JPH05124769A - 布ピースの配列方法および延反装置 - Google Patents

布ピースの配列方法および延反装置

Info

Publication number
JPH05124769A
JPH05124769A JP4061265A JP6126592A JPH05124769A JP H05124769 A JPH05124769 A JP H05124769A JP 4061265 A JP4061265 A JP 4061265A JP 6126592 A JP6126592 A JP 6126592A JP H05124769 A JPH05124769 A JP H05124769A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
spreading
fabric
cloth
arranging
pieces
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4061265A
Other languages
English (en)
Inventor
Winfried Buchmann
ヴインフリード ブツフマン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KARL REICHERT GmbH
Krauss und Reichert GmbH and Co KG
Original Assignee
KARL REICHERT GmbH
Krauss und Reichert GmbH and Co KG
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by KARL REICHERT GmbH, Krauss und Reichert GmbH and Co KG filed Critical KARL REICHERT GmbH
Publication of JPH05124769A publication Critical patent/JPH05124769A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A41WEARING APPAREL
    • A41HAPPLIANCES OR METHODS FOR MAKING CLOTHES, e.g. FOR DRESS-MAKING OR FOR TAILORING, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • A41H43/00Other methods, machines or appliances
    • A41H43/005Cloth spreading or piling apparatus in view of its cutting
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H23/00Registering, tensioning, smoothing or guiding webs
    • B65H23/02Registering, tensioning, smoothing or guiding webs transversely
    • B65H23/032Controlling transverse register of web
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H45/00Folding thin material
    • B65H45/02Folding limp material without application of pressure to define or form crease lines
    • B65H45/06Folding webs
    • B65H45/10Folding webs transversely
    • B65H45/101Folding webs transversely in combination with laying, i.e. forming a zig-zag pile
    • B65H45/103Folding webs transversely in combination with laying, i.e. forming a zig-zag pile by a carriage which reciprocates above the laying station

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】少なくとも一層の原反を含む積層に各対のけば
を同じくし且つ鏡像関係にある布ピースを配列するに際
し、原反の柄に対し出来るだけ小さい方向誤差により、
かつ簡単で経済的に、布ピースを得る。 【構成】原反が延反方向に対して常時同方向を向いたけ
ばを有する少なくとも一層の形状に延反され布ピースが
裁断パターン120により積層に配列されて布ピースの
原反の柄に対する方向の誤差をできるだけ小さくするた
めに、層の一つを延反中に、同じ側を常時上にし且つ延
反方向に延びるとともに層により形成された表面に直交
して立つ中心面に関して対称に原反が延反され、裁断パ
ターン120が1つの軸線および軸線の両側に配置され
た2つのハーフパターンを含んでおり、ハーフパターン
の1つは他のハーフパターンに対して鏡像関係に形成さ
れた布ピースを含み、軸線が中心面内を延在するように
裁断パターン120が積層に置かれる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、原反が延反方向に対し
て常時同方向を向いたけばを有する少なくとも一層の形
状に延反されており、布ピースが裁断パターンにより積
層に配列された、少なくとも一層の原反を含む積層に各
対のけばを同じくし且つ鏡像関係にある布ピースを配列
する方法に関する。
【0002】本発明は、更に、原反が延反方向に対して
常時同方向を向いたけばを有する少なくとも一層の形状
に延反されており、布ピースが積層に置かれた裁断パタ
ーンにより積層から裁断されている、各対のけばを同じ
くし且つ鏡像関係にある布ピースを製造する方法に関す
る。
【0003】最後に、本発明は各対のけばを同じくし且
つ鏡像関係にある布ピースを製造するための少なくとも
一層を含む積層に原反を延反する方法に関する。
【0004】加えて、本発明は、特に、本発明の方法を
実施するための、少なくとも一層の原反を含む積層を延
反する装置に関する。
【0005】
【従来の技術】従来の技術によれば、各対のけばを同じ
くし且つ鏡像関係にある布ピースを少なくとも一層の原
反を含む積層に延反する際にまたは各対のけばを同じく
し且つ鏡像関係にある布ピースの製造に際しては、1つ
のけばをもって原反を対をなして延反すること、すなわ
ち、後続の層の後面を先行する層の前面延反するのでは
なく、連続する層が交互にそれらの前面または後面が互
いに交互に位置するように(中表対向で)延反すること
が知られている。
【0006】このような方法により中表対向で延反され
た積層においては、ハーフパターンもまた切断パターン
として用いられる。すなわち、衣服の部品の布ピースの
半分のみを含む裁断パターンであり、そしてこの裁断パ
ターンが積層の上に置かれる。この裁断パターンに従っ
て積層から布ピースが裁断されるときには、全ての布ピ
ースが必然的に裁断パターンに従って1つの層から切り
出されるが、しかし引き続く層が先の層の上に反対側に
載っているので鏡像関係にある布ピースは引き続く層か
ら切り出されて衣服の部品の布ピースの全ては各場合に
おいて引き続く2つの層から製造される。
【0007】更に、中表対向で延反された積層の個々の
層はその縁部が一側縁に制御されるようにして延反され
ていた、すなわち、層の1つの長手がエッジ制御手段に
よって延反台の上で一直線に沿って延反されて、そして
他の反対側の側縁は、原反の幅方向において変化がある
ような場合には、必然的に原反の幅をエッジ制御された
長手側縁に平行する直線から逸らして延反しなければな
らなかった。
【0008】原反が柄つきの原反である場合、例えば、
長手方向のストライプを有している場合、特に、紳士服
におけるピンストライプのように用いられている場合に
は、互いに関連して対をなしている布ピースの全てはエ
ッジコントロールされて延反された長手側縁から同一の
間隔を開けるようにして、原反の幅の変化、従って長手
側縁からエッジコントロールされた方法で延反された長
手方向ストライプの間隔の変化が、互いに対をなしてい
る2つの布ピースの上において同様の効果を有するよう
にし、そして互いに対をなしている布ピースの柄に対す
る方向の誤差を同じにしなければならない。従って、柄
に対する布ピースの間違った方向付けは、許容できる限
界内に留める。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ある層の延反の後に、
原反を反転し、延反機を積層開始位置に戻し、そして原
反を再位置決めしなければならないので、このような延
反方法は手の込んだ延反機を必要とする。このような延
反方法は、従って、非常に時間が掛かるものである。
【0010】更に、ヨーロッパ特許出願第EP−A−0
158 281号公開明細書に記載されているような
布帛延反機は、例えば、内面対向に原反を延反すること
に用いられている。この延反機を用いることによって、
原反をひっくり返すためには、原反は供給装置から解舒
され、返された後に、再度掛けられ、そしてセンタリン
グされねばならない。
【0011】もし、このような複雑な解舒および再セン
タリングが不要としようとするならば、延反機は2つの
供給装置を具備しなければならず、この装置は同じよう
に手の込んだ構造となる。
【0012】従って、非常に時間が掛かることに加え
て、この公知の延反方法は延反機が非常に複雑であると
かまたは構造が手が込んでいるという欠点がある。
【0013】
【発明の目的】従って本発明の目的は冒頭に記載したよ
うな方法および装置を改良して原反の柄に対してできる
だけ小さい方向誤差により布ピースを得ることができる
ことにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】この目的は本発明に係る
布ピースの配列方法、すなわち、原反が延反方向に対し
て常時同方向を向いたけばを有する少なくとも一層の形
状に延反されており、布ピースが裁断パターンにより積
層に配列された、少なくとも一層の原反を含む積層に、
各対のけばを同じくし且つ鏡像関係にある布ピースを配
列する方法において、前記積層の一つを延反中に、同じ
側を常時上にし且つ延反方向に延びるとともに層により
形成された表面に直交して立つ中心面に関して対称に該
原反が延反され、前記裁断パターンが1つの軸線を有す
るとともに該軸線の両側に配置された2つのハーフパタ
ーンを含んでおり、該ハーフパターンの1つは該他のハ
ーフパターンに対して鏡像関係に形成された布ピースを
含んでおり、前記裁断パターンが前記軸線が前記中心面
内を延在するように前記積層に置かれることを特徴とす
る布ピースの配列方法により達成される。
【0015】
【作用】本発明方法の利点としては、中表対向に原反を
延反する複雑な延反方法が省略でき、そして簡単な、従
来の延反方法が採用される。特に、延反能力が著しく向
上可能である。更に、原反の全幅の変化が各ハーフパタ
ーンの大きさの半分に影響するのみであるから、従来方
法に比べて対をなし鏡像にある布ピースの方向性の誤差
の減少が達成できる。
【0016】更に本発明に係る延反方法の大きな効果と
して、原反が常に同じ側が上向きで延反されることによ
って、欠点、特に色の滲みによる欠点が簡単な方法によ
り認識できそして適切な対応策がとれるが、この対応策
は従前技術における対をなした延反においては、引き続
く原反が常に交互の面が上向きになっているから可能で
なかった。
【0017】本発明の技術的範囲内において、1つのハ
ーフパターンが他のハーフパターンの鏡像としてなって
いることが特に効果的である。先ず第1に、このような
裁断パターンは比較的簡単に作られ、特にデータプロセ
シングシステムにより簡単に作られ、そして第2に対を
なして形成されそして鏡像関係にある布ピースは軸線か
らの間隔が同一順序にあるので軸線からの間隔の増加に
つれて生じる方向性の誤差が対をなしそして鏡像関係に
ある布ピースのそれぞれについて軸線に近づきまたは軸
線から遠ざかることを防止するからである。
【0018】更に本発明に係る方法の技術的範囲内にお
いてハーフパターンが延反方向においてほぼ同一位置に
置かれることにより対をなしそして鏡像関係にある2つ
の布ピースの一方が他方よりも原反の異なる幅の領域に
あることにより深刻な方向誤差を一層なくすことができ
る。
【0019】対をなしそして鏡像関係にある布ピースは
裁断パターンにおいて軸線から同一の間隔に配置される
ことが特に好ましく、それによって原反に対する2つの
布ピースの配列誤差の度合が両方の互いに鏡像関係にあ
る2つの布ピースにおいて同一となるからである。
【0020】本発明に係る方法における最適な方策にお
いては、軸線が裁断パターンにおける共に対をなしてい
る布ピースの形状および配置について鏡面対称軸となる
ようにしており、それにより、第1に布ピースが原反の
同一領域に存在し、そしてそれにより原反が両布ピース
の全長さに亘って幅変動が同一となるようにし、加え
て、同一対に属する布ピースがその軸線、従って、中心
面から同一の間隔となり、それにより幅変化に起因する
柄に関する方向誤差が常に同一となるようにする。この
ようにして、原反の柄に対する方向誤差は両布ピースに
おいて同一であるから、原反の幅の相違に起因する原反
に対する布ピースの誤った配置は最適な方法により修正
される。
【0021】中心面に対して対称に最適な方法で原反を
延反するために、決定されるべき中心面に関する原反位
置について本発明では種々の効果的な変態様が準備され
ており、そして延反に先立って修正されるので、原反は
中心面に対して既に対称に方向づけられた層として延反
される。
【0022】このことは効果的な方法で行われ、特に、
原反の位置が原反の長手方向における両側縁の位置を原
反の長手方向の反対の点で検出して決定されることによ
り行われ、そして原反は中心面に関してその長手方向側
縁が中心面から同一の間隔を常に有するように延反され
ることにより行われる。
【0023】ここにおいて長手方向側縁の位置は、光学
的に測定されることが、特に、有効である。
【0024】最も簡単な場合においては、このことは長
手方向側縁の位置が中心面に対して対称的に配置された
エッジセンサにより測定されることにより行うことがで
きる。
【0025】上述の本発明方法の説明において、原反に
1つの柄があり、その柄が原反の幅に亘って変化する、
すなわち、例えば長手方向のストライプであることが仮
定されており、そしてその柄が原反の長手方向に一定し
ているかまたは変化しているかについては何も言及され
ていない。原反の長手方向に変化する柄、例えば格子柄
がある場合には、本発明方法は好ましくは原反の長手方
向に繰り返している柄に対して対をなした布ピースが同
一位置に配置され、すなわち、対をなした布ピースが裁
断パターンにおいてそれらが延反方向に軸線の両側に同
一レベルで置かれるか、または対をなした布ピースが延
反方向に1つまたは複数のパターンのリピートにより互
いに偏った位置に置かれるようにして実施される。な
お、この場合にパターンのリピートとはその後に原反の
長手方向にパターンが繰り返されるまでの距離である。
【0026】上述したように、本発明の大きな利点は、
原反における欠点の認識が可能であることにある。本発
明の特に好ましい実施例においては、原反が延反される
間に欠点の発生が検出され、そして欠点処理が行われる
べきか否かに関して裁断パターンと比較することにより
決定が行われるようになっている。。
【0027】このようにして本発明により延反中に欠点
のある布ピースをなくすことが可能であり、衣服の特定
数の部品に対して積層延反する間における原反の消費を
最小とすることができる。
【0028】ここに、欠点の処理のために裁断パターン
を欠点とともに表示し、そしてこの表示に基づいて欠点
処理を行うかどうかを決定することが特に効果的であ
る。
【0029】欠点処理が行われるか否かについての質問
に対しての第2の臨界条件は、欠点が布ピースの可視領
域に存在する場合には常に欠点処理を行うことである。
【0030】欠点処理は多くの種々の方法により行うこ
とができる。欠点処理の1つの方法としては、欠点を有
する布ピースの欠点処理のために付加的な層ピースを延
反することである。1つの効果的な変態様として、この
付加的な層ピースは欠点を含む層に直接に置かれ、他の
効果的な変態様においては付加的な層ピースが積層の延
反の終りに行われる。
【0031】後者の場合には、その付加的な層ピースを
積層の延反の終りに積層の上に付加的な層ピースとして
直接置いてもよく、また、その付加的層ピースを再切断
のための別の積層として置くことも可能である。
【0032】上述した欠点処理を行う実施例において
は、欠点の座標決定が欠点座標決定装置に接続されたデ
ータプロセシング装置によって行われることが好まし
い。
【0033】このような欠点座標決定のために、積層上
に裁断パターンの位置決めのための基準点が同様に決め
られることが好ましい。
【0034】特に、本発明方法によれば裁断パターンの
ための基準点は積層の中心面に置かれることが好まし
い。
【0035】中心面の位置を効果的に検出するために中
心面の位置が積層上に照射されている光線により示され
るようにしている。
【0036】
【課題を解決するための手段】更に、本発明に係る布ピ
ースを製造する方法においては、本発明の上記目的は、
原反が延反方向に対して常時同方向を向いたけばを有す
る少なくとも一層の形状に延反されており、布ピースが
積層上に置かれた裁断パターンにより積層から裁断され
ている、各対のけばを同じくし且つ鏡像関係にある布ピ
ースを製造する方法において、前記層の一つを延反中
に、原反の同じ側を常時上にし且つ延反方向に延びると
ともに層により形成された表面に直交して立つ中心面に
関して対称に原反が延反され、前記裁断パターンが1つ
の軸線および該軸線の両側に配置された2つのハーフパ
ターンを含んでおり、該ハーフパターンの1つは該他の
ハーフパターンに対して鏡像関係に形成された布ピース
を含み、前記軸線が前記中心面内を延在するように前記
裁断パターンが前記積層に置かれることを特徴とする布
ピースの製造方法により達成される。
【0037】この方法による効果的な展開は上述した本
発明の効果的な展開と同様な特徴を有する。
【0038】本発明の他の目的は、原反を少なくとも一
層の対をなし同じけばを有した鏡像関係にある裁断パタ
ーン用の少なくとも一層を含んでいる積層形状に原反を
延反する方法であって、材料の消費に関して出来るだけ
簡単であり経済的な方法を提供することにある。
【0039】
【課題を解決するための手段】この目的は本発明によれ
ば、各対のけばを同じくし且つ鏡像関係に布ピースを製
造するための、少なくとも一層の原反を含む積層に原反
を延反する方法において、前記層の一つを延反中に、延
反方向に対しけばを常時同じ向きとし、同じ側を上と
し、且つ延反方向に延びるとともに層により形成された
表面に直交して立つ中心面に関して対称に原反が延反さ
れ、延反中に前記層中の欠点の発生が検出されて、裁断
パターンとの比較により欠点処理を行うか否かの決定が
されることを特徴とする原反の延反方法により達成され
る。
【0040】この本発明の方法の利点は、原反の従来設
計の延反用装置を用いて実施できるという事実にある。
【0041】更に、この方法の効果的な実施例は、上述
した方法に関して記述し説明されている。
【0042】本発明の更に他の目的は、特に上述した方
法の1つを実施するための少なくとも一層からなる積層
を延反するための出来るだけ簡単な延反装置を提供する
ことにある。
【0043】
【課題を解決するための手段】この目的は本発明によれ
ば、少なくとも一層の原反を含む積層に延反する装置に
おいて、該装置が延反台を含み、該装置が該延反台に沿
って延反方向に移動可能な延反機を含み、該延反機は原
反ロールのキャリア、原反供給装置および原反を延反す
る延反ユニットからなっており、前記原反が延反中に前
記延反方向に交差する方向に横移動装置により移動可能
であり、前記原反の両長手側縁を検出する2つのエッジ
センサが前記延反機上に設けられ、前記延反機は、前記
エッジセンサの信号に基づき前記原反ロールからの原反
が前記延反台に対して各積層に固定可能な中心面に関し
て対称に前記積層の層として延反可能なように前記横移
動装置を制御する制御手段を含むことを特徴とする延反
装置により達成される。
【0044】
【作用】本発明装置の利点は上述した方法の利点と同一
であり、特に、時間を節約した簡単な方法に従い原反を
延反することができ、その原反上には次いで裁断パター
ンを配置し、その布ピースは原反の柄に対してできるだ
け方向誤差が少ないものとなっている。
【0045】中心面に対して原反を対称に方向付ける方
法として種々の方法が考えられる。例えばエッジセンサ
を用いることも可能であり、これらエッジセンサは長手
方向側縁を中心面に対して延反方向に交差する幅領域に
おいて検出し、それに対して予め定められた中心面に基
づき中心面に対して長手方向両側縁を対称に配置できる
ように制御手段を設計する。しかしながら、エッジセン
サとしては中心面について対称的に配置され、そしてそ
れらの覆っている度合に比例する信号を発生して上記制
御手段が両エッジセンサから同一の信号が発生されるよ
うに原反を位置決めのみ行うようにすることがより簡単
である。
【0046】異なる幅の原反を使用可能とするために、
好ましくはエッジセンサを延反方向に交差して移動可能
とすることが提案されている。これによって、特に中心
面に対して対称に位置されたエッジセンサによって延反
機および延反台に対する中心面の位置を画定する。
【0047】延反方向に交差してエッジセンサを移動さ
せる特に効果的な方法としては、エッジセンサを調節装
置上に保持し、そしてエッジセンサをこの調節装置によ
り案内して中心面に対して常に対称の位置となるように
間隔を変更させることがある。
【0048】本発明装置の更に効果的な実施例において
は、エッジセンサが光学的センサであり、そしてエッジ
センサがセンサ表面を具備しており、そのセンサ表面の
覆われている度合により長手方向側縁の一方の位置が検
出可能となっている。
【0049】制御手段の特に好ましい形態においては、
この制御手段は両エッジセンサのセンサ表面が原反の長
手方向両側縁により同程度に覆われるように原反を位置
させる。これは制御手段の最も簡単な形式であり、これ
ではエッジセンサを中心面に関して対称に配置すること
を要求する。
【0050】原反を掛けている間にエッジセンサを確実
に最適状態で作動させるために、特にエッジセンサに対
して調節装置が設けられているときには、制御手段は原
反ロールのキャリアを制御して1つのエッジセンサが部
分的に覆われており、そして他方のエッジセンサが覆わ
れていないときには、横方向移動装置が原反を上記他の
エッジセンサの方向に移動させて、原反の幅に関係な
く、エッジセンサが原反の掛かっている間、効果的な位
置に自動的に駆動されるようにする。
【0051】エッジセンサが常に最適領域で作動し、そ
して最適な感度となるようにするために、上記調節装置
は再調節制御手段を具備しており、この再調節制御手段
は常にエッジセンサ間の間隔を常時、延反の両側縁がセ
ンサ表面の中心領域に位置するように両エッジセンサを
案内するようにしている。
【0052】更に、特に好ましい本発明の延反機の実施
例においては、データプロセシング装置および欠点座標
決定手段が具備されており、延反と同時に欠点処理が行
われるようにしている。
【0053】欠点座標決定手段は好ましくはディジタイ
ザーであり、このディジタイザーは積層の最上層に点を
照射し、そしてこの点の座標をディジタル形式で検出
し、それによりその範囲に対する欠点を測定し、そして
その結果をデータプロセシング装置に記憶されている裁
断パターンとともに、例えば、データディスプレイスク
リーン上に表示する。
【0054】本発明の他の特徴および利点は以下の説明
および幾つかの実施例の図面から明らかとなる。図にお
いて、図1は本発明に係る布帛延反機の側面図であり、
図2は従来技術において使用されている裁断パターンを
示し、図3はけばを有する原反の長手方向断面図であ
り、図4は従来技術により中表対向に延反された積層の
一部分の長手方向断面図であり、図5はストライプ柄を
有する原反を従来技術により一端部におけるエッジコン
トロールして公知の中表対向に延反した積層の一部分の
平面図であり、図6は本発明方法の一実施例に従って延
反された原反の平面図であり、図7は本発明に係る方法
の上記実施例により延反された積層の断面図であり、図
8は本発明装置における原反に対するエッジセンサの配
置を図示する斜視図であり、図9は本発明装置における
エッジセンサ用の調節装置を示す斜視図であり、図10
は本発明方法の実施例において使用される裁断パターン
であり、図11は上記裁断パターンにおける欠点の位置
の例を切断線および欠点処理用に延反された重ね置き形
式の位置決め線とともに示す図である。
【0055】
【実施例】図1において本発明に係る原反の延反装置の
実施例が全体を符号10で示されており、この延反装置
10は延反台12および布帛延反機16からなってお
り、布帛延反機16は延反台12上を延反台12の長手
方向14に移動可能に設けられている。
【0056】この延反機16は原反用のキャリア20上
に保持された原反ロール18から原反22を解舒する。
原反22は原反ロール用キャリア20上に保持された方
向変換ローラ24上を走行し、そして原反22は方向変
換ローラ24から巻付けローラ26へ案内され、巻付け
ローラ26は原反22を送りローラ28の回りに部分的
に巻き掛けさせている。この供給ローラ26は延反機1
6が延反方向30に走行するスピードにより駆動されて
おり、そして原反22を延反ユニット(全体が29で示
されている)へ送給し、延反ユニット29は原反22を
個々の層32として延反して、積層34を形成し、この
積層34においては各層32は積層の始端36から積層
の終端40まで延在している。
【0057】延反機16は更にデータプロセシング装置
42を具備しており、データプロセシング装置42は入
力ユニット44およびディスプレイスクリーン46から
なっている。
【0058】図2において例示的に示されており、全体
が符号48で示されている裁断パターンはこのデータプ
ロセシング装置42に記憶可能であり、そしてディスプ
レイスクリーン46上に各布ピース50aから50nの
輪郭とともに表示可能である。
【0059】延反機16は更に照射装置52を有してお
り、この照射装置52によりルティクル54が積層34
の各表面層32に照射可能である。延反台12に対する
ルティクル54の座標はXセンサおよびYセンサにより
検出可能であり、Xセンサ56は延反機16、従って延
反台16に対する照射装置52の延反方向の通路を決定
し、そしてYセンサ58は延反方向に交差する方向また
は、延反台12の全幅に亘って、Y方向の照射装置52
の変位を測定する。Xセンサ56およびYセンサ58は
ともにデータプロセシング装置42に接続されており、
データプロセシング装置42はそれにより延反台12に
対するルティクル54の位置を決定することができる。
【0060】例えば、このルティクル54は積層34に
対する裁断パターン48の零点を固定するのに使用する
ことができる。このことはルティクル54とともに積層
34のその点に接近することによって行うことができ、
ここにその点は裁断パターン48の零点に対応してお
り、そして次いでこの点は入力ユニット40を経て裁断
パターンの零点と規定される。
【0061】延反台18上に原反22が正確に延反され
るようにするために、延反ロール18用のキャリア20
がY方向に移動可能、すなわち、延反台12の表面60
に平行であり、延反方向30に交差する方向に移動可能
である。この目的のために、原反ロール18用キャリア
20は横方向移動装置62に着座されており、この横方
向移動装置62は、例えば、駆動装置64および移動ガ
イド66からなっている。
【0062】アウターウェア用原反の延反、特に、紳士
用アウターウェアの延反に際しては、原反が或る種のス
トライプまたは他の柄を具備し延反されそして積層に対
してコンパイルされた裁断パターンに従い裁断されるこ
とがしばしば要求される。この目的のために、図2に示
される裁断パターン48が従前用いられている。この布
ピース50a〜50nは衣服の部品として要求される布
ピースの半分のみを示している。布ピースの他の半分は
裁断パターン48に含まれておらず、図示された布ピー
ス50a〜50nの鏡像関係に形成される。
【0063】対をなして鏡像関係に全て形成されている
衣服の1つの部品用の多数の布ピースを同時に得るため
に、通常前面70および背面72からなり、前面70は
更にけば74、すなわち、それは例えば織製中の繊維の
突出方向から決まる好ましい方向(図3に図示)を有し
ている布ベールを、引き続く層32の前面70が互いに
他の上にあるようにするか、または引き続く層32の背
面72が他の上にあるようにし、そしてけば74が全て
の層において同方向を向くように、すなわち、延反方向
または反対方向にするように延反する。この方法は中表
対向延反と呼ばれており、図4においては合計4つの層
32が示されている。
【0064】更に知られている限りの方法においては、
個々の層は図5に示されているように長手方向側縁76
の1つが常時1つの直線に沿って規制され、そして一
方、他の側縁78は例えば織り欠点により生じる原反の
幅の変化によって1つの直線上になく、そして層32の
幅の変化によって直線から偏るように延反されている。
【0065】もし延反された原反が図5に示されている
ような単一のストライプ80を具備したストライプ柄の
場合には、長手側縁76の極く近傍のストライプ80は
その側縁76に殆ど平行となるが、長手側縁76から離
れたストライプ80は層32の幅の変化に従って長手側
縁76に平行する直線から飛躍的に逸れ、そして長手方
向側縁78の極く近傍のストライプ80は長手方向側縁
78が逸れるとともに長手側縁76に平行する直線から
殆ど同様に逸れることになる。
【0066】この中表対向延反方法により一直線に沿っ
て1つの長手側縁を延反するようエッジコントロール
し、そして所謂ハーフパターンを裁断パターン78とし
て使用する場合には、各層32における原反の位置に関
して個々の布ピース50a〜50nの相対位置において
生じる不正確さは許容可能な度合まで減少でき、特に鏡
像関係に対をなしている布ピースは互いに他の上にあ
り、従って長手側縁76の近傍かまたは僅かに近傍に位
置し、従って柄に対する布ピースの整合度合による誤差
はその大きさが同程度である。
【0067】本発明に係る布帛延反機および本発明方法
は、上述のものから全く異なる方法で作用する。
【0068】本発明に係る装置を用いて、層32が図6
に示されるように延反されて、層32は中心線82に対
して対称に位置される。ここに中心線82は、図7から
明らかなように、延反台12の表面60に垂直に立って
おり、そして延反方向30に平行に延在している。積層
34の層32は全てその長手側縁76および78が中心
面82に関して対称になるように延反され、すなわち、
原反の幅の変化の効果は長手方向両側縁76および78
がそれぞれ中心面82に平行する直線84および85に
沿って延在するのではなく、これから逸れた不規則に曲
りくねった線をなして延反方向30に延びている。
【0069】この目的のために、図1および8から明ら
かなように、エッジセンサ86および88が方向変換ロ
ーラ24および巻掛けローラ26の間の原反22の長手
方向側縁76および78を感知するべく設けられてい
る。これらエッジセンサ86、88の各々は光源90お
よび光源90と対向位置する表面型のフォトディテクタ
ー92からなっており、このフォトディテクター92は
制御手段94に信号を発信し、制御手段94は横方向変
位装置62の駆動源64を作動させる。
【0070】最も簡単な場合には、2つのフォトディテ
クター92により制御手段94へ発信された信号は光源
90により照射された表面に比例し、従って各長手側縁
76、78が光源および対応するフォトディテクター9
2の間での内側に延びている領域に対応し、従って各フ
ォトディテクター92のセンサ表面を覆う。
【0071】制御手段94は次のように作用する。横方
向移動装置62が常時原反ロール用キャリア22を変位
させ、そしてそれにより方向変換ローラ24からくる原
反22をエッジセンサ86、88の方向に変位させ、エ
ッジセンサ86、88の信号はより大きくなり、すなわ
ち、その感応領域はそれぞれの長手方向側縁76、78
により一層少ない領域だけ覆われることになる。
【0072】このようにして制御手段は常に原反が2つ
のエッジセンサ86、88間で対称的に延在するように
案内する。
【0073】2つのエッジセンサ86、88は方向変換
ローラ24からそれぞれの等しい距離に配置されてお
り、従って原反22の移動方向に同レベルにあって、そ
れらエッジセンサ86、88が長手方向側縁76、78
上の点を検知するようにしており、それら側縁76、7
8は原反22の移動方向について厳密にそれぞれ反対と
なっている。
【0074】中心面82が2つのエッジセンサ86、8
8の間の厳密に中心に常時配置されるから、中心面82
はエッジセンサ86、88の位置によっても画定され、
そこで中心面82の位置は布帛延反機16上に配置され
たエッジセンサ86、88により設定され、そしてそれ
とともに移動可能である。
【0075】エッジセンサ86および88が異なる原反
幅に対応可能とするために、エッジセンサ86、88は
調節装置に保持されており、この調節装置は全体が符号
100で示されており、そしてこの調節装置100は無
端ベルト102を具備しており、この無端ベルト102
は2つの方向変換ローラ104、106に対して走行し
ており、そしてこれらローラの間で中心面上に垂直に立
ち、Y方向に平行する横方向108に平行に延在してい
る。エッジセンサ86は方向変換ローラ104、106
間を延在している索110上に保持されており、そして
エッジセンサ88は他の索112に保持されている。こ
れら方向変換ローラの1つもまた駆動ユニット114に
よって駆動可能である。
【0076】エッジセンサ86、88は中心面82に関
して厳密に対称となるように整合されている。
【0077】駆動ユニット114が無端ベルト102を
一方向または他方向に駆動するときには、両エッジセン
サ86、88がそれにより互いに近づくようにまたは互
いに遠ざかるように移動可能であり、それにより両エッ
ジセンサ86および88が中心面86に関して対称な動
きを行い、そしてそれにより中心面82のY方向の位置
をエッジセンサ86および88の間の延反機16に対し
て固定されている中心とすることにより固定する。
【0078】エッジセンサ86、88が原反幅に関係な
く常時最適な範囲で作動するように、好ましくは再調節
制御手段116が設けられている。この再調節制御手段
116は制御手段94に接続されており、同様にエッジ
センサ86、88の信号を評価する。この再調整制御手
段116は駆動ユニット114を長手側縁76、78が
常時フォトディテクター92のセンサ表面の中央領域に
あるように、従ってセンサ表面のこのほぼ半分を覆うよ
うに作動させる。もし両エッジセンサ86、88の覆わ
れた表面がセンサ表面のほぼ半分よりも大きいかまたは
小さいときには、再調整制御手段116はエッジセンサ
86、88を再調節し、従って、すなわち、エッジセン
サ86、88が互いに遠ざかりまたは互いに近づくよう
に中心面82に対して対称に動かされる。
【0079】このようにしてこのように設計された本発
明に係る布帛延反機16により積層34の全ての層32
が正確にそして中心面82に関して対称に延反される。
【0080】更に、本発明の方法により裁断パターン4
8は最早用いられず、それに代えて原反120で示され
る裁断パターンが用いられる。これにおいては全体のパ
ターンが構成されており、全体のパターンは2つのハー
フパターン122、124から作られており、ハーフパ
ターン122は布ピース50a〜50nからなってお
り、そしてハーフパターン124は布ピース50a〜5
0nの鏡像関係にある布ピースからなっている。
【0081】ハーフパターン122、124は裁断パタ
ーン120の軸線126の両側に配置されている。2つ
のハーフパターン122、124は好ましくはこの軸線
126に関して対称に置かれ、そして特に好ましい場合
にはそれぞれ互いに対をなし鏡像関係に作られている布
ピース50a、50a′;50b、50b′…50n、
50n′が2つのハーフパターン122、124内にお
いて軸線126に対して互いに鏡像関係に配置され、そ
れにより各対において互いに関連している布ピースは同
レベルに配置され、そして同時に軸線126から同距離
に置かれる。
【0082】裁断パターン120がここに、軸線126
が中心面82にあり、そしてそれにより2つのハーフパ
ターン122、124が中心面82に関して対称となる
ように積層34の上に置かれる。
【0083】この手順により同様に個々の布ピース50
a〜50nの相対配置およびそれらの関連する布ピース
の鏡像が常に柄に対して同一の誤差を含むようにする、
例えば、軸線126に関する対称となっている個々の層
のストライプ80に対して同一の誤差を含むようにし、
それにより個々の層32の幅方向の変化が中心面82の
両側に同一の効果を奏するので、互いに関連している布
ピース内の欠点は順次互いに相殺される。
【0084】延反機により予め設定され且つ単一の積層
34を延反するための延反台に対して同様に変化できな
い中心面の位置を認識するために、線照射装置130が
延反機に設けられており、例えば、延反ユニット29の
上方に設けられており、各層32a上に線132を照射
し、この線132は中心面82の位置を示す(図1およ
び図6)。
【0085】裁断パターン120は積層34に対してル
ティクル54を線132に沿って移動させることにより
整合され、積層34の始端36からできるだけ遠くに整
合せさ、そして次いで座標を送信し、それによりXセン
サ56およびYセンサ58により検出された座標がデー
タプロセシング装置42に零点として送られ、この零点
は軸線26上に位置している。これによりデータプロセ
シング装置42がその中に記憶された裁断パターン12
0を、延反機により固定されており、そして延反機16
に設けられたエッジセンサ86および88のセンターに
よりもたらされる中心面82内にその軸線126を置く
ことを確実とする。
【0086】本発明に係る延反方法の特別な利点とし
て、各層32において原反70が上向きに置かれ、従っ
て欠点の検査が作業者により行うことができる。もし欠
点134が見付かると、ルティクル54によりその欠点
に接近することにより欠点の大きさおよび位置がデータ
プロセシング装置42へ伝達される。データプロセシン
グ装置42は次いで図11に示されている裁断パターン
120との比較を行うことができる。もしこの比較によ
り欠点134が布ピース50m′内にあることが示され
ると、欠点処理が行われ、布ピース50m′が全て再度
延反される。これは切断線136に沿って欠点134の
端部において横方向に層を切断して行われ、そして切断
136により分断された布ピースの全てについて再位置
決めが行われる。すなわち、布ピース50d、50d′
および50c、50c′について並びに勿論布ピース5
0m、50m′について再度延反され、そして、この場
合には、再位置決めが布ピース50cおよび50c′の
開始点の前方にある位置決め線138において行われ
る。
【0087】この手順および改良された方法の更に詳細
はヨーロッパ特許出願第EP−A−0 286 902
号公開明細書に開示されており、その内容は全て本明細
書の内容となるものである。
【0088】欠点に拘らず布層を全て完全に延反する方
法もあり、そして積層34の延反後に欠点のある布のた
めに、すなわちこの場合には、布ピース50m′のため
に、付加的な層を延反する方法もある。この手順はそれ
以外の変態様とともに独国特許出願第DE−A−38
16 883号公開明細書に開示されており、その内容
は本願明細書の内容となるものである。
【0089】本開示は1991年2月15日出願のドイ
ツ特許出願第P41 04 667.6号に開示された
主題に関するものであり、上記ドイツ特許出願の明細書
は本件の内容をなすものである。
【0090】
【発明の効果】本発明によれば、中表対向に原反を延反
する複雑な延反方法が省略でき、そして簡単な、従来の
延反方法が採用される。特に、延反能力が著しく向上可
能である。更に、原反の全幅の変化が各ハーフパターン
の大きさの半分に影響するのみであるから、従来方法に
比べて対をなし鏡像にある布ピースの方向性の誤差の減
少が達成できる。
【0091】更に本発明の大きな効果として、原反が常
に同じ側が上向きで延反されることによって、欠点、特
に色の滲みによる欠点が簡単な方法により認識できそし
て適切な対応策がとれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る布帛延反機の側面図である。
【図2】従来技術において使用されている裁断パターン
の平面図である。
【図3】けばを有する原反の長手方向断面図である。
【図4】従来技術により中表対向に延反された積層の一
部分の長手方向断面図である。
【図5】ストライプ柄を有する原反を従来技術により一
端部におけるエッジコントロールして公知の中表対向に
延反した積層の一部分の平面図である。
【図6】本発明方法の一実施例に従って延反された原反
の平面図である。
【図7】本発明に係る方法の上記実施例により延反され
た積層の断面図である。
【図8】本発明装置における原反に対するエッジセンサ
の配置を図示する斜視図である。
【図9】本発明装置におけるエッジセンサ用の調節装置
を示す斜視図である。
【図10】本発明方法の実施例において使用される裁断
パターンの平面図である。
【図11】裁断パターンにおける欠点の位置の例を切断
線および欠点処理用に延反された重ね置き形式の位置決
め線とともに示す平面図である。
【符号の説明】
12 延反台 14 長手方向 16 延反機 18 原反ロール 20 キャリア 22 原反 24 方向変換ローラ 26 巻付けローラ 28 原反供給装置(送りローラ) 29 延反ユニット 30 延反方向 32 層 34 積層 36 始端 40 終端 42 データプロセシング装置 44 入力ユニット 46 ディスプレイスクリーン 54 ルティクル 60 表面 62 横移動装置 64 駆動装置 66 移動ガイド 70 前面 72 背面 74 けば 76 長手側縁 78 長手側縁 80 ストライプ 86 エッジセンサ 88 エッジセンサ 90 光源 92 フォトディテクター 94 制御手段 100 調節装置 102 無端ベルト 104 方向変換ローラ 108 方向変換ローラ 116 再調節制御手段 120 裁断パターン 130 線照射装置 132 線 134 欠点

Claims (35)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原反が延反方向に対して常時同方向を向
    いたけばを有する少なくとも一層の形状に延反されてお
    り、布ピースが裁断パターンにより積層に配列された、
    少なくとも一層の原反を含む積層に、各対のけばを同じ
    くし且つ鏡像関係にある布ピースを配列する方法におい
    て、前記積層の一つを延反中に、同じ側を常時上にし且
    つ延反方向に延びるとともに層により形成された表面に
    直交して立つ中心面に関して対称に該原反が延反され、
    前記裁断パターンが1つの軸線を有するとともに該軸線
    の両側に配置された2つのハーフパターンを含んでお
    り、該ハーフパターンの1つは該他のハーフパターンに
    対して鏡像関係に形成された布ピースを含んでおり、前
    記裁断パターンが前記軸線が前記中心面内を延在するよ
    うに前記積層に置かれることを特徴とする布ピースの配
    列方法。
  2. 【請求項2】 前記ハーフパターンが他のハーフパター
    ンに対して鏡像関係につくられていることを特徴とする
    請求項1に記載の布ピースの配列方法。
  3. 【請求項3】 前記ハーフパターンが前記延反方向にほ
    ぼ同位置を有していることを特徴とする請求項1または
    2に記載の布ピースの配列方法。
  4. 【請求項4】 前記対をなし互いに鏡像関係に形成され
    た布ピースが前記裁断パターンにおいて前記軸線から同
    じ間隔で配列されていることを特徴とする前記請求項1
    から3の何れか1項に記載の布ピースの配列方法。
  5. 【請求項5】 前記軸線が、裁断パターン中で互いに対
    をなした布ピースの形状および配置について鏡像軸線と
    なっていることを特徴とする請求項1から4の何れか1
    項に記載の布ピースの配列方法。
  6. 【請求項6】 前記中心面に対する前記原反の位置が延
    反に先立って測定され修正されて原反が前記中心面に関
    して対称に延反されることを特徴とする請求項1から5
    の何れか1項に記載の布ピースの配列方法。
  7. 【請求項7】 前記原反の位置が該原反の長手方向の両
    側において長手方向の両側縁の位置を検出して測定さ
    れ、該原反が中心面に関して該長手側縁が該中心面から
    常時同じ間隔となるよう延反されることを特徴とする請
    求項6に記載の布ピースの配列方法。
  8. 【請求項8】 前記長手側縁の位置が光学的に測定され
    ることを特徴とする請求項7に記載の布ピースの配列方
    法。
  9. 【請求項9】 前記長手側縁の位置が前記中心面に関し
    て対称に配置されたエッジセンサにより測定されること
    を特徴とする請求項8に記載の布ピースの配列方法。
  10. 【請求項10】 前記裁断パターンにおける布ピースの
    配置が前記原反の柄を考慮して行われる請求項1から9
    の何れか1項に記載の布ピースの配列方法。
  11. 【請求項11】 前記対をなした布ピースが前記長手方
    向に繰返す柄に対して同一の位置に配置されることを特
    徴とする請求項10に記載の布ピースの配列方法。
  12. 【請求項12】 前記層の延反中に、その中の欠点の発
    生を検出して欠点処理を行うか否かにつき前記裁断パタ
    ーンとの比較が行われることを特徴とする前記請求項1
    から11の何れか1項に記載の布ピースの配列方法。
  13. 【請求項13】 欠点処理のために、前記裁断パターン
    が該欠点とともに表示され、この表示に基づき欠点処理
    を行うか否かにつき決定されることを特徴とする請求項
    12に記載の布ピースの配列方法。
  14. 【請求項14】 前記欠点が布ピースの可視領域に存在
    するときには常に欠点処理が行われる請求項12または
    13に記載の布ピースの配列方法。
  15. 【請求項15】 欠点のある布ピース上に付加的な層ピ
    ースを延反して欠点処理が行われる請求項12から14
    の何れか1項に記載の布ピースの配列方法。
  16. 【請求項16】 前記付加的な層ピースが欠点を含む層
    に直接に置かれることを特徴とする請求項15に記載の
    布ピースの配列方法。
  17. 【請求項17】 層ピースが前記積層の延反の終りに前
    記欠点のある布ピースに対して延反されることを特徴と
    する請求項15に記載の布ピースの配列方法。
  18. 【請求項18】 前記層ピースが前記積層の延反の終り
    に該積層上に付加的な層ピースとして置かれることを特
    徴とする請求項17に記載の布ピースの配列方法。
  19. 【請求項19】 前記付加的な層ピースが再切断のため
    に異なる積層として延反されることを特徴とする請求項
    17に記載の布ピースの配列方法。
  20. 【請求項20】 欠点の座標の検出がデータプロセシン
    グ装置に連結された欠点座標検出器により行われること
    を特徴とする請求項12から19の何れか1項に記載の
    布ピースの配列方法。
  21. 【請求項21】 前記座標検出とともに基準点が前記積
    層上の前記裁断パターンの位置として固定されることを
    特徴とする請求項20に記載の布ピースの配列方法。
  22. 【請求項22】 前記裁断パターン用の基準点が前記積
    層の前記中心面に置かれることを特徴とする請求項21
    に記載の布ピースの配列方法。
  23. 【請求項23】 前記中心面の位置が前記積層上に照射
    される光線により示されることを特徴とする請求項1か
    ら23の何れか1項に記載の布ピースの配列方法。
  24. 【請求項24】 原反が延反方向に対して常時同方向を
    向いたけばを有する少なくとも一層の形状に延反されて
    おり、布ピースが積層上に置かれた裁断パターンにより
    積層から裁断されている、各対のけばを同じくし且つ鏡
    像関係にある布ピースを製造する方法において、前記層
    の一つを延反中に、原反の同じ側を常時上にし且つ延反
    方向に延びるとともに層により形成された表面に直交し
    て立つ中心面に関して対称に原反が延反され、前記裁断
    パターンが1つの軸線および該軸線の両側に配置された
    2つのハーフパターンを含んでおり、該ハーフパターン
    の1つは該他のハーフパターンに対して鏡像関係に形成
    された布ピースを含み、前記軸線が前記中心面内を延在
    するように前記裁断パターンが前記積層に置かれること
    を特徴とする布ピースの製造方法。
  25. 【請求項25】 請求項2から23の何れか1項に従い
    配置されることを特徴とする請求項24に記載の布ピー
    スの製造方法。
  26. 【請求項26】 各対のけばを同じくし且つ鏡像関係に
    布ピースを製造するための、少なくとも一層の原反を含
    む積層に原反を延反する方法において、前記層の一つを
    延反中に、延反方向に対しけばを常時同じ向きとし、同
    じ側を上とし、且つ延反方向に延びるとともに層により
    形成された表面に直交して立つ中心面に関して対称に原
    反が延反され、延反中に前記層中の欠点の発生が検出さ
    れて、裁断パターンとの比較により欠点処理を行うか否
    かの決定がされることを特徴とする原反の延反方法。
  27. 【請求項27】 請求項6から23の何れか1項に従い
    配置されることを特徴とする請求項26に記載の原反の
    延反方法。
  28. 【請求項28】 特に請求項1から27の何れか1項に
    記載された方法を実施するための、少なくとも一層の原
    反を含む積層に延反する装置において、該装置が延反台
    (12)を含み、該装置が該延反台(12)に沿って延
    反方向(30)に移動可能な延反機(16)を含み、該
    延反機(16)は原反ロールのキャリア(20)、原反
    供給装置(28)および原反(22)を延反する延反ユ
    ニット(29)からなっており、前記原反(22)が延
    反中に前記延反方向(30)に交差する方向に横移動装
    置(62)により移動可能であり、前記原反(22)の
    両長手側縁(76、78)を検出する2つのエッジセン
    サ(86、88)が前記延反機(16)上に設けられ、
    前記延反機(16)は、前記エッジセンサ(86、8
    8)の信号に基づき前記原反ロール(18)からの原反
    (22)が前記延反台(12)に対して各積層に固定可
    能な中心面(82)に関して対称に前記積層(34)の
    層(32)として延反可能なように前記横移動装置(2
    6)を制御する制御手段(94)を含むことを特徴とす
    る延反装置。
  29. 【請求項29】 前記エッジセンサ(86、88)が前
    記中心面(82)に関して対称に位置されていることを
    特徴とする請求項28に記載の延反装置。
  30. 【請求項30】 前記エッジセンサ(86、88)が前
    記延反方向に交差して移動可能であることを特徴とする
    請求項28または29に記載の延反装置。
  31. 【請求項31】 前記エッジセンサ(86、88)が調
    節装置(100)に保持されており、該エッジセンサ
    (86、88)が前記調節装置(100)により前記中
    心面(82)に関して常時対称な位置になるよう間隔を
    変更して案内されることを特徴とする請求項28から3
    0の何れか1項に記載の延反装置。
  32. 【請求項32】 前記エッジセンサ(86、88)が光
    学的センサでありセンサ表面を具備しており、前記長手
    側縁(76、78)の対応する1つの位置が前記延反方
    向(30)に交差する前記センサ表面の覆い度合により
    検出可能であることを特徴とする請求項28から31の
    何れか1項に記載の延反装置。
  33. 【請求項33】 前記制御手段(94)は両エッジセン
    サ(86、88)のセンサ表面が該原反(22)の長手
    側面(76、78)により同程度に覆われるように前記
    原反(22)を位置させることを特徴とする請求項28
    から32の何れか1項に記載の延反装置。
  34. 【請求項34】 前記制御手段(94)は1つのエッジ
    センサ(86、88)が部分的に覆われ他のエッジセン
    サ(88、86)が覆われていないときに、前記横移動
    装置(62)が原反(22)を前記他のエッジセンサ
    (88、86)の方向に移動させるよう原反ロールのキ
    ャリア(20)を制御することを特徴とする請求項29
    から33の何れか1項に記載の延反装置。
  35. 【請求項35】 前記調節装置(100)は再調節制御
    手段(116)を具備しており、該再調節制御手段(1
    16)は前記センサ表面の中心領域に原反(22)の前
    記長手側縁(76、78)があるように両者が互いに位
    置するよう前記エッジセンサ(86、88)を常時案内
    していることを特徴とする請求項31から34の何れか
    1項に記載の延反装置。
JP4061265A 1991-02-15 1992-02-15 布ピースの配列方法および延反装置 Pending JPH05124769A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE4104667.6 1991-02-15
DE4104667A DE4104667A1 (de) 1991-02-15 1991-02-15 Verfahren zum anordnen von zuschnitteilen und einrichtung zum legen von stoffbahnen

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05124769A true JPH05124769A (ja) 1993-05-21

Family

ID=6425115

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4061265A Pending JPH05124769A (ja) 1991-02-15 1992-02-15 布ピースの配列方法および延反装置

Country Status (3)

Country Link
EP (1) EP0504554A3 (ja)
JP (1) JPH05124769A (ja)
DE (1) DE4104667A1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017104957A (ja) * 2015-12-11 2017-06-15 株式会社島精機製作所 延反システム及び延反方法
CN109534041A (zh) * 2018-11-26 2019-03-29 江西理工大学 一种稀土挖掘工地防淋布收取装置

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ITMI20072158A1 (it) * 2007-11-13 2009-05-14 Comelz Spa Macchina per lo srotolamento e l'allineamento di nastri di tessuti, materiali sintetici e simili, particolarmente per unita' di taglio a nastro trasportatore e simili.
CN103318691B (zh) * 2013-07-10 2016-03-02 徐小林 双卷布拉布机

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2579962B1 (ja) * 1985-04-04 1987-07-03 Lectra Systemes Sa
US4758960A (en) * 1986-05-30 1988-07-19 Krauss Und Reichert Gmbh & Co. Kg Spezialmaschinenfabrik Method of cutting out faultless pattern pieces

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017104957A (ja) * 2015-12-11 2017-06-15 株式会社島精機製作所 延反システム及び延反方法
CN109534041A (zh) * 2018-11-26 2019-03-29 江西理工大学 一种稀土挖掘工地防淋布收取装置

Also Published As

Publication number Publication date
EP0504554A2 (de) 1992-09-23
EP0504554A3 (en) 1992-12-02
DE4104667A1 (de) 1992-08-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1270480B1 (en) Method and apparatus for producing disposable worn article or garment
US6782838B1 (en) Bow and skew control system and method
US3782649A (en) Tensionless cloth feeding apparatus for cloth spreading machine
US6283001B1 (en) Facility for cutting fabric, facility for feeding fabric and method for cutting fabric
US5035030A (en) Apparatus for controlling and straightening weft and/or warp fabric patterns
US5989368A (en) Carpet position sensor
JPH02160963A (ja) 循環する無端広幅支持帯上へ繊維シート帯をニードルパンチにより付着させる方法及び装置
JPH05124769A (ja) 布ピースの配列方法および延反装置
JPH0446745B2 (ja)
US5447296A (en) Cloth spreading system
US3936915A (en) Cloth feeding device for tentering machines
CN111332748B (zh) 一种纸尿裤输出排列调整装置
JPH02188357A (ja) 動かされる広幅支持帯上に繊維シート帯を同じ向きに載せる装置
CN217478601U (zh) 一种能自动纠偏的单向布条带放卷设备
CN217478602U (zh) 一种能自动纠偏的单向布条带放卷设备
IT201800005606A1 (it) Macchina per la stesura di tessuto e metodo di funzionamento di detta macchina
US20140124609A1 (en) Unrolling device, particularly for materials in rolls, with material alignment control
CN114249155A (zh) 一种能自动纠偏的单向布条带放卷设备及其工作方法
US4450780A (en) Feeder for automatic selvedging apparatus
US3239211A (en) Multilayer cloth laying means
ITMI20072158A1 (it) Macchina per lo srotolamento e l'allineamento di nastri di tessuti, materiali sintetici e simili, particolarmente per unita' di taglio a nastro trasportatore e simili.
JPH0333327Y2 (ja)
CA2070370C (en) Magnetic position marker
JPH01209273A (ja) 延反機
JPH06316367A (ja) 延反機におけるカッターユニットの位置制御方法及び位置制御装置