JPH06316367A - 延反機におけるカッターユニットの位置制御方法及び位置制御装置 - Google Patents

延反機におけるカッターユニットの位置制御方法及び位置制御装置

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JPH06316367A
JPH06316367A JP10707393A JP10707393A JPH06316367A JP H06316367 A JPH06316367 A JP H06316367A JP 10707393 A JP10707393 A JP 10707393A JP 10707393 A JP10707393 A JP 10707393A JP H06316367 A JPH06316367 A JP H06316367A
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JP
Japan
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distance
cloth
cutter unit
cutter
distance sensor
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JP10707393A
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English (en)
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Kensaku Fujiyabu
賢作 藤薮
Masanori Inumaki
正紀 狗巻
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Shima Seiki Mfg Ltd
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Shima Seiki Mfg Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】延反される布帛の厚さにかかわらずカッターユ
ニットとこれで切断される布帛との距離を常に正確に維
持させて裁断機による裁断の歩止まりの低下を防止す
る。 【構成】延反機におけるカッターユニット8の位置制御
方法は、カッターユニット8が昇降するとともに、投光
手段とその反射光を受光手段で受け、反射光の受光角か
ら測距信号を出力する距離センサー33,34を高さの
異なる位置で測距させ、これらの距離センサー33,3
4で得られた測距信号に基づいて距離センサー33,3
4の性能特性による補正用換算値を演算し、積層状に載
置されて変化する布帛5aの上面と距離センサー33,
34との距離を検出した測距信号を上記補正用換算値で
補正し、補正された値によりカッターユニット8の位置
を昇降させてカッターユニット8のカッターと延反テー
ブル2の上面に載置された布帛との距離を一定にするよ
うにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は布帛の切り端を揃えた状
態で積層状に延反する延反機におけるカッターユニット
の位置制御方法及び位置制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】布帛を積層状に延反して裁断機に送り込
む延反機は、延反テーブルの上面部分をその長手方向に
往復走行する走行台車にロール状に巻き取られた布帛を
搭載し、走行台車の走行に合わせて布帛ロールから布帛
を繰り出し、走行台車の反転部分、即ち布帛の折り返し
部分で布帛を銜えカッターユニットを作動させて布帛を
切断し、その布端を銜えた状態で基準位置に走行台車を
移動させた後、再び布帛ロールから布帛を繰り出しなが
ら走行台車を走行させることにより、延反テーブルの上
面に布帛を重て載置して延反するようにしたものが知ら
れている。
【0003】ところが、延反テーブルの上面に布帛が積
層状に載置されると、カッターユニットとこれで切断さ
れる布帛との距離が徐々に短く変化していくために切断
箇所も徐々に変わってしまい、積層される布帛の端部が
不揃いになることから正確な裁断が出来ず、特に柄合わ
せをして裁断する様な場合には切断箇所のずれが蓄積さ
れて柄がずれてしまい、歩止まりが悪くなってしまうと
言う問題があった。
【0004】そこで、こうした問題に対処する為に、例
えば走行台車の往復走行回数をカウンターで計測し、こ
の走行台車の往復走行回数に基づいてカッターユニット
を設定された量上昇させるようにしたものや、布帛の上
面に接触する接触子を設け、この接触子で布帛の厚みを
検出してカッターユニットを上昇させるようにしたもの
がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のカウンターが計
測した走行台車の往復走行回数に基づいて予め設定され
た量だけ、カッターユニットを昇降させるようにしたも
のでは、その設定された昇降量が夏物の生地のように薄
い布帛に合わせて有る場合には分厚い布帛を延反する場
合にカッターユニットとこれで切断される布帛との距離
が変わってしまうことから布端が不揃いになり、逆に冬
物の生地のように分厚い布帛に合わせて有る場合には薄
い布帛を延反する場合に布端が不揃いになってしまい上
記問題を充分に解消することが出来ないと言う問題があ
った。
【0006】また、布帛の上面に接触する接触子を設け
たものでは接触子が布帛の上面を摺動する時にその摩擦
により静電気を発生したり、皺の発生を招来してしまう
と言う問題があった。本発明は上記問題点に鑑み提案さ
れたもので、延反される布帛の厚さにかかわらずカッタ
ーユニットとこれで切断される布帛との距離を常に正確
に維持させて裁断機による裁断の歩止まりの低下を防止
できるとともに、皺の発生等の不具合を防止出来る延反
機におけるカッターユニットの位置制御方法及び位置制
御装置を提供できるようにすることを目的とするもので
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
【0008】上記目的を達成するために本発明に係る延
反機におけるカッターユニットの位置制御方法は、延反
テーブルの長手方向に走行台車を往復摺動させて布帛を
延反テーブルの上面に積層状に載置し、積層された布帛
の厚さに応じてカッターユニットの位置を昇降可能に構
成した延反機において、カッターユニットともに昇降す
るとともに、投光手段とその反射光を受光手段で受け、
反射光の受光角から測距信号を出力する距離センサーを
高さの異なる位置で測距させ、これらの距離センサーで
得られた測距信号に基づいて距離センサーの性能特性に
よる補正用換算値を演算し、積層状に載置されて変化す
る布帛の上面と距離センサーとの距離を検出した測距信
号を上記補正用換算値で補正し、該補正された値により
カッターユニットの位置を昇降させてカッターユニット
のカッターと延反テーブルの上面に載置された布帛との
距離を一定にするようにしたことを特徴とするものであ
る。
【0009】また、走行台車の走行方向の複数箇所で距
離センサーを作動させるようにしたことも特徴としてい
る。
【0010】本発明に係る延反機におけるカッターユニ
ットの位置制御装置は、延反テーブルの長手方向に往復
走行する走行台車に、布帛を繰り出す繰り出し部を形成
し、該繰り出し部の一側方に布帛を切断するカッターユ
ニットを設け、該カッターユニットを昇降可能に構成
し、カッターユニットとともに昇降操作される少なくと
も一対の距離センサーを設け、該距離センサーは投光手
段とその反射光を受光手段で受け、その受光角から測距
信号を出力する光学式の距離センサーで構成し、該距離
センサーを高さの異なる位置に少なくとも一対設け/ま
たは高さの異なる位置に移動可能に設け、これらの距離
センサーで得られた測距信号に基づいて距離センサーの
性能特性による補正用換算値を演算する制御装置と、距
離センサーで得られた測距信号を距離センサーの性能特
性による補正用換算値に基づいてカッターユニットを昇
降操作する駆動装置を設けたことを特徴とするものであ
る。
【0011】また、少なくとも一対の距離センサーが同
一箇所をセンシングするように構成したことも特徴の一
つである。
【0012】
【作用】先ず、延反テーブルの長手方向に走行台車を往
復摺動させて延反する布帛を布帛供給口から一枚延反テ
ーブルに載置した後、その上面の一または二以上のポイ
ントを高さ位置を異ならせて距離センサーで略同じ位置
の距離を計測する。此処で、高さ位置の異ならせて距離
センサーが測距するポイントは同一箇所であることが望
ましい。 こうして計測された布帛一枚の厚みを基にし
て距離センサーの性能特性線による補正用換算値が制御
装置で演算される。
【0013】次に、走行台車を往復摺動させて布帛を延
反する際に、距離センサーを作動させて距離センサーか
ら布帛の表面までの距離を計測し、その得られた測距信
号を上記補正用換算値で補正して正確な距離を検出し、
この距離が一定になるようにカッターユニットを昇降さ
せる。従って、カッターユニットと布帛の表面までの距
離が常時一定となり、このカッターユニットで切断され
る布帛の端部も正確に揃えることができるのである。
【0014】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1は延反機の要部の側面図を示し、この延反
機1は延反テーブル2と、延反テーブル2の上面2aの
前後両端縁部に沿って敷設された一対の走行レール3に
ガイドされて延反テーブルの長手方向に往復走行する走
行台車4とからなり、走行台車4の上面右半部にはロー
ル状に巻かれたロール布帛5を載置した解反部6と、走
行台車4の上面左半部には繰り出し部7がそれぞれ配設
され、走行台車4の左方には昇降可能なカッターユニッ
ト8が設けられている。
【0015】上記解反部6及び繰り出し部7は図2に示
すように構成されている。即ち、解反部6は、走行台車
4の上面に左右に移動可能な解反用フレーム9を設け、
解反用フレーム9の前後の略全幅に渡って三本のローラ
10・11・12を側面視において緩やかな“V”形に
配設し、上方のローラ10・12が伝動チエーン13・
16を介して解反用フレーム9の幅方向の両端部寄りに
それぞれ設けられた駆動モータ14で回転駆動されるよ
うになっている。
【0016】また、左右のローラ10・12と中央のロ
ーラ11とは無端状のベルト17・17・・・・が捲掛
けられてロール布帛5を解反する解反駆動面18が形成
されている。
【0017】上記繰り出し部7は、チェーン伝動装置1
9を介して繰り出し用モータ20で回転駆動される繰り
出しローラ21・22を延反テーブルの長手方向に移動
可能に形成された繰り出し用フレーム23の延反テーブ
ルの長手方向の両端寄り部に設け、両繰り出しローラ2
1・22に広幅の無端状のベルト24を捲掛して無端状
のベルト24の上面に布帛繰り出し面25を形成して構
成されており、布帛繰り出し面25の布帛搬送速度は、
上記解反駆動面18の布帛搬送速度と同速度で駆動され
るように設定されているが、布帛繰り出し面25の布帛
搬送速度及び解反駆動面18の布帛搬送速度は制御装置
(図示せず)によりそれぞれ独立して微調整可能になっ
ている。
【0018】また、走行台車4の左方に設けられたカッ
ターユニット8は図2及び図3に示すように、コッグド
ベルト26を介してリフティングモータ27でリフティ
ング回動軸28に取りつけられたピニオンギア29を回
転させ、このピニオンギア29に噛み合うラック30を
昇降させることによりカッターユニットフレーム31を
昇降操作可能にしてあり、カッターユニットフレーム3
1には支持ブラケット32に高さを異ならせた状態に取
りつけられた一対の距離センサー33・34と、その左
方にガイドプレート35と、ガイドプレート35の下方
に拡布ローラ36と、拡布ローラ36の下方に布帛受け
板37と、布帛受け板37及びガイドプレート35に亙
る左方には揺動可能な押さえ板38が設けられている。
【0019】また、支持ブラケット32に高さを異なら
せた状態に取りつけられた一対の距離センサー33・3
4からの測距信号は、布帛繰り出し面25の布帛搬送速
度及び解反駆動面18の布帛搬送速度を制御する制御装
置に組み込まれたマイクロコンピュータ(図示せず)に
送られて処理されるようになっている。更に、押さえ板
38が図3の実線図の状態から想像線図のように布帛を
押さえる位置に揺動した時にカッターユニットフレーム
31の延反テーブルの巾方向の略全幅に渡って摺動する
カッター39が拡布ローラ36左方に設けられ、カッタ
ー39の刃先は回転駆動モータ(図示せず)で回転駆動
されるとともに、その先端部は布帛受け板37の下面3
7aに近接させてある。
【0020】尚、図中符号40はロール状に巻かれた布
帛5aに作用していた張力を解放するための放反用空間
である。
【0021】上記のように構成された延反機1の作用を
次に説明する。先ず、解反部6の三本のローラ10・1
1・12 間に掛け渡された無端状のベルト17・17
・・・・で形成された解反駆動面18上にロール布帛5
を載置し、この解反駆動面18を解反方向に回転駆動さ
せて布帛5aの端を繰り出し部7側に搬送して解反す
る。
【0022】この時、繰り出し部7は、布帛繰り出し面
25の右端部が解反部6の左方のローラ12に近接する
ように右方に移動させてある。従って、解反駆動面18
で搬送された布帛5aの端部は繰り出し部7の布帛繰り
出し面25に移されて載せられる。
【0023】こうして布帛の端部が布帛繰り出し面25
に載せられると、繰り出し部7は解反駆動面18の布帛
搬送速度と等しい速度で左方に移動し、解反部6との間
に放反用空間を形成した後、布帛繰り出し面25の布帛
搬送速度は解反駆動面18の布帛搬送速度と略同速度で
駆動される。布帛繰り出し面25の左端から繰り出され
た布帛5aの端部は、ガイドプレート35で案内されて
拡布ローラ36にまで垂下され、拡布ローラ36で拡布
された後、延反テーブル2の上面2aに供給されるので
あるが、布帛5aの端部が延反テーブル2の上面に供給
される時には走行台車4は布帛5aの端部が所定の位置
になるように左方に移動している。
【0024】次に、布帛繰り出し面25から布帛5aを
繰り出しながら走行台車4をその繰り出し速度と同速度
で右方に走行させると、延反テーブル2の上面2aに一
枚の布帛5aが載置された状態になる。走行台車4が所
定の右端位置になると、繰り出し面25及び解反駆動面
18の駆動が停止され、押さえ板38が揺動して布帛受
け板37との間に布帛5aを挟持した後、挟持部分の下
方をカッター39で切断する。
【0025】然る後、押さえ板38と布帛受け板37と
の間に布帛5aの端部を挟持させたまま、その布帛5a
の端部が上記工程で延反テーブル2の上面2aに載置さ
れた布帛5aの左端部と合致する位置に走行台車4が左
方に走行するのであるが、この左方への走行時に所定の
ポイントで高さ位置の異なる一対の距離センサー33・
34が布帛5aとの距離をそれぞれ検出する。
【0026】この距離センサー33・34と布帛5aと
の距離を検出する仕組みは、図4に示すようにして行わ
れる。即ち、赤外線発光ダイオード(赤外LED)41
と受光スポット位置検出用素子42との前面に投光レン
ズ43と受光レンズ44をそれぞれ設け、投光レンズ4
3と受光レンズ44との距離をA、受光レンズ44の焦
点距離をf、受光スポットの位置をX、投光レンズ43
から布帛5aまでの距離をLとした時に、投光レンズ4
3から布帛5aまでの距離Lは、A・f/Xで求められ
る。
【0027】この、赤外線発光ダイオード41と投光レ
ンズ43とで投光手段50が形成され、受光スポット位
置検出用素子42と受光レンズ44とで受光手段51が
形成されている。また、A及びfが固定値であることか
ら、布帛5aまでの距離LがL1に変化した場合、受光
スポット位置検出用素子42の位置XがX1に変化しこ
れが抵抗値として制御装置のマイクロコンピュータに出
力されるのである。
【0028】一方、距離センサー33・34には性能特
性があり、この性能特性による測定距離のバラツキを補
正するために高さ位置の異なる一対の距離センサー33
・34で計測された布帛5aとの測距信号に基づいて制
御装置内のマイクロコンピュータでは図5に想像線で示
すような距離センサーの性能特性により、延反される布
帛5a特有の傾斜をもつ直線部分Bが補正用換算値Cと
して使用される。
【0029】次に、押さえ板38と布帛受け板37との
間に挟持された布帛5aの端部が延反テーブル2の上面
2aに既に載置された布帛5aの左端部と合致する位置
に走行台車4が達すると、押さえ板38が揺動して布帛
5aの端部を放し、走行台車4は右方へ反転走行し、延
反テーブル2の上面2aに二枚目の布帛5aに載置して
行く。そして、走行台車4は右方へ走行する時に距離セ
ンサー34が更に布帛5aとの距離を検出し、その測距
値が制御装置内のマイクロコンピュータに入力される。
【0030】こうして入力された布帛5aとの距離値
は、演算された上記の距離センサーの性能特性による補
正用換算値Cで補正され、布帛5aとの真正な距離が検
知されると、この布帛5aまでの距離を基にカッターユ
ニット8が昇降操作されるのである。以後、この動作が
繰り返されることにより、延反テーブル2の上面2aに
布帛5aが積層状に載置されて延反されるとともに、カ
ッターユニット8と布帛5aの表面までの距離も常時一
定に保たれ、カッター39で切断される布帛5aの端部
も正確に揃えられるので、柄がずれたりすることがない
のである。
【0031】此処で、延反テーブル2の上面2aに延反
された二枚目以降の布帛5aまでの距離を距離センサー
34で測距するようにしてあるのは、距離の遠い方が誤
差が少ないためであるが、本発明はこうしたものに限ら
れないことは勿論である。尚、上記実施例では一対の距
離センサーを延反テーブルの巾方向に高さを異ならせて
配設するようにしてあるが、走行台車の進行方向、即ち
延反テーブルの長手方向に距離センサーをその高さを異
ならせて並設し、後行側の距離センサーを走行台車の進
行速度に見合う分遅らせて測距するようにすると同一箇
所を簡単に測距できるのである。
【0032】また、一つの距離センサーを上下昇降可能
に構成し、走行台車の進行を停止させた状態で距離セン
サーを上下昇降させて異なる高さ位置で測距するように
しても同一箇所を測距できるのである。
【0033】
【発明の効果】本発明は以上に説明したように、先ず、
延反する布帛を布帛供給口から一枚延反テーブルに載置
し、その上面の一または二以上のポイントを高さ位置の
異なる少なくとも一対の距離センサーで距離を読み、こ
の読まれた布帛一枚を延反した辞典での布帛の上面と距
離センサーとの間の距離を基にして距離センサーの性能
特性による補正用換算値を演算する。
【0034】然る後、走行台車を往復摺動させて布帛を
延反する際に、距離センサーを作動させて距離センサー
から布帛の表面までの距離を計測した測距信号を上記補
正用換算値で補正して正確な距離を検出し、この距離が
一定になるようにカッターユニットを昇降させるように
してあるので、布帛の厚さに拘らず、カッターユニット
と布帛の表面までの距離が常時一定となり、カッターユ
ニットで切断される布帛の端部も正確に揃えることがで
きるのである。
【0035】これにより、積層状に延反された布帛は裁
断機で正確に裁断することができ、従来のように切断箇
所のずれが無いことから柄合わせして裁断するための延
反に至って便利であり、その歩止まりを大幅に向上させ
ることができると言う利点がある。また、少なくとも一
対の距離センサーを走行台車の進行方向に並べて設け、
走行台車の進行速度にあわせて時間差を以て測距し、ま
たは走行台車の走行を停止した状態で距離センサーの高
さ位置を変えて測距することにより距離センサーが同一
箇所をセンシングするようにしたり、走行台車の走行方
向の複数箇所で距離センサーを作動させるようにしたも
のでは測距のバラツキを無くすことが出来、カッターユ
ニットの昇降精度を更に精緻なものにすることができる
と言う利点もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】は延反機の走行台車部分の概略を示す側面図で
ある。
【図2】は走行台車部分の一部を切り欠いた平面図であ
る。
【図3】はカッターユニット部分の縦断側面図である。
【図4】は距離センサーの作動原理の説明図である。
【図5】は補正用換算値の図である。
【符合の説明】
1・・・延反機 2・・・延反テーブル 2a・・・2の上面 4・・・走行台車 5a・・・布帛 8・・・カッターユニット 33・34・・・距離センサー 50・・・投光手段 51・・・受光手段 C・・・補正用換算値

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】延反テーブルの長手方向に走行台車を往復
    摺動させて布帛を延反テーブルの上面に積層状に載置
    し、積層された布帛の厚さに応じてカッターユニットの
    位置を昇降可能に構成した延反機において、カッターユ
    ニットが昇降するとともに、投光手段とその反射光を受
    光手段で受け、反射光の受光角から測距信号を出力する
    距離センサーを高さの異なる位置で測距させ、これらの
    距離センサーで得られた測距信号に基づいて距離センサ
    ーの性能特性による補正用換算値を演算し、積層状に載
    置されて変化する布帛の上面と距離センサーとの距離を
    検出した測距信号を上記補正用換算値で補正し、該補正
    された値によりカッターユニットの位置を昇降させてカ
    ッターユニットのカッターと延反テーブルの上面に載置
    された布帛との距離を一定にするようにしたことを特徴
    とする延反機におけるカッターユニットの位置制御方
    法。
  2. 【請求項2】走行台車の走行方向の複数箇所で距離セン
    サーを作動させるようにしたことを特徴とする請求項1
    に記載のカッターユニットの位置制御方法。
  3. 【請求項3】延反テーブルの長手方向に往復走行する走
    行台車に、布帛を繰り出す繰り出し部を形成し、該繰り
    出し部の一側方に布帛を切断するカッターユニットを設
    け、該カッターユニットを昇降可能に構成し、カッター
    ユニットとともに昇降操作される少なくとも一対の距離
    センサーを設け、該距離センサーは投光手段とその反射
    光を受け、その受光角から測距信号を出力する光学式の
    距離センサーで構成し、該距離センサーを高さの異なる
    位置に少なくとも一対/または高さの異なる位置に移動
    可能に設け、これらの距離センサーで得られた測距信号
    に基づいて距離センサーの性能特性による補正用換算値
    を演算する制御装置と、距離センサーで得られた測距信
    号を距離センサーの性能特性による補正用換算値に基づ
    いてカッターユニットを昇降操作する駆動装置を設けた
    ことを特徴とする延反機におけるカッターユニットの位
    置制御装置。
  4. 【請求項4】少なくとも一対の距離センサーが同一箇所
    をセンシングするように構成したことを特徴とする請求
    項3に記載の延反機におけるカッターユニットの位置制
    御装置。
JP10707393A 1993-05-07 1993-05-07 延反機におけるカッターユニットの位置制御方法及び位置制御装置 Pending JPH06316367A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN110438790A (zh) * 2019-08-08 2019-11-12 拓卡奔马机电科技有限公司 一种用于裁床的裁剪面料厚度检测系统及裁剪方法
WO2022164402A1 (en) * 2021-02-01 2022-08-04 Ozbilim Tekstil Makinalari Sanayi Ticaret Limited Sirketi Augmented reality support cut guide system on fabric spreading machines

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