JP2659033B2 - 包装材ウエッブの端同士を接続する装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明は、材料ウエッブの端を
接続する装置、特に包装材料の走行するウエッブすなわ
ち走行ウエッブを、包装材の新たなウエッブすなわち連
結ウエッブのリ−ド端に接続する装置に関し、走行ウエ
ッブが一時的に静止する段階にある間に、走行ウエッブ
が切断されることにより形成される走行ウエッブの端
が、例えば接着テ−プで連結ウエッブのリ−ド端に接続
される。

【０００２】

【従来の技術】高容量の包装機においては、包装材の取
扱いが特に問題となる。手動労働はできる限り回避する
よう努力がなされる。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】包装材は、主として材
料ウエッブを巻いた形態、すなわちリ−ルとして供給さ
れる。この出願の発明の装置が目的とするところは、走
行ウエッブのリ−ル１個が使い終わったとき、手動操作
を殆ど要せずして新たなウエッブと繋がることである。
このことは、もし、ウエッブが、ウエッブから打ち抜か
れながら作られるブランクの特定の位置をウエッブ上で
決めるために供給される場合には特に問題である。も
し、包装材に、ブランク内で特定の相対的な位置をとる
ことを必要とする文字や絵柄が印刷されるならば、ブラ
ンクの打ち抜きは隣接ブランク間で正確に行われなけれ
ばならない。

【０００４】この発明は、材料ウエッブの端を、手動労
働をできる限り少なくして、すなわち所要の場所におけ
る正確な切断を保証するよう、実質的に自動化された態
様で接続するという目的に立脚する。

【０００５】

【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、この発明の装置は、走行ウエッブの位置が、材料ウ
エッブのマ−クを対象に走査され、走行ウエッブが前記
走査に対応して停止され、マ−クに関連する所要の位置
で、切断が行われ、そして最終的に、走行ウエッブが、
必要な位置で走行ウエッブの端と一致する接続ウエッブ
の一端と接続される。

【０００６】

【作用】したがって、この発明の装置は、マ−クが付さ
れた状態で供給される包装材料のウエッブとともに、特
に、ウエブから打ち抜かれることによって製造されるべ
きブランクと一致して配列される印刷マ−クと協働す
る。便宜上マ−クは各切断領域内に配列される。

【０００７】さらに、この発明は、材料ウエッブの比較
的高い搬送または牽引速度、例えば、５１ｍ／分をもと
にして実行される。走行ウエッブのリ−ルが殆ど使い終
わると、リ−ルの交換工程が始まる。この目的のため、
走行ウエッブは減速される。マ−ク読取り機のような適
当な走査手段がその時点でマ−クを探知して、ついで、
極めて低速で走行する走行ウエッブが停止する。その
後、マ−クの位置と一定の関連を有する適切な位置にお
いて切断が行われる。以前から接続ウエッブは、走行ウ
エッブに接続するタイミングをはかって手操作で供給さ
れてきた。マ−クの位置と一定の関連を有する位置にあ
る走行ウエッブの端と一致する接続ウエッブの一端が、
走行ウエッブの前記の端に対向して置かれて接続され
る。これに伴いウエッブの駆動が再開される。

【０００８】便宜的には、ブランク単位の領域で作られ
るブランクを処理する折り曲げ手段は、ウエッブの交換
が完了するまでは少なくとも一時的に停止する。しかし
ながら、折り曲げ単位（折り曲げタレット）の作動を続
行することも可能である。この場合は、ウエッブ交換が
始まる前にウエッブの充分な量の貯留が形成される。

【０００９】この発明の装置は、それが実質的に減速さ
れた搬送速度で駆動される場合には、走行ウエッブのた
めの別個の独立した駆動手段を備えている。この駆動手
段は、搬送方向において、ウエッブの交換を実行するた
めに備えられる切断、接続ユニットの後方に配置され
る。その結果、走行ウエッブは、この切断・接続ユニッ
トを通って牽引される。この駆動手段は、ウエッブのル
−プを形成する手段（ル−プ用ロ−ラを有する回動ア−
ム）の形態をとることが好ましい。走行ウエッブを低速
（例えば、０−２ｍ／分）で駆動するために、このウエ
ッブル−プ形成手段は、ウエッブのル−プを拡げるよう
に動かされる。この発明の提案に従い、ウエッブは、ま
ず、この目的のために停止され、次に別個の独立した駆
動手段が駆動される。この工程において、走行ウエッブ
は、重力の下で動くことのできるル−プ形成手段、特
に、適当な回動ア−ムの調節手段によって動くことがで
きるル−プ形成手段によって駆動されることが可能であ
る。

【００１０】切断を行うため、走行ウエッブは、マ−ク
が探知されると、特に、走行ウエッブをその反対側の面
に向かって、特に、転向ロ−ラに向かって圧迫するウエ
ッブ制動手段（シュ−ブレ−キ）によって切断・接続ユ
ニットの領域内において直ちに停止される。

【００１１】この発明のさらなる特徴はウエッブ用リ−
ルの構造、切断・接続ユニットの構造およびウエッブ交
換中の材料ウエッブを別個に独立して駆動することに関
する。

【００１２】

【実施例】この発明の装置の模範的実施例を添付図面に
したがって以下に説明する。

【００１３】図示の模範的実施例は、薄い包装材料、特
に箔から作られる材料のウエッブの処理に係わる。この
箔には、特に、ブランクから作られるパックの表面上
で、その適切な位置に浮き出る文字および／または絵柄
が印刷される。図示の装置は、特に、ティッシュペ−パ
−のパックの製造に適する。

【００１４】パックを製造するには、材料のウエッブが
折り曲げユニット、特に回転自在に駆動される折り曲げ
タレット１１に供給される。ブランクユニット１２は、
折り曲げタレット１１の上流に配置される。ブランクは
ブランクユニット１２中で、切断ユニット手段により材
料のウエッブから切断される。好ましくは、ブランクユ
ニット１２は欧州特許第３６５，８１２号に記載の通り
に設計される。

【００１５】包装材料を折り曲げタレット１１に連続的
に供給することを保障するために、数個のリ−ル、今の
場合は材料を巻いたウエッブの２つのリ−ル、特に走行
リ−ル１３および接続リ−ル１４が準備される。折り曲
げタレット１１に供給される材料のウエッブは、走行リ
−ル１３から特に走行ウエッブ１５の形態で連続して巻
き戻される。他のリ−ル、すなわち接続リ−ル１４は、
走行リ−ル１３を使い終わったとき、走行ウエッブ１５
と接続するために準備される。接続リ−ル１４の接続ウ
エッブ１６のリ−ド部は、常に適当な位置に支持されて
いる。

【００１６】走行ウエッブ１５は、走行リ−ル１３がほ
ぼ使い終わり、接続ウエッブ１６が接続されねばならな
いときに始動される切断・接続ユニット１７を通過す
る。

【００１７】搬送方向において、切断・接続ユニット１
７はウエッブ貯留部、特にル−プ貯留部１８へと続く。
この貯留部は、対をなして互いに対向配置される複数の
ル−プロ−ラ１９、２０からなる。材料のウエッブすな
わち走行ウエッブ１５は、ル−プロ−ラ１９、２０に巻
回される。低位のル−プロ−ラ２０は、特に回動ア−ム
２１上で調節自在である。回動ア−ム２１を静止ル−プ
ロ−ラ１９に対して調節することにより、ル−プ貯留部
１８は拡大するか縮小する。

【００１８】材料ウエッブは、ル−プ貯留部１８から牽
引され、駆動牽引ロ−ラ２２によりブランクユニット１
２へ搬送される。走行ウエッブ１５の主たる駆動速度は
ほぼ５０ｍ／分という比較的高速に設定される。

【００１９】切断・接続ユニット１７は、欧州特許第１
７９，２４３号に従うウエッブ接続装置と類似するよう
に設計する。２つのプレ−ト状ウエッブホルダ−２３、
２４が支持フレ−ムに枢支される。これらのウエッブホ
ルダ−の１個−図示の模範的実施例では、左側のウエッ
ブホルダ−２３が、走行ウエッブ１５に接触しこれを一
時的に支持する役割を果たす。接続ウエッブ１６の端
は、ウエッブホルダ−２４のホルダ−２３と対向する側
に常に支持されている。この接続端２５は、材料ウエッ
ブの所定の境界線と正確に合致する。それらの両対向側
面において、プレ−ト状ウエッブホルダ−２３、２４
は、走行ウエッブ１５および接続ウエッブ１６の端を支
持する面をそれぞれ備える。現行の模範実施例では、ゴ
ムのような弾性体から作られるシ−ト状の被覆片２６、
２７が、材料ウエッブと直接の接触面として各ウエッブ
ホルダ−上に配置される。吸引孔２８、２９が、この被
覆片２６、２７の中心とほぼ合致する位置に配置され
て、被覆片２６、２７の前記接触面に向かって開口す
る。現行の模範実施例では、横断方向を向く数個の吸引
孔２８、２９の列が備えられ、これらが走行ウエッブ１
５および接続ウエッブ１６の端を固定する役割を果たし
ている。

【００２０】走行リ−ル１３を使い終わった後、正確に
位置決めされた切断刀が走行ウエッブ１５に適用され
る。その結果形成される走行端３０は、正しい関係位置
の下に、特に横断方向を向いた接着テ−プ３１によって
接続端２５に接続される。この接着テ−プ３１は、すで
に接続ウエッブ１６の接続端２５に接着されており、吸
引孔２９によってウエッブホルダ−２４上に、正確な位
置関係の下で支持されている（図２、図３）。両ウエッ
ブ端２５、３０が接続されると、走行端３０は、ウエッ
ブホルダ−２３上において吸引孔２８の領域に位置し
て、接着テ−プ３１の自由な部分が接続ウエッブ１６に
接続すべく走行端３０と係合する。しかしながら現行の
模範実施例では、両端は走行ウエッブ１５と重なって接
続される。

【００２１】この目的で、ウエッブホルダ−２３、２４
は、対向面または被覆片２６、２７が互いに隣接する位
置に回動する。かくて、走行端３０は接着テ−プ３１の
自由な部分と接続する。

【００２２】導入側においては、各ウエッブホルダ−２
３、２４は、走行ウエッブ１５と接続ウエッブ１６のた
めの転向用ロ−ラ３２、３３と関係する。転向ロ−ラ３
２、３３は、初期位置では転向したウエッブが、接触面
またはウエッブホルダ−２３、２４の被覆片２６、２７
に直接供給されるように位置決めされる（図２）。

【００２３】走行ウエッブ１５を切断するために、この
ウエッブ１５に専用されるウエッブホルダ−…この場合
はウエッブホルダ−２３…が回動して移動する。その結
果、ウエッブホルダ−２３に付属する切断刀３４が、静
止した共通の対向刀３５を越えて移動して走行ウエッブ
１５の切断が起きる。切断刀３４は、ウエッブホルダ−
２３の中央に配置される。

【００２４】切断が起きるときウエッブホルダ−２３、
２４を正しく案内するために、対向刀３５の領域に静止
ガイドロ−ラ３６が装着される。ウエッブホルダ−２
３、２４の各端部にある曲がった軌道３７が、切断が行
われる間、支えられるような態様でガイドロ−ラ３６の
上を滑動する（図３）。

【００２５】図示の模範例では、材料ウエッブは、右手
方向から切断・接続ユニット１７に供給される。特に走
行ウエッブ１５および接続ウエッブ１６は、常に２つの
ウエッブホルダ−２３、２４の間を通って搬送される。
この実施例では、材料ウエッブのもっと先の通路が、リ
−ル１３、１４からのウエッブをもっと左手方向に導き
去る。材料ウエッブがウエッブホルダ−２３、２４の領
域を出る際は、ウエッブは、ウエッブホルダ−２３の領
域にあり、ウエッブホルダ−２３の枢支ベアリング３９
と同軸上に位置する低位の転向ロ−ラ３８を越えて案内
される。

【００２６】切断・接続ユニットにさらに付加された手
段はウエッブの制動である。今の場合回動ブレ−キシュ
−４１を有するシュ−ブレ−キ４０がそれである。この
ブレ−キシュ−４１は、走行ウエッブ１５を一時停止す
るために転向ロ−ラ３８に接触する。

【００２７】材料ウエッブのマ−クを走査する走査手
段、特に、材料ウエッブのマ−ク４３を探知するための
マ−ク読取り機４２も、転向ロ−ラ３８の領域に、特に
前記ロ−ラの下方に配置される。マ−ク４３は、材料の
ウエッブの長手方向エッジの１つの上に配列する（図
６、７）。

【００２８】これまでに説明した装置は、いくつかの態
様で操作することができる。好ましい操作モ−ドによれ
ば、走行リ−ル１３の残留量がモニタ−される。模範例
では、リ−ル１３、１４がウエッブの牽引を支えるべく
駆動される。各リ−ル１３、１４は、しかしながら、そ
れ自身のリ−ルブレ−キ４４と、特にエンドレスベル
ト、特に歯付きベルト４５を介してリ−ル軸に作用する
ヒステリシスブレ−キと関連する。さらに、各リ−ル１
３、１４は、材料ウエッブの残留巻量を計測する計測装
置と関連する。現行の模範実施例では、この計測装置
は、リ−ル１３、１４の回転数をモニタ−するパルスカ
ウンタ−４６である。回転速度が上昇したり、走行リ−
ル１３が予め設定できる上昇回転速度に到達すると、ウ
エッブの交換が開始される。走行リ−ル１３をモニタ−
する場合は、走行ウエッブ１５からのウエッブの牽引速
度が一定であってもリ−ルの回転速度は増加する点を考
慮に入れる。リ−ルの回転数をカウントする手段として
働くパルスカウンタ−４６は、従来の設計仕様を持ち、
リ−ル１３、１４の回転軸上に配列する開口またはスリ
ットを有するパルス盤からなる。単位時間当たりに受容
する光信号の数がリ−ルの回転数を示す。

【００２９】走行リ−ル１３またはパルスカウンタ−４
６が、この実施例において、ウエッブの交換を開始する
場合は、まず最初にル−プ貯留部１８が調節される。と
りわけ、回動ア−ム２１が、上方の始点Ａから中間点Ｂ
（図１）に移動し、ル−プ貯留部１８を拡大する。この
工程において、リ−ルブレ−キ４４は部分的に弛緩す
る。それに伴って走行リ−ル１５は、牽引ロ−ラ２２の
停動手段によりその全長にわたり停止する。

【００３０】そこで、切断・接続ユニット１７の領域に
おける走行ウエッブ１５の搬送速度が有意に減少した段
階が始まる。走行ウエッブ１５は、別個の独立した駆動
ユニット、特にル−プ形成手段すなわち回動ア−ム２１
によって、回動ア−ム２１をＣ点に移動する手段によっ
て駆動される。この工程では、牽引ロ−ラ２２は停止し
たままである。走行ウエッブ１５は、後続するマ−ク
が、マ−ク読取り機４２によって探知されるまで、回動
ア−ム２１によって切断・接続ユニット１７を通ってゆ
っくり牽引される。回動ア−ム２１は重力でＣ点に移動
させられることができる。モ−タによって駆動すること
も可能である。リ−ルブレ−キ４４は、完全にまたは部
分的に弛緩される。もし必要とあらば走行リ−ル１３を
モ−タで駆動してもよい。

【００３１】マ−ク読取り機４２によってマ−ク４３が
特定されると、走行ウエッブ１５は切断・接続ユニット
１７の領域内で（再び）直ちに停止する。この目的のた
めに。シュ−ブレ−キ４０が始動されて、ブレ−キシュ
−４１が走行ウエッブ１５を転向ロ−ラ３８上に固定す
る。その直後に、探知されたマ−クに対し特定の周期で
繰り返される切断工程が既述したように起きる。

【００３２】ウエッブの両端すなわち接続端２５および
走行端３０が既述のようにして接続されると、ウエッブ
ホルダ−２３、２４はそれらの初期位置に復帰する。材
料ウエッブすなわち新たな走行リ−ルが再始動される。

【００３３】折り曲げタレット１１およびブランクユニ
ット１２の操作については異なる解決手段がある。折り
曲げタレット１１およびブランクユニット１２に向かう
材料ウエッブの部分は、切断が行われてウエッブ端同士
が接続されるとき、すでに再始動していてもよい。この
場合、材料ウエッブは、ウエッブ端同士が接続され新た
な走行リ−ルが始動するまで、ル−プ貯留部１８から取
られる。ル−プ貯留部１８が減少する結果、回動ア−ム
２１はこの工程で始点Ａに復帰する。

【００３４】それに代わるものとして、もっと多量の貯
留部を持つル−プ貯留部を折り曲げタレット１１または
ブランクユニット１２に追加的に受け持たせてもよい。
ウエッブ交換が始まる前に、充分な量の材料ウエッブを
この貯留部（図示しない）に搬送することができる。ウ
エッブ交換の完全な工程は、このケ−スでは、折り曲げ
タレット１１とブランクユニット１２が作動を継続する
間に遂行される。

【００３５】現行の切断・接続ユニッット１７を作動す
るさらに別の代替手段は、このユニット１７に、マ−ク
読取り機４２が、トリガ−となるマ−ク４３を探知した
後で走行ウエッブ１５がさらに搬送される長さを計測す
る計測装置を設けることである。この長さ計測装置は、
転向ロ−ラ３８の領域内にパルスカウンタ−の形態で配
置することができる。パルスカウンタ−は、走行ウエッ
ブ１５が低搬送速度で走行中にマ−ク読取り機４２によ
って始動される。次に、パルスカウンタ−は、シュ−ブ
レ−キ４０が始動して走行ウエッブ１５が再び停止する
まで、走行ウエッブ１５がどれだけの距離を余計に搬送
されたかを決定する。

【００３６】ル−プ貯留部１８、言い換えれば回動ア−
ム２１、は同時にまた従来の態様で、走行ウエッブ１５
を搬送するための制御手段として機能する。回動ア−ム
２１は、走行ウエッブの張力を計測する。この目的で、
回動ア−ム２１の枢支ベアリング５６の領域にポテンシ
ヨメ−タが配置される。このポテンシヨメ−タで計測し
た張力は駆動制御信号または走行リ−ル１３の減速制御
信号として有用である。図４から明らかなように、小さ
な振幅の範囲内で回動運動が回動ア−ムの点Ａ、Ｂ、Ｃ
で起こる。これらの回動運動は、ウエッブの張力の変化
に反応する制御運動の結果である。

【００３７】切断・接続ユニット１７の既述の手段は、
特別な態様で、機のフレ−ムに、特に前記フレ−ムの支
持壁４７に連結される。角のある支持ア−ム４８がこの
支持壁４７に付属し、支持壁４７に平行に位置する支持
脚４９からなる。支持壁４７および支持ア−ム４８は、
切断・接続ユニット１７の可動手段、一方で特に回動ウ
エッブホルダ−２３、２４、他方で可動シュ−ブレ−キ
４０を装着するのに役立つ。マ−ク読取り機４２もまた
前記支持フレ−ム、特に支持ア−ム４８に連結される。
好ましくは、マ−ク読取り機４２は調節自在に、例えば
長い孔の中に配置される。その結果、マ−ク読取り機４
２は、調節されるか、切断に先立って必要な余分を含む
搬送長に正確にセットされ、そして作られるブランクの
デザインが変更されても、また、マ−クとマ−クの間に
異なる距離を置ようにすることも、いずれも調節可能で
ある。ウエッブホルダ−２３、２４は、一方で始動軸５
０、支持壁４７に、他方において支持脚４９に回動自在
に装着される。

【００３８】２つのウエッブホルダ−２３、２４の始動
軸５０は、支持壁４７の領域に延在する。横断方向に向
く始動ア−ム５１は、各始動軸５０の自由端に付属す
る。この始動ア−ム５１は、駆動手段、例えば圧力媒体
シリンダ−によって、作動される連結ロッド５２と連結
される。

【００３９】ウエッブホルダ−２３、２４は、制御する
ことができ、前記の始動手段によって互いに独立に動
く。この点で、手動労働の必要はない。したがって、ウ
エッブホルダ−２３、２４は機械的にまたは自動的にま
たはその他の始動手段によって始動される。連結端２５
とウエッブホルダ−２４上の接着テ−プの位置を正確に
決めることだけが手動でなされる。

【００４０】対応する駆動がシュ−ブレ−キ４０に提供
される。前記ブレ−キ４０もまた回動自在に支持壁４７
内の始動軸５３および支持脚４９に装着される。横断方
向に向かう始動ア−ム５４は、連結ロッド５５に連結さ
れる。圧力媒体シリンダ−もまた、この場合シュ−ブレ
−キ４０動かすために採用することができる。

【００４１】

【発明の効果】この発明によれば、走行ウエッブのリ−
ル１個が使い終わったとき、手動操作を殆ど要せずして
新たなウエッブと接続することができる。また、材料ウ
エッブの端を、手動労働をできる限り少なくして、すな
わち所要の場所における正確な切断を保証するよう、実
質的に自動化された態様で接続することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】包装機の概要を示す部分的側面図。

【図２】特に切断・接続ユニットを拡大した図１の詳細
を示す図。

【図３】手段の相対的位置を異にする図２の詳細。

【図４】ウエッブの動きを制御する手段（ウエッブル−
プ形成手段）の詳細な側面図。

【図５】図２のＶ−Ｖ線から見たユニットの断面図。

【図６】図２の装置をＶＩ−ＶＩ線から見て図５に対し
てずらした断面図。

【図７】図２および図３に直角な切断・接続ユニットの
図。

【符号の説明】

１１…折り曲げタレット，１２…ブランクユニット，１
３…走行リ−ル，１４…接続リ−ル，１５…走行ウエッ
ブ，１７…切断・接続ユニット，１８…ル−プ貯留部，
１９，２０…ル−プロ−ラ，２１…回動ア−ム，２３，
２４…ウエッブホルダ−，２５…接続端，２６，２７…
被覆片，２８，２９…吸引孔，３０…走行端，３１…接
着テ−プ，３２，３８…転向ロ−ラ。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭56−7861（ＪＰ，Ａ) 特開 昭63−162434（ＪＰ，Ａ) 特開 平１−172163（ＪＰ，Ａ) 特開 昭63−139859（ＪＰ，Ａ)

Claims (3)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 下記の(a)(b)(c)(d)(e)(f)(g)(h)から構
   成される、複数の材料ウエッブ、特に包装ウエッブの端
   同士を接続する装置。 (a) 走行ウエッブ(15)と、切断・接続ユニット(17)の領
   域において、前記走行ウエッブ(15)と接続しようとする
   接続ウエッブ(16)とを備え、 走行ウエッブ(15)と接続ウエブ(16)とが、それぞれ、走
   行リール(13)および接続リール(14)から牽引されること
   ができ、 走行ウエッブ(15)が一時的に静止する間に、接続ウエッ
   ブ(16)の接続端(25)と接続される走行端(25)を形成する
   ために、走行ウエッブ(15)に切断を施す、 (b) 等間隔で材料ウエッブに配置されたマーク(43)を探
   知するためのマーク読取り機(42)を備えており、 切断・接続ユニット(17)の切断手段(34,35) が、前記マ
   ーク読取り機(42)によって制御される、 (c) ウエッブブレーキであるシューブレーキ(40)を備え
   ており、前記ブレーキは前記マーク読取り機(42)によっ
   て制御される、 (d) 残留量モニター手段を備えており、走行リール(13)
   上の残留巻量が最小になったとき、接続ウエッブ(16)を
   走行ウエッブ(15)に接続するプロセスが開始される、 (e) 切断・接続ユニット(17)は、一方においては、走行
   ウエッブ(15)の走行端(30)のための、他方においては、
   接続ウエッブ(16)の接続端(25)のための２つの回動自在
   に設けられたプレート状ウエッブホルダー(23,24) を備
   えており、 接続ウエッブ(16)の接続端(25)が、前記ウエッブホルダ
   ー(23,24) のうちの１つに交互に割り当てられる、 (f) プレート状ウエッブホルダー(23,24) のそれぞれ
   に、切断刀(34)が設けられており、 材料の走行ウエッブ(15)を切断するために、切断刀(34)
   が、ウエッブホルダー(23,24) の回動によって、前記ウ
   エッブホルダー(23,24) の両方に共通の対向刀(35)を越
   えて移動されることができる、 (g) 切断された走行端(30)を伴う走行ウエッブ(15)は、
   ウエッブホルダー(23,24) がさらに回動することによっ
   て、第２のウエッブホルダー(24,23) 上に支持されてい
   る接続端(25)に向かって移動することができ、その結果
   として。走行端(30)と接続端(25)の接続が達成される、 (h) マーク読取り機(42)とシューブレーキ(40)とが、走
   行ウエッブの出口の領域に設けられた転向ローラー(38)
   の領域に設けられており、 マークが探知されたとき、走行ウエッブ(15)の一方の端
   の領域が、転向ローラー(38)と向き合って接するシュー
   ブレーキ(40)のブレーキシュー(41)によって固定される
   ことが可能である、
2. 【請求項２】 シューブレーキ(40)は、制御歯車、特
   に、シューブレーキ(40)またはそのブレーキシュー(41)
   が装着される作動軸(53)の回転手段によって作動するこ
   とができる請求項１記載の装置。
3. 【請求項３】 マ−ク読取り機(42)が、走行ウエッブ(1
   5)の転向ロ−ラ(38)の領域において作動するように設け
   られる請求項１または２記載の装置。