耳揃え速
度制限値を入力するようにしたが、解反装置5および繰
り出し装置6についての耳揃え立ち上がり加速度および
耳揃え速度制限値の入力手段を1つとしてもいい。
【0067】また上記実施例では、設定手段46の入力
手段50,51に延反条件に適した耳揃え立ち上がり加
速度および耳揃え速度制限値を直接入力するようにして
いるが、設定部46に記憶部を設け、延反条件に適した
耳揃え立ち上がり加速度および耳揃え速度制限値の組み
合わせたデータを予め何種類か該記憶部に記憶させてお
き、その中から選択するようにしてもいい。
【0068】また上記実施例では、走行台車3上の解反
装置5,繰り出し装置6をそれぞれの装置として設ける
ことにより、耳揃えにおいて解反装置5と繰り出し装置
6との双方又は一方を適宜移動させることで、各装置共
に最小の移動量で済むようにしているが、これらの装置
を一体にしても構わない。
【0069】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、延反条件
に適した耳揃え立ち上がり加速度を予め設定しておき、
生地の耳位置を検出するために設けた耳位置検出手段か
らの耳位置の非検出信号を基に、予め設定された耳揃え
立ち上がり加速度で耳揃えを行うために、どのような延
反条件であっても良好な耳揃えが可能となる。
【0070】また本発明によれば、生地耳の位置は耳検
出手段により検出され、設定手段には延反条件に適した
耳揃え立ち上がり加速度を予め設定される。指令手段は
耳位置検出手段からの検出信号を基に予め設定された耳
揃え立ち上がり加速度で耳揃えを行うように信号を導出
することによって延反機本体に設けられてる耳揃えモー
タを制御する。そのためどのような延反条件、例えばど
のような生地の性質あるいは生地耳の状態等であっても
その延反条件に適した耳揃え立ち上がり加速度を設定部
に設定することにより良好な耳揃えを行うことができ
る。
【0071】また本発明によれば、設定部には延反条件
に適した耳揃え立ち上がり加速度および耳揃え速度制限
値を予め設定され、指令部は耳位置検出手段からの検出
信号を基に設定された耳揃え立ち上がり加速度および耳
揃え速度制限値の耳揃え速度内で耳揃えが行われるよう
に制御される。そのため耳揃えにおける移動量が大きい
場合であっても耳揃え速度が上昇しすぎることがなくな
る。また、耳揃え速度制限値についても延反条件に適し
た値に設定することで生地に無理な力がかからず、良好
な耳揃えが可能となる。
【0072】また本発明によれば、指令手段は耳位置検
出手段からの耳位置の検出信号を基に耳揃えモータの減
速から停止までを短時間で行うように信号を導出する。
そのため、減速指令が導出されてから耳揃えモータが停
止するまでの耳揃え制御装置の惰走距離を短くすること
ができ、良好な耳揃えが可能となる。
【0073】また本発明によれば、走行台車上の所定の
位置で生地の通過軌跡を挟むように光センサを2組近接
する位置にそれぞれの発光素子からの発光方向が互いに
対向するように設けた検出部材と、該検出部材に設けら
れた2個の受光素子からの検出信号の論理和を取り該受
光素子の1つでも生地耳を検出すれば該検出部材は耳位
置を検出したとする生地耳の検出信号を導出する判定手
段を設けている。そのため、一方の発光素子が生地を検
出できないときでも、他方の素子により生地が検出でき
るためいつも安定した耳位置の検出を行うことができ、
耳揃え装置の誤作動をなくし良好な耳揃えが可能とな
る。
【0074】また本発明によれば、発光素子と受光素子
との間は生地の非配置状態でセンサ感度を連続的に変化
させていき光センサの動作レベルを検出する動作レベル
検出手段と、動作レベル検出手段により検出された動作
レベルに予め設定された感度補正値を与え生地耳を検出
するのに適したセンサ感度を算出する適正感度算出手段
と、適正感度算出手段により算出されたセンサ感度に光
センサの感度を調整する感度調整手段とを設けている。
そのため、延反機上の耳位置検出のための全ての耳セン
サに対して感度調整を行うことで全ての耳センサの感度
を均一にする際であっても、光センサの感度調整は生地
の無い状態で行うため感度調整時の負担を無くすことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の一部切り欠いて示す側面図
である。
【図2】図1に示す延反機の耳揃えにおける加速度制御
を行うための概略的な構成を示すブロック図である。
【図3】図1の実施例における耳揃え速度の時間的変化
を示すグラフである。
【図4】本発明の耳位置検出装置の概略的な構成図であ
る。
【図5】図4に示す耳位置検出装置の電気的な構成を示
した図である。
【図6】図4に示す耳位置検出装置の自動感度調整にお
ける電気的な構成を示した図である。
【図7】本発明の他の実施例の耳揃え速度の時間的変化
を示すグラフである。
【図8】従来の延反機において耳揃えを行うための概略
的な構成を示すブロック図である。
【図9】従来の延反機における耳揃え速度の時間的変化
を示すグラフである。
【図10】従来の延反機における耳位置検出装置を示す
概略図である。
【符合の説明】
1・・・・延反機 2・・・・延反テーブル 3・・・・走行台車 4・・・・車輪 5・・・・解反装置(架台) 6・・・・繰り出し装置(架台) 10〜13・・・ガイドバー 23・・・原反 25,38・・・サーボモータ 28・・・生地 29,44・・・耳検出器 27,40・・・ピニオン 26,39・・・ラック 46・・・設定部 47・・・指令部 48・・・制御部 49・・・延反機本体 71・・・U字状部材 72・・・検出部材 73,76・・・発光素子 74,75・・・受光素子 79・・・判定手段 80・・・動作レベル検出手段 81・・・適正感度算出手段 82・・・感度調整手段

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原反ロールを解反し繰り出される生地の
    耳位置のずれを修正する延反機の耳揃え制御方法におい
    て、延反条件に適した耳揃え立ち上がり加速度を設定
    し、生地の耳位置を検出するために設けた耳位置検出手
    段からの耳位置の非検出信号を基に、予め設定された耳
    揃え立ち上がり加速度で耳揃えを行うように指令を出す
    ことにより延反機本体に設けられた耳揃えモータを制御
    することを特徴とする延反機の耳揃え制御方法。
  2. 【請求項2】 原反ロールを解反し繰り出される生地の
    耳位置のずれを修正する延反機の耳揃え制御装置におい
    て、 延反条件に適した耳揃え立ち上がり加速度を設定する設
    定手段と、 生地の耳位置を検出する耳位置検出手段と、 耳位置検出手段からの耳位置の非検出信号を基に、設定
    手段で設定された耳揃え立ち上がり加速度で耳揃えを行
    うように信号を導出する指令手段と、 指令手段からの信号を基に延反機本体に設けた耳揃えモ
    ータを制御する制御手段とを含むことを特徴とする延反
    機の耳揃え制御装置。
  3. 【請求項3】 前記設定手段には延反条件に適した耳揃
    え立ち上がり加速度および耳揃え速度制限値を設定し、
    前記指令手段は前記耳位置検出手段からの耳位置の非検
    出信号を基に、設定手段で設定された耳揃え立ち上がり
    加速度および耳揃え速度制限値の耳揃え速度内で耳揃え
    を行うように信号を導出することを特徴とする請求項2
    記載の延反機の耳揃え制御装置。
  4. 【請求項4】 前記指令手段は前記耳位置検出手段から
    の耳位置の検出信号を基に前記耳揃えモータの減速から
    停止までを短時間で行うように信号を導出することを特
    徴とする請求項2乃至3の何れか1項に記載の延反機の
    耳揃え制御装置。
  5. 【請求項5】 原反ロールを解反し繰り出される生地の
    耳位置のずれを修正する延反機の耳位置検出装置におい
    て、 走行台車上の所定位置で生地の通過軌跡を挟むように一
    定距離をおいて互いに対向する位置に設ける発光素子お
    よび受光素子からなる光センサを2組近接する位置にそ
    れぞれの発光素子からの発光方向が互いに対向するよう
    に設けた検出部材と、 該検出部材に設けられた2個の受光素子からの検出信号
    の論理和を取り該受光素子のうち1つでも生地耳検出時
    においては該検出部材は耳位置を検出したとする生地耳
    の検出信号を導出する判定手段とを含むことを特徴とす
    る延反機の耳位置検出装置。
  6. 【請求項6】 前記耳位置検出装置は、 発光素子および受光素子との間は生地の非配置状態でセ
    ンサ感度を連続的に変化させていき光センサの動作レベ
    ルを検出する動作レベル検出手段と、 該動作レベル検出手段により検出された動作レベルに予
    め設定された感度補正値を与え生地耳を検出するのに適
    したセンサ感度を算出する適正感度算出手段と、 該適正感度算出手段より算出されたセンサ感度に光セン
    サの感度を調整する感度調整手段とを含むことを特徴と
    する請求項5記載の延反機の耳位置検出装置。
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